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| 2023/05/31(水) ◎契約延長(MotoGP) ○5月29日(月)にドゥカティ・コルセから発表があり,ドゥカティで2013年からテストライダーを務めているM.ピロとの契約を,来季から2026年までの3年間延長することになりました。ここ数年のMotoGPで最も優れているマシンがドゥカティのデスモセディチだと言われていますし,実際昨年ドゥカティ・レノボ・チームのF.バグナイアがライダーとしてのタイトルと,チーム,そしてコンストラクターといった3つのタイトルを獲得しています。こうした活躍には,ドゥカティでディレクターを務めている知将G.ダリーニャを中心としたスタッフの貢献が大きいでしょうが,10年にわたってテストライダーを務めているピロの存在も重要となっていることは間違いないでしょう。そうした点から考えると,今回の契約延長は十分頷けるものです。ピロの素晴らしいところは,当然マシン開発にありますが,それだけでなく,負傷欠場したライダーの代役として参戦したり,イタリアでの大会を中心にワイルドカードで出場したりしながら,そこでもポイント圏内で完走を果たすのが多いことです。MotoGPと併催で行われているMotoEでは,今シーズンからドゥカティがワンメークマシンとして供給を始めたV21Lの開発プロジェクトに関しても,ピロが昨年から参加していますし,ドゥカティのスーパーバイクマシンであるパニガーレV4Rを駆ってイタリアのスーパーバイク選手権に参戦したりもしていて,まさにドゥカティのいずれのマシンを知り尽くしているライダーという表現がぴったりですね。 |
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| 2023/05/30(火) ◎参戦せず(EWC) ○5月29日(月)にカワサキ・モータース・ヨーロッパがプレスリリースを出し,今年の鈴鹿8耐にカワサキのワークスチームである『Kawasaki Racing Team Suzuka 8H』が出場しないことになりました。今回発表があった『Kawasaki Racing Team Suzuka 8H』は,8耐だけのために構成されるカワサキのワークスチームです。8耐におけるカワサキは,長年にわたってワークスチームでの出場はなされていませんでした。しかし,2019年に同チームを組織し,J.レイ&L.ハスラム&T.ラズガットリオグルというSBKを中心とした当時のカワサキのエースライダーを集めて出場しました。この年は,レイがトップを走行していて,残り30分を切ってほとんどの人がカワサキの優勝を確信していたものの,何とそのレイが転倒を喫してしまうという不運に見舞われてしまいました。この転倒により赤旗が提示され,レースはそのまま終了となりました。そして,一旦はヤマハワークスが優勝となって表彰式まで行われましたが,その後,カワサキ側から不服申し立てが出されました。というのも,赤旗でレースが成立した場合,通常はその赤旗となった周の前の周がリザルトとなります。となると,赤旗の原因がカワサキではあったものの,前の周のトップはそのカワサキだったわけですから,リザルトとしては彼らが優勝ということになります。不服申し立てを受けて審議された結果,申し立てが認められてカワサキの優勝ということになりました。表彰式といった華やかな場にはいなかったものの,カワサキとしては26年ぶりとなる8耐優勝を果たしたのです。その翌年から2年間は,コロナ禍により開催が中止となり,再開なった昨年もKawasaki Racing Team Suzuka 8Hを組織し,ラズガットリオグルはヤマハに移籍していませんでしたが,彼に替わってA.ロウズが加わった3人で出場となりました。しかし,その年はホンダワークスであるHRCが圧倒的な速さを見せ,中止を挟んでのカワサキの連覇はなりませんでした。今年の大会に関しては,当初のレースカレンダーでは7月30日(日)に8耐の決勝が組まれていましたが,ちょうどSBKの第8戦チェコ大会とバッティングしてしまったたため,8耐が1週間後ろ倒しで行われるようカレンダーが変更となりました。かつての8耐はGPライダーが多く出場していましたが,現在はSBKライダーに起用が多くなっていますので,これは賢明な措置でしたし,そうなるとカワサキも出場しやすくなったのではないかと思われました。しかし,今回の発表によると,8耐は特別な大会で,それに向けたチーム運営やテスト等を組まないといけません。カワサキとしてはSBKに注力したいという意向があるようで,そのため今回の出場見合わせということになったようです。今年もホンダとカワサキのワークスによるバトルを期待していただけに,かなり残念な決断といえます。そういえば,ホンダ側からの正式発表もまだありませんので,この点も気になるところですね。 |
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| 2023/05/29(月) ◎不安定な天候(F1) ○第7戦モナコGPの決勝レースが,天気予報で雨が降ることが予想されたモナコ市街地サーキットで行われました。ポールからスタートしたレッドブルのM.フェルスタッペンは,順調な蹴り出しを見せてトップの座を守りました。2番グリッドからスタートしたアストンマーティンのF.アロンソも順調にスタートを切って2台によるトップ争いとなりました。壁に囲まれたコース幅の狭い同サーキットだけに,あちらこちらでタイヤ同士が接触したりして小さなアクシデントが発生したりしていきましたが,トップの2台は順調な走行を続けていきました。初日からトップタイムをマークしてきたフェルスタッペンは,アロンソとの差を少しずつ広げて行き,アロンソが途中ペースを落とす場面があったりして徐々に独走体制を築いていきました。雲がどんどん広がって路面温度が下がったこともあってタイヤが長持ちする傾向になり,他のマシンが次々にタイヤ交換していきましたが,フェルスタッペンはタイヤ交換を先延ばしにしました。そして,51周目に入った頃から雨が降り始め,当初はそのままのタイヤで走行したフェルスタッペンでしたが,ようやくピットに入ってウェット用タイヤに交換しました。2位走行のアロンソは,雨の前にタイヤ交換していて,雨が降ったためもう一度ピットに入る必要が生じたため,2人の差は圧倒的なものとなりました。足元を少しすくわれて軽く壁にヒットする場面があったフェルスタッペンでしたが,大きなダメージを受けることなく走行を続け,最終的に28秒弱の差をつける独走で今季4勝を目ポールトゥーフィニッシュで飾りました。3位にアルピーヌのE.アコンが入り,2年ぶりに表彰台を獲得しています。予選でクラッシュしたため最後尾からのスタートとなったレッドブルのS.ペレスは,悪い流れを断ち切ることができず,決勝でもアクシデントが発生したりしてトップから2周遅れの16位でチェッカーとなりました。アルファタウリの角田裕毅は,多くの周回を9位で走行してポイント獲得が期待されましたが,後半に入ってブレーキトラブルが発生したようで徐々にポジションを下げていき,最終的に15位でのチェッカーとなってしまいました。チームメイトのN.デ・フリースはノートラブルで走り抜け,12位でのチェッカーとなっています。 |
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| 2023/05/28(日) ◎自身初(F1) ○第7戦モナコGPの予選が,好天に恵まれたモナコ市街地サーキットで行われました。前日のフリー走行は,コース幅が狭く,壁に囲まれたモナコらしく,僅差でのトップタイム争いとなりましたが,やはり予選でもいつも通り壁にヒットするマシンが出たり,僅差の争いがあったりしました。そのような中,今季好調な走りを見せているアストンマーティンのF.アロンソが,セッション最終盤にトップタイムをマークし,今季初のポール獲得かと思われました。ところが,前日総合トップタイムをマークしたレッドブルのM.フェルスタッペンが,ラストアタックの途中まではアロンソのタイムを下回っていたものの,最後の最後にアロンソのタイムを上回る走りを見せ,今季3度目となるポールを獲得しました。意外なことに,フェルスタッペン自身としては,これがモナコ初ポールとなります。フェルスタッペンとアロンソとの差は,わずか1000分の52秒でした。3番手タイムは,ここが母国GPとなるフェラーリのC.ルクレールでした。フェルスタッペンがポールを獲得したのに対し,チームメイトのS.ペレスは,Q1の早い段階でクラッシュしてしまい,今日行われる決勝レースは最後尾からのスタートとなります。初日の走りでは苦戦が予想されたアルファタウリ勢ですが,2人揃ってQ1を突破しました。特に角田裕毅はQ2も突破し,モナコで自身初めてQ3に進出し,最終的に9番グリッドを獲得しています。Q2で敗退となったN.デ・フリースは,12番手で予選を終えています。 |
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| 2023/05/27(土) ◎僅差(F1) ○世界3大レースび1つである第7戦モナコGPがモナコ市街地サーキットで開幕し,初日は2回のフリー走行が行われました。壁に囲まれた狭いコースで争われるモナコだけに,とてもオーバーテイクが難しいレースとなります。そうしたことから,通常のフリー走行は,決勝レースを想定したデータ収集が主目的となりますが,モナコのフリー走行は,グリッドを決める予選が重要となりますので,それを想定した走りをしていく傾向にあります。そのフリー走行で総合トップタイムをマークしたのは,ここまでランクトップを保ってこの大会を迎えているレッドブルのM.フェルスタッペンでした。ただ,走行前からレッドブル陣営が気にしていたように,このサーキットはマシン性能の差が出にくく,特に高速セクションに一日の長があるレッドブルにとってはそれが消える可能性が高くなります。フェルスタッペンが総合トップに立ったとは言え,総合2番手タイムだったフェラーリのC.ルクレールとはわずか1000分の65秒と僅差でした。総合3番手タイムをフリー走行1ではトップタイムだったC.サインツがマークし,フェラーリ勢がしっかりとフェルスタッペンの後ろにつけています。総合4番手タイムをアストンマーティンのF.アロンソがマークしていて,レッドブルとしてはフェラーリだけでなく,このアストンマーティンも警戒する結果となっています。フェルスタッペンのチームメイトであるS.ペレスは,クラッシュしたこともあって7番手に沈んでいます。アルファタウリ勢は,角田裕毅もクラッシュを経験したこともあって16番手で,N.デ・フリースは17番手でフリー走行を終えています。 |
