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2013/12/24(火) ☆体制変更(SGT) ◯GT300クラスにおけるゼッケン4番といえば,初音ミクのカラーリングでお馴染みになっています。今シーズンは『GSR&Studie with TeamUKYO』というエントラント名が示すように鈴木康昭氏が代表であるスタディがエントラントでした。しかし,この度グッド・スマイル・レーシングが来シーズンの体制発表を行い,同チームがエントラントに変更となりました。これに伴い,エントラント名も『GSR&Team UKYO』に変更されました。ただ,メンテナンスは,これまで通りRSファインが担当し,ドライバーについても谷口信輝&片岡達也となっています。また,使用するマシンについては,年式は2014年型になるものの,BMW Z4 GT3としては変更がありません。スタディについては,新たなチームを組織して同じくGT300クラスに参戦することになり,使用するマシンはグッド・スマイル・レーシングと同じく2014年型BMW Z4 GT3で,しかもメンテナンスも同じRSファインが担当します。ということで,両チームはいわゆる兄弟チームのような感じでエントリーし,セッティングなどの情報は共有するとのことです。 さて,今年の更新は今日が最後になります。来シーズンは,F1,SF,SGT共に大きくレギュレーションが変更となり,全くのブランニューマシンが登場します。2輪においても,MotoGPクラスはレギュレーションが変更となり,クラス編成が変更となります。というように,2輪,4輪共に新たな形としてスタートを切る訳で,それぞれのカテゴリーがどのような展開となるのか,とても楽しみなシーズンとなりそうです。では,皆様よい年末年始をお過ごし下さい。 |
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2013/12/23(月) ☆早くも(F1) ◯今シーズンのF1におけるチャンピオン争いは,レッドブル&S.ベッテルのパッケージングが回を重ねるごとに強さと速さを見せるようになり,終盤に入った頃には既にほぼ決まった状態になっていました。そのため,各国のF1中継の視聴率が下がるという事態となっていたようです。そうしたこともあって,FIA,FOM,フェラーリ,レッドブル,マクラーレン,メルセデス,ウィリアムズ,ロータスの代表者によって形成された団体であるストラテジーグループでの会合において,先日「最終戦のポイントを2倍にする」というレギュレーションを新たに採択しました。最後の最後までチャンピオン争いを展開させようという意図のものですが,この決定には,ドライバーをはじめいろいろな立場で反対意見が出るという状況になっています。このような中,F1界のボスであるB.エクレストンが,この点に関して持論を持ち出して見直しすることを表明しました。彼の持論は,「最後の3戦のポイントを2倍にする」というもので,さらに,この「残り3戦」が承認されなければ「2倍」というレギュレーション自体を見直すという方針を持っているようです。そして,1月に行われるストラテジーグループの会合では,この点について話し合う予定ということも明らかにしました。2倍のレギュレーションを決定した会合においても,この残り3戦案は俎上に上がっていて,その結果の「最終戦2倍」決定に至っている訳ですから,3戦案が支持される可能性は低くなります。ということは,2倍というレギュレーション自体が,早くも廃止される可能性が高くなっているのかもしれません。 |
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2013/12/22(日) ☆シート争い(F1) ◯昨日ザウバーF1チームから発表があり,今シーズン同チームからF1デビューを果たしていたE.グティエレスと来シーズンのドライバー契約が成立しました。グティエレスの残留により,来季のザウバーはA.スーティル&グティエレスのコンビとなることが決定しました。資金不足に苦しむ同チームだけに,どれだけの資金を持ち込むことができるかが一つの鍵になっています。昨シーズン限りでS.ペレスが離脱したのに伴い,彼が有するTelmexなどのメキシカンマネーが流出するのではないかという心配があったものの,グティエレスがザウバーに加入することで,Telmexはスポンサーとして残っていました。しかし,来シーズンからの同チームは,ロシアンマネーが重要な位置を占めるようになるのではないかといわれ,それに伴いロシア人ドライバーで将来有望株であるS.