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2017/12/22(金) ☆タイトルスポンサー(MotoGP) ○MotoGP統括するDORNAから12月20日(水)に発表があり,来シーズン第15戦として開催されるタイGPのタイトルスポンサーとして,同国最大の企業で,天然ガス事業と石油事業を行う『PTTタイ石油公社』との契約が成立しました。来シーズンから史上初めての開催となるタイGPは,10月5〜7日にSGTの開催地でもあるチャーン・インターナショナル・サーキットで行われることになっています。同国での開催は,既に8月に2020年までの開催契約がなされています。また,史上初の開催ですからMotoGPとしては全くデータがない状態ですので,来年2月16日から3日間にわたってMotoGPクラスのオフィシャルテストが開催される予定になっています。 なお,トップページでもお伝えしていますように,ほぼ毎日更新してきているこのサイトの今年の更新は,今日が最後となります。来年は1月9日(火)から更新をスタートする予定ですので,その時までしばらくお休みをいただきます。今年も1年間お付き合いいただき,誠にありがとうございました。 |
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2017/12/21(木) ☆10年ぶり(JRR) ○ホンダから発表があり,来シーズンからワークス体制でJRRと鈴鹿8耐へ臨むことになりました。ホンダがJRRの最高峰クラスであるJSB1000クラスと8耐にワークス体制で臨むのは,2008年以来10年ぶりとなります。今シーズンのJSB1000クラスでは,長年国内ホンダのワークスライダーを務めていて,MuSASHi RT HARC-PRO. Hondaからフル参戦し,見事自身初となるチャンピオンを獲得しました。とはいえ,シーズン後半から勢いを取り戻したヤマハのワークスチームであるYAMAHA FACTORY RACING TEAMの中須賀克行が最多勝となる5勝を挙げています。また,8耐においては,中須賀がエースライダーを務めるヤマハワークスが圧倒的な速さを見せ,他のメーカーが太刀打ちできない状況でレースが終わっています。また,来季のJRRは,今シーズンの9レースから13レースへとレース数が一挙に増えます。こうした状況ですから,高橋のタイトル防衛,そして8耐の栄冠を奪回するためには,ワークス体制で臨まざるを得ないのは間違いありません。今回の発表によると,高橋が来季もやはりホンダのエースライダーとしてJSBと8耐にフル参戦し,タイトル防衛と8耐制覇に臨み,所属チームは『TEAM HRC』となります。先日発表されたSBKのエントリーを見ると,残念ながら高橋の名前がありませんでした。JRRの活性化のためには,そのJRRから世界へという流れを再び構築する必要性がありますので,ぜひとも高橋が世界へと思っていたのですが,今回の発表である程度納得できた感じがします。とはいえ,やはり世界へという流れは,ぜひごく近い将来構築してほしいものです。なお,今季も高橋が所属したMuSASHi RT HARC-PRO. Hondaの来季の体制については,今回の発表ではなされていません。 |
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☆バッティング(SF) ○SFを統括するJRPから,来季のレースカレンダーが発表されました。SFのカレンダーについては,できるだけ他のカテゴリーと日程がバッティングしないように組む努力をしています。来季もそのような努力がなされた結果,有力ドライバーが参戦するFEについては,バッティングするレースが1つもない結果となりました。さらに,若手が参戦する可能性が高いFIA F2(旧GP2)については,合計3つにレースがバッティングしています。さらに,有力ドライバーが参戦することが間違いないWECとも重なりがあります。これらのレースでドライバーがどのように対応するのか,とても気になるところです。なお,具体的なレースカレンダーは,以下の表のようになっています。 |