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| 2023/05/26(金) ◎チームメイトの方は(SBK) ○ヤマハ・モーター・ヨーロッパから発表があり,現在SBKにおけるヤマハワークスであるPata Yamaha Prometeon WorldSBKに所属してフル参戦しているA.ロカテッリと2025年までの契約延長が成立しました。今回契約延長となったロカテッリは,MotoGPの中・軽量級クラスに7年間フル参戦した後,2020年からWSSにヤマハのマシンを駆ってフル参戦しました。その初年度に12勝を挙げて見事タイトルを獲得し,2021年にステップアップを果たして現在のSBKにフル参戦しています。チームメイトであるT.ラズガットリオグルのようにタイトルを獲得するというところまではいっていませんが,参戦初年度はランク4位,昨年度はランク5位,そして現在はランク3位につけています。今回の発表の段階では,ヤマハとの契約が成立したという点だけで,所属するチームは明らかにされていません。とはいえ,ここまでの活躍を見ると,当然現在と同じPata Yamaha Prometeon WorldSBKと考えるのが自然でしょう。同チームに関しては,24日(水)付けのこのページでお伝えしたように,今季限りでラズガットリオグルとの契約を解消し,彼は来季からBMWのワークスライダーとしてSBKにフル参戦することが決まっています。ということで,来季のヤマハワークスに関しては,ロカテッリのみが残留するということになります。果たして彼のチームメイトが誰になるのか,新たな発表が待たれるところです。 |
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| 2023/05/25(木) ◎復帰決定(F1) ○既に多くの報道がなされているので今さらこのページでお伝えする必要がありませんが,しないわけにもいかないのでお伝えしますが,昨日東京の青山にある『ウエルカムプラザ青山』においてホンダが『四輪モータースポーツに関する記者会見』を行い,2026年シーズンからF1に復帰することが決定しました。復帰の噂はこれまでもあり,その中の1つが一番可能性の低いことで,ホンダが単独でということもありましたが,ホンダが選んだ道は,アストンマーティン・アラムコ・コグニザント・フォーミュラ・ワン・チームと提携するということでした。いわゆるホンダのF1第4期として2015年からF1に復帰したホンダは,まずかつて数々の栄冠を勝ち取ったマクラーレンとのタッグでした。しかし,ずっとF1から遠ざかっていたことが大きな原因の1つとなり,完走さえままならない状況が続きました。信頼性がある程度向上しても,速さが全く劣り,当時マシンを駆っていたF.アロンソが「GP2マシン」と非難したことは当時大きな衝撃となっていました。マクラーレンと袂を分かって今度は2018年からアルファタウリ(当時はトロ・ロッソ)と提携すると少しずつ成績が向上していき,2019年からトップチームであるレッドブルにも供給するようになって優勝争いに絡むようになりました。しかし,カーボンニュートラルに全力を尽くすため,2021年シーズンをもってF1から撤退するという決断を突然下しました。ところが,このシーズンの最終戦でレッドブルのM.フェルスタッペンがメルセデスAMGのL.ハミルトンとのタイトル争いに勝利し,見事チャンピオンを獲得しました。この年で撤退するという決断に至ったものの,パワーユニット(PU)に関するレギュレーションが2025年まで凍結するということから,レッドブルによる交渉の結果,ホンダとしてではなく,ホンダのレース部門の会社であるHRCとして2025年までPUを供給するという結論に至っています。そのような中,2026年からのPUに関するレギュレーションが具体化する中で,電動化をはじめとするカーボンニュートラルへとF1も舵を切るようになり,今後ホンダが目指そうとする方向になってきたことや,北米でのF1人気の上昇等様々な状況が重なってきて,2026年からホンダとしてF1に復帰するのではないかという噂が現実のものとなってきていました。当初は現在提携しているレッドブルとの契約延長ということも噂としてあったのですが,レッドブル自身がPUを開発してそれを搭載するという方向になっていて,さらに2026年からF1に復帰するフォードと提携するという決定がなされたことから,契約延長の可能性はなくなりました。そこで浮上してきたのが,イギリスの高級車メーカーであるアストンマーティンとの提携という話です。今回の発表によると,ホンダとアストンマーティンの提携話は今年に入って本格化したようです。今季のアストンマーティンは,アロンソがランク3位につけているように,昨シーズンまでに比べると目覚ましい活躍を見せています。とはいえ,いまだに未勝利で,レッドブルやフェラーリといった上位チームとはまだ差があるのも事実です。そうした状況からさらに前に進むため,戦闘力のあるPUが必要です。しかも,単にPUの供給を受けるだけの現在の状況のようではなく,PUメーカーと直結した方が当然有利となります。そこで浮上してくるのがホンダです。他メーカーは既に複数チームへのPU供給が決まっていますが,ホンダはレッドブルと袂を分かち,2026年からの供給先が未定のままです。チャンピオンPUのメーカーの提携先が決まっていないわけですから,アストンマーティンとしてはまたとないチャンスです。ホンダからしても,ワークス体制でのF1参戦という選択肢はありませんから,どこか提携先を見つける必要があります。しかも,単なる提携先ではなく,やはり戦闘力のあるチームである必要があります。かつてマクラーレンやウィリアムズと数々の栄冠を獲得した歴史がありますが,両チーム共にそれぞれ提携するには課題がありますので,噂には上ったものの,現実的には手を結ぶ状況にはありません。そこでアストンマーティンとの提携へと話が進んできたのは必然だったと思われます。アストンマーティンには,かつてホンダがマクラーレンと提携していた際に信頼関係が築かれたM.ウィトマーシュが現在アストンマーティンチームの代表を務めていますので,少なからず影響があったのではないかと思われます。ちなみに,これは今回の提携劇と関係ないでしょうが,このアストンマーティンF1チームの変遷をたどってみると,かつてのジョーダン・グランプリにたどり着きます。古くからのF1ファンの方はご記憶の方も多いでしょうが,ジョーダンといえばかつてホンダエンジン(正確には夢限ホンダ)を搭載し,それを佐藤琢磨が駆ったということがありました。ですから,歴史的にホンダとは関係性がなくはないチームと言えますね。 今回の提携ですが,車体はアストンマーティンが,PUはホンダが開発を進めていくということです。あくまでも色々な点での最終決定はアストンマーティン側が主体であり,ホンダはPUの供給という立場を採ります。気になるのはドライバーに関してですが,唯一のフル参戦日本人F1ドライバーである角田裕毅と現在FIA F2で活躍を見せている岩佐歩夢といったホンダ育成ドライバーが採用されるかという点ですが,今回の会見における感触では,ホンダ側からの働きかけがある程度はできそうですので,その点は期待したいと思います。何より,ホンダの復帰は喜ばしいことです。ただ,短期間のフル参戦ではなく,長期にわたってF1の場にいるよう取り組んでほしいことも確かです。 |
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| 2023/05/24(水) ◎移籍だけど残留(SBK) ○一昨年のチャンピオンであるPata Yamaha Prometeon WorldSBKのT.ラズガットリオグルは,ヤマハとの契約は今季で切れることになっています。そのため,来季以降の去就についていくつかの噂が出ていました。その中で一番の注目点は,SBKから卒業し,来季はMotoGPにおけるヤマハワークスであるモンスター・エナジー・ヤマハMotoGPに所属してMotoGPへ転身するのではないかということでした。ただ,そうした噂が出ていたと同時に,逆にテスト等での状態からMotoGPへの移籍はないのではないかということも浮上していました。彼のマネージャーであるK.ソフォーグルによると,現チームに残留するだけでなく,MotoGPからオファーがあったり,SBKで他チームからのオファーがあったりするというようなこともコメントしていました。 そうした状況の中,5月22日(月)にヤマハから発表があり,ラズガットリオグルとの契約を延長せず,今季限りでヤマハとの契約を終了することになりました。その発表から数時間経った後,今度はBMWから発表があり,来季からラズガットリオグルをワークスであるROKiT BMW Motorrad WorldSBK Teamで起用することになりました。契約期間についての発表は,現段階ではありません。今回の一連の発表は,チームの移籍はするけれども,SBKには残留するということになります。2018年からカワサキに所属してSBKにフル参戦を開始した彼は,そこで2年間過ごした後,2020年から現在のヤマハに所属してきました。ヤマハで4年間過ごしてきたわけですが,彼のコメントによると,新たな道を歩む時期に来ていて,今回の移籍に至ったというようなことでした。現段階のBMWは,タイトル争いに絡んでいるとはいえない状況にありますので,今回の決断を意外に感じた方は少なからずいるのではないでしょうか。最近のチャンピオン経験者を迎えることになったわけですから,BMWとしてはより一層マシン開発に臨む必要が出てきたのではないかと思います。 |
