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| 2026/05/31(日) ◎ワンツーフィニッシュ(MotoGP) ◯ムジェロ・サーキットで開催されている第7戦イタリア2日目は,各クラスの予選とMotoGPクラスのスプリントレースが行われました。 MotoGPクラスのスプリントレースは,午前中に行われた予選で史上初となるアプリリアによるトップ3独占で始まりました。オープニングラップで2番グリッドからスタートしたトラックハウス・レーシングのR.フェルナンデスと3番グリッドからスタートしたアプリリア・レーシングのJ.マルティンが抜け出し,アプリリア勢によるトップ争いとなりました。トップに立ったフェルナンデスは,ラップを重ねるごとにマルティンとの差をし腰ずつ広げていきました。終盤に入って少しさが縮まる場面も見られましたが,最終盤に再び差を広げる走りを展開し,最終的に1秒以上の差をつけてトップでチェッカーを受け,自身初となるスプリントレース優勝を果たしました。2台のトップ争いの後ろでは,7番グリッドからスタートしたプルタミナ・エンデューロVR46レーシング・チームのF.ディ・ジャンアントニオが少しずつ順位を上げていき,3位まで浮上すると単独走行に持ち込み,ドゥカティ税としては最上位となる3位でチェッカーを受けています。唯一のフル参戦日本人ライダーであるトラックハウス・レーシングの小椋藍は,セッティングがなかなか決まらないようで予選はQ1で敗退となり,13番グリッドからのスタートとなりました。後半に入るにつれて速さを見せていく小椋ですが,このレースでもその力を発揮していき,最終的にポイント圏内である8位でチェッカーを受けています。 Moto2クラスの予選は,リキモリ・ダイナボルト・インタクトのM.ゴンザレスが速さを見せ,これまでのレコードタイムを更新する走りで自身今季初となるポールを獲得しました。2番手タイムをオンリーファンズ・アメリカン・レーシングのF.サラクがマークし,今季自己最高グリッドを獲得しました。3番グリッドを獲得したのは,KLINTレーシング・チームのA.エスクリチでした。フル参戦日本人ライダー勢は,Q2直接進出を果たしているモモベン・イドロフォリアRWレーシング・チームの佐々木歩夢が11番グリッドを獲得しましたが,Q1からの出走となるイデミツ・ホンダ・チーム・アジアの古里太陽は,ここで敗退となって22番グリッド獲得にとどまっています。 Moto3クラスの予選は僅差のポール争いとなり,リキモリ・ダイナボルト・インタクトGPのD.アルマンサが開幕戦以来となるポールを獲得しています。そのアルマンサからわずか1000分の18秒遅れでイオンクレジットMTヘルメットMSIのH.はニッシュが2番グリッドを獲得し,これはこれまでの自身最高位となります。3番グリッドを獲得したのは,今季2回目のフロントローとなるGRYD MLavレーシングのJ.ケルソでした。フル参戦日本人ライダー勢は,Q2直接進出を果たしているイオンクレジットMTヘルメットMSIの山中琉聖は11番手,Q1で敗退となったホンダ・チーム・アジアの三谷然は26番手で予選を終えています。 |
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◎4連勝&圧倒的(JRR) ◯我が大分県にあるオートポリスで第3戦が開幕し,初日は各クラスの予選とJSB1000クラスのレース1が行われました。 JSB1000クラスのレース1は,オープニングラップから4台が抜け出していき,その4台による抜きつ抜かれつのトップ争いが展開していきました。しかし,5周目に開幕以来3連勝を飾っているSDG DUCATI Team KAGAYAMAの水野涼がトップに立つと,徐々に後続との差を広げていきました。さらに,9周目に今季限りでの引退を決めているYAMAHA FACTORY RACING TEAMの中須賀克行が2位に浮上すると,こちらも徐々に差を広げていきました。トップ2台が単特走行をする後ろでは,DUNLOP Racing Team with YAHAGIの長島哲太とAstemo Pro Honda SI Racingの野佐根航汰のホンダ勢同士による3位争いが展開されていきました。順位を入れ替えながらファイナルラップまで続いた2人の争いですが,これを長島が制しています。トップ2台はやや差が縮まったものの,水野がトップの座を守ってチェッカーを受け,開幕以来4戦連続勝利を飾っています。 ST1000クラスの予選は,TOHO Racingの國峰啄磨が速さを見せ,2番手タイムだったAstemo Pro Honda S I Racingの羽田太河にコンマ877秒差をつけるという圧倒的なタイム差で見事ポールを獲得しました。2,3番手は僅差となっていて,羽田から100分の5秒遅れでMOTOBUM HONDAの豊島怜が3番手となっています。今回の予選はホンダ勢が速さを見せていて,トップ5は全てホンダCBR1000勢が占めています。 ST600クラスの予選は,ポール争いが僅差となっていて,SE COMPETITIONの千田俊輝がTEAMKENKEN YTchの長尾健吾に1000分の39秒差でトップタイムとなり,自身初となるポールを獲得しました。トップ2からはおよそコンマ3秒遅れで,SDG Team HARC-PRO.Hondaの小田喜阿門が3番グリッドを獲得しています。 J-GP3クラスの予選は,このクラスで絶対王者と言えるP.MU 7C GALESPEEDの尾野弘樹が,今回の予選でも圧倒的な速さを見せて唯一1分56秒台をマークし,2番手タイムをマークしたTEAM NAOKO KTMの高杉奈緒子に1秒以上というこのクラスでは考えられない大差をつけて見事ポールを獲得しました。今回の小野のポールタイムですが,何と2012年以来14年ぶりとなるレコードタイム更新でした。3番手には,高杉からおよそコンマ5秒遅れでTeam Plusoneの武中駿でした。 |
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| 2026/05/30(土) ◎好調(MotoGP) ◯第7戦イタリアがムジェロ・サーキットで開幕し,初日は各クラスのプラクティスが行われました。 MotoGPクラスは,ドゥカティ勢の中ではランクトップ(全体としてはランク3位)でこの大会を迎えているプルタミナ・エンデューロVR46レーシング・チームのF.ディ・ジャンアントニオが,今季の好調さを示すかのように2回のプラクティス共にトップタイムをマークし,初日総合トップに立ちました。そのディ・ジャンアントニオからわずか1000分の91秒遅れで,ドゥカティのワークスライダーであるドゥカティ・レノボ・チームのF.バニャイヤが総合2番手となっています。さらに,そのバニャイヤから1000分の13秒遅れという僅差で,レッドブルKTMテック3のE.バスティアニーニが,総合3番手で初日を終えています。唯一のフル参戦日本人ライダーであるトラックハウス・レーシングの小椋藍は,総合11番手タイムで初日を終え,わずか1000分の79秒遅れで今日行われる予選でのQ2直接進出を逃しています。