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2010/9/30(木) ☆契約延長(F1) ○今シーズンから新規参入しているロータス・レーシングから発表があり,同チームでCTO(最高技術責任者)を務めているM.ガスコインとの契約を2015年まで延長しました。5年間という長期契約延長を果たしたガスコインは,これまでジョーダン,ルノー,トヨタ,そしてフォース・インディアでエンジニアを務めてきていて,今年チーム立ち上げ時からロータスに参加していました。もちろん,全くの新規参入チームがいきなり上位争いに顔を出すというほど甘くはないのがF1の世界ですが,ここまでのロータスは,コンスタラクターズ争いで10位につけていて,今年からF1に新規参入した3チームの中ではトップに立っています。現在47歳のガスコインですが,まさに脂が一番のっている時期ともいえます。そのような中での5年間延長ですから,ガスコイン自身が語っているように「常にここでキャリアを終えるつもり」ということが形として表れた感じがします。 |
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2010/9/29(水) ☆新たに(MotoGP) ○昨シーズン250ccクラスチャンピオンに輝いた青山博一が所属していたのが,サンマリノを拠点とするスコット・レーシングです。そのスコット・レーシングは,今シーズンMoto2クラスにオリジナルマシンを投入してフル参戦をしていましたが,後半戦に入ってチーム名をMレーシングに変更して臨んでいます。変更となったのはチーム名だけでなく,マシンに関しても,オリジナルマシンをあきらめてビモータにスイッチしています。さらに,この度ライダーに関しても変更となり,これまでのN.カネパに代わって,今週末に行われる日本GPから國川浩道を起用することになりました。その國川は,今シーズンJRRのST600クラスにフル参戦していて,週末に行われた岡山国際サーキットでの第5戦は,残念ながら30位(ただし,チェッカーは受けていません。)でノーポイントに終わったものの,現在ランキング5位につけています。ゼッケンに関しては,JRRで使用しているのと同じく“19”となっていて,最終戦まで参戦の予定になっています。 |
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2010/9/28(火) ☆チャンピオン決定(SBK) ○全13戦で争われている今シーズンのSBKシリーズですが,終わりから2戦目となる第12戦イタリア大会の決勝レースが26日(日)にイモラ・サーキットで行われました。レース1では,ドゥカティのC.チェカとスズキのL.ハスラムとのバトルが展開されていきました。両者の争いは最終ラップまで続き,2番手につけていたハスラムが,最終ラップにリバッツァ・コーナーで仕掛けたものの逆に順位を下げる結果となってしまい,チェカが勝利を収めました。ハスラムが後退したことにより,2位にドゥカティのL.ランツィが入りました。そして,3位には,今シーズン限りでSBKでのワークス活動を終了することになっているドゥカティのワークスライダーである芳賀紀行が入っています。レース2でもチェカの勢いは衰えず,このレースで2位に入った芳賀に2秒以上の差をつけて勝利し,この日を完全制覇しました。3位には,来シーズンからMotoGPに戦いの場を移すことが決定しているヤマハのC.クロッチローが入っています。 気になるチャンピオン争いですが,ランキング2位につけているハスラムがレース2をリタイアに終わったのに対して,ランクトップにつけるアプリリアのM.ビアッジが,レース1を11位で,レース2を5位で終えたことにより,ライダーとメーカーともに母国でのレースで見事今季のチャンピオンを決定しました。SBKシリーズでイタリア人ライダーがチャンピオンに輝くのは,今回のビアッジが史上初めてとなります。また,ビアッジ自身にとってチャンピオン獲得となると,彼がWGPの250ccクラスにフル参戦していて1994年から1997年にかけて達成した4連覇以来となります。 |
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2010/9/27(月) ☆連勝(JRR) ○第5戦の決勝レースが,岡山国際サーキットで行われました。JSB1000クラスでは,オープニングラップでトップに立ったのは,昨年のチャンピオンで2番グリッドからスタートしたヤマハの中須賀克行でした。しかし,今シーズン限りでJRRからの引退を発表しているホンダの伊藤真一は,前戦を制し,今回もポールを獲得するという好調さを維持していて,2周目には中須賀の背後に迫り,3周目にはその中須賀を交わしてトップに立ちました。それ以後は徐々に後続との差を広げていき,独走で連勝を飾りました。中須賀も単独での走行となり,2位でチェッカーを受けました。ホンダの秋吉耕佑と亀谷長純、,そしてカワサキの柳川明との間で繰り広げられた3位争いは,まず亀谷が転倒してその争いから脱落。結局,秋吉が3位,柳川が4位でゴールとなりました。 ST600クラスは,オープニングラップのヘアピンで転倒者が続出して赤旗中断となりました。仕切り直しのレースでは,オープニングで4台によるバトルとなりました。しかし,トラブルなどで2台がトップ争いから脱落となり,ホンダの山口辰也とヤマハの大崎誠之との争いとなりました。トップに立った山口は,最後まで大崎を押さえてゴールし,今シーズン初優勝を飾りました。大崎は,僅差での2位でゴールしています。トップ争いから脱落したヤマハの稲垣誠が3位に入っています。 J−GP3クラスは,中盤になってトップ争いがホンダの大久保,森俊也,山本剛大,そしてヤマハの篠崎佐助の4台に絞られました。その4台のバトルは最終ラップまで続き,残り1周となったヘアピンコーナーでトップに立った篠崎が,最後までその位置をキープして逃げ切り,全日本での初優勝を飾りました。2位に山本,3位にはわずか1000分の25秒差で森を振り切った大久保が入っています。結局このクラスのトップ争いは,4台が1秒以内にゴールするという接戦でした。 GP−MONOクラスは,オープニングラップでトップに立った前戦の覇者である藤井謙汰が独走での走行となり,最終的には2位に入ったランクトップの小室旭に10秒以上の差をつけて連勝を飾りました。谷川壮洋と坪川浩明の一騎打ちとなっ3位争いは,ラストラップのヘアピンコーナーで坪川が転倒を喫してしまったため,,谷川が4戦連続3位という結果となりました。 |
