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2012/11/30(金) ☆1人ずつ(MotoGP) ◯昨日は,MotoGP及びCRTクラスのエントリーリストについてお伝えしましたが,FIMからはMoto2及びMoto3クラスについても発表が行われています。Moto2クラスについては,33名が参戦することになるようです。ただし,今回の発表では,元GPライダーで,タディーの愛称で知られる岡田忠之が率いることになっているホンダ・アジア・チーム・タディとESGPの2チームに関しては,それぞれマシンとしてモリワキとFTRを使用することはエントリーシートに登録されていますが,ライダーに関しては未定のままです。先日行われたシーズン終了後のオフィシャルテストでは,最終戦でようやく初ポイントを獲得するといった不運なシーズンを送った高橋裕紀がチーム・タディーのマシンを走らせましたが,現段階ではそのままエントリーというところまではいっていません。Moto3に関しては,32名が参戦することになります。そして,未定のチームはなく,全てのシートにライダー名が入っています。なお,日本人ライダーに関してですが,どちらのクラスも1名ずつで,Moto2クラスは,現段階で中上貴晶の名前のみが入っています。彼に関しては,チーム及びマシンに変更がなく,イタルトランス・レーシングからカレックスのマシンを駆ることになります。チームメイトは,元125ccクラスチャンピオンのJ.シモンです。Moto3クラスは,先日お伝えしたようにカレッタ・テクノロジーから渡辺陽向がホンダのマシンを駆ってフル参戦します。チームメイトは,A.トヌッチです。 |
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2012/11/29(木) ☆エントリーリスト(MotoGP) FIMが,MotoGP及びCRTにおける来シーズンのエントリーリストを発表しました。それによると,MotoGPクラスについては既に各チームから発表があったとおりです。ただ,チャンピオンを獲得したJ.ロレンゾが,チャンピオンナンバーの"1"ではなく,彼の定番である"99"を使用することになっています。CRTクラスについては,今回新たに分かったこともありました。その中の1人が,今シーズンBSBでランキング5位につけたM.リバティーが,ポール・バード・モータースポーツからフル参戦することになりました。また,既に青山博一がアビンティア・ブルセンスからフル参戦することは明らかになっていましたが,今回の発表を見ると,使用するマシンがただ単にFTRとなっています。同チームは,今シーズンはFTRのシャーシにカワサキのエンジンを搭載したマシンを使用していました。来シーズンそれと同じ仕様のマシンを使うことになっているNGMのC.エドワーズは,今回のエントリーリストで"FTRカワサキ"となっているのに,青山とチームメイトとなるH.バルベラのマシンについては,先ほど記したようにただ"FTR"となっています。ホンダの支援を受け続けてきた青山は,どうやら来シーズンもその点については変更がないような感じです。MotoGPクラスは実質的にメーカーの争いがありますが,CRTクラスに関しては,使用するエンジンのタイトル争いはありません。ですから,ホンダの支援を受ける青山が,カワサキのエンジンを搭載したマシンを走らせても特に問題となることはありません。とはいえ,全く違和感がないわけではありませんから,もしかしたらCBR1000RR用のエンジンに変更となるといったサプライズが今後起きるかもしれませんね。今回発表されたエントリーリストは,以下のようになっています。なお,今回の発表は暫定ですから,今後変更となることがあります。 |
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2012/11/28(水) ☆逆転で(ARRC) ◯ARRC(アジアロードレース選手権)の最終戦が,このところMotoGPの開幕戦の開催地になっているカタールのロサイル・インターナショナル・サーキットで24日(土)に行われました。ARRCの最高峰であるSS600クラスは,最終戦までチャンピオン争いが持ち込まれました。この大会が始まる前は,昨シーズンのチャンピオンであるカワサキの藤原克昭が,今シーズンからARRCに戦いの場を移した元BSBチャンピオンであるホンダの清成龍一を16ポイントもの差をつけていて,藤原断然有利という形で最終戦を迎えていました。ナイトレースで行われた決勝レースは,ランクトップをいく藤原がポールからスタートしました。これだけで考えると藤原が有利な感じがしますが,藤原のコメントによるとどうやら一発出しでのタイムだったようで,彼自身は決勝レースでのアベレージにかなり不安があるようでした。その彼の不安は的中し,レース1での藤原は4位に入るのが4位でチェッカーとなりました。それに対して,藤原にとってチャンピオン争いの対象である清成は,3位につけ手いた時にチームメイトのA.シャー.カマルザマンに2位のポジションを譲ってもらって2位に浮上。そのままのポジションでチェッカーとなりました。この結果,藤原と清成とのポイント差が9となってシーズン最後のレースであるレース2を迎えました。そのレース2では,清成が8周目にトップに立つと,最後までその座を守りきり,2位に4秒以上の差をつけてトップでチェッカーを受けました。それに対して,藤原は思うようにペースを上げることができず,ヤマハの伊藤勇樹にも交わされて5位でチェッカーとなりました。この結果,清成が藤原に逆に5ポイントの差をつけ,大逆転で参戦初年度にチャンピオンを獲得しました。 ARRCにおいて今シーズンから始まったのが,アジア・ドリーム・カップです。これは,CBR250Rのワンメークで行われているクラスで,このクラスでランク上位につけると,来シーズンのMotoGPにおけるMoto3クラスにワイルドカードライダーとして参戦できるトライアウトに参戦できます。MotoGPにフル参戦する大きなチャンスを得る大会ですから,若いライダーにとっては,有意義なものとなるクラスです。このドリーム・カップで最終戦を迎える時にランクトップにつけていたのが,元JRRの125ccクラスチャンピオンである大久保光でした。それを尾野弘樹が追って最終戦を迎えていました。その最終戦ですが,レース1では大久保が5位,尾野が9位となり,大久保が13ポイントに差を広げて最終レースであるレース2を迎えました。そのレース2では,何としてもチャンピオンを獲得したい尾野が3位表彰台を獲得しましたが,ランクトップをいく大久保が4位でチェッカーとなり,その大久保が尾野に10ポイント差をつけて初代チャンピオンに輝きました。 |
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2012/11/27(火) ☆1戦減(MotoGP) ◯先月16日に来シーズンのレースカレンダーがFIMから発表がありましたが,先日新たなカレンダーが発表されました。それによると,前回のカレンダーで第2戦に「未定」という形で組み込まれていたアルゼンチンGPが,来シーズンから開催することを断念することになり,前回より1戦減った全18戦に変更となりました。また,開幕戦となるカタールGPが,前回より1週間開催が下がっています。なお,今回もまだ暫定ということですので,今後さらに変更が加わることがあるかもしれません。 |
