トップ > 4月の最新ニュース
1月分へ 2月分へ 3月分へ
最新ニュース

2020/04/30(木)
☆発売延期(F1)
○新型コロナウイルスの感染拡大により,延期や中止が相次いでいるF1ですが,鈴鹿サーキットで10月11日(日)に決勝レースを行なう予定の日本GPについては,まだ随分先のことですので開催延期等の話題は出ていません。ぜひその頃には感染が終息していてほしいものですが,日本GPに関して鈴鹿サーキットから発表があり,5月17日(日)から発売を開始する予定だった同GPの各種チケットの発売を,国内外における新型コロナウイルスに関する対策の状況を考慮に入れて延期することになりました。具体的にいつから発売が始まるかについては,現段階で決まっておらず,決定次第発表するとのことです。今回の発表は延期についてだけでなく,券種についても発表がありました。その内容ですが,「A1仮設席」,「A2仮設席」,「C席上段仮設席」,「I仮設席」の販売は中止するというものです。当然その分観客席が減ることを意味しているわけですから,仮に新型コロナウイルス感染が収束していても,例年に比べるとやや少ない観客数ということになります。
2020/04/29(水)
☆撤退(DTM)
○4月27日(月)にアウディから発表があり,ドイツを中心に開催され,SGTとも連携を深めてきているDTM(ドイツ・ツーリングカー選手権)シリーズから今シーズンをもって撤退することになりました。昨シーズンはアウディとBMW,そしてアストンマーティンの3メーカーが供給するマシンで争われたDTMでしたが,今季はアストンマーティンがわずか1年限りで撤退したことにより,BMWとアウディの2メーカーによる争いとなっていました。しかし,今回の発表により,このままではBMWしか参戦するメーカーがいなくなりますので,DTMの存続自体が危ういこととなります。以前はメルセデスも長年にわたってフル参戦していましたが,2018年限りで撤退。そのメルセデスは,DTMを撤退してその分を電動のフォーミュラカーで争われているFE(フォーミュラE)シリーズにフル参戦しています。今回のアウディの発表によると,今後の二酸化炭素排出量削減に向けた取り組みに向けてモータースポーツ活動を再編し,これからはFEとカスタマーレーシングに集中することになったようです。近年世界の各社が将来に向けてFEへ参戦するようになってきていますが,アウディもその流れに乗ることになった訳です。新型コロナウイルスの影響により,どの自動車メーカーも厳しい財政状況となっているだけに,新たにDTMへ参戦するメーカーが現われるのは絶望的と言えます。果たして来季以降のDTMがどうなるのか,SGTとも関係がありますので,とても動向が気になるところです。
2020/04/28(火)
☆延期(EWC)
○鈴鹿サーキットを運営する株式会社モビリティランドから発表があり,7月19日(日)に決勝レースを行なう予定だった『“コカ・コーラ”鈴鹿8時間耐久ロードレース第43回大会』を11月1日(日)に延期することになりました。1978年から開催されてきた鈴鹿8耐ですが,台風により時間短縮になったことはあったものの,中止もしくは今回のように延期となったことはこれまでありませんでした。近年はEWCシリーズの最終戦として開催されている8耐ですが,今年は新型コロナウイルスの影響により他のレースが延期となっていて,予定通りの開催としたら最終戦にはなり得なかったのですが,今回の決定により,再び最終戦としての開催ということになりました。今シーズンのEWCシリーズは,4月19日(日)に決勝レースが開催予定だった「ル・マン24時間」が8月30日(日)に決勝レースが延期。6月6日(日)に開催予定だった「オッシャースレーベン8時間」は中止となり,それに替わって「ボルドール24時間」が新たに加わって9月20日(日)に最終戦を行うというように予定が変更されていました。今回の発表を受け,今季のEWCシリーズのレースカレンダーをここで整理しておきたいと思います。なお,具体的なレースカレンダーは以下の表となりますが,感染の状況次第では,再び変更となることは十分予想されます。
EWC(世界耐久選手権)のレースカレンダー
大会 開催国 決勝日
第1戦 ボルドール24時間 フランス 2019年9月22日
第2戦 セパン8時間 マレーシア 2019年12月14日
第3戦 ル・マン24時間 フランス 2020年8月30日
第4戦 ボルドール24時間 フランス 2020年9月20日
第5戦 鈴鹿8時間 日本 2020年11月1日

☆開催中止(JRR)
○8耐の開催延期に伴って,JRRにもその影響が出ました。というのも,11月1日(日)というのは,元々鈴鹿サーキットで『2020 MFJ全日本ロードレース選手権シリーズ第7戦 第52回MFJグランプリスーパーバイクレースin鈴鹿』が開催される予定になっていたのです。しかも,今シーズンのこの大会は,開催中止となった『第1戦鈴鹿2&4レース』の代替としてJSB1000クラスの1レースが組み込まれて全3レースになる予定になっていました。今回の8耐延期の発表に伴い,JRR第7戦の開催中止が決定しました。このため,今季のJSB1000クラスのレースがかなり減ることになりますので,ライダーにとってはチャンピオンシップ争いにおける1戦1戦の重みがかなり大きくなったことになります。なお,今季は,11月15日(日)に決勝レースが予定されている『2020 MFJ全日本ロードレースシリーズ最終戦スーパーバイクレースin もてぎ』が大会名通り最終戦となります。
