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2019/12/25(水) ☆回避(SF) ○一昨日のこのページで,来季のJRRにおけるレースカレンダーに関して最終戦が変更になることをお伝えしました。その際,SFに最終戦と重なることになりますので,SFの方のカレンダーが変更になる可能性が高いことをお伝えしていました。その点に関して,SFを運営する日本レースプロモーション(JRP)から12月23日(月)に新たな発表がなされました。それによると,やはり最終戦の開催日が変更になっていて,当初の予定より開催日が2週間先送りされ,11月15日が決勝開催日となりました。今回の変更は,JRRの影響ではなく,WECの第3戦とバッティングすることが分かったため,これを回避するための措置です。SFにフル参戦するドライバーの中には,WECにもフル参戦するドライバーがいます。その代表は,何と言ってもトヨタのワークスドライバーとしてチャンピオンを獲得した経歴を持つ中嶋一貴と,組み合わせは違うものの,やはり同じトヨタワークスからフル参戦している小林可夢偉でしょう。さらに,今シーズンから山下健太もフル参戦しますので,今回の変更は当然の措置と言えます。後については,前回の発表と同じスケジュールとなっています。具体的なレースカレンダーは以下の表のようになっていますが,今回のも暫定版ですので,今後変更される可能性があります。 なお,今回が今年の最後の更新となります。この1年間もご覧いただきありがとうございました。現段階では,来年もこれまで通りほぼ毎日更新する予定ですので,その際はよろしくお願い致します。 |
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2019/12/24(火) ☆長期契約(F1) ○スクーデリア・フェラーリから発表があり,今シーズン同チームからフル参戦し,チームメイトであるS.ベッテルを上回るランク4位でシーズンを終えたC.ルクレールとの間で,2024年末までの5年間という長期契約が成立しました。今シーズンからフェラーリドライバーとしてフル参戦したルクレールは,2016年にフェラーリのドライバー育成プログラムに加入して現在のFIA-F3にあたるGP3シリーズにフル参戦し,その初年度にタイトルを獲得しました。そして,2017年にはFIA-F2へステップアップし,ここでもチャンピオンを獲得。非凡な才能を見せたルクレールは,2018年にアルファロメオ・ザウバーに所属してF1デビューを果たし,ランク13位でシーズンを終えました。そして,今シーズンからは,多くのドライバーが憧れるフェラーリドライバーとしてフル参戦を開始しました。その初年度となる今シーズンは,第2戦バーレーンGPで早くもポールを獲得し,第13戦ベルギーGPで念願の初優勝を果たしました。最終的には,2勝と7回のポール獲得というリザルトを残して初年度を終えています。そうしたルクレールですから,フェラーリとしても彼を他陣営に奪われたくはないのは当然で,通常は2年間の契約延長となるところですが,5年間という長期契約に至っています。マシンの出来さえよければ,ごく近い将来チャンピオンを獲得できる力を持つ彼だけに,来季以降の活躍が期待されます。 |
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2019/12/23(月) ☆最終戦が(JRR) ○12月7日(土)付けのこのページで来季のレースカレンダーの暫定版についてお伝えしていましたが,先週12月19日(木)に日本モーターサイクルスポーツ協会(MFJ)がその修正版を発表しました。それによると,レース数自体には変更がなく,全7戦での開催で,最高峰のJSB1000クラスは全11レース,ST1000とST600とJ-GP3クラスは全7レースで行われます。今回の発表における唯一の変更点は最終戦MFJ-GPの開催日で,前回は最終日が12月25日に鈴鹿サーキットで行われる予定になっていましたが,今回の発表ではそれよりも1週間遅い11月1日が決勝日となっています。ただ,先日JAFが発表したSFのレースカレンダーでは,その日に同じく鈴鹿で同シリーズの最終戦が開催される予定になっています。それが分かっている状態での今回の発表ですから,SFの最終戦の予定が変更になるのはほぼ間違いないでしょう。なお,今回発表されたレースカレンダーは以下の表のようになっています。もちろん今回も暫定版ですから,今後さらに変更が加わる可能性があります。 |
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2019/12/22(日) ☆新車で(SGT) ○GT300クラスを代表するチームの1つであるGOODSMILE RACING & Team UKYOが,来季の体制についてファン向けイベントで発表しました。それによると,ドライバーについては,このクラスで最強コンビの1つとも言っていい谷口信輝&片岡龍也組を来季も継続して採用することになりました。チームの首脳についても継続となり,チーム代表は安藝貴範,そして監督は元F1ドライバーの片山右京です。タイヤについても継続で,ヨコハマを履くことになります。ほとんどが継続となっていますが,使用するマシンが少し変更となり,これまで同様にメルセデスAMG GT3ではあるものの,大きなアップデートとなる2020年型を採用することになりました。