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ここでは,レースに関する情報をできるだけいち早くお伝えします。
  
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2004・9・30
☆移籍か?(WSS)
○スズキのマシンを駆ってスーパースポーツ世界選手権(WSS)にフル参戦している藤原克昭が,来シーズンはホンダに移籍するのではないかという噂が出ています。今シーズンの藤原は,これまでのところ表彰台が僅かに1回だけで,ランキング9位と苦戦を強いられています。それに対してホンダは,「テンケイトホンダ」のK.マーガリッジが既にチャンピオンを決定。CBR600RRになってから,その強さを発揮し続けています。マーガリッジが同チームに所属したままSBKにステップアップするのは確実で,その抜けた穴に藤原が入るということになりそうなのです。藤原と言えば,スズキワークスからWGPに参戦したりして,約8年間スズキの顔の一つを担っていました。スズキの前はカワサキワークスでしたが,もう一つ前に遡ると,ホンダのマシンを駆って全日本の250ccクラスにフル参戦していました。それだけに,ホンダとの繋がりがなかったわけではありません。果たしてチャンピオンチームからフル参戦するという幸運を手にする事ができるのでしょうか。噂が本当だとすると,「最終戦の時に移籍発表があるのでは」ということですから,それが実現するかどうかとても楽しみです。スズキファンにとっては,残念なことかもしれませんが・・・。


2004・9・29
☆引き続き(WGP)
○先日行われた日本GPにおいて,WCMから急遽代役でMotoGPクラスに出場し,貴重な1ポイントをチームにもたらした宇井陽一が,今週末に行われる初開催のカタールGPにも続けて出場することになりました。初めてのマシン,初めてのMotoGPクラス,初めての4サイクルエンジンといった何もかもが初めて尽くしにもかかわらず,きちんと最後まで走り終えたその走りが評価された感じです。


2004・9・28
☆今季絶望(WGP)
○アプリリアのMotoGPマシンを走らせている元BSBチャンピオンのS.バインが,ブルノで負った手首の怪我の状態が思わしくなく,残り4戦を欠場することになりました。彼に代わって,WCMからフル参戦しているM.ファブリッツィオが,アプリリアのマシンであるRSキューブを駆ることになりました。WCM側は,ファブリッツィオに代わって,今季ヤマハのプライベートマシンを駆ってBSBにフル参戦し,ランキング12位を獲得したイギリス人ライダーJ.エリソンを起用します。


2004・9・27
☆絶好調(R2−1)
○第6戦の決勝レースが行われ,JSB1000クラスは,ポールからスタートした伊藤真一が快調な走りを見せ,見事2戦連続のポールトゥーウィンを達成しました。ランキングトップの井筒仁康は,表彰台を逃す4位だったものの,ランキング2位の山口辰也が6位に終わり,少しですが差が広がる結果となりました。250及び125ccクラスは,それぞれランキングトップの高橋裕紀と仲城英幸がトップでチェッカーを受け,ぢちらもチャンピオン獲得に向けて一歩前進しました。ただ,ST600クラスに関しては,ランキングトップの辻村猛が2位でチェッカーとなり,僅かながら差が縮まる結果となりました。このクラスのみ「有効ポイント制」が採られていますので,誰がチャンピオン獲得となるか予想がつかない混戦状態となっています。

☆流れ(F1)
○初開催となった中国GPの決勝が行われ,ポールからスタートしたフェラーリのR.バリチェロが,危なげないレースを展開し,見事2戦連続のポールトゥーウィンを達成しました。この勝利により,バリチェロのランキング2位が確定しました。それに対して,チャンピオンを決めているM.シューマッハは,予選でスピンを喫したため19番グリッドからのスタートでしたが,あえてエンジンを載せ換えてのピットスタートを選択。今シーズンの快調振りから考えるとマシンをバンバン抜いていくものと予想されましたが,今回はそうはいきませんでした。ジャガーのC.クリエンと接触してリタイアに追い込んだアクシデントだけでなく,スピンはするはパンクはするはといったトラブル続きで,結局周回遅れの12位でチェッカーを受けました。ただし,レース中のファステストラップは,シューマッハが記録しています。BAR勢は,J.バトンが2位で表彰台を獲得し,佐藤琢磨は6位でチェッカーを受けました。それに対してルノーは,F.アロンソが4位でチェッカーを受け手ポイントを獲得しただけでしたから,コンストラクターズポイントの差が開く形となりました。


2004・9・26
☆連続(R2−1)
○第6戦の予選が鈴鹿サーキットで行われました。この日は,午前中にウェットの時間帯があって,難しいコンディションでした。そのような中,最高峰のJSB1000クラスは,元GPライダーの伊藤真一が,唯一2分9秒台に入るコースレコードをたたき出してポールポジションを獲得しました。伊藤のポールは,2戦連続となります。前戦においてランキングが入れ替わりましたが,2位に落ちた山口辰也は3番グリッドから,首位に躍り出た井筒仁康は6番グリッドからのスタートになります。

