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2020/07/31(金) ☆ドライバー初(F1) ○新型コロナウィルス(COVID-19)の感染拡大により,F1はレースウィークを前にドライバーやチーム関係者全員に新型コロナウイルスの検査が義務づけられています。今日から第4戦イギリスGPがシルバーストーン・サーキットで開幕しますが,それを前にして検査が実施されました。そして,その検査においてレーシングポイントF1チームのS.ペレスに陽性反応が出たため,今回のレースを欠場することになりました。ドライバーの中でレース前の検査において陽性反応が出たのは,今回のペレスが初となります。今回の欠場に関して同チームから発表があり,イギリスGPには2台体制で臨むということです。となる時になってくるのは,誰がその代役をするのかということです。その点に関して噂にのぼっているのは,S.バンドーンとE.グティエレスの2人です。同チームはメルセデスのパワーユニットユーザーの1つです。そして,この2人はどちらもメルセデスのリザーブドライバーを務めています。今回の発表では,2台体制という点は発表されているものの,誰がペレスの代役になるのかは明らかにされませんでした。ただ,バンドーンについては,メルセデスのマシンを駆って電動フォーミュラカーで争われているフォーミュラEにフル参戦していますが,そのレースがドイツのベルリンにある旧テンペルホーフ空港において8月5日(水)から8月13日(木)の9日間で6レースが予定されていますので,もしイギリスGPにも参戦するとなるとかなりタイトなスケジュールになることは間違いありません。 |
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2020/07/30(木) ☆スポット参戦(JRR) ○今シーズンまだ1戦も行われていないJRRですが,来月9日(土)にようやく宮城県にあるスポーツランドSUGOで開幕を迎えます。そのレースに関して7月27日(月)にヨシムラスズキMOTULレーシングから発表があり,JSB1000クラスにスポット参戦することになりました。今シーズンのJSB1000クラスは,JRRにおけるスズキの実質的ワークスであるヨシムラを始め,ホンダワークスであるHRC,カワサキの実質的ワークスであるKawasaki Team GREENがフル参戦をとりやめてやや寂しい状況となっています。ただ,今年は11月に開催されることになった鈴鹿8耐に関しては,ヨシムラは参戦することになっています。今回のスポット参戦は,実践を通してのマシン開発が主目的となります。なお,今回のスポット参戦で使用するマシンは,当然スズキGSX-R1000で,それを駆るライダーは,今季で同チーム3年目を迎える渡辺一樹となります。 |
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2020/07/29(水) ☆パートナー契約(F1) ○マクラーレンF1から発表があり,ガルフオイルとの間で複数年のパートナー契約が成立しました。今回の契約により,ガルフのロゴが今季型マシンMCL35のエンジンカバーとミラーをはじめ,ドライバーのレーシングスーツやピットクルーのウエアなどに掲示されることになります。さらに,来季からF1マシンに同車のオイルが使われることになります。また,マクラーレンといえばマクラーレン・オートモーティブとして市販車を発売していますが,こちらとも提携していて,潤滑油サプライヤーとなって全ての市販車は最適化されたガルフオイルと燃料が搭載されますまた,カスタマーイベントや小売店等で展示されることにもなります。マクラーレンとガルフオイルとの提携は今回が初めてではなく,元をたどると1968年に始まって1973年シーズン終了まで続きました。その後一旦は関係が途切れましたが,1990年代に入ってル・マンでの提携が復活し,水色とオレンジのガルフカラーに彩られたマクラーレンF1 GTRが勝利を重ねていった歴史もあります。なお,今回の発表では,契約期間は複数年ということで,具体的な年数は明らかになっていません。 |
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2020/07/27(火) ☆追加(F1) ○新型コロナウィルスの感染拡大により,いずれのカテゴリーも予定されていたレースカレンダーが変更となっています。F1ももちろんそうで,元々は全22戦で組まれていましたが,つい先日までは第10戦までのカレンダーが発表されていました。そして,7月24日(金)にF1から発表があり,新たに3戦加わって現段階で全13戦まで開催が決まりました。ただ,F1を主催するリバティ・メディアとしては最低でも15戦は開催する意向がありますので,今後も新たなカレンダーが発表されることになる見込みです。今回の発表によると,新たに追加されるのはドイツのニュルブルクリンク,ポルトガルのポルティマオ,イタリアのイモラの3つです。いずれもヨーロッパで,それ以外の地域は含まれていません。これはやはり新型コロナウィルスが原因で,ヨーロッパ以外となると入国前後の規制がかかっている国が多く,レース関係者が容易に出入りすることができません。そして,もう1つの大きな要因が,無観客レースでの開催です。ヨーロッパ以外で開催するとなると,マシンや人間の移動にかなりの費用が必要となり,無観客ではそうした費用をまかなうことが厳しくなります。費用をまかなうとすると当然多くの観客を入れなければならず,現在の状況では現実的に難しいことも確かでしょう。恐らく今後追加されるのもヨーロッパもしくはその近隣ということになるでしょうし,開催資金等を考慮に入れると,オイルマネーがある中東という線が出てきます。果たして少なくとも後2つのレースが追加されるでしょうが,それがどこになるのか注目です。なお,今回発表されたレースも含め,現段階で決まっているレースカレンダーは以下の表のようになっています。 |
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2020/07/27(月) ☆連勝&初優勝(MotoGP) ○第3戦アンダルシアGPの決勝レースが,ドライコンディションとなったヘレス・サーキット・アンヘル・ニエトで行われました。MotoGPクラスは,ポールからスタートした前戦のウィナーであるペトロナス・ヤマハSRTのF.クアルタラロが,オープニングラップに2番グリッドからスタートしたモンスター・エナジー・ヤマハMotoGPのM.ビニャーレスにトップのアタックを受けたものの,これを交わしてから順調にトップの座を守り,最終的に2位に4秒以上の差をつける独走で連勝を飾りました。モンスター・エナジー・ヤマハMotoGP勢による2位争いが展開されていきましたが,ビニャーレスがV.ロッシとのバトルを制して2戦連続2位を獲得しています。3位にロッシが入ったことで,ヤマハ勢が表彰台を独占しました。そして,4位に入ったのがLCRホンダ・イデミツの中上貴晶で,MotoGPクラスにおける自身最高位を獲得すると共に,ホンダ勢として最上位でした。今回の決勝レースは完走が13台で,まさにサバイバルレースとなっています。なお,中上はランク争いで4位に浮上していて,これも自己最高位となります。 Moto2クラスは,3番グリッドからスタートしたイタルトランス・レーシング・チームのE.バスティアニーニが,2位に2秒以上の差をつけてトップでチェッカーを受け,このクラスで自身初優勝を飾りました。2位には前戦の勝者であるL.マリーニが,3位にはM.ベツェッキが入り,スカイ・レーシング・チームVR46が表彰台の2つを独占しました。ここまでランクトップを行くレッドブルKTMアジョの長島哲太は,初日に転倒して以後思うようにペースを上げることができない状態が続いていましたが,決勝レースでも上位に顔を出すことができず,11位でのチェッカーとなっています。ただ,わすか5ポイント差ではありますが,ランクトップの座は何とか守っています。 Moto3クラスは,今季開幕戦からずっとポールを獲得してきたSIC58スクアドラ・コルセの鈴木竜生が,5台によるトップ争いを最後まで展開していきました。他のマシンから追撃は受け続けたにもかかわらず,マシンのセットアップがうまくいっているようで,危なげない走りを最後まで展開し見事今季初勝利をポールトゥーフィニッシュで飾りました。今回の勝利により,鈴木はランク2位に浮上しています。2,3位には,それぞれペトロナス・スプリンタ・レーシングのJ.マクフィー,スカイ・レーシング・チームVR46のC.ビエッティが入っています。他のフル参戦日本人ライダー勢は,ルーキーライダーであるエストレージャ・ガルシア0,0の山中琉聖が自己最高位となる9位,レッドブルKTMアジョの鳥羽海渡が11位でチェッカーを受けてポイントを獲得しています。ホンダ・チーム・アジアの國井勇輝は,16位でチェッカーとなり,惜しくもポイント獲得を逃しています。レッドブルKTMテック3の佐々木歩夢とホンダ・チーム・アジアの小椋藍は,どちらも接触により転倒を喫し,一旦は復帰したものの,最終的にリタイアに終わっています。 |
