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最新ニュース
2007/9/30(日)
☆ランキング通り(F1)
○富士スピードウェイでの日本GP2日目の走行が,不安定な天気の中行われました。ある程度予想はされていたものの,朝から雨と霧がサーキットを覆う天候となってしまい,予選がキャンセルになるのではないかという状況でした。しかし,ウェットコンディションということには変わりないものの,何とか予選が行われまで天候が回復していきました。新しくなった富士での最初のポールシッターに輝いたのは,ルーキーながらここまでランキングトップの座を守ってきたマクラーレン・メルセデスのL.ハミルトンでした。2番グリッドをF.アロンソが獲得し,マクラーレンのワンツーとなりました。3,4番グリッドには,それぞれK.ライコネンとF.マッサのフェラーリ勢がつくことになり,2強がセカンドグリッドまでを獲得するという結果となりました。奇しくも,このグリッド順は,ここまでのランキングの順と同じです。ジャパンパワー勢では,本来はウィリアムズ・トヨタのN.ロズベルグが最高位なのですが,エンジン交換のペナルティーで10番グリッド降格となりましたので,ホンダのJ.バトンが繰り上がりで6番グリッドを獲得しています。これは,彼にとって,そしてホンダにとっても今シーズンのベストグリッドになります。期待の日本人勢ですが,残念ながら思うような結果が出ず,スーパーアグリF1の佐藤琢磨が21番手,スパイカーの山本左近が22番手となり,2人並んでの最後尾グリッドからのスタートとなってしまいました。
       
☆史上初(JRR)
○第6戦の予選が,岡山国際サーキットで行われました。最高峰のJSB1000クラスは,史上初のトップクォリファイ方式で行われました。これは,午前中の予選の上位者が,午後からの最終予選に進出するというものです。そして,この史上初の予選を制したのは,ホンダの徳留和樹でした。これは,コースレコードをマークしてのもので,今季自身2度目のポールとなります。2,3番グリッドを獲得したのは,それぞれヤマハの中須賀克行とカワサキの柳川明でした。なお,HRCライダーの手島雄介は,17番手以下のライダーによる予選で転倒し,腰を強打して病院に運ばれる事態となりました。残念ながら決勝レースは,欠場となっています。
ST600クラスは,3戦連続でホンダの小西良輝がポールを獲得しています。このクラスでランキングトップを行くヤマハの高橋英倫が,2番グリッドを獲得しています。3番グリッドには,ホンダの野田英樹がつきました。
GP250クラスは,ここまでヤマハの宇井陽一が3戦連続でポールを獲得してきましたが,今回は2番グリッドとなりました。そして,ホンダの高橋巧が,開幕戦以来となるポールを獲得しています。3番グリッドは,先週の日本GPにも出場した,ヤマハの及川誠人がつくことになりました。
GP125クラスは,ホンダの岩田裕臣がコースレコードをマークして今季2回目のポールを獲得しています。2,3番グリッドには,それぞれヤマハのベテランライダー徳留真紀とホンダのヤングライダー富沢祥也がつくことになりました。
GP−MONOクラスは,中木亮輔が速さを見せ,今季3回目のポールを獲得しています。2番グリッドには,こちらもコースレコードをマークして乃村康友がつくことになりました。ランキングトップを行く森隆嘉が,3番グリッドを獲得しています。
2007/9/29(土)
☆2強(F1)
○富士スピードウェイでの日本GPが,30年ぶりに開幕しました。初日は,午前・午後にフリー走行が行われました。午前のフリー走行では,フェラーリのK.ライコネンがトップタイムをマークしました。2番手タイムをチームメイトのF.マッサがマークし,フェラーリによるワンツーとなりました。3,4番手タイムは,それぞれF.アロンソ,L.ハミルトンのマクラーレン・メルセデス勢がマークしています。午後のフリー走行では,ランキングトップをいくマクラーレンのハミルトンがトップタイムをマークしています。2番手タイムをアロンソがマークし,今度はマクラーレン勢のワンツーとなりました。3番手タイムは,マッサでした。まさにチャンピオン争いを繰り広げているマクラーレンとフェラーリの2強が,がっぷり四つに組んだ形となりました。ジャパンパワー勢では,午後の走行におけるトヨタのJ.トゥルーリの4番手が最高でした。
      
