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最新ニュース
2010/5/31(月)
☆初ポイント(F1)
○第7戦トルコGPの決勝レースが,イスタンブール・パーク・サーキットで行われました。レース序盤は,オープニングラップで多少の入れ替わりがあったものの,トップがポールスタートのレッドブルのM.ウェーバー,2位にマクラーレンのL.ハミルトンという順位でした。しかし,1回目のピットをすませた段階でハミルトンがレッドブルのS.ベッテルに2位の座を奪われてしまい,レッドブルがワンツー体制を築きました。今シーズン絶好調のレッドブル勢がこのままの順位でいくかと思われましたが,40周目の12コーナーでベッテルがウエーバーにオーバーテイクをしかけたものの,互いにスペースを譲らなかったため2台は接触してしまたのです。ベッテルはスピンしてコースオフし,リタイアとなってしまいました。ウェーバーは,コースオフを喫したものの,何とかリタイアを免れて3番手でレースに復帰しました。この同士討ちによりトップに立ったのは,それまで3位を走行していたハミルトンでした。2位にチームメイトのJ.バトンが浮上し,レッドブルのワンツー体制が,一転してマクラーレン勢のワンツーとなりました。両者は,ハミルトンのミスにより一時的に順位が逆転するということはありましたが,すぐにハミルトンが抜き返し,最後はこのままの順位でチェッカーを受けました。ハミルトンにとっては,この勝利が今季初勝利となります。3位には,接触,コースオフ,ピットインというアクシデントを乗り越えてウェーバーが入っています。唯一のフル参戦日本人ドライバーであるザウバーの小林可夢偉は,10番グリッドからスタートしてポイント獲得が期待されました。しかし,2周目の1コーナーで順位を一つ下げて11位となり,一時的に10位になることはあったものの,ほとんど11位での走行を続けました。ところが,レース終盤に前を走るマシン同士の接触があって再び10位に浮上。チームメイトで11位を行くP.デ.ラ.ロサの激しいプッシュをかわして10位でチェッカーを受け,フル参戦ドライバーとしてうれしい初ポイント獲得となりました。
2010/5/29(土)
☆契約延長?(F1)
○トルコGPが開幕したF1ですが,ここまでドライバー及びコンストラクターでランクトップなのはレッドブルです。そのレッドブルのマシンは,F1で最速と言われていますが,それを開発する中心にいるのが名デザイナーと言われているA.ニューエイです。長年マクラーレンでその手腕を発揮して同チームのマシンであるMP4シリーズに数々の栄光をもたらしたニューエイですが,2005年にそのマクラーレンを去り,2006年シーズンから現在のレッドブルに在籍し,新興チームであるレッドブルをここまで盛り上げてきました。そのニューエイとレッドブルとの契約期間は今シーズンまでとなっていて,果たしてその契約が延長されるのか,それとも契約が解消されるのか注目点の一つになっています。もし契約が解消されても,ニューエイであればすぐに次のチームが決まるのは間違いないとっていいほど引く手あまただろうということは容易に想像がつきます。その契約に関してですが,まだチームから正式に発表されたという訳ではないものの,どうやら契約延長という結論に至るようです。チームプリンシパルであるC.ホーナーが明らかにしたところによると,ニューエイとの間には「彼が望む場合は,2010年末でチームを離脱できる」ということが定められていますが,その条項が契約から削除されたとのことです。
2010/5/28(金)
☆残留?(F1)
○今シーズンでフェラーリとの契約が切れるF.マッサですが,ここまでのリザルトは,昨シーズンまでと比べると今一歩の状況です。フェラーリのシートは,F1ドライバーであれば多くの人がそれを狙っているでしょうし,噂についても様々挙がってきます。実際,噂では,ここまでランキングトップを行くM.ウェーバーや,ポテンシャル的には劣るマシンでありながらモナコで表彰台を獲得したR.クビサといった名前が取りざたされています。そのような中,来シーズンのドライバーに関してチーム代表であるS.ドメニカリが語ったところによると,来シーズンもF.アロンソのチームメイトにはマッサが起用される方向にあるようです。現在いい成績が残せていないマッサですが,その彼に対するドメニカリのコメントは,困難を抱えるマッサを突き放すのではなく、ともに作業することを望んでいるといった趣旨の発言を行っているようです。また,噂に上っているクビサの最近のコメントでは,ルノーに満足しているとのことです。まだシーズンは始まったばかりですから先のことは分かりませんが,今シーズン末のストーブリーグでは,上位チームはそれほど大きな動きが見られないのかもしれませんね。もっとも,一寸先は闇なのもF1の世界。果たしてどうなりますやら・・・。
2010/5/27(木)
☆提携解消(F1)
○今シーズンからの新規参入チームであるヒスパニア・レーシング(HRT)は,コスワース製のV8エンジンをイタリアのシャシーメーカーであるダラーラのマシンに搭載したマシンを使用しています。このパッケージングは,新規参入が認められた際のチームであったカンポス・メタの時に契約が成立したものです。そのカンポス・メタが資金難を理由に参戦することが不可能になり,それを現在のチームオーナーであるJ.ラモン.カラバンテが買収し,無事HRTとして開幕戦のグリッドにマシンを並べることができていました。ただし,カンポスからダラーラへの支払いが滞っていたということもありましたし,チーム関係者からシャシーのクオリティに対する批判が飛び出すと共に開幕戦からマシンのアップデートが全く行われない状態が続いていていました。また,既に2011年シーズンについては,チーム独自で開発したマシンを使用することがHRTから発表されています。こうした状況から,チームとダラーラとの関係はうまくいっていないのではないかという噂が当初から出ていましたが,この度HRTから発表があり,両者の提携を解消することになりました。今回の発表では,今シーズンに関しては今後も現在のシャシーを継続して使うことになりますが,開発についてはチーム独自で行っていくとのことです。
2010/5/26(水)
☆復活(F1)
○2007年にL.ハミルトンの優勝で幕を閉じたインディアナポリスでのアメリカGPですが,その後は自動車大国アメリカにおいてF1は開催されていません。30年前にF1のアメリカGPがニューヨークのワトキンズグレンの特設コースで開催されたのを皮切りに,ロングピーチ,ラスベガス,デトロイト,ダラス,フェニックスとストリートサーキットで開催されていきました。そして,2000年にインディアナポリスがオーバルコースの中にロードコースを追加するという形で3年前まで開催してきました。その後もアメリカGP復活に向け様々な動きや憶測が出てきましたが,ここにきてようやくその結論が出てきました。F1界のボスであるB.エクレストンが明らかにしたところによると,2012年にテキサスのオースティンでアメリカGPがF1カレンダーに復帰することになったのです。同地の契約期間は,2012年から2021年までの10年間となっています。ただし,オースティンのどこで開催されるのかやトラックレイアウトがどうなるのか等の具体的な点については,今回の発表の中では明らかになっていません。
2010/5/25(火)
☆予選突破(IRL)
