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| 2024/10/31(木) ◎後任に?(JRR) ○今シーズン全てのレースが終了したJRRですが,ST600クラスのチャンピオンは,最終戦を待たずしてSQUADRA TIGRE TAIRA PROMOTEの阿部恵斗が2年連続チャンピオンを決めていました。ちなみに,鈴鹿で行われた最終戦を阿部は出場していません。それは,10月10日(木)付けのこのページでもお伝えしたように,彼が所属しているSQUADRA TIGRE TAIRA PROMOTEの監督で,現役時代に『タイガー宗和』の異名を持った宗和孝宏さんが急逝したことにより,チームが活動を停止したことによります。その阿部に関して,10月28日(月)に新たな発表がありました。彼のパーソナルスポンサーであるSDG株式会社から発表があり,彼が来季SDGモータースポーツに所属することとなりました。このSDGモータースポーツは,電設資材と産業機器の総合商社である『昭和電機産業株式会社』がモーターサイクル活動に社会貢献活動の一環として支援しているものです。今回の発表はここまでで,このページの入力段階では具体的なチームや参戦するクラス等の発表は行われていません。ただ,SDGが支援しているチームといえば,JRRでは今季JSB1000クラスやST1000クラス,そしてST600クラスにフル参戦しているホンダ系の最有力チームの1つであるSDG MOTORSPORTS RT HARC-PRO.で,普通に考えれば彼の所属先がここになることが自然です。しかも,同チームと言えば,ST1000クラスで圧倒的な強さと速さを見せて今シーズンのチャンピオンに輝いた國井勇輝が,来季からMotoGPのMoto2クラスにかつて所属した経験があるホンダ・チーム・アジアからフル参戦することが決まっていて,このシートが1つ空くことになります。ST600クラスで2年連続チャンピオンに輝いている阿部ですから,参戦するクラスをステップアップするべきでしょうし,この空くことになるシートが阿部にとってまたとないものとなります。ヤマハのマシンを駆ってきた阿部ですが,来季は心機一転チームやクラスを変えてホンダのマシンを駆っての参戦となりそうですね。 |
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| 2024/10/30(水) ◎5年ぶり(MotoGP) ○3週連続開催となるMotoGPですが,今週末はその3つ目のレースとなる第19戦マレーシアGPがセパン・インターナショナル・サーキットで開催される予定になっています。それを前にして10月28日(月)にドゥカティのサテライトチームの1つであるプルタミナ・エンデューロVR46レーシング・チームから発表があり,残り2戦を欠場するF.ディ・ジャンアントニオの代役としてA.イアンノーネを起用することになりました。まず,欠場するジャンアントニオについては,10月18日(金)付けのこのページでもお伝えしたように,第11戦オーストラリアGPのプラクティスで転倒した際,左肩を脱臼してしまいました。その手術を行うために残り2戦を欠場することになったのです。通常であれば,シーズン終了後に手術を受ける場合が多いです。ただ,彼には来季に向けた準備をする必要があります。現在ドゥカティのサテライトチームでナンバーワンの待遇を受けているのがプリマ・プラマック・レーシングです。そして,エースライダーであるJ.マルティンには,ワークスと同じ最新型のマシンが供給されています。現在ランクトップを行くマルティンですが,サテライトながらトップに立つリザルトを残している要因の一つにはそうしたことがあります。そのプラマックは,今季限りでドゥカティから離れ,来季はヤマハ陣営に加わることになりました。そして,その替わりにドゥカティのナンバーワン待遇を受けるのがVR46で,そのエースライダーであるジャンアントニオには,来季ワークスと同じ仕様のマシンが供給されることが決まっています。そこで,プレシーズンテストから新型マシンで走るためには,早めに手術をしてそれに間に合わせる必要があるため,早い段階での欠場という流れになったわけです。そして,今回イアンノーネがその代役として指名されています。今回代役参戦することが決まったイアンノーネですが,2013年から7年間にわたってMotoGPにフル参戦した経歴を持ちます。その間には,ドゥカティ,スズキ,そしてアプリリアのワークスライダーを務めました。ところが,2019年にドーピング検査で違反が見つかり,4年間という長期の資格停止処分が下されました。そして,その4年が過ぎた今年,ようやく処分が解除され,今季はSBKにおけるドゥカティのサテライトチームの1つであるGo Elevenに所属してフル参戦を開始し,1勝を挙げてランク8位でシーズンを終了しました。長期にわたる出場停止だったにもかかわらず,こうした結果を残せたのは,やはりワークスライダーを務めるほどのポテンシャルがあったことによるものだと考えてもおかしくはないでしょう。今回代役参戦が決まり,彼にとっては5年ぶりのMotoGPということになります。 |
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| 2024/10/29(火) ◎長期の契約終了(SGT) ○10月23日(水)にマレリとホシノレーシングから発表があり,来年2月の契約期間終了をもってマレリによるTEAM IMPULへのスポンサー契約を終了することになりました。現役時代に『日本一速い男』の異名を持っていた星野一義が起ち上げたのがホシノレーシングですが,1982年に同社を起ち上げたときに日本におけるマレリの前身である『日本ラヂヱター』とタッグを組み始め,同社が『カルソニック』,『カルソニックカンセイ』,そして現在の『マレリ』へと変遷していってもずっと同チームとの契約を継続してきました。その提携期間は,他の追随を許さない43年間という信じられないほどの長期にわたるものです。SGT等におけるTEAM IMPULのカラーリングといえば『カルソニック・ブルー』というイメージがあり,それはマレリとなってからもずっと続いてきています。今回の契約終了という決断は,『自動車産業のサプライヤー企業であるマレリは,純正部品市場においてより強靭で競争力のある企業となるため,成長と革新に向けて資源を配分するための幅広い取り組みの一環である』ということでのものだそうです。今回の契約終了決定により,『カルソニック・ブルー』のマシンが見られる機会はSGTで残っている2戦のみということになります。なお,来季からのスポンサーがどうなるのかについての発表は現段階ではまだなく,当然カラーリングについても未定のままです。 |
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| 2024/10/28(月) ◎タイトル決定(MotoGP) ○第18戦タイGPの決勝レースが,生憎の天候となったチャーン・インターナショナル・サーキットで行われました。 ウェットコンディションで始まったMotoGPクラスの決勝レースは,2番グリッドからスタートしたプリマ・プラマック・レーシングのJ.マルティンが今回も抜群なスタートを見せてホールショットを奪い,後続との差を広げて行きました。タイトル争いでマルティンを追うドゥカティ・レノボ・チームのF.バグナイアは,3番グリッドからスタートしてマルティンを追う形となりました。序盤は差を広げて行ったマルティンでしたが,思うように差をつけることができず,徐々に差がなくなっていきました。そして,5周目の3コーナーのブレーキングでラインを大きく外してしまい,バグナイアにトップの座を譲りました。さらにバグナイアの後ろを走行していたグレシーニ・レーシングMotoGPのM.マルケスにも抜かれてしまって3位に落ちてしまいました。トップに立ったバグナイアでしたが,はじめは差を広げていたものの,徐々にマルケスに差を詰められていきました。ところが,そのマルケスが足元をすくわれてしまって転倒を喫し,再スタートを切ることができたものの,大きく順位を下げてしまいました。マルケスの脱落によりマルティンが労せずして2位に浮上しましたが,バグナイアとの差は広がっていきました。チャンピオン争いを考えるとウェットコンディションの中でバグナイアを無理して追う必要はありませんので,トップの2台はそのままの順でチェッカーを受け,バグナイアが9回目の勝利を収め,自己最多となる勝利数を収めました。トップの2台の後ろでは,KTM勢3台による激しい表彰台争いが展開されていきました。そして,2周目にコースアウトを喫して一旦は順位を下げたものの,再び盛り返して3位争いに絡んでいき,激しいつばぜり合いを演じて3位に浮上し,ルーキーイヤーで5度目となる表彰台を獲得しています。唯一のフル参戦日本人ライダーであるLCRホンダ・イデミツの中上貴晶は,レース前半はポイント圏外での走行となっていましたが,転倒するライダーが現れたこと,そして終盤になるにつれてペースがどんどん上がっていってポイント圏内に入り,最終的に13位でチェッカーを受けてポイントを獲得しています。 MTヘルメッツMSIの小椋藍がタイトルに王手をかけていたMoto2クラスの決勝レースは,2番グリッドからスタートしたファンティック・レーシングのA.カネトが,オープニングラップを制してトップに立つと,後続との差を広げて行って独走態勢に持ち込みました。そして,ドライコンディションで始まったこのレースでしたが,雨が降ってきて21周目に赤旗が提示され,その段階でレース成立となり,カネトが2位におよそ3.7秒差をつけて今季3勝目を挙げました。ポールからスタートした小椋でしたが,1周目の最終コーナーで順位を下げてしまいました。しかし,一歩ずつ前を行くライダーを交わして行って14周目についに2位に浮上しました。5位以内であれば自力でタイトルを決めることができる小椋でしたが,カネトの独走は許したものの,レース成立の段階で3位に1秒近い差をつけていて,見事2位表彰台を獲得して自身初のタイトルを獲得しました。日本人ライダーがタイトルを獲得するのは,以前行われていた250ccクラス最終年となる2009年に現在ホンダ・チーム・アジアで監督を務めている青山博一がチャンピオンを獲得して以来15年ぶりとなります。 Moto3クラスは,5番グリッドからスタートした今シーズンのチャンピオンであるCFモト・アスパー・チームのD.アロンソが,8周目にトップに立つと今季の勢いそのままにトップでチェッカーを受け,5戦連続12回目の優勝を飾りました。2位にSIC58スクアドラ・コルセのL.ルネッタが入り,自身最高位を獲得しました。リキ・モリ・ハスクバーナ・インタクトGPのC.ベイヤーが3位でチェッカーを受け,今季9度目となる表彰台を獲得しています。フル参戦日本人ライダー勢ですが,4番グリッドからスタートしたホンダ・チーム・アジアの古里太陽は,ファイナルラップの最終コーナーまで表彰台争いを展開していきましたが,何とその最終コーナーでベイヤーと接触してしまいました。ライダーとマシンとが横滑りしながら5位でゴールラインを横切ったため,これがリザルトとなっています。他のライダーは,リキ・モリ・ハスクバーナ・インタクトGPの鈴木竜生が10位,MTヘルメッツMSIの山中琉聖が11位でチェッカーとなっています。 |
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◎初戴冠&4連覇(JRR) ○今季最終戦となる第8戦『第56回MFJグランプリスーパーバイクレース in 鈴鹿』最終日は,各クラスの決勝レースが行われました。既にST1000クラスとST600クラスはチャンピオンを決まっていますが,この大会でJSB1000クラスとJ-GP3クラスのチャンピオンも決まることとなります。 JSB1000クラスの決勝レースは,予選と同じくヤマハワークスの2人とDUCATI Team KAGAYAMAの水野涼によるトップ争いとなりましたが,今回はそれにAstemo HondaDreamSIRacingの野左根航汰が加わるという4つ巴の争いとなりました。中盤に入ると,この4台の中からYAMAHA FACTORY RACING TEAM2の岡本裕生と水野が抜け出してトップ争いへと変わっていきました。そして,岡本が水野との差を広げていくという流れとなったものの,11周目になって転倒車が出たためにセーフティカーが導入されて岡本のリードはリセットとなってしまいました。残り3周となったところでリスタートとなり,再び4台によるトップ争いとなりました。ところが,何とここでディフェンディングチャンピオンであるYAMAHA FACTORY RACING TEAMの中須賀克行が転倒を喫してリタイアとなり,同ポイントで並んでいる岡本がポイント圏内でゴールすればタイトル獲得になることが決まりました。最終的に水野と野左根によるトップ争いとなり,これを水野が制して前日のレース1に続いての勝利となりました。2位でゴールした野左根にとっては,今季からホンダに移籍して初めての表彰台獲得となります。岡本は3位で確実にゴールし,見事自身初となるチャンピオンに輝きました。連覇をしてきた中須賀がついにタイトルを失うことになったわけですが,連覇を続けていた中須賀がタイトルを失うのは今回で2回目となりますが,その最初の時にチャンピオンに輝いたのが,今回2位表彰台を獲得した野左根で,何とも因縁を感じるレースとなっています。 