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2026/09/23(水)
◎復帰(F1)
◯昨日レッドブル・レーシングから発表があり,今週末に開幕する第15戦アゼルバイジャンGPからI.ハジャーが同チームより復帰することになりました。今回復帰が発表されたハジャーは,サマーブレイク中に手首を負傷(以前ボクシングでという情報が出ていましたね)したため,サマーブレイク明けの第12戦オランダGP,第13戦イタリアGP,そして第14戦スペインGPの合計3戦を欠場していました。そのため,ハジャーの代役としてレーシング・ブルズからフル参戦しているL.ローソンが代役としてレッドブルから出場し,そのローソンの代役としてレッドブルのテストドライバーを務めている角田裕毅がレーシング・ブルズから出場しました。来季の去就がまだ決まっていない角田にとっては,ここでレギュラードライバーに復帰するのにふさわしいドライバーであるということをアピールする良い機会となりました。そして,角田にとって今季最初のレースとなるオランダGPは,ポイントまであと一歩という惜しい結果を残し,復帰2戦目となる次のイタリアGPでは10位でチェッカーを受け,見事ポイントを獲得しました。スペインGPでは,オープニングラップで他車にぶつけられてマシンが損傷し,思うような走りができないという残念な結果となってしまいました。アピールが必要な角田にとっては,とても痛いもらい事故でした。この間,ハジャーの復帰についてはいくつかの情報が出ていて,その中には思ったより長引くのではないかというものもありました。もしそうなると,角田のアピールの場がまた1つ出てくるわけで,こうした面だけで考えるとある意味期待が持たれていました。しかし,ハジャーが無事復帰できることが決まり,ローソンは再び本来のレーシング・ブルズに戻り,角田はレースへの出場機会がなくなるという結果となりました。果たして来季の角田がどのようになるのか,彼自身はもうテストドライバーをするつもりはないだけに,彼に関する今後の情報がとても気になるところです。

◎欠場継続(MotoGP)
◯ホンダから発表があり,先週末に行われた第15戦オーストリアGPを体調不良により欠場したJ.ミルに関して,次戦第16戦日本GPとその次の第17戦インドネシアGPも欠場することになりました。第14戦サンマリノGPのレースウィーク中に原因不明の体調不良に見舞われたミルは,血液検査を行った結果,さらなる調査と検査が必要という判断がなされていました。この検査以降休養を取っていたミルでしたが,医師の診断でまだ休養等が必要ということから,今回の欠場継続に至ったようです。ミルの欠場により,オーストリアGPでは,ホンダのテストライダーを務めている中上貴晶が代役参戦し,見事13位でチェッカーを受けてポイントを獲得しました。その中上は,既に日本GPにワイルドカード参戦することが決まっていますので,オーストリアGPのようにミルの代役参戦ということはできません。今回の発表は,ミルの欠場継続ということだけで,その代役については発表されていません。次も欠場するミルは,今季でホンダとの契約が切れ,来季はドゥカティのサテライトチームであるグレシーニ・レーシングに移籍することが決まっています。そして,タイトル争いとは遠いところにいますので,無理をして出場する必要がないという現実もあります。ミル本人としても,ホンダとしてもこうした点もあって休養を最優先しているという側面があるのも事実かもしれません。果たしてどの段階でミルが復帰するのか,そして欠場の間誰が代役参戦するのか,今後の発表を待ちたいところです。
2026/09/22(火)
◎日本GPでも(F1)
◯9月16日(水)に,F1の商業権を有するF1と統括団体であるFIAから来季のレースカレンダーについて発表がありました。それによると,ここ数年と同様,全24戦で争われることになります。今季と大きな違いとなる点がいくつかありますが,その中で最も注目となるのがスプリントレースの開催数が増加することでしょう。今シーズンは全部で6回開催されるスプリントレースですが,来季はほぼ倍増となる10回の開催となります。その中には鈴鹿サーキットで開催される日本GPも含まれています。その他の違いでは,開催地の変更も挙げられます。今季開催された中でカタルニアGPとオランダGPがなくなり,それに替わってポルトガルGPとトルコGPが開催されることになりました。開幕戦と最終戦についてですが,アブダビが最終戦になることは変更はないものの,開幕戦はここ数年のオーストラリアでしたが,再びバーレーンでの開催となります。なお,今回発表された具体的なカレンダーは,以下の表のようになっています。もちろん,今回の発表はまだ暫定の段階ですから,今後変更される可能性はあります。
2027年 F1レースカレンダー(暫定)
決勝日 大会 開催地
第1戦 3月14日 バーレーンGP(◯) サクヒール
第2戦 3月21日 サウジアラビアGP ジェッダ
第3戦 4月4日 オーストラリアGP(◯) メルボルン
第4戦 4月11日 日本GP(◯) 鈴鹿
第5戦 4月18日 中国GP 上海
第6戦 5月2日 マイアミGP マイアミ
第7戦 5月23日 カナダGP(◯) モントリオール
第8戦 6月6日 モナコGP(◯) モナコ
