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2018/12/24(月) ☆就任(MotoGP) ○ピアッジオ・グループといえば,MotoGPクラスにフル参戦しているアプリリアをはじめ,かつて軽量級にフル参戦した歴史を持つデルビやジレラ,そして市販車では日本でも馴染みにあるベスパやモト・グッツィなどのブランドを有するイタリアを代表するブランドの1つです。そのピアッジオ・グループから12月20日(木)に発表があり,長年にわたってF1で活動してきたM.リボラが1月7日付けでアプリリア・レーシングのCEO最高経営責任者に就任することを発表しました。この度CEOに就任することになったリボラは,ミナルディで20年間,トロ・ロッソで7年間クルーとして活動し,その後フェラーリではスポーティングディレクターを務めると共に,2016年からは若手ドライバーを育成するフェラーリにおけるドライバー・アカデミーの責任者を務めていています。彼の就任を受け,これまでレーシングマネージャーを務めてきたR.アルベシアーノがテクニカルディレクターに就任することになります。MotoGPクラスに復帰して以来,なかなか安定して上位争いを展開するほどまでは至っていません。来季のアプリリアは,A.エスパルガロが残留すると共に,今季スズキのワークスライダーを務めたA.イアンノーネをエスパルガロのチームメイトに,そして今季KTMのワークスライダーを務めたB.スミスをテストライダーに採用することが決まっています。その他スタッフのメンバーを交替したりして,現状を打破しようとする動きがなされています。果たして4輪の最高峰で長年活躍してきた人物がどのような好影響を与えるのか注目ですね。 なお,今年はこれが最後の更新となります。今年1年ありがとうございました。次回の更新は来年の1月7日(月)からを予定しています。アクセスがほとんどない状況ではあっても,地道に更新していく方針は来年も変わりなく行う予定です。来年もよろしくお願いします。 |
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2018/12/23(日) ☆継続(SGT) ○GT300クラスにフル参戦しているGOODSMILE RACING & Team UKYOは,例年他チームに先駆けて来季の体制を発表していますが,今シーズンも都内において発表会を開催しました。それによると,ドライバーに関しては,2012年以来不動の体制となっている谷口信輝&片岡達也の2人を継続することになりました。継続となるのは他の点についても同様で,監督は元F1ドライバーの片山右京,使用するマシンはメルセデスAMG GT3,タイヤはヨコハマとなっています。カラーリングに関しては,もちろん具体的な表現は変わることになりますが,バーチャルアイドルとして長年人気を得続けている『初音ミク』のイラストが採用されることになります。今季の同チームは,SGTへのフル参戦だけでなく,今年から始まった鈴鹿10時間へも参戦しましたが,来季はこの大会についても継続することになります。その際には,グッドスマイルカンパニーがパーソナルスポンサーとして付いていることから,これまた今季と同じく小林可夢偉を第3ドライバーとして採用することになります。唯一とも言える大きな変更点はカーナンバーで,昨シーズンチャンピオンを獲得したことから今季はGT300クラスにおけるチャンピオンナンバーである"0"でしたが,今季ランク4位にとどまったことからカーナンバーは当然"4"となります。 |
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2018/12/22(土) ☆新体制(WRC) ○12月15日(土)付けのこのページでお伝えしたように,ずっとシトロエンとタッグを組んで数々の栄冠を手にしたS.ローブが,来季から韓国のメーカーであるヒュンダイと手を組んでスポット参戦することになりました。こうした動きとなったのが,シトロエンが2台体制しか組めない状況となったことによります。そのシトロエンが,この度新たな発表を行い,チーム名が変更となることが明らかとなりました。これまでアブダビ・レーシングとタッグを組んで『シトロエン・トタル・アブダビWRT』というチーム名でエントリーしてきました。しかし,そのタッグが今シーズン限りとなったため,新たな体制となる必要が出てきていました。そして今回の発表によると,新たに『シトロエン・トタルWRT(ワールド・ラリー・チーム)』として活動することになりました。さらに,来年シトロエンはブランドが誕生してちょうど100年となりますので,それを記念して特別なカラーリングで臨むことになります。ドライバーに関しては,昨年に続いて2年連続チームタイトル争いで最下位と低迷している同チームは大きな変革を行い,今季フォルクスワーゲン・モータースポーツとともにWRC4連覇を達成したS.オジェを獲得するとともに,トヨタから移籍することになった若手有望株の一人であるE.ラッピも獲得しての2台体制が組まれることが既に決まっています。 |
