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| 2023/07/31(月) ◎新記録&8戦ぶり(F1) ○第13戦ベルギーGPの決勝レースが,不安定な天候になりやすいスパ・フランコルシャンで行われました。『スパ・ウェザー』として有名な同サーキットですが,初日,2日目と雨が時折降ったりしていましたが,決勝レースも同様にレース途中で雨に見舞われました。ただ,不利としてはたいしたことはなく,ドライタイヤでの走行が続きました。予選でトップタイムをマークしたのは,ここまでランクトップをひた走るレッドブルのM.フェルスタッペンでしたが,決勝に向けギヤボックス関連等のパーツを交換したことによるペナルティーのため5グリッド降格となり,6番グリッドから決勝レースをスタートすることになりました。グリッドはやや後退したとは言え,元々の速さが変わった訳ではなく,レースが進むに連れて順調にポジションをアップしていきました。フェルスタッペンの降格によりポールからスタートしたのは,レッドブルのS.ペレス,そして2番グリッドからはフェラーリのC.ルクレールがスタートしました。好スタートを切ったのはルクレールでしたが,ペースに勝るペレスはオープニングラップ中にルクレールを交わしてトップに立ちました。徐々にポジションアップしてきたフェルスタッペンは,9周目にルクレールをパスして2位に浮上。さらに17周目にペレスを捉えてついにトップに浮上しました。その後のフェルスタッペンは,途中マシンが挙動を乱してヒヤッとする場面はあったものの,後続との差をどんどん広げて単独走行となり,最終的に2位のペレスに22秒以上の大差をつけて今季10勝目を挙げました。今季開幕戦から全てのレースをレッドブル勢が制していますが,今回の優勝で開幕からの12連勝となり,これは1988年にマクラーレン・ホンダがマークした開幕からの連勝記録11を上回って新記録となりました。レッドブルのワンツーフィニッシュとなりましたが,これは第5戦マイアミGP以来6戦ぶりとなります。3位には,単独走行でルクレールが入っています。アルファタウリの角田裕毅は,11番グリッドからスタートし,久々に順調なレースを展開していきました。そして,トップ10圏内の走行を堅実にしていき,最終的に10位でチェッカーを受けました。角田のポイント圏内フィニッシュは,第4戦アゼルバイジャンGP以来8戦ぶりとなります。今回から参戦を開始した角田のチームメイトであるD.リカルドは,復帰レースを16番手で終えています。 |
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| 2023/07/26(水) ◎継続&参戦(MotoGP) ○今季も不振を極める日本メーカー勢ですが,ホンダとヤマハに関して新たに明らかとなったニュースを2つお伝えします。 まず1つ目は,昨日の続編となります。昨日は,ホンダのサテライトチームであるLCRホンダ・カストロールについてお伝えしました。それは,同チームのオーナーであるL.チェッキネロが,今季同チームからフル参戦を開始しているA.リンスの移籍に関する噂について言及し,その噂を認めたというものです。同チームに関する噂についてはまだあって,来季からホンダではなくKTMのサテライトチームになるのではないかというものです。特に不振を極めるのがホンダで,リンスが今季唯一ホンダ勢での優勝をもたらしているものの,他の大会では入賞もままならないような状態で,さらにけが人が続出してレースに参加することさえ困難な状況にあります。こうした状況ではLCRがホンダに見切りをつけてもおかしくはありません。それに対してKTMは,ドゥカティを上回ることは難しいものの,予選,決勝共にドゥカティに次ぐ好成績を収めています。そのKTMですが,現在ワークスであるKTMファクトリー・レーシングと,サテライトであるガスガス・ファクトリー・レーシングの2チームを有しています。ところが,来季のKTMについては,新たに現在Moto2クラスでランクトップを行くレッドブルKTMアジョのP.アコスタがMotoGPクラスにステップアップすることが本決まりになってきているのに対し,現有のライダーは来季も継続してKTM陣営からフル参戦することがほぼ決まっています。もしアコスタがKTMから昇格するとなると,現有ライダーの中の一人が去らなければならなくなります。そこで浮上してくる話がサテライトチームを増やすという選択肢です。当然何処かのメーカーのサテライトとなる訳ですが,ドゥカティ陣営のサテライトは,数こそ多いものの,ドゥカティマシンの高い戦闘力から好成績を収めていて,陣営を離れることは現段階では考えられません。ヤマハはサテライトを有していませんし,アプリリアも好成績ですので陣営を離れることはないでしょう。そうなるとホンダのLCRという選択肢が浮上するわけです。この点に関してチェッキネロはKTMから接触があったことを認めましたが,ホンダとは来季までの契約があり,彼はその契約を守っていくという姿勢を崩さないことから,KTMへのスイッチは断ったということです。 2つ目は,ヤマハについてです。昨日ヤマハ発動機株式会社から発表があり,10月1日(日)にモビリティリゾートもてぎで決勝レースが行われる予定の第14戦日本GPにおいて,ヤマハのテストライダーを務めているC.クラッチローがワイルドカード参戦することになりました。上記したように,今季のヤマハはサテライチームを唯一有しておらず,元々戦闘力が不足しているのにこうしたチーム状況ですから,思うように戦闘力を上げることがさらにできていません。こうしたことからデータを少しでも増やすため,クラッチローを起用するのは当然と言えるでしょう。そのクラッチローですが,2020年シーズンを持って引退し,その後はずっと現在のヤマハのテストライダーを務めています。その中では,昨年シーズン途中でA.ドビツィオーゾが引退したことを受けて,その代役として6戦参戦したということもありました。ヤマハのクラッチローに対する信頼感も高く,今回の起用となるようです。ちなみに,引退後の2年間では,代役としての参戦はありましたが,今回のようなワイルドカードでの参戦はクラッチローにとって初となります。 |
