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2013/09/30(月) ☆4度目の(MotoGP) ◯第14戦アラゴンGPのj決勝レースが,スペインにあるモーターランド・アラゴンで開催されました。MotoGPクラスは,ポールからスタートしたレプソル・ホンダのM.マルケスが,トップ走行中の6周目にコースアウトを喫してトップの座を一時譲ってしまいました。しかし,14周目にトップの座を奪い返すと最後までその位置を守り切り,今季4回目となるポールトゥーフィニッシュを達成しました。2位には,マルケスがコースオフした時にトップに立ったランキング争いでマルケスを追うヤマハ・ファクトリー・レーシングのJ.ロレンゾが入っています。4台による73位争いが展開されましたが,最終的にヤマハ・ファクトリー・レーシングのV.ロッシが入っています。3強の内の一人であるレプソル・ホンダのD.ペドロサは,チームメイトであるマルケスと接触した際,後輪に設置しているセンサーケーブルが切断されたため,ハイサイドで転倒リタイアに終わってしまいました。今回のノーポイントは,チャンピオン争いから大きく後退したことになります。CRTクラスでは,パワー・エレクトロニクス・アスパーのA.エスパルガロが11位でチェッカーとなり,今季12回目のクラストップでのチェッカーとなりました。アビンティア・ブルセンスの青山博一は,今季自己最高位となる14番グリッドからスタートし,その順位でのチェッカーとなりました。 Moto2クラスは,ポールからスタートしたアスパー・チームMoto2のN.テロルが,オープニングラップからトップに立つと,後は後続との差をどんどん広げていき,独走で中量級における2勝目を挙げました。2番グリッド,3番グリッドからそれぞれスタートしたE.ラバト,P.エスパルガロのトゥエンティHP40勢は,最終的にその順位でのチェッカーとなっています。4番グリッドからスタートしたイタルトランス・レーシングの中上貴晶は,2位争いを展開していた4周目にコースオフを喫してしまい,24位まで順位を下げてしまいました。しかし,徐々に順位を回復していき,最終的に11位でのチェッカーとなりました。 Moto3クラスは,ポールからスタートしたエストレラ・ガルシアのA.リンスとチーム・カルボのM.ビニャーレスとのトップ争いが展開されていきました。ファイナルラップまで続いたトップ争いは,その最終ラップでトップに立っていたビニャーレスにギア抜けの症状が出てしまったため,リンスがトップに立って今季4回目となるポールトゥーフィニッシュとなりました。3位には,エストレラ・ガルシアのA.マルケスが入っています。ラ・フォンテ・タスカレーシングの渡辺陽向は,3台による23位争いを展開し,最終的に24位でのチェッカーとなりました。 |
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☆僅差に(JRR) ◯第8戦の決勝レースが,岡山国際サーキットで行われました。JSB1000クラスは,ヤマハYSPレーシングチームの中須賀克行とTEAM GREENの柳川明とのトップ争いがレース終盤まで続きました。バックマーカーが現れ始めた頃からトップに立っていた中須賀が徐々に柳川との差を広げていき,今季3回目のトップチェッカーとなりました。ヨシムラスズキレーシングチームの津田拓也とMuSASHiRTハルク・プロの高橋巧との間で展開された3位争いは,最終的に津田が制しました。ランクトップをいく高橋が4位に終わったため,ランキング争いが僅差となってきました。 J-GP2クラスは,終盤に入ってテルル&EM★KoharaRTの長島哲太とウェビック・チーム・ノリック・ヤマハの野左根航汰とのトップ争いとなりました。しかし,ブレーキトラブルが発生した野左根のペースがやや落ちてしまったため,長島がうれしいクラス初優勝を飾りました。3位には,終盤に入ってトップ争いから脱落していたYamaha Thailand Racing TeamのD.クライサルトが入っています。 ST600クラスは,ポールからスタートしたKoharaRacingの渡辺一馬が,オープニングラップでトップに立つと,徐々に後続との差を広げていき,2位に3秒以上の差をつけてポールトゥーフィニッシュを達成しました。2位には,HiTMAN RC甲子園ヤマハの中冨伸一が入っています。13番グリッドからスタートしたRS-ITOH&ASIAの井筒仁康は,素晴らしいスタートを切って順位を上げていき,最終的に3位でのチェッカーとなりました。 J-GP3クラスは,ポールからスタートしたProjectμ7C HARCの國峰啄磨が,オープニングラップからトップに立つと徐々に後続との差を広げていき,今季3勝目を独走のポールトゥーフィニッシュで達成しました。3台による2位争いでしたが,最終的にTEAM PLUSONE & ENDURANCEの山田誓己が2位,HotRacingの大久保光が3位でのチェッカーとなりました。 |
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☆国際レベル(SF) ◯第6戦の決勝レースが,宮城県にあるスポーツランドSUGOで行われました。今回のレースは,レース中盤までに3回,通算4回もセーフティーカーが導入されるという大荒れの展開になってしまいました。あちらこちらで発生したコースオフしてのクラッシュや接触事故でしたが,それを象徴するのがNAKAJIMA RACINGの木暮卓史のアクシデントでしょう。決勝レースでのペースでいえば,今回のレースは木暮が優勝してもおかしくはないものでした。しかし,木暮が2位を走行中に,トップに立っていたDOCOMO TEAM DANDELION RACINGの伊沢拓也をなかなか交わすことができず,明らかに木暮に苛立ちが見られるようになりました。そして,37周目の1コーナーで強引に伊沢を交わそうとしてしまい,両者は接触して伊沢はコースオフでリタイアとなりました。トップに立つとハイペースで2位に差を広げていった木暮でしたが,接触事故は木暮に非があるとして10秒のピットストップというペナルティーが科されてしまい,一挙にトップ争いから脱落してしまいました。ペースからいけば圧倒的に木暮がレースを制する可能性が大だっただけに,本当にもったいない接触事故でした。ことほどさように,あちらこちらで発生したアクシデントでしたが,それに対して終盤に入って展開されたトップ争いは圧巻でした。トップに立つKYGNUS SUNOCO Team LeMansのL.デュバルと,2位のA.ロッテラーとの間で展開されたバトルは,ファイナルラップまで続きました。抜きどころがとても少ないSUGOだけに,ロッテラーは1コーナーを勝負の場所にしていました。度々展開された1コーナーでの激しいバトルでしたが,両者は接触することなく,激しいながらもクリーンなもので,ルマンを制したもの同士というワールドクラスのドライバーの実力を見せつけるものでした。結局デュバルが最後までトップの座を守りきり,今季初優勝を飾りました。3位にTEAM無限の山本尚貴が入り,可能性はかなり低いながらも,最終戦にチャンピオン獲得が可能なポイント差でランク3位の座を守りました。 |
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2013/09/29(日) ☆3戦連続(MotoGP) ◯第14戦アラゴンGPの予選が,ドライコンディションの中モーターランド・アラゴンで行われました。MotoGPクラスは,ここまで2戦連続してポールを獲得しているレプソル・ホンダのM.マルケスが,サーキットベストを更新するタイムをたたき出し,3戦連続今季通算7度目となるポールを獲得しました。そのマルケスとの差が100分の1秒差だったのが,ヤマハ・ファクトリー・レーシングのJ.ロレンゾで,3戦連続2番グリッドを獲得しました。3番グリッドを獲得したのが,予選前に行われたフリー走行4でトップタイムだったレプソル・ホンダのD.ペドロサでした。CRTクラスでは,パワー・エレクトロニクス・アスパーのA.エスパルガロが総合10番手,クラストップのタイムでした。アビンティア・ブルセンスの青山博一は,今季予選最高位となる14番グリッドを獲得しています。 Moto2クラスは,3回中2回のフリー走行でトップタイムだったアスパー・チームMoto2のN.テロルがトップタイムをマークし,彼にとって中量級クラスでは初となるポールを獲得しました。トゥエンティHP40勢のE.ラバト,P.エスパルガロがそれぞれ2,3番グリッドを獲得しています。 Moto3クラスは,エストレラ・ガルシアのA.リンスがトップタイムをマークし,今季通算6度目となるポールを獲得しました。チーム・カルボのM.ビニャーレスが2番グリッドを,リンスのチームメイトであるA.マルケスが3番グリッドを獲得しています。ラ・フォンテ・タスカレーシングの渡辺陽向は,33番グリッドから決勝レースをスタートすることになりました。 なお,今回の予選ですが,全てのクラスでトップ3は地元を母国とするスペイン人勢が独占しています。経済的には苦しい状況のスペインですが,GPに関しては,まさに黄金期と言える状況です。 |
