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| 2026/03/28(土) ◎3強が(F1) ◯桜がどんどん花開いていく季節の中,第3戦日本GPが鈴鹿サーキットで開幕し,その初日は,2回のフリー走行が行われました。この日速さを見せたのは,やはりメルセデス,フェラーリ,マクラーレンの今季3強状態にあるチームで,この3チーム6名のドライバーだけが,1分30秒台のタイムをマークしています。その中で最速だったのが,前戦でマシントラブルにより出走すら叶わずに終わったマクラーレンのO.ピアストリでした。ピアストリとは逆に,前戦を史上最年少記録で初優勝を遂げるという好結果に終わったメルセデスのA.キミ・アントネッリが,ピアストリからおよそ100分の9秒遅れで総合2番手でした。今季ここまでランクトップに立っているメルセデスのG.ラッセルが,チームメイトからおよそコンマ1秒遅れの総合3番手となっています。総合4番手が昨年のチャンピオンであるマクラーレンのL.ノリス,総合5,6番手がフェラーリ勢で,それぞれC.ルクレール,L.ハミルトンの順でした。今回が母国GPとなるホンダ製パワーユニットを搭載しているアストンマーティンは,信頼性という面ではやや好転の兆しを見せたようですが,やはり速さという面では圧倒的に足らず,2人揃って1分33秒台で終了し,F.アロンソが19番手,L.ストロールが21番手で初日を終えています。 |
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◎僅差で(MotoGP) ◯第3戦アメリカGPがサーキット・オブ・ジ・アメリカズで開幕し,初日はドライコンディションの中で各クラスのプラクティスが行われました。 MotoGPクラスは,前戦でスプリントレースでは優勝したものの,決勝レースで表彰台を逃したドゥカティ・レノボ・チームのM.マルケスが最速タイムを刻み,今季初となる初日総合トップに立ちました。前戦で磁針最高位タイとなる5位でチェッカーを受けたトラックハウス・レーシングの小椋藍は,今季の好調さを示すかのような走りを見せ,セッション途中で転倒を喫しながらも,マルケスからわずか1000分の53秒遅れという僅差で総合2番手タイムでした。前戦でマルケスとのバトルを制して3位表彰台を獲得しているプルタミナ・エンデューロVR46レーシング・チームのF.ディ・ジャンアントニオが,こちらもセッション途中でテントを喫していますが,総合3番手で初日を終えています。なお,レッドブルKTMテック3のM.ビニャーレスは,前戦終了後に左肩の痛みと可動域に制限があることから診察を受けた結果,昨年の第11戦ドイツGPで転倒した際,骨折した左肩を固定していたネジが外れていたようで,そのネジを除去する手術を受けるために今大会の出場はキャンセルしています。そして,次の第4戦スペインGPから復帰する予定です。 Moto2クラスは,CFモト・パワー・エレクトロニクス・アスパー・チームのD.アロンソが,これまでのレコードタイムを更新する走りを見せて初日総合トップに立ちました。そのアロンソからおよそコンマ5秒近く遅れてはしまいましたが,リキモリ・ダイナボルト・インタクトGPのM.ゴンザレスが初日総合2番手となっています。総合3番手争いは僅差となり,レッズ・ファンティック・レーシングのB.バルタスが1000分の51秒上回って3番手となっています。フル参戦日本人ライダー勢は上位に顔を出すことができず,モモベン・イドロフォリアRWレーシング・チームの佐々木歩夢が15番手,イデミツ・ホンダ・チーム・アジアの古里太陽がブービーとなる27番手で初日を終えています。 Moto3クラスは,前戦で優勝しているCFモト・バルレーサ・アスパー・チームのM.キレスが,こちらもこれまでのレコードタイムを更新する走りを見せて初日総合トップに立ちました。総合2番手タイムをレオパード・レーシングのG.ピニがマークし,ホンダユーザーとしては一人上位に食い込んでいます。総合3番手タイム争いはこちらも僅差となり,レッドブルKTMアジョのA.カルペが1000分の91秒上回って3番手となっています。フル参戦日本人ライダー勢は,このクラスも上位に顔を出すことができず,イオンクレジットMTヘルメットMSIの山中琉聖が15番手,ホンダ・チーム・アジアの三谷然が22番手で初日を終えています。 |
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| 2026/03/27(金) ◎規定変更(F1) ◯今日からいよいよ第3戦日本GPが鈴鹿サーキットで開幕しますが,それを前にして昨日FIAから日本GPにおける予選規定を修正することを発表しました。かつてない大幅なレギュレーション変更がなされている今季のマシンですが,これまでとの違いの1つが電気エネルギーがこれまで以上に活用されているという点です。そのため,以下に電気をバッテリーに充電するかが大きな鍵となっていて,ドライバーはエネルギーマネージメントに関しても注意しておかなければならない状況にあります。実際,バッテリーへの充電が十分でなかったため,決勝レースのスタートで出遅れるマシンが何台も見られています。決勝レースで充電はもちろん重要ですが,1周の速さを求められる予選では,そのマネージメントがさらに重要となります。そうしたことから,走行中の各ドライバーは,加速を緩めて惰性で走る『リフト・アンド・コースト』と呼ばれている動作や,ICE(内燃エンジン)の出力でMGU-Kを回生モードにしてバッテリーに充電を行う『スーパークリッピング』と呼ばれている動作が必要となっています。ただ,一発の速さを求めて走行している予選において,回生のため加速を緩めたりする動作は,場合によって危険なこともあります。今回の会場となっている鈴鹿サーキットは,コース全体を通していかにスムーズにマシンを走らせていくかがタイムアップにつながるコースです。それだけに,この鈴鹿でマシンを駆ることがとても好きなドライバーやライダーはたくさんいます。しかし,こうしたコース特性は,回生するという立場だけで考えると厳しいことも確かです。例えばモビリティリゾートもてぎのようにストップ・アンド・ゴーのコースレイアウトであれば,コーナー進入の際の激しいブレーキングを回生に使うことができます。これらのことから,FIAは安全性等も考慮に入れて修正を行ったのではないかと思われます。今回発表された修正内容ですが,これまでの規定では,日本GPでは1周あたり9MJ(メガジュール)まで回収することが許可されていましたが,それを8MJまで減らすこととなりました。回生しなければならない量が減るわけですから,ドライバーへの負担はその分軽減されることになったわけです。 |
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| 2026/03/26(木) ◎原因は(MotoGP) ◯先週末は22年ぶりの開催となる第2戦ブラジルGPが開催され,15万人近い観客が集まって盛況のうちに終了しました。ただ,無事終わったわけではなく,2日目にはストレートの一部が陥没し,それを改修するためタイムスケジュールが大幅に変更となりました。改修に時間を要したため,どのクラスのライダーも長い時間待たされることとなり,集中するのが大変だったのではないかと思われます。特に,Moto2クラスのライダーに至っては,予選が最終日に延期となり,予選と決勝が同日に行われるということになってしまいました。さらに,MotoGPクラスの決勝レースは,路面が劣化するおそれが生じたため,周回数が8周減算となり,作戦面で変更が生じたライダーがいたかもしれません。そうした陥没や路面の劣化に関して,今後の開催に向けて大会終了後に調査が行われていたようで,この度その調査結果が発表されました。それによると,やはり大会前に見舞われてしまった大雨による水没が遠因になっているようです。まず,路面陥没についてですが,地中にあった未記録の古い下水道設備が崩壊してしまったため,その部分で陥没が起こったようです。次に路面劣化についてですが,Moto2の決勝が行われた後,高温と走行の影響によって局所的なアスファルト劣化が起きたようです。それを受けてMotoGPクラスの決勝前に全ての異物を除去しましたが,強烈なパワーが有るMotoGPマシンが走っていくわけですからさらなる劣化というリスクが残っていたため,安全を最優先して周回数を減算したとのことです。こうした点を見ると,やはり大雨が少なからず影響したことが十分考えられますね。なお,来シーズンも今回の会場となったアウトドローモ・インテルナシオナル・デ・ゴイアニア−アイルトン・セナで開催されますが,当然のことではあるものの,それまでには改善の作業を行うことになっているとのことです。 |