☆新スポンサー(F1)
○中国の金融関連会社であるSSユナイテッドのスポンサーマネー未払い(このところいろいろな面で信頼を失うような出来事がある中国ですが,「ここでもか!」という感じがしてきますね。)により,財政的に大変苦しい運営を強いられているスーパーアグリF1ですが,3つの新しいスポンサーが発表になりました。一つ目は,ヴァージンアトランティック航空です。同社は,これまで佐藤琢磨のパーソナルスポンサーを務めてきましたが,今回新たにチームへのスポンサードも行うことになりました。今回のスポンサー契約は,日本及び中国GPの2戦のみとなっています。ただし,2008年に向けて,新たな話し合いももたれているようです。二つ目は,『carrozzeria』ブランドでお馴染みのパイオニアです。こことのスポンサードも日本と中国の2戦となっています。三つ目は,申し訳ありませんが私はその存在を知らなかったのですが,社会貢献事業を展開している『フォーリーフ ジャパン』社です。同社の『Team Dream Cube's』プロジェクトとコラボレートしてのスポンサー契約で,日本GP限定となっています。なお,これまでリアウィングに表示されてきたSSユナイテッドのロゴですが,今回の日本GPでは外されていて,新たにHondaのロゴが表示されています。(ちなみに,同チームの公式Webサイトでも,表示が外されています。)
2007/9/28(金)
☆スペシャルカラー(F1)
○いよいよ今日から富士スピードウェイにおいて,日本GPが開幕します。そこでは,2人のドライバーが今回のGP限定のスペシャルカラーで登場するようです。まず一人目は,フル参戦ドライバーの中で一番のベテランであるD.クルサードです。彼が今回使用するヘルメットは,先日ヘリコプター事故により愛息と共にこの世を去った元WRCチャンピオンであるC.マクレーへの哀悼の意味を込め,彼のカラーリングのものを使うことになっています。レース終了後には,F1に参加しているドライバーにサインを書いてもらい,遺族に渡す予定にしているようです。マクレーとクルサードとは,以前から家族ぐるみの付き合いをしていたようで,そのことが縁で今回のことにつながったとのことです。
もう一人のドライバーは,トヨタのJ.トゥルーリです。彼の所属するトヨタのホームコースで行われる今回のレースだけに,当然意気込みはいつも以上であることは間違いない彼ですが,今回のヘルメットは,ファンから募集したデザインを施したカラーリングのものを用いるとのことです。今シーズン不振を極めているトヨタですが,ぜひこのスペシャルカラーのヘルメットで表彰台を獲得してもらいたいものです。もちろん日本人としては,トヨタ勢だけでなく,ホンダ勢にも表彰台に上ってもらいたいですね。
2007/9/27(木)
☆売却(F1)
○本業のロードカーの販売不振で経営難となり,売却が検討されていると言われてきたスパイカーF1チームですが,かねてから言われてきたように,M.モル氏を中心としてインドの資産家も含めたグループに売却することが間違いないことが明らかとなりました。その作業は着々と進んでいるようで,明日から富士スピードウェイで行われる日本GPの開催期間中に売却手続きが完了するようです。噂によると,売却金額は8800万ユーロとのことです。
2007/9/26(水)
☆骨折なし(MotoGP)
○週末に行われた日本GPにおいて,他のライダーがマシン交換をしている間にトップに立ったものの,その直後に1コーナーでハイサイドを食らって転倒しリタイアに終わったホンダのD.ペドロサですが,サーキットでのメディカルチェックでは骨折の疑いがあるという診断でした。月曜日から予定されていたテストをキャンセルし,直ちにヨーロッパに戻って精密検査を行った結果,左のつま先に炎症が見られたものの,幸いなことに骨折には至っていないことが判明しました。しばらく薬による治療や物理療法を施した後,次のオーストラリアGPには復帰する予定のようです。今シーズンのチャンピオンは,ドゥカティのC.ストーナーに決定したものの,ヤマハのV.ロッシとのランキング2位争いはまだ決着していません。それだけに,ペドロサとしては一安心の診断ではなかったでしょうか。ただ,ペドロサがキャンセルせざるを得なかったもてぎでの合同テストですが,チームメイトのN.ヘイデンやライバルのロッシは,2008年型マシンに関するテスト(ロッシに至っては,08年型プロトタイプマシンを走らせたとの情報も。)を行っているようです。来シーズンこそはチャンピオン獲得を狙うペドロサとしては,少し残念だったかもしれませんね。
2007/9/25(火)
☆持ち越し(BSB)
○第12戦の決勝レースが,ドニントン・パーク・サーキットで行われました。今シーズンの残りが,このレースを含めて2戦4レースとなっていますので,場合によってはランキングトップをいくホンダの清成龍一のチャンピオンが決まるという状態でのレースでした。ところが,レース1での清成は,残念ながら残り6周となったところでリタイアを喫してしまいました。チャンピオンを争っているチームメイトのJ.レイは,表彰台獲得までは至らなかったものの5位でフィニッシュし,11ポイント清成との差を縮めることに成功しました。ちなみにレース1は,ドゥカティのL.ハスラムが勝利を収めています。レース2での清成は,トップから3秒ほど遅れてしまいましたが,単独走行での3位でチェッカーを受け,表彰台を獲得することに成功しました。それに対して,レイはS.バーンとの間で6位争いという展開となり,惜しくも7位でチェッカーとなりました。この結果,レース2では7ポイント清成が上回り,2レース総合では,レイが4ポイントしか清成との差を縮めることができませんでした。残念ながらチャンピオン決定は最終戦に持ち越しとなりましたが,残り1戦2レースとなった段階で両者のポイント差は37ですので,清成が手堅くポイントを獲得することができれば,2年連続チャンピオンという結果がついてきそうな状況となっています。なお,レース2のリザルトですが,これもハスラムが勝利を収めていますので,ハスラムにとってはダブルウィンという好結果となっています。この結果,ハスラムと清成との差が41ポイントと縮まりましたので,可能性は低いものの,ハスラムに逆転チャンピオンということも出てきました。
2007/9/24(月)
☆チャンピオン決定(MotoGP)
○第15戦日本GPの決勝レースが,猛暑に見舞われた前日までのドライコンディションとは違い,昼過ぎまで雨に見舞われるというウェットコンディションの中で行われました。この日の最後に行われたMotoGPクラスの決勝レースは,ウェットコンディションからドライコンディションへと路面状況が変わっていく難しいコンディションのレースとなりました。レースは,ウェット宣言がなされました。このことは,レギュレーションによりレース途中でのマシンチェンジが認められる(ただし,タイヤは必ず違ったものを履いたマシンでないといけません)ことを意味しますし,実際今回のレースでは,このマシンチェンジをするタイミングが決勝レースに大きな影響を与えることになりました。レース序盤は,ホンダのM.メランドリ,チャンピオンを狙うドゥカティのC.ストーナー,ストーナーのチャンピオン獲得阻止を狙うヤマハのV.ロッシ,ここまでの全セッションでトップタイムをマークしてきたホンダのD.ペドロサによるトップ争いが展開されていきました。レースが進んでいくに連れ,マシンが走行するレコードラインはみるみるうちに乾いていき,とりわけ中位から下位を走行しているライダーは,次々にマシンをチェンジしていきました。トップ争いをしているライダーは,なかなかピットインを決断できない状況がしばらく続きました。しかし,完全に路面が乾いた状況となったためにピットインを決断。ペドロサ以外は,次々にピットへと向かいました。唯一ピットインをしなかったペドロサは,1コーナーでクラッシュしてリタイア。この時の転倒により,左足に骨折が疑われる怪我を負ってしまいました。各車がピットインを済ませた頃にトップに立ったのは,2年連続この日本GPを制しているドゥカティのL.カピロッシでした。彼は,早めにマシンチェンジをした中の一人です。カピロッシは最後まで危なげない走りを展開し,見事3年連続日本GPを制しました。2位には,自己最高位となるカワサキのR.ド.ピュニエが,3位には,ホンダのT.エリアスが入りました。ストーナーのチャンピオン獲得阻止を狙っていたロッシでしたが,マシンチェンジをした時にはストーナーより前だったものの,フロント周りに違和感があったようで,ペースがなかなか上がらず,緊急ピットインを強いられる形となりました。メカニックにチェックしてもらって再びコースインをしましたが,既にストーナーははるか前を走行。結局ストーナーが6位,ロッシが13位でチェッカーとなり,見事ストーナーが今シーズンのチャンピオンとなりました。21歳のヤングライダーのタイトル獲得には,彼のポテンシャルはもちろんですが,ブリヂストンタイヤも大きく関係していることは間違いありません。今回の決勝レースでも,結果的にダンロップタイヤを履く4位のS.ギントーリを除き,トップ8(ちなみに上位11台中9台)をBS勢が占めました。まさにBSの圧勝,ミシュランの惨敗という今年を象徴するかのようなレース結果となっています。また,ドゥカティのマシンの速さも大きく貢献していて,30年以上守ってきた日本車による最高峰クラスのタイトルが,ついに外国車(ドゥカティの場合はイタリア)の手に渡りました。日本人勢の結果ですが,最高位はヤマハの玉田誠の12位で,代役参戦となるドゥカティの伊藤真一が15位に入り,この2人がポイントを獲得しています。フル参戦ライダーであるホンダの中野真矢は,16位で惜しくもポイント獲得となりませんでした。ワイルドカード参戦勢は,カワサキの柳川明が17位,スズキの秋吉耕佑は序盤トップグループに入る健闘を見せていましたが,結果的に残り4周のところでリタイアに終わっています。
250ccクラスは,中盤までKTMの青山博一やホンダの高橋裕紀の2人が3位以内を走行するという展開を見せ,表彰台獲得が期待されたものの,途中から降り始めた雨に足下をすくわれてしまい,リタイアにはならなかったものの,コースオフ(高橋)や転倒(博一)を喫してトップ争いから脱落していきました。結局,今シーズンこのクラスにステップアップしたKTMのM.カリオが,トップでチェッカーを受け,このクラスでの自身初勝利を収めました。ただし,このクラスでは初勝利でも,昨年まで走行した125ccクラスでは,日本GPで2連勝を飾っていますので,3年連続優勝ということになります。MotoGPクラスを制したカピロッシといい,カリオといい,ツインリンクもてぎとの相性の良さは抜群なのでしょうね。日本人勢の結果ですが,高橋が6位,博一が8位,ポールからスタートしたホンダの青山周平が9位となっています。ワイルドカード勢は,ヤマハの及川誠人が12位で,同じくヤマハの宇井陽一が14位でチェッカーとなり,見事ポイントを獲得しています。ヤマハの濱本裕基は,20位で完走を果たしたものの,雨で足下をすくわれたホンダの高橋巧は,転倒後に再スタートはできましたが,結局リタイアに終わっています。
125ccクラスは,雨により足下をすくわれるライダーが続出しました。そのような中,ポールからスタートアプリリアのM.パッシーニは,途中ランキングトップのG.タルマクシに追いつかれはしたものの,スタートからトップの座を守り続け,見事ポールトゥーフィニッシュを達成しました。アプリリアのタルマクシが2位,タルマクシとランキング争いをしているアプリリアのH.ファウベルが3位に入っています。日本人勢ですが,唯一のフル参戦ライダーであるKTMの小山知良は,2番グリッドからスタートしたものの,どんどんポジションを下げていきました。しかし,他のライダーの転倒に助けられたこともあり,14位でフィニッシュして何とかポイントを獲得しています。僅か2ポイント獲得とはいえ,ランキング3位の座は守っています。ワイルドカード勢の結果ですが,ホンダの渡辺一馬の18位が最高位で,ヤマハの水野那由大が20位,ホンダの富沢祥也が22位で完走を果たしています。ホンダの浪平伊織と,同じくホンダの柳沢祐一は,リタイアに終わっています。
なお,今回の日本GPでの日本人勢ですが,誰一人表彰台を獲得することができませんでした。トップ6に入ったのも,250ccクラスの高橋裕紀だけでしたので,雨に翻弄されたとはいえ,何とも残念な結果に終わりました。次は日本人との相性がいいオーストラリアGPですので,今回の雪辱を果たしてもらいたいものです。
2007/9/23(日)
☆逆襲&初ポール(MotoGP)
○第15戦日本GPの2日目の走行が,気温32℃というこの日も残暑厳しい中で行われました。MotoGPクラスは予選セッションが行われ,ここまでのセッションで常にトップタイムをマークしてきたホンダのD.ペドロサが,予選でもその速さを維持してポールを獲得しました。ペドロサのポールは,第2戦スペインGP以来となります。2番手タイムをマークしたのは,ランキング2位を行くヤマハのV.ロッシでした。今回行われる決勝レースで,ランキングトップのC.ストーナーより遅れてゴールした場合,その時点でストーナーのチャンピオン決定ということになるだけに,セカンドグリッドからのスタートというのは,ロッシにとってある程度満足のいく結果なのかもしれません。3番グリッドを獲得したのは,ペドロサのチームメイトであるN.ヘイデンでした。初日のセッションは,ペドロサ以外は全てブリヂストンタイヤ勢が上位を占めていましたが,予選セッションでは,フロントローをミシュラン勢が独占した形となりました。今シーズン完全に劣勢に立たされているミシュランの逆襲が始まったのでしょうか。日本人勢ですが,中野真矢の12番手が最高で,玉田誠は16番手でした。ワイルドカード及び代役での参戦となっている日本人勢は,スズキの秋吉耕佑が13番手,カワサキの柳川明が19番手,ドゥカティの伊藤真一が20番手というリザルトでした。
250ccクラスは,最後のタイムアタックでサーキットベストをマークしたホンダの青山周平が,自身初となるポールを母国GPで獲得しました。セカンドグリッドは,同じくホンダのA.ドビツィオーゾが獲得しています。ホンダが予選でワンツーとなったのは,今シーズン初です。3番グリッドを獲得したのは,ランキングトップをいくアプリリアのJ.ロレンゾでした。他の日本人勢ですが,2年連続日本GPを制しているKTMの青山博一は5番手,マシントラブルで満足のいく予選ができなかったホンダの高橋裕紀は8番手でした。ワイルドカード勢は,ヤマハの宇井陽一が16番手,ホンダの高橋巧が18番手,ヤマハの濱本裕基が26番手,同じくヤマハの及川誠人が,最後尾となる28番手でした。
125ccクラスは,暫定ポールを獲得していたアプリリアのM.パッシーニが,2日目も速さを見せて2戦連続となるポールを獲得しました。母国GP制覇に燃えるKTMの小山知良が,自己最高位タイとなる2番グリッドを獲得しています。3番グリッドは,ランキングトップをいくアプリリアのG.タルマクシが獲得しました。ワイルドカード参戦の日本人勢は,ホンダの富沢祥也,浪平伊織,渡辺一馬,柳沢祐一が,それぞれ28番手,29番手,30番手,33番手,ヤマハの水野那由大が,最後尾となる34番手でした。
       
