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2012/09/30(日) ☆久々&初(SGT) 〇第7戦の予選が,台風の影響によりヘビーウェットというコンディションの中,我が大分県にあるオートポリスにおいてスーパーラップ形式で行われました。GT500クラスは,荒聖治&A.クート組のWedsSport ADVAN SC430が最速タイムを刻み,このクラスではチーム初となるポールポジションを獲得しました。タイムアタックを担当したクートにとっては,2001年の最終戦以来11年ぶりのポール獲得となります。また,同チームが履くヨコハマタイヤにとっては,2003年の最終戦以来のポールとなります。互いにタイムを更新し合い,最終的に予選2位となったのは,オートポリスとの相性が良い本山哲&M.クルム組のMOTUL AUTECH GT-Rでした。トップと2位とのタイム差は,わずか1000分の1秒という僅差でした。3番グリッドを獲得したのは,WedsSportと同じくヨコハマタイヤユーザーである安田裕信&B.ビルドハイム組のD'station ADVAN GT-Rでした。 GT300クラスは,最終的にグリッドを決めるQ3だけでなく,Q1,Q2共にトップタイムをマークした関口雄飛&千代勝正組のS Road NDDP GT-Rがポールを獲得しました。このポール獲得は,タイムアタックを担当した関口にとっても,そして今年からFIA GT3仕様として投入されたGT-Rにとっても,このクラスで初のポールポジション獲得となります。吉本大樹&星野一樹組のtriple a Vantage GT3が,2番グリッドを獲得しました。タイムアタックを担当した星野は,GT3仕様のGT-Rの開発を担ってきたドライバーの一人ですから,何とも複雑な心境だったことでしょう。3番グリッドを獲得したのは,織戸学&青木孝行組のマネパ ランボルギーニ GT3でした。 |
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☆初ポール(MotoGP) ○第14戦アラゴンGPの予選が,時間が経つ毎にウェットからドライへと変化するコンディションの中モーターランド・アラゴンで行われました。ドライコンディションで行われたMotoGPクラスは,ここまでランクトップに立っているヤマハ・ファクトリー・レーシングのJ.ロレンゾが最速タイムをマークし,今季5回目となるポールを獲得しました。予選序盤に転倒を喫したレプソル・ホンダのD.ペドロサでしたが,十分にはセッティングができていないセカンドバイクに乗り換えてタイムアタックを継続し,トップから1000分の88秒差で2番グリッドを獲得しました。ペドロサのフロントロー獲得は,8戦連続今季通算11戦目となります。3番グリッドを獲得したのは,契約継続発表を行ってから好調の波に乗ってきているモンスター・ヤマハ・テック3のC.クラッチローでした。 ドライコンディションで行われたMoto2クラスは,FTRのマシンを駆るS.コルシが最速タイムを刻み,自身このクラスで通算47戦目にして初のポールを獲得しました。カレックスのマシンを駆り,ここまでランク2位につけているP.エスパルガロが2番手タイムをマークし,5戦連続10回目となるフロントローを獲得しています。来シーズン最高峰クラスにステップアップが決まっているスピードアップのマシンを駆るA.イアンノーネが3番グリッドを獲得し,今季通算5回目となるフロントローからのスタートとなります。前戦で予選4番手を獲得したカレックスのマシンを駆る中上貴晶は,13番グリッドを獲得しました。前戦から元HRCの戸井田メカをチーフメカに据えて復活の兆しを見せているFTRのマシンを駆る高橋裕紀は,16番グリッドからのスタートとなりました。前戦から残りのレース全てに参戦することが決まっているシューターのマシンを駆る小山知良は,12周目に転倒を喫したため,28番グリッド獲得にとどまっています。 唯一ハーフウェットコンディションの中で行われたMoto3クラスは,カレックスKTMのマシンを駆るJ.フォルガーが,自身通算63戦目で初となるポールを獲得しました。午前中の行われたフリー走行3で転倒を喫したものの,幸いなことに大きな怪我とはならなかったカレックスKTMのマシンを駆るL.サロンが2番手タイムをマークし,自身今季初となるフロントローからのスタートとなりました。KTMのマシンを駆るS.コルテセが,3番グリッドからのスタートとなりました。TSRホンダのマシンを駆る藤井謙汰は,今回もタイムをそれほど上げることができず,トップから5秒以上遅れた33番グリッド獲得にとどまっています。 |
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2012/09/29(土) ☆移籍(F1) 〇メルセデスAMGから発表があり,F1に参戦以来ずっとマクラーレン・メルセデスに所属してきたL.ハミルトンとの契約が成立しました・。契約期間は,2015年までの3年間です。ハミルトンについては,シーズン途中から今回のメルセデスを中心にして,フェラーリやレッドブルといった有力チームへの移籍が取りざたされていました。その時の話題になっていたのが,ハミルトンとの間で結んでいた高額な契約金です。こうした経済状況ですから,マクラーレン側が契約金の減額を提示してるという噂が浮上していたのです。しかし,最近になって減額を見直すのではないかという噂も浮上していて,マクラーレンとの契約を延長するのではないかという観測が大きくなってきていました。ところが,今回の移籍劇が決定しました。 メルセデスからの発表がある前に,ハミルトンが抜けることになったマクラーレン・メルセデスから発表があり,2年間にわたってザウバーからF1にフル参戦しているS.ペレスとの間で複数年契約が成立しました。具体的な年数については,今回は発表されていません。ペレスについては,ずっとフェラーリが育成してきたドライバーで,シーズン途中ではF.マッサに替わってフェラーリに移籍するのではないかという噂が出ていました。しかし,まだ時期尚早という発表がフェラーリからあり,その噂は消えていました。多くのメキシコマネーのスポンサーを有するペレスだけに,資金不足に悩むザウバーとしては契約を延長したかったのではないかと思いますが,ペレスとしては当然のことながら有力チームからのオファーを受け入れました。なお,チームメイトである小林可夢偉については,今回は発表がありませんでした。ザウバーとしては,時間をかけてドライバーの選択を行うようです。 イギリスでの報道によれば,今回はミルトンとの間で成立した契約金は,総額1億ドル(約77億円)にのぼるのではないかということです。メルセデスについては,既にN.ロズベルグとの間で契約が成立していますので,ハミルトンの加入により,元王者であるM.シューマッハがシートを失うことになります。シューマッハについては,今シーズン限りでの引退が取りざたされていましたが,シート喪失により,そうなる可能性が高まっていますが,今回はその点について発表されていません。また,引退ではなく,ペレスの抜けたザウバーに移籍するのではないかという噂もあり,スポンサーマネーをそれほど有していない可夢偉との契約に少なからず影響があるかもしれません。 |
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2012/09/28(金) ☆新開催地(F1) 〇近年新たな開催地が少しずつ増えてきているF1ですが,また新たなところが名乗りを上げました。タイ国スポーツ局のK.チュラカセム知事は,タイが2014年にレース開催をする契約を結んだと発表しました。先日行われたシンガポールGPの開催中にチュラカセム知事とレッドブルのC.ユーウィッタヤーが,F1界のボスであるB.エクレストンと会談を行い,そこで今回の合意に至ったとのことです。現段階では,モナコやシンガポールと同じように市街地コースを使用し,とても暑い地域での開催ですので,ナイトレースになる可能性が高いようです。F1開催でいつも問題となるのがその開催権料ですが,既に2017年までの開催延長が決まっているシンガポールは,今回の契約で年間12億5,000万バーツ(約31億3,320万円)を支払わなければならないことになっているようで,恐らくタイも同程度の金額を支払うことになりそうです。この点に関して,タイのスポーツ観光省大臣であるC.シラパアーチャーが,タイ政府が総コストの60%を負担し,残りはレッドブルやシンハーなどの民間企業が負担することになるとの見通しを以前述べていたとの報道もなされています。 |