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2018/12/21(金) ☆関係性(F1) ○来シーズンのレッドブルは,残留となるM.フェルスタッペンとトロロッソからの昇格となるP.ガスリーのコンビとなります。その二人の関係性について,新たなことが明らかとなりました。まず,ガスリーの加入についてですが,どうやらフェルスタッペンに意見を求めていたようです。その意見というのは,チームメイトになる具体的なドライバーの名前を求められていたということではないようで,チーム側が具体的なドライバー名を挙げ,それに対してチームメイトとして遣っていけるかどうかの意見を求められていたということのようです。一時はD.リカルドがレッドブルからルノーに移籍することが決まった段階で,そのルノーからC.サインツJrが逆にレッドブルに移籍するのではないかという噂が浮上していました。しかし,もしフェルスタッペンとサインツという組み合わせになった場合,かつて二人がトロロッソにチームメイトとして所属していた時,その関係性がうまくいっていないようなところが見られました。最終的にサインツがレッドブルに来ることはなく,それはチーム側の判断だったのかもしれません。ただ,今回明らかとなった点からいくと,もしかしたらフェルスタッペンの考えが反映されていたか,チーム側がその前の段階で"忖度"したのかもしれません。本当のところはもちろん分かりませんが,フェルスタッペンがガスリーの加入にOKを出したことは間違いないことになります。2つ目に明らかとなったことですが,年齢的にはフェルスタッペンの方が年下ですが,F1ドライバーとしてのキャリアと実績は当然彼の方が上ですから,チームとしてはフェルスタッペンを優先していくようです。ということは,場合によってはいわゆる"チームオーダー"の発令があるのかもしれません。若くて年齢の近いドライバー同士だけに,話が合ってうまくいくかもしれません。反面で,年齢が近いだけいライバル意識が出てきてそのためにうまくいかないことも考えられます。優勝を争うポテンシャルを持ったチームとドライバーにホンダ製パワーユニットが搭載されることになる訳ですから,それこそ復帰以来の初優勝ということもごく近い将来期待できます。そうした点への注目と,二人の若いドライバーの関係性がどうなるかという点も大きな注目点となりそうですね。 |
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2018/12/20(木) ☆半分(F1) ○MotoGPもそうですが,F1ではそれぞれのドライバーがF1におけるキャリアを通して使用するナンバーを自分自身で選択しなければならないことになっています。例えば今シーズンもチャンピオンを獲得したメルセデスAMGのL.ハミルトンは44,ランク2位になったフェラーリのS.ベッテルは5を選択しています。来季からホンダ製パワーユニットを搭載することになっているレッドブルは,M.フェルスタッペンが33,P.ガスリーは10,今季から搭載しているトロロッソ・ホンダは,復帰となるD.クビアトが26となっています。ところが,来季トロロッソ・ホンダからフル参戦することになっているA.アルボンについては,先日発表されたエントリーリスト上では未定となっていました。その点に関してトロロッソの公式サイトで発表があり,アルボンが選択したナンバーが「23」となりました。その理由については本人から発表があり,MotoGPの現役レジェンドライダーであるV.ロッシが元になっているようです。ロッシのナンバーといえば「46」が定番となっていますが,そのロッシのファンであるアルボンは,彼に取って代わることまではできないため,46の半分の23を選択したとのことです。 |
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2018/12/19(水) ☆命名(MotoGP) ○長年ホンダのワークスライダーとして活躍し,残念ながら最高峰クラスではタイトルを獲得することはできなかったものの,中・軽量級クラスではチャンピオンに輝いたD.ペドロサは,今季限りでレギュラーライダーとしてのキャリアは終了し,来季からは2年間にわたってKTMのテストライダーとしてこれまでの長い経験を活かすことになっています。そのレジェンドライダーの一人であるペドロサに,新たな名誉が与えられることになりました。その名誉とは,彼の母国で開催されるスペインGPの会場であるヘレス・サーキット-アンヘル・ニエトの6コーナーに,彼の名前が冠されて「ダニ・ペドロサ・コーナー」と命名されることになりました。ヘレス・サーキットについては,これまでに5人の名前が冠されていて,5コーナーがシト・ポンス,8コーナーがホルヘ・マルティネス・アスパル,9コーナーがアンヘル・ニエト,11コーナーがアレックス・クリビーレ,13コーナーがホルヘ・ロレンソとなっています。 |
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2018/12/18(火) ☆カナダで(F1) ○昨シーズンまでは,その名称が示すように「フォース・インディア」はインド資本で臨んできました。ところが,インドのキングフィッシャー航空創始者で同チームのオーナーでもあるV.マリヤは,同航空会社の経営破綻等で訴訟問題へと発展し,その座を去ることとなり,チーム自体も存続が危うい状況となりました。そのような中,ウィリアムズのレギュラードライバーであるランス.ストロールの父親で,大富豪のローレンス.ストロールを中心としたコンソーシアムが新たなオーナーとなり,チーム存続が可能となりました。インドの資金が中心となる状況ではなくなったものの,今シーズンいっぱいはチーム名がほぼそのままで進みましたが,来季からは,とりあえず「レーシング・ポイント」という名称で臨むことになっています。その新たな出発を切る同チームの来季型マシンに関して発表があり,来年2月にカナダのトロントで開かれる『カナディアン・インターナショナル・オートショー』の会場で,2月13日に新型マシンがお披露目されることになりました。なぜカナダかといえば,ストロール親子がカナダ人という点であることは間違いないでしょう。現状では上位進出さえもままならない状況のウィリアムズを離れ,チームの規模から考えると大変コストパフォーマンスに優れるレーシング・ポイントへとストロールが移籍できたのも彼の父親のおかげです。フォース・インディアの頃はマリヤなしでは存在できなかった同チームですが,チーム名やオーナーには変化があったものの,やはり一人の富豪の存在が大きな影響を与えるチームであるという基本線には変化がないと言えますね。 |
