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最新ニュース
2007/3/31(土)
☆開幕前日 PARTT(JRR)
○今日から国内ロードレースの頂点となるJRRが,ツインリンクもてぎで開幕となります。それに先立ち,2日間にわたってA.R.T.合同テストが行われました。その2日目の走行が昨日行われ,最高峰のJSB1000クラスでは,今季モリワキに移籍した山口辰也が2日連続トップタイムをマークしました。2番手タイムをマークしたのは,昨シーズン最終戦まで伊藤真一とチャンピオン争いをしたヨシムラの渡辺篤でした。モリワキとヨシムラという日本を代表するコンストラクター同士による争いとなり,否が応でも開幕が楽しむとなってきます。ところで,お伝えするのが遅れていましたが,昨シーズン,全戦でポールトゥーフィニッシュという偉業を成し遂げてチャンピオンを獲得し,今シーズンからJSBにステップアップした横江竜司が,先週行われたテストで転倒し,左鎖骨骨折という重傷を負っていました。そのため,残念ながら開幕戦は欠場となっています。第2戦まで2週間ほどしかありませんので,完全復帰は第3戦からとなりそうです。
     
☆開幕前日 PARTU(FN)
○今日から国内フォーミュラーカーの最高峰となるFNが,富士スピードウェイで開幕します。それに先立ち,昨日公式合同テストが行われました。早朝で雨が降ったため,走行を開始した頃はウェット路面でしたが,天候の回復に合わせ,路面状況もドライコンディションとなっていきました。午後からの走行時には完全ドライとなり,この日のトップタイムは,昨年のチャンピオンでV2を狙うB.トレルイエでした。以下A.ロッテラー,本山哲のトップ3となっています。なお,当初DHG TOM'Sの37号車は,J.リードがステアリングを握ることになっていましたが,彼との契約は解消されたようで,昨シーズンKONDOH RACINGからエントリーしていた04年のルマン優勝者である荒聖治が,リードに替わって参戦することになったようです。
2007/3/30(金)
☆延長(F1)
○セパンでの合同テスト3日目の走行が行われました。この日は,前夜の雨と午後からのモンスーン気候らしい雨とにより,ほとんどウェット路面の中での走行となりました。そこでトップタイムをマークしたのは,マクラーレン・メルセデスのL.ハミルトンでした。以下,レッドブル・ルノーのM.ウェーバーとトヨタのR.シューマッハとなっています。2日連続トップタイムだったフェラーリのK.ライコネンは,各チーム1台しか走行できないことを受け,F.マッサにステアリングを譲ってこの日は走行していません。そのマッサは,5番手タイムでした。なお,ウェットコンディションのために予定していたテストメニューをこなせなかったためか,ほとんどのチームがもう1日テストを延長することを決定したようです。
2007/3/29(木)
☆テスト PARTT(F1)
○セパン・サーキットで行われている合同テスト2日目の走行が行われ,前日に2番手タイムだったフェラーリのK.ライコネンが,この日はトップタイムをマークしました。開幕戦の優勝といい,今シーズンは彼を中心にチャンピオン争いが展開していくのではないかと思われるほど,順調にマシン開発が進んでいる印象です。2番手タイムは,ウィリアムズ・トヨタのA.ブルツ,3番手タイムがレッドブル・ルノーのD.クルサードで,奇しくも開幕戦オーストラリアGPで衝突した(クルサードの方に非があったようです)同士となっています。ホンダ勢のトップは,スーパーアグリF1の佐藤琢磨の7番手タイムでした。
    
☆テスト PARTU(SGT)
○2日間にわたる公式合同テスト2日目の走行が,ポカポカ陽気の富士スピードウェイで行われました。この日のGT500クラスは,前日に2番手タイムだったTAKATA 童夢 NSXの道上龍&木暮卓史がトップタイムでした。2番手タイムをARTA NSXの伊藤大輔&R.ファーマン組がマークし,NSX勢の好調ぶりがここでも現れました。3番手タイムは,前日にトップタイムだったXANAVI NISMO Zの本山哲&R.ライアン組(ライアンは2日目から参加)でした。富士を得意とするトヨタ勢は,宝山 TOMS SC430の脇坂寿一&A.ロッテラー組の5番手が最速でした。
GT300クラスは,前日に引き続いてアクティオ・ムルシエRG-1の桧井保孝&余郷敦&山西康司組が,唯一1分40秒を切る速さを見せ,トップタイムをマークしています。ただし,3人のドライバーがステアリングを握っていることからもわかりますが,このマシンはSGT仕様ではなく,ルマン24時間耐久レース仕様のものです。ですから,3人のドライバーと,他チームのマシンを寄せ付けない速さを見せています。
2007/3/28(水)
☆テスト PARTT(MotoGP)
○ヘレスでの合同テスト2日目の走行が行われました。前日は終日ウェットコンディションの中で行われましたが,この日の状況は,午前中がウェット,午後がドライというものでした。この日は,今シーズンからBS(ブリヂストン)タイヤにスイッチしているグレシーニ・ホンダ勢がいい走りを見せ,M.メランドリがトップタイム,T.エリアスが2番手タイムでした。3番手タイムを,同じくBSユーザーであるカワサキのR.ド.ピュニエがマークしています。初日もブリヂストン勢が速かったのですので,レースはミシュランユーザーのV.ロッシが優勝しましたが,BSも順調に開発が進んでいるようです。残るダンロップタイヤのユーザーである玉田誠は,ロッシの一つ前である7番手タイムでした。
    
☆テスト PARTU(F1)
○次戦マレーシアGPに先立って,その舞台となるセパン・サーキットで3日間の合同テストが始まりました。レギュレーション変更により,今シーズンから各チーム1台のみでの走行しか認められていないため,10チーム10台のマシンが走行しました。そこでトップタイムだったのは,BMWザウバーのR.クビサでした。2番手タイムを,開幕戦ウィナーであるフェラーリのK.ライコネンがマークしています。3番手タイムが,ウィリアムズ・トヨタのA.ブルツでした。
      
☆テスト PARTV(SGT)
○2日間にわたり富士スピードウェイで公式合同テストが始まりました。初日の走行が曇り空のやや気温が低い中で行われ,GT500クラスは,XANAVI NISMO Zの本山哲がトップタイムをマークしました。昨年までのZは,コーナリングマシンという特徴があったため,超ロングストレートを有する富士を苦手にしていました。しかし,今シーズンは,トップスピードを重視したいわゆる「直線番長」型に作り替えてきていて,それがこの日の結果に表れたと言えるのかもしれません。2番手タイムは,TAKATA童夢NSXの道上龍&木暮卓史組でした。3番手タイムが,開幕戦を制し,もともとこの富士を得意とするトヨタ勢の1台であるZENT CERMO SC430の立川祐路&高木虎之介組でした。
なお,GT300クラスは,アクティオ・ムルシエRG-1の桧井保孝&余郷敦&山西康司組が,唯一1分40秒を切る(2番手から7番手までは1分42秒台)速さを見せ,トップタイムをマークしています。
2007/3/27(火)
☆ウェット(MotoGP)
○V.ロッシの久々の優勝で終わったスペインGPでしたが,MotoGPクラスはそのまま現地に滞在し,引き続いて合同テストを行いました。その初日の走行は,生憎の雨天となり,どのチームもウェットタイヤのテストに専念したようです。そのような中トップタイムをマークしたのは,ウェットコンディションに強さを見せるカワサキ&ブリヂストン&O.ジャックでした。2番手タイムをチームメイトのR.ド.ピュニエがマークしていて,カワサキ&ブリヂストンの組み合わせの速さを見せた形となりました。3番手タイムは,これまたウェットコンディションを得意とするC.バーミューレンでした。彼もブリヂストンタイヤユーザーの一人です。
     