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| 2026/03/25(水) ◎日本色で(F1) ◯今週末には,いよいよ鈴鹿サーキットにおいて第3戦日本GPが開催されます。その日本GPでは,マシンのカラーリングやドライバーのヘルメットなど,日本ならではのものが例年取り入れられています。今回の日本GPでも,既に2つのチームがマシンのデザインについて発表を行っています。 まず1つ目のチームですが,昨シーズンまでホンダ製パワーユニットを搭載していた(今季はフォードとタッグを組んだレッドブル独自のパワーユニットを搭載)レーシングブルズが,今大会のデザインを3月21日(土)に公開しました。それによると,エナジードリンクのブランドであるレッドブルが,同日新味である『チェリーエディション』に合わせた色合いとなっています。そして,書道家の青柳美扇さんとのコラボレーションで書道の字がマシンに飾られ,レッドブルでお馴染みの『翼をさずける』などが見られるものとなっています。 次に2つ目のチームですが,それはハースF1チームです。本部をアメリカに置き,フェラーリ製のパワーユニットを搭載している同チームですので,一見すると日本とは馴染みのない感じがするのですが,チーム代表を小林礼雄が務めていて,さらにTGR(トヨタ・ガズー・レーシング)が今シーズンから同チームのタイトルスポンサーに就いていて,日本との関係性を強めています。こうしたことから,トヨタがハースを買収してF1に復帰するのではないかという噂が立ったほどです。そのハースF1チームが日本GPにおけるデザインを昨日発表し,随所にゴジラ・テイストが入ったマシンを公開しました。実は,3月19日(木)に同チームから発表があり,東宝株式会社と新たに提携することになり,シーズンを通して東宝を代表する怪獣である『ゴジラ(Godzilla)』をフィーチャーする活動を展開していくことになったのです。こうした取り組みは,東宝が11月26日(木)から新作映画である『ゴジラ-0.0(ゴジラマイナスゼロ)』を公開することになっていることがその要因の1つとなっているようです。このコラボはアメリカGPでも取り入れられるようで,これも同映画がアメリカにおいて公開されることが要因となっているようです。今回公開されたマシンを見ると,カラーリング自体は赤と白,そして黒といったところは変わらないものの,ゴジラが放射能を吐き出しているお馴染みのデザインや『ゴジラ,世界最速の舞台へ』という日本語といったものが取り入れられています。今季ここまで好調な走り展開していて,チームランキングで4位につけている同チームですが,今回は走りだけでなく,カラーリングでも目を引く大会となりそうな感じですね。 |
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| 2026/03/24(火) ◎参戦休止(SF) ◯今シーズンのSFにおける目玉となるはずだったのは,何と言ってもK.ロバンペラのフル参戦でした。2022年のWRCにおいて史上最年少でチャンピオンを獲得したロバンペラは,その翌年もチャンピオンを獲得し,もちろんこれも史上最年少記録の2年連続チャンピオンとなりました。このあと彼がチャンピオン獲得回数をどれだけ伸ばすのか注目されていたのですが,何と昨シーズンをもってWRCから卒業し,今シーズンからフォーミュラカーによるレースへと転身することになりました。そして,その最初の場としてSFが選ばれました。WRCでトヨタに所属して走ってきたロバンペラは,フォーミュラ転身後もトヨタの支援が継続していて,彼が所属することになったのは,トヨタ陣営の1つであるKCMGでした。ラリーカーからフォーミュラカーへの乗り換えはもちろん簡単ではありませんから,シーズン前に行われたルーキーテスト等にも参加。さらに,ニュージーランドで行われている『カストロール・トヨタ・フォーミュラ・リージョナル・オセアニア・トロフィー』にも出場しました。ただ,気になっていたのは,12月に行われた最初のテストにおいて体調不良となり,最初のみ走行してその後はキャンセルしたことです。病院での診断によると,『良性発作性頭位めまい症』ということでした。そのような流れの中,3月21日(土)にロバンペラが所属するGAZOO RacingがSNSにおいて,『モリゾウ』ことトヨタ自動車の代表取締役会長である豊田章男から医療機関の診断を受け,これ以上の参戦はロバンペラにとってよくないという趣旨の発表がありました。つまり,SFへの参戦を休止するということになるわけです。これを受け,ロバンペラ自身も自らのSNSにおいて,今は健康上の問題を解決することが最優先事項という旨の発表を行っています。先日行われたWRCの第2戦サファリ・ラリーにおいて,唯一のフル参戦日本人ドライバーである勝田貴元が見事優勝しました。その勝田は,かつてSFやF1等への登竜門の1つであるF3にフル参戦していたという経歴があります。ロバンペラはその逆の道をたどることになるわけで,果たしてどこまで活躍できるのか期待と注目を集めていただけに,とても残念な今回の発表となりました。ただ,SF等への挑戦を諦めたわけではなく,まずは健康を取り戻し,その後再び挑戦を行うこととなるようです。なお,ロバンペラの参戦休止により,KCMGのシートが空くこととなりました。その点に関して同チームから発表があり,モビリティリゾートもてぎが会場となる第1戦に関しては,同チームのリザーブドライバーを務めている野中誠太が出場することになりました。その野中が駆るマシンのカラーリングについても発表されていて,ロバンペラはレッドブルからの支援を受けていますので,マシンに同社のロゴが飾られることになっていましたが,野中の駆るマシンのカラーリングは,チームメイトである山下健太と同じものとなります。第2戦以降のドライバーがどうなるのか気になるところですが,その点に関してはまだ未定のようです。 |
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| 2026/03/23(月) ◎連勝&ワンツー(MotoGP) ◯第2戦ブラジルGPの決勝レースとその前に延期となっていたMoto2クラスの予選が,ドライコンディションとなったアウトドローモ・インテルナシオナル・デ・ゴイアニア−アイルトン・セナで行われました。なお,MotoGPクラスの決勝レースは,トラックのコンディションが劣化する可能性があるため,周回数を8周短くして行うことになりました。 そのMotoGPクラスの決勝レースは,2番グリッドからスタートしたアプリリア・レーシングのM.ベゼッキが好スタートを切って,ポールからスタートしたプルタミナ・エンデューロVR46レーシング・チームのF.ディ・ジャンアントニオの前に出てトップに立ちました。その後ろでは,ディ・ジャンアントニオと3番グリッドからスタートしたドゥカティ・レノボ・チームのM.マルケスによる2番手争いとなりました。さらに,その2人に5番グリッドからスタートしたアプリリア・レーシングのJ.マルティンが追いつき,三つ巴の2位争いとなりました。そのバトルを制したのはマルティンで,徐々にドゥカティの2人との差をつけていきました。その3人の争いを尻目に,トップのべゼッキはファステストラップを更新しながら後方との差を広げていき,完全な独走体制に持ち込みました。結局最終的に2位のマルティンに3秒以上の大差をつけてトップチェッカーを受け,開幕戦に続いて連勝を飾りました。ちなみに,昨シーズンの残り2戦全てをベゼッキは制していますので,年またぎでは4連勝ということになります。マルティンが2位に入り,アプリリアワークスがワンツーフィニッシュを飾っています。2位に入ったマルティンは,前日に行われたスプリントレースで3位表彰台を獲得してそれがスプリントレースにおけるアプリリア移籍後初の表彰台獲得となりましたが,この日は決勝レースで2位表彰台を獲得し,アプリリア移籍以来決勝レースでの初表彰台となります。