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2018/12/17(月) ☆デビューウィン(FE) ○フォーミュラEの2018/19シーズン開幕戦となるディルイーヤePrixの決勝レースが,サウジアラビアの首都リヤド近郊に位置するアド・ディルイーヤ市街地の特設コースで行われました。今シーズンのFEは,新しい“Gen2”と呼ばれる第二世代のマシンがワンメークで投入され,さらに,これまでは充電容量不足から最後まで走りきることができないためにマシンを乗り換える必要がありましたが,今シーズンからはそれが解消され,途中で乗り換える必要がなくなりました。さらに,決勝レースは45分間の制限時間に到達するとファイナルラップとなる新しいレースフォーマットが採用されることになっています。ポールからスタートしたのは,ドライバーにとっても,BMWにとってもデビューイヤーとなるBMW i アンドレッティ・モータースポーツのA.フェリックス.ダ.コスタでした。そのダ.コスタは,ホールショットを奪ってデビュー戦をトップで走行していきました。途中で何度かセーフティカーが導入されるアクシデントが発生する中,最終盤に入ってそのセーフティカー導入のために2位につけていたDSテチーターのJ-E.ベルニュに差を縮められましたが,元F1ドライバーの追撃をかわしてトップでチェッカーを受け,彼にとっても,そして今季からフル参戦を開始したBMWにとっても,デビューウィンを達成しました。3位には,マヒンドラ・レーシングのJ.ンブロシオが入っています。今シーズンからルノーに替わってフル参戦を開始した日産ですが,日産 e.damsのS.ブエミが6位,O.オーランドが7位でチェッカーを受け,こちらのデビューレースはダブル入賞という良い結果を残しています。 |
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2018/12/16(日) ☆来季限り(JRR) ○東京・日経ホールにおいて,この時期恒例となっているMFJ MOTO AWARDS 2018 全日本選手権ランキング認定表彰式が開催され,ロードレースをはじめ,モトクロスやトライアルなど各カテゴリーのトップランカーが一同に会しました。その会場において,JRRにおける中量級クラスの1つであるJ-GP2クラスが2019年シーズンをもって終了し,2020年シーズンから新たにST1000クラスを開始することが明らかにされました。J-GP2クラスは,MotoGPのMoto2クラスを視野に入れて2010年から発足した新しいクラスです。Moto2クラスは,それぞれオリジナルのシャーシにタイヤ等のワンメークパーツを搭載したマシンで争われるものです。発足以来ずっとホンダのCBR600RRの市販エンジンをベースにしたものをワンメークとして搭載してきましたが,それは今シーズン限りとなり,来季からイギリスのバイクメーカーであるトライアンフ社の市販車である『ストリートトリプル』が搭載している765cc3気筒エンジンをレース用にチューンしたものが採用され,現段階では2021年までの契約となっています。これまでの4気筒600ccエンジン搭載車であれば各社から発売されていますが,765cc3気筒エンジンとなると他にありませんので,マシンの確保をはじめとしてJ-GP2クラスの存在意義が全くなくなってしまいます。こうした流れを受けて話し合いが行われた結果,今回のST1000クラス発足というものとなりました。市販車に限りなく近い1000ccマシンで争われている国際レースとしては,世界耐久選手権(EWC)のSSTクラスやアジアロードレース選手権(ARRC)のASB1000クラスなどがあり,どちらの選手権もここ数年でかなり盛り上がりを見せてきていて,今回のST1000クラスはこれらにつながっていくものと考えていいと思います。ただ,1000ccマシンとなると,JRRの最高峰であるJSB1000クラスとダブることになってしまいます。この点を解消するため,今回の発表を行った一般財団法人日本モーターサイクルスポーツ協会(MFJ)会長の大島裕志氏によると,「ST600をベースとし,登録ECU制度等を付加。同じ1000ccであるJSB1000とコスト面や制度面の違いを明確にし,参加しやすいクラスとなるように検討している。」とのことでした。具体的なレギュレーションについては,これから徐々に明らかになってくるものと思われます。 |
