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最新ニュース
  
ここでは,レースに関する情報をできるだけいち早くお伝えします。
  
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2004・6・30
☆否決(F1)
○今シーズンとられている予選方式は,「あまりに退屈」という声が聞かれるほどあまり評判がよくありません。そこで,新たな予選方式がとられるようになりそうな気配でした。その方法とは,10分間のインターバルを挟んで25分のセッションを2回行い,その合計タイムで争うというような内容のものでした。これは,B.エクレストンFIA名誉会長の発案といわれるもので,イギリスGPからこの方法がとられるだろうというのが大方の予想でした。あたかも,日本のプロ野球が某チームの某オーナーが言うとおりに決まっていく(その結果,日本のプロ野球は年々衰退していってます)のと同じように・・・。ところが,FIAのF1委員会において,この予選方式の案はあっさりと否決されてしまいました。その原因の一つは,弱小チームの反対があったからのようです。というのも,現在の予選方式だと,1台1台コースインしてタイムアタックをしますから,全てのマシンがテレビ等にしっかりと映ることになります。となれば,スポンサーにとって投資する価値が出てくることになります。しかし,全てのマシンがコースインする今回の予選方式だと,どうしても上位のチームに視線が集まり,弱小チームにとってはスポンサーが集まりにくくなるという危険性が伴うわけです。現在の予想では,今シーズンいっぱい現行の予選方式でいくものと思われます。


2004・6・29
☆マンセル復活(F1)
○1992年のチャンピオンN.マンセルが,F1マシンを駆ることが決まりました。とは言っても,レースに復活するわけではありません。7月6日(火)にイギリスで開かれるストリートイベントで,ジョーダンのマシンであるEJ14を走らせるものです。ご存知のようにジョーダンはイギリスのチームですし,マンセルはイギリスを代表する,そしてイギリス人に愛されたドライバーです。1970年代のF3で共に走行したという縁もあって今回の話となったようです。ちょっと昔のF1ファンにとっては,堪えられないイベントとなることでしょう。


2004・6・28
☆変更(WGP)
○年々スピードが上がり,安全上の問題が懸念されていたWGPですが,この度レギュレーション変更の話し合いが持たれ,以下のことが決定しました。
(来年から)
 ・燃料タンクの構造に防火化を義務付ける
(再来年から)
 ・最大排気量を900ccとする(現行は990cc)
 ・マシンの最低重量
   2気筒 133.0kg (現行135kg)
   3気筒 140.5kg (現行135kg)
   4気筒 148.0kg (現行145kg)
   5気筒 155.5kg (現行145kg)
   6気筒 163.0kg (現行155kg)
   楕円ピストンは禁止


2004・6・27
☆逆転(WGP)
○第6戦オランダGPの決勝が行われました。MotoGPクラスは,2番グリッドからスタートしたホンダのS.ジベルナウが好スタートを切ってトップに浮上。ポールからスタートしたヤマハのV.ロッシは,2番手でジベルナウを追走する形となりました。そして,最終ラップにロッシが抜き返し逆転でチェッカーを受け3連勝を飾りました。ランキング争いでは,ロッシとジベルナウが同ポイントとなり,勝利数でロッシが上回っていますので,こちらの面でもロッシが逆転でトップに躍り出ました。日本人はあまり振るわず,阿部典史の11番手が最高位でした。カワサキに復帰以来最高グリッドをもたらした中野真矢は,残念ながら7周目でリタイアに終わっています。また,今季最高グリッドの6番手からスタートした125ccクラスの宇井陽一も,7周目にエンジントラブルでリタイアとなっています。


2004・6・26
☆圧倒的(WGP)
○オランダGPの予選2日目が行われ,MotoGPクラスは,ヤマハのV.ロッシが昨年のポールタイムを1秒以上上回る速さを見せ,今シーズン3回目のポールポジションを獲得しました。この速さは,2番グリッドを獲得した僚友のC.チェカに0.682秒差をつけています。3番手には,予選初日に最速タイムだったホンダのS.ジベルナウがつけています。今回の予選は,ロッシが抜群を速さを見せただだけでなく,予選上位4台中3台がヤマハのYZR−M1でしたから,圧倒的にヤマハのペースといえるでしょう。日本人勢では,カワサキの中野真矢が今シーズン自己最高となる5番手のタイムをたたき出しました。この5番グリッドは,カワサキにとってGPに復帰してからの最高グリッドでもあります。なお,125ccクラスでは,唯一の日本人フル参戦ライダーである宇井陽一が6番手のタイムを出しましたが,これは彼にとって今シーズン自己最高グリッドとなります。


