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最新ニュース
2013/03/31(日)
☆新方式で(JRR)
○開幕戦の予選が,ツインリンクもてぎで行われました。JSB1000クラスの予選は,今シーズンから2セッションのノックアウト方式が採用され,Q1でトップ10以外のグリッドが決まり,Q2でトップ10のグリッドが決まるという方式となります。ちなみに,他のクラスは,全て通常の予選方式となります。Q1でトップタイムだったのは,前日までのスポーツ走行で2日間ともにトップタイムだったMuSASHi RT ハルクプロの高橋巧でした。ところが,Q2になるとその高橋が転倒を喫し,以後の走行ができなくなってしまったため,10番グリッドになってしまいました。それに対して,そのスポーツ走行で両日ともに2番手タイムだったF.C.C.TSR Hondaの秋吉耕祐がQ2でトップタイムをマークし,今シーズン最初のポールシッターとなりました。怪我が完全には癒えていない昨年のチャンピオンであるヤマハYSPレーシングチームの中須賀克行が,その怪我をものともせず2番グリッドを獲得しています。スポーツ走行で両日ともに3番手タイムだったヨシムラの津田拓也が,僅差で逃げ切って3番グリッド獲得となりました。
J-GP2クラスは,TSR製のマシンを駆るテルル&EM★KoharaRTの長島哲太が最速タイムをマークし,自身初となるポールを獲得しました。前日にトップタイムだった昨年のST600クラスチャンピオンであるYamaha Thailand Racing TeamのD.クライサルトが,長島からおよそ1秒弱遅れで2番手タイムでした。3番グリッドを獲得したのは,MuSASHiRTハルク・プロの浦本 修充でした。
ST600クラスは,前日までの2日間ともにトップタイムだったKoharaRacingの渡辺一馬がこの日も好調で,コースレコードをマークして見事ポールを獲得しています。2,3番グリッドは,それぞれHiTMAN RC甲子園ヤマハの中冨伸一,RS-ITOH&ASIAの岩崎哲朗でした。
J-GP3クラスは,ウェットコンディションでの走行となりましたが,そのような中でトップタイムだったのは,前日の走行でもトップだったProjectμ7C HARCの國峰啄磨がTSR製のマシンを駆ってポールを獲得しました。2,3番グリッドを獲得したのは,それぞれTeam NOBBYの山本剛大,このクラスの昨シーズンのチャンピオンであるTome team PLUSONEの徳留真紀でした。
2013/03/30(土)
☆2日連続(JRR)
○28日(木)から開幕戦のレースウィークに入っているJRRですが,初日に引き続いて昨日も開催地であるツインリンクもてぎで特別スポーツ走行が行われました。初日と同様に,2日目もウェットからドライへとコンディションが変わるという状況の中での走行となりました。最高峰のJSB1000クラスは,MuSASHi RT ハルクプロの高橋巧がトップタイムを2日連続でマークしました。彼がマークしたタイムは1分49秒台でしたが,2番手タイムをマークしたF.C.C.TSR Hondaの秋吉耕祐,3番手タイムをマークしたヨシムラの津田拓也も49秒台に入っています。左肩の怪我がまだ十分回復していない昨年のチャンピオンであるヤマハYSPレーシング・チームの中須賀克行は,6番手タイムでした。
J-GP2クラスは,ST600クラスにフル参戦し,昨年タイ人ライダーとして初めてJRRでチャンピオンを獲得したYamaha Thailand Racing TeamのD.クライサルトが,非公式ながらコースレコードを上回るタイムをマークしてトップタイムでした。
そのST600クラスは,Kohara Racingの渡辺一馬が,JSB1000クラスの高橋同様に2日連続してタップタイムをマークしています。
J-GP3クラスは,Project μ7C HARCの國峰啄磨がトップタイム,TEAM PLUSONE & ENDURANCEの山田誓己が2番手タイムをマークしましたが,この2人のタイムはついに2分を切る速いもので,もしかしたら今日行われる公式予選では,1分58秒台に突入するかもしれません。
2013/03/29(金)
☆長期契約(F1)
○フォース・インディアから発表があり,メルセデス・ベンツとの長期契約が成立し,2014年以降も供給を受けることが決定しました。その契約がいつまでなのかですが,具体的な年数については明らかにされていません。今回の契約は,レギュレーション変更により来シーズンから導入されることになっている1.6リッターV6ターボエンジンの供給を受けることはもちろん,エネルギー回生システム(KERS)やトランスミッションといった関連補助システムについてもフルに使用することになりました。2009年シーズンから両者の契約は始まりましたが,昨シーズン終了後,一時期フォース・インディア側がフェラーリとの契約を検討したことがありましたが,最終的にメルセデス陣営にとどまり,そして今回の長期契約延長に至っています。現在はメルセデス陣営の一角を担っているマクラーレンが,2015年シーズンから再びF1に戻ってくるのではないかといわれているホンダエンジンを使用するのではないかと噂されています。メルセデスがブラウンGPを買収するまでは,マクラーレンがメルセデスのファクトリー的役割を果たしていたものの,買収以後は徐々に両者の関係に溝ができるようになってきていました。今回の長期契約延長は,こうした動きと何らかの影響があったのかもしれません。ただし,フォース・インディアについては,チームプリンシパルのV.マルヤが所有するインドの航空会社であるキングフィッシャー航空が倒産の危機に瀕していて,その影響からチームの存続自体が懸念されています。これまでのところ,F1については存続に影響がないということではあります。
2013/03/28(木)
☆体制発表(MotoGP)
○既にプレシーズンのオフィシャルテストを終了し,公式には来月の開幕を迎えるだけとなっているMotoGPですが,3クラス全てにフル参戦しているアスパル・チームが今季の体制発表を行いました。まず,MotoGPクラスですが,昨シーズンと同様にR.ド.ピュニエ&A.エスパルガロがCRTクラスにフル参戦します。使用するマシンは,これまた昨シーズンと同様,実質的にアプリリアのワークスマシンと言えるARTです。昨シーズンは,時折MotoGPクラスのマシンをも上回るレースリザルトを残すこともある速さを見せ,この2人が最終戦までCRTクラスのランクトップ争いを展開しました。もちろん,今シーズンもそうなる可能性が高くなっています。電子ソフトスタータメーカー,パワー・エレクトロニクス社の支援を継続し,このクラスにおけるチーム名は『パワー・エレクトロニクス・アスパル・チーム』となります。
