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2011/12/22(木) ☆規定変更(MotoGP) ○先日FIMから来シーズンの規定変更について発表がありました。その内容はいくつかあるのですが,その中の数点に関してお伝えします。まず,予選通過ラインですが,これまで通りポールタイムから107%以内のタイムをマークしたライダーが予選通過となることに変わりありません。ただ,今シーズンは,予選だけでなく,その予選が始まるまでに3度のフリー走行が行われますが,そのフリー走行の中で1度でもその107%をクリアしていれば予選通過となっていました。今回の新しい規定では,ウォームアップでのタイムも含まれることになりました。2輪のレースはどうしても転倒という事態が避けられませんので,今回のように予選通過の機会が増えることは,ライダーやチームにとっても,そして彼ら(彼女ら)を応援する人たちにとってもいいのではないでしょうか。その他ですが,レインコンディションにおいて,全てのマシンが赤いテールランプを点けなければならないことになりました。テストにおける使用タイヤ本数についても変更があり,今シーズンまでは,テストライダーだけが最大240本使用できるという規定でした。それが,来季からはレギュラーライダーも同様の本数をタイヤを使用できることになりました。なお,ファクトリーチーム以外のライダーについては,最大120本まで使用できます。来シーズンからのMotoGPクラスは1000ccマシンによって争われるようになりますが,そのマシンの最低重量については,来年は157s,再来年は160sとなりました。 今年の更新は,今日が最後になります。みなさんよいお年をお迎えください。そして,1月10日(月)に再びお目にかかりましょう。 |
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2011/12/21(水) ☆新シリーズ(F1) ○来年1月21日(土)からマレーシアのセパン・サーキットで,新シリーズである"i1 Super Series"が始まります。これは,FIAの公認を受け,アジア圏内において全10戦にわたって行われるシリーズで,インドの9都市に本拠地を置くチームが走らせる全18台によって争われます。使用されるマシンは,ラジカルスポーツカーのSR3ロードスターで,各チーム2台体制を組みます。その2人のドライバーのうち,1人はインド人ドライバーでなければならないという規定があるようで,優勝チームに与えられる200万ドル(約1億5,546万ドル)の賞金を懸けて争うことになります。この新シリーズに参戦することになったドライバーが発表され,その中には多くの元F1ドライバーの名前があります。今シーズンも含めた最近のF1ドライバーとしては,山本左近を始め,V.リウッツィ,K.チャンドック,J.フィジケラといったドライバーの名前があり,以前活躍したドライバーには,1997年のワールドチャンピオンであるJ.ビルヌーブを始め,J.アレジH.H.フレンツェン,M.サロ,A.ユーンといった名前があります。ちなみに,最終戦はアブダビにあるヤス・マリーナ・サーキットで3月10日(土)に行われることになっています。 |
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2011/12/20(火) ☆あと2(F1) ○17日(土)付けのこのページでお伝えしたように,フォース・インディアの2つのシートが決まり,ストーブリーグもいよいよフィナーレの時期が近づいてきています。現段階でシートが決まっていないのが,ウィリアムズとHRTのシートが1つずつの合計2つとなっています。今季レギュラー参戦したドライバーでシートが決まっていないのは,R.バリチェロ,A.スーティル,V.ペトロフ,B.セナ,S.ブエミ,H.アルグエルスアリ,V.リウッツィ,S.ダンブロシオの6人で,この6人の内の誰か2人がその残りのシートに座るとしても,ほとんどのドライバーがシート喪失という事態になるわけです。それだけ来シーズンの顔ぶれは,結構違ったものになるということを示しています。ここでは,現段階で決まっているシートの獲得状況を整理しておきたいと思います。 |