ドゥカティの2人による3位争いは,最終的にディ・ジャンアントニオがこれを制しています。唯一のフル参戦日本人ライダーであるトラックハウス・レーシングの小椋藍は,6番グリッドからスタートして一時順位を下げましたが,レースが進むにつれて速さを取り戻す彼のスタイルが今回も出て,自己最高位タイとなる5位でチェッカーを受けています。 Moto2クラスの決勝レースは,延期となってこの日最初に行われた予選でポールを獲得したCFモト・インデ・アスパー・チームのD.オルガドが,3周目にトップに立つと一時その座を奪われることがあったものの再び抜き返し,安定した速さを見せて昨年の最終戦以来となる勝利を収めました。予選で11番グリッド獲得にとどまっていたイタルトランス・レーシング・チームのD.ムニョスでしたが,好スタートを切ると徐々に順位を上げていき,一時トップに立つ場面はあったものの,抜き返されて以降は単独での2位走行となり,そのままの順でチェッカーとなりました。この2位というのは,彼にとって自身最高位となります。4番グリッドからスタートしたリキモリ・ダイナボルト・インタクトGPのM.ゴンザレスは,ファイナルラップまで3位争いに持ち込み,そのファイナルラップで3位に浮上するとそのまま逃げ切って表彰台を獲得しています。フル参戦日本人ライダーですが,20番グリッドからスタートしたイデミツ・ホンダ・チーム・アジアの古里太陽は,一時最下位まで落ちるという苦しい展開となり,19周目に転倒を喫してリタイアに終わっています。予選で19番グリッドを獲得していたモモベン・イドロフォリアRWレーシング・チームの佐々木歩夢は,電子制御系のトラブルが発生してしまったため,グリッドにつくことなくリタイアに終わっています。 Moto3クラスの決勝レースは,14周目に発生した転倒により赤旗が提示され一旦中止となりました。その14周目の順位でグリッドに並んでレース2が行われ,リスタート前にトップだったCFモト・インデ・アスパー・チームのM.キレスが,リスタート後もトップの座を守り抜いてトップチェッカーを受けました。そのキレスとの争いには敗れたものの,M.モレリが2位に入って,CFモト・インデ・アスパー・チームぜいのワンツーフィニッシュとなりました。3位にホンダ・チーム・アジアのV.プラタマが3位に入り,フル参戦2戦目にして早くも表彰台を獲得するとともに,インドネシア人ライダーとしては史上初の表彰台獲得となりました。フル参戦日本人ライダー勢ですが,イオンクレジットMTヘルメットMSIの山中琉聖は14位に入ってポイントを獲得できたものの,ルーキーライダーであるホンダ・チーム・アジアの三谷然は,16位でゴールしてあと一歩というところでポイント獲得を逃しています。 |
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| 2026/03/22(日) ◎独占(MotoGP) ◯22年ぶりの開催となった第2戦ブラジルGPの2日目は,各クラスの予選とMotoGPクラスのスプリントレースが行われました。大会前に襲った大雨により,会場であるアウトドローモ・インテルナシオナル・デ・ゴイアニア−アイルトン・セナはいくつもの箇所で水や泥で埋まるという被害を受けました。そのため,関係者は開催に間に合わせようと努力を重ね,何とか開催日には間に合いました。しかし,やはりまだ影響は残っていたようで,2日目の途中でストレート上に穴が空いてしまい,その修復のためこの日のレーススケジュールは大幅な変更がなされました。そうした中,時間は変更となったものの,スプリントレースや予選は無事行われました。 MotoGPクラスのスプリントレースは,自身4年ぶりとなるポールからスタートしたプルタミナ・エンデューロVR46レーシング・チームのF.ディ・ジャンアントニオが,好スタートを切ってトップに立ちました。この大会は不安定な天候に見舞われているため,どのライダーも完全なドライというセッションはできないまま予選を迎えていました。Q1から出走したディ・ジャンアントニオとアプリリア・レーシングのJ.マルティンの2人は,それを経験して予選終え,そしてスプリントレースを迎えていましたので,上位のライダーの中ではその点で有利でした。トップに立ったディ・ジャンアントニオは,後続との差を広げていって単独走行に持ち込みました。その後ろでは,2位争いがあり,そこにはモンスターエナジー・ヤマハMotoGPチームのF.クアルタラロも加わっていました。今季からV型4気筒マシンを投入しているヤマハは,まだマシンが十分な戦闘力がなく,一旦は2位に上がったクアルタラロでしたが,ストレートに来ると他のライダーに抜かれるというフラストレーションの溜まるれーすとなり,徐々に順位を下げていきました。そのクアルタラロとの2位争いを制してトップを追っていったのは,開幕戦の決勝レースでアクシデントに見舞われてリタイアとなってしまったドゥカティ・レノボ・チームのM.マルケスでした。序盤こそディ・ジャンアントニオに離されてしまっていたマルケスでしたが,中盤から徐々に差を詰めていき,残り3周となった頃にはテール・トゥー・ノーズまで持ち込みました。そして,その周の後半でついにトップに立ちました。マルケスを抜き返そうとファイナルラップまで必死に食らいついたディ・ジャンアントニオでしたが,マルケスがこれを振り切り,今季初優勝をスプリントレースで飾りました。ディ・ジャンアントニオはおよそコンマ2秒遅れの2位でチェッカーを受け,ドゥカティ勢がワンツーフィニッシュを飾りました。トップ争いの後ろではアプリリア・レーシング勢による3位争いとなり,開幕戦を制しているM.ベゼッキを制してJ.マルティンが先にチェッカーを受け,アプリリアに移籍して初めての表彰台を獲得しています。唯一のフル参戦日本人ライダーであるトラックハウス・レーシングの小椋藍は,6番グリッドからスタートしてそのポジションをキープ。そして,順位を落としてきたクアルタラロとのバトルを制して5位に浮上し,その後単独走行となって5位でチェッカーを受けました。これにより,3〜5位までをアプリリア勢が独占した形となりました。 Moto3クラスの予選は,レベルアップMTAのJ.エステバンが最速タイムを刻み,参戦29戦目にして自身初となるポールを獲得しました。2,3番手争いは僅差となり,レッドブルKTMテック3のV.ペローネがイオンクレジットMTヘルメットMSIのH.ダニッシュを1000分の1秒上回って2番手となり,昨年の日本GP以来となるフロントローを獲得しています。ダニッシュにとっては,参戦5戦目にして初のフロントロー獲得となります。フル参戦日本人ライダーは2人ともQ1を突破してQ2に進出を果たし,イオンクレジットMTヘルメットMSIの山中琉聖が8番手,ルーキーライダーであるホンダ・チーム・アジアの三谷然は15番手で予選を終えています。 なお,Moto2クラスの予選は,コース修復に時間を要したため大幅にタイムスケジュールが変更となり,日本時間の21時40分からQ1開始に変更となっています。そのため,このページの入力段階では結果についてお伝えすることができていません。 |
