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最新ニュース

ここでは,レースに関する情報をできるだけいち早くお伝えします。

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2003・7・31
☆違い(F1)
○タバコ広告禁止措置の関係で今年のレースカレンダーから消えたベルギーGPですが,その後も復活の噂が浮かんでは消えしていました。しかし,どうやら復活の可能性が高くなりました。以前からF1のドンB.エクレストンが,「タバコ広告禁止措置が解除されれば復活」という言葉を発していました。その言葉を受けたからというわけではないでしょうが,ベルギー議会でタバコ広告禁止措置を和らげる法案の提出及び採決が行われ,「緑の党」に所属する議員などの反対があったものの,可決・成立しました。これによって,スパフランコルシャンでのレースが再び行われる可能性が大となったのです。それにしても,F1のために法案が提出されて国会で審議されるなんて,現段階においての日本ではまず考えられないこと。やはり,レースに関する歴史の違いが,こういうことでも感じさせられますね。

2003・7・30
☆中国訪問(F1)
○今週E.ジョーダンが,上海を訪れることになりました。来年から新たに中国でF1が開催されることはほぼ間違いがなく,その舞台となるのが現在建設中の上海国際サーキットです。そのプロモーション活動の一環としてジョーダンの訪問があるのではないかと思います。当然F1のチームとしては最初の訪問ということになります。なお,この新しいサーキットは来年3月の完成予定で,それからすぐにレース開催というわけにはいかないでしょうから,来年の後半戦の一つとなる可能性が大です。おそらく中国GPは,毎年シーズン終盤に開催されている鈴鹿でのF1の前後になるのでしょうね。

2003・7・29
☆おとがめなし(Fポン)
○本山哲の圧勝で終わった第6戦でしたが,違ったところで注目を集めたことがありました。スタートしてすぐ,チームルマンの土屋武士とPIAAナカジマの小暮卓史が接触し,土屋に至っては最後尾に落ちるという事件が起きました。この二人は開幕戦でも接触事故がおき,危険行為ということで小暮にペナルティーが科せられるということがあった因縁の間柄です。今回の出来事に対し,土屋は怒りを露にし,それに対して小暮はレーシングアクシデントと主張というように,言い分にも大きな開きがあります。レース後の審査委員会に両者が呼ばれ,今回のことについては小暮にペナルティーはありませんでした。それにしても,この小暮というルーキードライバーは,なかなかの大物かもしれません。デビュー当時のJ−P.モントーヤが,M.シューマッハにやたら噛み付くことがありましたし,そのシューマッハ自身も,デビュー当時A.セナに噛み付いてました。ことほどさように,大物というのは物怖じしない部分が必要なのかもしれません。とは言っても,お互いの信頼感の上でレースというのは成立しているわけで,それが失われてしまうと,命を預けてのレースは成り立たなくなります。中嶋悟監督も,小暮に対する教育を約束していましたから,1ヶ月以上に及ぶFポンの夏休みの間に小暮にどのような変化が現れるでしょう。

2003・7・28
☆本物(WGP)
○ドイツGPの決勝が,ザクセンリンクで行われました。序盤は,V.ロッシが2位以下を離してトップを走行していましたが,予選5番手からスタートしたS.ジベルナウが徐々にその差を詰め,ついに21周目にトップに浮上。それからは二人によるテールトゥーノーズのバトルが繰り広げられ,最後までジベルナウがロッシを抑えてチェッカーを受けました。ジベルナウの勝利は,今シーズン4回目になります。1勝目,2勝目の頃は,「たまたま」という感じを受けていましたが,こうした走りを見せられると「本物のチャンピオン候補の一人」と言ってもいいのかもしれません。もう一人のチャンピオン候補であるM.ビアッジは,3位に上がったところでクラッシュし,リタイアとなりました。なお,日本人の最高位は,宇川徹の6番手でした。

☆順調に(Fポン)
○予選ができないほどの雨に見舞われていた第6戦でしたが,決勝を迎えた昨日は一転して好転に恵まれました。ただし,宮城県を襲っている地震は相変わらずで,余震で揺れながらの決勝当日でした。中盤までは,午前中に行われた予選で1位を獲得したA.ロッテラーと2位からスタートした本山哲とのテールトゥーノーズのバトルが繰り広げられましたが,35周目に本山がトップに浮上。その後は,2位以下をどんどん離していき,結局2位に12秒以上の大差をつけてチェッカーを受け,今季4勝目を飾りました。この勝利により,ランキング2位の脇坂寿一に20ポイントの差をつけ,順調にチャンピオン獲得へと進んでいます。

2003・7・27
☆午前中に(Fポン)
○第6戦の予選は雨のため中止となりましたが,今日の午前中に行われる予定だったフリー走行の枠を使って予選を行うことになりました。予選が中止となるほどの雨。そして,宮城県を襲った大きな地震という自然による影響を今回のレースは受けていますが,無事大会が進んでいくといいですね。

