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2020/06/30(火) ☆差別反対(F1) ○6月29日(月)にメルセデスF1から新たなカラーリングの発表があり,これは人種差別反対のメッセージと,自チームとF1の多様性をさらに向上させることを誓ってのカラーリングです。アメリカのミネアポリスで起こった,警官が長時間にわたって首を膝で押さえつけ,助けを求めながら死亡した黒人男性のJ.フロイドさんの死により,アメリカ国内はもちろん,世界中で黒人に対する差別撤廃を訴える活動『Black Lives Matter』が生まれています。こうした動きの中,F1も新型コロナウイルスおよび人種差別と不平等に取り組むための『#WeRaceAsOne』キャンペーンを発表。現在F1で唯一の黒人ドライバーであるL.ハミルトンが所属している同チームは,そのハミルトンの呼びかけに呼応し,カラーリングの変更を行いました。メルセデスといえば,伝統的に『シルバーアロー』と呼ばれる銀色を主体としたカラーリングが用いられてきています。今回発表されたカラーリングは,このシルバー主体の色からブラックを主体にしたものになっています。同チームのカラーリングの変更は,マシンだけでなく,ハミルトンとV.ボッタスのレーシングスーツもブラックに変わり,それに伴って2人のヘルメットもデザインの変更が行われるようです。 |
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2020/06/29(月) ☆2日連続(SGT) ○2日間にわたる合同テスト最終日の走行が,再開後最初のレース会場となる富士スピードウェイで行われました。この日の富士は,朝から激しい雨に見舞われていたものの,時間が経つにつれて徐々に天候が回復していって路面が乾いていく状況となりました。それに伴ってタイムもセッションごとにアップしていきました。GT500クラスで総合トップタイムをマークしたのは,野尻智紀&福住仁嶺組のARTA NSX-GTでした。チームこそ違いますが,前日もNSX-GTがトップでしたので,ホンダ勢が2日連続トップタイムということになりました。3番手タイムを前日トップだった山本尚貴&牧野任祐組のRAYBRIG NSX-GTがマークし,これまた2日連続総合3番手タイムをホンダ勢がマークしたことになります。さらに,平川亮&N.キャシディ組のKeePer TOM’S GR Supraが総合2番手タイムをマークし,トヨタ勢が2日連続総合2番手となっています。初日は奮わなかったGT-R勢ですが,この日も上位に顔を出しておらず,松田次生&R.クインタレッリ組のMOTUL AUTECH GT-Rがマークした総合9番手が最高位でした。 GT300クラスは,井口卓人&山内英輝組のSUBARU BRZ R&D SPORTが総合でトップタイムでした。総合2,3番手タイムは,それぞれ平中克幸&安田裕信組のGAINER TANAX GT-R,谷口信輝&片岡龍也組のグッドスマイル 初音ミク AMGがマークしています。今回の走行で開幕前のテストは終了し,次の走行は,いよいよ7月18日(土)〜19日(日)に行われる開幕戦ということになります。 |
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2020/06/28(日) ☆再スタート(SGT) ○今シーズンはまだ1戦も行われていないSGTですが,3月に岡山国際サーキットで合同テストは行われています。それ以来となる合同テストが,改訂版のレースカレンダーで開幕戦の会場となる富士スピードウェイで始まりました。今回のテストは,6月27日(土)〜28日(日)の2日間にわたって,そして無観客で行われる予定になっています。その初日の走行は,テストらしくマシンがストップして赤旗が提示される場面が見られました。また,午後からの天候が悪化する予報も出ていたため,午後の走行は予定を早めて行われました。そのような中,GT500クラスで初日総合トップタイムをマークしたのは,山本尚貴&牧野任祐組のRAYBRIG NSX-GTでした。今季からFRにマシンが変わっているNSX-GTですが,トップタイムだけでなく,塚越広大&金丸ユウ組のKEIHIN NSX-GTが総合3番手タイムをマークして仕上がりのよさを示しています。そのホンダ勢に食い込んで総合2番手タイムをマークしたのは,関口雄飛&S.フェネストラズ組のau TOM’S GR Supraでした。今シーズンから新しくSGTに導入されたGR Supraですが,総合4,5番手も同車でした。マシントラブルから赤旗の対象となることが見られたGT-R勢でしたが,その中でトップだったのは,高星明誠&J.マーデンボロー組のリアライズコーポレーション ADVAN GT-Rがマークした総合8番手でした。 GT300クラスでもNSXは速さを見せ,道上龍&J.パーソンズ組のModulo KENWOOD NSX GT3が初日総合トップタイムでした。2,3番手タイムをメルセデスAMG勢がマークし,それぞれ谷口信輝&片岡龍也組のグッドスマイル 初音ミク AMG,蒲生尚弥&菅波冬悟組のLEON PYRAMID AMGでした。 |