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2020/07/26(日) ☆2戦連続(MotoGP) ○2週連続開催となるMotoGPですが,その2つ目のレースとなる第3戦アンダルシアGPの予選が,ドライコンディションとなったヘレス・サーキット・アンヘル・ニエトで行われました。MotoGPクラスは,前戦のポールシッターであるペトロナス・ヤマハSRTのF.クアルタラロがトップタイムをマークし,それをモンスター・エナジー・ヤマハMotoGPのM.ビニャーレスが追う展開となりました。ラストアタックでビニャーレスがタイムを更新したかに思われましたが,7コーナーでコースからわずかにはみ出てしまってこのラップは無効となり,結局1000分の95秒差でクアルタラロが第3戦もポールシッターとなりました。来季はビニャーレス&クアルタラロの2人がヤマハワークスとなりますので,この面でも予選は2戦連続のワンツーとなりました。ビニャーレスからわずか1000分の74秒差で3番手タイムをマークしたのは,ドゥカティのサテライトチームの1つであるプラマック・レーシングのF.バグナイアでした。バグナイアにとっては,これが最高峰クラスで初のフロントローからのスタートとなります。初日のFP1に続き,この日行われたFP4でもトップタイムをマークして期待されていたLCRホンダ・イデミツの中上貴晶は,Q2からのスタートとなり,残念ながら上位に食い込むことはできませんでしたが,8番手タイムで予選を終えていて,ホンダにとっては,この中上のグリッドが最上位となっています。なお,前戦で骨折したレプソル・ホンダ・チームのM.マルケス,チーム・スズキ・エクスターのA.リンス,LCRホンダ・カストロールのC.クラッチローの3人ですが,リンスは20番手,クラッチローは13番手タイムをマークし,今日の決勝レースを迎えますが,マルケスは走行をとりやめると共に,今日の決勝レースはキャンセルすることが発表されています。やはり,彼にとってはまだレースができるほどの状態ではなかったようです。 Moto2クラスは,スカイ・レーシング・チームVR46のM.ベツェッキが最速タイムを刻み,自身初となるポールを獲得しました。それ以後も僅差でのグリッド獲得となっていて,前戦で3番グリッドからスタートしたエストレージャ・ガルシア・マークVDSのS.ロウズが,わずか1000分の37秒差で2番手タイムとなり,2戦連続フロントロースタートを決めています。そのろうずから100分の8秒遅れで,イタルトランス・レーシング・チームのE.バスティアニーニが3番手タイムをマークしています。ここまでランクとぷを行くレッドブルKTMアジョの長島哲太は,午前中に行われたFP3で激しい転倒を喫し,その影響からか上位に顔を出すことができず,15番グリッド獲得にとどまっています。 Moto3クラスは,開幕から予選で速さを見せてきたSIC58スクアドラ・コルセの鈴木竜生が,この日もその勢いが変わらずにトップタイムをマークし,開幕から3戦連続してポールを獲得しました。速さは間違いなくあることは証明されましたので,あとは決勝レースをどのように組み立てていくのか,彼にとって最大の課題がやはり今回も重要になってきます。あと,どうでいいことですが,MotoGPの公式ページでも画像が掲載されていますが,彼がしばしば用いるポーズではあるものの,舌を出しての画像があります。どうもこうした振る舞いはとても気になります。彼が一皮むけない要因が,こうした振る舞いに象徴されているような気がしてなりません。期待できるライダーだけに,何とももったいないです。それに対して,開幕から2回連続して表彰台を獲得して,鈴木と対照的ともいえる結果を残しているのがホンダ・チーム・アジアの小椋藍です。今回の小椋は予選でも結果を残していて,鈴木からはやや遅れたものの,2番手タイムをマークして自己最高位タイとなっています。その小椋から1000分の11秒差で,コマーリング・グレシーニMoto3のG.ロドリゴが3番グリッドを獲得しています。他のフル参戦日本人ライダー勢ですが,レッドブルKTMアジョの鳥羽海渡が12番手,レッドブルKTMテック3の佐々木歩夢が16番手,エストレージャ・ガルシア0,0の山中琉聖が17番手,ホンダ・チーム・アジアの國井勇輝はQ1で敗退して19番手で予選を終えています。 |
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2020/07/25(土) ☆今回も(MotoGP) ○2週連続開催となるMotoGPですが,その2つ目のレースとなる第3戦アンダルシアGPがヘレス・サーキット・アンヘル・ニエトで開幕し,初日は2回のフリー走行が行われました。MotoGPクラスは,午前中に行われたFP1において,第2戦で2位表彰台を獲得したモンスター・エナジー・ヤマハMotoGPのM.ビニャーレスがトップタイムをマークし,これが初日総合トップタイムとなりました。そのFP1で2番手タイムだったのがビニャーレスのチームメイトのV.ロッシで,これがこの日の総合2番手タイムでした。第2戦とは顔ぶれこそ違っていますが,第3戦もヤマハ勢による総合ワンツーとなっています。総合3番手タイムもFP1のもので,これはレッドブルKTMファクトリー・レーシングのB.ビンダーでした。なお,FP2でトップタイムをマークしたのはLCRホンダ・イデミツの中上貴晶で,日本人ライダーがフリー走行でトップタイムをマークしたのは,2010年10月に行われた第17戦ポルトガルGPにおいて青山博一がマークして以来10年ぶりとなります。総合では,中上は10番手タイムとなります。 Moto2クラスは,MotoGPクラスと同じくFP1でのタイムがFP2よりも上回っていて,そのFP1でトップタイムだったのはスカイ・レーシング・チームVR46のM.ベツェッキで,彼が総合トップに立つのはこのクラスで自身初となります。前戦で2位表彰台を獲得し,現在ランクトップに立っているレッドブルKTMアジョの長島哲太が総合2番手に立ち,今季の好調さを維持しています。総合3番手タイムは,ベータ・ツールズ・スピード・アップのJ.ナバーロがマークしています。 Moto3クラスも同じくFP1のタイムが速く,そのFP1でトップタイムだったのは,レッドブルKTMアジョのR.フェルナンデスでした。彼がトップタイムをマークしたのは,昨年の第9戦ドイツGP以来となります。2番手タイムは,前戦でポールシッターだったSIC58スクアドラ・コルセの鈴木竜生でした。3番手タイムは,リバコールド・スナイパーズ・チームのF.サラッチでした。他のフル参戦日本人ライダー勢はあまり奮わず,ホンダ・チーム・アジアの小椋藍が12番手,レッドブルKTMテック3の佐々木歩夢が13番手,エストレージャ・ガルシア0,0の山中琉聖が15番手,ホンダ・チーム・アジアの國井勇輝が16番手,レッドブルKTMアジョの鳥羽海渡が21番手でした。 |
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2020/07/24(金) ☆3人とも(MotoGP) ○このところ第2戦スペインGPにおいて転倒から負傷した3人のライダーについてお伝えしていますが,今日もその続編となります。スペインGPにおいて,まずチーム・スズキ・エクスターのA.リンスがQ2で上腕骨頭を,LCRホンダ・カストロールのC.クラッチローがウォームアップ走行で左手の舟状骨を,そしてレプソル・ホンダ・チームのM.マルケスが決勝レースにおいて右上腕骨を,それぞれ骨折する重傷を負いました。その中でクラッチローは今日から始まる第3戦アンダルシアGPにほぼ間違いなく出場でき,リンスは微妙,マルケスは欠場して次の第4戦チェコGPから復活するものと思われていました。ところが,そうした予想を覆し,MotoGPライダーがメンタル面,フィジカル面で並外れて強いことを示したことが起きました。昨日第3戦アンダルシアGPが行われるヘレス・サーキット・アンヘル・ニエトで出場の可否を決めるメディカルチェックが行われたのですが,当初はクラッチローとリンスの二人が受けるものと思われていました。ところが,これにマルケスも急遽加わり,何と3人とも合格したのです。特にマルケスに関しては,欠場するとされていたのですが,手術を担当した医師から走行に支障がないという診断が下され,そしてメディカルチェックも合格してしまったのです。ただ,リンスとクラッチローは初日から走行するものと思われますが,マルケスに関しては,土曜日から出走するということです。今シーズンのMotoGPは,同じサーキットで2戦連続して開催されることがあり,今回もそうなっています。実は,これがマルケスが出場することに踏み切った要因の1つとなっています。通常は初日から走行してデータをとっていき,それをセッティングに活かしていきます。ところが2週連続しての開催ですから,先週のデータを少なからず活かすことができます。しかも,マルケスにとっては母国GPですので,ここでの走行経験は相当あります。もちろん,実際に土曜日に走行してその後の走行を継続するかどうか決めますので,決勝レースに出場するかどうかはまだ不透明です。とはいえ,マルケスも含め,骨折して1週間も経たないうちにレースで走行しようとするというのは,一般人の私たちにとっては超人的なこととしか思えませんね。 |
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2020/07/23(木) ☆タイヤの消耗(MotoGP) ○このところお伝えしているように,MotoGPクラスにとっては開幕戦となる第2戦スペインGPでは,ワークスマシンを駆るライダーにけが人が複数出ました。怪我はしないまでも,ほとんどのライダーがかなりタイヤの消耗に苦しんでいたようで,自身初となるウィナーとなったペトロナス・ヤマハSRTのF.クアルタラロでさえレース後に「グリップがほとんどなく,タイヤがすぐにダメになった。」と自身の状況を説明しています。また,6位と好結果を残したレッドブルKTMファクトリー・レーシングのP.エスパルガロは,「スリップに入るとフロントタイヤの温度が高くなった。」というような内容のコメントを発しています。今季のスペインGPは,本来5月初めに実施される予定でした。今季だけでなく,例年スペインGPはその時期に開催されてきています。その頃のヘレスは,気温が25度程度で,路面温度は40度ほどになっています。ところが,今回のヘレスは,連日暑い日が続いてライダーの消耗が激しく,一番温度が高くなった予選日が気温33度,路面温度54度と上昇し,決勝日は気温32度,路面温度53度で,例年と比べると10度近く高かったことになります。また,ワンメークタイヤを供給しているミシュランは,今季からリニューアルしたタイヤを投入しています。こうしたことが要因となり,転倒やグリップ不足に繋がったということがあるようです。 |
