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| 2023/08/31(木) ◎継続 PART1(F1) ○先週末に行われた第14戦オランダGPは,ポールからスタートしたレッドブルのM.フェルスタッペンが,不安定な天候にもかかわらず終始速さを見せ,見事今季11勝目をポールトゥーウィンで飾りました。この勝利により,フェルスタッペン個人で見ると9連勝となり,これは2013年に当時レッドブルに所属していたS.ベッテルがマークした連勝記録タイとなりました。アルファタウリの角田裕毅は,早めのタイヤ交換作戦が功を奏して,一時4位を走行しましたが,それ以後のタイヤ交換作戦が失敗し,13位でのチェッカーとなりました。しかし,レース中のセーフティカー先導時における走行違反があったことで5秒加算のペナルティーが科され,最終リザルトは15位となってしまいました。角田裕毅のチームメイトとしてシーズン途中から加わったD.リカルドは,このレース初日に他のマシンにクラッシュの影響で彼もタイヤバリアの餌食となってしまいました。その際,左手の中手骨を数カ所骨折する重傷を負ってしまい,2日目からの走行が困難となり,代役として今季SFにフル参戦しているレッドブルのリザーブドライバーであるL.ローソンが出場しました。F1初レースで,しかも不安定な天候でしたが,堅実に走り続けていき,角田のペナルティーもあって最終リザルトは13位でした。さて,そのローソンについてですが,8月28日(月)に同チームから発表があり,リカルドの怪我の回復がまだ十分でないため,明日からモンツァ・サーキットで開幕する第15戦イタリアGPも継続してローソンが代役参戦することになりました。リカルドの怪我は,普通の人だと完治まで2ヶ月ほどかかるというもののようで,もちろんアスリートであるF1ドライバーはそれよりも短期間で回復するとは思いますが,もしかするとしばらく彼が代役参戦を継続することになるかもしれませんね。 |
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◎継続 PART2(MotoGP) ○第6戦イタリアGPで負った怪我により,それ以後ずっと欠場が続いているのがLCRホンダ・カストロールのA.リンスです。そして,その代役として今季もSBKにTeam HRCからフル参戦しているI.レクオナが参戦しています。明日からは第11戦カタルニアGPが開幕しますが,それを前にして同チームから発表があり,リンスの怪我の回復がまだ十分でないため,カタルニアGPについてもレクオナの代役参戦を継続することになりました。今季限りでチームを去ることが決定しているリンスだけに,チームとしても十分な回復まで待つことを継続するのは十分分かるような気がします。なお,9月10日(日)に第12戦サンマリノGPの決勝レースが行われますが,その大会終了後に公式テストが開催されることになっています。果たしてリンスがそれに参加できるのか,それに伴ってレクオナが参加することになるのか,その点についてはまだ未定です。 |
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| 2023/08/23(水) ◎どちらを選択か?(MotoGP) ○昨日はプラマック・レーシングのJ.ザルコの去就についてお伝えしましたが,昨日LCRホンダから発表があり,ザルコが来シーズンからLCRホンダ・カストロールに所属することが正式に発表されました。契約期間は2年間となっています。また,このページでお伝えすることを忘れていたのですが,オーストリアGPが行われていた8月19日(土)にKTMレーシングから発表があり,既に2024年までの契約が結ばれているB.ビンダーとの契約をさらに2年間延長し,ビンダーは2026年までKTMのワークスライダーとしてフル参戦を継続することが決まりました。このように,これからますます各チーム及びメーカーは来季の体制づくりに向けた動きを活発化させる時期となってきます。その中心となるのは,かつては日本メーカーでしたが,今はドゥカティという状況にあります。そのドゥカティに関して注目されている1人が,今回行われたオーストリアGPで3位表彰台を獲得したムーニーVR46レーシング・チームのM.ベゼッキです。現段階でランク3位につけているベゼッキですが,彼の契約は今季までとなっています。来季の彼の去就については,ザルコが抜けたプラマック・レーシングに移籍するのではないかというものがあります。ドゥカティのサテライトチームの中において一番マシン供給で優遇されているのがプラマック・レーシングで,ワークスと同じ仕様のマシンが供給されています。それに対して,現在ベゼッキが所属しているムーニーVR46レーシング・チームは,型落ちのマシンが供給されています。ライダーとしては,当然最新型のマシンを駆ってみたいという思いがあるでしょうから,ドゥカティ陣営の場合,ワークスが無理であればプラマックでということになるでしょう。ただ,ベゼッキに関しては,どうやら彼の思いは噂通りと言うことではないようです。彼自身がレース後に明かしたところによると,ムーニーVR46レーシング・チームのオーナーであるV.ロッシから来季もチームに残留してほしいという声かけがあったようなのです。ベゼッキが尊敬して止まないロッシからの声かけですから,彼の決断に大きな影響を与えることは確かでしょう。型落ちのマシンとはいっても,最近のドゥカティ製マシンはいずれの年式も戦闘力が高く,実際ベゼッキをはじめ,サテライトチームのライダーが優勝したりポールを獲得したりしています。新型はどのようなポテンシャルを発揮するのか実際にやってみないと分からない所がありますが,ドゥカティのデスモセディチの場合,昨年のチャンピオンマシンですし,十分熟成されたものですので,信頼性を含めて高いポテンシャルがあることは確かです。ベゼッキにとって,チーム残留はさほど不利になるわけではありませんので,ロッシの声かけに答える可能性はかなり高いでしょう。果たしてプラマックかVR46か,彼がどちらを選択するのか注目となります。ベゼッキのコメントによると,どうやら彼の決断は既に決まっているようで,後は発表できる状況になるのを待っている状態のようです。間違いなく近々正式発表があるものと思われます。ベゼッキの去就の影響が大きいライダーがいます。それが,今季限りでヤマハと袂を分かつことが決定しているF.モルビデリです。彼もベゼッキと同じVR46のメンバーです。ベゼッキがプラマックを選択すればモルビデリがVR46という選択になるでしょうし,ベゼッキが残留となれば,モルビデリがプラマックへということになる可能性が高いでしょう。果たしてモルビデリがどちらに入るのか,これも注目となります。 |
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| 2023/08/22(火) ◎来季は?(MotoGP) ○ドゥカティ・レノボ・チームのF.バグナイアの完勝に終わったレッドブル・リンクでのオーストリアGPでしたが,その決勝レースが行われた8月20日にドゥカティのサテライトチームの1つであるプラマック・レーシングから発表があり,今シーズンまで契約があるJ.ザルコとの契約を延長せず,今シーズン末を持って契約を解除することになりました。ザルコの契約はドゥカティ・コルセになっていて,その中で2021年シーズンからドゥカティのワークスに次ぐ立場にあるプラマック・レーシングに所属してきました。その初年度と昨年度はどちらも4度表彰台を獲得し,今季も現段階で4度表彰台に上っています。ただ,いまだに優勝は果たすことができていません。ザルコが今シーズンでプラマックのシートを失うのではないかという噂は早い段階から出てはいたのですが,それが現実のものとなりました。来季のザルコの去就についてはまだ正式発表はありませんが,噂としては2つ候補が挙がっています。1つはドゥカティ陣営に留まり,MotoGPを卒業してSBKに戦いの場を移すというものです。そして,2つ目は,MotoGPには継続参戦するものの,ドゥカティ陣営を離れ,A.リンスが抜けるLCRホンダ・カストロールのシートに座るというものです。ドゥカティに留まるのであればSBKということになるわけですが,ご存知のように現在MotoGPだけでなくSBKでもドゥカティがA.バウティスタの走りで圧倒的な強さを見せています。戦うカテゴリーは違うことになりますが,表彰台獲得,そして優勝を狙うのであれば,ドゥカティ残留という線が一番確実な方法となります。それに対してMotoGP残留にこだわるのであれば,ドゥカティから離脱し,ホンダ陣営であるLCR加入ということになります。ザルコとLCRは,2019年シーズンに怪我で欠場することになった中上貴晶の代役として3戦出場した経験がありますので,そうした点では移籍のハードルが少し下がることになります。ただ,現在のホンダは最も戦闘力が低くなっていて,優勝はおろか,表彰台獲得も厳しい状況にあります。もっといえば,ポイント獲得がようやくといった状況です。もしLCR移籍となれば,こうした困難な状況で走る可能性が高いわけです。果たしてザルコはどちらを選択するのか注目となる訳ですが,どうやらLCR移籍の線がかなり強いのが現状のようです。もしかしたらそう遠くない時期に正式発表がなされるかもしれませんし,その結果によって他のライダーの移籍にも大きな影響があるでしょうから,その去就が注目となります。 |
