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2012/01/31(火) ☆新スポンサー(MotoGP) ◯ヤマハから新たなタイトルスポンサーの発表がありました。ロッシがいた2010年シーズンは,イタリアの自動車メーカーであるフィアットが,そして,ロッシがドゥカティに移籍した昨シーズンは,マレーシアの国営石油ガス会社であるペトロナスがヤマハのワークスチームのタイトルスポンサーを務めていましたが,そのペトロナスとの契約は昨シーズンをもって満了となりました。現在のような経済状況ですので,スポンサーがどうなるのか注目されていましたが,今回新たなタイトルスポンサーとなったのは,国内石油関連メーカーでは最大となるJX日鉱日石エネルギー社です。社名ではピンと来ない方もいらっしゃるかもしれませんが,ENEOSブランドでお馴染みといえばお分かりになるのではないかと思います。このところずっと紺色を基調とするカラーリングだったヤマハのワークスマシンですが,ENEOSはご存知のようにオレンジと白を基調としたブランドです。果たしてカラーリングがどうなるのか注目ですが,そのマシンは今日からマレーシアのセパンサーキットで始まる今季最初となるMotoGPの公式テストで登場することになります。一昨年シーズンのチャンピオンであるJ.ロレンゾと,昨シーズンからヤマハワークスに所属しているB.スピースとがテストに参加しますが,今年から始まる1000ccのエンジンを搭載したYZR-M1がどのようなマシンになるのか,そして,マシン及びライダーが着るツナギがどのようなカラーリングとなっているのか,何よりどのような走りを見せてくれるのか注目のテストとなります。 |
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2012/01/30(月) ☆1チームのみ(F1) ◯昨シーズンまでのヴァージンは,今シーズンからマルシャというチーム名に替わってフル参戦することになっています。そのマルシャは,チーム名が替わるのに伴って,チーム体制事態も変更することになっています。そして,テクニカルディレクターであるP.シモンズの指示のもと開発が進んでいる今季型マシンは,KERSを搭載しないことになるようです。これは,KERSを使用しないことによってマシンの他の部分の開発に集中することができると共に,コスト上昇を避ける狙いがあるからのようです。KERS(エネルギー回生システム)は,2009年に導入されたものの,2010年はチーム間の紳士協定によって使用されませんでした。しかし,2011年から再び搭載可能になり,今シーズンもそのレギュレーションは継続して採用されています。まだ正式には分からないものの,どうやらこのシステムを採用しないのはマルシャのみのようで,他のチームは1周あたり0.2秒から0.3秒のアドバンテージを得ることができるこのシステムを搭載することになるようです。 |
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2012/01/29(日) ☆20(F1) ◯これまでのルノーブランドに替わって,今シーズンからロータスブランドで参戦するようになったロータスF1チームは,元チャンピオンであるK.ライコネンと,昨シーズンからの残留となるR.グロージャンとのコンビになります。その2人が駆ることになるルノーの今季型マシンの名称が発表されました。これまでは名称の頭にルノーの伝統に沿って"R"(昨シーズンは"R31")をつけていましたが,今季型マシンは頭に"E"をつけて,"E20"という名がつけられています。なぜこうなったかについてですが,チームのファクトリーが置かれているイギリスのエンストンにちなんだものだということです。チームの前身であるベネトンはルノーエンジンを使用していましたが,そこがエンストンにファクトリーを構えたのが1992年からで,今年でちょうど20周年となります。ということは,当然エンストンで作られた20番目のシャーシということにもなります。このことから,頭文字にEを,そして20番目の20をとってE20 となったわけです。 |
