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2014/02/03(月) ☆明日から(MotoGP) ◯昨シーズンの最終戦が終了した翌日に,その会場であるバレンシア・サーキットで3日間にわたってテストが行われました。その後,12月,1月はテスト禁止期間に入っていたため,今季型マシンの走行は行われていませんでした。そして,ついにテスト禁止期間が明け,明日から4日間にわたる最高峰クラスのオフィシャルテストが,マレーシアのセパン・サーキットにおいて行われます。今回のテストには,イオダレーシング・プロジェクトを除く12チーム,22名のライダーが参加することになっています。昨シーズンまでの最高峰クラスは,MotoGPとCRTの2つのクラスで行われていました。しかし,今シーズンからそのクラス分けが変更となり,各メーカーのワークスと,サテライトチームでワークスとほぼ同じワークスマシンを使用するライダーが"ファクトリー・クラス",各メーカーから供給される市販マシンやエンジンを使用するライダーが"オープン・クラス"となります。メーカー独自のECUを使用できるファクトリー・クラスのマシンですが,オープン・クラスとできるだけ性能が均衡するようにするため,搭載燃料の量,年間使用エンジン基数,エンジン設計と内部部品の凍結といったハンディキャップが課せられています。日本人ライダーとしては,ホンダのレース用市販マシンであるRCV1000Rを駆ってオープン・クラスに青山博一が,昨シーズンまでCRTクラスでアプリリアが供給するARTを駆ってチャンピオンを獲得してきたパワー・エレクトロニクス・アスパーからフル参戦することになっています。チームメイトは,レプソル・ホンダに在籍していたときにチャンピオンを獲得したN.ヘイデンです。 |
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2014/02/02(日) ☆引退(F1) ◯R.ブラウンといえば,M.シューマッハと共にベネトンやフェラーリで7回もチャンピオンを獲得した名メカニックです。近年では,ホンダが第3期F1から撤退した翌年にそのチームを引き継いでブラウンGPとし,J.バトンとタッグを組んで見事チャンピオンチームとなりました。その後,同チームがメルセデス・ベンツのワークスチームとなりましたが,そのままチームを率いてきました。しかし,昨シーズン終了をもってチームを去り,このまま引退するのか,それともある程度休養を取って再び復帰するのか,その後の去就が注目されていました。そして,噂に上っていたのが,マクラーレンへの加入です。来シーズンから,マクラーレンとタッグを組んでホンダがF1に復帰することになっています。上記したようにホンダとも関係性の深いブラウンですが,久々にF1へ復帰するホンダからすれば,ブラウンの経験値はぜひ欲しいものでしょう。ですから,ブラウンのマクラーレン加入が噂に上っても何ら不思議はありません。しかし,釣りイベントに参加しているブラウンの口から発表があり,そうした復帰の噂を一蹴するかのように,F1からの引退を発表しました。今回の発表によると,少なくとも1年間は釣りなどを楽しみながら過ごすとのこと。その後のライフ設計は未定のようです。ただ,疑り深い私からすると,ということは,確かに1年間はゆったりした生活をするでしょうが,ホンダの復帰に合わせて再び帰ってきてもおかしくはないこと。ちょっとこれは考えすぎなのでしょうか・・・。 |
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2014/02/01(土) ☆不振(F1) ◯4日間にわたって行われたヘレス・サーキットでの合同テストが,昨日で終了しました。最終日はウェットコンディションで始まり,曇天ということがあって思うように路面が乾きませんでした。それでも,午後の走行ではドライ用タイヤでの走行が十分可能な状況となったようです。そのような中,この日のトップタイムをマークしたのは,今シーズンからウィリアムズに移籍したF.マッサでした。2番手タイムをマークしたのは,そのマッサが昨シーズンまでチームメイトだったフェラーリのF.アロンソでした。この日のアロンソは,この日の最多ラップとなる115周走行しました。3番手タイムをマークしたのは,フォース・インディアでリザーブドライバーを務めるD.ジュンカデラでした。私たち日本人にとって,この日の注目点は何と言ってもケータハムでしょう。それは,1年ぶりにF1に戻ってきた小林可夢偉が,この日ついに走行したからです。その可夢偉の走行は,午前中は走行できたものの,午後の走行でルノーエンジンにトラブルが発生してしまったため,その段階で切り上げるという結果になってしまいました。とはいえ,日本人ドライバーが再びF1カーを走らせたのは,朗報といえるでしょう。今回のテストでは,メルセデスエンジンとフェラーリエンジンが順調に走行できましたが,可夢偉のケータハムも含め,ルノーエンジンにトラブルが多発してしまいました。その不振ぶりは,合計周回数を見れば明らかです。メルセデスエンジンユーザーの合計が4チームで875周,フェラーリエンジンユーザー勢の合計が3チームで444周でした。それに対して,ルノーエンジンユーザーは3チームで合計151周でした。チャンピオンチームであるレッドブルに至っては,エンジンだけでなく車体のクーリングにも問題があったため,チームプリンシパルのC.ホーナーやチーフテクニカルオフィサーのA.ニューエイは,今後の対策を練るためか,3日目の午後にはチームのファクトリーに戻ってしまいました。次の合同テストは,2月19日から22日までバーレーンで行われることになっています。4日間で合計21周しか走行できなかったレッドブルですが,この日までどの程度対策が取れるのか,ルノーエンジンも含めて注目となります。 |