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2012/11/26(月) ☆3連覇(F1) ◯最終戦となるブラジルGPが,インテルラゴス・サーキットで行われました。この日は,雨脚が強まったり弱まったりしてタイヤ選択がその度に揺れ,難しいコンディションでのレースとなりました。ドライ用タイヤで走行するのか,インターミディエイトで走行するのかで順位に変動が見られたり,スピンなどのアクシデントが発生したりといういつ何が起こるか分からない状況の中,ウェット路面を得意とするマクラーレン・メルセデスのJ.バトンが終盤に入ってトップに浮上。最後は,アクシデントによりこの日2回目となるセーフティーカー導入となり,そのままレースが終了しました。最終戦まで持ち込まれたタイトル争いですが,ランクトップをいくレッドブルのS.ベッテルが,スタート後の混乱の中でスピンを喫し,何と最後尾まで落ちるという事態に見舞われてしまいました。しかし,混乱するレースの中で徐々にポジションアップを果たしていき,6位でチェッカーとなりました。それに対して,13ポイント差のランク2位で最終戦を迎えたフェラーリのF.アロンソは,チームメイトの援護を受けながら混乱のレースを乗り切り,2位で最終戦を終えました。この結果,わずか3ポイント差でベッテルが逃げ切り,史上最年少での3連覇を飾りました。この日が正真正銘最後のF1におけるレースとなるメルセデスAMGのM.シューマッハは,7位でレースを終えています。ザウバーの小林可夢偉は,9位でチェッカーを受け,ランク12位でシーズンを終えています。 |
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☆シート喪失(F1) ◯最終戦で来シーズンのドライバーについて発表すると事前に伝えていたザウバーが,最終戦ブラジルGPの初日にその発表を行いました。既にフォース・インディアからN.ヒュルケンベルグが移籍することが決まっていましたが,そのチームメイトに小林可夢偉が残留してなるのか,リザーブドライバーを務めているE.グティエレスがなるのか様々な憶測が出ていました。当初は,メキシコの通信関連会社であるテルメックスがスポンサーとして残ることが決まっていましたから,メキシコ人ドライバーであるグティエレスのレギュラードライバーへの昇格が有力視されていました。ところが,最近になって可夢偉自身がシート獲得に自信を見せるコメントを出したりして,どうなるのか分からない状況になっていました。ところが,今回の発表でグティエレスがドライバーに決定し,可夢偉のシート喪失が決定しました。大きなタイトルスポンサーがなかなかつかず,資金不足が大きな悩みとなっているのが中堅及び後方のチームですから,やはりこうした状況がグティエレスの後押しを行ったといえると思います。たとえ表彰台を獲得しようが,ドライバーランク12位につけようが,大口のスポンサーがつきにくい日本人ドライバーにとっては,厳しい状況が続いているといえるでしょう。なお,シート喪失が決定した可夢偉の去就ですが,いくつか噂に上っているチームはあるものの,現段階では未定となっています。 |
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2012/11/22(木) ☆3年連続(F1) ○韓国GPを主催するオーガナイザーから発表があり,今シーズンのイベントの損失が,合計で394億ウォン(約29億8,000万円)に及んだことを明らかにしました。開催初年度となる2010年シーズンが,5000万ドル(約41億円)の赤字でしたから,それよりは赤字幅が減っています。しかし,開催以来3年連続して赤字を計上していることには変わりありません。実際,今年のレースを見ていていても,スタンドに空席が目立っていて,F1文化がまだ育ってきていない印象を持ったのは私だけではないと思います。首都ソウルからおよそ400q離れた霊岩(ヨンアム)にある韓国インターナショナル・サーキットで開催されている韓国GPは,2010年から7年契約および5年の追加オプションと共にスタートしました。スタート以来ずっと巨額の赤字が続いているということで,果たして7年契約を満了できるのかどうか不安視されても不思議ではありません。この点に関してオーガナイザーによると,「長期的にみれば,F1は韓国にそれ以上の利益をもたらし,将来,韓国の自動車産業やその他の新しい産業の発展にも役立つ。」という主旨のコメントを出しているとのことです。なお,来シーズンの韓国GPは,第15戦として10月に開催される予定になっています。 |
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2012/11/21(水) ☆解決(MotoGP) ○Moto3クラスに参戦しているチーム・ラグリッセから発表があり,今シーズンMoto3クラスのランキング3位でシーズンを終えたM.ビニャーレスと契約が成立しました。契約期間は1年間です。今シーズンのビニャーレスは,ブルセンス・アビンティアからフル参戦していました。そして,シーズン終盤には,そのブルセンス・アビンティアとの間で2年間の契約延長まで至っていました。ところが,マレーシアGPでビニャーレス自身がチームへの不信感を理由に突然契約解除を一方的に発表し,それまでランク2位につけていたものの,レースに参加しなかったためランキングを1つ落とすことになってしまいました。チームとの話し合いの結果,次のオーストラリアGPと最終戦バレンシアGPには再び戻ってきましたが,一度は結んだ契約延長は不透明な状態となってしまいました。そして,関係者同士で話し合いの結果,問題が解決に至り,今回の移籍決定となったわけです。ビニャーレスが所属することになったチーム・ラグリッセは,元GPライダーのP.ニエトがスポーティング・ディレクターを務めています。昨シーズンまではスペイン選手権に参戦してきていましたが,今シーズンから新たにMotoGPのMoto3クラスにもフル参戦を開始し,A.モンカヨを擁してFTRホンダのマシンを走らせました。来季に関しては,今季同チームからスペイン選手権にフル参戦した女性ライダーのA.カラスコとビニャーレスというペアで臨むことになりました。マシンに関しても変更があり,FTRホンダからファクトリー仕様のKTMへとチェンジすることになっています。将来が期待されているビニャーレスだけに,契約問題が解決して一段落といったところでしょう。しかし,いくら若さからとはいえ,彼が起こした問題は本来的には決して小さいものではありません。来シーズン以降しっかりと結果を残していかないと,ステップアップしていく段階で何らかの影響が出る可能性があるのではないかと思います。 |
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2012/11/20(火) ☆フル参戦(MotoGP) ○今シーズンから125ccクラス替わって始まったMoto3クラスは,日本人ライダーでフル参戦を果たしたのがTSRホンダのマシンを駆る藤井謙汰のみでした。しかし,来シーズンは現段階で2人になることが決定しました。Moto3クラスに参戦するカレッタ・テクノロジーから発表があり,来季はA.トヌッチと渡辺日向の2人を起用することが決定しました。今シーズンはA.マスボーとJ.ミラーの2人を起用した同チームですが,第8戦ドイツGPでマスボーが2位表彰台を獲得しています。来シーズン所属することになったトヌッチは,2年間にわたってチーム・イタリアFIMからフル参戦してきました。今シーズンに関しては,第2戦スペインGPから16戦にわたって完走を果たし,第15戦日本GPにおいては,3位表彰台を獲得する活躍を見せました。もう一人の渡辺日向は,今季スペイン選手権にフル参戦し,ランキング10になりました。トヌッチが表彰台を獲得した第15戦日本GPでは,ワイルドカードで参戦し,決勝は16位と惜しいところでポイント獲得には至らなかったものの,フル参戦ライダーである藤井謙汰より上位を走る活躍を見せていました。今回の発表により,現段階で来シーズンのフル参戦日本人ライダーは,今年のメンバーに加え,CRTクラスの青山博一,そして今回のMoto3クラスの渡辺日向の2人が名前を連ねることになりました。今後誰がさらにその中に加わることになるのか,気になるところですね。 |