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☆復帰戦ながら(JRR) ◯第8戦の予選が,岡山国際サーキットで行われました。シーズン序盤でランクトップに立っていたものの,筑波サーキットで行われた第4戦で大腿骨骨折の重傷を負い,鈴鹿8耐も含めて欠場を続けていたF.C.C.TSR Hondaの秋吉耕祐が,今回から復帰していました。前日に行われた走行でトップタイムをマークし,その速さをあらためて示した秋吉でしたが,何とQ1で転倒を喫して左肩の鎖骨を骨折してしまい,再びレースを欠場する事態になってしまいました。そのような中,トップタイムをマークしたのは,ここまでランク3位につけている昨年のチャンピオンであるヤマハYSPレーシングチームの中須賀克行でした。わずか1000分の15秒差で2番グリッドを獲得したのがTEAM GREENの渡辺一樹で,これは自身最高位となります。ヨシムラの津田拓也が,3番グリッドを獲得しています。 J-GP2クラスは,昨年のST600クラスチャンピオンであるYamaha Thailand Racing TeamのD.クライサルトがトップタイムをマークし,このクラス自身初となるポールを獲得しました。2,3番グリッドを獲得したのは,それぞれウェビック・チーム・ノリック・ヤマハの野左根航汰,テルル&EM★KoharaRTの長島哲太でした。 ST600クラスは,KoharaRacingの渡辺一馬がトップタイムをマークし,3戦連続,今季通算4度目となるポールを獲得しました。2,3番グリッドを獲得したのが,それぞれPETRONAS・HLYMの伊藤勇樹,AKENO SPEED・MICの稲垣誠のヤマハ勢がつけています。 J-GP3クラスは,Projectμ7C HARCの國峰啄磨がコースレコードをマークし,今季3度目となるポールを獲得しました。2,3番グリッドを獲得したのが,それぞれHotRacingの大久保光と,TEAM PLUSONE & ENDURANCEの山田誓己でした。 |
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☆今季2度目(SF) ◯第6戦の予選が,ドライコンディションのスポーツランドSUGOで行われました。レースウィークに入って速さを見せてきたKYGNUS SUNOCOのL.デュバルは,トップ8を決めるQ3でも速さを見せて最速タイムを刻み,今季2度目となるポールを獲得しました。ポイントランキング3位につけているTEAM無限の山本尚貴が2番グリッドを,ランクトップをいくPETRONAS TOM'SのA.ロッテラーが3番グリッドをそれぞれ獲得しています。TEAM無限から開幕戦以来の参戦となるインディーカー・シリーズのフル参戦ドライバーである佐藤琢磨は,8番グリッドから決勝レースをスタートすることになりました。 |
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2013/09/28(土) ☆2戦連続(MotoGP) ◯第14戦アラゴンGPがモーターランド・アラゴンで開幕し,午前・午後にフリー走行が行われました。MotoGPクラスでは,レプソル・ホンダのM.マルケスが2戦連続となる初日の総合トップタイムをマークしました。ランキングトップをいくマルケスが初日にトップタイムをマークするのは,今季通算7度目となります。総合2番手タイムをマークしたのは,LCRホンダMotoGPのS.ブラドルでした。総合3番手タイムだったのは,午前の走行でも3番手タイムだったレプソル・ホンダのD.ペドロサでした。午前のフリー走行でトップタイムだったヤマハ・ファクトリー・レーシングのJ.ロレンゾは,総合4番手タイムで初日を終えています。CRTクラスでは,パワー・エレクトロニクス・アスパーのA.エスパルガロの9番手タイムが最高位でした。アビンティア・ブルセンスの青山博一は,総合19番手タイムで初日を終えています。 Moto2クラスは,後半戦に入って4戦連続2位表彰台を続けてランク5位に浮上したイタルトランス・レーシングの中上貴晶が,2戦連続となる初日総合トップタイムをマークしました。中上からわずか1000分の32秒の遅れで総合2番手タイムだったのが,午前の走行でも2番手だったトゥエンティHP40のE.ラバトでした。午前の走行でトップタイムだったアスパー・チームMoto2のN.テロルは,総合3番手タイムで初日を終えています。 Moto3クラスは,エストレラ・ガルシアのA.リンスが,サーキットベストラップを更新する速さを見せ,初日の総合トップに立ちました。午前中の走行でサーキットベストを刻んでトップに立っていたチーム・カルボのM.ビニャーレスは,総合2番手タイムで初日を終えています。総合3番手タイムだったのは,レッドブルKTMアジョL.サロムでした。ラ・フォンテ・タスカレーシングの渡辺陽向は,総合31番手タイムでした。 |
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2013/09/27(金) ☆財政から(F1) ◯先日ロータスのK.ライコネンが,来季フェラーリに移籍することが発表されました。本来ロータス残留を第一に考えていたライコネンが移籍することを決意したのは,ロータスの財政が厳しい状況におかれていることにあるといわれています。チームの実力は高いものの,財政基盤に安定さが欠けるため,その分年間を通した開発が十分とは言えない状況は,チャンピオン争いを希望するドライバーにとって不安を抱えたままのシーズンとなりますので,移籍を決意するのに十分な理由となります。そのライコネンの抜けたシートに誰が座ることになるのかが大きな注目点となりますが,現在噂に上っているのが,ライコネンのフェラーリ移籍に伴ってシートを失ったF.マッサと,期待を持って今季ザウバーに移籍したものの,小林可夢偉がいた昨シーズンまでとは違って戦闘力を失ったマシンに手を焼いているN.ヒュルケンベルグの2人です。この点に関して,同チームの代表であるE.ブーリエによると,まずは財政的安定を図ることが第一で,その点に進展が見られたらドライバーの選択に移るというような主旨の発言を行いました。その財政的安定というのは,かねてから噂に上っていたように,インフィニティ・レーシングとの契約を成立させることです。これがうまくいけば,5年以上はチームに財政的安定をもたらすとのことです。もしそうなった場合,来シーズンから大幅にレギュレーションが変わりますので,即戦力となるドライバーを採用するのか,それとも長期的視野に立って若手ドライバーを採用するのかというような選択肢が増えます。空いたシートに誰が座るのか気になるところですが,しばらく進展を見守るしかないのかもしれません。なお,ヒュルケンベルグについては,2015年からホンダが復帰することが決定しているマクラーレンへの移籍も噂されるようになりました。これは,メキシコのスポンサーマネーがシート獲得に多大なる好結果をもたらしているS.ペレスが果たして再来年もシートを確保できるのかが疑問視されている点にあります。メキシコのスポンサーの中で中心となっているテルメックス社が,スポンサーマネーの支払に滞りが見られているという噂があり,もしこれが本当だとすると,ペレスにとっては大きな痛手となります。これまでのホンダとバトンとの深い関係性を考えると,バトンがチームにとどまることはそれほど大きな支障はないでしょうが,ペレスの場合はそうはいきません。新たに浮上した噂では,ヒュルケンベルグがマクラーレンにいくのではないかというものが出ています。とりあえず来シーズンはザウバーのとどまり,再来年にマクラーレンへ移籍するという流れも考えられますので,ロータスとどうなるのかがこの点に影響を与えるのかもしれません。 |
