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最新ニュース
2007/2/28(水)
☆変更(FN)
○26日(月)にフォーミュラ・ニッポンに関する記者発表会が行われ,今シーズンの概要が明らかとなりました。それによると,ポイント制に変更があり,これまでは6位までがポイント獲得となっていましたが,今シーズンからは現在のF1と同じように8位までが獲得できるようになりました。また,昨年までは2レース1エンジン制でしたが,今シーズンはさらに厳しくなり,3レース1エンジン制となりました。ただし,エンジントラブルでリタイアして,次のレースで10グリッド降格というレギュレーションは廃止となっています。今シーズンも富士と鈴鹿,そしてツインリンクもてぎは2戦が組まれていますが,それぞれのレース距離が異なっていて,スプリントとロングランの2つの方法が取り入れられるようになりました。観客減が直面しているだけあって,イベントとしても見直しがされたようで,往年の名ドライバーが出場する「マスターズ・オブ・フォーミュラ」シリーズの開催,レース毎にトヨタのビッツやホンダのフィットが当たる順位当てクイズ,抽選で同乗体験走行が行われる2シータフォーミュラマシンなどが行われるようになりました。ただ,既にお伝えしていたように,九州のレースファンには残念なことに昨年開催されたオートポリスでのレースはなくなり,岡山国際サーキットでの開催となりました。これにより,福岡より南の県に住んでいるレースファンにとっては,実際上観戦するにはかなりの労力を要する事態となってしまいました。
なお,ドライバーについても発表があり,DHG TOM'S RACINGについては,まだ1名のドライバーが未定となっています。
2007/2/27(火)
☆環境問題(F1)
○今シーズンに入って,体制発表以後もずっとブラック塗装のままでの走行を続けてきたホンダレーシングF1ですが,ついに今季のカラーリングが発表されました。しかも,そのカラーリングは,これまでの常識を覆すものでした。現在のF1マシンのカラーリングは,メインスポンサーのイメージに沿ったものが中心になっています。このスタイルは,1968年にロータスがF1界に持ち込んだやり方です。それが,今や当たり前の手法になっています。ところが,今回発表されたホンダのマシンのカラーリングは,レギュレーションで決められているマニュファクチャラーのロゴ(ホンダですから伝統の「H]マーク),全チームにタイヤを供給するブリヂストンの「B」マーク,そして,チャリティーを募る「myearthdream.com」のURLのみ以外,全て巨大な地球とその周りにある黒い宇宙空間が鮮やかに描かれています。これは,現在我々人類が直面している環境問題を意識したものです。ホンダの発表をそのまま引用すると,「パートナー企業に対し,マシン及びロゴの使用をライセンス化することで,マーケティングツールとしての活用を可能とした。」とのことです。また,「新たに設けるウェブサイト(www.myearthdream.com)上で,一般の人々がマシンのピクセルを購入することで参加できるチャリティーを展開する。」(これもホンダの発表をそのまま引用)とのことで,つまり,今回のホンダの取り組みに共鳴する企業及び個人からの寄付でチーム運営を行っていく新しい手法を取り入れるということになるのでしょう。この取り組みで得た資金は,ただ単にチーム運営に使われるだけでなく,「協賛金(スポンサーフィーやライセンスフィー)の一部を,環境保護団体などへ寄付を行う。」(チーム発表をそのまま引用)とのことです。今回のホンダの手法は,まさにF1界にもたらした大革命と言えるのではないでしょうか。
2007/2/26(月)
☆Z4獲得(MotoGP)
○シーズン開幕前最後のテストとなる,ヘレス公式テスト最終日の走行が行われました。最終日の走行には,特別に40分間のタイムアタック枠がとられ,この中で最速タイムをマークしたライダーには,『BMWアワード』としてBMWの高級スポーツカーであるZ4Mクーペが賞品として送られることになっています。これは,2003年から始まったものです。気温19度,路面温度34度のドライコンディションという好条件の中行われたこのセッションで最速タイムをマークしたのは,ヤマハワークスチームのエースV.ロッシで,彼にとってこれが通算4回目となります。しかも,彼がマークしたタイムは,昨年ドゥカティのL.カピロッシが990ccマシンでマークしたサーキットベストを,今シーズンから採用の800ccマシンで更新したことになります。2番手タイムは,ホンダワークスのD.ペドロサで,彼のタイムも,昨年のサーキットベストを上回っています。昨年この賞を獲得したヤマハのC.エドワーズが3番手タイム,昨年のチャンピオンであるホンダのN.ヘイデンが4番手タイムでした。日本人ライダーは,ホンダの中野真矢が12番手,ヤマハの玉田誠が13番手,スズキのテストライダー秋吉耕佑が18番手,ドゥカティのテストライダー伊藤真一が22番手タイムでした。
2007/2/25(日)
☆さすが(SBK)
○第1戦の決勝レースが,ロサイル・インターナショナル・サーキットで行われました。レース1は,今回がSBKデビューレースとなるスズキのM.ビアッジとホンダのJ.トスランドとの争いとなりました。最終的には,ビアッジが約1.5秒の差をつけ,デビューレースでいきなり優勝を飾りました。さすがは,十分にMotoGPでチャンピオン争いに加わることのできるライダーは違うなという感じがしてきます。3位表彰台は,ドゥカティのL.ランツィが獲得しています。日本人勢は,スズキの加賀山就臣が惜しくも表彰台を逃す4位,ヤマハの芳賀紀行が8位,同じくヤマハの中冨伸一が12位となりました。レース2もトスランドとビアッジとの争いとなりましたが,こちらはトスランドがレース1の雪辱を果たし,トップでチェッカーを受けました。それでもビアッジは2位となり,レース1の優勝がフロックでないことが証明されました。3位には,ヤマハのT.コーサーが入っています。日本人勢は,芳賀が4位,加賀山が6位,中冨が17位となっています。
      