☆入院(MotoGP)
○週末に行われたスペインGP最終日のフリー走行2において,250ccクラスに参戦するベテランライダーであるR.ロカテリが,終了直前にタイヤバリアーに激突し,重傷を負ってしまいました。原因の正式発表は知りませんが,どうやら鳥を避けようとしてのもののようです。MotoGPの公式HPによれば,この事故により,鼻,あご,ほお骨,左鎖骨を骨折。左足首は開放骨折し,肺も負傷し,現在は集中治療室に入っているとのことです。元125ccクラスチャンピオンらしい走りを現在でもしばしば見せる彼ですので,一日も早くその走りを見せてもらいたいものですね。
2007/3/26(月)
☆6戦振り(MotoGP)
☆第2戦の決勝レースが,スペインのヘレス・サーキットで行われました。MotoGPクラスは,2番グリッドからスタートしたヤマハのV.ロッシが,オープニングラップでトップに躍り出ると,チャンピオン候補ナンバーワンらしい走りを展開して終始レースをコントロールし,今季初勝利を挙げました。彼の勝利は6戦振りで,「勝って当たり前」のロッシとしては久々の勝利となります。2位には,ポールからスタートしたホンダのD.ペドロサが入りました。3位には,ロッシのチームメイトであるC.エドワーズが入っています。開幕戦よりさらに悪いグリッドからのスタートとなったホンダのN.ヘイデンは,スタートで順位を上げ,最終的には7位でチェッカーを受けています。今ひとつ波に乗れない彼ですが,それでもランキング的には6位になっていて,彼らしいコンスタントさが功を奏している感じです。日本人ライダーは,ホンダの中野真矢が10位,ヤマハの玉田誠が14位でゴールして今シーズン初のポイント獲得,ワイルドカード参戦のスズキの秋吉耕佑は17位でした。
250ccクラスは,ポールスタートのアプリリアを駆るJ.ロレンゾがチャンピオンらしい走りを展開し,開幕戦に引き続いて2連勝を挙げました。2位にアプリリアのA.デ.アンジェリス,3位にホンダのA.ドビツィオーゾが入っています。日本人勢は,小指の怪我で苦しい走りを強いられたKTMの青山博一が6位と見事な走りを見せ,その弟でホンダを駆る青山周平が7位,同じくホンダの高橋裕紀が8位に入りました。ランキングでは,コンスタントに上位でゴールしている高橋裕紀が5位になっています。
125ccクラスは,2番グリッドからスタートしたG.タルマクシと,3番グリッドスタートのL.ペセックとの争いとなり,チェッカー直前の最後のストレートでタルマクシがペセックをかわし,今季初勝利を挙げました。開幕戦で逆の立場で優勝を逃しているだけに,対象となる相手は違うものの,開幕戦のリベンジを果たした感じとなりました。3位には,単独走行となったアプリリアのH.ファウベルが入っています。6番グリッドと好位置からのスタートとなったKTMの小山知良でしたが,残り4周となったところで転倒し,リタイアに終わっています。
      
☆チャンプ奪還に向け(IRL)
○開幕戦の決勝レースが,マイアミにあるホームステッド・レースウェイで行われ,ポールからスタートしたチップガナッシのD.ウェルドンが,終始安定した走りを見せて見事ポールトゥフィニッシュを達成しました。チャンピオンの座の奪還を目指す彼ですが,それに向けて好スタートを切った形となりました。2位にチームメイトのS.ディクソンが入り,チップガナッシのワンツーとなりました。3位には,チーム・ペンスキーのS.ホーニッシュJrが入っています。唯一の日本人ドライバーである松浦孝亮は,9位走行中に前を走る周回遅れが急にスピンしてしまい,逃げ場のないままそれに巻き込まれたため,無念のリタイアとなっています。ポジションアップしてきた段階での事故だけに,松浦としては何とも悔しい開幕戦となりました。
2007/3/25(日)
☆僅差(MotoGP)
○第2戦スペインGPの2日目の走行が行われ,MotoGPクラスは,母国GP制覇に燃えるホンダのスペイン人ライダーD.ペドロサがポールを獲得しました。2番グリッドを獲得したのは,ヤマハのV.ロッシで,ペドロサとの差はわずか0.051秒でした。3番グリッドを獲得したのは,初日にトップタイムだったホンダのC.チェカで,こちらもペドロサとはわずか0.058秒差でした。昨年のチャンピオンN.ヘイデンは,やはりペースがそれほど上がらず,11番グリッドと開幕戦よりもさらに後方グリッドからのスタートとなりました。とはいっても,こちらもペドロサとの差はそれほどなく,0.3秒差でした。日本人勢は,ホンダの中野真矢が徐々にペースを上げていき,7番グリッドを獲得しています。ヤマハの玉田誠は17番グリッド,ワイルドカードで出場のスズキを駆る秋吉耕佑は19番グリッドからのスタートとなります。なお,今回の予選はとても僅差で,15番グリッドのL.カピロッシまでがポールから1秒以内の差でした。
250ccクラスは2回目の予選が行われ,暫定ポールを獲得していたアプリリアのJ.ロレンゾがこの日もトップタイムをマークし,2戦連続となるポールを獲得しています。2番グリッドは,ロレンゾのチームメイトであるH.バルベラでした。3番グリッドをホンダのJ.シモンが獲得し,上位3台はスペイン人ライダーとなっています。日本人勢は,怪我の影響が残るKTMの青山博一が11番手,その弟であるホンダの青山周平が12番手,ホンダの高橋裕紀が14番手,アプリリアの関口太郎が23番手からのスタートとなりました。
125ccクラスは,こちらも暫定ポールを獲得していたアプリリアのM.パッシーニがトップタイムをマークし,2年連続ポール獲得となりました。2番グリッドを獲得したのが,初戦でポールを獲得していたアプリリアのG.タルマクシで,3番グリッドはデルビのL.ペセックでした。唯一の日本人フル参戦ライダーであるKTMの小山知良は,トップから0.546秒差で6番グリッドからのスタートとなりました。
2007/3/24(土)
☆母国(MotoGP)
○第2戦となるスペインGPが,ヘレス・サーキットで開幕しました。最高峰のMotoGPクラスはフリー走行が行われ,ホンダを駆るスペイン人ライダーC.チェカがこの日のトップタイムをマークしました。2番手タイムは,同じくホンダのD.ペドロサ,3番手タイムがホンダのT.エリアスと,ホンダRC212Vを駆るスペイン人ライダーがトップ3のタイムをマークしました。4番手タイムをマークしたのが,開幕戦を勝利したドゥカティのC.ストーナーでした。以下,5番手がヤマハのV.ロッシ,6番手がチーム・ロバーツのK.ロバーツJrとなっています。マシンとのマッチングがうまくいかず悩める昨年の王者N.ヘイデンは,相変わらずセッティングがうまくいかないようで,13番手で初日を終了しています。日本人ライダーも苦労したようで,ヤマハの玉田誠が16番手,ホンダの中野真矢が17番手,ワイルドカードで出場しているスズキの秋吉耕佑が最下位となる20番手でした。
250ccクラスは,開幕戦を制した昨年のチャンピオンJ.ロレンゾがトップタイムをマークし,暫定のポールを獲得しています。このクラスも,初日はスペイン人ライダーがトップタイムでした。日本人ライダーは,ホンダの青山周平と高橋裕紀が,それぞれ暫定5番グリッドと14番グリッドを獲得しています。小指の負傷を抱えているKTMの青山博一は,暫定15番手でした。
125ccクラスは,昨年のこのレースでポールを獲得しているアプリリアのM.パッシーニが,開幕戦を2位となった同じくアプリリアを駆るG.タルマクシとの暫定ポール争いを制しています。暫定の3番グリッドを獲得したのは,KTMの小山知良でした。
     