☆2戦連続(WGP)
○第9戦の予選が行われ,前戦においてポールトゥーフィニッシュ(チェッカーは2番手で受けましたが,その後トップでゴールしたロッシがペナルティーを受けて1位に昇格)を飾ったM.ビアッジが,それまでのトップだったJ.マックウィリアムズをわずか0秒002上回って逆転のポールを獲得しました。今回は2ストマシンで臨んでいるプロトンKRですが,マックウィリアムズが予選2位,僚友の青木宣篤が9位と,ある程度予想していたことですが,やはりこのコースでの相性のよさが出た感じがします。日本勢の最高は,ポールを獲得したビアッジの僚友である宇川徹でした。

2003・7・26
☆なぜ?(Fポン)
○Team 5ZIGENから公式リリースがあり,明日からスポーツランドSUGOで開幕する第6戦を福田良が急遽欠場することになりました。5ZIGENの発表によると,「本人の都合により欠場」ということになっています。しかし,噂によるとスポンサーとの絡みで何らかのトラブルが生じているのではないかということです。そのトラブルというものの中味については情報がありませんが,果たしてそれが本当なのか,そしてもし本当ならその中味とは何なのかが気になるところです。ちなみに,欠場は今回だけで,富士で行われる第7戦には出場する予定です。

2003・7・25
☆やはりホンダか?(WGP)
○今日から始まるドイツGPを前に,V.ロッシとM.ビアッジの二人の記者会見が行われました。その中で,来年以降の契約についてロッシの口から現段階でのことが語られました。今年でホンダとの契約が切れるロッシですが,ドゥカティへの移籍の噂が絶えません。その噂に付随して,「ドゥカティのメインスポンサーであるマールボロの力でF1へも」などという噂も出ています。確かに将来的には4輪への転向を常に口にしているロッシですし,フェラーリのメインスポンサーはマールボロ,フェラーリはイタリアのメーカーでイタリア人ドライバーを欲しているという状況がありますから,まんざらありえない話ではありません。話がそれてきましたので元に戻しますが,実際には来年の契約について,やはりホンダを中心に話を進めているようです。ロッシからは「2,3週間以内には契約の発表が」というようなこともこの会見で明らかにされました。やはり落ち着くべきところに落ち着くのでしょうか?

2003・7・24
☆加入(F1)
○ジャガーであったA.ピツォニア解雇&代役としてミナルディからJ.ウィルソンの移籍という一連の動きと連動して,ミナルディの新たなテスト&リザーブドライバーの発表がありました。今回採用されたのは,現在F3000ヨーロッパ選手権でランキング2位につけているJ−M.ブルーニです。ミナルディは,これまでにも有望なイタリア人の新人を登用してきているのですが,今回もそうした伝統に則って(?)彼の採用となったようです。ところで,解雇劇の中心となったピツォニアですが,ジャガーからはテスト&リザーブドライバーとして残留を要請されていたのですが,それを拒否していたことを明らかにしました。もう一人のジャガードライバーであるM.ウェーバーが,「ピツォニア解雇を歓迎する」旨のコメントを出していますが,ことほどさようにジャガーでの彼の立場はほとんどなかったのかもしれませんね。

2003・7・23
☆2ストで(WGP)
○プロトンチームKRは,今週末に行われるドイツGPでは2ストマシンを使うようです。これまでの流れからいうと,4ストマシンの熟成不足が原因と考えられますが,今回の場合はそれだけではないのではないかと思います。ドイツGPが行われるのは,旧東ドイツ領内だったザクセンリンクです。このサーキットは,全開となる場所がほとんどなく,「ちょっと走ればすぐにコーナー」という感じの曲がりくねったサーキットです。そうなると,強烈なパワーを発揮する4ストマシンにとっては,何ともフラストレーションがたまるのはもちろん,下手にアクセルを開けてしまうと,すぐにハイサイドをお見舞されかねません。実際,昨年のポールは2ストマシンを駆るO.ジャックが獲得しています。こうした理由から,あえて2ストマシンでの参戦となるのではないかと思います。もしそうなると,全車4ストマシンとなるはずの今シーズンにもかかわらず,KRはもちろん,WCMチームも2ストですから,全部で4台の2ストマシンということになります。

2003・7・22
☆交代(F1)
○これまでも度々噂には挙がってましたが,シーズン途中ではあるものの,ジャガーのA.ピツォニアがシートを失いました。ポテンシャルはあるものの,それに見合った結果が出せないまま今シーズンのF1から去ることになってしまいました。彼に代わって,今季ミナルディから出走しているJ.ウィルソンがジャガーに移籍し,今シーズンの残りのレースに出場することになりました。ただし,来年のシートについてはオプション契約となっていますので,ある程度の結果を出さないと,ウィルソン自身もシートを失うことになりかねません。なお,ミナルディにおけるウィルソンのシートには,現在国際F3000に参戦中のN.キエサが代わって座ることになります。