同チームには「3年サイクル」というジンクスがあり,2011年にGT300クラスで初タイトルを獲得して以降,2014年,2017年と不思議なことに3年周期でタイトルを獲得しています。ということは,来季がその3年周期にあたりますので,チームとしては当然大きなモチベーションを持ってシーズンを戦うことになることは間違いありません。GOODSMILE RACING & Team UKYOのマシンといえば,何と言っても『初音ミク』のカラーリングが印象的です。2020年型のカラーリングのマシンが,トップ争いを展開するのが楽しみですね。なお,4輪の真夏の祭典となっているのが8月に行われる10時間耐久ですが,こちらにも参戦することになっていて,その際は元F1ドライバーの小林可夢偉を迎えた3人体制で臨むことも発表されています。 |
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2019/12/21(土) ☆チームと共に(インディカー) ○今シーズンSGTのGT300クラスにA.パロウらを擁してフル参戦したチーム・ゴウと,インディカーの有力チームの1つであるデイル・コイン・レーシングから発表があり,来季は両チームが組んでインディカーシリーズに参戦すると共に,A.パロウをドライバーの一人として採用することになりました。チーム・ゴウと言えば,日本を代表するプライベートチームの1つで,1996年にGT選手権でチャンピオンを獲得。その後ル・マン24時間耐久レースに挑戦を開始し,2004年には荒聖治&T.クリステンセン&R.カペッロを擁してアウディR8 LMSを駆って見事ル・マンを制した実績があります。今シーズンは国内のレースに戻ってチームは復活し,GT300クラスにフル参戦していました。そのチームに所属してフル参戦したa.パロウは,SFにはNakajima Racingに所属して初参戦し,優勝と3回のポールを獲得してタイトル争いを展開する活躍を見せ,ランキング3位でシーズンを終えています。初参戦ながらルーキーらしからぬ結果を残し,来季も引き続き参戦することが期待されていましたが,パロウ自身はF1だけを目指すのではなく,アメリカへの進出も明らかにしていて,今回SGTのチームごとインディカーシリーズにステップアップすることになりました。なお,タッグを組むことになった新しいチームは,「Dale Coyne Racing with Team Goh」というエントリー名で参戦することになります。 |
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2019/12/20(金) ☆ステップアップ(JRR) ○ホンダ系のプライベートチームでエース的立場にあるのがHARC-PRO.ですが,同チームが来季の体制について『2019 ハルク・プロ 感謝の夕べ』の中で発表されました。今季はMuSASHi RT HARC-PRO.としてJSB1000クラスに水野涼を,J-GP2クラスには名越哲平を起用し,水野は3回の表彰台を獲得。名越は見事チャンピオンを獲得しました。また,昭和電機株式会社がサポートしてSDG Mistresa RT HARC-PRO.としても参戦し,J-GP2クラスに榎戸育寛を,ST600クラスに上原大輝を,そしてMFJ CUP JP250に赤間清を起用しました。その中で,榎戸については,ランク2位で今シーズンを終えています。来季についても,今季と同様に2チーム体制で臨み,MuSASHi RT HARC-PRO.としては,水野をJSB1000クラスで継続して起用し,J-GP2クラスチャンピオンの名越を1000ccのクラスにステップアップさせることになります。水野については,来シーズンからホンダがフルモデルチェンジして投入するCBR1000RR-R FIREBLADEを駆ることになり,チャンピオン獲得が期待されます。名越については,水野と同じくJSB1000クラスに参戦するのか,それとも来季からJ-GP2クラスに代わって開催されることになるST1000クラスに参戦するのか,現段階では未定です。SDG Mistresa RT HARC-PRO.としては,榎戸を1000ccにステップアップさせ,こちらはST1000クラスに参戦することが決定しています。 来季のホンダは,HARC-PRO.出身で,昨シーズンからHRCとしてフル参戦した高橋巧がSBKにステップアップすることが既に決まっています。HRCについては,正式発表はないものの,ワークスとしての参戦はないのではないかと噂されています。実際,ホンダ系のライダーでワークス参戦可能なライダーは国内にいないという現状があります。一番近い位置にいるのが水野なのかもしれませんが,実績的にHRCを背負って立つ程までには至っていないと言えます。今回水野の継続参戦がアナウンスされましたので,ワークス体制がなくなるのはほぼ間違いないのかもしれません。来季の水野は,さらなるステップアップに向け,重要な一年となりそうですね。 |