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2012/11/19(月) ☆逆転で(F1) ○2007年シーズン以来となるアメリカGPの決勝レースが,テキサス州の州都オースティンに新たに建設されたサーキット・オブ・ジ・アメリカズにおいて開催されました。その決勝レースは,ポールからスタートしたレッドブルのS.ベッテルと2番グリッドからスタートしたマクラーレン・メルセデスのL.ハミルトンとの間で激しいトップ争いが終盤まで続きました。2位を行くハミルトンは,何度かDRS圏内に入ってベッテルに仕掛けましたが,ベッテルのブロックによりなかなか前に出ることができませんでした。しかし,42周目のバックストレッチでようやくハミルトンがベッテルを交わしてトップに浮上。当然ベッテルが反撃に転じますが,ハミルトンが最後までトップの座を守り,今季4回目となる勝利を収めました。タイトル争いに王手をかけているベッテルですが,その相手となっているフェラーリのF.アロンソが3位表彰台を獲得したため,タイトル争いは最終戦まで持ち込まれることになりました。いまだに来シーズンのシートが決まっていないザウバーの小林可夢偉は,1戦1戦がそのシート獲得に重要な意味を持ちますが,16番グリッドと苦しい位置からのスタートとなり,最終的に14位でのチェッカーとなりました。 |
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2012/11/17(土) ☆いい傾向(F1) 第19戦アメリカGPが,テキサス州オースティンにあるサーキット・オブ・ジ・アメリカズで開幕しました。初日は,午前・午後に1回ずつフリー走行が行われ,ここまでランクトップをいくレッドブルのS.ベッテルが,両セッション共にトップタイムをマークしています。ザウバーの小林可夢偉は,午前が8番手,午後が9番手で初日を終えています。さて,その可夢偉についてですが,つい最近まで来シーズンのシート獲得が非常に厳しい状況に置かれていました。ザウバーに残留するには,多額のスポンサーマネーが必要で,この点はモータースポーツ後進国の日本人ドライバーの最も不利なところですので,ザウバー残留はおろか,F1におけるシート獲得さえ赤信号に近い黄色信号が灯っていました。しかし,ここにきて状況が少し改善される兆しが見えてきているようです。まず,ザウバーの代表を務めるM.カルテンボーンが,ザウバーに残留するのに可夢偉がスポンサーマネーを持ち込む必要はないということを発表したのです。さらに,可夢偉自身も,アメリカGPの会場で語ったところによると,「以前よりも状況は良くなっている」ということです。こうした状況の変化が訪れた要因については,現在のところ明らかになっていません。考えられる要因としては,来季N.ヒュルケンベルグを獲得することが決まったことです。そのヒュルケンベルグは,2014年シーズンF.マッサに替わってフェラーリのシートに座るのではないかと言われています。ザウバーとヒュルケンベルグの契約は,来シーズンのみの1年間となっていますが,これは2014年シーズンを見込んでのもので,フェラーリエンジンユーザーであるザウバーが,フェラーリ側からの要望を受けた結果ではないかともいわれています。そして,要望を受け入れるため,,フェラーリ側から何らかの支援が約束されたのかもしれません。まあ,真相はともかくとして,残りのレースが残留に向け大きな影響を与えることは間違いないでしょうから,いい結果を残すよう頑張って欲しいですね。 |
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2012/11/16(金) ☆契約成立(MotoGP) ○3日間の全日程を終えたシーズン終了後のオフィシャルテストですが,そのテスト期間中に来シーズン以降のことについていくつか発表がありましたが,ここではホンダのサテライトチームの中の2点についてお伝えします。まず,F.グレシーニがオーナー兼監督を務めるホンダ・グレシーニについてですが,イタリアのお菓子メーカーであるサンカルロ社が,2007年シーズンから6年間にわたって同チームのタイトルスポンサーを務めてきました。しかし,その関係は今シーズン限りとなり,新たにイタリアのエネルギードリンクメーカーであるゴー&ファンが同チームの新たなタイトルスポンサーとなることが決定しました。契約期間は,2015年までの3年間となっています。なお,同チームのライダーに関ですが,A.バウティスタがMotoGPマシンを駆ることは決定していますが,ホンダCBR1000RRのエンジンを搭載したCRTクラスのマシンを駆るライダーについてはまだ決定していません。今シーズンそのマシンを駆ったM.ピロは,ドゥカティのテストライダーになることが決定しています。2つ目は,LCRホンダに所属し,今シーズンからステップアップを果たしたMotoGPクラスでランクキング8位を獲得すると共に,ルーキー・オブ・ザ・イヤーを獲得する活躍を見せたS.ブラドルが,同チームとの契約を2年間延長しました。さらに,今季の活躍が認められて,契約延長となった2年間,HRCからファクトリーサポートを受けることも決定しています。 |
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2012/11/15(木) ☆初走行(MotoGP) ○最終戦に引き続いてリカルド・トルモ・サーキットで開催されているオフィシャルテストですが,MotoGPクラスの2日目の走行が行われました。初日は雨によりウェット面での走行となり,走行をキャンセルしたり,周回数をそれほどこなさなかったりしたライダーが何人もいました。2日目は,前日の雨の影響により,午前中はウェット路面だったため,同じように走行を見合わせるライダーがいましたが,午後3時頃になるとドライコンディションとなりました。そのような状況の中でトップタイムをマークしたのは,ここで行われた最終戦を制したレプソル・ホンダのD.ペドロサでした。ちなみに,昨シーズンのこのテストも,ペドロサが制しています。2番手タイムをマークしたのは,ペドロサと同じく前日の走行を見合わせていたモンスター・ヤマハ・テック3のC.クラッチローでした。3番手タイムをマークしたのは,昨年Moto2クラスのチャンピオンに輝き,今シーズンから最高峰クラスにステップアップを果たし,新人としては素晴らしい活躍を見せたLCRホンダのS.ブラドルでした。今シーズンの活躍が認められたブラドルは,来シーズンHRCのフルサポートを受けることが決定しています。来シーズンの目玉の一つである今シーズンのMoto2チャンピオンで,レプソル・ホンダに所属して来季からついにMotoGPクラスにステップアップするM.マルケスは,前日の走行をキャンセルしていたため,自身初となる今季型MotoGPマシンでの走行を午後3時過ぎから開始しました。また,マルケスと同様,来シーズンからステップアップするライダーの一人であるモンスター・ヤマハ・テック3のB.スミスも初走行を行い,それぞれ7番手,11番手タイムで走行を終えています。前日CRTクラスのトップタイムをマークしたアビンティア・ブルセンスの青山博一は,体調不良もあって走行をキャンセルしています。 天候不順のバレンシアでの走行をキャンセルし,2日目は同じスペイン国内にあるモーターランド・アラゴンに場所を変更したヤマハ・ファクトリー・レーシングのJ.ロレンゾとV.ロッシでしたが,この選択は大失敗に終わりました。250qを超える移動距離をこなした同チームですが,そのアラゴンも天候が不良で,走行を開始した直後から雨に見舞われ,ウェットでの走行を強いられることになってしまいました。そのため,予定されていたメニューをこなすことができず,それらは次の2月のテストまで延期することになってしまいました。 |