なお,今回のプラクティスでは,4番手タイムをディ・ジャンアントニオのチームメイトであるF.モルビデリが総合4番手タイムをマークしましたのでトップ4は全てイタリア人ライダーとなり,これはMotoGPでのプラクティス史上初のイタリア人ライダーによるトップ4独占となります。 Moto2クラスは,MBコンベアーズ・スピードRSチームのC.ビエッティが,これまでのレコードタイムをコンマ4秒以上更新する速さを見せて初日総合トップとなりました。このクラスの僅差でのタイム合戦となっていて,BLU CRUプラマックヤマハMoto2のI.ゲバラがトップから1000分の11秒遅れで総合2番手,そのゲバラから1000分の99秒遅れで,リキモリ・ダイナボルト・インタクトGPのM.ゲバラが総合3番手となっています。フル参戦日本人ライダー勢は,モモベン・イドロフォリアRWレーシング・チームの佐々木歩夢は7番手につけ,今日行われる予選でQ2直接進出を決めています。もう1人のイデミツ・ホンダ・チーム・アジアの古里太陽は,25番手で初日を終えています。 Moto3クラスは,CIPグリーン・パワーのS.オグデンが今季2回目となるトップタイムをマークし,初日総合トップに立ちました。そのオグデンからわずか1000分の36秒遅れで,CFモト・バルレーサ・アスパー・チームのM.モレリが初日総合2番手でした。午前の走行ではトップタイムだったレオパード・レーシングのA.フェルナンデスは,午後の走行で総合3番手タイムとなって初日を終えています。フル参戦日本人ライダー勢は,イオンクレジットMTヘルメットMSIの山中琉聖が8番手タイムをマークして予選でのQ2直接進出を決めています。もう1人のホンダ・チーム・アジアの三谷然は,最下位となる26番手で初日を終えています。 |
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| 2026/05/29(金) ◎6年ぶり(MotoGP) ◯今日からムジェロ・サーキットにおいて,第7戦イタリアGPが開幕します。前戦となる第6戦カタルニアGPにおいては,命の危険さえあったクラッシュが2度も起き,とても荒れたレースとなってしまいました。その2つの内の1つが,ホンダのインディペンデントチームであるカストロール・ホンダLCRのJ.ザルコのクラッシュです。3台が絡むクラッシュとなったのですが,ザルコは他のマシンと衝突した際,運悪く足がドゥカティ・レノボ・チームのF.バニャイヤのマシンの間に入り込んでしまいました。激しくグラベル上をマシンが回転していったのですが,足が入り込んだザルコもマシンとともに回転する状況に見舞われました。幸いなことに命に別状はなかったのですが,怪我の程度はかなりひどく,左膝の十字靭帯は手術の必要があり,それに向けて準備がなされている状態のようです。そうした重傷だけに,ザルコの復帰がいつになるのか全く目処が立っておらず,今後の発表を待ちたいと思います。さて,ということから,ザルコの代役がどうなるのかも注目となっていました。通常で考えれば,HRCのテストライダーの誰かということになるのですが,A.エスパルガロはテストで負った怪我により出場することは不可能で,もう1人の中上貴晶の可能性も取り沙汰されていました。しかし,来季から投入されることになっている850ccの新型マシンの開発に専念していることから,どうやら代役参戦とはならないようです。手詰まりとも思える状況でしたが,この度LCRから発表があり,ザルコの代役としてC.クラッチローを起用することになりました。今回起用されることになったクラッチローは,2011年にテック3ヤマハからMotoGPデビューを果たしました。2014年にはドゥカティのワークスライダーとしてフル参戦したものの,わずか1年でチームを去ることになり,2015年からLCRの所属しました。そして,その翌年のチェコGPで初優勝を果たし,さらにオーストラリアGPでも勝利しました。2018年のアルゼンチンGPで3回目となる勝利を収め,これが現段階までのMotoGPにおける彼の勝利となります。LCRでの6年目となる2020年限りでレギュラーライダーからの引退をし,その翌年からはヤマハのテストライダーとして活動していました。しかし,近年は手の怪我が原因でテストライダーとしてはもちろん,それ以外の立場でもレースへの出場はなされていません。今回の代役参戦は,クラッチローにとって6年ぶりにホンダ及びLCRのマシンを駆ることとなります。なお,2週連続開催となるMotoGPですが,その2つ目の大会である第8戦ハンガリーGPの代役がどうなるのかについては現段階で発表されていません。 |
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| 2026/05/28(木) ◎F1からMotoGPへ(MotoGP) ◯ヤマハのインディペンデントチームであるプリマ・プラマック・ヤマハMotoGPから5月25日(月)に発表があり,長年にわたってF1で活動してきた名将のR.ブラウンが,同チームの非常勤役員として取締役会に加わることになりました。肩書としては,チーム代表であるP.カンピノーティの『戦略アドバイザー』として活動することになります。今回F1からMotoGPへ活動の場を移すことになったブラウンは,1978年に当時はまだF1で新生チームだったウィリアムズF1でメカニックとして活動を開始しました。その後,1990年代から2000年代前半にかけては,テクニカルディレクターとしてM.シューマッハと共にタッグを組み,メインメンバーの一人としてベネトン(様々な変遷を経て現在はアルピーヌ)及びフェラーリで7度のドライバーズチャンピオンとコンストラクターズチャンピオン獲得を支えました。2008年に当時はワークス体制でF1に臨んでいたホンダとタッグを組み,『Honda Racing F1 Team』のチーム代表を務めて活動したのですが,『リーマン・ショック』の影響から12月に入って突然ホンダがその年限りでのF1撤退という決断をしました。それを受けて,ブラウンはホンダF1を買い取って新たに自らのチームである『ブラウンGP』を設立。ドライバーとしてJ.バトンを起用しました。そして,何と新チーム初年度となるこの年のドライバーとコンストラクターのダブルタイトルを獲得するという偉業を成し遂げました。その翌年となる2010年に同チームをメルセデスに売却して『メルセデスAMG F1』となりましたが,ブラウンはそのまま代表としてチームに留まり,2013年までチームを牽引しました。そこで一旦はレースの世界から引退したものの,2017年からリバティ・メディア体制となったF1でマネージングディレクターに就任し,かつて『F1界の首領(ドン)』として君臨していたB.エクレストンが退任して以後のF1における中心人物となりました。そして,2022年限りで退任して現在に至っています。以前のリバティ・メディアはF1の運営を担っていましたが,現在はMotoGPの運営も行っています。一貫してF1に携わってきたブラウンですが,彼にとって全く新しいMotoGPに携わることになったわけです。とはいえ,同じモータースポーツの世界ですし,リバティ・メディアとの関係性も深いですから,新たな融合が期待できるのではないでしょうか。 |
