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2006・4・29(土)
☆前戦から(MotoGP)
○第3戦トルコGPが開幕し,MotoGPクラスはフリー走行が行われました。前戦でポールを獲得したホンダのC.ストーナーが今回も好調で,午前中に行われた1回目のフリー走行では,トップタイムをマークしました。午後からの2回目のフリー走行でも,終盤までトップタイムだったものの,前戦及び開幕戦で表彰台を獲得しているホンダのN.ヘイデンが,セッション終了間際にこの日のトップタイムをマークしました。以下,M.メランドリ,D.ペドロサ,T.エリアスと,トップ5は全てホンダのヤングライダーが独占しました。
250ccクラスは1回目の予選が行われ,ここまでの2戦で全てポールトゥーフィニッシュを達成している絶好調のJ.ロレンゾが,2番手に1秒以上の大差をつけて暫定のポールを獲得しています。
125ccクラスも1回目の予選が行われ,開幕戦から連勝を飾っているA.バイティスタが今回も好調で,こちらも順調に暫定のポールを獲得しています。
☆12番手は(F1)
○FIAより,08年からの参戦チームが発表されました。これに対するエントリー申請は,既存の11チームと,新規の11チームの合計22チームからなされていました。その中からエントリーを受理されたのは,既存の11チームに加えて,新規参入となるプロドライブの合計12チームでした。プロドライブの受理については,経済的,技術的能力や,これまでのモータースポーツへの貢献度等が認められたようです。同チームを率いるD.リチャーズは,98年にベネトン(現在のルノー)F1チームの代表を経験。02年〜04年には,BARの指揮を執りました。それだけに,新規参入とはいっても,F1の経験はある程度のレベルともいえるでしょう。
      
2006・4・28(金)
☆識別(SGT)
○2輪や4輪のフォーミュラカーのレースの場合,レーサーの顔はフルフェイスで見えなくても,ヘルメットのカラーリングで誰が運転しているか識別ができます。しかし,4輪で屋根付きの車のレースの場合,そのヘルメットのカラーリングさえも見えにくく,頼りとなるのは車のカラーリングやゼッケンということになります。ただ,SGTの場合は二人一組ですから,外見上ではどちらがドライブしているかわかりにくいのが現状です。そこで,来週末に行われる富士スピードウェイのレースから,識別灯が装着されるようになったそうです。マシンのフロントガラス左側につけられるこの灯ですが,「点灯」と「点滅」の2つの表示をすることができるそうで,ファーストドライバーの時は点灯,セカンドドライバーの時は点滅という約束になっているようです。ですから,たとえば昨年のチャンピオンチームであるトヨタ・チーム・セルモの場合,点灯していれば立川祐路,点滅であれば高木虎之介ということになるわけです。今回のこの措置により,レースの楽しみ方がまた一つ増えたのではないでしょうか。
        
2006・4・27(木)
☆開発(F1)
○これまでのところ2001年にアロウズが開発した車体をSA05というマシン名で使用しているスーパーアグリですが,同チームのファイナンシャルディレクターのW.ハンフリーによれば,7月中旬に行われるフランスGPの前後にオリジナルマシンであるSA06をデビューさせる予定であることを明らかにしました。
また,佐藤琢磨&井出有治の2台体制で臨んでいた同チームですが,今回新たにサードドライバーとの契約が成立しました。そのドライバーに決定したのは,ルノーで開発ドライバーとして活躍していたF.モンタニーです。チャンピオンチームでマシン開発の経験をしたドライバーですから,新興チームであるスーパーアグリにとっては,彼のもたらすフィードバックがマシン開発を促進することが期待できます。予定としては,5月はじめに行われるヨーロッパGPから登場することになっているようです。
       
2006・4・26(水)
☆ペナルティはないけれど(F1)
○C.アルバースとの接触事故が原因で,最終的にリタイアとなったスーパーアグリの井出有治ですが,レース終了後にその事故が審議対象となりました。両者を呼び出しての審議となりましたが,最終的には戒告処分にとどまり,次戦でのグリッド降格といったような処分は出されませんでした。ただ,ただでさえシート喪失の噂が絶えない井出だけに,今回の事故がマイナス方向に動いていることは否定できないかもしれません。事実,かねてから噂の一つであったホンダの第3ドライバーであるA.デビッドソンとの交替という話が,再浮上してきているという情報も出てきています。井出のパフォーマンス不足と,ホンダエンジンの開発促進ということから,スーパーアグリへのレンタルがなされるというものなのです。今は単なる噂ですが,井出が今のような状態を継続してしまうと,本当にそうしたことになるかもしれませんね。
       
2006・4・25(火)
☆追い上げ(世界耐久)
○耐久レースにもかかわらず2週連続開催となる世界耐久の第2戦が行われました。今回のレースは,伝統の「ルマン24時間」です。開幕戦を制した昨年のチャンピオンチームであるカストロール・スズキは,スタートライダーのV.フィリップが序盤からレースをリードし,1時間後に北川圭一にバトンタッチしました。ところが,5周走行中にハイサイドで転倒を喫するというアクシデントが発生してしまいました。幸いにもピットに戻ることができ,北川自身にも大きな怪我がなく,マシンを修復して再びレースに復帰することができました。ただし,ポジションを大きく下げ,何と49位での復帰となりました。ここから必死の追い上げが開始され,徐々に順位を回復していきました。ただし,前戦で負傷していたM.ラグリブが,体の調子を再び崩し,北川とフィリップの二人による走行となってしまいました。トップグループに様々なアクシデントが発生するということもあって,カストロール・スズキは2位までポジションをアップ。結局終盤にトップを走行したナショナルモト・ホンダのF.プロター&O.フォー&D.リバル組が,そのままトップの座を守って逃げ切りました。驚異的な追い上げを見せたカストロール・スズキは,2番手でチェッカーを受け,ランキングトップの座を守りました。
      