☆新市場(F1)
○BARと中国のインターネット関連会社のSINAとの間でスポンサー契約が結ばれました。来年から中国GPが開催され,今後中国においてモータースポーツへの注目度が高まることは間違いないだけに,今回の契約はBARにとって大変有意義なものとなるでしょう。また,F1をはじめとするモータースポーツの世界は,タバコマネーからの脱皮が必要となってきているだけに,こうしたIT関連との提携も意義あるものとなります。

☆ワイルドカード(WGP)
○今週末にザクセンリンクで行われるドイツGPでの,ワイルドカードライダーが明らかとなりました。それによると,MotoGPクラスは,ヤマハの阿部典史とカワサキのA.ホフマンが出場することになりました。

2003・7・21
☆今季初優勝1(F1)
○第11戦イギリスGPの決勝が行われ,フェラーリのR.バリチェロが今季初優勝を飾りました。ポールスタートのバリチェロでしたが,スタートでは2台に抜かれて3位に後退。しかし,2度にわたる(1度目はD.クルサードのトラブル。2度目は,何と56歳の男性の観客がコースに乱入。)セーフティカーの導入や給油後の猛烈なプッシュなどにより42周目にトップを奪い,そのまま逃げ切りに成功しました。ランキングトップのM.シューマッハは,2回目の給油後にプッシュし,何とか5位に滑り込みました。しかし,ランキング2位のK.ライコネンが3位に入りましたので,ポイント差が7と縮まりました。日本勢は,珍しく4台揃って完走しました。トヨタ勢は,給油などの関係から一時はワンツー体制と言う見せ場を作りました。結局C.ダ.マッタが,7位に入ってポイントを獲得しました。BAR勢は,最後尾スタートのJ.バトンが,粘りの走行を披露して8位に入り,貴重な1ポイントを追加しました。

☆今季初優勝2&兄弟でチャンプか?(R2−1)
○第5戦の決勝が,ツインリンクもてぎで行われました。250tクラスでは,4番手スタートの小山知良がファステストラップを記録する走りを見せてトップでチェッカーを受け,今季初優勝を飾りました。3位に青山博一が入り,ランキングトップの亀谷長純がリタイヤした関係から,青山が亀谷に代わってトップに浮上しました。125tクラスでは青山周平が3連勝を飾ってランキングトップの座を守り,何と青山兄弟が揃ってランキングトップという状態になっています。なお,最高峰のJSB1000クラスは,ランキングトップの北川圭一が2位に13秒以上の差をつける独走で今季3勝目をあげました。

2003・7・20
☆正反対(F1)
○イギリスGPの予選2日目が行われ,フェラーリのR.バリチェロがトップタイムをマークし,第3戦ブラジルGP以来のポールを獲得しました。バリチェロは,予選初日にスピンを喫して「記録なし」という結果だったわけですが,2日目はトップタイムというように全く正反対の状態になりました。それに対して初日トップだった僚友のM.シューマッハは,セクター2で大幅にタイムをロスし,何とか5番手に滑り込むという結果でした。日本関係でも,同じような現象がありました。トヨタのC.ダ.マッタが6番手にポジションをアップしたものの,初日5番手だった僚友のO.パニスは13番手に沈んでしまいました。BARでは,初日13番手と出遅れたJ.ビルヌーブが9番手にポジションアップしたものの,初日9番手だった僚友のJ.バトンは,マシントラブルで走ることさえ出来ず,最下位からのスタートを強いられることになりました。

☆MIUは2位(R2−1)
○第5戦の予選が,ツインリンクもてぎで行われました。最高峰のJSB1000クラスは,8耐で仮面ライダーに変身する(?)山口辰也が2回目のセッションでトップタイムをマークしてポールを獲得しました。2位にはDYDO MIU RACINGの江口馨が入り,自身今季最高グリッドからのスタートとなります。250tクラスは,ランキングトップの亀谷長純がトップタイムをマークしました。2位にはDYDO MIU RACINGの高橋裕紀(彼も8耐で仮面ライダーに変身します)が入りました。MIU RACINGの僚友は,どちらも2位スタートということになったわけです。

2003・7・19
☆トヨタ好調(F1)
○第11戦イギリスGPの予選1日目が行われ,フェラーリのM.シューマッハが暫定のポールを獲得しました。2戦連続ワンツーフィニッシュを果たしているウィリアムズは,2番手にJ−P.モントーヤ,3番手にR.シューマッハがつけ,好調さを維持しています。注目を浴びたのはトヨタで,O.パニスが5番手に入りました。今回から空力に新しいパーツを投入していますが,これが早速功を奏したことになります。この空力パーツですが,最強といわれたフェラーリの昨年型のマシンの手法を取り入れたといわれているものです。それに対して,BARはJ.バトンが9番手,J.ビルヌーブが13番手と初日に関しては今一歩でした。チーム代表のD.リチャーズとJ.ビルヌーブとの確執がまたまた表面化していますので,レースに集中できないというようなことにならなければいいのですが・・・。なお,フェラーリのナンバーツードライバーR.バリチェロは,霧雨により縁石で足元をすくわれコースオフしたため,記録なしという結果になっています。

