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2004・12・27
☆正式決定(WRC)
○先日,来シーズンの正式なレースカレンダーが発表されました。このページでお伝えし忘れていましたので,遅ればせながら掲載します。なお,併催で行われる(16戦中8戦)プロダクションカー世界選手権に,日本から新井敏弘と奴田原文雄がフル参戦します。

2005年 レースカレンダー(正式)
  最終日 レース名
第1戦  1月23日 モンテカルロ
第2戦  2月13日 スウェーデン
第3戦  3月13日 メキシコ
第4戦  4月10日 ニュージーランド
第5戦  5月 1日 サルジニア(イタリア)
第6戦  5月15日 キプロス
第7戦  6月 5日 トルコ
第8戦  6月26日 アクロポリス(ギリシア)
第9戦  7月17日 アルゼンチン
第10戦  8月 7日 フィンランド
第11戦  8月28日 ドイツ
第12戦  9月18日 ウェールズ(イギリス)
第13戦 10月 2日 日本
第14戦 10月23日 ツール・ド・コルス(フランス)
第15戦 10月30日 カタルニア(スペイン)
第16戦 11月13日 オーストラリア

2004・12・26
☆Fポンでも(Fポン)
○先日来シーズンのレースカレンダー(暫定)が発表されました。それによると,JGTCと同様にFポンでもリニューアルされた富士スピードウェイでのレースがカレンダーに復活していますし,改修前と同じく2戦が組まれています。ツインリンクもてぎと鈴鹿サーキットでも,これまでどおり2戦あります。なお,今回の発表では,全9戦となっていますが,後もう1戦調整中のものがあるようです。今シーズンのカレンダーと比べるとマレーシアのセパンでのレースが入っていませんから,後1戦というのが海外のレースであろうことが想像できます。

2005年 レースカレンダー(暫定)
  決勝日 サーキット
第1戦  4月 3日 ツインリンクもてぎ
第2戦  4月17日 鈴鹿サーキット
第3戦  5月15日 スポーツランドSUGO
第4戦  6月 5日 富士スピードウェイ
第5戦  7月 3日 鈴鹿サーキット
第6戦  7月31日 MINEサーキット
第7戦  7月28日 富士スピードウェイ
第8戦 10月23日 ツインリンクもてぎ
第9戦 11月27日 鈴鹿サーキット

2004・12・25
☆変更(WGP)
○FIMより来季のレギュレーションについて変更点の発表がありました。その中のいくつかを挙げると,まず125ccクラスの年齢制限があります。フル参戦ライダーについては28歳までを上限とし,ワイルドカード及びシーズン途中から参戦するライダーについては25歳までとなりました。MotoGPクラスの予選の方式が,土曜日の1回のみとなりました。他のクラスは,これまでと同様に金・土の各1回(合計2回)ずつです。赤旗中断についてもMotoGPクラスのみ変更となり,天候の変化による赤旗中断はなくなりました。マシンの仕様についても何点か変更がありましたが,その中には,走行風を利用して加圧する(いわゆる「ラム圧」)方式の禁止があります。

☆移籍(WGP)
○これまでアプリリアのマシンを駆って250ccクラスに参戦していたF.ニエトが,SBKへ移籍することになりました。当初,ドゥカティのサテライトチームであるチーム・ダンティーンへ移籍するものと思われていたのですが,話し合いがうまくいかず,新たな移籍先としてSBKのNCR・ドゥカティとの契約となりました。もちろんマシンは,ドゥカティの999RSとなります。


2004・12・24
☆日程変更(WGP)
○FIMより10月に発表されていた来シーズンのレースカレンダーの変更が発表されました。それによると,いつもですと若干の変更しかないのですが,今回は5箇所変更となっていて,比較的大掛かりなものとなっています。日本関係では,日本での開催はやはりツインリンクもてぎでのレースだけです。また,ドイツGPと鈴鹿8耐の日程が重なりましたので,来年も今年と同様に現役GPライダーの出場は不可能になりました。