☆まさか(F1)
○中国GPの予選が行われ,前回のイタリアGPで勝利したフェラーリのR.バリチェロが,今回も好調な走りを見せてポールを獲得しました。彼のポールは,前戦に続いてとなります。ランキング2位を獲得するための足がかりを確実に築いている感じです。既に今シーズンのチャンピオンを決めているM.シューマッハは,何とタイムアタックに入ってすぐの1コーナーでまさかのコースオフ。結局アタックすることなく,マシンをピットの中に収め,19番グリッドからのスタートとなりました。BARの佐藤琢磨は,9番手のタイムを出したのですが,エンジンブローをしたため初日にエンジンを載せ換えていますので,10番降格のペナルティーを受けて18番グリッドからのスタートとなりました。なお,今回のレースからF1に復帰した元チャンピオンのJ.ビルヌーブは,13番グリッドからのスタートとなります。


2004・9・25
☆代役出場(WGP)
○先に行われた日本GPで,MotoGPクラスの決勝では,スタートした直後の1コーナーで多重クラッシュが発生しました。そのアクシデントにより,左肘にダメージを受けたスズキのKe.ロバーツが,残り3戦に出場できないことが明らかとなりました。次のカタールGPとマレーシアGPでは,ロバーツに代わり,今シーズンBSBにフル参戦しランキング3位を勝ち取った加賀山就臣が出場することになりました。

☆降格確定?(F1)
○初開催となる中国GPが開幕しました。初日はフリー走行が行われましたが,BARの佐藤琢磨にいきなりアクシデントが発生しました。2回目のフリー走行が始まってすぐ,エンジンブローに見舞われてしまったのです。当然エンジンを載せ換える必要が出てくるのですが,もしそうなった場合,レギュレーションによりスターティンググリッドが10番降格になってしまいます。2回行われたフリー走行では,どちらもBARのテストドライバーであるA.デビッドソンがトップタイムをマークしました。J.バトンは,2回目のフリー走行で2番手のタイムを出していて,新しいフロントウィングを装着したBARのマシンとこのサーキットとの相性のよさがはっきりしてきているだけに,何とも残念なアクシデントとなっています。


2004・9・24
☆持ち越し(F1)
○J.バトンの来季の契約を巡って争っているBARとウィリアムズですが,どちらの契約が有効かを審議する契約承認委員会(CRB)に判断を委ねる形となっています。そのCRBの会合が,パリで開かれました。しかし,両者からの契約書は既に受け取っているものの,審判は10月16日にミラノで開かれる会合まで持ち越されることに決まりました。ということは,鈴鹿で開催される日本GPまでは結論が出ていないものの,最終戦のブラジルGPではバトンが来季どのチームに所属するのかがはっきりしていることになります。


2004・9・23
☆契約解消(F1)
○先日ルノーのJ.トゥルーリが,シーズン途中での契約解消ということがありましたが,今度は,ジョーダンで同様のことが起きました。レギュラードライバーであるG.パンターノとの契約を解消し,サードドライバーのT.グロックを,今週末に行われる中国GPに出場させるという公式発表をジョーダンは行いました。グロックは,今シーズンのカナダGPに1戦だけ急遽出場していますが,その時は2ポイント獲得といういい仕事をしています。なお,新たなサードドライバーには,今シーズン国際F3000に出場し,ランキング3位となったR.ローンボスを起用することになりました。


2004・9・22
☆奪還に向け(F1)
○今週末は,初開催となる中国GPです。前回のイタリアGPにおいて2台揃ってノーポイントに終わり,コンストラクターズポイントでBARに2位の座を奪われたルノーですが,その座を奪回するため,新たに改良を加えたマシンを投入します。その改良型マシンは,先に行われたモンツァとシルバーストンでの合同テストにおいて使用されたものです。改良の内容は,全面的な見直しにより,軽量化が図られているようです。また,前後のウィングにも改良を施しているとのことです。中国GPからは,J.トゥルーリに代わってJ.ビルヌーブがステアリングを握ります。マシン及びドライバーに変化をつけたルノーですので,BARとしても息が抜けないレースが続きそうです。


2004・9・21
☆初優勝は完勝(BSB)
○イギリススーパーバイク選手権(BSB)の最終戦が,ドニントンパークサーキットで行われました。第1レースをポールポジションからスタートした清成龍一は,ホールショットを奪うとそのまま逃げ切り,2位に10秒以上の差をつけて今シーズン初のトップチェッカーを受けました。清成は,続く第2レースもポールからスタートし,第1レースと同様にそのまま逃げ切り,2位に11秒以上の大差で優勝しました。今シーズンからBSBにフル参戦を開始した清成ですが,初めてのサーキットや怪我で苦労し,なかなか思うような成績が出せずに苦しんでいました。しかし,後半になって調子が上向き,ついに最終戦を完勝で飾ることができました。なお,チャンピオンは,スズキのJ.レイノルズが獲得しました。彼のチームメイトである加賀山就臣は,ランキング3位という好成績で,清成は6位でした。