第9戦 6月20日 ポルトガルGP ポルティマオ
第10戦 7月4日 イギリスGP(◯) シルバーストーン
第11戦 7月11日 オーストリア シュピールベルク
第12戦 7月25日 ベルギーGP スパ・フランコルシャン
第13戦 8月1日 ハンガリーGP ブダペスト
第14戦 9月5日 イタリアGP(◯) モンツァ
第15戦 9月12日 スペインGP マドリード
第16戦 9月26日 アゼルバイジャンGP バクー
第17戦 10月3日 トルコGP イスタンブール
第18戦 10月10日 シンガポールGP シンガポール
第19戦 10月24日 アメリカGP オースティン
第20戦 10月31日 メキシコGP メキシコシティ
第21戦 11月7日 ブラジルGP(◯) サンパウロ
第22戦 11月20日 ラスベガスGP ラスベガス
第23戦 12月5日 カタールGP(◯) ルサイル
第24戦 12月12日 アブダビGP(◯) ヤス・マリーナ
 ※大会名中の(◯)は,スプリントレースを開催する大会
2026/09/21(月)
◎初優勝&王手(MotoGP)
◯第15戦オーストリアGPの決勝レースが。好転に恵まれたレッドブル・リンクで行われました。
MotoGPクラスは,ポールからスタートしたアプリリア・レーシングのJ.マルティンが好スタートを決めてトップに立ちました。他のライダーもそれについて行き,僅差の争いとなりました。その中で輝きを放ったのが,レースウィークを通して速さを見せていたレッドブルKTMファクトリー・レーシングのP.アコスタでした。MotoGPではKTMのマシンを駆って育ってきたアコスタですが,来季からはそのKTMを離れ,ドゥカティのワークスへ移籍してM.マルケスのチームメイトになることが決まっています。このサーキットは,チームにとってまさにホームコースですから,ここでの活躍はKTMに対してこれまでの感謝を示す絶好の機会となります。オープニングラップを4位で終えたアコスタは,少しずつ前を行くライダーを交わしていき,ついに9周目にトップに立ちました。そこからのアコスタは,2位と1秒前後の差をつけて走行を続けていきました。前日に行われたスプリントレースでは,2秒以上の大差をつけて独走していながら転倒を喫し,リタイアに終わって涙を浮かべていたアコスタでしたが,決勝レースではそのことも活かしていったのか,堅実な走りを続けていきました。そして,決勝レースでは最後までトップの座を守っていき,MotoGPクラスに昇格以来自身初となり勝利を収めました。アコスタの優勝は,Moto2クラスで最後に優勝を挙げた2023年10月の第15戦インドネシアGP以来3年ぶりとなります。アコスタの後ろでは,アプリリア勢3台による表彰台争いとなり,最終的に2位にランクトップを行くアプリリア・レーシングのJ.マルティン,3位にそのチームメイトであるM.ベゼッキ,そして4位に唯一のフル参戦日本人ライダーであるスーパーファイル・トラックハウスMotoGPチームの小椋藍という順になっています。今回ホンダHRCカストロールのJ.ミルの代役参戦となっている中上貴晶は,ホンダ勢としては2番手となる13位でチェッカーを受け,見事ポイントを獲得しました。ちなみに,今回のホンダ勢は4名全員がポイント圏内でチェッカーを受けていて,これは第13戦アラゴンGP以来今季2度目となります。
Moto2クラスは,5番グリッドからスタートしたBLU CRUプラマック・ヤマハMoto2のI.ゲバラが,オープニングラップを3位で終えると,翌周にトップに立ちました。そして,レースの主導権を握りながらの走りを展開し,最終的に2位を行くオンリーファンズ・アメリカン・レーシング・チームのF.サラクに1秒以上の差をつけてトップチェッカーを受け,今季2勝目を挙げました。3位には,こちらも単独走行でCFモト・インデ・アスパー・チームのD.アロンソが入っています。フル参戦日本人ライダー勢は,イデミツ・ホンダ・チーム・アジアの古里太陽が18位,モモベン・イドロフォリアRWレーシング・チームの佐々木歩夢は22位と,両者ノーポイントでレースを終えています。
Moto3クラスは,ランク2位でこの大会を迎え,4番グリッドからスタートしたリキモリ・ダイナボルト・インタクトGPのD.アルマンサがトップに立ち,2位との差を広げようとしていた8周目に転倒を喫してリタイアに終わりました。この転倒により,2位を走行していたCFモト・ガビオタ・アスパー・チームのM.キレスが自動的にトップとなりました。この大会を圧倒的な差をつけてランクトップで迎えているキレスは,後続との差を広げて独走体制に持ち込み,3戦連続8勝目を挙げました。3位までは単独走行となっていて,2位にレッドブルKTMアジョのB.ウリアルテ,そのチームメイトで,ランク3位に立ってこの大会を迎えているA.カルペが3位でゴールしています。この結果,ランクトップのキレスが合計306,アルマンサにかわってランク2位となったカルペが合計175とほぼダブルスコアに近いポイント差となり,2週間後に行われる第16戦日本GPの結果次第では,キレスのタイトル獲得が決まることとなりました。フル参戦日本人ライダー勢は,17番グリッドからスタートしたイオンクレジットMTヘルメットMSIの山中琉聖が10位でチェッカーを受けてポイントを獲得しましたが,ホンダ・チーム・アジアの三谷然は18位でチェッカーを受けてノーポイントに終わっています。