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2012/09/27(木) ☆供給(MotoGP) 〇MotoGPを運営するDRNA社から発表があり,来シーズンからの4年間,イタリアの電子関連メーカーであるマニエッティ・マレリ社が,MotoGP及びCRTクラスに参戦する全車にECUエレクトロニクス・コントロール・システムを無料で供給することが決定しました。今回供給されることになったシステムは,エンジンとシャーシコントロールユニット,関連するチューニング及びデータ解析ツールが含まれています。長年にわたってレースとの関わりを続けてきた同社ですが,2輪の最高峰でも10年にわたって関わりを続けてきています。そうしたメーカーの最新システムが供給されると共に,コスト削減の面でも大きな効果が期待できる今回の契約成立といえるでしょう。 |
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2012/09/26(水) ☆シート喪失(SBK) 〇ホンダから,SBK及び併催のWSSにおける来シーズンの体制について発表がありました。それによると,まずSBKの方ですが,今シーズンはJ.レイ&青山博一という体制でしたが,レイは続投となったものの,青山に替わってL.ハスラムとの契約が成立しました。使用するマシンは,これまで通りCBR1000RRです。今回の契約成立により,青山はシートを失うことが決定しました。MotoGPクラスでのシートを失い,今シーズンから戦いの場をSBKにスイッチしたわけですが,思うような結果を出すことができず,わずか1年でシートを失う結果となってしまいました。彼の来季については,現段階ではまだ明らかになっていません。他チームに移籍してSBKに残留するか,MotoGPに復帰するかの2つの方向で話を進めているものと思われます。今シーズンB.パークスを擁して戦っているWSSについてですが,来季はイタリア人ライダーのL.ザネッティとオランダ人ライダーのM.ファン.デン.マークの2人で臨むことになりました。使用するマシンは,当然CBR600RRとなります。SBK及びWSS共に母体となるチームについては,これまで通りオランダに拠点を置くテン・ケイトがホンダのワークス的役割を果たすことになります。同チームのタイトルスポンサーについては,新たにイタリアのスナック菓子メーカーであるPata社との契約が成立し,SBKがPata Honda World Superbike,WSSがPata Honda World Supersport teamsというチーム名でシーズンに臨むことになります。 |
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2012/09/25(火) ☆最多(MotoGP) 〇FIMから,来シーズンのレースカレンダーが21日に発表されました。それによると,今シーズンは全18戦で争われていますが,来シーズンは史上初となる全19戦で争われることになりました。日本GPは。最終戦の一つ前となる第18戦として組まれていて,一昔前は鈴鹿サーキットで開幕戦として開かれていましたから,時代の変化を感じさせます。また,その日本GPの前には,第16戦としてマレーシアGPが,第17戦としてオーストラリアGPが開催される予定になっていて,アジア・オセアニア地域でのレースが3週連続で開催されることになっています。開幕戦はいつものようにイブニングレースとしてカタールGPが開かれ,第8戦オランダGPは土曜日が決勝レース,第10戦アメリカGPはMotoGPクラスのみの開催となっています。なお,今回の発表はまだ未定のところがあったりして暫定的なものなので,今後さらに変更が加わることになります。その暫定的なカレンダーは,以下の表のようになっています。 |
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2012/9/24(月) ☆初優勝(FN) 〇第6戦の決勝レースが,スポーツランドSUGOで行われました。強い雨に見舞われた決勝レースは,セーフティーカー先導によりレースはスタートしました。レース序盤は,時間が経つ毎に雨脚が強くなると言う生憎のコンディションとなりました。そのような中,ポールからスタートしたDOCOMO DANDELIONの伊沢拓也は,2番手からスタートしたチームメイトの塚越広大を従えてトップを走行しました。中盤に入って雨脚が弱まり,コンディションに変化が見られましたが,それでもDOCOMO DANDELIONのワンツー体制に変化は出ませんでした。各車がピットインを済ませる中,先頭を行く2台はピットインを遅らせる作戦を採り,それが功を奏してさらに後続との差を広げていきました。しかし,57周目になって5番手を走行していたTEAM IMPULの松田次生の右リヤタイヤが最終コーナーで外れたためにコースオフを喫してしまいました。しかも,その場所が最終コーナーアウト側で最もスピードが乗る場所だったため,セーフティカーが導入されることになりました。せっかく広げていた後続との差がなくなる事態となりましたが,それでも伊沢はトップの座を守り抜き,うれしい初優勝を飾りました。塚越も2位の座を守り,オートポリス以来となるDOCOMO DANDELION勢によるワンツーフィニッシュを達成しています。3位には,KYGNUS SUNOCOのL.デュバルが入っています。既にインディカー・シリーズの最終戦が終わったため,スポットでの参戦となった佐藤琢磨は,初めてのFNにも関わらずポイント圏内を走行する活躍を見せていましたが,PETRONAS TOM'SのA.ロッテラーのスピンによる影響でグリーンに飛び出す事態となり,最終的にポイント獲得まで後一歩となる9位でチェッカーを受けています。ここまでランクトップをいくPETRONAS TOM'Sの中嶋一貴は,5位でチェッカーを受けてトップの座を何とか守りました。スピンを喫したロッテラーがノーポイントに終わったため,2位でチェッカーを受けた塚越がランク2位に浮上しています。残すところあと一戦となり,ランキング上位のポイント差がかなり詰まってきていて,チャンピオン争いが混沌とした状況で最終戦を迎えることになります。 |
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☆変動(F1) 〇第14戦シンガポールGPの決勝レースが,マリーナベイ・ストリート・サーキットにおいてシーズン中唯一のナイトレースで行われました。ポールからスタートしたマクラーレン・メルセデスのL.ハミルトンは,レース序盤順調にトップの座を守っていきました。ところが,23周目にギアボックスにトラブルが発生し,リタイアに終わってしまいました。ハミルトンの脱落によりトップに立ったのは,レッドブルのS.ベッテルでした。レース中盤に入ってマクラーレン・メルセデスのJ.バトンとのバトルとなったり,HRTのN.カーティケヤンやメルセデスAMGのM.シューマッハのアクシデントにより2回セーフティーカーが導入され,その度に後続との差がなくなるという不運もあったりしましたが,それでもトップの座を守り抜き,今季2勝目,通算23勝目を挙げました。セーフティーカー先導の際,ベッテルが急激にスピードを落としたため,あわやバトンと接触するかという事態があって,レース後に審議となりましたが,テレメトリーを調べた結果,問題となる不規則な動きはなかったと言うことで,お咎め無しとなりました。ちなみに,チームメイトのM.ウェーバーは,10位でチェッカーを受けましたが,ザウバーの小林可夢偉を追い越す際,コースをはみ出て追い越したため,レース後の審議により20秒加算のペナルティーが科されることになり,ポイント圏外の11位というリザルトとなりました。それに対して,11位でチェッカーを受けたザウバーのS.ペレスが10位に浮上しています。3位には,ランクトップをいくフェラーリのF.アロンソが3位に入り,トップの座を守っています。そのランキング争いですが,上位で変動がみられました。今回優勝したベッテルがランキング2位に浮上し,首位をいくアロンソとの差を37ポイントから29ポイントまで縮めました。それに対して,ノーポイントに終わったハミルトンは,ランキング4位に後退するとともにアロンソとの差が45ポイントまで広がりました。なお,可夢偉のリザルトですが,17番グリッドからスタートし,ポイント圏内まで後1つという11位まで浮上したものの,レース終盤に入って他車と接触してフロントウィングを破損してしまい,予定外のピットインを強いられてしまいました。その結果,13位でのチェッカーでレースを終えています。 |