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2019/12/19(木) ☆増台(SF&SGT) ○SGTのGT500クラスにLEXUS TEAM ZENT CERUMOとしてフル参戦しているチーム・セルモ,そして,SFにJMS P.MU/CERUMO・INGINGとしてフル参戦しているインギング・モータースポーツから発表があり,来シーズンは,両シリーズともに参戦台数が1台ずつ増えことなりました。 まずSGTについてですが,今シーズンのセルモは,GT500クラスに立川祐路&石浦宏明のコンビでLEXUS TEAM ZENT CERUMOとしてフル参戦しました。そのような中,今シーズンGT500クラスチャンピオンに輝いたのが大嶋和也$山下健太組のLEXUS TEAM LEMANS WAKO'Sでした。しかし,シーズン終了後にチャンピオンチームであるTEAM LEMANSが今シーズン限りでGT500クラスの活動を終了することが明らかになっていました。しかし,トヨタ勢としては投入する台数に変化がないことも発表していて,TEAM LEMANSの分の1台がどうなるのか注目となっていました。そこで浮上していたのが,1台体制でSGTに臨んでいるセルモで,セルモの分も請け負って2台体制になるのではないかと言うことでしたが,今回の発表でそれが裏付けられました。なお,ドライバーやタイトルスポンサーについては未発表で,恐らくスポンサーについては,セルモのスポンサーだったWAKO'Sがそのまま移行するのではないかと予想されています。 SFに関しては,今季はJMS P.MU/CERUMO・INGINGとして石浦宏明と坪井翔の2台体制で臨んでいました。2台体制で臨むのが普通ですが,今回の発表により,同チームは3台体制で臨むことになります。SFで3台体制を組むのは非常に珍しく,2009年シーズンにTEAM IMPULが組んで以来となります。なお,SFについても,誰がそのシートに座るのかは未発表です。 |
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2019/12/18(水) ☆波乱(MotoGP) ○国際モーターサイクリズム(FIM)から発表があり,今シーズンに続いて来季もアプリリア・レーシング・チーム・グレシーニからフル参戦することが決まっているA.イアンノーネ対して,FIMアンチドーピング規程の第7.9.1項に則って暫定的資格停止の処分を課すことになりました。これは,11月にセパンサーキットで行われた第18戦マレーシアGPにおいて尿検査が実施され,この時に採取されたイアンノーネの尿から筋肉増強剤が検出されました。これは,禁止リストの中に入っている薬剤のようです。先日,来年行われる東京2020において,ロシアが国として参加できないという判断を下したのがWADA(世界アンチドーピング機構)でしたが,今回の報告もWADAからのものだったようです。規定によれば,AサンプルとBサンプルの尿が採取されていて,イアンノーネはBサンプルの検査を要請する権利を持っているとのことです。ですから,現段階では暫定措置ということで,とりあえず新たな通達があるまでは一切のモーターサイクルレースやそれに関する活動が禁止されることになります。来季のシートについては,これまで何度もお伝えしてきたように当初はほぼ無風になると思われていました。というのも,有力ライダーのほとんどが来季は2年契約の2年目となるからです。ところが,J.ザルコのKTM離脱,J.ロレンソの引退と思わぬ事態が発生して来季のMotoGPのシートは混沌とした状態に一時なりました。しかし,ようやくそれに決着が見られていました。もし今回のことが決定となると,来季イアンノーネが出場できないことになりますから,アプリリアは新たなライダーを探さないといけなくなりますので,そうなるとMotoGPクラスだけでなく,他のクラスや他のカテゴリーのシートに変更が加わることになります。まさに来季のMotoGPのシートは,波乱に次ぐ波乱と言えますね。 |
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2019/12/17(火) ☆2年目(MotoGP) ○今シーズンから始まったのが,イタリアの電動バイクメーカーであるエネルジカ・モーター・カンパニー社製造のマシンで争われるMotoEです。先週末のこのページでは,来シーズンのレースカレンダーについてお伝えしましたが,今度はFIMから開催2年目となる来季のエントリーリストが発表されました。それによると,全部で18名のライダーの内,今季から継続して参戦するのは,初代王者に輝いたM.フェラーリをはじめとして12名のライダーで,新規参戦するのはMoto2クラスからの転身となるD.エガーターをはじめとする6名となります。KTMのテストライダーを務めているB.スミス,SBKに参戦しているJ.トーレス,EWCに参戦しているR.ド.プニエなどはそれらと兼任となります。なお,具体的なエントリーリストは,以下の表のようになっています。 |
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2019/12/16(月) ☆雨により(EWC) ○昨日は4輪の耐久世界選手権WECの結果についてお伝えしましたが,同日に2輪の世界選手権EWCの決勝レースが行われていましたので,合わせてお伝えしたいと思います。今回行われたのは第2戦セパン8時間で,名称の通りセパン・インターナショナル・サーキットで行われました。この日のセパンは雨に見舞われていて,開始時刻が下がったり,最初の8周はセーフティカー先導による走行になったりしました。さらに,ポールからスタートしたF.モルビデリ&H.シャーリン&M.ファン・デル・マークといったMotoGP&SBKライダーを備えたYamaha Sepang Racingと,3番グリッドからスタートしたJ.