シトロキンがシートを獲得するという見方広がっていました。しかし,今回のグティエレス残留と共にシトロキンについても発表があり,来季についても,ザウバーのテストドライバーとして契約することが決定しています。グティエレスの残留に伴い,Telmexが同チームのスポンサーとして残ることが今回発表があり,このことが少なからず残留に大きな影響があったのではないでしょうか。 なお,今回の決定により,来シーズンのシートの残りは,ケータハムの2つとマルシャの1つの合計3つとなり,シート獲得争いが大詰めを迎えてきています。ここ数日の噂では,いよいよ小林可夢偉の名前が挙がってきていて,ケータハムとの交渉が進んでいるようです。現段階の噂では,ケータハムの2つのシートには,その小林とGP2ドライバーのM.エリクソンの二人が有力視されているということで,今シーズン同チームに所属していたG.ファン.デル.ガルデとS.ピックはどちらもシートを失うのではないかという見方が出ているようです。ちなみに,その噂によると,小林のシート獲得には,昨シーズン行われた小林のシート獲得のために募った募金が交渉材料になっているようです。 |
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2013/12/21(土) ☆残留(インディカー) ◯インディカー・シリーズにフル参戦している唯一の日本人ドライバーが佐藤琢磨ですが,今シーズンは新たにABCサプライ/AJフォイト・レーシングに所属してフル参戦していました。所属1年目,そして最近は結果が残せていないチームながら,チームにとっては2002年以来となる勝利をロングビーチ・グランプリで挙げました。この勝利は,日本人ドライバーにとってアメリカン・オープンホイールの最高峰での初勝利となりました。さらに,ヒューストン・グランプリではポールを獲得し,これはチームにとって1998年のインディ500以来となりました。こうした活躍で,これまた日本人ドライバーとしては初となる,ランキングトップに立つという快挙をシーズン当初まで達成していました。しかし,他チームの開発が向上するのに伴い,戦闘力が他チームに比べて落ちていき,不運やアグレッシブなドライビングが信条の琢磨自身のミスがあったりして,徐々にランキングを下げていくというシーズンとなりました。とはいえ,シーズン序盤を最も盛り上げたドライバーとも言える訳ですから,琢磨自身にとっても,チームにとってもいいシーズンだったのではないかと思います。そうした関係が築けたこともあって,先日正式に発表があり,啄磨が来シーズンもABCサプライ/AJフォイト・レーシングから参戦することが決定しました。2年目となる体制だけに,来季こそはシーズンを通して活躍できることを期待したいですね。 |
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2013/12/20(金) ☆復帰(JRR) ◯今シーズン新規参入チームであるイデミツ・ホンダ・チーム・アジアからモリワキのマシンを駆ってMotoGPのMoto2クラスにフル参戦した高橋裕紀でしたが,カレックスやシューターといったマシンとの性能差がなかなか埋まらず,ポイント獲得できないままシーズンが進んでいきました。そして,残念ながらシーズン途中でシートを失うとともに,先日発表された来季のエントリーリストにはどのクラスでも高橋の名前がなく,MotoGPでのシートを獲得できないことが確実視されていました。その高橋の来シーズンの体制が,昨日正式に発表されました。それによると,来季は10年ぶりにJRRに復帰することになりました。しかも,こちらも久々にJRRに復帰となるモリワキ・レーシングからで,参戦クラスはJ-GP2です。高橋の駆るマシンは,もちろんモリワキの中量級クラスマシンであるMD600です。このMD600は,Moto2クラス参戦を視野に入れたマシンですから,JRRに参戦するため,J-GP2クラス用にモディファイして投入します。JRRを卒業後,2005年から9年間にわたってMotoGPで活躍してきた高橋ですが,ひとまず国内レースに復帰することになりました。しかし,それはあくまでもモリワキも含めて世界復帰を視野に入れてのもので,JRRでマシン開発を進めながら結果を出すことで,2015年シーズンからの世界復帰を目指すことになるようです。なお,10月にツインリンクもてぎで行われる予定の日本GPには,ワイルドカードで参戦することも目標になっています。 |