◎3連勝&初優勝(SGT)
◯第6戦『SUGO GT 300km RACE』の決勝レースが,ところどころウェットパッチが残るコンディションとなったスポーツランドSUGOで行われました。今回のレースは,途中でコースオフしたマシンが復帰を果たしたものの,タイヤが濡れていたためコントロールがきかず,コースを横断してしまって後ろから来たマシンと激しく衝突するというアクシデントが発生して一旦中断されるという展開となりました。
GT500クラスは,ポールからスタートした大草りき&I.オオムラ・フラガ組のModulo HRC PRELUDE-GTと2番グリッドからスタートした塚越広大&野村勇斗組のAstemo HRC PRELUDE-GTのホンダ勢同士によるトップ争いからスタートしました。そのトップ争いは,Astemoのペースが上がらず順位を一旦下げていき,Moduloがトップの座を守っていきました。ところが,ピット戦略に違いが出て,早めのピットイン戦略に出たAstemoがModuloを逆転してトップに立つという展開となりました。トップの座を譲ったModuloは,その後ペースを落ちていってポジションを下げていく流れになってしまいました。そのAstemoを追っていったのが8番グリッドからスタートした関口雄飛&S.フェネストラズ組のDENSO KOBELCO SARD GR Supraでした。どんどんペースを上げてAstemoに近づいていったDENSOでしたが,残り10周となったところで急にペースが落ちはじめ,トップを狙うどころか,後ろから来た山本尚貴&牧野任祐組のSTANLEY HRC PRELUDE-GTに差を詰められることとなりました。結局Astemoが独走体制を築いてトップのままチェッカーを受け,チームとしては4年ぶり,ホンダ勢としては3戦連続優勝を飾りました。また,野村勇斗としては嬉しい初優勝となります。およそコンマ5秒差となった2位争いでしたが,DENSOが最後まで2位の座を守ってチェッカーとなっています。
GT300クラスは,19番手からスタートしたJ.P.デ・オリベイラ&木村偉織組のリアライズ日産メカニックチャレンジGT-Rが速いタイムを刻みながら走行,,さらにタイヤ無交換作戦を採ったこともあってトップに立つという流れになっていきました。ポールからスタートした吉本大樹&河野駿佑組のSyntium LMcorsa LC500 GTは,当初トップの座を守ってはいたものの,途中でリアライズにトップの座を譲っていました。トップ2台の後ろでは,2番グリッドからスタートした井口卓人&山内英輝組のSUBARU BRZ R&D SPORTが3位を走行していました。終盤に入ってトップを行くリアライズのペースが急激に落ち始め,ついにSyntiumがトップの返り咲きました。2位に落ちたリアライズでしたが,何とかその座を守っていきました。トップのSyntiumは独走体制に持ち込み,見事ポールトゥーウィンを達成しています。2位にはリアライズが,3位にはBRZが入っています。
2026/09/20(日)
◎目前で&返り咲き(MotoGP)
◯KTMのホームグランドであるレッドブル・リンクで開催されている第15戦オーストリアGP2日目は,各クラスの予選とMotoGPクラスのスプリントレースが行われました。
MotoGPクラスのスプリントレースは,ポールからスタートしたアプリリア・レーシングのJ.マルティンと2番グリッドからスタートしたドゥカティ・レノボ・チームM.マルケスとがスタートで競り合いとなりました。タイトル争いで同ポイントで並んでいる2人は競り合いの中で軽く接触しながら2コーナーに入り,アウト側にいたマルティンがコースを少し外れてしまい,その周は6位まで順位を下げてしまいました。同ポイントながら優勝回数の多さからマルティンを抜いてランクトップに立っているマルケスが抜け出すかなと思われましたが,ここで速さを見せてきたのは,初日総合トップ,予選3番手だったレッドブルKTMファクトリー・レーシングのP.アコスタでした,チームのホームコースということで気合が入っていたアコスタは,トップのマルケスをすぐに抜いてトップに立ちました。ペースに勝るアコスタは2位以下にどんどんさを付けていき,独走体制に持ち込みました。一旦は順位を下げたマルティンでしたが,やはりポールを獲得した速さは健在で,どんどんポジションを回復していって,ついにマルケスを抜いて2位まで浮上しました。トップのアコスタは,2位に2秒以上の差をつけてレース後半に入り,ついに彼にとって最高峰クラスで初めての優勝かと思われたのですが,懸念材料となるのがKTMはこれまでレース後半でペースが落ちたりトラブルが発生したりしていくことが多いということ。そうした不安が残念ながら当たってしまい,残り3周となった12周目に速い速度でコーナーに侵入してしまって転倒を喫し,優勝争いから脱落してしまいました。一旦は復帰したアコスタでしたが,最終的にはピットに入ってリタイアとなっています。アコスタの脱落によってトップに立ったマルティンは,マルケスとの差を広げたままでゴールし,再びランクトップの座に返り咲きました。3位には,ランク3位でこの大会を迎えていたアプリリア・レーシングのM.ベゼッキが入っています。唯一のフル参戦日本人ライダーであるスーパーファイル・トラックハウスMotoGPチームの小椋藍は,5番グリッドからスタートして一旦は順位を下げたものの,順位を少しずつ上げていき,アコスタの脱落等もあって最終的に4位でチェッカーを受けています。今回J.ミルの代役参戦となっているホンダHRCカストロールの中上貴晶は,18番グリッドからスタートして堅実な走りを展開し,15位でスプリントレースを終えています。
