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2006・2・28(火)
☆3カ所で(F1)
○開幕まで2週間を切ったF1ですが,開幕前最後のテストが,スペインのバレンシア,イタリアのムジェロ,イギリスのシルバーストンの3カ所に分かれて始まりました。ムジェロはフェラーリが単独で,シルバーストンは新興チームであるミッドランドF1とスーパーアグリF1がテストを行います。一番の中心はバレンシアで,開始日にずれがあるものの,ルノー,マクラーレン,ウィリアムズ,ホンダ,トヨタ,レッドブルの6チームが参加しています。ちなみに,バレンシアでの初日のトップタイムは,今シーズンからF1にステップアップしてきたウィリアムズのN.ロズベルグ(皆さんご存じのK.ロズベルグの息子)でした。
    
2006・2・27(月)
☆日本人同士で(SBK)
○2輪レースの開幕を告げるように,SBKが早くも開幕しました。第1戦は,カタールのロサイル・サーキットで行われました。その第1レースでは,芳賀紀行と加賀山就臣の日本人ライダーによるトップ争いがありました。しかし,そのバトルが,最終ラップで両者転倒というアクシデントとなってしまいました。その結果,トップでチェッカーを受けたのは,ホンダのJ.トスランドでした。第2レースは,第1レースで転倒した芳賀紀行が,3位表彰台を獲得しました。トップ争いは,昨年のチャンピオンであるT.コーサーと,元チャンピオンで,今シーズンSBKに復活したT.ベイリスの争い(どちらも"コーサー"という名前で,しかもオージーライダー)となり,最終的にはコーサーの方がトップチェッカーを受けました。
併催で行われているWSSは,昨年のチャンピオンであるホンダのS.シャルパンティアが第1戦を制しました。唯一の日本人フル参戦ライダーである藤原克昭は,転倒を喫し,両手首骨折という重傷を負ってしまいました。一日も早く回復するといいですね。
      
2006・2・25(土)
☆増加傾向(FN)
○記者発表会が行われ,今シーズンの参戦体制が明らかとなりました。それによると,今シーズンからトムスとディレクシブが新たに参戦することになりました。トムスに関しては,FNの前身であるF3000シリーズの時には参戦していたのですが,FNになってからは初参戦です。ドライバーは,A.ロッテラーと土屋武士となっています。ディレクシブについては,SGTシリーズと同様に密山祥吾がステアリングを握りますが,後もう1台については,まだ未定となっています。これまでの参戦チームにも様々なニュースがあります。昨年のチャンピオンに輝いた本山哲ですが,その時は1台体制(実質的にはIMPULの3台目)での参戦でした。今年は,チームメイトとして星野一樹(ご存じのように,IMPULのチームオーナーである星野一義の息子)がステアリングを握ることになりました。元チャンピオンの高木虎之介ですが,昨年は形として独自のチームから1台体制での参戦でしたが,今年はTEAM LeMansからの参戦となります。チームメイトは,片岡龍也です。
☆名乗り(FN)
○MINEサーキットの閉鎖により,当初全9戦で組まれていたレースカレンダーがどうなるのか心配されていましたが,代替にオートポリスが名乗りを上げました。現在申請段階ではあるものの,もし正式に受理されれば,予定通り全9戦での開催となります。岡山以西,とりわけ九州に住む人間にとっては,MINE閉鎖によりフォーミュラレースを観る機会が失われることになっていただけに,今回のニュースは絶対に実現してもらいたいことです。
    
2006・2・24(金)
☆独占(SGT)
○鈴鹿サーキットにおいて,2月22・23日の2日間にわたって行われた合同テストが終了しました。2日目は,前日からの雨の影響で半乾きの状態でのスタートとなりましたが,お昼頃からは好天に恵まれました。ニスモZ(23号車)を駆る本山哲が,コースオフを喫してマシンを破損。その修復のため,午前中の走行ができないというアクシデントがありました。また,今シーズンからトヨタが投入するSC430のテスト車を駆っていた脇坂寿一も,お昼前頃に2コーナーでコースオフ。こちらはマシンの損傷が激しく,午後からの走行がキャンセルとなってしまいました。そのような中,冒頭でお伝えしたアクシデントに見舞われた本山が,午後からの走行でこの日のトップタイムをマークしました。ちなみに,23号車は,初日もトップタイムでした。ニスモZの22号車を駆るM.クルムが,同じく午後からの走行で2番手のタイムをたたき出し,ニッサンのワンツーとなっています。3番手のタイムは,午前中の走行で出した伊藤大輔が駆るホンダNSXでした。なお,国内での初走行となったマセラティMC12は,初日がトップから4秒以上遅れた12番手,2日目がトップから2秒半ほど遅れの11番手でした。
     