ST1000クラスの決勝レースは,既にチャンピオンを決めているSDG Team HARC-PRO.の國井勇輝とシーズン途中から代役参戦しているAstemo HondaDreamSIRacingの羽田太河の2人によるトップ争いとなりました。ファイナルラップまで続いた2人のバトルは,追う羽田を國井が自己ベストを刻んで振り切り,今季5勝目を挙げました。終盤まで4台による3位争いとなりましたが,Kawasaki Plaza Racing Teamの岩戸亮介が抜け出して3位表彰台を獲得しています。 既にSQUADRA TIGRE TAIRA PROMOTEの阿部恵斗のチャンピオンが決まっているST600クラスの決勝レースは,6台によるトップ争いが展開されていきました。ファイナルラップまで続いたバトルでしたが,その中で先頭を走っていたAKENO SPEED・MAVERICKの伊達悠太がやや抜け出してゴールラインを通過してトップでゴールし,自身嬉しい初優勝を飾りました。2位には,こちらもやや抜け出してMOTO BUM HONDAの鈴木光来がチェッカーを受けました。最終的に4台となった3位争いは,TEAMKENKEN Ytchの長尾健吾が制しています。 J-GP3クラスは,ランクトップを行くP.MU 7C GALESPEEDの尾野弘樹をJAPAN POST docomo business TPの若松怜が2ポイント差で追うという状況で最終戦を迎えました。この2人にTEAM NAOKO KTMの高杉奈緒子が加わった3台によるトップ争いがファイナルラップまで続いていきました。そのファイナルラップではチャンピオン争いをしている2人がやや抜けた形でシケインでのバトルとなり,先頭で入った若松がやや無理な形となっていて曲がりきれず,その横を尾野が抜けていってそのままゴールまでトップで駆け抜けてチャンピオンを確定し,見事4連覇を優勝で飾りました。オーバーランした若松はシケイン脱出時に高杉に接触して2位でゴールしたものの,シケイン不通過で30秒加算のペナルティが科され,リザルトとしては11位となりました。シケイン脱出時のアクシデントで2位にでTeam Plusoneの木内尚汰が入っています。3位にJAPAN POST HondaDream TPの岡崎静夏が入り,嬉しい初表彰台を獲得しています。 |
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◎好調維持で(F1) ○第20戦メキシコシティGPの決勝レースが,標高2300メートルという高地に位置するアウトドローモ・エルマノス・ロドリゲスで行われました。好スタートを2番グリッドからスタートしたレッドブルのM.フェルスタッペンが切ってトップに立つ中,後方では,ビザ・キャッシュアップRBの角田裕毅とウィリアムズのA.アルボンが接触して激しくクラッシュし,両者共にリタイアに終わるというアクシデントが発生しました。これによりセーフティカーが先導となり,7周目にリスタートとし,フェルスタッペンがそのままリードを保つことができました。しかし,今大会好調な走りを展開し,ポールからスタートしたフェラーリのC.サインツのペースが勝っていて,9周目にそのサインツがトップに立ちました。2位に落ちたフェルスタッペンにランキング争いを展開しているマクラーレンのL.ノリスが迫り,両者はコースオフを喫するくらい激しいバトルとなりました。そして,その2人の間隙を突いてフェラーリのC.ルクレールが抜けていって2位に浮上しました。ノリスとフェルスタッペンのバトルはその後も展開され,ついにはフェルスタッペンがノリスをコース外に追いやったとして,最初のことで10秒,そして次のことで10秒,合計20秒のペナルティが科されることとなってしまいました。サインツ,ルクレール,そしてノリスというトップ3の順位は変わらずに進んでいきましたが,62周目にルクレールのマシンが大きく振られてコースオフを喫してしまいました。幸いクラッシュせずにコース復帰を果たしましたが,2位の座をノリスに譲ることになってしまいました。そして,サインツをトップにして,2位のノリスは単独走行となり,トップ2からは大きく遅れをとったものの,ノリスも単独走行で3位をキープしてチェッカーを迎えました。この勝利により,サインツは今季2勝目を挙げています。ペナルティで大きく順位を下げたフェルスタッペンは,順位を回復していって,最終的に6位でチェッカーを受けています。チームメイトで,今回が母国GPとなるS.ペレスは,ビザ・キャッシュアップRBのL.ローソンとのバトルでマシンに損傷が出てしまってペースが上がらず,完走者の中で最下位となる17位というリザルトに終わっています。。前戦でポイントを獲得したローソンでしたが,今回は1周遅れの16位でチェッカーを受けています。なお,既にチームタイトルで2位に落ちているレッドブルですが,今回の結果フェラーリに逆転されて3位に落ちてしまっています。 |
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| 2024/10/27(日) ◎タイトル獲得に向け(MotoGP) ○チャーン・インターナショナル・サーキットにおいて第18戦タイGP2日目は,各クラスの予選とMotoGPクラスのスプリントレースが行われました。 MotoGPクラスのスプリントレースは,2番グリッドからスタートしたドゥカティ・レノボ・チームのE.バスティアニーニが,うまくライン取りを行ってオープニングラップからトップに立つと,以後は後続との差を広げて行って独走態勢に持ち込み,最後までそのポジションを守って今季2回目となるスプリントレース勝利を収めました。2番グリッドからスタートしたプリマ・プラマック・レーシングのJ.マルティンは,スタート時の競り合いの中でポジションを一旦下げてしまいました。しかし,少しずつ順位を回復していって2番手を走行しているドゥカティ・レノボ・チームのF.バグナイアとの2位争いに持ち込みました。ランキング争いをしている2人の競り合いはマルティンが前に立ち,バグナイアはこれについて行くことが徐々に難しくなって2人の差は開いていき,そのままの順でチェッカーを受けました。これにより,2人のポイント差は22に広がっています。 Moto2クラスの予選は,この大会でライバルの順位にかかわらず5位以内に入れば自力でタイトル獲得を決めることができるMTヘルメッツMSIの小椋藍が,ファーストアタックでトップタイムをマークしました。ラストアタックに臨んだ小椋でしたが,後ろが数珠つなぎの状態になっていてスピードを伸ばすことができないことからアタックを辞めてしまいました。しかし,他のライダーたちは小椋のタイムを最後まで上回ることができず,今季自身2度目となるポールを収めました。このポール獲得により,タイトルへの道がさらに一歩進んだ感じとなっています。小倉にはトップの座を奪われましたが,ランク2位を行くファンティック・レーシングのA.カネトが,小椋から1000分の51秒遅れで2番手タイムでした。さらに,そのカネトから1000分の64秒遅れで,イタルトランス・レーシング・チームのD.モレイラが3番手タイムをマークしています。もう一人のフル参戦日本人ライダーであるヤマハVR46マスター・キャンプ・チームの佐々木歩夢は,Q2まで進出し,そこでは小椋の後ろを走って引っ張ってもらう形となり,今季自身最高位となる12番グリッドを獲得しています。 Moto3クラスは,ボエ・モータースポーツのJ.ケルソがトップタイムをマークし,自身初となるポールを獲得しました。トップ3は僅差の争いとなっていて,ケルソから1000分の73秒遅れでC.ベイヤーが2番手タイム,そのベイヤーから1000分の51秒遅れでレオパード・レーシングのA.ピケラスが3番手となっています。フル参戦日本人ライダー勢ですが,フロントローまであとわずかというところでホンダ・チーム・アジアの古里太陽が4番手,MTヘルメッツMSIの山中琉聖は12番手でした。リキ・モリ・ハスクバーナ・インタクトGPの鈴木竜生はQ1で敗退となり,20番グリッド獲得にとどまっています。 |
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◎好発進(F1) ○10月25日(金)に第20戦メキシコシティGPが開幕し,初日は2回のフリー走行が行われました。初日の2回の走行はいつもと違っていて,2回目のフリー走行はピレリのタイヤテストが含まれています。そのため,通常より走行時間が30分長く設定され,ピレリが設定した燃料搭載量の分だけ搭載しなければならず,2つのコンパウンドでパフォーマンスランとロングランをしなければならないという厳格な走行プログラムに則った走行となりました。そうした中で行われたフリー走行2でこの日の総合トップタイムをマークしたのは,前戦で2位フィニッシュを果たしたフェラーリのC.サインツでした。総合2番手タイムをマークしたのは,コンストラクタータイトルでトップを行っているマクラーレン勢のO.ピアストリでした。そして,総合3番手タイムをマークしのは,何とビザ・キャッシュアップRBの角田裕毅でした。最初に行われたフリー走行1でも3番手でしたので,好発進を決めた初日となっています。前戦から角田のチームメイトとして参戦し,ペナルティから最後尾スタートとなったにもかかわらずいきなりポイントを獲得するという離れ業を演じたL.ローソンは,初日を10番手タイムで終えています。レッドブル勢は,ランクトップを行くフェルスタッペンにトラブルが発生してしまい,わずか4周しかできなかったため,19番手で初日を終えています。チームメイトで,今回が母国GPとなるS.ペレスは,前戦と同じような位置である9番手でした。 |
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◎同ポイントで(JRR) ○今季最終戦となる第8戦『第56回MFJグランプリスーパーバイクレース in 鈴鹿』が開幕し,各クラスの予選とJSB1000クラスのレース1が行われました。 JSB1000クラスのレース1は,オープニングラップこそホンダ勢が食い込む走りを見せましたが,その後はいつものようにヤマハワークスの2台とドゥカティのワークスマシンを駆るDUCATI Team KAGAYAMAの水野涼によるトップ争いとなっていきました。順位を激しく入れ替えながら最終ラップまで続いたバトルでしたが,水野がトップでチェッカーを受けて見事今季2勝目を挙げました。チームメイト同士による2位争いとなりましたが,最終的に岡本裕生が中須賀克行を押さえて2位でゴールしました。この結果,ランキング争いでトップだった中須賀に岡本が同ポイントで並び,今日行われる今季最後のレースとなるレース2で雌雄が決することになりました。 ST1000クラスの予選は,前戦でタイトルを決め,さらに来季からMotoGPのMoto2クラスにフル参戦することが発表されたSDG Team HARC-PRO.の國井勇輝が速さを見せ,唯一2分7秒台のタイムをマークして今季3度目となるポールを獲得しました。トップ3はコンマ1,2秒での争いとなっていて,2番手がKawasaki Plaza Racing Teamの岩戸亮介,3番手がAstemoHondaDreamSIRacingの羽田太河となっています。 ST600クラスの予選は,TEAMKENKEN Ytchの長尾健吾が唯一1分10秒台のタイムをマークし,約1年ぶりとなるポールを獲得しました。ITO RACING BORG CUSTOMの松岡玲が1分10秒台まであとわずかというところまでいきましたが,惜しくも届かずに2番手となっています。3番手タイムは,ランク3位で最終戦を迎えているAKENO SPEED・MAVERICKの伊達悠太でした。 J-GP3クラスの予選は,ランク2位につけているJAPAN POST docomo business TPの若松怜が唯一1分26秒台に迫る走りを見せて今季2回目のポールを獲得しました。2ポイントだけ上回ってランクトップに立っているP.MU 7C GALESPEEDの尾野弘樹が2番手タイムとなっていて,今季最後のレースでこのクラスも雌雄を決することになりました。3番手には,TEAM NAOKO KTMの高杉奈緒子がつけています。 |