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2017/12/17(日) ☆急ピッチ?(日) ○現在どのチームも来季型マシンを開発している真っ最中ですが,来季からルノーに替わりホンダ製パワーユニットを搭載することが決まっているトロロッソのテクニカルディレクターであるJ.キーがその点について述べました。それによると,ルノーとホンダとではPUの設計に大きな違いがあるため,設計に大幅変更が必要になっているようです。ホンダ製PUがとてもコンパクトであることはスリムに造られたマクラーレンのマシンを見ると明らかでしたが,ルノー製PUとはターボの配置などに大きな違いがあるため,それに合わせたレイアウト変更が現在なされているとのことです。ただ,基本コンセプトまでの変更はないとのことで,どこまで摺り合わせをしているのかが気になるところです。PUの変更が決定したのが9月でしたから,来季型マシンの開発という点ではとても遅い時期です。それだけに,マクラーレンを含め,まさに急ピッチでのマシン開発になっていることは容易に想像できますね。なお,トロロッソのマシンについてですが,基本的には当然トロロッソの独自開発となりますが,ギアボックスについては,レッドブル・テクノロジーとで共同開発するものを搭載することになっています。来季までルノー製PUの搭載が決まっているレッドブルですが,再来年がどうなるのかは不透明だけに,来季型トロロッソのマシン開発は,来年のこの時期のレッドブルのマシン開発に大きな参考となるのかもしれませんね。 |
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2017/12/16(土) ☆両カテゴリーで(Moto-e) ○MotoGPの主催団体であるDORNAスポーツから14日(木)に発表があり,同社が2019年から新シリーズとして開催する予定になっている『Moto-eワールドカップ』のタイヤサプライヤーが決定しました。同シリーズは,13日(水)のこのページでお伝えしたように,電動自動二輪車によるレースです。今回の発表によると,初代タイヤサプライヤーとなったのは,現在MotoGPクラスへもワンメークタイヤを供給しているフランスのタイヤメーカーであるミシュランです。ちなみに,2016年シーズンからブリヂストンに替わってタイヤサプライヤーとなったミシュランですが,同社の供給は2013年までの契約が成立しています。Moto-eについては,13日にお伝えしたように,エグゼクティブディレクターとして長年ミシュランでテクニカルディレクターを務めているN.グベール氏が2月から就任することになっています。今回の決定には,このことが少なからず影響していると考えていいのではないでしょうか。 |
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2017/12/15(金) ☆復帰(SBK) ○SBKでチャンピオンを獲得し,2008年にフルタイムとしては引退をしたオージーライダーのT.ベイリスが,来季は母国で行われているオーストラリアン・スーパーバイク選手権に参戦してライダーとして復帰することが明らかとなりました。今年で48歳のベイリスが,50歳を前にして現役復帰となるわけです。彼が駆るのは,SBK時代の彼の代名詞とも言えるドゥカティのマシンで,同社のスーパーバイクにおけるベースマシンである1299パニガーレRで,所属するのはDesmoSport Ducatiチームです。今回復帰が決まったベイリスは,今更いうまでもなく,かつての王者K.フォガティが引退した後を受けてドゥカティのマシンを駆り,2001年,2006年,2008年にタイトルを獲得しています。その後はMotoGPにも参戦し,ドゥカティと当時ホンダのサテライトチームの1つであったホンダ・ポンスに所属した経歴を持ちます。さらに,そのMotoGPでは,2006年の最終戦バレンシアGPにおいて,当時ドゥカティのワークスライダーとしてフル参戦していたS.ジベルナウが負傷欠場を続けていたことで代役参戦し,見事彼自身にとって唯一となるMotoGPにおける勝利を収めています。ちなみに,2位に同じく当時ドゥカティのワークスライダーであったL.カピロッシが入り,ドゥカティとしては初となるワンツーフィニッシュを飾るという大きな貢献をしています。 |
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2017/12/14(木) ☆参戦体制(ダカールラリー) ○年明け早々に行われているレースといえば,かつては『パリダカ』として親しまれていた『ダカールラリー』です。パリ・ダカの頃はアフリカ大陸を戦いの場としていましたが,そのアフリカの政情が不安定になったため,現在のダカールラリーは,「ダカール」という名称は使われているものの南アメリカ大陸で行われています。今年のダカールラリーは,1月6日〜20日の2週間にわたって行われ,ペルー,ボリビア,アルゼンチンの3カ国を舞台にして全走行距離900qで争われる予定になっています。2輪,4輪それぞれのカテゴリー別に争われる大会ですが,今回は2輪の参戦体制についてお伝えします。次回で40回目という節目の大会となりますが,一番注目となるのが,16連覇を成し遂げているKTMが,さらに連勝記録を延ばすかということでしょう。記録更新に向け,KTMは『KTM450ラリー』という新型マシンを投入します。その連覇を阻止しようと参戦するのは,ホンダ,ヤマハ,そしてハスクバーナとなっています。その4社の参戦体制は,以下の表のようになっています。 |