2005年 レースカレンダー(暫定)
  決勝日 名  称 サーキット
第1戦  4月10日 スペインGP ヘレス
第2戦  4月17日 リオGP ネルソンピケ(交渉中)
第3戦  5月 1日 中国GP 上海
第4戦  5月15日 フランスGP ルマン
第5戦  6月 5日 イタリアGP ムジェロ
第6戦  6月12日 カタルニアGP カタルニア
第7戦 6月25日 オランダGP アッセン
第8戦 7月10日 アメリカGP ラグナセカ(MotoGPクラスのみ開催)
第9戦  7月24日 イギリスGP ドニントンパーク
第10戦  7月31日 ドイツGP ザクセンリンク
第11戦  8月28日 チェコGP ブルノ
第12戦 9月18日 日本GP もてぎ
第13戦  9月25日 マレーシアGP セパン
第14戦 10月 1日 カタールGP ロサイリ
第15戦 10月16日 オーストラリアGP フィリップアイランド
第16戦 10月30日 ポルトガルGP エストリル
第17戦 11月 6日 バレンシアGP バレンシア

☆契約(F1)
○ミナルディより発表があり,C.アルバースとの契約が成立しました。アルバースはオランダ人ドライバーで,99年のドイツF3チャンピオンです。その後はDTMを中心に活躍していました。資金難に苦しむミナルディですから,潤沢なスポンサーマネーを持ち込むことのできるドライバーが必要です。以前J.フェルスタッペンがそうであったように,アルバースもオランダ関連のスポンサーがついていて,今回のシート獲得につながったようです。

☆契約(R2−1)
○03年のJSB1000クラスチャンピオンである北川圭一が,念願の海外フル参戦をすることになりました。今シーズンは,他メーカーの新型車投入の影響からチャンピオンの座を守ることができませんでしたが,スポットで参戦したル・マンとボルドールの24時間耐久レースで優勝。その実績が買われて,今回スズキ・フランス・エンデュランスチームとの契約が成立しました。フランスを中心に耐久レースのステータスがヨーロッパでは高く,そういった意味から今回の契約は快挙といえるかもしれません。日本での走行は,鈴鹿8耐だけとなる可能性が高いですのでファンの方々にとっては寂しいかもしれませんが,彼の活躍を期待しましょう。


2004・12・23
☆売却先決定
○市町村合併の影響で売却されることになっていた,九州で唯一の本格的サーキットである「オートポリス」の売却先が決定しました。購入希望者を募集したところ,カワサキと後もう一社名乗りを上げ,どちらに売却するか両者が提出した計画をもとに選定作業に入っていました。ところが,その途中で片方が立候補を取り消し,実質上カワサキに売却するかどうかという選定作業となっていました。計画や会社の規模からいって売却を認めないはずはなく,最終的に10億円でカワサキへの売却が決定しました。カワサキの計画としては,運営には別会社を新たに立ち上げてそちらがあたる事になっています。また,これまで通りのレース運営とは別に,2輪車の開発に使用することにもなっています。建設当時サーキットの目玉の一つとなっていた豪華なホテルと美術館(ピカソの絵などがありました)は解体します。バブルの絶頂期に建設され,その崩壊と共に倒産。紆余曲折の末上津江村自体が運営することになって現在に至っていたオートポリス。ようやく安定化の一歩を踏み出した感じがして,九州に住むレースファンとしては,うれしいニュースとなりました。ところで,先日売却先募集のニュースをお伝えした時にも書きましたが,カワサキは同じ大分県内に「スパ直入」という小さいながらもMFJ公認のサーキットを所有しています。こちらも,別会社を組織して運営しています。走行する際の料金が安く,テクニカルサーキットですから腕を磨くにはもってこいといったところがありますので,九州及びその周辺に住むサンデーレーサーにとって貴重なサーキットの一つです。レース後進国とも言える日本でのサーキットの経営は,大幅な黒字があまり望めなく,下手をすると赤字が続く可能性もあります。ですから,同じ県内に2つのサーキットを所有することについては問題視されかねません。今後スパ直入がどうなるのか,こちらは一レースファンとして気になるところです。


