2006・10・31(火)
☆移籍(MotoGP)
○過去3年間にわたり,カワサキのエースライダーとして活躍してきた中野真矢が,新たなモチベーションで来シーズンに臨むことになりました。コニカ・ミノルタ・ホンダから正式発表があり,ここ最近噂に上っていたとおり,玉田誠に替わって来シーズンは中野真矢が加入することになりました。長年ヤマハライダーとして活躍してきた中野ですが,冒頭にも書いたとおりカワサキに移籍。当時はヤマハ色の強かったライダーだけに,この移籍劇には驚かされたものです。カワサキでは,今シーズンの2位表彰台が最高位でしたが,やはりマシン的にはまだ十分優勝を争うところまでには至ってなく,苦労しながらの3年間であったことも事実です。来シーズンは,サテライトチームとはいえ,ついに最強とも言えるホンダのワークスマシンを手に入れることになったわけで,ライダー人生最大のチャンスを得たことになります。日本のレースファンとしては,中野が表彰台の一番高いところにいるシーンを期待したいところですね,なお,中野の抜けたカワサキですが,先日O.ジャックが中野の替わりに同チームに加わることが正式に発表されています。中野とジャックといえば,かつて同チームに所属し,250ccクラスでチャンピオン争いをした間柄。プライベートでも仲のいい2人がこうした形になるわけですから,本当に縁というのは不思議なものですね。 |
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2006・10・30(月)
☆劇的&初優勝(MotoGP)
○最終戦となるバレンシアGPの決勝レースが,30度を超える暑さの中で行われました。最高峰クラスとしては13年ぶりとなる最終戦決戦となったMotoGPクラスは,この段階でランキングトップのV.ロッシがポールからスタートとなりました。ところが,スタートに失敗してしまい,逆転タイトルを狙うホンダのN.ヘイデンをはじめとするライダーに次々とパスされてしまいました。気がつくとホンダ包囲網のまっただ中に入ってしまい,このことがロッシに焦りを生じさせてしまったのか,あろうことか5周目に転倒を喫し最後尾まで落ちてしまいました。ロッシの転倒を知ったヘイデンは,ドゥカティ勢の後方3番手の位置をキープする走りに切り替え,タイトルをぐっと自分に近づけていきました。ロッシは徐々にポジションを挽回していったものの,13番手までが精一杯でした。この結果,前戦でランキングトップの座から滑り降りたヘイデンが,再びその座に返り咲き,見事今シーズンのチャンピオンを獲得しました。今世紀に入って最高峰クラスはロッシしかチャンピオンの座についていませんでしたが,初めてロッシ以外のチャンピオンが誕生したことになります。エンジンの排気量が990ccというレギュレーションで行われる最後のシーズンでしたが,同様にロッシ以外の初めてのチャンピオンということにもなります。前戦でチームメイトの転倒に巻き込まれる形でリタイアとなったヘイデンですが,結果的にこれだけが今シーズンのノーポイントレースでした。つまり,自分の責任でのノーポイントはなかったわけで,この安定感が今回のチャンピオン獲得の大きな要因だと言えるでしょう。さて,レースの方ですが,怪我で欠場したS.ジベルノーの代役参戦となるT.ベイリスが,予選2番手からスタートし,序盤からトップに浮上。そのまま後続との差を広げていき,代役参戦ながら最終戦ウィナーとなりました。今シーズンはSBKにフル参戦し,見事にチャンピオンを獲得した彼ですが,その速さを遺憾なく発揮した形となりました。昨年までMotoGPクラスにフル参戦していたベイリスですが,その時は未勝利のまま終わっていました。ところが,代役参戦して自身初の勝利を収めるという,何とも皮肉な結果でした。ちなみに,今シーズンのSBKで今回の舞台となったリカルド・トルモ・サーキットが使用されていますが,この時レース1,レース2共にベイリスが制しています。ほぼ間違いなく,彼にとって相性のいいサーキットだったのでしょう。
250ccクラスも最終戦までチャンピオンが決定していませんでしたが,ランキングトップのJ.ロレンゾが4位,ランキング2位のA.ドヴィツィオーゾが7位でチェッカーとなり,ロレンゾが初のチャンピオン獲得となりました。レースを制したのは,アプリリアのA.デ.アンジェリスでした。2位まではいくものの,なかなか勝てない状態がずっと続いていた彼ですが,通算113戦目,同クラス参戦3年目でうれしい初優勝を獲得しました。ポールからスタートした青山博一は,トップを走行中に転倒し,残念ながらリタイアとなっています。それに対して,彼の弟の青山周平は,6位でチェカーを受けています。今季2勝を挙げている高橋裕紀ですが,初日のフリー走行で転倒を喫し,右脚の大腿骨&ひ骨&頸骨を骨折するという重傷を負ってしまい,最終戦を欠場しています。骨折した場所が場所だけに,回復まで相当な期間を要するものと思われますが,手術は成功し,2月末の公式テストを復帰の目標に設定しているようです。
唯一チャンピオンが決定していた125ccクラスは,地元出身のH.ファウベルが独走で第3戦トルコGP以来の勝利を収めています。 |
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2006・10・27(金)
☆新天地(MotoGP)
○今日から始まるバレンシアGPが,コニカ・ミノルタ・ホンダでの最後のレースとなる玉田誠ですが,彼の来シーズンの去就が決定しました。昨日お伝えしたように,これまで一貫してホンダのマシンを駆ってきた玉田ですが,ホンダ陣営のシートは残っておらず,他メーカーのマシンを駆る可能性が大でした。そしてこの度決まったのは,ヤマハのサテライトチームであるテック3です。同チームは,今シーズン最高峰クラスでのダンロップタイヤの開発を担っていました。しかし,なかなか戦闘力の面でミシュランやブリヂストンほどのパフォーマンスが発揮できていない面があり,トップ10フィニッシュが厳しい状況でした。一時期は,ダンロップタイヤの使用をやめるのではないかという噂も浮上していましたが,来シーズンもテック3は継続使用することになりました。ということは,玉田が開発の中心に立つということになります。ブリヂストンタイヤが最高峰クラスに復帰した際,開発を担った一人が玉田ですから,ダンロップからすると願ってもないライダーが確保できたことになります。GPでは,ミシュランとブリヂストンの経験しかない玉田ですが,全日本の頃ダンロップタイヤで参戦した経験がありますので,少しはハンディが軽くなるかもしれません。文字通り新天地での再出発となる玉田ですが,新たなモチベーションを得て再び上位争いを繰り広げられるようになるといいですね。 |
☆再出発(F1)
○M.シューマッハの引退に伴い,フェラーリはチーム自体も新たな展開へと踏み出しています。メインドライバーがシューマッハ,チームマネージャーがJ.トッド,テクニカルディレクターがR.ブラウンという強力なメンバーで数々の栄光をつかんできたフェラーリですが,シューマッハの引退と呼応するかのように,トッドがフェラーリS.p.AのCEOに就任することが発表されました。また,ブラウンのチーム離脱も,あわせて発表がありました。エンジンプログラムの仕事を担っていたP.マルティネリも移動となり,K.ライコネン&F.マッサのヤングドライバーで臨む来季は,文字通りフェラーリの再出発と言えるでしょう。 |
