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2005・9・30
☆対決と対話(F1)
○現在F1に参加しているメーカー及びチームのうちの5社7チームは,コンコルド協定の期限が切れる08年から独自のシリーズを立ち上げようとしています。その内訳は,ダイムラークライスラー,BMW,ルノー,ホンダ,トヨタの5社と,マクラーレン,ウィリアムズ,ルノー,BAR,トヨタ,ザウバー,ミナルディの7チームです。フェラーリを始めとする他のメーカー及びチームは,現在のFIAとB.エクレストン側についています。新シリーズ側は,F1運営の透明性の向上と,収入分配金の増額を求めているわけですが,この度会合を持ち,その結束力をさらに高めようと新たに協定を結んだのです。ただ,単に反対するだけでなく,将来についてFIA&エクレストン陣営と話し合いを継続していくことも確認しています。いわゆる硬軟持ち合わせた状態でF1の改革を進めていこうとしている感じなのでしょう。

☆開幕(WRC)
○今年で2回目となるラリー・ジャパンが開幕しました。初日の木曜日は,19時から昨年より多い大観衆(およそ55000人)を集めてセレモニアルスタートが行われ,ドライバーがスタートするたびに声援に包まれていました。

☆貫禄(WGP)
○3週連続開催のWGPですが,その3つ目のレースとなる第14戦カタールGPが開幕しました。初日のMotoGPクラスはフリー走行が行われ,前戦のマレーシアGPで今年の年間チャンピオンを獲得したヤマハのV.ロッシがトップタイムをマークし,貫禄を見せつけた感じとなりました。現在2連勝を挙げているドゥカティのL.カピロッシは4番手につけました。A.ホフマンの代役で出場したカワサキのO.ジャックは,最初のセッションで転倒して首と肩を痛め,午後の走行をキャンセルしています。
なお,250cc及び125ccクラスは,それぞれホンダのJ.ロレンソとアプリリアのM.シモンチェリがトップタイムをマークし,暫定ポールを獲得しています。
     
2005・9・29
☆母国GPを前に(F1)
○明日から鈴鹿サーキットにおいて日本GPが開幕します。それを前にして,外国のプレスでは,佐藤琢磨に関する噂などが出てきています。例えば,母国GPに凱旋した琢磨に対しては熱狂的な応援があるのに対して,来シーズンこの日本人ドライバーのシートを奪うことを決定したホンダや,琢磨のシート喪失に大きな影響を与えたJ.バトンに対してはブーイングが浴びせられるのではないかという話もその一つです。また,来シーズンのシートに関しては,トヨタエンジンユーザーであるジョーダンへの移籍(つまりホンダとは袂を分かち,新たにトヨタ陣営に加わるということ)があるのではないか。ホンダが琢磨放出の批判をかわすため,07年からレッドブルにエンジンを供給する代わりに琢磨を06年からレッドブル・ルーキーチーム(先日レッドブルからの買収が決まった現在のミナルディ)のシートに座るのではないか。そうした噂も出てきています。
     
2005・9・28
☆このままか?(F1)
○怪我により欠場が続いているウィリアムズのN.ハイドフェルドですが,どうやら残りの2レースも欠場しそうな感じのようです。噂によると,既に来シーズンウィリアムズを離れBMWに移籍することが決定済みのハイドフェルド。彼の代役で出場するA.ピッツォニアが,来季ウィリアムズのシートを獲得できそうな感じもあるようです。もしそれが本当なら,出て行くドライバーを無理して乗せるより,入ってくる元気なドライバーにステアリングを託す方がましとチームが判断するのは当然とも言えるでしょう。今季の成績や移籍のことを考えると,恐らくハイドフェルド自身もそんなに強くは復帰を望んでいない可能性が大。シート獲得競争に影響がある今回の代役出場ですが,果たしてどのような結果となるのでしょうか。
     
2005・9・27
☆あと一戦で(BSB)
○第12戦の決勝レースが行われました。このレースの前までランキングトップだった清成龍一は,ヒート1が2位,ヒート2が3位と,両レースとも表彰台を獲得しました。ところが,ランキング争いを展開しているドゥカティのG.ラビッラが両ヒート共に勝利したため,ランキングトップの座を譲ってしまう結果となりました。BSBは,あと10月9日に決勝を迎えるブランズハッチでのレースを残すのみとなっています。日本人初のチャンピオン獲得に向け,ぜひ残りの一戦(2レース)で再度逆転してもらいたいですね。
     
2005・9・26
☆チャンピオン決定 PARTT(WGP)
○第12戦マレーシアGPの決勝が行われ,チャンピオンに王手をかけていたヤマハのV.ロッシが2位表彰台を獲得し,最高峰クラス5年連続となるタイトルを獲得しました。125ccクラスと250cclクラスでもチャンピオンを獲得していますので,通算でいうとWGPで7回目のチャンピオンということになります。
レースの方は,ポールからスタートしたドゥカティのL.カピロッシが,序盤からレースの主導権を握り,見事2戦連続のポールトゥーフィニッシュを達成しました。これは,自身最高峰をクラスで初めてというだけでなく,ドゥカティにとってもブリヂストンタイヤにとっても初となります。3位にもチームメイトのC.チェカが入り,ドゥカティ&ブリヂストンのパッケージングのよさが出た形となりました。

