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2026/02/28(土)
◎初日でも(MotoGP)
◯今季初戦となるタイGPがチャーン・インターナショナル・サーキットで開幕し,初日は2回のプラクティスが行われました。
MotoGPクラスのプラクティスでは,昨年ランク3位でシーズンを終えたアプリリア・レーシングのM.べゼッキが,これまでのレコードタイムを更新する走りを見せ,初日総合トップに立ちました。昨年後半に入って優勝争いにしばしば加わっていたべゼッキ&アプリリアは,今月はじめに行われたオフィシャルテストでも速さを見せていました。昨シーズンの後半には,王者ドゥカティに迫る速さを見せていたアプリリアでしたが,今季はいきなり初日から速さを見せていて,今季はドゥカティとアプリリアの接近戦が期待できることが予想される初日となっています。アプリリアが速さを見せたとはいえ,王者ドゥカティが黙っていたわけではなく,総合2番手タイムをマークしたのは,昨年のチャンピオンであるドゥカティ・レノボ・チームのM.マルケスでした。ベゼッキとの差はおよそコンマ4秒とやや離されてはいますが,昨シーズン後半ずっと欠場していたことを考えると,早い段階でレース感を取り戻すのではないかと思われる2番手と言えるのかもしれません。総合3番手タイムをプルタミナ・エンデューロVR46レーシング・チームのF.ディ・ジャンアントニオがマークしていて,トップ3の内の2つをしっかりとドゥカティ勢が占めた初日となりました。唯一のフル参戦日本人ライダーであるトラックハウス・レーシングの小椋藍は,トップから1秒以上離されて入るものの,9番手タイムをマークしていて,今日行われる予選はQ2に直接進出となります。気になる日本メーカー勢ですが,先日のテストでは,ホンダ勢が速さを取り戻しつつある感じがしていたものの,今季からV型4気筒マシンを投入しているヤマハ勢は遅れを取っていました。この日の走行は,そうした状況を反映するかのような結果となっていて,ホンダワークスの2人はトップ10圏内に入ってQ2からの進出を決めていますが,ヤマハ勢は全員下位に沈んでいて,ヤマハ勢ではモンスターエナジー・ヤマハMotoGPチームのF.クアルタラロの16番手が最高位でした。
Moto2クラスは,昨年チャンピオンに輝いたD.モレイラが今季MotoGPクラスにステップアップしたことで,昨年ランク2位となったリキモリ・ダイナボルト・インタクトGPのM.ゴンザレスがタイトル候補の筆頭に躍り出ています。そのゴンザレスは,そうした下馬評に負けることなく,この日の総合トップタイムをマークして初日を終えました。2,3番手からは僅差の争いとなっていて,2番手タイムをマークしたクリント・レーシング・チームのE.エスクリチと3番手タイムだったブル・クル・プラマックヤマハMoto2のI.グエバラとの差は,わずか1000分の61秒でした。今シーズンこのクラスには2人の日本人ライダーがフル参戦していますが,その中のひとりが昨年からの残留となるモモベン・イドロフォリアRWレーシング・チームの佐々木歩夢です。昨年から同チームに所属している佐々木は,徐々にチームに慣れたこともあってかポイント圏内での争いにも顔を出すようになってきていましたが,今季開幕戦初日は7番手タイムとなり,今日の予選は見事直接Q2進出を決めています。もう1人は,昨年までMoto3クラスにフル参戦していて,ようやく表彰台のトップに登る活躍を見せていたイデミツ・ホンダ・チーム・アジアの古里太陽です。今季から同チームに所属したままMoto2クラスにステップアップを果たしていますが,やはり大きくなったマシンへの対応がまだ十分というわけには行かず,このクラスデビュー初日は25番手で終了となっています。
Moto3クラスは僅差のトップタイム争いとなり,リキモリ・ダイナボルト・インタクトGPのD.アルマンサが,レッドブルKTMアジョのA.カルペに1000分の78秒差でこの日のトップタイムとなりました。3番手タイムをマークしたのは,およそトップからコンマ2秒遅れでレッドブルKTMテック3のV.ペローネでした。フル参戦日本人ライダー勢ですが,イオンクレジットMTヘルメットMSIの山中琉聖が11番手,今シーズンからフル参戦となるホンダ・チーム・アジアの三谷然が26番手でデビュー初日を終えています。
2026/02/27(金)
◎一矢(SF)
◯2月25日から2日間に渡って行われた開幕前最後となる公式テスト最終日の走行が,雨に見舞われた前日と打って変わって終日ドライコンディションとなった鈴鹿サーキットで行われました。この日の走行は,通常のテストでの走行に加え,今季からフリー走行で新たに取り入れられることになるフォーマットでの走行やオーバーテイクシステムを取り入れての走行も行われました。前日の走行では,ホンダエンジンユーザー勢がトップ3を独占するという形で終了しましたが,この日はトヨタエンジンユーザーの1つであるNTT docomo Business ROOKIEの福住仁嶺が速さを見せ,この日の総合トップタイムをマークしました。この福住がマークしたタイムは,2日間総合でもトップタイムとなっています。トヨタ勢としては,一矢報いた結果となっています。ただ,ホンダ勢も負けてはおらず,初日に1,3番手タイムをマークしていたPONOS NAKAJIMA RACING勢が最終日は2,3番手につけていて,2番手タイムをI.オオムラ・フラガが,3番手タイムを佐藤蓮がそれぞれマークしています。また,トップこそ福住でしたが,トップ5中で見ると,4つをホンダ陣営が占めています。今回のテストだけを見ると,今季はホンダエンジンユーザーが中心となるのかもしれません。もっとも,今回はあくまでもテストですので,それぞれのメーカーやチームが事前に計画を立てたメニューを消化しているわけですから,単純に今回の順位だけで判断できないのは当然です。なお,前日に大クラッシュを喫してしまったREALIZE KONDO RACINGのR.ブラウニングですが,チームクルーの夜を徹した懸命な修復作業により,無事この日も走行することができています。何でも,ブラウニングはチームクルーにお礼としてドーナツを配ったとのことです。また,昨シーズンをもってWRCから引退し,今シーズンからSFに活動の中心を移した元WRCチャンピオンであるKCMGのK.ロバンペラは,ウェットとなった初日は19番手タイム,ドライだった最終日は24番手と最下位で今回のテストを終えています。
2026/02/26(木)
◎独占(SF)
◯今シーズンのSFは,昨年と比べるとおよそ1ヶ月遅い4月3日(金)からモビリティリゾートもてぎで開幕戦を迎えます。その開幕戦までまだおよそ1ヶ月ほどありますが,2月25日(水)から2日間に渡る今季最初の公式テストが鈴鹿サーキットで始まりました。昨日その最初の走行が行われたのですが,このところずっと雨が降らない日々が続いていた太平洋側だったにもかかわらず,テストとバッティングさせるかのように終日雨に見舞われてしまいました。水不足が懸念されている私たちにとっては恵みの雨となったのですが,レース関係者にとっては生憎の空模様となってしまいました。雨のため滑りやすい路面状況だったのにもかかわらず,午前中の走行はほとんどアクシデントがなく順調な走りを展開していきました。しかし,午後のセッション終盤に今シーズンからREALIZE KONDO RACINGに所属してSFに参戦することになったR.ブラウニングが130Rで足元をすくわれてスピンし,その後タイヤバリアを超えてマシンがひっくり返った状態になる大クラッシュが発生してしまいました。幸いなことにブラウニング自身には大きな怪我がなかったようなので,その点ではほっと胸を撫で下ろすこととなっています。そうした中で行われた初日の走行で速さを見せたのは,ホンダエンジンユーザーにおける有力チームの1つであるPONOS NAKAJIMA RACING勢でした。昨年はシーズンが進むにつれて成績を残してきていた同チームですが,その好調さが続いているかのような走りを見せ,今季も同チームからフル参戦している佐藤蓮が午後のセッションでこの日の総合トップタイムをマークしました。今年も佐藤のチームメイトとして同チームからフル参戦しているI.オオムラ・フラガは,午前のセッションでトップタイムをマークしました。午後の走行では,この日の総合3番手タイムをマークしています。その好調なPONOS NAKAJIMA RACINGに対し,今季もDOCOMO TEAM DANDELION RACINGからフル参戦する牧野任祐が総合2番手タイムをマークし,PONPS勢に割って入りました。ということで,初日はホンダエンジンユーザー勢がトップ3を独占するという結果となっています。昨年のチャンピオンであるTEAM MUGEN AUTOBACSの岩佐歩夢は,総合6番手タイムで初日を終えています。