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2006・10・26(木)
☆ラストラン(MotoGP)
○明日から最終戦となるバレンシアGPが開幕しますが,そのGPを最後にチームを去ることになっているライダーは少なくありません。その中の一人が,コニカ・ミノルタ・ホンダの玉田誠です。2003年にGPに挑戦以来,ずっとこのチームで戦ってきたのが玉田です。むしろ,玉田のためにつくられたチームといっても過言ではありません。2004年には,リオGPと日本GPで勝利を収め,有力なチャンピオン候補の一人にも挙げられるほどになりました。ところが,2005年にタイヤメーカーをそれまでのブリヂストンからミシュランへと変更して以降,表彰台獲得さえ難しい状況となってしまいました。とりわけ,今シーズンは怪我に悩まされたことも加わって,トップ争いから遠く離れたところでの走りしかできていません。こうした状況ですので,チームも玉田も新たな展開へ移す必要性を感じてきていて,それが今シーズン限りでチームを離れるという結論に達したのではないかと思われます。来シーズンのチームについては,まだ正式発表はありませんが,カワサキのエースライダーである中野真矢を迎えることが確実視されています。中野にとっては,ヤマハからスタートし,カワサキ,そしてホンダと日本の4メーカー中3メーカーのワークスマシンを経験することになります。また,来季の玉田についても,まだ正式発表はなく,あくまでも噂にしかすぎません。しかし,JRR時代を含め一貫してホンダのマシンを駆ってきましたが,どうやら他メーカー系のチーム(ヤマハ系のテック3?ドゥカティ系のダンティーン?中野と入れ替わってカワサキ?)へと移籍するような気配です。 |
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2006・10・25(水)
☆新型エンジン(SGT)
○前身のJGTC以来ずっとターボエンジンを使用してきたニッサンですが,ついにその「ニッサン=ターボエンジン」という伝統を破ることになりました。来月の5日に決勝が行われる最終戦において,M.クルム&R.ライアン組のMOTUL
AUTECH Z(NISMOの22号車)が,これまで使用してきたターボエンジンであるVQ30DETTエンジンに替わり,自然吸気(NA)エンジンであるVK45DEエンジンを使用することになったのです。昨年からNAエンジンについての噂は存在していましたが,ニッサンが一貫してターボエンジンを使用してきたという経緯があり,あくまでも噂の域を出ないところがありました。しかし,他メーカーがNAエンジンでいい戦績を上げてきていますので,ニッサンとしてもそれを看過するわけにはいかなかったのかもしれません。当初は,来年からの投入という話もあったようですが,先月行われた合同テストにおいて,明らかに排気音の違うマシンが登場してきていましたので,今シーズン中の投入も予想されていました。それが現実のものとなったのです。なお,先日オートポリスで行われた第8戦で今シーズン初勝利を収めたNISIMOの23号車(本山哲&松田次生組のXANAVI
NISMO Z)は,これまで通りターボエンジンで最終戦に臨むことになっています。 |
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2006・10・24(火)
☆復帰(MotoGP)
○ドゥカティのサテライトチームであるプラマック・ダンティーンより発表があり,昨年までMotoGPにフル参戦していたA.バロスとの間で,来シーズンの契約が成立しました。15年間にわたる長いGP生活を送っていたバロスでしたが,今シーズンはシートを確保することができず,戦いの場をSBKへと移し,クラフィー・ホンダからフル参戦していました。シーズン後半に行われたイタリア大会でようやくその速さが復活し,レース1でぶっちぎりの優勝,レース2ではスタートに失敗しながら追い上げて2位という好成績を収めていました。来シーズンから新開発の800ccエンジンとなるMotoGPクラスですから,速さがあって開発能力にも優れているライダーが各チームとも必要になっています。また,今シーズンはダンロップタイヤユーザーの同チームですが,来シーズンはドゥカティのワークスチームと同じブリヂストンタイヤに変更する可能性が高くなっているようです。新しいマシン,新しいタイヤとなるだけに,経験豊富なバロスの復帰は,当然と言えるのかもしれません。なお,チームメイトに関しては,今回の発表の中では明らかとなりませんでした。今シーズンA.ホフマンとJ.ルイス.カルドソの2人でしたが,バロスの加入により1人はシートを失うことになります。現段階の噂では,どうやらホフマンが残留という形に落ち着きそうです。 |
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2006・10・23(月)
☆新旧王者(F1)
○今シーズン最後,そして数々の栄光を自らの手で引き寄せてきたM.シューマッハにとっても最後のレースとなる第18戦ブラジルGPの決勝レースが行われました。1周目の最終コーナーで,ウィリアムズのN.ロズベルグとM.ウェーバーのチームメイト同士によるクラッシュという波乱のオープニングとなりました。さらに8周目には,逆転タイトルを狙うシューマッハに,左リヤのタイヤバーストというアクシデントも発生してしまいました。これにより,タイトル獲得はほぼ絶望的となってしまいました。それに対して,ポールからスタートしたシューマッハのチームメイトであるF.マッサは,順調なレースを展開していき,後続との差を徐々に広げていきました。2年連続チャンピオン獲得に王手をかけているF.アロンソは,4番グリッドからのスタートでしたが,順調に順位を上げていき,2番手まで浮上してきました。最終的には,母国GPに燃えるマッサが,独走で今季2勝目のチェッカーを受けました。ブラジル人ドライバーによるブラジルGP制覇は,あの「音速の貴公子」A.セナが1993年に達成して以来13年ぶりとなります。アロンソは2位でチェッカーを受け,2連覇を達成しました。最後のレースとなったシューマッハは,アクシデントを乗り越え,最終ラップにはファステストラップをマークするという王者らしい走りを見せ,4位でのチェッカーとなりました。ホンダのJ.バトンが,最終戦で3位表彰台を獲得し,来季につながる走りを見せています。そして,日本人にとって何よりもうれしいのは,スーパーアグリF1の佐藤琢磨が,他のマシンとそれほど変わらないパフォーマンスを見せ,チーム最高位となる10位でチェッカーを受けています。 |
☆初タイトル(FN)
