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| 2026/01/31(土) ◎初走行(F1) ◯今季最初の公式テストであるシェイクダウン4日目の走行が,前日に続いてドライコンディションとなったカタルニア・サーキットで行われました。5日間の中で3日間のみ走行できるというこのテストですが,この日はメルセデス,フェラーリ,昨年の王者マクラーレン,レーシングブルズ,新規参入チームであるキャデラック,そして正式にF1復帰を果たしたホンダ製パワーユニットを搭載するアストンマーティンの計6チーム,9人のドライバーが走行しました。私たち日本人にとって最も注目となるアストンマーティンは,サーキット自体には来ていたものの,マシンの組み上げに取り組んでいて,ようやくこの日に走行できるところまでもってきました。とはいえ,実際に走り始めたのは終了1時間ほど前からで,この日担当したL.ストロールがステアリングを握って走行したものの,途中でマシンがストップしたこともあって,4周完了したところで走行をやめています。今日行われる最終日にどこまでマイレージを稼げるのか気になるところです。なお,この日の総合トップタイムをマークしたのはメルセデスのG.ラッセルで,総合2番手タイムをA.キミ・アントネッリがマークし,メルセデスのワンツーという形になっています。前日の走行でメルセデス製パワーユニット勢がトップ5を独占していますので,下馬評通りシーズン開始時にイニシアチブを取るのはメルセデス勢なのかもしれません。総合3番手タイムをマークしたのは,今シーズンもフェラーリのエース的立場にあるC.ルクレールでした。 |
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◎初&来季型か(MotoGP) ◯今年最初の公式テストであるシェイクダウンテスト2日目の走行が,ドライコンディションとなったマレーシアのセパン・インターナショナル・サーキットで行われました。このテストは,コンセッション(優遇措置)でランクDとなっているヤマハを除き,テストライダーとルーキーライダーしか走行ができないようになっています。ヤマハは,ルーキーライダーであるT.ラズガットリオグルが初日から走行していますが,昨シーズンからの継続となるF.クアルタラロ,A.リンス,J.ミラーのレギュラーライダーはこの日が初走行となりました。その2日目に総合トップタイムをマークしたのは,この日走行を始めた中の一人であるミラーでした。ヤマハの今季型マシンであるYZR-M1は,昨シーズンまでの直列4気筒エンジンではなく,V型4気筒マシンを正式に搭載しています。このエンジンは,昨シーズン一部の大会においてワイルドカード参戦で投入していましたが,標準搭載となってからは今回が初めての走行となります。ということは,今回のミラーの総合トップは,限定的なライダーしか参加できない状況の中とはいえ,ヤマハのV4エンジンにとって初めての総合トップということになります。ちなみに,4番手がクアルタラロ,5番手がリンスでしたので,総合トップ5の内の3つをヤマハのV4エンジンが占めたことになります。初日はホンダのテストライダーであるA.エスパルガロがトップ,KTMのテストライダーであるP.エスパルガロが2番手と,エスパルガロ兄弟のワンツーでした。そのエスパルガロ兄弟は2日目も速さを見せ,今度は総合2番手がP.エスパルガロ,総合3番手がA.エスパルガロと,順位は逆になりましたが,トップ3の内の2つを占めています。昨年のMoto2チャンピオンで,もう一人のルーキーライダーでもあるホンダのD.モレイラは,マシンにトラブルが発生して周回数が限られたこともあってか,前日と同じく9人中8番手のタイムでした。前日と同じく最下位タイムだったのはKTMのテストライダーであるM.カリオですが,報道によると,どうやら彼はレギュレーションが大幅に変わる来季から投入される850ccマシンを駆っているのではないかということです。 |
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| 2026/01/30(金) ◎独占(F1) ◯今季最初の公式テストであるシェイクダウンテスト3日目の走行が,スペインGPの会場であるカタルニア・サーキットで行われました。前日は雨に見舞われたため,レッドブルとフェラーリの2チームのみの走行でしたが,この日は天候が回復し,メルセデス,マクラーレン,アルピーヌ,ハース,レーシングブルズ,アウディの計6チーム8名のドライバーが走行しました。この日の注目は,何と言っても昨年のチャンピオンチーム&ドライバーであるマクラーレンのL.ノリスでした。チャンピオンナンバー『1』をつけたマクラーレンの今季型マシンである『MCL40』は,テスト走行ならではの黒いマシンでの走行となりました。そのマシンのステアリングを握ったノリスは,全部で70周走行し,総合で3番手タイムだったようです。この日速さを見せたのは,初日と同じくA.キミ・アントネッリとG.ラッセルの2人が走行したメルセデスで,トップタイムをキミ・アントネッリが,2番手タイムをラッセルがマークしました。メルセデスと同じくアルピーヌも2人のドライバーが走行し,午前をF.コラピントが,午後をP.ガスリーが担当しました。そして,それぞれ4,5番手タイムをマークし,この日はメルセデス製パワーユニットユーザーがトップ5を独占する結果となりました。今年からレギュレーションが大幅に変わっていますが,その初年度に速さを見せるのはメルセデスではないかと予想されているのですが,早くもそれを予感させるこの日の走行となりました。 |
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◎MotoGPも(MotoGP) ◯4輪の最高峰であるF1が今週に入ってシェイクダウンテストを行っていますが,昨日からは2輪の最高峰であるMotoGPクラスのシェイクダウンテストがマレーシアにあるセパン・インターナショナル・サーキットで始まりました。ただ,F1の方は全チーム及びドライバーの走行が認められていますが,MotoGPの方は,全チームが走行可能なものの,ライダーに関しては原則的にテストライダーとルーキーライダーのみが走行可能となっています。唯一例外となるのは,今季もコンセッション(優遇措置)でランクDになっているヤマハで,こちらに関しては,テストライダーはもちろん,レギュラーライダーも走行可能となっています。そうして始まった今回のテストですが,この日の最速タイムを刻んだのは,昨シーズンからホンダのテストライダーを務めているA.エスパルガロでした。昨シーズンまでのホンダは,ヤマハと同じランクDになっていましたが,最終戦の結果により獲得ポイントがランクDの範囲を超えましたので,今季はランクCにポジションを上げています。そのため,今回はA.エスパルガロのみが走行しています。総合2番手タイムをマークしたのはKTMのテストライダーであるP.エスパルガロで,メーカーこそ違いがあるものの,エスパルガロ兄弟によるワンツーとなっています。総合3番手タイムをマークしたのは,P.エスパルガロと同じKTMのテストライダーであるD.ペドロサでした。この日ヤマハ陣営のレギュラーライダーで唯一走行したのは,昨年SBKで2年連続チャンピオンに輝き,今シーズンからMotoGPにフル参戦することになったT.ラズガットリオグルで,タイムとしては総合4番手でした。昨年Moto2クラスでチャンピオンを獲得し,今シーズンからMotoGPクラスにステップアップを果たしたD.モレイラは,総合8番手で走行を終えています。なお,今回のテストは,1月29日(木)〜31日(土)までの3日間となっています。 |