2026/02/25(水)
◎ハットトリック(SBK)
◯MotoGPはレース専用のプロトタイプマシンで争われるシリーズですが,市販車ベースのマシンで争われているレースの最高峰となるのがSBKです。そのSBKの今季開幕戦が,先週末にオーストラリアのフィリップアイランド・サーキットで開幕しました。昨シーズン2年連続してタイトルを獲得したT.ラズガットリオグルが今季からMotoGPへと戦いの場を移し,かつて6連覇を果たすという偉業を成し遂げたJ.レイは昨シーズン限りで引退し,今季からホンダのテストライダーとしてSBKマシンの開発に就くこととなりました。そうした大きな変化が生じている今季だけに,どのようなタイトル争いになるのかが注目となっています。
そうした中で始まった今季の開幕戦でしたが,昨シーズンまでの実績からチャンピオン最有力だと思われているドゥカティのワークスライダーであるAruba.it Racing - DucatiのN.ブレガが予想通りの結果を残しています。
まず,2月21日(土)に行われたレース1では,ポールからスタートして一度もその座を譲ることなく,最終的に2位に入ったBarni Spark Racing TeamのY.モンテッラにおよそ4.8秒差をつけて開幕戦初戦を制しました。3位にTeam GoelevenのR.バルダッサーリが入り,ドゥカティが表彰台を独占し,これまた予想通りドゥカティを中心としたタイトル争いとなることを予感させる結果となっています。
レース1がドライコンディションの中で行われたのに対し,22日(日)に行われたスーパーポールレースとレース2は,雨に見舞われる中でのレースとなりました。
まずこの日最初に行われたスーパーポールレースは,スタート時こそドライコンディションでしたが,途中から雨に見舞われる中でのレースとなりました。ポールからスタートしたのはブレガでしたが,そのブレガは序盤において4位まで順位を下げてしまいました。しかし,早い段階で自分のペースを取り戻し,4周目にはトップに立つと再び独走体制に持ち込み,2位におよそ2.8秒差をつけてレース1に続いて勝利を収めました。途中から雨が降るという不安定な天候の中,ブレガに続く速さを見せたのはbimota by Kawasaki Racing Team勢でした。以前は単独でSBKにワークス参戦していたカワサキでしたが,昨シーズンからビモータとタッグを組み,ビモータのシャーシにカワサキのエンジンを搭載するという形でフル参戦しています。bimota by Kawasaki Racing Teamとして戦っているそのタッグですが,ライダーはカワサキ単独時からワークスライダーとして参戦していたA.ロウズとA.バッサーニが参戦しています。そして,その2人はブレガから遅れは取ったものの,バッサーニが2位,ロウズが3位に入ってダブル表彰台を獲得しました。ビモータにとっては,これが初のダブル表彰台となります。
雨脚が強まり完全ウェットとなったレース2は,転倒者が出るやや荒れた展開となりました。そのような中でもブレガの速さは変わらず,ここまでのレースと同じく独走体制を築いていって圧倒的な強さを見せ,スーパーポールレースで2位に入ったバッサーニが後を追うものの,最終的に11秒以上の差をつけてこの大会でハットトリックを達成しました。3位には,元MotoGPライダーで,SBKにおいてドゥカティのワークスライダー時にチャンピオンを獲得しているBarni Spark Racing TeamのA.バウティスタが入っています。
なお,この大会には唯一長島哲太が出場しています。その長島は,今季もHRCのテストライダーとしてSBKマシンの開発を行っています。そのHRCですが,今年はライダーが総入れ替えとなっていて,S.チャントラとJ.ディクソンの体制でシーズンに臨むことになっていました。ところが,チャントラは自身のトレーニングにおいて,そしてディクソンは事前に行われたテストにおいて怪我を負ってしまって2人とも出場できなくなってしまいました。チャントラの代役参戦が決まっていた長島が唯一ホンダとして,そして日本人ライダーとして大会に出場し,スーパーポールレースこそ17位とノーポイントに終わりましたが,レース1で14位,レース2で11位に入り,貴重なデータはもちろん,全部で7点という貴重なポイントをホンダにもたらしました。
2026/02/24(火)
◎開催地変更(MotoGP)
◯MotoGPにおけるオーストラリアGPといえば,長年に渡ってビクトリア州にあるフィリップアイランド・サーキットで行われてきました。MotoGPでも屈指の高速サーキットの1つで,ハイスピードでコーナーに入ってのバトルが見られてきました。海沿いにあることからカモメがコース上を飛んてくることがあり,時にはマシンと衝突することもありました。タイヤに厳しいサーキットでもあり,場合によってはタイヤ交換義務が課せられることもありました。また,不安定な天候から,開催中止になることもあり,色々な意味でMotoGPにおける目玉の場所でもありました。そのオーストラリアGPに関して,2月19日(木)にMotoGPの商業権を有する『MotoGPスポーツ・エンターテインメント・グループ』(旧ドルナ)から発表があり,来シーズンからオーストラリアGPの開催地を,オーストラリア南部の都市アデレード市の中心部に位置する『アデレード・ストリート・サーキット』で開催することになりました。市中心部での開催は,MotoGPとしては初となります。来季からの開催地となる同サーキットは,全長が4195mで,市街地を縫うようにして18個のコーナーが設けられ,最高速は340kmに達するとのことです。全く新規のサーキットではなく,1985年から1995年までF1が開催されたことがあり,これを軸にして安全性等MotoGPの開催にふさわしいものに再設計されることになるようです。フィリップアイランドでの開催がなくなるというのは寂しいところがありますが,市街地にあることで観客にとっては移動がしやすいでしょうし,天候の面でも開催が危うくなるようなところではないようですから,ある意味仕方のないことかもしれません。市街地の中を2輪のマシンが時速350km弱で疾走しながらどのようなバトルを見せてくれるのか,楽しみな大会となりそうな感じもしますね。
2026/02/23(月)
◎ワンツー&赤信号(MotoGP)
◯2日間に渡って行われた開幕戦前最後となる公式テスト最終日の走行が,その開幕戦の地であるチャーン・インターナショナル・サーキットで行われました。昨日お伝えしたように,初日はドゥカティのマシンを駆るマルケス兄弟がワンツーとなりました。2日目も同様にワンツーとなったのですが,初日と顔ぶれが違って,トップタイムを前日に4番手タイムだったアプリリア・レーシングのM.ベゼッキがマークしました。この日ベゼッキがマークした最速タイムは,2日間を通しての最速タイムともなっています。そして,そのベゼッキからわずか1000分の97秒差で総合2番手となったのが,唯一のフル参戦日本人ライダーであるトラックハウス・レーシングの小椋藍でした。つまり,この日のワンツーはアプリリア勢によるものとなっています。とはいえ,前日トップ3を占めたドゥカティ勢が振るわなかったわけではなく,3番手にM.マルケスが,4番手にF.バニャイヤがつけ,ドゥカティワークスであるドゥカティ・レノボ・チーム勢による3,4となっています。昨日は明暗を分けたホンダとヤマハの日本メーカー勢でしたが,この日も同様の結果となりました。ホンダワークスであるホンダHRCカストロールのJ.ミルが10番手タイムをマークしてトップ10圏内に進出したのに対し,ヤマハ勢のトップは前日と同じくプリマ・プラマック・ヤマハMotoGPのJ.ミラーの16番手で,トップからは1秒以上遅れたものでした。今季から正式にV型4気筒エンジンを搭載したマシンを投入しているヤマハですが,まだマシン開発が十分とは言えない結果となっていて,しかも,アップデートを施したエンジンはしばらく投入できない状況にもあるようです。ヤマハのエースライダーである元チャンピオンのF.クアルタラロは,今季でヤマハとの契約期間が終了することになっていますが,開幕を前にして早くも彼の堪忍袋の尾は切れかけているようで,ヤマハが希望する契約延長に赤信号が灯っている感じです。