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2018/12/15(土) ☆移籍(WRC) ○WRCにおいて前人未踏の9連覇を成し遂げている現役のレジェンドドライバーであるS.ローブは,シトロエンとのタッグでその栄光を獲得してきました。WRCへのフル参戦引退以後も時折シトロエンのマシンを駆ってWRCにスポット参戦をすることがあり,今シーズンは第3戦メキシコ,第4戦ツール・ド・コルス,第12戦スペインの3戦に出場しました。そして,その中の第12戦を何と彼は制し,通算79勝目を挙げるという快挙も成し遂げるとともに,彼がWRCにおいてもまだまだ十分その能力を発揮できることを内外に示しました。そのローブに関して,今回驚きの発表がなされました。フランス人ドライバーのローブは,冒頭でも記したようにシトロエンで数々の実績を積み,さらに同じプジョー・シトロエングループの関係から,プジョーのマシンを駆ってダカールラリーへの参戦したりしています。それほどまでにフランスメーカーとの関係を続けてきたローブが,この度WRCにフル参戦しているメーカーの1つであるヒュンダイと2年間の契約が成立し,来季はD.ソルドとヒュンダイi20クーペWRCをシェアしつつ,開幕戦となるモンテカルロを含んだ6戦にスポット参戦することになりました。スペインでの勝利によりモチベーションが高まったローブは,WRCへのスポット参戦を模索していたものと思われます。そのような中,当然シトロエンとのタッグを希望していたでしょうが,その肝心のシトロエンがタイトルスポンサーを失ったことで3台目のマシンを準備することができなくなったようです。そうしたことから,フランスメーカーではない韓国メーカーへの今回の驚きの移籍につながっていったようです。2014年にWRCへ再復帰を果たしたものの,いまだに悲願のタイトル獲得に至っていないヒュンダイだけに,今回のローブ移籍は,マシン開発においても,タイトル獲得へのモチベーションにおいても,大きく影響を与えることと思います。 |
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2018/12/14(金) ☆変更(SGT) ○来シーズンのレースカレンダーについては,7月26日(木)に暫定版が発表されていました。そのレースカレンダーについて,SGTをプロモートするGTアソシエーション(GTA)から発表があり,その暫定版に変更が加わることが明らかになりました。それによると,前回の発表では,ツインリンクもてぎで開催される予定の最終戦は11月9日に決勝レースが行われることになっていました。その後,FIAから来季のWECシリーズのレースカレンダーが発表され,上海で開催される予定の第3戦が,ちょうどSGTの最終戦とバッティングしてしまっていました。SGTにはWECに参戦しているドライバーが何人もいますので,GTAとしても同一日程を避ける必要が出てきました。これを受け,今回の新しいカレンダーは,最終戦の日程が1週間前倒しされ,11月3日に決勝レースが行われることとしました。 なお,今回発表された具体的なレースカレンダーは,以下の表のようになっています。 |
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2018/12/13(木) ☆契約延長(MotoGP) ○MotoGPを主催するDORNAスポーツから発表があり,アルゼンチンGPの開催地であるテルマス・デ・リオ・オンド・サーキットとの間で契約が成立し,2021年までの開催延長が決定しました。同地での開催は2014年から始まり,初年度はアメリカ大陸で圧倒的な強さと速さを見せるレプソル・ホンダ・チームのM.マルケスが勝利を収め,第2戦として開催された今シーズンは,ホンダのサテライトチームであるLCRホンダ・カストロールのC.クラッチローが勝利しています。レース人気の高いアルゼンチンでの開催だけに,観客も沢山観戦するようになり,今シーズンは天候に恵まれない中での開催でしたが,過去最高となるレースウィークをとして17万人を超える観客動員となっています。来シーズンのアルゼンチンGPも第2戦として開催され,決勝日は3月31日の予定になっています。 |
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2018/12/12(水) ☆事実上(SGT) ○今シーズンSGTに山本尚貴と組んでTEAM KUNIMITSUからSGTにフル参戦したJ.バトンは,その初年度にチャンピオンを獲得するという偉業を成し遂げ,さすが元F1チャンピオンというところを見せつけました。そのバトンですが,今シーズンはSGTだけでなく,2018/2019年WECスーパーシーズンにおいてSMPレーシングに所属してLMP1クラスに参戦しています。そのSMPレーシングから発表があり,バトンが第6戦セブリングと第7戦スパ・フランコルシャンを欠場することになりました。ということは,2019年にバトンがWECで走る3戦の内の2戦を欠場することになり,唯一ルマン24時間耐久レースは出場するということが決定しました。バトンが欠場する2戦は,どちらもSGTのプレシーズンテストと富士スピードウェイで行われる第2戦とスケジュールがバッティングしているものです。来季のバトンについては,彼自身がSGTにフル参戦する意向があることは明らかにしていますが,まだホンダから彼のフル参戦について正式発表はなされていません。しかし,今回のSMPレーシングの発表は,事実上バトンが来季もSGTに参戦することを証明するものとなっています。私たちとしては,来季もバトンの走りを見ることができる訳で,歓迎すべき動きだと言えます。ただ,来季のSGTにおけるホンダの体制については,SFも含めて大幅な変更が行われるのではないかという観測も出ていますので,山本とのタッグは変更ないでしょうが,彼がどのカラーリングのマシンで走ることになるのか,今後の展開が気になるところです。 |