☆ベテラン(JRR)
○残念ながら転倒により重傷を負い,今シーズンのタイトル獲得が絶望となった伊藤真一ですが,彼の代役として,同じくベテランライダーの一人である須貝義行が務めることになりました。今シーズンの須貝は,自身のチームからST600クラスに出場する予定でしたが,元々スポット参戦という形をとるようでしたので,伊藤が復帰するまでの間ずっと出場することになったようです。
2007/3/23(金)
☆21年目(FN)
○元F1ドライバー中嶋悟が率いる『PIAA NAKAJIMA RACING』が,FNの体制発表を行いました。中嶋といえばPIAA(もう一つはEPSON)というくらいお馴染みの関係にありますが,それも当然で,両者の関係は21年目となるそうです。今シーズンのドライバーですが,一人は昨年に引き続いてL.デュバルがステアリングを握ります。昨年は2勝を挙げているだけに,当然チャンピオン獲得が期待されます。もう一人は,昨シーズンはARTAに所属して何と5回もポールポジションを奪うという活躍を見せた木暮卓史です。5回ポールを奪ったと言っても,それが決勝の結果に結びついたわけではなく,相次いでリタイアというような憂き目を見ていました。今シーズンはチームを移籍し,新たな気持ちでレースに臨むことになります。
      
☆初日走行(MotoGP)
○開幕戦の決勝レースで転倒し,小指の腱を損傷するという重傷を負ったKTMの青山博一が,今日から開幕するスペインGPにとりあえず出場することが決まりました。ただし,現段階で決まっているのは一番最初に行われる午前中のフリー走行だけです。とりあえずそこで1回走ってみて,再度メディカルチェックを受けた後,それ以後の走行をどうするか決まっていく模様です。
2007/3/22(木)
☆防衛絶望的(JRR)
○20日にツインリンクもてぎで事前走行が行われていましたが,最高峰のJSB1000クラスで2年連続チャンピオンを獲得している伊藤真一が転倒を喫してしまいました。その際,大腿骨の一部と骨盤を骨折するという重傷を負ってしまいました。詳細は分かりませんが,医師の診断では全治3ヶ月とのこと。もしそうなると,5月下旬にオートポリスで行われる第4戦まで欠場することになります。わずか7戦しか行われないJRRですので,その半分以上を欠場するわけですから,残念ながら最高峰クラスのタイトル防衛は絶望的となってしまいました。昨年は8耐も制した伊藤ですが,その前哨戦となる『鈴鹿300q』が行われるのが6月上旬ですから,これも欠場せざるを得ない可能性が大。となると,伊藤のレース復帰は,いきなり真夏に行われる8耐ということになってしまいそうなので,8耐のタイトル防衛もかなり厳しいものとなるかもしれません。ともかく,一日も早い回復をお祈りします!
2007/3/21(水)
☆20台(MotoGP)
○資金難が原因で,今シーズンからフル参戦を開始したイルモアが,最高峰クラスへの参戦を休止することになり,第2戦からは出場するライダーの数が19に減ってしまいました。しかし,この第2戦にワイルドカードで出場するライダーが明らかとなり,このレースに関しては全部で20台となります。そのワイルドカードライダーは,スズキの開発ライダーの一人である秋吉耕佑です。今シーズンのスズキは二人の開発ライダー(秋吉と青木宣篤)がいて,どちらも今シーズン中に何回かワイルドカードで出場する予定になっています。その第一弾が,今回の秋吉ということになるわけです。彼にとっては,昨年の日本GP以来2回目の参戦となります。今シーズン好調なスズキ勢だけに,秋吉の上位進出が期待されますね。なお,その他のワイルドカードライダーには,250ccクラスでアプリリアの開発ライダーを務めているA.デボンが,同クラスで参戦することになっています。
2007/3/20(火)
☆出る杭は(F1)
○F1では,車体はチームのオリジナルでなければならないというきまりがあります。開幕戦で素晴らしいパフォーマンスを見せたスーパーアグリF1のSA07については,事前テストの段階でホンダが昨年使用したマシンの改良版ではないかという話が出ていました。もしこれが本当だとすると,当然チームのオリジナルマシンではありませんから違反となります。もちろんスーパーアグリF1としては,かねてからこの疑惑に対して「チームのオリジナルである」と主張し続けてきました。開幕戦オーストラリアGP開催中,スパーカーのチーム代表であるC.コレスは,この疑惑をスポーツ調停裁判所に提訴する考えを明らかにしていて,トヨタやマクラーレン,ルノーなどのチームをはじめ,何とF1界のボスであるB.エクレストンもこれを支持するような気配となっています。提訴されそうなのは,スーパーアグリF1と同しような嫌疑をかけられているトロ・ロッソ,レッドブルだといわれています。初登場となった昨シーズンは,最後尾争いを展開していたのに,2年目にいきなり予選トップ10という活躍を見せられると,ライバルチームとしては驚異に感じるでしょうし,疑惑を持つのもある意味致し方ないのかもしれません。「出る杭は打たれる」は,まさにF1界の常識なのでしょうね。なお,万が一この疑惑が認められた場合ですが,レース出場は可能となります。ただし,ドライバーズポイントは獲得できるものの,コンストラクターズポイントは無しとなるようです。
2007/3/19(月)
☆完勝(F1)
○開幕戦オーストラリアGPの決勝レースが行われました。ポールからスタートしたフェラーリのK.ライコネンは,オープニングラップからトップに躍り出て,ピットストップのタイミングの時以外はずっとそのポジションを守り続け,2位に入ったマクラーレン・メルセデスのF.アロンソに7秒以上の差をつけ,見事移籍1戦目で完勝のポールトゥーフィニッシュを達成しました。3位には,F1初の黒人ドライバーであるマクラーレン・メルセデスのL.ハミルトンが,デビュー戦で表彰台を獲得し,非凡な才能を見せました。予選で素晴らしい走りを見せて10番グリッドを獲得した佐藤琢磨は,ピット作業で時間がかかったり,ピットレーンでの渋滞に引っかかったり,ピットストップからのコースインのタイミングに不運なところもあったりして,予選より2つ順位を落とした12位でゴールしました。しかし,1年前のことを考えると,大健闘と言える結果でしょう。今年がモータースポーツ参戦50周年を迎えるトヨタは,その第一歩を示したのがこのメルボルン。その記念の地で行われたレースを8位と9位で終え,まずまずのスタートを切っています。
       