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| 2023/08/21(月) ◎完勝&2人が(MotoGP) ○第10戦オーストリアGPの決勝レースが,ドライコンディションとなったレッドブル・リンクで行われました。 MotoGPクラスは,ポールからスタートしたドゥカティ・レノボ・チームのF.バグナイアが,好スタートを切ってトップに立ちました。序盤こそ3番グリッドからスタートしたレッドブルKTMファクトリー・レーシングのB.ビンダーとのトップ争いとなりましたが,徐々にビンダーとの差をつけていって独走態勢に持ち込みました。そして,最終的に5秒以上の大差をつけて決勝レースにおける今季5勝目のトップチェッカーを受けました。予選ではポール,スプリントレースと決勝レースで優勝と,バグナイアにとって完勝となる今大会でした。2位に入ったビンダーにとっては,チームのホームコースでの表彰台登壇となりましたので,こういう点ではいい結果を残したことになります。トップ2は単独走行でしたが,一時3位は激しい争いとなりました。しかし,その中でムーニーVR46レーシング・チームのM.ベゼッキが抜け出して単独走行に持ち込んで3位表彰台獲得を獲得しています。相変わらずの不振に陥っているホンダ勢ですが,その中でレプソル・ホンダ・チームのM.マルケスが何とか12位でチェッカーを受け,何と彼にとって決勝レースでの今季初ポイントを獲得しています。LCRホンダ・イデミツの中上貴晶は,ポイント圏内争いにも絡むことができず,18位でのチェッカーとなりました。ただ,完走してデータを残すことが今の中上とホンダにとっての至上命題ですから,そういう点では責任を果たす走りだったのかもしれません。 Moto2クラスは,3番グリッドからスタートしたファンティック・レーシングのS.ビエッティが,スタートこそ遅れて順位を下げたものの,少しずつ順位を回復していき,18周目についにトップに立つとそのまま逃げ切って今季初優勝を飾りました。ポールからスタートしたレッドブルKTMアジョのP.アコスタは,終始トップ争いを展開していきましたがビエッティに逃げ切られて2位でチェッカーを受けました。トップ争いからは離されたものの,3位でチェッカーを受けて今季2度目となる表彰台を獲得しています。怪我のため後半戦からようやく復帰を遂げたコレオス・プレパゴ・ヤマハVR46マスターキャンプの野左根航汰は,トップから57秒遅れながら20位完走を果たしています。 Moto3クラスは,4台によるトップ集団でのバトルとなりましたが,ファイナルラップの最終コーナーでレッドブルKTMアジョのD.オンジュがトップに立ってそのままチェッカーとなりキャリア初の優勝を遂げた第8戦ドイツGP以来となる勝利を収めました。トップからわずか1000分の5秒遅れで,2番グリッドからスタートしたレッドブルKTMテック3のD.オルガドが2位でチェッカーを受けています。8番グリッドからスタートしたリキ・モリ・ハスクバーナ・インタクトGPの佐々木歩夢は,トップグループに入って優勝を狙いましたが,トップからコンマ119秒差の3位でチェッカーを受け,6戦連続しての表彰台獲得でした。この大会では,優勝こそなりませんでしたが,中・軽量級クラスで日本人ライダー2人が表彰台を獲得したことになります。他のフル参戦日本人ライダー勢ですが,ガスガス・アスパー・チームの山中琉聖が7位,レオパード・レーシングの鈴木竜生が13位,SIC58スクアドラ・コルセの鳥羽海渡が14位に入ってポイントを獲得しています。 |
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◎最後は(JRR) ○第5戦の決勝レースが,SFとの併催となる2&4で行われました。自身7年ぶりとなるポールからスタートしたAutoRace Ube Racing Teamの津田拓也は,レース中盤まで2番グリッドからスタートしたYAMAHA FACTORY RACING TEAMの中須賀克行と激しいトップ争いを展開していきました。しかし,互いに順位を入れ替える場面があったりしたものの,中盤以降は津田のペースが落ちていき,中須賀が単独走行になるかと思われましたが,そこに4番グリッドからスタートしたAstemo HondaDream SI Racingの水野涼がペースを上げてきて中須賀に追いつき,今度は2人によるトップ争いとなりました。ここでも順位を入れ替える場面がありましたが,終盤に入って水野のペースが落ちたのに対し,中須賀はペースを保っていって2人の差が広がっていき,最後は2秒以上の差をつける独走で中須賀がトップでチェッカーを受け,今季6勝目を飾りました。ペースが落ちて4位を走行していた津田でしたが,3位走行していたYAMAHA FACTORY RACING TEAMの岡本裕生が前を行く水野に仕掛けた際,自らのミスで水野のリアタイヤに接触して転倒リタイアとなってしまいました。自動的に津田が3位に浮上し,そのままチェッカーを受けて3位表彰台獲得となりました。 |
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◎無事(SF) ○第7戦の決勝レースが,ドライコンディションとなったモビリティリゾートもてぎで行われました。ポールからスタートしたTEAM MUGENの野尻智紀は順調なスタートを切ってトップの座を守りました。その野尻に追いついたのが,3番グリッドからスタートした野尻のチームメイトであるL.ローソンでした。2コーナーで両者は激しいトップ争いとなり,その中でローソンがコース脇に出たことによりそこでスリップしたことで他のマシンを巻き込んでしまいました。そして,多重クラッシュが発生する中でITOCHU ENEX TEAM IMPULの関口太郎とDOCOMO TEAM DANDELION RACINGの牧野任祐が他車に乗り上げてしまって空中に舞い上がり,タイヤバリアにヒットして止まりました。一瞬ドライバーの安否が気になるような激しいクラッシュでしたが,幸いなことに両者とも無事で,特に激しいクラッシュだった牧野は,念のために病院で様子を見ることになりました。レースは赤旗中断となり,クラッシュの原因となったローソンはピットに帰ることができてマシンを修復し,再びレースに参加することが可能となりました。リスタート後も野尻はトップの座を守り続け,終盤に入って2位に差を縮められることはありましたが,最後までそのポジションを守り続け,今季2勝目を挙げました。野尻の後ろにつけて2位を獲得したのは,ピットインしてタイヤ交換する際,トラブルが起きて時間を要してしまったITOCHU ENEX TEAM IMPULの平川亮でした。そのアクシデントで一旦は順位を下げたものの,速いペースを刻んでいって順位を回復していき,見事2位表彰台獲得となっています。平川には終盤抜かれてしまったものの,今季決勝レースで不運がつきまとっていたTGM Grand Prixの大湯都史樹が3位表彰台を獲得しています。 |
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| 2023/08/20(日) ◎独走&33年ぶり(MotoGP) ○第10戦オーストリアGPの全クラスの予選とMotoGPクラスのスプリントレースが,ドライコンディションとなったレッドブル・リンクで行われました。 MotoGPクラスのスプリントレースは,ポールからスタートしたドゥカティ・レノボ・チームのF.バグナイアが好スタートを切って順調にトップに立ったのに対し,中団以降で多重クラッシュが発生して順位に大きな変動が起きました。レースはそのまま続行されていき,バグナイアは後続との差をどんどん広げて行きました。最終的に2位に2秒以上の大差をつける独走でスプリントレースで3勝目を挙げました。バグナイアから差はつけられたものの,2位にはここがチームのホームコースとなるレッドブルKTMファクトリー・レーシングのB.ビンダーがこちらも単独走行で入っています。3位にプラマック・レーシングのJ.マルティンが入りましたが,こちらも後続に3秒以上の大差をつけての単独走行でした。LCRホンダ・イデミツの中上貴晶は,3周目に転倒を喫してリタイアに終わっています。 Moto2クラスの予選は,レッドブルKTMアジョのP.アコスタが,セッションを通して安定した速さを見せていき,2番手にコンマ2秒以上の差をつけて2戦連続ポールを獲得しました。昨年の勝者であるイデミツ・ホンダ・チーム・アジアの小椋藍は,アコスタには及ばなかったものの,こちらも速さを見せて2番手タイムをマークし,今季2度目となるフロントローにつけました。3番手タイムをファンティック・レーシングのC.ビエッティーがマークし,こちらも今季2度目となるフロントローを獲得しています。コレオス・プレパゴ・ヤマハVR46マスターキャンプの野左根航汰はQ1で敗退し,今日行われる決勝レースはブービーである27番グリッドからのスタートとなります。 Moto3クラスの予選は,オランダ人ライダーであるリキ・モリ・ハスクバーナ・インタクトGPのC.ベイヤーがトップタイムをマークし,オランダ人ライダーによる軽量級クラスポール獲得は,1990年のH.スパーン以来33年ぶりの快挙となります。そのベイヤーからわずか1000分の57秒遅れで,レッドブルKTMテック3のD.オルガドが2番手タイムでした。レッドブルKTMアジョのD.オンジュが3番手タイムをマークし,今季5度目のフロントロー獲得となりました。フル参戦日本人ライダー勢ですが,リキ・モリ・ハスクバーナ・インタクトGPの佐々木歩夢の8番手が最高位で,レオパード・レーシングの鈴木竜生が12番手,ガスガス・アスパー・チームの山中琉聖が13番手でした。Q1は突破したものの,Q2でトラックリミット違反でタイム抹消となったホンダ・チーム・アジアの古里太陽は17番グリッド獲得となっています。Q1で敗退したSIC58スクアドラ・コルセの鳥羽海渡は,21番グリッド獲得にとどまっています。 |