☆チャンピオン決定 PARTU(F1)
○第17戦ブラジルGPの決勝が行われ,チャンピオンに王手をかけていたルノーのF.アロンソが3位表彰台を獲得し,見事24歳という史上最年少でチャンピオンを獲得しました。左リアタイヤにトラブルを抱えたまま,それを乗り越えてのタイトル獲得レースとなりました。
レースの方は,序盤でポールスタートのアロンソをパスしたマクラーレンのJ−P.モントーヤが,レースの主導権を握ったまま最初にチェッカーを受けました。2位には,僚友のK.ライコネンが入りました。もしアロンソが3位でなければ,タイトル獲得阻止のため,マクラーレンとしてはいわゆるチームオーダーが発令されてライコネンが先にゴールしたかもしれませんが,アロンソが自力でチャンピオン獲得できる順位だったため,そのままの順位でゴールしました。なお,20番グリッド降格措置を受けていたBARの佐藤琢磨は,10位でチェッカーを受けています。

☆王手(R2−1)
○第6戦の決勝レースが,鈴鹿サーキットで行われました。最高峰のJSB1000クラスは,ランキングトップの伊藤真一が,3周目にトップに浮上。そのまま後続との差を広げていって今季4勝目を挙げました。この優勝により,伊藤はタイトル獲得に王手をかけました。また,250ccクラスでは,いつものように(?)青山周平が独走で優勝し,こちらもタイトル獲得に王手をかけています。

☆逆転(SGT)
○第6戦の決勝が,富士スピードウェイで行われました。GT500クラスのレースは,ポールスタートのEPSON NSXとZENTトムス・スープラとの激しいトップ争いとなりました。この両者の争いは最終ラップまで続き,最終的には立川祐路&高木虎之介のスープラに軍配が上がりました。なお,GT300クラスは,EBBRO M-TEC NSXが圧勝で優勝しています。
    
2005・9・25
☆伏兵(R2−1)
○第6戦の予選が,鈴鹿サーキットで行われました。JSB1000クラスは,鈴鹿8耐で3年連続ポールポジションを獲得し,ランキングでもトップの座をずっと守っている伊藤真一が,今回もポールを獲得するのではないかという予想がありました。しかし,その伊藤のタイムを上回ったライダーが出現しました。その人は,ヨシムラからスポット参戦した秋吉耕祐でした。その名前を聞いてピンと来ない方も少なくはないと思います。なぜなら,彼のレースへの出走は,何と8年ぶりなのです。この間ずっとスズキの開発ライダーをし,その手腕を買われてきたライダーです。裏方に徹してきた人に,ようやくスポットライトが当たった感じがする快挙と言えるでしょう。

☆連続(WGP)
○3週連続開催となるWGPですが,その真ん中に当たるマレーシアGPの予選が行われました。MotoGPクラスは,前戦の日本GPでポールトゥーフィニッシュを達成したドゥカティのL.カピロッシが今回も速さを見せ,2戦連続でポールを獲得しました。シーズン前のテストで速さを見せていたドゥカティでしたが,シーズンに入るとその速さが影を潜めていました。ところが,終盤に入ってようやくそのポテンシャルを見せ始めてきた感じです。その活躍の陰に,タイヤの存在があります。ドゥカティは今シーズンからブリヂストンを履いていますが,今回の予選では,トップ5中4台がブリヂストン勢だったのです。
250ccクラスでポールを獲得したのは,予選の終盤に転倒を喫したものの,スペアマシンに乗り換え,予選終了間際に最速タイムをマークした青山博一でした。彼も日本GPでポールトゥーフィニッシュを達成していて,2戦連続のポール獲得となります。
125ccクラスは,日本GPの決勝で転倒し,赤旗でレース終了となる原因をつくった現在ランキングトップのT.ルティが,今シーズン3回目となるポールを獲得しました。

☆雨では(SGT)
○第6戦の予選が,富士スピードウェイで行われました。トップ10のグリッドを決めるスーパーラップは,降り始めた雨により,途中で雨が上がったりしたものの終始ウェット路面でのタイムアタックとなりました。そのような中GT500クラスで最速タイムをマークしたのは,EPSON NSXの松田次生&A.ロッテラー組でした。彼らの履くタイヤは,少数派のダンロップですが,雨の中でウェット路面との相性のよさを見せ付けた感じです。2〜4番グリッドまでをスープラが占め,トヨタのホームコースでの強さを見せました。GT300クラスでポールを獲得したのは,M-TEC NSXの黒澤治樹&細川慎弥組でした。このマシンは,80sものウェイトハンディを抱えていますが,それを跳ね返してのポールでした。

☆チームプレー(F1)
○第17戦ブラジルGPの予選が行われました。見事ポールを獲得したのは,チャンピオン獲得に王手をかけているルノーのF.アロンソでした。彼のチャンピオン獲得にストップをかけたいランキング2位のK.ライコネンは,S字でミスを犯したためにタイムが上がらず,5番手に沈んでしまいました。アロンソのチームメイトであるG.フィジケラが3番グリッドにつけています。ルノーからすると,チャンピオン争いのライバルが後方にいるわけですから,決勝レースでは何らかのチームプレーをする可能性が十分考えられます。
     