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2012/11/14(水) ☆テストも(MotoGP) ○前日のMoto2クラスに引き続いて,13日からはMotoGPクラスがシーズン終了後のオフィシャルテストをリカルド・トルモ・サーキットで開始しました。同地が会場となった最終戦のバレンシアGPは,予選日以外は雨に見舞われるという生憎の天候でしたが,この日も同様にウェットでの走行となってしまいました。そのため,チャンピオンを獲得したヤマハ・ファクトリー・レーシングのJ.ロレンゾをはじめ,最終戦を制するとともに,ランク2位でシーズンを終えたレプソル・ホンダのD.ペドロサ,そしてMoto2クラスのチャンピオンに輝き,来季はいよいよレプソル・ホンダから最高峰クラスにステップアップすることになっているM.マルケス,ヤマハのサテライトチームであるモンスター・ヤマハ・テック3のC.クラッチローと来季に同チームから最高峰クラスにステップアップするB.スミスなどはこの日の走行をキャンセルしました。ただし,来季から再びロレンゾのチームメイトになるV.ロッシは,全部で28周走行して6番手タイムをマークしています。そのロレンゾとロッシが所属するヤマハ・ファクトリー・レーシングは,バレンシアの天候不順を受けて,同じスペイン国内にあるモーターランド・アラゴンに場所を移して14日にテストを継続することに決定しています。その移動距離は,およそ260qだということです。さて,この日のトップタイムをマークしたのは,ゴー&ファン・ホンダ・グレシーニのA.バウティスタでした。2番手タイムをLCRホンダのS.ブラドルがマークしました。ちなみに,その両者とも,走行距離はわずか5周でした。3番手タイムをマークしたのが,来シーズンからドゥカティのワークスチームに所属するA.ドビツィオーゾでした。そして,4番手タイムをマークしたのが,アビンティア・ブルセンスから1年ぶりにMotoGPに復帰することになっている青山博一でした。もちろんこれは,CRTクラスの最上位となります。来シーズン青山のチームメイトになるH.バルベラは,最多周回数(42周)をこなして,この日走行したライダーの中では最下位となる14番手タイムで初日を終えています。 |
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2012/11/13(火) ☆新チーム結成(MotoGP) ○リカルド・トルモで最終戦が終わったMotoGPは,例年通り同地にとどまり,来シーズン参戦する予定となっているチーム&ライダーがオフィシャルテストに臨みます。初日はMoto2クラスの走行があり,ランク2位で今シーズンを終えたP.エスパルガロがトップタイムをマークしました。チャンピオンを獲得したM.マルケスが,ホンダのワークスチームであるレプソル・ホンダに所属してMotoGPクラスにステップアップするだけに,来季のチャンピオン候補のトップがこのエスパルガロということになります。 さて,そのオフィシャルテストに合わせる形で,新たなプロジェクトが発表されました。元GPライダーで『タディー』の愛称でお馴染みの岡田忠之が監督を務める『ホンダ・アジア・チーム・タディ』新規に結成され,来季はMoto2クラスにフル参戦することになりました。このプロジェクトは,アジア各地で開催されているレース活動と連携すると共に,将来GPライダーとして活躍しようと頑張っているアジア人のヤングライダーの夢を具体化する目的でチームを設立したもので,ホンダの強力な支援を受けているのはほぼ間違いないでしょう。このところ経済的に発展が目覚ましいアジア諸国ですが,レースにおいても盛り上がりを見せてきています。Moto3クラスにおけるZ.カイルディンをはじめ,JRRのST600クラスにおけるD.クライサルトやC.ポラマイなどの活躍がそのいい例でしょう。また,アジア・ロードレース選手権にカワサキから藤原克昭が,ホンダから清成龍一がフル参戦したことも,アジアにおけるレースの盛り上がり,そして日本メーカーのアジア重視ということが象徴されています。今回の発表によると,マシンはMoto2クラス初年度にチャンピオンマシンとなったモリワキを使用します。ライダーに関しては,正式発表はまだですが,今回のテストには高橋裕紀が参加しています。最終戦でようやくポイントを獲得するという彼自身経験したことがないような不振を極めるシーズンを過ごしましたが,これまでの実績を見れば,元々持っているポテンシャルが高いことは誰しも認めるものです。また,昨シーズンは,サンカルロ・ホンダ・グレシーニに所属してモリワキのマシンを駆った経験も持ちますし,ずっとホンダとの関係を持ってきたライダーでもあります。こうした点を考えると,今回テストに参加した高橋が,このまま正規ライダーとなるのが自然といえるのではないでしょうか。なお,参戦初年度となる来シーズンは,1台体制での参戦ということも発表されています。 |
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2012/11/12(月) ☆初(MotoGP) ○今シーズンの最終戦となる第18戦バレンシアGPの決勝レースが,ウェットコンディションのバレンシア・サーキットで行われました。この日のレースは,このコンディションにより各クラスとも転倒者が続出し,波乱の展開となりました。MotoGPクラスは,ポールからスタートするレプソル・ホンダのD.ペドロサが,ウォームアップランの後にピットインしてマシンをチェンジしたため,ピットスタートすることになりました。ペドロサがグリッドからいなくなったため,実質上ポールからスタートした形になる今シーズンのチャンピオンであるヤマハ・ファクトリー・レーシングのJ.ロレンゾは,そのポジションを維持してトップを走行しました。ところが,14周目に周回遅れを交わそうとした時に転倒を喫してしまい,今シーズン,そして母国GPをリタイアという形で終えてしまいました。それに対して,マシンチェンジを選択したペドロサは,これが功を奏して圧倒的なペースで次から次へと他車を交わしていき,ロレンゾの転倒を受けてトップに浮上。この後もペースは衰えず,最後は2位に37秒以上の大差をつける圧勝で今季7勝目を挙げました。私たち日本人にとっては,何と言っても2位争いが大注目となりました。ヤマハ・ファクトリー・レーシングのB.