フック&F.フォレイ&M.ディ・メリオ組のF.C.C. TSR Honda Franceが接触転倒を喫するアクシデントが発生しました。ただし,どちらも再スタートを切ることはできていて,特にF.C.C. TSR Honda Franceはその後トップに立つこともできました。ところが,残り1時間となったところで転倒を喫し,マシン修復に8分ほど擁したため,一挙に順位を下げてしまい,最終的に13位でのチェッカーとなっています。その後トップに立ったのは耐久レースにおけるヤマハのエース的立場にあるB.パークス&K.ハニカ&N.カネパ組のYART ? YAMAHAで,80周を走行してトップチェッカーを受けました。2,3位には,それぞれ地元勢であるZ.ザイディ&A.イズディハール&S.チャントラ組のHonda Asia-Dream Racing with SHOWA,I.ミハルチク&M.ライターベルガー組のBMW MOTORRAD WORLD ENDURANCE TEAMでした。ポールスタートのYamaha Sepang Racingは,7位でチェッカーを受けています。 |
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2019/12/15(日) ☆ワンツー(WEC) ○世界耐久選手権(WEC)は,2輪の耐久(EWC)と同じく2年にまたがって1つのシーズンが行われています。4輪の場合は6月に開催される伝統のルマン24時間が,2輪の場合は7月に行われる鈴鹿8耐がそれぞれの最終戦となります。WECシリーズの第4戦となる『バーレーン8時間耐久レース』の決勝が,バーレーン・インターナショナル・サーキットで昨日行われました。昨シーズンまでは性能に勝るTOYOTA GAZOO Racingが予選,決勝ともに速さを見せてきましたが,レギュレーションでかなりの制限をさらに受けていて,以前ほど圧勝という訳にはいかない状況になっています。実際,第4戦の予選では,B.セナ&G.メネゼス&N.ナト組のレベリオンR13・ギブソンがポールを獲得していて,TOYOTA GAZOO RacingのトヨタTS050ハイブリッドは,8号車が3番手,7号車が4番手で終わっていました。 昨日行われた第4戦の決勝レースは,スタート直後の2コーナーで,ポールスタートのレベリオンR13・ギブソンと2番手スタートのジネッタG60-LT-P1・AERが接触して大きく順位を下げてしまいました。その間隙を突いて3番手スタートのトヨタTS050ハイブリッド8号車がトップに浮上して徐々に後続との差を広げて行きました。結局8号車は順調にトップを守ったままチェッカーを受け,2位に入ったチームメイトであるS.ブエミ&中嶋一貴&B.ハートレー組のトヨタTS050ハイブリッド7号車をラップ遅れにして開幕戦以来となる今季2勝目を挙げました。3位には,順位を上げていったポールスタートのレベリオンが入っています。 |
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2019/12/14(土) ☆増加(MotoGP) ○4輪では,電動のフォーミュラカーで争われているフォーミュラEが年々盛り上がってきていますが,2輪では,今シーズンから電動バイクで争われるMotoEがMotoGPとの併催で始まりました。これは,イタリアの電動バイクメーカーであるエネルジカ・モーターカンパニー製造のスーパーバイクである『エネルジカ・エゴ・コルセ』のワンメイクで争われるもので,MotoGPクラスにフル参戦しているチームは2名,Moto2とMoto3クラスにフル参戦しているチームは1名のライダーが参戦することになっています。初年度は18名のライダーで争われ,トレンティーノ・グレシーニMotoEからフル参戦下M.フェラーリが,KTMのテストライダーを兼任しているワン・エナジー・レーシングのB.スミスに11ポイント差をつけて初代チャンピオンに輝いています。そのMotoEに関して,FIMから来季のレースカレンダーの正式版が発表されました。それによると,開幕戦は5月に開催されるスペインGPで,残り2戦となるサンマリノとスペインでの大会は,どちらも2レース制がとられて全7戦での開催となり,これは9月に発表された暫定版の全6戦から1戦増加となっています。なお,具体的なレースカレンダーは,以下の表のようになっています。 |
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2019/12/13(金) ☆復活(SF) ○今季ハースF1チームで開発ドライバーを務めているのが,かつてF1で2度のチャンピオンを獲得し,アメリカのレジェンドドライバーの一人であるE.フィッティパルディの孫にあたるP.フィッティパルディですが,そのフィッティパルディが来季Max Racing with motoparkからSFにフル参戦することが発表されました。フィッティパルディにとっては,2018年以来のSFとなります。昨年のフィッティパルディは,チーム・ルマンからSFにフル参戦する予定でした。ところが,5月にベルギーのスパ・フランコルシャンで開催されたWECの開幕戦において,名物コーナーであるオールージュで大クラッシュを喫して両足を骨折。特に左脚は複雑骨折するという重傷を負ってしまい,開幕戦のみで参戦を終えていました。SFでのシートを失ったフィッティパルディでしたが,7月にデイル・コイン・レーシングからインディカー・シリーズに参戦することとなり,さらにその後ハースがテストドライバーとして採用しました。