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2014/01/31(金) ☆小規模(SGT) ◯トヨタ自動車が,東京のお台場にあるメガウェブにおいて今シーズンのモータースポーツ活動発表会を行い,各カテゴリーのドライバーラインナップなどを明らかにしました。その中で,SGTのGT500クラスに関しては,今シーズンからDTMとの連携を図るため,車体に関して共通のレギュレーションに則ったマシン造りがなされています。昨シーズンまでと同じくレクサスブランドでマシンを投入するトヨタですが,昨シーズンまでのSC430ではなく,今シーズンからレクサスRC-Fを投入することになっています。そのマシンを駆るドライバーラインナップに関しては,ニッサンやホンダが結構大きな移動が予想されている中,トヨタは小規模な移動になっています。年末には,つい最近までトヨタのエースドライバー的立場にあった脇坂寿一が,昨シーズン所属したサードから解雇通知を受けるというショッキングな事実を明かしましたが,その寿一に関しては,今回の発表の中に名前がありませんでした。その寿一の抜けたシートには,かつて全日本F3選手権において,トヨタ陣営の一つであるTOM'Sに所属してフル参戦した経験を持つイギリス人ドライバーのO.ジャービスが座ることになりました。あとは,レーシングプロジェクト・バンドーが今回の発表においては未定となっています。同チームは,使用するタイヤブランドについても,他チームが全てブリヂストン(BS)なのに対して未定ということになっています。なお,具体的なラインナップは,以下の表のようになっています。 |
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2014/01/30(木) ☆明暗(F1) ◯今年初めてとなる合同テスト2日目の走行が,スペインのヘレス・サーキットで行われました。前夜に雨に見舞われたため,さらに散水してフルウェットコンディション状態にして本来は最終日に行われる予定だったピレリのウェットタイヤのテストを午前中に実施しました。午後からは,ドライコンディションに変化すると同時に,当初予定されたテストに戻しての走行を実施しました。ちなみに,この日にウェットタイヤのテストを実施しましたから,最終日の予定を変更してドライタイヤのテストを行う可能性が出てきました。今シーズンからF1に復帰した小林可夢偉の登場が最終日ですから,ドライタイヤテストとなると可夢偉が思い切った走行をできることになるかもしれません。さて,2日目の走行ですが,エンジンによって明暗が分かれました。比較的順調に走行できたのは,メルセデスとフェラーリエンジンユーザー勢でした。この日のトップタイムは,初日に全く走行できなかったマクラーレンのJ.バトンでした。初日にトップタイムだったフェラーリのK.ライコネンが2番手タイムをマークし,順調の滑り出しを見せています。今シーズンからメルセデスエンジンを搭載しているウィリアムズですが,そのマシンを駆るV.ボッタスが2日連続となる3番手タイムをマークしています。それに対して,ルノーエンジン勢はトラブルを思うように解消できず,余り走行できずに2日目を終えています。ディフェンディングチャンピオンであるレッドブルのS.ベッテルは,わずか8周のみの走行。前日の走行も全くと言っていいほどできていませんでしたが,そのような状況で今回のテストにおけるベッテルの走行は終了となりました。 |
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☆ラインナップは?(SGT) ◯今シーズンから車体・エンジン共にブランニューとなるSGTですが,トヨタ(レクサス)とニッサンは,先日マレーシアのセパン・サーキットで今年最初のテストを終えました。唯一未走行だったホンダ勢でしたが,昨日から岡山国際サーキットで今年初のテストを開始しました。今回のテストでの注目点は,もちろんマシンのできもそうですが,来月予定されているドライバーラインナップがどうなるのか,その参考になるということでしょう。今回のテストには,童夢の18号車,NAKAJIMA RACINGの32号車,チーム国光の100号車の3台が投入されています。使用タイヤで見ると,18号車がミシュラン,32号車がダンロップ,100号車がブリヂストンです,今回この3台が投入されたわけがよく分かると思います。さて,気になる参加ドライバーですが,18号車の一人目は昨年に続いて山本尚貴でした。そして,もう一人は,昨年WECに参戦していたJ-K.ベルネイでした。