2006・8・31(木)
☆合同テスト(F1)
○トルコでのレースを終え,F1はイタリアのモンツァで2日間にわたる合同テストが行われました。初日は,トルコGPでキャリア初優勝を飾った勢いをそのまま持ってきたかのように,フェラーリのF.マッサがトップタイムをマークしました。2番手のタイムを,テストドライバーであるL.バドエルがマークし,フェラーリのワンツーで初日を終えました。2日目は,合計10回も赤旗が提示されるという状況の中で行われ,BMWザウバーのR.クビカがトップタイムでした。2番手のタイムをG.フィジケラがマークしましたが,クビカとの差はわずかコンマ02秒でした。3番手のタイムは,初日にトップタイムだったF.マッサがマークしています。スーパアグリF1は,2日間とも山本左近がステアリングを握りましたが,両日共に最下位のタイムでした。ただし,初日はトラブルに悩まされ,わずか3周しか走行できませんでしたが,2日目は65周走行することができています。 |
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2006・8・30(水)
☆富士のみ(F1)
○FIAより,来シーズンのレースカレンダー(暫定)が発表されました。それによると,オーストラリアで開幕戦を迎え,ブラジルで最終戦となる全17戦でのシリーズとなっています。日本GPが富士スピードウェイになることは既に決定していましたが,これまで開催してきた鈴鹿サーキットは,例えば「パシフィックGP」というような何らかの形で開催を目指していました。しかし,今回の発表では,鈴鹿の名は入っていません。また,ドライバーからの人気がとても高いスパフランコルシャンでのベルギーGPが復活していますが,ホッケンハイムでのヨーロッパGPと,イタリアのイモラでのサン・マリノGPがカレンダーから外されています。
2007年レースカレンダー(暫定)
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決勝日 |
名 称 |
サ ー キ ッ ト |
第1戦 |
3月18日 |
オーストラリアGP |
アルバートパーク |
第2戦 |
4月 8日 |
マレーシアGP |
セパン |
第3戦 |
4月15日 |
バーレーンGP |
バーレーン |
第4戦 |
5月13日 |
スペインGP |
カタルニア |
第5戦 |
5月27日 |
モナコGP |
モンテカルロ |
第6戦 |
6月10日 |
カナダGP |
ジル・ビルヌーブ |
第7戦 |
6月17日 |
アメリカGP |
インディアナポリス |
第8戦 |
7月 1日 |
フランスGP |
マニクール |
第9戦 |
7月 8日 |
イギリスGP |
シルバーストン |
第10戦 |
7月22日 |
ドイツGP |
ホッケンハイムorニュルブルクリンク |
第11戦 |
8月 5日 |
ハンガリーGP |
ハンガロリンク |
第12戦 |
8月26日 |
トルコGP |
イスタンブール |
第13戦 |
9月 9日 |
イタリアGP |
モンツァ |
第14戦 |
9月16日 |
ベルギーGP |
スパフランコルシャン |
第15戦 |
9月30日 |
中国GP |
上海 |
第16戦 |
10月 7日 |
日本GP |
富士スピードウェイ |
第17戦 |
10月21日 |
ブラジルGP |
インテルラゴス |
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☆続投(MotoGP)
○2003年にドゥカティがGPに復活以来ずっとライディングしてきたL.カピロッシが,来シーズンも続投することが正式にドゥカティより発表されました。これまでのドゥカティのでの戦績は,前回の勝利も含めて全5勝を挙げ,11回の表彰台と7回のポールポジションも獲得しています。既に来シーズンから投入される800ccマシンにも乗り,着々と足場をさらに固めていて,ブリヂストンタイヤの開発状況から考えても,カピロッシがチャンピオン争いに絡んでくることが十分に予想されます。なお,チームメイトについては,今回の発表ではなされませんでした。通常で考えれば今シーズンと同じS.ジベルノーとなるのでしょうが,ルーキーながらも活躍しているC.ストーナーをドゥカティが欲しがっているのも事実。ただし,ホンダやヤマハなど他のメーカーも黙っていませんので,カピロッシのチームメイトが明らかになるのはしばらく先になるのかもしれません。 |
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2006・8・29(火)
☆親子3代(IRL)
○第13戦ソノマでの決勝レースが行われ,AGR(アンドレッティ・グリーン・レーシング)のマルコ・アンドレッティが初優勝を飾りました。今シーズンからIRLシリーズにフル参戦を開始したルーキードライバーですが,皆さんご存知のように,彼はAGRのオーナーもあるマイケル・アンドレッティの息子です。マイケルといえば,元F1チャンピオンでもあるマリオ・アンドレッティの息子です。つまり,マルコの優勝により,親子3代にわたるインディーカーシリーズウィナーが誕生したことになります。今回の彼の優勝は,こうした親子3代という側面だけでなく,彼はまだ19歳ですので,史上最年少優勝者ということにもなります。 |
☆首位陥落(BSB)