○世界3大レースの一つである『インディ500』が既に開幕していますが,その予選に当たるものが22日と23日に行われました。独特なレースウィーク(実際には1週間以上ありますが)を送るインディですが,予選に関しても通常と違っていて,22日はポールから24番グリッドまでが決まるポールデー・クオリファイが行われ,23日が25番グリッドから33番グリッドまでが決まるバンプデーが行われました。まず,22日に決まったポールポジションですが,予選セッションから好調な走りを見せていたチーム・ペンスキーのH.カストロネベスが,最後までその好調さを維持して見事ポールを獲得しました。カストロネベスのポール獲得は,自身通算4回目となります。2番グリッドを獲得したのは,ここまでランキングトップを行くベリゾン・チーム・ペンスキーのW.パワーでした。3番グリッドをターゲット・チップ・ガナッシ・レーシングD.フランキッティが獲得しています。ニューマン-ハース・レーシングの武藤英紀は,トップ9のグリッドを決めるシュートアウトまで進出するいい走りを見せました。7番手でシュートアウトに進出した武藤は,残念ながら2つ順位を下げる結果にはなったものの,9番グリッドを獲得して予選を終了しています。もう一人の日本人ドライバーである元F1ドライバーの佐藤琢磨は,予選前に行われた練習走行において,ターン2でリヤからバリアにクラッシュしてしまいリヤを大破。オイルが吹き出て一瞬炎が上がったるという激しいクラッシュとなりました。琢磨はマシンから脱出に成功し,その後近郊のメゾビスト病院に搬送して検査を受け,体に痛みはあったものの,幸いなことに大きなケガはありませんでした。ただし,もちろん22日の予選セッションには走行できませんでした。そして,23日に行われた最終の予選セッションに参加し,琢磨は31番グリッドを獲得して無事予選を通過しました。果たして最後列からのスタートを切る琢磨が,初めてのインディ500で何台抜きをするのか注目です。なお,KVレーシングから久々に復帰した元チャンピオンのP.トレーシーですが,やはり往年の感覚を取り戻すことができなかったのか,残念ながら予選落ちという結果になっています。
2010/5/24(月)
☆大雨(JRR)
○オートポリスにおいて行われる予定だった第3戦の決勝レースは,大雨などが予想されることから全てのセッションがキャンセルとなりました。そのため,リザルトとしては,予選の結果で順位が決まり,通常半分のポイントが与えられることになりました。
☆連勝(MotoGP)
○第3戦フランスGPの決勝レースが,ドライコンディションのブガッティ・サーキットで行われました。MotoGPクラスは,レース序盤こそポールからスタートしたフィアット・ヤマハのV.ロッシがトップを走行していましたが,彼を追っていたチームメイトのJ.ロレンゾが12周目にロッシを抜くと,後続との差をどんどん広げていき,最後は6秒近い差をつけてチェッカーを受けるという完璧な走りを見せて前戦に続いて勝利を収めました。3位には,最終ラップにチームメイトをかわしたレプソル・ホンダのA.ドビツィオーゾが入っています。フリー走行から思うように順位を上げることができていなかったインターウェッテン・ホンダの青山博一は,14番グリッドからのスターを切った後,徐々にポジションを回復していきました。そして,8位争いを展開しているところで惜しくもコースオフを喫して順位を下げてしまい,最終的には11位でゴールしています。
Moto2クラスは,7番グリッドからスタートしたモリワキのマシンを駆るT.エリアスが,オープニングラップでトップに浮上するという抜群のスタートを切りました。それ以後は終始安定した走りを見せると共に,他のマシンが転倒していくと言うこともあって,前戦に引き続いてトップチェッカーを受けました。この勝利により,今大会からシューター製のマシンにチェンジしたチーム・アスパル勢ですが,その効果がいきなり出たかのように,昨年の125ccクラスチャンピオンで,今シーズンからMoto2クラスにステップアップしたJ.シモンが9番グリッドからスタートし,最終的には2位でチェッカーを受けました。Motobiのマシンを駆るS.コルシが,A.イアンノーネとのバトルを制して3位表彰台を獲得しています。ここまでランキングトップを言っていたシューターのマシンを駆る富沢翔也は,初日から思うようにセッティングが出せず苦労していましたが,そうした悪い流れは決勝でも変わらず,6周目には目の前で転倒したライダーのマシンに接触してコースオフ。この時には幸いにも復帰することができましたが,8周目にはm.パッシーニと接触転倒してしまい,リタイアに終わってしまいました。この結果,ランキングトップの座を2連勝のエリアスに奪われてしまい,富沢は18ポイント差を広げられてに2位となりました。このサーキットを得意とするテック3の高橋裕紀は,2番グリッドからのスタートを切りました。得意なサーキット,そしてチームの母国GPと高橋にとっては今シーズンを占う重要なレースのはずだったのですが,4番手を走行中の5周目に転倒を喫し,リタイアに終わってしまいました。開幕戦と言い,今回と言い,完走しなければならない節目のレースでリタイアに終わってしまうという彼の悪い癖がここでも出てしまいました。一ファンとしては,昨年シーズン序盤でシートを失うという屈辱を今一度呼び覚まし,走りきることの重要さを再確認してもらいたいと思います。
125ccクラスは,P.エスパルガロとN.テロルとの一騎打ちとなりました。最終的にはデルビのマシンを駆るエスパルガロがアプリリアのテロルをかわして前戦に引き続いて連勝を飾りました。3位には,デルビのM.マルケスが入り,このクラスは今シーズンに入って表彰台全てをスペイン人勢が独占しています。また,スペイン人ライダーの勝利は,昨シーズンのオランダGPから続いていて,今回で13連勝となっています。アプリリアの小山知良は,7位争いを展開したものの,E.ラバトと競り負けて8位でチェッカーとなっています。
☆完勝(FN)
○第2戦の決勝レースが,生憎の雨に見舞われたツインリンクもてぎで行われました。ポールからスタートしたMobil1 IMPULのJ−P.デ.オリベイラは,オープニングラップからトップに立つと,以後は後続に対して1周につき1秒近い差をつけるという圧倒的な差をつけていきました。給油のためにピットインをしましたが,それでも十分な差があったためトップのままでコースインとなり,その後も全く異次元の走りを見せていきました。結局誰からもその座を脅かされることなく,完勝で一昨年の第7戦以来となる勝利を飾りました。HFDP RACINGの塚越広大とPETRONAS TOM'SのA.ロッテラーのと間で繰り広げられた2位争いは,終盤に入ってロッテラーが徐々に差を縮めるという展開となりました。しかし,それから再び塚越にムチが入ってロッテラーとの差を少しずつ広げていき,見事自身初表彰台獲得となる2位でチェッカーを受けました。
2010/5/23(日)
☆地元(JRR)
○我が大分県にあるオートポリスで,第3戦の予選が行われました。生憎の小雨模様となった天候の中,JSB1000クラスで最速タイムをマークしたのは,地元九州出身ライダーであるカワサキの柳川明で,今シーズン初のポール獲得となります。オートポリスはカワサキのホームコースですので,こうした点でも地元と言えます。2番手タイムをマークしたのは,こちらも九州出身ライダーの1人であるヤマハの中須賀克行でした。彼もオートポリスを走り慣れていますので,元々の速さと地の利を活かしたことになります。3番グリッドを獲得したのは,前戦のウィナーであるホンダの秋吉耕佑でした。今回が最後のオートポリスとなる伊藤真一は,怪我により十分な体調ではないものの,6番グリッドを獲得しています。
