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2014/10/31(金) ☆1年ぶり(MotoGP) ○2007年にはドゥカティで,2011年にはレプソル・ホンダでチャンピオンを獲得し,2012年シーズンをもって引退したC.ストーナーが,ツインリンクもてぎにおいて2日間にわたるHRCのテストを行いました。ストーナーがMotoGPマシンを走らせるのは,同じくHRCのテストに参加した昨年の10月以来およそ1年ぶりとなります。引退以後2輪レースから離れているストーナーですが,ホンダの要請を受けて昨年はRC213VやMotoGP用市販マシンであるRCV1000Rのテストを4回にわたって行っています。ただ,そのテストは,天候に恵まれないことが多かったのも事実です。10月29日(水),30日(木)の2日間にわたって行われた今回のテストは,両日共に天候に恵まれ,1年ぶりにMotoGPマシンを走らせるので始めは慣れが必要だったようですが,その後順調にテストメニューをこなしたようです。今回のテストは,来季型RC213Vの開発が主目的でした。あと最終戦バレンシアGPを残すだけとなったMotoGPですが,同大会終了後には,例年通り来季に向けたMotoGPクラスの合同テストが行われる予定になっています。今回のテストは,その際にM.マルケスとD.ペドロサが使用する予定になっているマシンの事前テストを行っています。今回のテストで特徴的だったのは,初日は来季に向けてブリヂストンタイヤを装着しましたが,2日目は,再来年からワンメークタイヤを供給することが既に決まっているミシュランのタイヤを履かしてのテストだったことです。なお,再びストーナーがテストを行う予定があるかどうかについては,現段階では明らかになっていません。 |
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2014/10/30(木) ☆復活(BSB) ○かつては清成龍一を擁して,そして昨シーズンはA.ローズを擁してタイトルを獲得した英国スーパーバイク選手権(BSB)におけるホンダでしたが,タイトルスポンサーを失ったりしたことが原因で,今シーズンは同シリーズから一旦撤退していました。今シーズンのホンダは,復帰を目指してマシン開発の年に当てていました。そのような状況の中,この度ホンダUKから発表があり,来シーズン再び参戦を開始することが決定しました。気になるライダーですが,1人目は今季カワサキ系のプライベートチームであるクアトロ・プラント・カワサキから参戦していたD.リンフットです。2人目は,ホンダのマシンを駆ってスーパースポーツやスーパーストック1000クラスに参戦していたオーストラリア人ライダーのJ.オハロランです。ちなみに,今シーズンはBMWのマシンを駆ってBSBにフル参戦していた清成ですが,BSB独特のシステムである『ショーダウン』にまで進出を果たしています。これは,第9戦終了時点でのランキング上位6名がこのショーダウンに進出し,残り3戦の中で最も多くポイントを獲得したライダーがチャンピオンになるというものです。残念ながら怪我をしたりしてタイトル獲得を逃してしまいましたが,今季の活躍が認められて来季も同じ体制で継続参戦することが既に決まっています。 |
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2014/10/29(水) ☆交渉中(F1) ○資金難により継続参戦が不可能となったケータハムとマルシャですが,その裏側では様々な交渉が行われているものと思われます。その中で,マルシャについてですが,ケータハムと比べてやや明るい兆しが出ているようです。それは,まだ噂にしか過ぎませんが,買収に前向きな姿勢を見せている人物が現れたのではないかということです。噂に上がっているのが,イギリス系インド人の富豪ということです。買収が成立する際には,マルシャが負っている負債についても引き受けなければならないことになりますが,ここまで2ポイント獲得していてコンストラクターズタイトル順に分配される賞金があり,結構"足し"になるかもしれません。次にドライバーについてですが,ケータハムの小林可夢偉とM.エリクソンともに来季に向けた交渉を行っているようです。可夢偉のコメントによると,アメリカとブラジルに参戦できない間,来季に向けての交渉が行えるというとのことです。とはいえ,交渉はかなり厳しい状況であることは容易に想像できます。それに対して,エリクソンについては,可夢偉よりは有利であることは間違いありません。というのは,何と言ってもスポンサーの持ち込みができるということです。エリクソンの持ち込めるスポンサーマネーは1,800万ユーロ(約24億7,000万円)ということですから,資金的に厳しい状況におかれているチームが少なからずあると思われるF1界からすれば貴重なドライバーの一人といえます。シーズン終盤に入り,表舞台でないところの様々な動きが気になる時期となってきています。 |
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2014/10/28(火) ☆18チーム(F1) ○常に最下位争いのライバルであるケータハムとマルシャですが,どちらにも共通しているのが資金不足に悩んでいるということです。2010年シーズンからケータハムはロータス(今あるロータスとは全く関係のない別チームです。),マルシャはヴァージンという名で参戦を開始していますが,その段階からずっと資金不足が問題視されていました。そして,ここにきてどちらもその問題が深刻化してきて,チームとしては破産して管財人の手に渡り,あらたな所有者を探している状態になってしまっています。そのため,今週末から2週連続でアメリカGP,ブラジルGPのアメリカ大陸ラウンドが開かれますが,現段階でケータハムは2戦とも,マルシャは少なくともアメリカGPは欠場することが決まりました。これにより,アメリカGPにおける出走台数は18になり,これは2005年シーズンのモナコGP以来およそ10年ぶりとなります。この時は,全20チームでシーズンが進んでいましたが,当時のBARホンダがサンマリノGPで重量不足により2戦の出走停止処分を受け,スペインGPとモナコGPの2戦を欠場しました。さて,ケータハムとマルシャのあらたな所有者ですが,現段階では決まっていません。まだ単なる噂にしか過ぎませんが,マルシャの方が早く見つかりそうだということで,恐らくケータハムと同じくマルシャも2戦とも欠場ということになりそうですが,最終戦には参戦できる状況になっているかもしれません。 |
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2014/10/27(月) ☆タイ記録(MotoGP) ○第17戦マレーシアGPの決勝レースが,ドライコンディションのセパン・インターナショナル・サーキットで行われました。MotoGPクラスは,スタート直後の1コーナーでレプソル・ホンダ・チームのM.マルケスと,モビスター・ヤマハMotoGPのJ.ロレンゾとが軽く接触し,両者共に順位を下げてしまいました。ロレンゾは1周目の内に順位を回復できましたが,マルケスは徐々に順位を回復。11周目にトップに立ったマルケスは,どんどん後続との差を広げていき,結局2位に2秒以上の大差をつけて今季12勝目を挙げました。これは,1997年にM.ドゥーハンがマークした年間最多勝記録に並ぶものです。前戦の勝者であるモビスター・ヤマハMotoGPのV.ロッシが2位に入り,3戦連続今季12回目の表彰台獲得となりました。マルケスと接触したロレンゾが3位に入り,9戦連続今季11回目の表彰台を獲得しています。そのロッシ,ロレンゾとランク2位争いをしていたレプソル・ホンダ・チームのD.ペドロサは,ホールショットを奪ってトップに立ったものの,合計2回転倒を喫して前戦に続いてリタイアに終わり,ランク4位が決定しています。ドライブM7アスパーの青山博一は,単独9位を走行してシングルフィニッシュが期待されましたが,残り4周目に転倒してしまい,再スタートして11位でチェッカーとなりました。 Moto2クラスは,マークVDSレーシング・チームのE.ラバトがチャンピオン獲得に王手をかけていました。そのラバトは,堅実な走りを展開して3位表彰台を獲得し,このクラス4代目のチャンピオンに輝きました。来シーズンも同じ体制でこのクラスに参戦することが決定していて,Moto2クラス初となる2年連続チャンピオンをかけることとなります。トップの方は,前戦の勝者であるパギナス・アマリラスHP40のM.ビニャーレスと,ラバトのチームメイトでランク2位を行くM.カリオとのバトルとなりました。最終的に2秒以上の差をつけてビニャーレスが今季4勝目を挙げています。6番グリッドからのスタートとなったイデミツ・ホンダ・チーム・アジアの中上貴晶は,7周目に転倒を喫してリタイアに終わり,今回も決勝レースでのいい結果を残すことができませんでした。代役参戦となるテルル・チームJiRウェビックの小山知良は,28番グリッドからスタートして23位でチェッカーを受けています。 Moto3クラスは,4番グリッドからスタートしたサクソプリントRTGのE.バスケスが,競り合いを制して第10戦インディアナポリスGP以来となる今季2勝目を挙げました。ポールからスタートしたレッドブルKTMアジョのJ.ミラーは,トップからコンマ2秒遅れの2位でチェッカーを受けています。エストレラ・ガルシア0,0のA.リンスが,トップからおよそコンマ4秒遅れで3位に入りました。チャンピオンに王手をかけているリンスのチームメイトのA.マルケスは,5位でのチェッカーとなって,タイトル獲得は最終戦まで持ち越されました。 |