○第11戦の決勝レースが,キャドウェルパークで行われました。ここまでランキングトップをいくホンダの清成龍一は,レース1で3位表彰台を獲得したものの,レース2では無念のリタイアを喫してしまいました。清成とランキング争いをしているドゥカティのL.ハスラムとG.ラビッラですが,ハスラムが2位と1位,ラビッラが1位と2位というように,どちらも好成績を収めました。これによりランキングトップの座には,清成に替わってハスラムがつきました。また,ランキング2位にラビッラが浮上し,清成は一挙にランキング3位に転落してしまいました。BSBは,あと2大会4レースしか残っていません。トップハスラムとのポイント差は26点。もちろん逆転可能なポイント差ではありますが,ハスラムが確実に表彰台を獲得していく走りを展開したときには難しいのも事実。やはり終盤戦でのリタイアは,かなり苦しい展開につながることになります。もっとも,ハスラムやラビッラが,これからの4レースの中で無得点のレースを演じないとも限りませんけどね・・・。 |
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2006・8・27(日)
☆混戦か(JRR)
○鈴鹿8耐がある関係から3ヶ月もの長い夏休みになっていたJRRですが,ようやくそれが明け,第5戦が開幕しました。舞台となっているのは,宮城県にあるスポーツランドSUGOで,初日は各クラスの予選が行われました。最高峰のJSB1000クラスは,10月にもてぎで開催されるMotoGPの日本GPに,スズキのワークスマシンを駆ってスポット参戦が決まっている秋吉耕祐が,最速タイムをマークして今季2度目のポールを獲得しました。2,3番手のタイムをマークしたのは,それぞれ伊藤真一,辻村猛の8耐ウィナーコンビでした。予選9番手の中須賀克行までが1秒以内となっていて,決勝レースも混戦が予想されます。
ST600クラスは,カワサキの酒井大作が,コースアウトしそうになるほどの渾身のアタックを見せ,自身が昨年出したコースレコードを1秒以上更新するタイムを出してのポールを獲得しました。スポット参戦となっている元GPライダーの新垣敏之が,前日のフリー走行から好調な走りを見せていて,予選でも2番手のタイムをマークしました。現在ランキングトップを行く渡辺篤は,セッション中にバックストレートで鳥に接触するという珍しいアクシデントを経験しながら,最終的に3番グリッドを獲得しています。
GP250クラスは,今シーズン一人勝ち状態の横江竜治が,今回も最速タイムをマークし,地元でのレースでポールを獲得しています。果たして決勝レースで誰が横江に今季初黒星をつけるのでしょうか?
GP125クラスは,参加台数が全50台という中で予選が行われ,なかなかクリアラップが取れない状態での予選となりました。そのような状況で生きてくるのが,ベテランの経験です。ヤマハのマシンを駆るベテランライダーの井出敏男が,昨年のオートポリス以来約1年ぶりとなるポールを獲得しました。2番手のタイムは,現在ランキングトップをいく中学生ライダーの中上貴晶がマークしています。
GP−MONOクラスは,ポールを古川真一が,セカンドグリッドを山下祐が獲得しましたが,その差はわずかコンマ006秒でした。 |
☆2戦連続(FN)
○第6戦が富士スピードウェイで開幕し,初日は予選が行われました。午前中に行われた予選1回目から好調な走りを見せていたARTAの木暮卓史が,午後からの2回目のセッションも制し,前戦のオートポリスでのレースに引き続いて2戦連続となるポールを獲得しました。木暮のチームメイトである金石年弘が一時期2番手につけていて,ARTAのフロントロー独占かと思われましたが,本山哲とB.トレルイエのIMPUL勢がそこに割って入り,上位4台をARTAとIMPULが仲良く2台ずつ分け合う形となりました。 |
☆初ポール(F1)
○第14戦トルコGPの予選が行われ,フェラーリのF.マッサが,自身通算66戦目にして初のポールを獲得しました。2番手のタイムは,チームメイトのM.シューマッハがマークし,フェラーリのフロントロー独占となりました。マスダンパー使用禁止による影響が心配されているルノー勢ですが,ランキングトップをいくF.アロンソが3番手,G.フィジケラが4番手のタイムをマークし,影響の少なさをアピールする形となりました。このレースから新しいフロントサスペンションを投入してきたスーパーアグリF1の佐藤琢磨でしたが,シャーシ関連の大きなトラブルによってハンドリングに影響が出てしまい,チームメイトの山本左近より遅い最下位のタイムでの予選となってしまいました。 |
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2006・8・26(土)
☆19歳(F1)
○第14戦トルコGPが,イスタンブールパーク・サーキットで開幕し,初日は午前・午後にそれぞれフリー走行が行われました。この日のトップタイムをマークしたのは,BMWザウバーのルーキードライバーであるであるS.ベッテルでした。サードドライバーとして初めてF1に登場したにもかかわらず,いきなりトップタイムというデビューを飾りました。しかも,年齢は何と19歳!!今後が楽しみな逸材が,もう一人現れた感じです。2番手のタイムをマークしたのは,フェラーリのF.マッサでした。3,4番手が,ホンダのマシンを駆る前戦の勝者J.バトンとA.デビッドソンでした。マスダンパーが使用禁止となり,タイムが注目されたルノー勢ですが,F.アロンソが12番手,G.フィジケラが18番手でした。これだけでみると,やはり禁止措置の影響を受けている感じがしてきますね。 |
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2006・8・25(金)
☆昇格か(F1)