☆2日連続(MotoGP)
○シーズン前最後のテストとなるヘレスでの合同テスト2日目の走行が行われ,初日にトップタイムだったホンダのM.メランドリが,2日目もトップタイムをマークしています。2番手タイムは,ヤマハのV.ロッシでした。3番手タイムはホンダのD.ペドロサがマークし,彼も2日連続3番手タイムとなりました。昨年のチャンピオンホンダのN.ヘイデンですが,この日も上位タイムをマークすることができず,11番手タイムで2日目を終えています。日本人ライダーですが,ヤマハの玉田誠が10番手,ホンダの中野真矢が12番手,ドゥカティのテストライダー伊藤真一が19番手,スズキのテストライダー秋吉耕佑が20番手となっています。
     
☆2チーム(F1)
○バーレーンでの合同テスト3日目の走行が行われ,2年連続チャンピオンのF.アロンソがトップタイムをマークしました。2番手タイムをL.ハミルトンがマークし,マクラーレン・メルセデスのワンツーとなりました。3番手タイムはF.マッサ,4番手タイムがK.ライコネンで,フェラーリ勢がスリーフォーとなっていて,2チームで上位4台を占めたことになります。ジャパンパワー勢ですが,ホンダはR.バリチェロが6番手で,トヨタはテストドライバーのF.モンタニーが13番手でそれぞれの最高位でした。
なお,未だに明らかとなっていなかったトロ・ロッソのもう一人のドライバーですが,かねてから予想されていたとおりS.スピードの残留が発表されました。
2007/2/24(土)
☆いきなり(SBK)
○2輪ロードレースの世界選手権の先陣を切って,SBKの第1戦がカタールのロサイル・サーキットで開幕し,予選及びその上位者によるスーパーポールが行われ,開幕戦のグリッドが決まりました。見事ポールを獲得したのは,今季スズキからヤマハに移籍した元チャンピオンのT.コーサーでした。そして,2番グリッドを獲得したのは,元GPライダーで,今シーズンからこのSBKにフル参戦することになったスズキのM.ビアッジでした。デビューレースでいきなりフロントローを獲得するという結果を出し,やはりまだMotoGPでも上位争いができるだけのポテンシャルを持ったライダーの違いを見せつけた感じとなりました。3番グリッドは,ホンダのJ.ロスランドが獲得しています。日本人勢ですが,ヤマハの芳賀紀行が4番グリッド,スズキの加賀山就臣が7番グリッド,ヤマハの中冨伸一が16番グリッドをそれぞれ獲得しています。
    
☆2日連続(F1)
○バーレーンでの合同テスト2日目が行われ,BMWザウバーのN.ハイドフェルドが最速タイムをマークしました。2番手タイムは,昨年のチャンピオンであるマクラーレン・メルセデスのF.アロンソでした。3番手タイムは,ホンダのJ.バトンでした。ここまでのテストでは,ホンダのテスト結果はあまり上位に出ることがなく,今季型マシンRA107のポテンシャルがあまり高くないのではないかといわれ始めていました。報道によっては,ドライバー自身もそれを認めているかのような発言もありました。しかし,ここに来て2日連続3番手タイムというのは,新たに投入されたパーツが機能しているからかもしれません。初日にワンツータイムだったフェラーリですが,2日目はK.ライコネンが6番手,初日トップのF.マッサが8番手でした。トヨタ勢はあまり振るわず,J.トゥルーリが12番手,R.シューマッハは最下位となる16番手に終わりました。なお,スーパーアグリF1は,A.デビッドソンがステアリングを握って13番手タイムをマークしています。
      