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| 2026/01/29(木) ◎2チームのみ(F1) ◯今季最初のテストであるシェイクダウン2日目の走行が,スペインのバルセロナにあるカタルニア・サーキットで行われました。非公開で行われている今回のテストですが,この日のカタルニアは生憎の雨に見舞われてしまい,走行したのは2チームのみだったようです。その2チームとはレッドブルとフェラーリで,それぞれのレギュラードライバーであるM.フェルスタッペンとI.ハジャー,C.ルクレールとL.ハミルトンがそれぞれのマシンを駆って走行しています。昨シーズン限りでホンダとの契約が切れ,今シーズンからフォードとタッグを組んでチームオリジナルのパワーユニット(PU)にを搭載しているレッドブルは,タイム的にはもちろんレーシングスピードとは言えませんが,初日の走行でハジャーがトップタイムをマークしています。午前中に走行を担当したのはフェルスタッペンで,マシンに不具合があったためか,一時的にコースオフを喫したものの,再スタートを切ることができました。その後も順調に走行を続けていき,コースコンディションの関係もあって,前日のハジャーのタイムには及ばないものの,フェラーリのマシンよりは速いタイムを刻んで走行を終えました。午後の走行を担当したのは2日連続走行となるハジャーでしたが,雨に足元を救われてしまってスピンし,リアからクラッシュを喫してしまいました。まだ走り始めたばかりですので,スペアパーツが十分に揃っているわけではありませんから,このクラッシュでこの日の走行を終えざるを得ませんでした。もう1日走行するチャンスが有るレッドブルですが,マシンの損傷具合によっては,スペアパーツ不足の関係から貴重な走行機会を失う可能性もあります。当然事前にテストメニューが組まれているでしょうから,レッドブルにとってはやや痛いこの日のハジャーのクラッシュとなります。フェラーリの方は午前中にルクレールが,午後にハミルトンが今季型マシンであるSF-26を駆り,雨に見舞われてしまって十分とは言えなかったでしょうが,ハミルトンがコースオフを喫する場面はあったものの,それ以外は順調に走行できたようです。 |
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◎同じ体制で(MotoGP) ◯年が明けてどんどんMotoGPクラスにフル参戦するチームがシーズンローンチを開催していますが,ファクトリーとしては4チーム目となるKTMがオンラインで発表会を行いました。発表会を行ったのは,KTMのワークスであるレッドブルKTMファクトリーレーシングと,KTMのインディペンデントチームであるレッドブルKTMテック3の2チームです。昨シーズンKTMは,会社自体の経営危機により,MotoGPからの撤退が噂される事態となりました。しかし,インドの2輪,3輪メーカーであるバジャジ・オートがKTMを買収することになり,まだ油断は許されないものの,何とか継続参戦が可能となっています。ちなみに,テック3の方は,元ハースF1のチーム代表でもあるG.シュタイナーが投資ファンドの支援を得てテック3を買収していますので,両チームともにその点では大きな変化が生じています。ただ,ライダー等のチーム体制自体は変化がなく,ファクトリーレーシングのライダーはB.ビンダーとP.アコスタ,テック3がE.バスティアニーニとM.ビニャーレスがそれぞれ継続参戦となっています。開発及びテストライダーについても変化がなく,M.カリオとJ.フォルガーが開発を,D.ペロドサとP.エスパルガロがテストを担当します。今季型マシンであるRC16のカラーリングについては,昨シーズンとほぼ同じですが,1月26日付のこのページでお伝えしたように,ファクトリーレーシングのスポンサーとしてスイスの潤滑油メーカーであるモトレックスが新たについたことから,アンダーカウルの部分に同社のロゴとコーポレートカラーが加わっています。 |
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| 2026/01/28(水) ◎走行開始(F1) ◯今シーズンから全く新しいレギュレーションに基づいて行われるF1ですが,年が明けてから色々なチームが発表会を開いたり,シェイクダウン走行を行ってきました。表には出ていませんが,間違いなくどのチームも新しいレギュレーションへの対応に相当苦労したことでしょう。そうした状況の中,1月26日(月)から今季最初の公式走行となるシェイクダウンテストがスペインのバルセロナにあるカタルニア・サーキットで始まり,各チームのブランニューマシンでの走行を開始しました。ただ,5日間に渡って行われる今回のテストですが,その全てで走行するわけではなく,その中から各チームごとに3日間選択して走行することになっています。また,公式テストではありますが,非公開での走行となります。 26日にその初日の走行が行われ,この日はレッドブル,メルセデス,アルピーヌ,ハース,レーシングブルズ,キャデラック,アウディの7チームが走行を行ったようです。非公開ですので,タイムについても公式発表のものはありません。報道によると,この日最速タイムを刻んだのは,昨年レーシング・ブルズに所属してF1へのステップアップを果たし,今シーズンからレッドブルに昇格したI.ハジャーでした。もちろん,ブランニューのマシンでの走行ですので,どのチームもテスト的意味合いがいつものシェイクダウンテスト以上に強く,実際,トップだったハジャーのタイムは,昨シーズンこのサーキットで行われたスペインGPにおけるポールポジションタイムと比べると6秒ほど遅かったとのことです。ただ,走行した周回数が100周を超えるものだったようで,タイトル奪還を目指すレッドブルの新型マシンの信頼性の高さがうかがえる結果となっています。なお,この日走行したドライバーですが,レッドブルがハジャー,メルセデスがG.ラッセルとA.キミ・アントネッリ,アルピーヌがF.コラピント,ハースがE.オコン,レーシングブルズがL.ローソン,アウディがG.ボルトレートでした。今シーズンからの新規参入チームであるキャデラックは,ベテランドライバーで,今季F1への復帰となるV.ボッタスとS.ペレスの2人でした。なお,報道によると,今季からF1正式復帰となるホンダとタッグを組むアストンマーティンは,テスト4日目となる29日(木)から走行を開始するようです。 |