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| 2024/10/26(土) ◎全クラスレコード更新(MotoGP) ○最終戦を前にして,3週連続開催となるMotoGPですが,その2つ目のレースとなる第18戦タイGPがチャーン・インターナショナル・サーキットで開幕し,初日は2回の走行が行われました。 MotoGPクラスは,前戦で勝利を収めたグレシーニ・レーシングMotoGPのM.マルケスが,昨シーズンマークされたレコードタイムを更新する走りを見せて初日総合トップに立ちました。前戦ではチャンピオンシップのことを考えて2位に走りを転じたプリマ・プラマック・レーシングのJ.マルティンが,マルケスからおよそコンマ1秒遅れの総合2番手でした。そのマルティンから1000分の52秒遅れで,1回目にトップタイムだったドゥカティ・レノボ・チームのE.バスティアニーニが総合3番手につけています。唯一のフル参戦日本人ライダーであるLCRホンダ・イデミツの中上貴晶は,初日を15番手タイムで終了しています。 Moto2クラスは,前戦で2位表彰台を獲得し,ランク2位に浮上したファンティック・レーシングのA.カネトが,昨年マークされたこれまでのレコードタイムを更新する走りを見せ,初日総合トップに立っています。午前中に行われた最初の走行が終了し,ピットレーンへ戻る直後に追突されて負傷したエルフ・マークVDFレーシング・チームのT.アルボニーノでしたが,すぐに病院へ行って精密検査を受けました。幸いなことに大事には至らずに午後の走行に臨み,何と総合2番手タイムをマークしています。そのアルボニーノから1000分の32秒遅れで,オンリーファンズ・アメリカン・レーシングのM.ラミレスが総合3番手でした。今大会において5位以内でフィニッシュすればタイトル獲得が決まるMTヘルメッツMSIの小椋藍は,6番手タイムで初日を終えています。もう一人のフル参戦日本人ライダーであるヤマハVR46マスター・キャンプ・チームの佐々木歩夢は,トップからおよそコンマ9秒弱遅れの18番手で走行を終えています。 Moto3クラスは,既にチャンピオンを決めているCFモト・アスパー・チームのD.アロンソが,王者らしく圧倒的な速さを初日から見せてこれまでのレコードタイムを更新して初日総合トップに立ちました。タイム差があまりないことが多いこのクラスですが,総合2番手だったボエ・モータースポーツのJ.ケルソとはおよそコンマ4秒の差をつける速さでした。そのケルソから1000分の68秒遅れで,レオパード・レーシングのA.フェルナンデス総合3番手でした。フル参戦日本人ライダー勢ですが,どのライダーも上位に顔を出すことができず,MTヘルメッツMSIの山中琉聖が14番手,ホンダ・チーム・アジアの古里太陽が17番手,リキ・モリ・ハスクバーナ・インタクトGPの鈴木竜生が19番手で初日を終えています。 |
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| 2024/10/25(金) ◎活動終了(JRR) ○JRRのJSB1000クラスに関連して,2つの残念な発表がありました。その1つ目ですが,これはライダーに関してです。今シーズンもオートレース宇部 Racing TeamからJSB1000クラスにフル参戦している津田拓也が,今シーズンをもってJRRへのフル参戦を終了するということです。今回JRRからの勇退を発表した津田は,2006年からST600クラスにフル参戦を開始しました。そして,2013年にヨシムラに移籍してJSB1000クラスにフル参戦を開始して現在に至っています。この間,チャンピオンには輝くことはできていませんが,2016年から2年連続ランク2位という好成績を収めています。また,スズキにおけるMotoGPのテストライダーも務め,MotoGPに代役参戦した経歴もありますし,鈴鹿8耐へも毎年のように参戦してきていて,ヨシムラに在籍していた2013年と2014年には2位表彰台に立っています。今回JRRからの勇退を発表しましたが,レーシングライダーとして引退するわけではありません。今後も鈴鹿8耐等へのレース活動は続けるということですので,機会は限られるものの,しばらく彼の走りを見ることはできます。2つ目は,チームに関してです。ホンダ系の有力プライベーターの1つであるTOHO Racingが,今シーズンをもって活動を終了することになりました。今回活動終了を発表したTOHO Racingは,元HRCのテストライダーでもあった山口辰也とチーム代表である福間勇二氏とがタッグを組んで2011年から活動を開始し,まずはST600クラスにフル参戦し,その初年度に早くも山口は見事チャンピオンに輝きました。そして,2012年からJSB1000クラスにスイッチし,鈴鹿8耐も含めて現在に至っています。ワークスチームも活動しているJSB1000クラスでは,プライベートチームですのでさすがにタイトルを獲得することはできていませんが,勝利を収めることはできています。鈴鹿8耐では,プライベーターながら見事2012年に2位表彰台を獲得しています。昨年の8耐でも2位でチェッカーを受けましたが,その後の車検で違反が見つかってしまったため,失格という残念な結果に終わってしまいました。今シーズンはJSB1000クラスに元HRCワークスライダーである清成龍一が,ST1000クラスに若手有望格の一人である國峰琢磨がフル参戦しています。今回の発表によると,JRRへのフル参戦は終了しますが,チームとしては存続し,TOHO Racing Clubとして地方選手権やイベントレース等への出場は継続するということです。なお,今季所属している清成と國峰の来季については発表が行われていません。 |
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| 2024/10/24(木) ◎復帰&継続(MotoGP) ○10月22日(火)にMoto3クラスではホンダ・チーム・アジアとして,Moto2クラスではイデミツ・ホンダ・チーム・アジアとしてフル参戦しているホンダ・チーム・アジアから,来季のチーム体制について発表がありました。今シーズンMoto2クラスではS.チャントラとM.アジが,Moto3クラスでは古里太陽とT.ブーシュリの体制で臨んでいる同チームですが,Moto3クラスについては,古里とブーシュリの両ライダー共に残留となります。残留が決まった古里にとっては,Moto3クラス&チーム在籍4年となります。そして,Moto2クラスについてですが,既に発表があったように,チャントラについては,今季でレギュラーライダーとしては卒業することが決まっている中上貴晶の後任としてLCRホンダ・イデミツからMotoGPクラスに昇格することが決まっています。チームメイトのアジは,来季もチームに残留することになりました。そして,昇格するチャントラの後任には,今シーズンJRRのST1000クラスでチャンピオンを獲得した國井勇輝が就くことになりました。その國井ですが,2020年にホンダ・チーム・アジアからMoto3クラスにフル参戦した経歴を持っています。2021年もチームに残留してMoto3クラスにフル参戦しましたが,その年でMotoGPでのシートを失い,JRRに戦いの場を移してハルク・プロからフル参戦を開始しました。その初年度はST600クラスにフル参戦し,昨シーズンから現在のST1000クラスを戦ってきています。2年目となる今シーズンは,これまでの5戦中4戦で勝利するという圧倒的な強さを発揮し,最終戦を待たずしてチャンピオンを決めています。今回のMotoGP復帰は,こうした活躍が認められてのものであることは間違いないでしょう。MotoGPでのシートを失ってJRRに移り,再びMotoGPに復帰してMoto2クラスで戦うという流れは,来季からHRCのテストライダーを務めることになる中上以来となります。来季からホンダの下からは離れるものの,小椋藍がアプリリアのライダーとしてMotoGP昇格することが決まっています。今回MotoGP復帰が決まった國井には,ぜひタイトル争いに加わるような活躍ができるようになり,ごく近い将来MotoGPクラスに2人の日本人ライダーがフル参戦する状況になることを期待したいと思います。 |
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| 2024/10/23(水) ◎2度目&初タイトル(SBK) ○先週末,ヘレス・サーキット−アンヘル・ニエトにおいて,SBKの今季最終戦となる第12戦スペインラウンドが開催されました。その初日となる10月19日(土)に開催されたレース1では,ランク2位につけているAruba.It Racing-DucatiのN.ブレガが,ポールからスタートすると後続との差を広げて行き,2位に6秒以上の大差をつける独走で今季5勝目を飾りました。ブレガの独走は許したものの,この大会でタイトルに王手をかけているROKiT BMW Motorrad WorldSBK TeamのT.ラズガットリオグルが2位に入り,ブレガとのポイント差が41となったことにより,ラズガットリオグルが今シーズンのチャンピオンを決めました。彼がタイトルを獲得したのは,ヤマハのワークスであるパタ・ヤマハ・オフィシャル・ワールドSBKチームに所属していた2021年以来2度目となります。また,BMWにとっては,SBKではもちろん,2輪レースにおける世界選手権での初タイトルとなります。今シーズンからBMWワークスであるROKiT BMW Motorrad WorldSBK Teamに移籍したラズガットリオグルは,移籍後2戦目となる第2戦カタルニアラウンドのレース2で移籍後初優勝を飾りました。そして,第4戦エミリア・ロマーニャから第7戦ポルトガルまで4戦連続で3レース全てを制するという離れ業を演じ,連勝記録では,第3戦オランダラウンドのレース2での優勝から13連勝を飾っていました。という結果から,早い段階でタイトル獲得の可能性を高めていました。ところが,9月にマニクール・サーキットで行われた第8戦フランスラウンドで怪我を負い,第8戦だけでなく,次の第9戦イタリアラウンドも欠場するというアクシデントに見舞われてしまいました。そして,第10戦アラゴンラウンドから復帰を果たし,連勝というわけにはいきませんでしたが,堅実に優勝や表彰台争いを演じ,今回のタイトル確定へと繋がっています。10月20日(日)に行われたスーパーポール・レースはブレガが優勝,ラズガットリオグルが2位とレース1と同じ結果となりましたが,その後に行われたまさに今季最後のレースとなるレース2でラズガットリオグルが優勝を果たし,見事な形で有終の美を飾っています。 |
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| 2024/10/21(火) ◎ワンツー(F1) ○第19戦アメリカズGPの決勝レースが,ドライコンディションとなったサーキット・オブ・ジ・アメリカズで行われました。ランキング争いを展開しているマクラーレンのL.ノリスとレッドブルのM.フェルスタッペンは,それぞれポールと2番グリッドからスタートしました。ホールショットを奪うべく2人が争っている間に,4番グリッドから好スタートを切ったフェラーリのC.ルクレールが横からすり抜けてトップに立ちました。初日に速さを見せていたフェラーリ勢は,決勝レースで再びその速さを出していき,トップに立ったルクレールは最後まで安定した速さを見せて後続との差を広げて行き,2位に10秒以上の大差をつけて今季3勝目を挙げました。2位を当初走行していたのはフェルスタッペンで,その後ろにフェラーリのC.サインツがつけていました。ルクレールと同じく初日に速さを見せていたサインツは,フェルスタッペンより早めにピットに入って速いペースを刻んでいき,後からピットに入ったフェルスタッペンがコースに復帰したときには,既にサインツが前を走行していてアンダーカットに成功しました。それ以後もサインツは後続との差を広げて行き,こちらも単独走行となって2位でチェッカーを受け,第3戦オーストラリアGP以来となるワンツーフィニッシュを果たしています。フェルスタッペンとノリスによる3位争いとなりましたが,激しいつばぜり合いの中52周目にノリスがフェルスタッペンを交わして3位に浮上しました。ただ,このオーバーテイクは接触するぎりぎりのつばぜり合いでノリスがコースからはみ出て,それからフェルスタッペンの前に出た形となりました。両者の順位はそのままでチェッカーを受けましたが,レースの途中でノリスにコース外走行によるオーバーテイクということで5秒加算のペナルティが決まっていて,リザルトとしてはフェルスタッペンが3位となりました。フェルスタッペンが表彰台を獲得したのに対し,チームメイトのS.ペレスはウィークを通してトップ10圏内の走行に終始していて,決勝レースではトップからおよそ1分遅れの7位でチェッカーとなっています。ビザ・キャッシュアップRB勢は,角田裕毅が11番グリッドからスタートしてポイント獲得が期待されましたが,レース途中バトルの中で他車をコース外に追いやったという判断をされて5秒加算のペナルティが科され,さらに単独スピンを喫したりして順位を上げることができず,14位でのチェッカーとなっています。チームメイトで,今回からレギュラードライバーのシートを獲得しているL.ローソンは,パワーユニットの交換によるペナルティから最後尾スタートとなりました。いきなりそうしたハンディがあったのにもかかわらず非凡な才能を発揮してポジションを上げていき,何といきなり9位でゴールしてポイントを獲得しています。 |