○今シーズンは,元F1チャンピオンのK.ロズベルグの息子であるN.ロズベルグがF1にフル参戦を開始して話題となりました。来シーズンは,ロズベルグと同時期に活躍した元F1チャンピオンの息子がF1に進出しそうです。それは,N.ピケの息子であるN.ピケJrです。現在F1への登竜門となっているGP2にフル参戦している彼ですが,フランスでの報道によると,来シーズンはルノーのサードドライバーになるのではないかというのです。スーパーアグリF1やミッドランドF1といった下位チームでレースドライバーとなるという選択肢もあるようですが,下位チームでやるより,サードドライバーという立場ではあっても,上位チームでやる方がいいという選択肢の方を採るようです。もしそうなった場合,現在ルノーのサードドライバーであるH.コバライネンが,そのままレギュラードライバーへと昇格しそうです。今シーズンは,F.アロンソ&G.フィジケラという体制のルノーですが,フィジケラは残留,アロンソはマクラーレンに移籍ということが既に決定しています。そのアロンソの後釜に,コバライネンがなりそうな感じのようです。ただ,不確定要素もあって,アロンソがマクラーレンに行くのと入れ替わるようにして,現在マクラーレンのK.ライコネンがルノーに移籍するのではないかという観測もあります。もっとも,来季のマクラーレンが,ライコネン&アロンソという体制もなくはないのも事実です。こうした様々な憶測を生む大きな原因が,フェラーリのM.シューマッハの去就が未定ということです。9月10日に決勝が行われるイタリアGPの期間中にはその去就(引退?残留?移籍?)が明らかにされるという噂ですので,まずはそれを待つしかないようです。 |
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2006・8・24(木)
☆使用禁止(F1)
○国際控訴裁判所の裁定により,ルノーが昨シーズン後半から使用してきた『マスダンパー』の使用が禁止されることになりました。このシステムは,縁石でのタイヤの振動による影響を低減してくれるものなのですが,レギュレーションで禁止されている空力に影響を与えるような可動性のパーツが組み込まれているとされました。そのため,一旦FIAがこのシステムを禁止。しかし,ドイツGPのスチュワードが,ルノーの主張を認めてこのシステムを許可。これを不服としたFIAが,パリにある国際控訴裁判所に訴えていました。そこでの審理の結果,最終的に使用禁止となったのです。このシステムのおかげで,ルノーのマシンは,1周あたりコンマ3秒からコンマ5秒ほど速くなっていたと言われています。ルノーのF.アロンソとフェラーリのM.シューマッハとの間でチャンピオン争いが繰り広げられていますが,この争いに大きな影響を与えそうな今回の決定となりました。(ちなみに,「フェラーリとマクラーレンがこのシステムに対してクレームを出していた」というような噂もあります・・・。) |
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2006・8・23(水)
☆2日連続(MotoGP)
○ブルノでの合同テスト2日目が行われました。この日はあいにく雨の影響があったりして,カワサキやダンロップ勢などのように初日でテストを切り上げるチームが出ました。そのような中でトップタイムは,前日に引き続いてヤマハのV.ロッシがマークしました。2番手のタイムが,チェコGPで圧勝したドゥカティのL.カピロッシ,3番手が逆にチェコGPが今季ワーストリザルトとなったホンダのN.ヘイデンでした。日本人ライダーは,ブリヂストンタイヤ及びドゥカティの開発ライダーである伊藤真一が9番手のタイムをマークしています。なお,昨日のこのページで,「ヤマハの来季型800ccマシンの走行はなかったようだ」(その部分の記述は削除済み)とお伝えしましたが,これは大きな誤りで,ロッシのライディングによりテスト初日にシェイクダウンがなされていました。ただし,わずか4周の走行だけで,タイムの発表もありませんでした。2日目は,天候の関係があったりして,走行は見合わせたようです。 |
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2006・8・22(火)
☆一般病棟へ(チャンプカー)
○今月初めに行われたテストで,鹿と衝突して頭部に深刻な怪我を負った元F1ドライバーのC.ダ.マッタですが,この数日間で容体が回復していき,集中治療室から一般病棟に移されたとのことです。ただし,まだ意識が戻っているわけではなく,会話もできない状態は続いているとのことです。しかし,命の危機は脱したと言えるのかもしれません。チャンプカーのメディカルディレクターによると,今後はリハビリに関する計画を立てていくとのことです。 |
☆引き続き(MotoGP)
○ドゥカティのL.カピロッシの圧勝に終わった第12戦チェコGPですが,その会場となったブルノ・サーキットにおいて,2日間にわたる合同テストが始まりました。その1日目のテストが終了し,チェコGPでポールを獲得したヤマハのV.ロッシがトップタイムをマークしました。2番手のタイムは,チェコGPで今季自己ワーストリザルトである9位に終わったホンダのN.ヘイデンでした。ウィナーだったカピロッシは,今季型マシンである990ccのGP6と,来季型マシンとなる800ccのGP7のどちらにも乗り,GP6が7番手,GP7が18台中の17番手でした。 |
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2006・8・21(月)
☆完勝(SGT)
○第6戦『インターナショナルポッカ1000q』の決勝レースが,鈴鹿サーキットで行われました。GT500クラスは,ポールからスタートしたB.トレルイエ&星野一樹&J.デュフォア組のフェアレディZが,スタートから一度もトップの座を明け渡すことなく,見事ポールトゥーフィニッシュを達成しました。ポールポジション,優勝,レース中の最速タイム全てを獲得するという完勝でした。今回の勝利ですが,フェアレディZとしては今季初優勝,IMPULとしては04年最終戦以来の優勝となります。2位には,同じくフェアレディZを駆るNISMOのM.クルム&R.ライアン&F.カルボーン組(結局カルボーンは出走せず)が入り,ニッサンのワンツーでした。耐久レースの経験が豊富なニッサンですが,その歴史が生きたのか,トップ10のうち4台がフェアレディZでした。唯一完走できなかったのがニッサンのエースチームである本山哲&松田次生&井出有治組でしたが,これは,井出が危険行為からドライブスルーペナルティを受けているにもかかわらず,それを示すサインを見落として走り続けたために失格になるということが原因です。どうやら無線の調子が悪かったということがあったようですが,ピットサインやオフィシャルが提示する旗などのサインを見るのは基本中の基本。とてもプロのドライバーとは言えないようなミスを犯したと言われても仕方のない凡ミスでした。