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2020/06/27(土) ☆新カラーリング(F1) ○数々の輝かしい歴史を持つプライベートチームの1つがウィリアムズですが,近年は成績が低迷し,それと共に有力なスポンサーが撤退して資金難に陥っています。そのため,チーム株式の大幅な売却話にまで発展しています。そうした中,5月には,昨年からタイトルスポンサーとなっていた『Rokit(ロキット)』社との契約が解除となり,それに伴って当初発表されていた今季型マシンであるFW43のカラーリングを変更する必要が生じていました。そして,昨日同チームから新たなカラーリングが施されたFW43が公開されました。『Rokit(ロキット)』社と契約しているときには,同社のコーポレートカラーである赤が多く取り入れられていましたが,今回発表されたカラーリングは,同チームの伝統カラーであるネイビーが復活しています。マシンに飾られているロゴは,もちろん『Rokit(ロキット)』は外され,新たにカナダの食品メーカーである『SOFINA』と,イタリアのコーヒー製品メーカーである『Lavazza』のロゴが大きく飾られています。SOFINAのロゴはサイドポッドに,Lavazzaのロゴはエンジンカバーに飾られ,両社共に今季同チームのレギュラードライバーであるN.ラティフィが持ち込んだスポンサーです。一番ロゴが目立つSOFINAは,ラティフィの家族が所有する企業だということです。 |
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2020/06/26(金) ☆再結成(MotoGP) ○ホンダワークスであるレプソル・ホンダ・チームと関連して来季の体制がどうなるのか注目を浴びているKTMですが,そのKTMが来季の体制について正式な発表を行いました。今シーズンのKTMは,ワークスであるレッドブルKTMファクトリー・レーシングがP.エスパルガロ&B.ビンダー,サテライトであるレッドブルKTMテック3がM.オリベイラ&I.レクオナの体制で臨んでいます。今回の発表によると,ビンダーについては残留となり,エスパルガロについては,今季で契約満了となりました。そして,その空いたシートにオリベイラが昇格することになりました。これにより,来季のワークスはビンダー&オリベイラということになり,この2人は,中・軽量級クラスにKTMのワークスとして参戦していたレッドブルKTMアジョにおける2015年,2017年,2018年の時と同じペアですので,チームこそ違え再結成ともいえる組み合わせとなりました。テック3については,レクオナは残留し,昇格したオリベイラが抜けて空いたシートには,噂されていたとおり,ドゥカティのワークスライダーで,今季で契約が切れるD.ペトルッチが移籍してくることになりました。この4人については,ワークス,サテライト共に最新型のマシンが供給されます。契約満了となったエスパルガロの去就については発表がありませんでしたが,今回の決定により,噂されているとおりレプソル・ホンダ・チームへの移籍がほぼ確実と考えて良さそうです。もしそうなると,来季のホンダは,ワークスがM.マルケス(契約延長が既に決定済み)&エスパルガロ,サテライトであるLCRホンダがA.マルケス&中上貴晶となる可能性がさらに高まってきました。 |
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2020/06/25(木) ☆代役(MotoGP) ○6月23日(火)にアプリリアのワークスチームであるアプリリア・レーシング・チーム・グレシーニから発表があり,テストライダーを務めているB.スミスを,スペインのヘレス・サーキット・アンヘル・ニエトで行われる予定の再開後最初の2戦にA.イアンノーネの代役として起用することになりました。同チームのレギュラーライダーを務めているイアンノーネは,昨シーズンの第18戦マレーシアGPで行われたドーピング検査で違反が見つかりました。これを不服として再検査を要求しましたが,その後に行われた再調査でも同じ結果が出たため,CDI(国際懲罰法廷)がイアンノーネに対し,暫定処分の発行日である2019年12月17日から,そのちょうど1年半後となる2021年6月16日までの18か月間の出場停止処分を3月に発表していました。長期にわたる出場停止ですので,アプリリアとしては対策を講じる必要があり,とりあえず再開後の2戦となる今季第2戦スペインGP,第3戦アンダルシアGPにスミスを起用することとなりました。第4戦チェコGP以降がどうなるのかについては発表されておらず,スミスがそのまま起用される可能性は高いものの,現段階では再開後最初の2戦となっています。なお,代役参戦するスミスは,昨シーズンと同じく電動バイクで行われているMotoEに今季も参戦する予定になっていますが,少なくとも代役参戦する今回の2つの大会については参戦しないことになっています。 |
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2020/06/24(水) ☆レッドブルカラーで(SGT) ○レッドブルとTEAM MUGENが,今シーズンもGT500クラスにフル参戦して駆る『ホンダNSX-GT』のカラーリングのティザー映像を公開しました。同チームの今季のカラーリングについては,3月14日(土),15日(日)に岡山国際サーキットで行われた公式テストで,レッドブルの新商品である『レッドブル・エナジードリンク ホワイトエディション』にちなんで,白をまとったスペシャルカラーリングで登場していました。ただ,その時はこの公式テスト用のバージョンで,本番用は新たに発表されるものと思われていました。そして,今回のティーザー映像により,F1やSF等で用いられているのと同じレッドブルカラーに彩られたマシンであることが正式に明らかとなりました。もちろんTEAM MUGENのカラーリングですので,同チーム共通のデザインである大きな目玉は用いられていて,左右のAピラーの付け根,フロントフェンダー後端部分に彩られています。ボンネット部分には,レッドブルはもちろん,MOTULのロゴが飾られています。さらに,リアウィングにはこちらも同チームの定番である『無限』のロゴが大きく見られます。今回公開した動画では,今季このマシンを駆ることになる武藤英紀と笹原右京がドライバーチェンジする様子や,元F1ドライバーで,現役時代からずっと無限との関係を継続してきている中野信治監督も登場しています。 |