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2017/12/13(水) ☆マシン供給(MotoGP) ○電気自動車のフォーミュラカーで争われるカテゴリーである『フォーミュラE』へ参戦を表明するメーカーが,日産をはじめとして増えてきています。環境問題から今後さらに発展が期待されているレースですが,2輪についても新たな動きが始まっています。既に明らかとなっているように,MotoGPの主催団体であるDORNAスポーツが,2019年から電気自動二輪車で争われる『Moto-e World Cup(Moto-eワールドカップ)』の開催を目指しています。そして,その新シリーズのエグゼクティブディレクターに来年2月から就任することが決定しているのが,ミシュランのテクニカルディレクターを務めているN.グベール氏です。彼については,日本での滞在経験を活かし,MotoGPの中継などにおいて巧みな日本語でインタビューに答えているシーンを見かけたレースファンの方は多いのではないでしょうか。28年間にわたってレースの現場で得た知識と経験を活かして,新たなスタートを切るシリーズの立ち上げに力を発揮してくれるものと期待できます。そして,この度DORNAから発表があり,そのシリーズに『エネルジカ・モーターカンパニー』が開発するスーパーバイクの『エゴ』を供給することが決定しました。同社は,イタリアの自動車用部品メーカーであるCRPグループに属していて,モデナに本拠地を置いた電動バイクメーカーです。伝統ある2輪レースであるマン島TTレースでは,無限(株式会社M-TEC)が開発する電動バイク『神電』が出場して活躍していますので,今後そうした日本メーカーがこの新シリーズに参戦していくことが期待できますね。 |
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2017/12/12(火) ☆改修工事(MotoGP) ○1949年以来長くGPを開催してきているサーキットが,アッセンTTの開催地であるオランダのTTサーキット・アッセンです。同サーキットは,近代化に向けて今年はじめにメインスタンドから1コーナーにかけて観客席等の改修工事を行いました。第1弾として行ったその工事に続き,今度は第2弾として15コーナーから最終シケインの入口となる16コーナーまでの観客席を改修すると共に,新しいケータリングエリア,トイレ施設,そして光ケーブルが備えられた新たな周辺設備が整えられる予定になっているようです。今回の改修工事にはおよそ400万ユーロが投入され,その費用は地元政府とサーキット側とで折半するようです。来シーズン新たな施設が登場してMotoGPやSBK,BSBが開催されるわけですが,MotoGPに関しては,既に2020年までの開催契約がなされていたものを,さらに2026年まで延長する契約が昨年6月に結ばれています。SBKに関しては,少なくとも2021年まで開催されることが決定しています。今回の改修工事完了後最初のメジャーイベントは,4月20日?22日に開催されるSBKとなります。 |
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2017/12/11(月) ☆観客増(F1) ○全20戦で争われたF1ですが,それぞれの大会における3日間通算の観客数が明らかとなりました。今シーズンはレギュレーションが変更となり,高速化が図られました。そうしたことが功を奏したのか,全体で見ればおよそ8%の観客増となったようです。一番多い観客増を果たしたのが第7戦カナダGPで,昨年より6万人増加しています。これは,カナダ人ドライバーであるR.ストロールがデビューしたことが大きく影響しているものと思われます。増加率で見ると,開催2年目となる第8戦アゼルバイジャンGPが最も高い数値を示していて,前年比およそ58%増となっています。ただ,同GPは増加率では圧倒的に高くなっていますが,数で見ると最も少ないおよそ71000人です。2番目に少ないのが第3戦バーレーンGPの93000人で,この2大会が10万人を超えておらず,中東ではまだF1観戦ということの浸透が十分ではないのかもしれませんね。前年と比べて観客数が減ったのは,第4戦ロシアGP,第10戦イギリスGP,第16戦日本GP,第17戦アメリカGP,第18戦メキシコGPの5大会となっています。日本GPに関しては,やはり日本人ドライバーの不在,マクラーレン・ホンダの不振(それに伴うマクラーレンのホンダに対するネガティブキャンペーン?),地上波での放送がなくて有料チャンネルのみでの放送(日本GPを除く)などが影響しているものと思われます。数で見ると2番目に多い減少数となった日本GPですが,来季も有料チャンネルだけでの放送が続くことが決定していて残念ではあるものの,ホンダがトロロッソと新しいタッグを組むことになっていますので,成績不振の払拭が期待されます。さらに,福住仁嶺などの有力若手ドライバーが育ってきていますので,ごく近い将来日本人F1ドライバーの誕生が期待されていますので,来年以降は観客減少に歯止めをかけられるかもしれません。 |