GT300クラスは,ポールからスタートした竹内浩典&嵯峨宏紀&澤圭太組のセリカが序盤から優位なレースを展開し,こちらも見事ポールトゥーフィニッシュを達成しました。彼らが使用している韓国のクムホタイヤにとって,これがGT初勝利となります。もちろん,韓国製のタイヤがGTを制するのも初めてです。2位には,ここまでランキングトップにもかかわらず,ディレクシブ・モータースポーツとしては最後のレースとなってしまう密山祥吾&谷口信輝組が入りました。なお,ディレクシブとしては最後でも,密山たちは何とか新たな道を見つけ,参戦を継続する予定のようです。どなたかスポンサーになってみませんか?するとチャンピオン獲得の栄誉を手にすることができそうですよ!? |
☆独走(MotoGP)
○チェコGPの決勝レースが行われ,最高峰のMotoGPクラスは,ドゥカティのマシンを駆るL.カピロッシがホールショットを奪い,そのまま後続を引き離して独走で勝利しました。カピロッシにとっては,シーズン2勝目,最高峰クラス通算6勝目となります。ヤマハのV.ロッシとホンダのD.ペドロサとの間で2位争いが展開され,結局ロッシが2位でチェッカーを受けました。ランキングトップをいくホンダのN.ヘイデンですが,序盤は何とか2位争いに絡んでいたものの,徐々に順位を落としていき,最終的には9位でゴールしました。今シーズンのヘイデンにとって,ここまでの中で一番悪い結果となってしまいました。
250ccクラスは,アプリリアのJ.ロレンゾがポールからスタートして優勝し,見事今季6回目のポールトゥーフィニッシュを達成しました。2位には,ランキング争いでロレンゾを追うホンダのA.ドヴィツィオーゾが入りました。残りの表彰台の一角は,KTMのマシンを駆る青山博一が獲得しました。彼にとっては,今季4回目の表彰台獲得です。
125ccクラスは,ポールからスタートしたKTMのM.カリオと,セカンドグリッドからスタートしたアプリリアのA.バウティスタとの間で激しいトップ争いが展開され,結局バウティスタがわずかコンマ028秒差で勝利しました。 |
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2006・8・20(日)
☆2日連続(MotoGP)
○チェコGPの予選が行われ,MotoGPクラスは,ヤマハのV.ロッシがラストアタックで最速タイムをマークし,今シーズン2回目となるポールを獲得しました。ロッシの最速タイム獲得は,前日のフリー走行に続いて2日連続でした。ドゥカティのL.カピロッシが2番手,KRのK.ロバーツJrが3番手のタイムをマークしています。ロバーツJrのフロントロー獲得は,3戦連続で今季4回目となります。ここまでポイントランキングトップのN.ヘイデンは,4番手の位置からのスタートとなりました。
250ccクラスは予選2日目が行われ,暫定ポールだったアプリリアのJ.ロレンゾが,この日も最速タイムをマークして,4戦連続今季8度目のポールを獲得しました。2番手がホンダのA.ドヴィツィオーゾ,3番手がKTMの青山博一となっています。なお,ポールを獲得したロレンゾですが,来シーズンもアプリリアのマシンを駆って250ccクラスに参戦することが発表されました。
125ccクラスは,ランキング2位をいくKTMのM.カリオがポールを獲得しました。2番手が,カリオに遅れることコンマ025秒差でランキングトップのA.バウティスタでした。前日に暫定ポールを獲得した地元チェコ人ライダーであるデルビのマシンを駆るL.ペセックは,トップからコンマ1秒弱遅れの3位でした。 |
☆初ポール(SGT)
○昨年まで単独のレースとして開催されていた『インターナショナル・ポッカ・1000q』は,今シーズンからSGTの中の一戦に組み込まれ,第6戦として開幕しています。最終グリッドを決めるスーパーラップが行われ,GT500クラスは,カルソニック
IMPUL ZのB.トレルイエ&星野一樹&J.デュフォア組(長距離レースのため,GT500クラスは第6戦だけ3人体制が組まれています。)が最速タイムをマークし,今季初のポールを獲得しました。2番手が織戸学&土屋武士&野田英樹組のECLIPSE
ADVAN スープラ,3番手が伊藤大輔&R.ファーマン&金石年弘組のARTA NSXとなっています。
GT300クラス(今回のこのクラスは,2人体制と3人体制の両方があります。)のポールポジションは,竹内浩典&嵯峨宏紀&澤圭太組のプロμ太陽石油KUMHOセリカでした。韓国のクムホタイヤがポールを獲得したのは,今回が初となります。2番手も,同じくセリカを駆るウェッズスポーツセリカの松田晃司&脇坂薫一組でした。 |
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2006・8・19(土)
☆再開(MotoGP)
○サマーブレイクが明け,第12戦チェコGPがブルノ・サーキットで開幕しました。初日のMotoGPクラスはフリー走行が行われ,ヤマハのV.ロッシがトップタイムをマークしました。4番手のタイムをチームメイトのC.エドワーズがマークしていて,再開したレースでヤマハワークスがまずはいい走りを見せた感じとなりました。2番手のタイムは,カワサキのR.ド.プニエがマークしましたが,チームメイトの中野真矢も暫定の6番手と,カワサキ勢もいい結果となっています。ランキングトップをいくホンダのN.ヘイデンは,午前中のフリー走行はトップタイムだったものの,午後の走行はタイムを更新することができず,11番手で初日を終えています。ただ,通常のフリー走行は,決勝を見据えて決勝用タイヤを用いるのが普通ですが,今回は,予選用タイヤも用いたライダーが結構いたようですので,今回の結果が決勝の参考になるかどうかははっきりと言えません。ちなみに,トップタイムをマークしたロッシは,どうやら予選用タイヤを用いたようです。