JSB1000クラスとの混走で行われたJ−GP2クラスは,モリワキのマシンを駆る山口辰也が総合で13番手タイムをマークし,同クラスのトップタイムでした。同じホンダのマシンを駆る小西良輝は,総合で16番手タイムをマークして同クラスの2番手につけ,スズキのマシンを駆る生形秀之が総合の18番手タイムをマークし同クラスの3番手につけています。
ST600クラスは,予選がスタートして10分あまりたったところで最終コーナーにおいて転倒したマシンがコース上にオイルをまいたため,後続車が相次いで転倒するというアクシデントが発生。ただちに赤旗が提示され,予選は一時中断となりました。残り30分あまりとなったところで予選がリスタートし,こちらも地元九州出身ライダーであるヤマハの大崎誠之が,コースレコードをたたき出す走りを見せてポールを獲得しました。今シーズンからモリワキに復帰した山口辰也が,惜しくも大崎には及ばなかったものの,こちらもコースレコードをマークして2番グリッドを獲得しています。3番手タイムをホンダのマシンを駆る國川浩道がマークし,自身初となるフロントロー獲得となっています。
J−GP3クラスは,Team NOBBYの山本剛大がトップタイムをマークし,自身初となるポールを獲得しました。前日の走行で左手の人差し指と右足首を負傷している鎌田悟が2番グリッドを獲得し,3番グリッドには篠崎佐助がつくことになりました。
GP−MONOクラスは,予選と決勝が一日で行われています。予選はドライコンディションの中で行われましたが,午後から降り始めた雨は,このクラスの決勝を迎える頃には本格的な降りとなり,ウェットコンディションの中でのスタートとなりました。7周を過ぎたあたりから谷川壮洋と小室旭とのバトルとなったトップ争いでしたが,最終ラップまで持ち込まれたこの争いは,谷川が第2ヘアピンで痛恨の転倒を喫したのに対して,小室はその最終ラップでベストタイムをマークし,小室が開幕戦に引き続いて2連勝をマークしました。転倒をした谷川は,幸いにも再スタートを切ることができ,3位でチェッカーを受けています。2位には,川野泰成が入っています。
☆僅差(MotoGP)
○第3戦フランスGPの予選が,ルマンにあるブガッティ・サーキットにおいてドライコンディションの中で行われました。MotoGPクラスは,昨年のチャンピオンであるフィアット・ヤマハのV.ロッシが最速タイムをマークして今シーズン初のポールを獲得しています。チームメイトのJ.ロレンゾが,ロッシからわずか1000分の54秒差で2番手タイムをマークし,フィアット・ヤマハがワンツーを果たしています。前戦のポールシッターであるレプソル・ホンダのD.ペドロサが,0.165秒差で3番グリッドを獲得しています。前日のフリー走行から上位に顔を出すことができていないインターウェッテン・ホンダの青山博一は,フリー走行の時よりは順位を上げたものの,14番グリッド獲得に留まっています。なお,鎖骨骨折を負いながら強行出場しているリズラ・スズキのA.バウティスタは,午前中に行われたフリー走行でハイサイドから転倒を喫したため,以後の走行をキャンセルしています。念のためにテストライダーの青木宣篤を招集していましたが,彼が代役で参戦することはなく,L.カピロッシの1人体制で決勝レースに臨むことになっています。
Moto2クラスは,このサーキットを得意とするテック3の高橋裕紀がフリー走行で速さを見せていて,このクラスで自身初のポール獲得が期待されていました。順調にタイムアップを果たしていた高橋でしたが,その彼の後ろにつけてスリップを利用し,最速タイムを刻んだのが,プロモハリスのマシンを駆るK.ノエスで,自身初のポールをノエスが獲得しました。高橋は,惜しくも1000分の31秒差で2番グリッド獲得に留まりました。3番グリッドを獲得したのは,FTRのマシンを駆るベテランライダーのA.デボンでした。ここまでランキングトップを行くシューターの富沢翔也は,フリー走行に引き続いて上位に顔を出すことができず,予選では15番手獲得に留まっています。ただし,4列目からのスタートですし,トップからわずか0.561秒差ですので,今日の午前中に行われるフリー走行でどこまでセッティングを詰めることができれば,十分上位進出が狙えます。
125ccクラスは,ここまでランキングトップを行くアプリリアのN.テロルが最速タイムをマークし,参戦83戦目にして自身初のポールを獲得しました。前戦のウィナーであるデルビのP.エスパルガロは,0.145秒差で2番グリッドとなりました。好調のデルビ勢は,3番グリッドにS.コルテセが,4番グリッドにM.マルケスがつけ,デルビ勢の好調さは続いていることを証明しました。アプリリアの小山知良は,常に上位のタイムをマークしていき,6番グリッドを獲得しています。
☆初ポール(FN)
○第2戦の予選が,好天に恵まれたツインリンクもてぎで行われました。今シーズンMobil1 IMPULに所属してFNに戻ってきたJ−P.デ.オリベイラが,見事なスライドコントロールを見せながら最速タイムを刻み,復帰後初となるポールを獲得しました。惜しくもオリベイラに逆転でポールを奪われたものの,2番グリッドを獲得したのは,PETRONAS TOM'SのA.ロッテラーでした。開幕戦を制しているNAKAJIMA RACINGの小暮卓史が,昨年のチームメイトであるL.デュバルを押さえて3番グリッドを獲得しています。
2010/5/22(土)
☆逆転で(MotoGP)
○第3戦フランスGPが,ルマン24時間耐久レースでお馴染みのブガッティ・サーキットで開幕しました。初日は各クラスのフリー走行が行われ,最高峰のMotoGPクラスは,昨年のチャンピオンで現在ランキング2位を行くフィアット・ヤマハのV.ロッシが,ファイナルラップにこの日の最速タイムを刻み,逆転でトップタイムをマークしました。2番手タイムは,ドゥカティのC.ストーナーがマークしています。現在ランキングトップを行くフィアット・ヤマハのJ.ロレンゾは,いつものように決勝を見据えたロングランをこなしていき,総合で3番手タイムをマークしています。今シーズンのホンダ勢は,どのマシンもオーリンズ製のサスペンションを利用していますが,今大会からホンダ・グレシーニは昨年までホンダRC212Vの主力だったショーワ製のサスペンションを投入しています。これが功を奏したのか,再び同チームに今シーズン復帰したものの,思うようなリザルトが残せていないM.メランドリが,10番手タイムをマークしています。前戦とのインターバル中の練習中にモトクロスバイクで転倒し,鎖骨骨折の怪我を負っているスズキのA.バウティスタは,まだ不完全な状態ながらも今大会に強行出場していて,鎮痛剤を投与しないでフリー走行に参加していました。インターウェッテン・ホンダの青山博一は,トップから2秒以上遅れて16番手で初日を終えています。
Moto2クラスは,シューター製のマシンを駆るJ.クルーセルが,母国でのレースに燃えてトップタイムをマークしました。フォースGP製のマシンを駆るA.デ.アンジェリスが,トップからわずか1000分の89秒差で2番手タイムでした。ここまでランキング2位につけモリワキのマシンを駆るT.エリアスが,コンマ189秒差で3番手でした。2人が参戦する日本人勢は,テック3の高橋裕紀が6番手タイムをマークしたものの,シューター製のマシンを駆ってここまでランキングトップを行く富沢翔也は,19番手発進となっています。