2026/02/22(日)
◎兄弟ワンツー&明暗(MotoGP)
◯いよいよ今月末から開幕するMotoGPですが,それを前にして今季開幕前最後となる公式テストが,開幕戦タイGPの開催地であるチャーン・インターナショナル・サーキットで昨日から始まりました。今回のテストは,今日までの2日間の開催となっています。今年に入って2回行われてきたプレシーズンテストですが,一昨年のチャンピオンであるアプリリア・レーシングのJ.マルティンとBK8グレシーニ・レーシングMotoGPのF.アルデグエルが怪我のため不参加となっていましたsが,マルティンは予定通りメディカル・チェックを無事合格し,95日ぶりにMotoGPマシンを駆って走行しました。それに対して,大腿骨骨折の重症を負ってしまっているアルデグエルは,既に発表があったように,今回のテストと開幕戦を欠場し,第2戦ブラジルGPから復帰することを目指しています。各メーカーともに空力を中心に様々なバージョンのマシンを走らせていき,時には転倒者が出たりもしていました。そのような中,昨年ランク2位に輝き,今シーズンからワークスと同じドゥカティの最新型マシンを駆る事になっているBK8グレシーニ・レーシングMotoGPのA.マルケスがこの日の最速タイムを刻みました。そのA.マルケスの実兄で,昨年のチャンピオンに輝いたドゥカティ・レノボ・チームのM.マルケスが,弟からおよそコンマ13秒遅れの総合2番手タイムをマークし,順位こそ違え,昨シーズンの決勝レースでしばしば見られたマルケス兄弟によるワンツーとなっています。総合3番手タイムをプルタミナ・エンデューロVR46レーシング・チームのF.モルビデリがマークし,ドゥカティ勢がトップ3を独占した初日となりました。昨年シーズンが進むにつれて速さを見せてきたのがアプリリア勢でしたが,その筆頭であるアプリリア・レーシングのM.ベゼッキが総合4番手タイムをマークしていて,今季は序盤から速さを見せる可能性を感じさせています。気になるホンダとヤマハの日本メーカー勢ですが,今シーズンからホンダはコンセッション(優遇措置)で1つランクを上げたランクC,ヤマハは昨シーズンまでと同じランクDとなっています。そうしたマシンの戦闘力の違いが初日ははっきりとしていて,ホンダ勢はカストロール・ホンダLCRのJ.ザルコが5番手,ホンダHRCカストロールのJ.ミルが7番手とトップ10に2台入ったのに対し,今季から新たにV4エンジンを投入しているヤマハ勢は,プリマ・プラマック・ヤマハMotoGPのJ.ミラーの17番手が最高位と,明暗の分かれる初日となっています。今シーズンも唯一のフル参戦日本人ライダーとなっているトラックハウス・レーシングの小椋藍は,14番手タイムで初日を終えています。
2026/02/21(土)
◎これまで通り(F1)
◯今季2回目,そして開幕戦前最後のプレシーズンテスト最終日の走行が,テスト全体を通してドライコンディションだったバーレーン・インターナショナル・サーキットで行われました。今年に入って2回行われてきたプレシーズンテストですが,昨日もお伝えしたようにメルセデス,フェラーリ,マクラーレン,レッドブルの4強が速さを見せてきていますが,最終日もこれまで通りの結果となっています。この日の最速タイムを刻んだのでは,終日走行を担当したフェラーリのC.ルクレールでした。この日彼が刻んだ最速タイムは,3日間を通しての最速タイムとなっています。2,3番手には,昨シーズン最終戦までチャンピオン争いを展開した2人で,最終的にチャンピオンを獲得したマクラーレンのL.ノリスが2番手,わずか2ポイント差でタイトル防衛を果たせなかったレッドブルのM.フェルスタッペンが3番手となっています。そして,4番手が,前日トップタイムだったメルセデスのG.ラッセルでした。今シーズンから正式にF1へ復帰し,新たにアストンマーティンとタッグを組んでいるホンダですが,2回のテストともにこちらも不安を抱えたままテストを終える結果となってしまいました。まず速さの面でも解消できないままで,常にトップから4秒は遅れた状態が続きました。そして,信頼性も欠け,他チームと比べると周回数がかなり少ない状態のまま進んでいきました。この最終日に至っては,前日発生したトラブル等が原因となってパワーユニットに関するパーツが不足したため,何とわずか6周走行しただけでテストを終了せざるを得ませんでした。この日でプレシーズンテストを終え,次は開幕戦となるオーストラリアGPを迎えるだけとなりました。果たしてレギュレーションが大幅に改定され,新たなスタートを切ることになっている今シーズンがどの様になっていくのか楽しみですが,間違いないのは4強が上位争いを展開することでしょう。そして,ホンダ製パワーユニットを搭載したアストンマーティンが,暫くの間かなり苦労することもほぼ間違いない状況となってしまっていることも残念ながら確かでしょう。
2026/02/20(金)
◎2日連続(F1)
◯今シーズン2回目,そして開幕前最後となるオフィシャルテストが,第4戦バーレーンGPの会場であるバーレーン・インターナショナル・サーキットで2月18日(水)から3日間に渡って行われています。今回のテストも,前回と同じくどのセッションも各チーム1人のドライバーしか走行できないため,チームによっては午前と午後でドライバーが交代したり,日によってドライバーを代えたりしています。既に2日目の走行まで終わっていますが,前回のオフィシャルテストと同様,今回もここまでメルセデス,フェラーリン,マクラーレン,そしてレッドブルの4強が,時々トラブルが発生することはあるものの,僅差で上位を占めることが多く見られる結果となっています。
まず18日に行われた初日の走行では,下馬評通りメルセデスが速さを見せ,午後の走行を担当したG.ラッセルがこの日の総合トップタイムをマークしました。そのラッセルから100分の1秒遅れで,この日の午後を担当した昨年のチャンピオンチームであるマクラーレンのO.ピアストリが総合2番手タイムとなっています。この日の総合3番手タイムをマークしたのは,午前の走行を担当したフェラーリのC.ルクレールでした。レッドブルはI.ハジャーが1日走行を担当し,マクラーレンのL.ノリス,メルセデスのA.キミ・アントネッリに次ぐ総合5番手タイムで初日を終えています。
昨日行われた2日目は,この日の午後の走行を担当したメルセデスのキミ・アントネッリがトップタイムをマークし,2日連続してメルセデスが総合トップに立ちました。前日は上位でも1分33秒台でしたが,キミ・アントネッリと総合2番手タイムだったマクラーレンのO.ピアストリの2人が1分32秒台に入っています。そのピアストリは午後の走行を担当したのですが,チームメイトで昨年のチャンピオンであるL.ノリスは午前の走行を担当し,そのノリスが午前中の最速タイムを刻んでいます。この日の総合3番手タイムは,終日走行を担当したレッドブルのM.フェルスタッペンでした。この日の総合4番手タイムをフェラーリのL.ハミルトンがマークしていて,トップ4が上位を独占しています。それに対して,今季から唯一ホンダ製パワーユニットを搭載しているアストンマーティンは相変わらず不調が続いていて,タイム,そして周回数ともに下位に沈んでいいます。この日終日走行を担当したのはF.アロンソでしたが,午前中は順調に走行できたものの,レースシミュレーションを行った午後の走行で,1時間を経過する頃にトラブルが発生してコース上でストップしてしまいました。高電圧系にトラブルが発生したのか,手袋をしたメカニックがマシン回収に参加し,結局その後コースに復帰することはありませんでした。マシン開発の遅れから前回は他チームより参加が遅れ,今回もここまであまりマイレージが稼げておらず,今日の走行でどこまで取り戻すことができるのか,とても気になるところです。