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2020/07/22(水) ☆成功(MotoGP) ○第2戦スペインGPにおいて,転倒した際に骨折したホンダライダーの2人であるレプソル・ホンダ・チームのM.マルケスとLCRホンダ・カストロールのC.クラッチローが,スペインのバルセロナにある大学病院において2人揃って手術を受け,どちらも成功しました。まずマルケスの方ですが,骨折した右上腕をチタン製のプレートと数本のボルトで固定するという手術でした。転倒した際に懸念されたのはこの骨折だけでなく,橈骨神経が損傷を受けて痺れた状態が続くということでした。もしそうなると,骨折の影響だけでなく,微妙なアクセルやブレーキの操作に影響を与えることが考えられるでしょう。今回の発表によると,どうやらその点に関しては問題がなかったようで,この部分の手術は実施されなかったとのことです。とはいえ,すぐに復帰することはできず,今週末に行われる第3戦アンダルシアGPの欠場は決まっています。もう一人のクラッチローですが,左手舟状骨を小さなネジで固定するという手術を受けました。チームからの発表によると,スペインGPで骨折したもう一人のA.リンスを含めた合計3名の中で,最も第3戦から復帰する可能性が高いのがクラッチローで,木曜日にメディカルチェックを受け参加の可否を判断する予定のようです。チームとしても,金曜日からの走行ができるよう,マシンの準備もそれに向けて準備するとのことです。 |
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2020/07/21(火) ☆復帰に向け(MotoGP) ○昨日お伝えしたように,MotoGPクラスにとっては開幕戦となる第2戦スペインGPの決勝レースでは,ディフェンディングチャンピオンであるレプソル・ホンダ・チームのM.マルケスが転倒により右上腕骨を骨折するという重傷を負ってしまいました。骨折したのはマルケスだけでなく,チーム・スズキ・エクスターのA.リンスも前日に行われた予選で転倒から骨折しています。さらに,昨日の段階では決勝レースで転倒を喫したLCRホンダ・カストロールのC.クラッチローに関しては,頭部を強打したことから脳震盪についてはお伝えしていましたが,それから新たな展開がありました。頭部を強打したことから経過観察が必要でしたが,その点に関しては幸いにも問題がなかったようです。ところが,時間が経過しても左手首の痛みが引かないためCTスキャンしたところ,舟状骨に小さな骨折があることが判明しました。この負傷に関して医師団と相談した結果,関節鏡視下手術を行って小さなピンで固定することになりました。手術は今日行われることになっています。MotoGPは2週連続開催となっていて,今週末は第2戦と同じヘレス・サーキット・アンヘル・ニエトで第3戦アンダルシアGPが行われることになっています。第2戦はワークスマシンを駆る3人が骨折するという事態になってしまいましたが,リンスとクラッチローは第3戦からの復帰を目指しているようです。マルケスも同様なのでしょうが,現実的には厳しいでしょう。もちろんリンスとクラッチローもどうなるのか不透明なところがありますが,1人でも多く参加できるといいですね。 |
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2020/07/20(月) ☆初&2戦連続(MotoGP) ○Moto2,Moto3クラスにとっては今季2戦目,MotoGPクラスとしては今季初の決勝レースが,ドライコンディションとなったヘレス・サーキット・アンヘル・ニエトで行われました。MotoGPクラスは,ポールからスタートしたペトロナス・ヤマハSRTのF.クアルタラロが,2位に4秒以上の大差をつける独走でトップでチェッカーを受け,自身最高峰クラス初の優勝を飾りました。昨シーズンのクアルタラロは,ポールこそ獲得したものの,決勝レースはなかなか勝てませんでしたが,2年目となる今シーズン最初のレースで悲願の優勝を飾りました。2位に2番グリッドからスタートしたモンスター・エナジー・ヤマハMotoGPのM.ビニャーレスが入り,予選と同様にヤマハ,そして来季のチームメイトによるワンツーフィニッシュを達成しています。3位には,開幕前にトレーニングを兼ねて出場したモトクロスのレースで鎖骨骨折を負ってしまい,予選では7番グリッド獲得にとどまっていたドゥカティ・チームのA.ドビツィオーゾが,4台による3位争いを制しました。3番グリッドからスタートしたレプソル・ホンダ・チームのM.マルケスは,3周目に一旦はトップに立ったものの,5周目にオースオフを喫してしまいました。18位まで順位を下げましたが,どんどん順位を回復し,3位まで順位を上げたものの,残り4周目にハイサイドから転倒を喫し,リタイアに終わっています。唯一のフル参戦日本人ライダーであるLCRホンダ・イデミツの中上貴晶は,トップから20秒以上の大差をつけられたものの,何とか10位でフィニッシュしています。 Moto2クラスは,4番グリッドからスタートしたスカイ・レーシング・チームVR46のL.マリーニがトップでチェッカーを受け,2019年の第16戦日本GP以来となる勝利を収めました。8番グリッドからスタートしたレッドブルKTMアジョの長島哲太は,徐々にポジションをアップしていき,マリーニには差をつけられたものの,開幕戦を思い出させる走りを見せて2位でチェッカーを受け,2戦連続表彰台を獲得すると共に,ランクトップの座を守っています。ポールからスタートしたJ.マルティンが3位に入り,レッドブルKTMアジョが表彰台の内の2つを占めました。 Moto3クラスは,開幕戦を制したガビオタ・アスパー・チームMoto3のA.アレナスが,このクラスらしく10台のマシンによるトップ争いを制して優勝し,開幕から2連勝を飾りました。そして,その開幕戦で3位表彰台を獲得したホンダ・チーム・アジアの小椋藍が,惜しくもアレナスの先行は許したものの,2位でチェッカーを受けて連続表彰台を獲得しました。3位には,リバコールド・スナイパーズ・チームのT.アルボニーノが入っています。他のフル参戦日本人ライダー勢ですが,ポールからスタートしたSIC58スクアドラ・コルセの鈴木竜生は,トップからおよそコンマ9秒遅れで8位でのチェッカーとなりました。レッドブルKTMテック3の佐々木歩夢は11位,エストレージャ・ガルシア0,0の山中琉聖が16位,レッドブルKTMアジョの鳥羽海渡が19位でチェッカーを受けています。なお,ホンダ・チーム・アジアの國井勇輝は,残念ながらリタイアに終わっています。 |
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☆黄色信号(MotoGP) ○上記の中でもお伝えしたように,ディフェンディングチャンピオンであるレプソル・ホンダ・チームのM.マルケスは,第2戦スペインGPの決勝レースにおいて,3位走行中の22周目に3コーナーでハイサイドから激しく転倒。さらに,一瞬ではあるものの,滑るマシンがマルケスにぶつかるという事態も発生してしまいリタイアに終わっています。その後病院に緊急搬送され,検査の結果,右腕の上腕骨骨折が確認されました。どうやらハイサイドによる転倒と,その後に起こったマシンとの接触が怪我をさらに大きくしたようです。発表によると,明日手術が行われることになるようです。今季のMotoGPは,2週連続開催があったりしてスケジュールがタイトになっています。1戦でもノーポイントがあると少なからず影響があり,今回のマルケスは,来週行われる次戦の欠場はほぼ間違いないでしょうから,少なくとも2戦連続ノーポイントになります。また,すぐに状態がもとに戻るのも難しいでしょうから,連続しての優勝も厳しいことが十分予想されます。連続タイトルに向けているマルケスですが,その初戦でいきなり赤信号に近い黄色信号が灯った形になってしまいました。新型コロナウィルスの影響により開幕が大幅に遅れたMotoGPクラスですが,その初戦ではマルケスだけでなく,スズキのワークスライダーであるA.リンスも予選で転倒を喫して右肩を骨折しています。LCRホンダ・カストロールのC.クラッチローは,ウォームアップで転倒し,脳震盪等により決勝レースを欠場しました。もしかしたら,長期中断がライダーの走行リズムやマシンへの順応等に影響を与えているのかもしれませんね。 |
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☆連勝(F1) ○第3戦ハンガリーGPの決勝レースが,不安定な天候となったハンガロリンクで行われました。決勝前に雨が降ったため,路面はウェットコンディションへと変化しました。そのため,決勝前の走行がレコノサンスラップ(確認走行)となり,セッティングの変更が認められました。その走行中にレッドブル・ホンダのM.フェルスタッペンが,初日の走行から苦戦していたターン12でフロントタイヤをロックさせ,左フロントからタイヤバリアにクラッシュしてしまいました。何とかグリッドに戻ったものの,そのグリッド上でマシンの修復作業が行われるという事態になりました。しかし,定評のあるレッドブルのメカニックがその力を発揮し,ギリギリではあったもののスタート時刻に間に合い,フェルスタッペンは順調にスタートを切ることができました。その決勝レースは,ポールからスタートしたメルセデスAMGのL.ハミルトンは順調に走行していき,前戦に引き続いて危なげない走りを展開し,2位に8秒以上の大差をつける独走で連勝を飾りました。スタートからいきなりハンディを負う展開となったフェルスタッペンでしたが,序盤に2位へ浮上すると,終盤に入ってメルセデスAMGのV.ボッタスの追撃を受けましたが最後までそのポジションをキープし,2位に入って2戦連続表彰台獲得となりました。3位には,開幕戦のウィナーであるボッタスが入っています。ホンダ製パワーユニット勢は,フェルスタッペンのチームメイトであるA.アルボンは5位でチェッカーを受けてポイントを獲得しています。アルファタウリ・ホンダ勢は,上位に食い込むことができず,D.クビアトは12位,P.ガスリーはエンジントラブルにより17周目にリタイアとなっています。そのガスリーですが,初日の走行からPUに問題が発生してしまったため交換しています。それでもその後の走行でトラブルが発生していますから,今後のホンダ製PUの信頼性に不安を抱えることとなりました。 |