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2020/06/23(火) ☆2021チーム体制(MotoGP) ○昨日もお伝えしたように,本格的な開幕に至っていないMotoGPですが,その裏側では,既に来季の体制づくりが行われています。ヤマハはかなり早い段階で来季の体制がほぼ固まっていますが,ホンダに至っては,M.マルケスは安泰なものの,そのチームメイトが誰になるのかかなり注目となっています。他の陣営では,スズキも早い段階で決定していますが,ドゥカティやアプリリア,そしてKTMも流動的なところがあります。ここでは,これまでの噂を含めての状況を整理しておきたいと思います。なお,アプリリアについては,A.イアンノーネがドーピング違反に問われていて,現状では来季の参戦が不可能な状態になっていますので,テストライダーを務めているB.スミスがそのままレギュラーライダーとして参戦することになるのではないかと思われます。 |
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2020/06/22(月) ☆交渉(MotoGP) ○まだ全クラス揃っての開催ができていないMotoGPですが,来季に向けた動きがシーズン前から起きていましたし,現在も舞台裏でいろいろな動きが出ているようです。その中で注目となるのが,来季レプソル・ホンダ・チームのM.マルケスのチームメイトに誰がなるのかということです。普通で考えれば,今季同チームに所属しているマルケスの実弟であるA.マルケスということになります。しかし,通常ワークスライダーは2年契約を結ぶことが多いのですが,彼の契約期間は1年です。そこで浮上しているのが,今季でKTMとの契約が切れるP.エスパルガロです。まだはっきりしたことは決まっていないのですが,噂では彼が移籍する可能性は結構高いようです。もしそうなると,A.マルケスは1年限りでホンダワークスを去ることになります。そして,彼の受け皿となるのが,ホンダのサテライトチームであるLCRホンダとなり,現在所属しているC.クラッチローは引退の道を選ばざるを得なくなる可能性があります。そうした動きの中で注目となっているのが,今シーズンもドゥカティワークスからフル参戦しているD.ペトルッチの存在です。ドゥカティワークスについては,既にドゥカティのサテライトであるプラマック・レーシングからフル参戦しているJ.ミラーの昇格が決まっています。そして,もう一人のドゥカティワークスのA.ドビツィオーゾは,ペトルッチと同じく今シーズンで契約が切れますが,ほぼ間違いなく契約延長となるでしょう。そうなるとペトルッチがシートを失うことになります。選択肢としてドゥカティのマシンを駆ってSBKに戦いの場を移すというものがあったようですが,ペトルッチ側とKTM側との交渉が行われ,どうやらエスパルガロが移籍して空く可能性が高まっているシートに彼が座ることになるようです。MotoGPでの戦いを続けたいペトルッチとしては,ワークスライダーとしてMotoGPでの活動を続けることができますから,文句なしのものとなります。また,KTMとしては,開発ライダーをD.ペドロサが務めていますから,ホンダの情報は得られていますし,もしペトルッチを陣営に取り入れると,ドゥカティの情報を得ることができることになりますので,マシン開発をさらに進められます。まだ,本格的にシーズンは始まっていませんが,早くも来季のシートがどうなるのか注目となってきています。 |
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2020/06/21(日) ☆暫定版(SBK) ○6月19日(金)にFIM(国際モーターサイクリズム連盟)とDORNAスポーツが,暫定的ではあるものの今シーズンの改訂版レースカレンダーを発表しました。今シーズンのSBKは,開幕戦オーストラリアは開催したものの,それ以後は他のレースカテゴリーと同様に新型コロナウイルスの感染拡大により開催がストップしています。そのような中,復活に向けてカレンダーの調整が舞台裏で進んでいき,今回の発表となっています。今回の発表によると,スペインのヘレス・サーキット・アンヘル・ニエトで第2戦として7月31日(金)から再開され,以後南米のアルゼンチンを含め,ヨーロッパを中心とした会場で第9戦までのカレンダーが発表されています。開催日が決まっているところが第9戦までですが,ドニントンパークでのイギリス,TTサーキット・アッセンでのオランダ,ロサイル・インターナショナル・サーキットでのカタールの各大会は,カレンダーの中には名前が挙がっているものの,開催日は調整中となっています。なお,開催日が決まっている大会の暫定的なレースカレンダーは,以下の表のようになっています。 |
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2020/06/20(土) ☆双璧が(F1) ○ウィリアムズとマクラーレンといえば,F1において長い間プライベートチームの中で数々の栄光を成し遂げている伝統ある,そして双璧ともいえるチームです。特に,両チームともにホンダとタッグを組んで多くの勝利,タイトルを積み上げてきていますので,私たち日本人にとっても馴染みのあるチームです。しかし,近年の両チームは,マクラーレンこそややチーム力が回復してきているものの,それでも中団での争いになることが多く,ウィリアムズにいたっては最下位争いを展開するような状況になっていて,財政面を中心に厳しい状況におかれていることは確かです。中でもウィリアムズはその傾向が強く,先日チームの株式を大規模に売却する方針が出されています。マクラーレンはそれよりはましではあるものの,本業のF1で厳しいことは間違いありません。さらに,マクラーレンは市販車を販売して大きな収入を得ていて,これがチームの大きな屋台骨となっています。ところが,新型コロナウィルスの感染拡大により,超高級車を販売しているマクラーレンにとっては売り上げが厳しくなっていて,こちらも財政的な厳しさに追い打ちをかけているようです。色々な報道を見ると,どうやらマクラーレンも株式の大幅な売却に取り組むようで,チームの20〜30%に及ぶのではないかということです。そして,そこで得た資金を原資にして,2021年シーズンから導入される予算制限規則のもとで,マシン開発などの活動に充てていくようなのです。まあ,「チーム売却か」と言われているウィリアムズよりはまだましな状況とはいえ,F1の世界の栄枯盛衰を感じさせる動きとなっています。 |