2004・9・20
☆初(WGP)
○日本GPの決勝が,ツインリンクもてぎで行われました。MotoGPクラスは,波乱のレースとなりました。スタート直後の1コーナーで,J.ホプキンスとL.カピロッシとの接触がひきがねとなって全部で6台のマシンがリタイアするという波乱の幕開けとなりました。その後も,転倒やマシントラブルなどでリタイアするマシンが出てきて,結局完走したマシンが全部で15台でした。そのようなレースを制したのは,母国GPに燃える玉田誠でした。ポールからスタートしたものの,やや出遅れた形となりました。幸いにも,多重クラッシュに巻き込まれることなく,ヤマハのV.ロッシに次ぐ2番手でオープニングラップを終了。その後はロッシを追走し,6周目にトップに躍り出ました。その後は徐々にロッシとの差を広げていき,最終的には6秒以上の大差をつけて完勝しました。玉田の優勝は,ブラジルGP以来今季2勝目ですが,MotoGPクラスになって,日本人が複数回優勝したのは初めてのことです。また,3位にカワサキの中野真矢が入りましたが,カワサキの表彰台獲得は,WGPに復活してからは初めてのことです。これまでの歴史を振り返ると,カワサキの表彰台獲得は,81年にK.コークバリントンが今はなきフィンランドGPで獲得して以来23年ぶりとなります。WCMからスポット参戦していた宇井陽一は,107%ルールをクリアすることができずに予選落ちとなっていましたが,フリー走行で107%ルールをクリアするタイムをマークしていたことから出走が認められました。そして,決勝レースでは,周回遅れとなったものの粘り強い走りを見せ,最下位での完走&1ポイント獲得という結果でした。ゴールする時には,観衆の大歓声を受けていましたから,シーズン途中解雇という悔しさが,母国GPで少しは癒されたかもしれません。モリワキからスポット参戦したO.ジャックは11位でフィニッシュし,モリワキにとっての最高位をプレゼントしました。
250ccクラスは,ランキングトップのD.ペドロサとT.エリアスというスペイン人ライダー同士の争いとなりましたが,最終的にはペドロサが3秒以上の差をつけてトップでチェッカーを受けました。スタートで出遅れた青山博一は,粘り強い走りを見せて3位でチェッカーを受けました。彼の表彰台獲得は,フル参戦を開始してからは初めてです。

☆トップ浮上(Fポン)
○第7戦の決勝が行われました。今回のレースは,第1スプリントとファイナルスプリントという形で決勝が行われました。ちなみに,第1スプリントは,ファイナルスプリントのグリッドを決めるレースです。事実上の決勝レースとなるファイナルスプリントは,第1スプリント以後に降った雨のため,ウェットレースとなりました。第1スプリントを制して1番グリッドからスタートしたPIAA NAKAJIMAのA.ロッテラーが,激しい雨の中2位に32秒近い大差をつけてトップでチェッカーを受けました。ここまでランキングトップだったR.ライアンは,4位でゴールしたものの,接触事故の責任を問われて1周減算のペナルティーを受け,ノーポイントで終わりました。この結果,ロッテラーがランキングトップに躍り出ました。なお,ランキングに関しては,第6戦の最終結果が出ていませんから,あくまでも「暫定」扱いとなっています。


2004・9・19
☆連続(WGP)
○日本GPの予選2日目が行われ,MotoGPクラスは,ホンダの玉田誠がラストアタックで唯一の1分46秒台をたたき出す最速ラップを記録し,見事2戦連続のポールを獲得しました。予選1日目で暫定ポールを獲得したスズキのJ.ホプキンスは,タイムを更新することができず,セカンドグリッドとなりました。ヤマハのV.ロッシも同様に初日のタイムを更新できず,予選3番手となりました。WCMからスポット参戦した宇井陽一は,玉田が見事なアタックを決めた影響をモロに受け,107%ルールに引っかかってしまって予選落ちとなりました。ポールタイムがもう少し遅ければ,何とか予選通過となったのですが・・・。
250ccクラスは,ホンダのD.ペドロサが足の小指を骨折しているにもかかわらずポールを獲得しました。2番手には,最後に自己ベストを更新した青山博一が入りました。

☆3年ぶり(Fポン)
○記念すべき初の海外レースとなったFポンの第7戦が,マレーシアのセパンサーキットで行われ,ベテランの服部尚貴がポールを獲得しました。彼のポールは,2001年以来3年ぶりとなります。2番グリッドは,チームメイトのR.ライアンが獲得し,TEAM DANDELIONがフロントローを独占しました。マクドナルドのCMで話題となっている片岡龍也は,唯一1回目のタイムを更新できず,最後尾からのスタートとなります。