2004・6・25
☆レインマイスター(WGP)
○第6戦オランダGPの予選1日目が行われました。通常のレースは日曜日に決勝が行われますが,オランダGPは伝統的に土曜に決勝が行われます。キリスト教の「日曜は安息日」という考え方から来ています。そのため,木曜日が予選1日目となるわけです。この日は生憎の雨となり,厳しいコンディションの中での走りとなりました。そのような中,MotoGPクラスの暫定ポールを獲得したのは,ウェットコンディションを得意とする,現在ランキングトップのS.ジベルナウでした。さすが「レインマイスターの面目躍如」といった感じでしょう。彼を5ポイント差で追うV.ロッシは,暫定の7番手となっています。日本人勢は,プロトンKRの青木宣篤の暫定14番手が最高でした。なお,舞台となっているアッセンサーキットは,今年エスケープゾーンを広げたり,新しく縁石を設置したりして安全性を強化しています。


2004・6・24
☆2台体制(Fポン)
○野田英樹がオーナー兼ドライバーを務めるTeam MOHNから発表があり,今季JGTCに参戦している山西康司が同チームから参戦することになりました。ただし,残りのレース全てではなく,第4戦,第5戦,第8戦の3レースとなっています。これまでは,野田一人しか出場してないため,どうしてもデータ不足に陥りがちでした。2台体制となれば,当然データがその分取れますし,山西は力のあるドライバーだけにポイント獲得も期待できます。昨シーズンの開幕戦以来ポイント獲得がない同チームだけに,山西に期待する部分が大きいかもしれません。


2004・6・23
☆欠場か(F1)
○先日行われたアメリカGPにおいて,時速320kmを超えるスピードで壁に激突し,自力でマシンから脱出できないほどのアクシデントに巻き込まれたR.シューマッハが,場合によっては次戦フランスGPを欠場するかもしれません。チームによると,その決断はラルフ自身に委ねられているということです。ラルフは,検査を受けて大きなダメージがないことが分かり,現在は退院して自宅に戻っています。2週間のインターバルがありますから,その間の状況で出場の有無を決断することになります。もし欠場となった場合,テストドライバーであるM.ジェネが代役で出場するものと思われます。ところで,ミシュランによると,彼のクラッシュは他のマシンのパーツを拾ってしまってのパンクが原因だとのことです。


2004・6・22
☆鎖骨(BSB)
○イギリスのブランズハッチサーキットにおいて,第7戦の決勝が行われました。「鈴鹿300km」において鎖骨を骨折し,第6戦を欠場した加賀山就臣がこの大会から復帰しました。その復帰第1戦の第1レースは,その加賀山がポールからスタートしました。このレースでの勝者は,これまた鎖骨を骨折しているJ.レイノルズでした。加賀山は,スタートで失敗し4位でチェッカーを受けました。第2レースは,かつてWGPで活躍したロン・ハスラムの息子であるL.ハスラムがシーズン初優勝を決めました。加賀山は,3位表彰台に立ちました。もう一人の日本人フル参戦ライダーである清成龍一は,思うように力を出すことができず,18位&20位というように2レースともノーポイントに終わっています。スポット参戦した芳賀紀行は,第1レースがトラブルによるリタイア,第2レースはキャンセルという結果でした。この大会への参加は,少しでもデータを取るためのものでした。予選を走りこんである程度データをとることができ,雨となったこの日の決勝レースは無理をしないことにしたためキャンセルという道を選んだようです。


2004・6・21
☆琢磨おめでとう!(F1)
○第9戦アメリカGPの決勝が,インディ500の行われるインディアナポリス・モータースピードウェイで行われました。今回のレースは,スタート直後の1コーナーで多重クラッシュが発生し,セーフティーカー(SC)がいきなり導入されるといった荒れたレースとなりました。ウィリアムズのR.シューマッハが,なかなかコックピットから自力で出ることができないような激しいクラッシュ(幸いにも大事には至らなかった模様です)を演じ,2回目のSC導入もありました。その際,各車ピットインしたのですが,なぜかBARは入らず,通常走行の時にピットイン。そのため順位を大きく下げることとなりました。それからが圧巻。佐藤琢磨は,フェラーリをも上回るタイムを連発して順位を挽回し,最終的には3位走行中だったルノーのJ.トゥルーリとテールトゥーノーズのバトルを制し,見事自力で3位表彰台を獲得しました。日本人の表彰台は,90年の日本GPにおいて鈴木亜久里が獲得して以来14年ぶりの快挙です。なお,完走わずか9台というサバイバルレースを制したのは,やはりフェラーリのM.シューマッハでした。2位に僚友のR.バリチェロが入り,3戦連続,シーズン5回目のフェラーリによるワンツーとなりました。また,8位にミナルディのZ.バウムガルトナーが入り,自身初ポイント,チームとしても2年ぶりのポイント獲得となりました。