2003・7・18
☆復帰(R2−1)
○明日から開幕する第5戦に,スポットではありますが坂田和人が復帰します。彼は,1990年の全日本チャンピオン,1994&1998年の世界チャンピオン(すべて125tクラス)という輝かしい実績を誇っています。残念ながらいいシートに恵まれず,2000年からはテレビ解説などを通してモータースポーツ振興に一役買っています。しかし,レースからの引退は,これまで一度も表明したことはありません。実際,今年はこのページでも以前お伝えしたように,4輪のマーチカップに出場しています。今回の復帰は,125tクラスではなくST600クラスです。久々の復帰,エンジン形式(2ストから4スト)が全く違う,排気量の違いなど様々なハンディがあるわけですが,とりわけ周回を重ねながらマシンを確実にセットアップしていくというパターンの坂田だけに,事前テストが全くない状態での出場ですからかなり厳しいレースとなることが予想されます。しかし,そこはチャンピオンの意地で頑張ることを期待したいと思います。

2003・7・17
☆新スポンサー その1(F1)
○”King of Beers”というコピーでお馴染みのバドワイザーとこのところ好調な走りを見せているウィリアムズとの間で,新たにスポンサー契約が成立しました。アメリカを代表する企業の一つであるバドワイザーは,これまでNASCARやNHRAなどのアメリカンモータースポーツのスポンサーを続けていますが,F1のスポンサーをするのは今回が初めてになります。ウィリアムズのJ−P.モントーヤ個人にとっては,2000年のインディ500以来のスポンサーということになります。

☆新スポンサー その2(F1)
○今のところ明日開幕するイギリスGP限定ではありますが,ジャガーとPioneerとの間でスポンサー契約がなされました。今回の契約により,マシンやホスピタリティーなどで新しいプラズマ画面を使った機器の提供及び陳列がなされます。サイズ9.8cmのプラズマ画面の機器もあるということで,技術革新の進歩の度合いを感じるのではないでしょうか。

2003・7・16
☆陣容(8耐)
○お伝えするのが遅くなりましたが,7連覇を目指すホンダワークスの8耐の陣容が正式に発表(最終エントリーではありませんから,もしかしたら何らかの原因で変更することもあります)されましたのでお伝えします。今年の8耐は,ホンダのみがワークスでの参戦ですから,勝って当たり前のところがあります。それだけにプレッシャーも大きいのではないかと思います。勝つための戦術の一つが,昨年挑戦し見事成し遂げたピットの回数を6回にするということです。今年もこの作戦をとることで,8耐で前人未到の220周達成に挑戦します。昨年出来なかったのは,雨によってペースを落とさざるを得なかったからですが,今年の天候がどうなるか気になるところです。個人記録としては,井筒と組む宇川徹が,W.ガードナーの持つ最多優勝記録「4」に挑戦します。今年のWGPでは,これまでのところ満足する結果が全く出せていないだけに,心に期するところも大きいのではないでしょうか。

第1ライダー 第2ライダー 第3ライダー チーム名 マ シ ン
宇川  徹 井筒 仁康 青山 博一 セブンスターホンダ VTR1000SPW
11 N.ヘイデン 清成 龍一
71 生見 友希雄 鎌田  学 Team桜井ホンダ
74 岡田 忠之 亀谷 長純
555 山口 辰也 高橋 裕紀 仮面ライダー555ホンダ CBR954RR


2003・7・15
☆ネットで(8耐)
○8耐のテレビ中継は,今年もCSのスカイパーフェクTVで完全中継を行います。スカパーと契約されている方はいいでしょうが,私のようにしていない人間は中継をあきらめるかしないと思っていましたら,何と朗報が!マイクロソフト,インテル,ヒューレットパッカード(いずれもその日本法人)の協力で8耐のライブ中継を昨年に引き続いて今年も行われることが発表されました。しかも,実際に現地に行く方は,パソコンやPDAをもっていくと,無線LANを通して自分の座席から見えない位置の様子をみることができるそうです。当然このサイトは無料ですから,ぜひ皆さん活用されてみてはいかがでしょうか。なお,この中継を見るためには,これまた無料で提供されている「Windowsメディアプレーヤー」が必要です。
このサイトのアドレス・・・http://www.8tailive.com/