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2013/09/26(木) ☆4回目(SF) ◯来シーズンからSFで使用するマシンは,これまでのFN09に替わって,新たに開発したマシンであるSF14を使用することになっています。このマシンは,ダラーラ製のシャーシに,トヨタとホンダそれぞれが新規に開発した2リッター直噴ターボエンジンを搭載したものです。既にシェイクダウンののち3回の新型車両テストが実施されてきていて,9月30日(月)と10月1日(火)には,スポーツランドSUGOにおいて4回目のテストが行われる予定になっています。これまでトヨタは中嶋一貴,ホンダは伊沢拓也というそれぞれのメーカーで日本人のエースドライバー的立場にある2人が中心となって開発をしてきています。さらに,ツインリンクもてぎにおけるテストではトヨタ車にA.ロッテラーが,鈴鹿サーキットにおけるテストではホンダ車に塚越広大が加わってテストを行いました。そして,この度4回目のテストについて明らかとなり,トヨタはP.MU/cerumo・INGINGが,ホンダはDOCOMO DANDELIONがメンテナンスを行うことになりました。また,ドライバーについては,これまでの中嶋と伊沢に加えて,トヨタは平手晃平が,ホンダは木暮卓史が加わってステアリングを握ることになりました。 |
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2013/09/25(水) ☆ワイルドカード(MotoGP) ◯先日,FIM(国際モーターサイクリズム連盟)が,来月25日(金)からツインリンクもてぎで開幕する日本GPのワイルドカードライダーを発表しました。それによると,まずMotoGPクラスについては,代役参戦ながら昨シーズン唯一日本人で表彰台を獲得した中須賀克行が,昨シーズンの日本GPと同様Yamaha YSP Racing Teamから参戦することになりました。Moto2クラスについては,Webike Team Norick NTSから野左根航汰がTSR2を,Singha Eneos Yamaha Tech 3からD.クライサルトがTech 3を駆って出場します。Moto3クラスについては,JRRのJ-GP3クラスで現在ランキングトップをいく山田誓己が出場します。さらに,CBR250Rのワンメークで行われているアジア・ドリーム・カップにおいて,今シーズンのチャンピオンを決めている尾野弘樹も出場することになりました。 |
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2013/09/24(火) ☆タクシー行為(F1) ◯第13戦シンガポールGPは,レッドブルのS.ベッテルが同大会3年連続優勝を飾って終了しました。そのベッテルのチームメイトであるM.ウェーバーは,前戦に引き続いてギアボックストラブルが発生してレース終盤にペースを落とさざるを得ない状況となり,順位を下げながら完走を目指して走行していたものの,最後はマシンのリア部分から出火してしまい,ラストラップでマシンを止めざるを得ないという結果になってしまいました。さて,そのウェーバーですが,チェッカー終了後,クールダウン走行していたフェラーリのF.アロンソのマシンに乗せてもらうという,いわゆる「タクシー」行為をしてパルクフェルメに戻ってきました。F1の中継をご覧になった方の中には,最後にほんの少しだけしかそのシーンが放送されませんでしたので,もしかしたら見落とした方もいたかもしれません。この行為は,「フォーメーションラップ開始後から最後の車両がパルクフェルメに進入するまでの間にマーシャルの許可なしにトラックに入ってはならない」というスポーティングレギュレーションに抵触することになるという判断がレース終了後に下されました。ウェーバーに関しては,今シーズン既に第4戦バーレーンGPの決勝におけるN.ロズベルグとの接触,第7戦カナダGPのFP1におけるで黄旗区間で十分に減速しなかったことで,合計2回の戒告処分を受けていました。今回のタクシー行為により合計3回の戒告処分を受けたことになりますので,スポーティングレギュレーションにより次戦韓国GPで10グリッド降格処分が科されることになりました。確かに,今回はアロンソがウェーバーを乗せるためにコース上にマシンを止めたため,後ろから来たメルセデスの2台が回避行動をとらざるを得ない状況になったようで,安全面での配慮が足りなかったのかもしれません。ただ,その回避行動をとったL.ハミルトン自身がレース後に語ったように,タクシー行為そのものが認められていないということに関しては,一考の余地があるのかもしれません。1991年のイギリスGPの決勝レース終了後,リタイアしたマクラーレンのA.セナを,ウィリアムズのN.マンセルがマシンに乗せて帰ってきたという行為がありました。当時激しいチャンピオン争いを繰り広げられていた2人ながら,乗せてもらっているセナが,マンセルのヘルメットをポンポン軽くたたいたシーンは,スポーツマンらしい何とも微笑ましいものとして見た人々に清涼感を与えたものです。十分に安全が確認できるものであれば,タクシー行為があってもいいのではないかと考える人は,決して少なくはないのでしょうか。 |
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2013/09/23(月) ☆完勝(F1) ◯第13戦シンガポールGPの決勝レースが,マリーナベイ・ストリート・サーキットにおいてシリーズ唯一のナイトレースという形で行われました。予選を含め,レースウィークに入って最速タイムをマークしてきたレッドブルのS.ベッテルは,ポールからスタートしました。スタート直後には,2番手からスタートしたメルセデスAMGのN.ロズベルグがトップに立ちましたが,すぐにベッテルがトップの座を奪い返し,後は後続との差をどんどん広げていきました。1回目のピットストップでもトップのままコースに復帰しましたが,25周目にアクシデントが発生してセーフティーカーが導入されたため,ベッテルがここまで築いたリードはなくなってしまいました。しかし,リスタート後もベッテルの速さに衰えは見られず,再び後続との差を広げていきました。レース終盤にもハイペースは続き,結局2位に30秒以上の大差をつける完勝で今季7勝目,通算33勝目を飾りました。ランク2位につけているフェラーリのF.アロンソは,8番グリッドから抜群のスタートダッシュを見せて一挙に3番手まで浮上しました。そして,セーフティーカー導入と同時にピットインするという作戦を取りましたが,これが功を奏し,最後のピットインを済ませた頃には2位に浮上し,そのままの順位でチェッカーとなりました。ランクトップのベッテルが優勝したことにより,2位アロンソとのポイント差が,60ポイントとさらに広がりました。13番グリッドからスタートしたロータスのK.ライコネンは,他車に先駆けてピットインをしたりして今シーズン時折見られる独自の作戦を取って順位を上げていきました。終盤にはマクラーレンのJ.バトンとの表彰台争いとなってこれを制し,3位表彰台を獲得しています。 |
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2013/09/20(金) ☆2台体制復活(WEC) ○今日から世界耐久選手権(WEC)の第5戦オースティンが開幕しますが,その次のレースは,いよいよ富士スピードウェイで開催される第7戦富士6時間となります。先日トヨタ・レーシングから発表があり,同大会におけるトヨタは,2台体制で臨むことになりました。第3戦ルマン24時間耐久までは2台体制で臨んだトヨタですが,それ以後はA.デビッドソン&S.ブエミ&S.サラザン組の8号車のみでの参戦となっていました。これは,今季型マシンの開発と共に,2014年規定に基づいた新型車両開発を同時に行うための措置でした。そうした対策をとっているトヨタですが,ルマンだけでなく,他のレースにおいてもライバルであるアウディのR18 e-トロン・クワトロ勢の速さに太刀打ちできてなく、まだ1勝も挙げられていない状況が続いています。富士スピードウェイをホームグラウンドとするトヨタとしては,昨年勝利を飾った地元の大会で結果を残したいという願いがあるでしょうから,今回の2台体制復活に至ったものと思われます。久々の復活となるA.ブルツ&N.ラピエール&中嶋一貴組の7号車ですが,そうしたトヨタの期待に応えられるか大きな注目点となります。 |