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| 2026/01/27(火) ◎デビューウィン&独占(WRC) ◯1月22日(木)から4日間に渡り,今季開幕戦となる『ラリー・モンテカルロ』が行われました。今年の大会は,雪に見舞われたり,雨に見舞われたりと難しいコンディションの中での開催となり,多くのマシンがアクシデントやトラブルに見舞われながら進んでいきました。そのような難しい状況の中,初日から速さを見せたのはTOYOTA GAZOO Racing WRT勢で,初日からトップ3を独占していきました。その中でも特に速さを見せたのはO.ソルベルグで,初日からずっとトップを守っていきました。そのソルベルグですが,私たち日本人には馴染みのあるWRCドライバーの内の一人であるP.ソルベルグの息子です。父親であるP.ソルベルグは,かつてスバルがWRCにフル参戦していた頃にスバル・ラリー・チームのエースドライバーとして活躍し,2003年に見事チャンピオンを獲得しました。その息子であるソルベルグは,昨シーズンWRC直近の登竜門のシリーズであるWRC2にフル参戦し,トヨタ・GRヤリス ラリー2を駆って見事チャンピオンに輝きました。シーズン途中の第8戦ラリー・エストニアにはトヨタのワークスであるTOYOTA GAZOO Racing WRTからスポット参戦し,何とそこで見事に勝利を収めました。そうした活躍と,TOYOTA GAZOO Racing WRTのK.ロバンペラが昨シーズン限りでWRCから引退したことでシートが1つ空いたことから,ソルベルグはトヨタのワークスドライバーとしてWRCフル参戦を今季から開始しています。そして,レギュラードライバーとして初めての大会を迎えたわけですが,その初日に2位との差を44秒つけるという速さを見せ,いきなりトップに立つという離れ業を演じました。その後も順調にトップの座を守っていき,最終日を2位に1分近い差をつけて迎えました。その最終日は,2位との差を見ながら確実な走りを展開してトップの座を守り,最終的に50秒以上の差をつけてレギュラードライバーとしてのデビューウィンを達成しています。しかも,この優勝は,このラリー・モンテカルロでの最年少記録という勲章までついています。2位にE.エバンス,3位に昨年のチャンピオンであるS.オジエが入り,TOYOTA GAZOO Racing WRTが初日からのトップ3独占をずっと守り抜きました。3位のオジエと4位に入ったヒョンデ・シェル・モービスWRTのA.フルモーとの最終的な差は4分ほどあり,まさにトヨタの圧勝となった開幕戦でした。今季も唯一のフル参戦日本人ドライバーとしてTOYOTA GAZOO Racing WRTから参戦している勝田貴元は,開幕前日に行われたシェイクダウンでトップに立ち,幸先の良いスタートをきりました。しかし,7位で迎えた2日目に,パンクやパワステを失うというトラブルに見舞われてしまい,12位まで順位を下げてしまいました。3日目からはトラブルに見舞われることなく順調に走行を続けていき,最終的に9位まで順位を上げて開幕戦を終了しています。 |
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| 2026/01/26(月) ◎スポンサーもステップアップ(MotoGP) ◯MotoGPクラスにフル参戦しているKTMのファクトリーチームであるレッドブルKTMファクトリーレーシング,スイスに本拠を置く潤滑油メーカーである『MOTPREX(モトレックス)』から,両者がMotoGPにおいて複数年の公式パートナーとなることが発表されました。今回の契約成立により,組織的な開発・技術交換プログラムを通じて,高性能潤滑剤,洗浄・ケア製品分野におけるノウハウを提供することになり,その中で,MotoGPにおける過酷な熱や動作ストレスにさらされても,最高のパフォーマンスや信頼性等を提供し,レースウィーク全体を通して最適な効率と耐久性を確保するとのことです。KTMとモトレックスは,既に20年以上に渡ってオンロード,そしてKTMの原点とも言えるオフロードのレース分野で協力関係を結んできていました。MotoGPでは,Moto2,Moto3におけるKTMの中心チームであるレッドブルKTMアジョがモトレックスをパートナーとして協力関係を築いていて,それぞれのクラスのマシンにはモトレックスのロゴが飾られてきました。今回の契約成立は,モトレックスとしてもMotoGPクラスに形としてはステップアップを果たすことになるわけです。昨年のMotoGPクラスにおけるKTMは,アメリカのエクソン・モービル社のブランドである『Mobil 1』のロゴが飾られていました(KTMのインディペンデントチームであるレッドブルKTMテック3は『MOTUL』)が,今季の同チームのマシンからは他の2クラスと同様モトレックスのロゴが飾られることになります。なお,今季の同チームのライダーは,昨年からの継続でP.アコスタとB.ビンダーとなります。 |
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| 2026/01/25(日) ◎不参加(F1) ◯昨日もお伝えしたように,今年に入って次々とシーズンローンチやマシンのシェイクダウンを行うチームが出てきています。今シーズンのF1は,史上最大とも言えるレギュレーション変更があり,マシンの小型化や軽量化,パワーユニットにおける電動化の拡大,持続可能燃料の義務化など変更点を上げるときりがありません。そうした中でのマシン開発ですので,例年以上に注目を浴びています。まだシェイクダウンやローンチ等が行われていないチームもありますが,1月26日(月)〜30日(金)の5日間に渡って今季最初の合同テストが行われる予定になっています。5日間の開催とはいえ,開催日全てで走行するわけではなく,その中でそれぞれのチームが自由に選択した3日間のみ走行することになっています。ちなみに,このテストは非公開です。それに向けて各チームはマシン開発に取り組んでいるわけですが,1月23日(金)にアトラシアン・ウィリアムズF1チームから発表があり,マシン開発が遅れているため,今季最初のテストに参加しないこととなりました。かつてはホンダやルノーとタッグを組んで黄金期を築いた同チームですが,資金不足ということも影響し,近年は下位に沈んでいました。しかし,資金不足等の課題に解決の兆しが出てくるのに伴って成績も少しずつ向上してきて,昨シーズンはC.サインツが2度表彰台に登るという活躍もあって,コンストラクタータイトルで一昨年の9位から5位に順位が上がりました。そうした流れがあるだけに,今季どこまで成績を伸ばすか注目だったわけですが,シーズン当初からいきなり躓いた感じとなっています。一説には,今季型マシンである『FW48』がクラッシュテストに合格していないのではないかということも報道されています。もちろん,次回のテストだけではなく,今季大幅なレギュレーション変更があったため,例年よりテスト回数が増えていますので,そこでの挽回も可能性があります。果たして伝統のあるウィリアムズがどこから参加するのか,今後の進展を見守りたいと思います。 |