2004・12・22
☆一人か(BSB)
○来シーズンのイギリススーパーバイク選手権(BSB)のエントリーリストが発表されました。今シーズンは二人のライダーがフル参戦し,注目を浴びるようになったこのカテゴリーでした。今回の発表を見ると,来季のフル参戦ライダーは,今シーズンに続いて実質上のホンダワークスチームに所属する清成龍一ただ一人となっています。既にお伝えしたように,加賀山就臣はSBKにスズキワークスチームから出場するようになっています。


2004・12・21
☆凍結(JGTC)
○昨日お伝えしたように,ピットインに関するレギュレーションの解釈に違いが生じたため,決勝レースの結果が覆るという事態まで発展したオールスター戦でした。その後も各チームの不満が収まらず,結局決勝のレース結果については,シリーズを統括しているGTアソシエーション(GT−A)が預かるということになりました。来年も今年と同じところでオールスター戦が開催されるだけに,同じ轍を踏まないようしっかりとした運営がなされるよう関係者の努力が必要なようです。

☆鬱憤晴らし(JGTC)
○アメリカでのオールスター戦は,土曜日が通常のレースの形での予選と決勝が行われ,日曜日はスプリントレースという形での決勝が行われました。GT500クラスでそのスプリントレースを制したのは,前日のレースでトップチェッカーを受けたものの,ペナルティーのため2位に降格となった松田次生&A.ロッテラー組でした。まさに前日の鬱憤を晴らすかのようなレース結果となりました。GT300クラスは,前日のレースでポールからスタートし,ずっとトップを走行していたものの,ドライブシャフトのトラブルからリタイアとなった新田守男&高木真一組のARTAガライヤが制しました。こちらもGT500と同様に,前日の鬱憤を晴らした形となりました。


2004・12・20
☆初開催(JGTC)
○アメリカでの初めてのレース(オールスター戦)が,カリフォルニア・スピードウェイで行われました。初開催ということもあって,レースを運営する上でも初日から様々な問題が浮上。それらを解決しながらの運営となったわけですが,決勝のレース結果が覆るという混乱まで生じてしまいました。GT500クラスの決勝は,ナカジマ・NSXの松田次生&A.ロッテラー組がトップでチェッカーを受けました。しかし,今回のレースは,スタート後15周以内はピットインしてはいけない,2回以上ピットインするなどのルールがあったのですが,イエローコーションの関係から15周目に松田&ロッテラー組はピットイン。これが最終的に違反だと判断されて60秒加算のペナルティーとなり,2位でチェッカーを受けたG’ZOX・SSR・ハセミ・Zの金石年弘&E.コマス組が優勝となりました。2位降格となったチームの監督である中嶋悟は,レース前にこの15周に関するレギュレーションについて独自に競技長に確認た上でのピットインだっただけに,裁定に不満を抱いていたようです。なお,GT300クラスは,M−TEC・NSXの山野哲也&八木宏之&黒澤治樹組が優勝しました。


2004・12・19
☆契約(F1)
○レッドブルより発表があり,D.クルサードとの間で1年契約が成立しました。先日行われたヘレスでの合同テストにおいて,速さの点でも,開発能力の点でもチームを納得させるものを見せた結果の契約となったようです。なお,セカンドドライバーについては,まだ決定していません。

☆エントリーリスト(WGP)
○FIMより,来シーズンの各クラスのエントリーリストが発表されました。ただし,あくまでも暫定ですし,最近エントリー申請があったライダーについては,今回の発表の中には入っていません。実際,ホンダワークスに所属するはずのM.ビアッジの名前も,今回の発表には入っていませんでした。なお,今回の発表にあった日本人ライダーのエントリーは,以下のようになっています。その中を見ると,これまでずっとヤマハのマシンで走っていた関口太郎と小山知良が,それぞれアプリリアとホンダに代わっていますし,ヤマハのマシンでのエントリーが日本人には一人もいません。MotoGPクラスではチャンピオンを獲得したものの,他のクラスでのヤマハの状態を反映しているような印象です。