中量級には,昨シーズンからの継続となるN.テロルと,今シーズンが初のフル参戦となるJ.トーレスの2人がシューターのマシンを駆ってフル参戦します。125ccクラス最後のチャンピオンであるテロルは,昨シーズンからMoto2クラスに参戦を開始し,ランク18位でシーズンを終えていました。ランキングは18位でしたが,最終戦では3位表彰台を獲得していて,今シーズンの活躍が期待できる状態でシーズンを終えていました。スペインの保険会社であるマプフレの支援を受けて,チーム名は『マプフレ・アスパー・チームMoto2』となります。
Moto3クラスは,J.フォルガーとE.グラナドの2人が,KTMエンジンを搭載したカレックスのマシンを使用してフル参戦します。昨シーズンの途中からチームに合流したフォルガーは,それまでの他のチームにおけるリザルトが嘘のように表彰台争いの一角に食い込む走りを見せるようになりました。今シーズンは,当然狙うはチャンピオンということになるでしょう。なお,Moto2クラス同様スペインの保険会社マプフレの支援を受け,チーム名は『マプフレ・アスパー・チームMoto3』となります。
2013/03/27(水)
☆公開(SF)
○東京の有楽町にある東京国際フォーラムにおいて,今シーズン,昨年までの『フォーミュラ・ニッポン』(FN)から名称変更となった『スーパー・フォーミュラ』(SF)の第5戦インジェ大会(大韓民国)の開催契約調印式と2013年シーズンの概要発表会が開催されました。その中で,来シーズンから使用されることになるマシンのイメージスケッチが公開されました。今シーズンは昨シーズンまでと同じくスウィフト社が製造しているシャーシが使用されますが,来シーズンからはダラーラ社が製造する『SF14』が使用されることになっています。シャーシが変更されるだけでなく,エンジンの仕様変更も行われ,現行の3.4リッターV8エンジンから,来季からは2.0リッターのターボエンジンが導入されることになっています。エンジンが小型化されたことにより,今回公開された画像では,エンジン部分のカウルは低くて小さいものになっています。その他目につくものとしては,F1をはじめ色々なカテゴリーでも導入されるようになってきている「シャークフィン」が導入されています。また,現行のマシンの特徴であるフロントウィングに関しては,大まかな形自体はコンサバティブなものではありますが,タイヤ幅までいっぱいに伸ばされた大型のものになっています。サイドポンツーンが絞られていて,F1にかなり近くなっているような印象です。ただし,もちろんフロントノーズにはF1のような段差はありませんが・・・。なお,今回の発表で7月10日(水)と11日(木)の両日に,富士スピードウェイにおいてシェイクダウンテストが行われることも明らかになっています。
2013/03/26(火)
☆初トップ(MotoGP)
○シーズン前最後となるオフィシャルテスト最終日の走行が,スペインのヘレス・サーキットで行われました。この日のセパンは,ウェットコンディションで始まりましたが,少しずつ路面が乾いていき,夕方頃になるとドライコンディションとなり,その頃には多くのライダーが走行を開始していきました。そのような中この日のトップタイムをマークしたのは,ヤマハのサテライトチームであるモンスター・ヤマハ・テック3のC.クラッチローでした。彼がトップタイムをマークしたのは,今回が初めてとなります。彼が駆るマシンは昨年型のM1で,その熟成されてきているマシンをさらに熟成させてのトップタイムでした。2番手タイムをマークしたのは,前日にトップタイムをマークしているヤマハ・ファクトリー・レーシングのV.ロッシでした。そして,3番手タイムをホンダのサテライトチームの一つであるLCRホンダのS.ブラドルがマークし,これは自己最高位の結果となります。昨年のチャンピオンであるヤマハ・ファクトリー・レーシングのJ.ロレンゾは,レースを見据えてロングランの走行を行い,リザルトとしては4番手タイムながら,安定した速いペースでの走行を行ったようです。なお,そのロレンゾとチャンピオン争いを展開するであろうレプソル・ホンダのD.ペドロサは,この日の走行をキャンセルしています。また,前日の走行で転倒を喫し,幸いにも軽いものではあったものの,左手薬指と小指の亀裂骨折,右膝の捻挫を負ってしまったゴー&ファン・ホンダ・グレシーニのA.バウティスタは,クリニカモービルの医師と相談の結果,この日の走行をキャンセルしています。ただし,来月行われる開幕戦カタールGPには出場できる見込みのようです。
2013/03/25(月)
☆遺恨?(F1)
○第2戦マレーシアGPの決勝レースが,セパン・インターナショナル・サーキットで行われました。決勝レース直前に降ったスコールにより,スタート時はウェットコンディションでした。しかし,既に雨は上がっていたため,ほどなくしてドライコンディションへと変化し,早い段階で各ドライバーともにインターミディエイトからドライ用タイヤへと履き替えました。レッドブルのS.ベッテルとM.ウェーバーがフロントローからスタートし,スタート時はベッテルがそのポジションを維持してトップに立っていましたが,ハードタイヤを選択したウェーバーが序盤にトップに浮上。時折差を縮められることもありましたが,その座を維持し続けていました。それに対して,ベッテルは3回目のピットストップの攻防でメルセデスのL.ハミルトンに先行を許し3位にポジションダウンとなりました。しかし,終盤に入ってメルセデス勢のペースが落ちてきて,4回目のピットストップの前にはベッテルが2位に再浮上していました。レッドブル勢によるテールトゥーノーズ状態のトップ争いは終盤まで持ち込まれていて,残り10周となったところでついにベッテルがトップに浮上し,そのままベッテルが今季初優勝を飾りました。ところが,このベッテルのオーバーテイクは,チーム内での取り決めに反していたようで,レース終了後のウェーバーは明らかに不満顔をしていました。ベッテル自身は,レース中はこのことに気づかずにウェーバーを追い抜いたようですが,レース終了後にこのことを聞かされ,自らのミスを認めていました。しかし,当然リザルトが変わるわけではありませんから,両者にとって遺恨となりそうな結果になってしまいました。3位には,ハミルトンが入っています。ところで,今シーズンからメルセデスに移籍してきた彼ですが,ピットストップの際,長年所属していたマクラーレンのピットに入るという間違いを犯してしまっていました。もちろん,マクラーレンのピットクルーから促されてすぐに自身のピットに移動しましたが,ある意味微笑ましいアクシデントでした。アクシデントといえば,開幕戦で2位表彰台を獲得したフェラーリのF.アロンソは,オープニングラップで接触によりフロントウィングにダメージを負い,次の周にそのフロントウィングが脱落してマシンの下に入り,アロンソは自らの意志でマシンをストップしてリタイアに終わっています。開幕戦のウィナーであるロータスのK.ライコネンは,予選中にメルセデスのN.ロズベルグのアタックを邪魔したということで3グリッド降格処分を受け,10番手スタートとなっていました。そうしたこともあってトップ争いに絡むことはなく,最終的に7位でレースを終えています。
☆初トップタイム(MotoGP)