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2020/06/19(金) ☆契約延長(SBK) ○昨日SBKにフル参戦しているカワサキ・レーシングチーム・ワールドSBKから発表があり,J.レイと2021年から複数年の契約が成立しました。今回の発表は「複数年」ということだけで,それが何年間かという具体的な年数は分かりません。今回契約が成立したレイは,2008年からホンダのSBKにおけるワークス的ライダーの一人としてフル参戦を開始しました。2014年に4勝を挙げてランク2位に輝いたものの,ホンダのマシンの戦闘力不足から思うように勝利することができない状況が続いた中,2015年から現在のカワサキ・レーシングチーム・ワールドSBKに加入しました。カワサキに所属してZX-10RRを駆ってから一挙に才能がリザルトとして残るようになり,所属初年度から昨シーズンまで史上最多となる5連覇を成し遂げています。また,勝利数の総計でも彼が記録を持っていて,現段階で74勝挙げています。今シーズンはレイとA.ロウズの体制となっている同チームですが,その中のロウズに関しては,先月来季の契約が成立していますので,少なくとも2021年までは現在の体制を維持することが決定しています。 |
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2020/06/18(木) ☆1カ所で(FE) ○電動のフォーミュラカーで争われているFE(フォーミュラE)シリーズは,第5戦までは開催されたものの,新型コロナウィルスの感染拡大により,それ以降は他のカテゴリーと同様に開催がストップしたままでした。しかし,他のカテゴリーが新たなレースカレンダーを発表しているように,FEも新たなレースカレンダーを発表しました。それによると,これから全6戦が開催されることになっていて,しかも開催地は全てドイツのベルリンで行うことになるようです。このベルリンでの大会は,旧テンペルホーフ空港の複合施設が会場となり,3回にわたってダブルヘッダーで行うものです。同じ会場でやるとなると,3回のダブルヘッダー全てが同じレイアウトでのバトルということになりそうですが,パーマネントサーキットを使用してることが多い他のフォーミュラカー・レースと違って,FEは市街地等を使用しています。今回も,市街地ではないものの,レイアウトが固定されているわけではありませんので,発表によると3つのレイアウトが準備されていて,3回の大会がそれぞれのバージョンのレイアウトを使用することになります。また,感染拡大を防ぐため,いずれのレースも無観客で実施され,レース関係者の数は1000人以下になるよう制限するということです。なお,開催日については,第6,7戦が8月5日・6日,第8戦と第9戦が8月8日・9日,第10戦と最終戦が8月12日・13日と短期集中になっています。 |
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2020/06/17(水) ☆投入見送り(WRC) ○今シーズンも『ヤリスWRC』でWRCを戦っているTOYOTA GAZOO Racing WRTですが,来季に向けて新型WRカーを投入すべく開発を続けていました。今年フルモデルチェンジし,国内では『ビッツ』から海外と同じ『ヤリス』に車名を変更していますが,来季から新たに投入予定の新型マシンは,夏ごろ発売予定となっている新型スポーツカー『GRヤリス』をベースとしたものです。2022年シーズンからは,ハイブリッドシステムを軸とする新たな車両規則が導入される予定になっていて,仮にトヨタが来季新型マシンを投入しても,わずか1年でそのマシンは使えないことになります。それでもトヨタとチームは,フィンランドを中心に開発作業を続けていました。そのような中で発生したのが,新型コロナウイルスの感染拡大でした。その影響により,開発スタッフの作業体制や車両製作に必要な部品供給の状態が不安定となりました。そのため,同チームの公式Twitterによると,来季は現行マシンで参戦すべく改良を重ねているとのことです。ということは,GRヤリスをベースとした新型WRカーの投入が見送りになったことを意味します。残念ではありますが,やむを得ない措置といえますね。 |
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2020/06/16(火) ☆見送り(SGT) ○SGTではGT500,GT300クラスの両クラスにフル参戦しているKONDO RACINGから発表があり,ドイツで行われているニュルブルクリンク24時間レースへの参戦を,今シーズンは休止することになりました。今回の決定を行ったKONDO RACINGは,同レース制覇に向けて昨シーズンからGT300クラスでも採用しているニッサンGT-RニスモGT3を駆って3年計画で参戦することにしていました。その初年度となる昨シーズンは,初挑戦ながら総合9位,クラス8位という成績を収めました。その経験を生かしながら,今シーズンはさらなる成績向上を目指してNISMOやヨコハマタイヤ等とも協力して参戦準備をし,マシン等は既にドイツに送っていました。しかし,新型コロナウイルスの感染拡大により,万全の体制を整えると共に,ドライバーをはじめとして,チーム関係者等の安全を確保することは困難なことから今回の決定に至っています。ただ,今季の参戦は見送るものの,3年計画という点は変更せず,1年先延ばしで2021,2022年に参戦することにしています。 |