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☆作戦成功(FN) ○第5戦の決勝レースが,好天に恵まれたスポーツランドSUGOで行われました。オープニングラップで多重クラッシュが発生したため,セーフティーカーが導入されるという波乱の出足となりました。リスタート後にトップに立ったのは,昨シーズンのチャンピオンで,今回ポールを獲得していたDOCOMO DANDELIONのL.デュバルでした。しかし,31周目にピットインしてコースに復帰したのですが,そのピットインを遅らせているPETRONAS TOM'Sの大島和也などの後ろでの復帰となってしまいました。55周目になると,未だにピットインしていない大島とPETRONAS TOM'SのJ−P.オリベイラとのバトルとなり,オリベイラがトップに立ちました。ファイナルラップまで持ち込まれた2台によるバトルでしたが,その時点でトップに立っていたオリベイラが2コーナーで失速。何とガス欠のために走行不可能となってしまったのです。無給油作戦を見事成功させた大島は,嬉しい初優勝を挙げました。デュバルとPETRONAS TOM'SのA.ロッテラーとの間で繰り広げられた2位争いは,デュバルが制しています。シーズン途中でKONDO RACINGからの参戦となった元チャンピオンの松田次生は,8位でチェッカーを受けてうれしい今季初ポイントを獲得しています。 |
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☆連勝(F1) ○第15戦マレーシアGPの決勝レースが,マリーナベイ・ストリート・サーキットで行われました。前戦の覇者であるフェラーリのF.アロンソは,ポールからスタートしてオープニングラップからトップの座を守りました。アクシデントなどでセーフティーカーが導入されたりしましたが,最後までそのトップの座を守って行きました。終盤に入るとレッドブルのS.ベッテルが追い上げを受けましたが,元チャンピオンらしく落ち着いた走りを終始展開していき,2戦連続してポールトゥーフィニッシュを達成しています。この大会までランク2位につけていたマクラーレンのL.ハミルトンがリタイアに終わったことから,アロンソがランク2位に浮上しています。ランクトップを行くレッドブルのM.ウェーバーは,レース序盤にセーフティーカーが導入された際,上位陣で唯一ピットインを敢行。その作戦が功を奏し,最終的に3位に入ってランクトップの座を守りました。ザウバーの小林可夢偉は,32周目にメルセデスGPのM.シューマッハと接触するアクシデントが発生しました。シューマッハはウォールにヒットしてリタイアとなりましたが,可夢偉は走行を続けることができました。しかし,その周のターン2で単独クラッシュを演じてしまい,リタイアに終わってしまいました。ところで,次戦はいよいよツインリンクもてぎでの日本GPです。小林の活躍に期待したいところですね。 |
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2010/9/25(土) ☆欠場理由は?(F1) ○第15戦シンガポールGPが開幕しましたが,初日に行われたフリー走行1を直前にヒスパニア・レーシングから発表があり,このところK.チャンドックに代わって出場している山本左近に代わって,同チームのリザーブドライバーであるC.クリエンが出場することになりました。左近の欠場理由は,食中毒により体調不良に陥っているためだそうです。今回出場することになったクリエンは,これまでジャガーとレッドブルで50レースを戦い,BMWザウバーやホンダ・レーシングF1のテストドライバーを務めてきた経歴があります。リザーブドライバーを務める今シーズンは,第5戦カタルニアGPと第9戦バレンシアGPの金曜朝のフリープラクティスで走行しています。チームプリンシパルのC.コレスによると,左近は食中毒だと思うと話したとともに,2週間後に行われる日本GPまでに回復する保証はないとも述べています。ただし,今回の発表は額面通りに受け取るわけにはいかないようです。実際,単なる食中毒であれば,2週間後の日本GPまで出場が微妙というわけはないはずですし,シンガポールGP開幕直前まで左近は元気だったという情報もあります。今シーズンから新規参入している同チームは,開幕戦からここまでほぼマシンにアップデートを施していません。その大きな理由は,脆弱な財政状況のためであり,左近がシートを獲得した理由も,彼が持ち込んだ豊富なスポンサー資金によるものだとされています。今回の欠場にも,何らかの“大人の事情”があるのかもしれません。 |
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2010/9/24(金) ☆入れ替わり(F1) ○小林可夢偉が所属するザウバーは,先日P.デ.ラ.ロサとの契約を解除し,残りのシーズンにN.ハイドフェルドを起用することになりました。そのハイドフェルドは,来シーズンからブリヂストンに替わって唯一のタイヤサプライヤーとなるピレリのタイヤ開発ドライバーをシーズン中盤頃から務めていました。開発ドライバーを失ったピレリは,とりあえず元ルノーで現在はGP2に参戦するR.グロージャンを起用して開発テストを行っていました。そして,この度ピレリから発表があり,ハイドフェルドの加入でザウバーのシートを失ったデ.ラ.ロサを,タイヤ開発ドライバーとして正式に契約しました。長年マクラーレンなどでテストドライバーを務めてきたデ.ラ.ロサですから,ある意味彼にふさわしいシートを得たのかもしれません。ピレリのCEOであるF.ゴリによると,今後は今回契約が成立したデ.ラ.ロサと,ハイドフェルドがザウバーに移籍した直後に担当したグロージャンが後任となるというようなコメントを出していますので,二人体制でのタイヤ開発が行われることになります。 |
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2010/9/23(木) ☆欠場か?(MotoGP) ○昨シーズンのチャンピオンであるフィアット・ヤマハのV.ロッシは,母国GPで開放骨折という重傷を負ったことから欠場を余儀なくされ,連覇は不可能になっています。週末に行われた初開催のアラゴンGPでは,全体的にヤマハ勢が苦労していたということはありましたが,最後までトップ争いに絡むことがなく,最終的に6位でレースを終えています。通常で考えれば,イタリアGPで負った大怪我のためにロッシ本来の速さを見せることができない状況が続いていると思われます。しかし,実際には開放骨折した足の怪我よりも,シーズン序盤にモトクロスを使ってのトレーニングで転倒した際に負った肩の怪我が大きく影響しているようです。ロッシから正式な発表はないのであくまでも噂にしか過ぎないのですが,この転倒によって肩の靱帯をかなり痛めているようで,そのことがマシンコントロールに影響が出ているようです。思うようにマシンコントロールできない状況が続いていること,既にチャンピオン獲得の可能性がなくなったこと,そして今シーズン限りでヤマハを離れることが決定していること,こうしたことから浮上してきた噂が,今シーズンの残りの2レースを欠場し,肩の治療に当てるのではないかというものです。シーズン終了後には,来シーズンに向けてのマシン開発が本格化し始めます。来シーズンからドゥカティに移籍することになっているためロッシとしては,そのドゥカティの来季型マシン開発に早い段階から関わっていきたいでしょうし,そのためには体調を万全にしておく必要もあります。単なる噂にしか過ぎないにしても,十分可能性が考えられるものなのかもしれません。 |