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2012/09/22(土) ☆全20戦(F1) 〇昨日から第14戦シンガポールGPが,シンガポール市街地コースで開幕しました。それに先立ち,各チームに対して来シーズンのレースカレンダーが送付されました。それによると,色々な地域が開催に名乗りを上げている状況の中ですが,来シーズンも今シーズンと同じく全20戦で開催される予定になっています。新たな開催地としては,ニュージャージーでのアメリカGPが加わっています。それに対して,スペインGPがバルセロナとバレンシアとが交互開催で行うことになったため,来季は今季ヨーロッパGPとして開催されたバレンシアがカレンダーから外れています。新規開催となるニュージャージーと,シンガポール,そして韓国での開催に関しては,契約問題やコースの承認が必要なため,今回の発表段階では暫定的な掲載となっています。なお,具体的なレースカレンダーは,以下の表のようになっています。また,今回の発表自体も暫定段階ですので,今後変更になる可能性があります。 |
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2012/09/21(金) ☆延長&移籍(MotoGP) 〇CRT&Moto2&Moto3と3つのクラスにフル参戦している数少ないチームの一つが,J.マルチネス.アスパルがチームマネージャーを務めるアスパル・チームです。そのチームの来季の体制について,2つのことが明らかになっています。まず一つ目ですが,同チームに所属して昨シーズン限りで終了した125ccクラスの最後のチャンピオンとなったのがN.テロルですが,そのテロルは,同チームと契約を延長して今シーズンMoto2クラスにステップアップしています。シーズン当初は,なかなか上位に顔を出すことができない状態が続いていましたが,中盤に入ってようやく時折上位争いに加わるようになってきています。そのテロルが,同チームとの契約を2年間延長し,引き続きMoto2クラスにフル参戦することが決まりました。2010年シーズンから所属していますので,通算5年アスパル・チームからフル参戦することになります。テロルの契約延長が成立したのに対して,Moto3クラスにフル参戦している超ベテランライダーであるH.ファウベルが,今シーズン限りでチームを離れることになりました。詳細はまだ情報をつかめていないのですが,来シーズンはチームを移籍すると共に,Moto2クラスにステップアップして参戦することになるようです。 |
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2012/09/20(木) ☆転向?(MotoGP) 〇MotoGPクラスで昨年チャンピオンになったレプソル・ホンダのC.ストーナーは,今季限りでの引退を既に表明していました。2年連続チャンピオンを獲得して引退ということを目指していましたが,第11戦インディアナGPにおいて左足首の骨折及ぶ靱帯損傷という重傷負い,第12戦から長期欠場を余儀なくされています。既に手術及び退院は終わって,現在は松葉杖をつきながらの生活という状態まで回復してきているようです。そのストーナーが,復帰時期や引退後の去就について語りました。それによると,まず復帰時期ですが,彼にとって母国GPとなる第17戦オーストラリアGPには必ず出場することを目指しています。ただ,自身にとって最後となる母国GPですから,そこである程度の走りを見せるためにはやはりレース勘を取り戻しておく必要があるでしょう。そこで,彼としては母国GPより2つ前の,第15戦日本GPからの復帰を目標にしているようです。次に,引退後の去就についてですが,2輪レースは引退するものの,レースの世界からの引退はないようです。今回彼が明らかにしたところによると,オーストラリアで最も人気のあるツーリングカーレースシリーズであるV8スーパーカー選手権への参戦を目指しているとのことです。チャンピオンを防衛して引退というシナリオが崩れたため,「引退を撤回するのでは」という希望的観測が一部にありましたが,それはかなわないものになりました。しかし,カテゴリーこそ違え,レースの世界に身を置き続けるという希望があるということは,ファンにとっては朗報となるのでしょうね。 |
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2012/09/19(水) ☆交替(MotoGP) 〇昨シーズンS.ブラドルを擁してMoto2クラスのチャンピオンを獲得したキーファー・レーシングは,今季ドイツ人ライダーであるM.ノイキルヒナーを擁して参戦していました。そのノイキルヒナーは,開幕戦で左手を骨折するという怪我を負い,その怪我は,いまだに完治しているとは言えない状況にあったようです。また,先日行われた前戦チェコGPにおいては,右手第3中手骨をはじめ,複数の骨折が右手に見つかりました。この結果,週末に行われた第13戦サンマリノ&デラ・リビエラ・ディ・リミニGPでは,M.ディ.メッリオを彼の代役として指名し,予選20位,決勝18位というリザルトを残しました。この度,そのキーファー・レーシングから発表があり,ノイキルヒナーが怪我の治療に専念するため,両者が合意の上でシーズン途中ながら契約を解除することになりました。そして,残りの5戦には,第13戦に負傷代役として出場したディ.メッリオを継続して起用することになりました。 |
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2012/09/18(火) ☆今季限り(F1) 〇真正面もしくはサイドからの衝撃からドライバーを保護することを目的とした今シーズンのレギュレーションにより生まれたのが,フロント部分に1つ段差があるステップノーズです。F1には全部で12チーム参戦していますが,マクラーレンとマルシャを除いた10チームがこの段差ノーズを採用しています。これまでなかった形状ということもあって,シーズン初期はデザイン性の悪さを指摘される状態でした。シーズンが進んで見慣れたところもありますが,それでも不評であることに変わりはありません。そうした状況の中,F1に参加するチームでこの点について話し合いを行ったようで,その話し合いの結果,全チームの賛同を得て段差を隠すためにパネルを導入することが決定しました。この結果,まだ来季のレギュレーションは正式決定していませんが,今シーズンから導入された段差ノーズは,わずか1年で表面上は姿を消すことになりました。 |