2004・9・18
☆初暫定ポール(WGP)
○ツインリンクもてぎにおいて,日本GPが開幕しました。予選1日目のセッションが行われ,トップタイムをマークしたのは,サーキットベストを塗り替える走りを見せたスズキのJ.ホプキンスでした。暫定とはいえ,ポールを獲得したのは,彼自身にとって初めてです。ランキングトップのV.ロッシが暫定の2番手で,地元優勝に燃える玉田誠が暫定の3番手でした。急遽WCMからMotoGPクラスにスポット参戦した宇井陽一は,予選通過となる107%ルールをクリアすることができず,予選2日目のタイムいかんでは,予選落ちというピンチに立たされています。

☆撤退(F1)
○ジャガーから発表があり,今シーズンをもってF1を撤退することになりました。当初は,成績不振のために親会社であるフォードにブランドを代えるのではないかという噂だったのですが,今回の発表の意味するところは,フォード自体がF1から撤退することと考えられます。今回の発表の要因となったのは,成績不振ということがありますが,それ以外に,コストの高騰や,フォードの世界的な販売不振ということも影響しているものと思われます。フォードは,WRCからの撤退も噂されていますから,モータースポーツ活動の縮小が顕著になってきていると言えるでしょう。今回の決定で直接影響を受けるのは,ミナルディとジョーダンです。両チームとも,フォードエンジンを使用しているからです。ジョーダンの場合,来シーズンは違うエンジン(トヨタか?)を使うのではないかと言う噂がありましたが,ミナルディの場合は,ジャガーと同じエンジンを使うことが決定していただけに,再びエンジン供給先を探さないといけなくなってしまいました。

☆噂どおり(F1)
○ルノーから正式発表があり,合意のもとシーズン途中でチームとの契約を解消したJ.トゥルーリに代わり,噂どおりJ.ビルヌーブが残り3戦のステアリングを握ることになりました。


2004・9・17
☆スポット参戦(WGP)
○2年連続してシーズン途中解雇という珍しい憂き目をみた宇井陽一ですが,現在は来シーズンのシート確保に向けて活動中です。年齢制限のことがありますので,250ccクラスからの参戦を目指しているようですが,幸いにも複数のチームから声がかかっているようです。そして,ここに来て新たな展開が出てきました。今週末にツインリンクもてぎで開催される日本GPに,スポット参戦ではありますが,WCMからMotoGPクラスに出場することになったのです。これは,同チームから出場予定だったM.ファブリッツォの代役として出場するものです。WGPにおけるこれまでの宇井は,125ccクラス&2サイクルエンジンの経験しかありませんから,大排気量&4サイクルエンジンというのは初体験になります。元々予選通過もままならないところのあるWCMのマシンを駆るわけですから,たくさんのハンディを抱えた中での出場となります。今回は日本GPだけの出場という契約ですが,場合によっては残りのレースも代役で出場することになるかもしれませんので,ぜひベテランらしいしたたかな走りを見せてほしいものです。なお,1チーム2台の出場が基本ですが,WCMチームは,残り1台の参戦枠を今回はモリワキに譲っていますので,宇井のみの出場となります。今回のみの参戦枠をもらったモリワキからは,先日お伝えしたように昨年までMotoGPクラスに出場していたO.ジャックが走ることになっています。

☆乗り換え(F1)
○昨日のニュースでお伝えしたように,今年のモナコを制したJ.トゥルーリは,シーズン途中でルノーとの契約を解消しました。その彼が,トヨタとの間で来シーズンからの2年契約が成立しました。そして,3日間にわたってシルバーストンサーキットで行われていた合同テスト最終日に,トヨタのマシンを駆って参加(結果は,11台中6番手のタイムでした。ちなみに,佐藤琢磨がトップタイムで,ルノーから出場のJ.ビルヌーブは3番手のタイムでした。)しました。こうしたことから,ほぼ間違いなく残りのレースにトヨタから出場することになりそうです。O.パニスがステアリングを譲ることは考えられませんので,シーズン途中からステアリングを握っていたR.ゾンタと交代になる模様です。ゾンタは,元々リザーブドライバー契約でしたから,本来の立場に戻ると考えていいと思います。


2004・9・16
☆契約成立&契約解消(F1)
○ザウバーから発表があり,昨シーズンの日本GPからBARを離脱し,今シーズンはシートを喪失していた元チャンピオンのJ.ビルヌーブと2年契約が成立しました。また,今シーズン同チームからフル参戦しているF.マッサとの契約を延長することも同時に発表されました。
それに対して,ここ2日連続でお伝えしていたルノーのJ.トゥルーリに関してですが,やはり噂どおり先日行われたイタリアGPを最後に,両者合意で契約解消となりました。残り3戦ありますが,ルノーは,現在合同テストに参加しているJ.ビルヌーブがシートに座ることが確実視されています。トゥルーリは,来季契約すると予想されているトヨタと何らかの動きがあるようで,トヨタのマシンを駆って残りのレースに参戦するか,開発プログラムに参加するかするのではないかと予想されています。


2004・9・15
☆復帰T(F1)
○アメリカGPでのクラッシュによる怪我と保険の関係から,ずっと離脱していたウィリアムズのR.シューマッハが,イギリスのシルバーストンで行われている合同テストからようやくF1に復帰しました。しかも,復帰していきなり,初日はトップタイムでした。今回のテストの状況次第では,次の上海GPからレースに復帰する予定です。