☆ヤングライダー(MotoGP)
○開幕前の最後となる合同テストが,スペインのヘレス・サーキットで3日間にわたって始まりました。初日は,ホンダのM.メランドリが最速タイムをマークしました。2番手タイムがドゥカティのC.ストーナー,3番手タイムがホンダのD.ペドロサがマークし,ヤングライダー3人がトップ3のタイムとなっています。それに対して,4番手がホンダのC.チェカ,5番手がドゥカティのA.バロスと,超ベテラン勢が4,5番手タイムとなっています。日本人勢ですが,ホンダの中野真矢が10番手,ヤマハの玉田誠が15番手,ドゥカティ及びブリヂストンのテストライダーである伊藤真一が18番手,スズキのテストライダーである秋吉耕佑が21番手となっています。
2007/2/23(金)
☆復活(SGT&FN)
○元F1ドライバー鈴木亜久里が代表を務めるARTAが,今シーズンのモータースポーツ活動計画の発表を行いました。自動車用品販売会社の全国チェーンであるオートバックスと亜久里とのコラボによって発足したARTAですが,今シーズンで10年目の節目を迎えることになりました。それだけに,今シーズンにかける意気込みはかなりのものがあることは容易に想像できます。様々なカテゴリーに出場するARTAですが,そのメインとなるSGTに関してですが,GT500クラスは,これまで通りホンダNSXを駆って参戦します。ドライバーについては,昨シーズンと同じように伊藤大輔&R.ファーマンとなっています。熟成の進んだNSXで,今季テストにおいて速さを見せているだけに,チャンピオン獲得の期待が高まっていることでしょう。注目は,GT300クラスです。昨シーズンのこのクラスは,活動を休止していましたが,再び活動を再開することになりました。しかも,使用するマシンは,オートバックスが開発&販売を手がけている『ガライヤ』となりました。ご存知のように,ARTAは,一昨年までこのマシンで参戦していました。活動休止を受けてお蔵入りとなっていたマシンが,10周年の節目に復活することとなったのです。しかも,ドライバーも,これまでと同じ新田守男&高木真一という名コンビの復活となっています。
もう一つのメインカテゴリーであるFNですが,こちらは,昨シーズンから復活を遂げたものです。昨シーズンの成績は,予選ではポール獲得できるものの,決勝になると感想さえままならないという状況の1年でした。それだけに,今シーズンに雪辱を期するという感じだと思われます。注目のドライバーですが,昨季スーパーアグリF1からF1デビューを飾ったものの,スーパーライセンス剥奪という処分を受けて参戦できなくなってしまったという経緯のある井出有治が,再び亜久里のチームから復活参戦することになりました。ただし,今回のFN参戦が,即F1復活につながるものではないようです。もう一人のドライバーは,SGTにフル参戦する(チームはARTAではないですが,実質上は兄弟チームのようなもの。)ことになっている金石年弘です。
2007/2/22(木)
☆未だに(MotoGP)
○先日,FIMより今シーズンのエントリーリストが発表されました。それによると,チャンピオンのN.ヘイデンのゼッケンは,やはりチャンピオンナンバーである「1」をつけることになっています。これまで行われてきたテストや体制発表等において,ヘイデンのマシンには常にこの「1」がついていましたので,当然といえば当然なことです。しかし,このチャンピオンナンバーですが,連続してチャンピオンを獲得し続けてきたV.ロッシは,その間に一貫して自身が用いている「46」というものをつけてきました。ヘイデンには「69」という愛用のゼッケンがありますので,その番号を使用するのではという観測も当初ありましたが,やはりチャンピオンナンバーをつけるようですので,久々にこのナンバーが最高峰クラスに復活することになります。
今回のエントリーリストで特に気になるのは,ゼッケンのことよりも,ヤマハのワークスチームのスポンサーについてでしょう。昨年はキャメルがメインスポンサーでしたので,『キャメル・ヤマハ』というチーム名でエントリーしていました。そのキャメルが撤退し,新たなスポンサーを探す必要性が生じていました。当初の噂では,スペインの通信関連会社『テレフォニカ』が,F1撤退を受けて再びMotoGPに復活するのではないかということでした。しかし,最近の報道では,その話はあまり浮上してきていません。このところの噂では,イタリア最大の自動車メーカーであるフィアットがつくのではということが出ていました。しかし,今回発表のリストでは,チーム名が『ヤマハ・ファクトリー・レーシングチーム』のままでしたから,未だにメインスポンサーが未定のままということになります。あと2週間ほどで開幕戦を迎えるだけに,ヤマハワークスのスポンサー問題がどう解決するのかが注目点の一つだと言えるでしょう。
2007/2/21(水)
☆チャンピオン奪還に向け(FN)
○昨年のチャンピオンチームであるチーム・インパルは,昨年同様今シーズンも2チーム4台体制で臨むことになっています。その2チームとは,昨年チャンピオンとなったB.トレルイエを中心としたもの,もう一つが一昨年のチャンピオン本山哲を中心としたものとなっています。その内の後者のチーム体制発表会が,横浜市内で行われました。まず,ドライバーラインナップですが,本山哲とM.クルムというベテラン2人という体制となっています。クルムについては,このところずっとSGTに専念してきた感じとなっていましたので,6年ぶりのFN復帰となります。チーム監督には,一昨年フォーミュラカーレースから引退し,昨季DoCoMo DANDELIONのディレクターを務めていた服部尚貴が就任しました。チームオーナー兼監督の星野一義は,総監督という立場をとります。服部の就任については,本山自身からの誘いによるもののようです。本山にとっての昨シーズンは,チャンピオンの座を守れなかったばかりか,1勝もできないという不本意なものとなってしまいました。それだけに,今シーズンに期するものは大きいと思われます。そこで,かつてF3時代のチームメイトであり,ベテランとして勝つためのたくさんのノウハウを持っている服部に声をかけたようです。チーム名ですが,今シーズンはメインスポンサーにミネラルウォーターの『アラビアンオアシス』がついたことで,『アラビアンオアシス・チーム・インパル』となりました。このアラビアンオアシスですが,UAE(アラブ首長国連邦)の中心都市ドバイに親会社があり,同国内では,『エミレーツ』というブランドで販売されているミネラルウォーターです。系列会社にホテルや航空会社などがある大企業で,日本ではこの『アラビアンオアシス』というブランド名で販売されています。
2007/2/20(火)
☆1台増(SGT)
○SGTを運営するGTアソシエーションから,今シーズンのエントリーリストが発表されました。GT500クラスについては,全部で16台のエントリーとなっています。その内訳ですが,昨年のチャンピオンであるトヨタ勢は,6台のエントリーとなっています。マシンは,全てチームがSC430を使用します。ドライバーについては,ほぼ昨年通りとなっています。ニッサン勢は,全部で5台がエントリーし,マシンは全てフェアレディZになっています。ドライバーについては,既に先月発表があったように,大幅な入れ替えとなっています。ホンダ勢ですが,これまで長く4台体制となっていましたが,かねてから噂になっていたように,今シーズンは全部で5台体制になっています。使用するマシンは,全てNSXです。その5台の内訳ですが,4台は昨年と同じようにARTA,童夢,ナカジマ・レーシング,チーム国光です。増えたのが『ローリングストーン・リアル・レーシング』の1台で,ドライバーは,噂通りに金石勝智&金石年弘の甥と叔父関係の2人となっています。チーム名の"リアル"ですが,これは勝智の運営する会社名ですが,"ローリングストーン"については,今回の発表では明らかとなりませんでした。いったい何の名前なのでしょうか,興味がそそられる感じですね。なお,このチームのマシンは,金石のつながりから考えてもARTAが実質的にメンテナンスするのではないかと思われます。
GT300クラスは,全部で35台のエントリーとなっています。チーム及びドライバーに関しては,例年動きの大きいクラスですが,今シーズンも昨年のチャンピオンである山野哲也が移籍したように大幅な動きとなっています。実際,今回の発表段階では,多くのチームの使用するマシン及びドライバーが未定となっています。なお,我が大分県関係では,唯一のフル参戦ドライバーである菅一乗が,昨年同様JIMGAINERから,ビートたけしの義弟としても有名な松田秀士と組んで参戦することになっています。
2007/2/19(月)
☆独占(WRC)
○第3戦ラリー・ノルウェーの最終日の走行が行われました。今年のレースは,とても深い雪に覆われたため波乱のレース展開となりました。そのような中優勝したのは,フォード・フォーカスWRC06を駆るM.ヒルボネンでした。今回の優勝は,彼にとって今季初優勝ですし,通算でも2勝目となります。2位には,チームメイトのM.グロンホルムが入っています。3位は,フォードのH.ソルベルグとスバルのP.ソルベルグの兄弟争いとなりました。前日まではわずかに弟のペターの方がリードしていたのですが,最終日に兄のヘニングが逆転して3位表彰台を獲得しました。これにより,フォード勢が表彰台を独占したことになりました。昨年のチャンピオンであるシトロエンのS.ローブは,深い雪に足下をすくわれ,遅れた分を取り戻そうとすればするほどさらにミスを重ねるという状態となり,最終的には14位でゴールとなりました。当然ポイント獲得とはならず,チャンピオン争いで3位に後退しました。ランキングトップは,グロンホルムが24点で1位,ヒルボネンが20点で2位となっています。コンストラクターズポイントでは,表彰台独占となったフォードが44点でトップに立ち,2位のシトロエンに16点差をつけています。
2007/2/17(土)
☆3日目は(MotoGP)
○3日間にわたって行われてきたカタールでの公式テスト最終日の走行が行われました。これまでの2日間は,ヤマハのC.エドワーズとV.ロッシのワンツーでしたが,最終日の最速タイムは,レプソル・ホンダのD.ペドロサがマークしました。この日彼がマークしたタイムは,昨年C.ストーナーが990ccマシンでマークしたポールタイムを上回るもので,早くも800ccマシンのポテンシャルの高さを見せています。2番手タイムは,スズキのJ.ホプキンスがマークしました。彼のタイムは,昨シーズン自身がレース中にマークしたタイムよりも3秒弱上回るもので,どのメーカーも順調に開発が進んでいることが伺われる感じです。ただし,ホプキンスはテスト中に120qの速度でハイサイドによる転倒を喫してしまい,入院するというアクシデントが発生してしまいました。右の手足を痛めたようですが,幸いなことに長期離脱するほどの怪我ではないようで,3月に同地で行われる開幕戦への出場に支障はないようです。また,来週ヘレスで行われるテストにも参加できるかもしれないということです。3番手タイムは,ヤマハワークスチームのV.ロッシがマークしています。カワサキ勢ではR.ド.ピュニエの6番手タイムが,ドゥカティ勢ではL.カピロッシの7番手が最速タイムとなっています。日本人勢は,ホンダの中野真矢が10番手,ヤマハの玉田誠が12番手,伊藤真一が19番手タイムとなっています。なお,2日目の走行を見合わせたイルモア勢ですが,A.ピットとJ.マックウィリアムズの両者とも走行し,それぞれトップから5秒遅れの20番手,7秒遅れの22番手タイムとなっています。
     