2006・4・24(月)
☆復活(F1)
○サンマリノGPの決勝レースが行われ,ポールからスタートしたフェラーリのM.シューマッハと,現在ランキングトップのルノーのF.アロンソとの間で激しいトップ争いが繰り広げられました。序盤は,シューマッハが後続との差を広げていましたが,アロンソが徐々にタイムを詰めていき,コンマ3秒前後の差での攻防となりました。しかし,残り4周となったところでアロンソがオーバーランのミスを犯し,ショーマッハが2秒以上の差をつけてチェッカーを受けました。シューマッハの勝利は,昨年のアメリカGP(ほとんどのチームが出走を取りやめたあのいわくのあったレース)以来で,久々の復活になります。なお,スーパーアグリの二人のドライバーですが,井出有治はオープニングラップで接触事故を起こすというミスを起こしたりして,佐藤琢磨はコースオフを演じてそれぞれリタイアとなっています。琢磨のリタイアは,今シーズン初となります。
☆どちらも同じ(SBK)
○第2戦から1ヶ月以上のインターバルがあって,第3戦バレンシア大会の決勝レースが行われました。レース1は,ここまでランキングトップをいくドゥカティのT.ベイリスが制しました。2〜4位は,それぞれスズキのT.コーサー,ドゥカティのL.ランジー,ヤマハの阿部典文,同じくヤマハの芳賀紀行の順でチェッカーを受けました。レース2の結果ですが,何とトップ5はレース1と全く同じという珍しいものとなりました。なお,阿部の4位という結果は,SBKでの自己最高位となります。第2戦までは,トップスピードでかなり劣っていましたが,1ヶ月間のインターバルの中で行われたテスト等で,その点の解決ができたのかもしれませんね。
     
2006・4・23(日)
☆スパイダーマン(IRL)
○第3戦の決勝レースが,ツインリンクもてぎで行われました。降雨による予選キャンセルで,ランキング順でのグリッドとなった決勝は,ポールからスタートしたH.カストロネベスが圧倒的な速さを見せ,彼にとって初のインディ・ジャパン制覇となりました。彼の勝利は,今季2勝目(第2戦に続く連勝)です。『スパイダーマン』の異名をとる彼ですが,恒例の金網登りを日本のファンの前で初披露しました。2位には,インディ・ジャパン3連覇がかかっていたD.ウェルドンが入りました。日本期待の松浦孝輔は,ギヤ比のセッティングがうまくいかなかったことが大きな原因で期待されたほどペースが上がらず,グリッドから一つ順位を下げた7位でチェッカーを受けました。とはいっても,開幕から3戦連続トップ10フィニッシュですから,好調さを維持しているといえるのかもしれません。
☆セナ越え(F1)
○第4戦サンマリノGPの予選が,故A.セナの眠るイモラ(正式名称は『アウトドローモ・エンツォ・エ・ディノ・フェラーリ・サーキット』)で行われました。ここを地元とするフェラーリと,よりパワーを上げたエンジンを投入したホンダとがフロントローとセカンドローを分け合いました。まず,ポールポジションですが,フェラーリのM.シューマッハが獲得しました。今回のポール獲得は自身通算66回目で,これによりセナのもつポール記録を更新しました。2〜4番グリッドは,それぞれホンダのJ.バトン,チームメイトのR.バリチェロ,フェラーリのF.マッサとなっています。2,3戦と連勝しているルノーのF.アロンソは,5番グリッドという十分優勝を狙える位置からのスタートとなります。
       
2006・4・22(土)
☆予選キャンセル(IRL)
○第3戦「ブリヂストン・インディ・ジャパン」の予選が,ツインリンクもてぎで行われる予定でしたが,あいにくの雨によりキャンセルとなってしまいました。そのため,今日行われる決勝レースのグリッドは,レギュレーションにより前戦終了時のランキング順となりました。現段階でのランキングトップは,H.カストロネベスですので,彼がポールポジションということになります。唯一の日本人フル参戦ドライバーである松浦孝輔は,6番グリッドからのスタートとなります。
午後になると急速に天候が回復したので,予選はキャンセルとなったものの90分にわたるファイナルプラクティスが行われました。そこでトップタイムをマークしたのは,ポールスタートが決定しているカストロネベスでした。松浦も好調な走りを見せ,5番手のタイムをたたき出していました。今季好調な走りを見せている松浦ですが,母国でのグランプリだけに,その結果が十分に期待されます。なお,今日行われる決勝レースでは,MotoGPライダーの玉田誠がシビック・ハイブリッドを駆ってペースカードライバーを務めることになっています。ローリングスタート方式のIRLだけに,かなり重要な役割を果たすことになります。
     
2006・4・21(金)
☆やはり2年?(F1)
○このところM.シューマッハの去就について様々な憶測が飛び交っていて,このページでもその点についてお伝えしています。今回新たに母国であるドイツの通信社が,彼の去就について報道がなされました。それによると,フェラーリとの契約を2年延長するのではないかということです。2年延長という点については,これまでの噂と同じですので,もしかしたら信憑性がある(?)のかもしれません。その発表時期は,5月に行われるニュルブルクリンクでの場となるのではないかということです。契約金については,今シーズンより若干上がって,年俸5000万ドルという具体的な数字が噂されています。数々上がっている噂ですが,果たして今回のものの正確性はどうなのでしょう?
      
