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2005・6・30
☆先送り(F1)
○FIMの世界モータースポーツ評議会がパリで行われました。今回行われた議題の中心は,もちろん先日のアメリカGPにおけるミシュラン勢のボイコット問題です。当初,この会議において何らかのペナルティーが発表されるのではないかと予想されていました。ところが,会議の結果を発表したFIM会長M.モズレーによると,ペナルティーの決定は,9月14日に開かれる臨時の会議まで先送りとなりました。なお,どのようなペナルティーになるにせよ,FIMが課すのはミシュラン勢のチームに対してであって,ミシュランについてはFIMの管轄外になりますので,タイヤメーカーに対するペナルティーを課すことができません。
    
2005・6・29
☆撤退(IRL)
○トヨタより発表があり,来シーズン終了をもってIRLから撤退することが明らかとなりました。94年にCARTに参戦して以来,アメリカンモータースポーツのオープンホイールレースにエンジンを供給してきた訳ですが,その活動にピリオドを打つことになったのです。ただ,トヨタにとっても重要な市場であるアメリカですから,アメリカンモータースポーツから完全に手を引くはずはありません。現在アメリカで一番人気のある4輪レースであるNASCARシリーズの中のクラフツマン・トラックシリーズに,服部茂章等へトヨタ・タンドラを供給しています。これは,NASCARシリーズのメインレースであるネクステルカップ(以前は「ウィンストンカップ」として長年親しまれていました)へフル参戦を開始する布石だと言われています。今回のIRL撤退で,この動きをさらに強めていくことは,ほぼ間違いないと考えていいでしょう。
    
2005・6・28
☆復帰(F1)
○アメリカGPにおけるミシュラン勢の決勝レースキャンセルの余波が,いまだに湧き上がっているF1の世界ですが,形としてそのきっかけとなったのがトヨタのR.シューマッハのクラッシュでした。そのラルフですが,幸いにも怪我はなかったものの,クラッシュ後のアメリカGPと,先週スペインのヘレスサーキットで行われたテストをキャンセルしていました。しかし,十分な休養になったようで,今週末に開幕するフランスGPには,ラルフが出場することをトヨタ側が明らにしました。また,彼に代わってマシンを走らせていたのがリザーブドライバーのR.ゾンタでしたが,そのフランスGPには,金曜日に出走する第3ドライバーの役を,レースからは引退し,トヨタの開発ドライバーを務めているフランス人ドライバーO.パニスが務めることも明らかとなりました。
   
2005・6・27
☆激戦(SGT)
○夕方にもかかわらず気温31度,路面温度51度という熱帯地方ならではの状況の中,第3戦の決勝レースがマレーシアのセパンサーキットで行われました。GT500クラスは,NAエンジンを搭載した伊藤大輔&R.ファーマン組のARTA NSXがホールショットを奪い,そのまま順調にトップを走行していました。そうした中,徐々に順位を上げてきたのは,昨年のチャンピオンである本山哲&R.ライアン組のザナヴィニスモZでした。レース中盤に両者がピットインを済ませた時にはほとんど差がなくなり,それ以後はテールトゥーノーズの激しい戦いとなりました。残り10周となったところで,Zがついにトップに浮上。一旦は1秒以上の差がつきましたが,残り3周というところで再びNSXがトップに。しかし,同じ周にZが抜き返し,最終的にはそのままの順位でゴールとなりました。これまでトヨタとニッサンに差をつけられていたホンダ勢でしたが,NAエンジン搭載で挽回を図りました。残念ながら勝利を収めることはできませんでしたが,今後のレースに期待をもたせる結果となりました。
GT300クラスは,ポールからスタートしたARTA Garaiyaが順調に後続との差を広げ,最終的には2位に10秒以上の差をつけて完璧な勝利を飾りました。

☆連勝(BSB)
○第7戦の決勝がノックヒルで行われ,唯一の日本人フル参戦ライダーである清成龍一が,レース1,レース2共に勝利を収めました。レース1は2位に12秒以上,レース2は7秒以上という差をつけての圧勝でした。この連勝により,怪我による欠場で順位を下げていたポイントランキングで,2位に浮上してきました。
    
2005・6・26
☆5連勝(WGP)
○オランダGPの決勝が行われ,最高峰のMotoGPクラスは,ランキングトップを行くヤマハのV.ロッシがポールトゥーフィニッシュとなりました。今回の勝利により,自身初の5連勝を達成し,今シーズン7戦目にして6勝を収めたました。2番手には,今シーズンランキング2位とホンダ勢のエース的な結果を出しているホンダ1年目のM.メランドリが入りました。ちなみに,彼の2位獲得は,最高峰クラスにおける自己最高位です。ランキングポイントでは,両者の間に早くも60点以上の差がつきました。日本人は,今シーズンの最高グリッドからスタートした中野真矢が8位,バットマンカラーの玉田誠が14位という結果でした。
なお,250ccクラスと125ccクラスは,それぞれS.ポルトとG.タルマクシが勝利しています。ポルトの優勝は今シーズン初,タルマクシは2勝目です。