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2014/10/26(日) ☆史上最多(MotoGP) ○第17戦マレーシアGPの予選が,ドライコンディションの中セパン・インターナショナル・サーキットで行われました。MotoGPクラスは,既にチャンピオンを決めているレプソル・ホンダ・チームのM.マルケスがサーキットベストを更新する速さを見せてポールを獲得しました。これが今シーズン15回目のポールで,マルケスにとってホンダワークスチームの先輩となるM.ドゥーハンとC.ストーナーがこれまでもっていたシーズン最多ポール獲得の記録を更新しました。チームメイトのD.ペドロサが2番手タイムをマークし,今季4度目となるレプソル・ホンダ・チームの予選ワンツーフィニッシュとなりました。モビスター・ヤマハMotoGPのJ.ロレンゾが3番手タイムをマークし,今季9回目となるフロントローを獲得しました。ドライブM7アスパーの青山博一は,Q1においてうまく前車につけてタイムアップを果たし,見事2戦連続Q1突破を果たしました。前戦は,ドライコンディションからウェットコンディションに急激に変化するという幸運に恵まれてのものでしたが,今回は完全ドライの中でのものでしたから,前回以上に価値のあるQ1突破といえます。その青山ですが,Q2の結果,今季自己最高位となる11番グリッドを獲得しています。 Moto2クラスは,今大会でチャンピオン獲得に王手をかけているマークVDSレーシング・チームのE.ラバトが,3戦連続今季10回目となるポールを獲得し,さらにチャンピオン獲得に期待を持たせる結果を出しています。そのラバトとチャンピオン争いを展開しているチームメイトのM.カリオが2番手タイムをマークし,今日行われる決勝レースでのチームメイトバトルに期待が持たれます。3番手タイムをマークしたのは,ダイナボルト・インタックGPのS.コルテセでした。終盤に入って予選では速さを見せるようになってきたイデミツ・ホンダ・チーム・アジアの中上貴晶は,6番手タイムをマークして今回も上位グリッドからのスタートとなりました。予選では上位につけるものの,決勝レースになるとポイント獲得なるかという争いとなっていますので,今回こそはトップ争いに加わって欲しいものですね。テルル・チームJiRウェビックから代役参戦となっている小山知良は,28番手タイムで予選を終えています。 Moto3クラスは,ここまでランク2位につけているレッドブルKTMアジョのJ.ミラーがトップタイムをマークし,今季8回目となるポールを獲得しました。サクソプリントRTGのJ.マクフィーが2番手タイムをマークし,これは自己最高位を獲得しています。カルボ・チームのJ.コーンフェイルが3番手タイムをマークし,自己最高位タイとなるグリッドから決勝レースをスタートすることになりました。 |
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2014/10/25(土) ☆初トップ(MotoGP) ○日本GPを皮切りに3週連続開催となるMotoGPですが,その3つ目の大会である第17戦マレーシアGPがセパン・インターナショナル・サーキットで開幕し,初日はフリー走行が行われました。MotoGPクラスで初日総合トップに立ったのは,ランク2位争いを展開しているレプソル・ホンダ・チームのD.ペドロサでした。ペドロサが初日トップに立ったのは,今シーズン初めてとなります。2番手タイムをマークしたのは,オープンカテゴリーでランクトップを行くNGMモバイル・フォワード・レーシングのA.エスパルガロでした。ウェットコンディションとなった2回目のフリー走行でトップタイムだったモビスター・ヤマハMotoGPのJ.ロレンゾが,ドライコンディションで行われたフリー走行1のタイムで総合3番手タイムにつけています。ドライブM7アスパーの青山博一は,14番手タイムで初日を終えています。 Moto2クラスは,今大会でチャンピオン獲得に王手をかけているマークVDSレーシング・チームのE.ラバトが,4戦連続9回目となる初日総合トップに立ちました。前戦で勝利して勢いに乗るパギナス・アマリラスHP40のM.ビニャーレスが,総合2番手タイムをマークして初日を終えています。ラバトのチームメイトで,その彼とタイトル争いを展開しているM.カリオが総合2番手タイムでした。イデミツ・ホンダ・チーム・アジアの中上貴晶は総合9番手タイム,今大会もテルル・チームJiRウェビックの長島哲太の代役参戦となっている小山知良は30番手タイムでした。 Moto3クラスは,ジュニア・チームGO&FANMoto3のN.アントネッリが,2回のフリー走行共にトップタイムをマークし,キャリア通算50戦目にして自身初の初日総合トップに立ちました。トップから1000分の16秒差で総合2番手タイムだったのが,カルボ・チームのJ.コーンフェイルでした。ランクトップを行くエストレラ・ガルシア0,0のA.マルケスが,トップから1000分の21秒差で総合3番手タイムでした。 |
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2014/10/24(金) ☆暫定エントリーリスト(MotoGP) ○FIMから来シーズンの暫定のエントリーリストが,3クラス共に発表されました。まず,MotoGPクラスですが,来シーズンからスズキとアプリリアがファクトリーオプションクラスで復帰することになっています。その中のアプリリアですが,既に発表があったように,これまでホンダのサテライトチームの一つであったグレシーニ・レーシングがワークス的立場でアプリリアのマシンを駆ることになりました。そのライダーについては,これまた既に発表があったように,1人は今シーズンも同チームからフル参戦しているA.バウティスタとなっていますが,もう1人については,今回の発表では未定となっています。未定といえば,イオダ・レーシング・チームもライダーが明らかになっていません。気になる日本人ライダーですが,このクラスにはまだ誰も名前が入っていません。今シーズン唯一の日本人フル参戦ライダーである青山博一については,既にホンダのマシンを使用するチームのシートは全て埋まっていて厳しい状況におかれています。イオダからはオファーが来ているようですが,毎戦ポイント獲得できるかどうかというような状況のチームです。そのオファーを断るとすれば,他のカテゴリーを選ぶか,ホンダのテストライダーを務めるという選択肢も出てくるのではないかと思われます。なお,具体的なリストは,以下の表のようになっています。 Moto2,Moto3クラスでの日本人ライダーですが,Moto2クラスでは,今シーズンと同じくイデミツ・ホンダ・チーム・アジアの中上貴晶はエントリーされています。ただ,テルル・チームJiRウェビックの長島哲太については,名前が登載されていません。Moto3クラスですが,ようやくこのクラスに日本人ライダーの名前が登場し,ホンダのマシンを使用してキーファー・レーシングから尾野弘樹が,マヒンドラのマシンを使用してCIPから鈴木竜生がエントリーとなっています。 |
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2014/10/23(木) ☆退職(F1) ○マクラーレンから発表があり,同チームでスポーティングディレクターを務めているS.マイケルが,今シーズン末でチームを去ることになりました。ここ数年不振を極めてきたマクラーレンですが,R.デニスCEOがF1の現場に復活すると共に,組織改革を行ってきました。今シーズンはじめに,チーム代表を務めていたM.ウィットマーシュの後任としてE.ブーリエをレーシングディレクターに就任させたのもその中の一つです。今回チームを去ることになったS.マイケルは,ロータスをはじめ,ジョーダンやウィリアムズに所属し,20年以上にわたってF1の世界に従事してきました。2011年にウィリアムズのテクニカルディレクターを退いた後,マクラーレンに加入していました。チームの発表によると,今年3月には,S.マイケル自身から退職願が出ていたということで,組織改革に伴う解雇というようなものではなく,いわゆる「円満退職」といったところなのかもしれません。今シーズンをもってチームを去って以後は,家族とともに生まれ故郷であるオーストラリアに戻るということです。 |