スピースの代役として今回参戦した今シーズンのJSB1000クラスチャンピオンである中須賀克行は,スターティンググリッド上でタイヤ交換を選択し,これが彼に大きなアドバンテージをもたらしました。16番グリッドからのスタートだったのですが,オープニングラップで11番手まで順位を上げ,さらにポジションアップを果たしていきました。そして,6周目に3位にまで浮上すると,9周目に2位を走行していたモンスター・ヤマハ・テック3のC.クラッチローが転倒リタイアになってしまったため,自動的に2位に浮上。大変スリッピーなコンディションながら高い集中力でこれを乗り切り,見事2位でチェッカーを受け,自身初の表彰台獲得となりました。最高峰クラスにおける日本人の表彰台獲得は,2006年の第8戦ダッチTTにおいて,当時カワサキのエースライダーとして活躍していた中野真矢が獲得して以来となります。こうした記録ばかりでなく,実は今シーズン全てのクラスを通じて誰も日本人ライダーは表彰台に上っていなかったのですが,これは四半世紀を超えるかなり前のこと。中須賀の活躍により,日本人の表彰台獲得記録を維持することができました。3位には,今回の大会がMotoGPにおける自身最後のレースとなるレプソル・ホンダのC.ストーナーが入り,優勝ではなかったものの,表彰台を獲得して有終の美を飾っています。今回代役参戦という形で1年ぶりにMotoGPに帰ってきたアビンティア・ブルセンスの青山博一は,5周目にピットインしてマシンをチェンジし,2周遅れながら13位でチェッカーを受け,見事ポイントを獲得しました。 Moto2クラスは,ペナルティーにより最後尾からのスタートとなったシューターのマシンを駆るM.マルケスが,今シーズンのチャンピオンらしい走りを展開していってどんどんポジションをアップしていきました。そして,残り3周となったところでトップに浮上すると,そのポジションを守り,何と32台抜きで今季9勝目を挙げました。シューターのマシンを駆るJ.シモンは,11番グリッドからスタートしてポジションアップを果たしていき,マルケスに抜かれるまではトップの座を守っていました。そして,今季自己最高位となる2位で最終戦を終えました。4番グリッドからスタートした昨年の125ccクラスチャンピオンで,今シーズンはシューターのマシンを駆ってMoto2クラスに参戦しているN.テロルが,今季自己最高位となる3位を獲得しました。日本人勢ですが,カレックスのマシンを駆る中上貴晶は,フロントローからスタートを切ったものの順位を徐々に下げ,15周目にリタイアに終わっています。今シーズンここまでノーポイントという,シーズン前は誰も予想だにしなかった状態だったFTRのマシンを駆る高橋裕紀でしたが,14位でチェッカーを受けて最終戦にしてようやくポイントを獲得しました。シーズン途中からの参戦となったシューターのマシンを駆る小山知良は,18位でシーズンを終えています。 Moto3クラスは,最終ラップの最終コーナーまでトップ争いが展開し,日本GPを制したKTMのマシンを駆るD.ケントがトップでチェッカーを受け,今季2勝目を挙げました。今シーズンのチャンピオンを獲得している同じくKTMのマシンを駆るS.コルテセが,最後の最後でケントに交わされ,今季15度目の表彰台獲得となる2位でチェッカーとなりました。3位には,同じくKTMのマシンを駆るマレーシア人ライダーのZ.カイルディンが3位に入り,母国GP以来となる今季2回目の表彰台を獲得しました。TSRホンダの藤井謙汰は,難しいコンディションを23位で乗り切りました。その藤井は,結局ポイントを獲得できないままシーズンを終えてしまいましたので,この経験をぜひ来年は活かして欲しいものですね。 |
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2012/11/11(日) ☆3強(MotoGP) ○最終戦バレンシアGPの予選が,前日と打って変わってドライコンディションのリカルド・トルモ・サーキットで行われました。MotoGPクラスは,前戦で転倒を喫してしまい,惜しくもチャンピオンを逃したレプソル・ホンダのD.ペドロサが,サーキットベストを更新する速さを見せ,今季5回目となるポールを獲得しました。ペドロサのポールは,第13戦サンマリノ&リベイラ・ディ・リミニGP以来となります。2番手タイムをマークしたのが,前戦でチャンピオンを決めたヤマハ・ファクトリー・レーシングのJ.ロレンゾでした。今シーズンいつもと言っていいくらい予選・決勝共にトップ3圏内に入っているロレンゾですが,これで10戦連続14回目となるフロントローからのスタートとなります。3番グリッドを獲得したのが,今回が最後のレースとなる前戦の覇者レプソル・ホンダのC.ストーナーでした。最終戦の予選も,今シーズンを象徴するかのように3強がトップ3を独占した形となっています。今大会は2人の日本人ライダーが代役で参戦していますが,まずB.スピースの代役としてヤマハ・ファクトリー・レーシングから参戦している中須賀克行は,16番グリッドからのスタートとなりました。そして,アビンティア・ブルセンスの青山博一は,ブービーとなる21番グリッドからのスタートとなりました。前日とは全くコンディションが違っていたため,代役参戦の2人にはセッティング等なかなか難しかったのではないかと思われます。 Moto2クラスは,カレックスのマシンを駆るランク2位のP.エスパルガロが,予選終盤に転倒を喫してしまいましたが,予選序盤にマークしたタイムがこちらもサーキットベストで,4戦連続今季8回目となるポールを獲得しました。2番手タイムをマークしたのが,前戦でチャンピオンを決めているシューターのマシンを駆るM.マルケスでした。ただし,前日に行われたフリー走行2で他車と接触転倒の原因をつくったとして,そのペナルティにより今日行われる決勝レースは,最後尾からのスタートとなります。3番手タイムをマークしたのが,シューターのマシンを駆るT.ルティでした。日本人ライダー勢ですが,カレックスのマシンを駆る中上貴晶が4番手タイムをマークし,今日の決勝レースは,マルケスのペナルティにより1列目からのスタートを切ることになります。FTRの高橋裕紀とシューターの小山知良は,それぞれ18番手タイム,28番手タイムをマークしています。 Moto3クラスは,カレックスKTMのマシンを駆るJ.フォルガーが,今季2回目となるポールを獲得しました。シューター・ホンダのマシンを駆るM.オリベイラが,自己最高位となる2番グリッドを獲得しています。3番グリッドを獲得したのが,カレックスKTMのマシンを駆るL.サロムで,今季2回目となるフロントローからのスタートとなります。TSRホンダのマシンを駆る藤井謙汰は,トップから3.6秒遅れの33番手タイムでした。 |