☆ワンメーク?(MotoGP)
○F1は,ここ数年ミシュランとブリヂストン(BS)との間で激しいタイヤウォーズを展開していましたが,今シーズンからワンメークタイヤ制度が導入され,BSのみがタイヤを供給しています。そして,この動きが,MotoGPでも検討されることになりました。MotoGPの公式ウェブサイトでは,MotoGPの運営会社であるドルナ社のCEOを務めているC.エスペラータによると,「いくつかのファクトリーが,戦闘的と考えるタイヤを起用することができないと考えている」ということを伝えています。このことが,ワンメーク化への流れを作っているようです。今シーズンの状況だけを見れば,「戦闘的でない」タイヤとなれば,ミシュランとダンロップのことを言っているのは明らかです。ホンダのワークスチームであるレプソル・ホンダが,来シーズンBSにスイッチすることを検討していることを昨日お伝えしましたが,これもミシュランのパフォーマンスが下がっていることの表れです。こういった状況の中,もしこのことが実行に移されていった場合,MotoGPでもBSの一人勝ち状態となってしまいます。もちろんそれだけBSが努力してきたとも言えますが,4輪も2輪も最高峰のレースが同じ状況というのは,ある意味面白味に欠けることになるかもしれません。ただし,MotoGPに関しては,まだ提案の段階で,今後FIM,IRTA,MSMAがそれぞれの場で検討することになっています。果たしてどのような結果になるか,これも来シーズンに向けて大注目の一つとなります。
2007/9/22(土)
☆一人気を吐いて(MotoGP)
○いよいよツインリンクもてぎにおいて,第15戦日本GPが開幕しました。この日は,最高気温34℃となる厳しい残暑の中で行われました。最高峰のMotoGPクラスは,午前・午後に1回ずつフリー走行が行われ,レプソル・ホンダのD.ペドロサがこの日のトップタイムをマークしました。2番手のタイムをマークしたのは,カワサキのエースライダーであるR.ド.ピュニエでした。3番手タイムは,ホンダ・グレシーニのM.メランドリでした。タイヤでみると,トップタイムのペドロサはミシュランタイヤユーザーですが,2〜8番手までは全てブリヂストンタイヤユーザーとなっていて,ペドロサが一人気を吐いていたとも言えますが,やはりもてぎとブリヂストンタイヤとの相性の良さが如実に表れたとも言えます。日本人勢の中でのトップタイムは,スズキのマシンを駆ってワイルドカード参戦を果たしている鈴鹿8耐のウィナー秋吉耕佑でした。
250ccクラスは1回目の予選が行われ,KTMのM.カリオが暫定ポールを獲得しました。暫定の2,3番グリッドには,それぞれアプリリアのH.バルベラと青山博一がつけています。
125ccクラスも1回目の予選が行われ,アプリリアのM.パッシーニが暫定ポールを獲得しています。暫定の2,3番グリッドを獲得したのは,それぞれG.タルマクシとS.コルシのアプリリア勢でした。唯一の日本人フル参戦ライダーであるKTMの小山知良は,暫定の4番グリッドとなっています。
      