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◎7年ぶり(JRR) ○第5戦の予選が,路面温度60度を超える厳しいコンディションとなったモビリティリゾートもてぎで行われました。今回の大会は,SFとの併催となる2&4ですので,JSB1000クラスのみの開催となっています。今シーズンもYAMAHA FACTORY RACING TEAMの2人によるポール争いという展開が主流となっていますが,今回はそのようそうに変化が現れました。その変化を生んだのが,今季から新チームであるAutoRace Ube Racing Teamに所属している津田拓也です。8耐でも活躍を見せた津田&同チームですが,完全プライベートチームながらヤマハワークスの2人を押さえてトップタイムをマークし,津田にとって7年ぶりとなるポールを獲得しました。2,3番手タイムを,ヤマハワークスであるYAMAHA FACTORY RACING TEAMの中須賀克行,岡本裕生がそれぞれマークしています。 |
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◎トップ4独占(SF) ○今季第7戦の予選が,ここでも猛暑となったモビリティリゾートもてぎで行われました。JRRとの併催で行われている今大会でポールを獲得したのは,唯一1分31秒台のタイムをマークしたTEAM MUGENの野尻智紀でした。野尻にとって,これは今季3度目,通算16回目のポールとなります。2番手タイムをDOCOMO TEAM DANDELION RACINGの太田格之進がマークし,3番手だったこれまでの自身最高位を更新しています。3,4番手をそれぞれTEAM MUGENのL.ローソン,TGM Grand Prixの大湯都史樹がマークし,ホンダのお膝元であるモビリティリゾートもてぎで,ホンダエンジンユーザーがトップ4を独占しています。 |
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| 2023/08/19(土) ◎レコード更新(MotoGP) ○第10戦オーストリアGPが,途中で雨が降ったものの,終日ドライコンディションでの走行となったレッドブル・リンクで開幕し,初日は2回のプラクティスが行われました。 MotoGPクラスは,ムーニーVR46レーシング・チームのM.ベゼッキがこれまでのレコードタイムを更新する走りを見せて初日総合トップタイムとなりました。ベゼッキにトップタイムは譲ることになったものの,わずか1000分の44秒差でアプリリア・レーシングのM.ビニャーレスが総合2番手タイムでした。ここまでランクトップをいくディフェンディングチャンピオンであるドゥカティ・レノボ・チームのF.バグナイアが,トップからコンマ288秒遅れで総合3番手タイムでした。不振が続く日本メーカー勢ですが,唯一モンスター・エナジー・ヤマハMotoGPのF.クアルタラロが9番手タイムをマークし,今日行われる予選ではQ2にダイレクトで進出することになりました。ホンダ勢は全員Q1からの出走ということになり,LCRホンダ・イデミツの中上貴晶は18番手タイムでした。 Moto2クラスは,この大会をランクトップで迎えているレッドブルKTMアジョのP.アコスタが,総合2番手にコンマ3秒以上の差をつける速さを見せ,今季4度目となる初日総合トップに立ちました。その総合2番手タイムをマークしたのは,後半戦に入って巻き返しが期待されるイデミツ・ホンダ・チーム・アジアの小椋藍でした。オートソーラー・ガスガス・アスパー・チームのJ.ディクソンが,小椋から100分の1秒遅れで総合3番手タイムでした。前戦からようやく出場することができるようになったコレオス・プレパゴ・ヤマハVR46マスターキャンプの野左根航汰は,27番手タイムで初日を終えています。ペルタミナ・マンダリカSAGチームの羽田太河は,先日お伝えしたように前戦で負った怪我により,今回は欠場となっています。 Moto3クラスは,前戦で勝利を収めたガスガス・アスパー・チームD.アロンソが,その好調さを維持するかのように,自身初となる初日総合トップタイムをマークしています。リキ・モリ・ハスクバーナ・インタクトGPのC.ベイヤーが,自己最高位となる初日総合2番手タイムでした。トップからコンマ6秒以上の差をつけられましたが,レッドブルKTMアジョのD.オンジュが,総合3番手タイムで初日を終えています。フル参戦日本人ライダー勢ですが,リキ・モリ・ハスクバーナ・インタクトGPの佐々木歩夢の7番手タイムが最高位でした。ホンダ・チーム・アジアの古里太陽が9番手,レオパード・レーシングの鈴木竜生が10番手,ガスガス・アスパー・チームの山中琉聖が12番手,SIC58スクアドラ・コルセの鳥羽海渡が26番手で初日を終えています。 |
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| 2023/08/18(金) ◎ご冥福を(EWC) ○今季もSDG MS Harc-Pro. Honda. Phに所属してアジアロードレース選手権(ARRC)フル参戦している埜口遥希選手が,22歳の若さでお亡くなりになりました。先日インドネシアで開催された第4戦の決勝レース2において多重クラッシュに巻き込まれました。メディカルセンターで治療を受け,さらに地元の病院でさらなる治療を受けていたのですが,治療の甲斐なく8月16日(水)にお亡くなりになりました。2021年にJRRのST600クラスでチャンピオンに輝き,その翌年からARRCにステップアップを果たしてASB1000クラスにフル参戦を開始しました。その初年度から優勝してタイトル争いに加わり,惜しくもランク2位で昨シーズンを終えました。今年も開幕戦で早くも勝利を収め,現段階でランク2位につけていて,タイトル獲得の期待が高まっていました。さらに,8月6日(日)に決勝レースが行われた今年の鈴鹿8耐では,当初は参戦する予定はなかったものの,SDG Honda Racingから参戦予定だった國井勇輝が怪我のため欠場となり,急遽代役として出場することになりました。そうした中での走行だったにもかかわらず活躍を見せ,見事2位表彰台獲得に貢献しました。今後の活躍が十分期待できる若手の一人だっただけに,何とも惜しい人材を失う結果となってしまいました。埜口選手のご冥福を,心からお祈りいたします。 |
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| 2023/08/17(木) ◎エントリーできず(SGT) ○来週末,鈴鹿サーキットにおいて第5戦『SUZUKA GT 450km RACE』が開催されますが,それを前にして8月14日(月)にSGTをプロモートするGTAからエントリーリストが発表されました。 鈴鹿へのエントリーで一番気になる存在だったのが,HOPPY Schatz GR Supra GTの25号車とHACHI-ICHI GR Supra GTの244号車でしょう。どちらのマシンも,富士スピードウェイで行われた前戦で火災に見舞われてしまっていました。特に25号車HOPPYは,全焼して使用不能状態に陥っていました。244号車に関しては,25号車ほどの損傷は受けていない感じでしたので,もしかしたらエントリーできるのかなと思っていたのですが,今回に関してはエントリーできる状況にはなかったようです。244号車は,第7戦以降エントリーできるのかもしれませんが,25号車は今シーズン中に復帰できるのかとても気になるところです。 今回の大会は走行距離が450�qのセミ耐久になっていますので,通常は2人体制のチームも,こんかいは3人体制を組んでいます。GT500クラスに関しては,前戦で3人体制を組んでいたARTA MUGEN NSX-GTでしたが,今回はレギュラードライバーの2人(野尻智紀&大湯都史樹)での出場となっています。GT300クラスに関しては,今回新たに3人体制を組んだチームが3チーム(LEON PYRAMID AMG,apr GR86 GT,植毛ケーズフロンティア GT-R)あります。 |
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| 2023/08/16(水) ◎契約延長(MotoGP) ○8月11日(金)付けのこのページでお伝えしたように,今シーズンからグレシーニ・レーシングMotoGPに所属してドゥカティのマシンを駆っているA.マルケスが,チームと1年契約延長することが決定しました。その契約延長に関して,同チーム自体が契約延長の決定をしていたのですが,その点についてはお伝えしていませんでしたので,今日はその事をお伝えします。ドゥカティのサテライトチームの1つであるグレシーニ・レーシングMotoGPが,ドゥカティとの契約を2025年までの2年間延長することが決まりました。レジェンドライダーの一人であるF.グレシーニが起ち上げた同チームは,チーム創設段階からずっとホンダと提携していました。その間,故加藤大治郎をはじめ,中野真矢,青山博一,高橋裕紀といった日本人ライダーも最高峰クラスや中量級クラスでフル参戦した歴史を持ちます。2015年からアプリリアと提携し,アプリリアワークスとして活動を始めました。そして,そのアプリリアが独自にワークスチームを起ち上げることになり,昨シーズンからドゥカティと提携するようになり,その初年度はE.バスティアニーニとF.ディ・ジャン・アントニオの体制でシーズンに臨みました。提携初年度にもかかわらず,バスティアニーニが4度も優勝を果たし,チームランク7位でシーズンを終えていました。今シーズンはバスティアニーニがドゥカティワークスへと昇格し,その空いた席にA.マルケスが座ってマルケス&ジャン・アントニオの体制で臨んでいて,第9戦イギリスGPのスプリントレースで優勝を果たしています。 |