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2011/12/19(月) ☆ホンダで?(インディカー) ○先週,3日間にわたってホンダがセブリングにおいてテストを行いました。これは,車体であるダラーラDW12に,来シーズンホンダが投入する予定の2.2リッターV6ターボエンジン搭載すると共に,マクラーレンの新しいECU(TAG-400i)と関連電子機器をテストしたものです。そして,テストにはサム・シュミットのS.ペジノ,ターゲット・チップ・ガナッシのS.ディクソン,そして佐藤琢磨が参加しました。これまでKVレーシングに所属してきた琢磨ですが,来シーズンの去就がいまだに不明で,ホンダエンジンユーザーであるレイホール・レターマン・レーシングをはじめ,シボレーエンジンを使用するチームへも移籍が噂されています。というように,F1に参戦していた頃も含め,ずっとホンダでやってきた琢磨ですが,来シーズンはその流れが変わる可能性があったわけです。しかし,今回ホンダの来季に向けてのテストに参加したということは,チームは決まっていないものの,やはりホンダエンジンのマシンを走らせることがほぼ間違いないからこそ声がかかったわけでしょうし,琢磨自身もそれを受けたわけでしょうから,正式発表はないものの,レイホール・レターマン・レーシングを主軸に移籍交渉が進んでいると考えていいのでしょうね。 |
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2011/12/18(日) ☆復活(MotoGP) ○13日(火)にアルゼンチン政府観光庁から発表があり,2013年シーズンからアルゼンチンGPが開催されることになりました。今回結ばれた契約では,契約年数が3年間で,開催地はアルゼンチン北部のサンティアゴ・デル・エステロ州に位置するアウトドロモ・テルマス・デ・リオ・オンドとなります。アルゼンチンGPといえば,途中で中断はあったものの,1960年代から1990年代まで開催されていました。最後の開催は1999年シーズンで,この時は125ccクラスがM.メランドリ,250ccクラスがO.ジャック,そして500ccクラスがK.ロバーツ.Jrが優勝しています。この時は,オスカル・ガスベス・サーキットで開催されていました。ちなみに,日本人選手としては,1994年シーズンの250ccクラスで岡田忠之選手が,1998年シーズンの125ccクラスで眞子智実選手が優勝しています。そういった意味では,サーキットは違うものの,開催国としては相性が悪いわけではないので,日本人選手の活躍を期待したいものですね。 |
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2011/12/17(土) ☆残留&昇格(F1) ○フォース・インディアが,来シーズンのドライバーについて発表しました。今シーズンはA.スーティルとP.ディ.レスタの二人でシーズンに臨んだ同チームですが,来シーズンはディ.レスタは残留します。そして,2010年シーズンにウィリアムズからF1にデビューしたものの,1年限りでそのシートを失い,今シーズンはフォース・インディアのリザーブドライバーを務めていたN.ヒュルケンベルグが,来季はレギュラードライバーに昇格することになりました。今回の発表により,前身である2007年シーズンのスパイカー時代から同チームに所属してきたスーティルは,シートを失ったことになります。ただし,既にウィリアムズと交渉中であることは以前明らかになっていましたので,F1のシートを完全に失ったというわけではありません。14日のトロロッソに引き続いて,今回のフォース・インディアのシートが決まり,中位に位置しているチームのシートも埋まってきています。いよいよ2012年シーズンに向けたストーブリーグも,終わりを迎えようとしている感じですね。 |
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2011/12/16(金) ☆変更(MotoGP) ○FIMより,来シーズンのレースカレンダーが発表されました。9月14日に発表された1回目のカレンダーと比べると,開幕戦であるカタールGPの開催が1週間早まっています。また,未定となっていたドイツGPの開催地が,ザクセンリンクということになっています。ただし,まだ不透明なところがあり,今回は「契約対象」ということで契約交渉が進められているとのことです。日本GPに関しては,日にち等の変更がなく,決勝レースは10月14日に行われます。なお,具体的なレースカレンダーは以下の表のようになっています。また,今回はまだ暫定という形ですので,今後変更される可能性があります。 |