2005・9・24
☆雨になると(WGP)
○マレーシアGPが開幕し,MotoGPクラスはフリー走行が行われました。雨は上がったものの,125ccクラスが走行していた時の雨によりウェット路面となりました。そのような中でトップタイムをマークしたのは,雨のイギリスGPで久々に表彰台を獲得したスズキのK.ロバーツでした。2番手のタイムも,同じくイギリスで表彰台に上がっているホンダのA.バロスでした。トップ10の中には,ドゥカティやカワサキなどのブリヂストン勢が入っていて,雨ならではの顔ぶれといった感じになっています。なお,日本GPでロッシとの接触による転倒で右足かかとを35針も縫うという大きな怪我を負い,当初金曜日は走行しない予定になっていたM.メランドリでしたが,痛みをこらえて午前中のフリー走行に出走しました。
他のクラスですが,250ccクラスはアプリリアのA.デ.アンジェリスが,125ccクラスはホンダのM.デ.メッリオが暫定のポールを獲得しています。

☆不運(F1)
○ブラジルGPが開幕し,フリー走行が行われました。トップタイムをマークしたのは,マクラーレンのテストドライバーであるA.ブルツでした。そして,2番手のタイムをマークしたのが,BARの佐藤琢磨でした。ところが,事前にエンジンを載せ換えたため,今シーズンのレギュレーションによりスターティンググリッドが10番手降格になるのが確定。さらに,前戦のベルギーGPにおけるM.シューマッハとの接触事故のペナルティーを受けることになっていましたので,こちらも10番手降格措置。両方合わせて20番手降格となりますので,どんなに頑張っても最後尾スタートが確定となりました。来シーズンのBARのシートを失うという状況になってすぐのGPなのに,さらに今回のレースでこうしたことが確定するわけですから,まさに不運が続いているといった感じです。
     
2005・9・23
☆予想通り(WGP)
○カワサキより発表があり,日本GPで足首を骨折する怪我を負ってしまったA.ホフマンに代わり,当初予想されていた通り,開発ライダーであるO.ジャックが今日から開幕するマレーシアGPと,次週開催するカタールGPに出場することが決まりました。また,ロッシの強引とも思える突込みにより巻き添えを食らって転倒したM.メランドリですが,まだ縫合したところの腫れや痛みが完全には治まっていないようで,とりあえず今日の走行は見合わせることが決まっています。土曜日に走行するかどうかについては,その時の状態で判断するようです。
     
2005・9・22
☆決定(F1)
○昨日J.バトンの契約についてお伝えしましたが,ついに結論が出ました。BARより正式発表があり,J.バトンとの間で来シーズンの契約が成立しました。これにより,来シーズンのBARは,バトン&R.バリチェロというドライバーラインアップとなりました。バトンとBARとは,複数年契約をしたのではないかという話が出ていますが,今回の発表ではその点については明らかとなっていません。また,バトンとの契約の権利を有していたウィリアムズとどうゆう話し合いになったのかも,同様に明らかになっていません。いずれにしても,この決定で唯一の日本人F1ドライバーである佐藤琢磨のシートが失われることになったわけで,日本人としてはとても残念な形となりました。今回の発表では,琢磨とは現在話し合いの最中というアナウンスが出されています。チーム側のコメントから想像すると,第3ドライバーとして残留する方向で話し合いがもたれているのではないでしょうか。来シーズンのシートは失っても,07年以降ホンダが他のチームへもエンジンを提供する可能性がありますので,その時にそのチームへ移籍することも十分に考えられます。どうやら琢磨やファンにとっては,来シーズンだけ我慢すればいいのかもしれません。後もう一つの可能性として浮上しているのが,来シーズンから国別対抗で行われる新シリーズの「A1GP」というレースへの転身です。ただし,これについては,福田良の参戦が決定済みだけです。
    
2005・9・21
☆決着か(F1)
○来シーズンのJ.バトンの契約について近々(1週間以内という噂もある)正式発表があるのではないかという話が,イギリスのメディアを中心に報道されているようです。それによると,バトンに関する来シーズンの契約は,ウィリアムズがその権利を有していますが,残留を熱望するバトンとBARの強い意志があって,BARがウィリアムズからその権利を買い取ることがようやく決まったということなのです。その金額については,メディアによって違いがありますが,20〜30億円とも言われています。来シーズンのウィリアムズは,BMWエンジンの喪失,メインスポンサーである大手コンピュータメーカーであるHP社との契約解消と,逆風が吹いています。当然資金的に順風満帆という訳にはいかないでしょうから,バトンとの契約の権利を売却することは十分ありえることです。もし今回の報道が本当だとしたら,来シーズンのBARは,バトン&R.バリチェロというドライバーラインナップになり,佐藤琢磨がシートを喪失することになります。今シーズンの彼の成績では,客観的に見るとそれも致し方ないのかもしれません。彼の動向については,BARのテストドライバーになる線が濃厚のようですが,他のカテゴリーへの転身という噂も一部には出ているようです。
     