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| 2023/08/15(火) ◎契約延長(SBK) ○8月11日(金)にヤマハ・モーター・フランスから発表があり,1年契約で今季フル参戦しているD.エガーターとの契約を1年延長することになりました。今シーズンからGYTR GRT Yamaha WorldSBK Teamに所属しているエガーターは,2019年までMoto2クラスにフル参戦した後,2020年からダイナボルト・インタクトGPに所属して戦いの場をMotoGPと併催で行われているMotoEに移しました。さらに,2021年からテン・ケイト・ヤマハに所属してSBKと併催で行われているスーパースポーツ世界選手権(WSS)へもフル参戦を開始し,MotoEとのダブル参戦をしていました。WSSでは初年度にいきなりタイトルを獲得すると共に,その翌年もタイトルを守って2年連続してチャンピオンに輝きました。さらに,MotoEでは,初年度がランク3位,2021年シーズンがランク2位へと上がって行き,2022年にはついにランク1位となり,WSSとのダブルタイトル獲得となりました。2つのタイトルを引っさげて今季からSBKへとステップアップを果たし,現段階でランク9位となっています。こうした活躍を受けてヤマハとの契約をさらに1年延長することになったわけですが,今回の発表では所属するチームに関しては明らかにされませんでした。現在ヤマハのエースライダーであるPata Yamaha Prometeon WorldSBKのT.ラズガットリオグルが,今季限りで契約を終了し,来季からBMWのワークスへと移籍することが決まっています。今季ラズガットリオグルのチームメイトであるA.ロカテッリの契約延長は既に決まっていますので,ラズガットリオグルの抜けるシート1つが空くことになります。今回所属するチームの発表がなかったエガーターですが,ついにヤマハワークスへと昇格する可能性が高まっているのかもしれませんね。 |
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| 2023/08/14(月) ◎欠場&代役(MotoGP) ○今週末にレッドブル・リンクにおいて第10戦オーストリアGPが開幕しますが,それに向けて欠場に関する2つの発表がありました。 まず1つ目は,第6戦イタリアGPのスプリントレースにおいて転倒し,右脚の脛骨と腓骨を骨折して欠場が続いているLCRホンダ・カストロールのA.リンスが,オーストリアGPも欠場することになりました。そして,その代役として,前戦に引き続いて今季もSBKにTeam HRCからフル参戦しているI.レクオナが出場することになりました。先日発表があったように,今季からホンダに加入したリンスですが,契約を1年で解除し,来季からヤマハワークスであるモンスター・エナジー・ヤマハMotoGPに移籍することが決まっています。リンス自身ホンダに対して不信感を持っての移籍ですから,後半戦に入ってからの取り組み方は,もちろんプロとしてのものはあるでしょうが,それほど無理をしてレースに臨むことはあまり考えないでしょうから,体調が完全に戻ってからの復帰となるのではないでしょうか。ホンダとしても,今季限りで袂を分かつことになるライダーに対して,さらなる取り組みの強化ということにはならないでしょう。また,リンスが抜けることで空くシートに誰が座ることになるのかはまだ分かりませんが,元GPライダーであるレクオナがその候補となっていることは十分考えられます。となると,今回の代役参戦は,リンス,レクオナ,そしてホンダにとってある意味納得できる形と言えるのではないでしょうか。 つぎに,2つ目の発表ですが,こちらはMoto2クラスに関してです。今シーズン途中でペルタミナ・マンダリカSAGチームから残り全てのレースに参戦することになっている羽田太河ですが,第9戦イギリスGPの決勝レースにおいてスタート直後の多重クラッシュに巻き込まれてしまいました。その際,右足の甲や指など4カ所の骨折を負ってしまいました。そのため,残念ながらオーストリアGPは欠場することになりました。 |
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| 2023/08/13(日) ◎入れ替わり(JRR) ○8月10日(木)に,一般財団法人 日本モーターサイクルスポーツ協会(MFJ)が現段階における来季のJRRのレースカレンダーを発表しました。それによると,例年開幕戦がモビリティリゾートもてぎで,第2戦が鈴鹿でSFとの併催,そしてJSB1000クラスのみで行われる2&4となっていますが,来季はそれが入れ替わり,開幕戦が鈴鹿の2&4,第2戦がモビリティリゾートもてぎで全クラス開催ということになります。後の大会についてはこれまで通りとなっていて,筑波サーキットで行われる第4戦はJ-GP3クラスのみの開催,モビリティリゾートもてぎで行われる第5戦が2回目の2&4となります。我が大分県にあるオートポリスは第5戦として開催され,2%4,筑波以外は全て全クラス開催となっています。今回発表された具体的なカレンダーは,以下の表の表のようになっています。なお,今回の発表は暫定版ですので,今後変更になる可能性がありますし,1つの大会で何レース開催されるのか等,具体的なところは今後発表があります。 |
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| 2023/08/12(土) ◎5年ぶり(MotoGP) ○一昨日ドゥカティ・コルセから発表があり,11月12日(日)にセパン・インターナショナル・サーキットのおいて決勝レースが行われる第18戦マレーシアGPにおいて,現在SBKでランクトップをいくARUBA.IT Racing-DucatiのA.バウティスタがワイルドカード参戦することになりました。MotoGPからSBKへと戦いの場を移しているナウティスタにとって,5年ぶりにMotoGPへ出場することになります。今回ワイルドカード参戦することになったバウティスタは,2006年に当時のMotoGPの125ccクラスでタイトルを獲得し,その翌年から250ccクラスへステップアップしました。同クラスではランク2位が最高でタイトル獲得には至らず,2010年からスズキワークスであるリズラ・スズキに所属してついにMotoGPクラスへステップアップを果たしました。その後,ホンダ,アプリリアへと乗り継ぎ,2010年にドゥカティのサテライトであるアスパー・チームに移籍してドゥカティとの関係性が生まれました。2018年には当時ドゥカティワークスからフル参戦していたJ.ロレンソが負傷欠場となったことで,初めてドゥカティワークスのマシンを駆る経験をしています。この年限りでMotoGPのシートを失い,2019年から現在のSBKに戦いの場を移しています。この年はドゥカティワークスであるAruba.it Racing-Ducatiからフル参戦しましたが,ランク2位で終え,その翌年からホンダワークスであるチームHRCに移籍し,2年間を過ごしました。ホンダでの2年間はマシンの戦闘力不足もあってタイトル争いに加わることはできず,3位表彰台が最高成績で終了し,昨シーズンから再びドゥカティワークスに戻ってきました。そして,見事SBKでは自身初となるタイトルを獲得しています。ディフェンディングチャンピオンとして迎えている今シーズンは,直近のレースではやや陰りが見えてきているところもありますが,それまでは連戦連勝を飾っていき,現在はもちろんランクトップで,ランク2位のPata Yamaha Prometeon WorldSBKのT.ラズガットリオグルに74ポイント差をつけてランクトップにつけていますので,現段階では連覇の可能性を高くしています。今季のSBKは,10月29日(日)に決勝レースが行われる予定のスペイン大会が最終戦となっていますので,11月に行われるマレーシアGPには参加が十分に可能で,SBK2連覇を果たしてのワイルドカード参戦ということになりそうです。 |