2006・2・23(木)
☆初走行(F1)
○バルセロナでの合同テスト2日目が行われ,スーパーアグリF1の井出有治が初めての走行を行いました。前日は佐藤琢磨のみの走行で,しかもトラブルによりほとんど走行できないという状態でした。しかし,2日目は,最終的にはギヤボックス関連のトラブルが発生してしまったものの,40周以上走行することができました。なお,3日目となる最終日は,再び琢磨がステアリングを握る予定のようです。
☆復活(FN)
○鈴木亜久里が代表を務めるARTAが,今シーズンの活動体制を発表しました。今年も様々なカテゴリーにサポート体制を敷く同プロジェクトですが,3年ぶりにFNに復帰することも発表されました。それによると,FNのチーム代表は,このプロジェクト立ち上げの段階からドライバーとして参加してきた金石勝智が就任しました。ドライバーには,その勝智の従兄弟である金石年弘と,今シーズンPIAA NAKAJIMAより移籍してきた木暮卓史の2名が起用されました。
     
2006・2・22(水)
☆初参加(F1)
○今シーズンから初参戦となるスーパーアグリF1が,初めて合同テストに参加しました。場所は,スペインのバルセロナです。ドライバーである佐藤琢磨と井出有治のどちらもサーキットに来ていましたが,初日は琢磨だけがステアリングを握りました。ただし,エンジン関連にトラブルが生じたようで,この日の走行は,わずかとなってしまいました。今回のマシンですが,エアロ関係は暫定的なもので,開幕戦には別のパーツが投入されるようです。つまり,ぶっつけ本番での使用ということになるわけです。
☆2チームに(F1)
○『エネオス』ブランドでおなじみの新日本石油より発表があり,HONDA RACING F1とSUPER AGURI F1の2チームに対して,エンジン及びギヤオイルを供給することになりました。昨シーズンからBARホンダに供給を開始した同社ですが,その契約は新チームに移行しても継続しつつ,新たにスーパーアグリへも供給することになったわけです。
     
2006・2・21(火)
☆大幅な異動(SGT)
○SGTを管轄するGTAより,今シーズンの公式登録リストが発表されました。それによると,GT500クラスが16台,GT300クラスが27台のエントリーとなっています。
GT500クラスは例年に比べて移籍が多く,昨年と変更がなかったのは,昨年のチャンピオンである立川祐路&高木虎之介組,服部尚貴&P.ダンブレック組のトヨタ勢(ただしマシンはスープラからレクサスSC430に変更),伊藤大輔&R.ファーマン組と道上龍&木暮卓史組のホンダ勢の4組のみです。新たな参入組としては,マセラティMC12を駆る荒聖治&J.マグヌッセン組があります。
GT300クラスでは,タレントのヒロミが尾本直史と組んで新規参入します。マシンは,フェラーリです。昨年までGaraiyaを駆っていた新田守男&高木真一組は,マシンをMR−Sに変更しています。
☆体制発表(F1)
○都内のホテルにおいて,HONDA RACINGの2輪,4輪すべての今季モータースポーツ活動の発表会が行われました。その中でF1についても発表がありましたが,今季から新規参入するスーパーアグリF1にも,本家ホンダレーシングF1と同一スペックのエンジン供給となることが正式に明らかとなりました。また,和田社長が,ホンダから12名のスタッフがスーパーアグリに出向していることも明言しました。
     
2006・2・20(月)
☆走行距離(F1)
○11月末から今シーズンに向けての開発テストが世界中のいろいろなサーキットで行われていますが,これまでの通算で最も走行距離を伸ばしているのはホンダのようです。チームのほとんどの株式を買収し,今シーズンから自社所有のチームとして活動を始めたホンダですが,その意気込みの一つの現われが今回の結果なのかもしれません。ちなみに,これまでの総合計は,およそ22000qだそうで,これは,2番手をいくマクラーレンより4000qも多いそうです。シーズン前のテスト結果が,開幕戦からのスタートダッシュにつながるといいですね。
     