○ヘレス・サーキットでのオフィシャルテスト2日目の走行が行われました。この日のヘレスは,開始時はウェット。ドライに変化する中で再び雨が降るという難しいコンディションでの走行となりました。そのような中,今シーズン再びヤマハに戻ってきたヤマハ・ファクトリー・レーシングのV.ロッシが,今シーズン初めてトップタイムをマークしました。ロッシのトップタイム獲得は,ドゥカティのマシンを駆っていた昨シーズンの第6戦イギリスGPにおける1回目のフリー走行以来となります。チームメイトで昨年のチャンピオンであるJ.ロレンゾが,ロッシから1000分の15秒差で2番手タイムでした。3番手タイムをモンスター・ヤマハ・テック3のC.クラッチローがマークし,ヤマハ勢がトップ3を独占しています。レプソル・ホンダのD.ペドロサが,そのヤマハ勢に次ぐ4番手タイムで2日目を終えています。CRT勢では,ウェットとなった初日の走行をキャンセルしたパワー・エレクトロニクス・アスパーのH.バルベラがクラストップ,総合11番手タイムをマークしました。日本人唯一のフル参戦ライダーであるアビンティア・ブルセンスの青山博一は,クラス10番手,総合23番手タイムでした。
2013/03/24(日)
☆2戦連続(F1)
○第2戦マレーシアGPの予選が,セパン・サーキットで行われました。この日のセパンは,Q1はドライコンディションでの走行となったものの,Q2の途中から雨が降り始めたため,以後はウェットコンディションでの走行となりました。トップ10の順位を決めるQ3でトップタイムをマークしたのは,レッドブルのS.ベッテルでした。これにより,開幕から2戦続けてベッテルがポールシッターとなりました。2番グリッドを獲得したのは,フェラーリのF.マッサでした。3番グリッドをチームメイトのF.アロンソが獲得し,予選では2戦連続マッサがアロンソを上回ったことになります。開幕戦のウィナーであるロータスのK.ライコネンは,7番グリッド獲得で予選を終えています。
☆こちらも(MotoGP)
○シーズン前最後のオフィシャルテストが,第4戦スペインGPの開催地であるヘレス・サーキットで3日間にわたって始まりました。初日は,時折激しい雨に見舞われる生憎の天気となり,F1の予選同様ウェットコンディションでの走行となりました。この日のトップタイムをマークしたのは,昨年のチャンピオンであるヤマハ・ファクトリー・レーシングのJ.ロレンゾでした。その最大のライバルであるレプソル・ホンダのD.ペドロサが2番手タイムをマークしています。3番手タイムは,昨年のMoto2クラスチャンピオンで,ペドロサのチームメイトであるM.マルケスでした。CRTクラスにフル参戦するアビンティア・ブルセンスの青山博一は,総合で19番手,クラス6番手で初日を終えています。なお,CRTクラスで最も速さを見せているパワー・エレクトロニクス・アスパーのP.エスパルガロとR.ド.ピュニエの2人は,初日の走行を見合わせています。
2013/03/23(土)
☆勝者が(F1)
○開幕からいきなり2週連続開催となる今シーズンのF1ですが,その2つめのレースとなるマレーシアGPが開幕しました。初日は,午前・午後にそれぞれフリー走行が行われました。
ドライコンディションの中行われた1回目の走行では,レッドブルのM.ウェーバーがトップタイムをマークしました。
午後から行われた2回目の走行は,雨が降ったり止んだりという天候で行われました。特に,セッション中盤には雨脚が強まり,どのドライバーも走行を見合わせ,雨が止んでから再び走り始めるという慌ただしいセッションとなりました。そのような中,この日の総合トップタイムをマークしたのは,2ストップ作戦を成功させ,開幕戦の勝者となったロータスのK.ライコネンでした。総合2番手タイムをマークしたのは,開幕戦のポールシッターであるレッドブルのS.ベッテルでした。総合3番手タイムは,フェラーリのF.マッサがマークしています。開幕戦で2位表彰台を獲得しているフェラーリのF.アロンソは,総合4番手タイムで初日を終えています。
2013/03/22(金)
☆全テストで(MotoGP)
○ドライコンディションのヘレス・サーキットにおいて,シーズン前最後のオフィシャルテスト最終日の走行が行われました。
Moto2クラスは,前日に引き続いてトゥエンティHP40のP.エスパルガロがこの日の最速タイムをマークしました。4日間総合で見てもエスパルガロが最速タイムで,これにより今シーズン全部で3回行われたオフィシャルテストですが,その3回とも総合トップタイムをマークしたことになります。昨年のチャンピオンであるM.マルケスが最高峰クラスにステップアップしたことで,今季Moto2クラスのチャンピオン候補最右翼といわれている彼ですが,まさにそのことを結果で証明したことになります。2番手タイムをマークしたのは,エスパルガロのチームメイトであるE.ラバトでした。ただし,4日間総合で見ると,この日の走行をキャンセルしたイタルトランス・レーシングの中上貴晶が前日にマークしたタイムが総合2番手タイムとなります。3番手タイムは,アスパー・チームのJ.トーレスで,4日間総合では中上のチームメイトであるJ.シモンでした。イデミツ・ホンダ・チーム・アジアの高橋裕紀は,この日の22番手,4日間総合では24番手タイムでテストを終えています。
Moto3クラスは,2日目のトップタイムだったレッドブルKTMアジョのL.サロムがこの日のトップタイムをマークし,これが4日間総合でもトップタイムとなりました。2番手タイムはエストレラ・ガルシアのA.リンスがマークし,4日間総合では,転倒の際に負った怪我により前日の走行の途中でテストをキャンセルしたチーム・カルボのM.ビニャーレスでした。そのビニャーレスですが,右手薬指の先を欠損するという重傷を負いましたが,手術の結果,現段階では開幕戦には出場できるとのことです。3番手タイムは,昨年のMoto2チャンピオンであるM.マルケスの弟で,今季がフル参戦1年目となるA.マルケスがマークしました。4日間総合では,この日の2番手タイムだったリンスでした。チーム・ラフォンテ・タスカレーシングの渡辺陽向は,この日の27番手タイムでしたが,4日間総合では33番手の最下位のタイムでテストを終えています。
2013/03/21(木)
☆負傷(MotoGP)
○シーズン前今季最後となるオフィシャルテスト3日目の走行が,スペインのヘレス・サーキットにおいて行われました。前日は生憎の雨に見舞われたため,走行をキャンセルするライダーがいましたが,この日は早い段階からドライコンディションでの走行となったため,どのライダーも周回を重ねていきました。
Moto2クラスで3日目の総合トップタイムをマークしたのは,今シーズンの大本命であるトゥエンティHP40のP.エスパルガロでした。エスパルガロのタイムは,唯一1分42秒台でのものでした。そして,総合2番手タイムをマークしたのは,昨日は走行を見合わせたものの,初日が4番手タイムだったイタルトランス・レーシングの中上貴晶でした。3番手タイムを,中上のチームメイトであるJ.シモンがマークしています。イデミツ・ホンダ・チーム・アジアの高橋裕紀は,意欲的な走り込みをしてこの日だけで80周を走行し,総合21番手で3日目を終えています。