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2013/12/19(木) ☆復帰(8耐) ◯16日(月)付けのカワサキモータースジャパンの公式フェイスブックにおいて,来シーズンの鈴鹿8耐にカワサキがTeam GREENとして復活することを発表しました。さらに,17日(火)に開催された『Team GREEN 30周年記念パーティー』のステージ上には,8耐のマシンらしくヘッドライトを装着したZX-10Rが置かれました。と同時に,そのマシンを駆ることになるライダーである柳川明と渡辺一樹の紹介も行われました。体制等具体的な点については,来年の5月か6月に行われるようですが,場合によっては2台体制になるのではないかという噂も浮上していて,その場合は,今シーズンSBKでチャンピオンを獲得したT.サイクスや,現在アジア選手権でトップライダーの一人として活躍している藤原克昭が起用されるのではないかということです。このところの8耐におけるカワサキは,トリックスターを中心に,カワサキ系のプライベートチームとしての参戦はありますが,いわゆるワークスチームとしての参戦は,13年ぶりになります。今シーズンのJRRにおいて,JSB1000クラスではカワサキで長年ワークスライダーとして活躍している柳川明が,わずか1ポイント差でヤマハのワークスライダーである中須賀克行にチャンピオンを獲得されてしまいました。参戦費用削減の狙いから,近年のレース界はテストの削減が行われていて,実走行でのマシン開発が十分に行えない状況になっています。鈴鹿8耐に参戦すれば,レースペースでかなりの走行ができますから,耐久仕様とスプリント仕様という違いはあるものの,JSB1000クラスのマシン開発に大きく寄与することになります。8耐におけるカワサキの優勝となれば,S.ラッセル&A.スライトのコンビで『伊藤ハム』のロゴがあしらわれたマシンを駆った1993年に遡ります。JRRも含め,来シーズンのカワサキがどのような結果を出していくのか,特にライムグリーンファンの人たちにとってはとても楽しみになりますね。 |
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2013/12/18(水) ☆引退(WEC) ◯今シーズンWECにおいて『アウディR18 e-トロン・クワトロ』を駆ってT.クリステンセン,L.デュバルと共にチャンピオンを獲得したA.マクニッシュが,今シーズン限りでトップレベルのモータースポーツからの引退を発表しました。マクニッシュといえば,2002年シーズンにトヨタからF1にフル参戦した経験を持つドライバーです。その他のF1における活動はテストドライバーを務め,マクラーレンやベネトン,ルノーといったチームで開発に携わりました。2004年シーズンからアウディと共にスポーツカーの世界に復帰し,以来10年間にわたってずっとアウディのマシンを駆って活躍してきました。今季彼が駆ったR18 e-トロン・クワトロをはじめ,R8R,R8,R10 TDI,R15 TDI,R18 TDI,R18ウルトラといったアウディのマシンを一貫して駆り,アウディがル・マンなどのスポーツカーレースに復帰して以来そうしたドライバーはマクニッシュが唯一となっています。その10年間で,2008年と2013年にル・マンで勝利を収め,冒頭に書いたようにWECでのチャンピオンを獲得しています。このチャンピオン獲得が一つの区切りとなって,今回のトップレベルレースからの引退を最終決断したようです。今後どのような活動をするのかは未定ですが,アウディ・スポーツ及びアウディAGとの関係を継続することは決定しています。 |
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2013/12/17(火) ☆移籍(BSB) ◯今シーズン英国スーパーバイク選手権(BSB)にフル参戦していた清成龍一が,チームを移籍してBSBへのフル参戦を継続することが発表されました。BSBにおけるホンダのワークスチーム的立場にある「サムスン・ホンダ」からフル参戦していた清成が移籍するのは,「ビルドベースBMW」です。清成と言えば,チーム高武時代を含め全日本にフル参戦していた頃からずっとホンダ車を駆ってきました。その間,全日本やアジア選手権でタイトルを獲得したり,鈴鹿8耐では,2005,2008,2010,2011年の合計4回優勝したりしています。また,BSBにおいては,2006,2007,2010年の合計3回タイトルを獲得しています。ただ,今シーズンは思うような結果を残すことができず,ランキング6位でシーズンを終えていました。先日ホンダから発表があり,来シーズンはBSBにおける活動を一時休止し,世界耐久に力を入れることが決定しています。世界での活動を継続するという意向が強かった清成としては,新たな道を模索していて,そのような中でビルドベースBMWから声がかかったことで移籍を決めました。「清成」と言えば「ホンダ」という図式が出来上がっていますが,来シーズンはその意識を変える必要がありそうです。今回の移籍決定により,鈴鹿8耐でV5を目指すということができなくなっていますので,こういう点では残念だといえるでしょう。 |