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2020/06/15(月) ☆新しい生活様式(F1) ○新型コロナウイルスの感染拡大により,私たちには『新しい生活様式』を構築していくことが求められています。これは個々の生活だけでなく,様々な分野でも求められていることです。それはレースの世界でも同じで,慣例として行われていたことについても見直しが必要となっています。その点に関してF1でモータースポーツ担当マネージングディレクターを務めるR.ブラウンが,今季の現場においてどのような手順の変更が行われるのかについて説明しました。それによると,表彰式の見直しをすることになりました。これまでの表彰式では,プレゼンターが入れ替わり立ち替わり登壇し,トロフィー等を手渡していました。これらのことはできませんから,表彰台自体も見直しが必要となり,ブラウンによると,登壇といったことはせず,レース終了後グリッド上にマシンを並べ,そこにドライバーが立つという流れ等が考えられるということです。また,決勝スタート前に許可を受けた観客がグリッド上を動いていたり,かつては女性がグリッドボードを立っていましたが,現在は多くのスポーツイベントでやられているように子どもがその代わりを務めたりしていますが,こうしたことも見直しをすることになります。さらに,レース前に車に分散してコースを回るドライバーズパレードが行われていますが,観客自体が入っていないわけですから,こうした流れも必要なくなり,むしろ動画としてどのような画面を提供するべきが考える必要があります。運営する方はもちろん,私たち自体もレースを見る感覚を見直していく必要がありますね。 |
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2020/06/14(日) ☆市街地コース(F1) ○昨日は鈴鹿サーキットで開催する予定だった日本GPの開催中止についてお伝えしましたが,開催中止が発表されたのは日本GPだけではありませんでした。F1から発表があり,シンガポールとアゼルバイジャンについても開催中止が決定しました。鈴鹿については,渡航に関する規制解除が不透明であったり,日本の特性として東洋の一番端っこにあり,そこに海外から大勢の観客が来るというイベントの開催が厳しかったりしての開催中止だと思われます。しかし,シンガポールとアゼルバイジャンについては,この2カ所の大きな特徴が要因としてあるようです。その特徴というのは,市街地コースであるということです。市街地コースですと当然一般道を閉鎖して行うわけですから,パーマネントサーキットと違ってコース設営の必要があります。現段階でのF1は,前半8戦のレースカレンダーは決定していますが,新型コロナウイルスの感染状況がどうなるのか分かりませんので,なかなかカレンダーを組みにくい状況にあります。かなり早い段階で日程が決まってないと市街地コースの設営が計画段階も含めて設定できないということがありますので,カレンダーの組みにくい状況は大きなマイナスとなります。現段階でロシア,中国,ベトナム,アメリカ,メキシコ,ブラジルもまだ検討対象で,ロシアについては,ヨーロッパですし,プロモーターが2週連続開催も可能ということを打診しているようですから,開催が十分に考えられます。しかし,他の地域はヨーロッパから遠く離れたところですので,開催することが厳しいことは間違いないでしょう。 |
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2020/06/13(土) ☆F1も(F1) ○鈴鹿サーキットやツインリンクもてぎを運営するモビリティランドから発表があり,今季10月9日(金)〜11日(日)に鈴鹿サーキットで開催する予定だった日本GPの開催を中止することになりました。6月2日(火)付けのこのページでお伝えしたように,ツインリンクもてぎで開催予定だった2輪の最高峰MotoGPの日本GPの開催が中止となりましたが,4輪の最高峰であるF1も同様の結果となってしまいました。この決定はもちろん新型コロナウイルスの影響によるもので,同社の発表によると,「国内外における新型コロナウイルスの感染拡大状況や各地域での防止対策などを踏まえ,慎重に検討を重ねて参りましたが,現段階で海外からの渡航に関する規制解除の見通しが立っていない社会状況および国際的に大規模な移動を伴うイベントの特性を鑑み,開催中止を判断いたしました」とのことです。1976年に初開催となった日本GPですが,一旦途絶える時期があったものの,1987年から鈴鹿サーキットにおいて再び復活しました。2007年からの2年間は富士スピードウェイでの開催となりましたが,その後ずっと現行のように鈴鹿で開催されてきました。しかし,残念ながら今シーズンで連続開催が途絶えることになります。今シーズンはホンダ製パワーユニット陣営であるレッドブルの,そしてM.フェルスタッペンの好調が伝えられる中でしたので,そうした意味でも残念な結果となってしまいました。フェルスタッペンをはじめ,もしレッドブルやアルファタウリ勢の誰かが優勝すれば,マクラーレン・ホンダからフル参戦していたG.ベルガーが1991年に優勝して以来となるホームGP制覇となるところでした。ちなみにこの時のレースは,トップをいくチームメイトのA.セナが,最終周でベルガーに勝利を譲るという展開となり,チーム内外に波紋を投げかけることになったレースでした。 |