2003・7・14
☆4連勝(WGP)・・・改訂版
○第8戦の決勝が行われ,舞台となったドニントンを得意とするV.ロッシがポールスタートのM.ビアッジを抑えて優勝し,イギリスGP4年連続最高峰クラス優勝となりました。日本人関係では,アプリリアの芳賀紀行が7位に入り,自身今季最高の結果となりました。なお,ヤマハの実質的なエースであるA.バロスは,朝のウォームアップで代役参戦の加賀山就臣に追突されて転倒し,右手の甲を骨折したため,決勝をキャンセルしています。
というニュースをお伝えしたのですが,その後,ロッシがイエロー無視(黄旗が振られている区間では追い越し禁止になっているのに,その区間で他車を追い越すこと)をしたことが判明。これは,L.カピロッシを抜く際の出来事です。イエロー無視は当然ペナルティーの対象になりますが,今回は10秒加算というものになりました。その結果,ロッシの優勝というリザルトが変更となり,ロッシは3位へ降格。代わって,2位でチェッカーを受けたM.ビアッジが優勝となりました。ビアッジの優勝は今季初となります。
125tクラスでは,16歳(!)の新鋭H.バルベラが自身初となる優勝を飾っています。

☆パーフェクト(JGTC)
○第4戦の決勝が行われました。今回は初の試みとなる2ヒート制のレースです。通常のJGTCは,2人ペアでドライバーチェンジをして走りますが,今回はそれぞれのヒートを一人で走り,その結果でまず順位を決めるポイントを獲得し,最終的には2人の合計ポイントで総合結果を決めるという仕組みで行われたのです。両ヒートともに生憎のウェットコンディションで行われましたが,カルソニック・スカイラインのB・トレルイエ&井出有治がそれぞれのヒートをトップでチェッカーを受け,総合でも文句なしの優勝を飾りました。

2003・7・13
☆今季初ポール(WGP)
○イギリスGPの予選2日目が行われました。天候に恵まれ,予選1日目からコースレコードが塗り替えられる激しいアタック合戦か繰り広げられていましたが,2日目も同様の状態でした。最終的には,M.ビアッジがコースレコードをたたき出してS.ジベルナウをかわし,今季初ポールを獲得しました。暫定のポールだったV.ロッシは,タイムが伸び悩んだものの4番手と何とかフロントローにつけました。
なお,250tクラスでは,ヤマハのマシンを駆る松戸直樹が4番手に入り,今季初のフロントローを獲得しました。パワーの面でかなり劣るヤマハのマシンにもかかわらずこの成績というのは,賞賛に値するものだと思います。それに対して,最高峰のMotoGPクラスの日本人は,揃って全員不調が続いていて,宇川徹の10位が最高でした。

☆得意・不得意(JGTC)
○SARSの影響から中止になったマレーシアラウンドの代替として富士スピードウェイで第4戦が開催されていますが,その予選が行われました。今回の第4戦は,2ヒートでレースが行われます。昨日行われた予選は,1ヒート目のグリッドを決めるものになります。2ヒート目は,1ヒートの順位でグリッドが決まります。こうした予選でポールを獲得したのは,auセルモの竹内浩典&立川祐路でした。午前中に行われた予選1回目でトップを奪い,午後からの2回目は路面状況の悪化等の影響があって各車ともにタイムが伸び悩み,結局1回目のタイムで上位のグリッドが決まりました。竹内浩典&立川祐路にとっては今季2回目のポール獲得になりますが,その1回目のポールというのは同じ富士で行われた第2戦でのもの。スープラと富士との相性のよさは以前から言われていましたが,やはりその通りのものとなりました。それに対して,富士との相性の悪いのがNSX勢。今回の予選でも,道上龍&S.フィリップの10位が最高位。しかも,予選1回目の開始早々にクラッシュしたG’ZOX無限NSXの伊藤大輔&T.コロネルは予選落ちとなってしまいました。

2003・7・12
☆脱退(SBK)
○ホンダ,ヤマハ,スズキ,カワサキ,ドゥカティ,アプリリアの6社で構成するMSMAが,来年SBKから撤退することを明らかにしました。これは,参加台数の増加のため,現在各国で行われているスーパーバイクレースとの整合性をとろうとして,アメリカ・イギリス・イタリアのレギュレーションを参考にした新規則に反発したためです。FIMとMSMAとの間には,今年すでにスズキが採用してレースに参加しているレギュレーションの合意があったわけですが,それとは違う新たな規則が発表されたため,「そんなにころころ規則を変えられては困る」という感じの反発のようです。もしこの状態のままでいくと,来年のSBKのグリッドには,ワークスマシンが1台もないといった状況になってしまいます。ただでさえ,WGPが4ストマシンになってSBKの存在意義が危うくなってしまったという側面があるのに,今回のようなことに陥ってしまうとますますSBKの衰退化へとつながってしまいます。

☆得意(WGP)
○第8戦イギリスGPの予選第1日が行われ,昨年までイギリスGP3連勝中というように,このドニントンを得意とするV.ロッシがコースレコードを更新して暫定のポールポジションを獲得しました。ちなみに,暫定の4番手に入ったC.チェカまでがコースレコード更新です。開幕戦の鈴鹿以来ようやくWGP復帰となるWCMは,やはりマシンのハンディは如何ともしがたく,C.バーンズが23番手,D.デ.ゲアが24番手と最下位争いとなっていますし,トップとは4〜5秒の遅れとなっています。もっとも,プロトンKRのマシンを駆る青木宣篤も4秒遅れではありますが・・・。