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| 2026/03/21(土) ◎22年ぶり(MotoGP) ◯22年ぶりの開催となる第2戦ブラジルが,不安定な天候となったアウトドローモ・インテルナシオナル・デ・ゴイアニア-アイルトン・セナで始まりました。無事開幕できた今回のブラジルGPですが,実は開催前に同地を大雨が襲ったため,サーキットの一部が水に使ったり泥が流れ込んだりして開催が危ぶまれる事がありました。しかし,現地の関係者の努力によってそれらの問題が何とか解消され,無事開催日を迎えています。とはいえ,セッション開始前や途中で雨が降ったりして,ドライタイヤでの走行は可能だったものの,はやり雨の心配がレースウィークに入ってもある状況には変わりありませんでした。そのような中,初日はいつものように各クラスのプラクティスが行われています。 MotoGPクラスは,今シーズンからコンセッション(優遇措置)が昨年までのDからCに昇格したホンダ勢の中で,不安定な天候を得意としているカストロール・ホンダLCRのJ.ザルコがセッション前半から速さを見せ,最終的にこの日の総合トップに立ちました。前戦で不運な形でリタイアに終わったドゥカティ・レノボ・チームのM.マルケスが,ザルコからコンマ125秒遅れで総合2番手となっています。そして,昨年までSBKチャンピオンとして活躍し,今シーズンからプリマ・プラマック・ヤマハMotoGPに所属してMotoGPにフル参戦することになったT.ラズガットリオグルが,自身初となる総合3番手に立ちました。MotoGPでの走行を開始して以来,ヤマハのマシンの戦闘力不足もありますが,SBKとMotoGPとのマシンの走らせ方の違いに戸惑いを見せ,テストを含めてここまでずっと下位に低迷してきていました。しかし,この不安定な状況が彼に味方したのか,初日は見事にトップ3圏内に入っています。開幕戦で上位争いを展開した唯一のフル参戦日本人ライダーであるトラックハウス・レーシングの小椋藍は,今回の好調さを見せ,初日を総合10番手で終わって,今日行われる予選では,直接Q2進出を決めています。怪我で開幕戦を欠場したBK8グレシーニ・レーシングMotoGPのF.アルデグエルは,復帰初戦でいきなり8番手に入り,こちらもQ2直接進出を決めています。 Moto2クラスは,1回目のプラクティスで21番手と後方だったレッズファンティック・レーシングのT.アルボニーノが,2回目のセッションで速さを見せてこの日の総合トップに立ちました。開幕戦となる前戦で優勝しているリキモリ・ダイナボルト・インタクトGPのM.ゴンザレスは,アルボニーノからコンマ17秒遅れの総合2番手と,今回も速さを見せています。開幕戦で転倒リタイアに終わっているCFモト・インデ・アスパー・チームのD.アロンソは,1回目のセッションでトラブルに見舞われたものの,2回目のセッションで総合3番手タイムでした。フル参戦日本人ライダー勢は出遅れた初日となり,モモベン・イドロフォリアRWレーシング・チームの佐々木歩夢が23番手,イデミツ・ホンダ・チーム・アジアの古里太陽は26番手でした。 Moto3クラスは,このクラスらしく僅差のタイム合戦となり,その中でリキモリ・ダイナボルト・インタクトGPのD.アルマンサが総合トップタイムをマークしました。そのアルマンサから1000分の3秒遅れでコード・モータースポーツのC.ブキャナンが2番手タイムをマークし,自己最高位を獲得しています。さらに,トップから1000分の47秒遅れで,ルーキーライダーであるホンダ・チーム・アジアのV.プラタマが総合3番手につけています。フル参戦日本人ライダー勢は,このクラスでも振るわず,イオンクレジットMTヘルメットMSIの山中琉聖が23番手,ルーキーライダーであるホンダ・チーム・アジアの三谷然はブービーとなる24番手で初日を終えています。 |
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| 2026/03/20(金) ◎3度目目指し(インディカー) ◯アメリカのオープンホイールレースの最高峰であるインディカー・シリーズにフル参戦しているレイホール・レターマン・ラニガン・レーシング(RLL)から発表があり,同シリーズの第7戦として5月24日(日)に決勝レースが行われる世界3大レースの1つ『インディアナポリス500マイルレース』に,昨シーズンに続いてスポットで佐藤琢磨を起用することになりました。元F1ドライバーで,2010年から戦いの場を米国に移し,インディカー・シリーズにフル参戦してきた琢磨は,2023年からインディ500を含めたスポットでの参戦をしてきています。さらに,一昨年からはインディ500のみへの参戦となっていて,今回はその3度目の挑戦となります。そのインディ500のみへの参戦は,全て今回も所属するRLLからとなっています。今年で17回目のインディ500出場となるわけですが,2017年に日本人としてはもちろん,アジア人ドライバーとして初めてインディ500勝者となり,2020年には2度目の優勝も果たしています。昨年のこの大会では,予選で自身最高位となる2番グリッドを獲得し,3度目の勝利が期待されました。そして,レース序盤では首位を走行して51周のリードラップを重ねる活躍を見せていました。ところが,タイヤ交換と給油のためピットに入った際,100分の6秒というほんのわずかブレーキングが遅くなってしまい,本来止まるところから1メートル以上前に出てしまいました。そのためピットでの作業が遅くなり,完走はしたものの,それが要因となって残念ながら11位という結果に終わってしまいました。とはいえ,50歳に近い年齢になっていても優勝できる可能性を見せていたことは間違いなく,これまで積み重ねてきた経験を活かして3度目の優勝を果たしてほしいですし,それができる力がまだあるのも間違いないと思います。 |
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| 2026/03/19(木) ◎体制維持(SGT) ◯SGTにおけるトヨタのエースチーム的位置にあるTOM’Sが,今季の参戦体制について昨日発表を行いました。それによると,GT500クラスにおいて史上初となる3連覇を成し遂げているTOM’Sですが,昨年のチャンピオンであるTGR TEAM au TOM’Sは,昨年と同じ坪井翔&山下健太組で臨むことになります。メインスポンサーはKDDI,カラーリングがオレンジと白を基調とした昨シーズンと同じものになります。大きな違いはカーナンバーで,昨シーズンはチャンピオンナンバーである『1』を付けていましたが,今シーズンは初心に帰るということで,TOM’Sのエースナンバーである『36』へ戻すことになりました。2台体制で臨んでいる同チームですが,もう1つのTGR TEAM Deloitte TOM’Sについても,昨シーズンと同じ笹原右京&G.アレジの体制で臨むことになります。メインスポンサーもデロイト トーマツが務め,マシンカラーリングもグレーにグリーンラインという昨年と同じものとなっています。つまり,今季のTOM’Sは,ほぼ全体に渡って昨年からの継続と考えていいことになります。果たして今季は前人未到の4連覇を達成することができるのか,僅差の闘いが続くSGTだけに,その結果がとても楽しみになります。なお,今回発表された具体的な体制は,以下の表のようになっています。 |
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| 2026/03/18(水) ◎新型車が(SGT) ◯3月15日(土)と16日(日)の2日間に渡って,富士スピードウェイにおいて公式テストが行われました。 GT500クラスで総合の最速タイムを刻んだのは,野尻智紀&佐藤蓮組の#16 ARTA MUGEN HRC PRELUDE-GTで,唯一1分27秒台をマークしています。。昨年までのホンダのベースマシンは,唯一の4ドア車両であるCIVIC TYPE R-GTでした。しかし,競争の激しいSGTですので,やはりレース用マシンとしてはかなり厳しい状況が続いていました。そして,満を持して今年から他メーカーと同じ2ドアマシンであるPRELUDE-GTが投入されています。トヨタや日産の車両は熟成が進んでいて,そこに全くの新しいマシンを投入するわけですから,かなり厳しいシーズンになることが予想されます。そのような中での総合トップタイムですので,マシンの素性の良さが表れているのかもしれません。とはいえ,今回はテストですから,それぞれのメーカー及びチームは何らかのテスト項目で走行しているでしょうから,単純にマークされたタイムだけで判断する訳にはいきません。果たして今回のテスト結果は,単なるフロックなのか,それともやはり素性の良さが出ているのか,4月中旬の開幕が待ち遠しいところです。 GT300クラスで総合トップタイムをマークしたのは,井口卓人&山内英輝&奥本隼士組のSUBARU BRZ R&D SPORTで,唯一1分35秒台をマークしています。今シーズンのSUBARUは,マシンとしてはBRZと一見すると昨年までと変化がないように思われます。ところが,エンジンが全く変わっているのです。昨年までは長年に渡って水平対向4気筒エンジンが搭載されてきました。しかし,ここ数年は思うような成績を残すことができなくなっていて,トラブルも続いていました。こうしたことから,やはり開発としてはやり尽くしたという感じがあったのではないかと思います。ただでさえこのクラスも激しいマシン開発が繰り広げられている中でのレースですから,SUBARUとしてはエンジンの見直しの必要性を実感していたのではないでしょうか。そして,SUBARUが出した答えが,新型エンジンの投入です。今季から投入されることになったのは,もちろんSUBARUですから水平対向エンジンという点では変わりありませんが,昨年までの4気筒から6気筒エンジンへと変化しました。GT500クラスが新型でトップタイムになったのと同様,このクラスでもエンジンだけではありますが,全くの新しいものが投入される中でのトップタイムとなっています。 なお,今回のテストで開幕前のテストは終了しました。次の走行は,いよいよ岡山国際サーキットで4月11日(土)から始まる開幕戦ということになります。あとおよそ1ヶ月ほどありますが,この間にそれぞれのメーカー及びチームがどこまでマシンを仕上げてくるのか注目となります。 |