彼は,昨年行われたSFのテストにも参加していますから,ドライバー候補となり得る人物といえるでしょう。32号車の方ですが,昨シーズンWECに参戦し,見事LMP2クラスチャンピオンを獲得したB.バゲットがステアリングを握りました。100号車は,昨年に続いて木暮卓史がステアリングを握りました。昨年その木暮のチームメイトだったのが伊沢拓也でしたが,今シーズンの伊沢は,先日お伝えしたように来年以降F1へステップアップすることを目指して,F1の登竜門的立場にあるGP2にフル参戦することになっていますので,国内のレースには参戦不可能となります。その伊沢に替わって誰がそのシートに座るのかが注目点ですが,この日の走行では,昨シーズンGT300クラスにおいてCR-Zを駆り,ハイブリッド車として初めてチャンピオンを獲得した武藤英紀がステアリングを握っています。 |
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2014/01/29(水) ☆テスト開始(F1) ◯今年最初のプレシーズンテストが,スペインのヘレス・サーキットで始まりました。これまでに何度もお伝えしてきてるように今シーズンからレギュレーションが大幅に変更となり,車体・エンジン共に全くのブランニューマシンを各チームとも投入することになります。そうした中でのテストですから,まずはまともにマシンを走らせることができるかという基本的な部分からのスタートということになります。ということで,初日はマルシャとロータスを除いた9チームが参加しての走行でしたが,その9台の走行を全部合わせてもわずか93周という状況で,マクラーレンのJ.バトンに至っては,ハイドロリック及び電気系トラブルが発生して1周もできないまま初日を終えています。初日にトップタイムをマークしたのは,今シーズン再びフェラーリのステアリングを握ることになったK.ライコネンでした。初日に最も走行した(31周)のがこのライコネンで,まずは順調に復帰を果たしています。2番手タイムをマークしたのは,メルセデスAMGのL.ハミルトンでした。午前中の走行だけで見ると,このハミルトンがトップトップタイムでしたが,午後の走行が始まってすぐにクラッシュしてしまってこの段階で走行が終了。それでも2番手タイムでした。3番手タイムをマークしたのは,全部で7周走行したウィリアムズのV.ボッタスでした。連覇を続けているレッドブルのS.ベッテルは,この日初公開された今季型マシンである『RB10』のステアリングを握りましたが,ほとんどの時間をガレージで送ることになってしまい,結局マシンチェックのためにゆっくり3周しただけで終了となり,ノータイムに終わっています。なお,このRB10ですが,今シーズンの注目点であるフロントウィングエンドの形状は,他チームと違って"アリクイノーズ"などを採用せず,三角形をしたノーズの先端から下側に向けて突起物が伸びた形をしています。 |
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2014/01/28(火) ☆テスト直前に(F1) ◯今年最初の合同テストが,今日からスペインのヘレス・サーキットで始まります。4日間にわたって行われる今回のプレシーズンテストには,ロータスを除く全11チームが参加することになっていて,今季からケータハムに所属してF1復活を果たした小林可夢偉は,最終日の31日に登場する予定になっています。ただ,残念ながらこの日は人工的にウェットコンディションにしてピレリのウェットタイヤをテストする日になっていますので,可夢偉の思い切った走行を見ることができません。このテストを直前にして,トロロッソが今季型マシンである『STR9』を,テスト地であるヘレスで公開しました。今シーズンから大幅にレ取レーションが変化しているF1ですが,同チームはそれ以外にも大きな変化を遂げる1年となっています。20日付のこのページでもお伝えしたように,チャンピオンチームであるレッドブルのジュニアチーム的立場にあるトロロッソですが,昨シーズンまではフェラーリエンジンユーザーでした。しかし,今シーズンからは,そのレッドブルと同じルノーエンジンユーザーになり,レッドブルとの連携を更に深めています。今季型マシンの注目点の一つであるフロントウィングエンドの形状ですが,フォース・インディア等と同じ"アリクイ"型のノーズとなっています。なお,同チームのドライバーについてですが,J-E.ベルニュは残留し,D.リカルドのレッドブル"昇格"に伴い,その空いたシートにはD.クビアトが新たに加入しています。 |