Moto2クラスの予選は,初日にこれまでのレコードタイムを更新する走りを見せて初日総合トップに立ったオンリーファンズ・アメリカン・レーシング・チームのF.サラクが,予選でもその速さを見せ,前日に自身がマークしたレコードタイムをさらに上回るタイムを更新する走りを見せ,自身今季初となるポールを獲得しました。2番手以降は僅差の走りとなり,リキモリ・ダイナボルト・インタクトGPのM.ゴンザレスがKLINTレーシング・チームのE.エスクリチを1000分の25秒上回って2番グリッドを獲得しています。フル参戦日本人ライダー勢はどちらもQ1を突破することができず,イデミツ・ホンダ・チーム・アジアの古里太陽が21番手,モモベン・イドロフォリアRWレーシング・チームの佐々木歩夢が24番手となっています。
Moto3クラスの予選は,ポール争いが僅差となりましたが,レッドブルKTMアジョのB.ウリアルテがこれまでのレコードタイムを更新する走りを展開し,今季2度目のポールを獲得しました。そのウリアルテからわずか1000分の64秒遅れで,リキモリ・ダイナボルト・インタクトGPのD.アルマンサが2番手となっています。ポールを獲得したウリアルテのチームメイトであるA.カルペが3番グリッドを獲得し,ホームコースの予選でフロントローの2つを占める結果となっています。フル参戦日本人ライダー勢は,Q2から出走したイオンクレジットMTヘルメットMSIの山中琉聖が17番グリッド,Q1で敗退したホンダ・チーム・アジアの三谷然は22番グリッド獲得にとどまっています。

◎2年ぶり&独占(SGT)
◯宮城県にあるスポーツランドSUGOで第6戦『SUGO GT 300km RACE』が開幕し,初日は各クラスの予選が行われました。
GT500クラスは,このクラスで唯一ダンロップタイヤを履く大草りき&I.オオムラ・フラガ組のModulo HRC PRELUDE-GTが速さを見せ,Q1ではトップタイムをマークしました。その勢いはQ2でも変わらず,ここでもやはりトップタイムをマークし,同チームとしては2024年の最終戦もてぎ以来2年ぶりのポール獲得となりました。今シーズンからホンダはブランニューマシンであるRELUDE-GTを投入していますが,シーズン初めはやや苦戦していました。しかし,シーズンが進むに連れて速さを見せてきていて,今回の予選では2番手タイムを塚越広大&野村勇斗組のAstemo HRC PRELUDE-GTがマークし,ホンダ勢がフロントローを独占しました。好調なホンダ勢の中に国,唯一ヨコハマタイヤを履く国本雄資&阪口晴南組のWedsSport BANDOH GR Supraが3番グリッドを獲得しています。
GT500クラスでダンロップタイヤが速さを見せましたが,GT300クラスでも同様の展開となりました。ラストアタックでまずトップに立ったのが,ダンロップタイヤを履く井口卓人&山内英輝組のSUBARU BRZ R&D SPORTでした。もうすぐ1分6秒台に入るタイムをマークして速さを見せたBRZでしたが,同じダンロップタイヤユーザーである吉本大樹&河野駿佑組のSyntium LMcorsa LC500 GTがさらに上回り,唯一1分16秒台のタイムをマークして見事ポールを獲得しました。これにより,このクラスのフロントローはダンロップタイヤが独占した結果となっています。3番手タイムをマークしたのは,ヨコハマタイヤユーザーであるZ.オサリバン&梅垣清組のCARGUY Ferrari 296 GT3 EVOでした。
2026/09/19(土)
◎自身初(MotoGP)
◯第15戦オーストリアGPがレッドブル・リンクで開幕し,初日は各クラスのプラクティスが行われました。
この日MotoGPクラスで速さを見せたのは,来季からドゥカティワークスへ移籍が決まっているレッドブルKTMファクトリー・レーシングのP.アコスタでした。午前と午後にそれぞれ行われた走行でしたが,チームの本拠地であるこのサーキットでアコスタは両セッション共にトップタイムをマークしました。これは,彼が最高峰クラスに昇格して初となります。ドゥカティ陣営としては変わらないものの,来季はプルタミナ・エンデューロVR46レーシング・チームに移籍することが決まっているBK8グレシーニ・レーシングMotoGPのF.アルデグエルが総合2番手タイムとなっています。トレーニング中の怪我により,2戦欠場していたスーパーファイル・トラックハウスMotoGPチームの小椋藍は,1ヶ月以上レースから遠ざかっていたのにもかかわらず,いきなり総合3番手タイムで復帰戦を終了しています。体調不良で今大会を欠場しているホンダHRCカストロールのJ.ミルの代役として出場している中上貴晶は,昨年の日本GP以来となるレース初日を20番手発進となりました。