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| 2026/01/24(土) ◎シェイクダウン(F1) ◯今シーズンのF1は,レギュレーションが大幅に変わる初年度になりますので,各チームはこれまでとはかなり違いのあるマシンを開発,投入してくることになります。それだけに,どのようなマシンが登場するのか,これまで以上に興味のあるシーズンとなります。今年に入ってアウディ,キャデラック,レーシングブルズ,そしてアルピーヌの4チームが既に今季型マシンを初めてコース上で走らせるシェイクダウンを行ってきていますが,1月22日(木)に今シーズン最もマシンの戦闘力が高いのではないかと噂されているメルセデスF1が,イギリスGPの会場であるシルバーストーン・サーキットにおいて,今季型マシンであるW17のシェイクダウンを生憎の雨の中で行われました。今季5チーム目となるわけですが,どのチームも正式なテスト走行というわけではありません。シェイクダウン走行を行うのは,『フィリミングデー』を利用してのものとなります。そのフィリミングデーというのは,それぞれのF1チームがプロモーションや撮影目的で行うプライベート的なもので,走行距離は1日あたり100km以内で年間2日間,使用するタイヤはレース用ではなくグリップの低いものを使用しなければならないという決まりに基づいて行うものです。昨シーズンまで用いられてきたレギュレーションの最初の頃に速さを見せたのはメルセデスで,L.ハミルトンを中心にして無双状態が続いたということがありました。それだけに,今年から全く新しいレギュレーションとなりますので,このところ不振が続いていたメルセデスが,先進的なマシン開発を行って再び輝きを取り戻す可能性があります。実際,公開された画像を分析した報道によると,サイドポンツーンのディフューザーあたりの形状に特徴があったり,サスペンションやフロントウィングの翼端板やメインプレートの形状も当初同チームが公開した画像と違いが見られるとのことです。果たしてこうしたものがどのような,そしてどれくらい効果があるのか私のような素人にはわかりませんが,実績のあるチームだけに,興味が持たれます。 なお,今季最初の正式なテストは,1月26日(月)から5日間に渡ってスペインのバルセロナで行われる予定になっています。ただ,5日間すべて走行していいわけではなく,その中から3日間のみ走行できることになっています。 |
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| 2026/01/23(金) ◎V4エンジンで(MotoGP) ◯これまでアプリリア,ドゥカティといった2つのファクトリーチームがシーズンローンチを開催してきていますが,1月21日(水)に今度はヤマハのファクトリーチームであるモンスターエナジー・ヤマハMotoGPがインドネシアのジャカルタで今季の体制発表会を行いました。ヤマハファクトリーは,2019年からエナジードリンクブランドの1つであるモンスターエナジーをタイトルスポンサーとして迎えてからずっと,現在のチーム名でエントリーしています。2021年シーズンにF.クアルタラロをチームに迎えると,6勝を挙げてチャンピオンに輝きました。翌年は優勝3回を挙げてランク2位につけたものの,やや安定性にかけたシーズンとなりました。そのシーズンをもってヤマハのインディペンデントチームであったWithUヤマハRNF・MotoGPチームがMotoGPから撤退すると,ヤマハはファクトリーチームのみとなり,コロナ禍に加えその影響もあって成績が下降していき,予選では速さを見せるものの,決勝となると下位に沈むシーズンが続いてきています。来シーズンから大幅にレギュレーションが変更されることになっていますが,成績の低迷を受けてヤマハはこれまでずっと使用してきた並列4気筒エンジンに見切りをつけ,他メーカーと同じV型4気筒エンジンを採用するという決断を下しました。そして,昨シーズンの途中にワイルドカードで同エンジンを投入し,今シーズンから正式に今季型マシンであるYZR-M1に搭載しています。来季からMotoGPクラスのマシンは850ccとなりますので,今季ヤマハが搭載している1000ccのV4エンジンはわずか1年限りということになります。マシンのカラーリングは,モンスターエナジー,そしてヤマハのそれぞれのコーポレートカラーである黒と青を基調としている点では変化がありませんが,白のラインが所々に入っているところが変化している印象です。ライダーに関しては昨シーズンと変わらず,クアルタラロとJ.ミルの体制となっています。ただ,多くの他メーカーと同様,この2人の契約期間は今シーズンまでになっています。この2人の契約延長に関しては,やや不安定な状況にあるのではないかという噂も聞かれます。果たしてV4エンジンがどこまで開発が進むのか,そして,2人の体制が来季以降どうなるのか気になるところです。 |
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◎2タイプ(MotoGP) ◯MotoGPクラスにフル参戦するチームが続々とシーズンローンチを開催していますが,先日お伝えしたように,他メーカーに先立ってファクトリーとしては最初にアプリリアが体制発表会を開催しました。そのアプリリアのインディペンデントチームで,アメリカのテネシー州に本拠を置くトラックハウス・レーシングが,1月21日(水)にイタリアのミラノでシーズンローンチを開催しました。上記したRNFが2022年シーズンをもってMotoGPから撤退したことを受け,その空いた枠に新規参入チームとしてトラックハウス・レーシングが加わりましたので,今季でMotoGP参入3年目となります。アプリリアの方針としてファクトリーだけでなく,同チームにもファクトリーと同じ今季型マシンが供給されることに変わりなく,昨シーズン飛躍的にマシンの戦闘力が高まったアプリリアだけに,同チームの力が重要になることは変わりありません。変わりないといえば,ライダーの体制についても変わりはなく,チーム参入当時から所属しているR.フェルナンデスと,唯一のフル参戦日本人ライダーである小椋藍の2人体制となります。マシンのカラーリングについてはやや変化が見られ,青と黄色を主体にしている点は変わりありませんが,黒い部分が増え,さらにアンダーカウルの部分にアメリカ国旗が配されています。そのカラーリングについてですが,青と黄色のマシンだけでなく,同チームをサポートするアメリカの石油関連企業であるガルフカラーで彩られたマシンも発表されています。このカラーリングのマシンは,タイ,ブラジル,イタリア,インドネシアそしてマレーシアの全5戦で採用されることになります。私たち日本人にとっては,小椋の活躍が何と言っても注目点となるだけに,最高峰クラス2年目ですので,さらなる活躍に期待したいと思います。 |