2004・6・20
☆仲良く(F1)
○第9戦アメリカGPの予選が行われ,フリー走行から予選の1回目までほとんどのセッションでトップタイムをマークしたフェラーリのR.ベリチェロが,グリッドを決める予選2回目も好調な走りを見せ,今季初となるポールを獲得しました。2番手には,現在ランキングトップのM.シューマッハがつけています。フリー走行でいきなりクラッシュ劇を演じ,思うようにタイムを出せていなかったBARの佐藤琢磨が,徐々にマシンを仕上げていった成果が出て,見事3番グリッドを獲得しました。4番手には,僚友のJ.バトンがつけています。今回の予選は,1列目がフェラーリ,2列目がBAR,3列目がウィリアムズというように僚友が仲良く並んだグリッドとなっています。

☆堅実に(JGTC)
○マレーシアのセパンサーキットで第3戦の決勝が行われ,GT500クラスでは,予選13番手からスタートしたデンソーサードスープラのJ.デュフォア&A.クート組が堅実な走りを見せ,見事逆転で勝利を挙げました。気温33度,路面温度44度という大変厳しい条件の中でのレースだけに,各所でトラブルが発生するレースとなりました。それだけに,この堅実な走りが勝利を呼び込んだといえるかもしれません。GT300クラスは,今シーズンから新型のRX−7(市販車は既に販売しなくなっていますが・・・。ただし,数年後に復活するという噂もあります。)を投入しているRE雨宮の山路慎一&井入宏之組が,28周までピットインを引っ張ってトップに浮上し,見事マレーシア戦2連覇を達成しました。


2004・6・19
☆一日早く(JGTC)
○通常のレースは,土曜に予選,日曜に決勝というパターンですが,2年ぶりの開催となるマレーシアのセパンサーキットでのレースは,金曜に予選,土曜に決勝という形をとっています。その金曜に行われた予選は,1回目がウェット,2回目がドライという難しいコンディションの中で行われました。そのような中,チェッカー直前に最速タイムをたたき出したカルソニックIMPUL ZのB.トレルイエ&井手有治組がGT500クラスのポールを獲得しました。2番手は,わずか0.007秒差でWOODONEトムススープラの土屋武士&M.アピチェラ組でした。GT300クラスは,ウェートハンディのないのを活かしたエンドレスダイシンアドバンZの木下みつひろ&星野一樹組がポールを獲得しました。


2004・6・18
☆共同研究(F1)
○今季好調のルノーと,航空宇宙産業でトップクラスのボーイング社との間で協定が結ばれました。今回のコラボレーションは,スポンサー関係というものではなく,どちらも先進的な技術が要求される分野だけに,テクノロジーに関する提携関係を結ぶものです。飛行機などで数々の先進的技術を擁するボーイング社だけに,ルノーにとってはチーム力向上にさらに前進することが期待されます。
また,マイクロプロセッサーの世界的企業であるAMDと,ザウバーとの間で提携関係が結ばれました。こちらもスポンサー関係というものではなく,共同研究を中心とするものです。こちらの共同研究は,主に風洞実験に関する研究のようです。空気との闘いを強いられるF1だけに,この風洞実験というのはますます重要性が高まっています。それだけに,世界有数のコンピュータ技術が供給されることになるわけで,ザウバーにとってはマシン開発の上で大きな進歩を遂げることができるかもしれません。


2004・6・17
☆手術(WGP)
○ヤマハのM.メランドリは,カタルニアGPで3位に入り,最高峰クラスにステップアップして初の表彰台を獲得しました。この表彰台は,MotoGPクラスの最年少記録でもあります。そのメランドリですが,腕の血行が悪く,だんだん腕や指が思うように動かなくなるいわゆる「腕上がり」という症状に苦しんでいました。かの天才と呼ばれたF.スペンサーも,この現象により思うような走りができず,WGPからの引退を決断せざるを得なくなったという歴史がありました。これまでは何とか我慢しながらの走行を続けていたわけですが,年々パワーが増すMotoGPマシンに対応するため,手術することを決断し,レースが終わって以降もスペインに滞在しています。次のオランダGPには出場する予定のようですが,術後ということで苦戦が予想されます。しかし,その次のリオGPからは,本来の走りを見せられるかもしれません。


2004・6・16
☆再び(WGP)
○先日の日曜日に決勝が行われたカタルニアGPですが,多くのチームはそのままカタルニアサーキットに残り,合同テストが行われました。各チームとも,次戦オランダGPや今後のレースに向けて各種のテストメニューをこなしていきました。ドゥカティは,「ツインパルス」と呼ばれている新型エンジンのテストを行いました。当初は,信頼性等の心配があったため,オランダからの投入は見送る予定でした。しかし,テストで好感触を得たため,オランダから使用する可能性が出てきたようです。ヤマハは,新しいスイングアームのテストを行いました。カタルニアGPでは,ホンダをしのぐ好結果が出ただけに,マシン開発にもますます勢いがついてきているのかもしれません。ブリヂストン陣営は,テストライダーである伊藤真一も加わってテストを行いました。カタルニアGPでは,中野真矢がカワサキにとっての今シーズン最高となる7位をゲットしましたが,玉田誠はタイヤトラブルからリタイア。その前のイタリアGPでは,両者ともにタイヤのトレッドが剥離してリタイアという結果だっただけに,今回のテストは重要なものでした。ところが,再び同様のトラブルが玉田に発生したため,ホンダ,カワサキのBS陣営は念のためにテストを中止しました。