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2014/10/22(水) ☆新形状テスト(F1) ○車体,エンジン共に全く新しくなった今季のF1ですが,プレシーズンテストの段階で話題になった1つがフロントノーズの形状でした。"アリクイ"や"エイリアン"と呼ばれた形状が見られましたが,それらの中で"2本牙"と言われたのが,かつてルノーのワークス的立場にあったロータスでした。今シーズンのロータスは,コンスタトラクターズタイトルにおいて,ここまでわずか8ポイントしか獲得できていません。先月行われたイタリアGPにおいては,R.グロージャンがチームは今季型マシンであるE22の開発を断念し,2015年型マシンである"E23"に焦点を移していることを認めています。その来シーズンですが,ロータスは,これまでのルノーエンジンから,今季最も成果を挙げているメルセデスエンジンを採用することが決定しています。そのような中,FIAは醜いと言われている今季型のノーズが採用されないようにするため,来シーズンに向けて新たなレギュレーションを導入する意向があります。このような流れを受けて,ロータスの発表によると,アメリカGPのフリープラクティスにおいて,2015年型マシンの開発のためにフェラーリやメルセデスと同様のローノーズのテストをするということです。ただ,そのノーズをグロージャンとP.マルドナルドのどちらがテストするかについては,現段階では明らかになっていません。 |
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2014/10/21(火) ☆残留(F1) ○サハラ・フォース・インディアから発表があり,N.ヒュルケンベルグが来シーズンも同チームからフル参戦することが決定しました。2012年シーズンにフォース・インディアからフル参戦したヒュルケンベルグでしたが,2013年シーズンはザウバーに移籍。そして,今シーズン再びチームに復帰していました。2年連続同じチームからフル参戦するのは,ヒュルケンベルグにとって初めてとなります。車体,エンジン共にブランニューとなったF1ですが,その中でメルセデス勢が一歩も二歩も抜きん出た結果を残しています。メルセデスエンジンユーザーの一つであるフォース・インディアも同様で,順位こそ昨シーズンと同じ6位ですが,ここまで過去最高の123ポイントを獲得しています。残留が決定したヒュルケンベルグも好調で,4度の5位フィニッシュを含め,16戦で76ポイントを獲得していて,自身のベストシーズンとなっています。なお,今回の発表はヒュルケンベルグに関することだけで,チームメイトに関する発表はありませんでした。しかし,今シーズンのチームメイトであるS.ペレスが残留するのではないかと思われています。 |
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2014/10/20(月) ☆大荒れ(MotoGP) ○第16戦オーストラリアGPの決勝レースが,ドライコンディションの中フィリップアイランド・サーキットで行われました。MotoGPクラスは,ポールからスタートしたレプソル・ホンダ・チームのM.マルケスがトップに立ち,後続との差を広げていきました。4秒以上の差をつけて独走態勢に持ち込んでいましたが,何と18周目に転倒を喫してリタイアに終わってしまいました。マルケスの転倒によりトップに立ったのは,今大会で最高峰クラス通算250戦目というメモリアルレースとなるモビスター・ヤマハMotoGPのV.ロッシでした。2位を行くチームメイトのJ.ロレンゾに10秒以上の大差をつける独走で,第13戦サンマリノ&リビエラ・ディ・リミニGP以来今季2勝目,通算82勝目を飾りました。今大会を迎えたときには,ロッシ,ロレンゾ,そしてレプソル・ホンダ・チームのD.ペドロサが3ポイントの中でランク2位争いにつけていましたが,モビスター・ヤマハMotoGP勢がワンツーフィニッシュを達成したのに対して,ペドロサは6周目にプラマック・レーシングのA.イアンノーネに接触されてしまい,これが原因で7周目にピットに入ってそのままリタイアに終わってしまいました。これにより,ランク2位のロッシと,ランク4位に順位を下げてしまったペドロサとのポイント差が25と広がってしまいました。3位には,これが最高峰クラス自己最高位となるモンスター・ヤマハ・テック3のB.スミスが入り,2008年5月に行われたフランスGP以来となるヤマハの表彰台独占となりました。今大会のこのクラスは大荒れとなっていて,レプソル・ホンダ・チームの両雄だけでなく,彼らも含めた合計9人のライダーがリタイアに終わっています。予選で初めてQ1を突破したドライブM7アスパーの青山博一は,大荒れのレースで完走を果たし,今季自己最高位タイとなる8位でレースを終えています。 Moto2クラスは,5人によるトップ争いが展開されていきました。終盤に入ってその争いから抜け出したのは,4番グリッドからスタートしたパギナス・アマリラスHP40のM.ビニャーレスでした。最後は2位に1秒3の差をつけてゴールし,今季3勝目を飾りました。2位には,インターウェッテンのT.ルティが入り,今季初優勝を飾った日本GPに続いて2戦連続表彰台を獲得しています。3位には,ここまでランクトップをいくマークVDSレーシング・チームのE.ラバトが入りました。イデミツ・ホンダ・チーム・アジアの中上貴晶は,8人による8位争いを展開し,最後は11位でチェッカーを受けました。今大会もテルル・チームJiRウェビックの長島哲太の代役で参戦している小山知良は,24位でレースを終えています。 Moto3クラスは,軽量級クラスならではの9台によるトップ争いが展開されていきました。そのバトルを制したのは,ランキングは2位と順位を下げてしまったものの,母国GP制覇に燃えるレッドブルKTMアジョのJ.ミラーでした。ミラーの今季5勝目は,母国GP初優勝となります。そのミラーからわずか1000分の29秒差で2位に入ったのは,ここまでランクトップを行くエストレラ・ガルシア0,0のA.マルケスでした。トップから1000分の32秒差で3位に入ったのが,マルケスのチームメイトであるA.リンスでした。 |
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2014/10/17(金) ☆新採用(MotoGP) ○2週連続開催となるMotoGPですが,先週末の日本GPに続いて,今週末はフィリップアイランド・サーキットにおいてオーストラリアGPが開催されます。そのオーストラリアGPですが,昨シーズンはかなり異例の開催となりました。全GPを通して平均速度が最も高いのが,今回開催されるフィリップアイランド・サーキットです。その分,発熱面でタイヤにかける負担が高くなるわけですが,昨年の同サーキットは,コース改修を行って路面グリップが向上。さらにギャップ等も改善されたため,タイムが2秒もアップしました。ワンメークタイヤを供給するブリヂストンは,こうしたことがある程度予想できたため,それに対応したタイヤを用意していました。ところが,実際に走行してみると,その予想をはるかに超える負担がタイヤにかかることが判明。安全性確保のため,レース周回数を27から19に短縮。さらに,最大連続周回数を10までとし,それまでにはマシンの乗り換えを行わなければならないというものになりました。こうした昨シーズンの反省を受け,ブリヂストンは今年のオーストラリアGPに向けて新たなタイヤを開発し,今日から供給することになっています。新たなタイヤについてですが,まず一番負担がかかるリアには,全く構造が違うものが採用し,コンパウンドは右側が柔らかい左右非対称となっています。フロントについても,リアと同様に右側が柔らかい左右非対称のタイヤが供給されます。この左右非対称というのは,これまでリアタイヤのみに採用されてきていましたが,今回史上初めてフロントタイヤにも採用されます。 |