☆復帰U(F1)
○ルノーから正式発表があり,シルバーストンでの合同テストに,97年のワールドチャンピオンであるJ.ビルヌーブがルノーのマシンを駆って参加することになりました。ビルヌーブの参加は水・木の2日間で,テスト初日である火曜日はシート合わせのみ行われています。これにより,昨日お伝えしたJ.トゥルーリのシーズン途中での離脱は,ほぼ間違いないと思われます。


2004・9・14
☆シーズン途中で(F1)
○まだ正式発表はなく,あくまでも噂という感じではありますが,今季限りでルノーから離脱するJ.トゥルーリが,まだシーズン途中にもかかわらず,先に行われたイタリアGP限りでルノーから放出されることになったとのことです。彼の代役としては,ザウバーのG.フィジケラの名前が上がっていますが,どうやらザウバーから断られた模様で,次なる白羽の矢は,何と元チャンピオンで来季に向けてシートを模索中のJ.ビルヌーブという話が出ています。

☆2冠(ボルドール24)
○2輪の耐久レースの中で伝統的なレースの一つである「ボルドール24時間耐久レース」が,フランスのマニクールサーキットで行われました。日本から参戦したスズキの北川圭一が,V.フィリップ,M.ラグリフと組み,荒れた天候の中で2回の転倒を喫したものの,見事トップでチェッカーを受けました。ボルドール24での日本人の優勝は,ちょうど10年前にヤマハの永井康友(故人)が制して以来となります。北川は,今年行われたルマン24も制していますが,この2大耐久レースを制したのは,日本人初の快挙です。また,同じくスズキのマシンを駆って出場した渡辺篤が,O.フォー,C.コーガンと組んで2位でチェッカーを受け,日本人ライダーがワンツーを飾りました。当初,北川と渡辺は同じ組で出場する予定でしたが,ワンツーを飾ろうとするチームの方針から別の組に分かれて出走し,見事目的を達成しました。なお,今回のレースには,スズキのマシンを駆って,元WGP500ccチャンピオンのK.シュワンツも出場し,見事完走を果たしています。


2004・9・13
☆浮上(F1)
○イタリアGPの決勝が,モンツァサーキットで行われました。天気予報では雨が心配されたものの,結局レース中は降ることがありませんでした。ただし,レース開始の頃はまだウェット状態で,オープニングラップでM.シューマッハがスピンするといったような波乱の幕開けとなりました。そのような中,速さと堅実さを見せてトップでチェッカーを受けたのは,ポールからスタートしたR.バリチェロでした。彼の優勝は,昨年の日本GP以来ですから,ほぼ1年ぶりの勝利となります。シューマッハは,スピンにより大きく順位を落としましたが,いつものようにワンランク上の走りを見せ,2位でチェッカーを受けています。日本期待のBAR勢は,こちらも力強い走りを見せ,J.バトンが3位表彰台,佐藤琢磨が4位と好成績を収めました。ルノーの2台がノーポイントに終わったため,コンストラクターズポイントでルノーを逆転し,2位に浮上しました。


2004・9・12
☆思いっきり?(F1)
○第15戦イタリアGPの予選が行われ,フェラーリのR.バリチェロが今季2回目となるポールを獲得しました。普段のレースでは,ナンバー2ドライバー役に徹している(?)バリチェロですが,ドライバー及びコンストラクターのタイトルが決定しましたので,その必要性が無くなってきていると言えます。それが今回のポール獲得につながったというのは,私の考えすぎでしょうか?セカンドグリッドは,第1子の妊娠が分かり,喜びいっぱいで今回のレースに臨んでいるであろうJ−P.モントーヤが獲得しました。3番手にM.シューマッハが入っていますので,フェラーリのフロントロー獲得を阻止した形になっています。今回の予選はBAR勢も好調で,佐藤琢磨とJ.バトンが,それぞれ5番手と6番手を獲得しています。


2004・9・11
☆フォード(F1&WRC)
○2000年にJ.スチュワートからのチーム買収以来,傘下である「ジャガー」のブランドで参戦してきているフォードですが,来季は「フォード」を前面に出したチーム名でF1参戦を継続するのではないかという噂が,信憑性を持って語られるようになってきています。フォード買収以降,あまりポイントを獲得できてない状態がずっと続いています。そうした現状の中,ブランド名を親会社の方へ変更するということは,フォードとしては来年以降より一層力を入れていくことを意味します。実は,その影響がWRCの方に出てきているようです。9月3日のこのページでもお伝えしたように,WRCからフォードが撤退しそうな気配なのです。そのため,チームのボスであるM.ウィルソンは,フォードの重役たちに継続を訴えようとドイツまで乗り込んだりしています。フォードラリーチームの母体であるMスポーツとしては,フォードが手を引くようなことになってしまった場合,チームの大幅な削減を余儀なくされてしまいます。F1で結果を出すためにフォードは必死,WRCで生き残るためにMスポーツも必死といった感じですね。