Moto2クラスは僅差の争いとなり,オンリーファンズ・アメリカン・レーシング・チームのF.サラクが,これまでのレコードタイムを更新する走りを見せ,初日総合トップに立っています。そのサラクからわずか1000分の97秒遅れで,QJモーターMSIのI.オルトラが総合2番手タイムでした。そのオルトラからコンマ1秒遅れで,CFモト・インデ・アスパー・チームのD.オルガドが総合3番手となっています。フル参戦日本人ライダー勢は,上位に顔を出すことができず,モモベン・イドロフォリアRWレーシング・チームの佐々木歩夢が20番手,ホンダ・チーム・アジアの古里太陽が22番手で初日を終えています。
Moto3クラスは,リキモリ・ダイナボルト・インタクトGPのD.アルマンサが速さを見せ,MotoGPクラスのアコスタと同じく,2回のセッション共にトップタイムをマークしました。総合2番手タイムだったのは,この大会をランクトップで迎えているCFモト・ガビオタ・アスパー・チームのM.キレスでした。そのキレスからコンマ3秒とこのクラスとしてはやや離されたタイムで,レッドブルKTMアジョのA.カルペが総合3番手となっています。フル参戦日本人ライダー勢は,イオンクレジットMTヘルメットMSIの山中琉聖が10番手タイムをマークし,今日行われる予選におけるQ2直接進出を決めています。ホンダ・チーム・アジアの三谷然は,20番手タイムで初日を終えています。
2026/09/18(金)
◎代役&出走許可(MotoGP)
◯2週連続開催となるMotoGPですが,今日からレッドブル・リンクにおいて第15戦オーストリアGPが開幕します。それを前にした9月16日(水)にホンダのワークスチームであるホンダHRCカストロールから発表があり,第14戦サンマリノ&リベエラ・ディ・リミニGPにおいて体調不良に見舞われたJ.ミルの代役として,HRCのテストライダーを務めている中上貴晶を同GPで起用することになりました。今大会を欠場することになったミルは,9月12日(土)に体調不良に見舞われてしまいました。翌日に行われた決勝レースは何とか出走したものの,やはりレースを走り切るのは厳しく,6周目にリタイアしていました。その後に行われた血液検査において異常が見つかり,さらなる検査が必要となったため,今回の欠場に至っています。代役参戦することになった中上は,テストライダーとして現在来季から使用する850ccマシンの開発を行っていて,プライベートテストをムジェロ・サーキットにおいて行っていたところでした。元々オーストリアGP終了後に行われることになっているオフィシャルテストに参加することになっていて,イタリアのムジェロからオーストリアに移動し,前倒しでマシンを走らせることになったわけです。しかも,使用するのは当然今季型の1000ccとなりますので,850ccマシンから1000ccマシンへスイッチし,さらに大会終了後には再び850ccマシンを走らせることになったわけです。中上にとっては,マシンへの順応が求められる週末となります。ちなみに,今回は代役参戦となる中上ですが,2週間後にモビリティリゾートもてぎで開催される第16戦日本GPでは,ワイルドカード参戦することになっていますので,2戦連続レース出走となります。
なお,プライベートでトレーニングを行っていた際に転倒を喫し,左手を骨折してしまって2戦連続欠場となっていた唯一のフル参戦日本人ライダーであるスーパーファイル・トラックハウスMotoGPチームの小椋藍ですが,昨日メディカルチェックを受けて出走許可が出ました。これにより,今回と次戦は2人の日本人ライダーが最高峰クラスで出場することになります。
2026/09/17(木)
◎レイアウト変更(F1)
◯ここ数日お伝えしているように,今年からスペインGPの会場となっているのは,全くの新しいサーキットであるマドリンクです。このサーキットに関しては,フリー走行と予選において多くのドライバーから挑戦しがいのあるコースとして高評価を受けていました。中高速コーナーが連続する難しいレイアウトであったり,ブレーキングしながらステアリング操作もしなければならないコーナーがあったりしていることがチャレンジングなサーキットとして捉えられていたことと思います。ところが,戦前から予想されてはいたのですが,いざレースが始まるととたんに退屈なサーキットとなってしまいました。というのも,予選まではいかに自分のタイムを縮めるかが目標だったわけですが,決勝レースは,タイムではなく,いかに他のマシンをパスして順位を上げていくかが中心となります。ところが,いざレースが始まると例えばブレーキングしながらコーナーを攻略することが中心となるわけで,とてもではないですが,他のマシンをパスするなどということは不可能となります。実際,レース中のパッシングシーンは殆ど見られませんでした。これでは,ドライバーから不満が出てくるのは当然です。3日間でこんなに評価が変化するのは珍しいのではないでしょうか。しかも,ここでの開催契約は10年間となっていますので,このままではF1開催地としては評価が落ちてしまいます。そうしたことを受けて,スペインGPの主催者側が,来年に向けてレイアウト変更を行う方向で対策を進めていくことを明らかにしました。幸いなことに,この地はまだキャパシティがあり,しかも更地の状態から設計されてたりするので,他のサーキットに比べるとレイアウト変更がやりやすいとのことです。まだ開催から日にちが経っていませんから,具体的にどのようなレイアウト変更が行われるのか明らかになっていませんが,来シーズンは多くのパッシングシーンを見ることができる大会になると良いですね。