○第8戦の決勝レースが,ツインリンクもてぎで行われました。ポールからスタートARTAの木暮卓史は,いつもと違って(?)順調に後続との差を広げていきました。ポールは獲得するものの,決勝レースになると結果が残らないという今シーズンの悪い流れが,今回こそは断ち切れるのではないかという感じでした。ところが,14周目にブレーキトラブルによりコースアウトを喫してしまいました。何とかコースに復帰したものの,そのままピットに戻りリタイアとなってしまいました。結果によっては今回のレースでチャンピオンを獲得となるIMPULのB.トレルイエは,序盤から2番手を走行していましたが,木暮のリタイアによりトップに浮上。ガソリン搭載量を少なくするという作戦に出ていたNAKAJIMAのL.デュバルが,ピットインのタイミングでトップを奪うということがありました。しかし,最初の搭載量がとても少なかったため,ピットインの回数が1回多いことから,トップの座を守ることができませんでした。その後,IMPULの本山哲が素晴らしい走りを見せ,チームメイトであるトレルイエからトップの座を奪いました。今季思うような成績が出てない昨年のチャンピオンですが,今回こそはその鬱憤を晴らすかと思われましたが,何と49周目にエンジントラブルが発生し,リタイアとなってしまいました。ライバルの相次ぐ後退により,トレルイエがなんなくトップに浮上し,今季4勝目を達成しました。この勝利により,最終戦を待たずして自身初となるFNのタイトル獲得となりました。 |
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2006・10・22(日)
☆不運(F1)
○今シーズンの締めくくりとなる第18戦ブラジルGPの予選が,インテルラゴス・サーキットで行われました。この日の最速タイムを刻んでポールを獲得したのは,今回が母国GPとなるフェラーリのF.マッサでした。セカンドグリッドを獲得したのがマクラーレンのK.ライコネンで,奇しくも来シーズンのフェラーリドライバーによるフロントロー独占となりました。チャンピオンに王手をかけているF.アロンソは4番グリッドを獲得していて,M.シューマッハの結果にかかわらず1ポイントでも獲得すればチャンピオン決定ですので,そういった意味では十分なグリッドからのスタートとなります。逆転でチャンピオンを狙うシューマッハですが,彼の場合は優勝しか道はありません。ところが,予選第3ピリオドが始まってすぐにスローダウンとなりました。メカニックによる懸命な修復作業がなされましたが,再びコースインをすことができず,第3ピリオドタイムなしのため,10番グリッドからのスタートとなってしまいました。シューマッハにとってF1生活最後のレースですが,チャンピオン獲得に向け苦しい位置からのスタートとなりました。
ところで,前日のフリー走行におけるBMWザウバーのリアウィングには,午前のセッション中は「Thanks Michael」,午後のセッションでは「Danke Michael」と,それぞれ英語とドイツ語による「ありがとう ミハエル」と書かれていました。彼の母国であるドイツのメーカーらしい粋な計らいですね。 |
☆予選では(FN)
○第8戦がツインリンクもてぎで開幕し,初日は午前・午後に予選が行われました。通常午後からの予選で最速タイムが刻まれることが多いのですが,この日は午後から厚い雲に覆われ,強い風が吹き始めたため路面温度が低下していきました。そのため,条件の良かった午前中のタイムを更新できないドライバーが続出しました。そのような中でポールを獲得したのは,予選では圧倒的な強さを見せるARTAの木暮卓史でした。ただし,ポールタイムは午前中にマークしたものです。3番グリッドをチームメイトの金石年弘が獲得しています。8戦中5回目,そして4戦連続のポール獲得という圧倒的な強さを見せている木暮ですが,なぜか決勝になるとポイント獲得さえもできないという状態。今日行われる決勝では,ぜひ予選結果にふさわしいリザルトを残してもらいたいものです。 |
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2006・10・21(土)
☆新スポンサー(F1)
○ドライバーの移籍や残留,エンジンの獲得といった話題はもちろん,スポンサー契約についてもこのところよく登場してきています。そして,ウィリアムズより,世界的な通信関連企業である『AT&T』との複数年契約が成立したことが発表されました。昨シーズンをもってBMWとの提携が解除され,レース結果はもちろん,資金面でも苦しいチーム状況となっていたウィリアムズですので,世界的大企業との提携は,来シーズンからトヨタエンジンを獲得して復権を目指すチームにとって心強いサポーターとなりそうです。今回の契約により,チーム名が「AT&TウィリアムズF1チーム」となります。また,レースにおいてリアルタイムに様々なデータが生じてきたり,メカニックやドライバーとのやりとりで音声通信が必要となったりするF1ですが,それらのことに関してもAT&Tの通信技術が生かされるようです。 |
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2006・10・20(金)
☆移籍&残留(MotoGP)
○来シーズンのシートを巡って様々な動きを見せているMotoGPですが,新たな契約が発表されました。まず,ドゥカティについてですが,先日L.カピロッシの残留の発表がありましたが,今回新たにC.ストーナーとの契約が成立しました。このことについては,先日来お伝えしてきましたが,ようやく正式発表となりました。これにより,ドゥカティの来シーズンのシートは決定したことになります。次に,先日行われたポルトガルGPにおいて,最高峰クラス自身初勝利を収めたグレシーニ・ホンダのT.エリアスですが,彼の残留が発表されました。この決定により,ホンダのシートでまだ決定していないのは,中野真矢が最有力候補となっているコニカ・ミノルタ・ホンダのシート1つだけとなっています。 |
☆入れ替え(F1)
○FIMより,来シーズンのレースカレンダーの新たな発表がありました。8月末に1回目の発表がありましたが,それと比べると中国GPと日本GPとが入れ替わっただけで,後の変更はありませんでした。第3戦と第4戦との間が約1ヶ月開いているため,ここにサンマリノGPが入るのではないかという観測がありましたが,今回の発表では入っていませんでした。もちろん,鈴鹿サーキットでの開催も含まれていません。
2007年レースカレンダー(暫定)
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決勝日 |
名 称 |
サ ー キ ッ ト |
第1戦 |
3月18日 |
オーストラリアGP |
アルバートパーク |
第2戦 |
4月 8日 |
マレーシアGP |
セパン |
第3戦 |
4月15日 |
バーレーンGP |
バーレーン |
第4戦 |
5月13日 |
スペインGP |
カタルニア |
第5戦 |
5月27日 |
モナコGP |
モンテカルロ |
第6戦 |
6月10日 |
カナダGP |
ジル・ビルヌーブ |
第7戦 |
6月17日 |
アメリカGP |
インディアナポリス |
第8戦 |
7月 1日 |
フランスGP |
マニクール |
第9戦 |
7月 8日 |
イギリスGP |
シルバーストン |
第10戦 |
7月22日 |
ドイツGP |
ホッケンハイムorニュルブルクリンク |
第11戦 |
8月 5日 |
ハンガリーGP |
ハンガロリンク |
第12戦 |
8月26日 |
トルコGP |
イスタンブール |
第13戦 |
9月 9日 |
イタリアGP |
モンツァ |
第14戦 |
9月16日 |
ベルギーGP |
スパフランコルシャン |
第15戦 |
9月30日 |
日本GP |
富士スピードウェイ |
第16戦 |
10月 7日 |
中国GP |
上海 |
第17戦 |
10月21日 |
ブラジルGP |
インテルラゴス |
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2006・10・19(木)