☆まさか(SGT)
○開幕戦の決勝レースが,鈴鹿サーキットで行われました。まず,GT500クラスですが,予選でトップ6の内の5台をNSXが占めるという結果となり,ホンダのお膝元である鈴鹿で勝利を収める可能性がかなり高まっていました。実際,レース中盤では,トップ3をNSX勢が占めていました。しかし,それ以後から徐々に形成に変化が現れてきて,NSX勢の独占状態が崩れていきました。それでも,ポールからスタートした伊藤大輔&R.ファーマン組は,トップを死守してファイナルラップに突入。しかし,その段階で既にマシンから異音が発生していて,何とか走らせていたものの,ついにスプーンカーブのところでストップ。この結果,それまで2位を走行していた立川祐路&高木虎之介組のZENT SERUMO SC430がトップでチェッカーを受け,昨年の不運を振り払うかのような勝利を収めました。2位には,本山哲&R.ライアン組のXANAVI NISMO Zが入りました。予選好調だったNSX勢は,L.デュバル&F.カルボーン組のEPSON NSXが何とか表彰台の一角に滑り込みました。今シーズンから参戦を開始したREAL NSXは,6位でゴールしています。
GT300クラスは,ポールからスタートした影山正美&藤井誠暢組のエンドレス洗剤革命Zと大嶋和也&石浦宏明組のTOYSTORY apr MR-Sとの間でバトルが繰り広げられましたが,影山&藤井組がトップでチェッカーを受け,見事ポールトゥーフィニッシュを達成しました。影山にとっては,05年の開幕戦以来の勝利で,藤井にとっては今回がGT300クラス初優勝となります。
2007/3/18(日)
☆初進出(F1)
○開幕戦オーストラリアGPの予選が行われました。現在のF1は,『ノックアウト方式』が採用されています。これは,予選の時間を3つのパートに分け,それぞれのパート毎にタイムの悪いドライバーからどんどん予選終了となっていくものです。今回の予選では,まず第1ピリオドで脱落となったドライバーの中には,ホンダのR.バリチェロがいました。第2ピリオドでは,金曜日の走行でトップタイムだったフェラーリのF.マッサが,マシントラブルでタイムが上がらずにここで脱落。ホンダのJ.バトンやスーパーアグリF1のA.デビッドソンも,脱落した中に含まれています。最後の第3ピリオドには,上位10台が進出しました。その中には,何とスーパーアグリF1の佐藤琢磨も入っていました。チームにとって,そして彼自身にとっても初の進出となります。最後のセッションで最速タイムをマークてポール獲得となったのは,フリー走行から好調だったフェラーリのK.ライコネンで,移籍して最初のレースでポールからのスタートとなりました。2番手には,2年連続チャンプで,彼も今回が移籍最初のレースとなるマクラーレン・メルセデスのF.アロンソでした。3番グリッドは,BMWザウバーのN.ハイドフェルドが獲得しています。佐藤琢磨は10番グリッドからのスタートとなり,事前テストではあまりいいところのなかったトヨタ勢が,8,9番グリッドからのスタートとなっています。
       
☆上位独占(SGT)
○国内4輪レースで最も観客が集まるSGTが,鈴鹿サーキットで開幕しました。初日は,予選及びスーパーラップが行われました。GT500クラスでポールを獲得したのは,伊藤大輔&R.ファーマン組のARTA NSXでした。しかも,唯一1分50秒を切る圧倒的な速さでのポールです。2,3番手には,それぞれL.デュバル&F.カルボーン組のEPSON NSX,道上龍&木暮卓史組のTAKATA童夢NSXが入り,トップ3は全てNSXでした。今シーズンのNSXは,全部で5台が参戦していますが,トップ6の中に全て入っていて,立川祐路&高木虎之介組のZENT SERUMO SC430が唯一その中に割り込んだ(5番グリッド)形となっています。事前テストからNSX勢が速さを見せていましたが,開幕戦の予選でもその状態が続いていることを見せつけています。
2007/3/17(土)
☆本家を(F1)
○開幕戦となるオーストラリアGPが,メルボルンにあるアルバート・パーク・サーキットで開幕しました。初日は,午前・午後共に1回のフリー走行が行われました。この日のトップタイムをマークしたのは,フェラーリのF.マッサでした。2番手タイムをチームメイトのK.ライコネンがマークし,事前テストと同様フェラーリの速さを見せつけられた感じとなりました。昨年のチャンピオンであるマクラーレン・メルセデスのF.アロンソは,ウェットコンディションでの走行となった午前中のフリー走行ではトップタイムでしたが,次第に路面が乾いていった午後の走行では,7番手タイムでした。今回のフリー走行では,日本に関して2つの話題が挙げられます。まず一つ目ですが,ウィリアムズのテストドライバーである中嶋一貴が午前中のフリー走行に登場し,何と6番手タイムをたたき出したのです。オーストラリアGPといえば,父親である中嶋悟が,日本人で唯一となるレース中のファステストラップをたたき出したのが雨のオーストラリアGP。ウェットコンディションの中で一貴が6番手タイムですから,父親のDNAを見事に受け継いでいることを印象づけました。二つ目は,ホンダエンジンユーザーに関してです。今シーズンもホンダエンジンを駆るのは,ホンダレーシングF1とスーパーアグリF1です。今回のフリー走行では,スーパーアグリのA.デビッドソンと佐藤琢磨が,それぞれ11番手と13番手のタイムをマークしました。それに対してホンダレーシングのJ.バトンとR.バリチェロは,それぞれ14番手,15番手のタイムでした。午前中も,スーパーアグリの2台の方がタイムが良かったですので,まさに「分家が本家を上回る」という形となっています。事前テストでも,ホンダの今季型マシンであるRA107の完成度合いが問題視されていましたが,それがまだ解決されていないことを証明した感じです。
      
☆参戦休止(MotoGP)
○4輪レースで様々な活躍をし,今シーズンから2輪レースの最高峰MotoGPにフル参戦したのがイルモアです。フル参戦は今シーズンからですが,実際には昨シーズンの最後の2レースにも出場していました。そのイルモアから発表があり,資金難により,2戦目からの参戦を休止することになりました。今後このプロジェクトをどうするかについては,数週間以内に決まるとのことです。
2007/3/16(金)
☆出場(F1)
○いよいよ今日から4輪レースの最高峰であるF1が,オーストラリアで開幕します。王者M.シューマッハの引退,チャンピオンF.アロンソの移籍等により,今シーズンのチャンピオンが誰になるのか全く予測がつかないだけに,注目のシーズンとなりそうです。その注目の開幕戦ですが,初日となる金曜日は,フリー走行が行われます。今シーズンからトヨタエンジンを使用するウィリアムズから発表があり,テストドライバー契約となっている中嶋一貴が出場することになりました。今シーズンからレギュレーションが変更となり,フリー走行は各チーム2台しか走行できませんので,中嶋が出場するということは,レギュラードライバーのうちの誰かがフリー走行しないことになります。誰が中嶋にステアリングを託すのかは,今回の発表ではなされませんでした。それはともかく,父親である中嶋悟が自身のF1キャリアで一番いい成績を収めている(これまでのところ日本人唯一となるレース中のファステストラップを記録)オーストラリアGPで,その息子が出場するのは,何かの因縁かもしれませんね。
    