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☆独占(SGT) ○新型コロナウイルス感染拡大により,1戦も行われないままだったSGTですが,ようやく昨日開幕しました。その最初のレースとなるのは,今季最も多く開催が予定されている富士スピードウェイです。今回の開催は異例中の異例で,予選,決勝がワンデーで,しかも無観客レースとなります。この日の富士の天候は,予報ではあまりよくなかったのですが,予選,決勝共にドライでの走行となりました。 今シーズンのGT500クラスは,ニッサンはこれまでと同じくGT-Rでの走行ですが,トヨタが昨シーズンまでのレクサスからマシンをチェンジし,久々の登場となるスープラが投入されました。また,ホンダはNSX-GTという点では変化がないものの,これまでミッドシップエンジンだったものが,他のマシンと同様フロントエンジンのマシンにチェンジしています。そうした新たな展開を迎えているこのクラスですが,早速新たな展開となりました。この大会で速さを見せたのは,富士をホームコースとしているトヨタでした。ポールからスタートした平川亮&N.キャシディ組のKeePer TOM’S GR Supraは,アクシデントによりセーフティカーが導入されてそれまで広げていた差が縮まるという事態に見舞われてしまいますが,それでも再び後続との差を広げて行き,最終的に2位に5秒以上の差をつけて開幕戦を,そして新型スープラのデビュー戦をポールトゥーウィンで制しました。トップには差をつけられたものの,2位には関口雄飛&S.フェネストラズ組のau TOM’S GR Supraが入っています。さらに,大嶋和也&坪井翔組のWAKO’S 4CR GR Supraが入り,スープラ勢が表彰台を独占しました。しかも,それだけでなく,新型マシンでの初レースで5位まで独占するという快挙を成し遂げました。 GT300クラスは,4番グリッドからスタートした吉田広樹&川合孝汰組の埼玉トヨペットGB GR Supra GTが,24周目にトップに立つと最後までそのポジションを守って開幕戦を制し,両クラス共にスープラがデビュー戦を飾っています。2,3番手には,それぞれ平中克幸&安田裕信組のGAINER TANAX GT-R,坂口夏月&平木湧也組のマッハ車検 GTNET MC86 マッハ号が入っています。 |
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2020/07/19(日) ☆2年連続&2戦連続(MotoGP) ○第2戦スペインGPの予選が,ドライコンディションとなったヘレス・サーキット・アンヘル・ニエトで行われました。MotoGPクラスは,昨年のこの大会で勝利を収めているペトロナス・ヤマハSRTのF.クアルタラロが,ラストアタックでコースレコードを更新する速さを見せて最速タイムを刻み,今季最初のそして2年連続のポールシッターとなりました。2番手タイムをモンスター・エナジー・ヤマハMotoGPのM.ビニャーレスがマークし,ヤマハ勢の,そして来季のヤマハワークス勢のワンツーとなりました。レプソル・ホンダ・チームのM.マルケスは,ビニャーレスからわずか1000分の18秒遅れで3番手タイムとなっています。4番グリッドをプラマック・レーシングのF.バグナイアが獲得していますが,これは自己最高位となります。LCRホンダ・イデミツの中上貴晶はQ1での敗退となり,今日行われる決勝レースは14番グリッドからのスタートとなります。なお,チーム・スズキ・エクスターのA.リンスは,11コーナーでバイクが突然挙動を乱したためにコースオフし,危険回避のためバイクから飛び降りました。左肩から落ちたリンスは病院への搬送となり,検査の結果,上腕骨頭の非変位性骨折と小筋の部分的な断裂を負っていることが確認され,今日の決勝レース出場が厳しい状況となっています。 Moto2クラスは,この大会が母国GPとなるレッドブルKTMアジョのJ.マルティンが最速タイムを刻み,このクラスで自身初となるポールを獲得しました。2番手タイムは,こちらも母国GPとなるHDRヘイドラン・スピード・アップのJ.ナバーロがマークしています。3番手タイムは,エストレージャ・ガルシア・マークVDSのS.ロウズがマークしました。開幕戦のウィナーであるレッドブルKTMアジョの長島哲太は,トップからおよそコンマ5秒遅れの8番手タイムで予選を終えています。 Moto3クラスは,開幕戦カタールGPでポールを獲得したSIC58スクアドラ・コルセの鈴木竜生が,この日も最速タイムを刻んで2戦連続のポールシッターとなりました。2,3番手タイムは,それぞれスカイ・レーシング・チームVR46のA.ミニョ,ペトロナス・スプリンタ・レーシングのJ.マクフィーでした。フル参戦日本人ライダー勢は,レッドブルKTMアジョの鳥羽海渡が13番手,ホンダ・チーム・アジアの小椋藍が15番手,レッドブルKTMテック3の佐々木歩夢が17番手,ホンダ・チーム・アジアの國井勇輝が20番手タイムとなっています。 |
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☆予選でも(F1) ○3週連続開催となるF1ですが,その3つ目のレースとなる第3戦ハンガリーGPの予選が,この日も不安定な天気となったハンガロリンクで行われました。Q1で一時的に降った雨が,Q3の終了間際にも降ってきてしまったため,比較的早い段階でタイムを更新したドライバーに有利な展開となりました。そこでポールを獲得したのは,前日でも総合トップタイムだったメルセデスAMGのL.ハミルトンでした。チームメイトのV.ボッタスが2番手タイムをマークし,この日もメルセデスAMG勢のワンツーで終了しています。レーシング・ポイント勢はこの日も好調で,L.ストールが3番手,S.ペレスが4番手タイムをマークし,2列目を独占しています。昨年この大会でポールを獲得したレッドブル・ホンダのM.フェルスタッペンは,マシンのセッティングが思うように決まらず,トップから1秒以上遅れた7番手タイムで予選を終えています。A.アルボンも13番手と奮わず,今季型マシンであるRB16のセッティングが思うように進んでいない状況にあるようです。アルファタウリ・ホンダ勢は,P.ガスリーがQ3に進出して10番手,Q1で敗退となったD.クビアトは17番手で予選を終えています。 |
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2020/07/18(土) ☆ついに再開(MotoGP) ○開幕戦は中・軽量級クラスが開催されたものの,MotoGPクラスは開催できませんでしたの,3クラス揃った状態での大会は今回が今季初となります。そのMotoGPクラスにとっては開幕戦となる第2戦スペインGPがヘレス・サーキット・アンヘル・ニエトで開幕し,この日は2回のフリー走行が行われました。MotoGPクラスで総合トップタイムをマークしたのは,昨年のチャンピオンであるレプソル・ホンダ・チームのM.マルケスでした。このタイムは午前中に行われたFP1でのもので,FP2は多くのライダーがタイムアップが果たせていません。総合2タイムはモンスター・エナジー・ヤマハMotoGPのM.ビニャーレスがマークしていて,マルケスとの差はわずか1000分の24秒でした。総合3番手タイムは,今シーズンをもってホンダから去ることがほぼ決まっているLCRホンダ・カストロールのC.クラッチローでした。SのチームメイトであるLCRホンダ・イデミツの中上貴晶は,総合14番手タイムで初日を終えています。 Moto2クラスは,スカイ・レーシング・チームVR46のL.マリーニが2回のフリー走行共にトップタイムをマークし,この日の総合トップとなっています。総合2番手タイムは,HDRヘルドラン・スピード・アップのJ.ナバーロがマークしています。総合3番手タイムは,マリーニのチームメイトであるM.ベツェッキがマークしています。開幕戦のウィナーであるレッドブルKTMアジョの長島哲太は,総合4番手タイムで初日を終えています。 Moto3クラスは,コマーリング・グレシーニMoto3のG.ロドリゴが2回のフリー走行共にトップタイムで,この日の総合トップに立ちました。総合2,3番手タイムは,それぞれレッドブルKTMアジョのR.フェルナンデス,ペトロナス・スプリンタ・レーシングのJ.マクフィーでした。フル参戦日本人ライダー勢は,SIC58スクアドラ・コルセの鈴木竜生が総合13番手,レッドブルKTMテック3の佐々木歩夢が総合24番手,レッドブルKTMアジョの鳥羽海渡が総合7番手,ホンダ・チーム・アジアの小椋藍が総合14番手,エストレージャ・ガルシア0,0の山中琉聖が総合15番手,小椋のチームメイトであるルーキーの國井勇輝は総合22番手で初日を終えています。 |