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2020/06/12(金) ☆2週連続開催(MotoGP) ○Moto2・Moto3クラスこそ開幕戦を戦うことができましたが,最高峰クラスであるMotoGPクラスは,他のカテゴリーと同じく全く開催できていない状態が続いています。そのような中,新たなレースカレンダー作成に向けて水面下で取り組んでいましたが,この度FIM(国際モーターサイクリズム連盟)から改訂版となるレースカレンダーが発表されました。今回発表されたカレンダーは,開幕戦カタールGPを含めた全14戦となっていて,MotoGPクラスにとっての開幕戦となる第2戦は,スペインGPとしてヘレス・サーキット・アンヘル・ニエトにおいて7月19日(日)に決勝レースが行われる予定になっています。さらに,その翌週には同地において第3戦アンダルシアGPとして開催されることになりました。2週連続開催となる訳ですが,これはヘレスだけでなく,オーストリアのレッドブル・リンク,サンマリノ(実際にはイタリア)のミサノ・ワールド・サーキット・マルコ・シモンチェリ,ドイツのモーターランド・アラゴン,スペインのリカルド・トルモ・サーキットの計5カ所で開催されます。既に日本GPについては開催中止が発表されていますが,アメリカ,アルゼンチン,タイ,マレーシアでの大会については,今回の発表段階では「未定」となっていて,状況によってはカレンダーの中に組み込まれることになるかもしれません。なお,今回発表された改訂版のレースカレンダーは,以下の表のようになっています。 |
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2020/06/11(木) ☆改訂版(SF) ○他のレースカテゴリーと同様に,SFも今シーズンはまだ1戦も行われていない状況にあります。そのような中,先日はSGTが今後のレースカレンダーを発表しましたが,今度はSFを運営するJRP(日本レースプロモーション)が今季のレースカレンダーの改訂版を発表しました。それによると,今季開幕戦は8月下旬にツインリンクもてぎで行われることになりました。その後,岡山国際サーキット,スポーツランドSUGOで開催され,我が大分県にあるオートポリスでは,11月中旬に第4戦として開催されることになりました。最終的には,富士スピードウェイで今季最終戦が第7戦として開催されることになりました。レースカレンダーは発表されたものの,レースフォーマットがどうなるのかについては,新型コロナウイルスの感染状況によって変わってきますので,その都度その詳細が発表されることになるようです。なお,今回発表された改訂版のレースカレンダーは,以下の表のようになっています。 |
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2020/06/10(水) ☆契約延長(MotoGP) ○アプリリア・レーシングから発表があり,今シーズンで契約が切れるA.エスパルガロとの間で,2022年まで2年間の契約延長が成立しました。アプリリアとエスパルガロとの契約は2017年からですので,これで6年間タッグを組むことになります。アプリリアのワークスライダーとなってからのエスパルガロは,マシンの戦闘力不足もあって,ここまで2017年シーズンの開幕戦カタールGPと第14戦アラゴンGP,2018年シーズンの第14戦アラゴンでの6位が最高位で,いまだに表彰台を獲得できていません。昨シーズンに関しては,相性の良い第14戦アラゴンGPでの7位が最高位でした。ただ,アプリリアのワークスマシンRS-GPの開発は進み,大幅に改良を加えた今季型マシンは,今年2月に行われたオフィシャルテストで10位に食い込んでいて,飛躍が期待されています。エスパルガロというと,彼の実弟であるP.エスパルガロがレプソル・ホンダ・チームに加わるのではないかという噂が浮上しています。兄の契約が成立しましたので,今後は弟の契約がどうなるのかさらに注目となります。 |
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2020/06/08(火) ☆国内のみ(SGT) ○6月5日(金)付けのこのページでお伝えしたように,今季のレースカレンダーの改訂版が発表されていました。その段階では,最終戦の開催地が2カ所の内のどちらかになっていました。その2カ所というのは,タイのブリーラムにあるチャーン・インターナショナル・サーキットか静岡県にある富士スピードウェイです。その点に関してSGTを運営するGTA(GTアソシエーション)から新たな発表があり,タイでの開催を断念し,富士スピードウェイで最終戦を行うことが決定しました。これにより,今シーズンは全て国内での開催のみとなり,さらに富士での開催が8戦中4戦ということになります。今シーズンのチャンピオン争いは,富士とのマッチングが成功したチーム及びマシンが主導権を握る可能性が高くなりました。タイでのレースは2014年から始まり,昨シーズンまで連続して行われてきました。新型コロナウイルスの感染拡大により,その連続開催が途切れたことになります。さらに,「海外戦」という観点で見ると,シーズンを通して開催がないというのは,2005年に現行のSGTになってからは初めてということになります。なお,今回の措置はあくまでも今シーズンに限ったもので,来季はもちろん海外戦を含んだシーズンとなります。 |
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2020/06/08(月) ☆開幕&洗礼(インディカー) ○モータースポーツはどのカテゴリーも全く止まったままですが,ようやくそうした状況に変化が出ました。アメリカンモータースポーツを代表するレースの1つであるインディカー・シリーズが,開幕戦を行いました。その記念すべきレースとなったのは,テキサス・モータースピードウェイで行われたNTTインディカー・シリーズの開幕戦テキサスです。ただ,開幕したとはいえ,今回のレースはこれまでと大きく違う形で行われました。通常は金曜日から日曜日にかけて行われますが,今回はワンデー開催となっていて,プラクティス,予選,決勝と全て1日で行われました。さらに,今後行われるF1がそうであるように,無観客での開催でした。そのような中で行われた開幕戦は,チップ・ガナッシのS.ディクソンがトップでチェッカーを受け,自身通算47回目となる勝利を収めました。2,3位にはチーム・ペンスキー勢が占め,それぞれS.パジェノー,J.ニューガーデンが入っています。今シーズンも唯一のフル参戦日本人ドライバーであるレイホール・レタマン・ラニガン・レーシングの佐藤琢磨は,予選でクラッシュを喫してマシン修復が必要となり,決勝レースに間に合わなかったため未出走に終わっています。通常のレースですと予選の翌日に決勝レースが行われますので,琢磨にとってはもろにワンデー開催の洗礼を浴びた結果になりました。 |