☆欠場(MotoGP)
○先週,開幕戦となるカタールGPが行われましたが,その決勝レースにおいて転倒リタイアとなった250ccクラスに参戦しているKTMの青山博一について残念な情報が出された模様です。転倒による骨折はなかったものの,右手小指に重傷を負ってしまっていたのです。詳しい内容は分かりませんが,皮膚が削られてしまい,靱帯を損傷してしまったようです。幸いにも感染症にはならず,皮膚の移植手術も必要なかったようです。靱帯については,人工靱帯で繋いだようです。こうした大手術のため,第2戦となるスペインGPは欠場する模様です。チャンピオンを狙う彼だけに,2戦ノーポイントというのはチャンピオン争いに黄色信号がいきなり灯ったことになります。
2007/3/15(木)
☆ニューマシン(F1)
○クラッシュテストに不合格となったため,発表の遅れていたスーパーアグリF1の今季型マシンSA07ですが,開幕直前になってようやくお披露目されました。発表会場となったのは,開幕戦が行われるオーストラリアのメルボルン・サーキットのピットレーン上です。初参戦となった昨シーズンの開幕戦は,チーム独自に開発した新車が間に合わず,何年も前に今はなきアロウズが用いたマシンの改良版で臨むという状態でした。しかし,1年経った今シーズンの開幕戦は,昨シーズン途中から投入されたチームの開発によるマシンをさらに改良したマシンで臨むこととなりました。もちろんエンジンは,今季型のホンダ製のものを使用します。昨シーズンとの大きな違いの一つに,メインスポンサーがあります。今シーズンのマシンには,『SS UNITED GROUP』のロゴが中心となっています。この会社ですが,香港に本社を置く,中国系の石油関連会社です。また,もう一つスポンサーに関してですが,新たに『スピーカバス』との契約も結ばれました。この会社ですが,イギリスに本社を置き,主に金融市場向けの音声とビデオシステムを提供しています。ですから,今回の契約は,レースの際用いられるインターコムが同社製のものとなるのでしょう。
     
☆体制発表(SGT&FN)
○マッチこと近藤真彦が率いるKONDOH RACINGが,今シーズンの体制発表を行いました。まず,SGTに関してですが,既に発表があったように,ドライバーは昨年から契約となる荒聖治と,新たにハセミ・モータースポーツから移籍してきたJ.パオロ.デ.オリベイラとのペアとなります。スポンサーも,昨年と同様に,カーオーディオメーカーである『クラリオン』がついています。また,タイヤも昨年と同様にヨコハマを使用します。カラーリングは,チームのイメージカラーであるブルーを基調とした,鮮やかなものになっています。昨年は最終戦で3位表彰台を獲得しただけに,今シーズンはまず1勝をというところではないでしょうか。
FNについても,体制が発表されました。ドライバーについてですが,一人は昨年と同様に柳田正孝がステアリングを握ります。もう一人は,SGTにも同チームから参戦するオリベイラが新たにFNにも参戦することになりました。使用エンジンは,昨年と同様トヨタとなっています。メインスポンサーには,車の買い取りでお馴染みの『カーチス』がつきました。このカーチスですが,親会社がヤマハと繋がりを持っているとのことですから,トヨタエンジンユーザーである同チームとのスポンサー契約が成立したようです。マシンのカラーリングは,SGTとは真逆で,シルバーと黒を基調にした大変渋いものとなっています。
2007/3/14(水)
☆買収(F1)
○以前からモータースポーツとの縁が深いメーカーの一つにアストン・マーチンがありますが,そのブランドは,フォードが所有していました。先日そのアストン・マーチンに関する発表がフォードからあり,来シーズンからF1に新規参入することが決まっているプロドライブ代表であるD.リチャーズを始めとする投資グループに売却することが決定しました。売却額は,約1090億円のようです。今回の買収劇が,来季からのF1参入と関わりがあるようであれば,アストン・マーチンがF1に加わることも考えられなくはないのかもしれません。しかし,その点に関してリチャーズ自身は否定しているようです。F1への参入がないにしても,ルマン等のモータースポーツへの参戦が強化されるようになるかもしれないので,モータースポーツファンとしてはいい傾向と言えるかもしれませんね。
2007/3/13(火)
☆チャンピオンの走り(FN)
○公式合同テスト2日目の走行が,寒風の吹く富士スピードウェイで行われました。この日のトップタイムは,初日と同じく昨年のチャンピオンであるmobilecast TEAM IMPULのB.トレルイエでした。トレルイエがトップタイムを誰かが上回ると,すかさずトレルイエがトップタイムを出すという具合に,ライバルを次々に超していくチャンピオンの貫禄を示すような走りと言えます。2番手タイムは,ウェットなどあまり天候が好条件でない時にも力を出すことができるDHG TOM'S RACINGのA.ロッテラーでした。3,4番手タイムは,それぞれ本山哲とM.クルムのArabian Oasis TEAM IMPUL勢がマークしています。
2007/3/12(月)
☆初優勝(WRC)
○第4戦ラリー・メキシコの最終日の走行が行われました。前日までトップを走行していたシトロエンのS.ローブが,この日もその座を守り,見事今季型マシンシトロエンC4 WRCに初優勝をもたらしました。2位には,ここまでランキングトップをいくフォードのM.グロンホルムが入っています。3位にもフォードのM.ヒルボネンが入り,ドライバー及びマニュファクチャラーランキングトップの座を守っています。日本期待のスバル勢ですが,ついに登場した今季型マシンであるインプレッサWRC2007を駆るP.ソルベルグは,初日に一時期トップでしたが,オイルクーラーのトラブルがエンジンにダメージを与えてしまったため,初日で姿を消してしまいました。結局,昨年型マシンを駆るC.アトキンソンが総合5位でレースを終えています。
     