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| 2023/08/11(金) ◎契約延長(MotoGP) ○先日は,ヤマハワークスであるモンスター・エナジー・ヤマハMotoGPから発表があり,今シーズンで契約が切れるF.モルビデリとの契約を延長せず,今シーズンをもって彼がチームを離れることが決定しました。そして,その後に新たな発表があり,今シーズンからLCRホンダ・カストロールに所属しているA.リンスが今季でLCRを離れ,来季モルビデリが抜けたシートに座ることになりました。このように,サマーブレイクを契機にして,これからますます来季の契約について発表がなされていくことになります。そのような中,ドゥカティのサテライトチームの1つであるグレシーニ・レーシングMotoGPから発表があり,今季から同チームに所属して1年契約を結んでいるA.マルケスとの契約をさらに延長することになりました。元中・軽量級クラスチャンピオンであるA.マルケスは,ホンダと契約してMotoGPクラスにステップアップを果たしました。しかし,ちょうどホンダのマシンの戦闘力が劣る時期と重なってしまい,兄のM.マルケスと同様に思うような成績を挙げられない状況が続いていました。こうしたことからA.マルケスはホンダとの関係を解消し,今季からドゥカティ陣営に加わることになっていました。グレシーニに移籍してからは,先週末に行われた第9戦イギリスGPのスプリントレースで勝利を収めたのをはじめ,入賞さえ危ういという状況だったホンダ時代とは一変してポイントを重ねていき,イギリスGP終了段階で75ポイント獲得してランク9位につけています。1年契約となっているA.マルケスですが,こうした活躍を受けて契約延長は確実視されていましたが,その予想が正しかったことが今回証明された形となっています。なお,今シーズンはF.ディ・ジャン・アントニオがチームメイトになっていますが,彼も契約は1年となっています。A.マルケスの契約延長が噂されていたのに対し,ジャン・アントニオの契約延長については,かなり難しいのではないかといわれています。実際,今回の発表はA.マルケスについてだけで,ジャン・アントニオに関しては発表がありませんでした。来季誰がもう1つのシートに座ることになるのか,今後の発表を待ちたいと思います。 |
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| 2023/08/10(木) ◎失格(EWC) ○先週末に行われた真夏の祭典『2023 FIM世界耐久選手権(EWC)第3戦 “コカ・コーラ”鈴鹿8時間耐久ロードレース 第44回大会』は,昨シーズンに続いてホンダが優勝を決めました。ホンダワークスである長島哲太&高橋巧&X.ビエルゲ組のTeam HRC with 日本郵便は,レーススタート直後はややポジションを下げたものの,すぐにトップに躍り出ると,ライバルたちにアクシデントが発生して順位を下げていく中,最後まで速いペースを刻んでいき,2位以下に3周以上の差をつける圧勝で連覇を飾りました。そのHRCとは差をつけられたものの,2位でチェッカーを受けたのは清成龍一&國峰啄磨&榎戸育寛組のTOHO Racingで,強力なライバルが存在する中,キット車であるマシンを走らせて2位表彰台を獲得するという快挙を成し遂げました。プライベーターに勇気を与えた同チームですが,その後に行われた車検で残念な結果となりました。8耐では,決勝レースが終了すると全てのマシンはオフィシャルの管理下に置かれ,翌日に車検が行われます。そして,その車検においてTOHO Racingのマシンの燃料タンクが規定容量を超えていたことが分かり,再車検を行った結果も同様だったようで,同チームは失格というリザルトとなりました。もちろんチームはこれを不服として控訴したものの,これは却下されました。この裁定により,3位以下のポジションが1つずつ繰り上がることになり,正式なリザルトは,1位のTeam HRC with 日本郵便は変わらないものの,2位が浦本修充&名越哲平&埜口遥希組のSDG Honda Racing,3位がM.ディ・メリオ&A.テシェ&T.マッケンジー組のF.C.C. TSR Honda Franceとなりました。この大会をトップからわずか1ポイント差のランク2位で迎えたF.C.C. TSR Honda Franceでしたが,ランクトップで迎えたYART YAMAHA OFFICIAL EWC TEAMがトラブルにより下位に沈んだため,ランクトップに躍り出て,両者の差は13ポイントになっています。 |
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| 2023/08/09(水) ◎今季初(WRC) ○今回は,このページでは久々となるWRCを取り上げます。先週末に第9戦『ラリー・フィンランド』が開催され,6日(日)に最終日の走行が行われました。前日までに有力ドライバーにアクシデントが起き,この日をトップで迎えたのはトヨタGRヤリス・ラリー1を駆るE.エバンスでした。前日までにほとんどのステージをトップで終えたエバンスは,最終日もその勢いは衰えず,この日のオープニングステージでもトップタイムをマークしました。2位につけていたのはヒョンデi20 Nラリー1を駆るT.ヌービルですが,この段階でエバンスはヌービルにおよそ33秒の差をつけていました。多くの場合,差をつけると安全第一で行きますが,エバンスはその後も手をほとんど緩めなかったようで,最終ステージを含めてトップタイムをマークしていき,最終的に39秒の差をつけてトップを守りきり,今季2勝目を挙げました。エバンスがこの大会を制するのは,2021年以来2度目となります。最終日を3位で迎えたのは,今季からワークスとして参戦している勝田貴元でした。ワークス参戦とはいえ,フル参戦しているわけではなく,S.オジエとトヨタGRヤリス・ラリー1と大会によってシェアしながらの参戦となっていますので,自分の時の結果は重要になってきます。それだけに,3位のポジションを死守する必要性があります。最終日まで持ち込まれたヒョンデi20 Nラリー1を駆るT.スンニネンとの4位争いは,勝田が6秒ほどの差をつけてスタートしました。徐々にタイム差を縮められる状況とはなりましたが,最終的に4.3秒差で逃げ切り,今季初表彰台を獲得しました。勝田の表彰台獲得は,昨シーズンの最終戦『ラリー・ジャパン』以来となります。 |
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| 2023/08/08(火) ◎継続は?(SGT) ○一昨日に富士スピードウェイで行われた第4戦の決勝レースは,雨やアクシデントに見舞われて大荒れの展開となりました。そのアクシデントの中で最も注目を集めたのは車両火災でしょう。なかなか起きない車両火災というアクシデントですが,それが1回のレースで2度も起きるという稀な展開となってしまいました。特に2つ目となった車両火災は,マシンが燃えるだけでなく,マシンをコース脇に止めたわけですが,火の勢いが余りに強く,タイヤバリアに火が燃え移って大きな火災となり,赤旗中断まで至ってしまいました。その修復の間に強い雨が降り始め,レース展開に大きな影響を与える結果となってしまったのです。その2つ目の火災を起こしたのが,菅波 冬悟&野中 誠太組のHOPPY Schatz GR Supra GTでした。同マシンは土屋武士が監督を務めるHOPPY team TSUCHIYAのもので,その土屋監督によると,マシンは全損状態で修復は不可能なようです。同チームはこれまでも資金不足に苦しむ中,土屋監督等の熱い思いでマシンを購入し,そして土屋監督の父親で,チームの創設者でもある故土屋春雄氏から連綿として培ってきた高い技術力もありますので,そこでマシン開発を行ってレースに参戦してきたという歴史を持っています。どうやら資金が底をついてきているようで,新たなマシンを投入するというのは厳しい状況にあるようです。現在はGR Supra GTを投入していますが,これまで同チームが採用してきた86 MCやポルシェ911 GT3 Rを保管しているようですが,現段階でそれを投入して参戦を継続する予定は今のところないようです。GT300クラスを代表する歴史あるチームの1つだけに,今後の去就がとても気になります。果たして今後も参戦を継続することができるのか,しばらく推移を見守りたいところですね。 |
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| 2023/08/07(月) ◎今季初&史上初(MotoGP) ○第9戦イギリスGPの決勝レースが,ある意味イギリスらしく不安定な天候となったシルバーストーン・サーキットで行われました。 MotoGPクラスは,レース序盤からランクトップを行くドゥカティ・レノボ・チームのF.バグナイアとランク2位を行くムーニーVR46レーシング・チームのM.ベゼッキとのトップ争いとなりました。しかし,ベゼッキが転倒リタイアに終わってバグナイアがそのままトップを行くと思われましたが,レースが進むに連れてアプリリア・レーシングのA.エスパルガロが差を詰めていき,2人によるバトルへと変わっていきました。さらに,10周を切った頃から場所によって雨が降り始めてペースに変化が現れるようになり,ついには4台によるトップ争いへと変化しました。雨の影響で『フラッグ・トゥー・フラッグ』の状況となって下位を中心にマシンを乗り換えるライダーが出始め,その中にはLCRホンダ・イデミツの中上貴晶も含まれていました。トップ争いはファイナルラップまで続き,そのバトルはバグナイアとアレイシの2台となり,そのファイナルラップでアレイシがトップに立つとそのまま逃げ切り,今季初優勝を飾りました。レッドブルKTMファクトリー・レーシングのB.ビンダーとクリプトデータRNF MotoGPチームのM.オリベイラによる3位争いは,ビンダーがこれを制しています。不振を極める日本メーカー勢は上位争いに食い込むことができず,ヤマハワークスであるモンスター・エナジー・ヤマハMotoGPのF.モルビデリとF.クアルタラロがそれぞれ14位,15位に入って何とかポイントを獲得できたものの,ホンダワークスであるレプソル・ホンダ・チームの2人は,それぞれリタイアに終わり,サテライトである中上は16位と惜しくもポイント獲得に至らず,LCRホンダ・カストロールのA.リンスの代役参戦であるI.レクオナは17位でした。後半戦に入っても,日本メーカー勢は苦労しそうな気配を感じさせる今回の大会となっています。 Moto2クラスは,2番グリッドからスタートしたCAGスピードアップのF.アルデグエルが10周目にトップに立つと,独走態勢に持ち込んで自身初の優勝を飾りました。