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2012/09/17(月) ☆波乱(MotoGP) 〇第13戦サンマリノ&デラ・リビエラ・ディ・リミニGPが,ドライコンディションのミサノ・ワールド・サーキット‐マルコ・シモンセリで行われました。MotoGPクラスは,スタートで波乱が起きました。まず,カルデオンABのK.アブラハムがスタート時にトラブルが発生したため,再度ウォームアップラップからやり直しとなり,1周減算して決勝を行うことになりました。さらに,その2回目のウォームアップで,ポールポジションを獲得していたレプソル・ホンダのD.ペドロサがトラブルによりスタートすることができず,一旦ピットレーンにマシンを入れたことから,決勝レースは最後尾からのスタートとなってしまいました。いつも抜群のスタートダッシュを決めるペドロサは,この時もオープニングラップから順位を上げて11位にまで浮上していました。ところが,後を走行していたプラマック・レーシングのH.バルベラに衝突されたため,今季初めて転倒リタイアとなってしまいました。ペドロサのトラブルにより実質的にポールからスタートとなったヤマハ・ファクトリー・レーシングのJ.ロレンゾは,強力なライバルがいなくなったため,スタートからトップに立ち,後は独走態勢を築いていきました。結局2位に4秒以上の大差をつけ,この大会は2連勝,今季通算6勝目を挙げました。ランキング争いで13ポイント差まで迫っていたペドロサでしたが,転倒ノーポイントにより,トップをいくロレンゾと2位のペドロサとの差が38ポイントに広がってしまいました。ロレンゾに4秒以上差をつけられたものの2位に入ったのは,来シーズンそのロレンゾと再びチームメイトになることが決まっているドゥカティのV.ロッシでした。ロッシがドライコンディションのレースで表彰台に立つのは,今季初となります。5番グリッドからスタートしたA.バウティスタは,3位に浮上したものの,最終ラップに入るとモンスター・ヤマハ・テック3のA.ドビツィオーゾに激しく追われるという展開となりました。最終コーナーまで持ち込まれた争いでしたが,最終的にバウティスタが1000分の3秒差で逃げ切り,チームの本拠地でうれしい初表彰台を獲得しました。 Moto2クラスは,4周目に23番グリッドからスタートしたシューターのマシンを駆るG.レイに白煙を上げるトラブルを起こしたため,赤旗中断となりました。再スタートとなった決勝レースは,わずか14周での戦いとなったため,タイヤの消耗をほとんど気にする必要がなく,超スプリントレースとなりました。赤旗が提示された段階でスピードアップのマシンを駆るA.イアンノーネがトップを走行していたため,再スタートでは彼がポールからのスタートとなりました。一時は後方に差をつけて独走態勢を築きかけていたイアンノーネでしたが,終盤になるにつれて徐々に差が縮まっていき,残り4周目になるとカレックスのマシンを駆るP.エスパルガロにトップの座を奪われました。最終ラップになると,ランキング争いでも激しいつばぜり合いを演じているエスパルガロとシューターのマシンを駆るM.マルケスとの間でトップ争いが展開されていき,最終的にランクトップをいくマルケスが今季7勝目を挙げました。イアンノーネは3位でチェッカーを受けています。予選4番手につけていたカレックスのマシンを駆る中上貴晶は,再スタートでも4番グリッドからのスタートとなりました。しかし,序盤から順位を下げる苦しい展開となってしまい,何とか順位を回復していったものの,最終的に11位でのチェッカーとなってしまいました。表彰台も期待できる位置からのスタートだっただけに,何とも惜しい結果となってしまいましたが,ポイントを獲得できたのは何よりでした。そのポイントを今シーズンいまだに獲得できていないのが,FTRのマシンを駆る高橋裕紀です。再スタートで14番グリッドからスタートした高橋は,今シーズン初めてポイント圏内での走行を展開していきました。今季初となるポイント獲得が期待されましたが,彼の前を走行していたFTRのマシンを駆るS.コルシが転倒し,高橋はこれを避けることができず,不運な今シーズンを象徴するかのように転倒リタイアに終わってしまいました。今回の大会から参戦している小山知良は,初レースを21位で終えています。 Moto3クラスは,ランキングトップをいくKTMのS.コルテセがポールからスタートしました。序盤からトップ争いを展開していたコルテセは,最終的にトップの座を守って今季3勝目を挙げました。2位には,5番グリッドからスタートしたカレックスKTMのマシンを駆るL.サロムが,3位には,FTRホンダのマシンを駆るR.フェナティが入っています。最後尾からスタートしたTSRホンダのマシンを駆る藤井謙汰は,最後まで走りきって22位でチェッカーを受けています。 |
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2012/09/16(日) ☆僅差(MotoGP) 〇第13戦サンマリノ&デラ・リビエラ・ディ・リミニGPの予選が,ミサノ・ワールド・サーキット‐マルコ・シモンセリで行われました。各クラスとも予選はドライコンディションで行われましたが,レースウィークに入ってずっと天候に恵まれなかったため,初日及び予選日の午前中に行われた3回のフリー走行は,どのセッションもウェットコンディションの中で行われました。そのため,どのライダーも十分な走行ができないまま予選を迎えていました。そのような中,MotoGPクラスは,ここまで2連勝を挙げているレプソル・ホンダのD.ペドロサが最速タイムをマークし,今季4回目となるポールを獲得しました。3回のフリー走行で合計10周しかしていないペドロサでしたが,好調さを維持した走りを見せることができました。そのペドロサから10000分の18秒差という僅差で2番グリッドを獲得したのが,ここまでランクトップをいくヤマハ・ファクトリー・レーシングのJ.ロレンゾでした。前戦で2番グリッドを獲得したモンスター・ヤマハ・テック3のC.クラッチローが,今回は3番グリッドを獲得し,2戦連続フロントローにつけました。負傷欠場中であるレプソル・ホンダのC.ストーナーの代役として参戦している8耐の覇者J.レイは,9番グリッドから決勝レースをスタートすることになりました。 Moto2クラスは,既に来季から最高峰クラスにステップアップすることが決まっているシューターのマシンを駆るM.マルケスがトップタイムをマークし,4戦ぶり今季通算7回目のポールを獲得しました。そのマルケスとランク1位争いを展開しているカレックスのP.エスパルガロは,タイムアタック中に転倒を喫するというアクシデントに見舞われましたが,1000分の44秒差で2番グリッドを獲得しています。さらに,トップから1000分の97秒差で,カレックスのマシンを駆るS.レディングが3番手タイムをマークしました。さらに,同じくカレックスのマシンを駆る中上貴晶が4番手タイムをマークし,2戦連続してシングルグリッドからのスタートとなりました。戸井田剛メカニックという強力助っ人を得たFTRのマシンを駆る高橋裕紀は,今季自己最高位となる11番グリッドを獲得し,今季初ポイント獲得に向けて好位置につけました。この大会から参戦することになったシューターのマシンを駆る小山知良は,26番グリッド獲得で予選を終えています。 Moto3クラスは,ここまでランクトップをいくKTMのS.コルテセがトップタイムをマークし,今季6回目となるポールを獲得しました。地元出身でFTRホンダのマシンを駆るR.フェナティが,2番手タイムをマークし,今季自己最高位を獲得しています。さらに,同じく地元出身でFTRホンダのマシンを駆るN.アントネッリが3番手タイムをマークし,今季2回目となるフロントローを獲得しています。TSRホンダのマシンを駆る藤井謙汰は,残念ながら最下位となる34番グリッドから決勝レースを迎えることになりました。 |
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2012/09/15(土) ☆クラス変更(MotoGP) 〇昨日お伝えしたように,来シーズンのドゥカティは,ファクトリーチームがN.ヘイデン&A.ドビツィオーゾ,サテライトがプラマックのB.スピース&A.イアンノーネという4台体制になることが決まりました。つまり,ドゥカティが供給している4台のシートが全て埋まったことになります。今シーズンは,プラマックとカルデオンABに1台ずつ供給していたドゥカティですが,今回の決定により,カルデオンABへのマシン供給がなくなることを意味していました。ということで,同チームの去就が注目されていましたが,昨日から始まった第13戦サンマリノ&デラ・リビエラ・ディ・リミニGPの会場において,来季について発表がありました。それによると,MotoGPクラスへの参戦をとりやめ,混走で行われているCRTクラスにチェンジすることになりました。ライダーは,もちろんK.アブラハムです。同チームは,アブラハムの父親が所有するチームで,そのアブラハムのために組織されているチームともいえます。Moto2クラスにフル参戦した後,2011年シーズンからドゥカティのサテライトチームとしてMotoGPクラスにステップアップしていました。しかし,来季からはCRTへとチェンジすることになったわけです。来季使用するマシンは,アプリリアのCRTマシンであるART(アプリリア・レーシング・テクノロジー)となりました。今シーズン同マシンを使用しているのが中・軽量級クラスで数々の栄冠を獲得しているアスパル・チームです。アスパルと言えば,ドゥカティのサテライトチームとしてMotoGPクラスに進出ていました。しかし,今シーズンはドゥカティのマシンを失ってCRTクラスにチェンジしていました。つまり,今回のカルデオンABと同じパターンということになります。 ところで,ドゥカティの決定によって影響を受けたライダーは,アブラハムだけでなく,プラマックに所属しているH.バルベラもその一人です。彼はシート自体を失ったことになるわけで,彼の去就についても注目を浴びています。その点についてバルベラ自身が語ったところによると,来季は,MotoGPクラスではなく,アブラハムと同じようにCRTクラスにチェンジするか,Moto2クラスにチェンジするかの2点で交渉を行っているようです。 |