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| 2023/07/25(火) ◎交渉中?(MotoGP) ○現在サマーブレイク中のMotoGPですが,その裏側では来季に向けた動きがなされているのは間違いないでしょう。既に色々な噂が浮上していますが,その中で注目となるのがホンダでしょう。つい数年前まではMotoGPを引っ張ってきたのがホンダで,誰もがその陣営に加わることを希望していました。ところが,新型コロナウイルスが世界的に蔓延する中でマシンの開発を思うように進めることができなくなり,さらに陣営の中心となるM.マルケスの怪我からの回復が長引いたりした影響もあったりして,今最も戦闘力が劣っているのがホンダとなってしまっています。そのことから,LCRホンダ・イデミツの中上貴晶を除いて他の3人のライダーはホンダからの離脱が噂されています。特に,スズキがMotoGPから撤退したことでシートを失い,今季からホンダ陣営に加わったレプソル・ホンダ・チームのJ.ミルとLCRホンダ・カストロールのA.リンスの2人は,1年目にして早くも離脱するのではないかという噂が浮上しています。以前のホンダでしたら,まず考えられない状況となっています。その中でも今季ホンダ勢で唯一勝利を収めているリンスに至っては,単なる噂ではない状況となっています。リンス自身ホンダの対応に失望していて,HRC契約でありながら思うようにアップデートパーツが供給されておらず,開発にもあまり関わらせてもらえないという対応をされている状況です。そうしたホンダの対応は,戦闘力がかなり劣っているという状態を考えると,自分で自分の首を絞めているとしか言えず,ホンダ側の体制の大幅な見直しが必要であることは明白です。 こうした中,リンスがヤマハワークスからのオファーを受けているのではないかという噂が出ています。その点に関して,LCRホンダ・カストロールのチーム代表であるL.チェッキネロが報道機関の質問に答え,その点を認めたようです。今季もF.クアルタラロ&F.モルビデリの体制で臨んでいるヤマハワークスであるモンスター・エナジー・ヤマハMotoGPですが,ホンダほどはないにしても,ヤマハも大幅に戦闘力が劣っています。それだけに2人のライダーとも不満を抱えているようですが,今季で契約が切れるモルビデリは,彼自身ヤマハからの離脱を臭わせています。もしそうなると,ドゥカティ陣営で,彼の師匠であるV.ロッシが主宰するムーニーVR46レーシング・チームへの移籍という線が出てきます。もしそうなるとヤマハのシートが1つ空くわけで,そこにリンスが座ることになるのではないかといわれています。そして,その交渉が行われていることをチェッキネロが認めたわけです。もちろんチェッキネロ自身が交渉に入っているわけではなく,報告待ちという状況のようですが,現状を考えると,交渉がまとまる可能性は決して低くないのではないかと思われます。実際,昨シーズン中,ホンダからだけでなく,ヤマハからもリンスに対してオファーがあったようなのです。果たして1年で離脱ということが実際に起きるのか,今後の推移が気になるところです。 |
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| 2023/07/24(月) ◎新記録(F1) ○第12戦ハンガリーGPの決勝レースが,前日の予選に続いてドライコンディションとなったハンガロリンクで行われました。およそ1年半ぶりのポールスタートとなったメルセデスAMGのL.ハミルトンでしたが,ランクトップを行くレッドブルのM.フェルスタッペンが好スタートを切ってホールショットを奪って早々にトップに立ちました。ペースに勝るフェルスタッペンは,その後も順調に速いペースを刻んでいって独走態勢を築き,最終的に2位に33秒以上の大差をつけて今季9勝目を飾りました。この勝利は,フェルスタッペンにとって第5戦マイアミGPからの7連勝(第6戦イタリアGPは開催中止)となります。さらに,チームで見ると昨年の最終戦アブダビGPからの12連勝となり,これはこれまでマクラーレン・ホンダがいわゆるセナ・プロ(A.セナ&A.プロスト)時代といわれた1988年に記録した11連勝を更新する新記録となります。連勝記録で見ると,今季の開幕から11連勝ということになりますが,この記録は1988年のマクラーレン・ホンダとタイ記録となります。フェルスタッペンの独走は許したものの,このところ好調な走りを見せているマクラーレンのL.ノリスが,単独走行で2位に入っています。9番グリッドからスタートしたレッドブルのS.ペレスは,徐々にポジションアップを果たしていき,最終的に3位まで順位を上げてチェッカーを受けています。ランクトップのフェルスタッペンが優勝,ランク2位のペレスが3位という結果となり,2人のポイント差はついに100点を超え,ランキング争いでもフェルスタッペンが独走態勢をさらに築いています。アルファタウリ勢ですが,初日こそ4番手タイムと良い走りを見せた角田裕毅でしたが,予選では精彩を欠いて17番グリッド獲得にとどまっていました。決勝レースでは一時11位まで順位を上げることはありましたが,その後はいい流れが生まれることなく,ピットストップで時間を要したり,タイヤ戦略のミスがあったりして最終的に15位でのチェッカーとなっています。今大会からF1復帰となったチームメイトのD.リカルドは,スタートで他のマシンから接触されるアクシデントに見舞われたこともあって上位に食い込むことができず,角田を上回ったものの,トップから周回遅れの13位で最初のレースを終えています。 |
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| 2023/07/23(日) ◎1年半ぶり(F1) ○第12戦ハンガリーGPの予選が,ドライコンディションとなったハンガロリンクで行われました。今回の予選は,Q1がハード,Q2がミディアム,Q3がソフトタイヤの使用を義務づけられるという新たな試みをしています。ソフトタイヤを使用したQ3で速さを見せたのは,今季ここまでポールを獲得していないメルセデスAMGのL.ハミルトンでした。レッドブルのM.フェルスタッペンが最速タイムを刻んで今回もポールかと思われましたが,ハミルトンが渾身のラストアタックを見せ,フェルスタッペンのタイムを1000分の3秒上回り,2021年の12月に行われた第21戦サウジアラビアGP以来およそ1年半ぶりのポールとなりました。このところ好調なのがマクラーレンですが,L.ノリスが3番手,O.ピアストリが4番手タイムをマークし,セカンドローを独占しています。初日のフリー走行1でいきなり赤旗の原因となったレッドブルのS.ペレスは,今回はQ3まで進出したものの,9番手タイムで予選を終えています。新たなアップデートパーツを投入したアルファタウリですが,角田裕毅は思うようにそれを活かすことができず,Q1で敗退となって17番グリッド獲得にとどまっています。今回からF1の舞台に帰ってきたD.リカルドは,Q2では敗退したものの,見事Q1を突破して角田を上回り,13番グリッドを獲得しています。 |