125ccクラスは,今シーズン絶好調のデルビ勢が初日もその勢いが衰えず,P.エスパルガロが唯一1分43秒台をマークしてトップタイムでした。2番手,3番手タイムにも,それぞれM.マルケスとS.コルテセのデルビ勢がつけています。今シーズンからアプリリアのマシンを駆っている小山知良は,7番手タイムで初日を終えています。
2010/5/21(金)
☆150戦(MotoGP)
○今日から第3戦フランスGPが開幕しますが,今回がメモリアルレースになるライダーがいます。それは,ホンダのエースライダーであるレプソル・ホンダのD.ペドロサです。ペドロサのデビューは,2001年シーズンの開幕戦で,当時は鈴鹿サーキットで行われていた日本GPでした。テレフォニカ・モビスター・ジュニア・チームからWGPの125ccクラスに参戦を開始し,初年度から表彰台を獲得しました。翌年の第7戦オランダGPで初優勝を飾り,GP3年目に同クラスのチャンピオンを獲得しました。2004年からは250ccクラスにステップアップし,その初年度にチャンピオンを獲得しました。ディフェンディングチャンピオンとして迎えた翌年もタイトルを守り,2006年シーズンからついに最高峰クラスに満を持してステップアップし現在に至っています。ペドロサの素晴らしいところは,そうした戦績だけでなく,小さい体でモンスターマシンと格闘しているにもかかわらず欠場が少ないところで,負傷により欠場したのは,2003年第15戦オーストラリアGPと最終戦バレンシアGP,2008年第11戦アメリカGPの僅か3戦のみです。そうして積み上げた結果,今回のレースで参戦150戦目となります。まだ24歳での150戦参戦は,史上最年少記録です。現役ライダーの中での参戦150戦目は,ランキングが7位となります。ランキングトップのL.カピロッシは,今年の開幕戦で参戦300戦目を迎えました。17歳でWGPに参戦を開始したカピロッシは,現在37歳です。ペドロサが彼と同じように長年参戦し続けることができれば,カピロッシの記録を十分更新する可能性があることになります。
2010/5/20(木)
☆復帰なし(F1)
○昨シーズン限りでF1から撤退したトヨタですが,そのトヨタF1チームで代表を務め,現在はシニアマネージングディレクターを務める山科忠氏が,今後の方針について語りました。それによると,F1からの撤退段階では,業績不振をその理由にしていました。しかし,実際にはそれだけでなかったようです。自らもモータースポーツに参加するほどレース好きである創業家出身の豊田章男氏が社長に就任したとき,トヨタの考え方に変化がもたらされたというのです。豊田社長のモータースポーツに対するスタンスは,より顧客に向けたものになっているのに対して,F1はエリート主義に走っているため,そこに乖離が生じてしまったようなのです。ですから,トヨタが現体制を続ける以上は,まずF1への復帰は考えられないと言えるのかもしれません。現在アメリカで一番人気のあるNASCARシリーズを始め,ドイツのニュルブルクリンク24時間レースのようなファンとの触れ合える草の根的なレースに主軸を置くトヨタですが,FIA主催のチャンピオンシップであるWTCC(世界ツーリングカー選手権)に参加する可能性を検討しているのではないかという噂も浮上しています。
2010/5/19(水)
☆契約延長(F1)
○マクラーレンのマシンに常に存在している印象を受けるのが,『BOSS』のロゴです。これは,ドイツの高級服ファッションブランドである『ヒューゴ・ボス』社のロゴです。同社は,マクラーレンのスポンサーとしてドライバーやチームスタッフ用のスーツやユニフォームを提供し続けていますが,その関係は今年で30周年になっています。この30年という間において,同チームはN.ラウダ,A.プロスト,A.セナ,M.ハッキネン,そしてL.ハミルトンといった数々のワールドチャンピオンを誕生させ,彼らのマシンにはBOSSのロゴが入っていたことになります。これだけの長期間の契約は,F1の歴史の中で最長のスポンサー契約ではないかと言われています。そして,この度マクラーレンから発表があり,同社との契約延長が決まり,この世界最長の記録がさらに更新することとなりました。
2010/5/18(火)
☆契約延長か(F1)
○2戦連続ポールトゥーウィンを達成し,モナコGP終了段階でランキングトップに立っているのがレッドブルのM.ウェーバーです。そのウェーバーは,今シーズン限りでチームとの契約期間が終了します。ちなみに,彼のチームメイトで現在ランキング2位のS.ベッテルは,チームと長期契約を結んでいます。チームとしては,通常で考えれば,来シーズンの契約に関して2人の続投を願うところでしょうが,その点に関してチームのモータースポーツアドバイザーであるH.マルコがオーストリアのAPA通信に対してコメントを出しました。それによると,やはりチーム側としては,現段階でウェーバーのチーム残留を望んでいるようです。2005年からの2年間ウィリアムズで過ごしたウェーバーでしたが,期待された成績を挙げることができず,2007年シーズンからレッドブルと契約しています。現在一番速いと言われているレッドブルのマシンですが,そのマシンがウェーバーの才能を開花させた状態になっています。今回のコメントによると,当然今後行われるであろうウェーバーとの契約交渉では,ウェーバー側が契約金の増額を求めることになるでしょうが,彼の存在を考えるとそれを認める方向にあるようです。もちろんシーズンは始まったばかりですから,今後別の進展があるでしょうが,どうやら来シーズン以降もレッドブルに関してはドライバーに関して現状維持の可能性が高そうですね。
2010/5/17(月)
☆連勝(F1)
○2周連続開催となるF1ですが,その2戦目となる第6戦モナコGPの決勝レースが行われました。先週行われたスペインGPでは,レッドブルのM.ウェーバーが独走でポールトゥーフィニッシュを飾りましたが,今回もそのウェーバーがポールからのスタートとなりました。そして,これまた前戦と同じように好スタートを切り,オープニングラップからトップを走行していきました。クラッシュなどにより3回セーフティーカーが導入されたものの,それでもウェーバーはトップの座を守り続け,78周目には何と4回目のセーフティーカー導入となりました。このセーフティカーは最終ラップまで隊列を先導した,最終コーナーを前にコースから去るという流れになり,レースは無事ウエーバーがトップでチェッカーを受けました。伝統のモナコGPでの勝利は,ウェーバーにとって自身初となります。3番グリッドからスタートしたチームメイトのS.ベッテルは,2番グリッドからスタートしたルノーのR.クビサがやや出遅れたこともあって,スタートで2位に浮上。ウェーバーに追いつくことはできなかったものの,最後までその2位の座を守り続けてゴールし,第3戦マレーシアGP以来(この時はベッテルが優勝)となるレッドブルのワンツーフィニッシュとなりました。スタートで3位に後退したクビサでしたが,その順位を最後まで守り続けて今季2回目となる表彰台を獲得しています。前戦でマクラーレンのJ.バトンを押さえきり,復活の兆しを見せたメルセデスGPのM.シューマッハは,4回目のリスタートで前を行くふぇらーりのF.アロンソをかわして6位でゴールしました。ところが,レギュレーションでは,セーフティカー導入下でレースを終える時,セーフティカーはファイナルラップでピットレーンに退くことになっているため,各マシンはその時のポジションを保ってチェッカーを受けなければならないことになっています。レース終了後にシューマッハのオーバーテイクが審議にかけられ,20秒加算というペナルティーが科せられることとなりました。そのため,シューマッハの順位は12位となり,7位のアロンソ以下が1つずつ順位を繰り上げています。前戦で今シーズン初めて完走を果たしたザウバーの小林可夢偉でしたが,今回はシフト関連のトラブルが発生し,28周目にリタイアとなっています。なお,今回ウェーバーがトップでチェッカーを受けたのに対して,前戦までランキングトップをいっていたマクラーレンのJ.バトンがセーフティーカー導入時にもかかわらずマシンが白煙を吐くというトラブルに見舞われてリタイアに終わったため,ウェーバーがランクトップに躍り出ています。