2005年 エントリーリスト(暫定,日本人のみ)
クラス 車番 名  前 マシン チ   ー   ム
MotoGP 玉田  誠 ホンダ コニカミノルタ・ホンダ
56 中野 真矢 カワサキ カワサキ・レーシングチーム
250cc 44 関口 太郎 アプリリア カンペテーラ・レーシング
55 高橋 裕紀 ホンダ コプロン・チーム・スコット
73 青山 博一 ホンダ テレフォニカ・モビスター・ホンダ
125cc 71 小山 知良 ホンダ アジョ・モータースポーツ

2004・12・18
☆シート喪失(WGP)
○これまでヤマハのマシンを駆ってR2−1やWGPにフル参戦していた松戸直樹ですが,来シーズンはホンダにマシンをスイッチしてWGPの250ccクラスへ継続参戦する予定でした。ところが,ここにきて暗雲が垂れ込めてきました。ドイツに本拠を置く「キーファー・レーシング」と仮契約を結んでいて,後は正式契約を結ぶだけとなっていました。しかし,同チームからは1台しか参戦が受理されず,ドイツ人ライダーでスポンサーマネーを持ち込んでいたD.ハイドルフが唯一のシートを獲得したのです。WCMからMotoGPクラスへなどいくつかのオファーがあった松戸でしたが,この仮契約を選択。WGP残留が安泰と思われていただけに,今回の一方的な契約破棄はまさに青天の霹靂でした。多くのチームが契約を済ませている段階に入っていますから,これからシートを見つけることはほぼ絶望に近いものがあります。悪くするとシートがなく,そのまま引退という線も出てきてしまいます。まだまだ現役を続ける松戸ですから,R2−1へ復帰することも十分考えられる状態となりました。


2004・12・17
☆3台目(F1)
○今季コンストラクターズポイントで5位に沈んだマクラーレンですが,それにより来季は金曜日に行われるフリー走行で3台目のマシンを走る権利を得ています。しかし,その措置というのは,下位のチームは資金的に苦しかったりして思うようにテストができず,マシン開発が十分に進まない傾向にあるための救済措置ともいえるものです。チームのボスであるR.デニスとしては,伝統のあるチームがそうした下位チーム救済措置的なものを利用することに抵抗があり,場合によっては3台目を走らせないことも視野に入れていたようです。しかし,レースが行われるそのラウンドの金曜日に3台走らせることができるわけですから,決勝に向けてのデータ取りがより多くできるメリットは大きいものです。チーム内での説得があったのか,最終的にはマクラーレンが3台目を走らせることを正式に発表しました。


2004・12・16
☆ほぼ決まり?(F1)
○ジャガーを買収したレッドブルのオーナーであるD.マティシッツによると,先日テストに参加したD.クルサードを同チームのドライバーとして迎えることをほぼ決断したようです。もちろんまだ契約に至ったわけではありませんが,速さとこれまでの経験をかったものと思われます。ただし,セカンドドライバーについてはまだ揺れているようで,若手の二人(C.クリエン,V.リウィツィ)をレースによって交代させながら走らせることも考えているようです。


2004・12・15
☆ステップアップに向け(WRC)
○スズキより来季のWRCへの参戦計画が発表されました。今シーズンWRCと併催で行われているジュニアWRCでチャンピオンを獲得したスズキですが,来季は2台体制で同クラスにフル参戦します。ただし,全16戦のうちジュニアWRCは7戦しか開催されません。当然連続タイトルを狙うことになるわけですが,来季はそれだけではないようです。というのも,ジュニアWRCの開催されない残り9戦についても,スズキは参戦するのです。とは言っても,スバルや三菱のようにワールドラリーカーがあるわけではありませんから,ジュニアWRC仕様のマシンでA6クラスへ参戦します。単にジュニアWRCのタイトル獲得を狙うだけであれば,今回の計画のようにA6クラスへの出場は必要ないわけで,当然別の狙いが存在するはずです。噂によれば,会社としてのイメージアップのために,ジュニアからメインレースへのステップアップを図るための準備ではないかと見られています。