2006・4・20(木)
☆新コースで(世界耐久)
○17日に世界耐久選手権の開幕戦の決勝レースが,大幅なコース改修となったオランダのアッセンで行われました。開幕戦は「アッセン500q」で,耐久レースとしてはやや短めの約4時間のレースとなります。昨年のチャンピオンであるカストロール・スズキは,今シーズンも日本人初の世界耐久王者となった北川圭一をはじめ,V.フィリップ,M.ラグリブという昨年と同じメンバーで臨んでいます。予選では,順調にトップタイムをマークし,ポールポジションを獲得しました。ところが,ラグリブが転倒を喫して負傷してしまったため,決勝レースは二人体制となってしまいました。とはいっても,このチームの圧倒的な強さは昨年と変わらず,フィリップがレース中のファステストラップをたたき出したりして,最終的には,2位に入ったヤマハ・オーストリア以下全てのチームをラップ遅れにするという圧勝でした。なお,この世界耐久選手権ですが,1,2戦はハードスケジュールになっていて,早くも今週末には「ルマン24時間」が開催されることになっています。
     
2006・4・19(水)
☆後退(BSB)
○第3戦の決勝レースが,スラックストンで行われました。レース1,レース2共に,昨年のチャンピオンで今シーズンもランキングトップを行くドゥカティのG.ラビッラが優勝し,6レース中4勝という強さを発揮しています。2位も2レース共にチームメイトのL.ハスラムが入りました。チャンピオン候補の一人である清成龍一は,レース1で3位表彰台を獲得したものの,レース2で4位となりました。この結果,ポイントランキングでハスラムが2位に上がり,清成は3位に後退してしまいました。
      
2006・4・18(火)
☆近々発表?(F1)
○F1の世界は,常にいろいろな噂が飛び交っていますが,フェラーリに関するものが出てきています。まず,引退するかどうか去就が注目されるM.シューマッハですが,来シーズンからの2年契約をフェラーリと既に交わしているのではないかという噂が出ています。その契約条項の中には,1年で契約解除(つまりは引退を意味している?)できるというものも含まれているとのことです。また,今週末に行われるサンマリノGPにおいて,来シーズンのフェラーリのドライバーズラインナップが発表されるのではないかという噂も出ています。しかも,そのラインナップの一人は,現在マクラーレンのK.ライコネンではないかというのです。ただし,この二人に関しては,他の噂もあります。まずシューマッハの方ですが,彼にとって恩師の一人ともいえるF.ブリアトーレが率いるルノーへの移籍という話が出ています。また,ライコネンに関しては,チームメイトがシューマッハとなると十分なナンバーワン待遇が得られないため,マクラーレンに残留するのではないかというのです。既にF.アロンソのマクラーレン移籍は決定済みですから,ライコネン残留となると,J−P.モントーヤがチームを去ることになりそうだということも出ています。さて,これらの噂がどうなるか楽しみですが,とりあえず今週末のサンマリノで何らかの発表があるかどうかが注目です。
    
2006・4・17(月)
☆怪我を乗り越え(JRR)
○第2戦の決勝レースが,「鈴鹿2&4」という大会の下で行われました。3番グリッドの渡辺篤が好スタートを切りましたが,2周目のS字コーナーで多重クラッシュが発生したため,もう一度スタートからやり直しとなりました。そこでも渡辺が好スタートを切り,後続を引き離していきました。そのような中で徐々に順位を上げていったのが,昨年のチャンピオン伊藤真一でした。開幕戦で肋骨の骨折等の怪我を負い,満身創痍で臨んだ伊藤でしたが,その痛みに耐えての激走を繰り広げたのです。13周目に渡辺をとらえてトップに躍り出た頃からラップ遅れが登場し,これをうまく利用した伊藤が,熱い走りもあって渡辺との差を広げてトップでチェッカーを受けました。もちろん,伊藤にとっては今季初優勝です。惜しくも2位でチェッカーを受けた渡辺ですが,ランキングではトップに躍り出ました。表彰台の最後の一角を獲得したのは,1周目に11番手まで順位を下げ,そこから徐々に追い上げていった山口辰也でした。
☆ルーキーが(FN)
○第2戦の決勝レースが行われましたが,このレースは雨が大きな影響を与えました。インテグラワンメイクレースやJRRのJSB1000クラスとの併催でもあるこの大会でしたが,そのどちらのレースも赤旗による中断がありました。その影響からFNのスタート時刻が予定より50分ほど下がり,これによって雨に遭う結果となってしまったのです。途中から雨が降り始め,各車がピットインを済ませてからその勢いが増してきました。多くのマシンがたまらずに再度ピットインをしてウェットタイヤに交換しましたが,L.デュバルとB.ビルドハイムのルーキー二人は,そのままスリックタイヤでの走行を続けました。残り僅かとなった頃から雨がやみ,ルーキー二人に好都合な状況となりました。結局,スリックで我慢し続けたデュバルが1位,ビルドハイムが2位でチェッカーを受けました。ルーキーながらこの難しいコンディションを乗り切ったわけですから,二人のポテンシャルの高さを示したレースとなりました。ポールからスタートしたものの,ジャンプスタートのペナルティーを受けたB.トレルイエが,この不安定な状況の中で徐々にポジションを回復し,最終的には3位でチェッカーを受けました。なお,エンジンで見ると,予選では,トヨタエンジンユーザーが7番グリッドまで占めるという圧倒的な速さでした。しかし,決勝は,結局ホンダエンジンユーザーの二人がワンツーとなっていますし,トップ6で見ても,それぞれが3台ずつ入りました。
     