☆やはり2チーム(FN)
○シーズン開幕を前にして2日間にわたる最後(実際には開幕の前日に1日だけあります。)の公式合同テストが,富士スピードウェイで始まりました。生憎の雨模様で始まった初日の走行でしたが,午後からは徐々にドライコンディションに変わっていくという状況の中,昨年のチャンピオンであるmobilecast TEAM IMPULのB.トレルイエがトップタイムをマークしました。2番手タイムをチームメイトの松田次生が,4番手タイムをArabian Oasis TEAM IMPULの本山哲がマークし,相変わらずIMPUL勢が好調な走りを見せています。3番手タイムは,PIAA NAKAJIMAのL.デュバルがマークし,前回の公式合同テスト同様,IMPULとNAKAJIMAの2チームが速さを見せた形の初日の走行でした。
2007/3/11(日)
☆21歳(MotoGP)
○開幕戦の決勝レースが行われました。最高峰のMotoGPクラスは,ポールからスタートしたヤマハのV.ロッシと,2番グリッドからスタートしたドゥカティのC.ストーナーとのトップ争いとなりました。コーナリング性能に勝るロッシのヤマハと,1qを超えるストレートのあるロサイル・インターナショナル・サーキットとストレートスピードに勝るドゥカティとの特性がマッチし,ストレートであっという間にロッシをかわすストーナーという争いでしたが,最終的にストーナーがトップでチェッカーを受けました。最高峰クラス2年目となるストーナーですが,ドゥカティに移籍して初めてのレースでした。そういう意味のデビューレースを,21歳のヤングオージーライダーであるストーナーは,最高峰クラス自身初勝利で制しました。3番手には,これまた21歳のヤングライダーであるホンダのD.ペドロサが入りました。800ccマシンとなった今シーズンですが,その新しい時代の初戦を,これから背負うであろう21歳コンビが表彰台に立ったのは,何かしら時代を象徴しているのかもしれません。4番手にはスズキのJ.ホプキンスが入り,上位4台はそれぞれ違うメーカーが占めたことになります。昨年のチャンピオンであるホンダのN.ヘイデンは,相変わらずマシンとのマッチングに苦しみ,トップから23秒以上離された8位でチェッカーとなりました。日本人ライダーですが,ホンダの中野真矢が10位,マシンのフィーリングをなかなか掴めなかったヤマハの玉田誠は16位でした。なお,前日の予選で転倒を喫したイルモアの超ベテランライダーであるJ.マックウィリアムズは,事前テストで重傷を負っていたこともあり,念のため決勝レースをキャンセルしています。
250ccクラスは,ポールからスタートした昨年のチャンピオンであるアプリリアのJ.ロレンゾが,チャンピオンらしい終始余裕のある走りを見せ,見事開幕戦をポールトゥーフィニッシュで飾りました。2,3位にそれぞれA.デ.アンジェリスとH.バルベラが入り,アプリリアが表彰台を独占しました。4位に元125ccクラスチャンピオンのT.ルティが入っていますので,アプリリアは上位4台を占めたことにもなります。ホンダ勢のトップは,5番手のA.ドビツィオーゾでした。日本人勢ですが,重傷からの復帰戦となるホンダの高橋裕紀が日本人トップとなる7位,同じくホンダの青山周平は10位でした。KTMの青山博一は,3周目に転倒リタイア,アプリリアの関口太郎は,チェンジペダルが外れるというトラブルにより11周目にリタイアとなっています。なお,青山博一は,転倒で右小指を負傷しましたが,幸い骨折はしていない模様です。
125ccクラスは,G.タルマクシとH.ファウベルという圧倒的強さを発揮しているチーム・アスパー勢同士のトップ争いとなりました。最終ラップの最終コーナーをタルマクシがトップでクリアしましたが,チェッカー目前のストレートでファウベルがタルマクシをかわし,トップでチェッカーを受けました。ファウベルにとっては,昨年の最終戦に続いての連勝となります。3位には,デルビのL.ペッセックが入っています。唯一の日本人ライダーである小山知良は,チャタリングに悩まされたものの,攻めの走りを見せて6位でチェッカーを受けました。
2007/3/10(土)
☆3連勝に向け(MotoGP)
○開幕戦カタールGPの2日目の走行が行われ,今日行われる決勝レースでの各クラスのグリッドが決定しました。まず最高峰のMotoGPクラスですが,初日のフリー走行でトップタイムだったフィアット・ヤマハのV.ロッシが,この日もその速さを見せ,800ccマシン最初のポールシッターとなりました。このカタールGPを,昨年・一昨年と勝利しているロッシですが,3連勝に向けまずは好位置からスタートすることになりました。セカンドグリッドを獲得したのは,昨年このGPでポールを獲得したドゥカティ(昨年はホンダ)のC.ストーナーで,ロッシとの差は,わずか1000分の5秒差でした。3番グリッドを獲得したのは,ロッシのチームメイトであるC.エドワーズでした。昨年のチャンピオンN.ヘイデンは,ロッシから1秒ちょっと遅れた9番手でした。日本人勢ですが,ホンダの中野真矢は,転倒を喫するも幸い怪我はなく,11番グリッドを獲得しています,ヤマハの玉田誠は,なかなかグリッド順を上げることができず,最後尾争いとなったイルモア勢よりは速い19番グリッドとなりました。
250ccクラスは,昨年のチャンピオンであるJ.ロレンゾが,最速タイムをマークしてポールを獲得しました。2,3番グリッドは,それぞれH.バルベラ,A.デ.アンジェリスとなっています。今回はアプリリア勢が速く,5番グリッドまで独占しています。日本人の最速は,KTMを駆る青山博一でした。大腿骨骨折という重傷からの復帰戦となるホンダの高橋裕紀は,ホンダ勢では2番手となる9番グリッドを獲得しています。
125ccクラスは,事前テストから好調で,初日に暫定ポールを獲得しているアプリリアのG.タルマクシが,この日も速さを見せてポールを獲得しています。彼のポール獲得は,05年の日本GP以来となります。2,3番グリッドは,それぞれH.ファウベル,M.パッシーニでした。このクラスもアプリリア勢が速く,6番グリッドまでの内の5つをアプリリア勢が獲得しています。このクラスでは唯一の日本人となるKTMの小山知良は,7番グリッドとまずまずの位置からのスタートとなりました。
2007/3/9(金)
☆チームメイトで(MotoGP)
○2輪ロードレースの最高峰MotoGPが,カタールのロサイル・インターナショナル・サーキットで開幕しました。初日は,MotoGPクラスが午前・午後それぞれ1回ずつのフリー走行が,250ccと125ccクラスが1回目の予選が行われました。まずMotoGPクラスですが,午前のフリー走行でトップタイムをマークしたのが,フィアット・ヤマハのC.エドワーズでした。午後のフリー走行でトップタイムだったのが,チームメイトのV.ロッシでしたから,ヤマハワークスチームがこの日のセッションを制したことになります。昨年のポールシッターであるドゥカティのC.ストーナーは,午前が2番手,午後が3番手と,こちらもいい走りを見せています。昨年のチャンピオンN.ヘイデンは,午前が16番手,午後が15番手と,精彩を欠いた走りとなっています。
250ccクラスの1回目の予選は,アプリリアのH.バルベラがサーキットベストラップをマークし,暫定のポールを獲得しています。暫定の2番グリッドを獲得したのが,昨年のチャンピオンであるJ.ロレンゾでした。暫定の3番グリッドは,A.バイティスタが獲得しています。トップ3は,いずれもアプリリアのマシンを駆るスペイン人ライダーでした。日本人では,ホンダの青山周平の暫定8番手が最高位でした。
125ccクラスは,このクラスで圧倒的強さを発揮しているアプリリアのチーム・アスパー勢が今シーズンも好調で,G.タルマクシが暫定ポール,S.ガデアが暫定の3番手,H.ファウベルが暫定の4番手でした。暫定の2番グリッドは,アプリリアを駆るM.パッシーニが獲得しています。唯一の日本人フル参戦ライダーである小山知良は,暫定の9番グリッドを獲得し,まずまずのスタートを切っています。
      