☆移籍(F1)
○パナソニック・トヨタ・レーシングより発表があり,今季スーパーアグリF1のサードドライバーを務めていたフランス人ドライバーであるF.モンタニーとサードドライバー契約を結びました。F1の世界で5年間サードドライバーを経験してきている彼ですが,また新たなチームでマシン開発の重責を担うことになったのです。実は,一ヶ月前にシルバーストンで行われた合同テストにおいて,彼は既にトヨタのマシンであるTF106Bのドライブを経験していました。ですから,この時点で移籍が視野に入れられていたことはほぼ確実です。今シーズン思うような成績を収めることができていないトヨタですが,来シーズンはトヨタのホームコースである富士スピードウェイで日本GPが行われます。それだけに,モンタニーの開発能力が重要と言えるでしょう。 |
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2006・10・18(水)
☆レースカレンダー(MotoGP)
○FIMより,来シーズンのレースカレンダーの発表がありました。それによると,3月10日のカタールGPを皮切りに,久々に復活したミサノでのサンマリノGPを含め,全18戦で行われることが決定しました。なお,第11戦アメリカGPに関しては,MotoGPクラスのみの開催ということに変更はありません。来季は,レギュレーション変更により800ccエンジンを使用しての初年度となります。今シーズンのような激しいチャンピオン争いが展開されるといいですね。
2007年レースカレンダー(正式)
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決勝開催日 |
大 会 名 |
サーキット |
第1戦 |
3月10日 |
カタールGP |
ロサイリ |
第2戦 |
3月25日 |
スペインGP |
ヘレス |
第3戦 |
4月22日 |
トルコGP |
イスタンブール |
第4戦 |
5月 6日 |
中国GP |
上海 |
第5戦 |
5月20日 |
フランスGP |
ルマン |
第6戦 |
6月 3日 |
イタリアGP |
ムジェロ |
第7戦 |
6月10日 |
カタルニアGP |
カタルニア |
第8戦 |
6月24日 |
イギリスGP |
ドニントンパーク |
第9戦 |
6月30日 |
オランダGP |
アッセン |
第10戦 |
7月15日 |
ドイツGP |
ザクセンリンク |
第11戦 |
7月22日 |
アメリカGP |
ラグナセカ |
第12戦 |
8月19日 |
チェコGP |
ブルノ |
第13戦 |
9月 2日 |
サンマリノ&リビエラ・リミニGP |
ミサノ |
第14戦 |
9月16日 |
ポルトガルGP |
エストリル |
第15戦 |
9月23日 |
日本GP |
ツインリンクもてぎ |
第16戦 |
10月14日 |
オーストラリアGP |
フィリップ・アイランド |
第17戦 |
10月21日 |
マレーシアGP |
セパン |
第18戦 |
11月 4日 |
バレンシアGP |
リカルド・トルモ |
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☆契約(MotoGP)
○玉田誠を擁し,日本とイタリアの共同でチームを運営しているJiRより発表があり,来シーズンもコニカ・ミノルタをメインスポンサーに,ホンダの支援を受けながらチームを継続していくことが決定しました。ただ,今回の発表の中でライダーが誰になるのか,そしてタイヤメーカーがどうなるのかについては明らかとなりませんでした。ライダーについては,中野真矢がカワサキから移籍するのではないかという噂がもっぱらです。中野自身も,ホンダと交渉中であることを認めています。かなり高い確率で,玉田に替わって中野となるのではないでしょうか。タイヤについてですが,以前はブリヂストン(BS)の中心となるチームでしたし,勝利を収めることもできていました。しかし,最高峰クラスではミシュランが圧倒的な強さを見せていましたので,他チームに追いつくため,ミシュランに変更したという経緯があります。レース結果から見ると,はっきり言ってそのことは見事に失敗で,ドゥカティをはじめとするBS勢は徐々に力を発揮するようになり,ミシュラン変更後のJiRは,表彰台さえやっとという状況になってしまいました。チームとしては,BSへの変更を視野に入れているのかもしれませんが,BSは現在,グレシーニ・ホンダとの交渉に成功している模様です。そうなるとBSへのスイッチは容易ではないかもしれません。ただ,来シーズンの契約ライダー最有力の中野真矢は,今シーズンBS勢の一つであるカワサキに所属していますし,日本色の強いチームでもありますので,ホンダ勢の中のBS使用チームの一つとなるかもしれませんね。
ところで,昨日お伝えしたホンダ・LCRについてですが,噂通りC.チェカが移籍してくることが正式に決定しました。ということは,C.ストーナーがドゥカティに移籍することも,ほぼ間違いないと考えていいでしょう。 |
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2006・10・17(火)
☆移籍か?(MotoGP)
○オーストラリアでの報道によると,今シーズン活躍したルーキーの一人であるC.ストーナーが,ドゥカティへ移籍するのではないかということです。ストーナーについては,その可能性の高さから,いろいろなメーカーから声をかけられていました。しかし,どうやら現在所属しているホンダ・LCRに残留するということに落ち着きそうな流れとなってきていました。ところが,ここにきて移籍話に再び火がついてきたという感じです。その大きな原因は,やはりLCRがサテライトチームであるということのようです。ホンダのワークスチームであるレプソル・ホンダはもちろん,グレシーニ・ホンダのM.メランドリに対しては,優先的にいいパーツがいきますが,それ以外のホンダ系チームは,どうしても後回しになってしまいますので,その分ハンディキャップを負うことになります。勝てる可能性を求めるとすれば,ワークスチームに所属するのが一番です。ただし,現実問題で考えるとそのワークスチームの中でも,ホンダ・ヤマハ・ドゥカティの3メーカーが現在有力ですし,シートが余っているのがドゥカティだけですから,ストーナーはそこに落ち着くのではないかという観測が出ても不思議ではありません。もしストーナーが抜けたとすると,そのシートに座るのは,C.チェカではないかという噂も同時に出ています。 |
☆メインスポンサー(F1)
○13年間にわたりメインスポンサーを務めていたマイルドセブンの撤退を受け,かねてから噂が出ていたように,ルノーの新たなメインスポンサーが決定しました。オランダの銀行である『ING』社との契約がこの度正式に成立したのです。契約期間は3年間で,この契約を受けて,来シーズンからチーム名が『INGルノーF1チーム』となります。 |
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2006・10・16(月)
☆接戦(SGT)
○第8戦の決勝レースが,5万1千人を超える大観衆を集めて我が大分県のオートポリスで行われました。GT500クラスのレース序盤は,2番グリッドからスタートしたARTA