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2020/06/07(日) ☆補償(F1) ○6月3日(水)付けのこのページでお伝えしたように,F1は今季前半8戦の改訂版となるレースカレンダーを発表しました。そのカレンダーでは,最初の4戦が無観客での開催となることも決定しています。無観客となると収入源が大幅に減るわけですから,開催地としては高い開催権料を払った上での開催にもかかわらず大きな収入源を失うわけで,やむを得ない社会情勢とはいえ,無観客での開催は到底のめる条件ではなかったはずです。その改訂版レースカレンダーが発表された後,第8戦に組み込まれたイタリアGPの開催地であるモンツァ・サーキットの開催が1年延長されることが発表されました。これは,無観客での開催を受け入れた補償ではないかと報道されていました。そして,この度第3戦ハンガリーGPの会場であるスパ・フランコルシャンと,第3戦ハンガリーGPの会場であるハンガロリンクの開催権の延長が成立したことが明らかとなりました。スパ・フランコルシャンは来年までの契約が結ばれていましたから,これで2022年までの開催が決定したことになります。ハンガロリンクは既に2026年までの契約が成立していましたから,2027年シーズンまでの開催決定となります。今回の開催権延長は,F1を運営するリバティ・メディアとの交渉によるもので,モンツァの際の報道を証明するかのように,無観客開催の補償であることも明らかとなっています。 |
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2020/06/06(土) ☆移籍?(MotoGP) ○今季まだ1戦も行われていないMotoGPグラスですが,シーズン前から来季以降の契約についての動きが出ていました。その筆頭を切ったのがヤマハで,モンスター・エナジー・ヤマハMotoGPのM.ビニャーレスの残留が決定し,昨シーズン衝撃的なデビューを飾ったペトロナス・ヤマハSRTのF.クアルタラロが来季そのビニャーレスのチームメイトとしてヤマハワークスに昇格することもその後決定しました。ホンダについては,レプソル・ホンダ・チームのM.マルケスが,4年間にわたる契約延長が決まっています。スズキは体制維持が決まり,ドゥカティは,サテライトであるプラマック・レーシングのJ.ミラーが,来季はワークスに昇格することも決まっています。そのような中,ワークスについて噂が浮上してきています。それは,KTMのワークスライダーであり,今シーズンで契約期間が切れることになっているP.エスパルガロの動向です。新たに出てきた噂というのは,KTMを去り,ホンダのワークライダーとしてレプソル・ホンダ・チームに移籍するのではないかというものです。あくまでも噂ではありますが,まさに驚きの噂話です。今季のレプソル・ホンダ・チームは,マルク&アレックスのマルケス兄弟の体制となっています。兄のマルケスは契約延長が決まっていますが,アレックスは未発表で,彼の場合は1年契約ですから今シーズンで切れます。ただ,昨シーズンMoto2クラスのチャンピオンであり,今季はまだレースをしていません。そのような状況でワークスのシートを失うというのは,あまりに唐突で,今回の噂には「?」と感じざるを得ません。もちろんKTMもホンダもこの噂は否定していて,彼のパーソナルマネージャーによると,KTMの残留をはじめ,ホンダとドゥカティとも話をしているとのことです。ただ,ドゥカティに関しては,既にミラーとの契約が成立していますし,ドゥカティのエースライダー的立場にあるA.ドビツィオーゾとの契約を切る要因もないといえます。となると,ホンダという噂が出ても何ら不思議はありません。ちなみに,その噂は,ポルがワークスに移籍したら,アレックスは今季で引退が噂されるC.クラッチローに替わってLCRホンダに移籍するのではないかとなっています。来季のワークスのシート獲得競争は,だいぶ落ち着いてきているのかなあと思っていたのですが,しばらく目が離せない状況となっていますね。 |
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2020/06/05(金) ☆限定開催(SGT) ○プレシーズンテストは実施されたものの,レース自体はまだ1戦も行われていない今シーズンのSGTですが,そのSGTを運営するGTアソシエーションが,昨日改訂版となる今シーズンのレースカレンダーを発表しました。それによると,レース関係者の移動をできるだけ少なくすることを優先することから,開催サーキットを鈴鹿,ツインリンクもてぎ,そして富士スピードウェイの3カ所に絞ることになりました。これにより,今シーズンも開催が予定されていた我が大分県にあるオートポリスをはじめ,岡山国際サーキット,そしてスポーツランドSUGOでの開催を見送ることになりました。致し方ないこととはいえ,それぞれの地域で開催を楽しみにしていたレースファンにとっては,残念な結果になっています。また,開催されるサーキットの内,現段階で最初の4戦については無観客での開催が決定しています。さらに,最終戦については,国内なのか国外なのかまだ未定の状態です。なお,今回発表された改訂版のレースカレンダーは,以下の表のようになっています。 |