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2017/12/10(日) ☆レッドブル(F1) ○FIAから来季のF1のエントリーリストが発表され,ドライバーのラインナップはもちろん,各チームが来季どのようなチーム名で参戦するのかも明らかとなりました。具体的なドライバーについては,既にチームから発表があったものの,今回のリストには間に合わなかったドライバーもいますので,今回のこのページでは割愛し,チームに関する方をお伝えします。我々日本人で最も興味があるのは,マクラーレンに替わって来季からホンダとタッグを組むことになっているトロロッソでしょう。普通に考えればトロロッソ・ホンダとなるところで,私もそう思っていたのですが,今回の発表によると,同チームの親会社であるレッドブルの名前も含まれ,『レッドブル・トロロッソ・ホンダ』というチーム名でエントリーされています。レッドブル自体は,来季ルノー製PU(エンジン名は,今シーズンと同じくスポンサーの1つであるタグホイヤー社の名称を冠しています。)を使うことになっていますが,そのルノーとの協力関係は来シーズン限りになるのではないかといわれていて,2019年シーズンからどのメーカーのPUを使うかが注目となっています。そして,その第一候補として噂されているのが,来季からトロロッソと組むホンダではないかといわれています。ホンダとトロロッソのマシン開発に,レッドブルのマシン開発を担当しているレッドブル・テクノロジー社が関与していますから,今回のチーム名には,マーケティングの実質的な意味や再来年以降のことも念頭に置いてのものなのかもしれませんね。そのレッドブルの方は,アストンマーチンをタイトルスポンサーに迎えていることから,『アストンマーチン・レッドブル・レーシング』としてエントリーしています。アストンマーチンがF1に参戦しても不思議はありませんから,果たしてレッドブルが使用するPUが再来年どうなるのか,この点が注目となります。また,今シーズン一旦はホンダとのタッグを発表し,その後解消となったザウバーは,既にお伝えしたように,タイトルスポンサーとしてアルファロメオと契約が結ばれていますので,チーム名は『アルファロメオ・ザウバーF1チーム』となります。ただし,使用するPUは,アルファと同じ傘下にあるフェラーリです。なお,ドライバーを除いた具体的なエントリーリストは,以下の表のようになっています。これは,まだ暫定ですので,今後変更が加わることになります。 |
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2017/12/09(土) ☆史上初(F1) ○FIAから来季のレースカレンダーの正式版が発表され,来季は史上初となる3連戦を含んだ史上最多となる21戦が開催されることが決定しました。来季のレースカレンダーについては,既に6月中旬に暫定版が発表されていました。今回の正式版では,バーレーンGPと中国GPの順が暫定版と入れ替わっています。これは,当初第2戦に組まれていた中国GPの開催日が,中国にとって祝日となる清明節と重なっていて,観客動員への影響が懸念されていました。中国とバーレーンが入れ替わることにより,この懸念を解消したことになります。来季のレースカレンダーで最も注目となるのが,冒頭で記した史上初の3連戦でしょう。これは,来年ロシアで開催されるサッカーのワールドカップが影響していて,レースもサッカーもヨーロッパにとっては重要なイベントですから,スケジュールが重なることを避けなければならず,その結果,6週間で3連戦を含む5レースが開催されるという超過密スケジュールとなりました。全20戦だった今季でしたが,来季はマレーシアGPが外れ,新たにフランスGPとドイツGPが復活して1戦増える形になっています。第18戦アメリカGPの開催地については,今の段階でアメリカのモータースポーツ統括団体からの承認が条件となっています。なお,具体的なレースカレンダーは,以下の表のようになっています。 |