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| 2023/07/22(土) ◎好発進(F1) ○7月は全部で4つの大会が開催されるというややタイトなスケジュールとなっているF1ですが,その3つ目のレースとなる第12戦ハンガリーGPが開幕し,初日はいつものように2回のフリー走行が行われました。1回目のフリー走行は,早い段階でウェットコンディションとなったため,走行を見合わせるドライバーがいたりしていて,全ドライバーが走行したのは,ドライコンディションとなった2回目のフリー走行でした。その走行でトップタイムをマークし,これが初日総合トップとなったのは,このところ調子があまり出ていないフェラーリのC.ルクレールでした。前戦で大躍進と遂げたのがマクラーレン勢でしたが,そのマクラーレンのL.ノリスが総合2番手タイムをマークしています。総合3番手がアルピーヌのP.ガスリー,総合4番手がアルファタウリの角田裕毅となっていて,奇しくも昨年のチームメイト同士が並んだ形となっています。今回のアルファタウリは,リアウィング等いくつものパーツにアップデートを持ち込んでいて,初日の好発進はこれが功を奏した(リアイグに関してはタイムを出したときに装着していなかったようですが)のかもしれません。マシンの戦闘力不足で苦しんでいるアルファタウリの今季型マシンAT04ですが,こうしたアップデートが活きていくといいのですが・・・。今回からシーズン途中で契約解除となったN.デ・フリースに替わって角田のチームメイトにD.リカルドがなっていますが,初日は14番手で走行を終えています。ランクトップを行くレッドブルのM.フェルスタッペンですが,この日は11番手と中盤でのスタートとなりました。マシンの調子が気になる順位ではありますが,もしかしたらタイヤ戦略等何らかの意図が隠されているのかもしれません。今日予選が行われますが,そこで実際の速さがどうなのかが分かると思われます。フリー走行1で早々にクラッシュし,いきなり赤旗の原因となったレッドブルのS.ペレスは,フリー走行2では走行して18番手タイムでした。 |
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| 2023/07/21(金) ◎丸く収まる?(MotoGP) ○現在およそ1ヶ月半に及び長期のサマーブレイク中のMotoGPですが,それが明けた最初のレースとなるのが8月6日(日)に決勝レースが行われる予定となっている第9戦イギリスGPです。今年のMotoGPクラスは,開幕戦から転倒者が相次ぎ,常に誰かが怪我で欠場という事態が続いています。その中でも特に顕著なのはホンダ勢で,第7戦ドイツGPに至っては4人中3人が怪我で欠場し,出場したのはLCRホンダ・イデミツの中上貴晶一人ということもありました。まだ正式発表はありませんが,欠場が続いている中の一人であるLCRホンダ・カストロールのA.リンスは,怪我の回復が十分ではなく,どうやらイギリスGPも欠場となり,復帰は次の第10戦オーストリアGPとなるようです。そうなると代役参戦という線が出てきそうですが,それを務めるのはSBKにホンダワークスからフル参戦しているI.レクオナではないかといわれています。既に今季2回代役参戦を経験しているレクオナだけに,可能性は大と思われます。そのレクオナですが,同日に行われる予定である鈴鹿8耐へHRCから出場することになっています。その8耐に関してですが,先日行われた8耐の合同テストでトップタイムをマークしたのは,昨年HRCの優勝で大きな役割を果たした長島哲太でした。今年の長島は,シーズン前のテストで大きな怪我を負ってしまったため,走行できない状態がずっと続いていました。しかし,レース復帰に向けてリハビリ等に取り組み,合同テストでトップタイムをマークするまで回復をしてきました。こうなると戦略に困りが生じるのがHRCです。今年の8耐には,昨年の優勝者の内の2人である高橋巧とレクオナに加え,新たにSBKにおけるレクオナのチームメイトであるX.ビエルゲが出場することが決定しています。連覇を目指すホンダにとって,それが狙えるライダーラインナップを構築する必要があり,現段階ではその3人が最適と考えてもいいでしょう。ところが,そこに長島が急浮上してきましたので,HRCにとって悩ましい事態となったといえます。しかし,もしリンスの欠場が続くようであればレクオナがMotoGPの方に出場し,それに替わって長島が8耐に出場となれば,同日に行われるレースの両方がうまくいくことになります。果たして正式発表がどうなるのか,今後の推移が気になるところです。 |
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| 2023/07/20(木) ◎ライダーチェンジ(EWC) ○今年は8月6日(日)に決勝レースが行われる真夏の祭典である鈴鹿8時間耐久ロードレースですが,先週ホンダ系のチームから相次いでライダーチェンジの発表がありましたのでお伝えします。 まず,当初の予定では秋吉耕佑,今野由寛,中村敬司の3人で出場する予定だったTTSRacing MurayamaUnso HondaDreamですが,中村が鈴鹿サーキットで行われた8耐の合同テスト2日目に激しいクラッシュに見舞われて負傷してしまいました。そのため,中村に替わって長谷川聖を起用することになりました。昨シーズンはMATSUBA RACING PROJECT & RS-ITOHからカワサキのマシンを駆ってST1000クラスに参戦した長谷川でしたが,今シーズンはJRRでのシートを失っている状態でした。その長谷川に今回の声かけがあり,昨年の最終戦以来の1000ccマシン,そして初めてのホンダCBR1000RR-Rということになります。 次に,ホンダ系最有力チームの1つであるSDG Honda Racingについて,支援しているSDG昭和電機グループから発表があり,埜口遥希を起用することになりました。当初は名越哲平,浦本修充,國井勇輝の3人でのぞむことになっていた同チームですが,元GPライダーでもある國井がトレーニング中に負傷してしまって出場が困難となり,國井に替わって埜口を起用することになりました。今回代役として出場することになった埜口は,一昨年JRRのST600クラスでタイトルを獲得し,翌年から現在のFIMアジアロードレース選手権(ARRC)のASB1000クラスにSDG MS Harc-Pro.Honda.Ph.からフル参戦を開始しています。その初年度はランク2位を獲得し,今年はタイトル獲得の有力候補の一人となっています。 |
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| 2023/07/19(水) ◎1回のみで(MotoGP) ○現在1ヶ月半にわたる長期のサマーブレイク中であるMotoGPですが,それを統括する国際モーターサイクリズム連盟(FIM)からMotoGPクラスの予選振り分けについて発表を行いました。土曜に行われる予選は,Q1とQ2のセッションに分かれて行っていますが,どのライダーがどのセッションから走行するのかの振り分けは,金曜日に2回行われているフリー走行の結果で決まっています。その振り分け方法について,MotoGPクラスにフル参戦している全てのチームが全会一致で合意し提案した方法を,グランプリコミッションが承認し,今回の発表に至っています。それによると,現在の2回のセッションで振り分けが決まるのではなく,午後に行われる60分間のセッションのみで振り分けられることになりました。それに伴って名称が変更となり,金曜午前中の走行が『フリープラクティス1』,振り分けが決まる午後の走行が『プラクティス』となります。これにより,金曜午前中の走行であるフリープラクティス1は,主に予選や決勝に向けたセッティング中心に専念することになりそうです。今回の決定はMotoGPクラスのみで,Moto2,Moto3クラスは,現行と変更はありません。なお,今回発表があった名称やセッション時間等については,以下の表のようになっています。 |