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| 2026/05/27(水) ◎設計見直し(F1) ◯今シーズンからホンダ製パワーユニットを搭載しているアストンマーティンは,マシン自体の完成がかなり遅れました。しかも,出来上がったマシンの戦闘力と信頼性はかなり劣り,開幕前のテストではほとんど走ることができずに終わりました。たとえ走ったとしても,他チームのマシンと比べると数秒遅く,実際にシーズンが始まっても,その傾向に変化はありませんでした。当初は,ホンダのパワーユニットに問題があるとされていましたが,どうやらこれは単なる一面でしかなく,確かに他メーカーと比べると劣っていることは間違いありません。また,マシンの振動が激しくてまともに運転できないという症状があり,これはホンダのパワーユニットに原因があると当初は言われていましたが,どうやらこれに関しては,ホンダ側というよりは,マシン自体に問題があることが明らかになってきました。そうした厳しい状況におかれていたアストンマーティンですが,徐々に開発作業を進めていき,先週末に行われたマイアミGPでは,F.アロンソがスプリントレースのグリッドを決めるSQにおいて,SQ1を突破するタイムを刻むことに成功しました。ただ,SQ1の最後の方でブレーキをロックさせてクラッシュし,SQ2に出走できない事態となってしまったのは,やはり不調なチームの悪い流れがなかなか断ち切れないことを象徴してしまいました。肝心の決勝レースにおいては,L.ストロールが4周遅れの15位完走,アロンソはシートトラブルによってレース途中でリタイアを選択するということで終了してしまっています。ここにきて,そのシートトラブルについて明らかになってきました。同チームの今季型マシである『AMR26』は,かなり攻めた設計が行われています。シートに関しても同様で,どうやらマシンを操作している時のドライバーの姿勢は,かなり寝かせた状態になっているようです。もちろんフォーミュラカーのシートは,ドライバーの体全体がVの字に近い形で寝かせられている場合がほとんどです。ただ,AMR26の場合は,これまで以上にかなり低い位置で寝かされた姿勢になるよう設計されているようなのです。これは,マシンの重心を下げるとともに,ドライバーのヘルメットによる空力の影響を減らすことを目的としているとのことです。ところが,こうした姿勢を強いられるドライバーにとっては,体が圧迫されるポイントが生じてしまい,周回を重ねるごとにドライバーに不快感を抱かせることにつながっているようです。今回のトラブルを受け,チーム側は早くもシートに関する設計の見直しを行い,来月はじめに開幕する第6戦モナコGPには間に合わせることにしました。 |
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| 2026/05/26(火) ◎2戦欠場?(MotoGP) ◯先日カタルニア・サーキットで行われた第5戦カタルニアGPでは,2つの大きなアクシデントが発生し,どちらも一歩間違えば命さえ危険な状況になるほどのものでした。その中のひとりであるBK8グレシーニ・レーシングMotoGPのA.マルケスについて5月21日(木)にチームから新たな発表がありました。そのマルケスですが,カタルニアGPの決勝レースにおいて,レッドブルKTMファクトリーレーシングのP.アコスタとトップ争いを展開していました。前を行くアコスタを追っていたのですが,そのアコスタのマシンにトラブルが発生して急に減速する状況となりました。アコスタは他のライダーに危険を知らせるためすぐに手を挙げたのですが,高速セクションですのですぐ後ろを走っていたマルケスにはどうにも対応することはできず,そのままアコスタのマシンに接触し,コース脇にある壁へとマシンが進路を変えてしまいました。そして,200kmを超えるスピードで壁にクラッシュしたマシンはバラバラになりながら宙を舞い,コース上に散らばったり,他のマシンにぶつかったりしていきました。肝心のマルケスは,幸いにも命には別状がなく,すぐにメディカルセンターから病院へと搬送されました。そして,検査の結果,右の鎖骨と第7頚椎を骨折しているという診断がくだされ,鎖骨骨折については手術して無事成功しました。その後,痛々しい姿ではありましたが,翌日の午後には退院しています。第7頚椎の骨折については,現段階で手術はしておらず,コルセット等の対策を採りながら,安静にして様子を見る状態のようです。まさに奇跡の生還といった感じのクラッシュ劇でした。今回発表されたのはレース復帰についてですが,今週末にムジェロ・サーキットで開幕する第7戦イタリアGPとその翌週にバラトン・パーク・サーキットで開催される第8戦ハンガリーGPの両レースを欠場するということでした。怪我の状況から考えるとある意味当然と言えば当然ですが,果たして6月下旬に開催されるチェコGPからの復帰がなるのか,かなり厳しいことが予想されますが,新たな発表を待ちたいと思います。 |
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| 2026/05/25(月) ◎4連勝(F1) ◯第5戦カナダGPの決勝レースが,時折雨に見舞われるという不安定な天候となったジル・ビルヌーブ・サーキットで行われました。スタート前に降った雨で路面は濡れていて,スタート時に履くタイヤをどれにするか非常に悩ましい中でスタート進行が始まっていきました。そのため,ドライバーによってタイヤ選択に違いが出て,これがレースに影響を与えました。タイヤによってスタート時の蹴り出しに違いが生じますから,グリッドの順番通りの順位とはならず,濡れた路面に照準を合わせてきた3番グリッドからスタートしたマクラーレンのL.ノリスがトップに立ちました。しかし,早い段階で路面が乾いていく状況となっていたため,ノリスは2周目にピットに入ってドライ用タイヤに履き替え,この段階でトップ争いから脱落となりました。チームメイトのO.ピアストリは,オープニングラップ終了段階でピットに入ってタイヤ交換を行っていますので,マクラーレンはタイヤ選択の作戦が失敗に終わってしまいました。そうしたことから,予選でワンツーを飾っていたメルセデスの2台によるトップ争いへと変わっていきました。ノリスの脱落により,当初は2番手を走行していたA.キミ・アントネッリがトップに立ち,それをポールからスタートしたG.ラッセルが追う形でしたが,キミ・アントネッリがブレーキングでミスを犯してラインを外したことにより,その後ラッセルがトップに立ち,2人によるジュニを入れ替えながらのトップ争いが展開されていきました。トップ2台から大きく遅れたその後ろでは,6番手からスタートしたレッドブルのM.フェルスタッペンと5番グリッドからスタートしたフェラーリのL.