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| 2026/03/17(火) ◎カレンダー変更(MotoGP) ◯アメリカとイスラエルによるイラン攻撃は,ホルムズ海峡が封鎖されて石油を運ぶタンカーが攻撃されたり,航行できなかったりして,我が国はもちろん,世界全体に大きな影響を与えています。レースの世界においても既に影響が出ていて,3月15日付のこのページでお伝えしたように,F1の第4戦バーレーンGPと第5戦サウジアラビアGPの開催が中止となり,当初全24戦で行われる予定だった今シーズンは,全22戦での開催に変更となりました。MotoGPの開催についても心配されていたのですが,3月15日(日)にMotoGPの商業権を有する『MotoGPスポーツ・エンターテインメント・グループ』から発表があり,4月10日(金)から開催予定だった第4戦カタールGPの開催日を変更することになりました。現段階では,F1のように開催中止とはなっていません。その変更の内容ですが,当初シーズン前半に組まれていた同GPをシーズン後半に移動し,11月6日(金)から開催することになりました。これに伴って他の大会についても変更が余儀なくされ,ポルトガルGPとバレンシアGPとが移動となりました。そのため,シーズン終了が当初より1週間下がって11月29日(日)となっています。なお,今回発表された新しいカレンダーは,次のようになっています。 |
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| 2026/03/16(月) ◎34年ぶり(WRC) ◯先週末に伝統のサファリ・ラリーが行われ,唯一のフル参戦日本人ドライバーであるTOYOTA GAZOO RACING WRTの勝田貴元が優勝するという快挙を成し遂げました。今大会における勝田は,初日にインターコムのトラブルに見舞われてしまい,コ・ドライバーとのコミュニケーションが上手く取れない事態に陥ってしまいました。そのため,初日にいきなりトップから1分以上の差をつけられてしまいました。ただ,勝田の不運に比べると,大会自体の不運のほうがさらに大きく,降雨の影響でグラベル(未舗装路)ステージが大荒れとなってしまい,3日目には上位陣に次々と大きなトラブルが襲ってリタイアを喫してしまいました。この大会を得意としている勝田は,2日目以降は厳しい路面状況を克服していって順位を上げ,3日目終了段階で2位に1分25秒の差をつけ,トップで最終日を迎えました。トップの勝田は,2位との差を見ながら慎重にしかも速いペースを刻んでいってトップの座を守り続け,ずっと2位に付けていたHYUNDAI SHELL MOBIS WORLD RALLY TEAMのA.フルモーに27秒の差をつけて見事勝利を収めました。日本人ドライバーがWRCで優勝するのは,1992年のコートジボワールが会場となったアイボリーコースト・ラリーで故・篠塚建次郎氏が優勝して以来二人目で,実に34年ぶりの快挙となります。現在はWRCの中の1つとなっているサファリ・ラリーですが,かつては独自の大会として開催されていて,その頃を含めると1995年に藤本吉郎氏以来,31年ぶりの優勝となります。なお,3位には,勝田のチームメイトであるS.パヤリが入っています。 |
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◎最年少記録(F1) ◯第2戦中国GPの決勝レースが,曇天ながらもドライコンディションとなった上海インターナショナル・サーキットで行われました。今シーズンから大幅なレギュレーション変更が行われたため,昨シーズンまでと違った状況が生まれていますが,今回の決勝レースも開始前から異例の事態が発生しました。というのも,何と4台ものマシンがトラブルに見舞われてグリッドにつくことができず,そのままリタイアに終わってしまったのです。しかも,その中の2台が,昨年ドライバーとコンストラクターの2大タイトルを獲得したマクラーレン勢だったのです。まさかの自体の中で始まった決勝レースは,今季好調なメルセデスとフェラーリによるバトルで始まりました。前戦の決勝レース,そして今回のスプリントレースと,スタート時にメルセデスが出遅れ,フェラーリが抜群のスタートを切るという状況でした。今回の決勝レースも同様のことが起き,フロントローを独占していたメルセデス勢に対し,フェラーリの2台が好スタートをきりました。3番グリッドからスタートしたフェラーリのL.ハミルトンがポールスタートからスタートしたメルセデスのA.キミ・アントネッリに襲いかかり,トップの座を奪いました。4番グリッドからスタートしたフェラーリのC.ルクレールもキミ・アントネッリに襲いかかりましたが,これは何とかキミ・アントネッリが抑えて2位の座を守りました。2番グリッドからスタートしたメルセデスのG.ラッセルは4番手に落ちてしまいました。ただ,スタートでは遅れるものの,レーシングスピードになってからはメルセデスのほうが速いという傾向も変わらず,2周目には早くもキミ・アントネッリがハミルトンを交わしてトップに浮上しました。ラッセルも徐々にポジションを回復し,4周目にはハミルトンを交わして2位に浮上し,メルセデスのワンツー体制を築きました。トップを行くキミ・アントネッリはラッセル以下との差をつけていき,徐々に独走体制に持ち込みました。その後,ピットインのタイミングのズレから順位の変動はありましたが,それが落ち着いた頃にはキミ・アントネッリの独走体制は変わらず,ラッセルはフェラーリ勢の後ろにつけるという流れになりました。2,3位の座についたフェラーリ勢は,何とここでチームメイトによる2位争いが展開されていきました。クリーンながらもまさに抜きつ抜かれつという激しいチームメイトバトルが展開されていき,その影響で2人のペースは落ちていました。そこでいわゆる漁夫の利を得たのがラッセルで,2人のバトルの間隙をついて2台を交わすことに成功し,再びメルセデスのワンツー体制に戻りました。結局レースはそのままで進行していき,キミ・アントネッリがラッセルにおよそ5.5秒の差をつけてトップでチェッカを受けてポールトゥーウィンを達成しました。現在19歳の彼がマークしたこのポールトゥーウィンは,F1史上最年少記録となります。フェラーリ勢による激しいチームメイトバトルは,結局ハミルトンがこれを制しています。ホンダ製パワーユニットを搭載しているアストンマーティン勢はやはり苦しいレースとなってしまい,L.ストロールは9周目にトラブルが発生してリタイアとなり,もう1人のF.アロンソは,このマシンがテスト段階から抱えている激しい振動という問題に見舞われてしまい,32周走行が終了した段階でピットに入り,そのままリタイアしています。チームの発表によると,「振動によってコクピット内で不快感を覚えたため,リタイアを余儀なくされた」とのことです。 |