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◎初優勝(SGT) ○我が大分県にあるオートポリスにおいて,第7戦『AUTOPOLIS GT 3Hours RACE』の決勝レースが行われました。当初は土曜日に予選を行う予定でしたが,一昨日のこのページでお伝えしたように,天候不良により初日の走行が全てキャンセルとなり,決勝日に予選も行われました。そうした波乱の展開となったこの大会ですが,決勝レースも波乱の展開となり,4回のセーフティカー導入,そして最後はセーフティカー先導によるスロー走行のままチェッカーという結末になりました。 GT500クラスの決勝レースは,オートポリスを得意とするNissan Zを中心にしてレースが進んでいきました。しかし,ここで速さを見せたのが,10番グリッドからスタートした関口雄飛&中山雄一組のDENSO KOBELCO SARD GR Supraでした。度々出されるセーフティカーでしたが,その中をかいくぐって順位を上げ,さらにピットインのタイミングがセーフティカーとの関係で絶妙だったことから,見事にトップに立ちました。そして,冒頭でも記したように最後はセーフティカー先導のままによるチェッカーとなって2020年に富士スピードウェイで行われた第5戦以来となる今季初優勝を飾りました。2,3位には,Z勢が入り,それぞれ千代勝正&L.クインタレッリ組のMOTUL AUTECH Z,高星明誠&三宅淳詞組のNiterra MOTUL Zが入っています。 GT300クラスの決勝レースは,複数台によるトップ争いが展開され,しかも,度々セーフティカーが導入されたことで差がなくなったりといった状況が続きました。その中で速さを見せたのが,何と15番グリッドからスタートした小暮卓史&元嶋佑弥組のVENTENY Lamborghini GT3でした。終盤に入って後続を10秒以上離してトップに立っていた堤優威&平良響組のmuta Racing GR86 GTでしたが,セーフティカー手順違反を犯してしまったためにドライブスルーペナルティが科されてトップから脱落し,その後ろを走行していたVENTENYが労せずしてトップに浮上しました。ペナルティにより一旦は順位を下げたmutaでしたが,速いペースを刻んで3位まで浮上し,さらに2位走行のマシンがピットインせざるを得なくなったために上位争いから脱落して2位にまで返り咲いてきました。しかし,VENTENYも速いペースでmutaとの差をさほど縮められずに走行し,最後は4度目のセーフティカー導入でそのままチェッカーとなり,同じ富士スピードウェイで行われた第2戦以来となる今季2勝目を挙げました。3位には新田守男&高木真一組のK-tunes RC F GT3が入っています。 |
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| 2024/10/21(月) ◎拡大&記録更新(MotoGP) ○第17戦オーストラリアGPの決勝レースが,レースウィークの中で初めて好天に恵まれたフィリップアイランド・サーキットで行われました。 MotoGPクラスは,ポールからスタートしたプリマ・プラマック・レーシングのJ.マルティンが好スタートを切って終盤までトップの座を守っていきました。それに対して,2番グリッドからスタートしたグレシーニ・レーシングMotoGPのM.マルケスは,スタート直前に自身が剥がした捨てバイザーが自身のリアタイヤの前に落ちてしまい,スタート時にこれをタイヤが踏んでホイールスピンを起こして順位を下げてしまいました。5番グリッドからスタートしたドゥカティ・レノボ・チームのF.バグナイアは,好スタートを切ってポジションアップを果たし,中盤には2位に浮上していました。一旦は順位を下げたマルケスでしたが,速いペースを刻んでポジションを回復していき,2位を走行しているバグナイアに追いつくとこれを交わし,ついに2位にまで浮上していきました。マルティンとの差を少しずつ詰めていったマルケスは,やや強引ながらも24周目にマルティンのインをさしてこれを交わし,ついにトップに立ちました。マルケスに交わされて2位に落ちたランクトップのマルティンでしたが,直接のタイトル争いのライバルであるバグナイアが3位を走行していて,今後のタイトル争いを考えて無理してマルケスを追うことをせず,このままの順でチェッカーとなりました。トップチェッカーを受けたマルケスにとっては,今季3勝目となります。マルティンが2位,ランク2位のバグナイアが3位だったため,2人のポイント差は20に拡大しています。21番グリッドからのスタートとなったLCRホンダ・イデミツの中上貴晶は,残念ながらポイント圏外の18位でチェッカーを受けています。 Moto2クラスは,ポールからスタートしたベータ・ツールズ・スピードアップのA.アルデグエルと,2番グリッドからスタートしたファンティック・レーシングのA.カネトが,スタートから激しいトップ争いを演じていきました。最終ラップまで続いた2人の争いは,マシンとマシンが接触する激しいバトルとなり,最終的にアルデグエルが今季3度目となるトップチェッカーを受けました。今回が母国GPとなるリキ・モリ・ハスクバーナ・インタクトGPのS.アギウスは,トップの2人からは大きく離されたものの,3位でチェッカーを受けて自身初となる表彰台を母国GPで獲得しています。ランクトップを行くMTヘルメッツMSIの小椋藍は,このサーキットを苦手としていますが,4位でチェッカーを受けてこのサーキットにおける自身最高位を獲得しています。これまでランク2位だったS.ガルシアが7でゴールしたことで,ガルシアと入れ替わってカネトがランク2位に浮上しました。小椋とカネトとのポイント差は65ですので,次戦で小椋がタイトルを獲得する可能性が今回以上に高まっています。もう一人のフル参戦日本人ライダーであるヤマハVR46マスター・キャンプ・チームの佐々木歩夢は,18周目に転倒してリタイアに終わっています。 Moto3クラスは,既に前戦でチャンピオンを決めているCFモト・アスパー・チームのD.アロンソが,中盤でトップに立つと単独走行に持ち込み,今季11回目のトップチェッカーを受けました。この11回目の勝利というのは,レジェンドライダーであるV.ロッシが記録した軽量級クラスでの年間勝利数記録に並ぶと共に,このクラスにおける年間獲得ポイントでの新記録となっています。アロンソは単独走行でしたが,その後ろでは激しい表彰台争いが展開されていき,最終的にレッドブル・ガスガス・テック3のD.オルガドがレオパード・レーシングのA.フェルナンデスに1000分の3秒差で2位に入っています。フル参戦日本人ライダー勢ですが,1周目に大きく順位を下げてしまったMTヘルメッツMSIの山中琉聖でしたが,どんどん順位を上げていって,最終的に6位でチェッカーを受けています。ホンダ・チーム・アジアの古里太陽は6位,リキ・モリ・ハスクバーナ・インタクトGPの鈴木竜生は15位でチェッカーを受け,全員がポイントを獲得しています。 |
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◎復活ののろし(F1) ○サーキット・オブ・ジ・アメリカズでのアメリカズGP2日目は,スプリントレースと決勝に向けた予選が行われました。最初に行われたスプリントレースは,ポールからスタートしたレッドブルのM.フェルスタッペンが,オープニングラップからトップの座を最後まで守り抜き,6月に行われた第11戦オーストリアGPのスプリントレース以来9レースぶりの勝利を収めました。その後ろでは2位争いが展開されていき,ファイナルラップで2位を行くマクラーレンのL.ノリスを,フェラーリのC.サインツが交わして2位の座を獲得しています。フェルスタッペンが優勝して復活ののろしを上げたのに対し,チームメイトのS.ペレスは表彰台争いから離れたところでの走行に終始し,9位でチェッカーを受けています。ビザ・キャッシュアップRB勢は,9番グリッドからスタートした角田裕毅は,オープニングラップで1台交わして8位に上がって入賞圏内に入りました。その後一旦は7位まで浮上したものの,さすがにマシンの戦闘力不足と,ライバルとのバトルの中でタイヤを消耗したこともあって順位を下げていき,ポイント圏外の11位でチェカーを受けています。今回からD.リカルドに替わってレギュラードライバーとなったL.ローソンは,15番グリッドからスタートして16位でゴールしています。コンストラクタータイトルで6位につけていたビザ・キャッシュアップRBでしたが,角田とローソンがノーポイントに終わったのに対し,6位争いをしているハースが2人ともポイントを獲得して両チームは同ポイントとなりました。コンストラクタータイトルで同ポイントの場合,決勝レースにおける最上位で決まりますが,これは6位が最上位のハースの方が上回っていて,ハースがランク6位に浮上しています。 決勝レースにおけるグリッドを決める予選は,フェルスタッペンがタイムを更新していたものの,その際イエロー区間があったためタイムが抹消となり,ノリスがポールを獲得しています。フェルスタッペンが2番手,3番手にはサインツがつけています。ペレスはQ3まで進出したものの,10番手で予選を終えています。11番手タイムだったため惜しくもQ2突破を逃した角田は11番手,ローソンは15番手タイムでした。ただ,ローソンはパワーユニットを交換していますので,決勝レースではペナルティのため最後尾からのスタートとなります。 |
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| 2024/10/20(日) ◎6勝目&3年連続&3戦連続(MotoGP) ○フィリップアイランド・サーキットで開催されている第17戦オーストラリアGP2日目は,各クラスの予選とMotoGPクラスのスプリントレースが行われました。 MotoGPクラスのスプリントレースは,ポールからスタートしたプリマ・プラマック・レーシングのJ.マルティンが,ホールショットを奪うと,最後までそのポジションを守って行ってトップチェッカーを受け,スプリントレースで今季6勝目を飾りました。マルティンが盤石のレース展開だったのに対し,その後ろでは順位の入替えがありました。ランク3位につけているグレシーニ・レーシングMotoGPのM.マルケスは,2番グリッドからスタートしたものの,1コーナーに向けてラインを外してしまって順位を一旦下げました。それに対して,ランク2位につけてマルティンとタイトル争いを演じているドゥカティ・レノボ・チームのF.バグナイアは,5番グリッドからスタートして順位を上げていき,一旦は2番手までつけてマルティンを追う展開となりました。順位を下げたマルケスですが,どんどん順位を回復していって,ついにはバグナイアを捉えて2位にまで浮上しました。3位に落ちたバグナイアはペースを上げることができず,ついにはチームメイトであるE.バスティアニーニ交わされて4位まで落ちました。結局マルケス,バスティアニーニ,そしてバグナイアはそのままの順でチェッカーとなり,マルティンとバグナイアとのポイント差は16に開きました。LCRホンダ・イデミツの中上貴晶は,21番グリッドからスタートして,転倒者が相次いだこともあって14位でチェッカーを受けています。 Moto2クラスの予選は,ベータ・ツールズ・スピードアップのA.アルデグエルが,昨年自身がマークしたレコードタイムを更新する走りを見せ,このサーキットで3年連続となるポールを獲得しました。前日に総合2番手だったファンティック・レーシングのA.カネトは,アルデグエルには離されたものの,2番手タイムをマークして今回もフロントローにつけました。そのカネトからわずか1000分の72秒遅れで,アルデグエルのチームメイトであるA.ロペスが3番グリッドを獲得しています。この大会のタイトル獲得に王手をかけているMTヘルメッツMSIの小椋藍ですが,このサーキットは余り相性がよくないこともあって,9番手タイムと決勝レースは3列目からのスタートとなります。ヤマハVR46マスター・キャンプ・チームの佐々木歩夢は,Q1を突破してQ2に進み,14番手タイムで予選を終えています。 Moto3クラスの予選は,このクラスらしく僅差での上位争いとなり,MTヘルメッツMSIのI.オルトラが前を行くマシンをうまく使ってタイムを上げることに成功し,3戦連続ポールを決めています。リキ・モリ・ハスクバーナ・インタクトGPのC.ベイヤーは,転倒を喫するというアクシデントに見舞われたものの,2番グリッドを獲得しています。そのベイヤーから1000分の27秒遅れで,レオパード・レーシングのA.フェルナンデスが3番手でした。フル参戦日本人ライダー勢ですが,ホンダ・チーム・アジアの古里太陽が9番手,MTヘルメッツMSIの山中琉聖が11番手,リキ・モリ・ハスクバーナ・インタクトGPの鈴木竜生が17番手で予選を終えています。 |
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◎久々に(F1) ○10月18日(金)にサーキット・オブ・ジ・アメリカズで第19戦アメリカズGPが開幕し,2日目に行われるスプリントレースの予選が行われました。このところ不調に見舞われているレッドブルですが,今回新たに『なで肩』と言われている新たなエンジンカウルを投入しています。これまでは『いかり肩』カウルだったのですが,これが戦闘力を失う原因となっていたようで,今回の新たなカウルがスプリント予選で好結果を残しました。シーズン中盤以降なかなかトップに立つことができていなかったレッドブルのM.フェルスタッペンですが,この予選では新型カウルが功を奏したのか,第14戦ベルギーGPの予選でトップに立って以来となるスプリントレースでのポールを獲得しました。メルセデスAMGのG.ラッセルが,フェルスタッペンから1000分の12秒遅れで2番手タイムとなっています。スプリント予選の前に行われたフリー走行1でワンツーだったフェラーリでしたが,スプリント予選では,C.ルクレールの3番手が最高位でした。フェルスタッペンと同じく新たなカウルを搭載したチームメイトのS.ペレスでしたが,Q2で敗退して11番手に沈んでいます。ビザ・キャッシュアップRB勢は,角田裕毅がQ3進出を果たし,9番手でスプリント予選を終えています。この大会あらD.リカルドに替わってレギュラードライバーのシートを獲得したL.ローソンは,Q2までは進出したものの,ここで敗退となって15番手に留まっています。 |