2026/02/14(土)
◎ワンツー&状況変わらず(F1)
◯今季2回目となるプレシーズンテスト最終日の走行が,3日間続けてドライコンディションとなったバーレーン・インターナショナル・サーキットで行われました。全く新しいレギュレーションで臨んでいる今シーズンのF1ですが,オフィシャルテストが行われる前から下馬評で最も高い評価を受けていたのがメルセデスでしたが,その下馬評を証明するかのような最終日となりました。この日のメルセデスは,午前中をG.ラッセルが,午後をA.キミ・アントネッリが担当しました。まず午前を担当したラッセルは,そのセッションで最速タイムを刻んで午後のアントネッリにバトンを渡しました。そのアントネッリも速さを見せ,午後の最速タイムを刻んだのですが,そのタイムはラッセルを上回ってこの日の最速タイムとなっただけでなく,今回のテスト全体を通してのベストタイムとなりました。メルセデスのワンツーとなった最終日で3番手タイムを刻んだのは,前日総合トップをマークしたC.ルクレールのバトンを受けて最終日を担当したフェラーリのL.ハミルトンでした。総合4番手がこの日担当したマクラーレンのO.ピアストリで,総合5,6番手がそれぞれM.フェルスタッペン,I.ハジャーのレッドブル勢でした。2回目となった今回のテストですが,ここまでメルセデス,マクラーレン,フェラーリ,レッドブル勢が速さを見せてきていますが,最終日はそれを象徴するかのようにトップ4がタイミングモニターの上位を占めています。それに対して,唯一ホンダ製パワーユニットを搭載しているアストンマーティンは,この日もトップから4秒ほど遅れていて,テスト全体を通して4秒遅れという状況は変わらないまま今回のテストを終えています。ホンダのパワーユニットにまだ問題を抱えていることはほぼ間違いないようではありますが,どうやら問題はそれだけではなく,ギアボックスやクーリング等様々な要素が絡んでスピードや信頼性不足となっているようなのです。今季3回目となる次のテストは2月18日(水)から3日間に渡って行われる予定になっていますが,それまでにほとんど日がなく,どこまでそうした点を解決できるのか,かなり微妙な状況となっています。
2026/02/13(金)
◎好調(F1)
◯今季2回目となるプレシーズンテスト2日目が,この日のドライコンディションとなったバーレーン・インターナショナル・サーキットで行われました。初日と同様,チームによっては,終日一人のドライバーがステアリングを握ったり,午前と午後でドライバーが代わったりといった状況の中,この日の総合トップタムをマークしたのは,初日に総合3番手タイムだったフェラーリのC.ルクレールでした。終日走行した中のひとりであるルクレールですが,この日の総合トップタイムは午前中にマークしたものでした。前回のテストでも速さを見せたルクレールは,今回もここまでトップ3圏内に入っていて,好調さを維持している印象です。そのルクレールから,およそコンマ5秒弱遅れで総合2番手タイムだったのは,前日に総合トップだった昨年のチャンピオンであるマクラーレンのL.ノリスでした。そのノリスですが,タイムでは2番手でしたが,周回数はこの日最多となる149周走行していて,速さだけでなく信頼性も証明した2日目となっています。順調だったのは上位2名だけでなく,タイムとしてはsトップから1秒弱遅れてはいますが,130周走行したハースのO.ベアマンが総合3番手タイムをマークしています。前日わずか36周しか走行できなかった今季からホンダ製パワーユニットを搭載しているアストンマーティンは,この日F.アロンソが担当して98周走行することができました。とはいえ,トップから4秒遅れとなっていますので,信頼性とともに速さの点でも問題を抱えたままという印象です。
2026/02/12(木)
◎好発進&明暗(F1)
◯今シーズン2回目となるプレシーズンテストが,第4戦バーレーンGPの会場であるバーレーン・インターナショナル・サーキットで始まりました。前回のテストは,非公開,そして開発が遅れていたウィリアムズが不参加という状況で行われましたが,13日(金)までの3日間で行われる今回は,今季初めて11チーム全部が揃い,そして公開という形で行われます。ただ,走行の制限がないわけではなく,他のテストのときにも見られるのと同様,どのチームも同時に2台走行できるわけではなく,1台のみの走行となります。そのため,チームによっては日によってドライバーを変えたり,その日の午前と午後それぞれにドライバーを変えたりします。
そうした中で行われた初日の走行では,昨年ドライバーとコンストラクターの2タイトルを獲得したマクラーレンが速さを見せました。この日のマクラーレンは,午前をO.ピアストリが,午後をL.ノリスが担当し,その中で昨年見事にドライバーズタイトルを獲得したノリスがこの日の最速タイムを刻みました。そのノリスからわずか2ポイント差でタイトル防衛を逃したレッドブルのM.フェルスタッペンが,この日終日マシンを走らせ,ノリスに次ぐ総合2番手で初日を終えています。昨シーズンまではホンダとタッグを組んでいたレッドブルですが,昨シーズンをもってホンダとの提携が終了し,今シーズンからはフォードと組んで自社製パワーユニット(PU)を搭載しています。果たしてどの程度の速さと信頼性があるのか心配されていましたが,合計136周走行して2番手タイムと,速さも信頼性も見せた初日となりました。マクラーレンと同じく2人のドライバーが担当することにしていたフェラーリは,午前中をL.ハミルトンが,午後をC.ルクレールが担当し,前回のテストでも速さを見せたルクレールが総合3番手タイムで初日を終えています。自社製PUを搭載したレッドブルが好調だったのに対し,正式な形でF1復帰を果たすホンダは,不安な立ち上がりとなりました。今シーズンからアストンマーティンと組んで新たなスタートを切ったホンダですが,前回のテストでは,3日間走行できるにも関わらず,わずか1日半ほどしか走行しません(できません?)でした。この日の走行は,L.ストロールが終日ステアリングを握りましたが,最高速度は他のPUメーカーからかなり劣った速度しか出せておらず,総周回数もわずか36周にとどまっています。どうやらホンダのPUにデータ異常のトラブルが発生したようです。自社製PUに切り替えたレッドブルと,そのレッドブルとのタッグを解消したホンダとの明暗が別れた初日となっています。
2026/02/11(水)
◎初参戦(SGT)
◯これを入力段階でチームからの正式発表はまだありませんが,元F1ドライバーのD.クビアトが,今シーズンSGTのGT300クラスにフル参戦することを明らかにしました。彼が所属するのは,ランボルギーニのユーザーであるJLOCです。今回発表を行ったクビアトは,2018年にレギュラードライバーのシートを失ってフェラーリの開発ドライバーを務めましたが,2014年から2020年までの7年間(実質上は6年間)F1に参戦しました。その間,一貫してレッドブル陣営のドライバーとしてフル参戦し,トロロッソ&アルファタウリとレッドブルのマシンを駆りました。優勝は一度も経験することができませんでしたが,最高位2位を含んで3度の表彰台を獲得し,ランキングでは2015年の7位が最高位でした。2019年(トロロッソ)と2020年(アルファタウリ)はホンダのパワーユニットを搭載したマシンを駆っていますので,日本人とのタッグも経験済みです。F1での活動を終えたあとは,アメリカで行われているNASCARに参戦したこともありますが,その後ヨーロッパに戻り,ランボルギーニのワークスドライバーとなりました。そして,世界耐久選手権(WEC)やIMSA,そしてアメリカのLMDhにランボルギーニのマシンを駆って参戦してきています。そのランボルギーニが昨シーズンをもってLMDhでの活動を終了することになり,新たな戦いの場所を見つける中でのSGT参戦ということになったのでしょう。しかも,ランボルギーニのユーザーであるJLOCですので,おそらくその辺の繋がりがあったものと予想されます。しかも,クビアト自身が日本での活動を希望していて,結果的に実現はしませんでしたが,以前はSFへの参戦も視野に入れていたこともありました。GT300クラスに2台体制で臨んでいる同チームですが,今回はチームからの発表ではありませんでしたので,その2台の内のどのマシンを駆ることになるのか,そしてチームメイトが誰になるのかというような具体的なことは現段階では情報を得ていません。いずれにしても,元F1ドライバーの参戦だけに,期待が持たれることは確かです。彼の発表によると,今回の参戦は1年間のようで,もしかしたら,その結果次第ではGT500クラスへのステップアップやSFへの参戦といったことがあるのかもしれません。そうした点でも,今後の推移が気になるところですね。ただ,競争の激しいGT300クラスですし,新しいチーム,そしてF1で鈴鹿サーキットは経験していますが,それ以外のサーキットは当然初めてとなります。そうしたことから,かなり苦労する1年間であることも確かでしょう。