☆発表(WGP)
○オランダGPの会場において,2つのことが発表されました。まず一つ目ですが,ホンダワークスのメインスポンサーは,ずっとレプソルが務めていますが,そのホンダとレプソルYPFとの間で,さらに2年間の契約延長がなされました。2つ目ですが,次戦アメリカGPにおける冠スポンサーはエネルギー飲料メーカーのレッドブルですが,あわせてスズキワークスチームのメインスポンサーもアメリカGP限定で同社が務めます。これは,同チームのJ.ホプキンスのパーソナルスポンサーが,ずっとレッドブルという縁から決定したことです。そのレッドブルカラーのマシン及びツナギ姿が,オランダGPの会場でお披露目されました。

☆NA(SGT)
○第3戦の予選が,マレーシアのセパンサーキットで行われました。GT500クラスでポールを獲得したのは,ターボエンジンからNAエンジンに変更し,圧倒的な速さを見せたARTA NSXの伊藤大輔&R.ファーマン組でした。セカンドグリッドを獲得したのは,従来どおりターボエンジンを搭載したEPSON NSXの松田次生&A.ロッテラー組でした。これまでトヨタのスープラとニッサンのフェアレディーZの後塵を拝し続けていたNSXですが,まだ予選ではあるものの,ここにきて反撃に転じてきた感がしました。
なお,GT300クラスのポールですが,こちらもARTA(マシンはGaraiya)が獲得しています。
   
2005・6・25
☆バットマン(WGP)
○オランダGPの2日目となり,MotoGPクラスの予選が行われました。現在ランキングトップの王者V.ロッシが,唯一1分59秒台を切る速さを見せ,今シーズン4回目のポールを獲得しました。2,3番グリッドは,それぞれS.ジベルノー,M.メランドリのテレフォニカ・モビスター・ホンダコンビが獲得しました。4番グリッドには,カワサキの中野真矢が入り,彼自身の今季最高グリッドを獲得しました。もう一人の日本人である玉田誠は,怪我の影響から11番グリッドとあまり目立つ走りを見せることができませんでした。ただ,ワーナー・ブラザーズとの提携により,渡辺謙が出演して話題となっている『バットマン・ビギンズ』のデザインをマシンやツナギ,ヘルメットに施して登場。今回のレース限定ではあるものの,そうした面では目立っていました。今日行われる決勝では,走りでも目立ってくれるといいですね。なお,今回使用したツナギとヘルメットは,次戦イギリスGPの開幕前日に「ライダーズ・フォー・ヘルス」の活動としてオークションにかけられ,収益をアフリカの医療活動に寄付することになっています。

☆健康被害か?(F1)
○元F1ドライバーのM.サロの両側の肺に,カーボンファイバーの粉塵が大量に付着していることを医師団が偶然に発見したとのことです。サロは,途中走れない時期はあったものの,8年間の長期にわたってF1でシートを獲得していました。今回見つかった粉塵は,明らかにブレーキダストです。レース中タイヤ交換をする際,タイヤを取り外した瞬間黒い煙のようなものが出るシーンをテレビ中継で見たことがあると思いますが,あれがカーボンブレーキの粉塵です。長い期間の蓄積により,サロの肺に付着していったのでしょう。と言うことは,ドライバーはもちろん,メカニック等の肺にもかなり付着している可能性が大です。果たしてこの蓄積したものが,人体にどのような影響を与えるのか心配になりますね。
    
2005・6・24
☆改修工事後(WGP)
○安全性確保のための改修工事を行い,全長がおよそ30m短くなっているアッセン・サーキットで,オランダGPが開幕しました。このGPは,例年通り土曜が決勝となっていますので,他の場所でのレースと比べると予選などのスケジュールも1日前倒し状態での進行となっています。初日のMotoGPクラスは,フリー走行が行われました。初日の最速タイムをマークしたのは,このコースを得意としているドゥカティのL.カピロッシでした。王者V.ロッシは,着実に2番手のタイムを出しています。
1回目の予選を行った250ccクラスは,昨年のこのレースでポールトゥーフィニッシュを達成したアプリリアのS.ポルトが暫定ポールを獲得しました。同じく125ccクラスは,前戦のカタルニアGPを独走で制したM.パシーニが,その好調さを維持して暫定のポールをゲットしました。
    
2005・6・23
☆買収(F1)
○かねてから予想されていた通り,BMWがザウバーのほとんどの株式を買収し,来季からBMWが主体となったチームとして運営されることになりました。BMW自身が独自のチームとして参戦するのは,これが初めてとなります。ザウバーは,スイスのウィンヒルに工場があります。ドイツのメーカーのBMWですが,チームの工場は,このザウバーのものを拡大して使うようです。今回の決定は,同チームのドライバーズラインナップにも間違いなく影響を与えます。もちろんまだ来季のドライバーについての発表はなされていませんが,J.ビルヌーブのシートは無くなりそうな気配です。元々ザウバーとの確執があったりして,シート喪失は時間の問題と言われることもありました。今シーズンウィリアムズからフル参戦しているドイツ人ドライバーであるN.ハイドフェルドが,今回のことによりザウバーへ移籍する可能性が浮上してきました。もしそうなった場合,ビルヌーブのシートに座る可能性が高いと思われます。
   