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◎走行キャンセル(SGT) ○昨日から我が大分県にあるオートポリスで第7戦『AUTOPOLIS GT 3Hours RACE』が開幕し,予選が行われる予定でした。ところが,午前中から悪天候に見舞われ,オートポリス特有の霧に見舞われたり,激しい雷雨があったりして走行できない状態が続きました。結局,初日は全ての走行がキャンセルとなり,予選と決勝が今日に持ち越しとなりました。もし今日も予選ができなかった場合,決勝レースはランキング順でのグリッドとなることが決まっています。 |
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| 2024/10/19(土) ◎ワンツー(MotoGP) ○第17戦オーストラリアGPがフィリップアイランド・サーキットで開幕し,初日は2回の走行が行われました。ただ,この日の午前中は不安定な天候となり,最初に走行したMoto3クラスの途中から雨が降り始め,Moto2クラスの時にはさらに激しい雨へと変わりました。そのため,セッション後半からはわずかなライダーのみが走行するという状況になりました。そして,MotoGPクラスの時には大雨の状況がさらに悪化したため,このセッションはキャンセルとなりました。午後からは天候が回復していき,Moto3クラスの時にはまだウェット状態でしたが,Moto2はウェットからドライへと変わり,MotoGPクラスはドライコンディションでの走行となりました。 この日1回だけの走行となったMotoGPクラスは,このサーキットで3回勝利を収めているグレシーニ・レーシングMotoGPのM.マルケスが総合トップタイムをマークしました。チームメイトでマルケスの実弟でもあるA.マルケスが,およそコンマ1秒遅れの2番手タイムをマークし,初日はマルケス兄弟によるワンツー発進となりました。そのA.マルケスから1000分の86秒遅れで,プルタミナ・エンデューロVR46レーシング・チームのM.ベゼッキが総合3番手でした。 Moto2クラスは,ドライへと変わった午後での走行がこの日の最速となっていて,ベータ・ツールズ・スピードアップのF.アルデグエルが初日総合トップとなりました。このところ特に予選で速さを見せているファンティック・レーシングのA.カネトが,トップからはやや離されたものの,総合2番手タイムでした。そのカネトからわずか100分の3秒遅れで,アルデグエルのチームメイトであるA.ロペスが総合3番手でした。この大会でのタイトル獲得に王手をかけているMTヘルメッツMSIの小椋藍は,トップからおよそ1.4秒遅れの13番手でした。もう一人のフル参戦日本人ライダーであるヤマハVR46マスター・キャンプ・チームの佐々木歩夢は,トップからおよそ2秒遅れの19番手で初日を終えています。 両セッション共にウェットでの走行となったMoto3クラスは,最初の走行でトップタイムだったCFモト・アスパー・チームのD.アロンソが総合でのトップでした。また,そのアロンソから1000分の18秒遅れの2番手だったレオパード・レーシングのA.ピケラスが,午後からの走行ではトップだったものの,午前中のタイムで総合2番手となっています。総合3番手タイムは,午前の走行で3番手だったコプロン・リバコールド・スナイパーズ・チームのM.ベルテッレでした。フル参戦日本人ライダー勢ですが,ホンダ・チーム・アジアの古里太陽が12番手,リキ・モリ・ハスクバーナ・インタクトGPの鈴木竜生が13番手,MTヘルメッツMSIの山中琉聖が23番手で初日を終えています。 |
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| 2024/10/18(金) ◎欠場(MotoGP) ○残り4戦となったMotoGPですが,今日から第17戦オーストラリアGPが開幕します。残り4戦はとてもスケジュールがタイトになっていて,オーストリアGPから第19戦マレーシアGPまでは3週連続開催となっていて,それから2週間後に今季最終戦となる第20戦バレンシアGPという流れになっています。そうしたスケジュールだけに,万が一怪我をしてしまうと場合によっては数戦欠場せざるを得なくなります。そうした中,2人のライダーの欠場について発表されています。まず1人目は,トラックハウス・レーシングのM.オリベイラです。9月末に行われた第15戦インドネシアGPのプラクティスにおいてハイサイドに見舞われたオリベイラは,右手首の橈骨を骨折してしまいました。手術の必要があったため,インドネシアGPはもちろん,その翌週に行われた第16戦日本GPも欠場となりました。オーストラリアGPでの出場がどうなるのか微妙でしたが,やはり回復が十分ではなく,3戦連続欠場せざるを得なかったようです。連戦が続くだけに,果たしてどの大会で復帰できるのか気になるところです。なお,オリベイラの代役には,日本GPの時と同様アプリリアのテストライダーを務めているR.サバドーリが出場することになっています。2人目は,今季プルタミナ・エンデューロVR46レーシング・チームからフル参戦しているF.ディ・ジャンアントニオです。彼については,怪我でオーストラリアGPを欠場するというような内容ではありません。8月に行われた第11戦オーストリアGPのフリープラクティスで肩を負傷したジャンアントニオは,その後も出場を続けてきました。ただ,肩の状況はよくなく,手術を受ける必要があるということです。無理をすれば最終戦まで出場できるのでしょうが,その後手術を受けた場合,来季のスケジュールに影響が出てくる可能性があるようです。そこで,今回のオーストラリアGPと,次の第18戦タイGPまで出場し,残りの2戦であるマレーシアGPとバレンシアGPを欠場するという判断がなされました。これまでドゥカティの最新型マシン1台を使うことができていたプラマック・レーシングが,来季からヤマハ陣営に加わることになったため,替わってVR46にその役割が回ってくることになっています。そして,そのマシンを駆るのがジャンアントニオということも決定済みです。最新型のマシンを駆ることになるわけですから,プレシーズンテストからそのマシンに慣れる必要があります。今回早めにシーズンからの離脱を決めた訳ですが,そうすることで問題なくプレシーズンテストに参加できることになります。 |
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| 2024/10/17(木) ◎統一(MotoGP) ○現在のMotoGPは,最高峰のMotoGPクラスと中軽量級であるMoto2&Moto3クラスとでは,予選までの流れが違っています。MotoGPクラスは,初日にフリー走行1とプラクティス走行を行い,2日目に予選が行われますが,その前にフリー走行2が行われます。そして,初日のプラクティスの順位によって予選では直接Q2から走行するのか,Q1から走行するのかが決まります。それに対して中軽量級クラスは,初日にフリー走行とプラクティス1を,2日目にプラクティス2を行います。そして2回のプラクティスの順位によってQ1とQ2の振り分けが行われています。こうしたクラスによって流れが違うのは,観る方にとってはやや分かりにくくなっているのも確かでしょう。その点に関して10月15日(火)にFIM(国際モーターサイクリズム連盟)から発表があり,来シーズンから中軽量級クラスの流れをMotoGPクラスと同じにするということになりました。現在Q2に直接進出できる数も違っていて,MotoGPクラスは10台なのに対し,他のクラスは14台となっています。また,Q1からQ2に進出できる数も違っていて,MotoGPクラスはQ1での上位2台だけなのに対し,他のクラスはQ1での上位4台となっています。今回の発表は流れを統一となっていて,こうした具体的な部分がどうなるのかについては情報を得ていません。ただ,クラスによってフル参戦しているライダーの数が違いますので,進出できる数に多少の違いがあっても不思議ではないのかもしれませんね。 |
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| 2024/10/16(水) ◎2年ぶり(SBK) ○10月14日(月)にHRCから発表があり,SBKの今季最終戦となる第12戦スペイン大会に長島哲太がワイルドカード参戦することになりました。今シーズンの長島は,DUNLOP Racing Team with YAHAGIに所属してJRRのJSB1000クラスにフル参戦すると共に,HRCのテストライダーとしてスーパーバイクマシンの開発も行っています。今回のワイルドカード参戦は,そのテストライダーとしての出場となります。先週末に行われたSBKの第11戦エストリル大会のレース1では,Team HRCのI.レクオナが3位でチェッカーを受けて今季自身初となる表彰台を獲得しました。また,レース2では,チームメイトのX.ビエルゲが6位に入る活躍を見せ,マシンの戦闘力が上がってきている状況にあります。そうした中でのワイルドカード参戦ですので,今季はもちろん,来季に向けてさらなる戦闘力向上が期待されます。長島がSBKに出場するのは,2022年の最終戦オーストラリア大会においてレクオナの代役として参戦して以来ですので,ほぼ2年ぶりとなります。ちなみに,ワイルドカード参戦した翌週にはJRRの最終戦が待っていますので,長島は帰国してすぐにその最終戦に向けて動かなければならず,かなりハードなスケジュールとなります。 |
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◎無事(SF) ○先週末に富士スピードウェイで行われた第6戦と第7戦は,どちらもVANTELIN TEAM TOM'Sの坪井翔が制するという結果で終了しました。その第7戦において,電気系トラブルでエンジンがストップしたため突然スロー走行となったVERTEX PARTNERS CERUMO・INGINGの阪口晴南のリアタイヤに,競り合っていたPONOS NAKAJIMA RACINGの山本尚貴のマシンが乗り上げるというアクシデントが発生しました。山本のマシンは宙に舞って激しく路面に着地し,両者はコースアウトをして止まるという状況になりました。阪口はすぐにマシンから脱出できましたが,山本は昨シーズン長期離脱を強いられた首に痛みが走り,しばらくマシンから出られないという状態でした。脱出できてからは自らの足で歩いていましたので,少し安心できました。とはいえ,場所が場所だけに容態が心配されたのも確かです。その後,病院に行って精密検査を受けたのですが,山本自らSNSでその結果を発表し,身体は大丈夫だということです。そして,次のSFはもちろん,今月20日に我が大分県にあるオートポリスで決勝レースが行われる予定のSGT第7戦にも出場する予定だということです。 |
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| 2024/10/15(火) ◎提携(F1) ○10月11日(金)にマネーグラム・ハースF1チームとTOYOTA GAZOO Racingから発表があり,車両開発分野などにおいて両者が協力関係を結ぶことの合意が成立し,基本合意書を締結しました。2002年からトヨタはエンジン,シャーシ共にワークス体制でF1に臨みましたが,リーマンショックに端を発する経済状況悪化が影響したため,2009年限りでF1から撤退することになり,残念ながら1勝もできないままF1のステージを去っていました。2026年からホンダが本格的にF1復帰を果たしますが,最近になってトヨタのF1復帰が噂されるようになっていました。今回の発表は,その噂の元になっていたものなのかもしれません。今回の提携の具体的な内容については,まだ掴みきれないところが多々あるものの,TGR所属のドライバーがF1マシンの経験を積むことになるようです。それと同時に,エンジニアやメカニックは,テストに参加して走行データ等の膨大なデータ解析のノウハウを学ぶことになるようです。そうした人材的な部分だけでなく,シミュレーション等を通してハースが使用するマシンの空力開発にも参加したり,カーボン部品の開発を行ったりして,ハード面の開発でも提携関係を深めるようです。ただ,今回の発表でははっきりしない部分がいくつもあるのも確かです。例えばドライバーについてですが,ずっとトヨタの支援を受けてきている平川亮は,F1に関してマクラーレンのリザーブドライバーを務めています。これは,彼自身がマクラーレンに働きかけたわけではなく,当然そこにはトヨタがそうした機会をつくったことによるものです。今回のハーストの提携により,マクラーレンとの関係性がどうなるのかが触れられていません。マシンに関しては,ハースのシャーシは,ダラーラが開発しているものを採用しています。果たしてダラーラとトヨタとの関係性はどうなるのでしょうか。また,パワーユニット(PU)も同様で,ハースはフェラーリ製PUのユーザーの1つで,ドライバーも含めてフェラーリと強い関係性があります。ハースとの提携にはPUの部分が含まれていませんから,フェラーリとの関係性はこれまで通りなのかもしれません。ただ,フェラーリがトヨタを意識しないわけにはいかないでしょうし,フェラーリアカデミー出身ドライバーをハースで走らせるということが果たして今後もできるのか,この点に関しても不明です。今後,こうした点がどのように進展していくのかを注視していきたいところですね。 |