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2012/01/28(土) ☆断念(MotoGP) ◯かつてはカワサキのワークスチームで最高峰クラスを走ったことがあるA.ウェストは,今季からスタートするCRTクラスにスピード・マスター・チームから出場することになっていました。中・軽量級クラスから最高峰クラスまで器用に乗りこなすウェストですが,とりわけウェットコンディションになるといつの間にか優勝に絡んでくるという強さも見せていました。そうしたウェストだけに,今季から新たに始まるクラスのマシンも,開発を含めてうまく乗りこなすのではないかと期待されています。ところが,そのウェストが,本人の公式Facebookで明らかにしたところによると,今季の参戦を断念したとのことです。原因は,チームの資金不足によるようです。どうやらCRTクラス参戦に対して,スポンサー資金の持ち込みが要求されていたようで,現在のような経済的不況も影響しているのかもしれませんが,ウェスト自身そのスポンサー資金を集めることができなかったようです。参戦を断念したウェストは,母国であるオーストラリアに戻って新たな仕事を見つけることになるようです。ウェストの空いたシートには,もしかしたら同チームから中量級クラスに参戦していたM.パッシーニが座ることになるかもしれません。 |
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2012/01/27(金) ☆移籍か(F1) ◯先日ウィリアムズから発表があり,B.セナを起用することが決定しました。これにより,F1で19シーズンを過ごし,11勝を挙げているR.バリチェロがそのF1でのシートを失うことが決定していました。このままレースから引退するのではないかという見方もあったのですが,どうやら新たな戦いの場に就くことになりそうです。その場というのは,アメリカンオープンホイールの最高峰であるインディカー・シリーズです。そのインディカーは,来週セブリング・インターナショナル・レースウェイで2日間にわたるテストが予定されているのですが,そのテストにバリチェロがKVレーシングのマシンのステアリングを握ることになり,それに向けてシートあわせを完了しました。KVレーシングといえば,昨シーズンまで佐藤琢磨が所属していたチームです。同チームは,今シーズンからシボレーエンジンにスイッチすることになっていて,ホンダとの関わりが深い琢磨が契約を解消していました。しかし,その琢磨のチームメイトだったT.カナーンとE.J.ビソはチームに残留していて,琢磨のシートが空いた状態になっていました。3台体制継続がチームの方針のようで,その空いたシートにバリチェロが座ることになりそうです。ただ,そのバリチェロは,過去に「オーバルレースには出場しないことを妻と約束をしている。」という主旨の発言を行ったことがありますので,そのオーバルレースがあるインディカーに参戦することと矛盾することになります。この点に関しては,もしかしたらオーバル以外のレースに出場するという形を採ることになるのかもしれません。以前のこのシリーズはオーバルのみのレースだったのですが,徐々にロードコースでの開催が増え,今シーズンにいたってはロードの方が中心で,オーバルはわずか4戦に減っています。それだけに,チャンピオン争いという点では不利ではあるものの,現実問題として同チームが今季チャンピオン争いできる可能性が高いわけではありませんから,4戦の欠場は大きな問題となることはなさそうです。 |
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2012/01/26(木) ☆先陣(F1) ◯昨シーズンまでのチーム・ロータスが,今シーズンからケータハムとチーム名を変更しましたが,そのケータハムが,全てのチームの先陣を切って今季型のマシンを公開しました。通常の新型マシンの公開といえば,新車発表会を開いたり,チームの公式WEBサイトで公開したりしていますが,ケータハムが採った方法はイギリスの専門誌である『F1 Racing』誌での公開でした。最高技術責任者であるM.ガスコインとテクニカルディレクターであるM.スミスとが設計を手がけたマシンは,『CT01』という名がつけられています。このマシンの特長は,フロントのノーズコーンにあります。今季のレギュレーションでノーズの高さは55cmを超えてはいけないと定められていますが,そのためモノコックと接続する部分とマシンのフロント部分には段差が見られます。ケータハムに限らず,どのチームのマシンも,今回と同じような手法を採ってくる可能性が高いのかもしれません。その他の特長としては,昨シーズンのトレンドとなった排気管が出る場所ですが,これまた今季のレギュレーションに則って上方排気となっています。また,サイドポッドが深く短くなり,リアエンドが深く削られて空力効果が高められたデザインが採用されています。 |