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| 2026/03/15(日) ◎連続&記録更新(F1) ◯第2戦中国GP2日目は,スプリントレースと今日行われる決勝のグリッドを決める予選が行われました。 今季最初のスプリントレースは,ポールからスタートしたメルセデスのG.ラッセルが好スタートを切ってトップに立ちました。そのラッセルよりもさらに好スタートを切って順位を上げてきたのが,4番グリッドからスタートしたフェラーリのL.ハミルトンでした。そのハミルトンは,オープニングラップの途中でトップに立ち,その後ラッセルが抜き返すという,オープニングラップから激しいトップ争いとなりました。速さに勝る今季好調のラッセルは,ハミルトンとのバトルを制すると徐々にその差を広げていきました。2位を守っていたハミルトンに追いついてきたのが,チームメイトであるC.ルクレールでした。ラッセルが独走体制に持ち込んでいく中,今度はチームメイト同士による2位争いとなりましたが,このバトルをルクレールが制していきました。アクシデントが発生してフルコースイエローとなった段階でフェラーリの2台は同時にピットインとなり,当然2台同時はタイヤ交換ができませんので,3位走行のハミルトンはルクレールの後ろでタイヤ交換を待つという状況となり,ここでさらに2台の差が開いてしまいました。結局,ラッセルが2位にコンマ7秒弱の差をつけ,開幕戦の決勝レースに続いて今回もトップでチェッカーを受けました。2,3位をルクレール,ハミルトンの順でフェラーリが占めています。今季唯一ホンダ製パワーユニットを搭載しているアストンマーティン勢は,完走が心配されていましたが,F.アロンソが17位,L.ストロールが18位で無事完走を果たしています。 その後行われた予選では,トップ10のグリッドが決まるQ3において,開始早々にラッセルがトラブルでマシンが停まるまさかの出来事が起こりました。幸い自力でピットに戻ることができ,残り時間が少なくなった頃コースに復帰できました。それに対して,チームメイトであるキミ・アントネッリは好調な走りを見せ,ファーストアタックでもラストアタックでも最速タイムを刻み,見事自身初となるポールを獲得しました。今回のアントネッリのポール獲得は,これまでの最年少記録を更新するものとなりました。開幕以来トップに立っていたラッセルでしたが,何とかコースに復帰することはできたものの,アントネッリを上回ることはできず,2番グリッド獲得にとどまっています。3,4番手にハミルトンとルクレールが入り,今季好調なメルセデスとフェラーリがトップ4に立っています。アストンマーティン勢はどちらもQ1で敗退となり,アロンソが19番手,ストロールが21番手で予選を終えています。 |
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◎開催中止(F1) ◯F1の商業権を有するフォーミュラ1から発表があり,中東における紛争が収まる気配がないため,第4戦バーレーンGPと第5戦サウジアラビアGPの開催を中止することになりました。アメリカとイスラエルによるイラン攻撃に端を発して,現段階でも攻撃は収まっておらず,ホルムズ海峡封鎖等様々な紛争が起こっています。そのような状況の中ですので,4月に行われるバーレーンGPとサウジアラビアGPは,安全の確保はもちろん,F1開催に向けたマシン等の物資の輸送もままなりません。一時代替開催が検討され,その中で鈴鹿サーキットで行われる第3戦日本GP開催翌週に代替開催として鈴鹿での開催も噂されていました。しかし,短期間で鈴鹿を始めとして代替開催地を見つけるのは困難ですので,今回の開催中止という判断に至ったのと思われます。これにより,今季は全24戦での開催が予定されていましたが,全22戦へと縮小されることになりました。また,第6戦カナダGPの開催が5月下旬ですので,日本GPからカナダGPまで1ヶ月以上空くことになります。もしかしたら,ホンダ製パワーユニットを搭載しているアストンマーティンなどマシン開発が十分できていないメーカーやチームにとっては,この間に対処できたりして案外助かったりするのかもしれません。とはいえ,開催を楽しみにしていたファン,そして開発準備を進めていた方々にとっては,残念な結果となってしまいました。やはり平和が一番です!!! |
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| 2026/03/14(土) ◎今回も(F1) ◯開幕から2週連続開催となるF1ですが,その2つ目の大会となる第2戦中国GPが,ドライコンディションとなった上海インターナショナル・サーキットで開幕しました。今シーズンのF1は,6つの大会でスプリントレースが開催されることになっていて,今回はその1つ目の大会となっています。初日は,今日行われる予定となっているスプリントレースのグリッドを決めるスプリント予選が行われました。開幕戦で速さを見せたのはメルセデス勢で,予選,決勝ともにワンツーフィニッシュを飾りました。開幕から速さを見せているメルセデスは,今季最初のスプリント予選でも速さを見せ,ここでもワンツーとなっていて,開幕戦をポールトゥーフィニッシュで終わったG.ラッセルがポール,A.キミ・アントネッリが2番手タイムをマークし,メルセデスがフロントローを独占しています。しかも,この2台のみが1分31秒台をマークしていて,現段階では敵無し状態となっています。3番手タイムをマークしたのは,昨年のチャンピオンであるマクラーレンのL.ノリスでした。開幕前のテスト,さらに開幕戦でもまともに走ることができなかったホンダ製パワーユニットを搭載しているアストンマーティンは,速さという点ではまだ全然足りていなくて2人揃ってSQ1で敗退してしまっていますが,ここまでの走りと比べると,まあ少しは形になってきつつあるのかなという印象をもたせる走りを見せています。 |
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| 2026/03/13(金) ◎戦争の影響で(MotoGP) ◯2月28日(土)に始まったアメリカとイスラエルによるイラン攻撃は,いまだに解決の糸口が見つからず,さらにイランがホルムズ海峡を閉鎖したため,石油の輸入が思うようにできなくなり,我が国を含めた世界経済に大きな影響を与えることになりそうです。このイランへの攻撃は,MotoGPにおいても直接影響を与える事態が発生していました。このイラン攻撃があったのは,ちょうど開幕戦タイGPが開催されていたときでした。実は,3年前にMotoGPでのヘルメットに関する新たなホモロゲーションが発表されていて,その実施が今シーズンからとなっています。そのヘルメットに関する新たなホモロゲーションは,衝撃試験がかなり厳格化されていて,さらに,クラッシュした際バイザーが脱落しないような構造になっていなければならなくなりました。しかも,ヘルメットのサイズ毎に認証を受けなければならず,ヘルメットメーカーにとってはかなり負担が大きくなっています。こうした新たなホモロゲーションの影響を受けたのは,インドネシアのPT Taraグループのヘルメットで,同社は『KYT』と『SUOMY』のブランドを傘下に収めています。両ブランドは,開幕前日というぎりぎりの段階で認証を受けていたようです。しかし,何とライダーが実際に使用する際には,合格を表す認証ラベルが必要となっていて,そのラベルが印刷できるのは,2輪レースを統括するスイスに本部を置くFIMのみとなっているそうなのです。同社のスタッフは急いでスイスに行き,認証ラベルを受け取るところまでは無事終わりました。ところが,ドーハ経由の便でタイに向かっている最中に何とイラン攻撃の影響でドーハの空域が閉鎖となってしまいました。そのため,開幕に間に合うことができなくなり,2つのブランドを使用しているMotoGPライダーは,そのヘルメットが使えない状況となってしまいました。そのブランドを使用しているのは,KYTがテック3のE.バスティアニーニとLCRのD.モレイラ,そしてSUOMYがドゥカティのF.バニャイヤの3人です。こうしたギリギリの状況があったため,この3人は事前に別のメーカー製のヘルメットを用意していて,初日と予選とスプリントレースが行われた2日目までは,この準備していた他メーカーのヘルメットを装着して走行したようです。そして,決勝が行われた最終日には認証ラベルが間に合い,ここでは通常のヘルメットを使用することができたようです。このサイトはレースと平和とは重要な関係性があることを主軸にしていますが,まさにこの開幕戦におけるヘルメット問題はそのことを示す事象となりました。今日からF1の第2戦が始まりますが,そのF1開催に関しても第4戦以降の開催について不安視されています。一日も早い解決が望まれますね。そして,やはり平和が一番です!! |