2006・4・16(日)
☆2戦連続 PARTT(JRR)
○第2戦の予選が行われ,ヨシムラの秋吉耕祐がポールを獲得しました。鈴鹿8耐をにらんで,70台を超える大量のエントリーがありましたので,予選はA組,B組の2つに分けて行われました。雨が降るあいにくの天気となり,その降り方も一定ではなかったため,A,B組それぞれの走行時に路面状況が変わってしまいました。そのため,今日行われる決勝レースでのグリッドは,A,Bの予選結果順に交互に並ぶ形でのグリッドとなります。ですから,2番グリッドは,B組トップの辻村猛が獲得しています。3番グリッドは,A組で2番手のタイムをたたき出したヨシムラの渡辺篤が獲得しました。今シーズンからタイヤをブリヂストンに履き替えているヨシムラですが,開幕戦でもポールを獲得していますので,タイヤチェンジが功を奏していると言えるでしょう。
☆2戦連続 PARTU(FN)
○開幕戦が,雨に翻弄される形で終わりましたが,第2戦の予選も,ウェットからドライへと替わる難しいコンディションの中で行われました。午後から行われた2回目の予選は,小雨の降る中行われました。はじめは全車ウェットタイヤでの出走となりましたが,B.トレルイエが途中からドライタイヤに履き替えて登場。それからタイムを更新していったため,他のマシンもタイヤをチェンジしてタイム更新合戦となりました。最終的には,開幕戦でポールを獲得したトレルイエが,2戦連続ポールゲットとなりました。2,3番グリッドは,それぞれ本山哲と松田次生が獲得し,今季絶好調のIMPUL勢がトップ3を独占しています。なお,エンジンで見ると,ホンダのお膝元での予選でしたが,7番グリッドまではトヨタエンジンユーザーが占め,やはりホンダエンジンの出遅れがここでも出た感じとなりました。
     
2006・4・15(土)
☆いつものように(FN)
○今日から「鈴鹿2&4」が開幕しますが,それに先駆けて公式合同テストが鈴鹿サーキットで行われました。午前と午後にそれぞれ走行が行われ,総合でのトップタイムは,mobilecast IMPULのB.トレルイエがマークしました。2番手のタイムをチームメイトの松田次生がマークし,今シーズンのテストでいつも見られているIMPULのワンツーとなっています。3番手のタイムをINGINGのR.クインタレッリがマークし,トップ3はトヨタエンジンユーザーが占めました。ホンダエンジンユーザーでは,ARTAの金石年弘の4番手が最速でした。
☆3社(JRR)
○FNとJRRのJSB1000クラスとが併催となる「鈴鹿2&4」に先駆けて,JRRも合同走行が行われました。ここでトップタイムをマークしたのは,ヤマハの中須賀克行でした。2番手がホンダの山口辰也,3番手がヨシムラの渡辺篤がタイムを出し,3メーカーのライダーが出そろった形となりました。開幕戦では,カワサキの柳川明が優勝していますので,4メーカーが拮抗しているといえるのかもしれません。
    
2006・4・14(金)
☆初テスト(F1)
○11日から4日間にわたって,スペインのカタルニア・サーキットで合同テストが行われています。2日目のトップタイムは,ルノーのテストドライバーであるH.コバライネンがマークしました。以下R.バリチェロ,F.アロンソ,A.デビッドソンとトップ4を全てルノーとホンダが占めました。オールジャパン体制のスーパーアグリは,12日から3日間にわたって参加する予定で,最初の2日間を佐藤琢磨が,最終日を井出有治が担当する予定です。スーパーアグリにとっての初日は,タイムは最下位でした。しかも,トップとは4秒以上の差がありました。ただ,今回のテストは,同チームの現行マシンであるSA05にとっては初めてとなる本格的テストとなっています。何せ急ごしらえの新興チームですから,ここまではグリッドにマシンを並べるだけで精一杯という状況でした。ここに来てようやくマシンに改良を加えるための本格的テストが実施できるようになったわけで,一歩一歩チーム体制が整ってきているといえるでしょう。
      