2005・6・22
☆特化(WRC)
○シトロエン,フォード,シュコダにタイヤを供給しているミシュランが,WRCから撤退することが明らかとなりました。ただし,完全に撤退するわけではなく,傘下にあるBFグッドリッチが代わってWRCに参入することになりました。BFグッドリッチといえば,ラリーレイドなどに実績のあるブランドです。また,JGTCのGT300クラスには,02年からARTAやアペックスMR−Sにタイヤを供給していましたが,昨シーズン終了をもって撤退しています。その代わり,今シーズン両チームには,ミシュランがタイヤを供給しています。つまり,今回の決定により,オンロード系レースはミシュランに,オフロード系レースはBFグッドリッチに特化したような感じといえるでしょう。
    
2005・6・21
☆合同声明(F1)
○ミシュランユーザーの不出走により,決勝レースが6台で行われるという前代未聞の失態となったアメリカGPでしたが,そのミシュランユーザーである7チームから合同声明が出されました。もちろん内容は,レース観戦者,TV視聴者,F1ファン,各スポンサーに向けての謝罪です。しかし,どんなに謝罪の声明を出しても,今回の大失態はそう簡単には許されるものではありません。私自身昨年日本GPを観戦しに行きましたが,その労力,使ったお金等要したエネルギーはかなりのものでした。そこまでして観戦しに行ったレースがああいう風になってしまったら,間違いなく「怒り心頭」に達したことでしょう。台風により土曜の予定がなくなっただけでも,「少しお金を戻してよ〜」といった感情が実際起きました。台風はどうしようもならない事態で致し方ないのですが,今回のは完全に人為的なミス。優勝したM.シューマッハが証言していましたが,例えミシュラン側から提案があった「最終コーナーにシケインを設ける」ということをやっても,タイヤトラブルは起きる可能性が大だということをミシュランユーザーは知っていたとのこと。ミシュランには,自身の危機管理の甘さを今一度見直す必要があるでしょうし,タイヤに関するレギュレーションの点検を再度する必要もあるようです。
   
2005・6・20
☆前代未聞(F1)
○アメリカGPの決勝が,前代未聞の形で行われました。金曜に行われたフリー走行において,タイヤトラブルによりR.シューマッハがクラッシュしたことは昨日お伝えしました。この件を受けてミシュラン側は,タイヤの安全が保障できない(10周しかもたないとの噂)として,予選終了後ではありますがタイヤ交換を要求しました。しかし,レギュレーションによりこれは却下。さらに,タイヤに負担が大きい最終コーナーにシケインを設けるという提案がなされましたが,FIAは「10周ごとのピットインか,最終コーナーをゆっくり走る」という感じのアドバイスをするのみとなりました。そうしたタイヤに関する問題を抱えたままレース進行がなされ,フォーメイションラップがスタート。通常そのままグリッドに向かいますが,ミシュラン勢はピットロードへ。結局ブリヂストンユーザーであるフェラーリ,ジョーダン,ミナルディの3チーム6台による決勝となってしまいました。結局,M.シューマッハ,R.バリチェロの順でチェッカーを受け,シューマッハは今シーズン初勝利を挙げました。ドライバーズランキングでも,シューマッハが3位に浮上しています。異常な形で行われた今回のレースは,F1界に大きな汚点を残したとしかいいようのないものとなってしまいました。

☆前人未到(ルマン24)
○24時間にわたる決勝が行われ,チャンピオン・レーシングの3号車(JJ.レート&M.ベルナー&T.クリステンセン組)がトップでチェッカーを受けました。レース後半には,ペスカローロ・スポーツの16号車が同一周回まで追い上げ,チェッカーまでわからないという展開となりましたが,水温上昇という症状が現れて作業を行ったため差が開いてしまいました。今回の勝利により,クリステンセンは前人未到の6連覇を達成しました。また,通算で7勝目となり,J.イクスの記録を超えて最多勝記録を更新しました。なお,オールジャパンで望んだジムゲイナー・インターナショナルは,レース中盤に5位を走行中トラブルでリタイアとなっています。
     
2005・6・19
☆初ポール(F1)
○アメリカGPの予選が行われ,トヨタのJ.トゥルーリが最速タイムをたたき出してポールを獲得しました。今回のポールは,トゥルーリ自身にとっては3回目ですが,トヨタにとってはF1参戦以来初めてのものとなりました。2番グリッドは,このところ好調な走りをしているマクラーレンのK.ライコネンが獲得しました。なお,フロントローを獲得したこの2台が,1分10秒台のタイムとなっています。昨年のこのレースで自身初となる表彰台を獲得した佐藤琢磨は,8番グリッドを獲得していて,僚友のJ.バトンが3番手となっています。