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| 2023/07/18(火) ◎ペナルティーにより(SF) ○F1には,その1つ下のカテゴリーであるFIA-F2というのがあり,ここでよい成績を収めたドライバーがF1へとステップアップする可能性が高まります。色々なレースカテゴリーにはこうした登竜門的なレースがありますが,一昨日L.ローソンの優勝で終わったSFには,スーパーフォーミュラ・ライツ(以下SFL)というカテゴリーがあります。これは2020年から始まったもので,以前は全日本F3選手権として開催されていました。このSFLは,SF開催時には併催で行われています。今回富士スピードウェイで行われた第6戦でも開催されていて,土曜日と日曜日にそれぞれレース1,レース2が行われています。レース1で勝利を収めたのはモビリティ中京 TOM'S 320のE.トゥルーリで,ご存知の方も多いとは思いますが,ルノーやトヨタで活躍し,モナコGPを制した経歴を持つ元F1ドライバーのJ.トゥルーリの息子です。そのE.トゥルーリは,レース2では優勝は逃したものの,3位でチェッカーを受けています。そのトゥルーリの前でチェッカーを受けたのはHFDP WITH B-MAX RACINGの木村伊織とモビリティ中京 TOM'S 320 TGR-DCの平良響の2人でした。ファイナルラップまで続いた2人のトップ争いでしたが,木村が平良を制して今季5勝目を飾ったかと思われていました。ところが,レース終了後に驚きの発表がありました。終了後に行われた車検の結果,3位でチェッカーを受けたトゥルーリのマシンに最低重量違反が見つかり,失格となってしまったのです。さらに,トップでチェッカーを受けた木村に対して,安全のためレース中2回以上進路変更を行ってはいけないというレギュレーションの違反があったことから5秒加算のペナルティーが科されました。ペナルティーはこれだけでなく,2位でチェッカーを受けた平良には走路外走行を複数回行ったということで,こちらにも5秒加算のペナルティーが科されることになりました。この結果,4位でチェッカーを受けたHFDP WITH TODA RACINGの小出峻がトップに繰り上がり,彼にとってうれしい(?)初優勝となりました。ペナルティーが科された木村と平良は,それぞれ2,3位というリザルトになっています。F1では,先日行われたオーストリアGPで走路外走行によりペナルティーが多発されて予選や決勝で順位に変動が起きるということがありましたが,カテゴリーや規模こそ違え,やはりレースの世界も下駄を履くまで何があるか分かりませんね。 |
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| 2023/07/17(月) ◎独走&僅差に(SF) ○第6戦の決勝レースが,予選と同様に気温が25度と比較的過ごしやすい気候となった富士スピードウェイで行われました。トヨタのホームコースでありながらホンダが速さを見せた予選となりましたが,決勝レースはややトヨタが巻き返したものの,それでも優勝争いはホンダ勢によるものとなりました。ポールからスタートしたのは,デビューレース以来4年ぶりとなるDOCOMO TEAM DANDELION RACINGの牧野任祐でした。SFで自身初優勝を狙う牧野は,順調なスタートを切りましたが,2番グリッドからスタートしたTEAM MUGENのL.ローソンも同様に順調なスタートとなりました。2人のトップ争いは順位が変わらずに進んでいきましたが,タイヤ交換のタイミングで変化が生じました。10周終了後からピットインが可能となりますが,2位を行くローソンは11周終了後にピットインを敢行しました。前を行く牧野は,これに合わせてその翌周にピットイン。ローソンの前でコースに復帰したものの,1周早く入っていてタイヤが十分に温まっていたローソンは,まだタイヤが冷えた状況の牧野との差を縮めてついに順位を逆転しました。その後のローソンは,牧野との差を少しずつ広げて行きました。ピットインのタイミングのズレで順位は変わっていましたが,これが落ち着いてからローソンがトップとなり,徐々に独走態勢へとなっていきました。そして,最終的におよそ4.5秒近い差をつけてローソンがトップでチェッカーを受けてルーキーイヤーながら3勝目を挙げました。初優勝を狙った牧野でしたが,逆転されて悔しい2位表彰台となりました。ランクトップでこの大会を迎えているVANTELIN TEAM TOM’Sの宮田莉朋は,5番グリッドからスタートしてポジションを上げていき,最終的に単独走行で3位表彰台を獲得してランクトップの座を守りました。ただ,ランク2位でこの大会を迎えたローソンが優勝したため,ランキング争いで2人の差がわずか1ポイントと僅差になっています。 |
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| 2023/07/16(日) ◎4年ぶり&独占(SF) ○全国的に厳しい暑さがある中,厚い雲に覆われて比較的過ごしやすくなった富士スピードウェイにおいて,第6戦の予選が行われました。一時N.デ・フリースに替わってF1へ昇格するのではないかと噂になっていたSFルーキーでTEAM MUGENのL.ローソンが,終盤になってトップタイムをマークし,初のポール獲得かと思われました。ところが,DOCOMO TEAM DANDELION RACINGの牧野任祐が最終盤になってローソンのタイムをコンマ2秒弱縮める驚異的なタイムをたたき出し,彼が2019年のデビューレースでポールを獲得して以来4年ぶりとなるポールシッターとなりました。自身2度目のポールシッターとなった牧野のチームメイトで,ローソンと同じく今季がルーキーイヤーとなる太田格之進が,自己ベストとなる3番グリッドを獲得しています。4番手タイムをTCS NAKAJIMA RACINGの佐藤蓮がマークし,トップ4をホンダエンジンユーザーが独占しました。トップ10で見ても,10台中7台がホンダ勢で,トヨタのホームコースながらホンダが結果を残した予選となっています。 |