2026/02/10(火)
◎体制変更(SF)
◯SFにフル参戦しているROOKIE Racingが,自身のWEBページ上で今シーズンの参戦体制について発表を行いました。2020年からSFにフル参戦を開始した同チームですが,ドライバーに関しては一貫して大嶋和也がステアリングを握ってきました。既に発表があったように,その大島は昨シーズン限りでSFから引退し,その大島に替わってSGTでのチームメイトである福住仁嶺がそのシートに座ることになりました。チーム名に関してですが,長年に渡って同チームのタイトルスポンサーを務めているのはNTTコミュニケーションズですが,同社が昨年の5月に社名とロゴを変更しました。それに伴って昨年までのエントリー名が『docomo business ROOKIE』でしたが,今シーズンからは新たに『NTT docomo Business ROOKIE』となります。マシンのカラーリングについては,黒を基調にしているところは変わらず,社名のロゴが変更になったことを受けて,前後のウィングやマシンサイド部分に入るロゴは新たなものになっています。ドライバーだけでなくチームスタッフの陣容にも変更が加わっていて,2020年にSFのドライバーから引退し,2023年から同チームの昨年まで監督を務めている石浦宏明が監督とGMを兼任することになりました。また,これまでチーフメカニックとして活動してきた錦織健がチーム代表が就任したことに伴い,新たに前田沢応がチーフメカニックに就くことになりました。さらに,昨シーズンをもってSFから引退した大嶋は,『ガーディアン』(gurdian)という肩書きでチーム残留することになりました。今回の発表の中では,この肩書がどのような仕事をするのか明らかにされませんでしたが,"gurdian"という言葉は,「保護者」「守護者」「後見人」という意味を持ちますので,そこから何となく仕事内容を想像するしか現段階ではできません。今季も1台体制での参戦ですので,データの部分で十分とは言えないかもしれませんが,昨年末に行われたテストでは,福住は好タイムをマークしていましたから,1台体制というハンデを跳ね除けて良い結果を残すことが期待されます。
2026/02/09(月)
◎駆け引き(F1)
◯今シーズンからのF1は,シャーシやパワーユニット(PU)等が全く新しいレギュレーションに基づいたものになっています。PUに関しては,電動化比率が高まり,昨シーズンまでは内燃機関80:ハイブリッド20だったのに対し,今シーズンからその比率が50:50になっています。また,内燃機関に供給される燃料の圧縮比に関しても変更となっていて,昨シーズンまでは最大容積(ピストン下死点)18:最小容積(上死点)1という比率だったのに対し,今シーズンからはそれが16:1となっていて,内燃機関でのパワーが落とされるものとなっています。1月26日(月)から5日間に渡って行われた今季最初の公式テストでは,そうしたレギュレーションで開発されたマシンが登場したわけですが,そこで速さを見せたのはメルセデスやマクラーレンといったメルセデス製PUを搭載したチームでした。これまでの実績を考えると,事前に予想された結果ではありました。ただ,今回は単なる予想通りだったということだけではなく,レギュレーションが完全に遵守されているかという懸念が各PU供給メーカーから出されようです。その懸念とは,エンジンが冷えた状態で圧縮比を測定すると16:1なのですが,高温になった状態では昨年までのものと同じ18:1に変化する何らかの方法をメルセデスは取り入れているのではないかというものです。もちろん現段階における測定方法は冷えた状態での測定されていますから,何ら問題はありません。それに対してアウディ,フェラーリ,そしてホンダは早い段階でこの点を問題視していました。今シーズンからフォードとタッグを組んで独自のPUを投入しているレッドブルは,当初この点をあまり言っていなかったのですが,どうやらここに来て他の3メーカーに追随することになったようです。今回浮上して生きているレギュレーションの解釈問題は,PUを管理する機関であるパワーユニット諮問委員会(PUAC)はもちろん,レギュレーション全てを管理するFIAをも巻き込んだ論争に発展することになりそうです。ただ,開幕まで1ヶ月を切った段階ですので,時間がないのは間違いありません。FIAを始めとした監理団体,そしてメルセデス対他メーカーの駆け引きがどうなるのか,今後の進展に注目したいと思います。
2026/02/08(日)
◎遅ればせながら(F1)
◯今シーズンのF1は,これまでとは大幅に変更となったレギュレーションに基づいたマシンづくりがなされていますので,どのチーム及びパワーユニット供給メーカーともに少しでも走行を行ってマシンの確認を行っていきたいところです。その新たなマシンでの公式テストは,1月26日(月)から5日間に渡ってスペインのバレンシアにあるカタルニア・サーキットで行われ,各チームともトラブルが発生したりしながらも貴重なデータを得ることができたことと思います。ただ,その貴重な機会を逃したチームが1つあり,それがアトラシアン・ウイリアムズF1チームです。かつてホンダやルノーと組んで様々な栄光を成し遂げてきた伝統あるチームですが,近年はずっと低迷してきていました。ただ,その伝統あるチームは徐々に復活の兆しを見せてきていて,昨シーズンは新たに加入したC.サインツが表彰台を2度獲得する活躍を見せたりして,コンストラクターズタイトルで中団チームの中ではトップとなるランク5位につけました。全く新しいレギュレーションでのシーズンとなりますので,場合によってはさらなる向上も期待できます。ところが,その最初のテストでいきなり躓きを見せてしまいました。唯一テストに参加できなかったわけですが,どうやら新型マシンである『FW48』がクラッシュテストに合格することができず,それに対応するためテスト参加を見送ったという状況のようです。そうしたウイリアムズですが,クラッシュテストに合格し,遅ればせながらようやく走行ができるようになりました。まず,2月3日(火)にFW48のお披露目がなされ,カラーリングが公開されました。それによると,今年のカラーリングは,昨年同様のブルーをベースにしたものになっています。リヤウイングとマシンの側面には公式パートナー就任が発表されたイギリスの国際金融グループ『Barclays(バークレイズ)』のロゴが入っています。また,このところずっとウイリアムズを支援している日本の建設機械メーカーである小松製作所のロゴが今季型にも大きく飾られています。そして,その翌日には,イギリスGPの会場であるシルバーストーン・サーキットにおいてシェイクダウンが行われました。この走行は,他のチームがそうであったようで,フィリミングデーとして走行が許されたものです。通常その年のマシンは公式テスト以外では走行できないわけですが,プロモーションのために100km以内であれば走行が許されています。今回は,それを利用してシェイクダウンを行ったわけです。これにより,全てのチームが今季型マシンの走行を行ったことになります。次の公式テストは,2月11日(水)から3日間に渡って開幕戦の地であるバーレーン・インターナショナル・サーキットとなっています。このテストがようやく全チーム揃ったテストとなるわけです。