2005・9・20
☆再出場(WGP)
○トレーニング中の事故により日本GPを欠場したキャメル・ホンダのT.ベイリスですが,3週連続開催となるマレーシアとカタールGPも欠場することが既に決まっています。日本GPでは,代役として宇川徹が出場(残念ながらエンジントラブルでリタイア)しましたが,マレーシアとカタールについては,S.バインが代役を務めることになりました。今シーズンのバインは,KTMエンジンを載せたチームロバーツから参戦していました。しかし,KTMのMotoGPクラス撤退を受けて,バイン自身もチームロバーツとの契約を解消していました。いわゆる浪人状態となっていたわけですが,ここにきて再び出場する機会を得ました。

☆日本GPで(WGP)
○完走11台というリタイアの多かった日本GPですが,カワサキのA.ホフマンもその中の一人。R.ロルフォを巻き添えにする形での転倒でしたが,その際左足首を骨折してしまいました。最終戦のオーストラリアGPから復帰することを目指して今後治療等を続けていくようです。なお,代役についての発表はまだありませんが,普通で考えれば第3ライダーのO.ジャックということになるのではないでしょうか。また,同じく日本GPで転倒リタイアした中の一人に,今季好調のM.メランドリがいます。こちらは,王者V.ロッシに追突される形で転倒したわけですが,彼が次のマレーシアGPに出場できるかどうかは,ぎりぎりになるまでわからないようです。なお,ロッシの行為に対して,HRCからレースディレクション抗議が出されましたが,この訴えは却下されました。とはいえ,ロッシらしくないミスであったことは確かでしょう。
    
2005・9・19
☆初優勝(WGP)
○日本GPの決勝が,およそ6万8千人の観衆を集めてツインリンクもてぎで行われました。MotoGPクラスは,完走11台という荒れたレースとなりましたが,ポールからスタートしたドゥカティのL.カピロッシが,イタリアンライダー同士のバトルを制して見事優勝しました。彼及びドゥカティの優勝は,もちろん今季初ですし,03年6月に行われたカタルニアGP以来となります。彼の履くブリヂストンタイヤにとっては,昨年に続いて日本GP2連覇となります。2位には,今季最高位を獲得したホンダのM.ビアッジが入りました。残りの表彰台には,昨年の日本GP覇者である同じくホンダの玉田誠が入りました。玉田の表彰台獲得は,今シーズン初となります。チャンピオンに王手をかけていたヤマハのV.ロッシは,13周目にM.メランドリと接触してしまい,昨年10月に行われたカタルニアGP以来のリタイアとなりました。他の日本人は,中野真矢と宇川徹がエンジントラブルでリタイア。松戸直樹は,オープニングラップで転倒リタイアとなっています。
250ccクラスは,自己最高グリッドとなるポールからスタートした青山博一が,3周目にトップに躍り出てからはずっとそのポジションを維持し,うれしい初優勝を母国GPで達成しました。もう一人の若手日本人フル参戦ライダーである高橋裕紀は,今季自己最高位となる4位でチェッカーを受けました。博一の弟で,ワイルドカード参戦となる青山周平は,残念ながら転倒リタイアを喫しています。裕紀の弟で同じくワイルドカード参戦の高橋江紀は,完走はしたものの,16位でしたので残念ながらポイント獲得というところまではいきませんでした。なお,ランキングトップのD.ペドロサは,なかなか思うようなセッティングができず,何度も転倒を喫するという苦しいレースウィークとなっていましたが,レースでは2位という結果を出しました。
赤旗中断でレース終了となった125ccクラスは,今季絶好調のKTMが今回も力を発揮し,ランキング2位のM.カリオが制しました。ランキングトップのT.ルティは,2位に入ったものの,総合ポイントでわずか3ポイント差と迫られてしまいました。

☆哀悼(WRC)
○第12戦の「ラリー・グレートブリテン」が行われましたが,SS15でプジョーのM.マルティンのマシンがクラッシュ。マルティン自身は無事でしたが,隣のシートに座るコ・ドライバーのM.パーク氏がお亡くなりになるという残念なアクシデントが発生してしまいました。主催者は,SS15以降をキャンセルし,レースは終了となりました。マルティンのチームメイトであるM.グロンホルムは,哀悼の意を表するためにレースをキャンセルしました。ランキング2位のグロンホルムがノーポイントとなったため,このままでいくとランキングトップをいくシトロエンのS.ロウブのチャンピオン決定となるところでした。しかし,こうした形での決定を望まなかったロウブは,わざと最終タイムコントロール地点に時間通りに入らず,2分のペナルティーを受けました。この結果,スバルのP.ソルベルグの優勝,ロウブの3位フィニッシュとなり,チャンピオン決定は,次回以降となりました。パーク氏のご冥福を心よりお祈り致します。
    