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| 2023/07/15(土) ◎またしても(SF) ○今日から富士スピードウェイにおいて第6戦が開幕しますが,それを前にして昨日TGM Grand Prixの53号車のドライバーが大湯都史樹から大津弘樹に変更となることが公式通知において発表がありました。今シーズン新規参入チームであるTGM Grand Prixに所属してフル参戦を果たしている大湯ですが,ここまで5戦消化して,鈴鹿サーキットで行われた第3戦と,スポーツランドSUGOで行われた第5戦でポールを獲得し速さを見せています。ところが,予選ではそうしたいい結果を残すことができているものの,決勝レースになるとなぜか不運が重なり,ここまでわずか入賞が1回という状況に陥っています。決勝レースにおける不運が起きている状況でしたが,今回はレース外で不運に見舞われたようです。どうやら今週月曜日にトレーニング(スカッシュをしていたとのこと)をしている際に転倒し,右鎖骨を骨折してしまったのです。翌日手術を行い,今回の富士スピードウェイに現れたようですが,ドクターからストップがかかって大津の代役参戦ということになりました。およそ1ヶ月後の8月6日に同地でSGTの決勝レースが行われる予定になっていますが,そちらには出場するべく安静に務めることもあるようです。ただ,本人のコメントによると全治3ヶ月ということなので,果たして出場が可能なのか疑問が残るところもあります。今回代役を務めることになった大津ですが,今季はHRCでリザーブドライバーを務めていて,我が大分県にあるオートポリスで行われた第4戦では,体調不良により欠場となった野尻智紀の代役として出場しています。代役参戦だけでなく,合同テスト等でホンダ系のチームのステアリングを握って出場したりもしています。同じホンダ陣営のチームとはいえ,当然チームによって取り組み方やマシンのセッティングが違ったりしていて難しいところがあるとは思いますが,何より実戦での走行ができるということは大津にとってやりがいがあるのではないかと思います。 |
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| 2023/07/14(金) ◎兄弟対決(SBK) ○昨日Moto2クラスにフル参戦しているMarc VDS Racing Teamから発表があり,来シーズンから新たにSBKにもフル参戦することになりました。ライダーには,今季もMoto2クラスに同チームからフル参戦しているS.ロウズを起用します。使用するマシンは,今季ここまでA.バウティスタが圧倒的な速さを見せているドゥカティ パニガーレV4 Rとなります。今回新たにSBKにも参戦することになったMarc VDS Racing Teamは,Moto3,Moto2,MotoGP,MotoEと全てのクラスにふるさんせんしている,もしくはフル参戦した歴史を持っています。その中で特にMoto2クラスで実績を残してきていて,2014年にT.ラバト(2014年)が,2017年にF.モルビデリが,そして一番近いところでは2019年にA.マルケスが同クラスでタイトルを獲得しています。来季から戦いの場をSBKに移すことになったロウズは,2013年にSBKと併催で行われているWSSでタイトルを獲得した経歴を持っています。Moto2クラスでのタイトル獲得はありませんが,今シーズンで見ると,第4戦スペインGPで勝利を収めていて,ランキング争いではトップからダブルスコア以上に離されてはいますが,ランク8位につけています。来季もKawasaki Racing Team WorldSBKからフル参戦することが決まっているA.ロウズとは一卵性双生児ですので,来季は双子の兄弟が同じフィールドでバトルをすることになります。なお,ロウズが来季抜けることになるMoto2クラスに関しては,誰がその代わりを務めることになるのか現段階で発表はありません。また,SBKにおけるチームメイトがどうなるのかも発表は行われていません。 |
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| 2023/07/13(木) ◎わずか10戦で(F1) ○昨日スクーデリア・アルファタウリから発表があり,23日(日)に決勝レースが行われる予定の第12戦ハンガリーGPからN.デ・フリースに替わってD.リカルドを起用することになりました。今シーズンからアルファタウリに所属してF1にフル参戦を開始したデ・フリースでしたが,わずか10戦参戦しての解雇となったわけです。今シーズン角田裕毅とデ・フリースのコンビでスタートしたアルファタウリですが,今季型マシンであるAT04の戦闘力不足もあって,ここまでわずか2ポイントしか獲得することができておらず,コンストラクタータイトルで最下位に沈んでいます。その貴重な2ポイントは角田1人が獲得しているだけで,デ・フリースは同じルーキードライバーであるウィリアムズのL.サージェントと共にノーポイントレースが続いていました。ノーポイントな上に角田を下回るレースが続いていたことから,このところシーズン途中でのシート喪失が噂されていました。さらに,今季SFにフル参戦しているL.ローソン,FIA-F2にフル参戦している岩佐歩夢,今季オラクル・レッドブル・レーシングでサードドライバーを務めているリカルドのいずれかと交替することになるのではないかということも噂されていました。そして,ついに今回の発表に至っています。チーム代表であるF.トストのコメントによると,ローソンと岩佐に関してはまだF1に昇格するには早く,それに対してこれまでにF1で8勝挙げているリカルドはすぐに対応できるということから起用に至ったようです。今回再びF1のレギュラードライバーに昇格することになったリカルドは,2011年のシーズン途中からF1へ参戦を開始し,その翌年からアルファタウリの前身であるトト・ロッソに所属してレギュラードライバーとしてフル参戦を開始しました。その翌年もトロ・ロッソからフル参戦していますので,リカルドにとっては10年ぶりにアルファタウリ(トロ・ロッソ)のマシンを駆ることになります。なお,彼の所属はレッドブル・レーシングですので,今回の参戦は,アルファタウリがレッドブルからレンタルしたという形になるようです。シーズン途中での解雇となったデ・フリースですが,今後の去就はまだ未定です。2021年シーズンのFE(フォーミュラE)チャンピオンですので,来季から再び同シリーズに復帰する可能性も浮上しているようです。 |