2006・2・19(日)
☆初ライド(MotoGP)
○3日間にわたってポルトガルのエストリルサーキットで行われた125ccと250ccクラスの合同テストが,17日に終了しました。今シーズンからKTMに移籍した青山博一にとっては,今回がKTM初ライドになります。250ccクラスの最終日のテスト結果は,アプリリアを駆るA.デアンジェリスがトップタイムをマークしました。2年目となる高橋裕紀は,チームメイトのA.ドビツィオーソに次ぐ3番手のタイムでした。初ライドの青山は,8番手で今回のテストを終了しています。なお,青山のチームメイトで,元125&250ccクラスチャンピオンのM.ポジャーリは,記憶を失うほどの激しい転倒を喫してしまったため,精密検査のための入院をしました。
125ccクラスは,KTM2年目となるJ.シモンが最終日の最速タイムでした。
    
2006・2・18(土)
☆初顔合わせ(SGT)
○14日〜16日の3日間にわたって,鈴鹿サーキットにおいてトヨタ,ニッサン,ホンダ3メーカー合同のテストが行われました。これまでそれぞれのメーカーごとのテストは既に行われていましたが,3メーカー揃ってのテストは今シーズン初となります。天候的には今一歩のところがあり,終日ドライ走行ができたのは初日だけでした。今回のテストで好調だったのは,昨シーズンチャンピオンを逃したニッサン勢でした。今回のテストには,ニスモが06年型を,他のチームが05年型を使用しましたが,3日間を総合しての最速タイムは,05年型のマシンを駆ったB.トレルイエがマークしました。合計4台を投入したホンダ勢は,レースを想定したロングランテストを中心に行いました。初日に2台がコースオフしてマシンが大破するというアクシデントが発生しましたが,これはパワーステアリング関連のテストを行っていたことと関係していたようです。ニッサンやホンダと比べると一歩出遅れた感があったのは,昨年のチャンピオンであるトヨタでした。ただし,今シーズンから新規に投入するレクサスSC430を使用したことも,タイム的に今一歩だったことに影響しているとも考えられます。今回のテストには,3チームがSCを,2チームが昨年のチャンピオンマシンである05年型スープラを投入しました。SC勢の最速タイムとトレルイエのタイムを比べると,2秒弱という大きな差があります。開幕に向けてSCのポテンシャルをどこまで高められるかが,トヨタの大きな課題となりそうです。
    
2006・2・17(金)
☆相性(MotoGP)
○3日間にわたってセパンサーキットで行われた合同テストですが,最終日の走行を終えました。この日は,午後から豪雨に見舞われ,多くのライダーがセッションをキャンセルしました。最終日のトップタイムは,昨年のマレーシアGPの覇者であるドゥカティのL.カピロッシがマークしました。上位7人のうち,ブリヂストンタイヤを履くドゥカティ,カワサキ,スズキ勢が5台入り,このコースとの相性のよさをあらためて証明した形となりました。
      
2006・2・16(木)
☆オールジャパン(F1)
○スーパーアグリF1より,今シーズンのドライバーラインナップの発表がありました。それによると,かねてからの予想通り,佐藤琢磨&井出有治という二人の日本人ドライバーステアリングを握ることになりました。これにより,チーム&エンジン(ホンダ)&タイヤ(ブリヂストン)&ドライバーと「オールジャパン」という体制となりました。なお,井出が昨シーズンFNにフル参戦しているときのメインスポンサーであったモバイルキャスト社のコメントでは,彼のサポートをさらに継続するということも明らかとなっていますので,チームのスポンサーとなる可能性が十分予想されます。
☆今年こそは(MotoGP)
○マレーシアのセパンサーキットでの合同テスト2日目が行われました。この日のトップタイムをマークしたのは,カワサキのエースライダーである中野真矢でした。昨シーズンは不運もあって思うような成績が収められなかった中野ですが,今シーズンの活躍を期待できそうな結果です。なお,この日の走行ですが,今シーズンからMotoGPクラスにステップアップしたC.ストーナーは,右肩の不調が原因で,ドゥカティに移籍したS.ジベルノーは腹痛により走行をキャンセルしています。ストーナーに関しては,精密検査を受けるため,母国オーストラリアに帰国しました。
    