☆契約延長(MotoGP)
○初日のセッションを制したのがレプソル・ホンダのD.ペドロサでしたが,そのペドロサとホンダとの契約延長が発表されました。契約期間は,2009年までの2年間です。今シーズンのマシンがRC212Vになって劣勢に立たされたホンダでしたが,そのことの影響があってか,一時期ホンダからの離脱が噂されたペドロサでした。しかし,徐々にマシンが仕上がってくるに従って移籍の噂も消えていき,後は発表待ちの状態になっていました。そして,ついに今回の噂通りの発表となったのです。この決定により,レプソル・ホンダのライダーは2人とも残留となったのですが,まだ未定のことがあります。それは,使用するタイヤです。ヤマハとホンダのワークスチームは,今シーズン少数派となったミシュランタイヤユーザーです。これまで無敵の強さを誇ったミシュランでしたが,今シーズンは完全に劣勢に立たされています。今季ブリヂストン(BS)タイヤの性能が飛躍的に進歩し,C.ストーナーのランキングトップという結果は,タイヤの優劣が大きく影響しているのは間違いありません。そうした流れが影響したのか,どうやらホンダワークスもBSにスイッチすることを検討しているようです。元々ホンダとBSとの繋がりは深く,BSが最高峰クラスに進出してきた時は,ホンダ&伊藤真一というコンビネーションで開発が進められてきたという経緯もあります。BSの急速な進歩,これまでの協力関係,こうしたことから考えると,ホンダワークスのBSへのスイッチは,時間の問題なのかもしれません。
2007/9/21(金)
☆残留(SBK)
○ヤマハから来シーズンの体制に関する発表がありました。SBKシリーズにおけるヤマハのエースチームといえるヤマハ・モーター・イタリアは,今シーズン芳賀紀行&T.コーサーというベテラン2人の体制でした。今回の発表では,その2人が来シーズンも残留することになりました。ランキングトップのJ.トースランドとのポイント差はあるものの,現在チャンピオン争いをしている芳賀と,今年から同チームに加わったとはいえ,これまでに何度もチャンピオンを経験しているコーサーという強力なラインナップを組んでいるだけに,来シーズンもチャンピオン争いの一角に食い込んでいくチームであることは間違いありませんね。
2007/9/20(木)
☆代役(MotoGP)
○いよいよ今週末にツインリンクもてぎで日本GPが開幕しますが,それに向けてプラマック・ダンティーンから発表がありました。一昨日のこのページで,同チームからフル参戦していたA.ホフマンが,シーズン途中で解雇されたことをお伝えしましたが,その代役としてC.デイビスが出場するのではないかと思われていました。ところが,そのデイビスが怪我(破傷風)を負っているために今回は出場不可能となり,日本GPには伊藤真一が出場することに決定しました。伊藤真一はブリヂストンタイヤの開発ライダーを務めていて,その際にはドゥカティのマシンを駆ってテストを行っています。そういうことから,今回の出場となっています。昨シーズンもワイルドカードで出場していますが,その時には黒旗を提示されていることに気づかず,レース途中で失格になるという残念な結果に終わっています。今回こそは,元GPライダーとして,そしてJSB1000クラスのチャンピオンとして,ベテランの味を出しながらいい結果を出せるよう頑張って欲しいですね。
      
☆修正(F1)
○先月,FIAから来シーズンのレースカレンダーが発表されましたが,今回新たにその修正版が出されましたのでお伝えします。日本関係では,日本GPと中国GPの予定が入れ替わっています。なお,今回のものも暫定扱いですので,今後変更が加えられることもあります。
         
2008年レースカレンダー(暫定)
決勝日 名   称 サーキット
第1戦  3月16日 オーストラリアGP メルボルン
第2戦  3月23日 マレーシアGP セパン
第3戦  4月 6日 バーレーンGP サヒール
第4戦  4月27日 スペインGP バルセロナ
第5戦  5月11日 トルコGP イスタンブール
第6戦  5月25日 モナコGP モンテカルロ
第7戦  6月 8日 カナダGP モントリオール
第8戦  6月22日 フランスGP マニクール
第9戦  7月 6日 イギリスGP シルバーストン
第10戦  7月20日 ドイツGP ホッケンハイム
第11戦  8月 3日 ハンガリーGP ハンガロリンク
第12戦  8月24日 ヨーロッパGP バレンシア
第13戦  9月 7日 ベルギーGP スパ・フランコルシャン
第14戦  9月14日 イタリアGP モンツァ
第15戦  9月28日 シンガポールGP (未定)
第16戦 10月12日 日本GP 富士スピードウェイ
第17戦 10月19日 中国GP 上海
第18戦 11月 2日 ブラジルGP インテルラゴス
2007/9/19(水)
☆新開催国(F1)
○アジアを中心に新しくF1を開催する国が増えてきていますが,以前から噂のあった国が,新しく開催国に決まったようです。その国とは,このところ目覚ましい経済発展を遂げているインドです。まだ正式な決定ではないようですが,レースプロモーターであるインドオリンピック協会の代表が記者との懇談の中で発表したようです。それによると,開催候補地はニューデリー郊外に2カ所あって,そのどちらにするかは今後検討していくようです。今月に入って,既にF1の公式コースデザイナーであるH.ティルケ氏もインドを訪問した模様で,新しいサーキットは,最近のトレンドのように彼がデザインするものと思われます。開催時期については,2010年からの10年間となるようです。経営危機に陥っているスパイカーF1の株式の半分を,インド人のビジネスマンが購入するのではないかという噂が出ていますが,こうしたことも,インドがF1にビジネスチャンスを見出しているということを証明しているのではないでしょうか。
      