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2014/01/27(月) ☆改良しながら(F1) ◯このところ今季型マシンの発表が続いていますが,今度はザウバーF1チームが今季型マシンである『C33』を発表しました。"アリクイ""エイリアン""フォーク型""滑り台型"と各チームが工夫を凝らしているフロントウィングエンドのノーズ部分ですが,今回発表されたC33は,横からの画像しか公開されていませんから正確なところは分かりませんが,どうやらアリクイ型を選択しているようです。今シーズンからエンジン,車体共に大幅なレギュレーションチェンジが行われたため,どのチームもマシン開発に苦労していますが,同チームのチーフデザイナーであるE.ガンダランの発言によれば,開発の柔軟性と信頼性を重視してマシン開発を行ったということです。今後シーズン開幕に向けてプレシーズンテストが行われていきますが,マシンに柔軟性を持たしていることから,それらを通して様々なパーツを追加していくことができるようです。昨シーズンのザウバーは,シーズン序盤はなかなかポイント獲得が厳しい状況が続いていましたが,シーズン中のマシン開発を徐々に進めていき,後半にはポイント圏内での走行が可能なほどマシンのパフォーマンスが上がっていきました。資金的に大変厳しい状況が続いていることには変わりないような同チームだけに,こうした地道なマシン開発が有効なのかもしれませんね。 |
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2014/01/26(日) ☆滑り台(日) ◯スクーデリア・フェラーリが,今季型マシンである『F14 T』を公式サイトで公開しました。ちなみに,この名称は,ファン投票によって選ばれたものです。今シーズンのフェラーリは,F.アロンソは残留したものの,長年セカンドドライバー的役割を果たしてきたF.マッサとの契約を解除。その空いたシートに,ロータスからの移籍となるK.ライコネンが座ることになりました。この結果,二人共に元ワールドチャンピオンという何とも贅沢な布陣となっています。ドライバーが良いということは,今シーズンの結果は,ドライバーではなくマシンの出来ということになりますから,F14 Tは大きな責任を持ったマシンということになります。さて,昨日お伝えしたように,今季型マシンの注目点の一つが,フロントウィングエンドのノーズ部分となります。既に発表が終わっているマシンは,"アリクイ""エイリアン"といった名称がつけられるほど特徴的な形状をしていますが,今回発表されたフェラーリのマシンは,これまでのチームとは違った形状になっていました。フロントサスペンション部分からなだらかに傾斜し始め,エンド部分まで平べったい形状となっていて,あたかも"滑り台"といった感じに仕上がっています。ここ数年苦戦を強いられているフェラーリですが,その大きな原因の一つが空力でした。フェラーリが所有している風洞実験室に問題を抱えていて,空力精度が劣り,そのためマシンのアップデートに問題が出てくるという状態でした。そこで,その風洞実験室を一旦ストップして問題解決にあたり,昨秋から稼働させていました。今回発表されたF14 Tは,その第1号ということになります。不振の要因のもう一つが,フロントサスペンションの構造でした。フロントサスペンションのレイアウトには,プッシュロッドやプルロッドなどがありますが,今季フェラーリが採用したのは,昨シーズンと同じプルロッドでした。今シーズンのレギュレーションから,こちらの方が有利と見たからでしょう。それが正解なのか否なのかは,当然シーズンが進んでいかないと何とも言えません。昨シーズンは,レッドブル&S.ベッテルのタッグが「一人勝ち」という表現を使って良いほど圧倒的な強さと速さを見せたシーズンでした。そうなった原因の一つが,フェラーリの不振でした。是非とも今年はそうならないよう,活躍を見せて欲しいものですね。 |
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2014/01/25(土) ☆ノーズ(F1) ◯レギュレーションの変更により,大幅にマシンの変更が行われる今シーズンのF1ですが,テスト走行開始が徐々に近づいていく中,いよいよ各チームから今シーズンのマシンが発表され始めました。その新型マシンで注目される点の一つが,フロントウィングエンドのノーズ部分形状です。新しいレギュレーションの関係から,ノーズ先端部分の面積をできるだけ狭くし,シャシー下部への空気の流れを最適化するのではないかということは事前に予想されていました。そこで,そうするためにどのような形状が出てくるのかが注目されていたのですが,23日(木)にウィリアムズが発表した今季型マシン『FW36』は,"アリクイノーズ"と言われるようにかなり先が細くなったものを採用していました。そして,昨日はマクラーレンとロータスが今季型マシンを公開したのですが,どちらも違ったアプローチを見せていました。まず,今シーズンはこれまで通りメルセデスを,来季からはいよいよホンダエンジンを搭載することになっているマクラーレンのアプローチの方ですが,今季型マシン『MP4-29』のフロントエンドは,"エイリアンノーズ"と言われるもので,ウィリアムズと同じくノーズ先端が鋭くとがり,それを支えるノーズステーが大きく弧を描く形状になっていました。それに対して,ロータスの今季型マシン『E22』は,他チーム(上記の2チームに加え,フォース・インディアも。)のように先端を細くするという手法とは全く違ったアプローチをしていて,何と先端が二つに分かれているという"フォークノーズ"が採用されているのです。果たして今後発表していくチームが,どのようなアプローチをしていくのか,そのアイディアが楽しみですね。 |