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| 2024/10/14(月) ◎全勝&ランクトップに(SF) ○土曜日に第6戦の予選と決勝が,そして日曜日に第7戦の予選と決勝が行われるという変則的な開催となっている今回のレースですが,昨日その第7戦が行われました。ポールを獲得したのは,前日の第6戦で勝利したVANTELIN TEAM TOM’Sの坪井翔でした。その坪井は,好スタートを切ってトップに立ちました。その後ろでは,坪井と0.5ポイント差で何とかランクトップに立っていたTEAM MUGENの野尻智紀が2番グリッドからのスタートだったものの,4番グリッドからスタートしたDOCOMO TEAM DANDELION RACINGの牧野任祐が抜群のスタートを切って野尻を交わして一挙に2番手に浮上しました。勢いがついた牧野は,2周目にトップの坪井に迫って追い抜きをかけるところまで入ったものの,坪井はトップの座を守りました。その周にアクシデントが発生してセーフティカーが導入され,7周目にリスタートとなりました。その時,3位を走行していた野尻に4番手を走行していたKids com Team KCMGの福住仁嶺が迫っていき,野尻を交わして3位に浮上しました。3位に浮上した福住は,その翌周に前を行く牧野を交わして2位にまで上がりました。タイヤ交換の時期が近づいてくると,どこでピットインするかが分かれ目となりますが,今回は再びアクシデントが発生して2回目のセーフティカーが導入され,まだピットインしていないマシンも一挙にピットになだれ込むという形になりました。終盤に入って再びアクシデントが発生して3度目のセーフティカー導入という荒れた展開となりましたが,トップを行く坪井はうまく間合いをとりながらリスタートを迎え,そのまま逃げ切って見事ポールトゥーウィンを達成しました。今季のSFは,前日の第6戦を含め,全部で3戦が組まれていますが,坪井は今回の2レースと前回の第4戦を勝利していますので,富士でのレースは全勝という結果となっています。このレース前までランクトップだった野尻は7位という結果に終わってランクトップの座からランク3位に落ち,牧野がランク2位に,そして優勝した坪井は牧野に14.5ポイント差をつけてランクトップに立ちました。2,3位にはそれぞれ福住と牧野が入っています。3度のセーフティカー導入という荒れた展開となった今大会ですが,レース終了後に新たな裁定が下ることになり,4位でチェッカーを受けたのはPONOS NAKAJIMA RACINGの佐藤蓮でしたが,レース途中での接触で10秒加算のペナルティが科され,さらにレース終了後の車検で最低重量違反が見つかって失格の最低が下されました。また,シーズン後半に入ってITOCHU ENEX TEAM IMPULから参戦することになった元F1ドライバーのN.デ・フリースは,8位でチェッカーを受けて初のポイント獲得かと思われたのですが,他車との接触の責任をとられて5秒加算のペナルティが科され,惜しくもポイント圏外となる11位でレースを終えるという結果になりました。なお,3度目のセーフティカー導入の原因となったアクシデントは,突然発生した電気系のトラブルで急激にスロー走行となったVERTEX PARTNERS CERUMO・INGINGの阪口晴南のリアタイヤに,その阪口と競り合っていたPONOS NAKAJIMA RACINGの山本尚貴がこれを避けきれずに乗り上げるというものでした。山本のマシンは一瞬宙に舞い上がってコースオフするというものでした。心配された山本ですが,無事コックピットから自らの足で出たものの,昨年レース中のクラッシュで首を痛めて長期離脱を余儀なくされたということがありましたが,今回のアクシデントでその首の痛みを訴えていました。次戦は1ヶ月後になりますが,そこまでには完全に回復していてほしいものですね。 |
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| 2024/10/13(日) ◎連続して(SF) ○富士スピードウェイにおいて行われるSFの今回の大会は通常のレースウィークと違っていて,10月12日(土)に第6戦の予選と決勝が,10月13日(日)に第7戦の予選と決勝が行われる流れとなっています。 昨日やや曇り空ながら,ドライコンディションの下でその第6戦が開催されました。予選でポールを獲得したのはKids com Team KCMGの福住仁嶺でしたが,決勝ではスタート時の蹴り出しがうまくいかず順位を下げてしまいました。そのスタート時にいい蹴り出しを見せたのは3番グリッドからスタートした野尻智紀と岩佐歩夢のTEAM MUGEN勢でした。はじめは岩佐が前を行きましたが,2周目に野尻がプレッシャーをかけて岩佐のミスを誘い,トップに立ちました。トップの座を奪われた岩佐でしたが,何とか2位の座は守りました。その2台に迫っていったのは,ランキング争いでトップの野尻に迫ってきているVANTELIN TEAM TOM’Sの坪井翔でした。ペースに勝る坪井は,まず岩佐を交わして2位に上がると,トップの野尻との差をどんどん詰めていきました。激しいつばぜり合いが演じられるシーンもありましたが,何とか野尻が坪井のプレッシャーを交わしてトップの座を守っている中,10周を過ぎてピットインが可能になると,まず岩佐がピットに飛び込んでタイヤ交換を行いました。上位の2台はしばらくの間そのまま走行を続けていきましたが,21周終了後にまずトップの野尻がピットインしました。ただ,このピットインのタイミングはとても悪く,ペースのいい坪井とどんどんペースが上がってきていたKids com Team KCMGの小林可夢偉の間に入ってしまいました。尻上がりにペースが上がってきていた小林は,野尻とのバトルに持ち込んでついに野尻を攻略して前に出ました。その後,小林とのバトルでタイヤを必要以上に消耗させてしまったのか,野尻はペースが上がらず順位を下げていき,表彰台争いから脱落しました。23周目に坪井はピットインし,その後は早めにピットインしてトップに立っていた岩佐とのバトルに持ち込みました。まだタイヤがフレッシュな状態の野尻はペースがよく,32周目に岩佐を交わしてついにトップに立ちました。前回富士スピードウェイで行われた第4戦で勝利している坪井は,今回もトップの座を守っていき,トップでチェッカーを受けて富士で連勝を飾りました。野尻に交わされた岩佐は,2位の座を守ってチェッカーを受け,今季3回目の2位フィニッシュを果たしています。3位に小林が入り,2019年以来となる表彰台を獲得しています。野尻は6位入賞を果たし,優勝してランク2位に上がってきた坪井からぎりぎりでランクトップの座を守っています。 |
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| 2024/10/12(土) ◎凍結(MotoGP) ○F1は2026年シーズンから全く新しいレギュレーションに基づいたマシンで争われることになっていて,ホンダがアストンマーティンと組んで本格的にF1へ復帰することが決まっているように,各チーム,そしてパワーユニットを供給する各メーカーがその2026年に向けて様々な取り組みをしています。それは4輪の最高峰だけでなく,2輪の最高峰であるMotoGPクラスについても新たな動きが出ています。MotoGPクラスに関しては,F1より1年遅い2027年シーズンから新たなレギュレーションで戦うことになっています。現段階と大きな違いはエンジンの排気量で,現在は1000ccのマシンで争われていますが,2027年からは850ccのマシンで争われることが決まっています。現在の1000ccマシンでは余りにパワーがあり過ぎて,怪我で欠場するライダーが少なからず出ています。そうしたこともあって排気量を減らすレギュレーションとなっています。その2027年シーズンからのレギュレーションに関連して,10月10日(木)に国際モーターサイクリズム連盟(FIM)から新たな発表があり,2026年シーズンでのエンジン開発を凍結することになりました。つまり,2026年シーズンは2025年シーズンに投入されるエンジンを継続して使用しなければならないということになります。ただ,これは全メーカーに適用されるわけではなく,戦闘力が明らかに劣っているメーカーに適用されているコンセッション(優遇措置)の『Dランク』に該当するメーカーは,今季と同じくエンジン開発は可能となります。もちろん,Dランクに該当するメーカーは,レース結果によって変更となりますので,どこがそうなるのかはその時になってみないと分かりません。とはいえ,ほぼ間違いなく現行のホンダとヤマハの日本メーカーが継続して対象となるでしょう。エンジン開発が凍結されるということは,海外メーカーを中心にしてより一層エアロダイナミクスに関するパーツの開発がさらに進んでいくことになると思われます。 |
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| 2024/10/11(金) ◎コロナ後最多(MotoGP) ○先週末に行われた第16戦日本GPに関連して,10月7日(月)にその日本GPにおける観客動員数が発表されました。それによると,今年の観客動員数は3日間で8万131人だったということです。これは,7万6125人だった昨年に比べると4006人増加していて,新型コロナによる開催休止して復活して以後では最多動員数となります。この要因として考えられるのは関係者の努力等色々あるでしょうが,やはり中上貴晶と小椋藍という2人の日本人ライダーの影響が少なからずあったのではないでしょうか。今さら言うまでもないことですが,7年間最高峰クラスにおける唯一のフル参戦日本人ライダーとして頑張ってきた中上は,今季限りでレギュラーライダーの座から退き,来季からはHRCのテストライダーになることが決まっています。つまりレギュラーライダーとしては最後の母国GPとなる訳です。もちろん,来年以降ワイルドカードや代役等で日本GPを走る中上の姿を観ることができるかもしれませんが,レギュラーライダーとしての走りは一際輝きます。その姿を観ることができなくなる訳ですから,観客が増える要因として十分考えられます。小椋に関しても今さらですが,Moto2クラスにおけるランクトップに立っての母国GPですので,その走りを一目見ようと観客がきてもおかしくはありません。残念ながらMoto3クラスのようにチャンピオン決定という状況ではありませんでしたが,ついにタイトル決定に王手をかけたレースとなりましたので,こうした点でも見る価値は十分にあったことでしょう。来年の日本GPは,小椋が最高峰クラスのレギュラーライダーとして登場することになります。十分見る価値のある大会となるのではないでしょうか。ちなみに,これまでの最多観客動員数は2018年の9万6425人だそうです。なお,今回発表された3日間の具体的な観客動員数は次のようになっています。 10月4日(金)・・・13,067人,10月5日(土)・・・25,046人,10月6日(日)・・・42,018人 |
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| 2024/10/10(木) ◎ご冥福を(JRR) ○今シーズンもJRRのST600クラスにフル参戦しているSQUADRA TIGRE TAIRA PROMOTEから発表があり,同チームで監督を務めている宗和孝宏さんが急逝されました。享年59歳という若さで帰らぬ人となりました。今回お亡くなりになった宗和さんは,現役時代その激しい走りから『タイガー宗和』という異名を持っていました。最近のライダーは,子どもの頃からサーキットでその能力を高めていますが,神戸出身の宗和さんは,(今の時代は決して許されることではありませんが)六甲山の峠道に通ってライディングスキルを身に付けていきました。それからレースの世界に身を置くと,1987年にカワサキの名門チームであるチーム・グリーンに所属し,当時の最高峰クラスであるTT-F1クラスに参戦を開始しました。そして,その翌年にはついにカワサキのワークスへと移籍し,カワサキのワークスライダーとして数々の名勝負を演じていきました。さらに,1993年に戦いの場を北米に移し,カワサキのマシンを駆ってAMAスーパーバイク選手権にフル参戦をしました。1995年に帰国して再び国内でのレースに臨み,JRRだけでなく鈴鹿8耐へも出場しました。2017年にはヤマハ製のバイクを使用して自身のチームを設立し,その後監督業に専念して現在に至っています。ヤマハの若手ライダー育成プロジェクトに参加していて,JRRのJSB1000クラスにヤマハワークスからフル参戦している岡本裕生を育成し,現在は今季も圧倒的な速さを見せてST600クラスチャンピオンに輝いた阿部恵斗がチームのエースライダーとなっています。オールドファンにはなつかしい,そして印象的なライダーの急逝だけに,寂しさは拭えませんが,宗和さんのご冥福を心からお祈りいたします。 |