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2013/12/16(月) ☆名称&ドライバー(WEC) ◯今シーズンのアウディ,トヨタに加え,来シーズンからはいよいよ耐久レースの雄であるポルシェが,世界耐久選手権(WEC)の最高峰クラスであるLMP1クラスに帰ってくることになっています。アウディやトヨタと同じくハイブリッドマシンを投入することは既に発表がありましたが,その名称及びマシンの詳細については明らかになっていませんでした。また,2台体制で臨むことになっていて,そのマシンを駆るドライバーについては,4人の名前は明らかになっていたものの,残り2人については未定のままでした。そのような中,この度ポルシェからマシンの名称とドライバーについて発表がありました。まずマシンの名称ですが,『ポルシェ919ハイブリッド』となりました。1970年代に活躍したポルシェ917,そして市販ハイブリッド車であるポルシェ918という流れの集大成としての919という感じになるようです。次にドライバーについてですが,既に明らかになっていたのは,今シーズン限りでF1を引退したM.ウェーバーをはじめ,N.ジャニ,T.ベルンハルト,R.デュマの4名でした。今回新たに発表されたのは,B.ハートレーとM.リーブの2名で,この6名がポルシェのワークスドライバーということになります。 |
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2013/12/15(日) ☆変更(MotoGP) ◯13日(金)にFIMから来シーズンのレースカレンダーの暫定版が発表されました。10月上旬に1回目の発表があった来季のレースカレンダーですが,全19戦というところは変更されていません。今回の暫定版によると,変更箇所はシーズンの後半で,第16戦からの3戦が,以前はマレーシアGP,日本GP,オーストラリアGPという順になっていましたが,今回のカレンダーでは,日本GP,オーストラリアGP,マレーシアGPの順に変更されています。これにより,日本GPの開催日が10月12日に変更されています。なお,具体的なカレンダーは以下の表のようになっています。 |
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2013/12/14(土) ☆初移籍(F1) ◯昨日はS.ペレスのフォース・インディアに移籍決定をお伝えしましたが,その決定は,同時に今季フォース・インディアのステアリングを握っていたA.スーティルとP.ディ.レスタが同チームのシートを喪失することが決定したことにもなりました。その2人の去就についてですが,ペレスの発表のわずか1日後に正式発表があり,かねてから噂されていたとおり,スーティルがザウバーへ移籍することが決定しました。今季ザウバーに所属していたN.ヒュルケンベルグがフォース・インディアに移籍することが決定していますから,形としては,ヒュルケンベルグとスーティルが交換トレード的なものになっています。今回移籍が決定したスーティルのF1における経歴を見ると,スパイカーとフォース・インディアに所属していますが,その2チームの関係性は,スパイカーを買収してF1にフル参戦を開始したのがフォース・インディアですから,実質的にスーティルは同じチームに所属してきたことになります。ということは,彼にとって今回が初の実質的な移籍ということになります。なお,スーティルのチームメイトについては,まだ決定していません。 |
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2013/12/13(金) ☆移籍決定(F1) ◯サハラ・フォース・インディアF1チームから発表があり,S.ペレスとの契約が正式に成立しました。今季ザウバーからマクラーレンに移籍したペレスでしたが,そのマクラーレンが例年ですと優勝争いを展開するチームながら,表彰台獲得が一度もできずに終わるというF1を代表する名門チームにとっては不振のシーズンになっていました。チームの不振に伴ってペレス自身の評価も下がり,後半になってくるとシート喪失の危機が度々出てくるようになってきていました。そして,マクラーレンは若手優良株の一人であるK.