☆欠場(F1)
○金曜日に行われたフリー走行の2回目において,トヨタのR.シューマッハは最終コーナーでクラッシュしました。幸いにも本人には怪我はありませんでしたが,大事を取って以後の走りをキャンセルし,代役としてR.ゾンタが出走しています。今回のクラッシュの原因は,左リアタイヤのトラブルでした。同じタイヤを使用するミシュラン勢は,このクラッシュにより一時期騒然となりましたが,予定通り予選等が行われました。今回ラルフがクラッシュした場所は,奇しくも昨年彼自身がクラッシュした場所と同じでした。昨年のクラッシュは,一歩間違えば命に関わるほどの重傷だっただけに,彼はもちろん,回りの人間も今回のクラッシュには肝を冷やしたことでしょう。
    
2005・6・18
☆独占(ルマン24)
○雨が上がってドライコンディションの中,予選2日目が行われました。暫定ポールはペスカローロ・スポーツの17号車が獲得しましたが,2日目は16号車(E.コラール&J−C.ブイヨン&E.コマス組)がトップタイムをマークし,見事ポールポジションを獲得しました。2番手のタイムをマークしたのは,暫定ポールだった17号車で,ペスカローロのフロントロー独占となりました。今シーズンのレギュレーションにより,いわゆる「手かせ足かせ」状態のアウディR8勢は,チャンピオンレーシングの2号車(F.ビエラ&E.ピッロ&A.マクニッシュ組)の3番グリッドが最高でした。オールジャパンのジムゲイナー・インターナショナルは,4番グリッドを獲得しています。

☆好調(F1)
○インディアナポリス・モーター・スピードウェイで行われるアメリカGPが開幕し,初日は2回のフリー走行が行われました。そこでトップタイムをマークしたのは,南米アルゼンチン出身のJ−P.モントーヤでした。2番手のタイムは,僚友のK.ライコネンがマークし,フリー走行ではあるものの,このところ好調のマクラーレンのワンツーとなりました。3番手がR.バリチェロ,4番手がM.シューマッハというように,昨年のこのレースでワンツーフィニッシュを達成しているフェラーリが速さを見せました。
    
2005・6・17
☆獲得なるか(ルマン24)
○世界三大レースの一つである伝統のルマン24時間耐久レースの予選1日目が行われ,ペスカローロ・スポーツの17号車が暫定のポールを獲得しました。17号車のドライバーは,E.エラリー,S.アヤリのルマン24で実績ある2人と,現在WRCでランキングトップを行くS.ロウブがステアリングを握っています。今日予選2日目が行われますが,WRCのチャンピオン第一候補がルマンでのポール獲得となるでしょうか。なお,童夢・無限のパッケージというオールジャパンで臨んでいるジムゲイナー・インターナショナル(ドライバーは道上龍&荒聖治&金石勝智の3人)は,暫定の6番手につけています。
     
2005・6・16
☆復活(ルマン24)
○プジョーより発表があり,07年のルマン24を目標にして参戦することになりました。プジョーのルマンといえば,かつてCカーを中心としてレースが行われている時に,現在F1でフェラーリの監督を務めているJ.トッドがプジョーの監督として参戦し,レースを制したことがありました。その時の勝利が,Cカーそのものの最後の勝利となっています。そのプジョーの復活ですが,何とディーゼルエンジンを搭載しての戦いとなります。ご存知のように,近年のヨーロッパでは,エコカーとしてディーゼルエンジンの需要が高くなってきています。それだけに,プジョーの今回のプロジェクトは,ヨーロッパのメーカーとしては当然の成り行きと考えられるかもしれません。特に,プジョーは,今シーズン終了後にWRCから撤退しますから,今回のプロジェクトが新たな目標となります。パワー的にはやや劣る傾向にあるディーゼルエンジンですが,果たしてどこまでパワーを上げられるか注目されますね。
   
2005・6・15
☆久々に(SGT)
○NISMOは,明日16日(木)に富士スピードウェイにおいてプライベートテストを予定しています。そのテストに,何と元F1ドライバーのM.サロが参加することになりました。彼がステアリングを握るのは,もちろんSGT仕様のフェアレディZです。サロ自身このシリーズに興味を示していたようで,NISMOがそれに応える形で今回のテストへの参加となったようです。ご存知のように,サロは以前日本のF3000にフル参戦していましたし,日本人女性と結婚しているほどの親日家でもあります。今回の参加が,今年もしくは来季のフル参戦につながるかもしれませんね。
    