2004・6・15
☆失格(F1)
○シューマッハ兄弟のワンツーフィニッシュでチェッカーが出たカナダGPでしたが,レース後に行われた車検の結果,リザルトに変更が出ました。ウィリアムズとトヨタにブレーキの冷却装置のダクトでレギュレーション違反が見つかったというのです。ウィリアムズはダクトのサイズがレギュレーションより大きく,トヨタは位置がレギュレーションを超えていたという内容です。裁定に対して提訴する手段があることはあるのですが,両チームとも裁定を受け入れました。トヨタについては,提訴というところまで行きかけたようですが,既に提訴の受付時間を過ぎてしまっていたということがあったようです。この裁定により,両チームともに失格となりましたから,リザルトもずり上がる形となりました。4位でチェッカーを受けたBARのJ.バトンが3位に上がり,この結果3位内入賞が8戦中6戦ということになりました。今シーズン初めて一旦は表彰台に上がったR.シューマッハですが,それもふいになってしまい,つきに見放された感じのシーズンを象徴しているようですね。


2004・6・14
☆13年ぶり(ルマン)
○世界3大レースの一つ「ルマン24」の決勝が行われました。レースは,予想通りアウディ勢の争いとなりました。その中で15時間を過ぎたところでトップに浮上した「チーム・ゴウ」が逃げ切り,悲願の優勝を飾りました。日本チームの優勝は,91年にマツダが優勝して以来13年ぶりとなります。ドライバーとしては,T.クリステンセンが5年連続優勝(!)で,しかも個人最高タイの通算6勝目を挙げました。また,荒聖治が,95年の関谷正徳以来の日本人ウィナーとなりました。今回のチームゴウですが,序盤に電気系トラブルで24位まで順位を落とし,その後は速いラップタイムを刻みながら追走。トップに躍り出た後も,パンク,エンジンのミスファイア,火災といったトラブルに遭いながらも粘り強く走り続け,ライバルたちのトラブルなどもあって,今回の栄誉を獲得しました。なお,今年もオールジャパンで臨んだKONDOHレーシングですが,ピット作業中にギアボックス内のベルハウジングにクラックを発見。懸命の修復を試みましたが,かなり時間を要することから近藤真彦監督の判断によりリタイアとなりました。

☆連勝(WGP)
○カタルニアGPの決勝が行われ,MotoGPクラスは,地元スペインのS.ジベルナウと,前戦のイタリアGPで母国優勝を飾ったV.ロッシとの間で激しいバトルが展開されました。何度も順位を入れ替えながらレースは進行し,残り2周目でトップに立ったロッシがそのまま逃げ切り,今季3勝目を挙げました。ヤマハの連勝は,00年にG.マッコイが達成して以来となります。今回のレースは,ヤマハの復調,ホンダの不振が浮き彫りとなりました。昨年だと,トップ5をホンダが独占しても珍しくはない状況でしたが,今回のレースはトップ5中の1,3,4位をヤマハ勢が占めています。それに対してホンダワークスであるレプソルホンダは,2台揃ってリタイアと昨年では考えられない結果となっています。日本人では,玉田誠が3位争いに絡んでいましたが,2戦連続のリタイアとなり,カワサキの中野真矢の7位が最高でした。ワイルドカードで参戦しているモリワキのA.ピットは,何と14位でチェッカーを受け,悲願のポイント獲得(2ポイント)となりました。

☆逆転勝利(F1)
○カナダGPの決勝が行われ,自身今季ワーストの6番グリッドからスタートしたフェラーリのM.シューマッハが,他のマシンが3ストップする中で2ストップ作戦を敢行し,見事逆転で勝利を収めました。彼の優勝は今季7勝目で,自身が持つ通算勝利記録を77とさらに伸ばしました。2位にはウィリアムズのR.シューマッハが入り,2年連続兄弟でのワンツーフィニッシュとなりました。日本人期待のBAR勢ですが,J.バトンが4位に入ってポイントを獲得したものの,佐藤琢磨は今回もエンジンブローの憂き目に遭いリタイアとなりました。今回のレースには,エンジンブロー対策を施したエンジンを持ち込んでいただけに,3戦連続エンジンブローという結果に関係者は頭を痛めていることと思われます。
(この記事は,正式結果が出る以前のものです。)