Moto3クラスは,こちらも今シーズンの大本命の一人であるチーム・カルボのM.ビニャーレスが,この日の最速タイムを刻みました。ところが,そのタイムをマークした直後に転倒を喫し,右手薬指の先端を欠損するという重傷を負ってしまいました。そのため,以後の走行をキャンセルしています。彼の怪我に関するチームからの発表によると,4月に行われる開幕戦のカタールGPには出場できる見込みのようです。総合2番手タイムをマークしたのは,初日の走行でも2番手タイムだったエストレラ・ガルシアのA.リンスでした。初日にトップタイムだったマプフレ・アスパー・チームのJ.フォルガーが,この日の総合3番手タイムをマークしています。チーム・ラフォンテ・タスカレーシングの渡辺陽向は,初日に引き続いて最下位のタイムで3日目を終えています。ただ,初日はトップから4秒以上遅れていましたが,この日は3秒台の遅れに縮めています。
2013/03/20(水)
☆走行見合わせ(MotoGP)
○スペインのヘレス・サーキットで行われているMoto2,Moto3クラスのオフィシャルテスト2日目の走行が行われました。この日のヘレスは生憎の雨に見舞われ,ウェットコンディションの中での走行となりました。そのため,前日のような全車が走行とはいかず,Moto2クラスは13台,Moto3クラスは19台が走行しました。Moto2クラスの高橋裕紀,中上貴晶,Moto3クラスの渡辺陽向の日本人ライダー勢は,3人とも走行を見合わせています。
そうした状況の中Moto2クラスで最速タイムを刻んだのは,マークVDSのS.レディングでした。前日に最速タイムだったブルセンス・アビンティアのT.エリアスは,ウェット路面でも好調で,この日の総合2番手タイムでした。総合3番手タイムを,テクノマグのD.エガーターでした。
Moto3クラスは,前回のオフィシャルテスト最終日に最速タイムを刻んだカレッタ・テクノロジーのJ.ミラーが総合1番手タイムをマークしました。J.マクフィーが2番手タイムをマークし,カレッタ・テクノロジー勢のワンツーとなっています。総合3番手タイムだったのが,レッドブルKTMアジョのL.サロムでした。
2013/03/19(火)
☆久々(MotoGP)
○開幕前最後となるMoto2,Moto3クラス合同のオフィシャルテストが,第4戦の開催地であるヘレス・サーキットにおいて始まりました。今回のテストは,21日(木)までの4日間にわたって行われる予定になっています。
まずMoto2クラスですが,前回のテストで転倒に巻き込まれ,負傷したT.ルティの代役として,インターウェッテン・パドックはS.ガデアを起用しています。さて,初日の走行の結果ですが,この日総合トップタイムをたたき出したのは,このクラスで初代チャンピオンを獲得しているブルセンス・アビンティアのT.エリアスでした。総合2番手タイムをマークしたのは,トゥエンティHP40のE.ラバトでした。そのチームメイトで,今シーズンのチャンピオン最有力候補のP.エスパルガロが総合3番手タイムをマークしています。そして,総合4番手タイムを,イタルトランス・レーシングの中上貴晶がマークしています。もう一人のフル参戦日本人ライダーであるイデミツ・ホンダ・チーム・アジアの高橋裕紀は,トップからおよそ1秒7遅れの総合22番手タイムで初日を終えています。
Moto3クラスは,マプフレ・アスパー・チームのJ.フォルガーが,この日の総合トップタイムをマークしました。そして,総合2番手タイムをエストレラ・ガルシアのA.リンスがマークしています。総合3番手タイムをマークしたのは,今シーズンのチャンピオン最有力候補の一人であるチーム・カルボのM.ビニャーレスでした。このクラス唯一のフル参戦日本人ライダーであるチーム・ラフォンテ・タスカレーシングの渡辺陽向は,トップから4秒以上遅れの最後尾となる33番手で初日を終えています。
2013/03/18(月)
☆2ストップ(F1)
○開幕戦オーストラリアGPの予選及び決勝が,アルバート・パーク・サーキットで行われました。前日の大雨の影響からQ2,Q3が行われた予選は,レッドブルのS.ベッテルがポールを獲得しました。2番グリッドをM.ウェーバーが獲得し,レッドブル勢がフロントローを独占しました。
そして,予選終了から5時間後に,時折雨が降るものの,ドライコンディションの中で決勝レースが行われました。ポールからスタートしたベッテルはその位置をキープしてスタートできたものの,2番手スタートのウェーバーはスタートに失敗し,後続に抜かれるというスタートとなってしまいました。途中まではトップをキープしていたベッテルでしたが,1回目のピットストップを終えてしばらくしてから,まだタイヤ交換をしていないフォース・インディアのA.スーティルに引っかかってしまい,後続との差がみるみる間につまり,ついにはフェラーリのF.アロンソのオーバーテイクを受けてしまいました。そのような中,多くのドライバーが3ストップ作戦を採っていましたが,ロータスのK.ライコネンは2ストップ作戦を選択。ライコネンにとってはこれが今回は成功だったようで,中盤にトップに立つと見事なレースコントロールを展開し,大方の予想を裏切って開幕戦を制しました。2位にはアロンソ,3位にポールシッターのベッテルが入り,F1でチャンピオン経験者3人が表彰台に立ちました。
2013/03/17(日)
☆延期(F1)
○開幕戦となるオーストラリアGPの予選が,アルバート・パーク・サーキットで行われました。午前中に行われたフリープラクティス3の途中から降り始めた雨は,予選を前にして再び激しく降り始め,予選セッションの開始が10分遅らせることになりました。しかし,その後も勢いは変わらず,結局通算30分遅れで始まりました。しかし,ヘビーウェットとなったコンディションに足下をすくわれるマシンが相次ぎ,Q1は何とか行われたものの,雨脚がなかなか弱まらず,Q2開始がその度に遅れていきました。結局,雨脚が弱まらないと共に,コース上にはクラッシュしたりしたマシンのパーツが散乱したり,日没が近付いたりしたため,Q2,Q3は今日に延期されることになりました。予選の開始時刻は,日本時間で午前9時からになります。なお,何とか行われたQ1の結果は,メルセデスのN.ロズベルグがトップタイムでした。Q1でノックアウトになったのは,ウィリアムズのP.マルドナルド,ザウバーのE.グティエレス,マルシャのJ.ビアンキとM.チルトン,ケータハムのG.ファン.デルガルデでした。そして,ケータハムのS.ピックは,トップからの107%ルールに引っかかり,予選落ちとなっています。
2013/03/16(土)
☆開幕(F1)