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| 2023/05/23(火) ◎初ポール(インディカー) ○今週末に世界3大レースの1つである『インディ500』の決勝レースが行われますが,それに向けて先週末2日間にわたる予選が行われました。予選2日目は,初日に12台までに絞られたドライバーが参加します。インディ500の予選は,1人が4周ずつアタックしていき,そこでマークしたスピードの上位者が勝ち上がっていきます。2日目の最初に行われた12台によるアタックの中に今季オーバルレースのみの参戦となっているチップ・ガナッシの佐藤琢磨も加わっていました。このアタックで上位6台の内に入れば,『ファスト6』と言われる最後の予選に駒を進めることができます。それを目指してアタックしていった琢磨でしたが,残念ながら上位6台に届くことができず,決勝レースは3列目となる8番手からスタートすることになりました。上位6台で争われる最後の予選であるファスト6では,琢磨のチームメイトで,日本でもお馴染みのドライバーであるA.パロウが最速をマークし,見事インディ500で自身初となるポールを獲得しました。このポールは,彼自身だけでなく,スペイン人ドライバーとしても初となります。トップはホンダエンジンユーザーのパロウがマークしましたが,それ以後はシボレーエンジンユーザーが速さを見せました。その中で2番手だったのは,エド・カーペンター・レーシングのE.ヴィーケイでしたが,パロウとの差はごくわずかで,タイムに換算するとわずか1000分の4秒差でした。3番グリッドを獲得したのは,アロウ・マクラーレンのF.ローゼンクヴィストでした。なお,啄磨の所属するチップ・ガナッシは4台がエントリーしていますが,パロウがポール,この大会で2年連続してポールを獲得してきたS.ディクソンが6番手,琢磨が8番手,M.エリクソンが10番手と,4台全てがトップ10に進出していて,チーム力の高さをあらためて見せています。 |
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| 2023/05/22(月) ◎雪辱(JRR) ○第3戦の決勝レースが,宮城県にあるスポーツランドSUGOで行われました。 前日行われたレース1では,YAMAHA FACTORY RACING TEAMの岡本裕生が,チームメイトの絶対王者である中須賀克行の連勝記録をストップさせるという結果となっていました。連勝記録が27でストップした中須賀だけに,その雪辱を果たすレース2となりますので,さらなる気合いが入ったことだと思います。それが表われたかのように,レースはその中須賀と岡本によるトップ争いが展開されていきました。しかし,ポールからスタートした中須賀は,オープニングラップからトップの座を守り続け,終盤に入ってからは岡本を突き放していき,最終的に1秒以上の差をつけて今季5勝目を挙げました。3位争いはヤマハワークスのトップ争いから大きく遅れて展開されていき,TOHO Racingの清成龍一がこれを制し,今季初表彰台を獲得しています。 ST1000クラスは,ポールからスタートしたSDG Motor Sports RT HARC-PRO.の榎戸育寛が,スタートからトップの座を守り,レコードタイムを更新する走りを展開して独走体制を築いていき,2秒以上の差をつけてトップチェッカーを受け,今季初優勝を飾りました。独走する榎戸の後ろで3台による2位争いが展開されていきましたが,終盤に入ってこの争いは2台に絞られました。Astemo HondaDream SI Racingの渡辺一馬とTOHO Racingの國峰啄磨との争いはファイナルラップでも抜きつ抜かれつの展開となり,最終的に渡辺がこれを制しています。予選で速さを見せたホンダ勢ですが,決勝レースでもその傾向に変化はなく,トップ7をホンダCBR1000RR-Rが独占しています。 今回2レース制となっているST600クラスですが,そのレース2では,複数台による激しいトップ争いが展開されていきました。トップ3が入れ替わっていく展開となる中,16周目に転倒車が出て赤旗が提示され,レースはここで成立となりました。14周終了段階での順位がリザルトとなり,西村硝がトップ,阿部恵斗が2位に入り,51GARAGE kupu Racing YAMAHAのワンツーフィニッシュとなりました。3位には,TN45withMotoUPRacingの羽田太河が入っています。 J-GP3クラスは,前日の予選で特別枠出場を果たしている中学生ライダーであるTN45 with MotoUP Racingの池上聖竜がポールを獲得するという衝撃の展開となりました。フル参戦勢としては何としても一矢報いたいところでしょうが,それを果たしたのはP.MU 7C GALESPEEDの尾野弘樹でした。2番グリッドからスタートした尾野は,好スタートを切ってホールショットを奪いました。その後,複数台によるトップ争いが展開されていく中でもトップの座を守り続けました。3台によるトップ争いが展開されていきながらファイナルラップに入ると,2位を走行していたJAPAN POST HondaDream TPの若松怜に3位を走行していたBREASTO B-TRIBE RACINGの大和颯が名物コーナーの1つである馬の背で追突して転倒となりました。トップ走行の尾野は単独走行となり,そのままトップでチェッカーを受けて連勝を飾りました。2位争いのアクシデントにより,4位争いだった池上とTeam Plusoneの木内尚汰とが2位争いへと変化し,これをポールからスタートした池上が制し,特別枠参戦でうれしいJRR初表彰台を獲得しています。 |
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◎2勝目(SF) ○第4戦の決勝レースが,我が大分県にあるオートポリスで行われました。この日のオートポリスは,夏を思わせるような気温の中,ドライコンディションでの走行となりました。ポールからスタートしたP.MU/CERUMO・INGINGの坪井翔は,順調なスタートを切ってトップの座を守りました。チームメイトで3番グリッドの阪口晴南も好スタートを切り,2番グリッドからスタートしたTEAM MUGENのL.ローソンを交わして2位に浮上し,P.MU/CERUMO・INGINGがワンツー体制を築きました。坪井,阪口,ローソンというトップ3はそのままの順を保ってレースは進んでいきました。レースが動き始めたのはピットインのタイミングで,ローソンは早めのピットを選択しました。ローソンにとってはこれが正解だったようで,トップの坪井からは見えない位置で速いタイムを刻んでいきました。そして,ローソンの翌週に入った阪口がコースインした時にローソンに交わされていました。だいぶ立って坪井がコースインしたときには,阪口の時と同じく,ローソンがトップに立っていました。実質3位を走行していた阪口にTGM Grand Prixの大湯都史樹が迫ってきてバトルとなり,オートポリス名物のジェットコースターストレート終わりで何と2台が接触し,大湯はその場でリタイア,阪口はピットインして復帰したものの,その後リタイアに終わっています。大湯のマシンを回収するためセーフティーカー先導となり,坪井の後ろに今季好調な走りを見せているVANTELIN TEAM TOM’Sの宮田莉朋がすぐ後ろにつけました。そして,セーフティーカー先導明けの次の周で宮田が坪井をパスして2位に浮上しました。トップ3はそのままの順で最後まで進んでいき,ローソンが第2戦以来となる勝利を挙げ,今季2勝目となりました。今回の勝利により,チームメイトでランクトップに立っていた野尻智紀が欠場していたこともあって,ローソンがランクトップに立っています。 |
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| 2023/05/21(日) ◎ついに(JRR) ○第3戦が宮城県にあるスポーツランドSUGOで開幕し,初日は各クラスの予選と,JSB1000クラスとST600クラスのレース1が行われました。 JSB1000クラスは,一昨年から続いているYAMAHA FACTORY RACING TEAMの中須賀克行の連勝記録を誰が止めるかが毎戦注目点となっていました。そして,その最右翼がチームメイトである岡本裕生ではないかと言われていました。ただ,今季の岡本は思うような流れを掴むことができず,ずっと中須賀の独走を許す形となっていました。そのような中で行われたレース1は,ポールからスタートした中須賀がトップの座を守り,それを岡本が追うというスタートとなりました。序盤から中須賀がペースを上げたのに対し,岡本はAstemo HondaDream SI Racingの水野涼と2位争いとなったため,中須賀の独走となっていきました。いつもでしたらそのままレースが進んでいくのですが,この日の岡本は違っていました。水野との2位争いを制した岡本は,レース中盤から中須賀との差を徐々に縮めていきました。そして,残り3周となったところでついに中須賀をパスしてトップに立ちました。いつもであればしばらく前を走らせた後,最後に抜いていくというパターンが多い中須賀ですが,この日の岡本は違っていて,岡本が中須賀を引き離して独走体制を築き,最終的に4秒近い差をつけてトップでチェッカーを受け,嬉しい初優勝を飾ると共に,中須賀の連勝記録を27でストップさせました。とはいえ,メーカーで見ると今回もヤマハワークスの優勝ということですので,そうした面での傾向に変化はなかったと言えます。3位には,トップから16秒弱遅れて水野が入っています。 会場であるスポーツランドSUGOは,ヤマハにとってのホームコースということもあってか,この日はほとんどのクラスでヤマハ勢が活躍を見せています。しかし,ST1000クラスの予選に関しては,様相が違っていて,ポールをSDG Motor Sports RT HARC-PRO.の榎戸育寛が獲得しました。さらに,2,3番グリッドをそれぞれAstemo HondaDream SI Racingの渡辺一馬,榎戸のチームメイトである國井勇輝が獲得し,フロントローをホンダ勢が独占しています。さらに,それ以後の4,5番グリッドもホンダ勢が独占していて,トップ10の内7台がCBR1000RR-Rでした。 ST600クラスは,通常日曜日の1レースのみですが,今回は土,日にそれぞれ1回ずつ行う2レース制となっていて,この日はそのレース1が行われました。レース序盤は混戦状態が続いていましたが,次第に3台によるトップ争いとなっていきました。そのバトルはファイナルラップまで続き,そこでトップに立った51GARAGE kupu Racing YAMAHAの阿部恵斗がそのまま逃げ切り,逆転で今季初優勝を飾りました。2,3位には,それぞれJAPAN POST HondaDream TPの小山知良,TBB TEAMKENKEN YTchの長尾健吾が入っています。なお,このレースではヤマハ勢が速さを見せていて,トップ10の内8台がヤマハYZR-R6となっています。 J-GP3クラスは,TN45 with MotoUP Racingの池上聖竜がラストアタックで唯一1分40秒を切る速さを見せ,自身嬉しい初ポールを獲得しました。開幕戦で優勝し,タイトル防衛に向けて好発進を決めたP.MU 7C GALESPEEDの尾野弘樹が,トップからコンマ6秒以上離されてはいますが,2番手タイムをマークしています。さらにその尾野からおよそコンマ6秒離されてTeam TARO PLUSONEの高平理智が3番手タイムをマークして自身初となるフロントローを獲得しています。 |