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2013/09/19(木) ☆シート争い(F1) ○来シーズンのシートについては,ポイント獲得圏内を走行できる力を持つチームに関してはかなりシートが決定してきています。シート争いの大きな発端となったのは,チャンピオンチームのドライバーであるM.ウェーバーのF1からの引退でした。チャンピオンを狙えるシートが空くだけに,誰がそこに座るのかが大きな注目点となりました。ロータスのK.ライコネンが座るのではないかという噂が大きく浮上したものの,結局レッドブルと関係が深いD.リカルドがシートを獲得しました。レッドブルのシートに座ることにならなかったライコネンは,チャンピオン争いを展開しているもう一つのチームであるフェラーリのシートを獲得。メルセデスAMGとマクラーレンに関しては,まだ正式発表はないものの,今シーズン所属しているドライバーが残留する可能性がかなり高いと噂されています。ということで有力チームの中で現在の注目点は,ライコネンが抜けたロータスのシートとなります。この二つのシートに関しては,3人の名前が挙がっていて,現ロータスドライバーであるR.グロージャン,今シーズンからザウバーに所属したものの,マシンの戦闘力不足から実力に見合った結果が残せていないN.ヒュルケンベルグ,そして,ライコネンにシートを譲ることになった現フェラーリのF.マッサという顔ぶれになっています。現ロータスドライバーで,フランス人ドライバーのグロージャンについては,チームにとって考えると,使用エンジンがルノー,そして有力スポンサーの一つがTOTALというようにフランス企業が大きな役割を担っていますので,残留はほぼ間違いないといわれています。ですから,実質的には,ヒュルケンベルグとマッサの2人によるシート争いになるのではないかと見られています。当初はヒュルケンベルグが有力なのではないかといわれていたのですが,F1において11回の優勝,15回のポール獲得という実績を残しているマッサだけに,チームとしても魅力的に映っているはずです。マッサ側も獲得に自信を見せているようですが,それでもヒュルケンベルグが一歩前に出ている状況には変わりなく,残りのレースでいかにマッサが結果を残せるかが重要になると思われています。マッサの最近の発言では,「残りのレースでは,アロンソのサポートをしない。」というものがありましたが,フェラーリを去ることが決定しているからだけでなく,自分自身のシート獲得という観点からも至極当然と言えるのかもしれません。なお,マッサについては,ウィリアムズへの移籍という噂もあります。 |
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2013/09/18(水) ☆復帰(インディカー) ○インディカー・シリーズにおいて伝統と実績のあるチームの一つであるチーム・ペンスキーから16日に発表があり,J-P.モントーヤと契約が成立しました。モントーヤといえば,インディカー・シリーズの前身であるCARTシリーズにおいて1999年シーズンにチャンピオンを獲得したドライバーで,その後マクラーレンから2006年シーズンの途中までF1に参戦していました。2007年シーズンからは,アメリカ国内で最も人気のあるモータースポーツであるNASCARにフル参戦していました。しかし,今シーズン限りでアーンハート・ガナッシ・レーシングのシートを失うことが先日決定していて,来シーズンの動向が取りざたされていました。そして,今回の発表となった訳です。今回の決定により,来シーズンのチーム・ペンスキーは,今回のモントーヤをはじめ,H.カストロネベス,W.パワーといった超有力ドライバーの3台体制となります。7年ぶりのフォーミュラカー復帰となりますが,他のドライバーはもちろん,まずチームメイトとのバトルだけでも大変そうな顔ぶれですね。 |
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2013/09/17(火) ☆テストでも(MotoGP) ○第13戦サンマリノ&リビエラ・ディ・リミニGPが行われたミサノ・ワールド・サーキット・マルコ・シモンチェリにおいて,今季3回目となるオフィシャルテストが行われました。このテストには,CRTクラスにフル参戦するパワー・エレクトロニクス・アスパル・チームが欠場しましたが,MotoGPクラスCRTクラスに参戦している各チームに,再来年から復活することになっているスズキの開発チームを加えての開催となりました。レプソル・ホンダは,モーターランド・アラゴンでシェイクダウンさせた来季型プロトタイプマシンに,その時に得たデータを取り入れた改良型を投入しました。また,次戦から投入予定になっているリアスイングアームなどに改良を加えた今季型RC213Vも投入されました。そして,このテストで最速タイムを刻んだのが,現在ランクトップに立つレプソル・ホンダのM.マルケスでした。チームメイトのD.ペドロサは,6番手タイムでテストを終えています。ヤマハ・ファクトリー・レーシングは,ニューエンジンを搭載した来季型プロトタイプマシンを投入しました。週末に行われたサンマリノGPで勝利したJ.ロレンゾは2番手タイムを,V.ロッシは3番手タイムをマークしてテストを終えました。ドゥカティは,ワークス,サテライト共に今季型のマシンにそれぞれ改良が施されたマシンを駆ってテストに参加しました。それに対して,開発ライダーを務めるM.ピッロは,2014年型エンジンを搭載したラボバイクを駆りました。このドゥカティ勢の中には,次戦でB.スピースの代役として出場することになっているJ.エルナンデスも含まれていました。スズキは,テストライダーの青木宣篤が走行したのち,R.ド.ピュニエにバトンタッチし,総合13番手タイムをマークしました。なお,スズキだけは3日間のテストをすることになっています。CRTクラスでは,アビンティア・ブルセンスの青山博一が,今季型マシンのセッティングに専念して走行し,総合14番手,クラストップでテストを終えています。 |
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2013/09/16(月) ☆連勝(MotoGP) ○第13戦サンマリノ&リビエラ・ディ・リミニGPの決勝レースが,故M.シモンチェリ選手の名前を冠されているサーキットのミサノ・ワールド・サーキット・マルコ・シモンチェリで行われました。MotoGPクラスは,2番グリッドからスタートしたヤマハ・ファクトリー・レーシングのJ.ロレンゾは,好スタートを切って首位に立ちました。その後も安定した速さを見せて後続との差を広げていき,さらに2位の2台がバトルを展開したこともあってさらに差が開いたこともあって,独走で今季5勝目,そして,前戦に次ぐ勝利を収めました。ポールからスタートしたレプソル・ホンダのM.マルケスは,スタートで出遅れて4位にまで転落しました。しかし,どんどんポジションをアップしていき,後半にはチームメイトのD.ペドロサとの2位争いを制し,8戦連続12回目の表彰台を獲得しました。3位に入ったペドロサは,4戦連続9回目の表彰台となります。CRTクラスでは,同クラストップの位置からスタートしたA.エスパルガロでしたが,ジャンプスタートをしてしまってペナルティーを科されてしまいました。それでも,この大会での好調な走りを展開して13位でゴールしてポイントを獲得しています。クラストップだったのは,NGMモバイル・フォワード・レーシングのC.エドワーズでした。アビンティア・ブルセンスの青山博一は,今季最高位となる15番グリッドからスタートして14位でチェッカーを受け,今季4回目のポイント獲得となりました。 Moto2クラスは,3番グリッドからスタートしたイタルトランス・レーシングの中上貴晶が,4周目にトップに立つと終盤までその座を守っていきました。今度こそ初優勝の期待がかかりましたが,残念ながらいつものように終盤に入って後続との差が縮まっていき,残り2周目にトップの座を奪われてしまい,4戦連続2位でのチェッカーとなりました。その中上からトップの座を奪ったのが,来季MotoGPクラスにステップアップすることが決まっているトゥエンティHP40のP.エスパルガロでした。オープニングラップで3位に立ったトゥエンティHP40のE.ラバトは,最後までそのポジションを守って表彰台を獲得しました。 Moto3クラスは,2番グリッドからスタートしたエストレラ・ガルシアのA.リンスと,チーム・カルボのM.ビニャーレスとの間でトップ争いが展開されていきました。ファイナルラップまで続いたバトルでしたが,最後にリンスがトップに浮上して,逆転で今季4回目の勝利を収めました。惜しくも2位となったビニャーレスは,今季11回目の表彰台ゲットとなります。3位には,単独走行でエストレラ・ガルシアのA.マルケスが入っています。ラ・フォンテ・タスカレーシングの渡辺陽向は,残り5周目で転倒を喫してしまいましたが,再スタートを切って1周遅れの最下位ながらも29位完走となっています。 |