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2017/12/08(金) ☆2日目も(SF) ○2日間にわたって行われた合同テスト・ルーキーテスト最終日の走行が,ドライコンディションとなった鈴鹿サーキットで行われました。来季の体制がどうなるかの参考となる今回のテストですが,この日もホンダの育成ドライバーで来季SFにフル参戦が噂されている松下信治や福住仁嶺などが走行をしました。ちなみにその松下と福住は,それぞれこの日の6,7番手タイムをマークしています。最終日のトップタイムをマークしたのは,初日2番手タイムだったVANTELIN TEAM TOM'Sの中嶋一貴でした。2,3番手タイムをそれぞれREAL RACINGの塚越広大,DOCOMO TEAM DANDELION RACINGの野尻智紀がマークし,この日もレギュラードライバーがトップ3を占めています。前日にトップタイムだったITOCHU ENEX TEAM IMPULの関口雄飛は,この日は走行しませんでした。ただ,2日間総合で見ると,初日の関口のタイムが総合トップとなります。 |
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☆体制変更(F1) ○ホンダから発表があり,来季からF1の運営体制を一新することを発表しました。3年間にわたったマクラーレンとのタッグを今シーズン限りで解消し,来季からトロロッソと新たなスタートを切ることになっているホンダは,思うような成績を収めることができなかった3年間の反省を活かし,新たな体制を築くことにしたようです。今回の発表によると,これまで置かれてきたF1プロジェクト総責任者のポジションが廃止され,技術開発と現場監督の役割を分離することにしました。この結果,2シーズンに渡ってF1プロジェクト総責任者を務めてきた長谷川祐介氏はその任を解かれ,2018年1月から本田技術研究所の主席研究員となります。新たに新設された現場の指揮に専念するテクニカルディレクターに就任することになったのは,かつて佐藤琢磨をはじめ,J.ビルヌーブ,G.ベルガー,J.バトンといった歴代ホンダのF1ドライバーの担当エンジニア等を務めた経歴を持ち,レース経験が豊富な田辺豊治氏です。技術開発は,HRD Sakura担当の執行役員が研究開発をリードしていくことになります。 |
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2017/12/07(木) ☆レギュラードライバーが(SF) ○2日間にわたる合同テスト・ルーキーテストが,鈴鹿サーキットで始まりました。毎年行われているこのテストは,来季に向けたマシン及びタイヤ開発という側面がもちろんありますが,何といっても来季のドライバーラインナップがどうなるか大いに参考になる機会になっています。実際,今回のテストには,既に来季アーデンに所属してF2シリーズにフル参戦することが決まっているホンダの育成ドライバーの一人で,F1へステップアップが期待されているドライバーの一人である福住仁嶺が参加していて,噂ではF2とSFの両方にフル参戦するのではないかといわれています。今回の参加は,当然それをにらんだものであることは間違いありません。その他では,日本人の中でF1に最も近い位置にいるといわれていたものの,残念ながら期待された成績を収めることができず,来季は日本に帰ってきてSFにフル参戦が噂されているホンダの育成ドライバーである松下信治も参加しています。昨年のS.バンドーン,今年のP.ガスリーと,来季F1にフル参戦するドライバーが2年続けてフル参戦し,海外の若手有望ドライバーからの注目を浴びているSFですが,今回のテストには,ヨーロッパF3選手権にフル参戦してランク3位に輝いたM.ギュンターと,F2にフル参戦したR.ボシュングも参加しています。 さて,初日の走行ですが,この日の総合トップタイムをマークしたのは,今季ITOCHU ENEX TEAM IMPULからフル参戦し,今回も同チームのマシンを駆った関口雄飛でした。2,3番手タイムを今季VANTELIN TEAM TOM'Sからフル参戦し,今回同チームのマシンを駆った中嶋一貴とA.ロッテラーがそれぞれマークし,トップ3はトヨタ陣営のレギュラードライバーがトップ3を占めました。ルーキー勢では,今季全日本F3選手権でランク3位に輝やき,今回ホンダ陣営の1つNAKAJIMA RACINGのマシンを駆って参加しているA.パロウが総合4番手タイムをマークしています。この日のテストでマシンとは関係ないところで注目を浴びたのは,真っ白いヘルメットを被って走行したドライバーでした。ヘルメットは誰が操作しているかを認識するのに重要なアイテムですから,それぞれのドライバーは独自のカラーリングでヘルメットを使用しています。真っ白ということは,まだチームや支援メーカー,スポンサー等が決まっていないドライバーという判断がなされます。ルーキーテストを兼ねているテストだけに,一体誰かという点で注目を浴びたわけです。ところが,そのドライバーはホンダのエースドライバーである山本尚貴でした。正解は,どうやら多くのドライバーが使用しているアライヘルメットのGP-6のマイナーチェンジ版をテストしていたようです。 |