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◎初ポール(SF) ○第4戦の予選が,我が大分県にあるオートポリスで行われました。この日のオートポリスは,前日の雨の影響で午前中は水たまりが所々に残っていましたが,予選が行われる午後には乾いてドライコンディションとなっていました。その予選で最速タイムを刻んだのは,第2戦から2レース続けて2位表彰台を獲得しているP.MU/CERUMO・INGINGの坪井翔でした。Q1のB組でトップタイムをマークした坪井は,その勢いでQ2でもトップタイムをマークし,参戦5年目にして初のポールを獲得しました。2番手タイムをマークしたのは,レッドブルの育成プログラムで今季からSFにフル参戦しているTEAM MUGENのL.ローソンでした。これまでオートポリスを走行した経験のないローソンですが,その高いポテンシャルを見せつけるかのように,ポールは逃したものの,走行2日目にして早くも2番グリッドを獲得したのです。3番手タイムを阪口晴南がマークし,P.MU/CERUMO・INGINGがトップ3の内2つを占める結果となっています。3番グリッドというのは,阪口にとって自身最高位タイとなります。 |
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| 2023/05/20(土) ◎欠場(SF) ○今日から我が大分県にあるオートポリスにおいて第4戦が開幕し,明日行われる決勝レースのグリッドを決める予選が行われます。それを前にした昨日,TEAM MUGENから残念な発表がありました。その発表というのは,昨年のチャンピオンである野尻智紀が,肺気胸という病気のため,今回の大会を欠場することになりました。この大会に向けて熊本入りしていた野尻でしたが,昨日の朝から息苦しさがあったりして熊本の病院を受診しました。その結果,肺に穴が空いたことが原因で咳や息切れなどの症状が出る肺気胸という診断が下されました。今シーズンの野尻は,ここまでポールが2回,優勝と2位がどちらも1回ずつという結果を残してランクトップにつけています。前戦で優勝してランク2位につけている宮田莉朋とはわずか4ポイント差しかなく,1戦でも貴重な状況となっていますので,今回の欠場は野尻にとって痛いものとなるでしょう。この病気の治療としては安静しておくということのようですので,まずはゆっくり病気を治し,次戦から再び速さを見せられるようになることを願っています。なお,今回の発表によると,欠場する野尻の代役として,昨シーズンまでSFにフル参戦していた大津弘樹が出場することになりました。今シーズンからブランニューマシンである『SF23』が採用されているSFですが,大津はシーズン前に行われた公式合同テストに,ルーキーである太田格之進の代役としてDOCOMO TEAM DANDELION RACINGから参加していますので,新型マシンではあるものの,既に経験しています。もちろんテストとレースとでは明確に違いはありますが,代役参戦としてはややハンディが軽減されていることは確かでしょう。 |
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| 2023/05/19(金) ◎好発進(インディカー) ○世界3大レースの1つである『インディ500』は,5月28日(日)に決勝レースを迎えます。通常のレースですと,そのレースウィークの金曜,土曜,日曜の中で練習走行や予選,そして決勝と行われていきますが,インディ500に関しては,そのウィークだけでなく,早い段階から走行がされていきます。そのインディ500決勝を来週に控えて,5月16日(火)からプラクティスが始まりました。ところが,その初日の16日は生憎の天候となったため,走行はキャンセルとなりました。インディカーシリーズの特徴である楕円形をしたオーバルコースを使ったレースは,安全性を考えてウェット路面では基本的に走行しません。ですから,初日はキャンセルとなったわけです。そして,2日目となる17日(水)は天候が回復し,実質的に初日のプラクティスが行われました。その初日に総合で最速となったのは,これまで2回インディ500を制している佐藤琢磨でした。今シーズンの琢磨は,ホンダユーザーの中で最有力チームといえるチップ・ガナッシに移籍しています。ただ,昨年までとは違い,今シーズンはオーバルコースのみにスポットで参戦するという形を採っています。このシリーズの顔とも言えるインディ500ですから,数えるほどの大会しか出場しない啄磨にとって,これまで以上に優勝に対するこだわりは強いのではないかと思います。ただ,レースはドライバー同士の争いではありますが,特にインディ500に関しては,チーム内での協力が重要になっていて,今回の走行でもチーム同士や同じエンジンユーザー同士での協力という姿が見られます。チップ・ガナッシという最有力チームだけに,よい一層そういう体制は組まれていることでしょう。そうしたこともあってか,この日の総合の2番手タイムはS.ディクソンで,チップ・ガナッシによるワンツーという好発進を決めています。もう1人のA.パロウは総合4番手タイムでしたので,チーム体制が本当にうまくいっていることを感じさせています。もちろんまだ実質初日の走行ですので,今後の展開は予想が全くつきません。とはいえ,啄磨の3勝目を大いに期待したいと思います。 |
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| 2023/05/18(木) ◎開催中止(F1) ○世界の至る所で日照りがあったり,大雨があったりして不安定な天候が見られますが,イタリアは5月に入って悪天候に見舞われていて,嵐や洪水が起きているようです。明日からイモラ・サーキットにおいて第6戦エミリア・ロマーニャGPが開幕しますが,そのエミリア・ロマーニャ地方も同様に悪天候となっています。実際,同サーキットの横をサンテルノ川が流れていて,その水位がだいぶ上昇している様子がSNSに投稿されています。天気予報では,決勝レースが行われる日曜日まで雨が降り続くようです。F1は明日からの開催に向けて既に設営等の準備が始まっていましたが,16日(火)にはチームと関係者に避難指示が出されたり,パドックやテレビ用の施設が水浸しになったりしたとのことです。こうした悪天候を受け,イタリアの危機管理を行う機関で話し合いが持たれ,警報が出された地域の学校や道路を閉鎖したり,市民へ移動を見合わせるよう呼びかけを行ったりするなどの対策がなされるようです。市民の移動には当然旅行客も含まれますので,もしそうなると,同地方の人たちはもちろん,他のイタリア国内の人たち,さらに海外からの人たちも,場合によってはF1観戦ができない状況にあります。 そうした状況が続いていた中,昨日F1から発表があり,やはりエミリア・ロマーニャGPの開催が中止となりました。大雨によって洪水が起こり,エミリア・ロマーニャ地方にも犠牲者が出ている状況もあり,こうした中でF1という大きなイベントを開催するのは,地元に対して大きな負担を強いることになりますので,今回の決定となっているようです。なお,代替開催等についての発表は,これを入力している段階では情報を得ていません。 |
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| 2023/05/17(水) ◎今季初優勝(WRC) ○5月14日(日)に,第5戦『ラリー・ポルトガル』最終日の走行が行われました。昨年史上最年少でタイトルを獲得したトヨタGRヤリス・ラリー1を駆るK.ロバンペラは,この日を2位に1分弱の差をつける独走態勢で迎えていました。後続にこれだけの差をつけていると,通常はペースを落として各ステージに臨むことが多いですが,必要に応じてペースを落とすことはあっても,昨年のチャンピオンはその道に終始せず,SS17や最終ステージ最速タイムを刻んだりし,優勝ポイントだけでなくボーナスポイントを獲得しました。その結果,2位に入ったヒョンデi20 Nラリー1を駆るD.ソルドに54秒以上の差をつける独走で優勝し,自身今季初勝利を収めました。この大会をランクトップで迎えていたチームメイトのE.エバンスが初日にクラッシュしてリタイアしていましたから,今回の優勝&ボーナスポイントゲットで昨年のチャンピオンがランクトップに躍り出ています。唯一のフル参戦日本人ドライバーであるトヨタGRヤリス・ラリー1を駆る勝田貴元は,初日にオルタネーターの故障というマシントラブルに見舞われてデイリタイアを喫していました。ただ,マシンを修復して2日目以降も走行を続け,最終日のSS16では最速タイムをマークしたり,最終パワーステージで4位に入ってボーナスポイントを獲得したりしました。リザルトとしては初日のデイリタイアがあったりしたため33位というものでしたが,チームにマニュファクチャラーズタイトルにおける2点をプレゼントする活躍を見せています。 |
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| 2023/05/16(火) ◎体制発表(EWC) ○今年は8月6日(日)に『2023FIM世界耐久選手権(EWC)“コカ・コーラ”鈴鹿8時間耐久ロードレース第43回大会』が開催されることになっていますが,この大会には,EWCシリーズにフル参戦しておらず,8耐にスポットで参戦するチームが数多くいます。その中の1つがホンダ系の有力チームの1つで,過去8耐を制した歴史を持つプライベートチームのHonda Dream RT 桜井ホンダです。その桜井ホンダが,5月13日(土)に8耐への参戦体制について発表しました。スポットで8耐に出場するためには参加資格が必要で,先日鈴鹿サーキットで行われた2&4は,その資格を得るためのトライアウトを兼ねていました。桜井ホンダの2&4に出場していましたが,それは元々JRRのJSB1000クラスにフル参戦しているからで,同チームは既に昨年の大会で6位に入っていましたので,トライアウトを受ける必要はありませんでした。その6位に入った昨年の大会は,濱原颯道,日浦大治朗,國井勇輝の3人で出場して好成績を挙げています。今回の発表によると,今年の大会については,2&4にもスポット参戦した日浦大治朗は継続して同チームから出場しますが,濱原と國井は外れ,新たに伊藤和輝と荒川晃大が加わることになりました。伊藤については,今季から同チームに所属してフル参戦していますが,昨年のST600クラスチャンピオンである荒川は,MOTO BUM HONDAに所属してST1000クラスにステップアップしています。ただ,8耐に関しては,桜井ホンダからの出場ということになりました。もちろん彼らが駆るマシンはホンダのCBR1000RR-Rです。 |