250ccクラスは,1回目の予選が行われ,現在ランキングトップをいくアプリリアのJ.ロレンゾが暫定のポールを獲得しました。暫定のセカンドグリッドは,ランキング2位のA.ドヴィツィオーゾが獲得しています。
125ccクラスは,デルビのマシンを駆る地元出身のL.ペセックが暫定のポールを獲得しました。ランキングトップのA.バウティスタは,トップからわずかコンマ04秒遅れの暫定2位につけています。 |
☆1戦増(MotoGP)
○FIMより来シーズンの暫定カレンダーの発表がありました。それによると,今シーズンは全17戦でしたが,来季は全18戦が予定されています。その中で,7月に行われるアメリカGPは,これまでと同様MotoGPクラスのみの開催となります。
2007年レースカレンダー(暫定)
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決勝日 |
名 称 |
サーキット |
第1戦 |
3月17日 |
カタールGP |
ロサイリ |
第2戦 |
3月25日 |
スペインGP |
ヘレス |
第3戦 |
4月22日 |
中国GP |
上海 |
第4戦 |
5月 6日 |
トルコGP |
イスタンブール |
第5戦 |
5月20日 |
フランスGP |
ルマン |
第6戦 |
6月 3日 |
イタリアGP |
ムジェロ |
第7戦 |
6月10日 |
カタルニアGP |
カタルニア |
第8戦 |
6月24日 |
イギリスGP |
ドニントンパーク |
第9戦 |
6月30日 |
オランダGP |
アッセン |
第10戦 |
7月15日 |
ドイツGP |
ザクセンリンク |
第11戦 |
7月22日 |
アメリカGP |
ラグナセカ |
第12戦 |
8月19日 |
チェコGP |
ブルノ |
第13戦 |
9月 2日 |
サンマリノ&リビエラ・ディ・リミニGP |
ミサノ |
第14戦 |
9月23日 |
日本GP |
ツインリンクもてぎ |
第15戦 |
10月 7日 |
オーストラリアGP |
フィリップアイランド |
第16戦 |
10月14日 |
マレーシアGP |
セパン |
第17戦 |
10月28日 |
ポルトガルGP |
エストリル |
第18戦 |
11月 4日 |
バレンシアGP |
リカルド・トルモ |
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2006・8・18(金)
☆契約延長か(F1)
○スペインの若き英雄となっているF.アロンソへの支援を元にルノーのスポンサーとなってきたスペインの通信会社『テレフォニカ』が,同チームとの契約を延長することになりそうです。来季アロンソがチームを去ることになっていますので,スポンサー契約が延長されるのかどうか注目されていましたが,同社としてはF1に残る道を選んだようです。現在ルノーのメインスポンサーは,日本のたばこブランドであるマイルドセブンですが,たばこ広告禁止の流れを受けてスポンサー活動撤退が決まっています。それだけに,今後テレフォニカがルノーのメインスポンサーとなる可能性が高くなってきていると言えるでしょう。 |
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2006・8・17(木)
☆出場&欠場(MotoGP)
○サマーブレイクがあけ,明日から後半戦が始まります。後半戦最初のレースは,ブルノ・サーキットで行われる第12戦チェコGPです。このチェコGPから,開幕戦スペインGPで転倒し,大腿骨骨折などの重傷を負った関口太郎が復帰することになりました。2度の手術やリハビリなどを経て,ようやく戦いの場に還ってくることになったわけですが,今回のレースは様子見といった線が強いようです。もてぎで行われる日本GPまで3戦ありますが,徐々にペースを上げていくといった感じではないでしょうか。次に,今季既に250ccクラスにおいて2勝している高橋裕紀が,鈴鹿8耐の事前テストで負った怪我がまだ治り切れていないようで,今回は欠場することになったようです。乗り方を変えてからいい流れをつくっていただけに,何とも残念な結果となりました。
なお,MotoGPクラスでドゥカティのマシンを駆るS.ジベルノーですが,カタルニアGPで負った怪我から復帰していましたが,ドイツ及びアメリカGPで走行して違和感があり,その結果サマーブレイク中に2度目の手術を受けていました。昨日チェコに向けて検査を受けましたが,医師の診断でまだ復帰できないという結論が出て,今回は欠場することになりました。彼の代役として,ドゥカティのサテライトチームであるダンティーンに所属するA.ホフマンがワークスチームから出場することになりました。これは,ジベルノーが欠場したオランダ及びイギリスGPの時と同じ措置です。 |
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2006・8・16(水)
☆確定(SGT)
○JAFより発表があり,NISMOより提出されていた控訴に対して,JAFのモータースポーツ中央審査委員会が控訴を棄却するという裁定が下りました。これは,第3戦においてトムスに対して出されたペナルティを取り消すという裁定を不服として,NISMOがその裁定取り消しを求めて提出されていたものです。今回の決定により,これまで暫定扱いだった第3戦のGT500クラスのリザルトが確定したことになります。 |