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2014/10/16(木) ☆コンビ復活(SGT) ○GT500クラスにウイダー モデューロ NSX CONCEPT-GTを駆って参戦するウイダー モデューロ 童夢レーシングから一昨日発表があり,来月16日にツインリンクもてぎで決勝レースが開催される予定の第8戦において,山本尚貴のチームメイトとして伊沢拓也を起用することになりました。今シーズンの童夢レーシングは,当初山本のチームメイトとしてJ-K.ベルネイを起用していました。しかし,第4戦から昨年まで同チームのドライバーだったF.マコウィッキを電撃的に起用し,その次の第5戦では見事勝利を収めています。そのような中,最終戦となる第8戦が行われる日は,そのマコウィッキが今季SGT以外でステアリングを握って参戦しているWECの第7戦と日程が重なっていて,契約の関係上WECの方が優先されることになっています。さらに,フル参戦はなくなったものの,ベルネイとの契約は残っていますから,当然その最終戦はそのベルネイが参戦することになるわけですが,同じ日にマカオGTカップにおいてベントレー・コンチネンタルGT3を駆ることが決定していて,こちらも最終戦への参戦が不可能となっていました。そこで誰が代わりに参戦するのか注目となっていましたが,今回発表された伊沢ということになったわけです。今シーズンの伊沢は,ホンダのF1復帰と関連した動きからGP2シリーズにフル参戦しています。こちらのシリーズはほとんど日程が終わっていて,残すのはマレーシアでの最終戦といったところです。というようにスケジュール的には余裕が出てきた伊沢ですから,先日は道上龍が立ち上げた新チームであるドラゴ・コルセからSFに参戦を開始しています。そして,この度SGTへも最終戦だけながら参戦するということになりました。ただ,山本とは,2010年シーズンから3年間にわたってRAYBRIG HSV-010を駆ってタッグを組んでいましたのでコンビ復活といえます。さらに,今回駆るNSX CONCEPT-GTは伊沢が開発の一翼を担っていましたから,マシンの乗り換えもある程度容易と考えられます。 |
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2014/10/15(水) ☆レース復帰(SBK) ○来シーズンからMotoGPにスズキが復帰しますが,そのマシン開発を担ってきたのが2人のライダーで,一人は長年スズキでテストライダーを務めている青木宣篤,もう一人はMotoGPでシートを喪失後にテストライダーとして開発の仕事に取り組んできたR.ド.ピュニエです。来季から本格復帰ということで,当初はド.ピュニエが2つのシートの内の1つに座るものと思われていました。しかし,実際には,こちらは早い段階から噂されていた通りでしたがA.エスパルガロと,今シーズンMoto2クラスにステップアップを果たしているM.ビニャーレスという顔ぶれとなりました。MotoGPでのシートを獲得できなかったド.ピュニエの去就が気になるところでしたが,この度SBKにスズキのワークス的立場でフル参戦しているクレセント・スズキから発表があり,来シーズンそのド.ピュニエを起用することが決定しました。チームメイトには,S.ローズが既に決定しています。2006年からMotoGPにフル参戦を開始したド.ピュニエですが,MotoGPからは離れるものの,新たな戦いの場を得たことになります。なお,MotoGPマシンの開発については,もちろんこれまで通りというわけにはいかないのでしょうが,今後も継続するとのことです。 |
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2014/10/14(火) ☆復帰(MotoGP) ○モビスター・ヤマハMotoGPのJ.ロレンゾの優勝,レプソル・ホンダ・チームのM.マルケスのチャンピオン獲得という結果で終わった日本GPでしたが,その大会の初日にマークVDSレーシング・チームから新たな発表がありました。中・軽量級クラスに参戦している同チームは,かねてから最高峰クラスへのステップアップを目指していました。そして,この度HRCとのコラボが成立し,ホンダからファクトリーマシンであるRC213Vの供給を受けて最高峰クラスへ進出することが決定しました。今回の決定に関わりがあったのが,これまでずっとホンダのサテライトチームとして活躍してきたチーム・グレシーニです。資金不足という問題が浮上してきた同チームは,ホンダに対してマシンを借り受けるための資金が準備できないという事態となりました。そして,今シーズン限りでホンダとの関係に終止符を打ち,来シーズンからはMotoGPクラスに復帰することになっているアプリリアのワークス的立場になることが決定しました。ライダーには,今シーズンも同チームのエースライダー的立場にあるA.バウティスタが残留します。そのバウティスタのチームメイトはS.レディングですが,今シーズンのレディングは,MotoGPクラスにおけるホンダの市販車であるRCV1000Rを駆っています。そのレディングは,2015年シーズンからRC213Vの供給を受けることが以前から決まっていて,アプリリアに変更となる同チームとの契約延長は不可能となっていました。そこで新たにホンダのサテライトチームとなるマークVDSレーシング・チームへ移籍することになり,今回の発表において,2年間の契約成立が明らかにされました。レディングとマークVDSとは,彼がMoto2クラスにフル参戦していたときに所属するという関係がありましたので,移籍というよりは復帰ということばを使った方が正確です。ついにワークスマシンを手にするレディングですが,慣れ親しんだチームからの参戦ですので,そういった意味ではマシンに慣れることだけに集中できますので,恵まれた環境といえるでしょう。 |
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2014/10/13(月) ☆チャンピオン決定(MotoGP) ○台風の影響が心配されたツインリンクもてぎでの日本GPでしたが,3日間とも無事ドライコンディションでの開催となりました。レプソル・ホンダ・チームのM.マルケスのチャンピオン決定がかかったのが,今回のMotoGPクラスでした。ホンダのお膝元のツインリンクもてぎですが,これまでホンダのライダーがここでチャンピオンを決めたことがありませんでしたので,本人はもちろん,ホンダ関係者もここで決めたかったのではないかと思います。そのためには幾通りの条件はありましたが,かいつまんでいえば,ともかくマルケスがチームメイトのD.ペドロサとモビスター・ヤマハMotoGPのV.ロッシの前でチェッカーを受ければチャンピオンが決定します。さて,その決勝レースですが,モビスター・ヤマハMotoGPのJ.ロレンゾを加えた4強でのトップ争いとなっていきました。そこで抜け出したのが,前戦の勝者であるロレンゾでした。5周目にトップに立つと終始単独走行を展開していき,昨年に引き続いて日本GPを制しました。そして,2位に入ったのが,チャンピオンがかかるマルケスでした。オープニングラップでは5位になったものの,徐々に順位を上げていって16周目に2位に浮上。ロッシの激しい追撃に遭いましたが最後までその順位を守ることができ,見事ホンダのお膝元で2年連続チャンピオンを決めました。3位,4位にはそれぞれロッシとペドロサが入っています。ドライブM7アスパーの青山博一は,18番グリッドからスタートし,トップ10フィニッシュとはなりませんでしたが,ホンダの市販車であるRCV1000R勢の中ではトップの位置となる13位でチェッカーとなりました。ワイルドカード参戦のヤマルーブ・レーシング・チーム・ウィズYSPの中須賀克行は,予選,決勝共に青山の一つ前でのチェッカーとなり,決勝レースは12位でした。 Moto2クラスは,2番グリッドからスタートしたインターウェッテンのT.ルティが,トップに浮上すると後続との差をどんどん広げていき,独走で今季初優勝を飾りました。ルティの優勝は,2年5ヶ月ぶりとなります。2位には,来季MotoGPクラスでスズキのワークスライダーとなることが決まっているM.ビニャーレスが入りました。ポールからスタートしたマークVDSレーシング・チームのE.ラバトは,トップから3秒以上遅れての3位でチェッカーを受けました。イデミツ・ホンダ・チーム・アジアの中上貴晶は,6番グリッドからスタートして上位争いが期待されましたが,残念ながら13位でのチェッカーとなりました。終盤に入って予選までは上位に顔を出せるようになってきていますが,決勝レースではポイント圏内争いという展開が続いていて,この点での改善が急務となっています。ワイルドカード参戦となったモリワキ・レーシングの高橋裕紀は,予選よりも順位を落として26位でのチェッカーでした。それに対して,代役参戦となったテルル・チームJiRウェビックの小山知良は,予選より順位を上げた23位で決勝レースを終えています。 Moto3クラスは,6台によるトップ争いがファイナルラップまで展開されていきました。激しいトップ争いの中で最後まで落ち着いた走りを展開し,最終的にトップでチェッカーを受けたのは,ランクトップに立つエストレラ・ガルシア0,0のA.マルケスでした。兄であるM.マルケスのチャンピオンがかかった今大会でしたが,この勝利は兄にいいエールとなったのではないでしょうか。2位,3位には,それぞれサクソプリントRTGのE.バスケス,アンブロジオ・レーシングのB.ビンダーが入っています。ワイルドカード参戦となった大久保光と山田誓己は,オープニングラップの多重クラッシュにどちらも巻き込まれ,1周もできないままレースを終えています。 |