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2011/12/15(木) ☆一新(F1) ○トロロッソから,来シーズンのレギュラードライバーについて発表がありました。2009年シーズンから3年連続でS.ブエミとH.アルグエルスアリの二人がレギュラードライバーを務めてきましたが,来シーズンはドライバーを一新することになりました。新たにトロロッソのステアリングを握ることになったのは,D.リカルドとJ−E.ベルニュで,二人ともレッドブルの若手ドライバー育成プログラムに所属しているドライバーです。2005年シーズンにレッドブルがミナルディを買収して新たに発足したトロロッソは,本来的にレッドブル・ジュニアドライバー・プログラムの中で若いドライバーにF1での最初のステップ与えることを設立の目的にしていました。2006年からフル参戦を開始したトロロッソは,ドライバーを変えるといってもどちらか一人は残留してきたのですが,今回のようにラインナップを一新するというのは,2006年のフル参戦開始以来となります。なお,今回チームを離れることになったブエミとアルグエルスアリの二人については,来シーズンの去就は現段階で未定です。 |
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2011/12/14(水) ☆フェラーリから??(F1) ○シーズン前のラリーで大怪我を負い,レーサー生命をも危機を迎えていたR.クビサについて,新たな噂が出てきているようです。そのクビサですが,レースには出場できていないものの,ロータス・ルノーGPとの契約が継続中です。来シーズンからの復帰を目指してリハビリに励んでいるのですが,その復帰時期はいまだに未定で,少なくとも来シーズンからの復帰は断念という状況です。そのため,先日来お伝えしているように,ロータス・ルノーGPは元チャンピオンのK.ライコネンとの契約を成立させました。クビサの復帰は,少なくとも2013年シーズン以降となりそうなのですが,その復帰先はここまでの経緯から考えてロータス・ルノーGPということになると思われています。ところが今回浮上してきた噂ですが,来年の4月にクビサがフェラーリの昨年型マシンであるF10をドライブする予定があるというのです。さらに,2013年シーズン以降にも,F.マッサに替わって彼がF.アロンソのチームメイトになるのではないかというのです。まさに「本当に??」という驚きの話です。確かにフェラーリが以前からクビサを狙っているという話はありましたが,現在の状態のクビサとなるとその話もかなり厳しいものになっていました。しかし,スペインでの報道によると,クビサのリハビリは最終段階に入っていて,既にフェラーリと2013年シーズンに関して何らかの合意事項があるのではないかというもう一つの噂も浮上しているようです。 |
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2011/12/13(火) ☆シート喪失?(F1) ○既に来シーズンもザウバー・フェラーリとの契約が成立している小林可夢偉ですが,複数のフランスのメディアの報道によると,その可夢偉の来シーズンのシートが喪失の危機にあるということです。そして,可夢偉に替わって,フェラーリのリザーブドライバーを務めているフランス人ドライバーのJ.ビアンキがシートに座ることになるのではないかというのです。ザウバーにとっては,フェラーリはエンジン供給元です。来シーズンも可夢偉のチームメイトとなるS.ペレスと現在噂に上がっているビアンキは,どちらもフェラーリの育成プログラム出身者です。そして,そのどちらも,来シーズン限りではないかといわれているフェラーリのF.マッサの後を受けてシートに座るのではないかと噂されています。フェラーリとしては,F1での経験を積ませてレギュラードライバーに昇格させたいでしょうから,こうした報道がなされても何ら不思議はありません。最近はフランスGPがなくなり,F1ドライバーもいなくなるといった状況にあるフランスですが,来シーズンに関しては,R.グロージャン(ロータス)とS.ピック(ヴァージン)の二人がレギュラードライバーのシートを獲得していますし,フランスのポール・リカール・サーキットでのフランスGP再開が噂に上ってきていて,勢いの盛り返しが見られます。可夢偉にとっては逆風が吹き荒れている感じですが,今回の噂が報道されるやいなや,すぐにザウバーが全面否定のコメントを出しています。今回のことは単なる噂に終わるのでしょうが,ホンダやトヨタ,ブリヂストンといった日本メーカーが撤退した今,日本人ドライバーはずっと逆風の中でのシート獲得競争に晒されてしまう運命にあります。 |