今季のフィッティパルディは,ハースでテスト&リザーブドライバーを務めながら,アウディのカスタマーチームであるWRTに所属してDTMにフル参戦していました。今回所属することになったB-Max Racing with motoparkは,レッドブルが支援するL.アウアーとH.ニューウェイを擁してSF初年度を戦いました。来季に関しては,今回のフィッティパルディだけが発表されていて,チームメイトが誰になるかは現段階で不明です。ただ,アウアーはニッサンGT-Rを駆ってSGTのルーキーテストに参加していますので,そのまま採用となれば日本に留まることとなりますから,SFに継続参戦する可能性が十分考えられます。それに対して,ニューウェイはWECへの参戦が噂されています。 |
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2019/12/12(木) ☆全チーム拒否(F1) ○FIAとF1へワンメークタイヤを供給しているピレリから発表があり,来シーズン使用するタイヤを来季型にするのか,今季型を継続採用するのかの投票をした結果,全チームが来季型の採用を拒否し,今季型の継続採用を選択しました。タイヤに開発については,シーズン中,そしてシーズン終了後にテストを行っていますが,第19戦アメリカGPのフリー走行1で来季型のプロトタイプを全チームに供給してテストを行っていました。その時の反応は,今回の結果を予想させるものでした。そして,最終戦終了直後に最後のタイヤテストを行い,今回の投票に至っています。通常はより改良されたタイヤを選択しそうなものですが,やはり大きな影響を与えているのは2021年シーズンから大幅にレギュレーションが変わるということでしょう。タイヤに関しては,来季までが13インチ,21年からは18インチへと大幅な変更が行われます。来シーズンの各チームは,来季型マシンの開発と同時に,2021年型マシンの開発にも着手していかなければなりません。再来年が大幅な変更が必要となる訳ですから,その開発にかなりのソリューションを投入することになります。もしタイヤが新たな仕様になると,来季型マシンの開発もそれに合わせなければならなくなります。それに対して,タイヤ仕様が継続となると,来季型マシンの開発は既に今季得ているタイヤ関連のデータを活かすことができます。今回の決定は,十分納得できるものなのかもしれませんね。 |
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2019/12/11(水) ☆確定(MotoGP) ○昨日お伝えしたように,レアーレ・アビンティア・レーシングが来季まであったK.アブラハムとの契約を解除したことにより,最高峰クラスで唯一空いていたシートに,今季KTMと契約途中で解除していたJ.ザルコが座ることになりました。来季のシートに関しては,ほとんどのライダーが2年契約を結んでいた関係で,ほぼ無風と思われていました。ところが,ザルコの途中解除,レプソル・ホンダ・チームのJ.ロレンソの突然の引退等により,無風どころか,どういう顔ぶれになるのか分からない状況になっていました。しかし,ザルコの契約成立により,ようやく来季のラインナップが確定しました。ここで,来季のMotoGPクラスの顔ぶれを整理しておきたいと思います。 |
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2019/12/10(火) ☆契約成立(MotoGP) ○ドゥカティ陣営としてMotoGPクラスにフル参戦しているレアーレ・アビンティア・レーシングから発表があり,2021年まで同チームと契約が成立しているT.ラバトのチームメイトとして,今季途中でKTMとの契約を解除したJ.ザルコを起用することになりました。ザルコとの契約は,来季の1年間となっています。今シーズンのザルコは,KTMとの間で来季までの契約が結ばれていました。しかし,両者合意の上でその契約を今シーズンで解除。さらに,今季中に他チームからの出場も可能となっていました。そうした中,肩の手術のため日本GP限りで今シーズンの参戦を休止したLCRホンダ・イデミツの中上貴晶の代役として,残り3戦を同チームから参戦していました。一時は今季限りで引退を決意したレプソル・ホンダ・チームのJ.ロレンソに替わってホンダワークスから参戦することになるのではないかという噂も浮上しましたが,結局今季Moto2クラスでチャンピオンを獲得したA.マルケスがそのシートに着くことが決定してその噂は消えました。そして,次に浮上したのがアビンティアへの移籍です。それを証明するかのように,アビンティアは来季までの契約が成立していたK.アブラハムとの契約を解除してシートを1つ空けました。その結果,その空いたシートにザルコが座ることになりました。ザルコの移籍を証明するかのような動きがもう1つありました。それは,アビンティアとドゥカティとの契約内容の変化です。今季までの契約は,確かにドゥカティのマシンを使って参戦していますが,あくまでも1つのプライベートチームとしてのもので,マシンも旧式のものでした。しかし,今回ドゥカティとの契約がさらに強まり,ドゥカティの正式なサテライトチームとして来季からフル参戦することになり,ドゥカティから派遣されたトラックエンジニアと電子制御担当者が2人ずつチームに帯同することになりました。マシンについては,来季型ではなく今季型となりますが,もちろん供給されるパーツはワークス仕様となります。こうした連携の強化はザルコを迎え入れるためのもので,戦闘力で劣るKTMとの契約を解除したザルコとしては,当然戦闘力の高いマシンが供給されるのが契約の条件として出していたものと思われます。なお,ザルコの契約はアビンティアとの間で結ばれたものではなく,ワークスであるドゥカティ・コルセとの間で契約したもので,形としてはドゥカティ・コルセからアビンティアにザルコを貸し出したということになります。 |