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☆チームタイトル決定(F1) ○初開催となる第16戦ロシアGPの決勝レースが,冬季オリンピックの会場を縫うようにしてつくられた新設サーキットであるソチ・オートドローモで行われました。オープニングラップでトップに立ったのが,2番グリッドからスタートしたメルセデスのN.ロズベルグでしたが,その際激しいブレーキングをしたためにタイヤを傷めてしまい,2周目に入ったところでピットインしてタイヤ交換という事態となりました。もしかしたら,早い段階でタイヤ交換という作戦をとっていたのかもしれません。ポールからスタートしたものの一時トップの座を譲ったランクトップを行くメルセデスのL.ハミルトンでしたが,終始危なげない走りを展開していき,ロシアGP初代ウィナーとなり,見事4連勝を挙げています。一時は順位を下げてしまったものの,徐々に順位を上げていってロズベルグが2位でのチェッカーとなりました。このワンツーフィニッシュ達成により,メルセデスAMGが見事今シーズンのコンストラクターズタイトルを決めています。3位には,予選と同じくウィリアムズのV.ボッタスが入っています。ケータハムの小林可夢偉は,ブレーキのオーバーヒートというトレブルが発生してしまい,残念ながらリタイアに終わっています。 |
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2014/10/12(日) ☆4年ぶり(MotoGP) ○第15戦日本GPの予選が,好天に恵まれたツインリンクもてぎで行われました。MotoGPクラスは,最後の最後まで誰がポールを取るか分からない僅差でのタイムアタック合戦となりました。そのような中ポールを獲得したのは,もてぎと相性のいいドゥカティのマシンを駆るA.ドビツィオーゾで,コースレコードをマークしての獲得でした。彼がポールを獲得するのは,4年前の日本GP以来で,最高峰クラス通算2回目です。ポールからわずか1000分の55秒差の2番手タイムだったのは,モビスター・ヤマハMotoGPのV.ロッシでした。レプソル・ホンダ・チームのD.ペドロサは,ファイナルアタックにおいて途中までは最速タイムを刻んで逆転でのポール獲得が期待されたのですが,惜しくも転倒を喫してしまって3番グリッド獲得にとどまりました。ドライブM7アスパーの青山博一は,途中まではオープンクラス2番手タイムを刻んでいましたが,最後に履いたタイヤがスローパンクチャーに見舞われるという不運もあって,18番手タイムで予選を終えています。ワイルドカード参戦となったヤマルーブ・レーシング・チーム・ウィズYSPの中須賀克行は,17番グリッドから決勝レースをスタートすることになりました。 Moto2クラスは,初日の走行から好調な走りを見せているランクトップを行くマークVDSレーシング・チームのE.ラバトが,予選でもその速さを見せ,コースレコードをマークして今季8回目となるポールを獲得しました。トップから1000分の33秒差で惜しくも2番手タイムとなったのが,ランク5位につけているインターウェッテンのT.ルティでした。3番手タイムをマークしたのはエアーアジア・ケータハムのJ.ザルコで,今季通算5回目となるフロントロースタートを決めています。イデミツ・ホンダ・チーム・アジアの中上貴晶は,6番グリッドを獲得して予選を終えました。終盤に入ってようやく予選までは上位に食い込む走りを見せるようになってきた中上ですが,今日こそは決勝レースでもトップ争いに食い込む走りを見せてくれるといいですね。長島哲太の代役参戦となっているテルル・チームJiRウェビックの小山知良は,27番グリッドから決勝レースを迎えます。 Moto3クラスは,2012年の日本GPにおいて自身初となるポールを獲得した経験を持つレッドブル・ハスクバーナ・アジョのD.ケントが,その時以来となるポールを獲得しました。2,3番グリッドを獲得したのは,それぞれジュニア・チームGO&FAN Moto3のN.アントネッリ,サクソプリントRTGのJ.マクフィーでした。ワイルドカード参戦となるホット・レーシングウィズI-Factoryの大久保光,リベルと・プラスワン&エンデュランスの山田誓己は,それぞれ26番手,31番手で予選を終えています。 |
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☆今回も(F1) ○初開催となるロシアGPの予選が,冬季オリンピックが開催されたオリンピック・パーク内にある新設サーキットのソチ・オートドロモで行われました。最速タイムを刻んだのはメルセデスのL.ハミルトンで,これは今季7回目,通算38回目のポール獲得となります。チームメイトのN.ロズベルグが2番手タイムをマークし,今回もメルセデスによるフロントロー独占となりました。ウィリアムズのV.ボッタスは,ファイナルアタックで最速タイムを刻んでいき,逆転でのポール獲得が期待されましたが,最終コーナーで痛恨のミスを犯してワイドに膨らんでしまい,惜しくも3番手タイムにとどまりました。ケータハムの小林可夢偉は,19番グリッドから決勝レースをスタートします。 |
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2014/10/11(土) ☆3戦連続(MotoGP) ○先週末は鈴鹿サーキットでF1,今週末はツインリンクもてぎでMotoGPの日本GPが開催され,しかも,両方とも台風の動きが気になる状況になっています。その日本GP初日はドライコンディションに恵まれ,ドゥカティのA.ドビツィオーゾが総合トップタイムをマークしました。ドビツィオーゾが初日に総合トップタイムをマークするのは,第13戦サンマリノ&リビエラ・ディ・リミニGPから3戦連続となります。総合2番手タイムをマークしたのは,前戦アラゴンGPを制したモビスター・ヤマハMotoGPのJ.ロレンゾでした。総合3番手タイムは,現在ランク9位につけているLCRホンダMotoGPのS.ブラドルでした。ドライブM7アスパーの青山博一は,トップから2秒弱遅れで総合16番手でした。マシン開発を担ってワイルドカード参戦しているヤマルーブ・レーシング・チーム・ウィズYSPの中須賀克行は,1回目のフリー走行のタイムで初日総合15番手で初日を終えています。 Moto2クラスは,ここまでランクトップを行くマークVDSレーシング・チームのS.ラバトが,24周にわたるレースシミュレーションを実行し,今季8回目となる初日総合トップタイムをマークしました。トップからコンマ3秒遅れで総合2番手タイムをマークしたのは,ここまでランク6位につけているエアーアジア・ケータハムのJ.ザルコでした。総合3番手タイムをマークしたのは,来シーズンからMotoGPクラスにステップアップすることが決まっているパギナス・アマリラスHP40のM.ビニャーレスでした。終盤に入って予選までは徐々に速さを復活させてきているイデミツ・ホンダ・チーム・アジアの中上貴晶は,トップからおよそ1秒2ほど遅れで総合10番手タイムでした。今大会でワイルドカード参戦しているモリワキ・レーシングの高橋裕紀は,マシントラブルや転倒に見舞われてバタバタした初日になってしまい,総合31番手で初日を終えています。負傷欠場している長島哲太の代役として参戦しているテルル・チームJiRウェビックの小山知良は,高橋に次ぐ総合32番手でした。 Moto3クラスは,もてぎが自身初優勝の地となっているレッドブル・ハスクバーナ・アジョのD.ケントが,今季2回目となる初日総合トップタイムをマークしました。ここまでランク3位につけているエストレラ・ガルシア0,0のA.リンスが,トップから1000分の58秒差で総合2番手タイムでした。総合3番手タイムは,マヒンドラ・レーシングのM.オリベイラがマークしています。ワイルドカード参戦しているホット・レーシング・ウィズi-Factoryの大久保光とリベルト・プラスワン&エンデュランスの山田誓己は,それぞれ29番手,32番手でした。 |