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2011/12/12(月) ☆負傷(F1) ○ロータス・ルノーGPとの契約が成立し,来シーズン再びF1に戻ってくることになったK.ライコネンが,スノーモービルのレースで手首に怪我を負いました。これは,オーストリアのザールバッハ・ヒンターグレムで5日間にわたって開催されている「Swatch Snow Mobile Race」の初日に起こったことです。コーナーへの侵入速度が速かったためか,コーナーのアプローチで転倒を喫し,その際左の手首に負傷を負った模様です。幸いなことに怪我は軽傷で済んだようですが,残りのレースは欠場しています。ルノーといえば,今シーズン前にR.クビサがライフワークとしているラリーのレースに出場し,大怪我を負って今シーズンと来シーズンを棒に振るという大事に至っています。それだけに,来季のエースドライバーであるライコネンの怪我は,ルノーにとって肝を冷やす事態ではなかったのかなと思われます。ルノーの方針では,危険な活動への参加を禁止させる方針なのですが,ライコネンとの契約は2012年の1月1日から発効となりますので,今回のスノーモービルレース参加については,対象外となっていました。何はともあれ,クビサの二の舞にならずに済んでよかったですね。 |
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2011/12/11(日) ☆マシンチェンジ(MotoGP) ○今シーズンJRRのJ-GP2クラスでチャンピオンを獲得した中上貴晶は,来季イタル・トランス・レーシングに所属してMoto2クラスにフル参戦することが決まっています。一度GPでフル参戦のシートを失ったライダーが,再びGPでのフル参戦を果たすというのは,今回の中上が日本人としては初となります。その中上とそのチームメイトになるC.コルティが来シーズン駆るマシンについては,11月中旬にバレンシアで行われたプライベートテストの段階では未定となっていました。これまで同チームは,Moto2クラスが始まった2年前からずっとシューター製のマシンを駆ってきました。そして,プライベートテストでは,これまでのシューターに加えて,今シーズンS.ブラドルが駆ってチャンピオンを獲得したカレックスのマシンとを乗り比べながら,どちらにするか比較テストを行いました。そして,8日(木)に同チームから発表があり,カレックス製のプロトタイプマシンを使用することが決定しました。また,そのテストでは,同時に来季使用するサスペンションについても比較テストを行いました。比較されたサスペンションは,同チームがこれまで使用してきたドネールと,サスペンションメーカーとしては最も実績を残していると言っていいオーリンズの2つです。そして,その結果,マシンと同様にこれまでのものとは違う方を選択し,オーリンズを使用することになりました。 |
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2011/12/10(土) ☆チームメイト(F1) ○来シーズンからチーム名が「ロータス・ルノーGP」から「ロータスF1チーム」へと変わるルノーですが,ドライバーについては既にK.ライコネンとの契約が成立しています。そして,本来そのチームメイトにV.ペトロフがなるはずでした。というのも,彼とルノーとの契約は,既に2012年まで結ばれていたからです。しかし,先日FIAから発表されたエントリーリストでは,ライコネンの名前はあったものの,もう一つのシートのところの未定となっていました。また,ペトロフ自身も,来シーズンについては検討中であることを明かしていましたので,シート喪失は確実視されていました。そして,この度ルノーから発表があり,フランス人ドライバーのR.グロージャンとの契約が成立しました。2009年にルノーからF1デビューを果たしたグロージャンでしたが,1年でシートを喪失。再びF1復帰を目指して,今シーズンはGP2シリーズにフル参戦して見事チャンピオンを獲得しました。あらに,金曜日のみ走行する第3ドライバーとして今季ルノーと契約していましたので,来季はその第3ドライバーからレギュラードライバーへ昇格ということになります。 今回の契約発表と同時に,フランスの石油会社である『トタル』("TOTAL"のロゴでお馴染みですね。)とのスポンサー契約が延長されました。どうやら今回のグロージャンのシート獲得とトタルとの契約延長は関連があったようで,フランスのトタルが,同国のグロージャンの後押しをしたようで,これが同時発表という形に繋がったようです。 |