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2012/11/10(土) ☆今季初(MotoGP) ○今シーズンの最終戦となるバレンシアGPが,リカルド・トルモ・サーキットで始まりました。初日は,いつものように午前・午後それぞれ1回ずつフリー走行が行われました。MotoGPクラスは,午前がウェット,午後がハーフウェットという難しいコンディションで行われました。フリー走行1は,ウェットコンディションながらどのライダーも走行し,ドゥカティのN.ヘイデンがトップタイムをマークしました。午後に行われたフリー走行2は,ハーフウェットながら,これが最後のレースとなるC.ストーナーをはじめ,A.ドビツィオーゾやS.ブラドルが走行をキャンセル。ドゥカティを除くMotoGPクラスのライダーも,あまりコースに出ないままで走行を終えています。そのような中,この日の総合トップタイムをマークしたのが,CRTクラスにフル参戦し,チームメイトであるA.エスパルガロとこのクラスのランクトップ争いをしているパワー・エレクトロニクス・アスパーのR.ド.ピュニエでした。彼がその日のトップタイムをマークしたのは,これが今季初となります。総合2番手タイムをマークしたのが,同じくCRTクラスにフル参戦しているサンカルロ・ホンダ・グレシーニのM.ピロでした。総合3番手,MotoGPクラスとしてはトップタイムをマークしたのが,フリー走行1でトップだったヘイデンでした。来シーズンを見据え,今回は代役参戦として1年ぶりにMotoGPに帰ってきたアビンティア・ブルセンスの青山博一は,午前はトップから10秒弱の遅れで最下位のタイムだったものの,午後はトップから3.5秒遅れの総合10番手タイムでした。 |
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2012/11/09(金) ☆来季も(JRR) ○MFJから来シーズンのレースカレンダーの発表がありました。それによると,このところ4輪との併催である2&4という形で行われることが多くなってきていますが,来シーズンも同様に3レース組まれています。ただし,大きな違いは4輪の最高峰レースの名称で,今シーズンまでは「フォーミュラ・ニッポン」(FN)という名称ですが,来シーズンからは「スーパー・フォーミュラ」(SF)というように変わります。9月に第7戦として行われるオートポリスでのレースは,これまで通りアジア・ロードレースとの併催となります。具体的なレースカレンダーは,以下の表のようになっています。また,今回のカレンダーは暫定ですから,今後変更される可能性があります。 |
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2012/11/08(木) ☆転身&引退(SBK) ○6日付けのこのページで,今シーズンSBKにフル参戦した元GPライダーで,最後の250ccクラスチャンピオンである青山博一が,アビンティア・ブルセンスからJ.エルナンデスの代役として最終戦バレンシアGPに参戦することをお伝えしました。その際,青山は同チームと来シーズンに向けて話し合いをしていることもお伝えしましたが,この度アビンティアから発表があり,来シーズン青山を起用することが正式に決まりました。今回の代役参戦は,例年最終戦終了翌日に行われているプレシーズンテストを前倒しで行う形になります。ということで,青山はわずか1年でSBKから去り,MotoGPへ復帰することになりました。 それに対して,同じく元GPライダーで,250ccクラスで4回チャンピオンを獲得した経歴を持ち,今シーズンのSBKチャンピオンであるM.ビアッジが,今シーズン限りで引退することを発表しました。そのビアッジは,250ccクラスでチャンピオンを獲得した後,当時の最高峰である500ccクラスにステップアップしました。当時は,若いV.ロッシと最強を誇ったM.ドゥーハンがいた時代です。500cc&MotoGPクラスに参戦したビアッジは,その最高峰クラスで15勝を挙げましたが,残念ながらチャンピオンを獲得するところまでは行かず,2005年シーズンをもってGPを去り,2006年シーズンからSBKへと転身していました。そのSBKでは,スズキのマシンを皮切りに,ドゥカティ,そして現在のアプリリアとマシンをスイッチしてきました。そのアプリリアではワークスマシンを駆っていて,一昨年そして今年と2回SBKチャンピオンを獲得しています。当然3回目のチャンピオンを狙っているものと思っていたのですが,アプリリアからのオファーがあるにもかかわらずなかなか来シーズンのことが発表にならないなと思っていたのですが,彼の中で家族と過ごすことの重要性が大きくなったようで,今回の引退発表へと繋がったようです。ちなみに,今回の発表はイタリアにあるバレルンガ・サーキットで行われたのですが,ここはビアッジがレースを始めた最初の場所。レースのスタートを切った場所が,レースのフィニッシュの場所となったわけです。彼がGPで活躍していたのは,まだ日本GPが鈴鹿サーキットで行われていた頃。私が観戦のため鈴鹿サーキットホテル付近を歩いていた時,その私の目の前を突然ノーヘルでスクーターに乗って(私有地内ですから,道交法違反にはなりません。)敷地内を移動していたビアッジが通り過ぎてびっくりしたことがありました。さらに,別の年には,鈴鹿で最高峰クラスでの優勝を果たし,うれしさとアピールでメインストレートにおいてウィリーをしたのですが,その角度が90度を超えていて,目の前で見ている私たちは転倒するのではないかと一瞬ヒヤッとしたこともありました。今回の引退発表を受け,私自身そうした思い出がよみがえってしまいました。 |
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2012/11/07(水) ☆引退(SGT) ○日本を代表するレーシングカーデザイナーで,「違いのわかる男」(ある程度年齢のいった人でないと分からないフレーズでしょうね)としても名を馳せた由良拓也がFacebookで明らかにしたところによると,GT300クラスに参戦しているレーシングカーである紫電MC/RT-16が,今シーズン限りで正式に引退することになりました。紫電にとっての最後のレースは,来週末に富士スピードウェイで行われるJAF Grand Prix FIJI SPRINT CUPとなります。同車は,北米のグランダムシリーズに出場しているライリーシャシーをベースにして,由良拓也がデザインしたカウルを被せ,エンジンとしてトヨタ製の1UZ-FEエンジンを搭載したマシンです。オールドファンには懐かしい,1970年代から80年代にかけて行われた日本国内で最も人気を博したレースカテゴリーである富士グランチャン(正式には「富士グランチャンピオンシリーズ」)に出場していた中での人気マシンであった"紫電"にその名前が由来しています。ベルノ東海ドリーム28がメンテナンスし,高橋一穂&加藤寛規がステアリングを握って,初年度の2006年シーズンと翌年にはランク2位に輝きました。その後も上位争いに顔を出していきましたが,ここ数年はレギュレーションによる制約が加わってきたため,ここ2年は未勝利に終わっていました。来シーズンはレギュレーションによって参戦自体が不可能になるため,今シーズン限りとなることが確実視されていました。今回の発表によると,使命を終えた紫電は,一般に売りに出すということです。マシンの仕様から,たとえ買ったとしても,出場できるレースが正式なものとしてはありません。マシン本体だけでなく,エンジンを2基,パーツも一式つけての販売となるとのことです。どなたかお金にゆとりのある方は,購入を検討してはいかがでしょうか? |