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2012/09/14(金) ☆移籍&ステップアップ(MotoGP) 〇ドゥカティから発表があり,今シーズン限りでヤマハ・ファクトリー・レーシングを離れることが決まっているB.スピースと,今シーズンもMoto2クラスにフル参戦しているA.イアンノーネの二人と,来シーズンの契約が成立しました。ただし,来シーズンのドゥカティのワークスチームに関しては,N.ヘイデンの残留と,今季モンスター・ヤマハ・テック3からフル参戦しているA.ドビツィオーゾとの契約が既に成立していますので,スピースとイアンノーネについては,サテライトチームからの参戦ということになります。今回移籍が発表されたスピースについては,ヤマハを離れる発表はされていたものの,その際2013年シーズンの去就については未発表のままでした。そのため,いくつかの憶測が出ていて,MotoGPだけでなく,MotoGPに来る前にチャンピオンを獲得したSBKへの復帰話も噂に上っていました。もう一人のイアンノーネについては,先日行われたドゥカティのプライベートテストに呼ばれ,そこで好パフォーマンスを見せていました。今回の発表は,二人の契約についてだけでなく,サテライトチームであるプラマック・レーシングとの契約についても触れていました。その内容というのは,ドゥカティとプラマックとの関係がさらに強められ,ファクトリー仕様のマシンの供給と,ダイレクトなサポートが受けられることになりました。通常で考えれば,プラマックがスピースとイアンノーネの二人と契約したという形で発表されるはずなのですが,ドゥカティ・コルセからの発表という形を取ったのは,こうした関係があったからなのでしょう。最近では,故マルコ・シモンチェリさんがHRCと契約してサンカルロ・ホンダ・グレシーニからフル参戦していましたが,この場合と同じような関係なのでしょう。V.ロッシが去る来季のドゥカティですが,若手の有力ライダーを揃えて一挙に体制をほぼ一新する感じです。うまくマシン開発が進めば,台風の目になるかもしれませんね。 |
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2012/09/13(木) ☆復活(MotoGP) 〇Moto2クラスにフル参戦しているテクノマグCIPから発表があり,同チームに所属していたR.ロルフォがチームを離脱することになり,その代役として小山知良が残りの6戦に参戦することになりました。今回チームを離脱することになったロルフォは,2009年シーズンにシューターのテストライダーを務めました。Moto2クラス1年目となる2010年には,自ら開発したシューターのマシンを駆ってイタリトランス・レーシングから5年ぶりにGPに復帰し,第16戦マレーシアGPで優勝。ランク14位でシーズンを終えました。そして2011年シーズンはSBKにフル参戦したものの,1年で再びGPに戻り,今シーズンはテクノマグCIPからフル参戦していました。その今シーズンは,以前自ら開発したシューターのマシンを駆ったものの,今季型のマシンになかなか慣れることができず,シーズン途中で昨年型のマシンにチェンジするという対策を取りました。それでも状況は改善せず,ポイント獲得さえままならない状況が続いていました。そして,今回のシーズン途中での離脱となりました。今回その代役を務めることになった小山は,皆さんご存知のように元GPライダーです。125ccクラスで活躍したものの,年齢制限により軽量級クラスへの参戦継続が難しくなってきました。しかし,他のクラスでのシートを獲得することができず,GP復帰を目指してスペイン選手権に活躍の場を移していました。能力があるにもかかわらずシートを獲得できないのは,大きなスポンサーを持つことが厳しい環境にある日本人ライダーの宿命ともいえます。そして,今回のGP復帰となったわけです。テクノマグCIPといえば,若くしてレース中の事故でこの世を去った故富沢翔也さんが所属していたチームです。小山とは公私ともに親交が深かった間柄でしたから,深い縁を感じさせる今回の代役参戦劇です。来シーズンのシート獲得に向け,ぜひ良い結果を残していってもらいたいものですね。 |
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2012/09/12(水) ☆復帰(MotoGP) 〇ドゥカティのサテライトチームの一つであるプラマック・レーシングから発表があり,今週末にミサノ・ワールド・サーキット‐マルコ・シモンセリで開催される第13戦サンマリノ&デラ・リビエラ・ディ・リミニGPに,怪我で欠場していたH.バルベラが復帰することになりました。第10戦アメリカGPを前に,バルベラはモトクロスを使ってのトレーニング中に左脚を骨折するという重傷を負ってしまい,同GPを欠場しました。さらに,次の第11戦インディアナポリスGPに怪我をおして復帰したものの,そのフリー走行1において転倒を喫し,今度は第6胸椎を骨折するという新たな重傷を負ってしまいました。そのため,バルベラに代わって,シーズン途中でMoto2クラスのシートを失っていたT.エリアスがインディアナポリスとその次の第12戦チェコGPに代役参戦していました。自宅で静養をしていたバルベラでしたが,この度医師団に診断を受け,復帰へのゴーサインが出されたので復帰することになったのです。今シーズン不調を極めているドゥカティ勢ですが,その中でワークスドゥカティを食う走りを時折見せているバルベラです。以前250ccクラスにおいて優勝した経験を持つ験の良いサーキットでの復帰だけに,彼にとっては復帰戦としてはいい気分で臨めるのではないでしょうか。 |
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2012/09/11(火) ☆開催予定(SGT) 〇昨日お伝えしたように,富士スピードウェイで行われた第6戦の決勝レースは,GT500クラスがカルソニック IMPUL GT-R,GT300クラスがHANKOOK PORSCHEの勝利で終わりました。その第6戦の開催中に行われた定例会見において,来シーズンの開催について質問に答えました。8月10日に来季のレースカレンダーが発表されていましたが,その中にはエキシビジョンレースとして韓国での開催が含まれていました。SGTについては,国内にとどまらず海外での開催が進められようとしています。その中で,まずはアジア圏内への進出が一番となります。ところが,先島や尖閣といった問題が浮上し,中国や韓国との関係は現在とても冷ややかなものとなっています。それだけに,来シーズンの開催がどうしても懸念せざるを得なくなっています。この点に関して,主催者であるGTAの板東正明代表取締役が答え,現段階で変更の予定はないと言うことです。なお,8月10日に発表された来季のレースカレンダーについては,ちょうど更新をお休みしていた時期だったため,このページでお伝えできていませんでした。1ヶ月遅れとなりましたが,ここでお伝えします。なお,これはまだ暫定の段階ですから,今後変更となる可能性があります。また,今シーズンと比べると,1つレース数が増えています。 |