2006・4・13(木)
☆交代の可能性(F1)
○今シーズンからF1デビューを果たしたスーパーアグリの井出有治ですが,その彼にシート喪失の噂が浮上してきています。前回のレースで完走を果たしたもものの,それまでのレースはリタイアが続いていました。また,チームメイトの佐藤琢磨と比べてタイム差があったり,走行中のコースオフやスピンが目立ったりといったように,ルーキーにはありがちだけれども,そのパフォーマンス不足を指摘されても仕方ない面があるのも事実です。中には,J.バトンのように,「井出は危険なドライバー」と明言するドライバー(バトンは,井出と同じホンダ系のドライバーだけに,その発言にも重みがないことはないですね)も出てきています。スーパーアグリのマネージング・ディレクターであるD.オーデットも,交代の可能性を否定はしていません。今週バルセロナでのテストがありますが,そこでの走りによっては,シート喪失へと一挙に加速する可能性もあるようですので,井出にとっては正念場となりそうです。なお,交代の候補として,本山哲や山本左近の名前が噂に挙がっています。確かに,この二人が「F1に近いのではないか」と以前からいわれていましたね。
☆エントリー申請(F1)
○08年シーズンからF1にエントリーすることを目論んでいるチームについて,これまでいくつかのチームが噂に挙がっています。その中には,D.リチャーズ率いるプロドライブがあったり,J.ブルヌーブのマネージャーで,BAR(今シーズンからホンダワークスチームに変更)の創設メンバーの一人であるC.ポロック率いるチームなどの名前が挙がっています。ここに来て,佐藤琢磨が英国F3チャンピオンを獲得したときに所属していたカーリン・モータースポーツが,エントリー申請を行ったことを明らかにしました。08年から新規参入できる枠はそれほどなく,それを比較的多数のチームが奪い合うという図式になっていますが,そこに実績のあるチームが名乗りを上げたわけですから,さらにその争いに拍車がかかったといえるでしょう。
      
2006・4・12(水)
☆トップ(F1)
○エンジンは別として,戦闘力の劣るマシンのため,とりわけ予選では最下位争いをいつも演じているスーパーアグリですが,3戦終了段階でトップに躍り出ました。とはいっても,レース結果ではありません。事前テストがあまりできなかったスーパーアグリですから,レースウィークに入ってから精力的な走りが毎戦見られています。それが積もり積もって,何と3戦までの全周回数でトップとなったのです。特に,佐藤琢磨は,個人別で一番の周回数をこなしていて,これまでの全走行距離は1762.6qとなっています。これは,2位のJ.バトンに30q以上の差をつけています。新興チームだけに,データが全くない状態でのスタートですから,こうした努力がチームの発展に貢献してことは間違いありませんね。
        
2006・4・11(火)
☆悪天候(BSB)
○第2戦の決勝レースが,ドニントンパークサーキットで行われました。第1レースは,ランキングトップのG.ラビッラがトップを走行し,それを5番グリッドからスタートした清成龍一が徐々に追い上げていた最中に,何と雹が降り始めるという天候となってしまいました。そのため,13周目に赤旗中断となり,結局そこでレース成立となってしまいました。そこまでの流れから考えると,清成がラビッラを抜くことができた可能性が高かったでしょうから,清成にとっては不運な天候の急変でした。レース2は,レース1の後に降り始めた土砂降りの中で始まりました。スタートで勢いよく飛び出した清成でしたが,雨に足下をすくわれ,2周目に転倒リタイアとなってしまいました。清成とランキングで争うラビッラは,堅実に走行していき,3位表彰台を獲得しました。この結果,清成のランキング2位は変わりなかったものの,ラビッラとの差が24ポイント差とやや開きました。
      
2006・4・10(月)
☆久々(SGT)
○第2戦の決勝レースが,岡山国際サーキットで行われました。GT500クラスは,ポールからスタートした道上龍&木暮卓史組組が,着実に後続との差を広げていき,見事ポールトゥーフィニッシュを達成しました。道上の優勝は,03年以来久々になりますし,木暮にとっては,うれしい初優勝です。2位でチェッカーを受けたのがS.フィリップ&細川慎弥組で,NSXのワンツーフィニッシュとなりました。昨年のチャンピオン立川祐路&高木虎之介組は,どんどん順位を上げていき,終盤トップ争いに加わったものの,イエローフラッグ(追い越し禁止)無視を犯してしまったため10秒間停止のペナルティーを受けてしまい,最終的に5位でチェッカーを受けました。
GT300クラスは,ヴィーマック320Rを駆る密山祥吾&谷口信輝組が,2位以下をラップ遅れにする圧倒的速さを見せ,今季初優勝を飾っています。なお,3位には,開幕戦に引き続いて我が大分県出身の菅一乗が入っています。
☆3連勝(WRC)
○第5戦ツール・ド・コルスの最終日が行われ,シトロエン・クサラWRCを駆る昨年のチャンピオンS.ロウブが,2位に大差をつけて優勝しました。ロウブの優勝は,第3戦から3連勝となります。2位には,元チャンピオンのM.グロンホルムが入っています。
併催で行われているJWRCは,今回が第3戦となりますが,最終SS終了まではスズキ・スイフトを駆るU.アーヴァがトップでした。ところが,その後のリエゾンでエンジントラブルが発生してリタイアとなってしまいました。この結果,2位につけていたシトロエン・C2を駆るB.ティラバッシに,勝利の女神がほほえみました。
     