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| 2023/05/15(月) ◎メモリアルレース&独占(MotoGP) ○第5戦フランスGPの決勝レースが,ドライコンディションとなったル・マン−ブガッティ・サーキットで行われました。 今シーズンは接触や単独で転倒するライダーが極めて多く,中には怪我で欠場するライダーも出てきています。今回のMotoGPクラスも激しいバトルの中,接触転倒や単独での転倒があちらこちらで発生し,出走21台中,完走が13台とまさにサバイバルレースとなりました。つまり,完走すればポイントを獲得することができるというリザルトとなってしまったのです。そのような荒れたレースを制したのは,第2戦アルゼンチンGPの勝者であるムーニーVR46レーシング・チームのM.ベゼッキでした。複数台によるトップ争いが続く中,ベゼッキは一度無理な追い越しをしたということでポジションを1つ下げるペナルティーが科されました。ポジションを1つ下げましたが,トップ争いの中にいることは変わりなく,11周目にはついにトップに立ちました。その後ペースを上げたベゼッキは,後ろで激しい2位争いがあってペースが下がるということもあって,2位以下との差を広げて行って単独走行に持ち込みました。そして,最終的に2位に4秒以上の大差をつける独走でトップチェッカーを受けました。今回は1949年にマン島で始まったGPの1000回目のレースというメモリアルレースとなっていたのですが,ベゼッキはこのメモリアルレースウィナーということになります。最後まで激しく展開されていった2位争いですが,この中には今回が復帰レースとなるレプソル・ホンダ・チームのM.マルケスも入っていました。そのマルケスですが,終盤まで2,3位争いを展開していきましたが,残り2周となったところで転倒を喫してリタイアに終わってしまっています。とはいえ,戦闘力不足に悩まされているホンダ勢の中で,一人気を吐いた走りを展開したことは間違いありません。結局,2,3位にそれぞれJ.マルティン,J.ザルコの二人が入り,表彰台の2つをプラマック・レーシングが占めると共に,表彰台全体をドゥカティが占めています。唯一のフル参戦日本人ライダーであるLCRホンダ・イデミツの中上貴晶は,完走13台というサバイバルレースを生き残り,9位でチェッカーを受けてホンダ勢で唯一完走を果たしています。 Moto2クラスは,2周目に多重クラッシュが発生して赤旗中断となりました。リスタートでポジションを上げたエルフ・マークVDSレーシング・チームのT.アルボニーノは,順調に後続との差を広げて行きました。QJモーター・グレシーニMoto2のF.サラッチはアルボニーノを追走しましたが順位を上げるところまでは至らず,アルボニーノがおよそコンマ6秒の差をつけて第2戦アルゼンチンGP以来の優勝を果たしています。2位のサラッチは,昨年の第17戦タイGP以来の表彰台獲得になると共に,ドライレースでは初の表彰台となります。3位にライテック・スピードアップのA.ロペスが入り,2戦連続3位表彰台を獲得してます。イデミツ・ホンダ・チーム・アジアの小椋藍は,今回のレースウィークはずっと上位に顔を出すことができずにいました。決勝レースも同様に上位争いに絡むことができず,結局9位でのチェッカーとなっています。 Moto3クラスは,ポールからスタートしたリキ・モリ・ハスクバーナ・インタクトGPの佐々木歩夢の優勝が期待されました。しかし,そう易々と逃げ切ることができるクラスではなく,ファイナルラップまで複数台によるトップ争いとなりました。そのような中でトップに立ったのがレッドブルKTMテック3のD.オルガドで,佐々木は彼をパスすべく果敢にアタックしていきましたが,今季ここまで予選はよくても,決勝レースで結果が残せていませんので,今回は無理して転倒することを回避し,コンマ15秒差でオルガドが逃げ切りました。3位には,佐々木からやや離されてレオパード・レーシングのJ.マシアが入っています。他のフル参戦日本人ライダー勢ですが,ガヴィオタ・ガスガス・アスパーM3の山中琉聖がファイナルラップで2台パスし,自身最高位タイとなる5位でチェッカーを受けています。SIC58スクアドラ・コルセの鳥羽海渡とレオパード・レーシングの鈴木竜生が,それぞれ12位,13位に入ってポイントを獲得しています。ホンダ・チーム・アジアの古里太陽は,ポイント圏内を走行していたものの,ファイナルラップで転倒を喫してリタイアに終わっています。 |
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| 2023/05/14(日) ◎初優勝(MotoGP) ○第5戦フランスGPの全クラス予選とMotoGPクラスのスプリントレースが,ウエットで始まったものの,予選セッションの時はドライへと変わっていたル・マン−ブガッティ・サーキットで行われました。 MotoGPクラスは,予選でポールを獲得したドゥカティ・レノボ・チームのF.バグナイアがそのポジションを守って先頭を走っていましたが,今回速さを見せたのは,プラマック・レーシングのJ.マルティンでした。3番グリッドからスタートしたマルティンは,すぐに2番手へポジションを上げ,3周目にはバグナイアを交わしてトップに立ちました。トップに立ってからのマルティンは,他を寄せ付けない走りを展開していき,後続との差を広げて行きました。そして,最終的に2位に1.8秒の差をつける独走でトップチェッカーを受け,自身嬉しい初優勝を飾りました。次のマルティンの目標は,フルレースでの初優勝ということになりそうです。10番グリッドから抜群のスタートを見せた周回毎にポジションをアップしていき,マルティンからは遅れを取ったものの,5周目に2位に浮上するとそのポジションを守り抜き,2戦連続してスプリントで表彰台を獲得しています。ポールからスタートしたバグナイアは,激しい3位争いから抜け出してこれを制し,スプリントれ3戦連続表彰台獲得となりました。開幕戦での怪我から回復して復帰したレプソル・ホンダ・チームのM.マルケスは,予選で2番グリッドを獲得しました。初日に行われたプラクティスでは,バグナイアの後ろをしつこく追うという走行を見せていましたが,予選では単独で走行して2番手タイムをマークしています。スプリントでは,バグナイアとマシンが接触するほどの激しいバトルを展開していきましたが,終盤に順位を下げ,最終的に5位でチェッカーとなりました。LCRホンダ・イデミツの中上貴晶は,上位の転倒もあって徐々にポジションを上げていき,一時ポイント圏内を走行していたものの,最終的にポイント獲得まで後一歩という10位でチェッカーを受けています。この順位は,ホンダ勢としては2番手,日本メーカー勢としても2番手となります。 Moto2クラスの予選は,初日総合トップだったエルフ・マークVDSレーシング・チームのS.ロウズが,ここでも速さを見せ,これまでのレコードタイムを更新して2戦連続ポールを獲得しました。ロウズのポールタイムは唯一1分35秒台でしたが,ライテック・スピードアップのA.ロペスは,後少しで同じ1分35秒台というところまでいったものの,2番手タイムで予選を終えています。3番手タイムは,ロウズのチームメイトであるT.アルボニーノがマークしています。プラクティスで出遅れた感のあったイデミツ・ホンダ・チーム・アジアの小椋藍は,Q2からの出走には持ち込んでいたものの,やはり上位に顔を出す走りを展開することができず,今日行われる決勝レースは16番グリッドからのスタートとなります。 Moto3クラスは,今季予選で速さを見せているリキ・モリ・ハスクバーナ・インタクトGPの佐々木歩夢がトップタイムをマークし,今季3度目となるポールを獲得しました。予選では良い結果を残している佐々木ですが,それに比べると決勝レースのリザルトは落ちることが続いていますので,今日行われる決勝レースこそはいい結果を残して欲しいものです。2番グリッド争いは僅差となり,MTヘルメットMSIのD.モレイラが,レッドブルKTMテック3のD.オルガドに1000分の19秒差をつけてこれを制しています。他のフル参戦日本人ライダー勢はあまり奮わず,ガヴィオタ・ガスガス・アスパーM3の山中琉聖とホンダ・チーム・アジアの古里太陽はQ2進出を果たしていますが,それぞれ14番手と15番手タイムでした。SIC58スクアドラ・コルセの鳥羽海渡とレオパード・レーシングの鈴木竜生はどちらもQ1で敗退となり,それぞれ23番手,24番手で予選を終えています。 |
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| 2023/05/13(土) ◎2年半ぶり(MotoGP) ○第5戦フランスGPが耐久レースでお馴染みのル・マン−ブガッティ・サーキットで開幕し,初日は2回のプラクティスが行われました。 MotoGPクラスは,前戦で3位表彰台を獲得したレッドブルKTMファクトリー・レーシングのJ.ミラーが速さを見せ,2回のプラクティス共にトップタイムをマークしました。ミラーが初日の総合トップに立つのは,2020年11月に行われた第13戦ヨーロッパGP以来およそ2年半ぶりとなります。前戦でポールを獲得したアプリリア・レーシングのA.エスパルガロが,ミラーからコンマ119秒遅れで総合2番手タイムとなり,こちらもアプリリアも速さを見せました。第2戦の勝者であるムーニーVR46レーシング・チームのM.ベゼッキが総合3番手タイムをマークしていて,ヨーロッパメーカー勢がトップ3を独占しています。日本メーカー勢でトップだったのは,開幕戦以来の復帰となるレプソル・ホンダ・チームのM.マルケスがマークした8番手で,彼のみが今日行われる予選におけるQ2進出を決めています。LCRホンダ・イデミツの中上貴晶は,トップから1秒以上離された15番手で予選を終えています。 Moto2クラスは,前戦をポールトゥーフィニッシュで制しているエルフ・マークVDSレーシング・チームのS.ロウズが好調を維持していて,2戦連続となる初日総合トップに立っています。ロウズにトップの座を譲りましたが,わずか1000分の5秒遅れでレッドブルKTMアジョのP.アコスタが総合2番手タイムでした。そのアコスタから1000分の88秒遅れで,ボスコスクーロのマシンを駆るライテック・スピードアップのA.ロペスが総合3番手タイムでした。復帰2戦目となるイデミツ・ホンダ・チーム・アジアの小椋藍は,トップからコンマ756秒遅れの11番手で予選を終えています。 Moto3クラスは,全戦で3位表彰台を獲得したレオパード・レーシングのJ.マシアが最速タイムを刻み,2020年10月に行われた第12戦テルエルGP以来こちらもおよそ2年半ぶりとなる初日総合トップに立ちました。プラクティス1でトップタイムだったリキ・モリ・ハスクバーナ・インタクトGPの佐々木歩夢でしたが,プラクティス2でタイムアップは果たしたものの,マシアに最速タイムを奪われて初日総合2番手でした。初日総合3番手タイムは,CFモト・レーシング・プルステルGPのX.アルティガスでした。他のフル参戦日本人ライダー勢はトップ10に入ることができず,ガヴィオタ・ガスガス・アスパーM3の山中琉聖が12番手,ホンダ・チーム・アジアの古里太陽が18番手,転倒を喫したレオパード・レーシングの鈴木竜生とSIC58スクアドラ・コルセの鳥羽海渡は,それぞれブービーの26番手,最下位の27番手タイムで初日を終えています。 |