ハミルトンによる3位争いとなりました。マシンが軽く接触する激しいチームメイトバトルが続きましたが,30周目に入ってラッセルのマシンにトラブルが発生してしまってマシンを止めざるを得なくなり,キミ・アントネッリが単独でトップを走行する状況となりました。ラッセルの離脱により2位争いとなったフェルスタッペンとハミルトンのバトルは,タイヤの消耗に苦しみ始めたフェルスタッペンの隙を62周目にハミルトンがついて2位に浮上しました。単独走行を続けるキミ・アントネッリの後ろでファイナルラップまで続いた2位争いは,ハミルトンがずっとその順位を守り続けていきました。結局キミ・アントネッリが10秒以上の差をつける独走でトップチェッカーを受け,自身初優勝となった第2戦中国GPからの4連勝を達成しました。2位にハミルトン,3位にフェルスタッペンが入り,ハミルトンにとってはフェラーリに移籍してからの自身最高位を獲得しています。ホンダ製パワーユニットを搭載しているアストンマーティン勢は,やや手応えのあった大会となったものの,やはり他チームとの力の差はかなりあり,L.ストロールがトップから2周遅れの15位完走,F.アロンソは,シートが緩むトラブルが発生してレース途中でマシンを止めています。 |
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◎5年ぶり&6年目にして(SF) ◯第5戦の予選と決勝レースが,前日と打って変わって好転に恵まれた鈴鹿サーキットで行われました。ポールからスタートしたNTT docomo business ROOKIEの牧野任祐は,2番手からスタートしたTEAM MUGEN AUTOBACSの岩佐歩夢を抑えてトップの座を守りました。3番グリッドからスタートしたDOCOMO TEAM DANDELION RACINGの牧野任祐もそうスタートを切ってトップ3はそのままの順でトップ争いを展開していきました。タイヤ交換のタイミングが訪れると,3番手を走る牧野が先にピットインをしました。ところが,ここで作業に遅れが出てタイムを使ってしまい,ハンデを負う形となりました。それに対して,牧野のチームメイトで9番グリッドからスタートした太田格之進がどんどん順位を上げていって,岩佐の後ろにつける展開となりました。福住,岩佐,太田によるトップ争いはその後も続いていき,3台ともにタイヤ交換を行って以後も激しいトップ争いは続いていきました。オーバーテイクシステム(OTS)を巧みに使いながら時折順位を入れ替えるバトルはファイナルラップまで続いていき,誰が勝ってもおかしくない状況となりましたが,福住がこのバトルを制してトップでチェッカーを受け,自身5年ぶりの勝利を収めました。今回の福住の優勝は,彼が所属するROOKIEレーシングにとって,参戦から6年目にして初の勝利となります。2,3位も順位は変わらず,2位に岩佐,3位に太田といったホンダエンジンユーザー勢が入っています。チーム創設以来初といえば,10位にKDDI TGMGP TGR-DCの小林可夢偉が入りました。今季彼が所属している同チームは,昨シーズンから若手育成を目的に創設したものです。その初年度となる昨年は,創設の目的に沿って若手ドライバーのみを起用しましたが,結局ポイントを獲得できないままでシーズンを終えてしまいました。そこで今季から元F1ドライバーで,ベテランドライバーである可夢偉を起用し,チームの建て直しを託されていました。その期待に可夢偉が応え,今回10位に入ったことで,わずか1ポイントではありますがチームに初のポイントをもたらしています。 |
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| 2026/05/24(日) ◎チームメイトバトル(F1) ◯5月22日(金)に第5戦カナダGPが開幕し,2日目はスプリントレースと今日行われる決勝レースのグリッドを決める予選が行われました。 今季3度目となるスプリントレースは,フロントローを獲得したメルセデス勢が好スタートを切り,ポールのG.ラッセルがトップの座を守り,2番グリッドからスタートしたA.キミ・アントネッリが2番手のポジションを守りました。トップ2を独占するメルセデス勢は後続との差を広げていき,チームメイト同士によるトップ争いへとなりました。ラッセルに迫るキミ・アントネッリは,なかなか抜くことができず,我慢の限界が見られるようになり,激しいアタックを仕掛けていきました。それが焦りへとつながったのか,6周目に行った仕掛けでコースオフを喫し,その隙に3番手を走行していたマクラーレンのL.ノリスに先行を許してしまいました。ラッセルを先頭に,3台によるトップ争いとなりましたが,ラッセルのトップの座を奪うところまでは至らず,逆にノリスとキミ・アントネッリによる2位争いが激しくなり,ファイナルラップに突入したところでキミ・アントネッリが仕掛けました。しかし,ここでも抜くどころか再びコースオフを喫してしまって万事休すとなり,トップ3はそのままの順でチェッカーを受けました。ホンダ製パワーユニットを搭載しているアストンマーティン勢は,Lストロールが16位,F.アロンソはリタイアに終わっています。 次に行われた予選は,スプリント予選と同じく,ポールがラッセル,2番手がキミ・アントネッリ,そして3番手がL.ノリスとなっています。アストンマーティン勢はQ1で敗退していて,アロンソが19番手,ストロールが21番手で予選を終えています。 |
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◎タイヤ選択で(SF) ◯昨日から鈴鹿サーキットで始まった今回の大会は,土曜日に第4戦の予選と決勝が,日曜日に第5戦の予選と決勝がそれぞれ行われることになっています。 昨日の鈴鹿は,厚い雲に覆われ,いつ雨が降ってもおかしくないような状況の中で決勝レースを迎えました。予選でTEAM MUGEN AUTOBACS勢が速さを見せ,昨年のチャンピオンである岩佐歩夢がポールを,かつてのチャンピオンである野尻智紀が2番グリッドを獲得していました。決勝レースでもその2台は速さを見せ,オープニングラップから同チームがワンツー体制を築いていきました。ところが,タイヤ交換のタイミングになった頃に雨が降り始め,マシンが続々とピットインしていきました。トップの岩佐はその位置を守ったものの,野尻はタイヤ交換作業に時間がかかってしまい,ここでトップ争いから脱落となりました。終盤に入る頃さらに雨脚が強まり,ここでウェットタイヤに交換するチームとピット・インせずステイアウトを採ったチームとに分かれました。一時は強まった雨脚でしたが,その後弱まり,ドライ用タイヤで走行を続けたチームが正解という流れになりました。ここでトップに立ったのが,14番グリッドからスタートしたVANTELIN TEAM TOM’SのS.フェネストラズでした。その後ろにDELiGHTWORKS RACINGの松下信治がつけ,最終盤にはコンマ7秒まで迫りました。しかし,最後までポジションは変わらず,天候を味方につけたフェネストラズが,大逆転で今季初勝利を挙げる。惜しくも優勝を逃した松下でしたが,彼が所属しているDELiGHTWORKS RACINGは今季から参戦をしてるチームですが,早くも参戦4戦目にして表彰台獲得となりました。松下自身にとっては,2022年の第3戦鈴鹿大会における初優勝以来4年ぶりの表彰台獲得となります。3位に22番グリッドからスタートした坪井翔が入り,VANTELIN TEAM TOM’Sのワンスリーフィニッシュとなっています。 |