2006・4・9(日)
☆本命が(MotoGP)
○カタールGPの決勝レースが,他のレースと違って土曜日に開催されました。最高峰のMotoGPクラスは,フリー走行,予選とほとんどのセッションでトップタイムをマークしたC.ストーナーが,序盤トップを走行していました。しかし,大本命の王者V.ロッシが10周目にトップを奪うと,N.ヘイデンの追撃を振り切って今シーズン初勝利を挙げました。この勝利は,自身通算80勝目に当たり,最高峰クラスでの勝利数が,かつての王者だったM.ドゥーハンの54勝に追いつきました。残りのもう一つの表彰台の一角は,開幕戦を制したL.カピロッシが獲得しています。ポールからスタートしたストーナーは,最終的に5位でチェッカーを受けています。日本人ライダーの中野真矢と玉田誠は,それぞれ11位,14位とあまりふるいませんでした。
250ccクラスと125ccクラスは,それぞれアプリリアのJ.ロレンゾとA.バウティスタが制し,開幕から2連勝を達成しています。日本人ライダーの成績ですが,まず250ccクラスは,KTMの青山博一が5位という好成績でチェッカーを受けています。このサーキットを苦手とする高橋裕紀は9位に入り,ルーキーの青山周平は13位でチェッカーをうけて初ポイントを獲得しています。125ccクラスの小山知良は,足の骨折というハンディを抱える中完走を果たし,15位で貴重な1ポイントを獲得しています。
☆5年ぶり(SGT)
○第2戦の予選が行われ,GT500クラスは,NSXを駆る道上龍&木暮卓史組がポールを獲得しました。道上にとっては,5年ぶりのポールとなります。セカンドグリッドをS.フィリップ&細川慎弥組が獲得し,開幕戦に続いて2戦連続NSXがフロントローを独占しました。開幕戦を制した脇坂寿一&A.ロッテラー組は,予選タイム上位トップ10で争われるスーパーラップに進出することさえできず,11番グリッドからのスタートとなります。
GT300クラスは,佐々木孝太&番場琢組のフェアレディZがポールを獲得しています。タレントのヒロミと尾本直史組は,20番グリッドからのスタートとなります。
     
2006・4・8(土)
☆ルーキーながら(MotoGP)
○カタールGP2日目の走行が行われ,MotoGPクラスは予選セッションが行われました。このクラスのルーキーとなるホンダのC.ストーナーが,残り8分の段階で出したタイムを誰も更新することができず,見事ポールを獲得することができました。今回の彼のポール獲得は,史上2番目の若さとなる最高峰クラスでのポールです。2番グリッドは,開幕戦を制したドゥカティのL.カピロッシが獲得しています。3〜5番グリッドは,それぞれT.エリアス,N.ヘイデン,D.ペドロサのホンダ勢が占め,王者V.ロッシが6番手につけています。日本人では,中野真矢が何とか9番グリッドを獲得しましたが,相変わらず昨年からの不調を抜けきれないでいる玉田誠は,何と16番手というかなり後方からのスタートとなってしまいました。
250ccと125ccクラスは,それぞれJ.ロレンゾとA.バウティスタのアプリリア勢がポールを獲得しています。
☆2日連続(SGT)
○前日に引き続き,岡山国際サーキットでの合同テストが行われました。GT500クラスで最速タイムをマークしたのは,初日と同じくNSXを駆る道上龍&木暮卓史組でした。2番手のタイムを,S.フィリップ&細川慎弥組のNSXがマークしています。ニッサン勢は,3番手のB.トレルイエ&星野一樹組が最高でしたが,トヨタ勢は,服部尚貴&P.ダンブレック組の7番手が最高でした。
GT300クラスも,前日に引き続き密山祥吾&谷口信輝組が最速タイムをマークしました。なお,山野哲也&井入宏之組の雨宮アスパラドリンクRX7は,午前中の走行で激しいクラッシュを演じてしまい,今日・明日の予選及び決勝までにマシンを修復するのが困難という判断を下し,リタイアすることが決定しました。
      
2006・4・7(金)
☆独占(MotoGP)
○第2戦カタールGPが,ロサイル・インターナショナル・サーキットで開幕しました。今年で3回目となるカタールGPですが,過去2年間は,9月末から10月にかけての厳しい天候の時季に行われていました。今年は,比較的涼しい時季での開催となり,ライダーにとっては非常に助かっているのではないかと思います。なお,今大会ですが,いつものGPと違って土曜日に決勝レースが行われるため,木曜日が初日となっています。
MotoGPクラスの初日は,いつものようにフリー走行が行われました。そこでトップタイムをマークしたのは,今シーズンからオリジナルの車体にホンダエンジンを搭載したマシンKR211Vを走らせているチーム・ロバーツのK.ロバーツJrでした。2番手のタイムは,今シーズンからMotoGPクラスにステップアップしたC.ストーナーでした。3番手のタイムをM.メランドリがマークし,ホンダ勢がトップ3を独占しました。
予選1日目となった250ccクラスと125ccクラスは,それぞれH.バルベラとM.パシーニのアプリリア勢が暫定ポールを獲得しています。
☆分け合い(SGT)
○今週末に岡山国際サーキットにおいて第2戦が行われますが,それに先だって同サーキットにおいて合同テストが行われました。GT500クラスでトップタイムをマークしたのは,道上龍&木暮卓史組のNSXでした。2,3番手のタイムを,それぞれ立川祐路&高木虎之介組のレクサスSC430,横溝直輝&J−P.デ.オリベイラ組のフェアレディZがマークし,3メーカーが分け合った形となりました。
GT300クラスは,今回1ランクアップの救済を受けている密山祥吾&谷口信輝組のヴィーマック320Rがトップタイムでした。
      