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| 2023/05/12(金) ◎復帰&ペナルティーなし(MotoGP) ○今日からル・マン−ブガッティ・サーキットにおいて第5戦フランスGPが開幕しますが,それを前にした5月10日(水)にレプソル・ホンダ・チームから発表があり,この大会からM.マルケスが復帰することになりました。開幕戦におけるマルケスは,ポールを獲得すると共に,スーパーポールレースでは3位表彰台を獲得していました。今季もホンダのMotoGPマシンであるRC213Vの戦闘力不足が指摘されていましたが,そのハンディを振り払うかのような活躍を2日目までは見せていました。しかし,決勝レースでのマルケスは,オープニングラップで他車を巻き込む形で転倒を喫し,その際第1中手骨を骨折する重傷を負ってしまいました。その後,復帰に向けて取り組んでいたものの,十分回復するまでに時間を要し,第4戦スペインGPまで欠場が続いていました。そして,ようやく手術を受けたマドリード市内の病院で検査を受け,およそ1ヶ月半ぶりにレースへの復帰が許されました。 その開幕戦におけるマルケスですが,他車を巻き込んでの転倒が非常に危険な行為だということから,次の第2戦アルゼンチンGPでダブルロングラップペナルティーが科されることになっていました。ところが,骨折により同GPを欠場することとなり,ペナルティーが一旦は科されない結果となっていました。しかし,事実上のペナルティー無しとなることに疑問の声が多く出され,次の大会でという部分が変更され,次に出場した大会でというような裁定が下されました。こうした急な変更を受け,チーム側がこれを不服として控訴裁判所に提訴していました。その裁定について5月9日(火)にFIMから発表があり,チーム側の訴えを取り入れ,後から出された裁定の適用を無効にするという最終判断がなされました。この結果,ダブルロングラップペナルティーに関しては,結果的に科されないということになっています。 なお,第5戦フランスGPでマルケスは復帰しますが,第4戦スペインGPで他車に衝突されて転倒を喫したクリプトデータRNF MotoGPチームのM.オリベイラは,フランスGPを欠場することになりました。その代役として,R.サバドーリが出場することになります。また,開幕戦で他車の転倒に巻き込まれ,右肩の肩甲骨を骨折して欠場が続いているドゥカティ・レノボ・チームのE.バスティアニーニは,まだ回復が十分ではないことからフランスGPも欠場し,代役としてD.ペトルッチが参戦することになっています。 |
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| 2023/05/11(木) ◎今季限りで(SGT) ○近年のモータースポーツは,F1やMotoGPがそうであるように,タイヤに関して1つのメーカーが供給する『ワンメーク』で行われることが多くなってきました。そのような中,SGTのGT500クラスに関しては,ブリヂストン,ダンロップ,ミシュラン,そしてヨコハマと主立ったタイヤメーカーがしのぎを削る珍しいカテゴリーとなっています。ところが,昨日日本ミシュランタイヤから突然の発表があり,今シーズン限りでGT500クラスへのタイヤ供給を休止することになりました。関係者に対してはどうだったか分かりませんが,今回のことは噂にも上っていなかっただけに,まさに驚きを持って発表を聞いた方は多かったのではないかと思います。今季のミシュランは,NDDP RACINGのNiterra MOTUL Zの3号車と,NISMOのMOTUL AUTECH Zの23号車にタイヤを供給しています。ミシュランといえば近年ウェットコンディションでその力を発揮していて,激しい雨に見舞われた開幕戦で1位に23号車,2位に3号車が入って,見事ワンツーフィニッシュを達成しています。23号車は第2戦でもポイントを獲得していて,現段階でランクトップに立っています。現在こうした活躍を見せているミシュランですが,SGTの前身である『全日本GT選手権』時代の1999年に参戦を開始し,2011年と2012年にはMOLAが,2014年と2015年はNISMOがタイトルを獲得しています。今回の発表によると,休止する理由ははっきりと示されていませんが,「レースサポート体制を再考する中で決定された」とのことです。ミシュランの休止により,来季のタイヤに関する供給体制に大きく影響することは間違いなく,今後の推移が気になるところです。なお,今回の休止はGT500クラスに関してで,モータースポーツへの関わり全体に関するものではありません。また,今季Studie BMW M4にタイヤを供給しているGT300クラスに関しては,供給を継続する方向にあるようです。 |
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| 2023/05/10(水) ◎交渉中(SBK) ○今季は,昨年のチャンピオンであるAruba.it Racing-DucatiのA.バウティスタが12戦中11勝という圧倒的な速さを見せています。そのバウティスタから早くもおよそ70ポイント離されてランク2位につけているのが,一昨年トルコ人ライダーとして初めてチャンピオンに輝いたPata Yamaha Prometeon WorldSBKのT.ラズガットリオグルです。そのラズガットリオグルに関しては,来季以降の契約について注目を浴びています。今季でヤマハとの契約が切れる彼ですが,現在のままヤマハに留まってSBKへの参戦を継続するのか,それとも,ヤマハには留まるものの,戦いの場をMotoGPへと移すのかというようなことが噂に上っています。そのラズガットリオグルのマネージャーを務めているのは,かつてホンダやカワサキのマシンを駆り,スーパースポーツ世界選手権(WSS)で4度タイトルを獲得した経歴を持つトルコ人元ライダーのK.ソフォーグルです。そのソフォーグルが,ラズガットリオグルの契約についてコメントしたようです。それによると,ヤマハからは来季以降の複数年契約がオファーされているようですが,その内容が満足いくものではないようで,現在ヤマハとの話は一旦ストップしていて,他メーカーとも話をしているとのことです。そして,ホンダからのオファーはないものの,BMWやカワサキからオファーが来ているということで,SBK参戦継続となった場合,ヤマハ以外の選択肢も視野に入っているようです。さらに,SBKだけでなく,MotoGPのメーカーとの話し合いもあるようで,ヤマハYZR-M1以外のマシンを駆ってMotoGPに移籍する可能性も浮上しています。もちろん交渉のことですから,ヤマハとの契約条件をさらによくするためあえて他メーカーとの話し合いをしている可能性も否定できません。とはいえ,あれだけドゥカティとの差をつけられている現状を考えると,他の道を模索するのも当然なのかもしれませんね。 |
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| 2023/05/09(火) ◎タイヤ選択(F1) ○第5戦マイアミGPの決勝レースが,深夜に降った雨が止み,ドライコンディションへと変わったマイアミ・インターナショナル・オートドロームで行われました。レッドブルのS.ペレスをはじめとした予選3番手までは,順調にスタートを切ってその座を守っていきました。その予選でミスをし,さらに赤旗という不運も重なって9番手スタートとなったレッドブルのM.フェルスタッペンは,ハードタイヤを履きながらオープニングラップから少しずつ前のマシンをパスしていって,徐々にポジションを上げていきました。ファステストラップを刻んだりしながら走行と続けていったフェルスタッペンは,14周目にフェラーリのC.サインツを交わして3位に浮上。さらに,次の周にアストンマーティンのF.アロンソを交わし,ついに2位に浮上してレッドブルのワンツー体勢となりました。ミディアムタイヤを選択していたトップのペレスは,フェルスタッペンより早くピットインしたため,見た目トップにフェルスタッペンが浮上しました。ハードタイヤのフェルスタペンは,速いタイムを刻んでいきながら実質上のペレスとの差を縮めていき,45周目にようやくピットインしました。コースに復帰したときにはペレスがトップを走行していて,ここからチームメイト同士による熱いトップ争いへとなりました。この段階でフェルスタッペンはミディアム,ペレスはハードのタイヤを履いていて,後からピットインしたフェルスタッペンの方がタイヤの状態がよく,ついに48周目にフェルスタッペンがチームメイトを交わしてトップに立ちました。ペースに勝るフェルスタッペンはファステストを更新してペレスとの差を広げて行き,最終的に5秒以上の差をつけて逆転で今季3勝目を挙げました。3位にはアロンソが入っています。予選ではQ1で敗退して17番グリッドからのスタートとなったアルファタウリの角田裕毅は,フェルスタッペンと同じくハードタイヤを履いてスタートを切りました。今回はこの選択が正解で,彼も少しずつポジションを上げていきました。しかし,残念ながらポイント獲得まで後一歩の11位まで浮上するところでチェッカーとなり,3戦連続ポイント獲得には至りませんでした。初めて角田を上回ることができたチームメイトのN.デ・フリースでしたが,決勝では角田の後塵を拝し,18位完走でした。 |