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☆初開催(F1) ○日本GPから2週連続開催となるF1ですが,今回は初開催となるロシアGPが,新設サーキットのソチ・オートドロモで初日の走行が行われました。フリー走行2回目では,セッション終盤10分前になってコース上でストップするマシンが現れたため赤旗中断となり,残り3分となってコースオープンとなってタイムアタック合戦となりました。そのような状況の中,この日の総合トップタイムをマークしたのは,日本GP覇者であり,ここまでランクトップにつけているメルセデスのL.ハミルトンでした。総合2番手タイムをマークしたのは,マクラーレンのK.マグヌッセンでした。そのマクラーレンへの移籍が噂されるフェラーリのF.アロンソが,初日総合3番手タイムをマークしています。毎戦参戦自体が微妙な立場にあるケータハムの小林可夢偉は,今大会も無事参戦となりましたが,フリー走行2からの参加で,初日は残念ながら最下位で終えています。 |
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2014/10/10(金) ☆変更(F1) ○メルセデス及びロータスから発表があり,来シーズンからロータスがメルセデスエンジンを搭載することが決定しました。チームが売却されるまではルノーのワークス的立場にあったロータスですが,売却以後も今シーズンまでそのルノーエンジンを搭載してきています。今シーズンから新しいパワーユニットとなったF1ですが,ルノーエンジンユーザーはどのチームも信頼性や速さが不足しているエンジンに苦戦しています。それに対して,メルセデスのパワーユニットは今シーズン素晴らしいリザルトを残していて,ワークスであるメルセデスAMGは,L.ハミルトンとN.ロズベルグのチームメイト同士がチャンピオン争いを展開しています。さらに,同パワーユニットユーザーであるウィリアムズ,フォースインディア,マクラーレンは,チームタイトル争いでトップ6に入っています。その中でマクラーレンは来シーズンからホンダのワークス的立場になりますので,その分が浮くことになります。今年のトレンドであるメルセデスのパワーユニットだけに,水面下で獲得争いが展開されていたことは想像に難くないでしょう。その獲得争いを,今回のルノーが制したことになります。今回メルセデス軍団に入ることが決定したルノーですが,来季のドライバーに関しては,既にP.マルドナルドの残留は決定しています。そのチームメイトが誰になるのかについてはまだ決定していませんので,今後シート獲得を希望するドライバーがさらに増えるかもしれませんね。 |
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2014/10/09(木) ☆新型車(SGT) ○SGTのGT300クラスをはじめ,スポーツカーレースにおいてGT3カーが各メーカーから市販されていますが,その中でBMWが投入しているGT3カーが2010年シーズンから市販となったZ4 GT3です。先週末に初開催となるタイで行われたSGTの第7戦においては,荒聖治&J.ミューラー組がそのZ4を駆って2位に入り,現在ランキング3位に入る活躍を見せています。そして,一昨日BMWから発表があり,そのZ4に代わって,BMW M6クーペをベースとした『BMW M6 GT3』を導入することになりました。この新型M6 GT3は,来シーズンにテストカーが走行をはじめ,年末までには納入が開始される予定のようで,レースシーンに登場するのは2016年シーズンからということになります。この新型マシンのスペックですが,4.4リッターのBMW MツインパワーターボV8エンジンを搭載しているとのことです。様々なモータースポーツシーンで活躍を見せているZ4ですが,再来年からのM6がさらなる活躍を見せるのか登場が楽しみですね。 |
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2014/10/08(水) ☆減少(F1) ○日本GPが終了した翌日の6日(月)に,今回の日本GPの観客数を発表しました。ここ2年観客数が減少してきていますが,今年は台風が接近しているという悪条件があってか,昨年を1万4千人下回る7万2千人にとどまりました。3日間合計が15万1千人と,この点については2万人の減少となっています。過去を振り返ると,2006年の日本GPは,決勝日16万1千人,3日間合計36万1千人という驚異的な観客数を誇っています。世界的に観客数の減少が問題点になっているF1ですが,日本においてもその傾向が見られるようになっていて,ただでさえモータースポーツがなかなか浸透していない日本だけに心配される状況です。来シーズンは,いよいよホンダが復帰してきますから,観客数の減少に一定の歯止めがかかる可能性が高いでしょう。しかし,再来年以降がどうなるかは不透明です。やはり日本人ドライバーの活躍という点も必要不可欠ですから,小林可夢偉を含め,日本人ドライバーができるだけいいシートを獲得できる状況になって欲しいものです。なお,鈴鹿サーキットでのF1開催は,既に2018年までの契約が成立しています。 |
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2014/10/07(火) ☆ワイルドカード&代役(MotoGP) ○F1,MotoGP,WECと3週連続で日本で大会が開催されますが,先週のF1日本GPに続いて,今週末はMotoGPの日本GPが開かれます。この大会は,栃木県にあるツインリンクもてぎでの開催となります。その日本GPでは,フル参戦ライダーであるMotoGPクラスの青山博一,Moto2クラスの中上貴晶の他,ワイルドカードで4人,負傷のため欠場している長島哲太の代役として1名のライダーが参戦する予定になっています。 まずワイルドカードですが,MotoGPクラスに現在JRRのJSB1000クラスでランクトップに立っている中須賀克行が出場します。彼にとっては3年連続,代役参戦も含めて合計5回目となる出場となります。その5回の中では,代役参戦となった2012年の最終戦バレンシアGPで2位表彰台を獲得しています。今回は,「YAMALUBE Racing Team with YSP」からの参戦となっています。Moto2クラスには,2人のライダーがワイルドカード参戦することになっています。まず1人目は,現在JRRのJ-GP2クラスでランクトップに立っているMORIWAKI RACINGの高橋裕紀です。GP復帰に向けて現在JRRに参戦している高橋,そしてコンストラクターとしてMoto2クラスでチャンピオンを獲得した経験を持つモリワキだけに,並々ならない意欲での参戦となります。もう1人は,ST600クラスにYamaha Thailand Racing Teamからフル参戦し,現在ランキング2位につけているC.ポラマイです。Moto3クラスには,J-GP3クラスにリベルトPLUSONE&ENDURANCEからフル参戦しているランクトップの山田誓己と,自チームであるHOT RACINGからフル参戦しているランク6位を行く大久保光がワイルドカード参戦します。 長島の代役として参戦するのは,元GPライダーで,現在J-GP2クラスにNTST.ProProjectからフル参戦し,ランク9位につけている小山知良です。今回の代役参戦は,長島が所属しているJiRと,小山が所属し,手島雄介が代表を務めるT.Pro.Innovationとがジョイントしてのもので,日本GPだけでなく,マレーシアGPまでの3戦に参戦することになっています。使用するマシンについては,T.Pro.InnovationのメインスポンサーであるNTS社が製作し,小山がJ-GP2クラスで走らせているNH6となります。 |