☆3日間とも(SGT)
○3日間にわたって行われてきた岡山国際サーキットでの合同テスト最終日の走行が行われ,ホンダNSXを駆る道上龍&木暮卓史組が,唯一1分22秒を切る最速タイムをマークしました。このタイムは,今回のテストにおける総合のトップタイムでもあります。2番手タイムをマークしたのが,同じくNSXを駆る伊藤大輔&R.ファーマン組で,3日間ともNSXによるワンツーとなりました。しかも,最終日はL.デュバル&F.カルボーン組のNSXが3番手タイムでしたから,ホンダによるワンツースリーという結果で締めくくった形となりました。他メーカーですが,ニッサン勢は本山哲&R.ライアン組の4番手が,トヨタ勢は立川祐路&高木虎之介組の5番手が最速タイムでした。
2007/2/16(金)
☆2日連続 PARTT(MotoGP)
○カタールでの公式テスト2日目の走行が行われ,前日に続いてヤマハワークスチームのC.エドワーズがトップタイムをマークしました。2番手タイムをチームメイトのV.ロッシがマークしていますので,2日連続ヤマハワークスによるワンツーとなりました。3番手タイムがレプソル・ホンダのD.ペドロサ,4番手がホンダ・LCRのC.チェカがマークし,ホンダの新型マシンも仕上がりの良さを徐々に見せてきています。日本人勢は,コニカミノルタ・ホンダの中野真矢が7番手タイム,ヤマハ・テック3の玉田誠が16番手タイム,テストライダーの伊藤真一が19番手タイムとなっています。なお,前日は走行したイルモア勢ですが,この日は走行を見合わせています。
       