☆ステップアップ(MotoGP)
○来シーズンに向け,そのシート獲得への動きは,ワークスチームが一段落したことから,サテライトチームへと変わってきていますが,また新たな決定がありました。今回発表になったのは,ホンダのサテライトチームの一つであるホンダ・グレシーニです。今シーズン同チームに所属しているM.メランドリが,来季ドゥカティのワークスチームに移籍することが決まっていますが,その空いたシートに,250ccクラスで手堅いレースを展開しているA.デ.アンジェリスが座ることが決定しました。今回の契約は1年となっていて,さらにもう1年のオプション契約も結んでいます。ですから,来シーズンの成績次第で,さらに1年契約が延びることになります。なお,残りのもう一つのシートですが,今シーズン在籍しているT.エリアスの動向は決定していません。噂では,移籍するのではないかとも言われていて,さらに,その空いたシートに座る候補の一人として中野真矢の名前も挙がっているようです。まあ,あくまでも噂ですので怪しい部分も多々ありますが,エリアスの動向も注目点の一つといえるでしょう。
2007/9/18(火)
☆移籍&途中解雇(MotoGP)
○ヤマハのサテライトチームであるテック3は,来シーズンC.エドワーズとJ.トースランドの顔ぶれで臨むことが予想されています。ということは,必然的に今シーズン同チームに所属している玉田誠とS.ギュントーリは,移籍する必要性に迫られていることになります。そのような中,ドゥカティのサテライトチームであるプラマック・ダンティーンから発表があり,来シーズン同チームからギュントーリがフル参戦することが決定しました。つまり,彼はYZR-M1から,デスモセディチGP8へ乗り換えることになります。ただし,玉田に関しては,まだ来シーズンのことは明らかになっていません。噂によると,SBKに転向するのではないかというように言われています。
そのギュントーリが移籍するダンティーンチームですが,もう一つ新たな発表がありました。それは,今シーズン同チームからフル参戦しているA.ホフマンが,日曜日に決勝が行われたポルトガルGPをもって,シーズン途中にもかかわらずチームを離れることになりました。原因としては,ホフマンのモチベーションが下がったからと言うように伝えられています。ホフマンに代わって残りのシーズンを戦うのは,C.デイビスではないかと予想されています。実際,今季ホフマンが怪我によってラグナセカで行われたアメリカGPを欠場した際,デービスが代役参戦していますので,可能性が一番高いのではないかと思います。
2007/9/17(月)
☆訃報(WRC)
○自家用ヘリコプターの墜落事故により,元WRCチャンピオンのC.マクレー氏が,5歳の長男やその友だち及び家族と共にお亡くなりになりました。享年39歳でした。マクレーは,1991年にプロドライブからスバル・レガシーを駆ってフル参戦を開始しました。速いのだけれどもクラッシュも多く,『マクラッシュ』(壊し屋マクレー)とも称されました。1993年に自身,そしてスバルに初の勝利をもたらし,現在のようにインプレッサにマシンが替わってからは,速さだけでなく安定感も加わり始めました。そして,1995年に初のチャンピオンを獲得しました。その後は,徐々に勝利から遠ざかりはじめ,フォード,シトロエンとチームを移籍し,代理で参戦したりするスポット参戦のみとなってきました。最後のWRCの成績は,昨年のトルコでの6位でした。WRC引退後は,ニッサンのマシンを駆ってダカールラリーに参戦したり,ルマン24にも参戦したりと活躍の場を広げていきました。今後どのような活躍を見せるのか楽しみだっただけに,何とも残念な事故死となりました。マクレー氏をはじめ,子どもたちやその家族のご冥福をお祈りいたします。
     
☆久々(MotoGP)
○第14戦ポルトガルGPの決勝レースが,エストリル・サーキットで行われました。MotoGPクラスは,3番グリッドからスタートしたヤマハのV.ロッシと,5番グリッドからスタートしたホンダのD.ペドロサの2人の間で激しいバトルが繰り広げられていきました。最終ラップまで続いたバトルでしたが,最後はロッシがコンマ175秒差で勝利を収めました。ロッシの勝利は,6月末に行われた第9戦オランダGP以来久々となります。ランキングトップを行くドゥカティのC.ストーナーは,序盤こそトップに立ちましたが,その後やや順位を下げ,それでも3位表彰台を獲得しました。チャンピオン争いをしているストーナーとロッシの差は少し縮まりましたが,それでもストーナーの優位は動かず,次戦日本GPでストーナーがロッシの前でゴールすれば念願のチャンピオン獲得ということになります。今シーズン初となるポールからスタートしたのがホンダのN.ヘイデンでしたが,表彰台争いに絡むことができず,4位でチェッカーとなっています。ダンロップタイヤにとって最高位となる予選4番手を獲得したヤマハの玉田誠でしたが,8位走行中に転倒を喫してしまい,残念ながらリタイアに終わっています。もう一人の日本人ライダーであるホンダの中野真矢は,トラブルを抱えながらの走行でしたが,11位でゴールしています。
250ccクラスは,アプリリアのA.バウティスタが,スタート時こそ順位を落としたものの,その後徐々に挽回していき,最後は2位に4秒以上の差をつけて今季2勝目を挙げました。その2位には,今季2回目となるポールからスタートしたホンダのA.ドビツィオーゾが入っています。3位には,アプリリアのマシンを駆るポイントリーダーのJ.ロレンゾが入っています。アプリリアのナンバーワンライダーとなるバウティスタ,MotoGPクラスにステップアップするドビツィオーゾとロレンゾというように,来季新たな展開を迎えるライダー3人が,奇しくも表彰台を獲得した形となりました。
125ccクラスは,5台による激しいトップ争いが繰り広げられていきました。そして,フィニッシュライン直前でトップに立ったアプリリアのH.ファウベルが,G.タルマクシをかわして今季4勝目を挙げました。3位には,16歳のヤングライダーP.エスパルガロが入っています。KTMの小山知良は,11番グリッドからスタートして7位でチェッカーとなっています。
       
☆自身初(FN)
○第7戦の決勝レースが,スポーツランドSUGOで行われました。今季2回目となるポールからスタートしたPIAA NAKAJIMAの木暮卓史は,スタートからその座を守り,トップのまま走行を続けていきました。終盤にこの日2回目となるセーフティーカー導入となり,トップ3台の最後のバトルが展開されましたが,木暮が速さを見せて逃げ切り,今季2勝目を,自身初となるポールトゥーフィニッシュで達成しました。2位にmobilecast IMPULのB.トレルイエが入りましたが,チャンピオン争いを展開しているチームメイトの松田次生が6位でチェッカーとやや後退したため,ランキングトップに躍り出ました。3位には,木暮のチームメイトであるL.デュバルが入っています。
     