2026/09/16(水)
◎スポンサー(F1)
◯先週末に新しく建設されたマドリンクを舞台に行われた第14戦スペインGPは,ランクトップを行くメルセデスのA.キミ・アントネッリの勝利で終わりました。ただ,この大会で速さを見せたのは,勝利したキミ・アントネッリではなく,昨年のチャンピオンであるマクラーレンのL.ノリスでした。予選では,渾身の走りを展開して見事ポールを獲得。レースでも,レース途中までトップを走行していきました。ところが,彼がピットインしたタイミングとアクシデントによるバーチャル・セーフティカーとのタイミングにより,ピット作業に少し時間がかかったこともあって優勝争いから脱落する結果となってしまいました。たらればになりますが,その不運さえなければノリスが優勝してもおかしくないレースだったと言えます。最終的には順位を挽回して3位まで順位を上げ,見事表彰台に登ることができました。そうしたことがあったノリスでしたが,レース終了後にも話題になることが彼に起こってしまいました。表彰式が始まる前には,3名のドライバーはクールダウンルームと言われる控室に入っています。そこでの表彰台に登る3名のドライバーは,リラックスした状態で談笑したり,喉の渇きを潤したりしています。その場でのノリスは,缶入りの『コカ・コーラ』を持ち込んで喉の渇きを潤していたのですが,このことが物議を醸しているのです。F1の公式商業パートナーの中には,世界的なコーラのブランドの1つである『ペプシコ』が入っています。ノリスからすれば,彼が所属しているマクラーレンのスポンサーにはコカ・コーラ傘下の1つである『モンスターエナジー』がついていますので,コカ・コーラを飲むことはある意味不自然なことではありません。ところが,クールダウンルームはテレビ等で映像が流れていますので,F1側からすれば公式な場の1つと言えます。コカ・コーラとペプシ・コーラは,あらためて言うまでもなく競合する2大ブランドですから,F1の公式の場ではペプシ・コーラが優先されます。そこにライバルの商品を持ち込んで美味しそうに飲んでいたわけですから,問題として取り上げられるのは必然と言えます。レーシングドライバーの仕事は,当然レースに出場することが中心ですが,興行という側面がありますので,スポンサーの立場を尊重するということも含まれます。不思議なのは,なぜF1側がノリスの持ち込みを許したのかということです。ノリスからすれば意図的にやったわけではなく,彼からすれば自然な行動だったのかもしれません。果たしてこの問題がどこまで発展するのか,スペインGPの番外編として注目を浴びそうな感じです。
2026/09/15(火)
◎体制変更(F1)
◯ホンダのレース部門を担当するホンダ・レーシング(HRC)が,昨日F1のパワーユニット(PU)の開発体制の変更について発表を行い,10月1日付で開発責任者(LPL)を交代することになりました。今シーズンから大幅なレギュレーション変更が行われているF1ですが,PUについてもこれまで以上に電気モーターへの依存が高まったものとなっています。そうした全く新しいPU開発の責任を担ってきたのが角田哲史氏です。昨年までレッドブルにPUを供給して数々の勝利を収めてきたホンダだけに,今シーズンからタッグを組むことになったアストンマーティンがどこまで戦績を残すか今季の話題の1つとなっていました。ところが,実際にシーズンが始まると,マシンの車体側の戦闘力不足もあって,大幅に期待を裏切る結果しかここまで出せておらず,現段階で獲得ポイントは合計3となっていて,コンストラクタータイトル争いでは,11チーム中10番手という成績で,唯一ホンダが上回っているのは,今季から新規参入しているキャデラックのみです。今季から大幅なレギュレーション変更が行われているF1ですが,来季もさらなる変更が加えられることになっていて,今シーズンのPUだけでなく,来季以降のレギュレーションに基づいたPU開発も行っていかなければなりません。今回の発表によると,10月1日からLPLに就任するのは,現在アシスタントLPLを務めている深尾洋一郎氏です。2002年にホンダに入社すると,その年からF1プロジェクトに配属されました。ここまでF1プロジェクトだけでなく,市販車のハイブリッド開発やMotoGPの部門等に従事した経験を持ち,2014年から再びF1プロジェクトに配属となって現在に至っているとのことです。今回のLPL変更は,今季の不振の責任を取ってというものではなく,HRCによると『次世代への確実な技術継承を見据えた計画的な移行で,2026年に導入された新レギュレーションに続き,2027年以降もさらなる規則変更への対応が求められるなか,早期に新体制へ移行することで,競争力の高いPUを目指し,強固な開発体制を構築していく』ためとのことです。今シーズンのPU開発はまだまだ行っていかなければなりませんし,新たなレギュレーションが発表された後は,来季以降のPU開発を行わなければならず,あらたにLPLに就任する角田氏にとっては,心休まる時間がなかなか取れない日々が続くことでしょう。そのような状況を乗り越えて,一歩でも二歩でもいい結果が出せるPUを開発していった欲しいですね。
2026/09/14(月)