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| 2026/05/09(土) ◎連覇に向け(MotoGP) ◯ル・マン−ブガッティ・サーキットにおいて第5戦フランスGPが開幕し,初日は各クラスのプラクティスが行われました。 MotoGPクラスでこの日の最速タイムを刻んだのは,前年の覇者で,今回が母国GPとなるカストロール・ホンダLCRのJ.ザルコでした。そのザルコからちょうど100分の1秒遅れで,この大会をランク2位で迎えているプルタミナ・エンデューロVR46レーシング・チームのF.ディ・ジャンアントニオが総合2番手タイムでした。来季の去就が噂に上っている中の一人であるドゥカティ・レノボ・チームのF.バニャイヤが,トップからコンマ1秒以上遅れた総合3番手タイムでした。今季復調を見せているホンダ勢ですが,ワークスであるホンダHRCカストロール・ホンダのJ.ミルが5番手タイムで,トップ5に2台が入りましたし,午前中に行われた最初のプラクティスでは,ミルのチームメイトであるL.マリーニが,午後の走行は16番手に沈んだものの,午前の走行ではトップタイムをマークしていて,復調の兆しを継続しています。唯一のフル参戦日本人ライダーであるトラックハウス・レーシングの小椋藍は,総合9番手タイムに付け,今日行われる予選にQ2直接進出を決めています。 Moto2クラスは,BLU CRUプラマック・ヤマハMoto2のI.ゲバラが,レコードタイムに後わずかまで迫るタイムをマークして初日総合トップに立ちました。そのゲバラからわずか1000分の2秒遅れという僅差で,フォラドーラ・スピードRSチームのC.ビエッティが総合2番手タイムでした。さらに,そのビエッティからわずか1000分の1秒遅れという僅差で,レッズ・ファンティック・チームのB.バルタスが総合3番手となっていて,トップ3は1000分の3秒内にいるという僅差でのタイム争いとなっています。フル参戦日本人ライダー勢は,モモベン・イドロフォリアRWレーシング・チームの佐々木歩夢が10番手タイムをマークしてQ2直接進出を決めたものの,イデミツ・ホンダ・チーム・アジアの古里太陽は,ブービーとなる27番手で初日を終えています。 Moto3クラスは,リキモリ・ダイナボルト・インタクトGP勢が速さを見せ,D.ムニョスがトップ,D.アルマンサが2番手と,同チームのワンツーとなっています。トップからわずか1000分の85秒遅れで,CFモト・ガビオタ・アスパー・チームのM.モレリが総合3番手でした。フル参戦日本人ライダー勢は今回も下位に沈んでいて,イオンクレジットMTヘルメットMSIの山中琉聖が20番手,ホンダ・チーム・アジアの三谷然は最下位となる26番手でした。 |
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| 2026/05/08(金) ◎禁止(MotoGP) ◯今日からル・マン-ブガッティ・サーキットにおいて,第5戦フランスGPが開幕しますが,それを前にした4月30日(木)にFIM(国際モーターサイクリズム)がグランプリ委員会によって決定された事項について発表を行いました。3月から4月にかけて行われた一連の会議の中では,競技規則と技術規則について話し合われました。今回は,その中で決定したことが発表されたわけです。今回の発表で一番注目となったのは,何と言ってもワイルドカードについてでしょう。MotoGPでは,年間を通したテストの回数に制限が加わった代わりに,メーカーの均衡化を図るためシーズン中にワイルドカードでの参戦が許されています。ただ,全てのメーがーが自由に行っていいわけではなく,当然そこでの制限があります。しかも,MotoGPクラスに関しては,コンセッション(優遇措置)でどのランクに位置づけられているかで許可される回数が違ってきます。ランクAに該当しているドゥカティは,年間を通してワイルドカード参戦ができません。それに対して,ランクCに位置づけられているアプリリア,KTM,ホンダとランクDに位置づけられているヤマハは,前半戦,後半戦まででそれぞれ3回,合計年間6回のワイルドカード参戦が許されています。そのMotoGPクラスですが,来季から全く新しいレギュレーションのもとで開発されたマシンでのレースとなります。ということは,基本的にはどのメーカーも同じ状況に置かれることになります。そうしたことと関係しているのか,今回の発表によると,来季以降ワイルドカード参戦が禁止されることになりました。この措置は,コンセッションのランクにかかわらず全てのメーカーに対して適用されます。果たしてこの措置がマシンの均衡化にどのような影響を与えるのかが予想できませんので,来季からの推移を見守る必要がありそうです。なお,今回の禁止措置はMotoGPクラスのみで,Moto2,Moto3クラスに関しては適用外となります。 |
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| 2026/05/07(木) ◎必勝体制(EWC) ◯昨日は,鈴鹿8耐に関する5月1日(金)に発表された2つのものの内,EWCクラスに関してのことについてお伝えしました。今日は,2つ目の発表に関してお伝えします。 鈴鹿8耐の中でSSTクラスへの参戦を主軸にして活動しているNCXX Racingから,今年の『2026 FIM 世界耐久選手権”コカ・コーラ” 鈴鹿8時間耐久ロードレース 第47回大会』の参戦体制について発表がありました。2014年から8耐への参戦を開始した同チームは,1993年のWGP(現在のMotoGP)250ccクラスチャンピオンに輝いた経歴を持つ,日本を代表するレジェンドライダーの一人である原田哲也を2020年から監督に起用して現在に至っています。これまでの戦績ですが,2016年と2017年にSSTクラスの3位表彰台を獲得すると,2台体制を敷いた2018年にはついにクラス優勝を果たしました。同じく2台体制を敷いた翌年はクラス2位となっています。昨年の大会は,レース序盤に転倒したことが影響し,クラス10位でレースを終えています。クラス優勝奪還を目指す同チームですが,今年の顔ぶれはそれを予感させるものとなっています。今年の大会で起用するライダーは,昨年から総入れ替えとなっています。既に2月の段階で,今年のエースライダーとして,今季JRRのJSB1000クラスにDUNLOP Racing Team with YAHAGIからフル参戦し,現段階でランク2位につけている長島哲太が起用されます。