NSXが勢いよく飛び出し,後続との差をどんどん広げていきました。ところが,8周目にオレンジディスク(オレンジボール)旗が提示され,ピットインをしなければならなくなりました。どうやらスタートした際に他車(NISMOの23号車?)との接触があり,それがもとで右のリアフェンダーが破損。脱落のおそれがあったため,ピットインを命令するオレンジディスク旗が提示されたようです。ARTAの脱落により,それまで2番手を走行していた本山哲&松田次生組のXANAVI
NISMO Zがトップに浮上し,ピットインの時を除いてトップの座を守っていきました。残り5周を切ったところでS.フィリップ&細川慎弥組のRAYBRIG
NSXが2番手に浮上し,トップとテールトゥーノーズのバトルとなりました。しかし,救済措置により吸気制限が柔らかくなっていたNISMOがストレートスピードに勝り,この激しいバトルを制して今季初優勝を挙げました。レース終了後に,2番手でチェッカーを受けたRAYBRIGに作業時の違反が問われ,30秒加算のペナルティーが課せられました。そのため,RAYBRIGは3位に後退し,代わって道上龍&木暮卓史組のTAKATA童夢NSXが2位になりました。
GT300クラスは,ポールからスタートした高橋一穂&加藤寛規組のブリヴェチューリッヒ・紫電が,序盤から後続との差をどんどん広げていき,最後の方はクルージングする余裕を見せるほどの差を広げ,ぶっちぎりで今季初優勝を飾りました。なお,ランキング争いでトップをいっていた密山祥吾&谷口信輝組は,接触に巻き込まれる形でリタイアとなってしまいました。そのため,ランキングトップの座を今回優勝した高橋一穂&加藤寛規組に譲り,ランキング3位まで後退してしまいました。 |
☆トップ交代(MotoGP)
○第16戦ポルトガルGPの決勝レースが,エストリルサーキットで行われました。MotoGPクラスは,ホンダのT.エリアスとヤマハのV.ロッシ,KRのK.ロバーツJrとの3人によるバトルとなり,最終的にはエリアスがうれしい初優勝を飾りました。ここまでランキングトップをいくホンダのN.ヘイデンは,チームメイトのD.ペドロサとのバトルとなりましたが,あろうことかペドロサの転倒に巻き込まれる形でリタイアとなりました。この結果,長い間守っていたランキングトップの座をロッシに譲る形となってしまい,逆に残り1戦で8ポイントのビハインドを負ってしまいました。日本人では,今シーズン相変わらずの不調からなかなか抜け出せないでいる玉田誠が,今季自己最高位となる6位でチェッカーを受けました。もう一人の中野真矢は,オープニングラップで転倒リタイアとなりました。
250ccクラスは,ランキング2位のA.ドビツィオーゾが第7戦以来久々に勝利し,今季2勝目を挙げました。ランキングトップをいくJ.ロレンゾが5位でフィニッシュしたため,ポイント差が若干縮まり,最終戦で決着することになりました。前戦で優勝した青山博一は2位でチェッカーを受け,2戦連続表彰台を獲得しています。
既にチャンピオンが決定している125ccクラスですが,そのチャンピオンに輝いているアプリリアのA.バウティスタは,今回来シーズン型のマシンを持ち込んできました。投入されたばかりのマシンにもかかわらず,今回も圧倒的な速さを見せて今季8勝目を挙げました。この結果により,125ccクラスの1シーズン獲得ポイント記録は,これまでV.ロッシがもっていましたが,バウティスタが記録を更新しました。 |
☆残り僅かで(JRR)
○第6戦の決勝レースが,岡山国際サーキットで行われました。最高峰のJSB1000クラスは,ヤマハの中須賀克行が12周目にトップに浮上し,後続との差を広げていきました。中須賀の初優勝かと思われましたが,20周目にまさかの転倒を喫し,リタイアとなってしまいました。結局2位を走行していたランキングトップをいく伊藤真一が労せずしてトップとなり,今季3勝目を挙げました。
250ccクラスと125ccクラスは,今季圧倒的な強さを見せているランキングトップの横江竜司と中上貴晶がそれぞれのクラスで優勝しました。この結果,中上が史上最年少でのチャンピオン獲得となりました。 |
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2006・10・13(金)
☆2回目(WRC)
○MotoGPの王者V.ロッシに関しては,一時期フェラーリのマシンを駆ってF1に鞍替えするのではないかという話でかなりの盛り上がりを見せていました。しかし,来シーズンも今年と同じようにヤマハからMotoGPクラスに参戦するという公式発表があり,その噂話は一瞬のうちに消えてしまいました。ただ,ロッシの4輪レース好きは有名な話で,もしかしたらF1よりもWRCの方が彼にとって興味深いものなのかもしれません。そのロッシが,来月行われるラリー・ニュージーランドにスバル・インプレッサWRCを駆って出場することが決定しました。2002年にプジョーのマシンを駆ってラリー・グレートブリテンに参戦していますので,これが2回目のWRC挑戦ということになります。今回彼が駆ることになっているインプレッサWRCは,今シーズンの第9戦ラリー・ドイッチェランドでC.アトキンソンが使用したもののようです。マシンのメンテナンスは,ワークスチームであるスバル・ワールドラリーチームが担当しますが,出場自体はあくまでもプライベートチームからの参戦という形をとるとのことです。なお,タイヤに関してですが,ご存知のようにスバルはピレリを使用しています。それに対して,ロッシ自身はMotoGPでミシュランを使用していますので,今回の場合どちらを使うことになるのかについては明らかとなっていません。 |
☆KTM(MotoGP)
○KTMから発表があり,第3ライダーとしてR.クレメンナッハを起用することが決定しました。彼は16歳のスイス人ライダーで,今シーズン怪我で欠場したJ.シモンの代役として第9戦と第10戦に出場しています。今回の発表により,来シーズンのKTMの体制がほぼ決まったことになりそうです。まず250ccクラスですが,今シーズン既に2勝を挙げている青山博一は残留し,もう一人の元チャンピオンであるM.ポジャーリは開発に回るのではないかといわれています。そのポジャーリに替わってフル参戦するのが,現在KTMを駆って125ccクラスでランキング2位につけているM.カリオです。次に125ccクラスですが,こちらは決定済みです。まず,J.シモンについては,残留となっています。また,先日発表があったように,今シーズン非力なマラグーティのマシンを駆って苦しい1年を過ごしてきた小山知良が,そのワークスチームとなっていたアジョ・モータースポーツから移籍してきます。そして,今回のクレメンナッハという3台体制となります。 |
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2006・10・12(木)
☆スポンサー(F1)