マグヌッセンと来季の契約を結び,わずか1年でマクラーレンのシートを喪失していました。ただ,彼はTELMEXとはじめとしたメキシカンマネーを持ち込めることもあって,早くからフォース・インディアが候補に挙がっていて,その噂通り今回の契約成立に至っています。チーム自身は,スポンサーマネーの持ち込みは関係ないというコメントは出しているようですが,1500万ユーロ(約21億円)と言われている金額がチームに入ることは間違いないのでしょう。今回の決定により,来季のフォース・インディアは,今回のペレスと,先日発表があったN.ヒュルケンベルグという,元ザウバーのドライバーというコンビになります。それに伴い,今シーズン同チームのドライバーだったP.ディ.レスタとA.スーティルはシートを失うことが決定しています。なお,スーティルはザウバー移籍の可能性が高いものの,ディ.レスタはF1におけるシート獲得が厳しいのではないかと見られているようです。 |
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2013/12/12(木) ☆ポイント2倍(F1) ◯「ポイント2倍」というと,どこかのスーパーマーケットのポイント制度という感じがしますが,F1の世界でも同様の措置がとられることが10日にFIAから正式に発表されました。今回決定したこの制度は,最終戦に対して行われるもので,優勝したドライバーが50ポイント,2位に入ったドライバーが36ポイント,3位が・・・と10位までのドライバーが2倍のポイントを獲得できるというものです。今シーズンで4年連続チャンピオンを獲得したS.ベッテルですが,この間F1の世界はベッテル&レッドブルのパッケージングが強さと速さを見せています。特に,今シーズンは全19戦の中の第16戦インドGPでチャンピオンを決定するという圧倒的なシーズンになっていて,早い段階からレースファンのチャンピオンシップへの興味が薄れるという状態になっていました。チャンピオン争いへの興味を最終戦まで残す対策として立てられたのが今回の措置です。ただ,確かに最終戦まで興味が引きつけられる可能性はかなり高くなりますが,わずか1戦の結果だけでチャンピオンが決まる可能性が高まることで,本当にチャンピオンにふさわしいドライバーと言えるのかどうかが疑問になるという考えが出ても不思議ではありません。チャンピオンシップに対する興味は薄れはしたものの,それだけ速さと強さがあった訳ですから,まさにチャンピオンにふさわしいと考えるのが普通です。既にベッテルをはじめ,ファンからも不満の声が上がっていますが,ある意味こうした動きは当然といえば当然なのかもしれません。 |
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2013/12/11(水) ☆固定ナンバー(F1) ◯MotoGPでは,V.ロッシといえばゼッケンが"46",J.ロレンゾが"99",N.ヘイデンといえば"69",そしてチャンピオンに輝いたM.マルケスが"93"というように,ライダーとゼッケンがシンクロしている場合があります。過去でいえば,今年久々に8耐に参戦したK.シュワンツが"34",故加藤大治朗さんが"74"などもその例としてあげられます。それに対して,F1のゼッケンは,1996年から前年のランキングでゼッケンが決まるようになったため,毎年ゼッケンが変わっています。これに対して,ドライバーとナンバーが固定していた方がマーケティングの面でもメリットが大きいのではないかという話が出て,来シーズンから固定ゼッケンが使用されることになりました。ゼッケン"1"については,これまで通り前年のドライバータイトルを獲得したドライバーが使用する権利を有する(もちろんロッシがチャンピオンを獲得しても"46"を使用し続けたみたいに,チャンピオンナンバーを使うかどうかは選択権があります。)ことになりますが,他のドライバーは"2"〜"99"の中から選ぶことになります。当然希望ナンバーがバッティングする可能性がありますが,その場合は,前年のランキング上位のドライバーが優先します。 |