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2012/11/06(火) ☆復帰(MotoGP) ○来週末は,今季最終戦となるバレンシアGPが開催されます。既に全クラス今シーズンのチャンピオンが決まっていますので,各ライダーが思いきった走りを見せることになりそうです。特に来シーズンのシートが決まっていないライダーにとっては,最後のアピールの場となります。そのような中,この度CRTクラスに参戦しているアビンティア・ブルセンスから発表があり,第15戦日本GPで転倒により左鎖骨脱臼という怪我を負っているJ.エルナンデスの代役として,最後の250ccクラスチャンピオンである青山博一を起用することになりました。その青山は,2009年に250ccクラスでチャンピオン獲得後,2010年にはインターウェッテン・ホンダから,2011年にはサンカルロ・ホンダ・グレシーニからホンダRCVを駆って最高峰クラスにフル参戦しました。しかし,今シーズンはMotoGPでのシートを喪失し,新たな戦いの場としてSBKに転身していました。ところが,チームメイトのJ.レイが優勝争いに加わる走りを展開していたものの,青山はトップ10圏内に入ることさえようやくという状況で,最終的にはランク18位で今シーズンを終え,1年限りでチームを去ることになっていました。ずっとレーサーマシンでのレースをしてきた青山にとっては,やはり市販車ベースマシンでのレースはなかなか馴染めなかったのかもしれません。その青山は,MotoGP復帰に向けていくつかのチームと交渉していますが,既にMotoGPクラスは全てのシートが埋まっていますから,最高峰クラスに復帰するためには,CRTのシートしか残っていないというのが現状です。そこで白羽の矢が立ったのが,今回のアビンティア・ブルセンスです。同チームは,FTRのシャーシにカワサキのエンジンを搭載するマシンを使用しています。これはちょっとした驚きで,青山は長年ホンダの支援を受けてきたライダーの一人ですから,彼にとっては,もちろん初めてのカワサキとなりますし,ホンダ車以外のマシンを駆るとなると250ccクラスにフル参戦していた当時のKTM以来となります。なお,その青山が代役参戦する最終戦ですが,ヤマハ・ファクトリー・レーシングのB.スピースが怪我のため同レースを欠場することになっていて,その代役には,今シーズンJRRのJSB1000クラスチャンピオンに輝いていて,ヤマハの開発ライダーでもある中須賀克行が務めることになっています。今シーズン一人も日本人ライダーがフル参戦していなかったMotoGPクラスですが,代役参戦とはいえ,最終戦には2人の日本人ライダーが出場することになります。 |
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2012/11/05(月) ☆大逆転(FN) ○今季最終戦となる第7戦の決勝レースが,好天に恵まれた鈴鹿サーキットで行われました。今回の大会は2レース制で行われ,しかも優勝者には3ポイントのボーナスポイントがつくため,逆転チャンピオンを狙えるものとなっています。午前中に行われたレース1は,2番グリッドからスタートしたDOCOMO DANDELIONの伊沢拓也が抜群のスタートを決め,ポールからスタートしたTEAM IMPULの松田次生を交わしてホールショットを決めました。それ以後は松田を突き放して一度もトップの座を譲ることなく,トップでチェッカーを受けました。3位には,チームメイトでチャンピオン争いをしている塚越広大が入りました。それに対して,この大会までランキングトップに立っていたPETRONAS TOM'Sの中嶋一貴は,予選でチェッカーを受けたのに気付かず,もう1周して再びチェッカーを受けるというダブルチェッカーを犯してしまい,ペナルティーもあって16番グリッドからのスタートとなりました。レースがスタートしてもペースを上げることができず,12位でチェッカーとなり,ノーポイントに終わってしまいました。この結果,伊沢と塚越が同ポイントでランクトップに躍り出てレース2を迎えることになりました。 午後から行われたレース2は,4本のタイヤ交換義務があるという形でスタートを切りました。1周目の走行を終えたところで逆転チャンピオンを狙う中嶋一貴がピットインしてタイヤ交換義務を果たすという作戦に出て,これが見事にはまり,どんどんポジションアップを果たしていきました。ポールからスタートしたTEAM IMPULのJ-P.デ・オリベイラは,オープニングラップを制するとしばらくはトップの座を守っていきました。8周目にピットインをしてタイヤ交換を果たして,トップの座を守っていくものと思われましたが,何と翌周にもピットイン。足回りに何らかのトラブルを抱えてしまったのか,合計3回もピットインせざるを得なくなり,トップ争いから脱落しました。レース1では好調な走りを見せていたDOCOMO DANDELION勢でしたが,レース2では嘘のようにペースが上がらず,塚越は3位,伊沢は6位を走行するという状況になってしまいました。それに対して,中嶋は終盤ついにトップに立ってそのままチェッカー。見事大逆転で今シーズンのチャンピオンを決めました。 |
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☆初優勝(F1) ○第18戦アブダビGPの決勝が,夕方から夜にかけて走行するトワイライトレースでヤス・マリーナ・サーキットにおいて行われました。今回の大会は,オープニングラップから接触などが発生し,さらに9周目にはメルセデスAMGのN.ロズベルグとHRTのN.カーティケヤンとが絡んで激しくクラッシュし,セーフティーカーが導入される波乱の展開となりました。波乱はこれだけに終わらず,何とポールからスタートし,そのポジションを守っていたマクラーレン・メルセデスのL.ハミルトンが,20周目にマシントラブルが発生してリタイアとなってしまいました。負の連鎖はそれだけにとどまらず,39周目には他車の接触事故にレッドブルのM.ウェーバーが巻き込まれてリタイアとなり,この事故で2回目のセーフティーカーランとなりました。そのような波乱の中,ハミルトンのリタイアに伴ってトップに躍り出たロータスのK.ライコネンは,順調に走行を続けていきました。終盤に入ってフェラーリのF.アロンソが接近しましたが,最後までトップの座を守りきり,F1復帰後初の優勝を飾りました。ライコネンの優勝は,2009年のベルギーGP以来となります。燃料の規定違反により最後尾スタートとなったレッドブルのS.ベッテルは,最後尾スタートではなく,マシンのセッティングを変えることができるピットスタートを選択。スタート後徐々にポジションアップをしていきましたが,1回目のセーフティーカーラン中に何と発砲スチール製の看板に接触するというアクシデントに見舞われて緊急ピットインし,再び最後尾からの追い上げを強いられることとなりました。それでも他チームより速さを見せるレッドブルのマシンは再び他車をどんどん交わしていき,最終的には何と3位でのチェッカーとなりました。ランキング争いでは,ランク2位のアロンソがレースで2位に入ったことにより,3ポイント差が縮まり,10ポイント差になりました。しかし,最後尾からの走行をしたことを考えれば,ベッテルにとっては最小限の傷を負っただけで済んだという感じではないでしょうか。予選までマシンセッティングに苦しみ,16番グリッドからスタートしたザウバーの小林可夢偉は,周囲で起こった様々なアクシデントをうまく交わしていって徐々にポジションアップを果たしていき,最後は6位でのチェッカーとなりました。来シーズンのシート獲得がかなり厳しくなっている可夢偉にとって,貴重なポイント獲得となったのではないでしょうか。 |