2010/5/14(金)
☆マシン変更(MotoGP)
○250ccクラスに替わって今シーズンから始まったMoto2クラスは,タイヤやエンジンはワンメークですが,シャーシは独自のものが使用できることもあって,いろいろなコンストラクターの開発したシャーシが用いられ,初年度から活況を呈しています。前回行われたスペインGPでは,日本のトップを行くコンストラクターの一つであるモリワキのマシンを駆ったグレシーニのT.エリアスが優勝をしています。そのMoto2クラスでコンストラクター部門のランキングトップを行くのが,ライダー部門でランキングトップを行く富沢翔也が駆るシューターです。そのシューター製のマシンを新たに駆るチームが出てきました。それは,3クラス全てに参戦しているアスパー・チームです。Moto2クラスではマプフレ・アスパルという名称で参戦している同チームは,J.シモンとM.ディ.メッリオの元125ccクラスチャンピオンを擁しています。これまでRSV製のマシンを使用して参戦を開始した同チームですが,ライダーのポテンシャルの割には思うような成績が出ていませんでした。マシン開発速度を上げる目的もあってスペイン選手権のMoto2クラスに開発チームを送っているRSVですが,同選手権の使用エンジンはホンダ製とMotoGPと変わりはないものの,タイヤはMotoGPのダンロップに対してミシュランとなっています。タイヤメーカーの違いでマシンのセッティングに違いが出てきますので,こうした点が思うようにマシン開発が進んでいない要因になっているのではないかと思われます。中・軽量級クラスで数々の栄冠を獲得してきているチームだけに,このスイスに拠点を置くシューター製のマシンへのスイッチを決断したのでしょう。
2010/5/13(木)
☆移籍?(MotoGP)
○今シーズンのMotoGPクラスですが,ワークスチームに所属する昨年のランキング上位者は,チームを移籍することなくそのまま留まった状態です。しかし,イタリアの一部報道機関が伝える予想によると,今シーズン末は動きが見られることになるかもしれません。今回報道されたのは,2007年シーズンのチャンピオンであるC.ストーナーです。2006年シーズンはLCRホンダからMotoGPクラスにフル参戦したストーナーでしたが,2007年シーズンにドゥカティのワークスチームに移籍し,その年のタイトルをドゥカティにもたらしました。それ以後はチャンピオンを獲得できていませんが,いずれのシーズンもタイトル争いに加わっています。今回報道された噂では,来シーズンのストーナーは久々にホンダ陣営に復活し,ワークスチームであるレプソル・ホンダに所属するのではないかとされています。ホンダのエースであるD.ペドロサは残留するのではないかとも今回報道されています。では,ストーナーが抜けたシートに誰が座ることになるかというと,今回の噂によると,今シーズンでフィアット・ヤマハとの契約期間が終了することになるV.ロッシです。2輪でのキャリアが終盤に近づいているロッシですが,その終わりを彼の母国イタリアのメーカーであるドゥカティで終えることは,以前から噂として出ていました。今回の報道は,それを追認する形になっています。まだシーズンが始まったばかりですが,今後も様々な噂が報道されることになるのでしょうね。
2010/5/12(水)
☆説得(F1)
○現在ブリヂストンのワンメークで行われているF1ですが,そのブリヂストンは今シーズンで撤退を表明しています。そのため,来シーズン用マシンの開発のためにも,ハヤくらいシーズン用のタイヤをどこにするか決定する必要があります。ところが,ミシュラン,エイボン,ピレリ,クムホの4社が名乗りを上げていて,それぞれのメーカーには一長一短があるような状況です。実績があるけれどもコストが高い,コストは安いけれども世界最高峰であるF1で使うには技術的に実績がないというような感じで,ダントツでこのメーカーがいいというような状況にはなっていません。ブリヂストンの残留を求める声はこれまでにもありましたが,参戦するチームで組織するFOTAが,先日スペインGPを前に会合を持ち,ブリヂストン・ヨーロッパに対して撤退を思い直すよう求める嘆願書を送ったことが明らかとなりました。そして,この会合に出席していたブリヂストン・モータースポーツの安川ひろし氏は,これを「光栄である」と述べたといわれているのですが,本社が決断を再考するかどうかはかなり不透明です。現段階では,続投という気配はそれほど強くないようですが,多くのチームが続投を求めているのは間違いないようです。ホンダトヨタがF1から撤退し,日本メーカーで唯一残っているのがブリヂストンだけ。資金的な問題もありますが,日本人ファンにとっても残留して欲しいという願いを持っているのはいまだに少なくないのではないでしょうか。(つい最近,フランスの一部の報道で,2013年からホンダがF1復帰を果たすのではないかという報道はありましたが。)
2010/5/11(火)
☆使用禁止(F1)
○次々と先進的な技術が開発されるF1ですが,今シーズンのトレンドは,これまで何度かお伝えしてきたようにマクラーレンが最初に導入したFダクトでしょう。詳細なメカニズムは分かりませんが,この新しい空力デバイスは,リアウイングへの空気の流れを調整してウイングの働きを減らすことでストレートでのトップスピードを上げるものです。ドライバーは,ストレートでのトップスピードを上げることができるのと同時に,コーナーでのグリップを上げるためリアウイングをストールさせている状態と完全に機能している状態に切り替えることが可能になっているようです。この新しいシステムは,現段階でマクラーレンに加えてフェラーリ,メルセデスGP,ウィリアムズ,ザウバーといったチームが導入しているものと思われます。週末に行われたスペインGPに合わせてF1に参戦するチームで組織するFOTAの会合が開かれ,このFダクトについての話し合いが持たれました。この話し合いでは,Fダクトがコスト削減と安全性の確保という点で問題があるのではないかということで協議されたようで,投票の結果,全会一致で来シーズンからの使用禁止が決定しました。新しい空力デバイスの開発は,当然開発費が必要ですし,その結果どのチームも導入すると開発費をかけた割にはそのアドバンテージが失われることになります。また,最高速が上がると安全性に問題が生じることになりますし,このデバイスは手や足で操作することから,コンマ何秒で争われるF1の世界では,運転ミスにつながりかねない危険性もはらんでいます。これらの点もあって,今回の投票結果になった模様です。