☆雪辱(F1)
○第14戦ベルギーGPの決勝レースが,スパ・フランコルシャンで行われました。今季のヨーロッパラウンド最後のレースとなるこのレースを制したのは,ポールからスタートしたフェラーリのK.ライコネンでした。スタートからトップに立ったライコネンは,その後も順調に周回をこなし,最後は2位に入ったチームメイトのF.マッサに4秒以上の差をつけての圧勝となりました。3,4位には,それぞれF.アロンソ,L.ハミルトンのマクラーレン・メルセデス勢が入っています。前戦がフェラーリのお膝元でのレースでしたが,そこではマクラーレンがワンツーフィニッシュ,フェラーリが3,4位と完敗。今回は順位が反対となり,前回の雪辱を果たした形となりました。ジャパンパワー勢は,ウィリアムズのN.ロズベルグの6位が最高位でした。日本人勢は,スーパーアグリF1の佐藤琢磨が15位,スパイカーの山本左近が17位でチェッカーとなり,両者共に完走を果たしています。
2007/9/14(金)
☆ポイント剥奪(F1)
○フェラーリのマシンの情報が,マクラーレン・メルセデスに流されたというスパイ疑惑に対して,一つの結論が出されました。パリにあるFIA本部において,世界モータースポーツ評議会の公聴会が開かれ,今回のスパイ疑惑について審議が行われました。予定時間をオーバーしての審議の後に出された結論は,マクラーレンが有罪であるというものでした。そして,その罰則としては,まず今シーズンのコンストラクターズポイントが剥奪されることになりました。ここまでの段階で,マクラーレンがフェラーリに23ポイントリードしてコンストラクターズポイントで首位に立っていますが,ポイント剥奪によりその座から転落することになります。また,罰金として1億アメリカンドルが科されるという裁定も下されています。さらに,2008年度シーズンに関しては,事前に来季型マシンのデータを提出しなければならなくなっています。もちろん,そこに疑惑となる部分があれば,新たな罰則が科されることになるでしょう。なお,現在1位,2位を占めているドライバーズポイントについては,今回の裁定からは除外されています。
2007/9/13(木)
☆ワイルドカード(MotoGP)
○9月23日にツインリンクもてぎで決勝を迎える第15戦日本GPに出場するワイルドカードライダーが,先日発表になっていますのでお伝えします。まずMotoGPクラスですが,スズキのマシンを駆って出場するのが,8耐を制した秋吉耕佑です。エントリーチームは,Team SUZUKI MotoGPとなっています。カワサキのマシンを駆って出場するのが,カワサキがGPに復活する時にスポット参戦を経験している柳川明です。エントリーチームは,Kawasaki Motors Racingとなっています。
250ccクラスは,現在JRRでランキングトップをいく宇井陽一をはじめ,及川誠人,高橋巧,濱本裕基の4名です。
125ccクラスは,富沢祥也,浪平伊織,渡辺一馬,柳沢祐一,水野那由大の5名となっています。
2007/9/12(水)
☆移籍(SBK)
○来シーズンから1200ccの新型マシンを投入するドゥカティですが,そのファクトリーチームのライダーが決定しました。既に元チャンピオンのT.ベイリスの残留は決まっていますが,今シーズン同チームに所属していたL.ランツィに替わって,同じイタリアンライダーのM.ファブリツィオが加入することが決定しました。ここ2年間ホンダ系のプライベートチームの一つであるDFX ホンダに所属していたファブリツィオですが,ついにワークスマシンを手にすることになります。なお,10月7日が最終戦となりますが,ファブリツィオとDFXとの契約は,10月末日までありますので,彼がファクトリーマシンをテストできるのは,11月以降ということになります。
2007/9/11(火)
☆初タイトル(IRL)
○最終戦となる第17戦シカゴの決勝レースが,シカゴランド・スピードウェイで行われました。レースは,タイトルを争うD.フランキッティとS.ディクソンとの間で繰り広げられ,2人の争いは最終ラップまで持ち込まれました。この段階で2人に共通していたのは,燃料が持つかということ。このことが,最後に明暗を分ける形となりました。最終ラップに入った時点でトップに立っていたのは,ランキング2位のディクソンでした。フランキッティは何とかかわそうと懸命に追いましたが,ディクソンのテールをとらえることができません。どう見てもディクソンが逃げ切るかと思ったその時,何とターン3で突然スローダウンするという事態になってしまいました。ランキングトップをいくフランキッティは,難なくこれをかわし,最終戦の最終ラップでトップに立って優勝するという劇的な勝利を収めました。これにより,フランキッティにとって初めてとなるビッグタイトルを獲得しました。なお,今回の最終戦は,武藤英紀にとってのIRLデビューレースとなりました。そのレースで,何と上位争いに絡んでいき,最終的には8位でフィニッシュするという素晴らしいデビューを飾りました。来シーズンについての発表はありませんが,今回の活躍を見せつけられると,アメリカンフォーミュラでのシートを得る可能性が高まったと言えるのかもしれません。今シーズンも唯一のフル参戦日本人ドライバーだったのが松浦孝亮ですが,不運に見舞われることの多かった今シーズンを象徴するかのように,最終戦は電気関係のトラブルに見舞われてリタイアとなりました。今シーズンの彼の成績は,ランキング16位という結果で終了しています。なお,松浦の今シーズンの最高順位は,第13戦ミシガンでの4位でした。
2007/9/10(月)
☆払拭(SGT)
○第7戦の決勝レースが,ツインリンクもてぎで行われました。GT500クラスは,道上龍&木暮卓史組のTAKATA 童夢 NSXが,今季7回目となるポールからスタートしました。予選では速さを見せるものの,なぜか決勝レースでは不運につきまとわれて結果が残せていない状態での今シーズンでした。しかし,その不運を払拭するかのように,オープニングラップからトップに立つと,後続との差を徐々に広げていくことに成功。結局独走で今季初優勝を挙げました。ホンダのお膝元でのレースですが,NSXにとってはもてぎで7連勝となります。2番手以降の争いですが,今回のレースは,なぜかランキング上位に次々とアクシデントやトラブルが発生していきました。そのため,ランキング上位陣の中にはノーポイントレースとなるチームが出て,ランキング争いに変化が生じるという結果となりました。ランキングトップの伊藤大輔&R.ファーマン組のARTA NSXは,ノーポイントに終わったもののトップの座を守ることはできました。レースで独走優勝を飾った童夢は,ランキング上位の脱落によりランク2位に浮上。今回ノーポイントに終わった本山哲&R.ライアン組はランク4位に落ちています。代わって同じNISMOであるM.クルム&松田次生組が,今回のレースで2位表彰台を獲得してランク2位に浮上しています。
GT300クラスは,2番グリッドからスタートした谷口信輝&D.ファンバッハー組のユンケルパワー タイサン ポルシェが,ホールショットを奪うとそのままどんどん後続との差を広げていき,最終的には2位に入った柴原眞介&黒澤治樹組のWILLCOM ADVAN VEMAC408Rに40秒以上の差をつける独走で今季初優勝を挙げました。同チームにとっては,2003年の第4戦以来久々の勝利となります。このレースが始まるまでランキングトップを行っていた大嶋和也&石浦宏明組のTOYSTORY apr MR-Sは,コースオフやタイヤバーストなどのトラブルが発生したため,6周遅れで完走はしたものの,ポイント獲得には至らず,今回6位に入ってポイントを獲得した高橋一穂&加藤寛規組のブリヴェKENZOアセット・紫電にランキングトップの座を譲る結果となりました。
       