○4輪の最高峰のレースであるF1が,オーストラリアで開幕しました。好天となった初日は,午前・午後にそれぞれフリー走行が行われました。午前の走行でトップタイムをマークした3年連続チャンピオンを獲得しているレッドブルのS.ベッテルは,午後の走行でもその速さを維持し,スーパーソフトタイヤを履いてこの日の総合でのトップタイムをマークしました。今シーズンもベッテルのチームメイトであるM.ウェーバーが2番手タイムをマークし,レッドブル勢が事前テストと違ってワンツーという好結果をマークしました。総合で3番手タイムをマークしたのは,メルセデスのN.ロズベルグでした。ただし,彼とそのチームメイトであるL.ハミルトンは,午後のセッション後半になってハミルトンがコースオフ,ロズベルグがギアボックストラブルによりマシンストップというトラブルに見舞われています。レッドブル勢の好調さに対して,そのライバルとなるマクラーレン勢は,悲惨な開幕戦初日となりました。午前の走行に引き続いて,午後の走行でも終始トップタイム争いに全く絡むことができず,J.バトンが11番手,今シーズンから同チームに所属するS.ペレスが13番手タイムで午後の走行を終えています。しかも,トップのベッテルとのタイム差は2秒以上になっていて,バトン自身「今回の大会はポイント獲得できればいい」というような内容の発言をしているほどの戦闘力不足に悩まされている状況です。
2013/03/15(金)
☆今季限り(F1)
○マクラーレンから発表があり,同チームのタイトルスポンサーである通信業界最大手の『Vodafone(ボーダフォン)』との契約を今シーズン末をもって終了することになりました。同社は,それまでのフェラーリから2007年にマクラーレンへのスポンサーシップを開始していました。しかし,昨シーズンから両者の関係が終了するのではないかという噂がチラホラ出ていました。そのような中での今回の発表でしたから,ある意味「やはりそうか」という感じでした。ボーダフォンがマクラーレンのスポンサーを務めてからの成績は,昨シーズン末までに34勝を挙げています。タイトルスポンサーを失うことになるマクラーレンですが,来シーズンからのタイトルスポンサーがどうなるのか気になるところですが,今回の発表では,その点の具体的な名前は出てきませんでしたが,今シーズン終了後の12月2日(月)に来季のスポンサーを発表するということは明らかにされています。今名前の挙がっているその候補ですが,今季から所属することになっているS.ペレスの母国であるメキシコの通信業界王手あり,そのペレスを長年支援してきた『Telmex(テルメックス)』になるのではないかと噂されています。
2013/03/14(木)
☆入れ替わり(JRR)
○ツインリンクもてぎでの合同テスト2日目の走行が,穏やかな晴天となった前日と打って変わって,終日ドライコンディションながら関東地方を襲った春の嵐と表現できる強風の中で行われました。この強風が走行に影響を与えたためか,前日は1分49秒台がトップ2までのタイムでしたが,この日のトップタイムをマークしたホンダの高橋巧のタイムは,前日自身がマークしたタイムより劣る1分50秒247でした。2番手タイムをマークしたのは,前日にトップタイムだったホンダの秋吉耕祐で,ちょうど前日のタイム順が入れ替わった形となりました。3番手タイムをマークしたのは,前日に4番手タイムだったホンダの山口辰也でした。今シーズンもプライベーターとして自チームを率いてフル参戦する山口ですが,鈴鹿8耐で2位表彰台を獲得したように,昨シーズンに引き続いて活躍できそうな感じのテストとなりました。昨年のチャンピオンであるヤマハの中須賀克行は,痛めている左肩の影響から6番手タイムでテストを終えています。なお,J-GP2クラス,ST600クラス,J-GP3クラスのトップタイムは,それぞれ長島哲太,渡辺一馬,國峰啄磨がマークしています。
2013/03/13(水)
☆今年は((JRR)
○今月末に開幕を迎えるJRRですが,それに向けての2日間にわたる合同テストが,ツインリンクもてぎで始まりました。ドライコンディションとなった初日に,JSB1000クラスのトップタイムをマークしたのは,一昨年のチャンピオンであるホンダの秋吉耕祐でした。昨シーズンは大腿骨骨折という重傷を負ったため,チャンピオンの防衛を果たせなかった秋吉ですが,その怪我を負ったのが昨年のこの合同テストでした。彼によっては悪夢となったテストですが,初日はいい結果となった今年のテストでした。2番手タイムをマークしたのが,同じくホンダの高橋巧で,この2人だけが1分49秒台をたたき出しています。3番手タイムをマークしたのは,今シーズン久々にJRRに復帰したヨシムラに今季から所属することになった津田拓也でした。昨シーズンランク2位となったカワサキの柳川明は,テスト開始まもなく転倒を喫してしまい,骨折は免れたようですが腰と肩を強打したため痛みがひどく,以後は今回のテストをキャンセルすることになってしまいました。約1週間前に鈴鹿サーキットで行われたテストで転倒を喫し,左肩を脱臼した昨年のチャンピオンであるヤマハの中須賀克行は,その影響が心配されたものの,走行1本目は走行を見合わせましたが,2本目からは走行を開始し,1分51秒台までタイムアップしています。スズキのマシンを駆って自らのチームで参戦している加賀山就臣は,膝の手術を鈴鹿テスト後に行ったため,今回は走行を見合わせています。その代わり,彼のチームメイトである武田雄一が今回は参加しています。なお,J-GP2クラスとST600クラスのトップタイムは,それぞれヤマハの野左根航汰と中冨伸一がマークしています。
2013/03/12(火)
☆アジア人初(WEC)
○小林可夢偉がシートを喪失したため,F1から日本人ドライバーが一人もいなくなってしまった今シーズンですが,その可夢偉が新たな活動の場を得ました。この度スクーデリア・フェラーリから発表があり,可夢偉がAFコルセから世界耐久選手権(WEC)に参戦することが決定しました。可夢偉のデビューレースは,4月14日に決勝レースが行われるWECの開幕戦『シルバーストーン6時間』となります。2009年にトヨタからF1にデビューした小林は,その翌年にザウバーへ移籍。その後は,昨シーズン終了までの3年間,ザウバーから日本人唯一のフル参戦ドライバーとして,昨年の日本GPでの3位表彰台獲得をはじめとして活躍してきました。今回所属することになったAFコルセは,フェラーリのファクトリーチーム的役割を果たすものです。これまで色々なカテゴリーで栄冠をつかんできたフェラーリですが,そのシートに座ることになったアジア人ドライバーは今回の可夢偉が初となります。昨シーズンのWECにおけるAFコルセは,同シリーズの中心的大会であるルマン24時間耐久レースにおいて,J.フィジケラ&J.ブルーニ&T.バイランダー組がクラス優勝を飾りました。そして,シーズンのタイトルをも獲得しています。残念ながら今シーズンのF1のシートは失ったものの,フェラーリというドライバーであれば誰もがあこがれ,そして注目を浴びるシートを得たわけですから,来シーズン再びF1に戻れるよう,WECにおいて存分にポテンシャルを見せて欲しいものですね。
2013/03/11(月)
☆シェイクダウン(ルマン)