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2014/01/24(金) ☆育成プログラム(F1) ◯ホンダから発表があり,昨シーズンまでSFやSGTにホンダ陣営からフル参戦していた伊沢拓也が,今シーズンはF1への登竜門的立場のカテゴリーであるGP2にフル参戦することになりました。彼が所属するのは,L.ハミルトンをはじめ,N.ロズベルグ,N.ヒュルケンベルグをチャンピオンに導いたGP2シリーズのトップチームであるARTグランプリです。ちなみに,同チームの共同オーナーの一人が,現在FIAの会長を務めるJ.トッドの息子であるN.トッドです。このARTグランプリは,今後マクラーレンのジュニアチーム的立場になるのではないかといわれていて,伊沢が所属することになったのは,この動きの一環と言えます。来シーズンからマクラーレンにエンジンを供給することになるのが,再びF1への参戦を開始するホンダです。第4期と言える今回のF1参戦の一環の中には,日本人ドライバーをF1にステップアップさせていくチャンスをつくっていくというものがあります。ホンダが再びタッグを組むマクラーレンは,かねてからヤングドライバー育成プログラムを組んでいて,ハミルトンなどを輩出しています。ホンダも,SRS-F(鈴鹿サーキット・レーシングスクール・オブ・フォーミュラ)やHFDP(ホンダ・フォーミュラ・ドリーム・プロジェクト)といった若手ドライバーの育成プログラムを組んでいます。来季からのエンジン供給を契機に,マクラーレンの育成プログラムとSRS-FやHFDPとを提携させ,その中にマクラーレンのジュニアチーム的立場になるであろうARTレーシングも加わるといった流れがあるわけです。現在ホンダの支援を受けている若手ドライバーの中でトップ的立場にいるのが,今回の伊沢をはじめ,昨シーズン大逆転でSFチャンピオンに輝いた山本尚貴,そしてSFやSGTで優勝争いに絡んでいる塚越広大の3人です。今回の動きが明らかになった際,この3人の中で誰が選出されるのかが注目点となっていました。そこで選出されたのが,昨シーズンWTCCの日本ラウンドにホンダの支援を受けてスポット参戦も経験した伊沢でした。GP2での結果次第では,来季からマクラーレンに所属してF1に携わることができる可能性が高まるだけに,ぜひともいい結果を残してほしいですね。 |
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2014/01/23(木) ☆2日目も(SGT) ◯セパン・サーキットでのセパンテスト2日目の走行が,21日(火)行われました。初日は,ニッサンのエースマシン的立場にあるニッサンGT-Rニスモの23号車がトップタイムをマークしましたが,2日目も同じくこのマシンが午前・午後共にトップタイムでした。2日目の走行ですが,レクサスRC-F勢は,開発車である093号車を石浦宏明と伊藤大輔がドライブしました。そして,昨年のチャンピオンチームであるセルモの1号車RC-Fのドライバーは,立川祐路と平手晃平の二人でした。2日連続してトップタイムをマークしたニッサンGT-R勢は,23号車のドライバーが松田次生とL.クインタレッリ,柳田真孝。12号車のインパが安田裕信とJ-P.オリベイラ,KONDO RACINGの24号車には佐々木大樹とM.クルムが乗り込んでいます。また,今回はGT300クラス等で使用されるGT3車両の3号車は,星野一樹とL.オルドネスがステアリングを握りました。ラバーグリップが乗ってきていることもあってか,2日目はコースレコードから1秒以上上回っていて,新型マシンの速さが再び明らかになっています。なお,今回のテストですが,昨日は休息日でしたが,今日から再開となり,2日間に渡って行われる予定になっています。 |
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2014/01/22(水) ☆復帰(F1) ◯今季フル参戦するチームの中で,唯一ドライバーが決まっていなかったのがケータハムですが,この度そのケータハムからようやく今季のドライバーラインナップが発表がありました。その発表されたドライバーですが,かねてから噂に上っていたとおりの顔ぶれとなりました。まず1人目は,2012年シーズンまでザウバーに所属してフル参戦していた小林可夢偉です。その12年シーズンの日本GPでは,日本人ドライバーとしてはタイ記録となる3位表彰台を獲得しました。しかし,資金不足に悩むザウバーとしては,大きなスポンサーを持たない可夢偉(というよりは日本人ドライバー)を継続採用することができず,シート喪失という事態となりました。解雇となった可夢偉は,13年シーズンのシーを確保するために『KAMUI SAPPORT』という募金活動をはじめ,一般のファンをはじめ,日本企業などが募金に協力して,最終的に800万ユーロ(当時のレートでおよそ8億8千万円)を集めることができました。しかし,その募金を持ってしてもシートを獲得することができず,最終的にフェラーリのマシンを駆ってWECでGTカーを駆ってフル参戦していました。可夢偉のシート喪失により日本人ドライバーが不在のシーズンとなってしまい,日本のレースファンとしてはどこか物足りないシーズンになってしまい,可夢偉の復活が待たれていました。