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| 2023/07/12(水) ◎代役の代役(SBK) ○昨日BMWから発表があり,第7戦イタリア大会に現在BSBにBMWからフル参戦しているL.ハスラムを起用することになりました。SBKにおける今シーズンのBMWは,ワークスチームであるROKiT BMW Motorrad WorldSBK TeamにS.レディングとM.ファン・デル・マークを起用しています。その内のファン・デル・マークは,第3戦オランダ大会で大腿骨骨折という重傷を負ってしまいました。この怪我はかなり日数を要するものですから,彼の長期離脱はほぼ間違いありません。そこで,BMWはその代役としてT.サイクスを起用することになりました。そのサイクスですが,Kawasaki Puccetti Racingに所属してSBKに参戦していたのですが,第4戦終了後にチームとの契約が双方合意の上で解除となりました。そこで第5戦エミリア・ロマーニャ大会からファン・デル・マークの代役としてサイクスを起用していたのです。ところが,今月初めに行われた第6戦イギリス大会において,そのサイクスがクラッシュを演じてしまい,肋骨を10本ほど骨折する怪我を負ってしまいました。ファン・デル・マークのような長期離脱が必要な怪我ではありませんが,まだレースに復帰するには無理があるため,サイクスの代役として現在BSBで,そして過去にSBKでBMWに所属したハスラムに白羽の矢が立てられることになりました。つまり,代役の代役として出場することになったわけです。代役の代役というのはたまにしかないことで,転倒リスク,そしてそれに伴う怪我の可能性が高い2輪レースならではのこととも考えられますね。 |
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| 2023/07/11(火) ◎タイ記録(F1) ○第11戦イギリスGPの決勝レースは,レッドブルのM.フェルスタッペンが6連勝で今季8勝目を挙げて終了しました。第6戦エミリア・ロマーニャGPが悪天候により中止となっていますので,今シーズンはここまで10大会が行われていることになります。そして,その10回の内フェルスタッペンが8回,チームメイトのS.ペレスが2回優勝していて,チームで見るとレッドブルがここまで全勝ということになります。さらに,昨シーズンまで広げてみると,最終戦アブダビGPでフェルスタッペンが勝利を収めていますので,年をまたいでここまでレッドブルが11連勝を飾っていることになります。この11連勝というのは,かつてマクラーレンが故A.セナとA.プロストで黄金時代を築いていた中の1988年にマークした連勝記録とタイ記録ということになります。奇しくも,どちらもホンダエンジンを搭載したマシンでマークした記録ということになります。次戦は7月23日(日)にハンガロ・リンクで決勝レースが行われる予定のハンガリーGPということになりますが,ここで新たな歴史が刻まれることになるのか,非常に大きな注目点となります。 |
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| 2023/07/10(月) ◎6連勝(F1) ○第11戦イギリスGPの決勝レースが,やや塗れたところはあったものの,ドライコンディションとなったシルバーストーン・サーキットで行われました。この大会で好調な走りを見せたのはマクラーレン勢で,その勢いは決勝レースでも衰えず,2番グリッドのL.ノリスが抜群のスタートを切り,ポールからスタートしたレッドブルのM.フェルスタッペンを交わしてトップに立ちました。必要に追いかけるフェルスタッペンでしたが,しばらくの間は前に立つことができず,5周目になってようやくDRSゾーンでノリスを交わしてトップに立ちました。ペースに勝るのはフェルスタッペンで,ノリスとの差を少しずつつけて独走態勢を築いていきました。3番グリッドからスタートしたマクラーレンのO.ピアストリは,後ろから追い上げるメルセデスAMGのL.ハミルトンの追撃を交わしながら3位の座を守っていきました。しかし,ピットイン戦略の違いからハミルトンに交わされてしまって4位に後退しました。レースはそのままの順でチェッカーとなり,フェルスタッペンが6連勝目をポールトゥーウィンで挙げました。予選ではQ1で敗退していたレッドブルのS.ペレスは,6位まで順位を上げてゴールしています。新たなエアロパッケージを投入していたアルファタウリ勢ですが,やはり上位争いに食い込むことはできず,角田裕毅が16位,N.デ・フリースが17位でレースを終えています。 |
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| 2023/07/09(日) ◎5戦連続&躍進(F1) ○第11戦イギリスGPの予選が,徐々に濡れた路面が乾いていくというコンディションとなったシルバーストーン・サーキットで行われました。今回の予選で好調だったのは,チームにとって母国GPとなるマクラーレンでした。今回の母国GPでは,チーム創設60周年を記念してオフィシャルパートナーであるChromeカラーのマシンを走らせているマクラーレンですが,Q1ではL.ノリスがトップタイムをマークしました。Q3でもノリスが速さを見せ,ラストアタックでトップタイムをマークしてついにポールかと思わせる瞬間もありました。ただ,ここまでランクトップを独走しているレッドブルのM.フェルスタッペンも黙っておらず,ノリスの後でラストアタックに入っていたフェルスタッペンがノリスのタイムを上回り,5戦連続,今季通算7度目となるポールを獲得しました。最後に逆転はされたものの,フロントローを獲得しました。3番手タイムをO.ピアストリがマークし,マクラーレンが2,3番手と躍進を見せた予選となりました。今回もポールを獲得したフェルスタッペンに対し,チームメイトのS.ペレスは奮わず,今季3度目となるQ1で敗退となっています。今回アップデート版となるエアロパッケージを投入しているアルファタウリですが,順位的にはこれまでとほぼ変わらず,角田裕毅が17番手,N.デ・フリースが19番手タイムに終わってQ1敗退となっています。ただ,予選終了後に行われた車検で,トラブルにより走行できなくなったアルファロメオのV.ボッタスからレギュレーションで決められている「燃料サンプルを1リットル採取する」ということができなかったことで失格となり,15番手以降が繰り上げとなって,角田が15番手,デ・フリースが18番手にそれぞれ繰り上がっています。 |
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| 2023/07/08(土) ◎両セッション共(F1) ○2週連続開催となるF1ですが,その2つ目のレースとなる第11戦イギリスGPがドライコンディションとなったシルバーストーン・サーキットで開幕し,初日は2回のフリー走行が行われました。ここまでランクトップを行くレッドブルのM.フェルスタッペンは,この日も速さを見せ,どちらのセッション共にトップタイムをマークしました。フェラーリのC.ルクレールが電気系トラブルが発生してフリー走行2を走行できなかったのに対し,チームメイトのC.サインツは速さを見せ,総合2番手タイムで初日を終えています。この日速さを見せたの中の1人がウィリアムズのA.アルボンで,チームにとっての母国GPで両セッション共に3番手タイムをマークしました。フリー走行1では2番手タイムをマークしたレッドブルのS.ペレスでしたが,フリー走行2ではアルボンに次ぐ総合4番手でした。今回から空力関連の新しいパーツが投入されているアルファタウリ勢ですが,残念ながら順位的には結果が残らず,走行できた中(ルクレールが走行できていない)では角田裕毅がブービーとなる18番手,N.デ・フリースが最下位となる19番手で初日を終えています。 |