2020/04/27(月)
☆過半数で(F1)
○新型コロナウイルスの世界的な感染拡大によりずっと中止状態のF1ですが,その影響によりチームの存続が危うい状況になっているチームが少なくはありませんので,コスト削減策は必要不可欠と言えます。その第一の取組は,予算の上限を下げることとなります。その点について話し合いが行われていて,当初は1億7500万ドル(約188億円)となっていましたが,感染拡大によりその上限を1億5000万ドル(約161億円)にすることまで決定していました。しかし,いまだに開催がままならない状況が続いているため,資金的に苦しいチームを中心として,さらに引き下げることが要求されています。しかし,こうした重要な案件については,全会一致が原則になっていて,フェラーリなど資金的に余裕のあるチームは削減策に反対していて,全会一致は不可能な状況にあります。こうした点を受けてFIAから提案があり,例外的な状況において,FIAが選手権,カップ,トロフィー,チャレンジ,あるいはシリーズの保護のために変更が不可欠であると考える場合は過半数の賛成があれば可決されるということが決定しました。これまではフェラーリやレッドブルといった資金的に余裕があり,チーム力のあるチームの影響がかなりある状況となっていましたが,特別な状況の中だけではありますが,チーム力の弱いチームの声が反映されることとなりました。
2020/04/26(日)
☆継続参戦表明(MotoGP)
○MotoGPに関しては,開幕戦こそMoto2,Moto3クラスは開催できたものの,MotoGPクラスに至っては全くレースができていない状況が続いています。さらに,今後の予定がどうなるのか全く予想がつかず,早く見積もっても8月や9月にようやく開幕できるのではないかという観測が出ている状況でもあります。そのような中,4月21日(火)付けのこのページでお伝えしたように,スズキのワークスチームであるチーム・スズキ・エクスターがA.リンスとの来季から2年間の契約延長を発表しました。ワークスに関して言えば,開幕前からレプソル・ホンダ・チームがM.マルケスとの長期契約を発表していますし,さらにその前にはヤマハワークスであるモンスター・エナジー・ヤマハMotoGPがかなり早い段階でM.ビニャーレスとの契約延長を発表し,やや遅れて今季もヤマハのサテライトチームであるペトロナス・ヤマハSRTに所属してフル参戦しているF.クアルタラロとの契約を発表しました。この結果,来季のヤマハワークスはビニャーレス&クアルタラロという体制になることが既に決まっています。ということは,8年連続通算15年間にわたってヤマハのワークスライダーとして活躍してきたV.ロッシがその座を譲ることも決定していました。そのロッシについてですが,クアルタラロがワークスへ移籍することの発表があったとき,ロッシの去就についても発表が行われていました。それは,今季序盤の状況をロッシ自身で考え,来季もMotoGPにフル参戦するモチベーションが保てればクアルタラロと入れ替える形でペトロナス・ヤマハSRTに移籍するというものでした。さらに,サテライトチームではありますが,技術的援助はこれまで通り行われるというものも決定しています。その肝心の序盤のレースが行われていない状況ですが,この度モンスター・エナジー・ヤマハMotoGPのオフィシャルページやSNSを通してインタビューが公開され,その中で来季も継続して参戦することを希望することがロッシ自身から発表されました。もちろんまだヤマハとの契約が成立しているわけではないでしょうが,ヤマハとロッシとの関係性からロッシに全ての判断をヤマハは任せているでしょうから,ロッシのモチベーションが継続している限り,来季はチームこそ変わるものの,最高峰クラスでロッシの走りを見ることは間違いないでしょう。
2020/04/25(土)
☆さらに(SF)
○今シーズンのSFは,F1やSGT等と同じく,新型コロナウイルスの感染拡大によりまだ1戦も行われていない状況にあります。既に第1戦の鈴鹿,第2戦の富士,さらに我が大分県にあるオートポリスで行なわれる予定だった第3戦と開催延期が決定しています。そのような中,SFを運営するJRP(日本レースプロモーション)から昨日新たに発表があり,6月20日(土)〜21日(日)に宮城県にあるスポーツランドSUGOで開催するを予定の第4戦について,新型コロナウイルス感染拡大の影響により延期することになりました。他の3戦と同じく,代替日程については発表はされていません。現状のままであれば,今季の開幕戦は8月29日(土)〜30日(日)にツインリンクもてぎで開催予定の第5戦となります。
2020/04/24(金)
☆開発禁止(WRC)