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2012/01/25(水) ☆初登場(ルマン) ◯昨日もお伝えしたように,今シーズンから始まるルマン24時間耐久レースを中心とするシリーズであるWECにトヨタは参戦することになっていますが,その世界選手権にトヨタが投入するマシンのお披露目がフランスのポール・リカールで行われました。LMP1クラスに投入されるこのマシンは,これまでのトヨタのスポーツカーの系譜に沿って『TS030』と命名されました。そのマシンに搭載されるエンジンは,新開発の3.4リッターのV8で,エンジンを含めたパワートレインの名前は『THS-R(TOYOTA Hybrid System-Racing)』となっています。カラーリングは,これまでのTSがトヨタ伝統の赤白だったのに対して,環境に優しいとされるハイブリッドを象徴するかのように,赤白に加えて青も入っています。ドライバーについては,これまた昨日もお伝えしたように,中嶋一貴&A.ブルツ&N.ラビエールとなっています。また,スポンサーロゴもあしらわれていて,その中には,トヨタらしくデンソーやZENTといったお馴染みの日本企業のものが入っています。今シーズンに関しては,フル参戦という形は採らず,第2戦のスパ6時間でデビューする予定になっています。 |
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2012/01/24(火) ☆2台目に(ルマン) ◯F1から撤退をしているトヨタが,今シーズンから始まるWECに参戦することが決定しています。このWECは,ルマン24を中心に行われる耐久レースの世界戦で,富士スピードウェイでのレースも含まれています。現段階では,中嶋一貴&A.ブルツ&N.ラビエールのトリオでシーズンに臨むことになっています。マシンについては,LMP1クラスに向けて作った新型マシンを投入することになっていて,まだ正式には公開されていませんが,既にフランスのポール・リカール・サーキットでシェイクダウンテストを終えているようです。現在のところ1台についてしか明らかになっていませんが,ルマン24に関してはどうやら2台目も存在するようです。この点については,いくつかの海外メディアが報道していて,比較的信頼性が高いのかもしれません。そして,その2台目のドライバーの一人が,昨シーズンでトロロッソのレギュラードライバーのシートを失い,トロロッソとレッドブルのリザーブドライバーになっているS.ブエミがステアリングを握ることになるようです。今シーズンのルマンは,ちょうどF1のカナダGPとヨーロッパGPとの間で開催されることになっていますので,ブエミにとってはちょうどよくなっています。また,彼自身も,F1以外のカテゴリーに挑戦したいという希望を以前明らかにしていましたから,ルマン参戦があっても不思議ではありません。この2台目のドライバーはブエミの他に2人の日本人ドライバーがシートに座ることになりそうだという報道がなされていますが,具体的な名前は挙がっていませんでした。 |
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2012/01/23(月) ☆発表予定(F1) ◯2月上旬に今シーズン最初の公式テストが予定されていますが,それに向けて今後各チームから今シーズンのマシンが順次発表されていきます。現段階では,まだ発表をいつ行うのか明らかにしていないチームが半数近くありますが,まずはケータハムが先陣を切ることになるようです。なお,現段階で分かっている具体的な発表予定日は,以下の表のようになっています。 |
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2012/01/22(日) ☆禁止(F1) ◯昨シーズンまでロータス・ルノーGPというチーム名だったルノーですが,今シーズンは新たにロータスF1チームとしてスタートを切ります。そして,ドライバーには,元チャンピオンで,2年間にわたって戦いの場をF1からWRCに移していたK.ライコネンを擁することになっています。そのルノーが今シーズン投入する予定になっている車高調整システムが,どうやら禁止になったようです。これは,FIAから正式発表があったわけではなく,ウィリアムズのチーフ・オペレーションズ・エンジニアを務めるM.ギランが出したコメントで明らかになったものです。ルノーのこのシステムですが,昨シーズン終了後にアブダビで行われた若手ドライバーテストにおいて,同チームが提供した先行開発型マシンに搭載されていたために明らかになったものです。車高調整システムについては,このルノーの他,フェラーリやメルセデスなどのチームも採用するのではないかとみられていました。ルノーの車高調整システムは,ドライバーが手動で行うものではなく,ブレーキトルクに反応して作動するリア・アクティブ・サスペンションとなるもののようで,これがマシンの空力プラットフォームに影響を与えることになり,それがレギュレーション違反と判断されて禁止となったのではないかとみられます。再スタートを切るルノーにとっては,マシン開発の計画を見直す必要が生じたわけですが,考えようによっては,シーズンが始まってからではなく,まだ開発段階で明らかになったことは不幸中の幸いだったのではないのでしょうか。 |