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| 2023/05/08(月) ◎2戦連続完勝(SBK) ○第4戦カタルニア・ラウンドが,バルセロナ・カタルニア・サーキットで行われました。ここまでのSBKは,昨年の王者であるAruba.it Racing-DucatiのA.バウティスタが全9戦中8勝を挙げるという圧倒的な強さを見せています。こうしたことを受け,マシンの相対的なパフォーマンス分析が行われ,今回からドゥカティのエンジンのレブリミットを250回転減少させる対策がとられています。そのような中で5月6日(土)に行われたレース1は,そのバウティスタがポールからスタートしてトップの座を守ると,後続との差を広げて行きました。途中でアクシデントによる赤旗が提示され,レースは一旦中止となり,そのリスタートがとられました。それでも再びバウティスタがトップに立つと,後は一人旅状態となり,2位に8秒以上の大差をつける圧倒的な独走優勝を飾りました。その2位ですが,Pata Yamaha Prometeon WorldSBKのT.ラズガットリオグルとKawasaki Racing Team WorldSBKのJ.レイというチャンピオン経験者同士の争いとなりました。ファイナルラップまで続いたその争いは,わずかな差でラズガットリオグルが制しています。 5月7日(日)には,スーパーポールレースとレース2が行われました。この日のカタルニアは,時折雨が降る天候となりましたが,ドライでのレースでした。まずスーパーポールレースですが,こちらも相変わらずバウティスタが好調で,不安定な天候にもかかわらずトップに立つと後続との差を広げて行き,最終的に2位に2秒以上の差をつける独走で今季10勝目を挙げました。2位はラズガットリオグルとチームメイトのA.ロカテッリとの争いとなり,これをラズガットリオグルが制しています。 レース2では,スーパーポールレースの時ほどはないものの,こちらも雨に見舞われることがある状況でした。オープニングラップこそトップの座を譲っていたバウティスタでしたが,2周目にトップに立つと後はまたまた一人旅状態となり,最終的に2位に8秒以上の大差をつけて今大会を独走優勝で完勝しました。全体会も同じ状況でしたから,2戦連続完勝ということになります。これで,全12戦中11勝ということになり,大会前に回転数が減少という対策がとられたものの,ほぼ意味がないと感じさせる結果となっています。2位はラズガットリオグルとバウティスタのチームメイトであるM.ルーベン・リナルディとのバトルとなり,これをラズガットリオグルが制し,今大会は3戦共にラズガットリオグルが2位となっています。 |
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| 2023/05/07(日) ◎ラストアタックなし(F1) ○マイアミ・インターナショナル・オートドロームで開幕した第5戦マイアミGPですが,初日はレッドブルのM.フェルスタッペンが総合トップタイムをマークして終了しました。2日目となる6日(土)には,今日行われる決勝レースのグリッドを決める予選がドライコンディションの中で行われました。まず最初のアタックでトップタイムをマークしたのは,第2戦サウジアラビアGPのポールシッターであるレッドブルのS.ペレスでした。それに対して,Q1,Q2とトップタイムで通過したチームメイトのM.フェルスタッペンは,その最初のアタックのターン6でミスをしてアタックすることができませんでした。一通り最初のアタックが終わって,各マシンはラストアタックに向かいました。その先陣を切ったのがフェラーリのC.ルクレールでしたが,何とそのルクレールがターン4でスピンを喫してバリアに衝突してしまい,そこで赤旗となりました。その時が残り1分30秒ほどでしたので,予選セッションはそのままで終了となってしまいました。どのドライバーもラストアタックできないまま予選が終わってしまい,最初のアタックでグリッドが決まるという結果となってしまいました。それまでのセッションをトップで終了してポール最有力だったフェルスタッペンはアタックらしいアタックができないままとなり,9番手タイムで終わってしまいました。この結果,ペレスが今季2回となるポールを獲得し,2番手がアストンマーティンのF.アロンソ,3番手がフェラーリのC.サインツとなっています。初日からマシンの戦闘力不足で苦戦していたアルファタウリの角田裕毅でしたが,予選でもその傾向に変化はなく,Q1で敗退となって17番手で予選を終えています。第4戦まで角田の後塵を拝してきたチームメイトのN.デ・フリースでしたが,Q1を突破して初めてチームメイトを上回りました。とはいえ,Q2で敗退して15番手タイムとなっています。 |
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| 2023/05/06(土) ◎契約延長(SBK) ○今シーズンのSBKは,昨年のチャンピオンであるARUBA.IT Racing-DucatiのA.バウティスタが,現段階で9戦中8勝を挙げるという圧倒的な速さを見せています。今シーズンで契約が切れるバウティスタですが,来季の去就について,バウティスタ自身が最近家族との時間を持つために今季限りで引退するかもしれないという発言をしていました。2002年にWGPの125ccクラスにフル参戦し,2006年に同クラスのチャンピオンを獲得。その翌年から250ccクラスへステップアップを果たし,さらに2010年からはMotoGPクラスへ進出しました。スズキやホンダ,アプリリア,ドゥカティと渡り歩いて,MotoGPでの活動は2018年をもって終了しました。そして,2019年からSBKへ戦いの場を移し,最初はドゥカティ,そしてホンダへと移り,昨シーズンから再びドゥカティに所属し,そこでタイトルを獲得しています。つまり,既に20年以上世界の第一線で戦いを続けてきているわけですから,バウティスタが引退を考えてもおかしくはないでしょう。しかし,今日から始まる彼にとっての母国での大会となる第4戦カタルニア・ラウンドを前に,ドゥカティ・コルセから発表があり,バウティスタとの間で来季の契約が成立しました。つまり,引退は少なくとも1年延期することになったわけです。今回の発表にはまだ追加があって,今シーズンの何処かでタイトル獲得のご褒美としてMotoGPマシンのテストをする機会が与えられるということです。その具体的な日は発表されていませんが,サマーブレイク前になるのではないかと思われています。MotoGPと比べてSBKは早くシーズンが始まり,その分早くシーズンが終わります。ということは,SBKのシーズン終了後に5つのMotoGPのレースが残っていることになりますので,テストでの走行次第では,もしかしたらそのどれかにワイルドカード参戦ということも考えられなくはありません。もしそれが実現すると,2018年以来のMotoGP参戦ということになります。 |
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| 2023/05/05(金) ◎2週連続(SGT) ○第2戦『FUJIMAKI GROUP FUJI GT 450km RACE』の決勝レースが,レースウィークを通してドライコンディションとなった富士スピードウェイで行われました。 GT500クラスは,6番グリッドからスタートした坪井翔&宮田莉朋組のau TOM’S GR Supraが少しずつ順位を上げていって31周目に2位に浮上しました。そして,1回目のピットストップでチームが早い作業をこなしてマシンを送り出し,実質的にトップに躍り出ました。今回は2回のピットインが義務づけられていましたが,auは2回目のピットインをできるだけ延ばしていき,これが今回は功を奏したようで,順調に後続との差を広げることに成功しました。そして,そのままトップの座を守り続けていき,最終的に2位走行の山本尚貴&牧野任祐組のSTANLEY NSX-GTに28秒以上の差をつける独走で今季初優勝を飾りました。優勝した坪井は,4月23日(日)に行われたSFの第2戦で優勝していますので,カテゴリーは違いますが,2週連続でトップカテゴリーのレースを制したことになります。予選で好調な走りを見せていたARTAは,野尻智紀&大湯都史樹組のARTA MUGEN NSX-GTが3位争いを同じホンダ陣営である塚越広大&松下信治組のAstemo NSX-GTと激しい3位争いを展開していました。そして,ファイナルラップに入る直前のストレートで突然スピードダウンしてしまいました。どうやらガス欠となったようで,当然残り1周を走りきることができず,3位にはAstemoが入っています。 GT300クラスは,100周に及ぶ長いレースではあったものの,最終的にJ-P.デ・オリベイラ&名取鉄平組のリアライズ日産メカニックチャレンジGT-Rと堤優威&平良響&加藤寛規組のmuta Racing GR86 GTの2台によるトップ争いとなりました。87周目に入った段階ではmutaがトップを走行していたのですが,その87周目が終わってストレートに帰ってきたとき,リアライズがターボ車の利点を活かしてmutaの横に並び,ついにTGRコーナーでトップの座を奪いました。その後もバトルはファイナルラップまで継続していきましたが,リアライズがコンマ6秒弱の差をつけてトップチェッカーを受けました。ポールトゥーウィンとなったリアライズですが,J-Pにとっては昨年の開幕戦以来,名取にとってはSGTで自身初の優勝となります。3位には,吉田広樹&川合孝汰組の埼玉トヨペットGB GR Supra GTが入っています。 |
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| 2023/05/04(木) ◎2台(SGT) ○通常のレースは週末に行われますが,SGTは曜日に関係なく富士スピードウェイでゴールデンウィークに開催するのが恒例となっています。今季第2戦となる『FUJIMAKI GROUP FUJI GT 450km RACE』の予選が,好天の中で開催されました。 GT500クラスは,Q1で今季2台体制となっているARTAがワンツーで突破しました。その勢いでQ2も進むのかと思われましたが,ARTAと同じホンダ陣営である山本尚貴&牧野任祐組のSTANLEY NSX-GTが速さを見せました。Q1では8番手に終わったSTANLEY NSX-GTでしたが,Q2では巻き返しを図り,ファイナルアタックではタイムを伸ばすことはできなかったものの,その前の周に行ったアタックで見事にトップタイムをマークし,今季初のポールを獲得しました。アタックを敢行した牧野にとっては,自身2度目のポール獲得となります。STANLEY NSX-GTのタイムを目標にアタックをしたものの,1000分の76秒及ばずに国本雄資&阪口晴南組のWedsSport ADVAN GR Supraが2番手タイムとなりました。Q1でトップ通過をした福住仁嶺&大津弘樹組のARTA MUGEN NSX-GTは,タイムを伸ばすことができずに3番手で予選を終えました。Q1はトップ3に2台のNSX-GTが入りましたが,順位こそ少し違うものの,Q2でも同じくNSX-GT2台がトップ3に入っています。 今大会は走行距離が450�qといわゆるセミ耐久となっていて,GT300クラスでは,通常と違って3人体制を敷いているチームがあります。そのGT300クラスでトップタイムをマークしたのは,J-P.デ・オリベイラ&名取鉄平組のリアライズ日産メカニックチャレンジGT-Rでした。長年GT500クラスで活躍し,数々の実績を残してきたJ-Pですが,今回のポール獲得は,彼にとってこのクラス初のポールとなります。2番手タイムは,今回3人体制を敷いてきた嵯峨宏紀&小高一斗&根本悠生組のapr LC500h GTでした。J-Pという超ベテランドライバーが活躍を見せた今回の予選ですが,3番手タイムは,2人揃って超ベテランコンビとなる谷口信輝&片岡龍也組のグッドスマイル 初音ミク AMGが3番グリッドを獲得しています。 |