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2010/9/22(水) ☆ワイルドカード(MotoGP) ○来週末は,いよいよ日本GPが開幕します。本来は4月末に今季第2戦として行われる予定だった日本GPですが,アイスランドの火山噴火による航空機関欠航の影響で,ライダー及びチーム関係者の移動が困難となったために開催延期となっていました。あらためて第14戦として開催されることになった日本GPですが,そのレースにワイルドカードで出場することになったライダーが先日発表されました。まず今シーズンから新規に開催されているMoto2クラスですが,JRRでそのクラスに匹敵するクラスであるJ−GP2にフル参戦している高橋裕紀が選ばれました。ご存知のように彼はMoto2クラスにフル参戦している高橋裕紀の実弟ですから,久々に兄弟対決が見られることとなります。もう一人選出されていて,それが日本を代表するコンストラクターであるモリワキの代表である森脇護氏の長男の森脇尚護です。このところJRRでフル参戦していない彼ですが,今季はモリワキのMoto2マシンの開発ライダーを務めています。モリワキ製のMoto2マシンといえば,現在同クラスでランキングトップを行くホンダ・グレシーニのT.エリアスが駆っているマシンです。走り慣れたマシン,そして走り慣れたコースですから,ワイルドカードとはいえどのような結果が出せるのか楽しみですね。125ccクラスは,JRRのJ−GP3クラスにフル参戦しているライダーの5人のエントリーが許可されています。その5人とは,現在ランキングトップを行く大久保光をはじめ,ランク2位の山本剛大,ランク3位の森俊也,ランク9位の篠崎佐助,そしてランク15位の矢作雄馬です。 |
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2010/9/21(火) ☆契約延長(MotoGP) ○ヤマハのサテライトチームであるテック3から発表があり,C.エドワーズと1年の契約延長が成立しました。来シーズンのテック3については,先日SBKで活躍しているC.クロッチローとの契約が成立していますから,エドワーズ&クロッチローのコンビでシーズンに臨むことが決定しました。今回契約が成立したエドワーズは,2005年からヤマハのマシンを駆って最高峰クラスに挑戦を開始しました。その時は,ロッシとのコンビでヤマハのワークスから参戦でした。そして,2008年から現在のテック3に移籍し,来季で同チームに4年間在籍することになります。その間,J.トスランド,B.スピース,そして来季のクロッチローと,いずれもSBKからMotoGPルーキーとして移籍してきたライダーとのコンビを組んできました。来シーズンのサテライトチームを含めたヤマハについては,これまでずっとエースライダーを務めてきたV.ロッシがドゥカティに移籍することになっているため,エドワーズ以外はJ.ロレンゾ,スピース,クロッチローという速くて若いライダーばかりになります。もちろん顔ぶれ的には申し分ないライダーばかりなのですが,マシン開発という面ではやや不安な面もなくはないのも事実でしょう。ロッシはただ単に速いだけでなく,マシン開発という面でも超一流なだけに,その抜ける穴は大きなものがあります。今回ヤマハ陣営に残ることになったエドワーズは,マシン開発でも定評があるライダーですから,テック3だけでなくヤマハにとっても,今回の残留決定は大きな意味がありそうです。 |
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2010/9/20(月) ☆独走(MotoGP) ○世界的経済状況の影響により開催が困難になったハンガリーGPに代わって初開催となったアラゴンGPの決勝レースが,好天に恵まれたモーターランド・アラゴンで行われました。MotoGPクラスでは,開幕戦以来となるポールからスタートしたドゥカティのC.ストーナーが,オープニングラップからトップに立ちました。レースウィークに入って好調な走りを見せていたストーナーは,以後後続との差を広げていって,最終的に2位に5秒以上の差を広げて独走でチェッカーを受け,昨年の第16戦マレーシアGP以来14戦ぶりに勝利を収めました。今回のストーナーの優勝は,今季自身初優勝だけでなく,ドゥカティにも今季初優勝をもたらしています。3番グリッドからスタートしたレプソル・ホンダのD.ペドロサは,レース中盤に最速ラップをマークして2位でチェッカーを受け,4戦連続シーズン9回目の表彰台を獲得しました。ドゥカティのN.ヘイデンとフィアット・ヤマハのJ.ロレンゾとの間で繰り広げられた3位争いは,レースウィークに入って好調な走りを見せたヘイデンが最終ラップにロレンゾを交わし,うれしい今季初表彰台を獲得しました。それに対して4位でチェッカーとなったロレンゾは,今シーズンずっと続けてきた連続表彰台獲得が惜しくも途切れてしまいました。インターウェッテン・ホンダの青山博一は,15番グリッドからスタートし,怪我から復帰後3戦連続で完走となる13位でチェッカーを受けています。 Moto2クラスは,ポールからスタートしたスピードアップのA.イアンノーネが好スタートを決め,オープニングラップからトップに立ちました。その後も順調な速さを見せて後続との差を広げていき,一時期は2位に10秒以上の差をつけるという独走状態を展開し,第6戦オランダGP以来となる今季3度目のポール・トゥ・ウインを達成しました。シューターのマシンを駆るJ.シモンは,4番グリッドからスタートして3戦連続となる2位チェッカーを受けています。優勝したイアンノーネのチームメイトであるG.タルマクシは,5番グリッドからスタートして3位でチェッカーを受け,今季初表彰台を獲得しました。26番グリッドからのスタートとなったテック3の高橋裕紀は,徐々にポジションアップを果たしていき,最終的にポイント獲得圏内となる12位でチェッカーを受けています。また,今回がこのクラス初参戦となるモリワキのマシンを駆る渡辺一樹は,最後尾からスタートして25位完走を果たしています。 125ccクラスは,他の2クラスと違って2台によるトップ争いが展開されていきました。5番グリッドからスタートしたデルビのP.エスパルガロと3番グリッドからスタートしたアプリリアのN.テロルとの間で繰り広げられた優勝争いは,最終ラップでエスパルガロがテロルを交わしてトップに立ち,第3戦フランスGP以来となる優勝を達成しました。わずか0.050秒差で2位に入ったテロルは,4戦連続今季通算9度目の表彰台獲得となりました。3位にアプリリアのB.スミスが入りましたが,これは5戦ぶりの表彰台獲得です。ここまでランキングトップを行っていたデルビのM.マルケスは,ポールからスタートしたものの,スタート時のアクシデントに巻き込まれてしまってその場でリタイアに終わり,ランキングを3位まで下げてしまいました。代わってランクトップに立ったのは,今回2位に入ったテロルです。10番グリッドからスタートしたアプリリアの小山知良は,6位でチェッカーを受けています。この順位は,初開催となるこのサーキットで事前テストを行っていないライダーの中では最高位でした。 |