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2012/01/21(土) ☆コンビ継続(SGT) ◯GT300クラスに参戦しているA SPEEDから,今シーズンのドライバーについて発表がありました。昨シーズンは,同チームのエースドライバーである吉本大樹に加え,2010年シーズンのGT300クラスでチャンピオンを獲得した星野一樹を迎えて戦っていました。そして,今回の発表によると,そのコンビは今年も継続することになりました。マシンに関してですが,昨シーズンはアストンマーチン・V8バンテージGT2を駆ってフル参戦をしていました。今シーズンも,同マシンで開幕を迎えます。しかし,アストンマーチンという点では変わりないものの,シーズン途中からGT3レギュレーションに則ったマシンであるアストンマーチン・V12バンテージGT3を投入することになります。同マシンは,既にテストが始まっていて,場合によってはシーズン序盤から投入されることになるかもしれません。 |
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2012/01/20(金) ☆終了(F1) ◯F1の中継を続けてきているフジテレビから,F1中継契約延長の発表がありました。これは,FOM(フォーミュラ・ワン・マネジメント)との間で成立したもので,契約期間は今シーズンと来シーズンの2年間です。ただ,包装形態には変化が生じるようで,有料であるCS放送は,これまで通り全セッションを生中継します。しかし,多くの人が利用している地上波での放送は終了しました。そして,同局の衛星放送であるBSフジでの放送に切り替わることになりました。フジテレビによると,近年になってBSの視聴可能世帯が増えてきたことが変更の理由のようです。放送時間に関してですが,地上波が深夜に行われていたのに対して,BSでの放送は地上波の時よりは見やすい時間帯になるとのことです。なお,具体的なことに関しては,2月に発表される予定です。 |
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2012/01/19(木) ☆変更(SGT) ◯今シーズンから,ルマン24時間を中心とした耐久レースの世界選手権であるWECが始まります。そんカレンダーの中には,富士スピードウェイでのレースも含まれていますし,SGTのドライバーの中にこのシリーズに参戦する可能性のある人もいます。そのWECのレースカレンダーとSGTのカレンダーとを比べてみると,オートポリス及び富士でのレースがWECのレースと重なってしまうことが判明。このままでは当然まずいですから,10月に発表があったSGTのカレンダーが変更される可能性が高まっていました。そして,この度GTアソシエーションとJAFとから,カレンダーなどの変更が発表されました。それによると,WECとバッティングしていた第7戦となるオートポリス戦が,前回の発表より2週間早まっています。また,同じくバッティングしていた富士での第6戦が,1週間早まっています。さらに,SGTのシリーズ戦が終了してからFNとの共催で行われる特別戦のJAF-GTについてですが,会場となる富士の近くにある太平洋クラブ御殿場コースで開かれているゴルフの『三井住友VISA太平洋マスターズ』と日程がバッティングしていました。こちらも大変大きな大会で,同じ日に2つも大きな大会が組まれると宿泊場所の確保が厳しくなるため,こちらも開催が1週間早まっています。カレンダーだけでなく,レース距離にも変更が加わっていて,まず富士での第2戦がこれまでの300kmから500kmとなっています。さらに,真夏に行われる第6戦鈴鹿が1000kmに戻っています。鈴鹿でのこのレースは,かつて『鈴鹿1000km』として真夏の名物となっていました。しかし,2009年からレース距離が700qに,そして,昨シーズンは東日本大地震の影響による電力不足の関係から,500qに短縮して行われていました。それが再び1000kmとそて復活することになったわけです。なお,具体的なレースカレンダーについては,以下の表のようになっています。 |
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2012/01/18(水) ☆復活(F1) ◯ストーブリーグが終了の時期を迎えていますが,ウィリアムズとHRTのシートが1つずつ未定のままでした。しかし,昨日ウィリアムズから発表があり,既にシートが決まっていたP.マルドナルドのチームメイトには,『音速の貴公子』故A.セナの甥であるB.セナがその座に就くこととなりました。このシートの候補として名が噂されていたのが,決まったセナの他,昨シーズンまでウィリアムズに所属していた超ベテランドライバーのR.バリチェロとフォース・インディアのシートを失っていたA.スーティルの3人でした。