2005・6・14
☆学内で(ルマン24)
○東海大学とエンジンやマシン開発を手がけるYGKとが新たなマシン開発を行い,ルマン24参戦を目指している(現段階での目標は06年)産学連携プロジェクトが進行中です。このプロジェクトは,以前日産のCカー開発に関わり,現在東海大学の教授である林義正氏が中心となって行われています。現在開発を続けているマシンは,ジャガーXJR15をベースとし,林教授が開発したツインターボエンジンを載せ,学生たちのアイディアを随所に取り入れながらつくられています。先月の31日にスポーツランドSUGOで開発ドライバーを務める鈴木利男の手によりシェイクダウンテストが行われましたが,昨日東海大学のキャンパスで大勢の学生に見守られながらデモランが行われました。まだ今すぐ参戦というところまでには至ってないようですが,学生たちの夢を載せたマシンが,一歩一歩出来上がっているようです。来年のルマン24のスターティンググリッドに,このマシンが並んでいるといいですね。
    
2005・6・13
☆勝利のパターン(WGP)
○第6戦の決勝が,10万人を超える観衆を集めて行われました。最高峰のMotoGPクラスは,ランキングトップを行くV.ロッシが勝利し,今季5勝目を挙げました。レースは,S.ジベルノーとロッシとの一騎打ちになりました。ロッシは,終盤になって前に出,最速ラップをマークしながら逃げ切るといういつもの勝利のパターンでトップチェッカーとなりました。3番手にジベルノーのチームメイトであるM.メランドリが入り,青系のツナギ3人が表彰台に並びました。ロッシが勝利したわけですが,マシンで見るとホンダRC211Vが2位から6位までを占め,マシンとしての優位性をあらためて示した形となりました。日本人ライダーの中野真矢は9位でチェッカーを受けたものの,玉田誠は序盤に転倒リタイアとなっています。
250ccクラスは,ポールからスタートしたD.ペドロサが中盤からトップに出てそのまま逃げ切り,今季4勝目を挙げました。なお,カタルニアGPでこのクラスをスペイン人ライダーが制したのは,今回が初めてでした。日本人ライダーの青山博一と高橋裕紀は,それぞれ4位,7位でゴールしました。125ccクラスは,中国GPを制したM.パシーニが独走で今季2勝目を挙げました。日本人ライダーは,小山知良が今季3度目の5位フィニッシュとなりました。予選5番手と自己最高グリッドからスタートした葛原稔久は,前日の転倒で負ったブレーキトラブルのためどんどん順位を下げ,結局ポイント圏外の21位でゴールしています。

☆今季初(F1)
○カナダGPの決勝レースが行われました。このGPは毎年波乱がおき,サバイバルレースとなるのが常といった感じになるのですが,今回のレースもそうなってしまいました。1周目を終えた段階では,今季絶好調のルノー勢がワンツーを占め,上々のスタートとなったわけですが,G.フィジケラがマシントラブル,F.アロンソがミスによるクラッシュで今季初のダブルリタイアとなりました。それと入れ替わるように,K.ライコネンとJ−P.モントーヤのマクラーレン勢がワンツー体制となりました。しかし,ピットインした際,ピットレーンでの信号を無視したということでモントーヤは失格処分を受けました。ここ数戦でいい走りを見せているライコネンは,徐々に後続との差を広げていき,最終的に今季3勝目を挙げてサバイバルレースを制しました。2位,3位には,それぞれM.シューマッハとR.バリチェロが入り,フェラーリとしては今季初のダブル表彰台となりました。今季初のポールポジションからスタートしたJ.バトンは,47周目に壁の餌食となってリタイアとなりました。また,予選5番手からスタートした佐藤琢磨は,ミッショントラブルにより緊急ピットイン。マシンを修復して24周遅れでレースに復帰したものの,再びトラブルが発生してリタイアとなりました。予選好調だったBARでしたが,今季を象徴するかのようなダブルリタイアとなってしまいました。

☆前哨戦(8耐)
○鈴鹿8耐の前哨戦となる「鈴鹿300km」決勝が行われました。このレースは,昨年から一つの独立したレースとして行われています。8耐制覇に向け熱い走りが展開されましたが,見事そのレースを制したのは,渡辺篤&加賀山就臣ペアで走行した国内トップのプライベーターとも言えるヨシムラでした。8耐での連勝記録継続を狙うホンダですが,そのナンバーワンチームと言える宇川徹&清成龍一ペアのセブンスター・ホンダは,トップから約1.2秒遅れの2位でチェッカーを受けています。3位には,ヨシムラと双璧のプライベーターとも言えるモリワキが入りました。なお,今回は松戸直樹が一人で走行しています。
なお,600ccマシンで争われる併催の「鈴鹿200km」において,TSRからエントリーしていた佐藤圭介選手が,アクシデントによる転倒でお亡くなりになるという悲しい結果となってしまいました。佐藤さんのご冥福を心よりお祈り致します。
   
2005・6・12
☆反撃なるか PARTT(F1)
○第8戦カナダGPの予選が,気温30度,路面温度50度をそれぞれ超える,この時期としては猛暑の中行われました。ポールポジションを獲得したのは,ペナルティーを受けたため,いまだにノーポイントのチームの一つであるBARのJ.バトンでした。彼のポール獲得は,昨年のサンマリノGP以来,自身2度目となります。同僚の佐藤琢磨も好調で,今シーズンの最高グリッドを獲得したサンマリノGPと同じ6番グリッドとなりました。2番グリッドを獲得したのはフェラーリのM.シューマッハで,今シーズンの最高グリッドをマークしたバーレーンGP以来の同じグリッドとなります。昨シーズン好調で,今シーズン絶不調となっているチームがフロントローからスタートすることになりました。果たして今回の結果が,反撃ののろしを上げるいい機会となるのでしょうか。