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2013/12/10(火) ☆レース数(JRR) ◯MFJから来シーズンのレースカレンダーの暫定版が発表されました。それによると,今シーズン限りで筑波サーキットがJRR開催から撤退したため,開催数自体は今シーズンより1戦減って全8戦となっています。ただ,最高峰のJSB1000クラスで見ると,今シーズンと同じく全8戦で行われます。これは,我が大分県にあるオートポリスでの開催が関係しています。年2回JRRが開催されているオートポリスですが,その内の1回はSFとの併催である2&4が行われ,そこだけがJSB1000クラスの開催となっていました。しかし,来シーズンは,もう一つのレースでもJSB1000クラスが開催されることになり,このため全8戦と開催数が変わらないようになっています。最高峰クラスのレースが2回も見られる訳ですから,九州のレースファンにとっては朗報と言えるでしょう。なお,具体的なレースカレンダーは,以下の表のようになっています。 |
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2013/12/09(月) ☆イメージ公開(WEC) ◯今シーズンもルマン24を制覇すると共に,世界耐久選手権(WEC)のタイトルを獲得したアウディですが,来シーズンのマシンのイメージを公開しました。レギュレーションの変更により,これまで使用してきたマシンが来シーズンから使えなくなりますので,現在来季型マシンの開発が急ピッチで進められている段階だと思われます。さて,その来季型マシンですが,今回の発表によると車両名が「次世代アウディR18 e-tron quattro」とされていますので,名称自体はこれまでと同じになる可能性が高まっています。マシン開発は2012年から始まっていて,今年の9月からはテスト走行が開始されています。チーム代表であるW.ウルリッヒによると,「主に非常に複雑なハイブリッドドライブシステムを調整している」とのことです。トヨタは「パワーが劣るが,燃費がいい」マシンだったのに対して,アウディはその逆で「パワーがあるが,燃費が悪い」マシンでしたから,現在開発中のハイブリッドシステムは,その点の解消が図られていることでしょう。なお,来季型マシンの正式発表は,今月中には行われることになっています。 |
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2013/12/08(日) ☆リザーブドライバー(F1) ◯来シーズンのレッドブルのレギュラードライバーは,既にS.ベッテルとD.リカルドの2人になることが決定していましたが,リザーブドライバーについては未定でした。そして,一昨日そのリザーブドライバーについてレッドブルから発表があり,S.ブエミとA.フェリックス.ダ.コスタを起用することが決定しました。まずブエミですが,兄弟チームであるトロ・ロッソのレギュラードライバーを務めていましたが,2011年シーズン限りでシートを喪失。以来2年間にわたってレッドブルのテスト&リザーブドライバーを務めてきました。さらに,レッドブルのリザーブドライバーだけでなく,WECにおいてトヨタの8号車を駆ってフル参戦し,最終戦では今季初優勝を飾っています。もう一人のダ.コスタは,今季フォーミュラ・ルノー・3.5にフル参戦し,ランク3位でシーズンを終えています。若手有望株の一人である彼ですから,一時はD.リカルドに替わってトロ・ロッソからF1デビューするのではないかと見られていましたが,そのシート争いでD.クビアトに破れてレギュラードライバーの座を獲得することができていませんでした。最近DTMにBMWが投入しているマシンを駆る経験をしていますが,来季どのカテゴリーのレースに参戦するかはまだ未定です。レギュレーションの大幅変更に伴い,来シーズンのF1は全く新しいマシンが登場することになっていて,久々にシーズン中のテストが復活します。そうした状況ですから,リザーブドライバーの役割は例年以上に重要となってきます。チャンピオンチームのリザーブドライバーですから,二人の責任は重大となりますね。 |
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2013/12/07(土) ☆レース日程(WEC) ◯FIAから,来シーズンの世界耐久選手権(WEC)の正式なレースカレンダーが発表されました。来シーズンから導入されることになっている新レギュレーションにより,チャンピオンチームであるアウディも,日本メーカーとして唯一ワークス参戦しているトヨタにしても,どちらも新型車両を投入することになっていて,両メーカーとも水面下で新型マシン開発の真っ最中だと思われます。さらに,来シーズンからついに耐久レースの雄であるポルシェが復活することになっています。そして,そのマシンのステアリングを握るのが,今シーズン限りでF1から引退したレッドブルのM.ウェーバーということも決定していて,3メーカー三つ巴の戦いが期待できます。今回発表された具体的なカレンダーは,以下の表のようになっています。 |