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| 2026/01/22(木) ◎ワークス始動 PART1 ホンダ(F1) ◯これまではMotoGPクラスの体制発表についてお伝えしてきていますが,MotoGPだけでなくF1でも同様の動きが出てきています。今日は今年からワークス体制でパワーユニットを供給するチームの発表会についてお伝えします。 まず最初は,1月20日(火)に東京都内で行われた『2026 Honda × Aston Martin Aramco Formula One Teamニューパートナーシップ始動発表会』についてです。昨シーズンまでのホンダは,レッドブルとタッグを組んでレッドブルとレーシングブルズにパワーユニット(PU)を供給してM.フェルスタッペンと共にタイトルを獲得(昨シーズンはランク2位)を獲得してきました。ただ,その時のホンダは,レッドブルからの要請を受けてPUの供給を延長していただけで,正式には2021年を持ってF1から撤退していました。しかし,2026年シーズンからカーボンニュートラルを主軸としたレギュレーションに変わることが発表されて以降,今後の市販車開発に有益ということで,新たにアストンマーティンと組んで正式にF1復帰を果たすことになっていました。今回の発表会は,マシン自体は暫定的なものでしたが,PUに関しては正式なものが公開されています。ただ,公開前後にはベールがかけられていて,撮影は1方向からしかできない状況にしていましたので,やはり公開とは言っても全く新しいPUだけに,秘密のベールに包まれていたことには変わりありません。今回公開された今季型PUである『RA626H』は,内燃機関と電気モーターの出力比率がこれまでの8:2から5:5へと変更されたり,カーボンニュートラル・フューエルが導入されたりしている新たなレギュレーションに基づいたものになっています。正式には一旦撤退していたものの,レッドブルの要請を受けてという形ではありましたが,PUの開発と製造を行ってきていますので,それまでの知見が活かされているのは間違いないでしょう。とはいえ,かなりレギュレーションが変更されていますから,厳しいコストキャップの中で大幅な開発が必要となっているでしょうから,その実力の程がどの程度なのか気になることも確かです。今回の発表はPUだけで,マシン全体は2月9日(月)に行われる予定の発表会を待つことになります。ただ,暫定的とはいえ,今回のマシンに飾られているロゴは,先日ホンダが発表した新しいロゴになっていました。この新しい出発を果たすことになる今シーズンで,素晴らしい成績を残すことを期待したいと思います。 |
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◎ワークス始動 PART2 アウディ(F1) ◯次は,1月20日(火)にドイツのベルリンでシーズンローンチを行った『アウディ・レボリュートF1チーム』についてです。ドイツの自動車メーカーである『アウディ』は,昨シーズンまでザウバーとして活動していたチームを買収し,今シーズンからアウディのワークスチームとして参戦することになりました。タイトルスポンサーにフィンテック(金融と情報の融合を図った新たな金融サービス)企業である『レボリュート』が就き,同社の名称がチーム名に入っています。アウディとしては,これが初めてのF1参戦となります。同チームが走らせることになるマシンは,既に昨年の11月に『アウディR26コンセプト』として発表されていますが,今回改めて公開され,レボリュートはもちろん,燃料を供給する『bp』社のロゴ等がマシンを飾っています。同マシンが搭載するのは,もちろんアウディ製のパワーユニットで,『AFR26ハイブリッド』という名称がついています。マシンのカラーリングについては,この点でももちろんですが,アウディらしくシルバーを基調としたもので,リア部分はカーボンブラックと赤になっています。このマシンを駆るドライバーはN.ヒュルケンベルグとG.ボルトレートで,この点はザウバー時代の昨年からの継続となっています。 |
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| 2026/01/21(水) ◎100周年(MotoGP) ◯1月19日(月)にドゥカティのファクトリーチームであるドゥカティ・レノボ・チームが,例年通りイタリア北部のトレントにあるスキーリゾート地として知られるマドンナ・ディ・カンピーリョにおいて,今シーズンの体制発表会を開催しました。今回発表会を行った同チームは,2021年にコンストラクターズとチームタイトルの2冠を達成しました。2022年にはF.バニャイヤが自身初となるライダーズタイトルを獲得すると共に,2007年以来となるライダ,チーム,コンストラクターのトリプルクラウンを達成しました。2023年にもトリプルクラウンを達成し,まさにドゥカティの黄金時代を象徴する結果となりました。2024年シーズンは,バニャイヤとドゥカティのサテライトチームであるプリマ・プラマック・レーシングのJ.マルティンとの間でタイトル争いが最終戦まで続き,優勝するものの,転倒も例年に比べると多かったことが要因となり,ライダーズタイトルはマルティンが獲得しました。ただ,他の2つのタイトルは,同チームがこの年も獲得しています。2025年シーズンになって,新たに同チームに加わったのは,かつてホンダのワークスライダーとして6回のタイトルを獲得したM.マルケスでした。2024年シーズンからドゥカティ陣営に加わったマルケスは再び輝きを取り戻し,昨シーズンから同チームに所属すると予選,決勝ともに速さと強さを見せ,第16戦日本GPで早々にチャンピオンを決めました。一方のバニャイヤは,ここ数年の輝きを見せることがあまりできなかったものの,優勝2回,表彰台獲得8回という結果を残していましたので,この年もチームとコンストラクターのタイトルを獲得してトリプルクラウンを達成しています。 今シーズンの同チームは,マルケス&バニャイヤの最強とも言える体制が継続します。タイトルスポンサーについてもレノボが継続し,チーム名も変更がありません。その中,今年はドゥカティが創業100周年を迎えることから,今季型マシンであるデスモセディチGP26のカラーリングに少し変化が見られます。昨シーズンまでは,イタリアンメーカーらしく赤を基調にして,それに黒いカラーリングが加わっていました,しかし,今季は,塗装がマット仕上げとなって光沢が抑えられて高級感が出て,さらに赤を基調とすることは変わりないものの,マシン全体にダブルホワイトのストライプが加わっています。昨シーズンのMotoGPは,ドゥカティに対して同じイタリアンメーカーであるアプリリアが徐々に近づいてきた感がありました。来シーズンからレギュレーションが大幅に変更されることから,今季は以前ほどマシン開発が行われないことが予想されます。それだけに,ドゥカティの黄金期が継続する可能性は高いですが,アプリリアを中心として他メーカーが接近する可能性も考えられます。果たしてどのような結果となるのか,開幕が待ち遠しいのは私だけではないでしょうね。 |