2004・9・10
☆引退(F1)
○トヨタから発表があり,O.パニスが最終戦ブラジルGP終了後にF1のレース・ドライバーから引退することになりました。ただし,彼のマシン開発能力の高さは関係者の間で高く評価されていて,レースから引退するものの,新たに2年間のテストドライバー契約を結びました。今回の新たな契約により,非常に重要なテスト及びプロモーション活動に参加することになります。また,2人のレースドライバーがレースに出場できない場合には,代役として出場することにもなります。さらに,トヨタの若手ドライバー育成プログラムである“トヨタ・ドライバーズ・アカデミー”のアドバイザーとしても活動することにもなっています。引退はするものの,まだまだ忙しい日々を送ることになりそうな感じですね。


2004・9・9
☆暫定カレンダー(F1)
○まだ正式決定ではなく,あくまでも暫定ではありますが,来季のレースカレンダーが先日明らかとなりましたのでお伝えします。それによると,新たにトルコでのレースが含まれています。

2005年レースカレンダー(暫定)
決勝日 大  会 サーキット
第1戦  3月 6日 オーストラリア メルボルン
第2戦  3月20日 マレーシア セパン
第3戦  4月 3日 バーレーン バーレーン
第4戦  4月17日 サンマリノ イモラ
第5戦  4月24日 ヨーロッパ ニュルブルクリンク
第6戦  5月 8日 スペイン バルセロナ
第7戦  5月22日 モナコ モンテカルロ
第8戦  6月 5日 カナダ モントリオール
第9戦  6月12日 アメリカ インディアナポリス
第10戦  6月26日 フランス マニクール
第11戦  7月 3日 イギリス シルバーストン
第12戦  7月17日 ドイツ ホッケンハイム
第13戦  7月31日 トルコ イスタンブール
第14戦  8月21日 ハンガリー ハンガロリンク
第15戦  9月 4日 ベルギー スパ・フランコルシャン
第16戦  9月11日 イタリア モンツァ
第17戦  9月25日 中国 上海
第18戦 10月 9日 日本 鈴鹿
第19戦 10月23日 ブラジル インテルラゴス

2004・9・8
☆合同テスト(WGP)
○先日終了したポルトガルGPの後,いくつかのチームはそのまま残って合同テストを行いました。ヤマハは,V.ロッシが新しいエキゾーストシステムを,C.チェカがタイヤテストを中心に行いました。ホンダやカワサキは,セッティング中心に行ったようです。何といっても,一番の注目はプロトンKRでしょう。KTMが以前から開発していたV4エンジンを改良型フレームに搭載してたマシンと,以前から使用していたチームオリジナルのV5エンジンを搭載したマシンと比較しながらの走行となったのです。タイム自体は,V5エンジンのマシンが速かったようですが,KTM製の方は約1秒落ちでしかなく,手ごたえを感じたのではないでしょうか。


2004・9・7
☆日本人初(WCT)
○これまでこのページで一度も取り上げたことのなかったジャンルですが,快挙がありましたのでお伝えします。とは言っても,一般紙でも既に取り上げていましたからご存知の方が多いとは思いますが・・・。トライアル世界選手権(WCT)最終戦が行われ,ホンダの藤波貴久が2位でフィニッシュし,今シーズンのチャンピオンを獲得しました。このシリーズで日本人がタイトルを獲得したのは,史上初の快挙です。このシリーズは,モンテッサのマシンを駆るD.ランプキンが圧倒的な強さを見せ,大きな壁となって存在しています。藤波は,99年以来ずっとランキング2位で終わり,なかなかその壁を崩すことができませんでした。しかし,第一子誕生を控え,ようやく頂点に上り詰めることができました。本当におめでとうございました!

☆1年ぶり(WGP)
○HRCから発表があり,19日にツインリンクもてぎで決勝を迎える日本GPに宇川徹がスポット参戦することが決定しました。昨年までこのシリーズにフル参戦していた宇川ですが,今シーズンはシートを失い,RC211Vの開発ライダーを務めていました。とは言っても,8耐優勝で証明したように,その走りは十分世界に通じるものがあります。スポット参戦だと,シリーズ全体を通したポイントを計算する必要がありませんので,ほぼ1年ぶりの出場となるWGPでのびのびとした走りを見せ,レギュラーライダーに一泡吹かせてもらいたいものです。


2004・9・6
☆ダブルウィン(WRC)
○「ラリー・ジャパン」最終日は,SSが7ヶ所あるコースで行われました。前日まで2位に1分以上の差をつけてトップだったスバルのP.ソルベルグは,この日はあえてSSでトップタイムを狙わないという実に堅実な走りを見せ,見事「ラリー・ジャパン」の初代勝者となりました。ランキングトップのS.ローブですが,こちらも確実にポイントを獲得することを主眼に置いた走りに徹し,2番手でゴールしました。グループNクラスは,前日までトップだったスバルの新井敏弘が危なげない走りを見せて優勝。地元開催に燃えるスバルは,ダブルウィンを達成しました。日本初開催の今回のレースでしたが,前夜祭まで含めると延べの入場者数が20万人をゆうに超え,成功裏に終わることができました。