○最終戦を控え,来シーズンのF1に関する様々な噂が相変わらず出てきています。その中心は,シート獲得及び喪失に関するものだったり,エンジン供給に関するものだったりします。そのほかの要素として,スポンサーに関するものも出てきています。その大きな原因が,タバコマネーの撤退です。世界的なタバコ広告禁止の動きから,メインスポンサーがタバコブランドのチームは,新たな業種との提携を模索しなければならない状況になってきています。ここにきてほぼ間違いない状況になってきているチームが,最終戦でのドライバー及びコンストラクターのタイトル獲得へ王手をかけているルノーです。同チームは,ご存知のように日本のタバコブランドであるマイルドセブンがチームの前身であるベネトンの頃からずっとついていました。しかし,今シーズン末でその関係にピリオドを打つことになっています。最近いわれるようになってきたのは,オランダの銀行である『ING』社です。噂によると,今週中には正式発表があるとのことです。また,ラッキーストライクブランドをメインにしているホンダも,今シーズンをもって契約が切れることになっていることから,新たなスポンサーを模索中です。現在噂に上っているのが,ドバイの航空会社である『エミレーツ』社です。今シーズンはマクラーレンのスポンサーを務めていますが,来シーズンのマクラーレンは世界的な携帯電話会社である『ボーダフォン』となることが既に決定済み。そこで新たな提携チームにホンダが選ばれたという噂です。そのマクラーレンですが,F.アロンソが移籍してくることから,スペインの銀行が新たにスポンサーの一つに加わるのではないかという話も浮上してきているようです。 |
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2006・10・11(水)
☆残留(MotoGP)
○先日行われたホンダ・イタリア創立35周年記念パーティーにおいて,グレシーニ・ホンダより発表があり,これまで2年間チームに所属してきたM.メランドリとの契約を延長することが決定しました。契約期間は1年間です。2003,2004年の2年間,ヤマハのマシンを駆ってMotoGPクラスにフル参戦していたメランドリでしたが,期待されたほどの結果を出すことができませんでした。しかし,昨年グレシーニ・ホンダに移籍してから元125&250ccチャンピオンにふさわしい活躍を演じるようになり,ここ2年間チャンピオン争いに絡んできています。来季メインスポンサーであるフォルトゥーナを失うことがほぼ間違いない同チームですので,チームの財政的な問題から,一時期メランドリを失うのではないかという噂が出ていました。そのメランドリの行き場として噂に上っていたのが,彼の母国であるイタリアのチームであるドゥカティです。しかし,そうしたことを乗り越え,今回の契約に至ったようです。同チームに関する噂では,これまでミシュランタイヤを使ってきていましたが,来シーズンはブリヂストンタイヤに替わるようです。ブリヂストンとしても,玉田誠とのタッグを解消して以来,ホンダ陣営との関係がなくなっていたため,新たなチームを探していました。これまでのホンダとブリヂストンとの関係から考えて,この動きは至極当然とも言えます。そして新たな提携チームとして,グレシーニ・ホンダが選ばれるようです。なお,来シーズンのメランドリのチームメイトに関しては,今回明らかとなりませんでした。今シーズンのチームメイトであるT.エリアスについては,移籍するのではないかという観測が出ています。ことによると,今季BSBにフル参戦し,ランキング2位となったL.ハスラム(元GPライダーであるR.ハスラムの息子)が移籍してくるのではないかという噂も出ています。 |
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2006・10・10(火)
☆移籍(SBK)
○既に最終戦が終了したSBKは,今シーズンMotoGPから再びSBKに戦いの場を移したドゥカティのT.ベイリスがチャンピオンとなりました。併催のWSSは,ランキングポイントでトップのK.カーテンから18点ビハインドだったテンケイト・ホンダのS.シャルパンティアが,最終戦においてカーテンの転倒リタイア,シャルパンティアの優勝という劇的な展開があり,シャルパンティアの2年連続チャンピオン獲得となりました。ちなみに,彼の所属するテンケイト・ホンダは,5年連続のチャンピオンとなります。
そのSBKで2年連続ランキング3位となった芳賀紀行が,ヤマハ・イタリアに残留することが発表されました。また,彼の来シーズンのチームメイトが,T.コーサーとなることもあわせて発表がありました。2005年に事実上のスズキワークスチームであるアルスター・スズキでチャンピオンを獲得したT.コーサーは,今シーズンも同チームから参戦していました。最初の3戦で2勝を挙げ,今シーズンもチャンピオンかと思われましたが,その後は尻すぼみ状態となってしまい,タイトル防衛というわけにはいきませんでした。さらに,昨年までMotoGPクラスに参戦していたM.ビアッジが,07年シーズンに同チームからフル参戦することが決定。必然的にコーサーか加賀山就臣のどちらかがシートを失う(今シーズンのアルスター・スズキは3台体制ですが,第3ライダーであるM.ノイキルヒナーの駆るGSX−Rは,ワークスマシンでなくスタンダードマシンです。)ことになりました。来シーズン新型のGSX−Rを投入するスズキとしては,開発能力があり,同じ日本人同士で言葉の障壁が全くない加賀山をチョイスするのは当然とも言える結果。そのため,コーサーはヤマハ・イタリアへの移籍となりました。 |
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2006・10・9(月)
☆神のいたずら(F1)
○16万人を超える大観衆が見守る中,日本GPの決勝レースが,とりあえず今回が最後の開催(08年には復活という噂も・・・)となる鈴鹿サーキットで行われました。序盤からトップに浮上(チームオーダーでトップを譲ってもらったとも言えますが)したM.シューマッハは,順調に後続との差を広げていきました。チャンピオン争いを展開しているもう一人のF.アロンソは,5番グリッドからのスタートでしたが,徐々に順位を上げてきて,1回目のピットアウトでF.マッサ(N.ハイドフェルドに抑えられてペースが上がっていなかった)をかわして2位に浮上。タイトル争いの2人によるガチンコレースとなりました。ところが,2回目のピットを済ませ,後は逃げ切るだけとなったその周に,デグナーカーブでエンジンブローが発生し,日本ラストランはエンジントラブルによるリタイアとなってしまいました。信頼性抜群だったフェラーリのマシンのエンジントラブルによるリタイアは,2001年のアメリカGPでR.バリチェロが喫して以来となります。ましてや,シューマッハ個人でみると,2000年のフランスGP以来というくらいまずあり得ないとも言えるトラブルが,肝心なところで発生してしまいました。まさに「神のいたずら」という感じです。レースはアロンソがそのまま逃げ切り,今季7勝目を挙げました。後残りが1戦しかありませんので,今回の逆のようなことが起きない限り,アロンソが2年連続チャンピオンということになります。コンストラクターズ争いもルノーとフェラーリとの間で繰り広げられていますが,ルノーが1,3位,フェラーリが2位のみという結果でしたから,さらにルノーが点差を広げる形となりました。ジャパンパワーでは,ホンダのJ.バトンが4位に入りました。また,トヨタは,J.トゥルーリとR.シューマッハがそれぞれ6位,7位に入り,うれしいダブル入賞となっています。オールジャパンとも言えるスーパーアグリF1は,ライバルチームとのバトルの末,佐藤琢磨が15位,山本左近が17位と,新規参入1年目にして見事に母国GPでダブル完走を果たしています。 |
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2006・10・8(日)