○多くのレースカテゴリーは新型コロナウイルスの影響によりほとんど今季のレースが開催されていませんが,WRCは開幕が早かったこともあって,開幕戦のモンテカルロ,第2戦のスウェーデン,第3戦のメキシコまでは開催されています。しかし,4月開催の予定だったアルゼンチンでの第4戦からは開催できていません。そうした状況の中,FIAでラリー・ディレクターを務めるI.マトンが明らかにしたことによると,全ワークスチームに対して5月末までのテスト禁止を伝達しているようです。WRCにマシンを供給しているトヨタをはじめ,ヒュンダイ,そしてフォードを使用しているMスポーツの3メーカーは,全て本拠地がヨーロッパになっています。ただ,ドイツのヒュンダイ,Mスポーツのイギリスに対して,トヨタのフィンランドについては,他のヨーロッパ諸国に比べると新型コロナウイルスの影響がやや少なく,他メーカーに比べると活動がしやすい状況にあります。ですから,来季から投入予定のフルモデルチェンジしたヤリス(国内でも『ビッツ』の名称から『ヤリス』に名称変更)の中のGRヤリスをベースとしたマシンの開発が比較的できることになります。しかし,来季からのマシンとはいえ,その技術の一部が今季型マシンへの転用も可能ですから,活動が不可能な状況にある他の2メーカーからすると今シーズンについてもディスアドバンテージとなります。こうした点を受けての今回の決定だったようです。
2020/04/23(木)
☆開催禁止(F1)
○いまだに1戦も行われておらず,さらに今後の予定も全くはっきりしていない今季のF1ですが,さらなる不確定要素が加わりました。その要素とは,今シーズン当初は第5戦として5月3日(日)に決勝レースが予定されていたオランダGPです。そのオランダGPについては,既に先月の段階で延期することは決定していました。第5戦ですので,もし再開されるとなれば早い時期での開催となるところですが,そうはいかなくなってしまったのです。というのも,同国のM.ルッテ首相が,4月21日(火)に会見を行い,全てのイベントの開催を9月1日(火)まで禁止すると発表したのです。F1としては,無観客という形を採ってでも早い段階での再開を企図しているのですが,観客のあるなしにかかわらずイベントそのものの開催が禁止されているわけで,少なくとも第5戦に組まれていたオランダでの開催は,9月以降でないとできないこととなりました。
2020/04/22(水)
☆社名変更(WRC&WEC)
○トヨタのヨーロッパ地域での研究開発拠点で,WRCではトヨタ・ヤリスWRCのエンジン開発をはじめ,トヨタTS050ハイブリッドで参戦しているWEC(世界耐久選手権)やGRスープラGT4の車両開発をなどを担ったりと,トヨタのモータースポーツで中心的役割を果たしているのが,ドイツのケルンにあるトヨタモータースポーツGmbH(TMG)です。このTMGは,1979年にO.アンダーソンが設立した『アンダーソン・モータースポーツGmbH』が前身となっていて,その後,1993年にトヨタが同社を完全子会社して現在の社名になっています。このところのトヨタは,様々なモータースポーツのカテゴリーで『GAZOO Racing』として活動していますが,4月20日(月)にトヨタから発表があり,TMGの社名を『TOYOTA GAZOO Racing Europe GmbH(TGR-E)』に変更しました。なお,社名は変更となりますが,ケルンで活動することに変わりはありません。
2020/04/21(火)
☆契約延長(MotoGP)
○MotoGPにおけるスズキのワークスチームであるチーム・スズキ・エクスターから発表があり,A.リンスとの間で2022年までとなる2年間の契約延長が成立しました。2017年からMotoGPクラスにステップアップすると同時に同チームに所属しているリンスは,その年こそランク16位で終えたものの,スズキのMotoGPマシンであるGSX-RRのポテンシャルアップもあって2018年には表彰台を獲得してランク5位まで上昇。さらに昨シーズンはM.マルケスやV.ロッシとの競り合いに勝って2勝を挙げ,ランク4位へとさらに成績を向上しました。今回の契約延長により,スズキのワークスライダーを6年間務めることとなります。既にヤマハはM.ビニャーレス(チームメイトはF.クアルタラロ)との契約が,ホンダはM.マルケスとの制約が成立していますので,来季以降の日本メーカーのエースライダーはシートが決定しました。ただ,マルケスとリンスのチームメイトが誰になるのかはまだ未定です。とはいえ,今シーズンのチームメイトであるA.マルケスとJ.ミルの契約延長はほぼ間違いなく,日本メーカーで今季と顔ぶれが違うのはヤマハなのではないかと思われます。
2020/04/20(月)
☆販売休止(F1)
○今シーズンまだ一戦も行われていないF1ですが,この度オールージュで有名なベルギーGPの会場であるスパ・フランコルシャン・サーキットから発表があり,8月28日(金)〜30日(日)に予定されている同GPのチケット販売を休止することになりました。まだ随分先のレースではありますが,今回の決定は,ベルギーの国家安全保障会議から,外出制限を5月3日(日)まで延長すると共に,8月31日(月)まで大規模イベントを実施しないことが発表されたことによるものです。今季から全22戦となっているF1ですが,以前からお伝えしているようにその全ての開催は不可能ですし,実際既にモナコGPについては中止が決定しています。ただ,このまま手をこまねいてレースが開催されないままだと,特に小規模のチームは,レースどころか存在そのものが危うくなってしまいます。こうした事態を受け,マクラーレンF1チームのCEOであるZ.ブラウンがコメントした今季のF1の中のヨーロッパラウンドについては,全て無観客レースで開催されるのではないかということが現実化するのも十分考えられます。