☆反撃なるか PARTU(WGP)
○第6戦カタルニアGPの予選が行われました。MotoGPクラスは,母国GP制覇に燃えるS.ジベルノーが,今シーズン2度目となるポールを獲得しました。今年こそロッシを破ってチャンピオン獲得に燃えていた彼ですが,ここまでなかなかいい流れをつかむことができず,先週行われたイタリアGPは転倒リタイアに終わっていました。母国でのポール獲得をきっかけとして,反撃となるのか注目です。2番グリッドを獲得したのは,今シーズン好調のM.メランドリでした。つまり今回の予選は,テレフォニカ・モビスター・ホンダのワンツーとなったわけです。王者V.ロッシは3番グリッドで,しっかりと今季5勝目を狙える位置についています。玉田誠と中野真矢は,それぞれ10番グリッド,12番グリッドとなりました。
250ccクラスは,先週行われたイタリアGPを制したD.ペドロサが,今シーズン3度目となるポールを獲得しています。125ccクラスは,KTMのM.カリオが今季4度目となるポールを獲得しました。イタリアGPでは,トップを走行しながら最終ラップの最終コーナーで転倒するというアクシデントに見舞われただけに,雪辱を期するものがあることでしょう。日本人では,ルーキーイヤーながらアクシデント続きの葛原稔久が,自己最高となる5番グリッドを獲得しています。シーズン前のテストから怪我をしたりして,なかなかいい流れが生まれていない彼だけに,これがいいきっかけとなるといいですね。
   
2005・6・11
☆母国GPだけに(WGP)
○第6戦カタルニアGPが,スペインのバルセロナにあるカタルニアサーキットで開幕しました。最高峰MotoGPクラスは,フリー走行が行われ,スペイン人ライダーのM.メランドリがトップタイムをマークしました。しかも,昨年同じくスペイン人ライダーであるS.ジベルノーがマークしたコースレコードより,1.3秒以上速いタイムでした。2番手のタームをマークしたのは,前戦から復帰した玉田誠でした。なお,昨日お伝えした,地元グランプリということから怪我をおして出場したT.エリアスですが,やはり出場するのは無理だったようで,8周しただけで走行を取りやめ,欠場を決めました。なお,彼の代役には,前と同じようにC.チェカの弟であるD.チェカ(やはりスペイン人)を起用します。
250ccクラスは,前戦でポールを獲得したスペイン人ライダーのJ.ロレンソが,今回も最速タイムをマークし,暫定のポールポジションを獲得しました。なお,125ccクラスは,イタリアンライダーであるM.パシーニ(チームオーナーは,超人気者のサッカー選手であるあのトッティーです。前戦のイタリアGPでは,サーキットに姿を見せていましたね。)が暫定ポールです。

☆継続参戦(Fポン)
○マッチこと近藤真彦がオーナーを務めるKONDO Racingより発表があり,先日行われた第4戦で代役参戦をし,見事チームに久々のポイントをもたらしたR.クインタレッリを,第5戦以降も継続して参戦することになりました。彼の駆るマシンは,前回と同じゼッケン4番のマシンで,3番はこれまでどおり山本左近です。
   
2006・6・10
☆不協和音(F1)
○シーズン突入以来,ザウバーのJ.ビルヌーブに関して,シート喪失の噂が絶えない状況が続いています。そうした中,チームオーナーであるP.ザウバーは,公の場でジャックの“遅さ”を批判するような発言が時々あります。さすがに元チャンピオンとしては黙っていることができず,今週末に行われる母国カナダGPでのプレスカンファレンスの場でこうしたオーナーの行動に対して批判しました。確かにビルヌーブの発言にも一理あり,今シーズンのザウバーのマシンのパフォーマンスはかなり低いようです。僚友のF.マッサがいまだに一度しかポイント獲得できていないことも,そのことの証明と言えます。ただ,モナコGPでチームメイト同士での接触を引き起こすというおよそチャンピオンらしくないことがあったのも事実。こうしたチーム状況の中で,果たしてシーズン終了まで同じ体制が維持できるのでしょうか?