☆2台ずつ(F1)
○第17戦日本GPの予選が行われました。初日はあいにくウェット路面での走行が中心となりましたが,2日目は時折雨がぱらつく程度で,終日ドライタイヤでの走行となりました。そのような中ポールを獲得したのは,フェラーリのセカンドドライバーであるF.マッサでした。前戦でランキングトップに躍り出たM.シューマッハは,最後の最後でチームメイトのマッサに逆転されて2番手に終わりましたが,予選の第2ラウンドで驚異的な1分28秒台(1分30秒台を切るのが一つの目標だったのに,29秒台さえ跳び越えてしまっています。)をマークしていますので,マシンの方はバッチリ決まっていると考えていいでしょう。3,4番手にはトヨタのR.シューマッハとJ.トゥルーリがつけ,ブリヂストンタイヤ勢が1〜4位を占める形となりました。チャンピオン争いの一角であるルノー勢は,F.アロンソが5番手,G.フィジケラが6番手と少しハンディキャップを負った形でのグリッドとなりました。7,8番グリッドにホンダのJ.バトンとR.バリチェロがつけ,上位8台はきれいに2台ずつチームメイトが並ぶ形となりました。日本GPの注目点の一つであるスーパーアグリF1ですが,予選の第2ピリオド進出を目指したものの,他チームとのマシン差はいかんともし難く,佐藤琢磨はトップから4秒異常離れた20番手で終わってしまいました。もう一人の山本左近は,アタック中にヘアピンでスピンしてしまい,予選タイムなしという結果に終わってしまいました。今日はいよいよ決勝レースです。M.シューマッハが勝ち,F.アロンソがノーポイントで終わるとこの段階でシューマッハのチャンピオン決定ということになりますが,ここまでの戦いぶりをみるとそうなる可能性はかなり低いと思われます。最終戦で有利な立場に立つのはどちらか,大注目の一戦となることは間違いありません。 |
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2006・10・7(土)
☆2チーム(F1)
○今年で20回目となる鈴鹿サーキットでの日本GPが開幕し,初日の金曜日は,午前・午後にフリー走行が行われました。あいにくの雨模様で始まった初日でしたが,天候は徐々に回復していき,午後の走行の終盤には,ドライ用タイヤでの走行ができるところまでなりました。そうした中でトップタイムをマークしたのは,セッション終了間際にタイムを出したルノーのG.フィジケラでした。2番手のタイムをフェラーリのF.マッサがマークし,両チームのセカンドドライバーがいい走りを見せた形となりました。3,4番手のタイムをそれぞれマークしたのは,同ポイントで激しいチャンピオン争いを展開しているM.シューマッハとF.アロンソでした。コンストラクターズポイントでも激しい争いが両チームの間で展開されていますが,その2チームが上位を示すという形のフリー走行となりましたので,今日行われる予選及び明日の決勝でも,激しいつばぜり合いが展開されていくことでしょう。 |
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2006・10・6(金)
☆ステップアップ(MotoGP)
○昨年の125ccクラスチャンピオンであるT.ルティが,来シーズンは250ccクラスにステップアップすることが発表されました。しかも,ホンダ製マシンでチャンピオンを獲得していましたが,来季はアプリリアのファクトリーマシンを駆ることになります。メインスポンサーについては,まだ契約機関が2年残っていて,今シーズンと同じカフェラテとなりますので,カラーリングはさほど変化しないことも考えられます。タイトル防衛を期した今シーズンでしたが,ライバルのパワーアップや,開幕前及び開幕後の転倒による怪我の影響等があって,思うような成績を残すことができていません。今シーズンかなりの強さを発揮しているアプリリアの250ccマシンですので,ステップアップ1年目からチャンピオン争いに絡んでくる可能性も十分考えられます。 |
☆決戦を前に(F1)
○今日からいよいよ鈴鹿サーキットで日本GPが開幕します。M.シューマッハとF.アロンソとの間で激しいチャンピオン争いが展開されていて,残り2戦となったこの段階にもかかわらず同ポイントで両者が並んでいるという状況です。それだけに,ドライバーはもちろん,チームも期するものがあることが十分考えられます。ところが,ここにきてルノー側に不協和音が聞こえてきています。アロンソがスペインメディアとのやりとりの中で,自分のタイトル獲得にチームが積極的にやってくれていないというようなチーム批判をしているのです。それに対して,ルノー側がそれを否定するコメントを出しています。来シーズンアロンソがマクラーレンに移籍することは,今シーズンに入る前から決定していました。ですから,たとえアロンソがチャンピオンを獲得しても,来シーズンの栄光あるカーナンバー"1"は,ルノーではなくマクラーレンがつけることになります。「ルノーチームはドライバーのタイトルよりコンストラクターのタイトルの方に興味が強い」という主旨のチーム批判をしているのですが,ルノーチームの本当の気持ちはわからないものの,シーズンに入る前から十分想定できたこと。プロのドライバーとしてそれを覚悟の上での早期契約締結のはずですから,「何を今更」という感もしなくはありません。いずれにしても,場外でのバトルではなく,コース上でのバトルで観る側を楽しませてもらうことを期待したいと思います。 |
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2006・10・5(木)
☆新規参入(MotoGP)
○チャンピオン争いが激しくなってきているMotoGPクラスですが,残り2戦となったこの段階になって別の目玉が誕生することになりました。それは,新たな参戦チーム,というよりは参戦エンジンの出現です。これまで4輪レースで実績を残してきたイルモア・エンジニアリングが,2輪へと進出してきたのです。1984年にM.イリエンとP.モーガン(2人の名前をあわせて“イルモア”)が組んで立ち上げたイルモア・エンジニアリングは,カートエンジンから始まって,1991年からF1へとステップアップしていきました。そして,メルセデス・ベンツとの協力関係を構築(現在は解消)し,マクラーレンでドライバー及びコンストラクターのタイトルを獲得するまでになりました。来シーズンからのMotoGP進出に向けて新たなプロジェクトを立ち上げ,初めての2輪進出ということから,G.マッコイやJ.マックウィリアムズといったベテランライダーの協力を仰ぎながら開発を進めてきました。そして,このたび残り2戦のポルトガルGPとバレンシアGPに,ワイルドカードで出場することになったのです。今回の体制は,ライダーがG.マッコイ,タイヤはミシュランということになっています。近年では,日本の4メーカーに加え,ドゥカティやアプリリア(経営不振により現在は撤退)といったイタリアンメーカーが主に参入してきた最高峰クラスですが,今回のイルモアの他,KTM,BMWといった名前も噂され,活況を呈しそうな状況となってきています。 |
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2006・10・4(水)
☆代役&続投(WRC)