2003・7・11
☆74(8耐)
○ゼッケン74といえば,故加藤大治郎がつけていたナンバーです。WGPにおいては,その功績を讃えて永久欠番となりました。今年の8耐では,その「74」というゼッケンをつけて1台のマシンが走ります。そのチームは,ホンダ系の有力プライベーターの一つ「桜井ホンダ」です。大ちゃん自身このチームから8耐に出場したことがあります。ライダーは,元GPライダー岡田忠之と今年R2−1の250tクラスにフル参戦している亀谷長純です。岡田は大ちゃんとペアでやはり8耐に出たことがありますし,亀谷は大ちゃんの従兄弟です。そうした縁から,この度このゼッケンのマシンが誕生しました。完全なワークスチームではありませんから,優勝となるとやや厳しいところがあるかもしれませんが,ぜひ「大ちゃん効果」で表彰台に上って欲しいですね。

☆余裕?(WGP)
○今シーズンすでに1勝をし,表彰台に上がることもそんなに珍しくないと言えるほどの活躍をしているドゥカティですが,今後しばらくは,新型パーツを投入するよりも現段階のマシンのセッティングに力を入れる方向で行くようです。今年から復帰したにもかかわらず,これほどの活躍をしていますし,パワーの面でホンダのRC211Vを超えてクラスナンバーワンとも言えるほどの仕上がりです。今回の方向性は,そうした現状を踏まえてのものだということは十分想像のつくことかもしれません。

2003・7・10
☆新型シャーシ(WGP)
○今週末に行われるイギリスGPにおいて,カワサキのG.マッコイが新型シャーシでレースにのぞむことになりました。このシャーシは,すでにテストライダーであるA.ホフマンがスポット参戦した折に実戦でテスト済みのものです。先日行われたオランダGPでも使用しているわけですが,その際ホフマンは10位フィニッシュをしています。今回のレースでは,この新型シャーシを投入するだけですが,レース終了後には,新型パーツのテストを行う予定もあります。今シーズン,周回遅れになったりというように期待通りの活躍からは程遠いところを走行しているカワサキですが,開発のピッチを徐々に上げてきているようです。

☆あと3年?(WGP)
○昨シーズンオフには,WRCに参戦したりして4輪でもその才能を発揮しているV.ロッシですが,彼の一つの夢の中にやはり4輪への転向があるようです。その夢の中には,あと数年(3年?)MotoGPクラスに参戦した後,F1へ転向するというのもあるようです。若くして一つの頂点を極めていますので,新たなフィールドで自分の才能を発揮したいという願いを持つのはある意味では当然のこと。彼のごく近い将来がどうなっていくのかは「神のみぞ知る」といった感じでしょうか。

2003・7・9
☆代走(JGTC)
○ARTAから,今週末に行われる第4戦においてドライバーチェンジをすることが発表されました。先に行われたFポン第5戦で,130Rにおけるクラッシュのため,金石年弘が左腕の筋を痛めてしまいました。そこで,用心のため,今季日本人として唯一DTM(ドイツ・ツーリングカー・マスターズ)にフル参戦している金石勝智代走で走ることになったのです。勝智は,年弘の従兄弟にあたります。また,02年に同チームからJGTCにフル参戦しています。なお,今回の代走は第4戦限定で,第5戦からは年弘が再度ステアリングを握ります。

2003・7・8
☆ヤマハで(WGP)
○レギュレーション違反ということで,第2戦からずっと走行が禁止されていたWCMチームですが,今週末に行われるイギリスGPからようやく復帰します。このことについては,5日のこのページでお伝えしたのですが,その時点と情報が違っていることが明らかとなりました。5日の時には,「NSR500V」を使用するのではということでしたが,どうやらその話が違っていたようです。このほど明らかとなった使用するマシンは,ヤマハ製2スト4気筒マシンです。つまり昨年までの状態に戻るというわけです。

☆今回も欠場(WGP)
○ムジェロで行われたイタリアGPの時の怪我により,オランダGPを欠場したスズキの元500tチャンピオンK.ロバーツですが,イギリスGPも欠場することになりました。代役として,オランダの時と同じで加賀山就臣が出場することになりました。ただ,前回と比べて加賀山自身のモチベーションに大きな違いがあります。彼は今季イギリススーパーバイク選手権(BSB)にフル参戦していますが,6日に行われた第7戦において,第1,第2ヒートのどちらも制する完全優勝を成し遂げたからです。ランキングでも8位から4位へ上昇しました。GSV−Rのポテンシャルは,他のメーカーに比べて劣っているようですから,優勝争いというところまでいくのは厳しいでしょうが,スズキ勢としては今季最高のポジションでゴールできるといいですね。