○昨年のルマン24時間耐久レースで話題の一つとなったのが,レースカーとしては珍しく,フロント及びリアにウィングを持たない独特な形状をした『デルタウィング』というマシンでした。このマシンは,日産も共同開発に加わり,その日産製のエンジンを搭載し,ミシュランタイヤを履いてルマンに参戦しました。しかし,レース途中のリスタート時に,中嶋一貴がドライブするトヨタTS030が本山哲のドライブするデルタウィングをはじき飛ばしてしまい,リタイアに終わっていました。そのデルタウィングプロジェクトと日産とのコラボは昨シーズンをもって終了し,今後どうなるか注目されていたのですが,先日新たな発表があり,来週末に行われるアメリカン・ルマン・シリーズの「セブリング12時間」に参戦することになりました。この新たなプロジェクトですが,まずエンジンに関しては,エラン・モータースポーツ・テクノロジーが開発したマツダ製の2リッターターボエンジンを搭載することになりました。そして,タイヤに関しても変更となり,昨シーズンのミシュランからブリヂストンを採用することになりました。カラーリングも変更となり,昨シーズンは黒を基調としていましたが,今シーズンはクロームと赤を基調としたものになりました。その新たなスタートを切ったデルタウィングが,先週の水曜日と木曜日の2日間,アトランタでJ.オコンネルとA.メイリックによってシェイクダウンテストが行われ,無事走行を完了しました。
2013/03/10(日)
☆決定(SBK)
○既に開幕戦が2月に終わっているSBKですが,レースカレンダー自体は暫定のままで開幕するという珍しい状況でした。しかし,この度ようやくFIMから今シーズンの正式なレースカレンダーが発表されました。それによると,昨シーズンまでと比べていくつも変更が加わっています。まず,新規開催として,トルコのイスタンブール,スペインのヘレス,インドのブッダが加わりました。それに対して,イタリアのミサノ,チェコのブルノが昨シーズンと比べるとカレンダーから外れています。また,アメリカでの開催地が,ソルトレークからMotoGPも開催されているラグナセカへと変更になっています。
なお,具体的なカレンダーは,以下のようになっています。また,第12戦アメリカ大会以外は,全てWSSが併催となっています。
2013 SBKレースカレンダー(正式)
決勝日 大会名 サーキット
第1戦 2月24日 オーストラリア フィリップアイランド
第2戦 4月14日 スペイン アラゴン
第3戦 4月28日 オランダ アッセン
第4戦 5月12日 イタリア モンツァ
第5戦 5月26日 ヨーロッパ ドニントンパーク
第6戦 6月 9日 ポルトガル ポルティマオ
第7戦 6月30日 イタリア イモラ
第8戦 7月21日 ロシア モスクワレースウェイ
第9戦 8月 4日 イギリス シルバーストーン
第10戦 9月 1日 ドイツ ニュルブルクリンク
第11戦 9月15日 トルコ イスタンブール
第12戦 9月29日 アメリカ ラグナセカ
第13戦 10月 6日 フランス マニクール
第14戦 10月20日 スペイン ヘレス
第15戦 11月17日 インド ブッダ国際
2013/03/09(土)
☆確定(F1)
○開幕戦オーストラリアGPを来週に控えているにもかかわらず,ずっと暫定のままだった今季のレースカレンダーが,ここに来てようやく確定してFIAから発表がありました。なかなか決定しなかったのは,第10戦として本来アメリカのオースチンで7月に開かれる予定だったものが原因です。オースチンでの開催は来シーズンからとなり,そのかわり「ヨーロッパGP」としてヨーロッパ圏内での開催を目指して場所の選定を行っていました。開催の候補としては,トルコやポルトガル,オーストラリアといった国が挙がっていましたが,結局いずれの場所とも合意に至らず,結局当初の全20戦から,1戦減った全19戦として今シーズンのカレンダーが決定しました。なお,最終的なレースカレンダーは,以下の表のようになっています。
2013 F1レースカレンダー
決勝日 大会名
第1戦 3月17日 オーストラリアGP
第2戦 3月24日 マレーシアGP
第3戦 4月14日 中国GP
第4戦 4月21日 バーレーンGP
第5戦 5月12日 スペインGP
第6戦 5月26日 モナコGP
第7戦 6月 9日 カナダGP
第8戦 6月30日 イギリスGP
第9戦 7月 7日 ドイツGP
第10戦 7月28日 ハンガリーGP
第11戦 8月25日 ベルギーGP
第12戦 9月 8日 イタリアGP
第13戦 9月22日 シンガポールGP
第14戦 10月 6日 韓国GP
第15戦 10月13日 日本GP
第16戦 10月27日 ドイツGP
第17戦 11月 3日 アブダビGP
第18戦 11月17日 US GP
第19戦 11月24日 ブラジルGP
2013/03/08(金)
☆オリジナルマシン(JRR)
○野左根航汰を擁してJ-GP2クラスにフル参戦しているウェビック・チームノリック・ヤマハの今季のチーム体制発表会が,タイトルスポンサーでもある株式会社リバークレイン ウェビック本社で行われました。同チームは,ノリックこと故阿部典史さんが将来世界で戦うライダーを育てることを目的に立ち上げたもので,それをノリックの実父でオートレーサーでもある阿部光雄が監督として引き継いでいます。そして,その第1候補のライダーが,野左根ということです。シーズンオフに今季の基本方針を出していて,それがオリジナルマシンでの参戦というものでした。そして,その方針通り,今回の発表会でオリジナルフレームのYZW-N6がお披露目されました。そのマシンのカウルは,兵庫にあるA-TECH社が製作し,福井工業技術センターで開発された開繊と呼ばれるカーボンを採用していて,チェッカー状に編んでいるためより薄く軽量なものとなっているとのことです。阿部監督のコメントによると,今シーズンは,全戦全勝すると共に,すべてのコースでレコードを更新することを目標にしてライダー,マシン,そしてチーム全体のレベルを上げて行くとのことです。さらにその先の目標も立てていて,来シーズンからはMotoGPのMoto2クラスに参戦できるようにしたいということでした。ノリックが交通事故で亡くなって今年で6年となります。ぜひ7年目となる来シーズンには,ノリックが戦ったGPの場にノリックの意志が込められたチームがステップアップできるといいですね。
2013/03/07(木)
☆継続?(F1)