2006・2・15(水)
☆14日から3日間にわたって行われる合同テストが,マレーシアのセパンサーキットで始まりました。このテストには,ホンダ,ヤマハ,ドゥカティ,カワサキ,スズキの5メーカー11チームが参加しています。初日の走行が行われ,ホンダのM.メランドリが,昨年のポールタイムを上回ってのトップタイムをマークしました。2番手のタイムは,今回から新しいレプソルカラーのRC211Vを駆るD.ペドロサがマークしました。3番手がヤマハ勢のトップとなるC.エドワーズ,4番手がスズキ勢のトップとなるJ.ホプキンスでした。日本人では,ホンダの玉田誠が14番手,カワサキの中野真矢が15番手でした。
      
2006・2・14(火)
☆本日発表か(F1)
○ようやくエントリーが認められ,開幕戦となるバーレーンGPに向けて始動を開始したスーパーアグリF1ですが,今日イギリスのシルバーストンサーキットで初テストが行われます。その際,これまで発表されていなかったドライバーラインナップが,いよいよ明らかとなるようです。ファーストドライバーは,佐藤琢磨と考えてまず間違いありません。セカンドドライバーについては,ここまでの流れを見ると,井出有治となる可能性がかなり高まっています。松浦孝亮と山本左近の名前も噂として出ていましたが,松浦は昨シーズンと同様にスーパーアグリ・フェルナンデス・レーシングからホンダエンジンを駆ってIRLに,山本はニスモからフェアレディZを駆ってSGTにフル参戦することが既に明らかとなっています。もちろん外国人ドライバーという線も考えられますが,オールジャパン的要素が強いチームだけに,井出が一歩も二歩も抜き出ていると考えていいでしょう。果たしてどのような結果となるのか,時差の関係から夜になっての発表となるでしょうが,とても楽しみですね。
☆ステップアップか(SGT)
○本業はタレントですが,昨年はスーパー耐久にドライバーとして参戦していたヒロミが,C−WESTの尾本直史と組んでSGTにステップアップする計画があります。ただし,これは『'06 H-PROJECT』という名称で,まだプレゼンテーションの段階のようです。参戦するのはGT300クラスで,マシンはニッサンのフォアレディZか,フェラーリF360モデナの2つが検討されています。今シーズンの開幕まで1ヶ月ほどしかないだけに,一日でも早く結論が出る必要があるでしょう。
      
2006・2・13(月)
☆2組(SGT)
○先日,ADVANのタイヤブランドでおなじみのヨコハマゴムより,今シーズンのモータースポーツ活動計画の発表会がありました。その中で,SGTのGT500クラスへは,トヨタ・スープラを駆る「トヨタ・チーム・ツチヤ」と,ニッサン・フェアレディZを駆る「KONDOH Racing」の2チームへ供給することが明らかとなりました。なお,チーム・ツチヤのドライバーですが,昨年も同チームから参戦した織戸学に加え,昨年のD.シュワガーに代わってトムスから土屋武士が移籍することになりました。武士は,チームオーナーである土屋春雄監督の息子でもあります。TEAM IMPULは,チームオーナーの星野一義と,GT500クラスにステップアップして同チームから参戦することになった星野一樹という親子の組み合わせになっていて,2組の親子が同じチームで参戦するという珍しい現象となっています。
     
2006・2・12(日)
☆カラーリング(F1)
○マクラーレンが,今シーズンのマシンであるMP4−21のカラーリングを発表しました。半年の月日をかけて開発したという光を反射するコーティングが使用され,独特なカラーリングとなっています。メルセデスのシンボルカラーであるシルバーを基調としている点には変わりありませんが,これまでの『ウェスト』というタバコブランドに代わり,スコッチウィスキーでおなじみの『ジョニーウォーカー』がメインスポンサーとなっています。今回のカラーリングは間違いなくサーキットやテレビで目立つことになるでしょうが,果たして走りの方でもそうなるかどうかが重要です。これまでのテストでは,新型のV8エンジンの出来が芳しくないというところがあります。シーズン開幕を前ですが,早くもニューバージョンのエンジンを投入するという話も聞こえてきています。果たして結果がどうなるか,目立つマシンなだけにとても楽しみです。
☆伝統の違い
○トリノ・オリンピックが始まりました。その開会式をテレビで観ましたが,改めてイタリアの伝統を感じたレースファンの方も多いのではないかと思います。開会式の後半では,イタリアンレッドに塗られたバイクが登場しました。圧巻は,これまたイタリアンレッドのF1マシン(当然フェラーリ!!)が登場し,爆音を轟かせながらドーナツターンを繰り返して観る者の度肝を抜いたことです。世界最大の2輪生産量を誇るホンダ,4輪の生産量世界一を誇る(ことになるであろう)トヨタを有する日本ですが,果たしてこうしたイベントにマシンを登場させるかどうかかなり疑問です。もしかすると,登場させようとする発想すら生まれないかもしれません。世界のレースシーンで活躍する日本車ですが,ヨーロッパと比べるとまだまだ「新参者」という感じですね。
     