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2013/09/15(日) ☆コースレコード(MotoGP) ○第13戦サンマリノ&リビエラ・ディ・リミニGPの予選が,ミサノ・ワールド・サーキット・マルコ・シモンチェリで行われました。MotoGPクラスは,それまでのセッションで全てトップタイムをマークしてきたレプソル・ホンダのM.マルケスは,予選でもその勢いは衰えず,最後のタイムアタックでは唯一1分32秒台に突入するコースレコードをマークし,2戦連続,今季通算6回目となるポールを獲得しました。2番手タイムをマークしたのは,予選前に行われたフリー走行4でも2番手タイムだったヤマハ・ファクトリー・レーシングのJ.ロレンゾでした。トップタイムのマルケスとは,コンマ5秒の差をつけられていて,いかにマルケスが圧倒的なタイムをマークしたのかが分かります。3番手タイムをヤマハ・ファクトリー・レーシングのV.ロッシがマークし,第8戦ドイツGP以来今季2回目となるフロントローを獲得しました。CRTクラスでは,パワー・エレクトロニクス・アスパーのA.エスパルガロが,何台ものMotoGPマシンを凌駕する6番手タイムをマークし,今季2回目となるセカンドローを獲得しました。アビンティア・ブルセンスの青山博一は,15番グリッドを獲得しています。 Moto2クラスは,トゥエンティHP40のP.エスパルガロが,自身今季4回目となるポールポジションを獲得しました。E.ラバトが2番手タイムをマークし,このクラスの予選はトゥエンティHP40勢によるワンツーフィニッシュとなりました。前日で総合トップだったイタルトランス・レーシングの中上貴晶が3番手タイムをマークし,4戦連続9回目となるフロントローを獲得しています。 Moto3クラスは,マプフレ・アスパー・チームMoto3もJ.フォルガーが,それまでのコースレコードを1秒以上短縮する速さを見せ,今季2回目となるポールを獲得しました。前日総合トップだったエストレラ・ガルシアのA.リンスが2番手タイムをマークし,5戦連続10回目となる1列目を獲得しました。チーム・カルボのM.ビニャーレスが3番手タイムをマークし,4戦連続10回目のフロントロー獲得となりました。ラ・フォンテ・タスカレーシングの渡辺陽向は,トップから2秒半遅れの32番手タイムでした。 |
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2013/09/14(土) ☆ワンツー発進(MotoGP) ○第13戦サンマリノ&リビエラ・ディ・リミニGPが,イタリア国内にあるミサノ・ワールド・サーキットで開幕しました。初日は2回のフリー走行が行われ,ここまでランクトップをいくレプソル・ホンダのM.マルケスが初日の総合トップタイムをマークしました。マルケスにとっては,今季5度目となる初日総合トップとなります。そのマルケスからわずか1000分の33秒差で総合2番手となったのがD.ペドロサで,レプソル・ホンダ勢が初日ワンツー発進となりました。総合3番手タイムをマークしたのが,実質的にここが地元GPとなるヤマハ・ファクトリー・レーシングのV.ロッシでした。4番手タイムをJ.ロレンゾがマークし,ヤマハワークスが初日スリーフォー発進でした。CRTクラスでは,パワー・エレクトロニクス・アスパーのA.エスパルガロが,何と総合5番手タイムで初日を終えています。アビンティア・ブルセンスの青山博一は,総合19番手でした。 Moto2クラスは,前戦でポールを獲得したイタルトランス・レーシングの中上貴晶が,2回のフリー走行を制して総合トップタイムをマークしました。彼にとっては,今季初の初日トップとなります。ただ,20周目には,転倒を喫するというアクシデントに見舞われています。総合2番手タイムだったのは,先日モンスター・ヤマハ・テック3から来シーズンMotoGPクラスにステップアップすることを発表したP.エスパルガロでした。総合3番手タイムだったのは,トゥエンティHP40のE.ラバトで,同チームが総合2,3番手タイムにつけたことになります。なお,先日お伝えしたように,イデミツ・ホンダ・チーム・アジアは,今大会から高橋裕紀に替えてA.シャー.カマルザンを起用しています。 Moto3クラスは,エストレラ・ガルシアのA.リンスが総合トップタイムをマークし,これは自身今季3度目となる初日総合トップです。大会前に来シーズンからポンス・レーシングに所属してMoto2クラスにステップアップすることを発表したチーム・カルボのM.ビニャーレスが,総合2番手タイムでした。総合3番手タイムは,リンスのチームメイトであるA.マルケスでした。ラ・フォンテ・タスカレーシングの渡辺陽向は,総合34番手で初日を終えています。 |
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2013/09/13(金) ☆契約延長(MotoGP) ○ヤマハから発表があり,ヤマハで唯一のサテライトチームであるモンスター・ヤマハ・テック3との契約を来シーズンから2年間延長することが決まりました。今はヤマハ系のチームであるテック3ですが,チーム設立してしばらくはスズキやホンダのマシンを駆ってGPの中量級クラスに参戦していました。そして,O.ジャック&中野真矢という布陣となった1999年シーズンからヤマハと契約し,以来ずっとヤマハのサテライトチームとして活躍してきました。ヤマハと契約して2年目の2000年には,ジャックと中野のチームメイト同士でのチャンピオン争いとなり,ジャックがその栄冠を獲得しました。21世紀となった2001年には,その2人と共に最高峰クラスにステップアップし,以来ずっとチームは最高峰クラスにフル参戦し続けています。2010年シーズンからは,オリジナルマシンを使用してMoto2クラスにもフル参戦を開始しています。単にヤマハ系のチームだからというだけでなく,何人もの日本人ライダーを登用してきたチームですので,そうした点でもお馴染みのチームとなっています。これまで同チームに所属した日本人ライダーは,中野をはじめ,『ノリック』こと故阿部典史さん,玉田誠,高橋裕紀(Moto2クラス)という日本でチャンピオンを獲得した経験を持つライダーばかりです。来シーズンのテック3は,今シーズンからの継続となるB.スミスと,来季から最高峰クラスにステップアップするP.エスパルガロという組み合わせでシーズンに臨むことになっています。 |
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2013/09/12(木) ☆復帰(F1) ○昨日は,F.マッサが2006年シーズンから8年間所属したフェラーリから今シーズン限りで去ることを発表したことをお伝えしました。その際,その空いたシートに誰が座ることになるのかということの噂もお伝えしました。そして,この度スクーデリア・フェラーリから発表があり,ロータスのK.ライコネンとの間で2年契約が成立しました。ライコネンにとっては,2009年にフェラーリを去って以来のチーム復帰となります。これにより,来シーズンはF.アロンソとライコネンというコンビになる訳ですが,アロンソは2005,2006年シーズンのチャンピオン,ライコネンが2007年シーズンのチャンピオンですので,ダブルワールドチャンピオンコンビが誕生することになります。アロンソとライコネンといえば,2009年シーズン当時,まだフェラーリとの契約が1年残っていたライコネンが,アロンソをチームに迎え入れるためにチームとの契約を解除するということがありました。それ以来アロンソはずっとチームに所属し,その契約は2016年末まで結ばれています。そうした因縁のある同士がチームメイトということになります。これまでは,マッサがチームメイトでしたから,アロンソ中心のチームとして成立していました。来シーズンは元チャンピオンがチームメイトとなる訳で,当然今シーズンまでのようにはいきません。果たしてアロンソがダブルナンバーワンという待遇をよしとするかどうかはなはだ疑問です。また,現在チームとアロンソとの関係にギクシャクしたところが表面化していますので,来シーズンからチームの舵取りにかなり苦労するのはほぼ間違いないと言えるでしょう。 |