○来シーズンから1.6リッターV6ターボエンジンを採用することになっているF1ですが,再びホンダが復帰するのではないかと噂されています。そして,復帰する際には,かつてA.セナやA.プロストを擁して黄金時代を築いたマクラーレンとのタッグを組むのではないかという噂がまことしやかに語られています。そのマクラーレンですが,現在使っているメルセデスとの関係が深く,以前はメルセデスがマクラーレンの株を保有し,いわゆるメルセデスのワークスチーム的役割を果たしていました。しかし,2009年シーズン末にメルセデスがブラウンGPを買収し,ここがメルセデス直系のワークスとなりました。今シーズンのマクラーレンとメルセデスの契約は以前とあまり変わらないものの,2014,2015の2年間はオプションとなっています。こうしたことから,ホンダがホンダとマクラーレンとの契約がこの2年間の内のいずれかで成立するのではないかという具体的な噂になっています。このことに対してマクラーレンのチーム代表であるM.ウィットマーシュがインタビューに答え,メルセデスとの関係は,少なくとも2015年まで継続するということを明言したようです。ただ,そうは言っても,とりあえずそうはいうものの,実際には違うということは何が起こるか分からないF1界ではよくあること。まだまだ噂は継続しそうです。
2013/03/06(水)
☆2日連続(SF)
○昨年度までの『フォーミュラ・ニッポン』(FN)は,今シーズンから名称を『スーパー・フォーミュラ』(SF)と名称が変更となりました。そのSFの今季1回目となる公式合同テストが鈴鹿サーキットにおいて4日(月)から始まり,昨日終了しました。今回のテストでは,ワンメークタイヤであるブリヂストンから今季型タイヤが供給されました。このタイヤは,昨年11月に富士スピードウェイで行われたテストから投入されたスペックのもので,フロントタイヤの構造が今までの物とは違っています。また,前後ともにコンパウンドも変更され,グリップや耐摩耗性が向上しています。これが今回のテストに大きな影響を与えたようで,2日間を通してほとんどのマシンが昨年までのコースレコードを更新する速さを見せています。そのような中,ほとんどのマシンが前日よりタイムの上がった2日目にトップタイムをマークしたのは,NAKAJIMA RACINGの木暮卓史でした。以前はIMPULと並んでいつもチャンピオン争いを展開してきたNAKAJIMA RACING&木暮でしたが,現在使用中のシャーシであるFN09になってから,それまでの活躍が嘘のようになかなかチャンピオン争いに絡めない状況が続いていました。しかし,今回のテストでは,以前の速さがよみがえったかのように,初日からこれまでのコースレコードを2秒近く上回るタイムをマークし,2日目も続けてトップタイムでした。2日目の2番手タイムをマークしたのは,今シーズンから国内フォーミュラカーの最高峰にステップアップしたKYGNUS SUNOCO Team LeMansの平川亮でした。3番手タイムをマークしたのは,午前中にタイムを更新したDANDELION RACINGの伊沢拓也でした。なお,次の公式合同テストは,3月20日〜21日に富士スピードウェイで開催されることになっています。
2013/03/05(火)
☆復帰(WRC)
○元F1ドライバーのR.クビサが,WRCで本格的な国際レースに復帰することになりました。2011年シーズンを前に,プライベートで参加した地方のラリーでクラッシュし,ガードレールが彼の右手を直撃。一時はレース復帰が絶望とさえいわれる状況でした。しかし,数度にわたる手術や厳しいリハビリを経て,まだかなり後遺症は残るものの,ラリーを中心にして,DTMのマシンを駆るほどに回復をしてきています。以前は,F1における将来のチャンピオン候補とまで言われたクビサですから,毎年彼の動向が注目を浴びていました。そして,この度シトロエン・レーシングから発表があり,WRCとヨーロッパで行われているERCに,シトロエンDS3 RRCを駆って参戦することになったのです。彼のWRCへの参戦は,ポルトガルで行われる第4戦からとなっています。ただし,彼が駆るのはS2000クラスのマシンではないため,メインカテゴリーのWRCではなく,サブカテゴリーのWRC2への参戦となります。このWRC2は,R4,R5,Super 2000,グループNなどのレギュレーションに沿うマシンが参戦対象となります。ドライバーは全7戦に参戦し,そのうちベスト6のポイントの合計でチャンピオンシップが争われることになっています。クビサのラリーにおける復帰は,まずERCの第3戦ラリー・イスラス・カナリアスからとなる予定です。ちなみに,右手にまだ障害が残る彼の駆るマシンは,特別に許可を受けてパドルシフトが左側についたものになるようです。
2013/03/04(月)
☆開催継続(F1)
○鈴鹿サーキットにおいて,3月2日(土)から2日間にわたって『2013モータースポーツファン感謝デー』というイベントが行われました。その初日の2日に,鈴鹿サーキットを運営する「モビリティランド」からF1開催を2018年まで延長することが決定したことが発表されました。富士スピードウェイが単独で開催した2007年〜08年までを除いてF1を開催してきた鈴鹿ですが,今シーズン限りで開催権の契約が切れることになっていました。今シーズンはメーカーもドライバーもF1から日本関連が全て姿を消して寂しい状況になっているF1ですが,開催を希望する地域はまだ複数ありますので,開催までなくなってしまうと国内におけるF1の灯がますます小さくなってしまいかねません。しかし,新たに5年間レース自体はまだ日本で開催されることが決まりましたから,ファンとしては一安心といったところではないでしょうか。
もう一つ気になることもあって,2014年からV6ターボエンジンが導入され,新たな展開となるF1ですが,それに向けて鈴鹿サーキットの親会社であるホンダとマクラーレンがエンジン供給に向けて動きを見せているという噂が再浮上してきています。この噂の真偽のほどは分かりませんが,今回の契約延長とホンダの復帰がリンクされたものであればなおのこといいですね。
2013/03/03(日)
☆最終決定(F1)
○今シーズンのF1は,フォース・インディアの残り1つのシートに誰が収まるのか,そして開催地未定となっている第10戦ヨーロッパGPがどうなるのか,なかなか最終決定に至っていませんでした。さらに,マルシャに関しては,一旦L.ラジアとの契約が成立していたものの,そのラジアが持ち込むはずだったスポンサーマネーが期限になっても振り込まれず,ラジアの立場が危うくなっていました。こうした状況がここまでずっと続いていて,最近ではとても珍しい状況でした。しかし,カレンダーについてはまだ最終決定に至ってないものの,ドライバーについては最終決定がなされました。まずフォース・インディアについてですが,先月の28日に発表があり,かねてから予想されていたようにA.スーティルが未定だった最後のシートを獲得しました。次に,マルシャに関しては,一昨日に正式発表があり,予想通りラジアはシーズン開幕を前に解雇となってしまいました。そして,彼の後任には,フランス人ドライバーのJ.ビアンキを起用することになりました。ちなみに,マルシャに関してですが,もう一つのシートは先シーズンからの継続となるT.グロックが決定していました。しかし,今年に入って突然そのグロックとの契約が解除となり,M.チルトンと新たに契約を結んでいました。つまり,マルシャは,シーズン開幕を前に2つのシートがどちらも当初の契約が変更になるという珍しいことが起きていたのです。中位以下のチームのほとんどは資金不足に陥っていますので,スポンサーマネーがシート決定に大きな影響を与えることになっているという現状があります。シーズン前に契約解除となったグロックは,BMWからDTMにフル参戦することが決まっていますが,こうした状況になったのには,商業的な理由があるのではないかとみられています。そして,今回のラジアとの契約解除も同様の理由からではないかと言われています。