☆敵地で(F1)
○第13戦イタリアGPの決勝レースが,フェラーリのお膝元であるモンツァで行われました。フェラーリファンで埋め尽くされたモンツァで,ポールからスタートしたのは,マクラーレン・メルセデスのF.アロンソでした。オープニングラップからトップに立ったアロンソは,終始危なげない走りを展開していき,見事独走で今季4勝目を挙げました。2位争いは,マクラーレンのL.ハミルトンと,フェラーリのK.ライコネンとの間で繰り広げられました。2回のピットストップを選択したハミルトンに対して,ライコネンは1回のピット作戦を選択しました。1回作戦が功を奏したのか,ハミルトンが40周目に2回目のピットを済ませてコースインした時,ライコネンがピットレーン出口でハミルトンをかわして2位に浮上しました。しかし,その後ハミルトンがライコネンとの差を詰めていき,43周目の1コーナーでハミルトンが再び2位に浮上しました。結局,フェラーリのお膝元で,直接のライバルであるマクラーレンがワンツーフィニッシュを達成。ライコネンは何とか表彰台を獲得しましたが,チームメイトのF.マッサはトラブルでリタイアに終わっています。ジャパンパワー勢のトップは,ウィリアムズのN.ロズベルグの6位が最高位でした。今シーズンポイント獲得もままならないホンダですが,J.バトンが8位に入り,第8戦フランスGP以来今季2回目のポイント獲得となりました。佐藤琢磨と山本左近の日本人勢は,それぞれ16位と20位で完走しています。
2007/9/9(日)
☆隔年開催(F1)
○昨シーズンをもってF1開催権を失った鈴鹿サーキットは,復活に向けての交渉や改修工事などに取り組んできました。もし鈴鹿でのレースが復活すると,かつて日本GPが鈴鹿で,パシフィックGPがTIサーキット英田(現在の岡山国際サーキット)で開催されたように,年2回のF1開催が復活するかもしれないという期待もありました。しかし,開催を希望する国が増えてきていますので,1国1開催という原則を遵守する方向が強まってきていたのも事実です。そして,今回決定したことは,09年以降から鈴鹿と富士スピードウェイで隔年開催ということです。今シーズンと来シーズンは,富士での開催が決定していますので,2009年が鈴鹿で,2010年が富士でという形になります。日本に限らず,他の国の中にも開催を希望する場所が複数あるという国があります。開催実績のあるところでは,例えばドイツがホッケンハイムとニュルブルクリンクという具合にです。それだけに,今回決定したような隔年開催というものは,今後増える可能性が高まったと言えるかもしれませんね。
      
☆敵地で(F1)
○第13戦イタリアGPの予選が,モンツァで行われました。フェラーリのお膝元で行われるレースだけに,他のチームにとってはアウェーという気分の中での走りとなるのでしょうが,そのような中ポールを獲得したのは,マクラーレン・メルセデスのF.アロンソでした。彼のポール獲得は,モナコ以来今季2回目となります。セカンドグリッドを獲得したのは,ランキングトップのL.ハミルトンで,フェラーリの直接的な敵であるマクラーレンのワンツーとなりました。対するフェラーリは,F.マッサが3番手タイム,K.ライコネンが5番手タイムでした。ジャパンパワーの最高は,ウィリアムズのN.ロズベルグがマークした8番手でした。ホンダは,J.バトンが最終ピリオドまで残り,10番グリッドを獲得しています。スーパーアグリF1の佐藤琢磨と,スパイカーの山本左近は,第1ピリオドでノックダウンとなり,それぞれ17番グリッドと最後尾となる22番グリッドを獲得しました。
      
☆F1方式で(SGT)
○第7戦の予選が,ツインリンクもてぎで行われました。今回の予選は,F1で取り入れられているノックダウン方式が採用されました。もちろん,SGT史上初の取り組みとなります。予選セッションを3つに分け,それぞれのピリオドをまずGT300クラスが,そしてその後GT500クラスが走行するという形を取りました。まずGT500クラスですが,最終的にポールを獲得したのは,今シーズン予選ではいい結果を残してきている道上龍&木暮卓史組のTAKATA 童夢 NSXでした。今季5回目のポール獲得となります。2番手が立川祐路&高木虎之介組のZENT CERUMO SC430,3番手がL.デュバル&F.カルボーン組のEPSON NSXでした。
GT300クラスは,新田守男&高木真一組のARTA Garaiyaが,今季初となるポールを獲得しました。2,3番手にはそれぞれ,谷口信輝&D.ファンバッハー組のユンケルパワー タイサン ポルシェ,玉中哲二&竹内浩典組のクムホ プロμ マッハ号 320Rが入っています。
2007/9/8(土)
☆2強(F1)
○第13戦イタリアGPが,モンツァで開幕しました。初日は,午前・午後に1回ずつフリー走行が行われました。午前中のフリー走行では,フェラーリのK.ライコネンがトップタイムをマークし,チームメイトのF.マッサーが2番手タイムをたたき出しています。それに対して,午後のフリー走行では,マクラーレン・メルセデスのF.アロンソがトップタイムをマークしています。このタイムは,この日の総合でのベストタイムでもあります。また,2番手タイムをチームメイトでランキングトップをいくL.ハミルトンがマークし,午前中はフェラーリが,午後はマクラーレンがというように,2強が分け合うような形で初日を終えています。
2007/9/7(金)
☆残留(MotoGP)
○250ccクラスにKTMからフル参戦しているフィンランド人ライダーであるM.カリオが,来シーズンも同チームに残留することが決定しました。今回の契約は,1年間の延長ともう1年間についてはオプション契約となっています。昨シーズンまでKTMの125ccクラスからフル参戦していたカリオでしたが,今シーズンから250ccクラスにステップアップし,シーズンの中盤まではマシンへの慣れに時間を要していたものの,ここ最近は,2回の表彰台を獲得するところまでいっています。先日行われたサンマリノGPでは,レース後半までチームメイトの青山博一と表彰台争いをしていましたが,残念ながら転倒リタイアに終わっていました。なお,その青山に関しては,まだ来シーズンどうなるのか明らかとなっていません。
      
☆移籍か?(MotoGP)
○スペインでの報道によると,ホンダ・グレシーニからフル参戦しているスパニッシュライダーのT.エリアスが,来シーズンはドゥカティのサテライトチームであるダンティーンに移籍するのではないかということです。もしこれが本当だとすると,先日M.メランドリの移籍が発表されていますので,来季のホンダ・グレシーニは,ライダーが総替えということになります。また,今シーズンの2人のライダーは,ワークスチームとサテライトチームという違いはあるものの,奇しくも来シーズンはドゥカティのマシンを駆ることになります。なお,その他にも様々な移籍話が出てきているようで,いかにもシーズン後半になったという感じです。
2007/9/6(木)
☆暫定(MotoGP)
○先日,FIMより来シーズンのレースカレンダーが発表されましたのでお伝えします。なお,今回のカレンダーは暫定ですので,今後変更される可能性があります。
  