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| 2023/07/07(金) ◎春開催へ(F1) ○7月5日(水)にF1と国際自動車連盟(FIA)が,来シーズンのレーススケジュールの暫定版を発表しました。それによると,これまでずっと秋に開催されてきた日本GPが,来季は桜が咲く時期となる春に開催されることになりました。日本におけるF1の春開催は,過去に岡山国際サーキット(当時はTIサーキット英田)で開催されたときに行われていましたが,この時は『パシフィックGP』として開催されたときでした。鈴鹿サーキットが長い間会場となってきている『日本GP』としての開催では,一時期富士スピードウェイで開催されていた頃を含め,来季が初めての春開催となります。日本GPの開催時期がいわゆる真逆となった要因は,F1側が開催時期の決定要因として地域性を重要視したことにあります。これまでは,同じ地域で続けて開催されることはあったものの,例えばアジアで開催された次がヨーロッパで,その次が再びアジアになったりというような場合がなきにしもあらずでした。F1の開催には,人的,物的両面で大量の移動が必要となります。現在のF1は,サスティナブルの観点から,2030年までに二酸化炭素排出量ゼロを達成するという目標を掲げています。そのため,地域性を重要視したカレンダーを構築することで,移動等に伴う二酸化炭素の排出やエネルギー消費の削減を実現しようとしているわけです。ということで,今回のカレンダーを見てみると,日本GPは第4戦として開催されますが,第5戦まではアジア・オセアニア地域での開催となっています。カレンダー全体で見ると,全24戦開催と,過去最多開催回数タイとなっています。第1戦と第2戦がそれぞれバーレーンとサウジアラビアになっていますが,決勝開催日は土曜日になっています。これはラマダンを考慮に入れたもののようです。ちなみに,第22戦となるラスベガスGPも土曜日開催となっています。今回発表されたレースカレンダーは,以下の表のようになっています。なお,今回のは暫定版ですので,今後変更になる可能性があります。 |
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| 2023/07/06(木) ◎表彰台獲得へ(EWC) ○今年は8月6日(日)に『2023FIM世界耐久選手権(EWC)“コカ・コーラ”鈴鹿8時間耐久ロードレース第44回大会』の決勝レースが行われる予定になっていますが,それに向けてワークスを含めて様々なチームが体制発表を行っています。7月4日(火)には,ホンダ系の有力チームの1つであるAstemo Honda Dream SI Racingが今季の参戦体制について発表行いました。同チームは一昨年までケーヒンをメインスポンサーにしてJRRや鈴鹿8耐で戦ってきましたが,昨年から日立Astemo株式会社をメインスポンサーにAstemo Honda Dream SI Racingとして参戦しています。スポンサー名が変わっていますが,同社は日立オートモティブシステムズ,ケーヒン,ショーワ,日信工業が経営統合して誕生していますので,実態としてはほぼ同様と考えてもいいのではないかと思います。昨シーズンの8耐は,好スタートを切ってトップ争いに加わる勢いが出ていましたが,何と2周目に他車を巻き込む形で転倒を喫してしまい,マシンを修復して再スタートは切ったものの,大幅に遅れてチェッカーとなっています。こうしたことから,今大会にかける意気込みは,これまで以上のものではないかと思います。 今回の発表によると,ライダーについては,渡辺一馬と作本輝介は昨年からの継続となります。昨年はこの2人に加えて羽田太河を起用していましたが,今年はJRRでも同チームに今季から加わっている水野涼を加えた3人体制で臨むことになりました。3人とも実績を残しているライダーだけに,強力な布陣と言えるのではないでしょうか。マシンは当然ホンダCBR1000RR-Rで,ゼッケンは「17」となっています。使用するタイヤは,JRRと同様ブリヂストンです。監督を務めている伊藤真一によると,マシン的にはブレーキやサスペンション等で日立Astemoと連携するということですから,強力なライダー陣等もあって表彰台を目指していくということです。それが十分可能な体制ですので,昨年の雪辱を晴らすことができるといいですね。 |
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| 2023/07/05(水) ◎連勝ストップするも(SBK) ○先週末,ドニントンパークにおいて第6戦イギリス大会が開催されました。今シーズンのSBKは,昨年チャンピオンを獲得したARUBA.IT Racing-DucatiのA.バウティスタが圧倒的な速さを見せていて,ほとんど負けなしの状況が続いています。そして,7月1日(土)に行われたレース1では,一昨年のチャンピオンであるPata Yamaha Prometeon WorldSBKのT.ラズガットリオグルとのトップ争いを制してトップでチェッカーを受け,今季通算15勝目,そしてまさに破竹の勢いという表現がぴったりの11連勝を飾りました。Kawasaki Racing Team WorldSBKのJ.レイとBarni Spark Racing TeamのD.ペトルッチとの間で3位争いとなりましたが,レイがこのバトルを制しています。7月2日(日)にまずスーパーポールレースが行われ,お馴染みのバウティスタ,ラズガットリオグル,そしてレイとの間で序盤からトップ争いとなりました。このバトルをラズガットリオグルが制し,2位にバウティスタが入り,連勝記録は11でストップすることとなりました。このままバウティスタの勢いをそぎたいところだったでしょうが,その後に行われたレース2では,連勝記録がストップしたバウティスタでしたが,勢いをそがれることなくこれまで通りの走りを展開し,後を追うラズガットリオグルとの差を広げていきました。結局2秒以上の大差をつける独走でトップチェッカーを受け,今季16勝目となりました。3位には,元GPライダーのペトルッチが入っています。 |
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| 2023/07/04(火) ◎新たに(MotoGP) ○6月29日(木)にイタリアのタイヤメーカーであるピレリとMotoGPを運営するドルナスポーツから発表があり,来シーズンのMoto2,Moto3クラスのワンメークタイヤとしてピレリを採用することになりました。MotoGPにおける中・軽量級クラスのタイヤは,現在のクラス分けになってからずっとダンロップがワンメークタイヤを供給してきました。しかし,今シーズンでタイヤサプライヤー契約が切れ,新たに今回発表があったピレリとの契約が成立したことになります。2輪レースにおけるピレリといえば,SBKでのワンメークタイヤ供給ということが挙げられます。2004年からタイヤサプライヤーを務めていて,今年で20周年となります。そして,先日発表があったように,その契約が2026年まで延長されることも決定しています。今回の発表によると,同社のブランドである『DIABLO』のスーパーバイクスリックタイヤを両クラスに供給することになるようです。なお,MotoGPクラスに関しては,一昨年の9月に発表があったように,現行のミシュランタイヤが2026年まで供給することが決定しています。 |