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2012/11/04(日) ☆失格(F1) ○第18戦アブダビGPの予選が,ヤス・マリーナ・サーキットで行われました。今回の大会は,砂漠の国で気温が高いため,予選・決勝共に夕方から夜にかけて行われるトワイライトレースとして開催されます。ポールを獲得したのは,初日から速いタイムをマークしてきたマクラーレン・メルセデスのL.ハミルトンでした。彼のポール獲得は,今季6回目となります。2番グリッドを獲得したのが,ハミルトンからコンマ3秒遅れとなったレッドブルのM.ウェーバーでした。そして,3番手タイムをマークしたのが,ここまで13ポイントの差をつけてランクトップに立っているレッドブルのS.ベッテルでした。そのベッテルですが,予選でチェッカーを受け後,エンジン供給元であるルノーからの指示があり,コース途中でマシンを止めました。トラブルでない限り自力でピットに戻ってこなければならないのですが,原因が明らかにされないままのストップだったため,予選終了後に調査が入りました。その結果,レギュレーションでは,全ての走行で必ず燃料は1リットル残す状態にしておかなければならないという規定があるのですが,ベッテルのマシンには,その量の分だけ残っていないことが判明しました。この燃料規定違反のため,ベッテルに対して予選失格の裁定が下りました。今シーズンのスペインGPにおいて,ハミルトンがポールタイムをマークしたものの,燃料規定違反のため失格になったのと同じ状況です。失格とはいえ,もちろん決勝レースには出場できるものの,最後尾スタートとなります。処分決定後,チーム側は,最後尾スタートではなく,ピットレーンからのスタートを選択したようです。 |
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2012/11/03(土) ☆規定変動(SGT) ○GT300クラスに参戦するマシンは大きく分けて2種類のグループがあり,1つが日本車を中心としたJAF-GT300規定車両,もう一つがヨーロッパで開催されているFIA-GT3規定に基づいた車両です。FIA-GT3規定の性能調整については,ヨーロッパで導入されているFIA-GT3ヨーロッパ選手権の数値をそのまま適用していて,これまでSGT独自での性能調整が行われていませんでした。そのため,サーキット特性にもよりますが,どちらかといえばFIA-GT3規定車両の方が有利なところが多くありました。そのような中,シリーズ戦は既に終了していますが,イベントレースとして2週間後に開催されるJAF Grand Prix FUJI SPRINT CUPを前に,SGTを運営するGTAからエントリーリストとと共に車両規定についても発表がありました。その車両規定は,JAF Grand Prixだけでなく,来シーズンも適用されることになっています。それによると,同じJAF-GT300規定車両でもマシンによって違いがありますが,紫電をはじめ IS350,プリウス, Garaiyaなどのマシンはリストリクター径が拡大されると共に,CR-ZやBRZはそれよりもさらに拡大されることになりました。それに対して,FIA-GT3規定のマシンについては,SGT独自の性能調整が課されることになり,よい成績を収めたGT-RそしてPORSCHEについては,それぞれ35s,50sの加重が課されることになりました。 |
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2012/11/02(金) ☆変更(SGT) ○SGTを運営するGTAから,来シーズンのレースカレンダーの修正版を発表しました。2013年シーズンのレースカレンダーについては,8月中に既に発表になっていました。今回の発表と比べると,開催順には変更が加わってなく,いくつかのレースの開催日が変更となっています。具体的には,前回の発表のままですと,セパンでの第3戦がちょうどルマン24時間耐久と日程が重なっていて,ルマンに参戦する可能性があるドライバーがいるため,開催が1週間早まっています。また,我が大分県にあるオートポリスで開かれる第7戦が,富士スピードウェイで行われるアジアン・ルマン・シリーズ(AsLMS)と1週間しか間隔がなく,GT300クラスに参戦するチームの中でこの大会に参戦する可能性があるため,第7戦の開催を1週間下げ,両レースの間隔が2週間に広がっています。なお,具体的なレースカレンダーは以下のようになっています。また,今回の暫定の段階ですから,今後変更となる可能性があります。 |
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2012/11/01(木) ☆契約(F1) ◯ザウバーから発表があり,かねてから噂されていたように,今季フォース・インディアからフル参戦しているN.ヒュルケンベルグと契約が成立しました。契約期間は,2013年の1年間です。今回発表されたヒュルケンベルグに関しては,シーズン途中からフェラーリへの移籍が噂されるようになりました。これは,シーズン序盤から不振を極めていたF.マッサに替わってフェラーリに移籍するのではないかというものでした。ところが,シーズンが進むに連れてマッサが復調しはじめ,上位に顔を出すようになりました。こうした状況を受け,フェラーリは1年間ながらマッサとの契約延長を決定しました。ただ,今回のザウバーとヒュルケンベルグとの契約には,裏があるようなのです。マッサとの契約は延長したものの,2014年シーズンにどうなるかかなり不透明です。2013年シーズンのマッサがそれほど活躍できなかった場合,そこでシートを失う可能性がかなり高くなります。そして,そのマッサに替わってシートに座るのがヒュルケンベルグということになりそうなのです。ザウバーは,フェラーリからエンジン及びKERSシステムの供給を受けています。今回の契約成立には,フェラーリ側からヒュルケンベルグをとりあえずザウバーに入れてもらっておいて,いつでもマッサと交替できる状況を作っておこうとしているのではないかという思惑が見え隠れします。それが,マッサもヒュルケンベルグも1年契約になっていることの理由だと思われます。ザウバー側にとっても,フェラーリからの要求をのむことで,エンジン等の供給が安く(もしくは無料?)なるわけですから,大きなスポンサーマネーを手に入れたことと同じになるわけです。ヒュルケンベルグの加入は,マクラーレン・メルセデスに移籍するS.ペレスに替わってだと思われています。残りのシートに誰が座るのかについては,今回発表されませんでした。現段階では,小林可夢偉と今季同チームでリザーブドライバーと務めているメキシコ人ドライバーのE.グティエレスの2人でシート争いをしているものと思われます。グティエレスには,ザウバーとスポンサー契約の延長が決まっているメキシコの通信会社Telmexがついています。しかし,新人ですからその能力が不透明です。それに対して,可夢偉は実績をそれなりに残していますし,マシン開発能力に優れています。ザウバーとしては,ヒュルケンベルグ&可夢偉というラインナップがチームランキング向上にはベストな選択になります。とはいえ,中・下位チームに共通している資金不足ということがあるのも事実。Telmexからのスポンサーマネーを少しでも多く手に入れるには,グティエレスと契約することがベスト。可夢偉残留のためには,彼がスポンサーマネーを持ち込むか,今季のチームランキングを一つでも上げ,ランキングに合わせて各チームに払われる分配金をできるだけ多く手に入れるかのどちらかだろうと思われます。ただし,現状を考えるとどちらも厳しいことなので,今回の契約成立は,可夢偉残留に赤信号に近い黄色信号が灯ったことになりそうです。 |
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