2005・9・18
☆初(WGP)
○日本GPの予選が行われ,MotoGPクラスは,初日からいい走りを見せていたドゥカティのL.カピロッシがポールポジションを獲得しました。カピロッシのポールは,今シーズン初で,03年のチェコGP以来となります。セカンドグリッドを獲得したのは,スズキのJ.ホプキンスで,ブリヂストンタイヤ勢のワンツーとなりました。日本GP連覇の期待がかかる玉田誠は,最終アタックで4番手に浮上しました。タイトル獲得に王手をかけているヤマハのV.ロッシは,最終アタックのためのピットアウトのタイミングに失敗してアタックすることができず,11番グリッドからのスタートとなりました。
250ccクラスは,前日に行われた1回目の予選で暫定ポールを獲得していた青山博一が,この日も好調な走りを見せ,見事ポールを獲得しました。彼のポール獲得は,自身初となります。ワイルドカードで参戦している弟の青山周平も,1回目の予選と同じ3番グリッドを獲得しました。もう一つの兄弟参戦となる高橋兄弟ですが,兄でフル参戦ライダーの裕紀の方は6番手,弟の江紀が26番手のタイムでした。
125ccクラスは,KTMのG.タルマクシが,自身初となるポールを獲得しました。2番グリッドを獲得したのは,最終アタックで2番手のタイムをマークした小山知良でした。彼にとってこのグリッドは,自己最高位となります。
     
2005・9・17
☆母国で(WGP)
○第12戦日本GPが,ツインリンクもてぎで開幕しました。最高峰のMotoGPクラスはフリー走行が行われ,スズキのJ.ホプキンスが最速タイムをマークしました。以下ドゥカティのL.カピロッシ,スズキのK.ロバーツと続き,ブリヂストンタイヤ勢がトップ3に入りました。
250ccクラスは予選1日目が行われ,ホンダの青山博一が自身初となる暫定ポールを獲得しました。3番手のタイムをマークしたのが,ワイルドカード参戦となる青山周平で,青山兄弟の力を見せ付けた予選1日目となりました。

☆契約(WGP&F1)
○契約に関するニュースを2つ。まず,WGPでドゥカティのマシンを駆るL.カピロッシが,同チームとの契約を1年延長することが決まりました。カピロッシについては,スズキやホンダ・ポンスなどのチームとの交渉も噂されましたが,結局母国のチームを選択した形となります。
2つ目は,F1でウィリアムズのマシンを駆るN.ハイドフェルドが,来シーズンはチームを移籍することになりました。ザウバーを買収し,来季から独自のチームを立ち上げたBMWとの3年契約を結んだのです。つまり,チームは替わるものの,エンジンについてはそのままで,しかも彼も母国のチームを選択したことになります。
    
2005・9・16
☆ピンチ(F1)
○大手コンピュータメーカーで,ウィリアムズのメインスポンサーを務める「ヒューレットパッカード社(以下HP)」より発表があり,今シーズンをもってスポンサーの座を降りることになりました。HPは,2000年に「コンパック社」と合併して以来同チームのスポンサーとなっていました。当時タバコマネーが中心だったF1の世界でしたが,タバコ広告禁止の関係から脱タバコが求められていました。その中にあって,今や産業の中心になっているIT関連のスポンサーであるHPがつき,これからの形として注目されたものでした。ウィリアムズにとっては,BMWエンジンを失い,メインスポンサーも失ないとご難続きといった感じです。
    
2005・9・15
☆縮小(IRL)
○インディ・レーシング・リーグより,来シーズンのIRLのレースカレンダーが発表されました。それによると,今シーズンより3戦減った全14戦で開催されることになりました。それに伴い開催期間も短縮され,今シーズンは3月6日から10月16日までの開催でしたが,来シーズンは3月26日から9月10日までの間になっています。レースの内訳を見ると,オーバルコース11戦,ロードコース2戦,ストリートコース1戦となっています。なお,ツインリンクもてぎでの「インディ・ジャパン・300マイル」は,4月22日に開催となっています。
    
2005・9・14
☆代役出場(WGP)
○昨日のこのページで,キャメル・ホンダのT.ベイリスの欠場についてお伝えしましたが,彼の代役として宇川徹が日本GPに出場することが決まりました。宇川にとってこのチームは,03年シーズンにフル参戦していたチームですから,古巣からの復帰という形になります。今シーズンの宇川は,HRCのテストライダーを中心にしながら,モリワキのテストライダーも兼ねていて,中国GPにワイルドカードで出場し,激しい雨の中15位でフィニッシュ。モリワキに貴重な1ポイントをもたらしています。ベイリスが残りのシーズンを欠場する可能性が高いようですから,ここでいい走りを見せ,代役出場が続けられるといいですね。
     
2005・9・13
☆欠場 PARTT(WGP)
○今週末は,いよいよツインリンクもてぎでの日本GPです。ここでのレースでは,キャメル・ホンダとの相性がとてもよく,02年がA.バロス,03年がM.ビアッジ,04年が玉田誠というように現在3連勝を飾っています。ところが,そのキャメル・ホンダのセカンドライダーであるT.ベイリスが,母国オーストラリアにおいてモトクロスでトレーニングをしている最中に手首を負傷してしまい,残念ながら日本GPを欠場することになりました。今シーズンなかなかいい結果が出せていないベイリスですが,その不運さがここでも出た感じです。

☆欠場 PARTU(F1)
○テスト中のクラッシュにより,2週連続開催となったイタリアGPとベルギーGPを欠場したウィリアムズのN.ハイドフェルドですが,何とその欠場中に事故に遭ってしまいました。自転車を使ってスイスでトレーニングをしている時,バイクと衝突し,肩の骨にひびが入り,何本かの指を脱臼するというような大怪我を負ってしまったのです。これにより,次戦ブラジルGPの欠場が決定。残りの中国及び日本GPも欠場の可能性が大となっています。
    