☆離脱(F1)
○F1に参戦している自動車メーカー系5チーム(メルセデス,BMW,ホンダ,トヨタ,ルノー)でGPMAという組織をつくっていますが,この度トヨタが離脱することを発表しました。トヨタの発表によると,本来GPMAはF1マシンの技術的な検討をする組織だったものの,最近では運営上のことに焦点が当たっているという認識があったようです。組織そのものへの認識のずれがあると,組織の足を引っ張りかねないという判断から,今回の離脱につながったようです。ただ,GPMAそのものの価値は十分尊重しているようですし,将来的な対話は持ち続けると言うことですから,場合によっては復帰するという可能性も残されているようです。 |
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2006・8・13(日)
☆転向か(F1)
○M.ウェーバーのレッド・ブル移籍決定に伴い,同チームの来シーズンのシートを失ったC.クリエンの動向についていくつかの噂が出ています。エネルギー飲料メーカーであるレッド・ブルの支援を受けている彼ですが,その関係から,レッド・ブルのセカンドチームであるトロ・ロッソへ移籍するのではないかという観測が出ていました。ところが,トロ・ロッソ側はこのことを明確に否定。ますますF1での移籍先を見つけるのが困難になってきています。これは,やはり2シーズンの間でそれほどいい成績を収められなかったことが影響しているようです。一部の報道によれば,レッド・ブルからは,アメリカのチャンプカーシリーズか,ドイツのDTMへの転向のオファーを受けているとのことです。恐らくそれほど遠くない時期に,来シーズンについての発表がなされるのではないかということです。 |
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2006・8・12(土)
☆撤退(SGT)
○国内外でモータースポーツ活動を展開してきたディレクシブが,海外やFNなどから撤退することは先日お伝えしました。ただ,SGTについては,これまでどおり継続参戦ということでした。しかし,9日にリリースがあり,20日に鈴鹿サーキットで行われる第6戦をもって同シリーズからも撤退することが発表されました。ここまでVEMAC
RD320Rのステアリングを,密山祥吾&谷口信輝ペアが握ってGT300クラスに参戦してきました。第5戦終了段階では,チーム及びドライバーの両ランキングでトップに立っています。それだけに,とても残念な決定と言えます。ただ,具体的な発表はなかったものの,第7戦以降も両ドライバーが継続参戦できるよう,何らかの対策は取るようです。 |
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2006・8・11(金)
☆安全システム(F1)
○スイスの報道機関によると,新しい安全システムがつくられ,既にトロ・ロッソがドイツGPにおいてそのシステムを試したそうです。このシステムは,コースの状況に応じてコックピットの中のセーフティーライトを明るく照らしてくれるもののようです。例えば,追い越し禁止を表す黄旗が降られているときにはイエローのランプがつき,レース中止を表す赤旗が振られているときにはレッドのランプが点灯するといった感じだそうです。これだと確かに旗の見落としが減る可能性が高くなりますので,安全性が高められますし,旗の見落としによるペナルティも同様に減ることになります。チームやドライバーにとっては,歓迎できるシステムなのは間違いないでしょうね。 |
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2006・8・10(木)
☆原因(F1)
○J.ビルヌーブのチーム離脱に伴い,先日行われたハンガリーGPからBMWザウバーより参戦したのがR.クビカでした。そのデビュー戦は,雨により様々なアクシデントが発生しましたが,その混乱を何とか乗り切り,見事7位でチェッカーを受けました。しかし,レース後の車検で2sの重量不足が判明。これにより,失格という憂き目にあいました。その重量不足ですが,どうやらタイヤ摩耗が原因だったようです。ピットインの際,ドライとウェットの中間とも言えるインターミディエイトタイヤを装着してコースイン。最後のピットインでは,そのタイヤを履いたままタイヤ交換なしで再度コースインしました。結局,その1セットで50周近く走ったことになり,そのことが思わぬ重量不足となったようです。ただ,これはドライバー本人には何ら責任がなく,難しい状況の中でのデビューレースを,結局失格になったとはいえ見事入賞圏内の順位で走りきったことは,十分チームの中で評価されているのではないでしょうか。 |
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2006・8・9(水)
☆原因(F1)
○ホンダのJ.バトンの見事な優勝で終わったハンガリーGPですが,トップ走行中にリタイアとなったルノーのF.アロンソについて,その原因が明らかとなりました。テレビでのF1中継をご覧になった方はおわかりのように,ドライブシャフトの破損という情報がテレビの中でも伝えられていました。しかし,レース終了後に点検した結果,ホイールナットにその原因があったことが分かったのです。ナットが外れないような安全装置があるのですが,2回目のピットインの際その装置がうまく解除されず,そのことが原因となってホイールナットを正しく装着できなかったため,ピットアウト直後にナットが外れてしまうというトラブルになったようです。メカニカルトラブルによるリタイアが極端に少なく,参加車両の中でも抜群の信頼性を備えたルノーとは言っても,やはりどこかに落とし穴があるものですね。 |
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2006・8・8(火)