☆若手を(F1)
○ホンダレーシングF1から発表があり,昨年の英国F3チャンピオンであるM.コンウェイとテストドライバー契約を結びました。今シーズンの彼は,F1の登竜門となってきたGP2シリーズにスーパーノバからフル参戦することが決まっています。ホンダとしては,有力ヤングドライバーと契約して来シーズン以降の布石を打ったと考えていいのかもしれませんね。今シーズンの成績次第では,R.バリチェロが引退するのではという噂もありますし・・・。
2007/3/8(木)
☆V3に向け(JRR)
○ホンダ陣営のJSB1000クラスとST600クラスの走行が,ツインリンクもてぎで行われました。ほとんどのマシンがシェイクダウンテストという状況でしたが,そのような中JSBクラスでトップタイムをマークしたのは,昨年,一昨年と2年連続でチャンピオンとなった伊藤真一でした。彼もシェイクダウンだったのですが,やはり実力の違いを見せた感じとなり,V3に向けて着々と準備しているといったところでしょう。伊藤と同一タイムだったのが,今季も桜井ホンダから参戦する亀谷長純でした。ST600クラスは,野田弘樹がトップタイムでした。ただし,コースレコードからおよそ2秒遅れていて,今シーズンフルモデルチェンジとなったCBR600RRのセッティングに着手したばかりといった感じなのかもしれません。
なお,テスト終了後,記者会見がありました。それによると,開幕戦がここツインリンクもてぎで行われますが,そこでの予選方式が,F1でも取り入れられている「ノックアウト方式」(予選セッションをいくつかのパートに区切り,そのパート毎で遅いマシンから徐々に予選終了となるやり方)となるとのことでした。
2007/3/7(水)
☆2日連続(FN)
○公式合同テスト2日目の走行が,鈴鹿サーキットで行われました。初日は,生憎のウェットコンディションでしたが,2日目は,気温が低かったものの,終日ドライコンディションの中で走行が行われました。そこでトップタイムをマークしたのは,初日と同じくArabian Oasis TEAM IMPULの本山哲でした。チェッカー直前のタイムアタックで,途中まで本山のタイムを上回っていたものの,スプーンカーブで遅い車に引っかかったためタイム更新のならなかったmobilecast TEAM IMPULの松田次生が,本山に次ぐ2番手タイムとなりました。3番手タイムをマークしたのは,PIAA NAKAJIMAの木暮卓史でした。4,5番手タイムをマークしたのは,ぞれぞれmobilecast TEAM IMPULのB.トレルイエ,PIAA NAKAJIMAのL.デュバルでした。つまりトップ5はIMPULとNAKAJIMA勢だったということで,奇しくも星野一義と中嶋悟という往年の名ドライバー同士の対決という形となりました。
2007/3/6(火)
☆4輪とのコラボ(MotoGP)
○キャメルのスポンサー活動撤退を受けて新たなメインスポンサーを模索していたヤマハワークスチームですが,シーズンが開幕するその週になってようやく発表されました。そのメインスポンサーとなったのが,かねてからの噂通り,イタリアの自動車メーカーであるフィアットです。まさに2輪と4輪のコラボといった感じです。これまでチーム名が『ヤマハファクトリーレーシングチーム』というもので合同テスト等に参加していましたが,今回のスポンサー契約により,『フィアット・ヤマハ・チーム』となりました。今回の契約成立に大きく貢献したのは,やはりイタリアの英雄V.ロッシの存在でしょう。イタリアの自動車メーカーが,このイタリアの英雄の所属するチームを支援することは大きなメリットがあります。もしかしたら,フィアットの傘下にある自動車メーカーの一つがあのフェラーリですが,ロッシがそのフェラーリのF1へ参加していたことも関係あるかもしれません。いずれにしても,タバコブランドでの走行が基本的に嫌いだったロッシにとって,念願の非タバコブランド(レプソル・ホンダの時以来です。)での走行となります。なお,今回の契約は,08年までの2年間となっています。
      
☆2&4(FN&JRR)
○シーズン開幕を前にして2回の公式合同テストが予定されていますが,その1回目のテストが始まり,生憎のウェットコンディションの中で1日目の走行が行われました。悪い路面コンディションが影響したのか,この日だけで5回もの赤旗が提示されました。そのような中トップタイムをマークしたのは,一昨年の王者である本山哲でした。ディフェンディングチャンピオンとして臨んだ昨シーズンでしたが,結局1勝もできないまま終わるという不本意なシーズンだっただけに,今シーズンにかける意気込みの表れなのかもしれません。昨シーズンは,星野一義がチームオーナーを務めるIMPULの独壇場となったシーズンでしたが,今シーズンもその様相に変化がないのか,トップ6までにIMPULの4台が全て入っていました。また,使用エンジンで見ると,トップ10のうちの7台がトヨタエンジンユーザーでした。
FNの公式合同テストと合同で,JRRのテストもFNの走行の合間に行われました。このテストには,JSB1000クラスのマシンが10台,ST600クラスのマシンが4台参加しました。こちらも生憎のウェット路面での走行でしたが,そのような中トップタイムをマークしたのは,今季からチームを移籍し,有力コンストラクターの一つであるヨシムラからJSB1000クラスにステップアップして参戦することになった酒井大作でした。なお,この日の走行がマシンのシェイクダウンテストとなったライダーもいて,ヨシムラからウィンズファクトリーに移籍した秋吉耕佑,久々にJRRに帰ってきた元GPライダーのノリックこと阿部典史がそれに当てはまるライダーです。
2007/3/5(月)
☆今季初(SBK)
○第2戦の決勝レースが,オーストラリアのフィリップアイランドで行われました。レース1は,ポールからスタートした地元オーストラリア出身で昨年のチャンピオンのT.ベイリスが,2位のJ.トースランドに2秒以上の差をつけてポールトゥーフィニッシュを達成しました。彼の優勝は,自身にとっても,そしてドゥカティにとっても今シーズン初です。3位表彰台に立ったのは,開幕戦でいきなり優勝したスズキのM.ビアッジでした。日本人勢は,ヤマハの芳賀紀行が4位,中冨伸一が13位でした。
レース2は,ホンダのトースランドが今季2勝目を挙げました。今シーズンは2戦4レース行われていますが,彼は全て表彰台に立っています。もちろんランキングでもトップにいます。2位には,レース1で優勝したベイリスが入っています。3位表彰台を獲得したのは,レース1で4位だった芳賀でした。もちろん,彼にとって今季初表彰台となります。ビアッジは4位となり,今シーズン初めて表彰台を逃しました。中冨は,ここでも13位となりました。
併催で行われているWSSは,カワサキのF.フォレが初優勝を挙げました。唯一の日本人フル参戦ライダーである藤原克昭は5位でフィニッシュし,ランキング3位の座を守っています。
2007/3/4(日)
☆母国で(SBK)
○第2戦の予選及びその上位者で争われるスーパーポールが行われ,ドゥカティを駆る昨年のチャンピオンであるT.ベイリスが,母国でのレースで見事ポールポジションを獲得しました。2番グリッドがホンダのJ.トースランド,3番グリッドが元チャンピオンでヤマハを駆るT.コーサーでした。日本人勢は,ヤマハの芳賀紀行が4番グリッド,同じくヤマハの中冨伸一が18番グリッドとなりました。初日に転倒したスズキの加賀山就臣ですが,精密検査の結果肺に異常が見られたものの,骨折は見られなかったと言うことでした。一応初日の走行タイムでリザルト上は16番グリッドとはなっていますが,ドクターストップがかかって出場はできない模様です。
併催で行われているWSSの予選結果ですが,カワサキZX−6Rを駆るF.フォレがポールを獲得しています。ホンダCBR600RRを駆り第1戦で3位表彰台を獲得した唯一のフル参戦日本人ライダー藤原克昭は,トップからおよそ1秒1遅れて8番グリッドとなっています。
      