黄旗追い越し違反を犯してペナルティーを科せられたポンス・ウィゴー・ロス40のA.カネトでしたが,それでも最終的に2位表彰台を獲得しています。3位には,ポールからスタートしたレッドブルKTMアジョのP.アコスタが,単独走行で3位に入り,4戦連続表彰台獲得となっています。日本人ライダー勢ですが,16羽グリッドからスタートしたイデミツ・ホンダ・チーム・アジアの小椋藍は,8位まで順位を上げてポイントを獲得しています。27番グリッドからスタートしたコレオス・プレパゴ・ヤマハVR46マスターキャンプの野左根航汰は,怪我により今回が初めての決勝レースとなり,22番手と最下位ながら完走を果たしています。22番グリッドからスタートしたペルタミナ・マンダリカSAGチームの羽田太河は,オープニングラップの多重クラッシュに巻き込まれてしまってリタイアに終わっています。 Moto3クラスは,最後尾のグリッドからスタートしたガスガス・アスパー・チームのD.アロンソが,一部が濡れた状況の中でポジションをどんどん上げて行き,何とトップ集団の中に入る速さを見せていきました。そして,いつものように誰が勝ってもおかしくない複数台によるトップ争いを制し,参戦11戦目にして見事な勝利を収めました。最後尾からの優勝は,2016年の第4戦スペインGPで優勝したB.ビンダー以来となります。また,コロンビア人ライダーが優勝するのは,これが史上初となります。7番グリッドからスタートしたリキ・モリ・ハスクバーナ・インタクトGPの佐々木歩夢は,今回もトップ集団に入って優勝を目指しましたが,アロンソにコンマ152秒差をつけられて2位でのチェッカーとなりました。これで,佐々木は5戦連続表彰台獲得となります。3番グリッドからスタートしたレッドブルKTMテック3のD.オルガドは,佐々木からおよそ100分の5秒遅れで3位となっています。他のフル参戦日本人ライダー勢はトップ10圏内でのゴールとはならず,SIC58スクアドラ・コルセの鳥羽海渡が14番手,ガスガス・アスパー・チームの山中琉聖が15位に入ってポイントを獲得し,ホンダ・チーム・アジアの古里太陽は20番手で完走したものの,レオパード・レーシングの鈴木竜生は12周目に転倒してリタイアに終わっています。 |
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◎2年連続&独占(EWC) ○真夏の祭典『2023 FIM世界耐久選手権(EWC)第3戦“コカ・コーラ”鈴鹿8時間耐久ロードレース 第44回大会』の決勝レースが,台風接近で雨が心配された鈴鹿サーキットで行われました。いつ雨に見舞われるか心配されましたが,昨日までと同じくドライコンディションで始まりました。いつ降り出すか不安なところがありましたが,明るいうちは完全ドライで進行することができました。しかし,残り1時間半となったところで雨が降り始め,大きな不安要素となりました。しかし,雨脚が強まる時間帯はあったものの,何とかスリックタイヤでの走行が可能な状況が最後まで続きました。 ポールからスタートしたのは,ホンダワークスである長島哲太&高橋巧&X.ビエルゲ組のTeam HRC with 日本郵便でした。レース序盤はトップの座を奪われていたものの,スタートライダーを務めた高橋はすぐにトップの座を奪い返し,その後は後続との差を広げて行きました。その後,長島が最速タイムを刻んだりしてトップの座を守っていきました。そのHRCを追っていったのが,この大会をランクトップで迎えていたN.カネパ&M.フリッツ&K.ハニカ組のYART YAMAHA OFFICIAL EWC TEAMでした。優勝候補最右翼とも言える両チームだけに,激しいトップ争いが展開されていくことが期待されました。ところが,開始して1時間半が過ぎた頃,YARTのマシンにトラブルが生じ,裏ストレート上でYARTの青いマシンが押されているシーンが中継画面上に映される事態となりました。何とかマシンを押してピットに帰ってきてマシン修復を行って再スタートを切りましたが,もうその段階では大きく遅れをとっていて,優勝争い,そして上位争いから脱落する状況となっていました。実はタイトル争いをしているM.ディ・メリオ&A.テシェ&T.マッケンジー組のF.C.C. TSR Honda Franceも転倒する事態が発生していたのですが,さほど順位を下げるところまで入っておらず,上位の脱落もあって最終的には4位でチェッカーを受けています。トップを行くHRCは最後までトップの座を脅かされることがなく8時間を走りきり,圧勝で2連覇を飾りました。2位を走行していたのは,優勝候補の一角であったG.ブラック&S.ギュントーリ&E.マッソン組のYoshimura SERT Motulでしたが,日没後に雨が降り始めたこともあって最後のピットストップでウェットタイヤを履いてコースイン。しかし,アウトラップで転倒を喫してしまって表彰台争いから脱落してしまいました。Yoshimuraの脱落により,表彰台争いはその後ろにつけていたチームに移り,最終的に2位に清成龍一&國峰啄磨&榎戸育寛組のTOHO Racingが,3位に浦本修充&名越哲平&埜口遥希組のSDG Honda Racingが入り,表彰台の2つをプライベートチームが獲得すると共に,ホンダ勢が表彰台を独占する形となりました。他のカテゴリーでは苦戦を続けているホンダですが,8耐に関してはかつての栄光を取り戻したかのような好結果を残しています。また,2位に入ったTOHO Racingのマシンは,市販されているレース用キットで組まれているもので,そうしたマシンが世界選手権で2位表彰台を獲得したわけですから,本当に賞賛されるものだと言えるでしょう。 |
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◎雨&車両火災(SGT) ○第4戦の決勝レースが,雨が降ったり止んだりという不安定な天候になった富士スピードウェイで行われました。 GT500クラスは,ウェットからドライへと変わる状況で進んでいきました。そこでバトルが展開されていきましたが,途中でGT300クラスのマシンが炎上する事態が発生してセーフティーカー先導となりました。さらに,66周目に入ったところで何と再びGT300クラスのマシンが炎上するアクシデントが発生し,今度は赤旗中断へと発展しました。その赤旗中断の最中に再び雨が降り始め,しかも結構激しい雨となって,これがレースの状況に大きく変化を起こしました。このウェット状況で速さを見せたのは,千代勝正&高星明誠組のNiterra MOTUL Zでした。再開段階では4位を走行していましたが,どんどんペースを上げて行って前を行くマシンを次々にパスしていき,何と完全なる独走状態にまで持ち込みました。そして,最終的に2位に45秒以上の大差をつける独走で今季初優勝を飾りました。今回の優勝により,ランキング争いでトップに躍り出ています。2,3位には,それぞれ福住仁嶺&大津弘樹組のARTA MUGEN NSX-GTと山本尚貴&牧野任祐組のSTANLEY NSX-GTが入りましたが,何と2台揃ってピットインの最中にタイヤ交換と燃料補給を同時に行ってしまったことから40秒加算のペナルティーが科されて順位を下げ,ARTAが3位,STANLEYが6位となりました。そのペナルティーにより,2位には伊沢拓也&太田格之進組のModulo NSX-GTが入っています。 GT300クラスは,雨や火災等に見舞われて目まぐるしいレース展開となりました。その中で多くの時間トップに立っていたのが,ポールからスタートした谷口 信輝&片岡 龍也組のグッドスマイル 初音ミク AMGでした。しかし,終盤に入って激しく降った雨で一旦は濡れた路面でしたが,徐々に乾いていってドライタイヤでの走行が可能となり,ウェットタイヤを履いたままのマシンはペースダウンを強いられました。それに対して,ドライタイヤへと交換したマシンはペースを上げることができるようになり,その中で最も速さを見せたのは富田 竜一郎&石川 京侍&塩津 佑介(塩津は決勝レースを走行せず)組のGAINER TANAX GT-Rでした。それに対して,グッドスマイルも同様にドライタイヤへ交換したのですが,何とその周に足元をすくわれてあろうことかコースオフを喫してしまって上位争いから脱落してしまいました。結局GAINERが単独走行でトップの座を守り,逆転で勝利を収めました。グッドスマイルの脱落により荒 聖治&柳田 真孝組のStudie BMW M4と片山 義章&R.メリ・ムンタン&神 晴也組のDOBOT Audi R8 LMSとの間で繰り広げられるようになった2位争いは,ファイナルラップまで続きどちらが前でゴールするか注目となりましたが,Studieがおよそコンマ2秒の差をつけて2位の座を手に入れました。 |