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2019/12/09(月) ☆来年は(インディカー) ○F1での活動を一旦終了してからは,トヨタに所属してWECにフル参戦してきた元チャンピオンのF.アロンソですが,今シーズン限りでWECでの活動を終了し,現在はトヨタと組んでダカールラリーに挑戦することになっています。ただ,これはご存知のように年明け早々に開催されるだけですから,他のラリーレイドに参戦しない限りは何もない状態となります。そこで噂されているのが,彼のF1最終年の2017年に参戦下経験を持つインディ500への参戦です。この時はマクラーレン・ホンダの時で,インディカーシリーズでホンダエンジンユーザーの1つであるアンドレッティ・オートスポーツとマクラーレンとがタッグを組み,このチームから出場を果たし,最終的にリタイアに終わったものの,一時はトップを走行する活躍を見せました。今年もインディ500に出場しましたが,この時はシボレーエンジンを搭載して単独チームとして出場し,予選落ちの憂き目を見ています。来季も参戦する計画を立てているようですが,問題となるのがどのチームから参戦するかです。本人の発表によると,マクラーレンかアンドレッティが選択肢となっているということです。ただし,ご存知のようにアンドレッティはホンダエンジンユーザーです。マクラーレン・ホンダ時代のアロンソは,そこまで言うかというくらいホンダ製パワーユニットをこき下ろしていきました。確かにトラブル続きの状態ではあったものの,これはホンダだけでなくマクラーレンのシャーシ自体にも問題があったといわれています。にもかかわらずホンダ製パワーユニットのみをこき下ろした訳で,これ以来ホンダはアロンソとの関係作りを拒否しています。ホンダがアロンソに対して不信感を抱くのは当然で,ドライバーとしては素晴らしいとしても,不信感をもたれるような点があるのも事実です。マクラーレンとホンダの関係性もうまくいっておらず,アロンソの出場は,かなり入口が狭くなっているのは確かですね。 |
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2019/12/08(日) ☆改編(F1) ○ルノーF1チームから発表があり,同チームでシャシー担当テクニカルディレクターを務めてきたN.チェスターが,技術部門再編の一環としてチームを離脱することになりました。今回チームを去ることになったチェスターは,2000年にチームが当時ベネトンだった時にレースエンジニアとして加入し,その後ルノーワークス,ロータス,そして再びルノーワークスに変わっていく中においても,複数の役割を担いながらずっとこのチームに留まってきました。しかし,現在のルノーF1チームは,まずパワーユニットで見ると,相変わらず強いメルセデスやフェラーリはもちろん,レッドブルにも供給を開始したホンダの後塵を拝する結果となりました。また,チームで見ても,パワーユニット供給先であるマクラーレンがチームランク4位に輝いたのに対し,供給元であるルノーF1チームはそれに次ぐ5位に終わってしまうという結果に終わってしまいました。こうした状況を受け,ルノーとしては技術部門にメスを入れる必要が生じ,11月にはD.デ.ビアを空力担当のボスに起用することを,2020年にP.フライが加入することを発表しています。19年間にわたってチームに貢献してきたチェスターの離脱は,成績不振の責任をとらされた形になります。 |
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2019/12/07(土) ☆減少(JRR) ○日本モーターサイクルスポーツ協会(MFJ)から,来季の全日本ロードレース選手権シリーズ(JRR)のレースカレンダーが発表されました。それによると,開催数は今シーズンと比べると1戦減少していて,全7戦での開催となります。総レース数は,最高峰のJSB1000クラスが第5戦岡山以外は2レース制のため全11戦,我が大分県出身の清末尚樹選手などが参戦(予定)して行われる新設クラスのST1000,継続開催のST600,J-GP3の各クラスは全7戦となっています。ご存知のように,J-GP2クラスは今シーズンで終了となっています。スーパーフォーミュラ(SF)との併催の2&4は,このところ開催数が減少となっていますが,来季はさらに減少して開幕戦のみの1回開催となっています。第4戦後がサマーブレイクとなっていて,第5戦が9月開催ですので,サマーブレイクの期間はおよそ2ヶ月と長期にわたります。ただ,その間に鈴鹿8耐が7月に開催され,最高峰クラスを中心に多くのライダーがそれに参加するでしょうから,現実的にはさほど長期にならないでしょう。また,この期間には東京2020も開催されますから,JRRの開催がないのも致し方ないのかもしれません。我が大分県にあるオートポリスでの開催は,今シーズンと同じく1回のみで,第5戦&全クラスでという開催予定になっています。具体的なレースカレンダーは,以下の表のようになっています。なお,今回のは暫定版ですので,今後変更になる可能性もあります。 |