2006・2・11(土)
☆復帰(F1)
○レッドブルのセカンドチームであるスクーデリア・トロ・ロッソ(旧ミナルディ)より,自社株の50%を『ゲルハルト・ベルガーズ・モータースポーツカンパニー』に売却するとの発表がありました。これにより,元F1ドライバーのG.ベルガーが,同チームの共同オーナーに就任することになります。ベルガーは,84年から97年までドライバーとしてF1に参戦。私たち日本人には,「音速の貴公子」故A.セナのチームメイトとしてマールボロカラーのマクラーレンを駆っている印象が強烈に残っています。引退後は,98年から03年までの間,BMWのモータースポーツ・ディレクターとしてF1の場に残っていました。長年にわたる経験を,新興チームであるトロ・ロッソに活かすことになったわけですし,合わせてレッドブルへのアドバイザー的な役目も果たすようです。
      
2006・2・10(金)
☆開催中止(F1)
○FIAより発表があり,今シーズンの第16戦に組まれていたベルギーGPの開催を中止することになりました。ベルギーGPの舞台となるスパ・フランコルシャンは,FIAとB.エクレストンがコースの改修,コントロールタワー及びパドックの建設,スタンドの増設などの工事を発注していました。このコース改修計画に遅れが生じてしまったため,今回の開催中止措置に至ったようです。近年いつも開催が不安視されているベルギーGPですが,今回の措置はあくまでも今シーズンに関してのものです。来シーズンは開催できるよう,関係者の努力が続けられるものと思われます。
     
2006・2・9(木)
☆大幅(SGT)
○日産から,今シーズンのモータースポーツ体制の発表がありました。その中で,SGTのGT500クラスの体制についても発表がありましたが,既にこのページでもお伝えしていたように,日産陣営に昨年までの4チームに加え,新たにマッチこと近藤真彦のチームであるコンドー・レーシングが加わりました。もちろんマシンは,フェアレディーZです。ただし,タイヤは他のチームと違って,ヨコハマを履くことになっています。ドライバーラインナップを見ると,昨シーズンとずいぶん変わっています。特に,トヨタからの移籍組が多い感じがするのが特徴です。「日本一速い男」星野一義のチームであるIMPULには,息子である星野一樹が加わっています。また,ドライバーのペアリングについては,5チームともすべて変わっています。メインスポンサーにも変更があり,ワークスチームであるニスモの内の1台はモチュールが,ハセミモータースポーツはイエローハットが,コンドーがWOODONEとなっています。なお,表にまとめると以下のようになります。
No エントラント ドライバー 車両名
22 ニスモ M.クルム 山本 左近 モチュールオーテックZ
23 本山  哲 松田 次生 ザナヴィニスモZ
ハセミモータースポーツ J.パオロ.デ.
オリベイラ
横溝 直輝 イエローハットYMS・トミカZ
12 TEAM IMPUL B.トレルイエ 星野 一樹 カルソニックIMPUL Z
24 KONDO RACING E.コマス 柳田 真孝 WOODONE ADVAN KONDO Z
      
2006・2・8(水)
☆近々(F1)
○イギリスでの報道によると,佐藤琢磨のスーパーアグリへの加入が,近々発表されるだろうとのことです。これは,琢磨のマネージャーであるA.G.スコット(元ドライバーで,マツダに所属してファミリアを駆り,全日本ツーリングカー選手権に参戦していたこともありましたね。)が語ったことによるものです。それによると,まだいくつか解決しなければならない課題があるのですが,近々解決できそうとのこと。それができしだい,シート合わせなどの活動になるようです。
☆貫禄(MotoGP)
○カタールでの合同テスト3日目(キャメル・ヤマハにとっては2日目)が行われ,キャメルのV.ロッシが前日に続いてトップタイムをマークしました。しかも,非公式ではあるものの,昨年のポールタイムを上回っていました。前日に転倒して脳震盪を起こしたC.チェカは,メディカルチェックをクリアして予定通りの走行をしたようです。なお,この日のテストで,キャメルを除く他のチームは,テストを終了しました。
      