同チームが採用しているタイヤはダンロップですが,長島はそのダンロップの開発を担っていますので,大きな力となるのは間違いないでしょう。2人目は,既に4月の段階で発表されていますが,JRRのST1000クラスにRTJapan M Autoからフル参戦している亀井雄大を起用します。そして,今回は3人目のライダーについて発表されました。その3人目となったのは,昨年JRRのST600クラスで見事チャンピオンに輝き,今季はチームをBATTLE FACTORYに変えて同クラス2年連続チャンピオンを狙っている伊達悠太です。伊達は初めてのリッターマシンでのレースとなりますが,残りの2人はこれまで実績を積んできています。特に長島に関しては,ダンロップタイヤの開発という側面だけでなく,HRCのテストライダーを務め,8耐では2022年,2023年と2連覇を果たした実績もあります。昨年はヤマハのYZF-R1を駆っての参戦となりましたが,今大会はマシンをホンダCBR1000RR-Rにスイッチすることになっています。長島と亀井は同マシンを駆ってきていますし,伊達に関しては,排気量こそ違え,今季からホンダのマシンを駆っています。まさに今年の顔ぶれは,クラス優勝目指しての必勝体制と言えるものではないでしょうか。 |
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| 2026/05/06(水) ◎専念(EWC) ◯例年7月末に行われている鈴鹿8耐ですが,温暖化の影響で鈴鹿8耐は猛暑に襲われるようになってきていて,エントラントや観客の健康状態に深刻な影響を与えています。そうしたことを受け,今年の大会であるEWCシリーズの第3戦『2026 FIM 世界耐久選手権”コカ・コーラ” 鈴鹿8時間耐久ロードレース 第47回大会』は,7月初めの週に開催されることになっています。まあ,現実的には猛暑の影響は避けられない時期と言えなくはないですが・・・。その鈴鹿8耐に関して5月1日(金)に2つのチームから発表がありました。今日は,その中でEWCシリーズの最高峰クラスであるEWCクラスに関する発表についてお伝えします。 今日お伝えするのは,ドゥカティのワークスマシンの供給を受けてJRRのJSB1000クラスを主戦場にしているSDG DUCATI Team KAGAYAMAからの発表についてです。同チームはJRRだけでなく,例年鈴鹿8耐へも参戦しています。今年もそうなると思われていたのですが,今回の発表で今年の鈴鹿8耐への出場を見送るということになりました。長年にわたってJRRにおけるスズキ陣営の一角を担ってきた同チームですが,スズキの撤退を受け,2024年からドゥカティのパニガーレV4 Rでの参戦を開始しました。鈴鹿8耐に関しても,スズキからドゥカティへとマシンをスイッチし,その初年度は初参戦ながら4位でゴールしました。これは,MotoGPやSBKなどスプリントレースを主軸にしているドゥカティですが,耐久レースでもかなりのポテンシャルを発揮することが証明できる結果となりました。昨シーズンは,シーズン前に行われたJRRのテストにおいて大クラッシュしてマシンが全焼するというアクシデントに見舞われてしまいました。JRRや鈴鹿8耐への出場が危ぶまれましたが,クラウドファンディングを通して見事復活を遂げました。残念ながらこの年の8耐は,転倒によりマシン修復が必要となり,最終的に29位完走という結果に終わりました。それだけに,今年は昨年の借りを返すのではないかと思われていたのですが,思わぬ参戦休止というものとなりました。今年も水野涼を要してJSB1000クラスにフル参戦している同チームですが,現在段階で2大会3レースを終えてその全てのレースで優勝を果たし,ランクトップに立っています。ランク2位につけている長島哲太との差は26となっていて,1レースで獲得できる最大ポイント以上の差をつけています。今回の参戦休止の決定は,JRRにおける最高峰ラスでの「シリーズチャンピオン獲得に全力を集中する」ということからのもののようです。とても残念な結果ではありますが,ある意味JRRでのチャンピオン獲得宣言とも取れるものですので,そうした意味ではJRRにおける今季の活躍が大注目と言えますね。 |
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| 2026/05/05(火) ◎連勝(SGT) ◯ゴールデンウィーク恒例となっている富士スピードウェイでの開催である第2戦『FUJI GT 3Hours RACE GW SPECIAL』の決勝レースが,ドライコンディションではあるものの,強風が吹く中で行われました。 GT500クラスは,3番グリッドまでのマシンが順調なスタートを切り,トップ3を守っていきました。トップの3台は,速いタイムを刻んでいきながら走行を続けていき,それぞれが単独走行となりました。トップを行く福住仁嶺&大嶋和也組のENEOS X PRIME GR Supraと2番手を行く坪井翔&山下健太組のau TOM’S GR Supraとの差は,一時20秒ほどの差がついていました。ところが,レースが進むにつれてauが少しずつ差を詰めていく流れとなり,残り1時間ほどになったところでピットインのタイミングが訪れました。トップ2がどの場面でピットに入るか注目となりましたが,最初に動いたのは2位を走るauでした。徐々にペースが上がってENEOSに迫ってきたauは,タイヤ交換以後も速いタイムをマークしながらトップとのタイム差を縮めていきました。そして,トップのENEOSがタイヤ交換を行ってコースに復帰したときには,両者のタイム差はほとんどなく,まだタイヤが温まっていないENEOSをauが交わしてトップに立ち,アンダーカットが見事成功しました。トップに立ったauは,その後もENEOSとの差を広げていき,最終的に9秒弱の大差をつけてトップでチェッカーを受け,開幕戦に続いて2連勝を飾りました。昨シーズンの最終戦で優勝しているauですから,年をまたいで3連勝を飾ったことになります。トップ争いから大きく遅れたMOTULは,レース中盤に入る頃,4番グリッドからスタートした大湯都史樹&小林利徠斗組のKeePer CERUMO GR Supraに迫られるようになり,14周目に激しいバトルとなりました。最終コーナーでアタックを見せたCERUMOとMOTULはバトルの中で接触してしまいました。MOTULはスピンを喫し,CERUMOは左フロント部分を少し壊してしまいましたが,幸いなことに走行を続けることはできました。ただ,MOTULに接触してしまったCERUMOに対してドライブするーペナルティが課せられ,ここで3位争いが決着を見せました。結局2番手からは30秒以上の大差を付けられてしまったものの,アクシデントに見舞われたものの,無事3位表彰台を獲得しています。 GT300クラスは,予選でコースレコードをマークする圧倒的な速さを見せた井口卓人&山内英輝組のSUBARU BRZ R&D SPORTが決勝でも速さを見せてトップの座を守りました。2番グリッド以降も好スタートを切って順調な滑り出しとなりました。