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| 2023/08/06(日) ◎サテライト(MotoGP) ○第9戦イギリスGPの各クラス予選とMotoGPクラスのスプリントレースが,雨に見舞われてウェットコンディションとなったシルバーストーン・サーキットで行われました。 MotoGPクラスのスプリントレースは,2番グリッドからスタートしたグレシーニ・レーシングMotoGPのA.マルケスが,ポールからスタートしてトップの座を守っていたムーニーVR46レーシング・チームのM.ベゼッキを2周目に交わしてトップに立つと,その座をずっと守って行きました。2位に落ちたベゼッキは,ファイナルラップまでマルケスを追いましたが,最後までマルケスとの差を大きく縮めるところまでは行かず,マルケスがコンマ3秒以上の差をつけて今季初優勝を飾りました。3位には,単独走行でアプリリア・レーシングのM.ビニャーレスが入り,スプリントレースでは初めて表彰台を獲得しています。ワークスでもサテライトでも速さがあるドゥカティ勢ですが,今回のスプリントはサテライトチームが速さを見せ,トップ10圏内のドゥカティ勢は,全てサテライトチームとなっています。LCRホンダ・イデミツの中上貴晶は,2日目まで全てのセッションで最下位近くを走行する状態となっていて,トップからおよそ30秒弱遅れの20位でのチェッカーとなっています。 Moto2クラスの予選は,レッドブルKTMアジョのP.アコスタが,2番手タイムだったベータ・ツールズ・スピードアップのD.アルデグエルにコンマ7秒差をつける速さを見せ,今季2度目となるポールを獲得しました。3番手タイムをフィエッテン・オリー・レーシングGPのZ.ファン・デン・グールベルクがマークし,自身初となるフロントローを獲得しています。日本人ライダー勢では唯一Q2からの出走となったイデミツ・ホンダ・チーム・アジアの小椋藍は,ペースを上げることができずに16番手で終えています。ペルタミナ・マンダリカSAGチームの羽田太河は22番手,今回からようやく復帰しているコレオス・プレパゴ・ヤマハVR46マスターキャンプの野左根航汰は27番手で予選を終えています。 Moto3クラスは,激しいポール合戦が繰り広げられ,最後まで誰が獲得するか分からない状況となりました。ファイナルアタックまでトップタイムをマークするライダーが複数いましたが,終了間際のところで雨に足元をすくわれて転倒するライダーが出て黄旗区間が2カ所出てきてしまいました。ラストアタックで最速タイムを刻んでいたリキ・モリ・ハスクバーナ・インタクトGPの佐々木歩夢などがいましたが,全てタイムキャンセルとなってしまい,その前にタイムを出していたレオパード・レーシングのJ.マシアがポールを獲得しました。2,3番グリッドは,それぞれヴィジョントラック・レーシング・チームのS.オグデン,レッドブルKTMテック3のD.オルガドが獲得しています。フル参戦日本人ライダー勢ですが,ラストアタックがタイムキャンセルとなってしまった佐々木歩夢は7番手,マシアのチームメイトである鈴木竜生が10番手,SIC58スクアドラ・コルセの鳥羽海渡が13番手,ホンダ・チーム・アジアの古里太陽が18番手でした。惜しいところで唯一Q1で敗退となったガヴィオタ・ガスガス・アスパーM3の山中琉聖は19番手で予選を終えています。 |
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◎2年連続(EWC) ○真夏の祭典『2023 FIM世界耐久選手権(EWC)第3戦“コカ・コーラ”鈴鹿8時間耐久ロードレース 第44回大会』の2回目の予選とトップ10トライアルが,三重県にある鈴鹿サーキットで行われました。昨日もお伝えしたように,8耐の決勝レースのグリッドは,2回行われた予選における各チームそれぞれのベストタイムの平均で決まります。ただ,トップ10に関しては,夕方に行われたトップ10トライアルの結果でグリッドが決まります。そのトップ10トライアルですが,各チーム2名のライダーが登場し,1人ずつタイムアタックを行い,そのベストタイムでグリッドが決まります。昨シーズンはホンダワークスがポールを獲得していますが,果たして2年連続ポール獲得なるかが注目点の1つでした。ポール獲得の最右翼が,HRCのテストライダーを務め,今大会に急遽出場することになった長島哲太です。その長島は,最後から2人目で登場し,そこで圧巻の走りを展開して2年連続トップタイムをマークし,見事Team HRC with 日本郵便にポールをもたらしました。今年のヤマハは8耐独自のワークスチームを結成せず,現在EWCシリーズでランク1位につけているYART YAMAHA OFFICIAL EWC TEAMに全てを託す形を採っています。トップ10トライアルの最後に登場したのが同チームのM.フリッツで,長島のタイムを更新すべく熱い走りを展開しましたが,長島のタイムに届くことができず,今日行われる決勝レースは2番グリッドからスタートすることになりました。3番グリッドにワークス以外のチームが入る可能性がありましたが,果たしてその通りとなり,TOHO Racingの榎戸育寛が驚きの速さを見せ,見事3番グリッドを獲得しています。 |
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◎雪辱&6年ぶり(SGT) ○第4戦の予選が,ドライながら暑いコンディションとなった富士スピードウェイで行われました。 GT500クラスは,セッション終盤に福住仁嶺&大津弘樹組,そして野尻智紀&大湯都史樹&木村偉織組のARTA MUGEN NSX-GTがそれぞれ1,2位を占めていました。しかし,最後になって佐々木大樹&平手晃平組のリアライズコーポレーション ADVAN ZがARTAのタイムを上回る走りを見せトップタイムとなりました。前戦でもトップタイムをマークしながら予選後の車検で違反が見つかってタイム抹消となり,幻のポールとなった同チームですが,その雪辱を果たすかのように今回は見事正真正銘のポールを獲得しています。 GT300クラスは,1分36秒台のタイムをマークするマシンでのポール合戦となりましたが,最終的に谷口信輝&片岡龍也組のグッドスマイル 初音ミク AMGがトップタイムとなりました。同チームのポール獲得は,2017年以来6年ぶりとなります。2,3番手タイムは,それぞれ井口卓人&山内英輝組のSUBARU BRZ R&D SPORT,富田竜一郎&石川京侍&塩津佑介組のGAINER TANAX GT-Rでした。 |
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| 2023/08/05(土) ◎3メーカーで(MotoGP) ○およそ1ヶ月半に及ぶ長いサマーブレイクが明け,MotoGPの後半戦が始まりました。後半戦最初のレースは,長い伝統があるシルバーストーン・サーキットで行われる第9戦イギリスGPで,初日は2回のプラクティスが行われました。 MotoGPクラスは,アプリリア・レーシングのA.エスパルガロが2番手タイムだったプラマック・レーシングのJ.マルティンにコンマ7秒以上の差をつける速さを見せ,後半戦初日の総合トップタイムをマークしました。総合3番手タイムは,マルティンから1000分の44秒差でレッドブルKTMファクトリー・レーシングのB.ビンダーがマークし,奇しくも初日のトップ3を海外の3メーカーがマークしたことになります。戦闘力不足に悩む日本メーカー勢という状況に変わりはなく,その日本メーカーで最速だったのは,モンスター・エナジー・ヤマハMotoGPのF.クアルタラロの11番手でした。ホンダ勢の最速は,レプソル・ホンダ・チームのM.マルケスの13番手でした。LCRホンダ・イデミツの中上貴晶は,2分のタイムを切ることができず,後ろから3番目となる20番手タイムで初日を終えています。 Moto2クラスは,スペイン人ライダー勢が僅差での好発進を決め,総合トップタイムはポンス・ウィゴー・ロス40のA.カネトでした。総合2,3番手をベータ・ツールズ・スピードアップ勢が占め,それぞれトップから1000分の63秒遅れでA.ロペス,1000分の1000分の74秒遅れでF.アルデグエルでした。後半戦で巻き返しを図っていきたいイデミツ・ホンダ・チーム・アジアの小椋藍は,総合5番手タイム発進でした。シーズン途中から最終戦まで参戦することになっているペルタミナ・マンダリカSAGチームの羽田太河は,ブービーとなる28番手,今回からようやく復帰となるコレオス・プレパゴ・ヤマハVR46マスターキャンプの野左根航汰は,最下位となる29番手で初日を終えています。 Moto3クラスは,ホンダのマシンを駆るレオパード・レーシング勢が好発進を決め,J.マシアが総合トップ,今回怪我から復帰となる鈴木竜生が総合2番手でした。総合3番手タイムは,トップからコンマ45秒遅れでMTヘルメッツMSIのD.モレイラでした。他のフル参戦日本人ライダー勢ですが,プラクティス1では3番手だったリキ・モリ・ハスクバーナ・インタクトGPの佐々木歩夢が9番手,SIC58スクアドラ・コルセの鳥羽海渡が13番手,ガヴィオタ・ガスガス・アスパーM3の山中琉聖が20番手,ホンダ・チーム・アジアの古里太陽が21番手タイムで初日を終えています。 |
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◎2年連続に向け(EWC) ○EWCシリーズ第3戦となる『“コカ・コーラ”鈴鹿8時間耐久ロードレース 第44回大会』が開幕し,初日に1日目の予選が行われました。決勝レースでのグリッドを決める予選ですが,8耐の場合,初日に行われる1回目の予選と,2日目に行われる2回目の予選タイムでマークされた中の各ベストタイムの平均で順位が決まります。その中のトップ10は今日の午後行われる『トップ10トライアル』に出走し,そこで10番手までのグリッドが決定することになっています。1回目の予選でトップタイムをマークしたのは,昨年の大会でポールを獲得したホンダワークスチームであるTeam HRC with 日本郵便の長島哲太でした。今シーズンは怪我で走行できない日々が続いていた長島でしたが,8耐に向けて必死に治療とリハビリに取り組み,ぎりぎりで8耐に間に合いました。当初は8耐メンバーに入っていませんでしたが,事前に行われた8耐の合同テストでトップタイムをマークする走りを見せ,さらに8耐に出場する予定だったI.レクオナが,同日に行われているMotoGPのイギリスGPに怪我で欠場となったLCRホンダ・カストロールのA.リンスの代役参戦することになったこともあって,急遽8耐参戦となりました。そのような状況でトップタイムをマークし,2年連続ポール獲得に向け好発進を決めています。総合3番手タイムを長島のチームメイトであるX.ビエルゲがマークしていますので,他の2輪レースでは不振を極めているホンダが,8耐制覇の最右翼に浮上した感じです。総合2番手タイムは,この大会をランクトップで迎えているYART YAMAHA OFFICIAL EWC TEAMのK.ハニカでした。 |