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☆恒例の(IRL) ○第16戦インディ・ジャパンの決勝レースが,好転の中5万3000人の大観衆を集めたツインリンクもてぎで行われました。ポールポジションからスタートしたチーム・ペンスキーのH.カストロネベス,彼のチームメイトで予選2番手からスタートしたR.ブリスコー,そして,予選4番手からスタートしたチップ・ガナッシのD.フランキッティの3台が序盤からトップ争いを展開していきました。そして,その中からカストロネベスが抜け出していき,最後まで他のマシンを圧倒する速さを見せて逃げきっていき,今シーズン3勝目を飾りました。クールダウンラップを終えたカストロネベスは,彼のトレードマークとなっているフェンス登りのパフォーマンスを見せました。彼が日本のファンの前でこのパフォーマンスを見せるのは,2006年に続いて2回目となります。レース終盤にフランキッティとチーム・ペンスキーのW.パワーとの間で繰り広げられた2位争いは,奇しくもランク2位とトップにつけるドライバー同士でのガチンコ勝負となりました。周回遅れが登場する中,パワーは何度もフランキッティにアタックを仕掛けましたが,最後まで順位を上げることができず,2位にフランキッティ,3位にパワーという順位でチェッカーとなりました。ロータス/KVレーシングの佐藤琢磨は,粘り強い走りを展開していき,最終的にはオーバルコースでの自己最高位となる12位でチェッカーを受けました。ニューマン・ハースの武藤英紀は,68周目に出されたフルコースコーションでピットインしないというギャンブルに出て,17位から2位へとポジションを上げました。しかし,そのギャンブルは残念ながら功を奏することはなく,最終的に14位でチェッカーを受けています。スポット参戦であるコンクエストのロジャー安川は,ピットストップで給油トラブルが発生するというアンラッキーな面もありましたが,20位完走を果たしています。 |
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2010/9/19(日) ☆好調維持(MotoGP) ○第13戦アラゴンGPの予選が,モーターランド・アラゴンで行われました。MotoGPクラスは,この大会に入って2回のフリー走行でトップタイムをマークしているドゥカティのC.ストーナーが,その好調さを維持して予選でもその速さを見せ,唯一1分49秒を切るタイムをマークして開幕戦以来となるシーズン2回目のポールを獲得しました。2番手タイムをマークしたのは,前戦でレース中の事故により若い命を散らすことになってしまった故富沢翔也選手と同じデザインのヘルメット(メーカーは違います)を被って今大会に臨んでいるフィアット・ヤマハのJ.ロレンゾでした。ここまで2連勝を飾って後半戦に調子を上げているレプソル・ホンダのD.ペドロサが,彼も好調を維持するかのように3番手タイムをマークしました。インターウェッテン・ホンダの青山博一は,トップから2秒遅れの15番グリッド獲得で予選を終えています。 Moto2クラスは,前日のフリー走行で,そして事前に行われていた合同テストでトップタイムをマークしていたスピードアップのマシンを駆るA.イアンノーネが,予選でもその速さを見せるかのようにラストアタックでトップタイムをマークし,今季5回目となるポールを獲得しました。前戦において目の前で転倒した故富沢選手に接触するというアクシデントに見舞われ,精神的に苦しい日々を送ってきたであろうシューターのマシンを駆るS.レディングとモトビのマシンを駆るA.デ.アンジェリスが,それぞれ2,3番手をグリッドを獲得しています。この二人の結果は,天国で見守っているであろう富沢選手にとって,鎮魂になるのではないかと思います。テック3の高橋裕紀は,新しいシャーシを今大会に投入しているものの,予選に関してはあまりその効果がない模様で,26番グリッド獲得にとどまっています。また,代役として急遽参戦することになったシューターのマシンを駆る渡辺一樹は,最後尾となる40番グリッド獲得で予選を終えています。なお,いつも混戦となるMoto2クラスですが,今回もそれを象徴するかのように,トップから1秒遅れの中に20台のマシンが入っています。 125ccクラスは,こちらもフリー走行と合同テストでトップタイムをマークしていたデルビのM.マルケスが,その好調さを維持して予選でもトップタイムをマークし,今季8回目となるポールを獲得しました。2番手タイムを,マルケスのチームメイトであるS.コルテセが獲得し,GPに参戦を開始して以来チームとして初となるワンツーを獲得しています。前日に行われた1回目のフリー走行でトップタイムをマークしているアプリリアのN.テロルが,3番グリッドを獲得して予選を終えています。アプリリアの小山知良は,トップから2秒遅れの10番グリッドを獲得しています。 |
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☆独占(IRL) ○IRLシリーズの第16戦となるインディ・ジャパンが,ツインリンクもてぎで行われました。このサーキットを得意とするチーム・ペンスキーのH.カストロネベスは,ウォームアップから好調な走りを見せていて,予選でもその速さで走行して第6戦インディ500以来となるシーズン2回目のポールを獲得しました。カストロネベスがもてぎでポールを獲得するのは通算4回目ですが,もちろんこれは最多記録になります。2番手タイムをマークしたのは,カストロネベスのチームメイトであるR.ブリスコーでした。そして,3番グリッドを獲得したのが現在ランキングトップを行くW.パワーで,チーム・ペンスキーによるトップ3独占という予選結果になっています。ロータス/KVレーシングの佐藤琢磨は,10番手タイムをマークして決勝は5列目からのスタートとなりました。ニューマン・ハースの武藤英紀は,17番手タイムをマークして予選を終えています。また,スポットでの参戦となるコンクエストのロジャー安川は,21番グリッドを獲得しました。 |