その中でセナになった背景には,スポンサーの存在が噂されていたのも事実です。かつてはチャンピオン争いに加わるチームの一つだったウィリアムズですが,ここ数年はその争いに顔を出すことが全くなく,昨シーズンにいたっては,ポイント獲得さえもできない状況になっていました。こうした状況が続いていると,スポンサーの獲得にも暗雲が垂れ込め,長年タイトルスポンサーを務めていたAT&Tが撤退を決定し,資金的に苦しい状況になっていました。その中でセナには強力なスポンサーがついていたようで,最近は3人の中でシート獲得が有力視されていました。今シーズンからルノーエンジンを使用するようになったウィリアムズですが,ルノー&ウィリアムズ,そして今回セナが決まったことで,かつて故A.セナが組んでいたこのパッケージどおりですから,今回の契約成立は,その復活がなったということになります。なお,セナが獲得したことにより,バリチェロがシートを喪失したことも決定したことになります。あと残りがHRTのシートだけになったのですが,そのHRTはバリチェロ獲得を獲得することはないと以前に明言していましたから,ついに引退する可能性が高まったことになります。 |
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2012/01/17(火) ☆体制変更(SBK) ◯日本を代表するコンストラクターの一つであるヨシムラが,今シーズンの参戦体制を発表しました。長年JRRの最高峰クラスでチャンピオン争いに加わってきたヨシムラですが,2009年シーズンをもってJRRから撤退をしていました。そして,その翌年からは,フル参戦ではないものの,SBKへと戦いの場を移していました。しかし,年間の参戦レース数は圧倒的に少なく,ファンとしては少し物足りない状態であったことは確かです。今回の発表によると,SBKへの参戦については大きく変化しています。ヨシムラと言えばスズキ車を使ってのマシン開発ですが,SBKにおけるスズキのエースチームと言えば,これまでアルスター・スズキが担ってきました。しかし,同チームは昨シーズン限りでSBKから撤退してしまいました。それと入れ替わる形でBSBでスズキのエースチームを担ってきたクレセント・スズキが戦いの場をSBKへと移し,SBKでのエースチームを担うことになっています。今シーズンのヨシムラは,そのクレセント・スズキに同社のエキゾーストシステムであるR-11Rマフラーを供給すると共に,ヨシムラチューンのエンジンも供給することになります。これまでは,車体を含めたヨシムラ独自の参戦体制を敷いていたわけですが,今シーズンはエンジン・エキゾーストシステムサプライヤーというこれまでとは全く違う体制へと変化することになります。ただ,これまでと同じ事もあります。それは,JRR撤退後も続けてきた鈴鹿8耐への参戦です。ヨシムラと8耐は,切っても切り離せない歴史を刻んできただけに,レースファンにとっては安心できる今回の発表です。 |
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2012/01/16(月) ☆エントリーリスト(MotoGP) ◯昨シーズンまでGPにおける軽量級クラスといえば2サイクルエンジンで争われていた125ccクラスでしたが,そのクラスは昨シーズンで終了し,今シーズンから4サイクル250ccエンジンで争われるMoto3クラスが始まります。その新規クラスの暫定のエントリーリストがFIMより発表されていましたので,MotoGPクラス,Moto2クラスに引き続いてお伝えします。昨シーズンのチャンピオンであるN.テロルがMoto2クラスにステップアップしたため,このクラスもチャンピオンゼッケンである「1」が不在のシーズンとなります。昨シーズンのルーキーで,チャンピオン争いに絡んでいたM.ビニャーレスが今シーズンもこのクラスに残っていますので,彼を中心にチャンピオン争いが展開されていくのかもしれません。ただ,冒頭に書いたように,マシンがこれまでと全く違いますので,誰が4サイクルエンジンに早く対応できるかでその流れは大きく違うことが充分考えられますから,展開が読みにくいシーズンであるともいえるでしょう。日本人ライダーは,昨シーズンJRRのJ-GP3クラスでチャンピオンを獲得した藤井謙汰がGPにフル参戦します。今シーズンの見所には,こうしたライダー同士の争いだけでなく,マシンの争いもその一つです。ホンダがこれまでのRS125に替わって満を持して投入したのがNSF250Rですが,このマシンの戦闘力はどうなのか。そして,KTMやマヒンドラといった外国製のマシンとのバトルがどうなるのか,これも楽しみといえるでしょうね。 |