☆初優勝(R2−1)
○第4戦の決勝がツインリンクもてぎでおこなわれ,最高峰のJSB1000クラスは,2番グリッドからスタートしたホンダの井筒仁康がファーステストラップを刻みながらトップを快走し,2位に入った山口辰也に11秒以上の大差をつけてトップでチェッカーを受けました。井筒の優勝は,ホンダに移籍してからは初となります。なお,250ccクラスは,高橋裕紀が勝利し2連勝を飾りました。また,ST600クラスは,安田毅史がうれしい初優勝を飾っています。125ccクラスは,ベテランの仲城英幸が今季初優勝しています。

☆3勝目(SBK)
○第6戦イギリス大会の決勝が行われ,第1レースでは,唯一の日本人フル参戦ライダーである芳賀紀行がC.バーミューレンとの激しいバトルを展開し,最後の最後で見事逆転勝利を収め,今季3勝目をゲットしました。ただし,第2レースは,バーミューレンに逃げ切られて惜しくも2位でチェッカーを受けました。


2004・6・13
☆兄弟で明暗(F1)
○第8戦カナダGPの予選が行われ,ウィリアムズのR.シューマッハが,予選1回目・2回目ともにトップタイムをマークしてポールを獲得しました。今季不振のウィリアムズですが,ポール獲得は今季初です。それに対して,今季絶好調のフェラーリですが,現在ランキングトップのM.シューマッハは今季のワーストグリッドである6番手に終わり,兄弟で今季最高&最低と明暗を分ける形となりました。表彰台の期待がかかるBARの佐藤琢磨ですが,フリー走行でトップタイムをマークしたりして好調ぶりをアピールしていました。ところが,肝心の予選2回目で痛恨のスピンを喫し,17番グリッドからのスタートとなりました。例年サバイバルレースが展開されるカナダGPですから,後方のグリッドからスタートしても粘って走る続けるとポイントが見えてきます。しかし,表彰台となるとやはり厳しいのは間違いありません。

☆母国GP(WGP)
○第5戦カタルニアGPの予選2日目が行われ,初日に暫定ポールを獲得していたホンダのS.ジベルナウがこの日も好調で,自身がマークしたサーキットベストをさらに更新するタイムでポールポジションを獲得しました。彼のポール獲得は3戦連続となり,母国GP制覇に向けてますます勢いをつけた感じです。セカンドグリッドは,前戦を制したヤマハのV.ロッシがつけています。日本人の最高位は,玉田誠の9番手でした。予選1日目は予選3番手といい走りを見せていた玉田ですが,予選2日目はタイムを延ばすことができず,結局初日のタイムでグリッドが決定しました。

☆フロントロー独占(R2−1)
○第4戦の予選が行われ,JSB1000クラスは,昨年のST600クラスチャンピオン小西良輝がポールを獲得しました。ステップアップして4戦目で最高峰クラスでは自身初となるポールをゲットしたことになります。2番手には,先日8耐の前哨戦として行われた鈴鹿300kmを制して勢いに乗るホンダの井筒仁康が入りました。3番手に伊藤真一,4番手に現在ランキングトップの山口辰也が入り,ホンダが予選4番手までを独占しました。なお,250ccクラスは,高橋裕紀がトップタイムをマークし,第2戦から3戦連続のポールを獲得しています。


2004・6・12
☆名誉挽回(WGP)
○第5戦カタルニアGPが開幕しました。予選1日目が行われ,MotoGPクラスは,ホンダのS.ジベルナウがただ一人1分42秒台に入るサーキットベストをマークして暫定のポールを獲得しました。暫定の2番手には,同じホンダのM.ビアッジが入りました。暫定の3番手には,ビアッジのチームメイトである玉田誠が入りました。玉田が使用しているブリヂストン(BS)タイヤは,前戦においてタイヤトラブルが発生し,中野,玉田ともにリタイアという憂き目を見ています。特に,中野真矢にいたっては,時速280kmという超高速での転倒を経験しています。この大会を迎える前には,転倒の状況が状況だっただけに,BSユーザーは参加することさえ検討するという状況でもありました。しかしBSは,2週連続開催という悪条件を克服して対策を施したタイヤを開発してきました。その新しいタイヤを使用して玉田が暫定の3位,そして中野が暫定の8位につけていますから,BSとしては名誉を挽回した形となっています。ただし,決勝でも同しようないい結果を出さないと,本当の名誉挽回とはいえないと思います。