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| 2024/10/09(水) ◎来年も&来年こそは(EWC) ○先週末に第16戦日本GPが開催されましたが,その際,各ライダーに色々インタビューをそれぞれのマスメディアが行ったようです。その中で,来季の鈴鹿8耐に関する点が一部のメディアで報道されていました。今シーズンの8耐は,ホンダワークスが3年連続優勝を果たして終了しました。そのホンダワークスからは,今回の勝利で史上最多勝利記録を更新した高橋巧と,今回初めてホンダワークスから出場した名越哲平が出場しました。さらに,鈴鹿8耐とMotoGPとのスケジュールが重ならなかったことにより久しぶりにMotoGPライダーが出場できる状況となったため,LCRホンダ・カストロールからフル参戦しているJ.ザルコが初めて8耐に出場しました。そのザルコですが,初めてのCBR1000RR-R,そして初めての鈴鹿サーキットというハンデがあるにもかかわらず,短期間でマシンに順応し,他のライダーと変わらない速いペースでマシンを走らせ,ホンダ3連覇に大きく貢献しました。そのザルコに対して,来季も8耐に出場するのか尋ねたら,状況次第で再び出場するという返答があったようです。まだ暫定という形ではあるものの,既にEWCとMotoGPの来季のカレンダーが発表されています。まず,EWCの暫定カレンダーを見ると,鈴鹿8耐は第3戦として8月3日(日)に決勝レースが行われる予定になっています。そして,MotoGPの暫定カレンダーを見ると,7月20日(日)に第12戦チェコGPの決勝レースが開催され,その後サマーブレイクを挟んで8月17日(日)に第13戦オーストリアGPの決勝レースが開催される予定になっています。ということは,ややMotoGPライダーにとっては十分なサマーブレイクとはならないものの,この予定が変更とならない限りにおいては8耐への出場が可能となります。ということで,MotoGPライダーであるザルコがその気になれば2年連続出場することは可能となります。そのMotoGPライダーの中で自ら意欲的に参加することを希望しているライダーがいます。それが,2年連続チャンピオンに輝いているドゥカティ・レノボ・チームのF.バグナイアです。彼については,早い段階で8耐への出場意欲を明かしています。そのバグナイアが8耐に出場できる環境が今年から整ってきています。それは,今季からJRRでドゥカティのワークスマシンを使用しているTeam KAGAYAMAの存在です。チームオーナー兼監督である加賀山就臣は,ずっとスズキのライダーとして活躍してきましたが,その肝心なスズキが現在レース活動を休止している状況にあります。そこで加賀山が目をつけたのが,現在各種ロードレースで中心となっているドゥカティです。彼自らがドゥカティと交渉し,JRRのJSB1000クラス,そして鈴鹿8耐にドゥカティのワークスマシンであるパニガーレV4Rを投入しています。これには,ドゥカティ側も8耐への将来的な参戦を目指していることもあるようです。初出場となる8耐では,惜しくも表彰台獲得とはなりませんでしたが,マシンの性能とTeam KAGAYAMAのチーム力によりいきなり4位でフィニッシュしています。今年は,8耐における今後の活動のための練習のような意味合いがあり,そのノウハウもある程度手にしたのではないかと思われます。そうなると,来年の大会へのドゥカティの力の入れようは今年以上になるでしょうし,さらなる積み重ねのため,出場を希望しているバグナイアを起用しても全く不自然ではありません。果たしてこの2人が8耐に出場することになるのか,まだ先の話ではありますが,今後の進展が気になるところです。 |
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| 2024/10/08(火) ◎Moto2クラス参戦体制(MotoGP) ○MotoGPクラスの来季の体制については,9月25日付のこのページでお伝えしたように,唯一決まっていなかった来季からヤマハのサテライトチームとして活動することになっているプラマックのシートにJ.ミラーが決定したことで,全てのシートが埋まりました。これにより,以後はMoto2クラスのシートがどんどん決まっていき,最終的にMoto3クラスのシートも決まっていくという流れになると思われます。実際,先週末に行われた第16戦日本GPにおいては,一昨日のこのページでお伝えしたように,レースウィーク中に佐々木歩夢が来季からRWイドロフォリア・レーシングGPに所属することが発表されました。ここでは,これまでに発表があったMoto2クラスの来季の参戦体制についてまとめておきたいと思います。なお,チームの順は,日本GP終了段階でのチームタイトル順にしています。 |
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| 2024/10/07(月) ◎連勝&王手&チャンピオン決定(MotoGP) ○第16戦日本GPの決勝レースが,この日も雨が降ったり止んだりといった不安定な天候となったモビリティリゾートもてぎで行われました。 MotoGPクラスは,スプリントレースを制しているドゥカティ・レノボ・チームのE.バスティアニーニが,オープニングラップでトップに立つと,安定した速いタイムを刻んでその座を守っていってトップでチェッカーを受け,スプリントに続いて連勝を飾りました。今回のバグナイアの勝利により,イタリア人ライダーによる勝利数が通算900勝目というメモリアルウィンとなっています。ランクトップを行く11番グリッドのプリマ・プラマック・レーシングのJ.マルティンは,スプリントと同じく好スタートを切ってオープニングラップから順位を上げていき,3周目に早くも2位に上がってバグナイアを追走しました。しかし,最後までバグナイアをパスすることができず,およそ1.2秒遅れで2位フィニッシュとなりました。これにより,ランク2位のバグナイアとマルティンとの差は,10に縮まっています。9番グリッドからスタートしたグレシーニ・レーシングMotoGPのM.マルケスは,トップの2台からは離されたものの,5周目に3位に浮上してその順を守ってチェッカーを受けています。スプリントレースでチームメイトから弾き飛ばされて転倒したLCRホンダ・イデミツの中上貴晶は,レギュラーライダーとしては最後の母国レースを11位でフィニッシュを果たし,前戦に続いてポイントを獲得しています。ここまでの中上は,上位フィニッシュこそ果たしていないものの,16戦中11回ポイントを獲得していて,不振にあえぐホンダ勢の中で突出した成績を収めていると言えるのではないでしょうか。 Moto2クラスは,スタート時こそドライコンディションだったものの,スタートしてすぐに雨が降り始めて路面が濡れてしまい,赤旗中断となりました。再開時にウェットタイヤを履くのか,ドライタイヤを履くのか難しい選択を迫られ,この選択がリザルトに大きな影響を与えました。リスタート時こそウェットタイヤを選択したライダーに有利な状況でしたが,程なくして路面は乾いていき,ドライタイヤを履いたライダーがどんどんペースを上げて行きました。その状況の中でトップに立ったのが,母国GPをランクトップで迎えているMTヘルメッツMSIの小椋藍でした。ドライタイヤを履いた小椋は,スタート時こそ順位を一旦下げたものの,ウェットタイヤを履いたライダーよりも圧倒的に速いタイムを刻んでいき,3周目には早くもトップに立ちました。そのまま逃げ切るかと思われましたが,その小椋よりさらに速いラップを刻んできたのがQJモーター・グレシーニMoto2のM.ゴンザレスでした。ドライタイヤを履いたゴンザレスもどんどんポジションを上げていき,ついには9周目に小椋を抜いてトップに立ちました。そして,その小椋との差をさらに広げていき,最終的におよそ2.5秒の差をつける独走でトップチェッカーを受け,自身嬉しい初優勝を飾りました。ゴンザレスに優勝をさらわれたものの,2位でフィニッシュした小椋は,母国GPで3年連続表彰台獲得となりました。チェッカーフラッグを故加藤大治郎さんのご子息が振り,加藤大治郎さんが実際に日本GPで使った日の丸をコース途中で娘さんが小椋に渡すという場面があり,観る人に感動を与えました。ランク2位のS.ガルシアが14位でチェッカーとなったため,2人のポイント差は60ポイントとなり,加藤大治郎さんが2001年に獲得した中量級クラスチャンピオンの獲得に王手をかけています。3位には,今季自己最高位を獲得したエルフ・マークVDFレーシング・チームのF.サラッチが入っています。もう一人のフル参戦日本人ライダーであるヤマハVR46マスター・キャンプ・チームの佐々木歩夢は,24番グリッドからスタートして21位フィニッシュを果たしています。 Moto3クラスは,CFモト・アスパー・チームのD.アロンソが結果次第でチャンピオン獲得というレースとなっていました。そのアロンソは,3番グリッドからスタートし,レース中盤までは先頭グループの中で様子を見ながらの走行をしていきました。そして,終盤に入って圧倒的に速いペースを刻んで順位を上げていき,残り4周となたところでトップに浮上しました。そして,誰も彼を交わすことができずにチェッカーとなり,今季10勝目を挙げて見事タイトル決定を優勝で飾りました。このタイトル獲得は,アルゼンチンライダーとしては初の快挙となります。その後ろでは2位争いが繰り広げられ,2位にリキ・モリ・ハスクバーナ・インタクトGPのC.ベイヤーが,3位にレオパード・レーシングのA.フェルナンデスが入っています。フル参戦日本人ライダー勢ですが,MTヘルメッツMSIの山中琉聖が6位,リキ・モリ・ハスクバーナ・インタクトGPの鈴木竜生が7位,ホンダ・チーム・アジアの古里太陽が9位でチェッカーを受けて全員トップ10フィニッシュを果たしています。今回が代役参戦となったフリーとセーフ・ホンダ-Mラヴ・レーシングの若松怜は,初めてのGPで20位完走を果たしています。 |
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| 2024/10/06(日) ◎3連勝&初ポール&契約成立&驚速(MotoGP) ○2日目となった第16戦日本GPですが,この日は各クラスの予選とMotoGPクラスのスプリントレースが行われました。会場であるモビリティリゾートもてぎは,前日と同じく雨が降ったり止んだりという生憎の天候となりました。 MotoGPクラスのスプリントレースは,自身初となるポールを獲得したレッドブル・ガスガス・テック3のP.アコスタが,序盤こそドゥカティ・レノボ・チームのF.バグナイアにトップの座を譲っていましたが,3周目にトップに立つとバグナイアとの差を少しずつ広げて行く展開となりました。中盤に入ってこのまま逃げ切って初優勝を飾るかと思われた矢先に9周目の7コーナーで,ややペースが速かったのか足元をすくわれてまさかの転倒を喫してリタイアとなり,惜しくも初優勝を逃してしまいました。トップに立ったバグナイアの後ろでは,終盤に入ってドゥカティ・レノボ・チームのE.バスティアニーニとグレシーニ・レーシングMotoGPのM.マルケスとがあわや接触かという状況になるくらいの接近戦を展開していきました。しかし,このバトルをバスティアニーニが制すると,その勢いのままバグナイアに迫っていきました。最終盤に迫られたバグナイアでしたが,そのまま逃げ切ってトップでチェッカーを受け,スプリントレースで3連勝を飾りました。このところどのレースでもドゥカティが表彰台を独占している場合が多いですが,今回もその独占となっていますし,上位7台までがドゥカティ勢となっています。現役最後の母国GPとなっているLCRホンダ・イデミツの中上貴晶は,21番グリッドからスタートして17番手を走行していました。ところが,5周目の2コーナーにおいて,あろうことかチームメイトであるJ.ザルコが強引にインに入ってきて中上を弾き飛ばしてしまい,残念ながら中上は転倒リタイアに終わっています。この接触はザルコに非があるということで,ザルコにはロングラップペナルティが科されています。 Moto2クラスの予選は,セッション途中から雨が降り始めて中盤からはアタックすることができず,セッション序盤のタイムでグリッドが決まる状況となりました。それだけに,いつもの上位メンバーとは違う状況が生まれています。まずポールを獲得したのはCFモト・アスパー・チームのD.ディクソンで,第12戦アラゴンGP以来のポールとなります。2番手タイムをマークしたのは,これが自身最高位となるRWイドロフォリア・レーシングGPのZ.ファン・デン・グールベルクで,トップとの差はわずか1000分の6秒でした。3番グリッドを獲得したのは,前戦でポールトゥウィンを飾っているファンティック・レーシングのA.カネトでした。フル参戦日本人ライダー勢ですが,ランクトップで母国GPを迎えているMTヘルメッツMSIの小椋藍は,結局アタックすることができないまま予選終了となってしまったことが影響し,9番手タイムで終了しています。Q1で敗退となったヤマハVR46マスター・キャンプ・チームの佐々木歩夢は,24番手で予選を終えています。なお,その佐々木ですが,既に今季限りでヤマハVR46マスター・キャンプ・チームを離れることが決定していました。そして,昨日発表があり,来季は今回予選2番手となったグールベルクが現在所属しているRWイドロフォリア・レーシングGPとの2年契約が成立し,来季もMoto2クラスにフル参戦することが決定しています。なお,そのグールベルクは来年末までのチーム残留が決定しましたので,同チームはグールベルク&佐々木の体制で来季臨むことになります。 Moto3クラスの予選は,最後まで激しいタイムアタック合戦が繰り広げられました。そのような中,MTヘルメッツMSIのI.オルトラが,何とこれまでのレコードタイムをコンマ789秒も短縮する驚異のタイムをたたき出し,見事2戦連続5度目となるポールを獲得しています。ベイヤーのタイムが圧倒的だっただけに,2番手だったリキ・モリ・ハスクバーナ・インタクトGPのC.ベイヤーはオルトラからおよそコンマ36秒遅れでした。ランクトップに立っているCFモト・アスパー・チームのD.アロンソが3番手タイムをマークし,この大会でのタイトル獲得がかかっているだけに,いい位置からのスタートとなります。 |