☆母国GPだけに(WGP)
○フランスGPの後で行われたテストにおいて転倒し,舟状骨などを傷めたT.エリアスが,今週末に行われるカタルニアGPに出場することを決意しました。本当はまだ十分回復しているわけではないようですが,やはり母国GPということが今回の出場につながっていると考えられます。ただ,実際に走ってみて,やはり無理なようであれば途中でキャンセルすることも視野に入れているようです。
    
2005・6・9
☆認められて(WGP)
○中国GPにおいてレギュラーライダーのA.ホフマンの代役で参戦し,2位というカワサキがGPに復活して以後の最高結果をもたらしたO.ジャックが,その走りを認められてカワサキとの間で新たな契約が成立しました。その契約とは,ドイツとバレンシアのレースに,第3ライダーとしてワイルドカードで参戦するというものです。また,06年型マシンの開発ライダーとして,プロトタイプマシンの開発及びブリヂストンのタイヤテストを行う契約も結ばれました。なお,カワサキ側のコメントによると,06年型マシンは大幅な改良が加えられるということで,そういった意味でもジャックの責任というのは重要なものとなります。
   
2005・6・8
☆BMW(F1)
○このところようやく表彰台を獲得するようになったウィリアムズですが,彼らが使っているBMWエンジンを失うことになるという噂は今でもまことしやかに言われているようです。そして,ここにきてチームオーナーであるF.ウィリアムズが,その噂を認めるような発言を行うようになりました。さらに,ホンダやトヨタなどの他のエンジンビルダーとの話し合いを行っていることも認めています。また,(BMWがチームを買収して)新たなBMWユーザーとなりそうなのがザウバーですが,そのチームオーナーであるP.ザウバーも,その可能性を認めているようです。ただし,まだ契約には至っていないようです。現段階では,どうやら来月中に契約発表となりそうな気配のようです。もちろん,大どんでん返しが起こる可能性のあるのがF1の世界でもあるのですが・・・。
   
2005・6・7
☆水を差される(BSB)
○第6戦の決勝が,クロフトサーキットで行われました。ヒート1は,ホンダのマシンを駆るランキングトップのM.ルターがポールからスタートし,序盤はトップを走行しました。5周目に僚友の清成龍一がトップに浮上すると,コースレコードを更新する走りを見せながら差を広げていき,今季6勝目を挙げました。ヒート2でもその勢いは続き,しばらくの間トップを走行していました。ところが,途中で雨が降り始め,赤旗中断となってしまいました。その中断で水を差されてしまったのか,再開以後は4台でのバトルとなり,結局ドゥカティのマシンを駆るG.ラビッラが優勝。清成は,最終ラップにルターにかわされ3位でチェッカーとなりました。
   
2005・6・6
☆イタリア(WGP)
○イタリアGPの決勝が行われました。最高峰のMotoGPクラスは,V.ロッシ,M.ビアッジ,L.カピロッシ,M.メランドリという4人のイタリア人ライダーによる激しい優勝及び表彰台争いが展開されました。終盤は,ロッシとビアッジによるトップ争い,カピロッシとメランドリによる3位表彰台争いとなり,最終的には最初に名前を記した順でチェッカーとなりました。カピロッシの表彰台獲得により,イタリアンメーカーであるドゥカティにとっても今季初表彰台となりました。まさに,イタリア人にとってこたえられないレースとなりました。初日にトップタイムをマークしたスペイン人ライダーのS.ジベルノーは,7ラップ目に転倒リタイアを喫しています。
125ccクラスは,最終ラップの最終コーナーで上位2名がリタイアするという波乱の展開となり,G.タルマクシが初勝利を挙げました。また,250ccクラスは,ランキングトップのD.ペドロサが勝利しましたが,この勝利は,彼にとってムジェロサーキットでの初勝利となりました。

☆雨(Fポン)
○第4戦の決勝レースが行われました。今回の決勝レースは,途中で大変激しい雨が富士スピードウェイを襲い,赤旗中断となりました。それにより,30周までを第1パート,再開以後を第2パートとし,第2パートのスターティンググリッドが第1パートの順となりました。レース結果となる第2パートは,5周の間はセーフティーカーの先導による走行で,6周目にローリングスタートとなりました。終盤は,B.トレルイエと松田次生によるトップ争いが展開され,18周目の300Rで両者が接触するという激しいものとなりました。最終的には,B.トレルイエがトップでチェッカーを受けました。松田は接触による影響でマシンにトラブルが出,本山哲にもパスされて3位でチェッカーとなりました。なお,予選で好調だったKONDOレーシングですが,レギュラードライバーの山本左近は第1パートでリタイアを喫したものの,代役参戦のR.クインタレッリが5位入賞を果たし,今季初ポイントをチームにもたらしました。
   
2005・6・5
☆最後に(WGP)
○イタリアGPの予選が行われ,MotoGPクラスは,終了間際の最後のアタックでヤマハのV.ロッシが最速タイムをマークしてポールポジションを獲得しました。母国グランプリ4連覇に向け,いいスタートを切った感じでしょう。セカンドグリッドには,それまでの最速だったホンダのS.ジベルノーがつくことになりました。第1列目最後となる3番グリッドには,母国グランプリに燃えるホンダのM.ビアッジが入りました。ビアッジの1列目獲得は,今シーズン初めてとなります。日本人ライダーの中野真矢,玉田誠は,それぞれ9番手,10番手となっています。
なお,125ccクラスのポールは,今シーズン3度目となるKTMのM.カリオが獲得しました。また,250ccクラスは,自身初となるホンダのH.ロレンソがポールを獲得しています。