2004・12・14
☆マクラーレンに関する噂(F1)
○マクラーレンに関する2つの噂を紹介します。まず一つ目ですが,現在のメインスポンサーはドイツのタバコブランド「ウェスト」ですが,それが2005年にF1を撤退するというのです。代わってメインスポンサーとなるのが,「ジョニ黒」「ジョニ赤」で有名なスコッチウィスキーの会社である「ジョニーウォーカー」というものです。欧米を中心とするタバコ広告禁止の動きから,タバコブランドからの脱却を図っているF1の世界ですから,あながち考えられない噂ではないかもしれません。
2つ目の噂は,来シーズンメルセデスのマシンを駆ってDTMにフル参戦することが決まっているM.ハッキネンが,テストドライバーとしてマクラーレンと契約するというものです。ハッキネンに関しては,今シーズン末にマクラーレンからF1に復帰するのではないかという噂が出ていました。DTMということで話は落ち着いたのですが,今度浮上したのが今回の噂。テストドライバーであればDTMとの2足のわらじも可能ですので,これまた可能性のある噂と言えるでしょう。


2004・12・13
☆離脱(WGP)
○15年間にわたりアプリリアのレーシング部門の責任者であったオランダ人エンジニアのJ.ウィットベーンが,同社に辞表を提出し,受理されたことがこのほど明らかとなりました。離脱の原因ははっきりとしていませんが,アプリリア側との意見に違いが出てきたからのようです。アプリリアに数々の栄光をもたらした彼の離脱は,同社にとって痛手となるかもしれません。なお,今後の彼の身の振り方ですが,現段階では白紙のようです。ただし,このまま引退という気はないようです。

☆転向か(WGP)
○ノリックこと阿部典史のトーク&サイン会が行われ,300人近いファンが訪れました。その会場において,約10年間にわたって参戦してきたWGPから離脱することが本人の口から発表されました。残念ながら不振に終わった今シーズンで,来季のシート獲得が危ぶまれていました。やはりWGPでのシートはなかったようで,現役を続けるためには別の道を歩くしかなかったようです。既にヤマハとの話し合いはできているようですが,契約の関係から来シーズンの予定については具体的に明らかにされませんでした。ただ,大方の予想としては,SBKへ転向する可能性が高いようです。もしそうだとすると,来季のSBKは,ヤマハワークスの支援を受けた芳賀紀行&ノリック,スズキワークスの支援を受けた加賀山就臣の3人が日本人フル参戦ライダーとなりそうです。


2004・12・12
☆最多(F1)
○国際自動車連盟(FIA)より,来季の正式なレースカレンダーが発表されました。それによると,過去最高となる全19戦で,2週連続開催が6回というような過密スケジュールとなりました。開催に黄色信号が灯っていたイギリス,フランス,サンマリノの各GPは,無事カレンダーの中に組み込まれました。なお,暫定のカレンダーではブラジルが最終戦となっていましたが,ブラジルが10月からタバコ広告禁止となりますので9月に移動となり,日本,中国の連続開催で最終戦となりました。

2005年レースカレンダー(正式)
決勝日 グランプリ
第1戦  3月 6日 オーストラリアGP
第2戦  3月20日 マレーシアGP
第3戦  4月 3日 バーレーンGP
第4戦  4月24日 サンマリノGP
第5戦  5月 8日 スペインGP
第6戦  5月22日 モナコGP
第7戦  5月29日 ヨーロッパGP
第8戦  6月12日 カナダGP
第9戦  6月19日 アメリカGP
第10戦  7月 3日 フランスGP
第11戦  7月10日 イギリスGP
第12戦  7月24日 ドイツGP
第13戦  7月31日 ハンガリーGP
第14戦  8月21日 トルコGP
第15戦  9月 4日 イタリアGP
第16戦  9月11日 ベルギーGP
第17戦  9月25日 ブラジルGP
第18戦 10月 9日 日本GP
第19戦 10月16日 中国GP