2003・7・7
☆2戦連続(F1)
○フランスGPの決勝が,マニクールサーキットで行われました。ポールポジションのR.シューマッハは,そのままのポジションをキープしてホールショットを奪いました。3回のピットインも無事こなし,前戦に続いてのポールトゥーフィニッシュを達成しました。2位には,予選も2位からスタートしたJ−P.モントーヤがそのままのポジションでチェッカーを受け,これまた前戦に続いてのウィリアムズによるワンツーフィニッシュを達成しました。3位には,スタートでポジションを下げて苦しい戦いとなったものの,M.シューマッハが何とか表彰台の一角に入りました。これまでは,フェラーリvsマクラーレンという構造で今シーズンが進んでいましたが,このところの好調ぶりでウィリアムズもその仲間入りを果たしました。実際,コンストラクターズポイントでは,マクラーレンを抜いて2位に浮上。ドライバーズポイントでも,R.シューマッハが2位に3ポイント,トップの兄に11ポイント差まで近づいてきています。これにモントーヤも仲間入りしていますから,シリーズは混沌としてきています。

☆ウェットからドライ(Fポン)
○Fポン始まって以来の2ヒートで行われた第5戦の決勝が行われました。1ヒート目は,それまで降っていた雨が残っていてウェットの中でレースがスタートし,DoCoMo DANDELIONのR.ライアンが制しました。2ヒート目は,夏の暑い日ざしが差し込んで路面が乾き,ドライのレースとなりました。前日に行われた予選も,1回目がウェット,2回目がドライでしたから同じ状況での予選と決勝となったわけです。2ヒート目を制したのは,1ヒートを制してポールスタートとなったライアンがそのまま逃げ切り,自身初優勝となりましたし,チームとしてもうれしい初優勝を獲得しました。ランキングトップの本山哲は,トップのライアンを追い詰めたものの,何と最終ラップで燃料系のトラブル(ガス欠?)によりマシンを止めることになり,チェッカーを受けることが出来ません(14位完走扱い)でした。
ところで,併催となったエッソ・フォーミュラ・トヨタでは,ポールからスタートした中嶋一貴が,そのまま逃げ切ってチェッカーを受け,2戦連続のポールトゥーフィニッシュを飾りました。ランキングでもトップを走っています。この中嶋一貴は,このページでも以前お伝えしたことがありますが,元F1ドライバー中嶋悟の息子です。

2003・7・6
☆ウィリアムズ強し(F1)
○天候の変化によって大番狂わせが起こった第1日目と違い,第10戦フランスGPの予選2日目は,天候に恵まれて順調にタイムアタックが行われました。ポールポジションを獲得したのは,前戦に続いてウィリアムズのR.シューマッハでした。2番手には僚友のJ−P.モントーヤが入り,第8戦カナダGP以来のウィリアムズのフロントロー独占となりました。前戦の決勝において,ウィリアムズはワンツーフィニッシュでしたから,予選及び決勝でのウィリアムズの好調振りがさらに際立ってきた印象です。

☆今季初ポール(Fポン)
○第5戦の公式予選が,鈴鹿サーキットにおいて行われました。午前中はウェット,午後はドライという全く正反対の路面状況の中での予選でした。また,午前中のセッションでは野田英樹が,午後のセッションでは五十嵐が,赤旗のもととなるトラブルが起きるという予選でもありました。そうした予選を制したのは,唯一の46秒台をたたき出したTeam LeMansの土屋武士でした。彼のポール獲得は,昨年の第8戦以来となります。今回の第5戦鈴鹿ラウンドは,Fポン初の2ヒートレースです。昨日行われた予選は,第1ヒートのグリッドを決めるものでした。第2ヒートのグリッドは,第1ヒートの結果の順となります。

2003・7・5
☆珍事&おまけ(F1)
○第10戦フランスGPの予選第1日目が行われ,雨がもたらした珍事(?)が起きました。予選一日目は,ランキング上位のドライバーからタイムアタックをしていく方法を取ります。その上位者が走っている頃の路面はウェットコンディション。ところが,雨がやみ,時間が経つにつれて路面が乾き始め,最後の方はドライタイヤでのアタックとなったのです。いかにランキング下位とはいっても,ウェットタイヤで走行したマシンよりは速いのは当たり前で,結局どのレースにおいてもどん尻を走行することの多いミナルディがワンツー(J.フェルスタッペン,J.ウィルソンの順)を決めることになりました。フェルスタッペンにとっては,参戦101戦目の快挙となりました。と,そこまではミナルディにとってハッピーな話。ところが,走行後の車検でウィルソンのマシンが規定より2.5s軽いことが判明し,タイム取り消しとなってしまいました。

☆ワイルドカードなし(WGP)
○来週末に行われるイギリスGPにおけるワイルドカードライダーの発表がありました。それによると,MotoGPクラスについては該当者が0人という珍しいことになっています。当初の予定では,カワサキの柳川明がワイルドカード枠で出場するようになっていました。ところが,このページでも既にお伝えしているように,先日行われたカタルニアGPで転倒に巻き込まれ,首の骨を折る重傷を負ってしまっているのです。ということで,ワイルドカードライダーが一人もいないという状態になってしまったのです。
ところで,このイギリスGPでは,レギュレーション違反ということで出場を禁止されていたWCMチームがどうやら出走できそうです。とは言っても,当初の予定のマシンは使えませんから,何と唯一の市販2スト500tレース専用マシンであるNSR500Vでの出場となるようです。