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2014/10/06(月) ☆初優勝(F1) ○金曜日,土曜日とドライコンディションでの走行となった鈴鹿サーキットで開催された第15戦日本GPですが,決勝日は台風接近により開催がどのようになるか心配されていました,.果たしてその日本GPですが,開催自体は予定通りとなりました。ただし,スタート前から激しい雨に見舞われてしまい,安全確保のためセーフティーカー先導によるスタートとなりました。しかし,1周目の最終コーナーでケータハムのM.エリクソンがアクアプレーニング現象によりスピン。幸いなことに大事に至ることなく何とか走行を続けることができましたが,安全性確保のため2周終了時点で赤旗中断となりました。その後何とか雨脚が弱まってセーフティーカー先導に変わりはないものの,再スタートが切られました。しばらくして走行が可能となったため,10周目から本格的なスタートとなりました。タイヤ交換のタイミングの違いなどから順位は変わりましたが,当初はポールからスタートしたメルセデスのN.ロズベルグがトップに立っていました。これまた安全確保のためDRSの使用禁止措置が当初とられていましたが,途中からその措置が解除され,DRSを使ってのパスが可能な状態となりました。そのような中,タイヤの消耗によりペースが上がらないトップのロズベルグを,29周目の1コーナーでチームメイトのL.ハミルトンがパス。ペースの上回るハミルトンは,後続との差を広げていきました。ハミルトンが独走態勢を築いていた42周目に,ザウバーのA.スーティルがダンロップコーナーの先でクラッシュし,セーフティーカーが再び導入されました。当然現地はマシン改修車両が出たりしていますからイエローのダブル旗が振動されていて,各車は十分に気をつけて走行しなければならない状態でした。ところが,何が原因となったのか,スーティルにアクシデントが発生した同じ場所で,今度はマルシャのJ.ビアンキがクラッシュしたようなのです。しかも,激しくぶつかった先はタイヤバリアではなく,マシンの改修作業を行っていた車両にぶつかったようなのです。このクラッシュでビアンキは頭部に深刻なダメージを負ってしまい,そのまま病院に運ばれて緊急手術を受けるという事態となってしまいました。このような事態により再び赤旗が提示され,レースはそのまま終了となりました。この結果,1位ハミルトン,1位ロズベルグというメルセデス勢が独占し,3位にはこのサーキットをとしていて,レースウィークの中でレッドブル離脱が発表されていたS.ベッテルが入っています。ケータハムの小林可夢偉は,いつも通り全くペースの上がらない車両を何とか最後までもたせ,19位でチェッカーを受けています。クラッシュしたビアンキが無事であることを願いたいですね。 |
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☆連勝(SGT) ○第7戦の決勝レースが,初開催となるタイのチャーン・インターナショナル・サーキットという新設サーキットで行われました。GT500クラスは,レース序盤は,予選で好調な走りを見せたGT-R勢がトップ3を占めていました。しかし,ピットインのタイミングになると,タイヤ無交換作戦を敢行したレクサス勢がGT-R勢を追うという展開へとなりました。その後,PETRONAS TOM'S RC Fを駆る中嶋一貴がペースアップを図っていくと共に,GT-R勢にマシントラブルやアクシデントが発生してしまって脱落。最終的に中嶋一貴&J.ロシター組のPETRONAS TOM'S RC Fが鈴鹿サーキットで開かれた第6戦に引き続いての勝利となりました。この連勝により,ランキング争いでもトップに躍り出ています。トップ3を独占していたGT-R勢の中にあって,唯一生き残ったM.クルム&佐々木 大樹組のD'station ADVAN GT-Rが2位に入りました。3位には,10番グリッドからスタートした安田 裕信&J-P.デ.オリベイラ組のカルソニックIMPUL GT-Rが入っています。 GT300クラスは,レース途中まではポールからスタートしたV.インサラプバサク&A.インペラトーリ組のi MOBILE AASがトップを走行し,賞典外での参加ながら初参戦,初勝利の期待が持たれる状況になっていきました。ところが,49周目に緊急ピットインせざるを得ない状況になり優勝争いから脱落してしまいました。これは,コース上に落ちていたパーツを踏んでしまい,スローパンクチャーが発生したためのものだったようです。このアクシデントにより2位争いが優勝争いへと変化し,前を行く星野一樹&L.オルドネス組のB-MAX NDDP GT-Rを,J.ミューラー&荒聖治組のStudie BMW Z4が僅差で追うという状況が展開されていきました。1秒以内での争いとなったトップ争いは,結局B-MAX NDDP GT-Rが逃げ切り,2年ぶりの優勝となる今季初優勝を飾りました。3位には,谷口信輝&片岡龍也組のグッドスマイル 初音ミク Z4が入っています。 |
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2014/10/05(日) ☆大型移籍?(F1) ○台風の影響が懸念される日本GPですが,その台風の衝撃にも匹敵するかのような発表がなされました。その衝撃とは,昨年までS.ベッテル&レッドブルのタッグにより,4年連続ドライバー&チームタイトルを獲得してきましたが,この度そのレッドブルから発表があり,S.ベッテルとの契約を今シーズン限りで解除するというものです。ベッテルとレッドブルとは長期契約を結んでいたのですが,それを途中解除してのものとなります。ベッテルの抜けたシートには,今季レッドブルの兄弟チームであるトロロッソからフル参戦しているロシア人ドライバーのD.クビアトを起用することもあわせて発表されています。今回の離脱劇は,大型移籍に向けての一環であることはほぼ間違いありません。その大型移籍とは,フェラーリのF.アロンソとの関わりです。そのアロンソですが,かねてからフェラーリを離脱し,来シーズンF1に復帰するホンダのエースチームとなるマクラーレンへ移籍するのではないかという噂が出ていました。その噂に対して,アロンソとフェラーリはそれを一蹴してきました。ところが,このところその噂がかなり現実味を帯びてくるようになっていて,いまだに正式発表はないものの,現在では移籍は間違いない状況になっています。ということは,誰もが座りたいフェラーリのシートが一つ空くわけで,そこに今回離脱が正式発表されたベッテルが座ることになる訳です。ベッテルのフェラーリ移籍は,もちろん現段階では単なる噂に過ぎませんが,今回離脱を発表したレッドブルのチーム代表であるC.ホーナーが,暗にフェラーリ移籍を臭わすコメントを出しています。来季から復帰するホンダは,かねてからアロンソかベッテルの獲得を目指していました。どちらもチームとの契約が残っているため,獲得は難しいのではないかという見方が出ていたのですが,フェラーリの長期不振に加え,マクラーレンがアロンソに5000万ユーロ(約69億円)という驚異的な契約金を提示したという噂も出てアロンソ獲得が成功するようなのです。フェラーリについては,数年前からベッテル獲得を目指していた節があり,ホンダ&マクラーレンとの関係でここに来てようやくベッテル&フェラーリのタッグが実現する状況になってきました。 |
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☆予選でも(F1) ○台風の動きが気になる鈴鹿サーキットでの日本GPですが,ドライコンディションの中で無事予選が行われました。前日に行われたフリー走行では,メルセデスエンジンユーザーが上位を独占しました。果たしてその勢いが,予選でも継続するのかどうかも注目点となっていました。その予選結果ですが,ポールを獲得したのは,前戦のリタイアによりランク2位に順位を下げたメルセデスのN.ロズベルグでした。そのロズベルグからコンマ2秒遅れで2番グリッドを獲得したのが,ロズベルグのチームメイトで,前戦に勝利してランクトップに立ったL.ハミルトンでした。3,4番手タイムをそれぞれV.ボッタス,F.マッサのウィリアムズ勢が獲得し,前日と同じくメルセデスエンジンユーザーがトップ4を独占しました。前日にわずか3周しかできなかったケータハムの小林可夢偉は,Q1で敗退して19番グリッドから決勝レースをスタートすることになりました。 |
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☆初開催(SGT) ○第7戦の予選が,初開催となるタイで行われました。今大会は,新設サーキットであるチャン・インターナショナル・サーキットで行われています。GT500クラスは,Q1からニッサンGT-R勢による激しいトップタイム争いが展開されていきました。そして,トップ8を決めるQ2でトップタイムをマークしたのは,本山哲&柳田真孝組のS Road MOLA GT-Rでした。同チームのポール獲得は,今シーズン初となります。そこから1000分の35秒差で惜しくも2番グリッド獲得となったのが,ミハエル・クルム&佐々木大樹組のD'station ADVAN GT-Rでした。マッチこと近藤真彦監督が率いる同チームは,昨年まで開催されてきたセパン・サーキットでのマレーシア大会でもいい成績を収めてきました。これは,長年同チームが使用してきているヨコハマタイヤの力によるものが大きかったのですが,同じ亜熱帯に属するタイでの大会においても,このヨコハマタイヤがマッチしているのかもしれません。3番グリッドを獲得したのは,ポールチームと同じミシュランタイヤユーザーである松田次生&L.クインタレッリ組のMOTUL AUTECH GT-Rで,トップ3をGT-R勢が独占しました。 GT300クラスは,2年ぶりにSGTへ復帰したA.インペラトーリが活躍しました。今回は,V.インサラプバサクとタッグを組んで地元チームであるi MOBILE AASのポルシェを駆ってスポット参戦しています。そのインペラトーリが激しいタイムアタック合戦を制して,スポット参戦ながら地元チームにポールをもたらしました。2,3番グリッドを獲得したのは,それぞれ星野一樹&L.オルドネス組のB-MAX NDDP GT-R,J.ミューラー&荒聖治組のStudie BMW Z4でした。 |