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| 2026/03/12(木) ◎記録(MotoGP) ◯今月はじめに今季開幕戦となるタイGPの決勝レースが行われましたが,そのレースでイタリアンメーカーの記録に関する2つのことがありました。まず,1つ目は,アプリリアについてです。決勝レースでは,ポールからスタートしたアプリリア・レーシングのM.べゼッキが,昨シーズン後半からの好調さを維持しているかのように見事勝利を収めました。さらに,アプリリアのインディペンデントチームであるトラックハウス・レーシングのR.フェルナンデスが3位に入り,アプリリアがダブル表彰台を獲得しました。それだけでなく,アプリリア・レーシングのJ.マルティンが4位,トラックハウス・レーシングの小椋藍が5位に入り,トップ5中4台をアプリリアが占める結果となりました。つまり,アプリリアのマシンを駆るライダー全員がトップ5に入ったことになり,これはアプリリアにとって史上初の記録となります。それに対して,昨シーズンまで圧倒的な強さと速さを見せていたドゥカティは,プルタミナ・エンデューロVR46レーシング・チームのF.ディ・ジャンアントニオの6位が最高位という結果に終わりました。昨年の最終戦でディ・ジャンアントニオが3位表彰台を獲得したことにより,ドゥカティが続けていた連続表彰台獲得記録を『88』まで伸ばしていたのですが,今回の結果によりこの記録が途切れたことになります。もちろん,ドゥカティがこのまま黙っておくはずはなく,当然巻き返しを図ってくることは間違いないのでしょうが,スプリントレースでレッドブルKTMファクトリーレーシングのP.アコスタが優勝したように,ここ数年続いていたドゥカティの独壇場という様相は変化が見られていくのかもしれませんね。 |
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| 2026/03/11(水) ◎特殊性(F1) ◯開幕戦オーストラリアGPは,昨日もお伝えしたようにメルセデス勢が予選,決勝ともにワンツーを達成して終了しました。ただ,メルセデスが万全だったかというとそうではなく,スタートで出遅れてしまったため,4番グリッドからスタートしたフェラーリのC.ルクレールに先行される状況になってしまいました。そのスタートで出遅れた原因については,昨日お伝えしたように,スタート時バッテリー残量がなくなっていたためモーターのアシストがなく,電力があったフェラーリに先を越されてしまったようです。そのバッテリー残量不足は,どうやらメルセデスだけでなく,中団以降のマシンにも同様の症状があり,中には出遅れたため接触寸前まで至った状況もあったようです。そうしたトラブルは,どうやら今季のレギュレーションとサーキットのレイアウトが関係したようです。今シーズンからバッテリー駆動が重要となっていますが,蓄電するための発電は,市販の電気自動車がそうであるようにブレーキによって賄われます。そのブレーキングはかなり強くかけないと十分発電できないようになっています。フォーメーションラップからグリッドにつく間,ドライバーたちはマシンを左右に振ったり,ブレーキングをしたりしてタイヤを温める作業をします。その際,マシンを動かしているわけですから当然電力を使っています。その動きの中では蓄電まで至ることができず,必然的にバッテリー残量がどんどん減っていくわけです。その結果,電力不足へとつながることになります。さらに,会場であるアルバートパーク・サーキットは強いブレーキングをするところが少なく,回生が十分にできないということもあります。スタートが良かったフェラーリは,どうやらギア比の設定や小型のターボを採用していることなどが関係して,他チームより残量があり,それが好スタートへと繋がったようです。とてもエネルギー管理が難しい今季型マシンとなっていますので,こうした部分でもいち早い対応が今後の成績に影響してくることになります。 |
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| 2026/03/10(火) ◎充電不足(F1) ◯先週末に今季開幕戦となるオーストラリアGPが行われ,下馬評が高かったメルセデスが好調で,予選ではフロントローを独占し,決勝レースではG.ラッセルがポールトゥーウィンを達成するととともに,A.キミ・アントネッリが2位に入ってワンツーフィニッシュも達成しました。そうした完璧とも言えるレースだったわけですが,唯一首を傾げる場面がありました。それがスタート時の場面で,4番グリッドからスタートしたフェラーリのC.ルクレールがいきなりトップに立ってホールショットを奪ったのに対し,フロントローのラッセルはルクレールに交わされて2番手に,そして2番グリッドからスタートしたキミ・アントネッリは一挙に7番手までポジションダウンしてしまいました。よほどフェラーリがロケットスタートを決める何らかの仕組みがあるのだろうかと思ってしまったですが,どうやら完璧だと思われていたメルセデス側にも原因があったようです。今シーズンから全く新しいレギュレーションに則ってマシンが造られていますが,これまでとの大きな違いの1つはパワーに関わる部分です。昨シーズンまでは内燃機関が発生させるパワーに多くが依存されていたのですが,今季からはこれまで以上に電気モーターによるパワーが活用されています。ということで,バッテリーにどれだけ電気を貯められるか,そして,それをどれだけマシンを走らせるためのパワーに活かすことができるのかが肝となっています。温暖化が進んでいる現在,排出ガス抑制の面から,こうしたことは当然重要となります。スタート時こそ出遅れてしまったメルセデスですが,フェラーリの作戦が裏目に出たこともあって,結局はメルセデスが好結果を残しました。そのレースを振り返ったコメントの中で,どうやらスタート時に出遅れた原因がわかりました。優勝したラッセルによれば,グリッドに着いた段階でバッテリー残量を確認すると,何と全く残っていなかったそうなのです。こうなるとでいかに内燃機関のパワーがあっても,出遅れてしまうのは当然です。昨シーズンまでもレース中に充電する作業はありましたが,今季はこれまで以上にその作業の必要性が高まっています。場合によっては,充電するためにストレート上でシフトダウンすることもあるそうで,大きな危険性さえもはらんでいます。まだシーズンは始まったばかりなので,どのチーム,ドライバーもこの点について模索していく必要があるのは間違いなく,どのような対策を採っていくのか興味が湧くところです。 |
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| 2026/03/09(月) ◎決勝も(F1) ◯今季開幕戦となる第1戦オーストラリアGPの決勝レースが,ドライコンディションとなったアルバートパーク・サーキットで行われました。前日に行われた予選では,メルセデス勢がフロントローを獲得していて,決勝レースでもその速さが出るのか注目となっていました。スタートで飛び出したのは,4番グリッドからスタートしたフェラーリのC.ルクレールでした。開幕前に行われたオフィシャルテストにおいて,メルセデスと同じように好調な走りを見せていたフェラーリは,予選こそメルセデスの後塵を拝しましたが,決勝レースではその速さの一端を見せました。トップに躍り出たのはルクレールでしたが,ポールからスタートしたメルセデスのG.ラッセルも黙っておらず,2周目にはルクレールを抜いてトップに立ちました。しかし,ルクレールも負けず劣らずの速さを見せて再び抜き返し,暫くの間この2台による抜きつ抜かれつのトップ争いが展開していきました。その後ろでは,5番グリッドからスタートして好スタートを切ったフェラーリのL.ハミルトンが徐々にトップ2に迫っていき,この3台がトップ3を形成していきました。そうした流れの中でタイヤ交換の時期を迎え,メルセデスの2台はタイヤ交換のために次々にピット・インしたのに対し,フェラーリの2台はステイアウトを選択し,タイヤ交換を遅らせる作戦を採りました。しかし,今回のレースはこれが裏目に出る結果となってしまいました。メルセデスがやや早い段階でタイヤ交換を行ったため,フェラーリの読みとしては恐らくレース後半にもう1回ピットインすると思っていたのだと思います。