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| 2023/07/03(月) ◎完勝(F1) ○第10戦オーストリアGPの決勝レースが,レッドブルのホームコースであるレッドブル・リンクで行われました。ポールからスタートしたレッドブルのM.フェルスタッペンは,好スタートを切りましたが,2番グリッドからスタートしたフェラーリのC.ルクレールも同じく好スタートを切って,スタート時から2台によるサイドバイサイドのトップ争いとなりました。そのバトルをフェルスタッペンが制し,ペースに勝るフェルスタッペンが徐々にルクレールとの差を広げて行きました。その後も順調にトップの座を守っていき,タイヤ交換のタイミングのズレでトップの座を譲ることはありましたが,すぐに前を行くマシンをパスしていって再びトップを悠々と走行していきました。後続との差を広げることができたため,最後はファステストをマークするため3回目のタイヤ交換を行い,これまたそのねらいを達成。最終的に2位に5秒以上の差をつけてトップチェッカーを受け,今季7勝目を挙げました。スタート時こそトップ争いを展開したルクレールは,2位の座を守り抜き,3位に1秒以上の差をつける独走で2位チェッカーを受けました。トラックリミット違反により予選ではQ2敗退していたレッドブルのS.ペレスですが,元々のペースはありますので,15番グリッドからスタートしてポジションを順調に上げていき,最終的に3位表彰台を獲得することができています。アルファタウリ勢ですが,レース序盤で角田裕毅は他のマシンを接触するアクシデントに見舞われて上位進出を果たすことができず,18位でのゴールとなっています。チームメイトのN.デ・フリースも下位での走行が続いていき,17位でチェッカーを受けています。なお,レース後にトラックリミット違反のペナルティーが何と8人ものドライバーに科されることになり,トップ3の順位は変わりませんでしたが,それ以後順位の入替えが起きています。その中には角田裕毅も含まれていて,1つ順位が下がって最終リザルトは19位でした。 なお,今大会は,トラックリミット違反が頻繁に起きるという事態となっています。このサーキットにおけるトラックリミットに関して,今後何らかの話し合いが持たれることになるようです。 |
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| 2023/07/02(日) ◎独走(F1) ○今季2回目となるスプリントレースが,ウェットから徐々に路面が乾いていくという微妙なコンディションとなったレッドブル・リンクで行われました。このスプリントレースは,その前に行われた『スプリント・シュートアウト』というセッションで決まることになっています。前日に行われた決勝レースのグリッドを決める予選では,トラックリミット違反でタイム抹消というペナルティーが科されるドライバーが多く,レッドブルのフロントロー独占化と思われたものの,S.ペレスがQ2で敗退という事態となってしまいました。スプリント・シュートアウトでもタイム抹消というマシンが出ましたが,ここではレッドブル勢がフロントローを独占しています。その2台ですが,スプリントレースでは好スタートを切って2台によるトップ争いが接触ぎりぎりという状態で行われました。一旦はペレスが前に出ましたが,フェルスタッペンが抜き返し,この争いの隙を突いてハースのN.ヒュルケンベルグが2位に浮上するという状況が生まれました。トップに立ったフェルスタッペンは,他のマシンを超えるペースで走行を続けていきました。路面が徐々に乾いてスリックタイヤに履き替えるマシンも出てきて,フェルスタッペンのペースを上回ることもありましたが,序盤から築いてきた差は圧倒的で,最終的に2位に21秒以上の大差をつける独走でこのレースを制しています。一旦は3位に落ちたペレスでしたが,中盤に2位に浮上してその順位を保ち続け,レッドブルのワンツーとなりました。3位には,およそペレスから2秒遅れでフェラーリのC.サインツが入っています。13番グリッドから角田裕毅が,14番グリッドからN.デ・フリースがスタートとなったアルファタウリ勢は,最終的に角田が16位で,デ・フリースが17位でチェッカーとなっています。 |
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| 2023/07/01(土) ◎4戦連続(F1) ○今月のF1は,2週連続開催が2回,合計4レースあるというサマーブレイク前とはいえとてもタイトなスケジュールとなっています。その最初のレースとなる第10戦オーストリアGPの予選が,レッドブルにとって地元となるレッドブル・リンクで行われました。今回の予選は,自己最速を刻んだかと思えばトラックリミット違反でタイムが抹消となるドライバーが続発しました。ここまで3戦連続ポールを獲得してきているレッドブルのM.フェルスタッペンも同様でした。とはいえ,Q1,Q2とトップタイムで通過したフェルスタッペンは,Q3で他のドライバーと同じくタイム抹消を経験しましたが,それでもラストアタックでタイムをさらに更新する速さを見せ,4戦連続ポールをチームの地元で達成しました。フェルスタッペンに及ばずQ1を2番手タイムで通過したチームメイトのS.ペレスは,最初のアタックで2番手タイムをマークし,Q2を突破するかに見えましたが,これがリミット違反でタイム抹消。2回目のアタックでも好タイムをマークしたものの,何とこれもリミット違反。終了時間ぎりぎりに慌ててアタックしましたが,信じられないことにこれもリミット違反を犯してしまい,まさかのQ2敗退となりました。ペレスがQ3進出を逃すのは4戦連続となり,フェルスタッペンとは真逆の状況に陥ってしまっています。それに対して,惜しくもおよそコンマ05秒及ばずフェルスタッペンを超えることができなかったフェラーリのC.ルクレールですが,2番手タイムをマークしてフロントローを獲得しました。チームメイトのC.サインツが3番手タイムをマークし,レッドブルと明暗を分ける形となっています。コンストラクターランキングで最下位に沈んでいるアルファタウリですが,今回の予選も奮わず,角田裕毅はほんのわずか足りずに16番手でQ1敗退,N.デ・フリースは最下位20番手でこちらもQ1敗退となっています。 |
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