☆離脱(F1)
○先週末に行われたハンガリーGPを欠場したJ.ビルヌーブですが,欠場の理由としてドイツGPでのクラッシュの影響とされていました。ところが,実際にはそうではなく,BMWザウバーとの契約が関係していたようで,この度ビルヌーブ側から発表があり,ハンガリーGP以降チームを離脱することになりました。これは,今回代役を務めたR.クビカを,来シーズンを見据えて起用しようとするBMW側の考えがあった影響のようです。なお,今後のビルヌーブについては,今回の発表の中で触れられていませんでした。年齢のことなどを考えると,このままF1のシーンから姿を消す可能性も低くはないのかもしれません。 |
☆移籍(F1)
○ハンガリーGP前に来シーズンのウィリアムズのドライバーラインナップが発表され,M.ウェーバーがシートを失うことが明らかとなっていました。この度レッドブルから来シーズンのドライバーについて発表があり,D.クルサードの残留と,ウェーバーの移籍が明らかとなりました。クルサードの残留は,やはりモナコGPでの表彰台獲得が大きかったようです。また,今シーズンのもう一人のドライバーであるC.クリエンについては,シート喪失がほぼ確実視されていましたし,ウェーバーは実績や実力共にクリエンを凌ぐ存在ですので,今回の発表は妥当な線と言えます。 |
☆初優勝(SBK)
○先週末に第8戦の決勝レースが,イギリスのブランズハッチで行われ,レース2においてヤマハの芳賀紀行が今シーズンの初優勝を飾りました。ちなみにレース1では,3位表彰台を獲得しています。現在ランキング2位につけている芳賀ですが,ランキングトップを行くドゥカティのT.ベイリスとのバトルとなり,激しいプッシュを受けながらもベイリスを抑えきっての勝利となりました。先日行われた鈴鹿8耐は,C.エドワーズと組んで優勝の期待をおっていたものの,エドワーズが走行していたレース序盤でのリタイアにより,結局1周もしないまま終わってしまっていました。今回の勝利は,その鬱憤を晴らした感じとなったのではないでしょうか。 |
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2006・8・7(月)
☆39年ぶり(F1)
○第13戦ハンガリーGPの決勝レースが行われました。チャンピオン争いをしているフェラーリのM.シューマッハとルノーのF.アロンソが,前日の予選で共に2秒加算のペナルティーを受けるという波乱がありましたが,決勝レースでも雨による波乱がレース結果に大きな影響を与えました。これまでのハンガリーGPは,常にドライでレースが行われてきましたが,開催21年目にして初のウェットレースとなりました。序盤は,ポールからスタートしたマクラーレンのK.ライコネンがトップを快走。しかし,27周目にV.リウッツィに追突するというアクシデントが発生してリタイア。その後は,アロンソがトップを走行していましたが,徐々にタイムアップを果たしたのがホンダのJ.バトンでした。51周目にアロンソがタイヤ交換をしましたが,その直後に右リアタイヤのトラブルが発生し,クラッシュしてリタイアを喫してしまいました。トップに浮上したバトンはそのまま逃げ切り,見事自身初優勝を飾りました。ホンダとしては,ワークスチームでの優勝が実に39年ぶりということになりました。アロンソがリタイアしたので,ポイントを詰めるチャンスの訪れたシューマッハですが,タイヤと路面があわず,終始不安定なレースを強いられました。兄弟での接触があったり,ラップ遅れになった(ライコネンのクラッシュによるセーフティーカー出動のおかげで,ラップ遅れから解放されています)りもし,残り2周となったところでトラブルからリタイアとなりました。ただ,リタイアはしたものの,完走扱いの9位というリザルトとなりました。ところが,7位でチェッカーを受けたBMWザウバーのR.クビカのマシンの重量をレース終了後に量ってみると,規定より2キロ軽いことが判明し,7位を剥奪されることになりました。この結果,9位チェッカーのシューマッハが順位を一つあげることとなり,貴重な1ポイントを獲得しました。佐藤琢磨は,トップから5ラップ遅れではあるもののSA06で初の完走を果たし,13位というリザルトが残っています。 |
☆6年ぶり(FN)
○第5戦の決勝レースが,我が大分県のオートポリスで行われました。午後からの雨が心配されましたが,場所によってはごくまれに1,2滴雨が落ちると言った程度で済み,終始完全ドライでのレースとなりました。ピットインのタイミングの関係で,中盤以降しばらくの間は,PIAA
NAKAJIMAのL.デュバルがトップをでしたが,実際にはIMPULの松田次生とARTAの金石年弘の争いでした。デュバルが2回目のピットインをした直後の1コーナーでクラッシュしてリタイアをしたため,金石と松田の争いが本格化。レースの大半で金石が前を走っていましたが,残り16周となった49周目に松田が金石をパス。そのまま松田がトップの座を守って優勝しました。松田の優勝は,2000年以来実に6年ぶりでした。 |
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2006・8・5(土)
☆焦りからか?(F1)