ところが,さほどペースが落ちることなく最後まで走り続けることができ,結局ラッセルが独走体制を築いて開幕戦をポールトゥーウィンで飾りました。トップから3秒ほど遅れはしましたが,2番グリッドからスタートしたA.キミ・アントネッリが2番手でチェッカーを受け,予選に続いて決勝レースでもメルセデスがワンツーを飾っています。作戦が裏目に出たフェラーリ勢は,ルクレールが3番手,ハミルトンが4番手でチェッカーを受けています。昨年のチャンピオンであるマクラーレンのL.ノリスは,トップ4から大幅に遅れた5位でゴールしています。ホンダ製パワーユニットを搭載したものの,事前テストから全く良いところがなかったアストンマーティンは,予想通り決勝レースはかなり厳しい走行となり,タイヤ交換のタイミングのズレでトップ10を走行することはありましたが,マシントラブルが発生してピットインしてしまいました。データを取るためか,一旦はコースインしたものの,パーツを節約するため再びピットインしてそのままリタイアとなりました。チームメイトのL.ストロールは,一応最後まで走ったものの,何とトップから15周遅れ(!!)でチェッカーを受けるという大惨敗となっています。アストンマーティン&ホンダにとっては,当分の間レースをまともに走れない状況となりそうな気配が充満しています。次戦は1週間後となっていて,現状を変えるのはほぼ不可能。3週間後は日本GPですが,果たして母国GPでどの程度の走りを見せることができるのかかなり不安であることは確かです。 |
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| 2026/03/08(日) ◎独占(F1) ◯先週末は2輪レースの最高峰であるMotoGPが開幕しましたが,今シーズン末は4輪の最高峰であるF1が開幕を迎えています。その最初の大会は,日本とは季節が逆となるオーストラリアGPです。アルバートパーク・サーキットで行われている今大会2日目は,もちろん今季最初の予選が行われました。今シーズンのF1は,これまでとは比べ物にならない大幅なレギュレーション変更が行われているため,昨シーズンまでとは違った様相を呈する可能性を秘めています。そのような状況の中,開幕前から噂されていたのがメルセデスの成績です。おそらく今シーズンのイニシアチブを握るのはメルセデスではないかと噂されていたのですが,実際シーズン前に行われたオフィシャルテストでそれを裏付けるような結果を残してきていました。そのような中で始まった今回の予選ですが,ここでもメルセデスがその速さを見せつける結果となりました。この予選でトップタイムをマークしたのはメルセデスのエースドライバーであるG.ラッセルで,2番手タイムをF1生活2年目となるA.キミ・アントネッリがマークしています。フロントローを独占したメルセデス勢ですが,この2人のみが1分18秒台となっています。そして,意外とも言えるのが3番手タイムで,F1で2年目,そして今シーズンからレッドブルに昇格を果たしたI.ハジャーでした。チームメイトはもちろんM.フェルスタッペンですが,彼のチームメイトは昨年度のL.ローソンや角田裕毅がそうだったように,フェルスタッペンの後塵を拝することが当たり前のような状況でした。ところが,そのフェルスタッペンがQ1でクラッシュしてここで敗退したのに対し,初のレッドブルでの予選にもかかわらず,いきなり3番手に立ったのです。果たしてこれまでのセカンドドライバーとは違う結果を残していくのか,今日行われる決勝レースが楽しみとなります。今シーズンのF1は,日本人のレギュラードライバーが1人もいない状況となってしまいました。それに対して,唯一の日本メーカーであるホンダが,アストンマーティンとタッグを組んで正式にF1へ復帰しています。ところが,マシンの完成が遅れただけでなく,オフィシャルテストにおいては,その他のチームから4秒近い遅れを毎回取り,しかも,途中でホンダ製パワーニットにトラブルが発生してまともに走行できない状況がずっと続いていました。開幕戦に至っては,開発が間に合わず,予選落ちをしたり,決勝レースで走行できなかったりするのではないかと噂されてしまう状況でした。そして実際に始まった初戦ですが,噂通りL.ストロールのマシンにトラブルが発生してしまい,予選での走行ができずに終わってしまいました。もう1人のドライバーで,チャンピオン経験者でもあるF.アロンソは無事予選に出走することができ,しかも予選落ちではなく,トップから3秒落ちで,しかもQ1敗退ではありましたが,17番手タイムで予選を終えています。振動が激しく,決勝レースは感想が難しいのではないかと噂されている同チームですが,順位はどうあれ,果たして完走まで行くことができるのか注目です。 |
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| 2026/03/01(日) ◎初優勝(MotoGP) ○今季開幕戦となるタイGP2日目は,各クラスの予選とMotoGPクラスのスプリントレースが行われました。 MotoGPクラスのスプリントレースは,2番グリッドからスタートしたドゥカティ・レノボ・チームのM.マルケスが好スタートを切ってトップに立ちました。しかし,ポールからスタートしたアプリリア・レーシングのM.ベゼッキも負けておらず,抜き返してここから2人による抜きつ抜かれつのバトルとなりました。ところが,2周目にトップを走行していたべゼッキが転倒してしまい,マルケスがトップに立ちました。すると,今度はその後ろを走っていたレッドブルKTMファクトリーレーシングのP.アコスタがマルケスに追いついていき,今度はこの2人によるトップ争いとなりました。この2人による抜きつ抜かれつのバトルは最後まで続いていき,残り2周となった最終コーナーで前を行くアコスタのイン側にマルケスがやや強引に入っていき,この影響でアコスタはコースオフを喫して2番手に落ちてしまいました。この行為に対してマルケスに1ポジションダウンの裁定が下され,マルケスはすぐにアコスタにトップのポジションを譲りました。結局アコスタが逃げ切ってトップでチェッカーを受け,見事スプリント初優勝を飾りました。今回優勝争いをしたこの2人は,もしかしたら来季ドゥカティワークスのチームメイトになる可能性があります。そう思うと,新たなライバル関係が生まれる可能性もあり,その分興味が湧くバトルと言えますね。3位には,トップ2のバトルを後ろで見ていて,隙あらば前に出そうな気配もあったトラックハウス・レーシングのR.フェルナンデスが入っています。これにより,今回のスプリントレースは,海外メーカーが表彰台を分け合う形となっています。そして,トプ3からは2秒ほど離されてはいましたが,唯一のフル参戦日本人ライダーであるトラックハウス・レーシングの小椋藍が,自己最高位タイとなる4位でチェッカーを受けています。 Moto2クラスの予選は,僅差の争いとなり,リキモリ・ダイナボルト・インタクトGPのS.アギウスが,このクラス参戦51戦目にして自身初となるポールを獲得しました。そのアギウスからわずか1000分の28秒差で,ブル・クル・プラマックヤマハMoto2のI.ゲバラが2番手,さらにトップから1000分の49秒差で,CFモト・インデ・アスパー・チームのD.オルガドが3番手となっています。フル参戦日本人ライダー勢は,Q2進出のモモベン・イドロフォリアRWレーシング・チームの佐々木歩夢が12グリッドを,今回がMoto2クラス自身初の予選となるイデミツ・ホンダ・チーム・アジアの古里太陽は22番グリッドを獲得しています。 Moto3クラスの予選は,リキモリ・ダイナボルト・インタクトGPのD.アルマンサが,これまでのレコードタイムを更新する圧倒的な速さを見せ,自身3度目となるポールを獲得しています。トップのアルマンサからおよそコンマ4秒遅れで,レッドブルKTMアジョのA.カルペが2番グリッドを獲得しています。レオパード・レーシングのA.フェルナンデスが3番手タイムをマークし,昨年の最終戦に続いてフロントロー獲得となりました。フル参戦日本人ライダー勢は,Q2から出走となるイオンクレジットMTヘルメットMSIの山中琉聖が7番グリッドを獲得し,今回がデビュー最初の予選となるホンダ・チーム・アジアの三谷然は,Q1からの出走となり,残念ながら最下位の26番グリッドとなっています。 |
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