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2017/12/06(水) ☆5回(MotoGP) ○グランプリコミッションの会合が先月29日に開催されて技術規則と競技規則に関して協議を行い,この度FIMからそこで決定したことが発表されました。その中では,ライダーが使用するダッシュボードにメッセージを送信続けることができる「バーチャルピットボードシグナル」や中・軽量級クラスにおけるチームタイトル表彰,MotoGPクラスにおけるインディペンデントチーム(サテライトチーム)及びライダーのタイトル表彰などが導入されることが明らかとなっています。さらにワイルドカードに関する決定も発表され,今シーズンKTMのマシンを駆ってワイルドカード参戦したM.カリオについて,彼は来季も開発ライダーを継続しますが,来季は5回のワイルドカード参戦が承認されました。その5回の内訳ですが,ヘレスで行われるスペイン,カタルニア,ドイツ,チームの母国GPとなるオーストリア,そしてアラゴンとなっています。また,各マニュファクチャラーは1シーズンで最大3名,KTMやアプリリアなど優遇措置が認められているマニュファクチャラーは最大6名までのワイルドカード参戦が認められました。 |
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2017/12/05(火) ☆残り1(F1) ○シーズンが終了し,各チームは来季に向けてマシン開発に専念している状況にありますが,12月2日(土)に唯一一人も来季のドライバーが決まっていなかったザウバーF1チームから発表がありました。今季はM.エリクソン&P.ウェーレインの2台体制でしたが,その内エリクソンはざんりゅうすることになりましたが,ウェーレインは今季限りでシートを失い,彼に替わってフェラーリのジュニアドライバーで,今季F2においてチャンピオンを獲得したS.ルクレールを起用することになりました。来季のザウバーは,12月1日(金)のこのページでお伝えしたように,同チームが使用するフェラーリと同じ系列にあるアルファロメオと複数年にわたる技術的・商業的パートナーシップ契約が成立し,チーム名が「アルファロメオ・ザウバーF1チーム」としてスタートすることになっています。今回のザウバーの発表により,来季のシートに関してはほとんど埋まり,あと残っているのは,今季限りで引退したF.マッサのシートに誰が座るか決まっていないウィリアムズのシート1つのみとなっています。なお,具体的なシート獲得状況は,以下の表のようになっています。 |
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2017/12/04(月) ☆参戦(SGT) ○レースシーズンが終わり,この時期メーカー等が主催してファン感謝デーのような催しが開かれますが,昨日はホンダ主催のイベントである『Honda Racing THANKS DAY 2017』がツインリンクもてぎで開催されました。模擬レースやトークショーなどが開かれ,レースファンとしては楽しい時間を過ごしたと思いますが,その中のトークショーでJ.バトンから発表があり,来シーズンはホンダのマシンを駆ってSGTにフル参戦することがサプライズで発表されました。F1のチャンピオン経験者がSGTにフル参戦するのは,今回のバトンが史上初となります。バトンとSGTといえば,今年が最後の開催となった『鈴夏1000q』にTEAM MUGENからスポット参戦し,最後のレースに華を添えました。今シーズンはマクラーレン・ホンダでアンバサダー兼リザーブドライバーを務め,F.アロンソがインディ500に出場するため代役としてF1モナコGPに出場しました。来季のバトンについては,SGTへの参戦が早い段階から噂されていて,後は長年関係が深いホンダから出場するのか,マクラーレンが今シーズン限りでホンダと袂を分かち,来季からルノー製PUを使うことになるため,ルノーと同じ傘下にあるニッサンのマシンを駆って出場するのかが不明でした。ところが,その後バトンとマクラーレンとの契約がほぼ解除となりましたので,ホンダのマシンを駆る可能性が高まっていました。そして,今回の発表に至っています。バトンとホンダとの関係は2003年まで遡ることになり,2003年シーズンにBARホンダでF1に参戦するところから始まり,2006年のハンガリーGPでバトンにとって初めての優勝を飾っています。その後,一時的にホンダと関係が途切れることになりますが,マクラーレン・ホンダの復活で再びバトンのホンダとのタッグも復活します。来季でホンダとバトンの関係が通算10年となり,そうしたことを記念するかのようなSGTフル参戦となります。なお,今回の発表では,ホンダ系のどのチームから出場することになるのかは発表されていません。 |