☆余裕(WGP)
○第11戦ポルトガルGPの決勝が行われ,MotoGPクラスは,ヤマハのV.ロッシが終始余裕の走りを見せて今季6勝目をあげました。この勝利により,ポイントランキングでは,2位のS.ジベルナウに29ポイント差をつける結果となり,チャンピオン獲得に向けてかなり余裕ができた感じとなりました。ポールからスタートしたホンダの玉田誠は,一時期トップのロッシに2秒台まで差を縮めましたが,最後は逃げ切られ,5秒以上の差をつけられはしたものの2位でチェッカーを受けました。次のレースは,ツインリンクもてぎでの日本GPですから,こちらで優勝するために弾みをつけることができたかもしれません。なお,250ccクラスは,T.エリアスが今季初優勝しました。これは,ホンダに移籍してからも初の優勝となります。

☆8耐ペア(R2−1)
○第5戦の決勝が行われ,JSB1000クラスは,ポールからスタートしたホンダの伊藤真一が2位に7秒以上の差をつける走りを見せ,見事今季初優勝をポールトゥーウィンで飾りました。2位には,井筒仁康が入り,ランキングトップだった山口辰也が5位で終わったため,4ポイント差をつけてランキングトップに躍り出ました。ST600クラスは,ホンダの辻村猛が2位に8秒以上の差をつけて,見事ポールトゥーウィンを飾りました。この勝利により,ランキングでもトップに出ています。伊藤と辻村は,8耐でのペアです。8耐の方は途中リタイアという残念な結果でしたが,R2−1でいい結果が出てきています。なお,250ccクラスは,ホンダの青山周平が今季初優勝を飾っています。この勝利は,250にステップアップしてからの初優勝でもあります。

☆お膝元(JGTC)
○第5戦の決勝が行われ,ホンダNSXを駆る松田次生&A.ロッテラー組が,ピットストップの関係で一時期トップの座を奪われたりしたものの,ほとんどの周回でトップを走り,見事今季初優勝をホンダのお膝元ツインリンクもてぎで飾りました。今季不調にあえぐNSX勢ですが,「ポッカ1000km」での優勝で弾みがついたのか,マシンとしても今季初優勝を飾りました。この優勝は,NSXとしては約1年ぶり,Nakajima Racingとしては1年10ヶ月ぶりの勝利となります。


2004・9・5
☆好調(WRC)
○「ラリー・ジャパン」の2日目が行われました。この日は,SSが11ヶ所あるコースで行われ,前日にトップだったスバルのP.ソルベルグがこの日も快調な走りを見せ,11ヶ所中7ヶ所のSSでトップタイムをマーク。総合では,2位につけているS.ローブに1分以上の差をつけ,スバルの地元での優勝にますます近づいてきました。グループNクラスは,前日と同じくスバルの新井敏弘が快調な走りを見せ,こちらも2位に1分以上の差をつけています。

☆初ポール(WGP)
○ポルトガルGPの予選2日目が行われ,MotoGPクラスは,ホンダの玉田誠がセッション終了間際に唯一の1分37秒台に入るタイムをマークしてポールポジションを獲得しました。彼のポール獲得は,フル参戦2年目にして初となります。それ以降は,ロッシ,ジベルナウ,ビアッジとランキングの順と同じ結果になっています。

☆今シーズン初T(R2−1)
○ようやく長い休みが終わり,R2−1が再び動き出しました。第5戦の舞台は,宮城県にあるスポーツランドSUGOです。JSB1000クラスは,ここを地元とする伊藤真一がコースレコードをマークする見事な走りを見せ,今シーズン初のポールを獲得しました。鈴鹿8耐でもポールを獲得していますので,元GPライダーの貫禄を見せています。250ccクラスは,開幕からずっと高橋裕紀がポールを獲得してきていましたが,ランキング2位の亀谷長純がトップタイムをマークしてポールを獲得しました。ただ,高橋は8耐で負った骨折がまだ十分には治ってなく,松葉杖をついた状態ですから,ポールを逃したのは致し方ないかも知れません。

☆今シーズン初U(JGTC)
○こちらも長い休みが終わり,後半戦がスタートしました。第5戦の予選が,ツインリンクもてぎで行われました。この日は,時折雨が降る難しいコンディションでした。そのような中,GT500クラスは,ベテランの服部尚貴がラインの乾いた時を見計らって渾身のアタックを開始し,見事ポールを獲得しました。服部&脇坂薫一組のポールは,今シーズン初ですし,ダンロップタイヤユーザーのポールは,服部が02年に獲得して以来2年ぶりとなります。GT300クラスは,柳田真孝&尾本直史組がポールを獲得。2番手に木下みつひろ&星野一樹組がつけ,フェアレディーZがクラスのワンツーとなっています。