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2012/09/10(月) ☆九州(JRR) 〇第7戦の決勝レースが,我が大分県にあるオートポリスで行われました。天気予報では,雨に見舞われる可能性が高かった週末でしたが,結局予選・決勝共にドライコンディションでの走行となりました。JSB1000クラスは,オープニングラップでホンダの秋吉耕祐がトップに立ちました。それをポールからスタートしたヤマハの中須賀克行と,代役参戦を果たしているホンダの清成龍一が追うという展開となりました。終盤まで続いたその争いでしたが,残り3周となったところで中須賀が秋吉を交わしてトップに立ちました。トップに立った中須賀は,後続との差を徐々に広げていき,ポールトゥーフィニッシュで今季3勝目を挙げ,チャンピオンに向けてさらに前進しました。中須賀に交わされた秋吉は,最終ラップの1コーナーで清成に交わされ,さらにオートポリス名物の一つであるジェットコースターストレートの直前にある第2ヘアピンでコースオフを喫してしまい,カワサキの柳川にも交わされて4位まで落ちてしまいました。結局,2位に清成が,3位に柳川が入りました。5位には,今シーズン8耐をメインに戦う予定だったものの,今回の大会に参加できるようになったホンダの徳留和樹が入りました。ということで,九州での大会は,トップ5を九州出身&九州におけるレースで育ったライダーが占めました。 J-GP2は,5台によるトップ争いが順位を入れ替えながらファイナルラップまで続くという激しい展開となりました。そのような展開の中,第2ヘアピンでトップに立ったスズキのマシンを駆る生形秀之がその座を守りきり,参戦13年目にして悲願の初優勝を飾りました。ホンダのマシンを駆る岩田悟が2位に,カワサキの高橋英倫が3位に入り,それぞれ今季初表彰台を獲得しています。ポールからスタートしたヤマハの野左根航汰は,マシントラブルによりオープニングラップでリタイアを喫しています。 J-GP3クラスは,激しく順位を入れ替えながらレースが進行していきました。最終盤に入って3台によるトップ争いとなりました,超ベテランライダーで素GPライダーでもある徳留真紀が,最終ラップの最終コーナーでトップに浮上して逃げ切り,今季初優勝を挙げると共に,ランキング争いのトップに立ちました。最終コーナーで交わされた長島哲太が,1000分の41秒差で惜しくも2位に,さらにトップから1000分の95秒差で3位に山本剛大が入っています。 |
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☆ワンツー&ハイブリッド(SGT) 〇第6戦の決勝レースが,富士スピードウェイで行われました。事前の天気予報では,オートポリスと同じく雨が予想されたものの,こちらも終日ドライコンディションでした。GT500クラスは,ポールからスタートした松田次生&J-P.デ.オリベイラ組のカルソニックIMPUL GT-Rがトップの座を最後まで守りきり,完勝で今季初優勝を飾りました。2番グリッドからスタートした柳田真孝&R.クインタレッリ組のS Road REITO MOLA GT-Rと6番グリッドからスタートした荒聖治&A.クート組のWedsSport ADVAN SC430との間で展開した2位争いは,S Road REITO MOLA GT-Rが制し,GT-R勢がワンツーフィニッシュを果たしています。 GT300クラスは,ポールからスタートした新田守男&嵯峨宏紀組のapr HASEPRO PRIUS GTが,ブレーキにトラブルを抱えていたようでスタートした1コーナーでスピンを喫し,その期に乗して2番手スタートの影山正美&藤井誠暢組のHANKOOK PORSCHEがトップに立ちました。その後,終盤に入って再び浮上してきたapr HASEPRO PRIUS GTに交わされそうになるというシーンはありましたが,オープニングラップと同じようにブレーキトラブルでスピンを喫したため再びトップに浮上。そのまま逃げ切って今季2勝目を挙げました。トラブルにより通算3回のスピンを喫したapr HASEPRO PRIUS GTでしたが,その度に追い上げを展開し,最終的には武藤英紀&中嶋大祐組の無限CR-Z GTとの間で2位争いが展開されました。GT史上初となるハイブリッド車による2位争いは,PRIUSが制しています。 |
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☆独走(F1) 〇第13戦イタリアGPの決勝が,シーズンの中で最も高速バトルとなるモンツァ・サーキットで行われました。ポールからスタートしたマクラーレン・メルセデスのL.ハミルトンは,順調にトップに立つとその位置を守っていきました。中盤にさしかかったところでチームメイトのJ.バトンが2位に浮上し,マクラーレンによるワンツー体制が築かれました。しかし,前戦の勝者であるバトンにマシントラブルが発生してしまい,その場でリタイアとなりました。バトンの離脱によりF.マッサが2位,F.アロンソが3位となり,フェラーリによる2,3位独占となりました。しかし,終盤になってそこに割って入ったのが,他のドライバーとは違うタイヤ作戦を採ったザウバーのS.ペレスでした。他のマシンとは圧倒的に違うペースで走行しているペレスは,地元イタリアのマシンである2台のフェラーリを交わして2位に浮上しました。いずれはフェラーリに行くのではないかと言われているペレスですが,その速さをイタリア人に見せつけた走りでした。結局ハミルトンが独走で逃げ切って今季3勝目を挙げ,2位にペレスが,3位にアロンソが入っています。8番グリッドからスタートしたザウバーの小林可夢偉は,粘りの走りを展開していき,レッドブルの2台がリタイアしたこともあって,9位でフィニッシュしてポイントを獲得しています。 |
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2012/09/09(日) ☆コースレコードラッシュ(JRR) 〇第7戦の予選が,時折雨が降ったものの,全クラスともにドライコンディションの中オートポリスで行われました。JSB1000クラスは,トップ4がコースレコードをマークするという結果を残しました。昨シーズン終了後にコースの全面張り替えを行ったオートポリスですが,これがレコード更新にかなり影響していると考えて良いでしょう。さて,その予選でトップタイムをマークしたのが,地元九州出身でヤマハのマシンを駆る中須賀克行でした。コースレコード更新でのポール獲得は,2戦連続となります。2番グリッドを獲得したのが,こちらも九州出身であるホンダの秋吉耕祐でした。3番手タイムをマークしたのが,怪我により欠場となってしまった高橋巧に替わって,併催のアジア選手権とのダブルエントリーとなったホンダの清成龍一でした。彼も,若手の頃に九州で走っていたライダーです。4番グリッドを獲得したのが,これまた九州出身であるカワサキの柳川明でした。なお,テスト走行で高橋巧が転倒し,右鎖骨外側を骨折して欠場となりましたが,今度は予選セッションでスズキの加賀山就臣が最終コーナーで激しく転倒を喫し,右股関節脱臼と左足頸骨骨折という重傷を負ってしまいました。怪我の内容から考えて,彼も欠場する可能性がかなり高くなっています。人気のある2人だけに,何とも残念な結果となってしまいました。 J-GP2クラスは,ヤマハのマシンを駆る若手の有力ライダーの一人である野左根航汰がコースレコード更新を更新する走りを見せ,前戦に引き続いてポールを獲得しました。ホンダのマシンを駆る浦本修充が,こちらもコースレコードを更新して2番グリッドを獲得しています。3番グリッドを獲得したのが,スズキのマシンを駆る生形秀之でした。 J-GP3クラスは,昨年の大会でポールを獲得している山田誓己が,コースレコードを更新する走りを見せ,2年連続,今季通算2回目のポールを獲得しました。2,3番手もコースレコードを更新して,それぞれ徳留真紀と長島哲太が獲得しています。 |