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2018/12/11(火) ☆どちらか一方(MotoGP) ○FIM(国際モーターサイクリズム連盟)が,スペインのマドリードでグランプリ・コミッションの協議を行い,そこで決定した競技規則,技術規則,懲戒規則について発表を行いました。内容が多岐に渡りますので,ここではごく限られた2点についてお伝えします。まず,昨年6月に行われた第8戦ダッチTTでは,Moto3クラスの決勝レースにおいて,今シーズンはテック3レーシングに所属してMoto2クラスにフル参戦していますが,当時はレッドブルKTMアジョに所属してフル参戦していたB.ベンスナイダーがゴール直前に転倒を喫し,マシンとライダーとが別々にゴールラインを通過するという珍しいことが起きました。ゴールについては,今シーズンまでライダーとマシンとが一緒にゴールラインを通過しないとゴールとは認められていませんでしたから,当然その時のベンスナイダーはゴールを認められず,転倒リタイアというリザルトになっています。こうしたことは過去にも何度かありましたが,今回の決定でマシンかライダーのどちらか一方がゴールラインを通過すればゴールを認められることとなりました。次に,転倒など危険な事態が発生した地点では黄旗が降られ,その区間での追い抜きは禁止されています。そして,それを無視して追い抜きを行った場合,ペナルティが提示され,5周にわたってその指示に従わなかった場合は失格となります。黄旗の提示に関しては当然今後も継続されますが,それ以後の点について今回変更がなされました。通常のカテゴリーですと,フィニッシュラインでペナルティボードが提示されますが,そこは世界最高峰のレースですから,マシンのダッシュボードディスプレイとフィニッシュラインを介して提示されます。そして,ペナルティ無視が提示後これまでの5周から3周に短縮され,それ以上になると失格となります。 |
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2018/12/10(月) ☆エンジンは(インディカー) ○今シーズンでF1から引退をする(はずの)F.アロンソですが,彼は世界3大レースであるF1モナコGP,ルマン24時間耐久レース,インディ500を制することが目標となっていて,昨年WECではトヨタに所属してルマンはもちろん全レースに,インディではスポットでインディ500のみに参戦しました。昨年は両方とも制することが出来ませんでしたが,今シーズンは継続して参戦したWECでトヨタにとっても念願のルマンを制することが出来ました。ただ,インディ500については,マクラーレンとホンダとが昨シーズンをもって袂を分かったこともあって,昨シーズンはインディにおけるホンダ陣営であるアンドレッティ・オートスポーツとタッグを組んで参戦できたものの,今シーズンはインディへの参戦が出来ませんでした。今シーズンをもってF1から引退するアロンソにとっては,来季はインディカー・シリーズへのフル参戦は十分可能な状態になります。実際,彼が所属するマクラーレンも,アロンソとともにインディカー・シリーズへの参戦を模索しています。しかし,マクラーレン,アロンソともにホンダとの関係がこじれていますから,ホンダと,そしてホンダ系との関係を築くのが難しいのも事実です。そのような中,5日(水)にマクラーレンから発表があり,アロンソとともにインディ500へ参戦することになり,その際シボレー製エンジンを使用することが明らかとなりました。既にモナコは制しているアロンソは,今季ルマンを制したことで,後はインディ500だけとなっています。スポット参戦で制することが出来るほど簡単なものではないことは十分分かっているはずですから,今後どのように話が発展していくのか注目ですね。 |
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2018/12/09(日) ☆ポイントアップ(F1) ○史上最年少でF1ドライバーになったのは来シーズンもレッドブルに所属してフル参戦するM.フェルスタッペンでした。その時は,若さに驚きがあるとともに,車の免許が取れない年齢のドライバーが最高峰であるF1のマシンをドライブすることに疑問の声が大きく上がったのも事実です。こうしたことを受け,FIAはF1ドライバーになるためにはスーパーライセンスの取得を必須とし,その取得には18歳という年齢制限とともに,各カテゴリーにはポイントが割り当てられていて,過去3年間のそのポイントの合計が40点以上稼ぐ必要があるという規定も生まれました。ただ,各カテゴリーに割り当てられたポイントについては,FIAが決めているということでFIAの方針が色濃く出されていて,我が国を代表するカテゴリーであるSFやSGTには,そのレベルの高さの割には低く抑えられていて,若手の有力株は海外での活動をせざるを得ず,そのための資金も必要となっていました。しかし,このところS.バンドーンやP.ガスリーといった海外の有力な若手ドライバーがF1参戦前にSFにフル参戦するという流れも生まれていて,来季は特にその流れがより一層強まってきています。こうしたことが影響してか,この度FIAの世界モータースポーツ評議会が開かれ,F1に参戦するためのスーパーラインセンスシステムの変更が決まりました。それによると,SFでチャンピオンを獲得したドライバーに対しては,これまでの20ポイントから25ポイントに引き上げられるとともに,ランキング6位までの獲得ポイントも増加しています。また,SGTについては,DTMとともにこちらもランキング10位まで獲得できるポイントが引き上げられています。ただ,今シーズンの山本尚貴はSF,SGTともにチャンピンを獲得してスーパーライセンス取得必要なポイントを獲得しましたが,来季からは例え2つでチャンピオンを獲得しても,どちらか一方のカテゴリーのポイントしか獲得できないことになりました。 |