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2010/9/18(土) ☆契約延長(MotoGP) ○初開催となる第13戦アラゴンGPが開幕し,初日はフリー走行が行われました。通常初日は午後だけ行われるフリー走行ですが,初めて開催されるサーキットということで午前・午後の2回フリー走行が行われています。その2回の走行の総合でトップタイムだったのは,レプソル・ホンダのD.ペドロサでした。度重なるマシンのバージョンアップということもあって,後半戦に入って好調な走りを見せるペドロサですが,ここ2戦は自身初の連勝を遂げています。 さて,そのペドロサに関してですが,アラゴンGPが開幕する前の17日にHRCから発表があり,今シーズンで契約が切れるペドロサとの間で2年間の契約延長が成立しました。元GPライダーのA.プーチのもと,ジュニアの段階から頭角を現したペドロサは,GPに進出以後まず125ccクラスでチャンピオンを獲得しました。250ccクラスにステップアップしてからは,2004年,2005年に連続してチャンピオンを獲得しましたが,その間一貫してホンダのマシンを駆ってきました。2006年からは,現在のレプソル・ホンダに所属してMotoGPクラスにステップアップを果たしています。レプソル・ホンダに所属して以後は,前戦までに通算81戦に参戦し,今季の4勝を含む12勝を挙げてきています。今回のペドロサとの契約成立により,来シーズンのレプソル・ホンダは,ペドロサ&C.ストーナーということになります。ただし,以前から噂されるように,ホンダワークスは3台体制になるのではないかともいわれていますので,まだ契約が発表されていないA.ドビツィオーゾがシートを失ったわけではありません。前半戦は表彰台を獲得することが多かったドビツィオーゾですが,徐々に勢いが失われている感じがしなくもない状態が続いています。現在のシートを確保するため,残されたシーズンでの奮起を期待したいと思います。 |
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2010/9/15(水) ☆急遽(MotoGP) ○125ccクラスでは小山知良を起用しているレーシングチーム・ジャーマニーから発表があり,今週末に初開催となるアラゴンGPから,昨シーズンJRRの250ccクラスに参戦してランキング4位になった渡辺一樹を起用することになりました。ここまで同チームは,Moto2クラスにおいて一昨年のドイツ選手権スーパースポーツクラスチャンピオンを獲得したA.トーベを起用してきました。前半戦は第5戦イギリスGPで14位に入って初ポイントを獲得し,第8戦ドイツGPでは2番グリッドを獲得するというリザルトを残していました。しかし,後半戦になって第10戦チェコGPの決勝レースで転倒を喫した際に左肩を強打するというアクシデントに見舞われました。さらに,第11戦インディアナポリスGPの公式予選で転倒で再び左肩を痛めた,ザクセンリンクのチーフドクターの指示に従って前戦をキャンセルしていました。その後,チームだけでなく,治療とリハビリを担当している医師団との接触が途切れたことから,規律違反と成績不振を理由にトーベの解雇を決定しました。こうした事態になった同チームは,ホンダに相談したとのことで,そのホンダからのアドバイスにより今回の渡辺の起用が決定したようです。残念ながら若手の超有望株である富沢翔也を失ったGPにおける日本の2輪界ですが,富沢と同じ19歳の渡辺が参戦するわけですので,ぜひ日本GPに向けて着実に経験を積んでいってほしいですね。 |
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2010/9/14(火) ☆交代?(F1) ○ザウバーの代表であるP.ザウバーはスイス人ですが,そのスイスでの報道によると,同チームのドライバーの一人であるP.デ.ラ.ロサが,一昨日終了したイタリアGPでチームのシートを失い,彼と交代する形で次戦シンガポールGPからN.ハイドフェルドがステアリングを握ることになるのではないかということです。今シーズンのハイドフェルドは,シーズン序盤はメルセデスGPでテストドライバーを務めていましたが,シーズン途中で来シーズンからブリヂストンに替わってタイヤサプライヤーとなったピレリでテスト走行を担当することになり,メルセデスGPを離脱していました。当然この噂が本当だとすると,ピレリでのテストドライバーは辞めることになります。また,これまでのハイドフェルドは,2001年から2003年までと,2006年から昨シーズンまで同チームに所属した経歴がありますから,今回ザウバーに戻ると3回目の所属ということになります。また,もう一つ噂が浮上していて,ザウバーを去るデ.ラ.ロサが,ハイドフェルドと交代する形でピレリのテストドライバーになるのではないかというのです。もちろん現段階では単なる噂ですが,デ・ラ・ロサは長年マクラーレンでテストドライバーを務めてきた経歴を持っていて,開発面では評価の高いドライバーとして知られています。ですから,ピレリのテストドライバーになるのではないかという噂は,ある意味理想的な形といえるのかもしれません。 |
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2010/9/13(月) ☆地元優勝(F1) ○第14戦イタリアGPの決勝レースが,好天に恵まれたモンツァ・サーキットで行われました。2番グリッドからスタートしたマクラーレン・メルセデスのJ.バトンは,好スタートを決めてトップに立ちました。それをポールからスタートしたF.アロンソと,3番グリッドスタートのF.マッサのフェラーリコンビが追うという展開となりました。トップ3のこの3台は,後続との差をどんどん広げていき,優勝争いは完全にこの3台に絞られました。3台によるバトルは中盤まで続き,決着は最初で最後のピットストップでつきました。3人のうち最初にピットに入ったのは,トップを行くバトンでした。2位を行くアロンソは,その翌周にピットインしたのですが,バトンがピットインしている周にプッシュをしたのが功を奏し,アロンソがピットアウトした時にはトップに立っていました。3位を行っていたマッサが39周目にピットインしましたが,3位のままでコースインとなりました。トップに立ったアロンソは,その後バトンとのギャップを少し広げ,終盤はレースをコントロールしてそのままトップでフィニッシュしました。ポールトゥーフィニッシュを達成したアロンソは,第11戦ドイツGP以来今季3勝目となります。このレース前までランキングトップを行っていたマクラーレンのL.ハミルトンは,オープニングラップでマッサと接触してサスペンションを壊してリタイアに終わりました。ランク2位を行くレッドブルのM.ウェーバーが6位に入ったことから,ウェーバーが再びランクトップに立っています。日本人勢ですが,ヒスパニア・レーシングの山本左近は,ピットでメカニックと接触するアクシデントがあったようですが,19位完走を果たしています。それに対して,ザウバーの小林可夢偉は,ギアにトラブルがあってピットスタートとなり,何とかスタートは切れたものの,トラブルは解消できていなかったようで,オープニングラップのセクター2でマシンを止めてリタイアに終わっています。 |