2020/04/19(日)
☆布石?(F1)
○今季はまだ1戦も行われていないF1ですが,メルセデスAMG勢がドライバーでもコンストラクターでもチャンピオンの大本命であることには変わりないでしょう。そのメルセデスAMGについて,新たな動きや噂が出てきています。まず噂というのは,同チームの代表であるT.ウォルフが今シーズンをもってチームから離脱するのではないかと言うことです。そして,離脱後はイギリスのスポーツカーメーカーであるアストンマーティンに移籍するのではないかというのです。アストンマーティンについては,これも既にお伝えしているように,現在はレッドブルのタイトルスポンサーとなっていますが,これはあくまでもスポンサーとしてのもので,パワーユニット等には関わりなく,実際レッドブル及びジュニアチームのアルファタウリ(旧トロロッソ)はホンダ製パワーユニットを使用しています。そのアストンマーティン自体については新たな動きが既に出ていて,レーシグ・ポイントF1の代表を務めている世界的大富豪のL.ストロールが,このアストンマーティンの株を大量に所有しましたで,来季からは同チームがワークス的役割を果たすことになりそうな感じです。そのレーシング・ポイントはメルセデス製パワーユニットを搭載しているチームの1つですので,単純に考えればメルセデスから手を引いてアストンマーティン製パワーユニットを搭載することになります。ただ,マクラーレンと再びタッグを組んだ時のホンダのように,現在全く白紙の状態でF1に参入するのはかなり厳しい状況にあります。さらに,一部ではありますが,メルセデスはアストンマーティンの株式を所有しています。これらのことを総合すると,アストンマーティンのF1復帰は,メルセデスの力を借りながらのものとなるでしょうし,そこにメルセデスのことをよく知るウォルフがアストンマーティンに在籍して両者の関係を取り持っていくという流れが生まれそうです。今回の一連のものは,レッドブルとアルファタウリのように,レーシング・ポイントF1がメルセデスAMGのジュニアチームとして活動を行って行くための布石と考えてもおかしくはありません。
2020/04/18(土)
☆選考方法(EWC)
○4月10日(金)付けのこのページでお伝えしたことの続報になります。例年は最終戦ですが,今シーズンはEWCシリーズの第3戦として開催される真夏の祭典『2019-2020 FIM世界耐久選手権(EWC)第3戦“コカ・コーラ”鈴鹿8時間耐久ロードレース第43回大会』へスポットで出場するには,一部を除いて3度のトライアウトの機会を通して参戦資格と獲得することになります。その3度というのは,12月の『2019-2020EWC第2戦セパン8時間耐久ロードレース』,4月の『鈴鹿2&4レース』5月の『鈴鹿サンデーロード第2戦』です。その中でセパンについては無事開催されたものの,他の2レースについては,新型コロナウイルスの影響により開催が延期となり,8耐前での開催が不可能になっているため,トライアウトという側面はなくなりました。そうした事態を受け,新たな選考方法について鈴鹿サーキットから発表がありました。それによると,実際のレースでの選考は不可能な状況ですので,既にトライアウト登録を完了していて,出場を希望するチームの中から選考委員会が決定するという方法が採られることになりました。ただ,チームやライダーの過去の実績などをもとに総合的に判断されるということですが,具体的な選考理由は明らかにされないようです。不透明な部分が残るという考えもあるのかもしれませんが,色々な面を考えると,現実的にはこうしたやり方を採らざるを得ないのかもしれませんね。
2020/04/17(金)
☆凍結(MotoGP)
○今シーズンのMotoGPは,開幕戦こそ中・軽量クラスは開催できたものの,それ以後は開催できていませんし,MotoGPクラスに至っては,いまだに1戦も行われていない状況が続いています。そのため,資金的に厳しいチームは存続の危機に見舞われています。こうした状況ですから,コスト削減は急務と言えます。これを受け,FIM(国際モーターサイクリズム連盟),MSMA(モーターサイクルスポーツ製造者協会),IRTA(国際ロードレーシングチーム連盟),DORNAスポーツの代表者たちによる話し合いが行われ,そこで新たな決定がなされて昨日発表されました。それによると,現行のレギュレーションを来シーズンまで凍結することになりました。今回の決定をクラス別に見ると,今シーズンのMotoGPクラスですが,全てのメーカーは承認されたパーツのアップグレードはありません。さらに,来季に関しては,全てのメーカーは今年3月に承認されたパーツを使用して来季を開始しなければならず,その後,通常のアップグレード規則は来季の残りの期間に適用されます。また,エアロボディーについては,全てのメーカーのライダーは1回だけアップデートできることになります。Moto2,Moto3クラスについては,マシンの仕様は来季まで継続使用となります。さらに,MotoGPクラスには適合されているレーススタート時にライダーをサポートするデバイスに関しては,両クラス共にコスト削減を優先して採用は禁止されます。