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2012/01/15(日) ☆エントリーリスト(MotoGP) ○昨日はMotoGPクラスのエントリーリスト(暫定)の発表についてお伝えしましたが,まだ1チーム未定という段階ではあるものの,それに引き続いてMoto2クラスのリスト(こちらも暫定)も発表がありましたので,今日はそれをお伝えします。昨年のチャンピオンであるS.ブラドルがMotoGPクラスにステップアップしたため,今シーズンもチャンピオンゼッケンである「1」が部材のシーズンとなります。そのブラドルと最後までチャンピオンを争ったM.マルケスは,125ccに続く2階級制覇に向けて今シーズンもMoto2クラスに残留していますので,このマルケスを中心にチャンピオン争いが展開しているのは間違いないでしょう。チャンピオンと言えば,一昨年のこのクラスのチャンピオンだったT.エリアスが復帰し,昨年の,そして最後のともいえる125ccクラスチャンピオンであるN.テロルがステップアップしてきています。ちなみに,その2人は同じチームからの参戦です。日本人ライダーは,昨シーズンこのクラス唯一のフル参戦ライダーだった高橋裕紀がチームを移籍してこのクラス3年目のシーズンを迎えることになります。そして,元GPライダーで,JRRのJ-GP2クラスで圧倒的速さを見せた中上貴晶が,このクラスにフル参戦することになっています。一旦GPでのシートを失い,再びGPに復帰できたというのは,この中上が日本人ライダーとしては初となります。なお,具体的なエントリーリストは,以下の表のようになっています。 |
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2012/01/14(土) ☆エントリーリスト(MotoGP) ○FIMから今シーズンのMotoGPクラスのエントリーリスト(暫定)の発表がありました。この中には,今シーズンから始まるCRT(レース専用シャーシに市販車エンジンの改良版を搭載したマシンで争われるクラス)も含まれています。MotoGPとCRTをと合わせると,今シーズンフル参戦するのは,14チーム,21人のライダーとなります。MotoGPクラスを見ると,スズキの参戦休止に伴い,シートを失ったA.バウティスタが,既に発表されているとおりホンダのサテライトチームであるホンダ・グレシーニから参戦します。また,ルーキーライダーとしては唯一MotoGPマシンを駆ることになるのが,昨シーズンMoto2クラスチャンピオンに輝いたS.ブラドルです。彼は,LCRホンダからの参戦です。CRTでは,昨シーズンまでヤマハの開発に大きな力を発揮していたC.エドワーズが,フォワード・レーシングに所属してシューター製のマシンの開発に臨むことになりました。なお,具体的なエントリーリストは,以下の表のようになっています。 |
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2011/1/13(金) ☆再び(F1) ○ルノーのR.クビサは,昨年のシーズンに入る前にプライベートで参加したラリーのレースにおいて大怪我を負い,1年間を棒に振るという事態になっていました。数度の手術を通して日常生活を送る上では大きな支障がない状態まで回復したようですが,F1マシンを走らせるにはまだ十分ではなく,今シーズンはリハビリに専念するという状態でした。そのクビサが,何と再び骨折をする重傷を負ったようです。しかも,その骨折した箇所というのが,まだ正式発表はないものの,昨シーズンに怪我を負ったのと同じ右脛骨だというのです。この怪我は,彼の自宅があるピエトラサンタで氷の上で転倒したためだそうです。計画的にリハビリに取り組んでいる段階ですから,この怪我から回復するために少なくとも3週間は遅れが生じると言うことを関係者は示唆しているとのことです。高い能力を有しているクビサだけに,来シーズ以降に彼が回復してからは,フェラーリがF.マッサに替わって彼を採用するのではないかという噂が出ています。本人はもちろん,関係者にとっては何ともやきもきする事態といえるでしょうね。 |
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2012/1/12(木) ☆タイヤ開発(F1) ○昨日は,恒例のフェラーリとドゥカティ合同のプレスカンファレンスにおいて,V.ロッシが続投に意欲を見せたことをお伝えしましたが,今度は,F1に関して新たな発表がありました。その発表を行ったのは,フェラーリの代表を務めるS.ドメリカリで,それによると,2010年までF1にワンメークタイヤを供給していたブリヂストンでモータースポーツタイヤ開発ディレクターを務めていた日本人エンジニアの浜島裕英氏と契約ということです。彼は,ブリヂストンがF1にタイヤを供給していた1997年から2010年までの14年間にわたって現場の指揮を担当してきました。その温厚な人柄から,関係者の間では「ハミー」と呼ばれて親しみを持たれていたようです。