○WRCに関するニュースを二つ。まず一つめですが,現在ランキングトップのS.ローブが,自転車でトレーニング中に転倒して骨折したため,次戦のトルコ大会を欠場することは先日お伝えしました。そのローブの代役を誰が務めるか様々な憶測が出ていましたが,元世界チャンピオンのC.マクレーに決定したことが発表されました。彼にとっては,昨シーズンの最終戦となるオーストラリア大会以来およそ1年ぶりの出場となります。かつてシトロエンのワークスチームに所属していたマクレーですが,そのシートを失ったのはローブの加入によるもの。その2人がこういう形となるのは,何かの因縁かもしれません。
2つめのニュースは,スバルから発表があり,C.アトキンソンの続投が決定しました。既にP.ソルベルグの続投が先日発表されていますので,今シーズン絶不調のスバルですが,来シーズンは同じ顔ぶれで再起をかけることになります。なお,今回結ばれた契約は,2007年の1年間となっています。 |
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2006・10・3(火)
☆チャンピオン獲得(BSB)
○最終戦の決勝レースが,1日にブランズハッチで行われました。チャンピオン争いは,G.ラビッラ,清成龍一,L.ハスラムの3人に絞られ,トップのラビッラと2位の清成との差がわずか1ポイント,3位のハスラムと清成との差が8ポイントと僅差でのポイント争いとなっていました。さらに,今回のレースは,第5戦が豪雨で中止となったことから,その分が上乗せされたダブルポイントとなっていたため,結果次第で順位が入れ替わる可能性が高くなっていました。レース1は,2周目で豪雨による赤旗中断となりました。再開されると,ランキングトップのラビッラが転倒によりリタイアとなりました。トップ争いは清成とハスラムとの間で展開され,9周目には清成がトップに浮上。13周目にS.バーンの転倒により赤旗が提示され,この時点でレース終了。見事,清成がレース1を制しました。レース2は,9周目まで清成がトップを守っていたものの,その後ハスラムにかわされてしまいました。そして,15周目にまた赤旗が提示され,この段階でレース終了。ハスラムが1位,清成が2位というリザルトとなりました。この結果,清成が見事今シーズンのチャンピオンを獲得しました。BSBで日本人がチャンピオンを獲得したのは,清成が初となります。最終戦前までランキングトップだったラビッラは,2レース共ノーポイントに終わり,ランキング3位で今シーズンを終わりました。海外でのレースでチャンピオンを獲得した清成ですが,果たして来シーズン以降,彼はどこで走ることになるのか,今後の展開が楽しみとなってきました。 |
☆お隣で(F1)
○ヨーロッパを中心に開催されているF1ですが,このところ他の地域で開催希望が出てきています。そして,今回新たな国での開催が決定しました。その国とはお隣の韓国で,2010年からの開催となっています。レースが行われるサーキットについては,来年から建設が始まり,2009年の完成が予定されているようです。近年自動車産業がさらなる発展を遂げてきている韓国ですが,モータースポーツについてはまだまだ発展途上という段階です。しかし,今回の開催決定により,モータースポーツへの国民の関心が高まっていくことが,十分期待されるでしょう。 |
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2006・10・2(月)
☆逆転(F1)
○第16戦中国GPの決勝レースが,上海インターナショナルサーキットで行われました。天候に恵まれなかった今回のGPですが,この日もレース前に降った雨により,ウェット路面での走行となりました。レース序盤は,ポールからスタートしたルノーのF.アロンソが後続との差を徐々に広げていきました。彼とチャンピオン争いを展開しているフェラーリのM.シューマッハは,6番グリッドからスタートして徐々にポジションを回復し,序盤で3位まで浮上してきていました。1回目のピットインを終えると,なぜかアロンソのペースが落ちてきて,それまで2位,3位を走行していたチームメイトのG.フィジケラとシューマッハに抜かれ,3位に転落してしまいました。2回目のピットインを済ませると,シューマッハがタイムアップをしていて,フィジケラをかわしトップに浮上しました。2回目のピットイン後アロンソのペースが再び上昇し,フィジケラをかわして2位まで浮上したものの,トップまではいくことができませんでした。結局シューマッハがトップでチェッカーを受け,逆転で今季7勝目を挙げました。これにより,チャンピオンシップポイントでシューマッハとアロンソがどちらも116点となり,勝利数で上回るシューマッハがランキングトップに躍り出ました。
ジャパンパワーで見ると,トヨタはR.シューマッハとJ.トゥルーリのどちらもリタイアを喫してしまいました。それに対してホンダのJ.バトンとR.バリチェロは,それぞれ4位と6位に入り,どちらもポイントを獲得。スーパーアグリF1の佐藤琢磨は,7台抜きを演じて14位完走を果たし,チームメイトの山本左近は,最下位となる17位でしたが初の完走を果たしました。次戦が鈴鹿での日本GPだけに,ホンダにとっては弾みのつくレースとなりました。ただし,佐藤琢磨は,最終ラップで自分を周回遅れにしようとしたマシンをブロックしたことで,バリチェロがN.ハイドフェルドに追突するというアクシデントが発生する原因をつくってしまい,決勝結果剥奪というペナルティーを受けてしまいました。 |
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2006・10・1(日)
☆独占(F1)
○残り3戦となり,チャンピオン争いがますます白熱しているF1ですが,第16戦中国GPの予選が行われました。午前中に行われたフリー走行は,ドライタイヤでの走行ができるところまで路面が回復しましたが,午後から行われた予選は,終始ウェットでの走行となりました。そこでパフォーマンスを発揮したのが,現在ランキングトップをいくルノーのF.アロンソでした。予選セッションではほとんどトップタイムをマークするという好調ぶりで,見事ポールポジションを獲得しました。セカンドグリッドをチームメイトのG.フィジケラが獲得し,ルノーによるフロントロー独占となりました。ランキング争いでアロンソを追うフェラーリのM.シューマッハは,彼の履くブリヂストンタイヤとウェット路面とがマッチしなかったようで,何とか6番手に食い込んだという感じでした。セカンドローとなる予選3,4番手には,それぞれR.バリチェロとJ.バトンのホンダ勢が入りました。このセカンドロー独占というのは,バトンが初優勝したハンガリーGPと同じで,しかも今回の決勝レースが雨がらみとなりそうですので,これまたハンガリーの時と同じ。優勝の再現がなるといいですね。なお,スーパーアグリの佐藤琢磨とフェラーリのF.マッサは,エンジン交換により10グリッド降格となっています。また,来シーズンも残留が決定したばかりのスパイカーMF1のC.アルバースは,予選終了後の重量測定に呼ばれたにもかかわらず,これに応じなかったため,予選結果抹消というペナルティーを受けて最後尾からのスタートとなりました。来シーズンはフェラーリエンジンを使用するということが明らかとなったスパイカーMF1ですが,アルバースがペナルティ,チームメイトのT.モンテイロがメカニカルトラブルが発生と,ややツキに見放された予選となってしまいました。 |