2026/02/07(土)
◎体制変更&タイヤチェンジ(SGT)
◯2月4日(水)に日産自動車と日産モータースポーツ&カスタマイズ(NMC)が今季のモータースポーツ活動の概要を発表し,その中でSGTのGT500クラスについてお伝えします。
昨シーズンまでのニッサンは4台体制で臨んできましたが,今シーズンは1台減った3台体制で臨むことになりました。その中で,星野一義が総監督,星野一樹が監督を務めるTEAM IMPULについては,昨年の体制を維持し,車名についても『TRS IMPUL with SDG Z』を継続します。残りの2チームについては変化が見られ,其の内ニッサン陣営のエースチームであるNISMO23号車は,昨年までNISIMO3号車のタイトルスポンサーだったNiterra日本特殊陶業が就いて『MOTUL Niterra Z』という車名でエントリーすることになりました。ただし,ドライバーについては継続となります。大きな変化を遂げるのは,残りの1チームであるKONDO RACINGです。『マッチ』こと近藤真彦が監督を務めている同チームですが,そのマッチが現役ドライバー当時からサポートを受けていたタイヤメーカーはヨコハマでした。チームを立ち上げてからもずっと関係性を続けていて,およそ40年にも及ぶものとなっていました。しかし,ニッサンの体制変更に伴い,同チームはヨコハマからブリヂストンにスイッチすることになっています。ドライバーに関してですが,昨シーズンは松田次生&名取鉄平のペアで臨んだ同チームですが,その内の松田が昨シーズンをもってSGTから引退をしています。そうしたことから,名取は残留し,松田に替わって昨シーズンNISIMO3号車を駆っていた三宅淳詞が加わることになっています。そのNISIMO3号車から名取とペアを組んでいた佐々木大樹は,ニッサン陣営のリザーブドライバーに就くこととなりました。引退した松田は,エースチームであるNISMO23号車のチーム監督となります。なお,今回発表された具体的な体制は,以下の表のようになっています。
2026年 SGT日産の参戦体制
No. チーム 車名 監督 ドライバー タイヤ
12 TEAM IMPUL TRS IMPUL with SDG Z 星野 一義(総監督) 平峰 一貴 ブリヂストン
星野 一樹(監督) B.バゲット
23 NISMO MOTUL Niterra Z 松田 次生 千代 勝正 ブリヂストン
高星 明誠
24 KONDO RACING リアライズコーポレーションZ 近藤 真彦 名取 鉄平 ブリヂストン
三宅 淳詞
2026/02/06(金)
◎最後は&復帰(MotoGP)
◯3日間に渡って行われた今年最初の公式テスト最終日の走行が,ドライコンディションとなったセパン・インターナショナル・サーキットで行われました。前日は復活を目指すホンダが最速タイムを刻みましたが,この最終日はやはり王者であるドゥカティ勢が速さを見せ,昨年ランク2位でシーズンを終えたBK8グレシーニ・レーシングMotoGPのA.マルケスが3日間通しての最速タイムを刻みました。3番手タイムを同じくドゥカティ陣営のサテライトチームであるプルタミナ・エンデューロVR46レーシング・チームからフル参戦しているF.ディ・ジャンアントニオがマークし,トップ3の内の2つを占めました。さらに,ドゥカティのワークスであるドゥカティ・レノボ・チームで昨年のチャンピオンであるM.マルケスが4番手,チームメイトのF.バニャイヤが6番手と,トップ6の内の4つをドゥカティが占めていて,最後はやはりドゥカティが上位を占めています。昨年後半戦を中心にA.マルケスと優勝争いを演じたアプリリア・レーシングのM.ベゼッキが,総合2番手タイムをマークし,今季も優勝争いに絡む走りが期待されます。昨日トップタイムだったホンダHRCカストロールのJ.ミルは,5番手タイムをマークして今回のテストを終えています。唯一のフル参戦日本人ライダーであるトラックハウス・レーシングの小椋藍は,やや体調を崩していたようですが,12番手タイムをマークしています。なお,マシントラブルが発生したことにより,ライダーの安全を考えて2日目の走行をキャンセルしたヤマハ勢でしたが,その部分が解決したのか,怪我でキャンセルしたF.クアルタラロを除いて,最終日はテストに復帰しています。
次のオフィシャルテストは,開幕戦の会場であるチャーン・インターナショナル・サーキットにおいて,その開幕戦直前の2月21日(土)から2日間に渡って行われる予定になっています。
2026/02/05(木)
◎明暗(MotoGP)
◯今年初めてのオフィシャルテスト2日目の走行が,マレーシアGPの会場であるセパン・インターナショナル・サーキットで行われました。この日の天候は,午前中は順調にドライコンディションの中で行われましたが,午後の走行の途中から雨に見舞われてしまったため,テストメニューをこなすのに支障が出てしまいました。通常ですと,午後の走行でタイムアップをしていくのですが,雨に見舞われたことで,各ライダーともに午前中のタイムがこの日の最速タイムとなっています。その中で最速タイムをマークしたのは,今シーズンからコンセッション(優遇措置)でランクCにアップしたホンダのマシンを駆るJ.ミルでした。ミルがオフィシャルテストで最速タイムを刻んだのは,ホンダに移籍してからはもちろん,MotoGPクラスにステップアップしてから自身初となります。この日ミルがマークしたタイムは,昨シーズンのマレーシアGPでドゥカティ・レノボ・チームのF.バニャイヤがマークしたポールポジションタイムを上回るものでした。前日の走行でホンダワークス勢がトップ10内に入っていましたので,順調にマシン開発が進んでいることを感じさせる2日間となっています。それに対して同じ日本メーカーであるヤマハは,不安が残るものとなりました。というのも,前日の走行の途中でモンスターエナジー・ヤマハMotoGPチームのF.クアルタラロのマシンがストップするアクシデントがありましたが,どこが問題だった(電気系か?)のかまでは判明したものの,その原因や解決策までは分かっていませんでした。それを突き止めるべくイタリアと日本でそれぞれ解明をしていますが,その結果が出ておらず,ライダーの安全を考えてヤマハ勢は2日目の走行をすべて見合わせました。コンセッションでランクDのままであるヤマハと,ランクCに上がったホンダとがまさに明暗を分ける2日目となっています。なお,この日の総合2,3番手タイムは,それぞれF.モルビデリとF.ディ・ジャンアントニオで,プルタミナ・エンデューロVR46レーシング・チーム勢がトップ3の内の2つを占めています。ちなみに,トップのミルと2番手のモルビデリの2人が1分56秒台のタイムでした。唯一のフル参戦日本人ライダーであるトラックハウス・レーシングの小椋藍は,9番手タイムで2日目の走行を終えています。
2026/02/04(水)
◎早くも(MotoGP)