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2019/12/06(金) ☆2日目も(SF) ○『全日本スーパーフォーミュラ選手権合同テスト・ルーキードライバーテスト』2日目の走行が,曇が空を覆い,気温が低くなった鈴鹿サーキットで行われました。この日の鈴鹿は,午前中はドライコンディションでの走行となりましたが,午後のセッションが始まってしばらくして雨が降り始めてウェットコンディションとなったため,午前中にマークしたタイムがこの日の最速タイムとなっています。2日目の総合トップタイムをマークしたのはDOCOMO TEAM DANDELION RACINGの福住仁嶺で,総合2番手タイムとなったチームメイトである山本尚貴との差は,わずか100分の7秒でした。総合3番手タイムだったのは,初日総合トップタイムをマークしていたTEAM MUGENのJ.ビップスでした。初日はトップ4を独占したホンダエンジンユーザーですが,この日もその好調さを維持していて,ThreeBond Drago CORSEの枠を使って走行し,総合6番手タイムだった松下信治までのトップ6までを独占しています。トヨタ勢のトップは,今シーズン優勝を経験しているKONDO RACINGの山下健太の7番手タイムでした。 |
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2019/12/05(木) ☆ドライバーチェンジして(F1) ○12月3日(火)から始まったポストシーズンテスト2日目の走行が,この日もドライコンディションとなったヤス・マリーナ・サーキットで行われました。タイヤの供給元であるピレリは,2日目も今季型と来季に向けたタイヤとを投入しています。この日の総合トップタイムをマークしたのは,メルセデスAMGのマシンを駆ったG.ラッセルでした。本来はウィリアムズのレギュラードライバーのラッセルですが,メルセデスの育成ドライバーの一人という立場もあり,この日はチャンピオンマシンであるメルセデスW10を駆って走行しています。2日目はほとんどのチームが初日と比べてドライバーを交代していますが,チャンピオンチームのメルセデスAMGは,ドライバーが代わっても,他チームのドライバーが乗っても2日連続してのトップタイムとなりました。総合2,3番手には,それぞれフェラーリのC.ルクレール,レーシングポイントのL.ストロールがつけました。この日の最多周回数を記録したのは,来季も続投が決まっているトロロッソ・ホンダのP.ガスリーで,その周回数は146でした。F1の今シーズンの走行は今回が最後となりますので,チーム名が変更となるガスリーの次回の走行では,『アルファタウリ・ホンダ』のガスリーということになります。 |
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☆独占(SF) ○シーズン終了後に例年行われている『全日本スーパーフォーミュラ選手権合同テスト・ルーキードライバーテスト』が,ドライコンディションとなった鈴鹿サーキットで始まりました。今回のテストは,レギュラードライバーはもちろん,来季の参戦を目指すドライバーも参加しています。2回に分けて走行が行われていますが,午後から行われた2回目の走行がこの日の最速タイムとなっていて,初日総合トップタイムをマークしたのは,レッドブルの育成ドライバーの一人で,SFには最終戦に参戦したTEAM MUGENのJ.ビップスでした。2番手タイムはホンダの有力若手ドライバーの1人であるDOCOMO TEAM DANDELION RACINGの福住仁嶺で,ビップスからおよそコンマ3秒遅れでした。その福住から,こちらもおよそコンマ3秒遅れで3番手タイムだったのは,ホンダのベテランドライバーの1人であるREAL RACINGの塚越広大でした。4番手タイムをビップスのチームメイトである野尻智紀がマークしていて,トップ4をホンダエンジンユーザーが独占しています。トヨタ系で最速タイムだったのは,KONDO RACINGのS.フェネストラズの5番手タイムでした。なお,今回のテストは2日間行われることになっています。 |
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2019/12/04(水) ☆来季に向け(F1) ○今シーズンのチャンピオンであるメルセデスAMGのL.ハミルトンの勝利で終わった最終戦アブダビGPですが,チームはそのままアブダビにとどまり,昨日から2日間にわたるポストシーズンテストがヤス・マリーナ・サーキットで始まりました。今回のテストは,来季に向けたタイヤのテストが中心で,ワンメークタイヤを供給しているピレリは,今シーズン用いた仕様と来季に向けた仕様のタイヤを持ち込んでいます。初日にトップタイムをマークしたのは,チームメイトであるハミルトンに続いて今季ランク2位に輝いたV.ボッタスでした。彼が使用したのは,今季型仕様のものでした。2番手タイムをマークしたのはフェラーリのS.ベッテルで,彼は来季型仕様のものです。タイムで見ると,この2人が1分37秒台を記録しています。3番手タイムをマークしたのはトロロッソ・ホンダのD.クビアトで,彼はベッテルと同じ仕様のタイヤを履いてのタイムでした。そのクビアトは午後からの走行で,トロロッソ・ホンダで午前の走行を担当したのは,インドネシア人ドライバーで,昨シーズンから同チームのテストドライバーを務めているS.ゲラエルでした。この日の最多周回数を記録したのは,最終戦で2位表彰台を獲得し,ランク3位で今シーズンを終えているレッドブルのM.フェルスタッペンで,合計153周走行しています。この日の7番手だったフェルスタッペンのタイムは,今季型仕様のタイヤを履いてのものでした。 |