2020/04/16(木)
☆参戦休止(EWC)
○昨日ヤマハ発動機が,今年はEWCシリーズの第3戦となる真夏の祭典『鈴鹿8時間耐久ロードレース』の参戦について発表を行いました。ヤマハの8耐といえば,2015年から『YAMAHA FACTORY RACING TEAM』としてワークス参戦してきました。昨シーズンこそ惜しくもカワサキに優勝を譲ったものの,2018年までヤマハのエースライダーである中須賀克行を中心とし,MotoGPライダーもしくはSBKライダーとトリオを組んで参戦して4連覇を成し遂げました。今回の発表によると,ヤマハワークスであるYAMAHA FACTORY RACING TEAMとしての参戦を休止し,EWCシリーズにおいてヤマハで中心的役割を果たしている『YART Yamaha Official EWC Team(YART)』をエースチームとして参戦することになりました。ライダーとしては,中須賀の参戦をとりやめ,もう一人の国内ヤマハのワークスライダーである野左根航汰をYARTに加入させて,同チームのライダーであるM.フリッツ,N.カネパとトリオを組んでの参戦となります。連覇を目指すカワサキは,既にJ.レイ&A.ロウズ&C.フォレズという強力な体制で臨むことが既に発表されていますので,ヤマハが王座を奪還するのはそう簡単ではないのかもしれません。果たしてどのような結果となるのか,気になるホンダの体制を含めて要注目となります。ただ,新型コロナウイルスの影響が開催自体を含めてどうなるのか,まずはその点が気になるところです。
2020/04/15(水)
☆中止&変更(SBK)
○今シーズンのSBKは,開幕戦であるオーストラリアラウンドは開催されたものの,3月15日(日)に予定されていた第2戦カタールラウンド以降のレースは延期となっていました。そのような中,FIM(国際モーターサイクリズム連盟)とDORNAスポーツから発表があり,5月10日(日)に第3戦としてイモラ・サーキットで開催される予定になっていたイタリアラウンドの開催を中止することになりました。また,5月24日(日)に決勝レースが行われる予定のアラゴンラウンドと6月14日(日)のミサノラウンドの延期が決定しました。この2つの大会については,代替開催についても今回発表されていて,まずアラゴンは第6戦として8月30日(日)に決勝レースがモーターランド・アラゴンにおいて開かれます。また,ミサノラウンドについては,今季の最終戦としてミサノ・ワールド・サーキットで11月8日(日)に決勝レースが行われることになりました。なお,次のレースは,現段階で7月5日(日)に決勝レースが行なわれる予定の第3戦イギリスラウンドになっています。
2020/04/14(火)
☆体制発表(JRR)
○2009年のST600クラスチャンピオンである手島雄介が代表を務める株式会社ティー・プロ・イノベーションが,今シーズンの参戦体制について発表を行いました。それによると,今シーズンも日本郵便とタッグを組み,『日本郵便 Honda Dream TP』としてJRRにフル参戦します。昨シーズンの同チームは,元GPライダーである小山知良がST600クラスにフル参戦し,見事チャンピオンに輝きました。その小山は続投となり,連覇を目指して同クラスを戦うことになります。使用するマシンは,これまで同様ホンダのCBR600RRです。さらに,今シーズンから始まるST1000クラスにも参戦することになり,そのクラスには,こちらも元GPライダーで,JRRへの参戦を休止することになったモリワキのライダーとして近年ずっと走ってきた高橋裕紀を起用することになりました。使用するマシンは,このところずっとマイナーチェンジしかしておらず,今年ホンダがようやくフルモデルチェンジして発売しているCBR1000RR-Rです。高橋としては,新しいチーム,新しいマシン,そして新しいクラスでのフル参戦ということになります。とはいえ,数々の実績を残してきている高橋ですし,新規のクラスへのフル参戦ですから,ベテランの力が十分発揮され,初代チャンピオンになってもおかしくないと考えられます。果たしてST600クラス連覇と2クラス制覇という快挙を成し遂げることができるか,このチームの活躍が十分期待されます。
2020/04/13(月)
☆可能性(F1)