☆牙城を崩す(ルマン)
○ルマン24時間の予選2回目が行われ,アウディのJ.デービス&J.ハーバーと&G.スミス組が,唯一3分32秒台に入るタイムをマークしてポールポジションを獲得しました。予選1回目では,トップ5に4台のマシンが入っていたアウディでしたが,2回目に他の陣営も健闘し,3番手にザイテックのマシンが,5番手にペスカロロ・ジャッドのマシンが入り,アウディの牙城を崩した形となっています。日本人としての最高位は,ザイテックのマシンを駆る下田隼成の3番手でした。下田は,元々KONDOHレーシングから参戦する予定でしたが,大会前に他のカテゴリーに専念するということでルマンをキャンセルしました。ところが,ぎりぎりになってザイテックから参戦することになりました。そのKONDOHレーシングですが,1回目の予選よりさらに順位を上げ,7番グリッドからスタートすることになりました。この順位は,童夢勢の中では最上位です。


2004・6・11
☆アメリカ大陸(F1)
○今日から第8戦カナダGPが開幕します。そして,2週連続開催で来週はアメリカGPとなっていて,北アメリカ大陸ラウンドが始まったともいえます。その2つのレース終了後に合同テストが行われる予定なのですが,それに元チャンピオンのJ.ビルヌーブがウィリアムズのマシンを駆って参加するのではないかという噂が出ています。ビルヌーブの復帰については,これまで何度も噂に上がり,そしてその度に噂だけで終わっていますので,今回も「?」という感じがします。しかし,これだけしつこく出るということは,何らかの動きをしていることが十分に予想できます。来季のウィリアムズのシートについては,様々なドライバー候補の名前が挙がっています。その中には,このビルヌーブとともに,裏技としてこれまた元チャンピオンのM.ハッキネン復活の話もまことしやかに囁かれています。中には,「ハッキネン確定」との情報も一部に流れているくらいです。今後の成り行きに注目しておきましょう。


2004・6・10
☆前評判(ルマン)
○世界3大レースの一つ「ルマン24時間」の予選1回目が行われました。レース前からアウディ勢の強さが予想されていましたが,トップ5中4台がアウディというように,予選1回目に関しては予想通りの結果となっています。アウディ以外では,童夢のワークスチームであるレーシング・フォー・ホランドの暫定4位が最高位となっています。オールジャパンで今年も参戦しているKONDOHレーシングは,トップから8秒弱遅れた暫定9位でした。

☆裁定変更(WSS)
○6月2日付のこのページでお伝えしたホンダ勢に対する裁定が覆りました。リアホイールのアクスルシャフトが市販のものではないということで,表彰台に立った3名を含む合計6名に失格が言い渡されていました。ところが,再度審議した結果市販のものと同じということになり,決勝の結果が再び元に戻りました。ということで,唯一の日本人フル参戦ライダーである藤原克昭は,前回の裁定で2位に浮上していたのですが,再び6位に戻ることになりました。なお,ライダーのポイントは復活したのですが,ホンダに対しては届出にミスがあったとして,罰金及び第5戦のコンストラクターズポイントなしという裁定が下っています。


2004・6・9
☆思惑通りには(F1)
○このところヨーロッパからアジアへと開催国が移っていいって入るF1ですが,その大きな原因がタバコ広告です。欧米に比べてアジアはタバコ広告に対して寛容なため,タバコマネーをスポンサーにしているチームが多いレースの世界は,必然的にアジア開催へと目が向いていきます。ところが,その最大の開催国である中国GPは,何とタバコ広告が禁止されることになりました。やはり中国国内においても,タバコ広告に対する目が厳しくなってきているのです。また,2007年に開催される見通しが濃くなっていたインドGPにも,開催に暗雲が垂れ込めてきています。先月行われた選挙で,誘致に積極的だった州長官が落選し,代わって当選した人は,巨額の資金を必要とするGP開催に消極的なのです。インドもアジアにおいて大きな国の一つですから,これまたF1にとっては大きな思惑はずれといえるでしょう。


2004・6・8
☆トレンド(WGP)
○MotoGPクラスの今年のトレンドは,「ビッグバン」と呼ばれる同爆エンジンです。各チームがこの形式のエンジンを続々と投入しているようですが,今週末にカタルニアで行われる第5戦からスズキも同爆の新型エンジンを投入するようです。このエンジンを使うことにより,適切なエンジンブレーキが得られ,スロットルレスポンス及び中速域が改善されるとのことです。ここ数年ほとんどいいところがないスズキですが,タイヤをブリヂストンに変更してやや復活の兆しが見えてきていますが,その傾向にこの新型エンジンがさらに後押しをするのか要注目といったところでしょうか。