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| 2026/01/20(火) ◎最高峰クラスへ(W2RC) 〇昨日お伝えしたように,年明け早々2週間にわたって開催された世界ラリーレイド選手権(W2RC)の開幕戦『ダカールラリー』は,ルーマニアの自動車ブランドである『ダチア』が参戦2年目にしてトップでゴールし,エースドライバーであるN.アル・アティアが6回目の勝利を収めました。それに対して,優勝候補の一角であるトヨタ勢はトラブルに苦しんだりして,8位でゴールするのがやっとという状況で終わってしまいました。さらに,昨年まで市販車部門で通算12連覇を成し遂げてきた『チームランドクルーザー・トヨタオートボデー(TLC)』も,レギュレーション変更に伴って参戦してきたランドローバーの速さを上回ることができず,クラス3位でゴールするという残念な結果に終わってしまいました。その市販車部門において,トヨタの社員ながらTLCから20年にわたってダカールラリーに挑戦し,12連覇に貢献してきたのが三浦昂です。その三浦に関して,ダカールラリーが開催される前の12月19日(金)にトヨタのYouTubeチャンネルでお馴染みの『トヨタイムズスポーツ』の放送で驚きの発表がありました。既に今季限りでTLCを去ることが発表されていた三浦ですが,何とW2RCの第2戦以降から,同シリーズの最高峰クラスであるアルティメットクラス(T1)にステップアップすることになりました。彼が所属するのは『TOYOTA GAZOO Racing W2RC』で,もちろん駆るマシンは,市販車部門でずっとステアリングを握ってきた『ランドクルーザー』ではなく,T1クラスにトヨタが投入している『ハイラックスT1+』となります。ただ,マシンのカラーリングは他のワークスマシンとは違っていて,ブルーを基調としたものになるようです。今回のステップアップは,どうやら12連覇に貢献してきた三浦が,トヨタの会長で,『モリゾウ』としてレースの世界でおなじみの豊田章男氏に直談判して実現したことのようです。思い切った挑戦となりますが,ぜひ20年間ダカールで鍛えられた経験を生かして活躍していってほしいですね。 |
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| 2026/01/19(月) ◎2年目&2秒差で(W2RC) 〇1月3日(土)から2週間にわたってサウジアラビアで開催されたW2RC世界ラリーレイド選手権の開幕戦となる『ダカールラリー』最終日の走行が行われ,各クラスの優勝者が決まりました。 今年の4輪部門には,ミニ,トヨタ,フォード,ダチア,センチュリーといったメーカーがワークス体制で臨み,大混戦の中で大会が進んでいきました。大会前半で速さを見せたのはフォードとトヨタでした。しかし,レースが進むにつれて主役となっていったのは,ルーマニアの自動車ブランドであるダチアで,その中でもこれまで5回の総合優勝を果たしているサウジアラビア人ドライバーのN.アル・アティアでした。彼が所属するダチア勢は,ステージ優勝こそ2度でしたが,総合順位でトップ3を逃したのがわずか1度だけという安定した走りを展開していきました。そして,その2度のステージ優勝を飾ったのがアル・アティアでした。連覇を目指すトヨタ勢が後半に入ってトラブルに見舞われて優勝争いから脱落する中,母国での走行で連日輝きを見せて総合トップ争いを展開していき,最終的に2位に10分弱の差をつけて総合トップの座を守り,自身6度目の総合優勝を飾りました。2020年からサウジアラビアが大会のステージになっていますが,そうなってからは3度目の総合優勝となります。そのアル・アティアのナビゲーター(助手席でコース図等を読み上げたりしていく役割)を務めたのが,ベルギー人のF.ルルカンですが,彼にとっては15回目にして初の総合優勝(表彰台獲得としては4回目)となります。また,4輪部門におけるベルギー人ナビゲーターの総合優勝も,これまた初となる快挙でした。今回総合優勝を果たしたダチアは,昨シーズンからこのダカールへの挑戦を開始し,わずか2年目で表彰台の頂点に立っています。総合2,3番手には,それぞれN.ロマ,M.エクストロームが入り,優勝こそ逃したものの,フォード勢が表彰台の2つを制しています。序盤こそ総合トップに立ったトヨタ勢でしたが,最終的にはT.プライスの8位が最高位というトヨタにとっては,2連覇を目指していただけに残念な結果に終わっています。トヨタの残念な結果といえば,昨年の大会を制して市販車部門12連覇を達成していた『チームランドクルーザー・トヨタオートボデー(TLC)』でしたが,今シーズンからレギュレーションが変更となり,それに合わせてランドローバーが参戦してきました。昨年までのレギュレーションと違っているため,ランドクルーザーも変更を加えて臨みましたが,ランドローバーが初日から速さを見せたのに対し,トヨタの社員ながら,この大会にTLCから参戦し続けている三浦昂が2度にわたる大きなトラブルに見舞われて大きく後退。優勝争いから脱落した三浦からの支援を受けながら走行を続けたチームメイトのR.パソでしたが,トプ2を独占していったランドローバーの速さについていくことができず,三浦はクラス5位,パソはクラス3位でフィニッシュとなり,13連覇を達成することができずに終わりました。なお,トラッククラスに今年も参戦している『日野チーム・スガワラ』は,前半こそ他メーカーに比べると小排気量ながらクラス8位と健闘したものの,後半に入ってトラブルに見舞われてしまい,クラス15位で大会を終えています。 2輪部門は,最終日までKTMとホンダ勢によるトップ争いとなりました。最終日を迎えた段階では,モンスターエナジー・ホンダHRCのR.ブラベックがトップに立っていて,そのまま逃げ切りを図っていました。ところが,最終ステージの残り7�qになったところで,何とコースミスを犯してしまってタイムを使ってしまいました。そして,最終的に2位で最終日を迎えていたKTM450ラリーファクトリーのR.ベナビデスがトップに立ち,劇的な総合優勝を飾りました。ベナビデスとブラベックとのタイム差は,2週間でわずか2秒という驚きの結果となっています。 |
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| 2026/01/18(日) ◎契約解除&契約成立(F1&SF) 〇昨シーズンからF1にステップアップを果たしたのが,かつてWGPの最高峰クラス(500cc)においてホンダのマシンを駆って5回ものタイトルを獲得するほど大活躍を見せた元GPライダーのM.ドゥーハンの息子であるJ.ドゥーハンでした。そのドゥーハンは,かつてレッドブル・ジュニアに所属していましたが,2022年からアルピーヌ・アカデミーに所属しました。そして,2024年にアルピーヌF1のテストドライバーとなり,昨シーズン晴れてBWTアルピーヌF1チームからレギュラードライバーとして参戦を開始しました。ところが,開幕戦オーストラリアGPや第3戦日本GPでクラッシュしてある意味ルーキーらしい(?)結果を残した中,チーム代表であるF.ブリアトーレが不快感を示し,最終的に第6戦マイアミGP終了後に資金豊富だといわれているF.コラピントをドゥーハンに替わってレギュラードライバーに昇格させました。結局最終戦までコラピントがステアリングを握り続け,ドゥーハンが復帰することはなくシーズン終了となりました。