○新型コロナウイルスの影響により,F1は開幕からの9戦が中止又は延期となっています。今シーズンは全22戦が組まれていましたが,既にモナコGPが開催中止決定となっていますし,残された日数を考えても,モナコを除いた21戦の全てを開催するのはほぼ不可能な状態となっています。現実的には20戦を切ったレース数となりそうなのですが,それでも6月中は無理でも,7月中には始めないと20近いレース数をこなすのもほぼ不可能だと言えます。このような状況の中,モータースポーツ部門でマネジングディレクターを務めているR.ブラウンによると,無観客レースも想定に入れているようです。というのも,レース関係者だけであれば,ウイルス検査範囲が限られますので,感染がなければレースを開催することができます。しかし,観客を入れるとなればそうは簡単にいきませんし,何より感染を広げる可能性も出てきます。そうした無観客という可能性と同時に,レースとレースとの開催を詰めていくという可能性も当然出てきます。ブラウンによると,3戦やって1戦休みというスケジュールも可能性としてあるようです。もちろん,年を越しての開催も十分あり得ます。とはいえ,何をおいても感染の終息が一番ですので,そうした状況が早く生まれることを期待していくしかありませんね。
2020/04/12(日)
☆延期決定(S耐)
○今シーズンのスーパー耐久シリーズは,既に開幕戦と第2戦の延期が決定していて,他のカテゴリーと同様に新型コロナウイルスの影響によりまだレースが行われていない状況にあります。そのような中,富士スピードウェイとS耐側から発表があり,6月5?7日に開催される予定になっていた第3戦『NAPAC 富士SUPER TEC 24時間レース』も延期することになりました。国内で唯一の24時間耐久レースであるこの大会ですが,しばらく国内で24時間レースが行われなくなっていた中,2018年にこのシリーズの一戦として復活しました。ル・マンなどと同じように,ナイトセッションあり,コース脇では観客同士がバーベキューをしながらレースを楽しんだりと言った光景が見られます。今季も,レース展開はもちろん,そうした楽しみも計画されている方も多いのではないかと思いますが,周辺都県である東京都や神奈川県などに発令された緊急事態宣言などの影響もあって,開催延期せざるを得ませんでした。代替開催については,現段階では未定です。なお,併催で行われる予定になっているフォーミュラ・リージョナルの第1戦&第2戦についても,同様に延期が決定しています。
2020/04/11(土)
☆さらに(MotoGP)
○4月7日(火)にFIM(国際モーターサイクリズム連盟),IRTA(国際ロードレーシングチーム連盟),MotoGPを統括するDORNAスポーツから発表があり,決勝レースが05/31行われる予定のイタリアGPと,6月7日(日)に行なわれる予定のカタルニアGPの2大会を,他の大会と同じく新型コロナウイルスの感染拡大により延期することになりました。さらに,昨シーズン限りで現役を引退し,今シーズンからヤマハのテストライダーを務めているJ.ロレンソが,母国での開催となるカタルニアGPにおいてワイルドカード参戦する予定でしたが,こちらは見送ることとなりました。この延期拡大により,現段階では6月21日(日)に決勝レースが開催予定のドイツGPから再開ということになります。ただ,ドイツを含めてヨーロッパの現状を考えると,この大会が予定通り実施されるかは,かなり不透明と言えます。
2020/04/10(金)
☆選抜方法は?(EWC)
○一昨日付のこのページで,株式会社モビリティランドから出されたJRRとSFの開催についての変更点をお伝えしました。その発表では,もう1つ発表されていました。それは,『鈴鹿サンデーロードレース第2戦』についてです。この大会は,WECシリーズの1つである鈴鹿8時間耐久レース(8耐)のトライアウトを兼ねています。鈴鹿8耐参戦を目指す多くのチームは,全部で65ある出場権を獲得するため3度のトライアウトにエントリーしています。その最初の機会である第2戦セパン8時間耐久ロードレースは無事実施されました。しかし,後残り2つのレースである鈴鹿2&4レースの第1レースと,今回お伝えした鈴鹿サンデーロードレース第2戦の開催が延期となり,そのどちらも8耐以後に開催されることになりますので,トライアウトという側面はなくなります。このため,セパンの大会で16チームが参戦権を獲得していますが,鈴鹿2&4レースでの17チーム,鈴鹿サンデーロード第2戦での最大27チームの選抜が未定のままです。こうした異例の事態になってしまいましたので,どのようにして新たな選抜を行って行くのか関係者で話し合いを現在行っていて,その結果を来週発表するようになっているようです。
2020/04/09(木)
☆不透明(F1)
○今シーズンのF1は,いまだに全くレースが行われていない状況が続いていて,伝統のモナコGPの開催中止を含め,開幕から8戦までの延期が決まっていました。そのような中,第9戦,そしてうまくすれば今季の開幕戦となる可能性があったカナダGPの主催者から発表があり,6月12日(金)から開幕する予定だった同GPの開催を延期することになりました。この結果,今季の開幕戦は6月26日(金)からの第10戦フランスGPとなります。ただ,ご存知のようにフランスは現在新型コロナウイルスの感染が深刻な状況にある国の1つです。それだけに,フランスGPの開催もかなり難しいことが予想され,今季の開幕戦がどの大会になるのか,いまだに不透明な状況が続いています。
2020/04/08(水)
☆史上初(JRR)