2006・4・6(木)
☆更迭(F1)
○トヨタより発表があり,テクニカルディレクターであるM.ガスコインが,チームとの意見の違いにより,チームから離脱することになりました。ガスコインは,03年にルノーからトヨタに移籍し,昨年トヨタにとって過去最高の成績を収めるのに貢献しました。しかし,今シーズンは,先日のレースでR.シューマッハが表彰台を獲得したものの,期待されたほどの成績を収めることができていませんでした。このことが,今回の事実上の更迭劇につながったものと思われます。なお,正式発表はまだありませんが,P.バセロンが後任をつとめるのではないかという噂が浮上してきているようです。
☆ペナルティ(F1)
○オーストラリアGPにおいて,D.クルサードとのバトルを制し,最後の最後でポイント獲得圏内の8位にトロ・ロッソのS.スピードが入りました。今シーズンから参戦を開始した同チームだけに,わずか1ポイントであっても優勝したかのような喜びを味わったのではないかと思います。ところが,チームメイトのV.リウッツィの事故で黄旗(追い越し禁止を表す旗)が振られている区間でクルサードをかわしたとこのたび判定され,25秒加算のペナルティを課せられました。このため,9位という結果となり,スピードに替わってクルサードが1ポイント獲得となりました。
       
2006・4・5(水)
☆2日連続(JLMC)
○「ジャパン・ルマン・チャレンジ」という国内の新シリーズが,今シーズンから立ち上がります。これは,世界3大レースのひとつである「ルマン24時間耐久レース」のレギュレーションを基本としたマシンで争われる国内での耐久レースです。最近発表された今後の計画では,08年からは完全にルマンのルールで開催され,各クラスでチャンピオンを獲得すると,本家のルマン24に招待されることになりました。
その開幕戦がおよそ1ヶ月後に迫った4月3,4日の2日間にわたって,スポーツランドSUGOで合同テストが行われました。そこでトップタイムをマークしたのは,2日間ともHITOTSUYAMA RACINGから参戦する加藤寛規&野田英樹組のザイテック04Sでした。2番手は,これまた2日間とも,同じチームである田嶋栄一&片岡龍也組のフェラーリ550マラネロでした。人気ミュージシャンの一人である河村隆一が監督を務めるTEAM KAWAMURA(ドライバーは青山光司&高木真一&新田守男)のポルシェ996GT3RSRは,2日間とも5番手のタイムでした。
     
2006・4・4(火)
☆2戦連続(IRL)
○第2戦の決勝が,コロラド州のセントピーターズバーグ市街地コースで行われました。予選で圧倒的な速さを見せてポールからスタートのは,AGRのD.フランキッティでした。ホールショットを奪ってレースの主導権を握ったものの,15周目にホイール関連のトラブルが発生したためリタイアとなりました。その後,H.カストロネベス,S.ディクソン,T.カナーンの3台による3台に絞られていきましたが,97周目に発生したアクシデントによりイエローコーションのままレースが終了しました。そのアクシデントが発生する段階でトップに立っていたカストロネベスが,そのままチェッカーを受け,今季初勝利を挙げました。レース後は,彼が勝利したときのお約束となっている金網に上るパフォーマンスが見られました。唯一の日本人フル参戦ドライバーである松浦孝輔ですが,終盤は4番手に浮上していました。ところが,最後のイエローコーションの元となったアクシデントで出た破片を拾ってしまったため,タイヤがパンクするという事態となってしまいました。それでも最後まで走りきり,7位でチェッカーを受けました。開幕戦で6位に入っていますので,2戦連続のシングルフィニッシュとなります。これにより,ランキングは5位という好結果となっています。次戦は,ツインリンクもてぎでの「ブリヂストン・インディ・ジャパン300」です。この好調さで,母国グランプリに好結果を残してもらいたいものですね。
     