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☆独占 PARTT(SGT) 〇第6戦の予選が,富士スピードウェイにおいてノックアウト形式で行われました。GT500クラスは,最後のセッションであるQ3において,序盤はトヨタのSC430勢が好タイムをマークしていきました。富士をホームグラウンドとするトヨタだけに,このまま予選上位を独占することも考えられましたが,松田次生&J-P.デ.オリベイラ組のカルソニックIMPUL GT-Rが唯一1分32秒台に入る速さを見せてポールを獲得しました。柳田真孝&R.クインタレッリ組のS Road REITO MOLA GT-Rが2番手タイムをマークし,ニッサン勢がフロントローを独占しました。国本雄資&A.カルダレッリ組のKeePer Kraft SC430がトヨタ勢でのトップタイムをマークし,3番グリッドを獲得しています。ちなみに,予選3番手から6番手までがトヨタ勢でした。金石年弘&塚越広大組のKEIHIN HSV-010が8番手タイムをマークし,これがホンダ勢でのトップとなります。 GT300クラスは,新田守男&嵯峨宏紀組のapr HASEPRO PRIUS GTがコースレコードを更新する走りを見せ,ハイブリッド車としては2回目,プリウスとしては初めてとなるポールを獲得しました。今シーズンから投入されたプリウスですが,遅れて登場となったホンダCR-Zに先を越されてしまったものの,こちらも確実に開発が進んでいることを証明しました。ちなみに,3番グリッドを,武藤英紀&中嶋大祐組の無限CR-Z GTが獲得しています。2番グリッドは,影山正美&藤井誠暢組のHANKOOK PORSCHEが獲得しています。 |
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☆独占 PARTU(F1) 〇第13戦イタリアGPの予選が,屈指の超高速サーキットであるモンツァで行われました。マクラーレン・メルセデスのL.ハミルトンが,Q3の序盤で1分24秒010というタイムをマークしました。その後,このタイムを更新するドライバーは誰も現れず,ハミルトンが今季4度目,通算23回目のポールを獲得しました。前戦で予選からスタートし,一度もトップの座を譲ることなくレースを制したJ.バトンが,最終アタックで2番手タイムをマークし,マクラーレン勢がフロントローを独占しました。3番手タイムをマークしたのが,フェラーリのF.マッサでした。前回の大会で2番グリッドを獲得し,日本人としては2人目となるフロントローにつけたザウバーの小林可夢偉は,見事にQ3進出を果たし,9番手タイムをマークしました。なお,4番手タイムをマークしたフォース・インディアのP.ディ.レスタが,ギアボックス交換により5グリッド降格となっていますので,今日行われる決勝レースでは,可夢偉は8番グリッドからのスタートとなります。 |
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2012/09/08(土) ☆交代(MotoGP) 〇今シーズンから始まったCRTクラスにフル参戦しているアビンティア・ブルセンスから5日(水)に発表があり,来週に行われる予定の第13戦サンマリノ&デラ・リビエラ・ディ・リミニGPから,D.サロンを起用することになりました。昨年から同チームに所属を開始し,レース初年度となった今シーズンは12戦中10戦で完走,4戦でポイント獲得を果たして現在ランク11位につけているI.シルバは,レギュラーライダーとしてのシートは失ったものの,次戦以降はテストライダー&リザーブライダーとしてチームに所属を継続することになります。残りのレースにレギュラーライダーとして走ることになったサロンは,2007年シーズンからSBKと併催で行われているWSSにフル参戦を開始しました。2009年シーズンに一旦SBKにフル参戦を果たしたものの,翌年から再びWSSに戻り,WSS参戦4年目となる昨シーズンにはランク2位となりました。そして,今シーズンから再びSBKにステップアップを果たし,チーム・ペデルチーニに所属してカワサキZX-10Rを駆ってきました。ここまで18戦を消化し,19ポイントを獲得してランキング21位につけています。 |
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2012/09/07(金) ☆代役参戦(JRR) 〇今週末は,いよいよ我が大分県にあるオートポリスにおいてJRRの第7戦が行われます。私は都合により今回の大会に関わることができませんが,皆さんはぜひオートポリスにいらして,国内最高峰の2輪レースをお楽しみいただきたいと思います。今回の大会は,JRRと併催でアジアロードレース選手権(ARR)の大会もあります。これにも,日本人ライダーが何人も参戦しますので,こちらもぜひお楽しみください。さて,そのARRにおける最高峰のクラスが,600ccマシンで争われるSS600です。昨年は,このクラスのチャンピオンがカワサキのマシンを駆る藤原克昭でした。今シーズンは,元BSBチャンピオンの清成龍一がホンダのマシンを駆ってフル参戦を開始し,わずか1ポイント差で清成がランク1位,藤原がランク2位につけています。 JRR第7戦の開幕に先立って,オートポリスでは,2日間にわたって合同テストが行われました。その初日の走行において,JSB1000クラスにハルクプロからフル参戦している高橋巧が転倒を喫し,右鎖骨外側を骨折するという重傷を負ってしまいました。これを受け,その高橋の代役として清成が参戦することになりました。今シーズンの清成は,鈴鹿8耐に同チームから参戦しています。ハルクプロと清成はホンダ系のチーム及びライダーですし,それらのことがあって代役参戦へと繋がったものと思われます。合同テスト2日目からJSB1000クラスでも走行をした清成は,いきなりの走行で3番手タイムをマークしました。本人は,あくまでもSS600クラスの方がメインだとは言っていますが,おそらくいざレースが始まると熱いレースを展開してくれるでしょうね。 |
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2012/09/06(木) ☆金メダル(F1) 〇過去最高のメダル数を獲得し,大いに盛りあがったロンドンオリンピックですが,現在はそのロンドンで障がいを持った方々で争われるパラリンピックが開催されています。その大会に,元F1ドライバーが参加しました。そのドライバーとは,ロータスやウィリアムズなどに所属して合計41戦戦った経歴を持つA.ザナルディです。ザナルディに関しては,チップ・ガナッシに所属して97年98年と2年連続チャンピオンに輝いたという実績を考えると,F1ドライバーというよりCART(現在のインディカー)シリーズのドライバーといった方がいいかもしれません。そのザナルディは,F1でのシートを失って再びCARTに戻った2001年シーズンの第16戦ラウジッツリンクにおいてアクシデントに見舞われ,両足切断という重傷を負ってしまいました。そして,不屈の精神で再びレースの世界に復活し,2003年からWTCCに参戦を開始しました。その後,2009年シーズン限りでレーシングドライバーとしてのキャリアに終止符を打ち,事故後にレースと並行して取り組んでいたハンドサイクリングの競技に参加するようになりました。そして,今回のパラリンピックにイタリア代表として参加し,ハンドサイクルのタイムトライアル部門で見事金メダルを獲得しました。しかも,2位の選手に27秒の大差をつけてぶっちぎりの優勝でした。金メダル獲得おめでとうございます!! |
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2012/09/05(水) ☆プライベートテスト(MotoGP) 〇第14戦の会場となるモーターランド・アラゴンにおいて,2日間にわたるプライベートテストが始まりました。今回のテストに参加しているチームは,レプソル・ホンダ,ヤマハ・ファクトリー・レーシング・チームというホンダとヤマハのワークスチームと,ホンダのサテライトチームであるLCR・ホンダの3チーム5人のライダーです。ヤマハとLCRに関しては,レギュラーライダーが参加していますが,レプソルに関しては,C.ストーナーが怪我で欠場中のため,レギュラーライダーのD.ペドロサと,ストーナーの代役参戦することが決まっているSBKで活躍中のJ.レイが参加しています。既に来季型マシンで参戦中のペドロサは,電子制御を中心にしたテストメニューをこなしたようです。それに対してレイは,ともかくマシンに慣れることが重要ですから,トラクションコントロールといったMotoGPならではのメニュー等に取り組んだようです。LCRのS.ブラドルは,今季型のワークスマシンが貸し出されてそれを駆ったようです。昨年のMoto2チャンピオンである彼は,今シーズンから最高峰クラスにフル参戦を開始しています。その初年度にもかかわらず常にトップ10圏内でフィニッシュし,ここまでランキング6位につけています。こうした点が認められて今回のワークスマシン貸し出しになったものと思われます。ヤマハのJ.ロレンゾに関しては,前戦であるチェコGP直後に行われたオフィシャルテストで来季型マシンのシェイクダウンが行いましたが,その続きを行ったようです。今季限りでチームを去ることが決まっているB.スピースは,今季型マシンのセットアップに集中していたようです。そのスピースについてですが,現段階では来季の去就が不明のままなのですが,今週中にその点について発表があることを本人が明かしています。なお,初日の走行でトップタイムをマークしたのは,来季型マシンで結果を残してきているペドロサでした。 |