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2013/12/06(金) ☆ドライバーラインナップ(F1) ◯最終戦が先月終わり,F1はオフシーズンに入っています。とはいえ,チーム及びメーカーは来季から使用されることになる新型マシン開発のまさに真っ最中です。また,ドライバーについては,既に来季のシートが決まっているドライバーはいいものの,まだ決まっていないドライバーはシート獲得交渉の真っ最中といったところでしょう。先日フォース・インディアとN.ヒュルケンベルグの契約成立があり,これで上位及び中位のチームのシートはほぼ埋まり,残すは下位チームが中心という状態になっています。ここでは,現在までのドライバーラインナップを整理しておきたいと思います。 |
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2013/12/05(木) ☆変更(F1) ◯FIAから来シーズンのレースカレンダーが正式に発表されました。9月に暫定のカレンダーが発表されていましたが,その時は全22戦というこれまでで最多の開催数となっていました。しかし,その後いくつかのレースの開催について「厳しいのではないか」という噂が浮上していたのも事実で,それらがどうなるのかが注目点となっていました。今回発表された正式カレンダーによると,やはり噂通り開催数が暫定より減り,今シーズンと同じ全19戦となりました。まず,新規開催から4年たったものの,観客動員数がなかなか伸びず,毎年赤字開催となっていた韓国が脱落しました。正式版でカレンダーから外れた他の開催地は,メキシコとニュージャージーといったアメリカ大陸の2カ国です。この3カ国の脱落に伴い,暫定カレンダーと比べて開催日等に変更が加わったところがあります。なお,具体的なカレンダーは,以下の表のようになっています。 |
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2013/12/04(水) ☆復帰(F1) ◯フォース・インディアF1チームから発表があり,2014年のドライバーとしてN.ヒュルケンベルグとの契約が成立しました。そのヒュルケンベルグは,2010シーズンをもってウィリアムズのシートを喪失。その翌年は,フォース・インディアとテストドライバー契約を結びました。そして,2012年シーズンはレギュラードライバーに昇格したものの,2013年はザウバーに移籍していました。そして,来季は再びフォース・インディアに復帰することになりました。来シーズンのヒュルケンベルグについては,早くから移籍話が出ていました。それは,ザウバーの資金不足と,昨シーズンまでに比べてマシンの戦闘力が劣ったことが原因として噂されていました。そして,その移籍先としてK.ライコネンが抜けるロータスの名前が有力候補として出ていました。ところが,ロータスが資金不足に苦しむと共に,ヒュルケンベルグ自身も大きなスポンサーマネーを持ち込むことができませんから,両者の契約は投資グループであるクワンタム・モータースポーツとロータスとの契約成立が前提という状態になっていました。ところが,両者の契約はいまだに成立しておらず,ドライバーとしてはこれ以上待てませんから,ロータスとの契約は成立しませんでした。そして,早くからヒュルケンベルグにラブコールを行っていたのがフォース・インディアで,それが今回の契約成立に至っています。ヒュルケンベルグが加入するということは,当然今シーズン同チームに所属していたA.スーティルとP.ディ.レスタのどちらかがシートを失うことになります。今回の発表では,誰がヒュルケンベルグのチームメイトになるのかは発表されませんでした。現段階の噂では,スーティルは,まるでヒュルケンベルグと交換トレードするかのようにザウバーに移籍するのではないかといわれています。ディ.レスタについては,F1でのシートを失うのではないかという噂がもっぱらです。 |