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2011/12/09(金) ☆影響(SGT) ○来シーズンからルマン24時間耐久レースを中心にした4輪の耐久レースシリーズの最高峰ともいえる世界耐久選手権(WEC)がスタートします。そのシリーズの中には,富士スピードウェイで開催される富士6時間耐久レースが含まれるようになっています。そのWECのレースカレンダーが,統括するFIAより発表されました。そのカレンダーを見ると,第2戦と第6戦,そして富士のレースである第7戦がSGTのレースカレンダーとバッティングしています。特に富士6時間とバッティングするオートポリスでのSGTは,同日に日本国内でビッグレースが開催される事に問題がありますので,SGTの方が何らかの対策をとることになりそうな気配です。また,このバッティングには大きな問題があって,オートポリスでのレース日程が変更になっても,全8戦中2戦がSGTとバッティングすることに変わりがなく,日本国内で活躍してきた外国人ドライバーの中には,このWECに参戦する可能性の高いドライバーが複数いますので,来季に向けたSGTのストーブリーグにかなり大きな影響を与えそうです。 |
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2011/12/08(木) ☆変更なし(F1) ○FIAから来シーズンのレースカレンダーの正式版が発表されました。既に8月末に暫定で発表されていたカレンダーですが,今回の発表を見るとそれからの変更が全くなく,3月にオーストラリアで開幕し,11月にブラジルで終了する全20戦で戦われることが決定しました。サーキット建設の遅れで開催が危ぶまれていた第19戦に予定されているアメリカGPも今回の発表に入っていますし,政情不安から今シーズンの開催が中止されたバーレーンGPも,予定通り第4戦に残っています。さらに,資金難から開催が懸念されていた韓国GPについても,予定通り第16戦に組み込まれています。鈴鹿サーキットでの日本GPは,その韓国GPの1週間前に行われます。なお,具体的なレースカレンダーは,以下の表のようになっています。 |
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2011/12/07(水) ☆名称変更(F1) ○メルセデス・ベンツが,5日にチーム名の変更について発表を行いました。先月末にFIAから発表されたエントリーリストでは,「メルセデスGPペトロナスF1チーム」という名称で登録されていましたが,今回発表されたチーム名は「メルセデスAMGペトロナスF1チーム」で,新たにAMGが加わったことになります。この"AMG"といえば,メルセデス・ベンツのハイパフォーマンスモデルとして40年以上親しまれているブランドです。モータースポーツの最高峰であるF1と,高級車ブランドであるベンツの中でもさらにハイパフォーマンスなAMGとの融合を図ることで,さらなる市場でのブランド確立を狙った今回の名称変更だと思います。なお,その翌日に新たな発表があり,その新名称のチームが来季走らせる予定の新型マシンである「F1 W03」は,2回目の冬季テストとなる来年の2月21日から3日間にわたって行われる予定のテストにおいてトラックデビューを果たす予定とのことです。 |
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2011/12/06(火) ☆ステップアップ(MotoGP) ○ホンダのサテライトチームの中で最も実績を残しているサンカルロ・ホンダ・グレシーニは,これまでワークス仕様のマシンとサテライトチーム用のマシンの2台体制でシーズンに臨んできました。しかし,来シーズンに関しては,ワークス仕様のマシンを使用する点は変わりないものの,もう1台については,来季から始まる市販用エンジンの改良版を搭載したCRT(クレイミング・ルール・チーム)用のマシンを使用することになっています。そして,ホンダのワークスマシンであるRC213Vについては,当初故M.シモンチェリ選手が乗ることが決まっていましたが,レース中の事故により命を失ったため,彼に替わって今季スズキワークスに所属していたA.バウティスタを起用することが決まっています。CRT用マシンについては,FTR製のシャーシにホンダCBR1000RRの改良版エンジンを搭載することが決まっていましたが,ライダーについては未定となっていました。しかし,この度同チームから発表があり,そのFTR製マシンに今季同チームからMoto2クラスにフル参戦していたM.ピッロを起用することが決定しました。日本人にとっては,今季は「高橋裕紀のチームメイト」という印象が強いピッロでしょうが,その彼も,不安定な天候の中行われた最終戦バレンシアGPにおいて初優勝を飾っています。 |