そのドゥーハンは,オフシーズンに行われたSFの合同テスト・ルーキーテストにトヨタのマシンを駆って参加しました。このテストは,レギュラードライバーとシート獲得がほぼ決まっている一部のルーキードライバーは今季のマシン開発に向けて,そして多くのルーキードライバーは,今季もしくはそれ以降のレギュラーシート獲得を目指して参加しました。この段階でのドゥーハンは,ほぼトヨタからSFへフル参戦することが内定していたようで,F1ドライバーながら参加していました。そのテストにおけるドゥーハンは,3日間ともクラッシュするというアグレッシブな走りを見せています。その後,トヨタが今シーズンの参戦体制を発表したのですが,その中にドゥーハンの名前はありませんでした。ただ,KONDO RACINGだけがドライバーが未定となっていました。ほぼ間違いなくここにドゥーハンの名前が入ることになるものと思われますが,この発表が行われた段階では,ドゥーハンとアルピーヌとの契約が残っていたことが未発表の要因となっていたようです。そして,この度そのアルピーヌから,ドゥーハンとの契約を解除したという発表がなされ,ようやく彼はいずれのチームとも契約ができる状況となりました。そのような中,ドゥーハンが所属するであろうKONDO RACINGから発表があり,まだ未定だったドライバーのうち,1つのシートに昨シーズンFIA F2にフル参戦し,ランク4位でシーズンを終えたL.ブラウニングとの契約が成立しました。あと残り1つのシートにだれが座るのかが未定という段階ですが,近いうちにそこにドゥーハンの名前が入ることになるのでしょうね。 |
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| 2026/01/17(土) ◎先陣を切って(MotoGP) 〇年が明けてMotoGPにフル参戦しているチームは,徐々にシーズンローンチを開催して今季のお披露目をしています。最初に開催したのは,昨シーズンからヤマハのインディペンデントチームであるプリマ・プラマック・ヤマハで,今季からヤマハが新たに採用するV型4気筒マシンを公開するとともに,今季からMotoGPにフル参戦することになった2年連続SBKチャンピオンのT.ラズガットリオグルも登場しました。2番目に開催したのは,ドゥカティ陣営としてはインディペンデントチームの中でナンバーワン待遇を受けているプルタミナ・エンヂデューロVR46レーシング・チームで,昨年までのカラーリングがイエロー,ホワイト,ブラックだったマシンが少し変化し,イエローとブラックのみのカラーリングとなっていることを紹介しました。マシンとしては,F.ディ・ジャン・アントニオ&F.モルビデリの体制は変わらず,ディ・ジャン・アントニオには今季型マシンのデスモセディチを,モルビデリには昨年型のマシンが供給されることも変化はありません。そして,1月15日(木)には,アプリリア・レーシングがファクトリーチームの先陣を切ってローンチイベントを開催しました。このイベントの中では,今季型マシン『RS-GP26』のカラーリングについては変化ないものの,フロント及びサイドウィングの空力パーツやシャーシ,そして電子制御等で大幅な手を入れているとの発表がありました。ライダーに関しては,昨シーズンと同じく2024年シーズンのチャンピオンであるJ.マルティンと,昨シーズン自己最高位となるランク3位となったM.ベゼッキの組み合わせとなります。チャンピオンに輝いて昨年アプリリアに移籍してきたマルティンでしたが,シーズン前やシーズン中にけがを負ってしまって長期離脱する事態となりました。さらに,そうした中で1年限りでアプリリアとの契約を解除するという発表を行って混乱が生じ,アプリリアとの協議の結果,最終的には残留という方向に落ち着くという大波乱の1年となりました。それに対してベゼッキの方は,ワークスライダーとして一人でマシン開発に臨まざるを得ない状況となったものの,それを乗り越えてマシン開発が徐々に進んでいき,全部で3勝を挙げてランク3位となっています。明暗を分けた2人のライダーですが,果たして今季はどのようなシーズンを送ることになるのか,ドゥカティに迫ってきているアプリリアだけに,その結果が楽しみになります。 |
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| 2026/01/16(金) ◎国内復帰(JRR) 〇今年に入ってホンダ関連のニュースをお伝えしてきていますが,本日も同様にホンダ関連の記事とさせていただきます。 ホンダ系の有力チームの1つであるハルク・プロと同チームのタイトルスポンサーを長年務めているSDG株式会社が,1月8日(木)に今シーズンの参戦体制について発表を行いました。JRRでは,今シーズンJSB1000,ST1000,そしてST600クラスにSDG HARC-PRO.ホンダとしてフル参戦することになります。昨シーズンは最高峰のJSB1000クラスに名越哲平を起用しましたが,怪我により長期にわたって欠場が続いてしまったため,このクラスでシーズンを通した活動がほとんどできない状態でした。今シーズンの同クラスには,名越に替わって國井勇輝を起用することになりました。今季このクラスにフル戦することになった國井は,2024年シーズン同チームに所属してJRRのST1000クラスとアジアロードレース選手権(ARR)のASB1000クラスにフル参戦し,両クラスで見事チャンピオンに輝きました。そして,昨シーズンはかつてフル参戦した経験のあるMotoGPに復帰を果たし,その際所属したホンダ・チーム・アジアに再び所属し,イデミツ・ホンダ・チーム・アジアからMoto2クラスにフル参戦しました。ところが,シーズンを通してほぼ毎回下位争いに終始してしまい,獲得ポイントがないままシーズンを終える結果となってしまいました。昨年行われた鈴鹿8耐ではトップタイムをマークする走りを見せたりしてポテンシャルを見せただけに,意外な結果に終わり,MotoGPでのシートを失ってしまいました。しかし,そうしたポテンシャルをハルク・プロは評価し,今回の国内における最高峰クラスへの昇格となりました。昨年をほぼ棒に振った名越は,今季ST1000クラスにスイッチして同チームからフル参戦することになります。もう1つのST600に関しては,昨シーズンからの継続となる小田喜亜門に加え,今季から新たに青田魁が加わることになりました。同チームのもう1つの活動の場であるARRにも参戦し,ASB1000クラスに阿部恵斗が,AP250クラスにJ.サブラヤが継続参戦します。AP250クラスには,もう一人新たなライダーが加わることになりました。それが井吉亜衣稀で,これまでジュニアのころからずっとカワサキのマシンを駆ってレースをしてきていますが,今季からホンダのマシンを駆ることになり,そのマッチングがどうなるか気になるところですね。 |