2004・12・11
☆国際化(JGTC)
○JGTCを統括するGTアソシエーションから発表があり,これまで「全日本GT選手権」(JGTC)という名称で行っていたレースを,「SUPER GT WORLD CHALLENGE」(仮称)という名称に変更することになりました。これは,国内のレースという枠から出て,国際化したことを意味します。実際,マレーシアのレースが既に正式なレースとして組み込まれていますし,アメリカでオールスター戦が開催されます。また,近隣の韓国やシンガポール等いくつかの国から開催のオファーもあります。来季は,新たに中国でのレースが公式戦として入りました。国際レースとなるとレギュレーション等調整が難しくなったりという問題点が出てくると思いますが,せっかくの超人気レースですから,うまく運営していってもらいたいものです。なお,来シーズンのレースカレンダー(暫定)があわせて発表となっていて,以下のようになっています。

2005年レースカレンダー(暫定)
決勝日 サ  ー  キ  ッ  ト
第1戦  3.27 TIサーキット英田
第2戦  5. 4 富士スピードウェイ
第3戦  5.22 上海(中国)
第4戦  6.26 セパン(マレーシア)
第5戦  7.24 スポーツランドSUGO
第6戦  9. 4 ツインリンクもてぎ
第7戦  9.25 富士スピードウェイ
第8戦 10.16 オートポリス
第9戦 11. 6 鈴鹿サーキット
12.11 カリフォルニア(アメリカ,オールスター戦)

2004・12・10
☆開催継続(F1)
○レースの老舗でありながら,開催が微妙な立場に置かれているイギリスでの大会の存続が決定しました。今回の決定は,来年からの5年間,シルバーストンサーキットでイギリスGP開催するというものです。スパやモンツァといった伝統あるレースの開催が微妙であったりする最近の動きですが,もう一つの伝統的レースであるイギリスGPの開催が,これによって保障された形となりました。

☆初登場(F1)
○スペインのヘレスで合同テストが行われていますが,レッドブルのマシンを駆ったD.クルサードが2日目から登場しました。初登場となった2日目が8番手,3日目が9番手のタイムをたたき出したのですが,これは同じマシンを駆った他のドライバーより速いもので,ベテランならではの走りを見せた感じです。まだ来季のシートが決まっていないクルサードですが,正念場となる今回のテストは,シート獲得に向け上々の手ごたえを感じているのではないでしょうか。


2004・12・9
☆正念場(F1)
○ジャガーを買収したレッドブルより発表があり,今週行われるヘレスのテストからD.クルサードを走らせることになりました。とは言っても,まだドライバー契約を結んだわけではなく,あくまでもウィンターテスト期間中の採用に過ぎません。しかし,ここでいい走りを見せていると,当然シート獲得に向け大きなアピールとなるだけに,クルサードにとってF1に生き残るための正念場といえるかもしれません。

☆ステップアップ(WGP)
○アプリリアより発表があり,来シーズンは250ccクラスのワークスライダーとしてA.デ.アンジェリスとS.コルシと契約しました。コルシについては,既に125ccクラスへの参戦を継続することが決まっていたのですが,アプリリアのワークスライダーとして03年にチャンピオンとなったM.ポジャーリのチームを離脱を受けて中量級クラスへステップアップすることになったものです。なお,ポジャーリの来シーズンについてですが,まだ正式発表はありません。ただ,125ccクラスのチャンピオンを獲得した時に所属していたジレラのテストにこのほど参加しましたので,恐らく古巣に復帰することになるのではないかと思われます。


2004・12・8
☆再生(WRC)
○三菱が,来シーズンのモータースポーツ活動について発表を行いました。その中で,活動を休止していたWRCについても発表があり,来シーズンからフル参戦を再開することが正式に発表されました。ドライバーは,既に今季行われていたマシン開発から参加しているG.パニツィに加え,新たにプジョーからH.ロバンペッラを獲得しました。また,第3ドライバーとしてG.ガリがいて,マシンを3台走らせるか,レースによってパニツィと交代して走るかという感じになるようです。つまり,実質的にはロバンペッラがナンバーワンドライバーという扱いになるのでしょう。マシンは,開幕戦から「ランサーWRC05」を投入し,これは新基準に則って全幅が拡大されています。ただし,今回の発表会では,スケッチでの公表となっています。タイヤはこれまでミシュランを使っていましたが,ピレリに変更となり,スバルとあわせて日本車は全てピレリとなりました。相次ぐ不祥事から,企業イメージがダウンし,業績が悪化している三菱だけに,会社として再生するのにモータースポーツ活動を成功させることはとても重要となっています。もうすぐ開催されるパリダカと合わせ,ぜひいい結果を残してもらいたいものです。