2005・9・12
☆阻止(F1)
○スパフランコルシャン・サーキットでベルギーGPの決勝が行われました。予選1位と2位を獲得したマクラーレン勢が,レースでもその好調さを発揮してワンツー体制を形成していました。しかし,スパ特有の雨が,タイヤ選択やレース結果に影響を与えていきました。1回目のピットストップまで速さを見せていたBARの佐藤琢磨でしたが,セーフティーカーの導入の間にピットイン。リスタート後の1コーナーでM.シューマッハに琢磨が突っ込むという形で絡んで両者共にリタイア。残りわずかとなった時も,J−P.モントーヤにA.ピッツォニアが追突するというアクシデントが発生して両者共にリタイア。結局タイトル争いを繰り広げているランキング2位のK.ライコネンが,ランキングトップのF.アロンソに28秒以上の差をつけて優勝。このレースでのアロンソのチャンピオン獲得を阻止しました。ただ,次回のブラジルGPで,ライコネンの順位に関わらず,アロンソが5ポイント以上獲得すればチャンピオン決定となります。なお,シューマッハに追突した琢磨ですが,その行為に違反があるということで,次戦ブラジルGPでは,10グリッド降格の処分を受けました。ピッツォニアについては,レギュラードライバーでなく,次戦は元々出場する予定ではありませんので,8000ドルの罰金というペナルティーが科せられています。

☆トップへ(BSB)
○第11戦の決勝が,オールトンパーク・サーキットで行われ,清成龍一がレース1,レース2共に優勝しました。このダブルウィンにより,それまでのラインキングトップだったドゥカティのG.ラビッラをわずか1ポイントですが上回り,ランキングトップに躍り出ました。このシリーズは,あと2戦4レース残っています。ぜひこのままのランキングで乗り切ってもらいたいものです。
     
2005・9・11
☆2チーム目(F1)
○オーストリアのエネルギー飲料メーカー「レッドブル」より発表があり,ミナルディの全株式の買収をし,運営にも携わることが決定しました。この決定により,06年は2チームの運営をすることになります。現在のレッドブルがファーストチーム,買収したチームがセカンドチームという位置づけになるようで,このセカンドチームには,レッドブルが支援してきているルーキーのためのチームという形で運営するようです。ただ,チーム名をはじめ,ドライバー等具体的なことは決まっていません。
     
2005・9・9
☆変更か(F1)
○ミシュランとブリヂストン(以下BS)との間で戦いが繰り広げられているという構図のF1ですが,今シーズンに限ってみると,現段階では圧倒的にミシュラン優勢といった状況です。そのミシュランですが,来シーズンは供給するチームを削減する方向にあるようです。それに対してBSは,有力チームがフェラーリだけという状況を打破するため,一つでも多くのチームを陣営に引き込みたいところでしょう。現段階でミシュランからBSへ変更する可能性のあるチームとして,チャンピオン争いを繰り広げているマクラーレンが噂に上がっているようです。コスト削減の方法として,タイヤをワンメークにするということが検討されているとのこと。もしそうなった場合,競争の無くなるカテゴリーからミシュランは撤退することを既に表明していますので,BSのワンメークになる可能性が大。タイヤメーカーによってマシンづくりも変わってきますので,チームとしては,早目にスイッチしておいた方が得策と考えてもおかしくないでしょう。マクラーレンの他には,ウィリアムズ,トヨタ,レッドブルなども変更しそうなチームとして名前が挙がっています。
      
2005・9・8
☆2戦連続(F1)
○イタリア,ベルギーと,F1は2週連続開催となりますが,ウィリアムズより発表があり,イタリアGPに引き続いてベルギーGPも,N.ハイドフェルドの代役として同チームのサードドライバーであるA.ピッツォニアを起用することになりました。ハイドフェルドは,8月26日に行われたテストでクラッシュ。イタリアGPでは,金曜日に行われたフリー走行には出場したものの,頭痛などが治まらず,医師の診断の結果欠場することになりました。2週連続開催のためハイドフェルドの回復が十分ではないという判断から,今回の決定に至ったようです。イタリアGPでのピッツォニアは,7位でゴールしてチームにポイントをもたらしていますので,チームとしても代役出場を安心して任せられたのかもしれません。
    
2005・9・7
☆テスト(F1)
○BARより発表があり,9月13日にジョーダンと行う合同テストに,第3ドライバーのA.デビッドソンをジョーダンで走らせることになりました。単純に見れば第3ドライバーを貸した感じなのでしょうが,来シーズンを見越しての措置であろうというのが大方の見方のようです。BARのレギュラードライバーを目指してきたデビッドソンですが,来シーズンのBARのシート獲得は絶望的。先日フェラーリからR.バリチェロが移籍してくることが決定しましたし,残りのシートにJ.バトンが座ることはほぼ間違いありません。ただ,バトンに関しては,ウィリアムズとの契約問題が解決していませんので,この問題が解決しない限りBARのシートには座れません。もしそうなっても,ホンダの強い希望がありますから,佐藤琢磨がバトンに替わってシートを獲得するのはほぼ間違いありません。という訳で,デビッドソンとしては他チームのシートを模索する必要がありますので,今回の措置がとられるようになったのでしょう。

