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・第16回作品 平成19年12月23日 |
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年内最後のいけばなは例年通り新年のお花として若松と万年青を活けこみました。
写真の若松は左相形と右相形という対称の活け込みです。お寺などで両側に飾る時にはこの活け方を行いますが、床の間などに飾る時は、光が差し込む方向や、床の位置によって活け方を変えます。
写真下は万年青の七五三という活け方です。昨年通りです。
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・第15回作品 平成19年11月25日 |
テーマ 盛り花(自由花風に)
花材 素馨(そけい)、アンスリウム、トルコ桔梗、カンガールポー、デンファレ
葉物 セローム |
今回は盛り花ということですが、「基本に拘らず自由に活けて下さい」ということでした。他の生徒さんはすいすいと活けていたのですが、私は表現がへたなのか自由花だと逆に難しくなってしまい、結局は盛り花の基本に添って活けました。まだまだ経験不足ですね。
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・第14回作品 平成19年10月28日 |
テーマ 盛り花
花材 珊瑚水木(さんごみずき)、トルコ桔梗、クルクマジンジャー、リュウ化デンドロ、デンファレ
葉物 クロトン |
今回は再び盛り花です。花材が豊富なので、生徒さんは皆表現豊かないけばなとなりました。自由花に近い盛り花というところでしょう。
どの作品を載せるか迷いましたが、トルコ桔梗の使い方が上手な(笑)私の作品を載せてしまいました。でも写真だと鮮やかさや立体感が伝わらないのが残念です。
いけばなは難しいけど、上手に活けられた時はかなり嬉しいですね。
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・第13回作品 平成19年9月23日 |
テーマ 格花
花材 菊 (白・赤・黄)
剣山にて |
格花には主位と客位があり、床の間の位置(座敷の左右)で活け方が変わります。
写真上は主位の格花で座敷の中で向かって左にある床に供えられます。
下が客位の格花となり、向かって右にある床にはこちらが供えられます。
2つを並べる場合は向かって左に主位の格花を、右に客位の格花を供えます。 |
今回は先生と私で主位と客位の格花を活けました。
また生徒さんで主位と客位で対の方や黄色の主位の方など、みながそれぞれに異なる活け方となりました。
余談
「宅配便さんの手違いでお花が届かない」、やっと届いたと思ったら「主位と客位の菊の長さが違う(赤の菊が短すぎる)」といったハプニングもありましたが、何とか皆無事に活けることが出来ました。やれやれ。
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・第12回作品 平成19年7月22日 |
テーマ 盛り花
主材 とくさ(木賊)
配材 クルクマジンジャー、スプレ菊、スターチス、吾亦紅
葉物 擬宝珠 |
今回は主材となるとくさが5本あったので、華道高野山の基本形である体・相・用の3つにどう組み合わせるかを考えながら、活けていきました。
私に至っては、時間を掛けた割にはどうも上手く活けられず、若い生徒さんたちの感性が少しうらやましく思えました。
夏らしく清々しいお花になりました。クルクマジンジャーがとても映えています。 |
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・第11回作品 平成19年6月24日 |
テーマ 盛り花
主材 石化柳
配材 薔薇、トルコ桔梗、桔梗、撫子
葉物 鳴子百合 |
今回は溜めの効く石化柳を主材に選ばれました。上下の写真を見てもわかるように非常に大きな動きを出すことが出来ます。
色合いとしては薄いピンクにエクローザグリーンで涼しげなお花になりました。
薔薇の勢いが強いのでそれをどうおさめるか、トルコ桔梗をどのように活けるかが難しかったと思います。 |
こちらは深野先生が余った花材で活けられました。
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・第10回作品 平成19年5月27日 |
テーマ 盛り花
主材 ふとい(太藺)
配材 ひまわり ブルーファンタジア アスター(プチファンシーピンク) アスター ブーバルディア LA百合(リトーウェン)
葉物 谷渡り |
今回は主材にふといが選ばれました。茎はまっすぐに伸びていますが、写真の用に折って用いることも可能で、活け方にかなりの幅が出ると思われます。
配材のひまわりがこぶりでおとなしめの色なのでいやみがなく、ブルーファンタジアが幻想的でかなり良い感じでした。
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また今回は講習の前に「ホテル清風」さんのご好意により、ロビーに一杯活けさせていただきました。活けられたのはもちろん深野先生です。
花材
満天星(どうだんつつじ)
芍薬
トルコ桔梗
スプレ菊
オンシジュウム
レザファン
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・第9回作品 平成19年4月22日 |
テーマ 盛り花
主材 躑躅
配材 アリウム・リーキ(アリウム丹頂) あざみ カンパニュラメデューム 薔薇 スターチス
葉物 ドラセナ |
今回は「いけばなの代名詞」とも云われる薔薇を正真(中心に活ける)として組み立てていけました。深紅の薔薇が何ともゴージャス&エレガントな雰囲気に仕上がっています。
余談 いつも先生が主材配材すべて決めて下さるので、今回の主材はつつじだろうと予想を立てていたら見事正解でした。さて来月は何でしょうかね。
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・第8回作品 平成19年3月25日 |
テーマ 盛り花
主材 ウツ木
配材 デンファレ フリージア シンビジウム カーネーション
葉物 はらん(葉蘭)
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今回の主材となるウツ木は非常に動きがあり、それを上手く活かすことが活けるこつでした。
写真は先生の作品です。私は傾斜態という活け方をしたのですが、上手く仕上がりませんでした。 |
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・第7回作品 平成19年2月25日 |
テーマ 盛り花(もりばな)
主材 桃
配材 チューリップ 撫子 スイートピー ソリダスター
葉物 セローム(クッカバラ)
桃の節句にちなんだ春を先取りしたような花材でした。
「桃は一重の薄緋に限るべし」という古伝があり、桃は上巳の節句の花として古くから愛されてきました。 |
今回は、スイートピーの白をどのように活かすか、空間をどう用いるかで生徒さんは悩んでいたみたいですが、今回は何と生徒全員「先生の手直し一切無し」というすばらしい結果に終わりました。
優秀ですね。
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こちら二杯共に先生の作品です。
始めに盛り花を活けた後に、その花材を用いて今度は自由花を活けられました。
上下を見比べていただければ分かると思いますが、活け方一つで随分と印象が変わります。
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