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2020/06/04(木) ☆無観客で(F1) ○昨日お伝えしたように,F1は今シーズン序盤の新たなレースカレンダーを発表しました。その中で,新たに第8戦に組み込まれたイタリアGPについて,その舞台となるアウトドローモ・ナツィオナーレ・ディ・モンツァから発表が行われました。それによると,これまでの報道通り,この大会は無観客で行われることになりました。さらに,開催に関する契約期間についても発表されました。モンツァにおけるイタリアGPの開催は,昨シーズンの段階で2020年から2024年シーズンまでの5年間の契約が締結されていました。今回の発表によると,その契約を1年間延長し,少なくとも2025年シーズンまでは伝統のモンツァでイタリアGPを開催することが決定しました。どうやら今回の1年間の開催契約延長成立は,無観客での開催を受け入れた結果のようです。 |
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2020/06/03(水) ☆過密日程(F1) ○このところ新たなレースカレンダーについて見通しが報道されるようになっていましたが,昨日今シーズン前半8戦のレースかランダーをF1が発表しました。それによると,これまで報道があったように,レッドブルのお膝元であるレッドブル・リンクで行われるオーストリアGPが今季開幕戦となりました。そして,これまた噂通り,同地で2週連続開催となります。さらに,その翌周にはハンガロリンクでのハンガリーGPが開催され,その2週間後にシルバーストーン・サーキットでのイギリスGPがオーストリアと同様2週連続開催されることになりました。イギリスに関しては,感染拡大を抑制するために海外からの渡航者に対して2週間の隔離が科されることになっていましたが,どうやらF1に関しては特例が認められたのではないかと思われます。その後,スペイン,ベルギー,イタリアとヨーロッパ圏内を移動し,10週間で全8戦が開催されるという超過密日程になっています。ちなみに,前半戦は無観客での開催となっていて,感染状況が好転すれば,観客を入れての開催を目指していくことになります。また,できるだけ他の方々との接触を防ぐため,チャーター機で移動するとともに,サーキットから車で移動できる距離にある貸し切りのホテルに宿泊するという対策を採るようです。なお,今回発表された具体的なレースカレンダーは,以下の表のようになっています。 |
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2020/06/02(火) ☆開催中止(MotoGP) ○MotoGPクラスはまだ1戦も行われていないMotoGPですが,現在新たなレースカレンダー作成の真っ最中といったところです。そのような中,とても残念な決定がなされました。昨日鈴鹿サーキットやツインリンクもてぎを運営するモビリティランド,FIM(国際モーターサイクリズム連盟),IRTA(国際ロードレーシングチーム連盟)、MotoGPを統括するDORNAスポーツから発表があり,10月18日(日)にツインリンクもてぎで決勝レースが行われる予定だった日本GPの開催を中止することが決定しました。MotoGPに関係する人たちの数は多く,それらの人たちがレースの度に世界のあちこちに移動することは,新型コロナウイルスの感染を拡大することに繋がりかねません。そのため,MotoGPのレースカレンダー作成は,ヨーロッパを中心に計画が立てられています。そして,11月中旬まではヨーロッパを基盤にレースを開催し,他の地域での開催はそれ以後ということになりました。この方針になってしまうと,11月中旬以降の日本においてレースを開催することは現実的に適切とはいえません。今回の決定は,そうしたことを受けてのもののようです。とはいえ,供給されているマシンの多くは日本メーカーの物ですから,MotoGPにとっての母国GPと言っても過言ではありません。致し方ないことではあるものの,何ともやるせない気持ちが起きるのは私だけではないでしょうね。 |
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2020/06/01(月) ☆継続(F1) ○新型コロナウイルスの感染拡大により,世界経済は大きな影響を受け,大小にかかわらず多数の会社が倒産に至るケースがどんどん増えています。それはレースの世界も同様で,参戦見直しに至るケースがこれまた増えてきています。そのような中,F1における最近の大きな噂は,メルセデスとルノーの撤退です。特にルノーに至っては単なる噂では終わらない状況があります。ルノーと提携関係にある日産が大きな販売不振に陥っていて,赤字幅がリーマンショック時を彷彿させる状況が発表されています。そして,その提携相手であるルノーも同様に販売不振による赤字幅大きく増加したため,新たなコスト削減策を発表しています。それによると,3年で20億ユーロ(約2400億円)のコスト削減をし,そのために全世界で14600人,フランス国内では4600人の従業員を減らすということです。2016年シーズンからワークスとしてF1に復帰したルノーですが,期待されたほどの成績を残すことができていません。一昨年までレッドブルにパワーユニットを供給していましたが,ワークスでありながらレッドブルの後塵を拝する状況となっていました。コンストラクタータイトル争いでは,一昨年は何とか4位に入りましたが,昨シーズンはマクラーレンの復活により5位に順位を下げています。本業の大幅赤字,そしてチームの成績が思うようには上がらないということですから,F1からのワークス活動撤退の噂が浮上しても何ら不思議ではありません。しかし,この度ルノー社のC.デルボスCEO代理の発表によると,ルノーは今後もF1に参戦する予定であること明言しました。今回の発表により,当面撤退の噂は消えることになります。なお,メルセデスの撤退についてですが,こちらも現段階では噂で終わるようです。 |
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