○新型コロナウイルスの影響により,JRRとSFの今季開幕戦だった『2020 NGKスパークプラグ鈴鹿2&4レース』は延期となっていました。その代替戦についてはこれまで未発表でしたが,そのレースの開催地である鈴鹿サーキットの母体である株式会社モビリティランドから代替日程について発表がありました。JRRは元々開幕戦と最終戦のどちらも鈴鹿が開催地でしたが,今回の決定は,これを利用したかのように,開幕戦と最終戦が合体した形で行われることになりました。当初の予定では,最終戦『第52回MFJグランプリスーパーバイクレースin鈴鹿』は,10月31日(土)と11月1日(日)のどちらもそれぞれレースを開催する2レース制での開催でした。ここに開幕戦が加わったため,まだ具体的な開催方法は発表されていませんが,他のクラスの開催もありますから,土曜日に開幕戦の分を加えるのではないかと思われます。いずれにしても,最終戦は史上初の3レース制での開催となります。

☆こちらも(SF)
○JRR開幕戦と同時開催だったSFの開幕戦ですが,こちらについても同じく代替日程について発表がありました。SFもJRRと同様に,開幕戦と最終戦が鈴鹿での開催となっていました。そして,SFもJRRと同様に開幕戦『2020 NGKスパークプラグ鈴鹿2&4レース』と最終戦『第19回JAF鈴鹿グランプリ』が合体した形で開催されることになりました。その内訳ですが,SFは元々1レースでの開催でしたから,11月14日(土)に開幕戦の代替レースを,11月15日(日)に予定通り最終戦の決勝レースを行うことになりました。
2020/04/07(火)
☆年またぎで(SGT)
○次々にレースが延期となっていますが,SGTに関しては,開幕戦から延期が続いていて,今シーズンはまだ1戦も行われていない状況が続いています。そのような中,SGTを運営するGTAから,今季海外戦として7月に行なわれる予定になっているタイとマレーシア戦について開催を延期することになりました。また,暫定的ではあるものの,今後のレースカレンダーについても発表がありました。それによると,今季第1戦は,元々の予定通り岡山国際サーキットでの大会となりますが,決勝レースの開催日を7月12日(日)とすることになっています。そして,今回延期となった海外ラウンドについては,12月〜1月の開催で年またぎとなる可能性が高くなっています。なお,今回発表されたレースカレンダーは以下の表のようになっています。ただし,コロナウイルスの感染状況によっては,さらに変更が加わる可能性があります。
2020年 SGTレースカレンダー(暫定版)
決勝日 サーキット
第1戦 7月12日 岡山国際サーキット
第2戦 8月9日 富士スピードウェイ
第3戦 9月13日 スポーツランドSUGO
第4戦 10月25日 オートポリス
第5戦 11月8日 ツインリンクもてぎ
第6戦 未定 鈴鹿サーキット
第7戦 未定 チャン・インターナショナル・サーキット
第8戦 未定 セパン・インターナショナル・サーキット
2020/04/06(月)
☆流れ変更(WEC)
○世界3大レースの1つであるル・マン24時間耐久レースを含んだWEC(世界耐久選手権)シリーズは,前年後半から始まり,翌年のル・マンを最終戦としてのシリーズとなっています。シーズン8となる今季は,昨年9月に行われたシルバーストーンの大会から開幕し,今年のル・マンでシーズンを終える予定になっていました。しかし,アメリカのオースティンで第5戦が行われたものの,その後は新型コロナウイルスの影響によりル・マンを含めたその後のレースが延期となって現在に至っています。こうしたことを受け,WECから今後のレースについて新たなカレンダーが発表されました。それによると,ル・マンは9月19日(土)〜20日(日)に第7戦として行われ,既に第4戦として行われているバーレーンでの大会が今季最終戦として再度行われることになりました。また,年またぎで行われているWECですが,来季のシーズン9については,来年3月以降に開幕戦が行われることになり,「年またぎ」という流れも変更となります。
2020/04/05(日)
☆支援金(MotoGP)
○開幕戦のカタールGPは,MotoGPクラスを除いて他のクラスは何とか開催できましたが,その後のレースは他のカテゴリーと同様に開催できないままの状態が続いています。こうした状況のため,MotoGPに参戦するチームは財政的に厳しい状況におかれ,存続自体が危うい状況となってきています。そのため,MotoGPを運営するDORNAスポーツはFIM(国際モーターサイクリズム),DORNAの株主であるブリッジポイントキャピタル,CPPインベストメントの承認を得て,チームに対して財政支援を行うことになりました。ただ,MotoGPクラスのワークスチームに関しては,その支援金は支払われません。DORNAの発表によると,MotoGPクラスは1ヶ月あたり25万ユーロ(約2900万円)を4,5,6月分支払うことになります。Moto2,Moto3クラスについては,既にライダー1名あたり2万5千ユーロ(約290万円)が支給されていて,今後さらなる追加支援が行われるとのことです。
2020/04/04(土)
☆参戦開始(F1)