☆キャンセル(WGP)
○「キングケニー」こと,K.ロバーツ.シニアがオーナーを務めるチーム・ロバーツから発表があり,同チームが18日に決勝を迎える日本GPを欠場することになりました。今シーズンKTM製のエンジンを使ってフル参戦していましたが,シーズン途中でKTMと袂を分かつことになってエンジンを喪失。やむなく,昨年まで使用していた同チームのオリジナルV5型エンジンを引っ張り出してきました。KTMエンジンに合わせてつくられた車体に,戦闘力が劣っていた別のエンジンを載せるわけですから,当然思うような走りができるはずがありません。今回の措置は,この点を解決するための開発を行う必要性があるからのようです。ただ,そう簡単に解決する問題でもありませんから,日本GPだけに終わらず,残りのレースもどうなるかわかりません。最終戦に出場できればというのが,チームの本音のようです。ただ,スポンサー問題もあってチームの存続自体にも不安がありますので,このままGPから消え去るということにならなければいいのですが・・・。
    
2005・9・6
☆専用チーム(WGP)
○07年から4輪に転向するのではないかという噂が耐えない王者V.ロッシですが,その中でも可能性がさらに浮上してきているのがF1への転身です。これまで2回にわたりフェラーリのF1マシンをテスト走行しているだけに,その噂に信憑性がある状態です。ここにきて,さらにその噂に拍車をかける出来事が起きました。フェラーリの社長であるL.ディ.モンテゼモロが語ったところによると,ロッシの能力を測るため,4週間ごとにフェラーリのプライベート施設でテスト走行できる専用チームを立ち上げることになったそうです。社長自らがこうしたことを明かしたわけですから,イタリアの英雄ロッシ獲得に,イタリアを代表するメーカーが本格的に乗り出したことになります。

☆チャンピオン決定(WSS)
○4日にオランダのアッセンサーキットで行われた第9戦において,ランキングトップをいくホンダのS.シャルパンティアが2位表彰台を獲得。これにより,3戦を残して今シーズンのチャンピオンを獲得しました。スズキからホンダに移籍し,チャンピオン獲得を目指していた藤原克昭は,残念ながら今シーズンにその夢を果たすことができませんでした。彼は,現在ランキング2位ですが,ランキング3位をいくヤマハのK.カーテンとは5ポイントしか離れていませんので,こちらはまだまだ予断を許さない状況です。なお,シャルパンティアと藤原が所属するテンケイト・ホンダは,4年連続のチャンピオン獲得となります。ところで,併催で行われているメインレースであるSBKの方の結果ですが,ヤマハのマシンを駆る芳賀紀行が,レース1,2でそれぞれ3位,2位を獲得し,両レース共に表彰台に上っています。優勝は,両レース共に昨年のWSSチャンピオンであるホンダのC.バーミューレンでした。
    
2005・9・5
☆トラブル(F1)
○イタリアGPの決勝レースが行われました。レース序盤は,J−P.モントーヤ,F.アロンソ,そしてJ.バトンと佐藤琢磨のBAR勢の予選上位4台が,そのままの順位で推移しました。ところが1回目のピットストップで,佐藤琢磨にトラブルが発生。給油トラブルのため,翌周にもう一度ピットインを余儀なくされました。このトラブルの影響により,バトンがピットインのタイミングをずらさざるを得なくなってしまい,順位を下げる結果となってしまいました。トップ争いは,モントーヤとアロンソの二人に絞られました。高速バトルが展開されるモンツァのためか,ブリヂストンにもミシュランにもタイヤトラブルが発生。トップをいくモントーヤにもその症状が見られるようになり,終盤には大きく開けていたアロンソとの差が徐々に短縮。しかし,何とか逃げ切ることができ,今季2勝目を挙げました。アロンソとチャンピオン争いをしているK.ライコネンは,エンジン載せ換えにより11番グリッドからのスタートとなりましたが,徐々に順位を挽回。ところが,彼にもタイヤトラブルが発生してしまい,4位でチェッカー。結局アロンソとの差が開く結果となってしまいました。

☆6年ぶり(SGT)
○第5戦の決勝が,ホンダのお膝元であるツインリンクもてぎで行われました。予選上位3台を占めたホンダ勢ですが,決勝では一時期EPSON NSXを含めた4台でトップ4を形成するシーンが見られました。その後,ポールスタートのARTA NSXにトラブルが発生して後退。それに対して,3番手スタートのRAYBRIG NSXは,リアタイヤのみ交換してピット作業を短縮するという作戦を採り,トップに浮上。2位を走るTAKATA童夢NSXとの差を5秒前後保ったままチェッカーを受けました。チーム国光にとっては,99年5月に富士スピードウェイで勝利して以来,何と6年ぶりの勝利となりました。NAエンジン搭載以来,予選でいい走りを見せるNSXですが,決勝ではなかなか結果が出ないところがありました。しかし,お膝元で見事ワンツーを達成し,ホンダにとってはまたとない形でレースを終えることができました。
     