2006・2・7(火)
☆ドライバー以外(F1)
○スーパーアグリより,マシン及びチーム体制についてプレスリリースがありました。それによると,一昨日このページでお伝えしたように,マシンの名称は「SA05」で,2月21日からの3日間カタルニアサーキットで最初のテストプログラムを開始します。マシンの概要ですが,エンジンはレギュレーションにあわせて今シーズンから新たに投入されるホンダのV8型,タイヤ及びホイールはブリヂストン&BBS,シートベルトはタカタ,ダンパーがオーリンズというようになっています。チーム体制ですが,チーム代表が鈴木亜久里,マネージングディレクターがD.オーデット,チーフデザイナーがP.マックールとなっています。一番気になるといっていいドライバーについてですが,今回の発表の中では明らかとなりませんでした。また,スポンサーについても,今回の発表では不明です。
☆3メーカー(MotoGP)
○5日からカタールにあるロサイリ・インターナショナル・サーキットにおいて,ヤマハ(ワークスチームであるキャメルとサテライトチームのテック3),スズキ(ワークス),ドゥカティ(テストチーム),カワサキ(テストチーム)の4メーカー合同のテストが行われています。キャメルは2日目からの登場となったのですが,数日前までフェラーリのテストに参加していた王者V.ロッシが貫禄のトップタイムをマークしました。2番手がチーム名とのC.エドワーズ,3番手が今年からスズキのエースライダーとなったJ.ホプキンスでした。一時はシート喪失の危機にあったものの,つい先日ヤマハに復帰することが正式に決まったテック3のC.チェカは,初日がトップタイム,2日目が4番手のタイムでした。そのチェカですが,2日目に転倒を喫し,脳震盪を起こすというアクシデントが発生しました。幸いなことに大事には至らなかったようで,3日目のテストに参加するため大事をとって早めに切り上げたようです。なお,今回のテストは,キャメルがミシュラン,テック3がダンロップ,ドゥカティ&カワサキ&スズキがブリヂストンというように,タイヤの3メーカーが揃ってのものとなっています。
      
2006・2・6(月)
☆2連勝(WRC)
○第2戦スウェディッシュ・ラリーの最終レグが行われ,フォードのM.グロンホルムがトップでゴールしました。これで,開幕戦から2連勝を飾ったことになります。レース途中で油圧系のトラブルが発生し,2番手のS.ロウブに差を縮められましたが,終始トップの座を許さずにゴールしました。なお,2位に入ったロウブも,2戦続けて同じ成績となります。スバルのP.ソルベルグは,エンジンストール後のエンジンスタートが,制限時間内にできなかったり,そのためコ・ドライバーがマシンを押したりした関係で失格となった模様です。3位と4位には,今シーズンワークス活動を停止している三菱のマシンを駆るD.カールソンとG.ガリがそれぞれ入りました。05年型マシンでの表彰台獲得だけに,ワークス撤退が何とももったいない感じがします。
      
2006・2・5(日)
☆もうすぐ(F1)
○ようやくエントリーが認められたスーパーアグリですが,今月14日にシルバーストンでシェイクダウンを行うことが明らかとなりました。また,その1週間後からバルセロナで行われる合同テストで,本格的な走りを行う予定のようです。その際用いられるマシンは,今はなきアロウズが開発したA23の改良型であるSA05です。5月に行われるスペインGP以後に登場するといわれているオリジナルマシンは,SA06と名づけられるとのことです。なお,ドライバーについては,いまだに明らかとなっていません。14日のシェイクダウンの時には,明らかとなるのかもしれませんね。
     