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2012/09/04(火) ☆供給継続?(F1) 〇現在使用されているV8エンジンは,来シーズン限りとなり,2014年シーズンからは,ブランニューのV6エンジンが使用されることになっています。その新型エンジンについては,フェラーリ,ルノー,メルセデス・ベンツの3社が供給可能なのではないかという観測が出ています。ところが,それ以外のメーカーについては,なかなか聞こえてこないのが現状です。かつてBARの代表を務めたことがあるC.ポロック氏が立ち上げたPURE社がその新型エンジンを供給するという話もありましたが,同社の資金不足により開発がストップしていて,ほぼ絶望視されています。悪くすると初年度となる2014年は,3社しか供給できず,現在参戦している全てのチームにエンジンが行き渡るかという点が懸念されています。そのような中,現在エンジン供給元の一つであるエンジンビルダーのコスワースが,新しいエンジン供給が可能であるということを明らかにしたということです。コスワースについては,既にマルシャとの間で来シーズンのエンジン供給の契約を結んでいます。そして,もう一つの供給先であるHRTについても,来シーズンの契約継続を目指して交渉中のようです。こうした動きは,2014年シーズンへの布石とも考えられなくもありませんから,今後の展開に注目という感じです。 |
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2012/09/03(月) ☆スタートで(F1) 〇第12戦ベルギーGPの決勝レースが,1周7キロメートルを超えるスパフランコルシャンで行われました。今回最も注目を浴びたのは,自身初となる2番グリッドを獲得し,日本人としては2人目となるフロントローからのスタートを切ることになったザウバーの小林可夢偉でした。ところが,その可夢偉はスタートで出遅れてしまい,結果的にこれが今回の決勝レースを散々なものにすることに繋がりました。というのも,ポールからスタートしたマクラーレン・メルセデスのJ.バトンは順調にトップの座を守ったものの,それ以後はスタート直後の1コーナーで多重クラッシュが発生し,いきなりセーフティーカーが導入されるという展開となってしまいました。今回の多重クラッシュの原因をつくったのが,8番グリッドからスタートしたロータスのR.グロージャンでした。そのグロージャンは,マシンをイン側に寄せて7番手からスタートしたマクラーレン・メルセデスのL.ハミルトンを牽制したため,最初の接触が発生しました。この接触が次々に他のマシンを巻き込んでしまい,ランキングトップをいくフェラーリのF.アロンソを含め複数台のリタイアを招いてしまいました。スタートで出遅れた可夢偉もこれに巻き込まれてしまい,リタイアまでには至らなかったものの,マシンにダメージを受けてパーツ交換のためピットインを強いられただけでなく,その後はスローパンクチャーにも見舞われ,一気に最後尾まで順位を下げてしまいました。トップの座を守ったバトンは,その後も危なげない走行を続け,独走で開幕戦以来となる今季2勝目を挙げました。2位,3位には,それぞれ徐々に順位を上げていったレッドブルのS.ベッテルと,ルノーのK.ライコネンが入っています。可夢偉は,最終的に13位でレースを終えています。なお,多重クラッシュの原因をつくったグロージャンは,他に怪我を負わせる可能性があるかなり重大なレギュレーション違反があったとして,次戦の出場停止と,5万ユーロ(およそ500万円)の罰金が科されました。また,後方でジャンプスタートをしただけでなく,マルシャのT.グロックとの接触の原因をつくったウィリアムズのP.マルドナルドに対して,次戦で10グリッド降格の処分が科されました。 |
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2012/09/02(日) ☆自身初(F1) 〇第12戦ベルギーGPの予選が,前日の大雨という状況から一転して好天に恵まれたスパフランコルシャンで行われました。この予選で最速タイムを刻んだのが,今シーズンなかなか波に乗れていなかったマクラーレン・メルセデスのJ.バトンでした。Q1ではアンダーステアに苦しんだバトンでしたが,リアウィングなどの調整を行って臨んだQ2で最速タイムを刻みました。そして,その勢いで臨んだQ3でも最速タイムを刻み,今季自身初,2009年のモナコGP以来となるポールポジションを獲得しました。2番グリッドを獲得したのが,前日に最速タイムを刻んでいたザウバーの小林可夢偉でした。フロントローを獲得するというのは,可夢偉にとってもちろん自身初ですが,日本人ドライバーという点でみると,2004年のヨーロッパGPにおいて当時BARに所属していた佐藤琢磨がマークして以来2回目となります。3番手タイムマークしたのは,予選でしばしば速さを見せるウィリアムズのP.マルドナルドでした。なお,レッドブルのM.ウェーバーとメルセデスAMGのN.ロズベルグは,どちらもギアボックスを交換したため,決勝レースにおいて5グリッド降格が決まっています。 |
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2012/09/01(土) ☆珍事(F1) ◯1ヶ月に及ぶサマーブレイクが終わり,ようやくF1マシンのエキゾーストサウンドがサーキットに戻ってきました。後半戦最初のレースは,『スパウェザー』という変わりやすい天候でも有名なスパフランコルシャンで行われる第12戦ベルギーGPです。その初日の走行が行われ,初日にしていきなりその天候に翻弄されるスタートとなりました。午前中に行われたフリー走行1では,時折横殴りの雨が降るヘビーウェットという状況でした。そのような中,来シーズンのシート獲得が不透明なままであるザウバーの小林可夢偉がトップタイムをマークしました。チームメイトのS.ペレスは,表彰台獲得という結果を残していますし,チームにメキシコのスポンサーマネーを持ち込んでいますから,かなり高い確率でチームに残留できるものと思われています。それに対して,今シーズンの可夢偉は,昨年に比べると現段階では印象の薄いシーズンを過ごしていますし,日本人ドライバーの悲しさで,スポンサーマネーの持ち込みがなかなかできないという状況にあります。ザウバーのシートは,色々な外国人ドライバーが狙っていますので,残りのレースの中でいかに結果を残していくかが可夢偉にとって大きな鍵となります。それだけに,フリー走行とはいえ,そして特殊な路面状況とは言え,トップタイムというリザルトを残すというのは,可夢偉にとって大事なことと言えるでしょう。2,3番手タイムをマークしたのは,それぞれウィリアムズのP.マルドナルドとトロ・ロッソのD.リチャルドでした。午後に行われたフリー走行2は,さらに天候が悪くなり,普通に走ることさえ厳しい路面状況となりました。そうした状況では,タイムアップが厳しいだけでなく,マシンを壊す心配がありますし,有効なセッティングデータも取れないこととなります。それだけに,どのドライバーもなかなか走行せず,走行しても試しに走るという感じでの走りしかしませんでした。その結果,セッションを通してタイムアタックをするマシンが1台も現れないという珍しい状況のままで終了しました。ちなみに,こうした結果でしたから全く参考にはなりませんが,フリー走行2でのトップタイムは,マルシャのC.ピックがマークしました。 |
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