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2010/9/12(日) ☆移籍後初(F1) ○第14戦イタリアGPの予選が,超高速サーキットで有名なモンツァ・サーキットで行われました。ポールを獲得したのは,地元フェラーリのステアリングを握るF.アロンソでした。今シーズンからフェラーリに移籍してきた彼にとって,移籍後初のポールとなります。ちなみに,フェラーリのポールは,2008年のブラジルGPでF.マッサが獲得して以来で,イタリアGPでのポールとなると2004年のR.バリチェロまで遡ることになります。マクラーレン・メルセデスのJ.バトンは,Q3の最終アタックのセクター2で最速タイムをマークしたものの,既にアタックを終了していたアロンソのタイムを上回ることができず,2番グリッド獲得にとどまりました。3番グリッドを獲得したのは,アロンソのチームメイトであるマッサでした。ザウバーの小林可夢偉は,高速サーキットでその弱さを見せるマシンと格闘しながらアタックをし,Q2までは進出できたものの,13番グリッド獲得にとどまりました。最終戦までの出場を表明しているヒスパニア・レーシングの山本左近は,前日からマシントラブルに苦しめられてまともに走行することができず,予選でもドライブシャフトにトラブルが出てセッション終了まで走ることができなかったこともあり,最後尾なる24番グリッドにとどまりました。なお,ルノーのV.ペトロフが,この予選においてヴァージンのT.グロックのタイムアタックを妨害したことにより,5グリッド降格処分を受けています。 |
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2010/9/11(土) ☆締結(F1) ○来シーズンから新たな開催地としてインドGPが加わりますが,この他にも新たな開催地に名乗りを上げている国及び地域があり,それらを全て合わせるととても全20戦では収まりきれなくなりそうな気配です。そのような中,新たな開催地が決定しました。その新たな開催地とは,イタリアの首都であるローマです。同地での開催は以前から噂されていましたし,市長自らアピールすることもありました。そして,今回そのローマ市当局から,市街地レースに向けた5年契約を結んだことが発表されました。今回の契約は,現在イタリアのモンツァで行われている第14戦イタリアGPが開幕する前に行われた主催者M.フラミニとB.エクレストンによって契約が調印されたものです。まだ暫定の段階ではありますが,既に来シーズンのレースカレンダーは発表されていますので,2010年からの開催はなく,今回の発表によると2012年もしくは2013年にカレンダーに掲載されることになりそうです。ただし,契約が結ばれたとはいえ,順風満帆に話が進むというのは難しいようで,ローマ市の中で同GPの開催地区と噂されているEUR地区での反対運動は依然としてあるようです。また,伝統的な開催地であるモンツァの扱いがどうなるのかも,ローマGP開催に向けて懸念材料になりそうです。ただし,このモンツァに関しては,ローマ市長であるJ.アレマンノによるとこれまで通り開催が継続される模様です。 |
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2010/9/10(金) ☆該当なし(F1) ○現在12チーム24台で争われているF1ですが,来シーズンは13チーム26台に増やす予定になっていました。そこで,13チーム目の募集があり,それに対してエプシロン・ユースカディのほか,元F1世界チャンピオンであるJ.ヴィルヌーヴとイタリアの元GP2チームであるデュランゴとがタッグを組んだチームをなどいくつかのチームがエントリーを申請していました。しかし,8日(水)にフランスのパリで行われた世界モータースポーツ評議会での審議の結果,FIAは来シーズンに13番目のチームの参戦を見送ることが決定しました。これは,F1世界選手権への参戦に必要な条件を満たしているチームはないと判断されたことによるものです。今回の決定により,来シーズンも12チームによるバトルが繰り広げられることになります。 |
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☆中止(SGT) ○今週末に富士スピードウェイにおいて第7戦が行われる予定になっていましたが,その富士スピードウェイから発表があり,8日に小山町を襲った大雨の影響により中止となりました。台風9号の影響により8日の小山町には記録的な大雨が降りました。小山町では現段階でも26世帯の方が孤立するなどの被害が続いています。富士スピードウェイ周辺でも,周辺の主要道路のほとんどが陥没などにより通行止めとなっていて,サーキットへのアクセスも細い道1本だけというような状況となっています。また,富士スピードウェイ自体も,場内で土砂災害が発生しているようです。このような状況の中で大会を開催すれば,観客のみならず,地域住民の災害復旧に甚大な迷惑をかける可能性が極めて高く,山町役場からも開催中止の要望が出ていました。これを受けての今回の決定となったようです。 |
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2010/9/9(木) ☆レースカレンダー PARTT(FN) ○FNを運営する日本レースプロモーション(JRP)が,来シーズンの暫定カレンダーを6日に発表しました。それによると,今シーズンと同様に来季も全7戦で行われます。主な変更点は,今年は10月に開催される我が大分県のオートポリスでのレースが,来季は6月4日に組み込まれていて,シーズンの第3戦として開催されることになっています。今季は6月にレースがなかったため,第2戦と第3戦の間が一ヶ月半以上あいた状態となっていました。オートポリス戦が移動したことにより,来年は10月のレースはなくなりましたが,各戦のインターバルは今年に比べてより均一に保たれることになっています。ただし,以前にも述べましたが,一雨降ると霧が発生してレースが続行できなくなる傾向にあるオートポリスだけに,果たして6月開催に適しているかどうかはかなり疑問が残ることは確かです。なお,今回発表されたレースカレンダーは,以下の表のようになっています。 ところで,話は全く違いますが,携帯電話でソフトバンクユーザーに朗報です!オートポリスのほとんどの部分が圏外となっていましたが,最近それが解消されて通常通り使えるようになっています。安心して携帯を持って観戦をしてください。 |