なお,具体的なドライバーラインナップは,以下の表のようになっています。既報のように,小林可夢偉がシートを獲得できなかったため,今シーズンのF1には,日本人ドライバーが残念ながらいないという結果になっています。
2013 F1ドライバーラインナップ
チーム ドライバー
インフィニティ・レッドブル・レーシング 1 S.ベッテル
2 M.ウェーバー
スクーデリア・フェラーリ 3 F.アロンソ
4 F.マッサ
ボーダフォン・マクラーレン・メルセデス 5 J.バトン
6 S.ペレス
ロータスF1チーム 7 K.ライコネン
8 R.グロージャン
メルセデスGPペトロナスF1チーム 9 N.ロズベルグ
10 L.ハミルトン
ザウバーF1チーム 11 N.ヒュルケンベルグ
12 E.グティエレス
サハラ・フォース・インディアF1チーム 14 P.ディ.レスタ
15 E.スーティル
ウィリアムズF1チーム 16 P.マルドナルド
17 B.ボッタス
スクーデリア・トロロッソ 18 D.リチャルド
19 J-E.ベルニュ
ケータハムF1チーム 20 S.ピック
21 G-V.デル.ベルデ
マルシャF1チーム 22 M.チルトン
23 J.ビアンキ
2013/03/02(土)
☆移籍(SGT)
○先月の26日に,日産自動車とNISMOが,今シーズンのモータースポーツ活動計画をヨコハマ鶴見区の新社屋で発表会を行いました。その中でSGTのGT500クラスに関しては,MOLAに所属して2年連続チャンピオンを獲得した柳田真孝&R.クインタレッリの二人が,そのままの組み合わせでNISMOに移籍し,ニッサンのエースナンバーであるゼッケン23のマシンを駆ることになりました。もちろんこれは,チャンピオンになることだけでも難しいのに,2年連続というさらに難しいことを成し遂げたことが評価された結果です。ということは,当然昨シーズン23番のマシンを駆った本山哲とM.クルムがそのシートを譲る必要性が出てきます。そこで,まず本山についてですが,2年連続チャンピオンチームとなったMOLAに移籍することになりました。長年ニッサンのエースドライバーとしてゼッケン23番のマシンを駆ってきた本山ですから,久々の新チームということになります。彼がNISMO以外のマシンを駆ることになるのは,星野一義のチームであるIMPULに所属し,その星野と組んでフル参戦していた2001年以来となります。本山のチームメイトとなるのが,2011年シーズンに全日本F3のチャンピオンを獲得し,昨シーズンはS Road NDDP GT-Rを駆ってGT300クラスにフル参戦したニッサン期待の若手ドライバーの一人である関口雄飛です。ニッサンの柿本邦彦総監督のコメントによると,星野がチームメイトになって本山を育てたように,今度は本山が関口を育てていくという意図での移籍及びペアリングのようです。本山のチーメイトだったクルムは,同じくニッサン陣営のチームである『マッチ』こと近藤真彦がオーナー兼監督を務めるKONDO RACINGに移籍することになりました。また,クルムに関しては,NISMOのグローバルアンバサダーという役目も担うことになるとのことです。
GT300クラスについては,FIA GT3規定車両の「NISSAN GT-R NISMO GT3」を全部で4台投入することになります。その内の1台は,長谷見昌弘が監督を務めるNDDPレーシングの星野一樹&佐々木大樹がのコンビが駆ることになります。
なお,具体的な体制は,以下の表のようになっています。
また,SGT以外では,排ガス0を意味する「ゼロミッション・テクノロジー」を用いたコンセプトマシンを投入してルマン24時間耐久レースに復帰することも明らかにされています。
2013 ニッサンSGT参戦体制
クラス チーム ドライバー 車両名 タイヤ
GT500 23 NISMO 柳田 真孝 MOTUL AUTECH GT-R ミシュラン
R.クインタレッリ
1 MOLA 本山 哲 REITO MOLA GT-R
関口 雄飛
12 TEAM IMPUL 松田 次生 カルソニックIMPUL GT-R ブリヂストン
J-P.デ.オリベイラ
24 KONDO RACING 安田 裕信 D'station ADVAN GT-R ヨコハマ
M.クルム
GT300 3 NDDP RACING 星野 一樹 S Road NDDP GT-R ヨコハマ
佐々木 大樹
7 Bonds Racing I.スシュコ OGT Bonds Racing GT-R
未定
48 DIJON Racing 高森 博士 DIJON Racing GT-R
千代 勝正
360 RUN UP SPORTS 白坂 卓也 RUN UP GROUP GT-R
田中  篤
2013/03/01(金)
☆ワンツー(MotoGP)
◯マレーシアのセパン・サーキットで3日間にわたって行われた今季3回目のオフィシャルテストが,最終日を迎えました。この日は,前夜からの雨の影響により,午前中はウェットコンディションの中での走行となりました。しかし,午後から路面コンディションが回復し,全てのライダーが本格的な走行を開始しました。そのような中,最終日のトップタイムをマークしたのが,前日を除いた今季のオフィシャルテストでトップタイムをマークしてきたレプソル・ホンダのD.ペドロサでした。そして,彼のチームメイトで,今シーズンから最高峰クラスにステップアップを開始したM.マルケスが2番手タイムをマークし,レプソル勢のワンツーでテストを終えました。前日にトップタイムをマークしたヤマハ・ファクトリー・レーシングのJ.ロレンゾは,レースシミュレーションをしたこともあってか,3番手タイムで最終日を終えています。ただ,彼が前日にマークしたタイムが,今回のテストにおける総合での最速となります。4番手タイムをV.ロッシがマークし,ホンダだけでなく,ヤマハファクトリーもしっかりと結果を残しました。テストライダーとして参加しているホンダの高橋巧は27番手,ヤマハの中須賀克行と吉川和多留は,それぞれ15番手,17番手でした。
CRT勢は,ここまで全てパワー・エレクトロニクス・アスパーのA.エスパルガロがトップタイムをマークしてきましたが,この日はCRT勢としては3番手タイムでした。エスパルガロに代わってトップタイムだったのは,彼のチームメイトであるR.ド.ピュニエでした。そして,アビンティア・ブルセンスの青山博一のチームメイトであるH.バルベラが2番手タイムでした。その青山は,CRT勢6番手でテストを終了しています。
     
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