☆2日連続 PARTU(SGT)
○3日間にわたるGT500クラスの合同テスト2日目の走行が,岡山国際サーキットで行われました。初日は生憎の雨模様でしたが,2日目は路面温度が低いものの,好天の中での走行となりました。今回のテストでは,トヨタ勢は07モデルのSCが3台と06モデル改が3台,ニッサン勢は07モデルのZが2台と06モデルが3台,ホンダ勢は07モデル4台が走行している模様です。この日のトップタイムは,伊藤大輔&R.ファーマン組のNSXがトップタイムをマークしました。雨模様となった前日も,同チームがトップタイムでしたから,2日連続トップということになります。しかも,2日目のタイムは,昨年のポールタイムを2秒弱縮めるもので,シーズン前から既に昨年型マシンよりも速いことを見せつけています。2番手タイムも,道上龍&木暮卓史組の07年型NSXがマークしています。ニッサン勢のトップは,本山哲&R.ライアン組の4番手,トヨタ勢のトップは,立川祐路&高木虎之介組の4番手タイムでした。2日目のタイムを見ると,1分22秒台に6台(しかもコンマ7秒の中で6台)が入っていて,このクラスの混戦ぶりが予想される結果となっています。
2007/2/15(木)
☆初走行(MotoGP)
○今シーズンフル参戦する予定の全ライダーが集まっての初めての走行となる公式テストが,3日間にわたってカタールで始まりました。初日の走行は,ヤマハワークスチームのC.エドワーズがトップタイム,チームメイトのV.ロッシが2番手タイムをマークし,ヤマハワークスのワンツーとなりました。3番手タイムをマークしたのは,今シーズンからドゥカティのワークスチームで走ることになったヤングオージーライダーのC.ストーナーでした。4番手タイムは,オリジナルマシンにホンダのエンジンを搭載して走るチーム・ロバーツのK.ロバーツJrでした。昨年のチャンピオンであるレプソル・ホンダのN.ヘイデンが5番手,800ccマシンとなって好調な走りを見せているスズキ勢のJ.ホプキンスが6番手となっています。怪我によりテストに参加できていなかったイルモアのJ.マックウィリアムズが,怪我から復帰しての初めての走行をしました。慎重な走りに徹したようで,タイム的にはトップから14秒ほど遅れていますが,重傷からの復帰だけに,走行できただけでも十分と言えるかもしれません。なお,日本人勢ですが,コニカミノルタ・ホンダの中野真矢が14番手,ヤマハ・テック3の玉田誠が16番手,ドゥカティ及びブリヂストンタイヤの開発ライダーである伊藤真一が20番手となっています。
       
☆ベテランが(F1)
○3日間にわたってバルセロナで行われた合同テスト最終日の走行が行われました。この日のトップタイムをマークしたのは,A.ニューイがデザインした新型マシンRB3を駆るレッド・ブルのベテランドライバーD.クルサードでした。2番手タイムが,BMWザウバーのN.ハイドフェルドでした。2日目にトップタイムだったフェラーリのF.マッサが3番手,2年連続チャンピオンであるマクラーレン・メルセデスのF.アロンソが4番手タイムでした。ジャパンパワー勢ですが,トヨタエンジンユーザーではウィリアムズのN.ロズベルグの5番手タイムが,ホンダエンジンユーザーではホンダのJ.バトンの12番手がそれぞれ最高タイムでした。なお,前日に新型マシンのシェイクダウンテストを行う予定だったものの,赤旗によってじゃまされた形となったトロ・ロッソのV.リウッツィですが,この日ようやくシェイクダウンすることができました。タイム的には,19台中19番手のタイムでした。
2007/2/14(水)
☆ようやく(F1)
○今シーズンのドライバーラインナップの発表が遅れていたスクーデリア・トロ・ロッソが,ようやくマシンの公開とレースドライバー一人の発表を行いました。契約が成立したのは,昨年も同チームからフル参戦したイタリア人ドライバーのV.リウッツィです。彼の契約については,延長されるのではないかという噂がかねてよりありましたが,ここにきてようやく発表という運びになりました。もう一人のドライバーについては,昨シーズン同様S.スピードが有力視されていますが,今回の発表ではなされませんでした。共同オーナーの一人である元F1ドライバーのG.ベルがーによると,スピードとは細部の契約が残っているだけとのことですから,近日中に発表があるのかもしれません。今季型マシンSTR2の発表もありましたが,このマシンについては,昨シーズンレッドブルが使用したマシンを改良しただけのものではないかという指摘がされています。マシンについてはオリジナルでないといけないという規定があるため,スパイカーやウィリアムズ(つまり直接的ライバルになるチーム)が違反ではないかという指摘をしているいわく付きのマシンです。もちろんベルガー自身は,当然のようにこのカスタマーカー疑惑を否定しています。
     