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2013/09/11(水) ☆チーム離脱 PARTT(F1) ○今シーズンで契約が切れるフェラーリのF.マッサですが,契約延長は厳しいのではないかという報道がなされていました。そして,そのマッサが,自身のツイッターにおいて,今シーズン限りでフェラーリを去ることを正式に発表しました。ここ数年は,いつもシート喪失の危機が噂されてきたマッサでしたが,その度にそれを乗り越えてきましたが,ついにフェラーリ離脱が決定してしまいました。フェラーリを去るマッサの来シーズンについては,これから決まっていくことになります。さて,気になるのは,そのマッサが去ることで生じたフェラーリのシートです。その点については,今日にもフェラーリから正式発表があるのではないかと噂されています。そして,そのシートには,ロータスのK.ライコネンが座ることになる可能性が高いことが予想されているようです。 |
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☆チーム離脱 PARTU(MotoGP) ○MotoGPのCRTクラスをはじめ,Moto2クラスにもフル参戦しているアビンティア・ブルセンスですが,そのMoto2クラスは,初代Moto2クラスチャンピオンであるT.エリアスが同チームから参戦しています。この度,同チームから発表があり,エリアスとの契約を解除し,今週末に行われる第13戦サンマリノ&リビエラ・ディ・リミニGPから,アルゼンチン人ライダーであるE.イトゥリオスを起用することになりました。シーズン途中でチームを去ることになったエリアスは,今シーズン11戦中6戦でポイントを獲得し,現在はランク18位にとどまっています。今季いい成績を残しているカレックス製のマシンを駆っている同チームだけに,チームも本人も期待した部分があったと思いますが,第3戦においてランク9位になったのが最高位で,それ以後は上位進出がなかなか叶わない状況が続いていました。そして,今回の離脱が発表された訳です。今後のエリアスについてですが,SBKへ転向する意向があるということです。 |
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2013/09/10(火) ☆ナイトレースに(F1) ○10周年を迎えるバーレーンGPですが,来シーズンは開幕戦として開催されるのではないかという噂もありました。しかし,先週発表された暫定のレースカレンダーによると,決勝日が4月27日の第5戦として計画されています。どうやらこれには訳があったようです。この度浮上した噂によると,10周年となるのを契機に,同GPがナイトレースとして開催されるのではないかということです。同時に路面改修も行われ,照明設備の設置工事も必要なことから,開幕戦として開催するには日が足りず,そのため4月末の開催となったようなのです。まだ正式発表がありませんから,あえて「噂」としたのですが,実際には主催者側もイタリアGPが行われたモンツァにおいてこのことは認めていて,ナイトレースという形だけではなく,夕方から行う「トワイライトレース」として開催する可能性もあるとのことです。いずれにしても,近日中にこの点に関する正式発表が行われる予定のようです。 |
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2013/09/09(月) ☆3連勝(JRR) ○第7戦の決勝レースが,ドライコンディションの中,我が大分県にあるオートポリスで行われました。J^GP2クラスは,ポールからスタートしたウエビック・チーム・ノリック・ヤマハの野左根航汰が好スタートを切って,序盤から後続との差を広げていきました。それに対して,野左根を追う有力ライダーが転倒を喫するというアクシデントが続けて発生し,さらに野左根にとって楽な展開となっていきました。ところが,終盤に入るにつれて野左根のペースが落ち始め,徐々に差が縮まっていきました。しかし,何とか後続の追い上げを阻止し,3連勝をポールトゥーウィンで達成しました。惜しくも2位になったのは,MuSASHiRTハルク・プロの浦本修充でした。その浦本と僅差で3位になったのが,エスパルス・ドリーム・レーシングの生方秀之でした。この結果,ランキング争いでは,野左根がトップに躍り出ています。 J-GP3クラスは,終盤に入って5台による激しいトップ争いが展開されていきました。ファイナルラップまで続いたこのバトルでしたが,最終コーナーの立ち上がりでProjectμ7C HARCの國峰啄磨がトップに立ってチェッカーを受け,今季2勝目を挙げました。その國峰からわずか1000分の15秒差の2位になったのは,ファイナルラップに入った時にはトップに立っていたTome team PLUS ONEの徳留真紀でした。トップからおよそコンマ2秒遅れで3位に入ったのは,HotRacingの大久保光でした。 |
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☆完勝(F1) ○ヨーロッパラウンド最終戦となる第12戦イタリアGPの決勝レースが,シリーズ中屈指の超高速サーキットであるモンツァ・サーキットで行われました。この日のモンツァは,雨がぱらつくことはありましたが,終始ドライコンディションで行われました。熱狂的フェラーリファンであるティフォシが後押しをしたかのように,4,5番グリッドからスタートしたフェラーリ勢が好スタートを切り,3周目には2,3番手に浮上してトップを追いました。そのトップに立っていたのが,ポールからスタートしたレッドブルのS.ベッテルでした。フェラーリ勢が好スタートを切りましたが,それに負けず劣らずベッテルはスタート段階からトップの座を守っていました。今大会では,予選を含め,決勝までの全セッションを制してきたベッテルですが,その速さは決勝レースでも衰えを見せず,ティフォシの後押しをものともせずフェラーリの2台をどんどん引き離していきました。終盤に入ってギアボックスにトラブルが発生したのか,無線で何度もショートシフトを指示される場面がありましたが,最後までトップの座を守りきり,全てのセッションを制する完勝で今季6勝目を挙げました。2位には,ティフォシの後押しを受けたフェラーリのF.アロンソが入っています。3位は,1回目のピットストップをベッテルとダブルストップという奇策に出たレッドブルのM.ウェーバーでした。序盤に4番手にポジションダウンしていたウェーバーでしたが,このピットストップ作戦が功を奏してフェラーリのF.マッサを交わして3位に浮上。ベッテルと同じく終盤ギアボックストラブルに見舞われたものの,最後までそのポジションを守っての3位表彰台でした。今回の結果により,ランクトップのベッテルとランク2位のアロンソとの差が53とさらに大きく開きました。 |
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☆初優勝(SGT) ○第6戦の決勝レースが,時折雨が降る難しいコンディションとなった富士スピードウェイで行われました。GT500クラスは,ポールからスタートした立川祐路&平手晃平組のZENT CERUMO SC430は,好スタートを切ってそのポジションを守っていきました。ところが,21周目にアクシデントが発生してセーフティーカーが導入され,それまでのマージンがチャラになってしまいました。さらに,ピット後に他車と接触するアクシデントに見舞われてしまい,一時は5位にまで順位を落としてしまいました。しかし,雨が降ったり止んだりという難しいコンディションをものともせず順位を挽回していき,43周目にトップに再び浮上しました。終盤に塚越広大&金石年弘組のKEIHIN HSV-010との首位争いとなりましたが,それを振り切ってトップでチェッカーとなり,今季初優勝を得意の富士で挙げました。2位にはKEIHINが入っています。3位には,伊藤大輔&A.カルダレッリ組のKeePer TOM'S SC430が入っています。 GT300クラスは,予選5番手からスタートした谷口信輝&片岡龍也組のGSR 初音ミク BMWが,セーフティーカーランが終わった直後にピットインするという作戦を取りました。さらに,難しいコンディションをベテランらしい走りで好走したこともあって後続との差を広げていき,2位に47秒もの大差をつけて独走でチェッカーを受け,こちらも今季初優勝を飾りました。2位には,新田守男&嵯峨宏紀組のPanasonic apr PRIUS GTが,3位には,山西康司&細川慎弥組のクリスタルクロコ ランボルギーニ GT3が入っています。 |