◯先週末に今年最初の公式テストであるシェイクダウンテストが行われましたが,このテストで走行できるのは,ルーキーライダーと各メーカーのテストライダーが対象となっていて,今季唯一コンセッション(優遇措置)でランクDに位置づけられているヤマハのみレギュラーライダーの走行が認められていました。そうした制限があったテストでしたが,昨日からマレーシアのセパン・インターナショナル・サーキットにおいてオフィシャルテストが始まり,今年始めてレギュラーライダー全員(J.マルティンとF.アルデグエルは怪我で欠場)揃っての走行となりました。来季から大幅にレギュレーションが変わることから,今シーズンは基本的にエンジンの開発が凍結されていますので,各メーカー&チームは,空力や足回り等に新たなパーツをつけてテストを行っているものと思われます。そうした新たな取組となった走行だけに,トラブルでマシンがストップしたり,転倒を喫したりしたライダーが何人もいました。そのような中でこの日の最速タイムを刻んだのは,昨年のチャンピオンであるドゥカティ・レノボ・チームのM.マルケスでした。昨シーズンの日本GPでチャンピオンを獲得したマルケスでしたが,その次のレースであったインドネシアGPで追突されて転倒して怪我を負い,大事を取ってそれ以後のレースをすべてキャンセルしました。つまり,彼にとっては日本GP以来の走行ということになったわけです。そうした状況にもかかわらず,彼がこの日マークしたタイムは,昨年のマレーシアGPの時のタイムと比べると,早くも予選でのポール争いに匹敵するものでした。今季も彼を中心にシーズンが進んでいくことを予感させる初日となっています。総合2番手タイムをマークしたのは,マルケスと同じ今季型のデスモセディチを駆るプルタミナ・エンデューロVR46レーシング・チームのF.ディ・ジャンアントニオでした。そして,総合3番手タイムをマークしたのは,こちらも昨シーズン怪我で欠場が続いたレッドブルKTMテック3のM.ビニャーレスでした。日本メーカー勢ですが,昨シーズンまでヤマハと同じくコンセッションでランクD.だったものの,今季はランクCに上がったホンダは,ワークスであるホンダHRCカストロールのL.マリーニとJ.ミルが,それぞれ6番手と7番手に入っています。それに対して,今季からV型4気筒マシンを投入しているヤマハは,トラブルに見舞われてマシンがストップしたり転倒したりと厳しい初日となりました。それでもエースライダーであるモンスターエナジー・ヤマハMotoGPのF.クアルタラロが8番手につけています。そのクアルタラロですが,この日転倒を喫した中のひとりで,転倒後に検査を受けた結果,右手中指の骨折が確認されました。その後も草稿を続けて8番手タイムをマークしていたわけですが,2日目以降は大事を取って走行をキャンセルすることになりました。これは,今月末に行われる2回目のオフィシャルテストに向けた措置のようです。今シーズンも唯一のフル参戦日本人ライダーとなっているトラックハウスMotoGPチームの小椋藍は初日を総合15番手タイムで終えています。なお,昨日から始まった今回のテストは,2月5日(木)までの3日間に渡って行われることになっています。

◎F1へ(F1)
◯昨日TGRハースF1チームから発表があり,昨シーズン途中までBWTアルピーヌF1チームから参戦していたJ.ドゥーハンとの間でリザーブドライバー契約が成立しました。2月2日付のこのページでもお伝えしたように,今季のドゥーハンは,当初トヨタの支援を受けながらSFに戦いの場を移すものと思われていて,実際ルーキーテストにも参加していました。そして,SFにフル参戦する際には,唯一ドライバーが未定だったREALIZE KONDO RACINGに所属するという報道がなされていました。ところが,そのREALIZE KONDO RACINGで唯一決まっていなかったシートに笹原右京が座ることが発表され,果たしてドゥーハンがどうなるのかが気になることろでした。そして,今回のテストドライバー契約ということに至ったわけです。今回の発表によると,ドゥーハンとしてはやはりF1との関わりを継続したかったということがあるようです。今季のハースF1は,タイトルスポンサーにトヨタが就きました。トヨタからの支援を受けるドゥーハンですので,今回の契約成立にこのことが関係しているのは間違いないと思われます。ちなみに,既に同チームのリザーブドライバーとして,こちらも日本人ドライバーの中でトヨタの支援を受けている中のひとりである平川亮も契約していますので,今季はリザーブドライバーが2人体制で臨むことになります。
2026/02/03(火)
◎出遅れ?(MotoGP)
◯今日から今年最初の全チームとライダーが揃ったオフィシャルテストが開始されますが,それを前にした1月26日(月)にMotoGPクラスにフル参戦しているドゥカティのインディペンデントチームの1つであるBK8グレシーニ・レーシングMotoGPから発表があり,同チームからMotoGPクラスにフル参戦しているF.アルデグエルが,2月3日(火)から5日(木)にセパン・インターナショナル・サーキットで行われる予定の今回のオフィシャルテストを欠場することになりました。昨シーズンからMotoGPクラスにステップアップを果たしたアルデグエルは,第18戦インドネシアGPにおける最高峰クラス初勝利を含め,ルーキーシーズンで3回の表彰台を獲得し,ランク8位でシーズンを終えるとともに,ルーキー・オブ・ザ・イヤーを獲得しました。シーズン2年目の控え,1月8日(木)に同じスペイン人ライダーであるマルケス兄弟らとともにスペインの英雄であるJ.マルティネスが所有するサーキットでトレーニングを行っていました。その際,転倒を喫してしまってバレンシア近郊の病院に搬送され,左脚大腿骨の骨折が判明しました。1月9日(金)に手術を行って無事に成功し,退院後からリハビリを開始しています。何せ怪我が怪我だけに,すぐに回復するのは不可能ですので,今後の予定が心配されていましたが,今回の欠場が正式発表されました。今回の発表は2回目のオフィシャルテストに関しでのみでしたが,開幕を控え,それ以外にも予定されていることとして,1月31日(土)にマレーシアのクアラルンプールで行われる予定のチーム発表会,2月21日(土)から22日(日)にタイのチャン・インターナショナル・サーキットで予定されているブリーラム公式テスト,そして2月27日(金)から始まる今季開幕戦となるタイGPがありますが,これらへの参加についてもかなり微妙であることが予想されます。彼やチームにとっては,いきなり出遅れが心配される状況となってしまいました。一日も早い回復を祈りたいと思います。
また,1月28日(水)には,アプリリア・レーシングから発表があり,今シーズンも同チームカラフル参戦する2024年シーズンのチャンピオンであるJ.マルティンが,同じく今回の公式テストを欠場することになりました。今回欠場が発表されていたマルティンは,プリマ・プラマック・レーシングに所属して2024年にタイトルを獲得しました。そして,その翌年に現在のアプリリア・レーシングに移籍してきたわけですが,シーズン前に行ったトレーニングで重症を負って開幕に間に合わず,シーズン途中から出場可能となっても再び怪我を負って欠場が続くという悪循環のシーズンになってしまいました。今回の欠場は,昨シーズンの怪我はかなり回復しているものの,より完全な状態でシーズンに臨むため,今回の発表となったようです。なお,マルティンの代役として,アプリリアのテストライダーを務めているR.サバドーリがテストに参加するとのことです。今シーズン限りでアプリリアとの契約が切れるマルティンですが,早くも来季のシートに関して信憑性の高い噂が浮上しています。今後は,元チャンピオンの今季の走りと来季の去就がどうなるのかが注目のマルティンですね

◎契約延長(MotoGP)
◯今日から始まるオフィシャルテストを前にして,昨日アプリリアのワークスであるアプリリア・レーシングから発表があり,今シーズンも同チームカラフル参戦するM.ベゼッキとの間で複数年(※チームからは複数年という発表ですが,べゼッキ自身は2年間とコメントしています。)の契約延長が成立しました。今回契約延長が成立したベゼッキは,2022年にMotoGPクラスへ昇格し,ムーニーVR46レーシング・チームからフル参戦を開始しました。そして,2年目となる2023年には,第2戦アルゼンチンGPの決勝レースで初優勝を飾り,年間4勝(その内の1勝はスプリントレース)してランク3位となりました。2024年はそれに比べると成績がやや低迷したものの,2025年から現在のアプリリア・レーシングに所属しています。その2年目となる昨シーズンは,年間で6勝(その内の3勝はスプリントレース)を挙げて再びランク3位でシーズンを終えています。昨シーズンの同チームは,チームメイトとなったJ.マルティンが怪我によって長期離脱をしていて,まさに孤軍奮闘の活躍といった1年となりました。こうした活躍が認められ,今回の契約延長に繋がっています。多くのライダーが今季で契約が切れますので,来季以降の契約がどうなるのかが今季の大きな注目点ですが,早くも各メーカーのワークスライダーに様々な移籍話が浮上しています。そのような中での契約延長決定ですので,ベゼッキにとってはかなり早い段階でレースに集中できる環境になったと言えるでしょう。
2026/02/02(月)
◎シート確定(SF)