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☆レースカレンダー PARTU(F1) ○FIAから,来シーズンの暫定のレースカレンダーが発表されました。それによると,来季はこれまでで最多となる全20戦で開催されることになります。また,マレーシアと中国,スペインとモナコ,ドイツとハンガリー,日本と韓国と連戦となるレースが4つに増えています。新しい開催地として,インドGPが加わっています。なお,詳しいカレンダーは以下の表のようになっています。 |
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2010/9/8(水) ☆残留(F1) ○ザウバーから発表があり,今シーズン同チームからフル参戦している小林可夢偉と契約延長が成立しました。契約期間については,発表されていません。トヨタの支援を受けてきた可夢偉は,昨シーズン負傷したT.グロックの代役としてブラジルGPでF1デビューを果たしました。同じく代役参戦した最終戦アブダビGPでは,6位入賞を果たす活躍を見せ,一躍トヨタのレギュラードライバー候補となっていました。ところが,その肝心なトヨタがF1から撤退することになり,可夢偉のシート獲得に暗雲が漂い始めたものの,現在在籍しているザウバーのシートを獲得することができ,F1ルーキーとしてフル参戦を開始してきました。シーズン当初は,信頼性に欠けるマシンが原因によるマシントラブルや,レース中の不運なアクシデントにより完走できないレースが続いていきました。しかし,マシンの信頼性が上がって行くにつれて可夢偉の実力が発揮されるようになり,経験豊かなチームメイトであるP.デ.ラ.ロサを現段階まで15ポイント上回る21ポイントを獲得しています。なお,そのチームメイトに関してですが,今回の発表では来シーズン誰がなるのかについては発表がありませんでした。一時期はデ.ラ.ロサのシート喪失が噂されていたものの,現在メインスポンサーがついてないザウバーに,来シーズンはスペイン企業が就くのではないかという話があって,スペイン人ドライバーであるデ.ラ.ロサの残留話が浮上してきています。 |
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2010/9/7(火) ☆移籍(MotoGP) ○MotoGPとSBKライダーの移籍が発表されました。まず,1998年から125ccクラスを皮切りにGPにフル参戦してきていて,今シーズンはサンカルロ・ホンダ・グレシーニからMotoGPクラスに参戦しているM.メランドリが,来シーズンからSBKに移籍することが決定しました。彼が所属するのは,SBKにおけるヤマハのメインチームであるヤマハ・ステリルガルダ・ワールドスーパーバイク・チームです。今回移籍が決定したメランドリは,2002年に250ccクラスチャンピオンに輝き,翌年から最高峰クラスにステップアップを果たしました。それ以後,ヤマハ,ホンダ,ドゥカティ,カワサキのマシンを駆ってきていて,今シーズンは再び古巣のホンダ・グレシーニに戻っていました。現段階でGP通算22勝を挙げていて,その内訳は,MotoGPで5勝,250ccで10勝,125ccで7勝となっています。メランドリの移籍により,来シーズンのヤマハ・ステリルガルダは,J.トスランドとメランドリという元MotoGPライダーの組み合わせとなります。 今度はSBKからMotoGPへ移籍するライダーですが,現在ヤマハ・ステリルガルダからフル参戦しているC.クロッチロー(上記のメランドリは,クロッチローの移籍で空いたシートに座ることになります。)です。彼が所属することになったのは,ヤマハ・テック3で,今シーズン同チームに所属しているB.スピースが,来シーズンからヤマハのワークスチームに移籍することで空くシートに座ることになります。クロッチローのチームメイトは,来シーズンもチームに残留するC.エドワーズで,テック3は元SBKライダーの組み合わせが続くことになります。なお,クロッチローとテック3との契約期間は,2011年からの2年間です。 |
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2010/9/6(月) ☆ご冥福を(MotoGP) ○Moto2クラスの決勝レースにおいて,テクノマグCIPの富沢祥也選手が事故に遭い,その若い命を失うことになってしまいました。今シーズンから始まったMoto2クラスですが,イコールコンディションに近い部分もあって,毎レーステールトゥーノーズの白熱したバトルが随所に見られています。そのMoto2の最初のレースで表彰台の一番高いところに上ったのが,昨年からGPにフル参戦を開始した富沢でした。その後は,残念ながら優勝はできていないものの,多くのレースで上位に顔を出す活躍を見せていました。今回のレースでは,序盤トップに立ち,しばらくの間レースを引っ張る活躍を見せていました。途中で首位の座を譲ったものの,上位6台による首位争いに加わっていました。しかし,残り15周となったところで,ゼブラゾーンに後輪が乗ったことでハイサイドから転倒を喫してしまいました。転倒した際,僅差で競り合っていたことにより後続のマシンからはねられる事態となり,すぐにサーキットのメディカルセンターで人工呼吸を行うとともに,サーキット近郊の病院に転送。緊急治療を試みたものの,14時20分に死亡が確認されました。これから日本のロードレースを引っ張っていく可能性が高まっていた富沢だけに,そうした活躍を見せる前にこの世から去らなければならなくなったことは,家族,関係者,何より富沢自身が無念でならなかっただろうと思います。常に人なつっこい笑顔を振りまいてくれてきた富沢選手のご冥福を心からお祈りします。 |