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2011/12/05(月) ☆交渉中(インディカー) ○先週の土曜日(3日)に,昨シーズンからアメリカンオープンホイールの最高峰インディカー・シリーズにフル参戦している佐藤琢磨にとって恒例のファンイベントである『Takuma Club Meeting 2011』が開催されました。その中で,当然ファンならずとも気になる来シーズンの去就について琢磨自身の口から語られました。それによると,まだ決定には至っておらず,インディーカー・シリーズに残留すると共に,現在複数のチームと交渉中とのことです。今シーズンは日本人として初めてポールを獲得するという活躍を見せた琢磨ですが,残念ながら最大の目標である優勝や表彰台獲得までは至りませんでした。それだけに,来季に向けて心にきするものがあるでしょうし,そのためにチーム選択が重要となります。ただし,トップチームのシートは事実上埋まっているというのが現状ですので,そう簡単なものではないでしょう。現実的なのは所属しているKVレーシングに残留という線でしょうが,同チームは来シーズンからホンダエンジンに代わってシボレーエンジンユーザーとなりましたので,ホンダとの関わりをずっと持ってきた琢磨とは一線を画すことになります。現在最も噂の第一候補になっているのは,ホンダエンジンユーザーで,これまでにもホンダとの関わりが深いレイホール・レターマン・レーシングです。ただ,今回の発表では,ホンダエンジンだけではなく,様々な選択肢を検討しているとのことですから,まだ紆余曲折があるのかもしれません。果たしてどのような結論になるのか,この点も楽しみですね。 |
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2011/12/04(日) ☆30年ぶり(MotoGP) ○125ccクラスに替わって来シーズンから4サイクル250ccマシンで争われるMoto3クラスが始まりますが,そのクラスに参戦するマシンに開発がいろいろなメーカー,チーム,コンストラクターで始まっています。既に市販が始まっているのはホンダが投入したNSF250Rですが,ホンダ以外のメーカーとしては,今のところKTMが名乗りを上げています。シャーシに関しては,ホンダやKTMのメーカーだけでなく,Moto2クラスにもマシンを供給している日本を代表するコンストラクターの一つであるTSRをはじめ,シューターやカレックス,FTRといったコンストラクターが,いろいろなチームと協力してマシン開発を行っています。その中で先月の21日に発表があったのが,TSRと同様日本を代表するコンストラクターの一つであるモリワキです。最高峰のMotoGPクラスにもオリジナルマシン(エンジンはホンダ)を供給した経験を持つモリワキは,現在Moto2クラスにマシンを供給しています。先月行った発表によると,Moto3クラスマシンとしてMD250GP3("MD"は「モリワキ・ドリーム」を意味しています)という名称で開発に取り組み,まずはスペイン選手権にそのマシンを投入することになるようです。そのマシン開発をモリワキと共に行っていくのが,チーム・ガードナー・レーシングです。もちろんこの「ガードナー」というのは,元500ccクラスチャンピオン,そして8耐のチャンピオンでもあるW.ガードナーです。ガードナーといえば,モリワキが発掘したことで有名で,1981年にモリワキの支援を受けて登場し,この年に開催された鈴鹿8耐において驚異的なタイムをマークしてポールを獲得(決勝はリタイア)し,一躍その名を知らしめました。1983年からGPに参戦を開始し,ついに当時のホンダワークスを意味するロスマンズ・ホンダカラーのマシンを駆ってオーストラリア人初の世界チャンピオンに輝きました。日本国内外で人気を獲得したガードナーでしたが,1992年に2輪レースを引退。その後は4輪のレーサーとして全日本GT選手権(現在のSGT)などで活躍しました。その後,2002年シーズンをもってレーサーとしての活動を引退していました。現在は,自身の息子である13歳のレミーと11歳のルカのレースキャリアのため,スペイン・バルセロナに拠点を移してチーム運営を行っています。そして,この度モリワキのオフィシャルファクトリーチームとしての活動を開始し,長男のレミーがそのマシンを駆ってスペイン選手権に参戦することになりました。ガードナー自身がモリワキから参戦して実に30年ぶりのコラボということになります。 |