私たちも,F1中継の場でタイヤに関するコメントを聞く事ができていましたので,顔を知っている方も多いのではないかと思います。ブリヂストンが2010年シーズンをもってF1を撤退し,昨シーズンからイタリアのピレリがワンメークタイヤを供給するようになりました。フェラーリは,ブリヂストンタイヤとのマッチングはうまくいっていましたが,同国のピレリとのマッチングに苦労し,F.アロンソの能力で表彰台を獲得できたものの,なかなか優勝回数を重ねるというところまでは行きませんでした。長年現場でタイヤ開発に従事してきた浜島氏と契約することで,フェラーリのタイヤ開発面が進んでいく事が期待されています。なお,その浜島氏ですが,早速発表のあったその日には同チームのテクニカルディレクターであるP.フライのもとで働いているようです。 |
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2012/1/11(水) ☆継続参戦(MotoGP) ◯年始めにいつも恒例となっているのが,F1のフェラーリとMotoGPのドゥカティとによるスキー場を会場とした合同のプレスカンファレンスです。今年もこのイベントが10日から4日間にわたってイタリアのマドンナ・ディ・カンピリオで行われています。初日に当たる昨日は,今シーズンもドゥカティに所属する2人のライダーであるV.ロッシとN.ヘイデンが,時間を開けて別々に登場しました。最初に登場したヘイデンは,先日自身で行っていた自転車を使ってのトレーニング中に転倒を喫し,左肩の肩甲骨と肋骨を骨折するというアクシデントに見舞われてしまったため,左腕を固定した姿での登場となりました。その次に登場したのがロッシでしたが,そのロッシはドゥカティの所属して最初の年である昨シーズンは,GPにフル参戦を開始してから最もリザルト的に振るわないものとなってしまいました。これまでは,どのクラスにおいても必ず優勝してきた彼ですが,昨シーズンは一度3位表彰台に上っただけで,1勝もできないままでシーズンを終えていました。今シーズンの抱負を聞かれたロッシは,今シーズンから使用されることになる1000ccのブランニューマシンの開発に当面は専念するという主旨の発言を行い,こうした場では「勝利」とか「チャンピオン」とかの言葉を口にするのが普通なだけに,比較的控えめなコメントにとどめていました。昨シーズンの状態を考えると,ある意味現実を見据えたコメントといえるのかもしれません。ただ,今回のロッシの発言の中で注目されたことがもう一つありました。ロッシとドゥカティとの契約期間は2年間で,今シーズンがその最終年となります。ロッシは,以前からラリーを中心として4輪レースへの転向が噂されてきました。30歳を超えたロッシの年齢を考えると,本当に4輪レース転向を考えるのであれば,そろそろ「2輪引退」を視野に入れる必要が出てきているとも考えられます。しかし,今回のプレスカンファレンスでは,少なくともあと2年間はドゥカティとの契約を続けていきたいという自身の希望を発表しました。GPファンとしては,やはりうれしい今回の発言ではないでしょうか。 |
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2012/1/10(火) ☆復活?(F1) ○ここ数年,新たな開催地が名乗りを上げたり実際に開催が実現したりしていますが,そのほとんどがアジアを中心としてもので,これまで開かれてきたヨーロッパでの開催数が減ってきています。その中の一つが,フランスGPです。かつては当たり前のように開催されてきたフランスですが,2008年シーズンにポールリカールで開かれて以来ずっとレースカレンダーから外れたままでした。F1に対しては,チャンピオンエンジンであるルノーがエンジンを供給していますし,それを支えるオイルとしては,TOTALがテクニカルスポンサーとして存在しています。こうした状況の中,フランスのF.フィヨン首相が運営団体を設立したことから,いまだに噂の域を出ませんが,フランスGPの復活が報道されるようになりました。しかも,単なる噂ではなく,2013年シーズンからの復活で,開催日が9月1日になるという具体的なところまで報道されています。ただ,この噂では,毎年開かれるわけではなく,ベルギーGPと隔年開催となるのではないかと言うことです。スパ・フランコルシャンで開かれているベルギーGPも,毎年開催が危ぶまれているもので,実際カレンダーから外れた時期もありました。フランスにしてもベルギーにしても,開催が危ぶまれるのが資金不足が大きな原因の一つになっていますので,隔年開催となればその点が少し改善されるかもしれませんから,両者にとって渡りに船といえそうです。 |
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