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☆ポールトゥーウィン(MotoGP) 第12戦戦サンマリノ&リビエラ・ディ・リミニGPの決勝レースが,ミサノ・ワールド・サーキットで行われました。MotoGPクラスは,今季4回目のポールポジションからスタートしたレプソル・ホンダのD.ペドロサが,スタートからレースの主導権を握るとともにサーキットレコードラップを連発。後続に2秒近いアドバンテージを築いてトップの座を守っていき,最高峰クラスに進出してから自身初となる2連勝で今季4勝目を挙げました。2位には,ランキング争いで独走状態となっているフィアット・ヤマハのJ.ロレンゾが入り,今シーズン全てのレースで表彰台に上っている記録を継続しています。地元のレースに燃えるフィアット・ヤマハのV.ロッシが3位に入り,今季5回目の表彰台獲得となりました。怪我からの復帰2戦目となるインターウェッテン・ホンダの青山博一は,12位でチェッカーを受けています。 Moto2クラスは,ポールからスタートしたモリワキのマシンを駆るT.エリアスが,富沢翔也選手を抜いてレース中盤前にトップに立つと,徐々に後続との差を広げていき,今季自身初となるポールトゥーフィニッシュを達成しました。2位には,3番グリッドからスタートしたシューターのJ.シモンが入り,2戦連続表彰台を獲得しています。3位には,15番グリッドからスタートしたモリワキのマシンを駆るT.ルティが入っています。テック3の高橋裕紀は,上位争いに加わっていたものの,残り5周目に転倒を喫してリタイアに終わっています。今回代役参戦をしたモリワキのマシンを駆る山口辰也は,完走は果たしたものの,残念ながら25位でポイント獲得には至りませんでした。 125ccクラスは,ランキングトップを行くデルビのM.マルケスが,2番グリッドからスタートして後続との差を広げていき,2秒ほどの差をつけて今季6勝目を挙げました。前戦で怪我から復帰して2戦連続して勝利しているアプリリアのN.テロルが2位に入り,後半戦に入って3戦連続表彰台を獲得しています。4台による3位争いは,デルビのE.バスケスが制し,開幕戦以来となる表彰台を獲得しています。アプリリアの小山知良は,今季自己最高位となる5番グリッドからスタートし,最終的に8位でチェッカーを受けています。 |
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2010/9/3(金) ☆残りも(F1) ○イギリスGPにおいてヒスパニア・レーシングのB.セナに代わって出場した山本左近は,以後のレースはK.チャンドックに代わって出場を続けています。その頃から残りの全戦に左近は出場するのではないかと噂されるようになったのですが,この度左近自身が残りの全レース出走を明言しました。潤沢なパーソナルスポンサーを有する左近は,新規参入で資金的に不安を抱える同チームにとっては,こうした資金を持ち込むことのできるドライバーの存在は大きなものになります。それに対して,本来のレギュラードライバー二人は持ち込み資金がそれほどありませんから,左近の存在が大きなものになるのは当然といえます。今回の発表は,あくまでも左近自身からのものであって,チームからの正式なものはありません。ですから,本当にその通りになるのかは不明ですが,今回の左近からの発表によると,セナと交代になるのかチャンドックとになるのかは,一定の方向性があるわけではなく,レースによって変化するようです。 |
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2010/9/2(木) ☆参戦か?(WRC) ○現在シトロエンとフォードが参戦しているWRCですが,もしかしたらもう1メーカー増えることになるかもしれません。そのWRC参戦の噂が出ているのが,ドイツのフォルクス・ワーゲンです。同社のモータースポーツディレクターを務めるC.ニッセンによると,あらたなレギュレーションのもとで行われているWRCですが,参戦するのが遅れるとその分その他の自動車メーカーに開発が進む機会を与えることになるため,できるだけ早い時期に参戦について決定を下す必要があるという趣旨の発言を行っています。ただし,すぐにその決断が下されることにはならないようで,最近の噂では,既に参戦しているダカール・ラリーとの関係で決断は年末になるのではないかとのことです。 もう一つWRCに参戦するかもしれないと噂されているのは,フランスのタイヤメーカーであるミシュランです。ミシュラン自身は2005年までWRCにタイヤを供給していましたが,その後はミシュランブランドではなく,その傘下に収めているBFグッドリッチブランドでタイヤを供給していました。2008年からイタリアのピレリのワンメークとなっているWRCですが,それも今シーズンまでになるのではないかといわれていて,来シーズンから再び以前のように複数のタイヤメーカーが供給するようになり,タイヤの開発競争が始まるのではないかと見られています。同じフランスのカーメーカーであるプジョーの307WRCをテストカーとして使い,S.サラザンがステアリングを握って今週始めに南フランスでミシュランのタイヤをテストしたことが報告されています。まだその去就が明らかになってはいませんが,その裏側では既に開発が確実に進んでいるのかもしれませんね。 |
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2010/9/1(水) ☆残留?(F1) ○昨日はMotoGPの来シーズンのシートについて触れましたが,もちろん他のカテゴリーもその点について水面下で話が進んでいるでしょうが,4輪の最高峰であるF1についてもあれこれ噂が浮かんでは沈みという状態がこれからますます増えていくことでしょう。今シーズンのルーキーで,そして非力なマシンながら入賞を飾っているザウバーの小林可夢偉についても,最近報道されています。それによると,どうやらザウバーに残留する線が濃いようです。シーズンが始まった頃は,スポンサーがなくて真っ白な状態のザウバーでしたが,もちろんまだメインスポンサーは見つかっていないものの,いくつかのスポンサーとの契約が成立して,マシンの所々にそのロゴが入るようになりました。可夢偉の活躍は,スポンサーの獲得という意味でも重要な役割があるでしょうし,その期待にかなり応えていると考えていいのではないでしょうか。当然チームとしても,こうした可夢偉を手放す理由はほとんどないと考えていいでしょう。ただし,チームメイトであるP.デ.ラ.ロサについては,契約延長は難しくなってきているとの報道がなされています。今シーズン久々にレギュラードライバーに復活したデ.ラ.ロサですが,可夢偉の比べるとやはり満足のいくリザルトを残しているといえません。残りのレースで何らかの形を残さない限り,厳しい状況に置かれそうです。そして,そのデ.ラ.ロサがシートを失った場合ですが,現在ピレリのタイヤ開発に携わっているN.ハイドフェルドの名前が急浮上してきています。同チームに所属したことのあるドライバーですし,来シーズンから使用することになるタイヤ開発を行っているドライバーでもありますから,チームとして積極的に獲得しようと動いても何ら不思議はないでしょう。他のチームに関してですが,ここ最近の噂では,フォース・インディアのV.リウッツィの残留もの方向にあるのではないかということです。 |
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