そして,今回の可夢偉復活発表により,2シーズンぶりに日本人ドライバーがF1のグリッドに並ぶことになりました。ただ,可夢偉が所属することになったケータハムは,常に最下位争いを繰り返しているチームの中の一つで,2010年にF1参戦を開始して以降,4年間にわたって一度もポイントを獲得することができず,昨シーズンはチームタイトルで最下位になっています。ようやく復活にはなったものの,なかなかテレビ画面に映らないという状況になるかもしれません。もう一人のドライバーは,昨シーズンGP2シリーズにフル参戦していたスエーデン人ドライバーであるM.エリクソンです。そのエリクソンですが,私たち日本人にとってはなじみのあるドライバーで,それは2009年シーズンの全日本F3選手権でチャンピオンに輝いているからです。戦績的には厳しいチームではありますが,日本に関係のあるドライバーラインバップですから,是非ともポイント争いに絡んで欲しいものですね。 |
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2014/01/21(火) ☆初テスト(SGT) ◯今年最初のテストが,マレーシアのセパンサーキットで始まりました。今シーズンのGT500クラスマシンは,DTMとの共通シャーシとなり,エンジンもそれまでのNAからターボへと排気量等も含め大幅に変更されていて,トヨタ(レクサス),ホンダ,ニッサン共に全くのブランニューマシンの投入となりますから,いつも以上にシーズン前のテストは重要となります。今回のセパンテストには,ホンダを除く2メーカーが参加していて,レクサスRC-Fが2台,ニッサンGT-RニスモGT500が3台,GT300クラス等で参戦が可能となるニッサンGT-RニスモGT3が1台,合計6台が投入されています。今回のテストで注目されるのは,もちろんRC-FとGT-Rのどちらが現段階で開発が進んでいるかというのもありますが,どのメーカーにどのドライバーが乗るのかも注目点となります。その一つの大きな例としては,昨シーズンは本山哲とペアを組んでMOLAからフル参戦した関口雄飛が挙げられるでしょう。まだニッサン陣営も今シーズンのドライバーラインナップが正式に発表されていませんが,期待されたような結果が残せなかったためか,どうやら関口はシートを失うことになるようです。その関口は,昨日行われたテスト初日においてレクサスRC-Fの093号車をドライブしました。ただ,この走行は,ヨコハマタイヤの開発枠としてのもので,そのヨコハマから依頼を受けて関口がドライブしたとのことです。とはいえ,若手の有望株の一人であり,ニッサンのシートを失った可能性があるドライバーの動きだけに,今後の動向が気になるところです。さて,肝心なテストの方ですが,現在3メーカーの中で最も開発が進んでいるのではないかといわれているのがニッサンGT-Rですが,その23号車が,午前,午後共にトップタイムをマークして初日の走行を終えています。 |
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2014/01/20(月) ☆新車発表(F1) ◯新しい年を迎え,2014年シーズンの動きがこれからぼちぼち出てくるようになりますが,今シーズンからエンジン,車体共に大幅に変更となる今季型マシンの発表会が徐々に行われていきます。たとえば,まず今シーズンからエンジンメーカーが変更となるトロロッソです。チャンピオンチームであるレッドブルのBチーム的立場にあるトロロッソですが,レッドブルがルノーエンジンを使用しているのに対して,昨シーズンまではフェラーリエンジンを使用していました。しかし,今シーズンからレッドブルと同じルノーエンジンを使用するようになり,今回の新車発表は同チームにとって最初のルノーエンジン搭載マシンとなります。その発表会ですが,今シーズン最初の合同テストが28日(火)にスペインのヘレス・サーキットで行われますが,その前日に同地において行われることになっていて,その場で今季型マシンである『STR9』がお披露目されます。他チームでは,ザウバーも既に発表会の予定を公表しています。F1マシンは必ずクラッシュテストに合格する必要がありますが,今シーズンの合格第1号がザウバーでした。そのザウバーの今季型マシンである『C33』の発表は,トロロッソより1日早い26日(日)にオンラインで行われることになっています。さて,そのクラッシュテストですが,昨シーズン不振を極めたマクラーレンの今季型マシンである『MP4-29』が,クラッシュテストに合格することができなかったため,今月24日(金)に予定していた新車発表会はもちろん,ヘレスでのテストにも間に合わない可能性が出てきています。 |