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2014/10/04(土) ☆鈴鹿でも(F1) ○台風接近で週末の天候が大変気になる中,第15戦日本GPが鈴鹿サーキットで開幕しました。初日は2回のフリー走行が行われ,前戦でランキングトップに立ったメルセデスのL.ハミルトンが総合トップタイムをマークしました。その前戦でリタイアに終わってチームメイトにランクトップの座を譲ったN.ロズベルグが総合2番手タイムでした。総合3,4番手タイムを,それぞれウィリアムズのV.ボッタス,マクラーレンのJ.バトンがマークし,トップ4をメルセデスエンジンユーザーが独占しています。鈴鹿を得意としているレッドブルのS.ベッテルが,総合5番手タイムにつけました。この日のセッションはアクシデントが多発し,その中の1人がケータハムの小林可夢偉でした。1回目のフリー走行はR.メルヒが出走したため,2回目のフリー走行からの登場となった可夢偉でしたが,4周目に入ったところで突如リアのコントロールを失ってしまい,体勢を制御できないままバリアに直進してクラッシュ。初日は,わずか3周の走行で終了するという事態になってしまいました。その他,レッドブルのD.リカルド,トロロッソのJ-E.ベルニュ,ザウバーのE.グティエレスがトラブルによりマシンストップという事態に見舞われてしまいました。冒頭にも記したように台風の影響がとても気になる週末になっていますが,場合によっては,決勝レースのスタートが前倒しになる可能性も報道されています。 |
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2014/10/03(金) ☆シート喪失?(MotoGP) ○シーズン後半を迎え,レース結果はもちろん,来季のシートがどうなるのかもさらに注目されるようになってきました。来季のワークスチームに関しては,既に全てのチームのシートが決まっていて,後はプライベートチームのシート獲得競争が本格化しています。その流れの一環が,昨日お伝えしたY.エルナンデスとプラマック・レーシングとの契約成立です。そして,この度新たな契約が発表されました。そのチームとは,2010年から最高峰クラスに参戦を開始し,今シーズンはホンダのMotoGPクラス用市販車であるRCV1000Rを使用しているドライブM7アスパーです。その発表によると,今回契約が成立したのは,今シーズンSBKにフル参戦している北アイルランド出身のE.ラバティです。2007年からの2年間中量級クラスに参戦した経歴を持つ彼ですが,それ以後はSBKで活躍していて,その中でヤマハやアプリリアのマシンを経験し,今シーズンはクレセント・スズキのマシンを駆ってランキング7位につけました。彼との契約期間は,現段階で来シーズンの1年間となっています。ここで気になるのが,何と言っても最高峰クラスに唯一フル参戦している日本人ライダーである青山博一の去就でしょう。今シーズンのドライブM7アスパーは,N.ヘイデン&青山博一の組み合わせでフル参戦しています。その中でヘイデンについては早い段階で契約延長が発表されていて,青山の去就が注目点となっていました。今回のラバティとの契約成立により,普通で考えると同チームのシートは埋まったことになり,現段階では青山がシート喪失になったことになります。ただ,今回の発表では,チームメイトについての発表がなされていませんでした。もちろんヘイデンは当たり前として発表がなされていないのかもしれませんが,何らかの動きが水面下である可能性がないわけではないのかもしれません。日本人ファンとしては,青山の最高峰参戦が継続していってほしいものですね。 |
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2014/10/02(木) ☆起用 PARTT(F1) ○明日から,いよいよ鈴鹿サーキットにおいて日本GPが開幕します。それを前にしてケータハムから発表があり,その日本GPでは,レギュラードライバーである小林可夢偉とM.エリクソンを起用することが決定しました。資金不足や思うような結果が出せない状況等からシーズン中にチームを売却するという事態となったケータハムですが,それ以後に開催された第12戦ベルギーGPでは,小林可夢偉に代わってA.ロッテラーが出場しました。次の13戦イタリアGP以後は可夢偉が出場していますが,毎回シートが危うい状況が続いています。今大会におけるケータハムは,新しいフロントウィングを投入することになっていて,チームのコメントでは,直接的なライバルであるマルシャだけでなく,ザウバーやロータスとも戦えるというような自信を見せています。もっとも,可夢偉自身は現実的な見方をしていて,日本GPにおける目標は少なくともマルシャには勝つというような考えを持っているようです。2012年シーズンでは,ザウバーのマシンを駆って3位表彰台を獲得した可夢偉ですが,今回は,完走とライバルたちを1台でも多くパスすることを期待したいですね。なお,金曜日に行われるフリー走行で1においてスペイン人ドライバーであるR.メリがステアリングを握ることも決定しています。ただ,今回の発表では,可夢偉とエリクソンのどちらのマシンになるのかについては明らかになっていません。 |
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☆起用 PARTU(MotoGP) ○ドゥカティのサテライトチームであるプラマック・レーシングについては,既にY.エルナンデスの続投が決まっています。もう1人のA.イアンノーネについても既に決定していて,いよいよドゥカティのワークスチームから参戦することになっています。ということで,イアンノーネのシートが一つ空くことになり,誰がそのシートに座ることになるのかが同チームの注目点の一つになっていましたが,この度チームから発表があり,2年間の契約が成立して,イタリア人ライダーのD.ペトルッチを起用することになりました。そのペトルッチですが,今シーズンは2012年シーズンから所属しているイオダ・レーシングでARTのマシンを駆ってフル参戦しています。リザルトの方は,ここまで9ポイントを獲得していて,ランキング20位となっています。 |
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2014/10/01(水) ☆復帰(MotoGP) ◯9月30日(火)〜10月5日(日)までドイツのケルンで開かれている二輪車の国際見本市である「インターモト」のプレスカンファレンスにおいて,スズキが来シーズンからMotoGPクラスに復帰することを正式発表しました。使用するマシンは,青木宣篤やR.ド.ピュニエが開発を進めてきたGSX-RRとなります。その新型マシンを駆ることになるライダーについても発表があり,1人目は,昨年までのCRTクラスでランクトップを行くと共に,今シーズンから始まったオープンカテゴリーでもNGMモバイル・フォワード・レーシングに所属してランクトップを行っているA.エスパルガロです。もう1人のライダーは,昨シーズンMoto3クラスでチャンピオンを獲得し,今シーズンはパギナス・アマリラスHP40に所属してMoto2クラスにフル参戦してここまでランク3位につけているM.ビニャーレスです。チームマネージャーに就任するのは,かつてヤマハのワークスチームでチーム・マネージャーなどを歴任し,現在はスズキのテストチームのチームマネージャーを務めているD.ブリビオです。スズキがMotoGPにフル参戦するのは,2011年シーズンをもって厳しい経営環境を理由に参戦休止を発表して以来となります。当初は,今シーズンからの復帰を目指していましたが,レギュレーションの不透明さ等もあって1年持ち越しになっていました。今回の発表では,今シーズンの最終戦であるバレンシアGPにおいてワイルドカード参戦することも合わせて発表がありました。そのライダーについては正式発表がありませんでしたが,通常で考えれば,テストライダーのド.ピュニエということになるのでしょうね。 |
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