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2019/12/03(火) ☆正式に(F1) ○先月の30日(土)にFIAから来季のエントリーリスト(暫定版)の発表がありました。それによると,これまで既に明らかになっていたものの,『トロロッソ』のチーム名が『アルファタウリ』へと変更されることが正式に発表されました。2005年シーズン終了後にレッドブルがそれまでの『ミナルディ』を買収し,新たにジュニアチームである『トロロッソ』としての活動を開始して来ました。そのような中で,エナジードリンクブランドであるレッドブルが,新たにファッションブランドである『アルファタウリ』を2016年に立ち上げ,今回の変更はそのプロモーションに活用しようと考えたからだと思われます。ただ,チームからは,既に今季のドライバーであるP.ガスリーとD.クビアトが残留することが発表されていますが,今回のエントリーリストではTBC(「確認中」の意味)となっています。また,ウィリアムズも既にR.クビサに替わってN.ラティフィを起用することを発表していますが,それもTBCとなっています。具体的なエントリーリストは,以下の表のようになっています。 |
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2019/12/02(月) ☆有終の美(F1) ○今季最終戦となる第21戦アブダビGPの決勝レースが,ライトに照らさせる中ヤス・マリーナ・サーキットで行われました。ポールからスタートしたメルセデスAMGのL.ハミルトンは,順調にスタートを切ってトップの座を守っていきました。それに対してVパワーユニット交換のペナルティにより予選2位のV.ボッタスが降格したため2番グリッドからスタートしたレッドブルのM.フェルスタッペンは,スタートで出遅れて3番手スタートとなったフェラーリのC.ルクレールに前を行かれて3位に後退しました。システムのトラブルによりDRSが使えない状態がずっと続き,各車オーバーテイクに苦しむ状況が続いていきました。ピットインのタイミングで順位の違いは生じたものの,トップを行くハミルトンは順調に後続との差を広げて行き,危なげない走りを展開してポールトゥーフィニッシュを達成し,今シーズンのチャンピオンらしい走りで有終の美を飾っています。ルクレールとフェルスタッペンとの間で繰り広げられた2位争いは,32周目にフェルスタッペンが前を行くルクレールをパス。パスされたルクレールもシステムが回復したDRSを使ってパスしようと試みましたが何とかフェルスタッペンが押さえ,その後ルクレールとの差を広げて単独走行で2位表彰台を獲得しました。他のホンダ製パワーユニット勢ですが,レッドブルのA.アルボンが6位,トロロッソ・ホンダのD.クビアトが9位でチェッカーを受け,最終戦でもポイントを獲得しています。トロロッソ・ホンダのP.ガスリーは,接触によるアクシデントで緊急ピットインを強いられる状況となり,最後尾からの追い上げを展開しながら18位でチェッカーを受けています。 |
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2019/12/01(日) ☆10戦ぶり(F1) ○今季最終戦となる第21戦アブダビGPの予選が,夕闇の中のヤス・マリーナ・サーキットで行われました。トップ10を決めるQ3で今シーズンのチャンピオンを決めているメルセデスAMGのL.ハミルトンが最初のアタックでトップタイムをマークすると,これをターゲットに各車アタックをしていきました。しかし,どのドライバーもこのタイムを上回ることができなかったのに対し,ハミルトン自身はラストアタックでさらにタイムを1000分の49秒縮め,何と第11戦ドイツGP以来10戦ぶりとなるポールを獲得しました。そのハミルトンからコンマ194秒差で,チームメイトであるV.ボッタスが2番手タイムをマークし,第8戦フランスGP以来のハミルトン,ボッタスの順でのワンツーとなりました。3番手タイムを前戦の勝者であるレッドブルのM.フェルスタッペンがマークしましたが,2番手タイムのボッタスがパワーユニット交換によるペナルティで最後尾からのスタートとなることが決まっていますので,今日行われる決勝レースは2番グリッドからのスタートとなります。フェラーリのC.ルクレール,S.ベッテルがそれぞれ4,5番手タイムをマークし,ボッタスの降格で決勝レースは2列目をフェラーリ勢が占めることになります。他のホンダ製パワーユニット勢ですが,レッドブルのA.アルボンはQ3までの進出を果たしていて,6番手タイムで予選を終えています。トロロッソ・ホンダ勢はQ2での敗退となり,P.ガスリーが12番手,D.クビアトが14番手タイムでした。 |
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