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2013/12/03(火) ☆合併話(F1) ◯メルセデスのエグゼクティブディレクターを務めるT.ウォルフが,ウィリアムズとマルシャとの間で合併話があったことを明かしました。そのウォルフはウィリアムズの株式の12.2%を所有していますから,彼がそうした合併話を知っていても何ら不思議はありません。「なぜメルセデスの関係者がウィリアムズの株式を持っているのか」という単純な疑問がありますが,ウィリアムズはフランクフルト証券取引所に株式を上場していますので,資金さえあれば誰でも購入することができる状態になっています。近年のウィリアムズは,かつてホンダやルノーとの関係があった頃の栄光を失い,ずっと低迷を続けています。今シーズンは特に結果が悪く,年間を通して獲得できたポイントはわずか5ポイント。チームタイトルでは,11チーム中9位というシーズンに終わってしまいました。こうした状態ですから,スポンサー獲得も厳しい状態にあり,ここ数年は資金不足に苦しんでいます。もう一つのマルシャは,今シーズンのチームタイトルで,昨シーズンより一つ順位を上げてウィリアムズに次ぐ10位でシーズンを終えてます。とはいえ,2010年シーズンからF1への参戦を開始していますが,いまだに獲得ポイントは0のままです。ただ,ウィリアムズとは違って,ロシアンマネーに支えられていて資金的には下位チームの割には比較的安定しています。伝統はあるけれども資金不足に苦しむチーム,伝統はないけれども資金的には比較的余裕のあるチーム,共通するのは成績の低迷。こうした状況ですから,両者が合併に向けて話し合いを行っても何ら不思議はないのかもしれません。 |
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2013/12/02(月) ☆有終の美(WEC) ◯世界耐久シリーズの今季最終戦が,6時間レースとしてバーレーン・インターナショナル・サーキットで行われました。タイトル争いは既に王者アウディが獲得していますが,来季からのレギュレーション変更により,現在使用しているマシンにとっては最後のレースとなりますので,メーカーにとっては有終の美を飾るレースとなります。予選で好成績を収めたのはトヨタで,7号車のトヨタTS030 HYBRIDがポール,2番グリッドを8号車がつけるというフロントローを独占していました。決勝レースも,この2台によるトップ争いが展開されていきました。ところが,2時間を経過した頃に2番手を走行していた7号車にオイル漏れによるエンジントラブルが発生し,残念ながらリタイアに終わってしまいました。今回の予選でポール獲得に貢献した7号車を駆る中嶋一貴でしたが,決勝レースは結果に結びつくことが叶いませんでした。7号車のリタイアにより単独走行となった8号車は,その後も順調に走行を続け,2位のアウディに1分以上の差をつけてトップでチェッカーを受けました。トヨタにとっては今季2勝目ですが,1勝目が天候不良によりセーフティーカー先導のみの走行で終わった富士6時間レースでのもの。普通に走行してのレースとしては,今季初勝利ということになります。このレースでTS030 HYBRIDのレースは終わったことになりますが,昨年のル・マン24時間でデビューし,今大会まで全部で14戦を戦ってきたことになり,その間5回のポール,5回の勝利数,そして表彰台獲得が10回という総合成績でした。 |
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2013/12/01(日) ☆全戦生中継(フォーミュラE) ◯来シーズンから新たなレースカテゴリーが始まります。それが,電気フォーミュラカーを用いて行う『フォーミュラE』です。来年9月から開幕する同シリーズは,ロンドンをはじめ,ローマ,ロサンゼルス,北京,ベルリンといった世界有数の大都市を舞台にして市街地レースとして年間10戦行われることになっています。その新カテゴリーに,日本からは,かつてF1にフル参戦した経験を持つ『スーパーアグリ』がフル参戦することになっています。そして,かつてそのスーパーアグリからF1にフル参戦し,現在はインディカー・シリーズにフル参戦している佐藤琢磨が,開発ドライバーを務めることも決定しています。それだけでもレースファンには注目となるのですが,先月29日にさらなる注目となることが発表され,テレビ朝日が,同シリーズを全戦生中継することになりました。しかも,F1を中継するフジテレビが今シーズンから衛星のみの放送になったのに対して,テレ朝は,地上波であるテレ朝,BS放送であるビーエス朝日,CS放送であるシーエス・ワンテンの3媒体を使っての放送となります。具体的な放送形態はまだ決まっていませんが,例えば,CSで初日に行われるフリー走行,BSで2日目に行われる予選,地上波で3日目に行われる決勝レースを放送するというような形も取れることになります。開局55周年(そういえば,かつては「NET」という放送局名でしたよね。)となるテレ朝ですが,フジのF1に対抗するかのように,モータースポーツであらたな展開を見せることになりますね。 |
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