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| 2023/05/03(水) ◎2度目(MotoGP) ○ヘレス・サーキット−アンヘル・ニエトで行われた第4戦スペインGPは,ディフェンディングチャンピオンであるドゥカティ・レノボ・チームのF.バグナイアが優勝して終了しました。その決勝レースでは,昨日もお伝えしたように,オープニングラップの2コーナーでモンスター・エナジー・ヤマハMotoGPのF.クアルタラロが転倒を喫し,それに巻き込まれる形でクリプトデータRNF MotoGPチームのM.オリベイラは激しく転倒してしまいました。アクシデントの張本人であるクアルタラロは,赤旗後の再スタートを切ることができましたが,オリベイラはメディカルセンターに運ばれて診察を受けました。担架で運ばれる際は,左腕を上げたままの状態でしたが,メディカルでの診断の結果,左肩を脱臼していることが判明し,その場で肩をはめる治療をしました。その後,病院に運ばれて精密検査を受けた結果,左肩の上腕骨に小さな骨折を負っていることが判明しました。この怪我により,本来は決勝日翌日に行われたオフィシャルテストに参加することになっていたのですが,残念ながらキャンセルせざるを得ませんでした。2週間後には第5戦フランスGPが行われる予定になっていますが,このレースから復帰できるのかどうかは不明です。オリベイラといえば,開幕戦のポルトガルGPにおいて,レプソル・ホンダ・チームのM.マルケスがぶつかってきたことにより,右足を負傷してしまい,次のレースを欠場しています。これももらい事故な訳で,4つの大会の内,2つの大会でもらい事故に遭って怪我を負うという本当に不運なシーズン序盤となっていますね。 |
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| 2023/05/02(火) ◎カレックス製(MotoGP) ○ドゥカティ・レノボ・チームのF.バグナイアが今季2勝目を挙げて終了した第4戦スペインGPですが,ほとんどのライダーとチームはそのままヘレス・サーキット−アンヘル・ニエトに留まって,昨日1日だけ実施されるオフィシャルテストに参加しました。速さに勝っているドゥカティやアプリリア勢は今後を見越してセットアップに注力したのに対し,KTM,そしてスペインGPで結果が残せなかったホンダ,ヤマハの日本メーカー勢は新しいパーツを色々投入してテストを行ったようです。特に,メーカーの中で一番結果が残せていない状況が昨年から続いているホンダは,噂に上っていた自社製ではなく,Moto2クラスでも最もユーザーを抱えているカレックス製のシャーシを投入し,主にテストライダーを務めているS.ブラドルが走らせたようです。メーカー,チーム,ライダーによって様々なメニューの違いがある中での走行ですので,単純にタイムを競うことはあまり意味がありませんが,念のために総合でトップタイムをマークしたのは,ムーニーVR46レーシング・チームのM.ベゼッキでした。ドゥカティサテライトである同チームは,型落ちのマシンが供給されていますが,セットアップに専念しての結果のようです。チームメイトのL.マリーニが総合2番手タイムで,今回のテストはVR46のワンツーという結果となっています。総合3番手タイムは,スペインGPで2回ものロングラップペナルティーが科されるという結果に終わったモンスター・エナジー・ヤマハMotoGPのF.クアルタラロでした。そのクアルタラロは,新型のシャーシや新型のスイングアーム等のテストを行いながらの結果のようです。カレックス製のシャーシをテストしたブラドルは,19番手タイムをマークしていたようです。前日にホンダ勢最高位で終わったLCRホンダ・イデミツの中上貴晶は,今回は12番手タイムでテストを終えています。 |
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| 2023/05/01(月) ◎(MotoGP) ○第4戦スペインGPの決勝レースが,ドライコンディションとなったヘレス・サーキット−アンヘル・ニエトで行われました。 MotoGPクラスは,1周目の2コーナーでモンスター・エナジー・ヤマハMotoGPのF.クアルタラロがクリプトデータRNF MotoGPチームのM.オリベイラを巻き込む形で転倒を喫し,それが赤旗の原因となりました。クアルタラロは怪我がなく,再開後のレースに出場できました。しかし,オリベイラは怪我を負ったようで,メディカルセンターへ運ばれる事態となりました。リスタート後は,このところ転倒リタイアが続いているディフェンディングチャンピオンであるドゥカティ・レノボ・チームのF.バグナイアと,KTMのワークススライダーであるレッドブルKTMファクトリー・レーシングのB.ビンダーとJ.ミラーの3台によるトップ争いへとなっていきました。長い間ビンダーがトップを走行していましたが,終盤に入って行くとバグナイアのペースが上がっていき,残り4周となったところでついにビンダーを交わしてトップに浮上し,その座を守ってトップチェカーを受け,今季2勝目を挙げました。バグナイアに優勝は持って行かれたものの,KTMの2人が2,3位に入り,ダブル表彰台獲得となりました。ワイルドカード参戦ながら上位に食い込む活躍を見せたKTMのテストライダーであるD.ペドロサは,7位でチェッカーを受けて7位でチェッカーを受けるという快挙を達成しています。11番グリッドからスタートしたLCRホンダ・イデミツの中上貴晶は,トップからは15秒以上離されたものの,9位でチェッカーを受けてトップ10フィニッシュを果たしました。この結果は,ホンダ勢としては最高位でしたし,日本メーカー勢としてもトップでした。 Moto2クラスは,ポールからスタートしたエルフ・マークVDSレーシング・チームのS.ロウズが,徐々に独走態勢を築いていき,最終的に2位に3秒弱の差をつけてトップでチェッカーを受けました。ロウズの優勝は,2021年10月に行われた第16戦エミリア−ロマーニャGP以来およそ2年ぶりの勝利となります。ロウズには離されたものの,レッドブルKTMアジョのP.アコスタが,3位に6秒以上の差をつけ,単独走行で2位に入りました。3位にCAGスピード・アップのA.ロペスが入り,今季2度目の表彰台を獲得しています。5番グリッドを獲得して復調の兆しを見せていたイデミツ・ホンダ・チーム・アジアの小椋藍は,13周目に他者と接触してしまって転倒リタイアに終わっています。代役参戦しているコレオス・プレパゴ・ヤマハVR46マスターキャンプの南本宗一郎は,26位でチェッカーを受け,代役参戦した3戦全てで完走を果たしています。 Moto3クラスは,このクラスらしく7台によるトップ争いが展開されていき,最終的にアンジェラスMTAチームのI.オルトラとガヴィオタ・ガスガス・アスパー・チームのD.アロンソとのバトルとなりました。これをオルトラが1000分の34秒差で制し,前戦に続いて連続勝利を収めました。ちなみに,この勝利は,スペイン人ライダーによる通算700勝目となります。複数台による3位となりましたが,レオパード・レーシングのJ.マシアがこれを制し,リキ・モリ・ハスクバーナ・インタクトGPの佐々木歩夢は惜しくも4位でのチェッカーとなりました。他のフル参戦日本人ライダー勢ですが,レオパード・レーシングの鈴木竜生が8位に入ってポイントを獲得しました。ホンダ・チーム・アジアの古里太陽は,16位でチェッカーとなって惜しくもポイント獲得とはなりませんでした。ガヴィオタ・ガスガス・アスパーM3の山中琉聖はマシン不具合が生じたため一旦ピットに入り,再スタートを切って25位でのチェッカーとなっています。SIC58スクアドラ・コルセの鳥羽海渡は,10番手走行中に転倒リタイアに終わっています。 |
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◎ワンツー&2戦連続(F1) ○第4戦アゼルバイジャンGPの決勝レースが,ウォールに囲まれたバクー市街地サーキットで行われました。ポールからスタートしたC.ルクレールは,レース序盤はトップの座を守っていました。しかし,ペースに勝るレッドブル勢の追撃を受け,4周目にM.フェルスタッペンが,6周目にS.ペレスがルクレールを交わし,レッドブル勢によるワンツーとなりました。トップ3のそうした状況が続く中,10周目のターン7でアルファタウリのN.デ.フリースがマシンを壁にヒットしてストップ。この後のピットインとセーフティーカー導入のタイミングのズレが順位争いに大きな影響を与えました。まず動いたのがトップの行くフェルスタッペンで,セーフティーカーが入る前にピットインを実行。ペレスとルクレールはセーフティーカー導入以後にピットインし,その2人がコースに戻ったときには,フェルスタッペンは3位に順位を下げていました。トップに立ったペレスは,その順位を守り続けていきました。3位に下がったフェルスタッペンでしたが,14周目にルクレールを交わして2位に浮上し,チームメイトを追う形となりました。しかし,フェルスタッペンのマシンに不調が生じたようで,思うように差を詰めることができず,むしろ少し開く状況となっていきました。結局ペレスがフェルスタッペンに2秒以上の差をつけてトップでチェッカーを受け,今季2勝目を挙げました。3位を行くルクレールに,今季好調な走りを見せているアストンマーティンのF.アロンソが迫っていきましたが,コンマ8秒近い差をつけてルクレールが逃げ切りました。8番グリッドからスタートしたアルファタウリの角田裕毅は,ポジションは下がったものの,粘り強く走り続けて少しずつポジションアップを果たし,最終的に10位でチェッカーを受けて2戦連続ポイントを獲得しています。 |
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