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| 2024/10/05(土) ◎日本勢最速(MotoGP) ○第16戦日本GPがモビリティリゾートもてぎで開幕し,初日は2回の走行が行われました。昨日のもてぎは不安定な天候で,午前中は時折雨が落ちてくる生憎の天候でした。午後になって雨は降らなかったものの,ところどころにウェットパッチが残るという難しいkンディションでの走行となりました。 MotoGPクラスは,僅差での争いとなり,その中でレッドブルKTMファクトリー・レーシングのB.ビンダーが,2番手タイムとなったグレシーニ・レーシングMotoGPのM.マルケスにわずか1000分の33秒差で今季4回目となるトップタイムをマークしました。2番手のマルケスと3番手タイムとなったプラマック・レーシングのJ.マルティンとの差はわずか1000分の99秒で,マルティンと4番手となったレッドブル・ガスガス・テック3のP.アコスタとの差は1000分の15秒でした。今回がフル参戦最後の母国GPとなるLCRホンダ・イデミツの中上貴晶は,トップ10まで約100分の5秒遅れの12番手でした。この順位は,ホンダとヤマハの日本製マシンを駆るライダーの中では最高位でした。 Moto2クラスは,こちらもトップ3が僅差での争いとなりました。まず,トップタイムだったのがエルフ・マークVDFレーシング・チームのF.サラッチで,総合2番手だったファンティック・レーシングのA.カネトとの差は1000分の46秒でした。そして,そのカネトから1000分の49秒遅れで,オンリーファンズ・アメリカン・レーシング・チームのM.ラミレスが総合3番手タイムとなりました。母国GPをランクトップで迎えたMTヘルメッツMSIの小椋藍は,トップからおよそコンマ3秒遅れの4番手で初日を終えています。もう一人のフル参戦日本人ライダーであるヤマハVR46マスター・キャンプ・チームの佐々木歩夢は,今回も上位に顔を出すことができずに23番手でした。 Moto3クラスは,MTヘルメッツMSIのI.オルトラが,昨シーズンマークされたレコードタイムを,およそコンマ6秒も短縮する速さを見せて初日総合トップに立ちました。総合2,3番手は,それぞれレオパード・レーシングのA.ピケラス,CFモト・ガビオタ・アスパー・チームのD.アロンソがマークしています。フル参戦日本人ライダー勢ですが,MTヘルメッツMSIの山中琉聖が4番手,リキ・モリ・ハスクバーナ・インタクトGPの鈴木竜生が5番手と上位に食い込みましたが,ホンダ・チーム・アジアの古里太陽は17番手とやや出遅れた初日となりました。なお,今回JRRのJ-GP3クラスにフル参戦している若松怜がフリートセーフ・ホンダ-Mラヴ・レーシングから怪我で欠場となったE.オシェイの代役として出場していて,初日は最下位の26番手で走行を終えています。 |
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| 2024/10/04(金) ◎参戦(MotoGP) ○いよいよ今日からモビリティリゾートもてぎにおいて第16戦日本GPが開幕しますが,それに出場するライダーに関して2つの発表がありました まず10月1日(火)にヤマハ発動機株式会社から発表があり,今季2つの大会に代役として参戦したL.ガードナーをワイルドカードで起用することになりました。今シーズンから戦いの場をSBKに移しているガードナーは,MotoGPにおけるヤマハのテストライダーを務めているC.クラッチローが怪我のため当初予定されていたレースに参戦することができなくなり,その代役としてドイツGPとイギリスGPの2つの大会に出場しています。通常ですと日本GPでクラッチローが出場するところなのでしょうが,まだ出場できる状態ではないのか,今回は代役ではなくワイルドカード参戦をガードナーがすることになりました。そのガードナーがMotoGPマシンを駆って日本GPに出場するのは,レギュラーライダーだった2022年以来となります。もちろん,Moto2,Moto3クラスにフル参戦しているときにももてぎを走っています。 次に,10月2日(水)にアプリリアのサテライトチームであるトラックハウス・レーシングから発表があり,同チームからフル参戦しているM.オリベイラが怪我のため出場できず,その代役としてアプリリアのテストライダーを務めているR.サバドーリを起用することになりました。まず,欠場するオリベイラですが,前戦となる第15戦インドネシアGPの初日に行われたフリー走行1において4コーナーで転倒を喫し,その際右手首の橈骨を複数箇所骨折するという重傷を負ってしまいました。当然それ以後の走行をキャンセルせざるを得ず,実質的には2戦連続欠場となります。代役参戦するサバドーリですが,トラックハウス・レーシングは今シーズンからMotoGPにフル参戦を開始していますので,同チームからの参戦は初めてとなります。また,もてぎの日本GPに出場するのは,アプリリアのマシンを駆って125ccクラスにフル参戦していた2010年以来14年ぶりとなります。クラスも違いますので,今回がもてぎデビューと考えてもおかしくないといえるでしょうね。 |
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| 2024/10/03(木) ◎いきなり(F1) ○先月末にお伝えしたように,9月22日(日)に決勝レースが行われた第18戦シンガポールGPをもって,ビザ・キャッシュアップRBはD.リカルドとの契約を終了しました。そして,今月20日(日)に決勝レースが行われる予定の第19戦アメリカズGPから新たにレッドブルのリザーブドライバーを務めているL.ローソンを起用することになりました。シーズンも残り少なくなってからではあるものの,ついに代役等での参戦ではなくレギュラードライバーとして参戦を果たすことになる訳です。ところが,その初戦でいきなり大きなハンデを負うことが決定しました。アメリカズGPからの参戦となるローソンですが,彼が使用するマシンは当然リカルドが走らせてきたものとなります。ですから,マシン自体は新たなものになるわけではなく,これまでの積み重ねを経たものになります。そのリカルドが使用してきたマシンは,これまでいくつものパーツが入れ替わっています。F1では,年間で使用できるパーツの数がそれぞれレギュレーションで決まっていて,その規定数を超えるとグリッド降格のペナルティが科されることになっています。チームメイトとなる角田裕毅は,7月に行われた第14戦メルギーGPにおいて規定数より1基多いエンジンを投入したため,大幅なグリッド降格のペナルティが科されています。リカルドに関してはぎりぎり規定数までに至っていましたが,次回アメリカズGPでは新たなエンジンを投入する必要が出たため,そこで規定数を超えることになります。つまり,ローソンにとっては,自分が駆ったマシンではないものの,これまでの積み重ねによっていきなり10グリッド降格のペナルティが科されることになるわけです。残り5戦となった段階からの参戦となるローソンですが,この5戦は大きな意味を持っているようで,その5戦での走りによっては,来季からRBのステアリングを握るという可能性だけでなく,場合によってはRBを超えてレッドブルのシートに座る可能性もなくはない状況にあります。それだけに,いきなり大きなハンデを負った中でのレギュラードライバーデビューとなります。 |
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| 2024/10/02(水) ◎撤退(F1) ○アルピーヌ(ルノー)から発表があり,2025年末をもってF1のパワーユニット(PU)部門の活動を停止することとなりました。1990年代には,ウィリアムズと組んでまさに黄金期いえる時代を築いたルノーですが,現行のレギュレーションになってからは低迷を続けていて,アルピーヌF1として参戦している今シーズンの成績は,現段階で13ポイントしか獲得できておらず,コンストラクターズタイトルでは10チーム中9位という状況にあります。今季の途中から撤退の噂が浮上し,ファクトリーであるビリー・シャティヨンの社員から撤退反対の運動も起こっています。しかし,ルノーとしての方針に変更は起きず,来季をもっての撤退という事態となっています。ルノーとしては来シーズンまでPUの開発は続けるということですが,ブービーの状態にある現状を大きく変えるほど力を入れるのかは甚だ疑問です。なお,今回の発表によると,現行のファクトリーは存続させ,新たに『ハイパーテック・アルピーヌ』という施設に生まれ変わるということです。ここでは,もちろんF1関連の開発は行いませんが,今後アルピーヌのスーパーカーを開発したり,電気技術モーターを開発したりしていって,WECやFEなど他の様々なカテゴリーに進出していくことになりそうです。アルピーヌF1としての活動は継続しますので,ブランドとしてはアルピーヌであるものの,カスタマーチームとして活動し,他のメーカーからPUを導入することになります。恐らくメルセデス製PUを導入するのではないかと言われています。 |
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| 2024/10/01(火) ◎チャンピオン決定(JRR) ○一昨日,岡山国際サーキットにおいて第7戦『スーパーバイクレースin岡山』の各クラスの決勝レースが行われました。 JSB1000クラスは,ポールからスタートしたYAMAHA FACTORY RACING TEAMの岡本裕生が好スタートを切ってトップに立つと,そのままレースの主導権を握っていきました。ところが, 28周目に転倒車が出た影響から赤旗が提示され,レースは一旦中断となりました。再開後のレースでも,岡本の速さは変わりなく,リスタートでもトップを走行していき,独走態勢に持ち込んでいきました。そして,2位におよそ2.5秒の差をつけてチェッカーを受け,今季4勝目を挙げました。赤旗前のレースで2位に浮上していたDUCATI Team KAGAYAMAの水野涼は,Astemo HondaDream SI Racingの野左根航汰との2位争いを制すると,岡本には遅れをとったものの,こちらも単独走行に持ち込んで2位でチェッカーを受けました。初日の走行で転倒を喫して体調が十分でないポイントリーダーのYAMAHA FACTORY RACING TEAMの中須賀克行は,前を行く野左根を交わして3位に浮上すると,こちらも単独走行となって3位表彰台を獲得しています。 ST1000クラスは,レース中盤までは4台によるトップ争いが展開されましたが,その中からタイトル獲得に王手をかけているSDG Team HARC-PRO.の國井勇輝と,今回も代役参戦となっているAsemoHondaDreamSIRacingの羽田太河が抜け出し,2台によるトップ争いとなりました。テールトゥーノーズのバトルが続けられていきましたが,國井が少しだけ差を広げていき,見事チャンピオン獲得を優勝で飾りました。3位には,単独走行に持ち込んだTOHO Racingの國峰琢磨が入っています。 ST600クラスは,レース中盤から3台によるトップ争いとなり,終盤に入ってその中からチャンピオン獲得に王手をかけているSQUADRA TIGRE TAIRA PROMOTEの阿部恵斗とAKENO SPEED・ MAVERICKの伊達悠太の2台が抜け出してトップ争いが展開されていきました。前を行く阿部を伊達がテールトゥーノーズで追いかけてどちらが勝つか分からない状況となっていましたが,15周終了段階で転倒車が出て赤旗終了となり,レースは14周終了段階での順位がリザルトとなりました。そこで優勝を飾ったのが阿部で,こちらも優勝でタイトル獲得に華を添えています。3位には,TEAMKENKEN Ytchの長尾健吾が入っています。 J-GP3クラスは,当初4台によるバトルが展開されていましたが,その中から3台が抜け出してトップ争いを展開していきました。最終ラップまで続いたそのトップ争いは,ランクトップを行くP.MU 7C GALESPEEDの尾野弘樹とランク3位につけているTeanl Plusoneの木内尚汰が接触してしまいました。幸いなことにどちらも転倒することなくレースを続け,尾野はトップを走るランク2位につけているJAPAN POST docomo business TPの若松怜を追いかけました。しかし,1000分の11秒遅れとなってしまい,若松がトップでチェッカーを受けました。この結果,ランクトップの尾野とランク2位の若松とのポイント差はわずか2に縮まり,最終戦で決着することになっています。 |
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