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2018/12/08(土) ☆継続(JRR) ○先月の30日(金)に国内を代表するプライベーターの1つであるHARC-PRO.が,関係者を集めて感謝の会を開き,その場で来季の体制について発表がありました。昨年までのHARC-PRO.は,最高峰クラスであるJSB1000クラスに高橋巧を擁してチャンピオン争いに絡んでいて,昨シーズンはついにチャンピオンを獲得しました。さらに,水野涼がJ-GP2クラスでチャンピオンを獲得し,HARC-PRO.にとっては素晴らしい結果が残せた1年となりました。しかし,ホンダが今シーズンからワークス活動を再開し,それに伴って高橋がHARC-PRO.を卒業してHRCから参戦しました。また,チャンピオンを獲得した水野は,高橋の卒業に伴って空いたシートに座って最高峰クラスにフル参戦を果たしましたが,最高位が4位,ランキングで11位と苦戦した1年となりました。他のクラスにおいても思うような成績が出ず,1勝も挙げられないままシーズンが終了する危機に見舞われましたが,今シーズンからJ-GP2クラスにステップアップした名越哲平が最終戦で勝利を収め,何とか一矢を報いた形となりました。そうした状況だった中,他チームより先駆けて来季の体制発表があり,JSB1000クラスの水野涼,J-GP2クラスの名越哲平が,ST600クラスにはSDG Mistresa RT HARC-PRO.に所属して上原大輝が継続して参戦することになりました。さらに,今シーズンはKohara Racing Teamに所属してカレックスのマシンを駆った榎戸育寛がHARC-PRO.に移籍し,継続してJ-GP2クラスに参戦することになりました。もちろん,彼が駆るのはHARC-PRO.オリジナルマシンであるHP6qとなります。 |
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2018/12/07(金) ☆確定(F1) ○5日に世界モータースポーツ評議会の総会が開かれ,そこで来シーズンのレースカレンダーが承認され,最多タイとなる全21戦のレースカレンダーが確定しました。来季のカレンダーについては,既に10月に発表(こちら)されていました。ただ,その段階では,第19戦として組まれているアメリカGPに関しては,ASNの承認待ちという状態でした。今回のカレンダーではその部分が削除されていて,それ以外の部分は変更がなく最終決定となっています。今シーズンと同じ全21戦ですが,今季は3週連続開催というエントラントにとっては負担が大きい日程が組まれていました。来季に関してはこの点が解消され,2週連続開催が全部で5回あるというカレンダーになっています。日本GPに関しては,鈴鹿サーキットで第17戦として10月中旬に組まれています。なお,具体的なカレンダーは,以下の表のようになっています。 |
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2018/12/06(木) ☆フル参戦(SF) ○一昨年はS.バンドーン,そして昨年はP.ガスリーがSFにフル参戦し,その翌年にはそれぞれF1へとステップアップを果たしていて,なかなか空きが出ないF1のシートに付く前にSFへのフル参戦という流れが出来ています。今シーズンはそうした流れの中でのドライバーはありませんでしたが,来季は再びごく近い将来のF1ドライバーになることが期待されている若手ドライバーのフル参戦が実現することになりました。特に,来季からレッドブルがF1においてホンダ製パワーユニットを搭載することになっていますので,元々ホンダとレッドブルとの関係性がこのところ強まっていますが,来季以降さらにこの関係が深まることは間違いありません。そうした流れの中,レッドブルから発表があり,レッドブルのジュニアドライバーの一人であるD.ティクトゥムが,来季SFにフル参戦することになりました。今シーズンのティクトゥムは,ヨーロッパF3選手権にフル参戦してランキング2位に輝き,各地域で開かれているF3ドライバーが集まって行うF3の世界一決定戦とも言えるマカオGPでは2連覇を果たしています。さらに,レースカレンダーのバッティングによりSFを2戦欠場した福住仁嶺の代役として,ティクトゥムはその2レースに参戦しました。今回の発表によると,彼が所属するのは代役参戦したときと同じくTEAM MUGENで,昨年のガスリーも同様の体制でSFに臨んでいましたから,ティクトゥムももちろんカラーリングはレッドブルになることでしょう。さらに,かつてA.セナのチームメイトとしてマクラーレン・ホンダからフル参戦した経歴を持ち,その人柄もあって日本でもたくさんのファンがいたG.ベルガーの甥であるL.アウアーがレッドブルのジュニアドライバーに加わり,彼もまたSFに参戦することも併せて発表されました。アウアーが所属することになるのは,来シーズンからホンダ陣営の1つとして新たにフル参戦することになったB-Max Racingで,こちらもレッドブルカラーに彩られることになりそうです。 |