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☆今回も(F1) ○3週連続開催となるF1ですが,その3つの目レースとなる第3戦ハンガリーGPがハンガロリンクで開幕し,初日は2回のフリー走行が行われました。この週末のハンガロリンクは,3日間とも不安定な天候が予想されていて,ウェットでのセッティングが重要になる可能性があります。午前中に行われたFP1は,時折雨が降るものの,走行には大きな影響がなく,各車タイムアップを果たしていきました。しかし,午後に行われたFP2は,天気予報通り天候が悪くなり,ドライバーによっては走行を見合わせる状況となりました。そのため,この日の総合タイムは,FP1でのタイムが基準となります。そして,この日の総合トップタイムをマークしたのは,先週行われた第2戦シュタイヤーマルクGPでチャンピオンらしい勝利を収めたメルセデスAMGのL.ハミルトンでした。総合2番手タイムをV.ボッタスがマークし,今回もメルセデスAMG勢のワンツー発進となりました。総合3,4番手タイムは,今季好調な走りを見せているレーシング・ポイントF1のS.ペレスとL.ストロールとがそれぞれマークしています。ホンダ製パワーユニット勢は上位に食い込むことができず,レッドブル・ホンダのM.フェルスタッペンが総合8番手,A.アルボンは総合13番手でした。アルファタウリ・ホンダのD.クビアトが総合16番手で,P.ガスリーはFP1でパワーユニットに異常が発見されてCEが交換されたため,FP1はノータイムに終わっています。 |
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2020/07/17(金) ☆残り7(MotoGP) ○今季KTMのP.エスパルガロが来季はホンダのワークスであるレプソル・ホンダ・チームに移籍することが決定し,そのため今季のワークスライダーであるA.マルケスがワークスチームのシートを失い,サテライトであるLCRホンダに移籍することが決まりました。さらに,ペトロナス・ヤマハSRTがF.モルビデリとの契約延長が成立し,後はロッシが同チームのシートに座るかどうかが注目となります。シーズン前には既にヤマハワークスのシートが決まり,スズキも早い段階で決定を見ています。というように,時期はそれぞれありますが,来季のMotoGPクラスのシートは確実に1つ1つ埋まって行っています。こうして既に15のシートが決定し,残りは7つとなりました。さて,ここでは,既に決定しているシートを整理しておきたいと思います。 |
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2020/07/16(木) ☆ワンツー(MotoGP) ○開幕戦カタールGPは,Moto2,Moto3クラスこそ実施できましたが,MotoGPクラスはプレシーズンテストの開催日との関係から実施できていませんでした。ようやくシーズンとしては第2戦,MotoGPクラスとしては実質的な開幕戦となるスペインGPがついに今週末開幕します。それを前にして,会場となるヘレス・サーキット−アンヘル・ニエトにおいて,オフィシャルテストが昨日から始まりました。MotoGPクラスにとっては,2月下旬にカタールで行われたオフィシャルテスト以来の走行となります。そのMotoGPクラスで初日総合トップタイムをマークしたのは,来季以降も同じ体制でフル参戦することが決定しているモンスター・エナジー・ヤマハMotoGPのM.ビニャーレスでした。総合2番手タイムをペトロナス・ヤマハSRTのF.クアルタラロがマークし,初日はヤマハ勢のワンツーとなっています。クアルタラロは来季ヤマハのワークスライダーとしてモンスター・エナジー・ヤマハMotoGPに移籍することが決定していますので,初日は来季のチームメイト同士によるワンツーという表現もできます。総合3番手タイムをマークしたのは,午前中の走行でトップタイムだったレプソル・ホンダ・チームのM.マルケスでした。開幕戦の時期は,シーズンオフに手術した肩に痛みを抱えていたマルケスですが,開催延期期間に傷が癒え,万全な体調で今回のテスト,そしてスペインGPに臨むことができているようです。総合4番手タイムは,来季以降もスズキのワークスライダーとしてフル参戦することが決まっているチーム・スズキ・エクスターのA.リンスでした。唯一のフル参戦日本人ライダーであるLCRホンダ・イデミツの中上貴晶は,総合16番手タイムで初日を終えています。なお,その中上はトップから1秒以上遅れていますが,総合15番手タイムだったドゥカティ・チームのA.ドビツィオーゾまでは,トップから1秒以内の遅れと僅差での走行でした。 |
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2020/07/15(水) ☆契約延長(MotoGP) ○昨日お伝えしたように,KTMのワークスライダーであるP.エスパルガロが,来季はホンダのワークスライダーとしてレプソル・ホンダ・チームに移籍することが決定しました。まだアプリリアのワークスがどうなるか決定はしていませんが,可能性が高いのが,既に契約成立しているA.エスパルガロと,ホンダからの移籍となるC.クラッチローの組み合わせです。ワークスの体制が決まってくると,今度はサテライトチームがどうなるかというところです。その点に関して,ホンダワークスの発表と同じ日である一昨日,既にワークスの体制が決まっているヤマハ陣営のサテライトであるペトロナス・ヤマハSRTから来季の体制について発表がありました。今回の発表によると,昨シーズンから同チームに所属しているF.モルビデリとの契約延長が成立しました。契約期間は,2022年までの2年間となっています。今回契約延長が成立したモルビデリは,2017年にエストレージャ・ガルシア・マークVDSに所属してMoto2クラスのチャンピオンに輝きました。そして,そのままチームに所属してMotoGPクラスに昇格。その時はチームがホンダのサテライトでしたからホンダRC213Vを借りました。そして,その翌年に現在のペトロナス・ヤマハSRTに所属してヤマハYZR-M1を駆り,今年で2年目となります。今回の契約成立により,4年間同チームに所属することになります。今回の発表では,そのチームメイトが誰になるのかについては明らかになりませんでした。今年は昨シーズンに続いてモルビデリ&F.クアルタラロの体制で臨んでいますが,既に発表があったように,クアルタラロは来季からヤマハワークスであるモンスター・エナジー・ヤマハMotoGPからフル参戦することが決定しています。この決定により,V.ロッシがシートを失うことになりました。そこでかなり高い確率で,というよりほぼ決定しているといっていいほどに予想されているのが,ロッシがクアルタラロと入れ替える形でペトロナス・ヤマハSRTに所属するということです。噂では,チームへの移籍は間違いないものの,ロッシのチームクルーを何人連れて行けるかというところのようです。ヤマハで未決定のシートはこの1つだけですので,いつその発表があるのか気になるところです。 |
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2020/07/14(火) ☆噂通り(MotoGP) ○来季のワークスのシートに関しては,ヤマハとスズキ,そしてKTMがその体制を既に決定しています。まだ決定していない中で最も注目を浴びていたのは,何といってもホンダでしょう。そのホンダのワークスであるレプソル・ホンダ・チームに関しては,既にM.マルケスが2024年までの4年間という長期契約が成立しています。そして,そのチームメイトが誰になるのかが注目となっていました。普通で考えれば今季から同チームに所属している昨年のMoto2クラスチャンピオンで,マルクの実弟であるA.マルケスの契約延長というように見られていました。ところが,このところ噂に上っていたのが,KTMのワークスライダーであるP.エスパルガロの起用でした。その噂を確信へと変えたのがKTMで,先日発表されたKTMの体制でエスパルガロの名前が外れていました。そのような状況の中,HRCから発表があり,噂通り2021年からレプソル・ホンダ・チームにP.エスパルガロが加入することになりました。契約期間は,2022年までの2年間となっています。そして,エスパルガロが加入することによりアレックスがシートを失うことになりますが,この点に関してもHRCから発表があり,ホンダのサテライトチームであるLCRホンダに移籍することになりました。つまり,アレックスは,1戦も戦わないままワークスチームのシートを失うことになる訳です。ただ,チームは変わるものの,HRC契約という点は変わらず,さらにワークスと同じスペックのマシンが供給されることも変わりません。今回の発表では,アレックスのチームメイトが誰になるのかは正式な発表はなされていませんが,中上貴晶が残留となることは間違いありません。C.クラッチローがホンダのシートを失うことになりますが,現在の噂ではアプリリアへの移籍が考えられます。 |