☆実力発揮?(F1)
○カタルニア・サーキットでの合同テスト2日目の走行が行われ,フェラーリのF.マッサがトップタイムをマークしました。2番手タイムをチームメイトのK.ライコネンがマークし,フェラーリのワンツーとなりました。同チームの今季型マシンF2007の実力について否定的な報道が一部なされていましたが,その報道を払拭するような走りを2日目に見せた形となりました。3番手タイムは,ルノーのヤングドライバーであるH.コバライネンがマークしています。2年連続チャンプのF.アロンソは,4番手タイムでした。ジャパンパワーについてですが,トヨタエンジンではJ.トゥルーリの8番手が,ホンダエンジンではJ.バトンの14番手が最高位でした。なお,上記しているトロ・ロッソのニューマシンですが,この日にシェイクダウンテストを行う予定だったのですが,コースインが近づいた頃に赤旗の提示という不測の事態が発生したため走行を見合わせ,今日に持ち越されています。
2007/2/13(火)
☆1000分の1秒(F1)
○3日間にわたってカタルニア・サーキットで行われる合同テストが始まりました。初日は,朝から快晴に恵まれていたものの,お昼頃から雨が降り始め,各チームともしばらくの間走行を見合わせるという時間帯もありました。しかし,その後徐々に路面が乾いていき,再び走行を開始するという状態でした。そのような中で最速タイムをマークしたのは,マクラーレン・メルセデスのテストドライバーを務めるP.デ.ラ.ロサでした。2番手タイムをマークしたのは,昨シーズンのレースで,そして今季テストでも速さを見せているBMWザウバーのヤングドライバーであるR.クビサでした。両者のタイムは,わずか1000分の1秒という僅差でした。3番手タイムは,昨年のチャンピオンで,今シーズンからマクラーレンに移籍したF.アロンソでした。フェラーリ勢は,5,6番手にそれぞれF.マッサ,K.ライコネンが並んでいます。ジャパンパワーですが,トヨタエンジンユーザーではウィリアムズ・トヨタのA.ブルツの4番手が,ホンダエンジンユーザーではホンダのテストドライバーC.クリエンの13番手が最高タイムでした。
2007/2/12(月)
☆意地?(WRC)
○第2戦スウェディッシュ・ラリーの最終日の走行が行われ,フォード・フォーカスRS WRC06を駆るM.グロンホルムが,スカンジナビアンの意地を見せるかのようにトップを守ったままスノーラリーを優勝で飾りました。2位には,昨年のチャンピオンで,今シーズンの初戦を制したシトロエンC4WRCを駆るS.ローブが入りました。今回のレースはフォード勢が優勢で,トップ5中3台を占めました。日本車勢は,6位に三菱・ランサーWRC05を駆るT.ガルデマイスターが,8位にスバル・インプレッサWRC2006を駆るC.アトキンソンが入っています。
2007/2/11(日)
☆2日連続(MotoGP)
○カタルニアでの合同テスト2日目の走行が行われました。この日は,前日からの雨の影響で,午前中はウェットコンディションだったために走行を見合わせていましたが,午後から徐々に路面が乾き始て走行を開始するという状況となりました。250ccクラスのトップタイムをマークしたのは,初日と同じく昨年のチャンピオンでアプリリアのマシンを駆るJ.ロレンゾでした。2番手が,ロレンゾと同じくアプリリアを駆るH.バルベラでした。3,4番手のタイムは,それぞれJ.シモン,青山周平のホンダ勢がマークしています。
125ccクラスのトップタイムは,前日と同じくアプリリアを駆るS.ガデアでした。ただし,この日は同タイムが多く,L.ペッセック,M.パッシーニ,P.エスパルガロもトップタイムでした。
2007/2/10(土)
☆入れ替わり(SGT)
○日産自動車とNISMOが,今シーズンのモータースポーツ参戦体制を発表しました。その中でSGTについても発表がありました。トヨタ及びホンダに関する今シーズンのSGTの体制は,昨年とあまり変化がない模様です。それと比べると,今季のニッサンは比較的変化が見られた体制となりました。マシンについてですが,昨シーズンの最終戦では,それまでのターボエンジンではなく,自然吸気(NA)エンジンのマシンが1台投入されました。今シーズンは,そのNAエンジンのマシンが投入されることになりました。ただし,開幕戦から投入されるのは,NISMOの2台だけで,他のチームに関しては,第3戦からということになっています。また,コーナリングマシンだったフェアレディZですが,今季型マシンは,ストレートスピードに磨きをかけたとのことです。コーナーでもストレートでも速いとなると,タイトル奪還に向けて勢いが増したという印象を受けますね。
なお,GT500クラスの体制は,以下の表のようになっています。

チ  ー  ム 監 督 ドライバー マ  シ  ン
22 NISMO 飯島 嘉隆 M.クルム
松田次生
MOTUL AUTECH Z
23 本山  哲
R.ライアン
XANAVI NISMO Z
HASEMI MOTOR SPORTS 長谷見 昌弘 S.フィリップ
柳田 真孝
YellowHat YMS モバHO!
TOMICA Z
12 TEAM IMPUL 星野 一義 B.トレルイエ
星野 一樹
カルソニック インパル Z
24 KONDO RACING 近藤 真彦 J.P.デ.オリベイラ
荒 聖治
(未定)
      
☆今シーズン初(MotoGP)
○2日間にわたる250ccと125ccクラスの合同テストが,スペインのカタルニア・サーキットで始まりました。250ccクラスは,昨年のチャンピオンであるJ.ロレンゾがトップタイムをマークしました。今シーズンの初テストとなるホンダ勢ですが,J.シモンの5番手が最速タイムでした。昨年の最終戦で転倒し,大腿骨骨折の重傷を負った高橋裕紀も初走行に臨み,タイムとしては,トップから5秒遅れの17台中17番手タイムという結果でしたが,負った怪我から考えると,3ヶ月で復帰できたのは幸いだったのではないでしょうか。
なお,125ccクラスについてですが,昨年から絶好調のアスパル勢が今回も速さを見せ,S.ガデアがトップタイム,G.タルマクシが2番手タイムと,初日のワンツーという結果を出しています。
2007/2/9(金)
☆切り上げ(F1)
○3日間にわたってヘレスで行われてきた合同テスト最終日の走行が行われましたが,この日は生憎のウェットコンディションとなってしまい,どのチームも早めに走行を切り上げました。そのような中でトップタイムだったのは,BMWザウバーのN.ハイドフェルドでした。彼はウェット用タイヤを履いて,主にトラクションコントロールシステムのテストを行った模様です。3番手タイムを,チームメイトのT.グロックがマークしています。2番手タイムは,ウィリアムズのA.ブルツがマークし,これがこの日のジャパンパワーの中でトップタイムとなっています。前日に引き続いてホンダのマシンを駆って,IRLのヤングドライバーであるMa.アンドレッティがステアリングを握りました。タイムとしては,前日に続いて一番遅いタイムとなっています。なお,雨によって最終日を早めに切り上げたわけですが,これは,天候のせいばかりではないようです。レギュレーション変更によって,今シーズンからテストにおける年間の総走行距離に制限ができました。このため,マイレージ節約のための切り上げとなったようです。
2007/2/8(木)
☆990超え(MotoGP)
○3日間にわたってセパンで行われた合同テスト最終日の走行が行われ,初日にトップタイムだったヤマハのC.エドワーズが,再び最速タイムをマークしました。2番手タイムをチームメイトのV.ロッシがマークし,3日間ともヤマハワークスのワンツーでした。最終日は,予選用タイヤのテストも行った模様ですが,彼らのマークしたタイムは,昨年ロッシが990ccマシンでマークしたポールタイムを上回るもので,排気量が190cc減少した新規開発マシンにもかかわらず,早くも昨年のタイムを上回るという驚異的とも言える記録をマークしています。なお,次回のテストは,2月13日から3日間に渡りカタールで行われる予定です。このテストは公式テストですので,一堂に会して行われるものと思われます。
     