2010/5/10(月)
☆シーズン初(F1)
○第5戦スペインGPの決勝レースが,晴天に恵まれたカタルニア・サーキットで行われました。フロントローを独占したレッドブルのM.ウェーバーとS.ベッテルは,好スタートを決めてそのポジションを守ったままレースをリードしていきました。特にポールからスタートしたウェーバーは順調に後続との差を広げていき,2位を走行するベッテルに対しても差を広げていきました。ウェーバーの走りはその後も衰えることなく,最終的に2位に20秒以上の大差をつけて独走で今季初優勝を飾りました。当初ベッテルが走行していた2位ですが,そのベッテルが1回目のピット作業に手間取って時間をロスしてしまい,彼がピットアウトした1コーナーでマクラーレンのL.ハミルトンにそのポジションを奪われてしまいました。ベッテルの不運はその後も続き,レース終盤にブレーキトラブルが発生してコースオフし,緊急ピットイン。そのため,3位の座をフェラーリのF.アロンソに譲ることとなってしまいました。ベッテルのトラブルは直ることなく,エンジンブレーキを利用しながらの走行を最後まで強いられてしまいました。レースはそのままのトップ3で終わるものと思われましたが,チェッカーまで後1周となったところでハミルトンの左フロントタイヤがバーストしてしまい,ウォールにマシンをぶつけてリタイアとなってしまいました。そのため,3位を走行していたアロンソが2位に,不運で順位を下げて4位を走行していたベッテルが,最後に幸運に恵まれて3位表彰台を獲得しました。今大会から新しいシャーシを投入したメルセデスGPのM.シューマッハは,予選で復帰後としては自己最高位となる6番手になりましたが,決勝レースでもその成果が表れ,トップから1分以上の差はついたものの,復帰後自己最高位となる4位でチェッカーを受けています。チームメイトのN.ロズベルグが13位に終わり,これまた復帰後初めてチームメイトより上位でゴールとなりました。今シーズン2回目となる予選Q3に進出したBMWザウバーの小林可夢偉は,今シーズン初のポイント獲得が期待されたものの,思うようにペースを上げることができず,最終的に12位でチェッカーを受けています。ただ,これまでトラブルやアクシデントでずっと完走を逃していましたので,レギュラードライバーとしては自身初の完走を果たしています。これを機会に,次戦からの活躍を期待しましょう。
2010/5/9(日)
☆連続(F1)
○第5戦スペインGPの予選が,雨の予報があったものの,ドライコンディションの中で行われました。前日のフリー走行でワンツーのタイムを刻んでいたレッドブル勢は,予選でもその速さに変わりはなく,M.ウェーバーがQ3で最速タイムを刻み,第3戦マレーシアGP以来となる今季2回目のポールを獲得しました。2番手タイムをS.ベッテルがマークし,順位こそ違いがあるものの,2戦連続&今シーズン3回目のレッドブルによるフロントロー独占となりました。3番グリッドを獲得したのは,マクラーレンのL.ハミルトンでした。前戦の決勝レースでは,バトルに敗れて次々にパスされるという屈辱を味わい,復帰が失敗なのではなかったのかと揶揄された元王者であるメルセデスGPのM.シューマッハでしたが,今大会から新しいシャーシのマシンを投入しています。その対策が功を奏したのか,復帰後としては自己最高位となる6番グリッドを獲得しています。これまでチームメイトのN.ロズベルグの後塵を拝するという屈辱を味わってきているシューマッハですが,今回の予選は初めてロズベルグのリザルトを上回っています。唯一のフル参戦日本人ドライバーである小林可夢偉は,今季自己最高位とはならなかったものの,第3戦マレーシアGP以来となるQ3進出を果たし,10番グリッドを獲得しています。なお,ヴァージンのT.グロックとL.ディ.グラッシの2台は,同チームが使用するギアレシオの報告が間に合わなかったため,ペナルティーとして5グリッド降格処分が下されています。ちなみに,そのギアレシオの報告ですが,金曜日に行われるフリー走行が終了して2時間以内に残りのグランプリ週末で使用するギアレシオをFIAの技術代表に通知するようレギュレーションで規定されています。5グリッド降格処分は,この2台だけに留まらず,ルノーのV.ペトロフとHRTのK.チャンドックが,トラブルやアクシデントによりギア交換をせざるを得なくなったため,彼らも同様の処分を受けています。また,ロズベルグがピットレーンを走行中に,フェラーリのクルーがF.アロンソにゴーサインを出したため危うく接触するというアクシデントが発生しました。ピットレーンとコースにおける安全対策は,すべてのフリー走行およびレースにおいて有効」というレギュレーションに抵触するという判断から,フェラーリに対して2万ドルの罰金が科せられています。
2010/5/8(土)
☆分割?(F1)
○昨日から第5戦スペインGPが開幕しましたが,その翌週は伝統のモナコGPが開幕します。そのモナコでの予選のやり方が,これまでとは違うやり方に変わるかもしれません。市街地コースを使用するモナコですが,とてもツイスティーでコース幅が狭く,ブラインドコーナーが多いのが大きな特徴です。それだけに,マシンやドライバーの差が出やすくなります。狭いモナコのコースに24台が走行しますので,ただでさえトラフィックが予想されますが,予選で何秒も遅い今シーズンから新規参入しているロータス,ヴァージン,HRTの3チーム6台は,他のマシンにとって大きな障害(?)となる可能性が出てきます。実際,昨日行われたスペインGPでのフリー走行では,トップタイムをマークしたレッドブルのS.ベッテルに対して,ロータスが4秒程度,HRTやヴァージンが5〜6秒ほどタイムが遅くなっていますので,モナコではさらにタイム差が出る可能性が十分予想されます。ということで,モナコGPの予選方式が,Q1をこの新規参入チームだけの走行,Q2及びQ3を既存チームの走行というように分割する案が浮上してきています。このやり方に対して,多くのドライバーが支持しているようです。ただし,決めるのはドライバーではなくてFIAですから,どのような結論になるのか注目です。
2010/5/7(金)
☆問題発生(F1)
○今シーズンから新規参入となったヒスパニア・レーシング(HRT)F1が,新たなリザーブ&テストドライバーの発表を先日行いました。今回発表となったドライバーは,2004年から3年間にわたってジャガーやレッドブルでレギュラードライバーを務めたC.クリエンです。その後,レギュラードライバーのシートを失ってからは,ホンダやBMWザウバーでテストドライバーを務めていました。しかし,今シーズンはF1でのシート争いに破れ,スポーツカーでの活動を決めていました。クリエンが加入したHRTは,レギュラードライバーがB.セナとK.チャンドックというルーキードライバーコンビとなっていて,新規参入チームということもあって経験値というところで十分とは言えない状況にあります。今回のクリエンとの契約は,こうした点を改善する意味があったのではないかと思います。今回の発表では,今日から開幕するスペインGPにおいて,今日のフリー走行1でチャンドックに代わって走行することが明らかにされました。ところが,開幕ぎりぎりになって新たな問題が発生。F1で走行するためにはスーパーライセンスが必要ですが,誰しも元レギュラードライバーのクリエンですから,この点は問題無いだろうと思っていたのではないかと思います。ところが,そのクリエンが新しいスーパーライセンスを持っていないことが判明したのです。この問題の結果は,このページの入力段階では分かっていません。果たして実際に走行できるのかどうか,後数時間後にははっきりとするはずです。