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2020/07/13(月) ☆2台ずつ(F1) ○第2戦シュタイヤーマルクGPの決勝レースが,開幕戦と同じレッドブル・リンクで行われました。この日は,前日の荒れた天候と違い,雲はやや多かったものの,ドライコンディションで行われました。ポールからスタートしたメルセデスAMGのL.ハミルトンは,順調にスタートを切ってトップの座を守りました。その後も,ピットインのタイミングで順位を下げることはあったものの,危なげない走りを最後まで展開し,見事ポールトゥーフィニッシュで今季初優勝を飾りました。注目となったのは,レッドブル・ホンダのM.フェルスタッペンと,開幕戦のウィナーであるメルセデスAMGのV.ボッタスの2位争いでした。2番グリッドからスタートしたフェルスタッペンは,ハミルトンに独走は許したものの,終盤まで2番手の位置を守っていきました。しかし,終盤に入ってペースに勝るボッタスの追撃を受け,一度ボッタスに抜かれてすぐに抜き返すという反撃をしましたが,次に抜かれた時には抜き返す勢いはなく,残念ながらメルセデスAMG勢のワンツーを許して3位でチェッカーを受けました。チームメイトのA.アルボンが4位に入り,メルセデスAMGとレッドブル・ホンダが2台ずつ並んでのチェッカーとなっています。好結果を収めた2チームに対し,フェラーリ勢はスタートしてすぐに相打ちとなって両者共にリタイアに終わっています。アルファタウリ・ホンダ勢は,D.クビアトが10位に入って見事ポイントを獲得しています。それに対して,開幕戦で唯一ホンダ製パワーユニット勢の中でポイントを獲得したP.ガスリーは,ポジションを上げることができずに15位でのチェッカーとなり,開幕戦とは逆にホンダ勢で唯一ノーポイントに終わっています。 |
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2020/07/12(日) ☆王者らしく(F1) ○第2戦シュタイヤーマルクGPの予選が,開幕戦オーストリアGPと同じ会場であるレッドブル・リンクで行われました。初日の段階では,2日目は天候が荒れる予報が出ていて予選がキャンセルになる可能性があったため,もしそうなるとFP2の結果でグリッドが決まることも考えられました。その予選日は,実際に激しい雨に見舞われてしまったためにFP3がキャンセルとなりました。もしFP2のままとなると,レッドブル・ホンダのM.フェルスタッペンがポールを獲得することになるわけでしたが,予選開始が近づくにつれて雨脚が弱まっていって,雲間から青空がのぞく状態となりました。そのため,やや開始時刻は下がったものの,予選は最後まで行われました。雨脚が弱まったり強まったりと不安定な天候の中で行われていきましたが,最後のQ3では雨脚が強まる可能性があったため,どのドライバーもセッション開始からすぐにタイムアタック合戦を演じていきました。その中で速さを見せたのは,メルセデスAMGのL.ハミルトンでした。セッション序盤からフェルスタッペンと次々にタイムを更新していき,手に汗握る走りを展開していきました。そして,フェルスタッペンがラストアタックの最終コーナーでスピンを喫してしまったためにタイム更新がならなかったのに対し,ハミルトンはラストアタックでもタイムを更新する王者らしい走りをし,見事今季初のポールを獲得しています。最後でスピンを喫したものの,それまでのタイムでフェルスタッペンが予選2番手となっています。3番手は,開幕戦で好調な走りを見せたマクラーレンのC.サインツJrでした。他のホンダ製パワーユニット勢は,レッドブル・ホンダのA.アルボンとアルファタウリ・ホンダのP.ガスリーがQ3まで進出し,それぞれ7番手,8番手タイムをマークしています。Q2で敗退となったアルファタウリ・ホンダD.クビアトは,14番手タイムで予選を終えています。なお,開幕戦で2位表彰台を獲得したフェラーリのC.ルクレールは,予選セッション中に進路妨害を犯したということで,3グリッド降格処分が下されています。 |
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2020/07/11(土) ☆タイムアタック(F1) ○今季のF1は,新型コロナウイルス感染拡大により当初のレースカレンダーが改訂され,2週連続同じ会場での開催となることが多くなっています。ようやく先週開幕して第1戦が行われましたが,今週末は同じレッドブル・リンクでシュタイヤーマルクGPとして第2戦が開催されます。そして,昨日その初日の走行が,終日ドライコンディションの中で行われました。通常では,初日の走行は予選・決勝に向けたデータ取りになりますが,気象条件こそ違え,先週と同じ場所でのレースですから,走行データは揃っています。さらに,気象予報によると,今日のレッドブル・リンクは終日悪天候が予想されていて,悪くすると予選が行われない可能性がありました。もしそうなると初日のフリー走行2(FP2)のタイムでグリッドが決まることになりますので,通常ロングランが行われることが多いFP2は,タイムアタック合戦となっていきました。その中でトップタイムをマークしたのは,優勝を期待されていたものの,残念ながら開幕戦はマシントラブルでリタイアに終わったレッドブル・ホンダのM.フェルスタッペンでした。もし予選が行われない場合は,彼がポールシッターとして決勝レースを迎えることになりますので,開幕戦の雪辱を果たしてくれる可能性が出てきました。その開幕戦を制したメルセデスAMGのV.ボッタスが,フェルスタッペンから1000分の43秒遅れで2番手タイムでした。3,4番手タイムを,それぞれS.ペレス,L.ストロールのレーシング・ポイント勢が占めています。他のホンダ製パワーユニット勢ですが,レッドブル・ホンダのA.アルボンが7番手,アルファタウリ・ホンダのP.ガスリーが11番手,D.クビアトが12番手でした。なお,開幕戦で3位に入り,自身初となる表彰台を獲得したマクラーレンのL.ノリスは,FP1の終盤に黄旗区間で追い越しをしてしまったことにより,3グリッド降格処分を受けています。 |
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2020/07/10(金) ☆引退か?(F1) ○昨日お伝えしたように,来季のルノーのシートに元王者のF.アロンソが座ることになりました。アロンソの復帰劇の発端となったのは,フェラーリのS.ベッテルが今季限りで離脱することです。これにより移籍ドミノが発生し,ベッテルの後釜にはマクラーレンのC.サインツJr,そのサインツの後釜にルノーのD.リカルド,そしてその後釜にアロンソという結果に至っています。実は,アロンソが座ることになったルノーのシートにベッテルが座るのではないかという予測も出ていました。元王者が座るシートですから,かなり有力なチームしか選択しないのが普通です。そうだとすると,ルノーのワークスチームな訳ですから,同チームが選択肢となるのは当然です。しかし,そのシートにアロンソが座ることになり,ベッテルの選択肢はほぼなくなり,後考えられるのは,実質的にホンダのワークスで,かつてベッテルが所属して4回のワールドチャンピオンを獲得したレッドブルしかありません。同チームの来季以降のシートは,エースドライバーであるM.フェルスタッペンが2023年まで契約済みで,そのチームメイトが誰になるのかはまだ正式に決まっていません。となると,ベッテルがその座に就く可能性は0ではありません。しかし,レッドブルの育成プログラムで育ってきたA.アルボンがレッドブルにいて,そのジュニアチームでるアルファタウリ・ホンダにはP.ガスリーがいます。両者共に今季の開幕戦オーストリアGPでは活躍し,アルボンは惜しくもリタイアに終わったものの表彰台圏内を走行していましたし,ガスリーはホンダ製パワーユニット勢で唯一ポイントを獲得しています。若い二人ですから今後の伸びしろも十分期待できますから,レッドブルとしても2人を外すことはしないでしょう。ということは,ベッテルが座るレッドブルのシートは現実的に空いていないといえます。もちろんベッテルが中位,下位チームでもいいとなると座るシートはあるでしょうが,まずそれは考えられませんので,アロンソの復帰は,ベッテルが今季限りでF1から引退する可能性をさらに高めたといっていいでしょう。 |
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2020/07/09(木) ☆復帰(F1) ○昨日ルノー・DPワールド・F1チームから発表があり,かつてルノーに所属して2度のチャンピオンに輝いた経歴を持つF.アロンソを来季から再びタッグを組むことになりました。来季のシートに関しては,フェラーリのS.ベッテルがチームを離脱することになって新たな動きが見られるようになりました。ベッテルの去就についてはまだ分かりませんが,ベッテルの抜けたシートには,現在マクラーレンからフル参戦しているC.サインツJrが座ることになりました。さらに,サインツが抜けたシートには,今季ルノーからフル参戦しているD.リカルドが座ることも決定し,その空いたルノーのシートに誰が座ることになるのかが1つの注目点になっていました。その中でこれまでも度々F1復帰が俎上に上がっていたアロンソの名前が浮上してきていて,今回の決定となりました。ルノーとアロンソの契約は2022年までの2年間となっていて,23年についてはオプション契約となっています。現在アロンソは38歳ですので,2年間の契約が完了すると40歳の大台に乗っています。今回F1復帰が決まったアロンソは,2001年にミナルディからF1にデビューを果たしました。2003から今回のルノーに在籍し,2005年と2006年には2年連続でタイトルを獲得しています。2007年にマクラーレンへ移籍したものの,当時のオーナーであるL.デニスやチームメイトであるL.ハミルトンとの折り合いが悪く,翌年に再びルノーに復帰して2年間を過ごしました。2009年からはフェラーリへ移籍しましたが,2010,2012,2013年にランク2位にはなったものの,チャンピオンを獲得するところまではいきませんでした。2015年に新たな体制になっていたマクラーレンに復帰したものの,チーム力や復帰してきたホンダ製パワーユニットの開発不足もあって成績は低迷し,2018年を最後にF1を離れました。その後は,世界3大モータースポーツの1つであるインディ500制覇を目指してインディカーへスポット参戦したり,同じく3大レースの1つであるル・マン24時間耐久レース制覇を目指して,まだマクラーレンに所属している2018年にトヨタとタッグを組んでル・マンにスポット参戦したりしました。インディ500制覇はまだ叶っていませんが,ル・マンについては,2019年にトヨタとの関係を継続してWECシリーズにフル参戦し,ル・マン連覇を果たしています。今シーズンは,サーキットでのレースを離れ,何とラリーレイドシリーズの1つであるダカール・ラリーに出場し,総合13位で完走を果たしています。様々なカテゴリーでのレースを積み重ねているアロンソですが,F1への復帰は常に噂になっていましたが,今回ついにそれが実現しています。歴代のチャンピオンの中でも才能にあふれるアロンソではありますが,果たして年齢も含めて現在のF1にどこまで対応できるのか未知数です。また,ルノーのチーム力自体も低くなっていて,かつていい関係を築いていたルノーとはいえ,果たしてアロンソが2年間にわたってチームとの関係性をうまく築くことができるのか,かなり懸念材料の残るF1復帰といえるのではないでしょうか。 |