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2013/09/08(日) ☆初ポール(JRR) ○第7戦の予選が,我が大分県にあるオートポリスで行われました。今回の大会は,アジアロードレース選手権の第5戦との併催で行われていて,JRRとしては,J-GP2,J-GP3の2クラスのみの開催となっています。 J-GP2クラスの予選は,ウエビック・チーム・ノリック・ヤマハの野佐根航汰が,自らの持つコースレコードを約1秒更新する走りを見せてポールを獲得しました。野左根のポール獲得は,自身初となります。Yamaha Thailand Racing TeamのD.クライサルトは,セッション終盤に転倒を喫するというアクシデントに見舞われましたが,2番グリッドを獲得しています。ここまでランクトップにつけているエスパルス・ドリームレーシングの生形秀之は,ニューエンジンを搭載したマシンを駆って3番グリッドを獲得しています。 J-GP3クラスは,ここまでの4戦中3戦で勝利し,ランクトップをいくTEAM PLUSONE & ENDURANCEの山田誓己が,ラストアタックで最速タイムを刻んでポールを獲得しました。その山田からわずか100分の1秒差で2番グリッドを獲得したのが,2010年のチャンピオンで,今季は自らのチーム率いてフル参戦しているHotRacingの大久保光でした。3番グリッドを獲得したのが,前戦で山田や大久保とトップ争いを展開したProjectμ7C HARCの國峰啄磨でした。 |
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☆独占(F1) ○第12戦イタリアGPの予選が,モンツァ・サーキットで行われました。予選までに行われた全セッションを制してきたレッドブルのS.ベッテルは,予選でも圧倒的な速さを見せて今季4回目,自身通算40度目のポールを獲得しました。初日で総合2番手タイムだったM.ウェーバーが,予選でも2番手タイムをマークし,レッドブル勢がフロントローを独占しました。このモンツァを本拠地とするフェラーリ勢は,2台でスリップストリームを使いあってタイムを上げるという作戦を取ったものの,これが見事に失敗をして4,5番手タイムにとどまりました。そうした本家フェラーリを尻目に,フェラーリエンジンユーザーの一つであるザウバーのマシンを駆るN.ヒュルケンベルグが,3番手タイムをマークしています。 |
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☆記録更新(SGT) ○第6戦の予選が,富士スピードウェイで行われました。今回のGT500クラスは,Q1,Q2のノックアウト方式が採用されました。その予選でトップタイムをマークしたのは,立川 祐路&平手 晃平組のZENT CERUMO SC430でした。この富士で圧倒的強さを見せている立川ですが,今回のポール獲得により自身が持つポール獲得記録を18に伸ばしています。2番グリッドを獲得したのは,伊藤 大輔&A.カルダレッリ組のKeePer TOM'S SC430で,これは今季最上位グリッドとなります。3番グリッドを獲得したのは,山本 尚貴&F.マコヴィッキィ組のウイダー モデューロ HSV-010でした。 GT300クラスは,自ら「最高のアタックができた」とコメントした高木 真一&小林 崇志組のARTA CR-Z GTがポールを獲得しました。ぎりぎりのところでARTAにポールを奪われて2番グリッドにとどまったのは,星野 一樹&佐々木 大樹組のS Road NDDP GT-Rでした。ここまでの好成績によりウェイトを100s積んでいる武藤 英紀&中山 友貴組のMUGEN CR-Z GTが,3番グリッドを獲得しました。 |
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2013/09/07(土) ☆ワンツー(F1) ○第12戦イタリアGPが,フェラーリのお膝元であるモンツァ・サーキットで開幕しました。初日は2回のフリー走行が行われました。その初日を制したのは,ここまでランクトップをいくレッドブルのS.ベッテルでした。彼がマークしたのは,唯一となる1分24秒台で,2番手にコンマ0.6秒以上の差をつける速さでした。その2番手タイムをマークしたのは,今シーズン限りでF1から引退するM.ウェーバーで,初日はレッドブルによるワンツーフィニッシュでした。3番手タイムをマークしたのは,来季の去就が注目されるロータスのK.ライコネンでした。4番手タイムをマークしたのがR.グロージャンで,3,4番手をロータス勢が占めています。熱狂的フェラーリファンであるティフォシの期待を集めるフェラーリ勢は,F.アロンソが5番手,F.マッサが8番手タイムで初日を終えています。 |
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2013/09/06(金) ☆史上最多(F1) ○来シーズンのレースカレンダーの暫定版が,各チームに配布されました。それによると,以前から予想されていたとおり,来シーズンは史上最多となる全21戦で行われる計画になっています。中身を見ると,新たな開催地としてオーストリア,ロシア,メキシコの名前が挙がっています。また,既に発表があったインドと,開催が懸念されているニュージャージーは含まれてません。同じく開催が懸念されている韓国は,中国との連戦としてシーズン序盤に組まれています。ただ,その韓国と新たな開催地のロシア,メキシコは,サーキットの承認待ちとなっています。今回の暫定案は,今月末に行われる予定になっているFIA世界モータースポーツ評議会の会合に送られ,そこで承認される必要があります。ただし,例えば鈴鹿で開催される日本GPは,このカレンダーでは10月5日となっていますが,先日JAFが申請した案では10月12日となっているというように,まだ曖昧な点があったりしますので,変更が加わる可能性があります。なお,具体的なカレンダーは,以下の表のようになっています。 |
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2013/09/05(木) ☆衝撃&ペナルティ(MotoGP) ○週末に行われた第12戦イギリスGPのウォームアップ走行において,ここまでランクトップをいくレプソル・ホンダのM.マルケスが転倒を喫し,左肩を脱臼するというアクシデントに見舞われました。マルケスが使用しているレーシングスーツはイタリアのアルパインスターズですが,同社から転倒時のデータを解析し,その結果を発表しました。MotoGPライダーが使用しているレーシングスーツは,最近エアバッグが内蔵されているものが増えていて,ライダーのスーツをよく見ると,エアバッグの表示がされたものを見かけます。それを作動させるためには,センサーがスーツに装着される必要がありますし,後でそのセンサーを解析するということもできる訳です。今回の発表によれば,コントロールを失ったことを感知してから,転倒して左肩に最初の衝撃を受ける0.168秒前にエアバッグは作動を開始し,0.055秒前には,完全に膨張して衝撃への準備が出来ていたとのことです。そして,転倒によって左肩に加わった衝撃は,何と22.55Gにも達していたということで,脱臼だけで済んだのは,不幸中の幸いだったのかもしれません。ただ,レースディレクションがその転倒の時のビデオを再検証した結果,マルケスが転倒した場所は,その時モンスター・ヤマハ・テック3のC.クラッチローが転倒して黄旗が提示されていました。ということは,危険回避のため減速しなければならないということを示した場所だったことになります。にもかかわらず激しい転倒を喫したということは,黄旗を無視しての走行だったということになります。実際,その転倒場所では,コースマーシャルが出てマシンの撤去やクラッチローの救出に当たっていました。にもかかわらずマルケスは減速することなくその近くに転倒していった訳ですから,決して許される行為ではありません。こうした危険行為に対して,MotoGPでは,今シーズンからペナルティーポイントを科すことになっています。そのポイントの累積によって,3種類のペナルティーが実施されます。そのポイントとペナルティーですが,累積4ポイントがスターティンググリッド最後尾からのスタート,7ポイントがピットレーンからのスタート,10ポイントが出場停止となっています。今回のマルケスに対しては,2ポイントが科されています。 |