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2017/12/03(日) ☆前倒し(SGT) ○12月1日(金)にSGTをプロモートするGTアソシエーション(GTA)から発表があり,来シーズンのレースカレンダーの一部が変更となりました。来季のレースカレンダーについては,7月に暫定スケジュールが早くも発表されていました。そこでは,我が大分県にあるオートポリスでのレースが,第7戦として10月20日〜21日に開催される予定になっていました。ところが,その後世界耐久選手権(WEC)のスケジュールが変更となり,富士スピードウェイで行われる予定の第4戦がバッティングすることとなりました。両方にエントリーしているドライバーもいますから,このバッティング状態を解消する必要があるため,SGTのスケジュールを1週間前倒しして10月13日〜14日に変更することとなりました。それ以外のレースについては,現段階では変更がありません。来季の具体的なレースカレンダーは,以下の表のようになっていて,これもまだ暫定の段階ですから,もしかしたら今後変更することがあるかもしれません。 |
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2017/12/02(土) ☆レース数増(JRR) ○2輪レースを統括する日本モーターサイクルスポーツ協会(MFJ)から,来シーズンのJRRのレースカレンダーが発表されました。それによると,開幕戦がこれまでの筑波サーキットからツインリンクもてぎでの開催となります。今シーズンまでの開幕戦は,JSB1000クラスを除いたクラスでの開催でしたが,来季は全クラスでの開催となり,さらに最高峰のJSB1000クラスは2レース制となっています。この2レース制は来季のカレンダーの肝になっていて,開幕戦だけでなく,その他の開催地でも2レース制となっている大会が増えています。この流れは最高峰クラスだけでなく,クラスによって多少の違いはありますが,他のクラスでも見られるようになり,必然的に全体のレース数が増えています。それぞれのクラスの合計レース数は,JSB1000クラスが13,J-GP2クラスが7,ST600クラスが8,J-GP3クラスが7です。また,JRRとの併催という形をとって開催されているMFJカップGP250は,全部で7レースとなっています。決勝レースは,基本的にこれまでと同じように土曜日に行われますが,筑波サーキットでのレースのみ2レース制となっています。なお,具体的なレースカレンダーは以下の表のようになっています。 |
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2017/12/01(金) ☆30年ぶり(F1) ○ザウバーF1チームとフィアット・クライスラー・オートモービルズから11月29日(水)に発表があり,両者の間で来シーズンから技術的&商業的パートナーシップを結ぶ契約が成立し,来季から同チームは『アルファロメオ・ザウバーF1チーム』と名乗ることになりました。ザウバーと言えば,今シーズン一旦は来季からホンダとの提携を結ぶことになりましたが,M.カルテンボーンがちーむを去り,新しい体制になってからその契約が破棄され,フェラーリとの契約が成立しました。フェラーリとアルファロメオは,共にイタリアンメーカーで,しかも同じフィアットの傘下にあります。フェラーリとアルファロメオをブランドが違うのに契約が成立したのは,こうした関係によるものです。アルファロメオとF1の関係はとても古く,1950年代初頭から始まっています。レジェンドドライバーの一人であるファン・マニエル・ファンジオが,1951年二タイトルを獲得したのがアルファロメオのマシンを駆った時のことです。その後エンジン提供,コンストラクターと立場を変えながらも1980年代までF1に参戦していきましたが,1985年をもって撤退しました。今回の復帰は,ほぼ30年ぶりとなります。今シーズンのザウバーは,ルノー製PUに苦しめられ,シーズンが進むに連れて尻すぼみ状態となり,終盤は全くポイントを獲得することができないままシーズンを終えました。それに対して,今季のフェラーリは,シーズン途中まで本家フェラーリがメルセデスAMGとタイトル争いを展開する活躍を見せました。大口のタイトルスポンサーと大活躍を見せたPUとを手に入れることになったザウバーですが,来季はどの程度の活躍を見せるのか楽しみですね。 |
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