○ホンダエンジンを搭載するレッドブル・レーシングですが,正式なチーム名はイギリスの乗用車メーカーであるアストンマーチン社の名前が入った『アストンマーチン・レッドブル・レーシング』となっています。これは,同社が何らかのハードを提供しているわけではなく,単なるタイトルスポンサーとして名称が使われています。そのレッドブルとアストンマーチンの関係が今季限りとなることは,先日既に正式発表されています。この関係解消は,ホンダ製パワーユニットを搭載しているということもありますが,何と言ってもアストンマーチン自体が新たな取り組みに向けての活動を開始していたことが影響しているのはかなり正確な噂として浮上していました。財政難に陥っていたアストンマーチンですが,カナダの億万長者でレーシング・ポイントF1チームのオーナーで,同チームのドライバーのランス・ストロールの父親でもあるローレンス・ストロールが,今年初めに投資家のコンソーシアムをまとめて同社を救済しています。その後,有力な資金源を得たアストンマーチンは,F1にフル参戦するべく活動を開始していました。そして,この度ローレンス・ストロール自身が,来季からアストンマーチンとしてF1にフル参戦することを発表しました。もちろんそのワークスチームはレーシング・ポイントF1ということになります。ジョーダンからフォース・インディアへと変遷し,そして現在のレーシング・ポイントF1へと名称を変えてきていますが,ついに自動車メーカーのワークスチームとして活動することになったことになります。
2020/04/03(金)
☆見通し立たず(MotoGP)
○今シーズンのMotoGPは,開幕戦こそ中・軽量級クラスは開催できたものの,新型コロナウイルスにより,それ以後は開催ができていませんし,MotoGPクラスについては,今季まだ一度も行われていません。さらに,再々変更されたレースカレンダーが発表されるような状況でもありました。そのような中,FIM(国際モーターサイクリズム連盟),IRTA(国際ロードレーシングチーム連盟),そしてMotoGPを統括するDORNAスポーツから発表があり,その新しいカレンダーに第3戦として5月17日(日)に決勝レースが行なわれる予定だったフランスGPの開催が延期されることになりました。その場合,フランスの次のイタリアGPが再開後最初のレースとなります。ただ,そのイタリアは,ご存知のように最も感染が深刻な国の1つですので,5月31日(日)の決勝レース開催はほぼ不可能でしょうから,こちらも延期になる可能性が高まっています。そうなると,再開は6月7日(日)に決勝レースが予定されているカタルニアGPということになります。なお,今後の予定については,感染の状況を見て判断するということですので,当分の間は発表されないまま推移するようです。
2020/04/02(木)
☆18ヶ月(MotoGP)
○FIM(国際モーターサイクリズム)から発表があり,同連盟のCDI(国際規律法廷)がアプリリア・レーシング・チーム・グレシーニのA.イアンノーネに対して暫定的資格停止を発効した昨年12月17日から来年の6月16日までの18か月間,出場停止処分を課すことを決定しました。昨シーズンから同チームに所属しているイアンノーネは,MotoGPが定期的に実施しているドーピング検査を第18戦マレーシアGPの決勝レース当日に受けました。その際採取した尿の中でAサンプルが検査され,それから蛋白同化男性化ステロイド薬(アナボリックステロイド)の陽性反応が出たことにより,FIMアンチ・ドーピング規則7.9.1に従って暫定的に参戦資格が停止されていました。これを不服としたイアンノーネ側は,ドーピング検査で採取されていたBサンプルの検査を要求していました。しかし,WADA(世界アンチ・ドーピング機関)が実施した再検査でも同様の結果が出たため,今回の1年半にわたる長期の資格停止処分が下されています。イアンノーネ側には,21日以内にスイス・ローザンヌにあるCAS(スポーツ仲裁裁判所)に訴える方法があと残されています。もしこの処分が確定してしまうと,来季中盤まで出場できないことになりますので,チームとの契約継続はもちろん,ライダーとしての将来も絶望的になる可能性が高まることになります。
2020/04/01(水)
☆ここも(SF)
○SFを運営するJRP(日本レースプロモーション)と第3戦の会場であるオートポリスから発表があり,5月16(土)・17日(日)に予定されていた第3戦オートポリスについて,新型コロナウイルスの感染拡大防止のため延期することになりました。今シーズンのSFは,先月末に富士スピードウェイでの合同テストは行われたものの,鈴鹿サーキットでの合同テストをはじめ,その鈴鹿での第1戦,そして富士での第2戦と,他のレースカテゴリーと同様に中止又は延期となっています。延期ということですが,その代替開催がどうなるかについては,第1・2戦と同様に今回の発表の中では明らかになっていません。なお,この大会と併催になっていたSFライツの第6・7・8戦とTCRジャパンシリーズ第4・5戦そしてN-ONEオーナーズカップも,SFと同様に延期となっています。今回の決定により,SFをはじめ,SGT,S耐と国内主要レースが5月いっぱい開催されないことになります。
 

トップ > 4月の最新ニュース