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2013/09/04(水) ☆初走行(SGT) ○来シーズンのGT500クラスは,ドイツを中心に行われているDTMと車両規則が統一され,エンジンに関しては新たに開発された2リッター直4直噴ターボエンジンを使用することになっていて,どのメーカーもブランニューマシンを投入することになっています。先日鈴鹿サーキットで行われた第5戦の時に,トヨタ(レクサス)、ホンダ,ニッサンの3メーカーが来シーズンからそれぞれのメーカーが投入するマシンをお披露目していました。ただし,レクサスについては,多くの部分がダミーとなっていて,直前にトラブルが発生したため,唯一走行ができないままで終わっていました。 そして,その発表会以後初となるテスト走行が,昨日から始まりました。今回のテストは,レクサス(LF-CCをベースとしたマシン),そしてニッサン(GT-RニスモGT500)の2メーカーが参加していて,ホンダ(NSXコンセプトGT)は参加していません。ニッサンについては,発表会で走行していますが,レクサスについては,今回が公開の場での初走行となります。そのレクサスですが,上記したように,発表会時はダミーが多かったですが,今回はフロント周りがダミーではなく,テールランプについては,実際に点灯しますし,発表会時と形状が違っていました。GT-Rについては,外観上は大きな変更はなく,ステッカーを見るとミシュランのものが貼られていました。レクサスは立川祐路と石浦宏明が,ニッサンは柳田真孝とL.クインタレッリがマシンを駆り,両メーカーともにテスト途中でマシンがストップするというアクシデントが発生していました。しかし,これはまだ開発間もない車両だけに,ある意味当然と考えていいでしょう。なお,今回のテストは,今日までの2日間にわたって行われることになっています。 |
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2013/09/03(火) ☆シート決定(F1) ○レッドブルのM.ウェーバーが今シーズン限りでF1から引退することを受けて,その空いたシートに誰が座ることになるのかが大きな注目を浴びていました。一時は,ロータスのK.ライコネンが座ることになるのではないかという噂が有力になることもありました。しかし,最近ではこの噂が徐々にしぼんだ状態となり,むしろフェラーリへの移籍ではないかという噂の方が有力視されています。そして,有力候補として大きく浮上してきたのが,レッドブルの兄弟チームであるトロロッソからフル参戦しているD.リカルドです。そして,その噂に後押しをするかのように,引退するウェーバー自身が,同郷のドライバーであるリカルドがレッドブル入りしたことを示唆するかのような発言をしていました。さらに,レッドブルのファクトリーを訪れ,シートあわせを行ったという報道もなされていて,リカルドのレッドブル移籍がかなり現実を帯びた状況となっていました。 そして,ついにレッドブルから発表があり,リカルドとの契約が成立しました。契約期間は,複数年ということですので,来シーズン以降しばらくはチャンピオンドライバーであるS.ベッテルとリカルドというペアでシーズンを戦うことになりました。今シーズンのペアであるベッテルとウェーバーの関係が決してうまくいっていなかったということは周知の事実ですが,果たして新たなペアがうまくいくのかどうかも注目点となります。 |
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2013/09/02(月) ☆バトル展開&シート喪失(MotoGP) ○3週連続開催となったMotoGPですが,その3つめのレースとなる第12戦イギリスGPの決勝レースが,シルバーストーン・サーキットで行われました。MotoGPクラスは,ポールからスタートしたレプソル・ホンダのM.マルケスと,2番グリッドからスタートしたヤマハ・ファクトリー・レーシングのJ.ロレンゾとの間で激しいトップ争いが展開されていきました。ラストラップまで続いたバトルを制したのは,第6戦イタリアGP以来の勝利となるロレンゾでした。5連勝を狙うマルケスでしたが,午前中に行われたフリー走行で転倒を喫してしまい,左肩を脱臼するというアクシデントに見舞われていました。決勝レース出場に暗雲が垂れ込めたものの,医師団からの許可をもらって出場。マシンコントロールに苦労してバトルには敗れたものの,見事2位表彰台を獲得しました。3位には,レプソル・ホンダのD.ペドロサが入っています。CRTクラスでは,パワー・エレクトロニクス・アスパーのA.エスパルガロが総合10位,クラストップでチェッカーを受けています。そのエスパルガロですが,マルケスと同様に午前中の走行で転倒を喫してしまい,首を痛めるとともに,左手小指を骨折するというアクシデントに見舞われていたのですが,それを乗り越えてのクラストップでした。アビンティア・ブルセンスの青山博一は,2戦連続ポイント圏内でフィニッシュしていましたが,今回は21番グリッドからスタートし,18位でチェッカーとなって残念ながらポイント獲得には至りませんでした。 Moto2クラスは,ランクトップをいくマークVDSレーシング・チームのS.レディングが,残り4周目にトップに立つと,後で2位争いが展開されたこともあって後続との差を広げることに成功し,第5戦イタリアGP以来となる勝利を母国GPで挙げています。3台による激しいバトルが展開された2位争いでしたが,ポールからスタートしたイタルトランス・レーシングの中上貴晶が制し,3戦連続2位表彰台を獲得しています。3位には,インターウェッテンのT.ルティが入っています。イデミツ・ホンダ・チーム・アジアの高橋裕紀は,20位争いを展開し,最終的には23位でチェッカーとなりました。なお,残念なニュースですが,1台体制でマシン開発に苦労しながらここまでシーズンを臨んできた高橋ですが,今大会限りでチームのシートを喪失し,次戦からはA.シャー.カマルザマンが参戦することになりました。高橋の残りのシーズンについては,まだ未定です。 Moto3クラスは,ランクトップをいくレッドブルKTMアジョのL.サロムが,4台によるトップ争いの中,残り2周となったところでトップに浮上してそのまま逃げ切り,今季5勝目を挙げました。わずか1000分の49秒差で惜しくも2位だったのが,エストレラ・ガルシアのA.リンスでした。そのリンスのチームメイトであるA.マルケスが3位に入り,今季2回目の表彰台に上っています。開幕以来連続して表彰台に立っていたチーム・カルボのM.ビニャーレスでしたが,今回は4位でフィニッシュとなり,惜しくも連続表彰台を逃しています。ラ・フォンテ・タスカレーシングの渡辺陽向は,5台による20位争いを展開し,23位でチェッカーとなりました。 |
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2013/09/01(日) ☆連続ポール(MotoGP) ◯第12戦イギリスGPの予選が,ドライコンディションのシルバーストーン・サーキットで行われました。MotoGPクラスは,ここまでランクトップをいくレプソル・ホンダのM.マルケスが,サーキットベストタイムを更新する走りを見せて今季5度目となるポールを獲得しました。2番グリッドを獲得したのは,今季8度目のフロントローとなるヤマハ・ファクトリー・レーシングのJ.ロレンゾでした。3番グリッドを獲得したのが,今回が母国GPとなるモンスター・ヤマハ・テック3のC.クラッチローでした。CRTクラスは,NGMモバイル・フォワードレーシングのC.エドワーズが,3戦連続Q1を突破するとともに,今季自己最高位となる総合11番グリッドを獲得してクラストップとなりました。アビンティア・ブルセンスの青山博一は,総合21番手タイムでした。 Moto2クラスは,前戦でポールを獲得したイタルトランス・レーシングの中上貴晶が,コンマ1秒以内に6人が入るという超接近戦を制して2戦連続ポールを獲得しました。ランクトップをいくマークVDSレーシング・チームのS.レディングが,1000分の39秒遅れで2番グリッドを獲得しました。中上から100分の4秒遅れで3番グリッドを獲得したのが,カメ・イタルトランス・プロジェクトのJ.ザルコでした。イデミツ・ホンダ・チーム・アジアの高橋裕紀は,フリー走行では総合18番手だったものの,予選は25番手タイムで終了しています。 Moto3クラスは,フリー走行で総合トップタイムをマークしているチーム・カルボのM.ビニャーレスが,予選でもトップタイムをマークし,第4戦以来7戦ぶりにポールを獲得しました。2,3番グリッドを獲得したのは,それぞれエストレラ・ガルシアのA.リンス,レッドブルKTMアジョのL.サロムでした。ラ・フォンテ・タスカレーシングの渡辺陽向は,25番手で予選を終えています。 |
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