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2011/12/03(土) ☆エントリーリスト(F1) ○11月30日にFIAから来シーズンの正式エントリーリストが発表されました。ただ,まだドライバーが未定のチームが複数あり,最終決定には至っていません。チーム名を見ると,既に明らかにされていたように,「ロータス・ルノーGP」は「ロータスF1チーム」に,「チーム・ロータス」が「ケータハムF1チーム」に,マルシャ・ヴァージン・レーシングが「マルシャF1チーム」に名称が変更されています。ドライバーについては,このエントリーリスト発表前に既にHRTがP.デ.ラ.ロサ獲得の発表はされていましたが,今回のエントリーリストでは未定のままでした。また,エントリーリスト発表の翌日にウィリアムズがP.マルドナードの残留を発表しましたから,こちらも今回のリストでは未定となっています。なお,具体的なエントリーリストは,以下のようになっています。 |
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2011/12/02(金) ☆復帰(MotoGP) ○ストーブリーグ真っ最中の現在,徐々に各クラスのシートが埋まってきています。そのような中,先日Moto2クラスにフル参戦しているテクノマグCIPから発表があり,MotoGPクラスにもフル参戦経験があるR.ロルフォとの契約が成立しました。これにより,同チームは,既にD.エガーターとの契約が成立していますので,シートが確定したことになります。今回契約が成立したロルフォは,2009年にシューターのテストライダーを務め,現在主流をなしているシューター製のマシン開発を行いました。そして,その翌年には,イタルトランス・レーシングからMoto2クラスにフル参戦し,自ら開発したシューター製のマシンを駆りました。今シーズンは,GPから離れてSBKにフル参戦していました。そして,今回再びMoto2クラスに復帰することになったわけです。同チームは,来シーズンから新規にスタートするMoto3クラスにも進出し,TSRとのコラボで同社製のマシンを駆ることが決まっています。さらに,そのマシンには,そのTSRの社長の長男である藤井謙汰が乗ることが決まっています。ただ,気になっていることもあります。というのは,同チームは,GP復活を望んでいる小山知良が今季所属し,スペイン選手権にフル参戦していました。ある意味,小山がGPに復活できるとすれば,一番考えられるのがこのチームだったわけです。既にシートが確定したわけですから,少なくともこのチームから小山が復帰する道は閉ざされたことになります。この点については,動向が気になるところです。 |
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2011/12/01(木) ☆復活(MotoGP) ◯今シーズンを限りに,2サイクルエンジンを使用した125ccクラスは終了し,来シーズンから4サイクル250ccマシンを使用するMoto3クラスが始まります。既にホンダからそのMoto3マシンであるNSF250Rがリリースされ,先行投入されたJRRで勝利を収めています。そのMoto3クラスへの参入が徐々に発表されていて,先日KTMがその中の一つに名乗りを上げました。GPにおいて以前は中・軽量級クラスにマシンを投入していたKTMですが,2009年シーズンを最後にワークス活動を停止していました。今回の発表によると,軽量級クラスで実績を残しているアジョ・モータースポーツとのコラボで,KTMとしてのワークスチームであるレッドブル・アジョ・ファクトリー・レーシング・チームを組織し,ライダーは3人体制で臨むことになりました。その3人のライダーは,今季125ccクラスにフル参戦したS.コルテセ,D.ケントに加え,今季レッドブル・ルーキーズカップにフル参戦したA.シシスという顔ぶれです。アジョ・モータースポーツに関しては,KTMファクトリーとの提携だけでなく,自身のチームも別に組織してMoto3クラスにフル参戦する予定のようです。そちらには,M.ズルファミ.カイルディンとN.アジョの2人を起用します。KTMに関しては,すべてのクラスにフル参戦しているアスパル・チームと,軽量級クラスに参戦のRWレーシングにもマシンを供給します。ただし,こちらはエンジンの供給のみで,シャーシに関してはカレックス製のものを使用します。 |
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