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| 2023/08/04(金) ◎ほぼ同じ(SGT) ○昨日,4輪レースを統括する日本自動車連盟(JAF)から来シーズンのレースカレンダーについて発表がありました。その中で,本日は最も観客が集まるシリーズであるSGTについてお伝えします。 今シーズンは全8戦で行われていますが,来季も今季と同じ全8戦となります。開催時期についてもほぼ同じで,岡山国際サーキットで4月中旬に開幕を迎え,ゴールデンウィーク中に富士スピードウェイにおいて第2戦が行われます。富士と鈴鹿では来季も2回開催され,我が大分県にあるオートポリスでの開催は,今季と同じ10月となっています。今回発表された具体的なレースカレンダーは,以下の表のようになっています。なお,現段階では暫定となっていますので,他のカテゴリーとの関係から今後変更になる可能性があります。 |
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| 2023/08/03(木) ◎欠場&代役(EWC) ○いよいよ明日からEWCシリーズ第3戦となる『“コカ・コーラ”鈴鹿8時間耐久ロードレース 第44回大会』が開幕します。この大会のみの参戦となるチームが多数あり,どのチームが優勝するのかが注目となりますが,もちろんEWCシリーズの内の一戦として,タイトル争いがどうなるのかも注目となります。そのタイトル争いですが,現段階でYART Yamaha Official EWC Teamがランクトップに立ち,それをわずか1ポイント差でF.C.C. TSR Honda Franceが追うという展開となっています。そのTSRに緊急事態が生じていて,7月28日(金)に同チームから発表があり,今季も同チームからフル参戦しているJ.フックが,トレーニング中のアクシデントにより右肩を骨折する重傷を負ってしまい,鈴鹿8耐を欠場することになりました。2015年から一貫してこのチームからEWCシリーズに参戦し,2回タイトルを獲得しています。今季もタイトル獲得に向けて取り組んでいただけに,チームとしては大きな痛手となります。とはいえ,シリーズとしてはまだ大会が残っていますので,今回はそれに向けて大事を取っての欠場となるようです。この欠場を受け,8月1日(火)に新たな発表があり,欠場するフックの代役として,今季SBKと併催で行われているWSSにMIE MS Racing Honda Teamからフル参戦し,先日行われた第8戦チェコ大会のレース2において勝利を収めたタラン・マッケンジーを起用することになりました。「マッケンジー」という名前を聞くと古くからのレースファンの方は,かつてWGPでヤマハやスズキのワークスからフル参戦したり,BSBでタイトルを獲得したりしたニール・マッケンジーを思い浮かべる(当時,歌手の「新沼謙治」と名前が似ているので,そのことでも話題となっていましたね。)と思いますが,T.マッケンジーはその息子になります。今回代役参戦ではありますが,彼は6月に行われた8耐の合同テストにホンダのマシンを駆って出場していますので,急な代役参戦ではありますが,ある程度ではあるものの,マシンへの対応はできているものと思われます。 |
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◎満了&移籍(MotoGP) ○既に正式発表前となる7月25日(火)付けのこのページでお伝えしていますが,ヤマハワークスであるモンスター・エナジー・ヤマハMotoGPの来季の体制について正式発表がありましたのでお伝えします。 まず,今季も同チームからフル参戦しているF.モルビデリの契約期間は今シーズンまでですが,ヤマハ発動機から昨日発表があり,その契約を延長することなく,今季限りで契約が満了することになりました。ヤマハとモルビデリとの関係は2019年シーズンから始まり,その時はヤマハのサテライトチームであるペトロナス・ヤマハSRTに所属していました。2021年のシーズン途中でM.ビニャーレスがヤマハワークスを離れることになり,モルビデリが第14戦サンマリノGPからワークスへと昇格し,そのまま現在に至っています。昇格以前は優勝したりランク2位でシーズンを終えたりといった活躍を見せましたが,ヤマハのYZR-M1の戦闘力不足もあって,昇格後は思うような成績を収めることができず,ここまで表彰台獲得がなく,今季のアルゼンチンGPで収めた4位が最高位となっています。来季の去就については正式発表はありませんが,彼の師匠であるV.ロッシが運営するVR46が所属先の最有力となることでしょう。 モルビデリの契約満了の発表後,今度はモルビデリの抜けることになるシートに,今季からLCRホンダ・カストロールに所属しているA.リンスが座ることがヤマハ発動機から正式に発表されました。昨シーズンまでスズキワークスに所属していたリンスですが,そのスズキのMotoGP撤退を受け,今季からLCRホンダ・カストロールに所属することになりました。契約期間は来季までの2年間でしたが,その契約条項の中にワークスからの誘いがあった場合,契約を解除することができるというものがあり,今回のヤマハワークスからのオファーを受け,契約を1年限りで解除することになったわけです。ここまで今季ホンダ勢としては唯一勝利を収めているリンスですが,マシンであるRC213Vの戦闘力不足と,ホンダのリンスやチームへの対応のまずさがあって,リンスは不満を抱えていました。そのような中でのヤマハワークスからの誘いがあって,今回の移籍劇に発展しました。今回の契約により,来季のヤマハワークスは,F.モリビデリ&リンスという体制になることが決定しています。 |
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| 2023/08/02(水) ◎導入(MotoGP) ○現在サマーブレイク中のMotoGPですが,ついに今週末に第9戦イギリスGPが開幕します。そのイギリスGPから,新たな取り組みが導入されることになりました。その取り組みとはタイヤに関するもので,両輪のタイヤ内圧監視システムを導入すると共に,それと同時に内圧管理の厳格化を行うというものです。この取り組みに関しては,既にシーズン前から決まっていましたが,ここまで導入を延期してきたのです。今回導入されるシステムは,全マシンに共通の計測システムを装着させ,最低内圧であるフロント1.9bar,リア1.7barを違反しないよう監視するものです。もし違反した場合にはペナルティーが科されることになりますが,何せ新しい取り組みだけに最初から厳しいものは科されず,段階的に行われることになるようです。最初の違反は警告で,以後違反回数を重ねる毎にタイムペナルティーが科されていきます。そのペナルティーですが,3秒,6秒,12秒というものになるようです。なお,これが適用されるのはスプリントレースと決勝レースの2つとなります。システムが定着されて以降は,最終的に失格という裁定が下されることになるようです。 |
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| 2023/08/01(火) ◎引退(SGT) ○7月28日(金)にTOYOTA GAZOO Racingから発表があり,今シーズンもTGR TEAM ZENT CERUMOからGT500クラスにフル参戦している立川祐路が,今シーズン限りでSGTから引退することになりました。立川といえば長年にわたってSGTを代表するドライバーの一人で,1999年TOYOTA TEAM CERUMOに所属し,SGTの前身である全日本GT選手権にフル参戦を開始しました。それ以後,これまで一貫してCERUMOから24年間にわたってフル参戦を継続してきました。2001年には,竹内浩典とのペアでauセルモスープラを駆って自身初のチャンピオンを獲得し,2005年には高木虎之介と組んでZENTセルモスープラで2度目となるタイトルを獲得。さらに,2013年には平手晃平と組んでZENT CERUMO SC430を駆って3度目となるタイトルを獲得しました。これは,歴代2番目となるタイトル獲得数となります。歴代2番目の記録はこれだけでなく,通算19勝という優勝回数もそれに該当します。ポールポジション獲得回数は通算24回で,これは堂々の歴代トップです。まさにSGTにとっても,そしてフル参戦以来ずっと駆り続けたトヨタにとっても,なくてはならない存在でしたが,ついに今回の決断に至っています。今回の発表はSGTからの引退ということでしたから,レーシングドライバーとしての活動は継続するのではないかと思いますが,ドライバーとしての今後がどうなるのかについては現段階では明らかになっていません。今季はまだレースは残っていますから,それぞれの大会でGTマシンを駆る彼の姿を目に焼き付けていってください。 |
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