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2014/01/19(日) ☆噂否定(MotoGP) ◯17日にインドネシアの首都であるジャカルタにおいて,約4000人のヤマハディーラーが集まってのミーティングが行われました。そして,その場でヤマハ・ファクトリーレーシングが用いる今季型YZR-M1の発表会が行われました。通常はヨーロッパで行われるのが普通のマシン発表会ですが,ヨーロッパの経済不況以降,多くの企業がそうであるようにヤマハもアジア市場を重視するようになっています。実際,それと同時期に同チームのマシンのロゴに中に"SEMAKIN DE DI DEPAN"というものが見られますが,これはインドネシア語で「もう一歩 前へ」という意味。これだけで同国が重要な位置を占めていることが明らかです。ちなみに,レプソル・ホンダのマシンに"Satu HATI"のロゴが見られますが,これもまたインドネシア語で,意味は「心は一つ」というもので,これまたインドネシアを重視していることが分かります。さて,発表会の方ですが,ヤマハにとって今シーズンも同チームからフル参戦するJ.ロレンゾとV.ロッシの手によって公開されたYZR-M1は,昨シーズンに比べるとやや白い部分が増えたカラーリングになっています。スポンサーのロゴとしては,アメリカのエネルギードリンクブランドである『モンスターエナジー』をメインに,日本の石油関連会社である『エネオス』も継続して飾られています。この発表会において,ロッシから今シーズンに関わる意気込みが語られ,その中で引退に関するものもあったようです。長年タッグを組んでいたメカニックであるJ.バージェスと袂を分けて背水の陣を引くロッシですが,今シーズンの成績如何によっては引退を決断するということでした。次は,もう一人のロレンゾについてです。この発表会を前に,今シーズンでヤマハとの契約が切れるロレンゾは,来シーズンドゥカティに移籍するのではないかという噂が浮上していました。その噂の中には,既に仮契約を済ませているというものもありました。その点について今回の発表の中で語られ,来季もヤマハと契約延長を希望しているとのことでした。ただ,ヤマハ側の反応を見ると,どうやら水面下でドゥカティから話があったことはほぼ間違いないようで,もしかしたら,今シーズン途中から再びこの話題が浮上してくるかもしれませんね。 |
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2014/01/18(土) ☆復帰(F1) ◯昨シーズンのマクラーレンは,一度も表彰台を獲得することができず,チームタイトル争いで5位に終わるという不振のシーズンになってしまいました。チームとしてトップ3に入ることが当然のように思われる力があるだけに,昨シーズンのような状況を打破する必要があります。そこで,新たな動きが発表されました。その新たな動きというのは,マクラーレン・グループのCEOにL.デニスが復帰し,F1チームを彼の権限下に置かれるように再びなったということです。デニスといえば,マクラーレンのF1チームの代表を1982年から2009年まで務め,その間数々の栄冠を獲得してきました。私たち日本人にとっては,マクラーレン&ホンダ&A.セナのパッケージが何と言っても印象の強いものですし,その時には,常にL.デニスがそこにいました。1982年から一昨年シーズンまでマクラーレン・グループのCEOを務めましたが,昨シーズンはF1代表を含めM.ウィットマーシュにその座を譲り,マクラーレン・グループのチェアマンとして過ごしました。しかし,冒頭に記したように大不振のシーズンを過ごしたチームを立て直すため,CEOに復帰という動きを行いました。その復帰発表の場にチームプリンシパルであるウィットマーシュはおらず,彼の去就が今後注目点となります。現段階の各種報道によると,デニス自身は,レース時に常にピットウォールで過ごすことになるチームプリンシパルまで戻る気はないようです。そこで浮上しているのが,ウィットマーシュに替わって,昨シーズンをもってメルセデスGPの代表から去ったR.ブラウンがその座に就くのではないかということです。メルセデスから退任する際,少なくとも半年間は休養するということでしたが,もしかしたらそうしたことに変更が加わることになるかもしれません。来シーズンからマクラーレンとタッグを組むことになったのが,F1復帰となるホンダです。デニスとホンダは強力なコンビネーションを組んだ仲ですし,ブラウンといえば前回ホンダが第3期F1活動の際チーム代表を務めていました。ブラウンに関する噂は,あまりにできすぎたもののように感じますが,かなり真実味があることとも言えるのではないでしょうか。 |
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2014/01/17(金) ☆契約延長(F1) ◯イタリアのタイヤメーカーであるピレリから発表があり,FIAとのタイヤ供給契約を新たに3年間延長することが決定しました。ブリヂストンの撤退を受けてワンメークタイヤを供給するようになったピレリですが,毎年その性能で物議を醸してきたのも事実です。昨シーズンは,イギリスGPでタイヤバーストが多発して問題視され,シーズン途中で構造を変えるということもありました。そのため,一部の関係者からブリヂストンの復帰を期待する声が上がったりもしました。レギュレーションの変更により今シーズンからマシンが大幅に変わりますので,本来はタイヤ供給先の正式発表はかなり早い段階で行われるべきなのですが,ここまでなかなか行われていませんでした。その要因はいくつかあるのでしょうが,ピレリが要求していたタイヤテスト規制の緩和も要因の1つのようです。コスト削減からマシンやタイヤのテスト回数が制限されていますが,ピレリとしては,いくつかのトラブルが発生しているのはテスト不足が原因の一つであると考えているようです。そのため,規制緩和を訴えていたという経緯があります。今回の発表によると,ピレリの要求が取り入れられ,12日間あるプレシーズンテストの中の1日がウエットタイヤのテストに当てられることになりました。さらに,8日間のシーズン中テストにおいても,少なくとも1チーム(最大2チームまで)は,最低1日をピレリのエンジニアと一緒にタイヤテストを行わなければならなくなりました。 |