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| 2026/01/15(木) ◎新スポンサー(MotoGP) 〇ホンダのインディペンデントチームといえばかつて上田昇さんとチームメイトとして125ccクラスで活躍した元ライダーのL.チェッキネロのチームであるLCRホンダですが,同チームといえば,やはり私たち日本人にとって中上貴晶が所属してきたチームとしてお馴染みでした。そして,その中上が駆るマシンのタイトルスポンサーといえば,これまた私たち日本人にとってお馴染みの日本における石油関連メーカーの1つである出光でした。2018年から中上のマシンのタイトルスポンサーを務めてきたイデミツは,2024年をもって中上がレギュラーライダーとして引退しても,昨シーズンは中上の後を受けたS.チャントラのマシンでもタイトルスポンサーを務めました。これは,同社が日本人ライダーだけでなく,アジア人ライダーの育成にもスポンサーとして支援してきたからでした。しかし,チャントラがわずか1年でMotoGPのシートを失い,今季からはそのシートに昨年のMoto2クラスチャンピオンであるブラジル人ライダーのD.モレイラが座ることになりました。アジア人ライダーの育成の意味でイデミツがタイトルスポンサーを務めていたわけですから,ブラジル人ライダーが所属するということは,イデミツがスポンサーを降りることを意味していました。その動向が注目されていましたが,1月9日(金)にホンダから発表があり,ホンダとLCRとの間でスポンサー契約が成立し,新たにホンダの純正オイルとケミカルのブランドである『Pro Honda(プロホンダ)』をタイトルスポンサーとし,モレイラは『Pro Honda LCR』からフル参戦することになりました。今回の発表では具体的なカラーリングは明らかにされませんでしたが,昨シーズン中上がワイルドカード参戦した際にプロホンダのロゴが入ったマシンを駆っていますので,おそらくそれにかなり近いものになるのではないかと思われます。果たしてどうなるのか,今後の発表を待ちたいと思います。 |
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| 2026/01/14(水) ◎大幅変更(SGT) 〇昨日は12月23日(火)にホンダが行った今季のモータースポーツ体制に関して,SFについてお伝えしました。今日は,もう1つのSGTについてお伝えします。 今シーズンのホンダは,いろいろな意味で体制に大きな変更が加わっています。まずマシンについてですが,2024年からのホンダは,SGTで唯一となる4ドアのマシンである『シビック・タイプR-GT』を採用してきました。しかし,やはりレース用のマシンとなると他メーカーに比べると不利な面があったことは間違いなく,思ったほどの成績を収めることができないままでした。そこで今季から新たなマシンを投入することになりました。それが,かつて一世を風靡し,再び市販車としてリリースされた『プレリュード』です。もちろん,SGTですので,市販車をそのままレース仕様に変えるわけではなく,共通シャーシに同車のスタイリングを取り入れるという形を採っています。そして,マシン名は『プレリュードGT』となります。変更はマシンだけでなく,スタッフの体制にも新たな取り組みがなされることになりました。それが,各チームにHRCから『テクニカルディレクター』を配置するというものです。HRCから配置されるわけですから,各チームへのサポートをさらに充実させていくということになります。HRCからといえば,チームに関して変化があったチームがあります。それがホンダ陣営でエース的立場にあるARTAです。昨年までのARTAは,MUGENとタッグを組んだ2台体制で臨んでいました。しかし,今シーズンからは,これまで同様ARTAが主体となった『ARTA MUGEN』と,HRCから専任のエンジニアを数名配置し,チームやドライバーと密に連携を図ることを目的とした『Team HRC ARTA MUGEN』とに別れることとなりました。ドライバーに関してですが,SFはほとんど変化がなかったものの,マシンやチーム体制同様にSGTは大きな変化があります。今シーズンも5台体制で臨むことには変わりありませんが,ドライバーの組み合わせが変わらないのは昨年ランク2位でシーズンを終えた山本尚貴&牧野任祐組のSTANLEY TEAM KUNIMITSUのみで,あとは少しずつ変更が加わっています。長年にわたってホンダ陣営のドライバーとしてSGTに参戦してきた伊沢拓也が昨シーズンをもってSGTでの活動を終えることになり,ホンダ陣営の中でそのシートが1つ空くことになります。さらに,今季SFに復帰することになった松下信治がSGTから抜けることになり,もう1つシートが空くことになりました。そして,その空いた分に太田格之進と野村勇斗の2名が新たに加入することになりました。昨シーズンからの残留組ですが,ドライバーによってはチーム移籍でシャッフルされて新たな組み合わせとなっています。なお,今回発表された具体的な体制は,以下の表のようになっています。 |
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| 2026/01/13(火) ◎小変更(SF) ○明けましておめでとうございます。今年も地道に更新をしていきたいと思いますので,よろしくお願いします。 今年最初のニュースですが,このサイトが年末年始のため更新を休んでいた直後にホンダが発表を行ったことについてお伝えします。その発表とは,今季のSFとSGTの参戦体制についてのものです。今日はその中でSFについてお伝えし,明日はSGTについてお伝えする予定です。 昨年の12月23日(火)にホンダが今季の体制について発表を行いましたが,それに先立ってこのサイトでは12月20日(土)にトヨタのSFの体制についてお伝えをしています。そのトヨタのSFにおける今季の体制は,先シーズンと比べると大幅な変更になっていました。それに対して,今回行ったホンダの発表では,昨シーズンと比べると小幅な変更となっています。大きな違いは供給する数で,昨シーズンは6チーム9台に供給していましたが,今季は新たにDELiGHTWORKS RACINGが加わり,全部で7チーム10台へと増加することになりました。その分ドライバーに変化が加わったことになるわけですが,あとはルーキードライバーとして野村勇斗が,San-Ei Gen with B-Maxからフル参戦することになっています。なお,この日の発表段階では,ThreeBond Racingのドライバーが未定となっていましたが,1月8日(木)に同チームから発表があり,昨年の三宅淳詞に替わって昨シーズンSan-Ei Gen with B-Maxからフル参戦した小出峻を起用することになりました。後のチーム及びドライバーについては変更がありません。昨シーズンのホンダは,ドライバータイトルを岩佐歩夢が,チームタイトルを2年連続となるDOCOMO TEAM DANDELION RACINGが獲得し,チームこそ違え,陣営としてはタイトルを独占しました。当然トヨタ陣営としてはタイトル奪還を目指すことになりますので,両陣営の激しいバトルが期待されます。なお,今回発表(後日発表も含め)された具体的な体制は,以下の表のようになっています。 |
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