2004・12・7
☆もしかして(JGTC)
○岡山県にあるTIサーキット英田において,NISMO及びトヨタが合同でテスト走行を行いました。NISMOは,今年のチャンピオンマシンであるフェアレディーZに外観上の改良を加えたマシンを走らせました。トヨタについては,トレーニングを兼ねてIRLにフル参戦した高木虎之介がスープラを走らせました。今回の高木のドライブは,IRL終了後ほとんどステアリングを握っていませんので,ドライビング感覚を鈍らさないようにということで行ったもので,昨年はFポンのマシンを走らせています。ただ,今年は単なるトレーニングとは言えない部分もあります。来季もIRLに参戦することを前提に,いろいろなチームと交渉中のようです。はっきりしているのは,今年所属したモーナンとは契約を継続する意志のないこと。1台体制でなかなかデータが集まらず,マシンの進化がままならなくて苦労した1年だっただけに,その意志は固そうです。ただ,そう簡単に移籍先が見つからないのも事実。もしかして交渉がまとまらなかった場合,JGTCへ転向することも十分ありえる話かもしれません。とりわけ,来季からのJGTCは,国内選手権の枠が外され,国際レースへと進化することが決定しているだけに,よりポテンシャルの高いドライバーを必要とされていくでしょうから,高木の存在は大きいものがあるといえるでしょう。


2004・12・6
☆新規参入(WGP)
○ここ数年盛り上がりに欠けるところがあった250ccクラスですが,来季は,ライダーの面はもちろん,マシンの面でも盛り上がりそうです。既にKTMが250ccクラスに進出することが発表されていますが,新たにファンティック・モーターも新規参入することがこのほど発表されました。ファンティックは,イタリアのメーカーで,70〜80年代にかけてモトクロスで活躍しました。今回のチーム体制ですが,F.モロが指揮をとり,ライダーは17歳のイタリアンライダーであるG.フェロという新人を起用します。もう一人については正式発表はないものの,元125ccクラスチャンピオンのA.バンサンが有力視されています。


2004・12・5
☆連続(F1)
○2日間にわたって,スペインのヘレスサーキットで合同テストが行われました。初日が9チーム,2日目は8チームが参加し,ほぼ全てのチームが集まってのテストといえるものでした。その2日間ともトップタイムをマークしたのは,ザウバーのJ.ビルヌーブでした。今シーズンの終盤にルノーからF1に復帰したものの,ポイント獲得ができず,元チャンピオンとしては物足りない走りを見せていたビルヌーブでしたから,今回の結果は名誉挽回ともいえるものかもしれません。しかし,他のドライバーが駆ったのは05年仕様のマシンで,いわゆる開発を始めたばかりのマシン。それに対して,ビルヌーブの駆ったマシンは,今シーズン使用した04年仕様のものですから,十分熟成されたもの。しかも,路面状況は,初日が時折ドライ,2日目がウェットというようにあまり恵まれていませんでしたから,当然熟成されたものの方が有利です。そうした状況でしたから,2日連続のトップタイムといっても「ビルヌーブ復活!!」とまでは言い切れない部分があります。ビルヌーブとザウバーのマシンのマッチングは,新しい年を迎えて以降のテストで判断するのが正解のようです。


2004・12・4
☆再び(WGP)
○スズキより発表があり,今季テクニカルコンサルタントを務めたA.カネモトと来季の契約を結ばないことになりました。カネモトといえば,日系の名メカニック及びチームマネージャーとして有名で,伝説のライダーの一人であるF.スペンサーと組んでチャンピオンを獲得したりしています。また,ホンダの支援を長年受けていましたので,今年スズキ陣営に入ったことは,ある種驚きでもありました。まだ正式発表はありませんが,来季のカネモトは,ホンダワークスチームであるレプソル・ホンダに入るのではないかという噂があります。M.ビアッジが同チームに入りましたが,ビアッジとカネモトがタッグを組みそうなのです。以前ビアッジは,カネモトのチームから250ccクラスにフル参戦してチャンピオンを獲得したことがあり,その時以来の組み合わせとなります。ここ数年最高峰クラスを制しているのはV.ロッシですが,彼を支えているのがこれまた有名なメカニックであるJ.バージェスです。果たして今回復活しそうなビアッジ&カネモトというタッグが,ロッシ&バージェスに対抗できるかとても楽しみな感じがしてきます。