2010/5/6(木)
☆エンジン交換(F1)
○コスト削減策の一環として,エンジンの使用基数の制限やエンジン開発の禁止等エンジンに関するいくつかの規定があります。ただし,安全に関する問題点が発見された場合は,当然この限りではありません。とは言え,十分なテストを行った結果投入されているのが普通ですから,シーズン途中で新規のエンジンが投入されることは通常はないと考えられます。ところが,この度フェラーリからエンジン交換の申請が出され,FIAがこれを承認しました。シーズンが開幕して以後,ワークスチームであるフェラーリも,そしてそのエンジンの供給を受けるザウバーもエンジントラブルに見舞われています。バーレーンGPでは,F.マッサ,F.アロンソの両ドライバーが予選終了後にエンジン交換をしています。アロンソに至っては,マレーシアGPの決勝と中国GPのフリー走行においてエンジンブローに見舞われています。エンジン供給を受けるザウバーは,マレーシアGPでは両ドライバーに,中国GPではP.デ.ラ.ロサにエンジントラブルが発生しています。こうした点を受け,フェラーリは中国GP後に詳細な調査を実施しました。その結果,詳細は発表がないものの,ニューマチックバルブの漏れによる空気消費に関連した問題点が発見されたようです。エンジンに特有の問題があったことを発見したフェラーリは,FIAに対して信頼性の見地からパワーユニットの改善することを許可するようFIAに申請していて,この度その許可をフェラーリは受けたというのが今回の経緯でした。許可を受けたフェラーリは,改良型のエンジンを明日開幕のスペインGPから投入することになります。ちなみに,フェラーリがスペインから投入するのは,この改良版エンジンだけでなく,今季のトレンドであるFダクトもそうです。ただし,フリー走行で初めて完全版のFダクトを2台のマシンを搭載しますが,予選や決勝でも使うかどうかについては,初日のフリー走行の結果をみて決定されることになっているようです。
2010/5/5(水)
☆改良(F1)
○今週末にスペインGPが開幕しますが,多くのチームがいくつかの改良をマシンに施す予定になっています。唯一のフル参戦日本人ドライバーである小林可夢偉が所属するBMWザウバーも,同様に新しいパーツを搭載することになっています。今シーズンのザウバーは,アクシデントやマシントラブルによりほとんど完走できない状態で,わずかにP.デ.ラ.ロサがオーストラリアGPで完走を果たしただけとなっています。マシンを見ると,開幕戦以来ずっとタイトルスポンサーが存在せず,ほとんどスポンサーロゴがない白いカラーリングのままとなっています。ただし,この点に関しては,チームは今シーズンを乗り切るだけの資金は獲得しているとのことではありますが・・・。いい結果が全く残せていない点については,スペインからザウバーもいよいよ今シーズンのトレンドであるFダクトを投入するようです。これまでのW.ランプと交替して新たなテクニカルディレクターに就任したJ.キーが語ったところによると,Fダクトを始めとしてフロントとディフューザーを中心にアップデートしていて,このパッケージによってパフォーマンス向上が達成されることを期待しているとのことでした。果たしてこのアップデートがどれほどの結果をチームにもたらすか,今シーズン末が要注目ですね。
2010/5/4(火)
☆1回目(MotoGP)
○コスト削減策の一環として,シーズン中のテスト回数の削減という取り組みがあります。今シーズンは,合計2回というテスト回数になっていて,その1回目が,日曜日に決勝レースが行われたスペインGP終了後のテストです。そのテストが,スペインGPの舞台だったヘレス・サーキットで行われました。フィアット・ヤマハのJ.ロレンゾの勝利で終わった今大会ですが,今回のテストでトップタイムをマークしたのは,そのスペインGPで2位表彰台を獲得したレプソル・ホンダのD.ペドロサでした。今回の大会で新型シャーシを投入したペドロサは,今回のテストで新しいスペックのエンジン開発に取り組んでの最速タイムでした。大会で3位表彰台を獲得したフィアット・ヤマハのV.ロッシは,途中で転倒を喫するというアクシデントに見舞われたものの,幸いにも大事に至らずタイヤやエンジンのテストを中心にテストを行い,2番手のタイムをマークして今回のテストを終えています。レースのウィナーであるロレンゾは,フルタンクの状態での走行を中心にテストを行い,3番手タイムをマークしました。L.カピロッシとA.バウティスタのリズラ・スズキ勢は,新型のシャーシとスイングアームテストを行っています。決勝レースで思うような走りができなかったインターウェッテン・ホンダの青山博一は,15番手タイムでテストを終えています。なお,次回のテストは,8月中旬に開催される第10戦チェコGP終了後に行われる予定です。
2010/5/3(月)
☆逆転(MotoGP)
○第2戦スペインGPの決勝レースが,この日もドライコンディションのヘレス・サーキットで行われました。MotoGPクラスは,2番グリッドからスタートしたフィアット・ヤマハのJ.ロレンゾが,スタートで出遅れ5番手に後退しました。しかし,母国GPに燃える彼は,それから徐々に遅れを挽回していき,最終ラップに入るとそれまでトップを走行していたレプソル・ホンダのD.ペドロサをパスするとそのまま逃げ切り,昨年のポルトガルGP以来となる勝利を収めました。ウィニングラップ中は,ツナギ&ヘルメットのまま水に飛び込むというパフォーマンスを見せ,母国GP制覇の喜びを表現していました。ポールからスタートしてトップを走行していたペドロサは,今季初表彰台を獲得したものの,惜しくも母国GP制覇は逃しました。3位には,ロレンゾのチームメイトで,初戦を制しているV.ロッシが入っています。この結果,ランキングトップには,逆転でロレンゾが浮上しています。インターウェッテン・ホンダの青山博一は,スタートで出遅れて最後尾まで落ちてしまいました。その後も思うようにペースが上がらず,最終的にはポイント獲得圏内ではあるものの14位でレースを終えています。
Moto2クラスは,2周目の6コーナーでポールからスタートしたシューターのマシンを駆る富沢翔也とモトビのマシンを駆るS.コルシとが接触し転倒を喫するという事態となりました。さらに,その接触で出たオイルに乗って後続のマシンが転倒するというアクシデントにまで発展したため,赤旗が出てレースはやり直しとなりました。リスタート後は,9台によるトップ争いが展開され,最後はモリワキのマシンを駆るT.エリアスがトップでチェッカーを受けました。初代ウィナーとなった富沢は,惜しくも2位になりましたが,ランキングトップの座は守っています。3位には,山と同じチームからMoto2クラスにエントリーしてモリワキのマシンを駆るT.ルティが入っています。テック3の高橋裕紀は,惜しくも表彰台を逃す4位でチェッカーとなりました。
125ccクラスは,2番グリッドからスタートしたデルビのP.エスパルガロと5番グリッドからスタートしたアプリリアのN.テロルとの間でトップ争いが展開されました。母国GPに燃える両者のバトルは,最終的にエスパルガロが制し,こちらも昨年のポルトガルGP以来となる勝利を収めています。3位にアプリリアのE.ラバトが入り,スペイン人ライダーが表彰台を独占しています。11番グリッドからスタートしたアプリリアの小山知良は,6台によるバトルを制して5位に入っています。