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2018/12/05(水) ☆お値打ち価格!?(MotoGP) ○MotoGPにおけるKTMといえば,以前は中・軽量級クラスで活躍してきましたが,2016年はスポット参戦で最終戦に出場し,その翌年から最高峰クラスにフル参戦を開始しました。そして,今シーズンの最終戦では,転倒者が相次ぐ中最後まで完走し,来季もKTMのワークスライダーとして継続参戦することが決まっているP.エスパルガロが,見事3位でチェッカーを受け,KTMとしては最高峰クラス初となる表彰台獲得を成し遂げました。そのKTMが,驚きの発表を行っています。その発表というのは,何とMotoGPクラスにおける同社のワークスマシンである「RC162」の2台を,一般ユーザーに市販するというものです。もちろん,現役のMotoGPマシンですからそのまま何かのレースに参戦するのはできませんし,一般道を走ることは絶対にできません。現実的な使い方としては,サーキットをスポーツ走行で走る,ディスプレイとして置く,もしくは投資の対象とすることが考えられます。というように使用方法に限りがあるものではありますが,この市販には,マシンを買うということだけではなく,その他の特典も付いています。その特典には,P.エスパルガロのレーシングギアのフルセット及びサイン入りヘルメットといったグッズ,レース中におけるパドックツアーやピットボックスツアーへの参加,エスパルガロやJ.ザルコとの交流,ワークスチームのオフィシャルウェアなど多岐に渡ります。そういう充実した内容ですが,気になる価格がいくらかというと,何と25万ユーロ,つまり日本円でおよそ3225万円です!もちろん庶民にとっては高嶺の花とも言える金額ですが,充実特典がついたMotoGPワークスマシンの購入としてはかなりお値打ち価格と言えるのではないでしょうか。その金額さえ出せれば誰でも購入できる今回の販売ですので,購入してみようかと思われる方は,"rc16@ktm.com"にメールして下さい。 |
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2018/12/04(火) ☆再来年から(FE) ○電動フォーミュラカーで争われるフォーミュラE(FE)シリーズは,第5期となる2018/2019年ABBフォーミュラE選手権が12月15日(土)から開幕します。来季からは,マシン自体が新たなものになり,これまでは1レースを走りきることができなかったため,途中でマシンを乗り換えていましたが,技術の進化により,シャーシはさらに"かっこよさ"に磨きがかかるとともに,1レースを乗り切るほどの蓄電が可能となって,乗り換えることなく1台で走りきることになります。そうした新たなシーズンには,ルノーに替わって日産がいよいよ国内メーカーとして初めてFEシリーズにフル参戦を開始します。今後もさらなる発展が十分予想されるFEシリーズだけに,参戦を希望するメーカーだけでなく,希望する開催地も名乗りを上げるようになってきています。そのような中,FEとJSMホールディングスとの間で契約が成立し,次の第6シーズンにあたる2019/2020年から5年間にわたって韓国国内で開催されることになりました。日本から近い開催地としては,北京などの中国国内がありますが,より一層近いところで開催されることになる訳です。具体的に韓国国内のどこで開催されるかは正式に決定していませんが,ソウル市内の観光名所としても知られる光化門広場を含んだコースで開くことを目指しているようです。通常のレースは,騒音等の関係があってサーキット内での開催ですが,FEに関しては,電動フォーミュラカーですのでタイヤの音以外はほとんどしませんから,市街地で普通に開催されています。ソウルに関しても,承認待ちではありますが,計画通りの開催となるのではないかと思われます。ソウル市内での開催となれば,日本から観光を兼ねて十分観戦可能ですので,今回の計画は,そうした中国や日本からの観光客を念頭に置いての開催であると考えてよいでしょう。こうした流れから考えると,かつてお台場や銀座などでの開催が噂されることがありましたが,日本国内での開催も今後浮上してくることが十分考えられます。ここしばらくは,FEに関しても注視していく必要があることは間違いないでしょうね。 |
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2018/12/03(月) ☆確定(SF) ○1日(土)付のこのページでJRRのレースカレンダーについてお伝えしましたが,その中で触れましたが,これまで我が大分県にあるオートポリスでは,JSB1000クラスとSFとの併催で行われている2&4を開催してきました。しかし,JRRのカレンダーから分かるように,来季は通常のJRRが開催されるだけで,2&4は開催されないことが分かります。この点に関して,既にSFのレースカレンダーが先月正式に決まっていたのですが,このサイトではその点について触れておりませんでしたので,かなり遅ればせながらではありますが,来季のSFのレースカレンダーをお伝えします。来季のSFも,今シーズンと同じく全7戦で組まれています。オートポリスについては,こちらもカレンダー的には変更がなく,第2戦として5月に組まれています。来季からこれまでのワンメークシャーシであるSF14から,来季からは新たなシャーシであるSF19が使用されることになります。カレンダー自体には大きな変更はありませんが,これまでとは違ったマシンの登場だけに,シーズンの流れ自体にも大きな変化が現われるかもしれません。なお,具体的なカレンダーは,以下の表のようになっています。 |