2004・12・3
☆別の開発(F1)
○佐藤琢磨が,新たな開発に取り組むことになりました。とは言っても,マシンの開発ではなく,スポーツドリンクです。これは,この度新規にアサヒ飲料とパートナーシップを結び,これから発売されようとしているスポーツドリンクの開発に一役貸そうということになったものです。今回の契約は,開発に関わるだけでなく,レーシングスーツやヘルメットにロゴが入ることになります。タバコ広告禁止が年々近づいていますが,こうした非タバコメーカーとのスポンサー契約はこれから先重要になってきます。

☆暫定エントリーリスト(F1)
○国際自動車連盟(FIA)から,05年のエントリーリスト(暫定)が発表されました。それによると,ウィリアムズをはじめいくつかのチームがまだ未定となっています。また,ジャガーはレッドブルによって買収されましたが,今回の発表では,まだコンストラクター名はジャガーのままとなっています。もちろん,次回発表される時にはレッドブルになっているでしょう。今回発表されたエントリーリストは,以下の表のようになっています。
2005年暫定エントリーリスト
車番 コンストラクター ドライバー
フェラーリ M.シューマッハ
 〃 R.バリチェロ
BAR・ホンダ J.バトン
 〃 佐藤 琢磨
ルノー F.アロンソ
 〃 G.フィジケラ
ウィリアムズ・BMW M.ウェーバー
 〃 未定
マクラーレン・メルセデス K.ライコネン
10  〃 J−P.モントーヤ
11 ザウバー・ペトロナス J.ビルヌーブ
12  〃 F.マッサ
14 ジャガー・コスワース 未定
15  〃  〃
16 トヨタ J.トゥルーリ
17  〃 R.シューマッハ
18 ジョーダン・トヨタ 未定
19  〃  〃
20 ミナルディ・未定  〃
21  〃  〃

2004・12・2
☆証明(WGP)
○今シーズン最後のライディングとなる合同テストが,スペインのバレンシアサーキットで2日間にわたって行われました。このテストには,ホンダとドゥカティ勢が参加しました。初日は雨のため走行を見合わせたのですが,2日目はドライコンディションとなり,各ライダーがコースに出てきました。この日のトップタイムをマークしたのは,ドゥカティのL.カピロッシでした。2番手のタイムが僚友のC.チェカでしたから,ドゥカティのワンツーとなったわけです。来季からブリヂストンタイヤに変更するドゥカティは,今シーズン末のテストから早速BSを履いてテストに参加しています。そして,どのテストでもトップタイムをマークしていましたし,今回もそうでしたから,BSとのマッチングのよさを改めて証明した感じとなりました。


2004・12・1
☆引退,そして(R2−1)
○鈴鹿8耐で初優勝,最高峰のJSB1000クラスでチャンピオン獲得といった偉業を今シーズン記録した井筒仁康が,今シーズン限りで引退することを発表しました。引退については以前から考えていたようですが,最終的な決断に至ったのは,WGPフル参戦の道が開かれなかったためのようです。他のカテゴリー(スーパーバイク系か?)へのフル参戦の道はあったようですが,井筒本人としては,やはりWGPへの進出しか選択する道は考えていなかったのでしょう。今回の突然の引退発表にはまだおまけがついていて,引退後は,何とプロゴルファーを目指すということも発表されました。井筒のゴルフの腕前は,軽くシングルを越えるほどとのことで,あながち無謀な進路選択ではなさそうなのです。33歳からの挑戦ということで,厳しい側面もあるとは思いますが,第二の人生が成功することを祈っています。
         
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