その上位争いで好走を見せたのは,6番グリッドからスタートしたJ-P.デ・オリベイラ&木村偉織組のリアライズ日産メカニックチャレンジGT-Rでした。順調にトップを走行していたSUBARUでしたが,25周目に何と左フロントタイヤがバーストしてしまってトップ争いから脱落し,トップには2番グリッドからスタートした小高一斗&小山美姫&C.ブルツ組のapr LC500h GTが立ちました。そのaprに迫ったのがリアライズで,路面温度が下がって他車のペースが徐々に落ちていく中,速いタイムを刻んでトップのaprに迫り,33周目の最終コーナーでアタックをしてこれが成功し,見事トップに立ちました。その後のリアライズは,みるみる他車との差を広げていき,何と2位以下を周回遅れにしていきました。そして,最後まで速いペースを刻みながら走行を続けてトップでチェッカーを受け,見事完勝を果たしています。今回の勝利は今季初優勝ですが,『マッチ』こと近藤真彦監督が率いるKONDO RACINGにとっては,2023年に行われたこの大会以来3年ぶりの勝利となります。2位に落ちていたaprに対して,今度は8番グリッドからスタートしたS.ミューラー&藤波清斗組のseven x seven PORSCHE GT3R EVOと,5番グリッドからスタートした蒲生尚弥&菅波冬悟&黒澤治樹組のLEON PYRAMID AMGが迫っていき,この2台がaprを交わして2,3位となりました。そして,そのままの順でチェッカーとなったわけですが,何と2位でチェッカーを受けたPORSCHEにレース中に起こした接触に対して10秒加算のペナルティが科せられて4位に降格となり,2位にLEONが,そして3位にaprがそれぞれ順位を上げる結果となりました。 |
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| 2026/05/04(月) ◎3連勝&初完走(F1) ◯第4戦マイアミGPの決勝レースが,終盤に入って雨が降ってきたものの,最後までドライコンディションとなったマイアミ・インターナショナル・オートドロームで行われました。この日のマイアミは,大幅な天候悪化が予想されたことから,決勝レースは3時間前倒しで開催されました。フロントローからスタートしたのは,メルセデスのA.キミ・アントネッリとレッドブルのM.フェルスタッペンでしたが,ポールのアントネッリは出遅れて順位を下げ,2番グリッドのフェルスタッペンは順調なスタートを切ったものの,ターン2でスピンを喫して順位を下げてしまいました。それに対して,3番グリッドからスタートしたフェラーリのC.ルクレールは好スタートを切り,オープニングラップをトップで終えました。一旦は順位を下げたアントネッリですが,元々のペースは速く,すぐにルクレールとのトップ争いとなりました。さらに,スプリントレースを制している4番グリッドからスタートしたマクラーレンのL.ノリスもトップ争いに入っていき,激しいトップ争いが展開されていきました。中盤に入る頃にノリスがトップを走り,その後ろでアントネッリとルクレールによる2位争いとなりました。2位争いが展開されるとペースが落ち,その隙にノリスが差を広げるという展開も見られました。しかし,ペースに勝るアントネッリが単独2位になるとのリストの差を詰めていき,ノリスより早めにタイヤ交換を行ったアントネッリの作戦が当たってアンダーカットに成功し,アントネッリがトップに立ちました。トップ2が単独走行に持ち込んだのに対し,3位争いはルクレールと7番グリッドからスタートして順位を上げてきたマクラーレンのO.ピアストリとなりました。残り2周となったところでピアストリがルクレールを交わして3位に浮上し,抜かれたルクレールはファイナルラップでウォールに軽くヒットするアクシデントに見舞われてペースが落ち,追いかけてきたメルセデスのG.ラッセルとフェルスタッペンに交わされてしまいました。結局アントネッリがノリスに3秒以上の差をつける独走でトップチェッカーを受け,第2戦からの3連勝を飾りました。2位でチェッカーを受けた単独走行のノリスから25秒弱遅れでピアストリが3位でチェッカーを受け,表彰台の2つをマクラーレンが占めました。ホンダ製パワーユニットを搭載しているアストンマーティンは,スプリント予選で悲惨とも言える結果となりましたが,5週間に及ぶ中断の間の対策が功を奏したのか,上位争いからは離れたところではあるものの,その後は何とかまともな走りを展開できるようになりました。この決勝レースでもその点に変わりはなく,周回遅れとなりましたが,アクシデントで4台がリタイアしたこともあって,F.アロンソが15位,L.ストロールが17位でゴールし,決勝レースで今シーズン初めて2台揃って完走を果たしています。 |
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◎独占(SGT) ◯SGTは例年ゴールデンウィーク中にレースを開催していますが,今年も昨日から第2戦『FUJI GT 3Hours RACE GW SPECIAL』が富士スピードウェイで開幕し,初日は各クラスの予選が行われました。大会名が示すように,例年通り今年も決勝レースは3時間といういわゆる「セミ耐久」という形で決勝レースは行われるため,GT500クラスは変わりないものの,GT300クラスはチームによってドライバーが3名体制で臨んでいます。 GT500クラスの予選は,Q2開始時に雨が降ってきたものの,雨量がそれほどでもなく,終始ドライコンディションでの走行となりました。セッション序盤は早めにアタックに入ったホンダ勢がトップ3を独占することとなりましたが,セッション終盤にトヨタとニッサン勢がアタックするとそのホンダ勢を上回っていきました。その中で福住仁嶺&大嶋和也組のENEOS X PRIME GR Supraがトップタイムをマークし,今季初のポールを獲得しています。富士をホームコースとするトヨタ勢は速さを見せ,2番手タイムを坪井翔&山下健太組のau TOM’S GR Supraがマークし,フロントローをトヨタ勢が独占しています。千代勝正&高星明誠組のMOTUL Niterra Zがトヨタとホンダ勢に割って入り,ニッサン勢としては最高位となる3番グリッドを獲得しています。 GT300クラスの予選は,今シーズンから水平対向6気筒エンジンを搭載している井口卓人&山内英輝組のSUBARU BRZ R&D SPORTが圧倒的な速さを見せ,2番手タイムだった小高一斗&小山美姫&C.ブルツ組のapr LC500h GTにコンマ7秒以上の大差をつけてコースレコードをマークしてのポール獲得となりました。3番グリッドを獲得したのは,吉田広樹&野中誠太組のGreen Brave GR Supra GTでした。 |