2005・9・4
☆継続&今季最高(F1)
○第15戦イタリアGPの予選が行われ,前日のフリー走行から好調だったマクラーレン勢がこの日もいい走りを見せました。最速タイムを刻んだのは,K.ライコネンでしたが,エンジンを載せ換えての走行だったため,グリッドとしては10番降格の11番手からのスタートとなります。2番手のタイムが,J−P.モントーヤでした。今回の予選で目に付いたのは,今季不調にあえぐBAR勢でした。3番手,4番手にそれぞれJ.バトン&佐藤琢磨が入り,両者揃ってセカンドローからのスタートという今季最高の結果となりました。

☆独占(SGT)
○1ヶ月以上にわたるサマーブレイクが終わり,第5戦がツインリンクもてぎで開幕しました。初日は予選が行われましたが,今回は通常の予選と,1台ずつコースインして10番グリッドまでを決めるスーパーラップ予選が行われました。見事ポールポジションを獲得したのは,ARTA NSXでした。2,3番手には,それぞれTAKATA童夢NSXとRAYBRIG NSXが入りました。シーズン途中でターボエンジンからNAエンジンに変更したNSX勢ですが,それ以後好調な走りを見せるようになってきています。ただ,予選ではいい走りを見せるものの,決勝では結果が予選ほど十分ではないところがありますので,ホンダのお膝元での開催だけに,いい結果を残したいのではないでしょうか。
     
2005・9・3
☆継続(F1)
○第15戦イタリアGPが,フェラーリのお膝元のモンツァで開幕しました。初日は,いつものように2回のフリー走行が行われました。午前に行われた1回目のフリー走行では,いつもの(?)ようにマクラーレンのサードドライバーであるP.デ.ラ.ロサがトップタイムをマークしました。レギュラードライバーのK.ライコネンとJ−P.モントーヤは,それぞれ3,4番手につけました。午後に行われた2回目のフリー走行では,トヨタのR.ゾンタが最速タイムをマークしたものの,マクラーレン勢は2〜4番手を占めています。このところルノーとマクラーレンとの間で激しい争いが展開されていますが,最近の傾向としてはどちらかといえばマクラーレンの方が押し気味。その傾向が,今回も継続しているような感じです。
     
2005・9・2
☆F1デビュー(F1)
○今シーズン,KONDO RACINGからFポンに,TOM'SからSGTにデビューした山本左近が,10月に鈴鹿で開催されるF1日本GPにデビューすることになりました。彼が出場するのはジョーダンからで,第3ドライバーとしてステアリングを握ります。もちろん,決勝レースには出場できませんし,今回の日本GP限定となります。今シーズンの山本は,ルーキーながら7月にSUGOで行われたSGT第4戦で見事優勝。Fポンでも,第5戦でチームにポイントをもたらしています。今回のサードカードライブで好タイムを出せば,さらに注目を集めることになりますので,ぜひ好結果を出してほしいものですね。
     
2005・9・1
☆予定変更(WGP)
○2日間にわたるブルノサーキットでの合同テストが終了しました。昨日お伝えしたこのページでは,安全上の理由から,ホンダ陣営は当初予定されていた新型RC211Vのテストを中止したとお伝えしましたが,何と2日目になって突然予定変更。M.ビアッジとS.ジベルノーの二人が,新型マシンのテストを行いました。マシンを走らせたのは主にビアッジで,ジベルノーはわずか4周ほど走らせただけでした。ところで,2日間のテストの結果ですが,チェコGPのフリー走行でトップタイムをマークしていたドゥカティのL.カピロッシが,このテストにおいてもトップタイムを出し,シーズン後半に入ってドゥカティの逆襲を予感させる結果を出してきました。

☆イタリアンメーカーへ?(WGP)
○既に来シーズン以降のシート獲得に向けて動きが始まっていますが,それに伴い,様々な憶測も出てきています。顕著なところでは,V.ロッシの07年シーズンについてでしょう。かねてから4輪転向が噂されるロッシですが,来シーズンについてはヤマハとの契約が成立済み。しかし,07年シーズンについては未定です。この07年というのは,フェラーリとM.シューマッハとの契約が結ばれていない年。現段階では,恐らく06年シーズンをもって引退もしくは他チームへの移籍(こちらは可能性が薄いですが・・・)が濃厚です。既にフェラーリのF1マシンのテスト走行を体験済みのロッシが,シューマッハの替わりにフェラーリのシートに座るのではという噂が絶えず出てきています。つい最近も,「フェラーリとの間で4年契約が結ばれたのでは」という憶測も飛び出したほどです。ロッシ以外の噂では,ホンダのM.ビアッジとS.ジベルノーについてです。来シーズンのレプソル・ホンダ,つまりホンダのワークスチームについては,既にN.ヘイデンが契約を完了しています。また,250ccクラスからD.ペドロサがステップアップしてくることもほぼ確実。そうなると,誰かがホンダのシートを失うことになります。そうした場合,年齢等の関係から先に挙げた二人の名前が浮上してくるわけです。早くも,その移籍先としてドゥカティという具体的なチームまで噂としてあがってきています。ロッシのタイトル獲得が99%確定した中,これからの興味はこうしたシート獲得に向かっていくのかもしれませんね。
    
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