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2014/01/16(木) ☆断念(MotoGP) ◯昨シーズンJRRのJ-GP2クラスでチャンピオンを獲得した野左根航汰は,今シーズンMotoGPのMoto2クラスにステップアップしてJiR Moto2に所属してフル参戦することになっていました。一昨日発表された2回目の暫定エントリーリストにも,彼の名前が入っていました。しかし,昨年末に彼をずっと支えてきた実父である健治さんが急逝してしまい,家族及び彼の所属するチームスタッフと相談した結果,レース活動自体を休止することになり,同時に来季のMoto2参戦を断念することになりました。『ノリック』こと故阿部典史さんの意志を継いで活動を継続してきているチーム・ノリックですが,そこが見出したライダーが野左根航汰でした。幼い頃から世界で活躍できるライダーを目指してチーム・ノリックと共に活動を続け,ようやく全日本でチャンピオンを獲得,そして世界への進出という第一歩を刻もうとし始めての訃報となってしまいました。現段階では,レース活動の休止ということは決まっている野左根航汰の具体的今後の活動や,彼が所属することになっていたJiR Moto2のライダーがどうなるのかは情報が明らかになっていません。もちろん,チーム・ノリック自体は,今後も将来性あるライダーの支援を続けながら,ノリックの跡継ぎたるライダーの発掘を行っていくことになります。健治さんのご冥福と,航汰選手が一日も早くレース活動復帰できることを願っています。 |
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2014/01/15(水) ☆追加(MotoGP) ◯11月に今シーズンMotoGPクラスに参戦するライダーのエントリーリストが発表されていましたが,この度FIMから新たに暫定のエントリーリストを発表しました。それによると,イオダレーシング・プロジェクトと前回のリストで空白だったポール・バード・モータースポーツ(PBM)の第2ライダーが追加されています。まず,イオダについてですが,第2ライダーに2009年のBSBチャンピオンで,SBKで一昨年のクレセント・スズキや昨シーズンのアプリリアのファクトリーチームからフル参戦した経歴を持つL.キャミアがMotoGPにフル参戦することになりました。また,PBMについては,B.パークスを採用することになり,合わせて,使用するマシンについては,アプリリアのエンジンを,同チームオリジナルのシャーシに搭載したマシンを駆ることになりました。とりあえずこれで今シーズンのMotoGPクラスのライダーが出揃った形になります。ただ,今回も暫定のエントリーリストですから,確率は低いものの,今後変更する可能性があります。なお,具体的なエントリーリストは,以下の表のようになっています。(表の中の"*"は,ファクトリークラスのライダーを表わします。) |
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2014/01/14(火) ☆残り2(F1) ○例えばMotoGPでは,V.ロッシといえば"64",チャンピオンを獲得したM.マルケスといえば"93"というように,ライダーとゼッケンがリンクしています。ところが,F1においては,これまで毎年前年の成績をもとにゼッケンが決まっていました。しかし,今シーズンからドライバーのゼッケンについては,MotoGPなどと同じように固定ナンバー制がとられることになっています。そして,10日にFIAから今シーズンのエントリーリストと,固定ナンバーの発表がありました。それによると,4年連続チャンピオンに輝いているレッドブルのS.ベッテルは,今シーズンに関してはチャンピオンゼッケンである"1"をつけますが,固定ナンバーとしては"5"に決まりました。また,欧米では不吉なナンバーとされている"13"を選択しているのが,ベネズエラ人ドライバーであるP.マルドナルドでした。ベネズエラでは,かつてメジャーリーグで活躍したベネズエラ人の有名プレイヤーの背番号が13だったこともあって,それほどこの番号に抵抗はないようです。今回の発表に合わせて,この日にマルシャから発表があり,M.チルトンとの契約延長が成立しました。これにより,あと決まっていないのは,小林可夢偉が候補に挙がっているケータハムの2つのシートのみとなっています。なお,具体的なエントリーリストと固定ナンバーは,以下の表のようになっています。 |
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