☆2回目(F1)
○ヘレスでの合同テスト2日目の走行が行われ,フェラーリのF.マッサが最速タイムをマークしました。2番手タイムが,マクラーレン・メルセデスのL.ハミルトン,3番手タイムがBMWザウバーのR.クビサでした。この日ホンダのステアリングを握ったのは,レギュラードライバーのJ.バトンだけでなく,アメリカンフォーミュラカーであるIRLドライバーのMa.アンドレッティもそうでした。祖父が元F1チャンピオンのマリオ,父が元CARTチャンピオンのマイケルと,チャンピオンのDNAを受け継ぐマルコが,自身2回目となるF1マシンドライブを経験しました。タイムとしては16台中16番目でしたが,彼にとっては,再びいい経験となったのではないでしょうか。
2007/2/7(水)
☆初参加(F1)
○3日間にわたってヘレス・サーキットで行われる合同テストが始まりました。今回のテストには,8チームが参加することになっています。初日のトップタイムは,マクラーレン・メルセデスのサードドライバーであるP.デ.ラ.ロサがマークしました。今テストの注目点の一つが,トヨタエンジンを搭載したウィリアムズの今季型マシンFW29の合同テスト初登場です。そのマシンを駆っているA.ブルツが,2番手タイムをたたき出し,いきなりそのポテンシャルを見せた形となりました。3番手タイムは,将来のチャンピオン候補の一人と目されているBMW・ザウバーのR.クビサがマークしました。
     
☆2日連続(MotoGP)
○セパンで行われている合同テスト2日目の走行が行われ,ヤマハのV.ロッシがトップタイム,チームメイトのC.エドワーズが2番手タイムを出し,2日連続でヤマハワークスチームのワンツーとなりました。同チームの発表によると,2日目はミシュランの前後タイヤのテストと,いくつかの新しいパーツのテストを行った模様で,最終日となる3日目は,レースを想定したロングラン走行を行うとのことでした。
2007/2/6(火)
☆チームメイト(MotoGP)
○マレーシアのセパンサーキットにおいて,3日間にわたる合同テストが始まりました。今回のテストには,ヤマハ,カワサキ,イルモアの3メーカー4チームが参加しています。初日の走行ですが,ヤマハ・ワークスチームのC.エドワーズがトップタイムをマークし,チームメイトのV.ロッシが2番手タイムでした。3番手タイムは,カワサキのR.ド.ピュニエでした。今シーズンからヤマハ・テック3に所属する玉田誠は,トップタイムのエドワーズからおよそ1秒1遅れた4番手タイムでした。今シーズン初めてヨーロッパ以外での走行となるイルモアは,A.ピットだけ(チームメイトのJ.マックウィリアムズは,昨シーズン後のテストで大腿骨骨折の重傷を負っているため,しばらく走行が不可能。)が走行し,トップから7秒以上遅れた7台中7番手のタイムで初日を終えています。
2007/2/5(月)
☆2カ国目(F1)
○F1の開催国については,これまでのヨーロッパ中心から,世界各国とりわけアジアへとその場が広がってきています。そして,新たな開催国がまた増えました。それは,アラブ首長国連邦にあるアブダビです。中東での開催は,04年から始まったバーレーンGP以来2カ国目となります。今回発表された計画では,巨額なプロジェクトの下でレジャーランド計画が進められているヤス島に全長5.5qに及びサーキットを建設し,09年からアブダビGPとして開催されるというものです。潤沢なオイルマネーを持つ国で建設されるサーキットですから,きっとサーキット及びそれに付随する施設は,かなり充実したものになるのでしょうね。なお,今回締結された契約は,7年間という長期開催となっています。
2007/2/4(日)
☆移籍 PARTT(SGT)
○GT300クラス唯一の4輪駆動車スバル・インプレッサを走らせているクスコより,今シーズンのドライバーの発表がありました。そのドライバーとは,昨シーズンRE雨宮でRX−7を駆りチャンピオンを獲得した山野哲也です。去年のチャンピオンを含めると3年連続タイトル獲得となった山野ですが,その3年間ともチーム及びマシンが違うというものでした。これは,彼が強運の持ち主であるということかもしれませんが,ただ単にそれだけでなく,マシン開発,チームのモチベーションに大きな力を出すことができることに他なりません。このことが,クスコの大溝監督自ら山野に声をかけ,チーム改革に力を入れていこうとする行動に移らせたのかもしれません。なお,今回の発表では,使用するタイヤについても発表があり,これまでのヨコハマからダンロップにチェンジすることになりました。ただし,もう一人のドライバーについては,まだ未定とのことでした。
      
