初体験[2001]

ドラマ「初体験」を見ていて、ふと笑いたく無くても笑える初体験を思い出したので
知りたくなくても読んで行け

ちなみに表現に適当な語句が無い場合、そのまま表現するので不快な思いをしそうなら読まない方が賢明です。


男性にとって、女性の体ってのはホントに神秘的なものです。
実際はそうでもないんだけどね


一般家庭に育った男性にとって筆卸はすっごく重要なこと。中学生頃からエロ本を参照に日々イメージトレーニングしておき、その日を迎えることとなるのが一般的だ。その日を迎えた日には、そりゃ本当の大人になった気分でしょうよ。その後1週間はオカズに困らない程の印象を受けるのが普通でしょう。


私の幼少時代、実家がラブホテルだったんです。


いたるところにエロ本、ゴムが見当たる普通では考えられない環境。友達にとっては私の家に遊びに来るのはまさにパラダイスに行くことと同じだったはず。かなり刺激が強かったと思われる。ところが当の本人はとゆうと、物心付いた時にはすでに周りには裸体の写真。右向けばコンドーム、左向けばエロ本、振り返ればエロビデオな環境。

おまけにそのビデオは無修正ときたもんだ。お客さんが帰った後の掃除の手伝い。使い終わったゴムの処理。性への目覚めなんてホントに自覚する間も無く魔の入り口を開放って感じです。

ゆえに、当時の私は、言わば性のイメージリーダー


そんなこんなで、恋愛の入り口を通り越した部分を知り過ぎたため、恋愛自体に興味が無かった私も何時の間にか筆卸の時が来ました。

まぁ、相手は当時の彼女なんですけど。その当時の私よりもはるかに経験豊富なSさん。私はとゆうと、性の英才教育を受けてたとはいえ、他のラブホに入るってのは生まれて初めてのこと。入り口で足はガクガク、体はブルブルと緊張のため震える始末。

しかしながら、一歩部屋に入るとピタッと止まり、全く持って普通。何て言うのかな?

生まれ故郷に帰ったって感じ?

経験豊富なSさんとはいえ、ラブホに住んでたことはないでしょう。

もはや、ここからは私のペースです。
それまでにばら撒いていたトラップとゆう名の点と点を繋ぎ線としてムードを醸し出す
壮大な雰囲気作りにSさんもメロメロ。世界でも上位にランクインするエロ本読破で得た
綿密なタクティクスをバックにベッドイン。丁寧な前戯を終え今正に筆卸の時。
時刻は12月25日の終わりを告げようとしていた。


ぐぅ・・・


ん?


ぐぅ・・・・・・・


はっはっは。私の丁寧な前戯で気持ち良くなり過ぎたSさん。

って、寝てるじゃねーかォィ!

どうしてこんな大事な場面でもネタまみれなんですか?(泣)


結局、優しい私はそのまま寝かせてあげましたけどね。
翌日仕切りなおしで終了しましたけど、同じホテルの同じ部屋でね。


つまり、かかった費用は2倍なわけです。


感動は2分の1だったがな