☆独占(SGT)
○第3戦の決勝レースが,好天に恵まれて5万人を遙かに超える大観衆を集めた富士スピードウェイで行われました。ポールからスタートした石浦宏明&大嶋和也組のMJ KRAFT SC430は,レース序盤からトップの座を守りました。途中2位との差が詰まることはありましたが,最後までその座を譲らず,完璧なレース展開を見せて見事今季初優勝を飾りました。2位には,脇阪寿一&A.ロッテラー組のPETRONAS TOM'S SC430が入り,3位には,伊藤大輔&B.ビルドハイム組のENEOS SC430が入り,トヨタのホームコースである富士でそのトヨタが表彰台を独占しました。ちなみに4位に立川祐路&R.ライアン組のZENT CERUMO SC430が入っていて,トップ4がトヨタということになっています。
GT300クラスは,3台によるトップ争いが展開されましたが,終盤に入ってその内の2台がトラブルやピットレーン速度違反により脱落しました。結局,井口卓人&国本雄資組のヤングドライバーコンビが駆るCOROLLA Axio apr GTが今季初優勝を挙げました。2位には,ベテランコンビである新田守男&高木真一組が駆るARTA Garaiyaが入りました。そして,3位には,松田秀士&吉本大樹というベテラン&ヤングドライバーコンビが駆るtriple a Vantage GT2が入っています。
2010/5/2(日)
☆初ポール(MotoGP)
○日本GPの延期に伴い,新たに第2戦となったスペインGPの予選が,ドライコンディションのヘレス・サーキットで行われました。MotoGPクラスは,昨シーズンのポールシッターであるレプソル・ホンダのD.ペドロサが最速タイムをマークして今季初ポールを獲得しています。ペドロサのポール獲得は,昨シーズンのインディアナポリスGP以来となります。シーズン前のテスト,開幕戦共にいい結果が残せなかったペドロサは,今大会から新しいシャーシを投入していますが,早速その成果が出ています。セカンドグリッドを獲得したのは,前日のフリー走行でも2番手タイムをマークしていたフィアット・ヤマハのJ.ロレンゾでした。3番手タイムを,開幕戦のポールシッターであるドゥカティ・マールボロのC.ストーナーがマークし,開幕戦ウィナーであるフィアット・ヤマハのV.ロッシは4番手タイムでした。インターウェッテン・ホンダの青山博一は,250ccクラスからのステップアップ組としては最高位となる12番手でした。
新しいクラスであるMoto2クラスは,記念すべき初代ウィナーとなったシューターのマシンを駆る富沢翔也が,その勢いを維持するかのように今大会のポールを獲得しました。富沢にとっては,自身初のポールとなります。その富沢からわずか100分の2秒差で2番手タイムとなったのは,昨年の125ccクラスチャンピオンでRSVのマシンを駆るJ.シモンでした。3番手タイムは,開幕戦のポールシッターでありモリワキのマシンを駆るT.エリアスがマークしています。4番手タイムを,テック3のマシンを駆る高橋裕紀がマークし,今日行われる決勝レースは,日本人とスペイン人が1列目に並んでスタートすることとなりました。
125ccクラスは,開幕戦のポールシッターであるデルビのM.マルケスが,コースレコードをおよそコンマ1秒短縮する速さを見せて2戦連続ポールを獲得しました。セカンドグリッドは,開幕戦でも2番手タイムだったデルビのP.エスパロガロが獲得しています。同じくデルビのマシンを駆るE.バスケスが3番手タイムをマークし,開幕戦に引き続いてデルビ勢の好調さが今回の予選でも出ました。さらに,母国GP制覇に燃えるスペイン人勢ですが,そのスペイン人ライダーが予選のトップ5を独占しています。なお,アプリリアの小山知良は,11番手タイムをマークして3列目からのスタートを切ることになりました。
☆圧倒的(SGT)
○第3戦の予選が,好天に恵まれた富士スピードウェイで行われました。GT500クラスは,MJ KRAFT SC430を駆る石浦宏明&大嶋和也組が,2位にコンマ7秒以上の大差をつける圧倒的速さを見せてポールを獲得しました。2番手タイムは,PETRONAS TOM'S SC430を駆る脇坂寿一&A.ロッテラー組がマークすると共に,3番手タイムを伊藤大輔&B.ビルドハイム組のENEOS SC430がマークし,トヨタのホームコースでトヨタのマシンがトップ3を独占しています。
GT300クラスは,ポルシェ勢が速さを見せていて,木下みつひろ&影山正美&藤井誠暢組のHANKOOK PORSCHEがトップタイムを,土屋武士&都筑晶裕組のZENT Porsche RSRが2番手タイムをマークし,ポルシェ勢がフロントローを独占しています。井口卓人&国本雄資組のCOROLLA Axio apr GTが3番手タイムをマークし,国産マシン勢の中でのトップタイムでした。
2010/5/1(土)
☆またしても(MotoGP)
○アイスランドの火山爆発により,日本GPが秋に延期となったため,3週間ぶりの開催となったMotoGPですが,第2戦の舞台となるヘレス・サーキットで行われるスペインGPが開幕しました。初日は1回目のフリー走行が行われています。MotoGPクラスでトップタイムをマークしたのは,開幕戦のポールシッターであるドゥカティのC.ストーナーでした。開幕戦の決勝レースでは,ポールからスタートしたものの,途中で転倒リタイアに終わったストーナーですが,今回のフリー走行でも,トップタイムをマークしたものの,セッション終了間際にフロントから滑って転倒を喫してしまいました。昨シーズンの最終戦でも転倒していますので,何と3戦連続して転倒を喫するという事態となっています。開幕戦で2位表彰台を獲得したフィアット・ヤマハのJ.ロレンゾは,ストーナーには最速タイムではやや後れをとって2番手タイムとなったものの,いつものように終始安定した速いタイムを刻んでの走行を行っていました。開幕戦で惜しくも表彰台を逃して4位でゴールしたドゥカティのN.ヘイデンは,こちらも1分40秒台を何度も刻む速さを見せ,最終的には3番手タイムをマークしています。開幕戦でトップ10フィニッシュを果たしているインターウェッテン・ホンダの青山博一は,徐々にセッティングを詰めていくかのような走りを展開し,初日は最下位タイムとなっています。
今シーズンからスタートしたMoto2クラスは,最後の走行でA.デボンが最速タイムを刻んでいます。2番手タイムをG.タルマクシがマークし,FTR勢によるワンツーとなっています。3番手タイムは,プロモハリスのK.ノエスでした。そして,ノエスからわずか100分の5秒差で,テック3の高橋裕紀が4番手タイムをマークしています。記念すべきMoto2クラスウィナーとなったシューターの富沢翔也は,14番手タイムで初日を終えています。
125ccクラスは,開幕戦でデルビ勢の速さが目につきましたが,その流れは初日にも生きていて,P.エスパロガロがトップタイム,M.マルケスが2番手,E.バスケスが3番手,そしてS.コルテセが4番手と,トップ4全てがデルビ勢となっています。ちなみに,母国開催となるライダーが速さを見せる傾向にありますが,初日はスペイン人ライダーがトップ10内に6人入っています。開幕戦で9位フィニッシュを果たしているアプリリアの小山知良は,11番手タイムで初日を終えています。
     
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