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2020/07/08(水) ☆復帰?(MotoGP) ○昨日は来季の体制について,C.クラッチローを取り上げました。来季のクラッチローの所属先で最も可能性の高いのは,A.イアンノーネがドーピング違反でフル参戦できない関係から,アプリリアではないかという噂をお伝えしました。その来季の体制について,もう1つ不安定要素があります。それは,既にJ.ミラーは決まっているものの,いまだに決定を見ないもう1つのドゥカティワークスのシートです。可能性が最も高いのはA.ドビツィオーゾの残留です。レプソル・ホンダ・チームのM.マルケスの壁はなかなか破ることができませんが,毎年チャンピオン争いに加わっているその安定感は,現役ライダーの中で一番ともいえます。それだけに,ドゥカティが契約延長するのは当然です。しかし,なかなか発表がないのはかなり不自然です。その点に関して噂になっているのは,契約金でなかなか折り合いがつかないということです。新型コロナウイルスの感染拡大により,各メーカーは売り上げの面で厳しい状況におかれています。その影響から,契約金を抑える必要性が生じていて,毎年チャンピオン争いに加わっていることなどを要因として契約金の増額を求めているドビツィオーゾ側と,少しでも抑えようとしているドゥカティ側との開きがかなり大きく,それが発表の遅れの要因となっているようなのです。そして,ドビツィオーゾ側は,万が一契約延長ができなかったときには,来シーズンいわゆる浪人生活を送る覚悟もあるということを表明しています。もしそうなると,誰がそのシートに座ることになるのか気になるところですが,現在噂が浮上しているのは,昨シーズン限りで引退し,今シーズンは古巣のヤマハに復帰してテストライダーを務めているJ.ロレンソが,来季現役に復帰してドゥカティに移籍するというものです。ロレンソとドゥカティは,昨シーズン彼がホンダに移籍する前に所属していたという関係性があります。初年度はかなり苦労したロレンソでしたが,ドゥカティ2年目にようやく結果が出てくるようになっていて,そうした中でホンダへ移籍したという経緯があります。来季のヤマハは,こちらも経費削減というところからテストチームの規模を縮減するようで,来季ロレンソが就く役割がなくなり,ヤマハとの契約が解除されることになりそうなのです。一旦は引退したものの,現役に対する意欲がまだ残っていたロレンソだけに,彼が現役で復帰し,さらに元チャンピオンにふさわしいシートとなると,ワークスしか考えられず,そこで浮上するのが,ドゥカティワークスで決まっていないドビツィオーゾのシートということになります。ロレンソのコメントによると,どうやらこれは単なる噂ではなく,実際に交渉しているようで,どうやらドビツィオーゾの契約延長が成立しなかったとき,ロレンソがそのシートに座るという話がまとまっているようなのです。これもまた,超注目となる点ですね。 |
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2020/07/07(火) ☆協力(MotoGP) ○全クラス揃っての開幕を前にして,MotoGPクラスはワークスチームを中心にして早い段階から来シーズンのチーム体制の構築が進められています。その中で,スズキとKTMに関しては,既に来季の体制が決まっています。ヤマハに関しては,ワークスは決定済みで,サテライトに関しても,正式発表はないものの,ほぼ決まっていると考えてよいでしょう。残りはホンダ,ドゥカティ,アプリリアとなるわけですが,その中の中心は何といってもホンダでしょう。そして,その決定次第で他メーカーも影響を受けそうです。ホンダのワークスであるレプソル・ホンダ・チームの内,M.マルケスについては長期契約延長が成立しています。そのチームメイトに誰がなるかについては,どうやらかなり高い確率でKTMからの移籍となるP.エスパルガロに落ち着きそうな気配です。そうなるとドミノが発生することになります。エスパルガロが移籍するとなると,今季のワークスライダーであるA.マルケスが自動的に追い出されることになります。そして,その落ち着く場所は,ホンダとしては彼を引き留めておきたいでしょうから,どうやらホンダのサテライトであるLCRホンダということになります。もしそうなると,C.クラッチローか中上貴晶のどちらかがシートを失うことになるのですが,同チームのメインスポンサーの1つであるイデミツは日本人ライダーの起用を望むでしょうから,中上が残留する可能性が高いと考えていいでしょう。ということは,クラッチローがシートを失うことになります。そのクラッチローですが,ちょっと前は引退を臭わせていたのですが,シーズンが近づいてから,来季も現役を継続する意向を発表しています。ただ,シート獲得が厳しい状況になっていることも確かです。しかし,彼はMotoGPクラス唯一のイギリス人ライダーですので,MotoGPを運営するDORNAとしては,彼の継続を望んでいるようです。その点に関してDORNAのCEOであるC.エスペラータが発言し,クラッチローの継続参戦に向けて協力していくということです。とはいえ,エスパロガロが移籍する限りホンダでの継続はかなり厳しいでしょうから,他メーカーへの移籍は避けられそうもありません。そうなるとドゥカティかアプリリアということになりますが,クラッチローとしては戦闘力が劣るマシンでの走行は選択しないでしょうから,現実的にドゥカティは選択肢から外れることになります。ドゥカティワークスについては,J.ミラーとの契約が成立しています。そして,今季のワークスライダーの内,D.ペトルッチに関してはKTMへの移籍が決まっています。そして,A.ドビツィオーゾの契約延長の可能性は高く,まだ発表がないのは契約金に関しての折り合いがついていないようです。ただ,ドビツィオーゾの契約話が万が一決まらなかったら,クラッチローが移籍してくる可能性も残されています。とはいえ,一番可能性が高いのはアプリリアでしょう。そのアプリリアに関しては,既にP.エスパルガロの実兄であるA.エスパルガロとの契約延長が成立しています。そのチームメイトであるA.イアンノーネに関しては,ドーピング違反によって来季の参戦が不可能になっていますので,そこにクラッチローが座る可能性が最も考えられます。果たしてDORNAがどのような動きを見せるのか,こちらも注目となります。 |
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2020/07/06(月) ☆ならでは(F1) ○4ヶ月遅れで始まった今季のF1ですが,その開幕戦オーストリアGPの決勝レースが,ドライコンディションとなったレッドブル・リンクで行われました。今回の決勝レースは開幕戦ならではともいえますが,様々なアクシデントが起きています。そのまず最初となるのが,予選結果の変更です。その対象となったのは,予選2番手で終えたメルセデスAMGのL.ハミルトンでした。Q3でボッタスがコースオフを喫して黄旗が提示された際,後ろを走っていたハミルトンがペースを落とさず走行した黄旗無視が問題となったのです。当初はお咎め無しだったのですが,レッドブルから異議が申し立てられていて,審議の結果3グリッド降格処分が下されました。そして始まった決勝レースですが,マシントラブルやアクシデントでリタイアが出たり,ペナルティが科されたりとバタバタとした状況が見られました。そのリタイアに中には,優勝も期待されたレッドブル勢も含まれています。2番グリッドからスタートしたM.フェルスタッペンは,序盤こそ表彰台圏内を走行していたものの,程なくしてマシントラブル発生してリタイアに終わりました。チームメイトの離脱により同じく表彰台圏内に浮上してきたA.アルボンでしたが,こちらはハミルトンとの争いで接触に見舞われ,それが原因でリタイアとなりました。ホンダ製パワーユニット勢の不運はアルファタウリ・ホンダのD.クビアトにも発生し,ポイント圏内を走行中にサスペンショントラブルが発生してこちらもリタイアに終わっています。ただ,唯一完走したP.ガスリーは,最終的に7位でチェッカーを受けて見事ポイントを獲得しています。そうした不安定な状況の中,ポールからスタートしたメルセデスAMGのV.ボッタスは,終始安定したペースを刻んで最後までトップの座を守り,見事開幕戦を制しています。ボッタスの後ろでは様々な状況が展開されましたが,チームメイトのハミルトンが2番手でチェッカーを受けました。ところが,アルボンとの接触の原因がハミルトンにあるとしてレース中に5秒加算のペナルティが科されていましたので,彼は最終的に4位の扱いとなり,初日,2日と好調な状況だったのに,表彰台を逃す形となりました。そのハミルトンに対し,2日目まで不調だったフェラーリですが,実質的にエースドライバーを務めているC.ルクレールが順位を上げていって,最終的に2位表彰台を獲得しています。また,初日から好調だったのがマクラーレン勢ですが,その中でL.ノリスが3位となって自身初となる表彰台を獲得しています。 |