2008年度レースカレンダー(暫定)
決勝日 名    称 サーキット
第1戦  3月 9日 カタールGP ロサイリ
第2戦  3月30日 スペインGP ヘレス
第3戦  4月13日 ポルトガルGP エストリル
第4戦  5月 4日 中国GP 上海
第5戦  5月18日 フランスGP ルマン
第6戦  6月 1日 イタリアGP ムジェロ
第7戦  6月 8日 カタルニアGP カタルニア
第8戦  6月22日 イギリスGP ドニントンパーク
第9戦  6月28日 オランダGP アッセン
第10戦  7月13日 ドイツGP ザクセンリンク
第11戦  7月20日 アメリカGP ラグナセカ
第12戦  8月17日 チェコGP ブルノ
第13戦  8月31日 サンマリノ&リビエラ・ディ・リミニGP ミサノ
第14戦  9月14日 インディアナポリスGP インディアナポリス
第15戦  9月28日 日本GP ツインリンクもてぎ
第16戦 10月 5日 オーストラリアGP フィリップアイランド
第17戦 10月19日 マレーシアGP セパン
第18戦 10月26日 バレンシアGP リカルド・トルモ
2007/9/5(水)
☆合掌(JRR)
○元GPライダーで,今シーズンはJRRのST600クラスにHITMAN RC KOSHIEN YAMAHAからフル参戦している沼田憲保選手が,次戦に備えて岡山国際サーキットで練習走行している際,激しく転倒してタイヤバリヤに激突。胸を強打して病院に運ばれましたが,残念ながら還らぬ人となってしまいました。享年41歳です。沼田選手は,スズキのワークスチームに所属して1995年と1996年に2年連続JRRの250ccクラスチャンピオンになりました。その翌年から2年間WGPの250ccクラスにフル参戦し,最高でランキング12位を獲得しています。2004年からは,ずっとJRRのST600クラスにフル参戦してきていて,今シーズンはこれまでのところランキング11位につけています。ベテランならではの走りとマシン開発能力を兼ね備え,全日本になくてはならないライダーの一人だけに,何とも残念な今回の事故となりました。沼田選手のご冥福を心からお祈りいたします。合掌。
      
☆チャンピオンチームから(BSB)
○SBK及びWSSで数々の栄冠を獲得してきているHannspree Ten Kate Hondaから発表があり,今シーズンBSBでランキング2位につけているJ.レイと3年間の契約が結ばれたことを発表しました。その契約内容ですが,3年間の内のまず来シーズンに関しては,600ccマシンで争われているWSSに参戦して経験を積み,再来年からの2年間は,SBKにステップアップして戦うという流れになっているようです。現段階では正式発表はありませんが,レイのチームメイトで,現在ランキングトップにつけていてチャンピオン獲得の最有力候補となっている清成龍一も,来シーズンからレイと同じようにTen Kate Hondaに所属してチャンピオン獲得を目指すのではないかという観測がなされているようです。
2007/9/4(火)
☆5台体制維持(MotoGP)
○サンマリノGPの会場において,アスパルチームのマネージャーであるJ.マルチネスから来季の体制について発表がありました。それによると,今シーズンは250ccクラスに2台,125ccクラスに3台の合計5台体制で臨んでいますが,その体制は来シーズンも維持するとのことです。これまでのところ,A.バウティスタ,H.ファウベル,S.ガデアの3人については,契約延長が決まっているようです。現在125ccクラスでランキングトップを行くG.タルマクシについては,契約交渉を継続しているとのことです。また,新たにスペイン選手権に参戦中で,現在125ccクラスのランキング2位となっているP.トゥトゥサウスとの契約も成立しています。なお,この発表に合わせて,同チームとアプリリアとの間で契約延長がなされたことも明らかとなりました。その中で,昨年の125ccクラスチャンピオンで,今シーズンから250ccクラスにステップアップしているバウティスタが,来シーズンはアプリリアのオフィシャルライダーになることも発表されました。今シーズンまでその立場にいたJ.ロレンゾが,来シーズンはMotoGPクラスにステップアップし,ヤマハのワークスチームからフル参戦することが決まっていますので,その彼に替わってバウティスタがワークスマシンを駆ることになったわけです。
2007/9/3(月)
☆完勝(MotoGP)
○第13戦サンマリノ&リビエラ・ディ・リミニGPの決勝レースが,ミサノ・サーキットで行われました。MotoGPクラスは,4戦連続となるポールからスタートしたドゥカティのC.ストーナーが,オープニングラップからトップに立ち,他の追随を許さない圧倒的な速さを見せて3戦連続のポールトゥーフィニッシュを達成しました。この勝利は,彼にとって今季8勝目となります。2位と3位は,C.バーミューレンとJ.ホプキンスのスズキ勢同士の争いとなりましたが,最終的にはバーミューレン,ホプキンスの順で単独走行となり,そのままチェッカーとなりました。スズキ勢の2人が表彰台に立つというのは,2001年の第12戦バレンシアGP以来久々となります。4位と5位には,それぞれホンダのM.メランドリとドゥカティのL.カピロッシが入り,ブリヂストンタイヤユーザーがトップ5を独占した形となりました。今シーズンは,ブリヂストンタイヤの躍進が顕著となっていますが,それをあらためて証明した形となりました。ランキング争いでストーナーを追うランキング2位のV.ロッシと3位のD.ペドロサですが,ロッシがマシントラブルで,ペドロサが接触転倒でそれぞれリタイアを喫し,ストーナーがさらにチャンピオンへ近づきました。
250ccクラスは,ランキングトップをいくアプリリアのJ.ロレンゾと,地元イタリアンライダーであるホンダのA.ドビツィオーゾとの間でバトルが繰り広げられました。しかし,終盤に入ってドビツィオーゾにマシントラブルが起きてしまい,ロレンゾが独走で今季8勝目を挙げました。2位には,徐々に順位を上げていったKTMの青山博一が入りました。彼の表彰台獲得は,今季3回目となります。3位は,アプリリア勢3台によるバトルが繰り広げられ,H.バルベラがその争いを制しました。なお,ホンダの青山周平が6位,同じくホンダの高橋裕紀は9位でレースを終えています。
125ccクラスは,3番グリッドからスタートしたアプリリアのM.パッシーニがホールショットを奪うと,徐々に後続との差を広げていき,独走で今季3勝目を挙げました。4台による2位争いが展開されましたが,残り3ラップ目にまず1台が転倒,残り2ラップ目に2台が接触転倒となり,4台中唯一生き残ったG.タルマクシが2位となりました。3位には,目の前で起きた転倒をうまくかわしてきたKTMの小山知良が入り,今季5回目の表彰台を獲得しています。
2007/9/1(土)
☆豪雨(MotoGP)
○第13戦サンマリノ&リビエラ・ディ・リミニGPが,ミサノ・サーキットで開幕しました。14年ぶりの開催となるサンマリノGPでしたが,各クラスとも午前中の走行は行われたものの,昼頃に再び降り始めた雨はどんどん雨脚が強まっていきました。天候回復を待って再開する予定でしたが,激しい雷雨に見舞われたままとなってしまい,結局午後からの走行は全てキャンセルとなりました。イタリアンライダーの中には走行経験があっても,ほとんどのライダーは未経験のサーキットだけに,貴重な走行時間を失う結果となってしまった形です。2日目のスケジュールも変更となり,午前中は2回目のフリー走行(125ccクラスは45分間,他のクラスは1時間の枠),午後からは1回のみ(MotoGPクラスは元々1回のみですが)の公式予選となっています。
     
☆ナイトレース(MotoGP)
○来シーズンはカタールGPが開幕戦となりますが,そのことに関してプレスカンファレンスがミサノ・サーキット内で開かれました。それによると,気温の高いカタールだけに,日中の開催はかなりライダー等に負担をかけるものとなっていました。そこで,GP史上初のナイトレースで開催することが決定しました。このことに関しては,既に昨年から検討に入っていて,事実K.ロバーツJrをはじめ,V.ロッシとL.カピロッシの3人で,市販車を使って夜に走行するというような取り組みもなされていました。