☆独占(SGT)
○鈴鹿サーキットでの公式合同テスト2日目の走行が行われ,ARTA NSXを駆る伊藤大輔&R.ファーマン組がトップタイムをマークしました。2番手タイムが道上龍&木暮卓史組,3番手タイムがD.シュワガー&細川慎弥組,4番手タイムが今シーズン新規参入チームであるREAL NSXの金石勝智&金石年弘組となり,トップ4をNSX勢が独占しました。初日のトップタイムだったEPSON NSXのL.デュバル&F.カルボーン組ですが,2日目は少し遅れて6番手タイムでした。まだテスト段階のため各チームがどのようなセッティング(例えば車重など)のマシンでテストしているのかも分かりませんので一概には言えないものの,事前テストではNSXがいつも上位に顔を出していて,マシンとしての仕上がりの良さを感じさせる結果となっています。
2007/3/3(土)
☆欠場か(SBK)
○開幕からいきなり2週連続開催となるSBKですが,その第2戦がオーストラリアのフィリップアイランドで始まりました。GPからSBKに移籍していきなり勝利を収めたスズキのM.ビアッジは,初日を6番手タイムで終え,まずまずの結果を出しました。ところが,それに対して彼のチームメイトである加賀山就臣が,午後のセッションで転倒を喫してしまい,2日目以降の出場が厳しくなってしまいました。怪我の状況の詳しいことは知りませんが,左鎖骨やあばら骨などを骨折した模様です。また,肺などの内臓にも損傷が見られるのではないかとのこと。開幕戦で表彰台にあとわずかという結果を出していただけに,何とも惜しい結果となっています。ただ,第3戦までには1ヶ月に及ぶインターバルがありますので,不幸中の幸いと言えるかもしれません。
     
☆延期(F1)
○スーパーアグリF1の今季型マシンSA07は,FIAのクラッシュテストに一度不合格となっていました。そのことが影響してか,当初今月12日に東京で行う予定だった新車発表会を延期し,その2日後の14日に開幕戦となるオーストラリアGPの会場であるアルバートパークサーキットのピットレーン上で行うことになりました。この日は,既にレースウィークです。これまでのテストは,暫定マシンで参加してきた同チームだけに,新車はぶっつけ本番ということになりそうです。
   
☆好調(SGT)
○開幕まで2週間となってきたSGTですが,昨日から合同テストが始まりました。GT500クラスは,前回のテストで速さをアピールしたのがホンダのNSX勢でしたが,初日の走行もNAKAJIMA RacingのL.デュバル&F.カルボーンが駆るEPSON NSXがトップタイムをマークしました。ほとんどのチームが,今シーズンもブリヂストンタイヤを履きますが,このチームは数少ないダンロップタイヤユーザーです。それだけに,マシンだけでなく,タイヤの開発も順調に進んでいるのかもしれません。なお,GT300クラスは,エンドレス アドバン 洗剤革命Zの影山正美&藤井誠暢組が最速タイムでした。
2007/3/2(金)
☆3日連続(F1)
○バーレーンでの合同テスト最終日となる3日目の走行が行われ,フェラーリのF.マッサが3日連続トップタイムをたたき出しました。チームメイトのK.ライコネンは4番手で,F2007の仕上がりの良さをアピールしています。そのフェラーリ勢の間に入ったのが,昨年のチャンピオンチームであるルノー勢で,3番手タイムがH.コバライネン,4番手タイムがG.フィジケラでした。2年連続チャンピオンであるマクラーレン・メルセデスのF.アロンソは,5番手タイムを出しています。ジャパンパワー勢ですが,ホンダRA107を駆るR.バリチェロが6番手でホンダ勢での最高タイム,トヨタTF107を駆るR.シューマッハが13番手でトヨタ勢の最高タイムでした。なお,今回の合同テストがシーズン前の最後となるもので,以後は各チーム毎に行われるシェイクダウンテストぐらいしかありません。
      
☆自らの手で(MotoGP)
○カタールでの公式テスト2日目の走行が行われ,アプリリアのH.バルベラが,自身がもっているサーキットベストのタイムを自ら更新するトップタイムをマークしました。前日トップタイムだった昨年の125cc王者A.バウティスタは,3度転倒を喫してしまったものの,幸いにも大事に至らず,3番手タイムで走行を終えました。日本人勢ですが,この日もKTMの青山博一が日本人トップとなる8番手タイム,彼の弟でホンダの青山周平が10番手,怪我から回復してきたホンダの高橋裕紀が12番手,ベテランライダーでアプリリアを駆る関口太郎が23番手タイムでした。なお,250ccクラスは,この日がシーズン前の最後のテストで,明日からは125ccクラスの走行となります。
2007/3/1(木)
☆2日連続(F1)
○バーレーンでの合同テスト(ウィリアムズとスパイカーは不参加)2日目の走行が行われました。初日はフェラーリのワンツーで終わりましたが,この日もその速さは変わりなく,F.マッサが新しい空力パーツを使って走行して前日に引き続いてトップタイムでした。前日2番手タイムのK.ライコネンは,通常仕様のマシンを駆って3番手タイムでした。この日の2番手タイムは,マクラーレン・メルセデスの新人L.ハミルトンでした。初日に大クラッシュを演じてしまったH.コバライネンですが,幸いにもドライバー自身にはダメージがなかったものの,マシンは大幅な修理が必要となったため,午後からの走行となってしまいました。それでも6番手タイムをたたき出しています。ジャパンパワー勢ですが,ホンダ勢ではホンダレーシングF1のJ.バトンの8番手が最高タイムでまずまずだったものの,トヨタ勢は相変わらずタイムが伸びず,R.シューマッハの13番手が最高タイムでした。
     
☆ステップアップ(MotoGP)
○シーズンに開幕前最後のテストとなるカタール公式テストが始まりました。今回のテストのスケジュールですが,2/28と3/1が250ccクラス,3/2&3が125ccクラスのテストとなっています。初日の走行ですが,昨年の125ccクラスチャンピオンで,今シーズンから250ccクラスにステップアップしたA.バウティスタが,唯一2分00秒台を出してサーキットベストを更新してのトップタイムをマークしました。昨年の同クラスチャンピオンであるJ.ロレンゾは,3番手タイムとまずまずの走りを見せています。日本人勢の中では,KTMの青山博一が最高タイムでした。
     
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