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2020/07/05(日) ☆独占(F1) ○新型コロナウイルスの感染拡大により,開幕が大きくずれ込んだ今季のF1ですが,オーストリアのシュピールベルクにあるレッドブル・リンクにおいて,開幕戦となるオーストリアGPの予選が行われました。初日は時折雨に見舞われる天候となりましたが,予選はドライコンディションの中での走行となりました。フリー走行では,L.ハミルトン&V.ボッタスのメルセデスAMG勢が速さを見せ,今季もチャンピオン争いの大本命であることを証明したかのような結果となりました。そして,予選でもその速さに変わりはなく,ボッタスがコースレコードを更新する速さを見せて最初のアタックでトップタイムを刻みました。ボッタスにほんの少し遅れをとったものの,2番手には,やはりハミルトンが付けました。最後のアタックを敢行したボッタスでしたが,ターン4の出口でコースオフを喫して黄旗の原因となり,タイムを更新することができませんでした。ボッタスの後ろを走行していたハミルトンもタイムを更新することができず,わずか1000分の12秒差でボッタスがポールを獲得すると共に,メルセデスAMG勢がフロントローを独占しています。ホンダがF1復帰後最初の勝利を収めた験の良いサーキットだけに,レッドブル・ホンダのエースドライバーであるM.フェルスタッペンに期待がかかっていますが,予選ではメルセデスAMG勢の後塵を拝する結果となり,3番手タイムで予選を終えています。メルセデスAMG勢1分2秒台だったのに対し,フェルスタッペンは1分23秒台とやや遅れをとってしまってやや不安が残りますが,ホンダ側のコメントによるとロングランでは良いタイムが出ていたということなので,決勝レースには期待したいと思います。他のホンダ製パワーユニット勢ですが,レッドブル・ホンダのA.アルボンはQ3まで進出して5番グリッドを獲得しました。しかし,アルファタウリ・ホンダ勢は2人揃ってQ2で敗退となり,P.ガスリーが12番グリッド,D.クビアトが13番グリッド獲得で予選を終えています。メルセデスやホンダとチャンピオン争いを展開することが期待されているフェラーリ勢ですが,今回の予選では奮わず,C.ルクレールはQ3に進出して7番手となり,今季でフェラーリ離脱が決まっているS.ベッテルはQ2で敗退となり,11番手で予選を終えています。 |
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2020/07/04(土) ☆ついに開幕(F1) ○今シーズンのF1は,本来の開幕戦であったオーストラリアGPが,新型コロナウイルス感染拡大によりフリー走行開始直前になって開催中止となり,その後は全く開催されまいまま推移していました。しかし,元々のレースカレンダーは棚上げし,新たに組んだカレンダーに基づき,そして当分の間は無観客で開催されることになりました。その新たな開幕戦となるオーストリアGPが,同国のシュピールベルクにあり,レッドブルにとってホームグランプリとなるレッドブル・リンクで始まりました。初日の走行は,2回のフリー走行が行われています。この日のレッドブル・リンクは,前日の雨が残っている状況で開始となり,フリー走行1の途中で雨がぱらつく事態となりました。しかし,午後に行われたフリー走行2では徐々に薄日が差すという不安定な天候で走行が行われました。その中で速さを見せたのは,やはり今シーズンもチャンピオン獲得の大本命となるメルセデスAMGのL.ハミルトンでした。午前午後の走行共にトップタイムをマークして総合トップに立ち,さらに,チームメイトのV.ボッタスが2番手タイムをマークし,初日はメルセデスAMG勢のワンツー発進となりました。3番手タイムを,メルセデス製パワーユニットユーザーの1つであるレーシング・ポイントF1のS.ペレスがマークしています。今季チャンピオン争いが期待されているのがレッドブル・ホンダですが,そのエースドライバーであるM.フェルスタッペンは,フリー走行1では3番手タイムをマークして期待されたものの,さらにタイムアップするフリー走行2では,フロントウィングに破損して部分があった影響からかタイムアップが果たせず,8番手タイムで初日を終えています。チームメイトであるA.アルボンは,スピンを喫したりして安定した速さを見せることができず,アルファタウリ・ホンダ(昨年までのトロロッソ・ホンダ)のD.クビアトに次ぐ13番手タイムでした。クビアトのチームメイトであるP.ガスリーは,17番手タイムで初日の走行を終えています。 |
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2020/07/03(金) ☆移籍(SBK) ○SBKにフル参戦しているBMWから発表があり,今季もパタ・ヤマハ・ワールドSBKオフィシャルチームからフル参戦しているM.ファン.デル.マークと,来季の契約が成立しました。そのファン.デル.マークは,2015年にPATA Honda World Superbike Teamに所属してSBKにフル参戦を開始し,2017年から現在のヤマハに移籍してSBKにおけるヤマハのワークスライダーとして活躍してきています。ヤマハへの移籍後,2018年に行われた第6戦イギリス大会のレース1で自身,そしてオランダ人ライダーとしてもSBKで史上初となる優勝を果たし,さらにレース2でも優勝しました。昨シーズンは,第6戦ヘレスでのレース2で優勝を果たし,ランク4位でシーズンを終えています。今シーズンはコロナで中断する前に3戦行われていますが,その時は表彰台を惜しくも逃しています。そのような中,6月30日(火)にパタ・ヤマハ・ワールドSBKオフィシャルチームからファン.デル.マークが今季限りでチームを離脱することを発表し,その際はその後の去就は明らかになっていませんでした。そして今回の発表があり,来季からBMW S1000RRを駆ることが決定しています。なお,今季はT.サイクスとJ.ラバティが所属している同チームですが,その2人の去就についてはまだ明らかになっていません。 |
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2020/07/02(木) ☆リハビリ開始(MotoGP) ○ワークスチームにおける来季のチーム体制が決まってきているMotoGPクラスですが,その中で注目を集めているシートの1つが,ドゥカティの体制がどうなるかです。ドゥカティ・チームに関しては,既にJ.ミラーがサテライトからステップアップすることが決まっていて,今季ワークスライダーの一人であるD.ペトルッチがKTMのサテライトへ移籍することも決定しています・。そして,あともう1つのシートに誰が座るかという点に関しては,昨シーズンで引退し,今季はヤマハのテストライダーを務めているJ.ロレンソが再びドゥカティに所属して復活するのではないかという噂も浮上しています。しかし,一番可能性が高いと思われているのが,今季もドゥカティのエースライダー的立場にあるA.ドビツィオーゾの契約延長です。そのドビツィオーゾが,今月17日の再開を前にアクシデントに見舞われました。チームの許可を受け,トレーニングの一環として先月28日にイタリア・ファエンツァで開催されたモトクロスのエミリア・ロマーニャ州選手権に参戦したのですが,その際にレーシングアクシデントにより転倒し,左鎖骨を骨折してしまったのです。鎖骨骨折の治療では,固定した上で自然治癒を待つという方法が採られる場合がありますが,レース再開が間近に迫っているということから即座に手術という方法が採られました。ドビツィオーゾの場合は,レース再開が近いということはもちろん,何といっても連続出走記録更新がかかっていますので,より一層その治療を選択する必要性があります。2002年の開幕戦日本GPでレギュラーライダーとしてデビューしてから昨年の最終戦バレンシアGPまで,その記録を313に延ばしているのです。既に退院してリハビリを開始したということが本人のSNSで報告されていますので,間違いなく記録はさらに更新されるでしょうし,トップ争いに参加することもできるでしょうね。 |
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2020/07/01(水) ☆再変更(JRR) ○新型コロナウィルスの感染拡大により,まだ1戦も行われていない今シーズンのJRRですが,5月30日(土)付けのこのページでお伝えしたように,5月29日(金)にMFJ(日本モーターサイクルスポーツ協会)が今季の暫定レースカレンダーを発表していました。そこでは,当初4月26日(日)に決勝レースが行われる予定だったもてぎ大会が,第4戦として11月15日(日)に開催へと変更されていました。第3戦が9月20日(日)に開催予定となりましたので,およそ2ヶ月近く間が空くことになっていました。その後,MotoGPにおける日本GPの開催が中止となり,同大会の決勝レースがツインリンクもてぎで行われる予定になっていた10月18日(日)がスケジュール的に空くことになりました。こうした流れの中,会場となるツインリンクもてぎを運営する株式会社モビリティランドから発表があり,同サーキットで行われる『2020年MFJ全日本ロードレース選手権シリーズ第4戦 第52回MFJグランプリ スーパーバイクレースinもてぎ』を10月17〜18日に開催へと再度変更することになりました。ここで,今季のJRRの開催スケジュールを再度確認しておきたいと思います。 |
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