2003・7・4
☆ホンダの陣容は?(8耐)
○2・3日の2日間にわたって,鈴鹿サーキットで8耐に向けてホンダ陣営のテストが行われました。8耐におけるホンダワークスの陣容はいまだに発表がありませんから,そういった意味でも今回のテストは注目が集まりました。ワークスチームであるゼッケン7とゼッケン11には,それぞれ井筒仁康&宇川徹,N.ヘイデン&清成龍一&青山博一が乗りました。また,サテライトチームのTeam桜井ホンダには,R2−1で250tクラスに参戦している亀谷長純と,WGPからは3年前に引退したものの,8耐には参戦を続けている岡田忠之が乗りました。8耐本番も,この陣容でいくのかもしれませんね。ちなみに,トップタイムはヘイデンがたたき出し,以下は岡田,宇川のトップ3となっています。

2003・7・3
☆有償エンジン(F1)
○先日,メルセデスのモータースポーツに関する責任者であるN.ハウグが,来年からマクラーレン以外へもエンジンを供給することを明らかにしました。ただし,マクラーレンがいわゆるワークスであることに変わりはなく,他チームへは有償という形での供給となります。これは,資金難に苦しむプライベートチーム救済のため,安価でエンジンを供給するようエンジンメーカーに対してFIAが要請したことから始まった動きです。この要請に対して,今のところメルセデスだけが名乗りを上げた形になっています。現段階では,ジョーダンがその供給先第一候補として名前が挙がっていますが,ザウバーもその候補に名前を連ねているようです。

2003・7・2
☆仮面ライダー(8耐)
○今年の8耐の目玉チームの一つである「仮面ライダー555HONDA」のチーム発表会が,ホンダ・ウェルカムプラザ青山で行われました。子どもに大人気のキャラクターと8耐とのコラボレーションだけに,マスコミの注目度も違ってきますし,レース当日は歴代仮面ライダーの登場するとあって,否が応でも注目されるチームの一つとなります。そのチームのライダーが発表され,山口辰也&高橋裕紀の若手実力派ライダーのペアとなりました。高橋はDydoのCFにも登場していますから,正にテレビ的にも適任と言えるかもしれません。また,チーム監督には元HRCライダー宮城光が就任しています。彼は現在WGPの解説としてもテレビで活躍していますから,こちらもテレビ的にいいのかもしれませんね。

☆残念
○すでに大手マスコミなどで報道されているように,エンジンビルダー「無限」の社長である本田博俊容疑者と元監査役広川則男容疑者が法人税法違反の疑いで逮捕されました。ただし,本田社長は広川容疑者の単独犯行だとして,この容疑を否認していますが,地検は共謀ありとして両者を逮捕しています。レース界において無限の存在はなくてはならないものですし,本田社長はHONDAの創始者である故本田宗一郎氏の長男でもありますので,レースファンにとっては何とも衝撃的なニュースとなりました。今回の事件を受けて,無限としては信頼回復に努めるとともに,本田社長の引退や経営陣の刷新などの対策に着手するようです。また,現在は資本関係のないHONDAは,無限とこれからのことを協議していくことも明らかとなっています。

2003・7・1
☆契約延長(F1)
○このほどBMWとウィリアムズとの間で,契約を延長することが決まりました。両社との間では,すでに2004年末までの契約が結ばれていましたが,それが切れる2005年から2009年までの5年間の契約延長となったわけです。しかも,単なる延長ではなく関係の更なる強化も含まれていて,より一層BMWの影響が強くなるようです。単なるエンジン供給にとどまらず,ギヤボックスを含むドライブトレインの共同開発やBMW側からのシミュレーションなどのデータ提供なども行われます。また,2004年には2つ目の風洞実験室の設置などもあるようで,技術だけでなく資金的にもかなりBMWから提供されるようです。

☆来季に今季型?(F1)
○これまでにもマクラーレンの今季型マシンMP4−18に関する情報をお伝えしてきましたが,また新たな情報が明らかとなりました。マクラーレンのボスであるR.デニスが,今シーズン中のMP4−18投入を断念し,来季の開幕戦からの投入となる可能性があることを示唆したのです。つまり,今季型マシンが来季から投入されるという何とも奇妙な話となるわけです。昨年型の改良マシンであるMP4−17Dは,現在チャンピオン争いを演じていますし,先日行われたヨーロッパGPにおいてポールも獲得しています。ですから,今すぐ新型車を投入する必要性はありませんし,来季型の方はテストで度重なるトラブルを演じています。また,衝撃テストにいまだに合格していないという側面もあります。来季の開幕から今季型マシンを投入し,来季の途中から来季型マシンを投入する予定もあるようですから,いずれにしても,MP4−18は短命に終わる可能性があるようです。