2004・6・7
☆雨により PART1(WGP)
○イタリアGPの決勝が,ムジェロサーキットで行われました。MotoGPクラスは,突然の雨で赤旗中断となりました。以前のレギュレーションでは,再開前後のレースの合算のタイムで順位を決めていました。しかし,昨年から次のような新しいレギュレーションに変わっています。再開時のグリッドは,中断前の順位となっています。そして,再開時の順位がそのままレースの順位ということになっています。今回の場合残り6周で再開ですから,わずかそれだけの周回数で順位を決めることになります。中断前までトップを走行していたのは,ヤマハのV.ロッシでした。リスタートで出遅れ,5番手まで順位を下げましたが,残り2周というところでトップの座を奪還。現在ランキングトップのS.ジベルナウとのトップ争いとなりましたが,母国グランプリに燃えるロッシがそのまま逃げ切り,開幕戦に続く今季2勝目を挙げました。日本人では,レース途中に玉田誠が数周にわたってトップを走行するシーンがありましたが,残念ながら途中リタイアとなりました。結局,阿部典史が今季自己最高となる7位でチェッカーを受け,これが日本人最高位でした。なお,ワイルドカードで参戦したモリワキのA.ピットですが,完走わずか17台という厳しいレースの中,最後まで走りきり,順位としては17位でしたが,貴重なデータをチームに提供しました。

☆雨により PART2(Fポン)
○第3戦の決勝が,ツインリンクもてぎで行われました。レーススタート数分前から雨が落ち,レースはこの雨によるタイヤ選択で明暗が分かれることとなりました。スタート時は,全車レインタイヤでした。しかし,徐々にコースが乾き始め,スリックタイヤに替える時期がレースの鍵となりました。まず最初にタイヤ交換を行ったのは,ルーキーの片岡龍也でした。彼のタイムが一つの指針となり,そのタイムを見たA.ロッテラーが,早いタイミングでタイヤ交換。15周目にトップの座に立ちました。途中立川祐路のスピンによりセーフティーカーが導入されましたが,再スタート後もその座を守り続け,自身初となるうれしい優勝をゲットしました。最初にタイヤ交換を行った片岡は,リスタート後に3位走行の井手有治に抜かれてポジションを一つ下げました。しかし,その座を守りきって3位でチェッカーを受け,初ポイント獲得が初表彰台となりました。


2004・6・6
☆炎上(WGP)
○イタリアGPの予選2日目が行われました。MotoGPクラスは,セッション残り9分を過ぎたところでプロトンKRのKu.ロバーツがタイヤバリアに衝突し,マシンが炎上するというハプニングがあったため赤旗中断となりました。彼は,シーズン前のテストでもできたばかりのマシンを炎上させる転倒を喫しています。20分間の中断の後再開し,激しいタイムアタックが繰り広げられましたが,結局予選初日にS.ジベルナウがマークしたタイムを更新することができず,ジベルナウが前戦に続いてのポール獲得となりました。2番手は,自分自身のタイムを大きく更新したN.ヘイデンとなっています。2番グリッドというのは,彼自身の最高位となります。母国グランプリで燃えるイタリア勢は,V.ロッシの3番手が最高でした。日本人では,前日に続いて玉田誠が最高位で,7番手となっています。なお,スポット参戦のモリワキ(ライダーはA.ピット)ですが,ポールタイムから5秒以上遅れはしましたものの,無事予選を通過しています。

☆2戦連続(Fポン)
○ツインリンクもてぎで,第3戦が開幕しました。この日は,天気がよすぎてどんどん温度が上昇。午後から行われた予選2回目の時は,午前中に行われた1回目より厳しい条件となり,上位陣はタイムを更新することができませんでした。その結果,ポールを獲得したのは,前戦に引き続いてR.ライアンでした。2番手には,今季自己最高位となる脇坂寿一が入りました。


2004・6・5
☆イタリア(WGP)
○第4戦イタリアGPが開幕し,予選1日目が行われました。MotoGPクラスは,ランキングトップのS.ジベルナウがサーキットベストを大きく更新するタイムをたたき出して暫定のポールを獲得しました。2番手にはV.ロッシ,3番手にM.ビアッジ,4番手にM.メランドリとイタリアンライダーが暫定の2〜4位を占めています。日本人では,フリー走行で転倒した玉田誠が暫定の8位につけているのが最高です。ところで,イタリアGPといえば,これまでもイタリア人ライダーがこの大会限定のカラーリングで登場してきました。その中にはメランドリがスパイダーマンの格好で出場したことがありますが,その多くはイタリアンカラーになったものでした。今回は,ビアッジのツナギが白を基調としたイタリアンカラーで出場しています。

☆入れ替わり(BSB)
○第6戦がスラクストンで開幕します。今回の大会から,第4戦で転倒して鎖骨を骨折し第5戦を欠場した清成龍一が復帰します。ところが,先日行われた「鈴鹿300km」のフリー走行で転倒し,鎖骨を骨折した加賀山就臣が,清成と入れ替わるようにして欠場となります。


2004・6・4
☆ドライバーチェンジ(ルマン)
○マッチこと近藤真彦がオーナー兼監督を務めるADVON KONDOH RACINGよりルマン24時間への出場ドライバー変更について発表がありました。道上龍&加藤寛規&下田隼成のラインナップで出場する予定でしたが,第3ドライバーの下田から「他レースに専念したい。」という申し出があり,彼の将来を考えてこれを受理。彼に代わって出場するのは,昨年のルマンで同チームから出場した福田良に決定しました。今シーズンの福田は,活躍の場を以前F3でチャンピオンを獲得したことのあるフランスに変更。「ワールドシリーズ・バイ・ニッサン」へフル参戦中です。