2004・9・4
☆開幕(WRC)
○ついにWRC日本初開催となる「ラリー・ジャパン」が開幕しました。初日は,9ヶ所のSS(スペシャルステージ)を含むコースで争われ,昨年のチャンピオンであるスバルのP.ソルベルグが,各SSでトップタイムをマークする走りを見せ,2位のS.ローブに約13秒の差をつけました。WRカーとしては,唯一の日本車だけに,地元でのレースの制覇に向けて好スタートをきることができました。なお,グループNクラスは,スバルの新井敏弘が首位,三菱の奴田原文雄が2位につけ,このクラスは日本人ドライバーが活躍しています。

☆両雄(WGP)
○第11戦ポルトガルGPが開幕し,1回目の予選が行われました。MotoGPクラスは,ヤマハのV.ロッシがコースレコードをマークして暫定のポールを獲得しました。暫定の2番手には,ホンダのS.ジベルナウが0.031秒遅れで入り,ランキングトップを争う両雄が,がっぷり四つを組んだ形でスタートしました。

☆激突(F1)
○イタリアのモンツァで合同テストが行われていますが,参加者がヒヤリとする場面がありました。先日のレースで今シーズンのチャンピオンを決めたフェラーリのM.シューマッハが,タイヤバーストが原因でコースオフし,時速約300kmの高速でガードレールにぶつかるというクラッシュを演じてしまったのです。クラッシュしてしばらくはマシンの中にいたシューマッハですが,何とか自力で脱出しました。メディカルチェックを受けた結果は,幸いにも異常無しということでした。


2004・9・3
☆初開催&縮小(WRC)
○今日から3日間にわたって,第11戦「ラリー・ジャパン」が北の大地北海道において開催されます。今回の大会は,アジア・パシフィック・ラリー選手権(APRC)の一戦も兼ねています。関係者の長年にわたる努力が,ようやく現実のものとなって現れるわけです。一時期は,「今年度限りの開催ではないか」という噂もあったのですが,来季の予定にもこのラリーは組まれていますので,そうした噂は一蹴された形となっています。
ただ,そうした明るい話だけではないのも事実です。フォードから発表があり,セカンドドライバーであるF.デュバルとの契約が今季限りということになりました。ただし,これは,デュバル自身の成績のためではなく,フォードのチーム事情からこのような形となったのです。というのも,来季のフォードは,WRCから撤退する可能性が高くなっているのです。実際,同チームの代表であるM.ウィルソンが,フォードの会議に出席するため北海道を発っています。レースの最中にこうしたことは通常行われませんので,それほど重要な話し合いがもたれるということになります。もしフォードが撤退となると,先に三菱が来季の参戦を断念していますから,2メーカーがいなくなることになり,やや縮小傾向という印象を持たざるを得なくなります。


2004・9・2
☆久々(WGP)
○ホンダRC211Vエンジンを独自のフレームに搭載してマシン開発を進めているモリワキから正式発表があり,19日にツインリンクもてぎで決勝を迎える日本GPに,元250ccクラスチャンピオンのO.ジャックを起用してスポット参戦することになりました。もともと日本GPへの出場は予定に入ってなかったのですが,WCMチームの出場枠が1つ空いたため,それを使って出場することになったのです。今シーズンのモリワキは,A.ピットを正ライダーとして起用していますが,日本GPへの出走は契約に入ってなく,そのこともあってジャックの起用につながったと思われます。MotoGPクラスへステップアップ後,思うような成績を出すことができずに今シーズンのシートを喪失したジャックだけに,来シーズンを見据えての走りを展開していくことでしょう。なお,先週行われたブルノでの合同テストで,モリワキのマシンであるMD211VFを既に駆ったジャックですが,その時には,A.ピットがレース中にマークしたタイムよりも1秒以上速いタイムをマークしています。

☆契約延長(F1)
○ミナルディから発表があり,来シーズンも今シーズンと同様コスワースエンジンを搭載することになりました。しかも,ジャガー(コスワースもジャガーもフォード系列)が使用するエンジンと同じものを搭載することになりましたから,マシンの開発次第では,常に最下位争いという状況から少しは抜け出ることができるようになるかもしれません。


2004・9・1
☆まだ復帰できず(F1)
○アメリカGPの際に負った負傷のため,ずっと欠場が続いているR.シューマッハですが,次のイタリアGPも欠場することがほぼ間違いないようです。このところの予想では,今日から解禁される夏のテスト期間禁止に合わせてイタリアのモンツァでテストを行う予定なのですが,それにラルフが参加し,体調や走りを確認した後にイタリアGPから復帰という流れでした。しかし,そのテストに参加しないことが明らかとなりましたので,必然的にイタリアからの復帰という線も無くなったということになります。前戦のベルギーGPでは,代役出場のA.ピッツォニアがいい走りを見せていた(残念ながら完走はできませんでしたが)だけに,チームとしても,それほど早期の復帰を望んでいないのかもしれませんね。
     
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