2006・2・4(土)
☆新しいフィールドで(SBK)
○1990年に鈴鹿サーキットで行われた日本GPを出発点にしてWGPに参戦を開始し,昨年の数少ないMotoGPクラスの勝者であるA.バロスが,今シーズンはSBKに参戦することが決定しました。これまで7回の優勝と31回の表彰台獲得という輝かしい成績を収めているバロスですが,昨シーズン終了後にMotoGPでのシートを喪失。まだ優勝争いを展開するポテンシャルを持っている彼ですが,M.ビアッジと同様に世代交代の波に逆らうことはできませんでした。今回彼が契約したのは,オーストリアにチームの籍を置くクラフィー・ホンダで,マシンはもちろんCBR1000RRです。今年で36歳となるベテランの彼が,新たなフィールドで成功するといいですね。
☆史上初(F1)
○今シーズンから新たにスタートを切るミッドランド・F1・レーシング(以下MF1)が,シルバーストンで今シーズン使用するマシンの発表会を行いました。MF1は,ロシアに籍を置いてエントリーしていますが,これはF1史上初のロシアチームということになります。ミッドランドグループが,昨シーズンジョーダンチームを買収して発足したチームですが,その時はジョーダンの名前のまま参戦しました。そして,今シーズンからMF1として正式なスタートを切ることになったのです。今季のドライバーラインナップは,T.モンテイロとC.アルバースがレギュラードライバーで,あと4人のテストドライバーは控えています。マシンは,トヨタ製エンジンを使用します。
     
2006・2・3(金)
☆今季限り(F1)
○『マイルドセブン』のロゴが,今シーズン限りで消えることになります。ルノーは,前身であるベネトンの頃からタイトルスポンサーに日本たばこ産業(JT)がついていました。しかし,その契約は今季限りとなってしまったのです。これは,ヨーロッパにおけるタバコ広告禁止措置によるものです。マクラーレンは,ウェストとの契約を既に解除していますし,ホンダは,今シーズン限りでラッキーストライクのロゴを外します。というように,これまでF1を支えてきたタバコマネーがどんどん消えていっています。唯一の例外はフェラーリで,『マールボロ』ブランドで有名なフィリップモリス社と既に2011年まで契約延長となっています。
      
2006・2・2(木)
☆F1開催か?(F1)
○トヨタの渡辺社長が,07年から富士スピードウェイでF1を開催する可能性が高まったという趣旨の発言を行ったようです。現在鈴鹿サーキットで行われている日本GPですが,その開催権は06年までとなっています。それ以後については,新たにFIAと契約を結ぶ必要があります。富士スピードウェイは,トヨタが買収以後,昨年リニューアル工事が完成して新たな展開を迎えました。そのリニューアルというのは,F1開催を視野に入れてのものでした。実際,その設計に携わったのがH.ティルケ氏で,F1やMotoGPが開催されている近年建設された新サーキットは,彼の手によるものがほとんどで,いわゆる開催のためのスタンダードともいえます。ただ,鈴鹿サーキットの親会社であるホンダとしても,そう簡単に開催権を手放すはずがなく,両社によるつばぜり合いが,実際のレース以外でも展開されていく可能性が大です。今後考えられることとしては,鈴鹿から富士に開催権が変わる,鈴鹿と富士で隔年ごとの交替で開催する,以前TIサーキット英田(現在の岡山国際サーキット)と鈴鹿サーキットの2箇所で行われていたように年2回日本で開催するという選択肢が考えられます。果たしてどの方法に落ち着くのか注目です。
    
2006・2・1(水)
☆短期間で(MotoGP)
○ヤマハのサテライトチームであるテック3より,C.チェカとの契約を発表がありました。昨シーズンはドゥカティより参戦し,シーズンオフにはホンダ・ポンスとの契約を発表。ところが,スポンサー喪失の関係でポンスが今シーズンの参戦を取りやめたため,ほとんどシートが埋まってきている中であらたにチームを模索する必要が出てきました。そして,今回の契約に至っています。昨シーズンの最終戦ではドゥカティ&ブリヂストンに,シーズンオフのテストでホンダ&ミシュランのマシンに乗り,今後はヤマハ&ダンロップという風に,短期間のうちにマシンもタイヤもメーカーが違うものに乗るという珍しい現象をチェカは経験することになりました。
☆トップ3独占(MotoGP)
○オーストラリアのフィリップアイランドにおいて,ホンダ,カワサキ,ドゥカティの3メーカー8チームが参加しての合同テストが始まりました。好天に恵まれた中で初日のテストが行われ,ホンダのM.メランドリが昨年のポールタイムを上回ってこの日の最速タイムをマークしました。2番手をN.ヘイデンが,3番手を地元オーストラリア出身で今シーズン最高峰クラスにステップアップするC.ストーナーがマークし,ホンダRC211Vがトップ3を独占しました。ドゥカティの最速タイムは,今シーズン移籍してきたS.ジベルナウの4番手,カワサキが中野真矢の9番手でした。なお,ホンダの玉田誠は,今回のテストがシェイクダウンになります。
  
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