◎トップ浮上(MotoGP)
◯第14戦サンマリノ&リベエラ・ディ・リミニGPの決勝レースが,好転に恵まれたミサノ・ワールド・サーキット−マルコ・シモンチェリで行われました。
MotoGPクラスは,前日に行われたスプリントレースでポールからスタートしたアプリリア・レーシングのM.べゼッキを2番グリッドからスタートしたドゥカティ・レノボ・チームのM.マルケスが交わしてトップに立つという流れとなりましたが,決勝レースではベゼッキがトップの座を守ってホールショットを奪い,それをマルケスが追うという展開で始まりました。ところが,トップのベゼッキがオープニングラップで転倒を喫してしまい,リタイアに終わってしまいました。トップに立ったマルケスを,この大会をランクトップで迎えているアプリリア・レーシングのJ.マルティンが追うという展開となり,その2人によるバトルが繰り広げられました。さらに,この2人のバトルにスプリントレースで2位となったBK8グレシーニ・レーシングMotoGPのA.マルケスが加わっていきました。ところが,10周を過ぎた辺りからマルティンのペースが上がらないようになり,徐々にポジションを落として表彰台争いからも脱落していきました。スプリントレースと同じく兄弟によるトップ争いとなりましたが,そのスプリントと同じく兄が弟との差を少しずつ広げていって単独走行となり,そのままの順でチェッカーを受けました。ペースが落ちたマルティンは5位でゴールしたため,トップチェッカーのマルケスがポイントでマルティンに並び,勝利数の多さによりマルケスがランクトップに浮上しました。3位には,レッドブルKTMファクトリー・レーシングのP.アコスタが単独走行でゴールしています。ちなみに,この決勝レースでは,トップ6をスペイン人ライダーが独占していて,これは最高峰クラスで初めての記録となります。
Moto2クラスは,スタート直後に多重クラッシュが発生するというアクシデントで始まりました。そのような展開の中,この大会をランクトップで迎えているリキモリ・ダイナボルト・インタクトGPのM.ゴンザレスが,5番グリッドからスタートして5周目にトップに立つと,そのまま後続との差を広げていって独走体制に持ち込み,6戦ぶりの勝利を収めました。多重クラッシュの間隙をついてトップに立ったのはレッドブルKTMアジョのC.ベイヤーは,5周目にゴンザレスにトップの座を奪われたものの,その後は2位の座を守ってこちらも単独走行となり,2位でチェッカーを受けて自身今季最高位を獲得しました。7番グリッドからスタートしたレッズ・ファンティック・レーシングのB.マルタスは,ベイヤーに次ぐ3位を単独走行していましたが,レース途中でトラックリミット違反によるリングラップペナルティが科されてしまいました。しかし,4位以下との差がついていたため3位の座を守ったままコースに復帰し,今季初表彰台を獲得しています。フル参戦日本人ライダー勢はポイント圏内での走行とはならず,イデミツ・ホンダ・チーム・アジアの古里太陽は,Q1で低速走行をしてしまってことによるペナルティが科されて最後尾からのスタートとなり,ポジションを回復していったものの,17位でのチェッカーとなりました。モモベン・イドロフォリアRWレーシング・チームの佐々木歩夢は,スタート時にマシントラブルが発生してしまい,スタートできないままリタイアに終わっています。
Moto3クラスは,CFモト・ガビオタ・アスパー・チームのM.キレスとリキモリ・ダイナボルト・インタクトGPのD.アルマンサとによるトップ争いとなりました。最後の最後まで続いた2人によるバトルは,フィニッシュライン直前でキレスがアルマンサを交わしてトップでチェッカーを受け,前戦に続いて勝利を収めています。激しいトップ争いの後ろでは,2番グリッドからスタートしたレッドブルKTMアジョのB.ウリアルテが3位を単独で走行していき,今季4回目の表彰台を獲得しています。フル参戦日本人ライダー勢は,11番グリッドからスタートしたイオンクレジットMTヘルメットMSIの山中琉聖が13位でチェッカーを受けてポイントを獲得したものの,19番グリッドからスタートしたホンダ・チーム・アジアの三谷然は,19位でゴールしてノーポイントに終わっています。

◎初代ウィナー(F1)
◯第14戦スペインGPの決勝レースが,首都マドリードに建設された半市街地コースの新設のサーキットであるマドリンクで行われました。2番グリッドからスタートしたランクトップを行くメルセデスのA.キミ・アントネッリが好スタートを切り,ポールからスタートしたマクラーレンのL.ノリスを交わすべく1コーナーに向かいました。しかし,ここはシケイン状になっているため,キミ・アントネッリはノリスを交わすことができずにランオフエリアにはみ出てトップに立ってしまい,その座をノリスに譲らざるを得ませんでした。さらに5コーナでも同様の状態となってしまい,ノリスがオープニングラップを制しました。そのまま順調にトップを走行していたノリスでしたが,そのノリスがピットインのタイミングを迎えた直前にアクシデントが発生し,バーチャル・セーフティカーが宣言されてしまい,他の上位のドライバーは影響がなかったものの,ノリスのピットインのタイミングが運悪く,コースに復帰したときには5位まで順位を下げることとなってしまいました。使用しているタイヤの違い等でピットインのタイミングのずれが生じていて,しばらくフェラーリのC.