◯今シーズンのドライバーについては,トヨタやホンダの体制発表の段階でほとんどのチームのシートが確定していたものの,唯一トヨタ陣営の中のREALIZE KONDO RACINGだけが決まっていない状況でした。そして,1月16日(金)に同チームから発表があり,未定だった2つのシートの内の1つに,昨シーズンはFIA F2にフル参戦し,優勝1回を含むランク4位に輝いたR.ブラウニングを起用することになりました。あと残りのシートが1つとなっていたのですが,大方の予想では,昨シーズン途中までBWTアルピーヌF1チームのドライバーだったj.ドゥーハンが起用されるものと思われていました。実際,先日行われたルーキーテストにおいて,そのドゥーハンが参加していましたので,SFのマシンへ慣れるためのものだという噂でした。しかも,その後アルピーヌからドゥーハンとの契約を解除するという発表もあり,SFへのフル参戦の下地ができていました。いつ発表があるのかと思われていたのですが,1月30日(金)にREALIZE KONDO RACINGから発表があり,残り1つとなったシートに笹原右京を起用することになりました。今回起用されることになった笹原は,ヨーロッパでのレースを経た後に帰国し,2017年から戦いの場を日本に移し,F4やF3を経て,2020年にホンダ陣営の1つであるTEAM MUGENに所属してSFにステップアップを果たしました。2023年シーズンからトヨタ陣営に加わり,VANTELIN TEAM TOM’Sからフル参戦しました。昨シーズンはSFでのシートを失い,TOM’Sに所属したままSGTのGT500クラスにフル参戦しました。そして,SGTのチームはそのままで継続参戦しますが,SFにはチームが替わって復帰することとなったわけです。気になるドゥーハンについては,このページの入力段階では情報を得ていません。ルーキーテストでは,3日連続してクラッシュしてしまい,不安を感じさせる事態を引き起こしていました。今回の笹原起用は,ドゥーハンの不安定さが影響したのかもしれませんね。なお,今回の笹原起用決定により,今シーズンのシートはすべて埋まったことになります。その埋まったシートの獲得状況は,以下の表のようになります。
2026年 SF参戦体制
No. チーム ドライバー 国 パワーユニット
1 TEAM MUGEN 岩佐 歩夢 日本 ホンダ・M-TEC HR-417E
16 野尻 智紀
3 REALIZE KONDO RACING R.ブラウニング イギリス トヨタ・TGR-D TRD 01F
4 笹原 右京 日本
5 DOCOMO TEAM DANDELION RACING 牧野 任祐 日本 ホンダ・M-TEC HR-417E
6 太田 格之進
7 KDDI TGMGP TGR-DC 小林 可夢偉 日本 トヨタ・TGR-D TRD 01F
28 小林利徠斗
8 KCMG 山下 健太 日本 トヨタ・TGR-D TRD 01F
69 K.ロバンペラ フィンランド
10 HAZAMA ANDO Triple Tree Racing Juju 日本 ホンダ・M-TEC HR-417E
12 ThreeBond Racing 小出 峻 日本 ホンダ・M-TEC HR-417E
14 NTT docomo Business ROOKIE 福住 仁嶺 日本 トヨタ・TGR-D TRD 01F
19 WECARS IMPUL with SDG Z.オサリバン イギリス トヨタ・TGR-D TRD 01F
22 DELiGHTWORKS RACING 松下 信治 日本 ホンダ・M-TEC HR-417E
36 VANTELIN TEAM TOM’S 坪井 翔 日本 トヨタ・TGR-D TRD 01F
37 S.フェネストラズ アルゼンチン
38 SANKI VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING 坂口 晴南 日本 トヨタ・TGR-D TRD 01F
39 大湯 都史樹
50 San-Ei Gen with B-Max 野村 勇斗 日本 ホンダ・M-TEC HR-417E
53 TEAM GOH C.ブルツ オーストリア トヨタ・TGR-D TRD 01F
64 PONOS NAKAJIMA RACING 佐藤 蓮 日本 ホンダ・M-TEC HR-417E
65 I.オオムラ・フラガ ブラジル
2026/02/01(日)
◎本格的走行実施(F1)
○5日間に渡って行われた今季最初の公式テストであるシェイクダウン最終日の走行が,2日目を除いてドライコンディションとなったカタルニア・サーキットで行われました。5日間の内,各チームごとに3日を選択して走行する今回のテストですが,最終日はマクラーレン,レッドブルフェラーリ,アルピーヌ,ハース,アウディ,アストンマーティンそして新規参入チームであるキャデラックの計8チーム12名のドライバーがステアリングを握りました。私たち日本人にとってこの日注目だったのは,何と言っても前日に少しだけ走行し,この日が初の本格的走行となるアストンマーティンでしょう。今シーズンからホンダとタグを組んだ同チームは,前日はL.ストロールがステアリングを握って4周のみ走行しましたが,最終日は2度チャンピオンに輝いた経歴を持つF.アロンソが担当しました。同チームの今季型マシンである『AMR26』を駆ったアロンソは,前日と違って順調にマイレージを稼いでいき,最終的に61周走行してチームにデータを残しました。タイム的にはトップから4秒以上遅れたものですが,何と言ってもブランニューマシンの初めての本格的走行ですので,タイムより周回数をこなしたことが大事でしょう。この日の最速タイムを刻んだのは,こちらもチャンピオン経験者であるフェラーリのL.ハミルトンでした。彼がマークしたタイムは,この日だけでなく,5日間通してもトップタイムとなります。チームメイトで,前日最速だったC.ルクレールは,3番手タイムで最終日を終えています。2番手タイムをマークしたのは,昨年のチャンピオンであるマクラーレンのL.ノリスでした。今回のテストは非公開という形で行われましたが,次回の公式テストは公開の形を採り,バーレーンで2月11日(水)〜13日(金)の3日間に渡って行われる予定になっています。それまでに各チームがどこまでマシンの信頼性と速さを高めるか楽しみとなります。

◎最終日も(MotoGP)
◯3日間に渡って行われた今年最初のテストであるシェイクダウンテストですが,その最終日の走行が残り10分となったところで雨に見舞われたマレーシアのセパン・インターナショナル・サーキットで行われました。最後の最後で雨に見舞われて最終的なアタックができないことになってしまいましたが,そのような状況の中でこの日のトップタイムをマークしたのは,ホンダのテストライダーを今季も務めているA.エスパルガロでした。その実弟で,KTMのテストライダーを務めているP.エスパルガロが2番手タイムをマークし,メーカーこそ違え,初日以来となるエスパルガロ兄弟のワンツーで今回のテストが終了しました。コンセッション(優遇措置)の関係からヤマハのみレギュラーライダーも今回のテストに参加できていますが,ヤマハのエースライダーである元チャンピオンのF.クアルタラロが山は勢としてはトップとなる3番手となっています。昨シーズンからテストを開始していたヤマハの新型エンジンであるV型4気筒エンジンですが,クアルタラロはテスト等で否定的な意見を度々出していました。そうしたこと等もあって来季からの去就について噂されているクアルタラロですが,果たして今回のテストで新型のV4エンジンにどのような感触を持ったのか気になるところです。ところで,今回のテストにおいて,KTMは来季から投入される850ccマシンも走行しているようで,最終日はKTMのテストライダーであるM.カリオに加え,もう一人のD.ペドロサも同マシンの走行も行ったようです。なお,この日で今回のテストが終了し,次は全チーム及び全レギュラーライダーが走行できる今年最初のオフィシャルテストが,2月3日(火)から同地で行われることになっています。
 

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