☆大接戦(Fポン)
○第4戦の予選が,新規改装となった富士スピードウェイで行われました。午後から雨が降るのではないかという予想もあったのですが,終日ドライコンディションで行われました。ポールを獲得したのは,昨年のチャンピオンR.ライアンでした。彼のポール獲得は,今シーズン初となります。2,3番手には,それぞれ平中克幸,片岡龍也が入り,新鮮な顔ぶれとなっています。健闘したのはKONDOレーシング所属のライダーで,フル参戦ドライバーの山本左近が5番手,代役参戦のR.クインタレッリが6番手となっています。なお,今回の予選は,全車が1秒以内にひしめくという大接戦となっています。
    
2005・6・4
☆スペインが(WGP)
○第5戦イタリアGPが,ムジェロサーキットで開幕しました。MotoGPクラスの初日はフリー走行でしたが,チーム及びライダーがスペインであるS.ジベルノーがトップタイムをマークしました。2,3番手が,それぞれM.ビアッジ,V.ロッシのイタリア人となっています。4,5番手には,C.チェカとL.カピロッシというイタリアのメーカーであるドゥカティ勢がつけています。今回からようやく復帰となった玉田誠は,11番手でした。
125,250ccクラスは,1回目の予選が行われました。125ccクラスの暫定ポールは,絶好調のKTM勢の中でもさらに好調なM.カリオが獲得しました。250ccクラスは,イタリアのメーカーであるアプリリアが好調で,C.ストーナーの暫定ポールをはじめ,暫定のトップ3を独占しています。

☆懐かしの(F1)
○既に来年以降に関する様々な噂が飛び交っているF1の世界ですが,その中でウィリアムズのエンジンについて噂が浮上してきているようです。現在BMWエンジンユーザーであるウィリアムズですが,何とホンダエンジンにスイッチするのではないかというのです。F1に復帰後のBMWは,伝統あるウィリアムズと組むことでチャンピオン争いに絡んでいくことを望んでいた訳ですが,実際にはなかなかそのレベルまで到達していません。このことに業を煮やしたBMWは,ザウバーを買収して自らのチームを持ち,成果を挙げようとしているという話が出てきています。エンジンを失う可能性のあるウィリアムズは,他のエンジンサプライヤーに声をかけ,その中にホンダが含まれているという噂なのです。もしそのことが実現すると,あのキャノンのロゴが入ってN.ピケがチャンピオンを獲得した時代と同じ「ウィリアムズ・ホンダ」が復活することになります。ただし,現実は厳しいようで,現段階では,BAR以外のチームにエンジンを供給する予定がホンダにはないようです。
    
2005・6・3
☆復帰(8耐)
○国内有数のプライベートチームの一つであるハルクプロより,8耐の参戦発表がありました。それによると,現在ST600クラスのランキングトップを行く同チーム所属の安田毅史が8耐に出場しますが,その相棒に,何と元WGP125ccクラスチャンピオンの青木治親が決定しました。ご存知のように,青木は昨年オートレースに転身し,デビュー戦でいきなり優勝を飾りました。今年5月に行われた新人王決定戦でも見事優勝し,その実力のほどを示しました。その青木が,国内最大の2輪の祭典とも言える8耐に復帰することになったのです。左回りしかないオートレースですが,国内屈指のテクニカルコースである鈴鹿サーキットでどのような走りを見せるか,とても楽しみですね。
    
2005・6・2
☆代役(Fポン)
○“マッチ”こと近藤真彦のチームであるKONDOHレーシングより発表があり,今週末に富士スピードウェイで行われる第4戦で,レギュラードライバーであるチェコ人ドライバーのJ.ヤレスに代わって,R.クインタレッリが出場することになりました。この交代は,今のところ第4戦のみとなっています。理由については,ヤレスのチェコ側マネジメントの都合で来日できないからとなっています。代役で出場するクインタレッリは,今シーズンSGTにTOYOTA TEAM SARDからフル参戦している,いわゆる“箱型マシン”を駆っているドライバーです。しかし,昨年8勝をマークして全日本F3チャンピオンに輝いたドライバーでもありますから,フォーミュラカーの運転に関して何ら支障はないでしょう。
   
2005・6・1
☆兄弟(WGP)
○フォルトゥーナ・ヤマハより発表があり,先日行われたルマンでのテストで負傷したT.エリアスの代役として,D.チェカが今週末に行われるイタリアGPに出場することになりました。ご存知の方も多いと思いますが,彼は,ドゥカティからフル参戦しているC.チェカの弟です。以前WGPの250ccクラスでフル参戦していましたが,現在は世界耐久選手権に出場しています。昨年は,同シリーズでチャンピオンに輝いていますし,今年は,ルマン24時間において絶好調のスズキ勢(その中に北川圭一がいます)を抑えて優勝を飾っています。今回の代役参戦により,チェカ兄弟が初めて同じコース上に並ぶことになるわけです。
     
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