2006・4・3(月)
☆天候により PARTT(JRR)
○開幕戦の決勝レースが,ツインリンクもてぎで行われました。最高峰のJSB1000クラスは,スタートから飛び出したヨシムラの秋吉耕祐と,10周目に追いついてきた同じくヨシムラの渡辺篤のチームメイト同士の争いとなりました。ところが,13周目に雨が降ってきたためにレースが中断となり,2ヒートによるレースとなりました。再スタート後のレースでは,チーム・グリーンの柳川明がホールショットを奪い,後続との差を広げていきました。途中からDyDo MIU RACINGの出口修が追い上げてきたものの,柳川がそのまま逃げ切り,波乱となった開幕戦を制しました。
ST600クラスは,昨年のチャンピオン安田毅史と,チームグリーンの酒井大作とのバトルとなりました。そして,6周目の1コーナーで何と安田が転倒してしまい,酒井大作の独走となりました。その後も危なげなく走行した酒井が開幕戦を制し,JSB1000クラスと合わせて,チームグリーン(つまりカワサキ)にとってこの上ない結果となりました。
GP250クラスは,ヤマハの横江竜司が優勝を飾り,彼にとって何と5年ぶりの勝利となりました。
GP125クラスは,ベテランの仲城英幸と,中学生ライダーの中上貴晶とのバトルとなりましたが,中上が何とか仲城を抑えきり,自身初となる勝利を収めました。
今シーズンから正式種目となったGP−MONOクラスは,ポールシッターの山下祐が勝利し,ポールトゥーフィニッシュを達成しました。
☆天候により PARTU(FN)
○開幕戦の決勝レースは,気まぐれな天候に翻弄される形となりました。激しい雨により,セーフティーカーの先導によってレースは始まりました。天候はいっこうに回復する気配がなく,4周走行したところで赤旗が提示されて中断となりました。その後,雲間から日が差し始め,雨が小降りになってきたことから,同じくセーフティーカー先導によるレースがアナウンスされました。ところが,それから再び激しい雨となり,第2パートは1周することができずに赤旗が提示される事態となりました。それからは,天候の回復が見込めないこと,日没が近づいたことなどの理由により,レース終了のアナウンスがされました。セーフティーカー先導ではあったものの,第1パートで2周以上走行していますので,レギュレーションによりレースが成立したと見なされました。ただし,優勝した(今回の場合,最初からセーフティーカー先導でしたので,自動的にグリッド順がそのままレース結果となります。)B.トレルイエ以下6名に与えられるポイントは,本来与えられるポイントの半分となります。
☆波乱(F1)
○第3戦オーストラリアGPの決勝レースは,たびたび起こったクラッシュなどにより,4回もセーフティーカーが導入される,リタイアが9台にもなるという波乱のレースとなりました。その荒れたレースを制したのは,昨年のチャンピオンであるルノーのF.アロンソでした。2位には,マクラーレンのK.ライコネンが入りました。3位にトヨタのR.シューマッハが入り,うれしい今季初表彰台を獲得しました。ポールポジションを獲得し,優勝が期待されたホンダのJ.バトンでしたが,序盤はよかったものの,ずるずるとポジションを下げる結果となり,最終的にはラストラップの最終コーナーでエンジンブローを喫してしまいました。一応完走扱いとはなりましたが,10位でのフィニッシュでした。チームメイトのR.バリチェロは,7位完走となり,今季初ポイントを獲得しています。スーパーアグリの佐藤琢磨と井出有治ですが,それぞれ12位,13位となり,チーム初のダブル完走を果たしました。
        
2006・4・2(日)
☆どちらも(JRR)
○国内2輪ロードレースの最高峰である全日本選手権が,ツインリンクもてぎで開幕しました。最高峰のJSB1000クラスでポールポジションを獲得したのは,ヨシムラの渡辺篤でした。午前中に行われた予選1回目でもトップタイムを出していた渡辺ですが,午後のセッションでさらにタイムを伸ばしてのポール獲得でした。2番グリッドは,今シーズンからホンダとの契約をしている徳留和樹が獲得しました。3番グリッドは,渡辺のチームメイトの秋吉耕祐が獲得しています。今シーズンの渡辺は,ST600クラスにもエントリーしていますが,そのST600でもいい走りを見せ,昨年のチャンピオンで,今回ポールを獲得した安田毅史に次ぐ2番グリッドを獲得し,両方のクラスでフロントローからのスタートとなります。
☆2日続けて(FN)
○開幕戦の予選が,富士スピードウェイで行われました。ポールを獲得したのは,mobilecast IMPULのB.トレルイエでした。2番手にチームメイトの松田次生が,3番手に同じIMPULの本山哲が入り,前日のフリー走行に続いてIMPUL勢のトップ3独占となりました。今シーズンからトヨタとホンダのエンジンが登場したFNですが,今回の予選を見ると,1位から9位までをトヨタエンジンユーザーが占めています。事前に行われた合同テストでも,トヨタエンジンの方が上位を独占することが多く,エンジン競争をしないという建前をホンダ側はとっていますが,果たしてユーザーがそれを容認するかどうかやや疑問が残ります。
☆38年ぶり(F1)
○第3戦オーストラリアGPの予選が行われ,ホンダのJ.バトンがポールポジションを獲得しました。今シーズンからワークスとして参戦しているホンダですが,ホンダワークスのポール獲得は,1968年のイタリアGP以来,何と38年ぶりとなります。2番,3番グリッドは,今シーズンも好調のルノー勢が占め,G.フィジケラ,F.アロンソの順となっています。今シーズン復活の兆しを見せているフェラーリのM.シューマッハですが,セッション2でノックアウトとなってしまい,11番グリッドからのスタートとなりました。
       
2006・4・1(土)
☆3台とも PARTT(F1)
○第3戦オーストラリアGPが,アルバート・パーク・サーキットで開幕しました。初日は,いつものように午前・午後それぞれ1回ずつフリー走行が行われました。この日の最速タイムを刻んだのは,ホンダのサードドライバーであるA.デビッドソンでした。2,3番手が,それぞれA.ブルツ,R.クビカがマークし,上位3台はサードドライバー占めました。ホンダのレギュラードライバーであるJ.バトンとR.バリチェロは,それぞれ4番手,8番手のタイムをマークし,3台共にトップ10に入っています。それだけに,今日の予選及び明日の決勝が楽しみになってきます。
☆3台とも PARTU(FN)
○今日から日本のフォーミュラカーの最高峰であるFNが,富士スピードウェイにおいて開幕します。それに先駆けて,金曜日に公式合同テストが行われました。ここでトップタイムをマークしたのは,今シーズンmobilecast IMPULに移籍してきた松田次生でした。2番手のタイムは,チームメイトのB.トレルイエでした。3番手のタイムをarting IMPULの本山哲がマークし,上位3台をIMPUL勢が占めました。
  
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