☆どこでも(F1)
○F1は,イギリスのシルバーストンとイタリアのモンツァの両サーキットで並行して合同テストを行っています。その2日目は,イギリスでBARの佐藤琢磨が,イタリアでBARのテストドライバーA.デビッドソンがトップタイムをマークし,今シーズンの絶好調ぶりをアピールしました。イギリスのテストはタイヤを,イタリアのテストはカナダGPに投入する予定の新エンジンを中心に据えているようです。そのどちらもでトップタイムをマークしているわけですから,BARの勢いはまだまだ続きそうな気配です。


2004・6・3
☆新型エンジン投入(WGP)
○「キングケニー」ことK.ロバーツ・シニアが率いるプロトン・チーム・KRが,今週末にムジェロサーキットで開幕するイタリアGPから新型エンジンを投入することが明らかとなりました。このエンジンの特徴は,点火時期をこれまでと変わった「同爆」となったもので,いわゆる「ビッグバン」と呼ばれるものです。こうすることでエンジンブレーキやスロットルレスポンスの改善につながり,ライダーにとってコントロールしやすいマシンへと変化するといわれています。正式な発表はありませんが,ヤマハのYZR−M1もこのビッグバンエンジンを使っているのではないかという噂になっています。2ストローク500ccエンジンの時もこのビッグバンエンジンが流行し,それまで扱いにくかったハイパワーマシンが比較的乗りやすくなったという歴史があります。年々パワーが強大化してきているMotoGPクラスですから,この傾向にますます拍車がかかるのかもしれません。


2004・6・2
☆シェイクダウン(F1)
○イギリスのシルバーストンサーキットでフェラーリ,ルノー,BAR,ウィリアムズ,マクラーレン,ジャガー,トヨタの7チームが集まって,合同テストが行われています。今回のテストで注目を集めているのが,今季全くいいところのないマクラーレンです。今季型マシンであるMP4−19は,先日ドイツで行われた第7戦で,メルセデスの母国にもかかわらず2台揃ってエンジンブローによりリタイアという惨敗を喫しています。こうした不振を打破するため,今回のテストには,7月4日に決勝が行われるフランスGPから使用されるという「MP4−19B」という改良型マシンを投入しています。初日のテストは生憎のウェットコンディションとなりましたが,ステアリングを握ったK.ライコネンは,ルノーのF.アロンソに次ぐ2番手のタイムをマークしました。雨のため予定されたプログラムを消化仕切れていないところはあるようですが,ライコネンは新型マシンに手ごたえを感じたようです。今後更なる開発をするため,木曜日まで全部で3日間にわたって同地でテストを行う予定です。

☆失格(WSS)
○先月の30日に決勝が行われたスーパースポーツ世界選手権第5戦において表彰台及び上位を占めていたホンダ勢にレギュレーション違反(リアホイールのアクスルシャフトが認定されていたものと違うというもの。)の裁定が下り,全部で6台のマシンが失格となりました。これにより,4位でチェッカーを受けたS.シャンボーンが1位に,そして6位でチェッカーを受けた藤原克昭が2位に繰り上がりました。


2004・6・1
☆独占(IRL)
○世界3大レースの一つ,「インディ500マイルレース」の決勝が行われました。この日のインディアナポリスは,雨に翻弄されました。まず,レース開始が2時間遅れ,レース途中では降雨のため赤旗。チェッカーも雨及び霧の影響で180周でレース終了となりました。そのような天候の中,トップでチェッカーを受けたのは,ポールからスタートしたレイホール・ホンダのB.ライスでした。彼の優勝は,インディ初制覇だけでなく,IRLシリーズとしても初優勝となります。また,ホンダとしても,インディ500初制覇ですし,ポールポジション自体も初となります。また,2位〜4位にはアンドレッティ・グリーンレーシングのマシンが入っています。結局ホンダエンジンは,上位7台を独占するという満足いく結果を収めています。日本人ドライバーは,優勝したライスのチームメイトであるスポット参戦のロジャー安川が10位に入り,2年連続のトップ10フィニッシュとなりました。松浦孝亮は11位,高木虎之介は19位でした。ところで,雨やイエローコーションの影響でレースの時間がどんどん延びてしまったため,この日開催されるNASCARにもエントリーしていたR.ゴードンは,レース途中でB.レイジアとドライバーチェンジし,ヘリコプターでコースを後にしました。箱型マシンによる耐久レースでのドライバーチェンジというのはありますが,フォーミュラカーでの交代というのは何とも珍しい話ですね。