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| 2026/05/03(日) ◎初ワンツー&3戦連続(F1) ◯第4戦マイアミGPの2日目は,スプリントレースと今日行われる決勝レースのグリッドを決める予選が行われました。 今季2回目となるスプリントレースは,ポールからスタートした昨年のチャンピオンであるマクラーレンのL.ノリスが好スタートを切ってトップの座を守りました。その後ろでは,ランクトップを行くメルセデスのA.キミ・アントネッリが2番グリッドからスタートしたものの,出遅れて4番手まで順位を下げ,3番グリッドからスタートしたマクラーレンのO.ピアストリが2番手に浮上しました。4番グリッドからスタートしたフェラーリのC.ルクレールは,出遅れたキミ・アントネッリを交わして3番手に浮上しています。ワンツー体制を築いたマクラーレンは,その後も安定した速さを見せてそれぞれが単独走行に持ち込み,そのままの順でチェッカーを受け,昨年のチャンピオンチームが今季初のワンツーフィニッシュを果たしています。当初はキミ・アントネッリの猛追を受けたルクレールでしたが,こちらも徐々に単独走行に持ち込んで3位表彰台を獲得しています。前日に行われたスプリント予選で圧倒的な"遅さ"を見せて20,21番グリッド獲得に沈んだアストンマーティンは,もちろん上位争いに顔を出すことはありませんでしたが,スプリント予選ほどの圧倒的な遅さはなく,他のマシンのリタイアや失格もあって,最終的にF.アロンソが15位,L.ストロールが17位で完走を果たしています。 決勝レースでのグリッドを決める予選では,ランクトップを行くキミ・アントネッリが速さを見せ,2番手にコンマ166秒差を付けて3戦連続となるポールを獲得しました。キミ・アントネッリからは遅れを取ったものの,新しいレギュレーションのマシンに苦しんでいるレッドブルのM.フェルスタッペンが2番手タイムをマークし,自身今季初のフロントローを獲得しています。3番手には,スプリントレースで3位表彰台を獲得しているルクレールがつけています。スプリントレースで何とか他のマシンについていけたアストンマーティン勢は,トップよりは3秒以上遅れてQ1敗退となったものの,アロンソが18番手,ストロールが19番手で予選を得ています。 |
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| 2026/05/02(土) ◎今季初(F1) ◯アメリカとイスラエルによるイラン攻撃の影響から中東情勢が不安定な状況となっているため,F1は当初第4戦として開催予定だったバーレーンGPと第5戦として開催予定だったサウジアラビアGPが中止となってしまいました。そのため,約5週間空くという結果となり,ようやく今日から第4戦(当初は第6戦として開催される予定だった)マイアミGPが開幕しました。予定外で生じた長期にわたる中断の間,各メーカー及びチームはそれぞれマシンの改良作業を行ってきたことと思われます。また,この中断に間,新たな規則調整が行われていますので,こうしたことがこれからのレースにどのような影響が出てくるのか注目の大会となります。そうした新たな展開となったこの大会ですが,再開後いきなり通常開催と違ってスプリント予選及びスプリントレースが開催される大会ともなっています。そのような状況の中,初日はフリー走行1とスプリント予選が行われました。 そのスプリント予選ですが,ここで最速タイムを刻んだのは,昨年のチャンピオンながらここまでチームメイトであるO.ピアストリの後塵を拝する感のあったL.ノリスで,彼がスプリント予選中で唯一となる1分27秒台のタイムをマークしています。昨年のチャンピオンチームであるマクラーレンにとっては,スプリント予選ながらこれが今季初のポール獲得となります。2番グリッドを獲得したのは,今季ここまでランク1位につけているメルセデスのA.キミ・アントネッリでした。総合3番手タイムをピアストリがマークしていて,マクラーレンがトップ3の内2つを占めています。4番手にフェラーリのC.ルクレールが付けていて,やはり今季好調な3チームが上位を占めています。ホンダ製パワーユニットを搭載しているアストンマーティンは,ここまで大きく遅れたマシンを中断中にどこまで性能向上できるか注目されていましたが,現実的にはかなり厳しいことには変わりなく,F.アロンソはトップから12秒以上遅れた20番手,L.ストロールはセッション開始早々にコースオフし,タイヤを痛めてピットインして走行を辞め,ノータイムの22番手で終了しています。 |
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| 2026/05/01(金) ◎代役参戦(SBK) ○昨日から,バラトンパークで第4戦ハンガリーが開幕しました。今シーズンのSBKは,第3戦までの全9レースでチャンピオン候補ナンバーワンであるAruba.it Racing-DucatiのN.ブレガが,予想通りの速さを見せて全勝でこの大会を迎えます。そのように順調なシーズンを迎えているドゥカティに対して,ホンダワークスであるホンダHRCチームはまともなシーズンとなっていません。昨シーズンまでレギュラーライダーだったI.レクオナとX.ビエルゲはチームを去ってそれぞれドゥカティとヤマハのワークスチームへと移籍しています。そうしたことからホンダは昨シーズンMotoGPクラスにフル参戦していたS.チャントラとMoto2クラスにフル参戦していたJ.ディクソンを起用しています。ところが,チャントラはシーズン前のトレーニングで,ディクソンはシーズン前に行われたテストで負傷し,チャントラは第2戦に出場できたものの,ディクソンはここまでまだレースに出場できていません。当初の予定では,今回行われる第4戦から復帰することを目指していたのですが,まだレースに出場できる状態ではないということで,今回も欠場することになりました。そして,その点に関して同チームから発表があり,ディクソンの代役として今季からJRRに復帰している國井勇輝を起用することになりました。今回代役に起用されることになった國井は,2019年から3年間にわたってMotoGPのMoto3クラスにホンダ・チーム・アジアからフル参戦しました。2021年を持ってMotoGPにおけるシートを失い,2022年からJRRに復帰し,その年はST600クラスに,そして2023年から2年間にわたってST1000にフル参戦し,2024年にはチャンピオンに輝きました。そして,その活躍が認められて昨シーズンはかつて所属したホンダ・チーム・アジア(イデミツ・ホンダ・チーム・アジア)からMotoGPに復帰し,Moto2クラスにステップアップを果たしました。しかし,マシンとのマッチング等に苦しんで下位争いに終止したシーズンとなってしまい,最終的に1ポイントも稼げないままシーズンを終えてしまいました。そして,今シーズンからJRRに復帰し,かつて所属したハルク・プロからJSB1000クラスにフル参戦しています。ここまで2大会3レースを戦っていますが,開幕戦で3位表彰台を獲得したりする活躍を見せていて,現段階でランク4位につけています。國井にとっては初のSBKということになりますが,再び世界の場に復帰するためには,ここでの走りが重要となります。 |
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