☆移籍 PARTU(JRR)
○ヤマハ陣営の有力チームの一つであるテック2から,今シーズンの体制発表がありました。それによると,125ccクラスは,これまでの井出敏男に加え,新たに元125ccクラスのGPライダーである徳留真紀がFRSから移籍してきて,ダブルエース体制で臨むことになりました。その他にも2名のライダーが同クラスに参戦し,全4台体制となりました。また,250ccクラスにも参戦し,このクラスについては,昨年同様に濱本裕基の1台体制で臨むことになっています。
    2007/2/3(土)
☆契約問題(F1)
○先月末スパイカーF1からテストドライバー4人の発表がありましたが,その中にV.D.ガルデの名前が含まれていました。この発表は,かなりのサプライズでした。なぜならば,彼は昨年の12月にスーパーアグリF1のテストドライバーとして契約を交わしていたからです。スパイカーの発表は,スーパーアグリF1との契約をクリアしてのものだと思っていたのですが,事実はそうではなかったようです。というのも,昨日スーパーアグリF1から,今回の契約について異議を唱える声明が出されたからです。どうやらこの問題は,しばらく尾を引きそうです。
   
           
    ☆修復して(F1)
○ヘレスでの合同テスト4日目の走行が行われました。3日間中2日間がウェット路面での走行となったため,テストメニューに遅れが生じ,4日目まで走行を延ばした形となっていました。この日のトップタイムをマークしたのは,マクラーレン・メルセデスのルーキードライバーL.ハミルトンでした。彼は,先週行われたテストで大クラッシュを演じ,マシンを修復させる必要が生じていたため,4日目目にしてようやく走行できるようになった状況でした。そのような中での走行にもかかわらずいきなりトップタイムをマークしたのですから,ポテンシャルの高さを図らずも見せつけた形となりました。
   
2007/2/2(金)
☆契約延長(MotoGP)
○まだシーズン開幕前ですが,何と来シーズンまで契約延長することの発表がありました。その発表の主とは,ヤマハのV.ロッシです。昨シーズンの途中まで「F1に行くのではないか」と噂されていた彼ですが,彼の母国GPであるイタリアGP前にMotoGPへの参戦継続と,07年までヤマハとの契約を延長するという発表がありました。その発表により,ひとまずF1への転身という噂はやや影を潜めたものの,WRCを含めた噂となると相変わらず根強いものがありました。今回の08年までの契約延長により,人気,実力共にナンバーワンライダーの流出が,さらに1年間延長されたことになりますので,MotoGPにとってもプラス材料と考えていいのではないでしょうか。
      
☆ワークスチーム(MotoGP)
○3日間にわたる合同テスト最終日の走行が行われ,昨年のチャンピオンでレプソル・ホンダのN.ヘイデンが最速タイムをマークしました。2番手タイムをチームメイトのD.ペドロサがマークし,ホンダワークスチームのワンツーとなりました。3番手タイムがドゥカティのL.カピロッシ,4番手タイムをチームメイトのC.ストーナーがマークし,ドゥカティワークスチームのスリーフォーとなっています。今回の合同テストでは,結局3日間とも好タイムをマークできなかったスズキワークスチームですが,何らかのデータ取りをやっていたのかもしれませんので,3メーカー共に有意義なテストとなったのではないでしょうか。次の合同テストは,今月13日から行われるカタールでのテストとなっています。これには,ヤマハ,カワサキ,イルモアも参加する予定になっています。
     
☆テスト延長(F1)
○バレンシア・サーキットでの3日目の走行が行われました。2日目までウェット路面での走行を強いられていましたが,3日目はようやく好天に恵まれ,終日ドライタイヤでの走行となりました。ウェットではマクラーレン・メルセデスのF.アロンソが2日間ともトップタイムでしたが,ドライとなった3日目は,トヨタのR.シューマッハがトップタイムをマークしました。2,3番手のタイムは,それぞれG.フィジケラ,H.コバライネンのルノー勢がマークしています。アロンソは,4番手タイムでした。ホンダは,前日までR.バリチェロがステアリングを握っていましたが,3日目はJ.バトンが走行。15台中10番手タイムでした。なお,当初は3日間の予定だった今回のテストですが,2日目までの悪天候により,テストプログラムに遅れが生じているため,ほとんどのチームがもう一日テストを延長することにしたようです。
2007/2/1(木)
☆2日連続 PARTT(MotoGP)
○フィリップアイランドで3日間にわたって行われている合同テスト2日目の走行が行われ,初日に引き続いてドゥカティのマシンを駆るA.バロスがトップタイムをマークしました。ドゥカティの好調さは2日目も持続していて,上位タイム5台中4台はドゥカティでした。ちなみに,トップ3は全てドゥカティ勢でした。前回のテストまで絶好調だったスズキ勢ですが,今回はグリップとトラクション不足に悩まされているとのことで,12台中C.バーミューレンが9番手,J.ホプキンスが12番手タイムと後方に沈んでしまいました。
     
☆2日連続 PARTU(F1)
○バレンシアでの合同テスト2日目が行われましたが,初日に引き続いてこの日も生憎の路面コンディションの中での走行となりました。ウェットタイヤでの走行でトップタイムをマークしたのは,初日と同じくマクラーレン・メルセデスのF.アロンソでした。2番手タイムは,そのアロンソが抜け,チームのエースドライバーとなったルノーのG.フィジケラでした。3番手タイムは,フィジケラのチームメイトであるH.コバライネンがマークしています。トヨタとホンダ勢ですが,それぞれJ.トゥルーリが6番手,R.バリチェロが9番手でした。日本人ドライバーでは,今シーズンからウィリアムズのテストドライバーを務めている中嶋一貴が,今回のテストを3日間とも担当していて,13番手のタイムを出し,スーパーアグリF1の佐藤琢磨は14番手タイムでした。
     
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