○第13戦ハンガリーGPがハンガロリンクで開幕し,初日はフリー走行が行われました。この日のトップタイムは,フェラーリのセカンドドライバーであるF.マッサがマークしました。前戦から新型マシンSA06を投入しているスーパーアグリF1は,佐藤琢磨が一時期13番手のタイムをマーク。最終的には17番手のタイムとはなりましたが,これまでのレースを考えると,十分な成果が出ていると言えるでしょう。そのフリー走行ですが,ある事件が発生しました。現在ランキングトップのF.アロンソが,レッドブルのテストドライバーであるR.ドーンボスのブロックにあったとして走行中猛烈に抗議。前に出るとマシンを大きく揺らしたり,スロー走行をしたりしました。幸いにもこの時は何事も起きなかったのですが,このアロンソの行為は,無意味かつ危険な行為だとして今日行われる予選でペナルティが課せられることになりました。その内容は,予選の全てのラップタイムに2秒加算というものです。抜き所の少ないハンガロリンクだけに,予選順位はとても重要なものとなります。それだけに,アロンソは後方グリッドからのスタートとなる可能性が大となりました。一時期は連続チャンピオンに向けて順調でしたが,このところフェラーリのM.シューマッハの復活劇が演じられるようになり,11ポイント差まで詰め寄られてきています。今回のこの行為は,アロンソの焦りの現われなのでしょうか? |
☆祈回復(チャンプカー)
○02年にトヨタのマシンを駆ってCARTチャンピオンを獲得し,その翌年トヨタからF1にデビューしたC.ダ.マッタですが,現在はルースポーツからチャンプカーシリーズに参戦しています。その彼は,3日にウィスコンシン州にあるロードアメリカでテストを行っていました。そこでの走行中に何と鹿が出現し,激突するという事故が発生しました。このアクシデントで頭部に負傷を負ってしまい,ヘリコプターで搬送された後に緊急手術がなされました。しかし,容態は深刻で,現段階までは意識不明の状態が続いているという情報しか入ってきていません。ぜひ死の淵から生還してほしいものです。 |
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2006・8・4(金)
☆1戦増?(FN)
○先日,来シーズンの開催申請状況が明らかとなりましたのでお伝えします。それによると,閉鎖されたMINEサーキットに替わって今シーズン開催されるオートポリスでのレース(今週末です。是非皆さんご観覧ください!!)が,今回の開催申請の中に入っています。また,今シーズン外れていた岡山国際サーキット(旧TIサーキット英田)でのレースも,申請の中に入っています。これにより,申請通り行くとすれば,今シーズンは全9戦でのレースでしたが,来シーズンは全10戦ということになります。なお,申請は以下の表のようになっています。
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決勝日 |
開催サーキット |
第1戦 |
4月 1日 |
富士スピードウェイ |
第2戦 |
4月15日 |
鈴鹿サーキット |
第3戦 |
5月20日 |
ツインリンクもてぎ |
第4戦 |
6月17日
(or10日) |
岡山国際サーキット |
第5戦 |
7月 8日 |
鈴鹿サーキット |
第6戦 |
8月 5日 |
オートポリス |
第7戦 |
8月26日 |
富士スピードウェイ |
第8戦 |
9月16日 |
スポーツランドSUGO |
第9戦 |
10月28日 |
ツインリンクもてぎ |
第10戦 |
11月18日 |
鈴鹿サーキット |
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2006・8・3(木)
☆復帰(F1)
○ウィリアムズより,来シーズンのドライバーラインナップが発表されました。今シーズンは,M.ウェーバー&N.ロズベルグという体制でしたが,ロズベルグは残留したものの,ウェーバーはチームを去ることになりました。替わってシートに座ることになったのは,テストドライバーを務めていたA.ブルツです。ブルツがレギュラードライバーを務めるのは,2000年のベネトン以来となります。来シーズンからトヨタエンジンとなるウィリアムズですが,名門チームが以前のような輝きを取り戻せることができるか,彼らのパフォーマンスがとても重要になります。なお,シートを失ったウェーバーの来季についてですが,今回の発表の中では触れられていませんでした。 |
☆欠場(F1)
○2週連続開催となるF1ですが,前戦のドイツGPで激しいクラッシュ劇を演じたBMWザウバーのJ.ビルヌーブが,今週末に行われるハンガリーGPを欠場することになりました。代役で出場することになったのは,サードドライバーを務めているR.クビカです。彼はポーランド人ドライバーですが,今回の代役出場は,ポーランド初のGP出場ドライバーと言うことになります。なお,ビルヌーブがいつ復帰するかについての発表は,今回の中ではおこなわれていません。 |
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2006・8・2(水)
☆撤退&参戦(FN)
○ディレクシブ・モータースポーツより発表があり,シーズン途中ではあるものの,FNから撤退することになりました。同チームは,アキヤマホールディングスの支援及び指示を受けて活動をしてきていました。アキヤマホールディングスの目標は,F1への進出(元F1ドライバーの中で日本人にとても馴染みのある一人であるJ.アレジをシニアエグゼクティブディレクターに迎え入れて活動していました。)でしたが,エントリー数の制限によりその夢を叶えることができず,方針転換を迫られていました。その結果,海外での一切の活動をやめることとなり,その影響で今回の撤退劇となったようです。ただし,SGTについては,これまでどおり活動を継続していくことも発表されています。
撤退するチームがあれば,新たに参戦するチームも出てきました。海外ではGP2やフォーミュラアジアV6・バイ・ルノーに,国内では全日本F3に参戦しているEMSマネージメントが,平中克幸をドライバーに迎え,今週末にオートポリスで行われる第5戦から出場することになりました。今シーズンの平中ですが,第3戦まではDoCoMo
DANDELIONから出場していましたが,前戦の第4戦からF1での活動の場を失った井出有治と交代することになり,FNでのシートを失っていました。そして,結局1戦のみの欠場で再びFNに還ってきたことになります。 |