ルクレールがトップに立ち,それをキミ・アントネッリが追う展開となりました。そして,終盤になってルクレールがピットインしたことにより自動的にキミ・アントネッリがトップに浮上。後は後続との差を広げたままトップの座を守り続け,最終的に2位を走行していたレッドブルのM.フェルスタッペンに4秒以上の差をつける独走で今季8勝目のチェッカーを受け,このサーキットの初代ウィナーとなりました。一旦は順位を下げてしまったノリスでしたが,元々あったペースの速さを活かして順位を上げていき,最終的に3位でチェッカーを受けています。3戦連続してレーシングブルズから代役参戦している角田裕毅は,15番グリッドからスタートし,1コーナーに向けて走行していた際,後ろから来たウィリアムズのC.サインツに追突されてしまってマシンを損傷し,空力に影響が出てペースを上げることが不可能となってしまいました。ポイント獲得を目指してピットイン作戦を変えたりしましたが,最後までサインツアタックの影響が響き,残念ながら14位でノーポイントに終わってしまいました。来季のシート獲得に向けて大事な一戦だっただけに,悔やまれるもらい事故でした。
2026/09/13(日)
◎2戦連続(MotoGP)
○第14戦サンマリノ&リベエラ・ディ・リミニGP2日目は,MotoGPクラスのスプリントレースと,各クラスの予選が行われました。
MotoGPクラスのスプリントレースでは,2番グリッドからスタートしたドゥカティ・レノボ・チームのM.マルケスは,ほとんどのライダーがリアにソフトタイヤを選択していたのに対し,ミディアムタイヤを履いてグリッドに着きました。今回のレースはこれが正解だったようで,抜群の蹴り出しを見せてポールからスタートしたアプリリア・レーシングのM.ベゼッキを交わしてホールショットを奪いました。トップに立ったマルケスは,ベゼッキとの差を広げていき,やや詰められる周回はあったものの,1秒前後の差をつけて終始走行していき,前戦に続いてスプリントレースを制しました。2位走行のべゼッキの後ろでは,3台による3位争いが続けられましたが,その3台の内ここまでランクトップに立っているアプリリア・レーシングのJ.マルティンだけがリアにミディアムタイヤを選択していて,マルケスと同じくこれが功を奏し,3位でチェッカーを受けています。なお,唯一のフル参戦日本人ライダーであるスーパーファイル・トラックハウスの小椋藍は,トレーニングで負った怪我により,前戦に続いてこの大会を欠場しています。
Moto2クラスの予選は,リキモリ・ダイナボルト・インタクトGPのS.アギウスが,これまでのレコードタイムを更新する走りを見せ,開幕戦以来となる今季2回目のポールを獲得しています。2番手以降は僅差の争いとなっていて,CFモト・アスパー・ヨロピアン・プリビリッジ・チームのD.オルガドが,QJモーター・グリーンパワーMSIのA.ピケラスに1000分の71秒差をつけて2番グリッドを獲得しています。フル参戦日本人ライダー勢は振るわず,2人揃ってQ1で敗退していて,イデミツ・ホンダ・チーム・アジアの古里太陽は23番手,モモベン・イドロフォリアRWレーシング・チームの佐々木歩夢は24番手で予選を終えています。
Moto3クラスの予選は,リキモリ・ダイナボルト・インタクトGPのD.アルマンサが前戦に続いて速さを見せ,2戦連続今季通算6度目となるポールを獲得しました。2番手にはレッドブルKTMアジョのB.ウリアルテが,3番手にはGRYDレーシングのJ.ケルソが入っています。フル参戦日本人ライダー勢は,イオンクレジットMTヘルメットMSIの山中琉聖がQ1を突破して12番手となりましたが,ホンダ・チーム・アジアの三谷然はQ1で敗退して22番手に終わっています。

◎最初のポールシッターは(F1)
◯第14戦スペインGPは,今シーズンから新設のサーキットであるマドリンクで開催されています。2日目に行われた予選は,僅差のポール争いとなりました。その争いを制したのは昨年のチャンピオンであるマクラーレンのL.ノリスで,2番手タイムだったメルセデスのA.キミ・アントネッリとは,わずか1000分の61秒差でした。ということで新設サーキットにおける最初のポールシッターは,今季3回目のポール獲得となるノリスでした。3番手タイムをマークしたのは,来季以降もチームに残留することが先日発表されたレッドブルのM.フェルスタッペンでした。そのフェルスタッペンのチームメイトであるI.ハジャーが怪我のため欠場が続いていて,今回も欠場となっています。そのシートにレーシングブルズのL.ローソンが座ることで,その空いたシートに今季レッドブルのリザーブドライバーを務めている角田裕毅が今回も座ることになりました。その角田は初日8番手タイムをマークして予選で期待がかかていて,その予選ではQ1は見事突破しました。ところが,Q2で最初にユーズドタイヤを履いたときには良いタイムをマークできましたしたが,新品タイヤを履いてラストアタックに出ると,なぜかその新品タイヤが機能せず,ユーズドタイヤの時よりもタイムが上がらずにここで予選終了となり,今日行われる決勝レースは15番グリッドからスタートすることになりました。
 

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