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2018/12/02(日) ☆確定&変更(F1) ○来季のF1のシートに関しては,11月27日(火)付けのページ(こちら)でお伝えしたように,トロロッソ・ホンダのシートにA.アルボンが座ることが確定したことにより,後残りがフォース・インディアの残りのシート1つのみとなっていました。ただ,このシートについては,資金難にあえぐ同チームをL.ストロールの父親が中心の1人となったコンソーシアムがチームを買収することになったために参戦継続が可能となりましたので,こうしたことからストロールがそのシートに座ることになるのはほぼ確定と考えて良い状況になっていました。そして,そのフォース・インディアから発表があり,ようやくとも言えますが,残りのシート1つにストロールが座ることが正式に決まりました。これにより,来季のF1におけるレギュラードライバー20人が確定したことになります。 そして,同じくFIAからも発表があり,来季のエントリーリストが明らかとなりました。それによると,ドライバーについては,ストロールを含めてこれまで発表があった通りのドライバーとなっています。今回注目となるのは,名称が変更になったチームについてでしょう。今回の発表によると,10チーム中その半分の5チームの名称が変更になっています。上記したように,フォース・インディアについては,買収が成立したことでこれまでのインドからの資金が中心ではなくなっていましたが,とりあえず今シーズンまではチーム名に「インディア」を残していました。しかし,来季からは名称にインドが離れ,チーム名は“レーシング・ポイントF1チーム”になります。フォース・インディアのようにオーナ変更による名称変更だけでなく,スポンサーの関係で変更となったチームもあります。それに関してですが,フェラーリについては,同チームのタイトルスポンサーであるマールボロなどのタバコブランドでお馴染みのフィリップモリス社が取り組んでいる新たなプロジェクトの名称に伴い,“スクーデリア・フェラーリ・ミッション・ウィノウ”となります。そのフェラーリの陣営の1つであるハースについても変更となり,来季からエナジードリンクブランドのリッチ・エナジーがタイトルスポンサーになることから,“リッチ・エナジー・ハースF1チーム”の名称となります。ここまでのチームはスポンサー等が就いたための変更ですが,それとは真逆のチームもあります。かつてはF1を代表するチームで,毎年のようにチャンピオン争いを展開してきたウィリアムズでしたが,現在はポイント獲得さえようやくという状況に陥っています。こうしたことから少しずつスポンサーが離れていき,資金的に苦しい状況になってきています。今季まではアルコール飲料の王手であるマルティニがスポンサーに就いていたことから,チーム名にそれが反映されていましたが,今シーズン限りで同社が撤退することになっていますので,来季のウィリアムズは単に“ウィリアムズ・レーシング”という名称となります。今シーズン限りでレッドブルが陣営から離れることになっているルノーに関しては,“ルノーF1チーム”とこちらも分かりやすい名称となります。そのレッドブルについてですが,来季から今季のトロロッソのようにホンダ製パワーユニットを使うことになります。トロロッソについては,来季も継続してチーム名にもホンダが入っていますが,レッドブルも同じようになるのか注目でした。しかし,こちらはスポンサーの関係から,ホンダと同じ自動車メーカーながら,同じアライアンスでもないアストンマーチン社の名称がそのまま残り,今シーズンと同じ“アストンマーチン・レッドブル・レーシング”として登録されています。なお,具体的なドライバーとエントリーチーム名は,以下の表のようになっています。 |
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2018/12/01(土) ☆全8戦で(JRR) ○MFJから,来シーズンのJRR等国内で開催される主要なレースのカレンダーが発表されました。それによると,今シーズン全9戦が組まれていたJRRの来季は,スーパーフォーミュラ(SF)との併催で行われていた我が大分県にあるオートポリス(AP)での2&4レースがなくなり,全8戦での開催となります。もちろん,APについては,JRRのみで開催されていた大会は来シーズンも組まれています。大会によって開催クラスが違うということについては変更がなく,最高峰のJSB1000クラスについては,APも含めた全7戦での開催となります。その内,5戦については2レース制となっていて,チャンピオン争いは全部で10レースでの争いとなります。JSB1000クラスをはじめ,J-GP2,ST600,J-GP3の全クラスが再開されるのは,8戦中5戦となっています。なお,具体的なカレンダーは,以下の表のようになっています。今回の発表は暫定版ですので,今後変更が加わる可能性があります。 |
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