8月も終わりに近づいてきましたが、みなさまいかがお過ごしでしょうか?厳しい残暑がつづきますね。

ところで、バイオサイクル研究所のJ-GoodTechのページを公開いたしましたのでご報告いたします。
GoodTech会員の方はバイオサイクル研究所のパンフレット等をダウンロードいただけます。

バイオサイクル研究所のページには下ボタンよりアクセスをお願いいたします。



J-GoodTechのページへ




すごしやすい気候になってきましたね。みなさま、いかがお過ごしでしょうか?
ところで、バイオサイクル研究所研究所長久米秀がおおいた食育人材バンクに登録されました!

こうじヨーグルトの作成、有機肥料の作成に興味がございます方はぜひご連絡ください!

*おおいた食育人材バンクとは、地域に食育をひろげるため、要望に応じて、「食育の先生(指導者)」を派遣するシステムです。派遣申請の受付については、下記リンクの最寄りの保健所の地域食育総合窓口へご相談ください。



おおいた食育人材バンクへ




日出総合高等高校様から、発売された「@官兵衛」が商業高校フードグランプリ(2013年9月11日、9月12日、於:東京ビッグサイト、主催:伊藤忠食品株式会社)に出場しました!

なんと準グランプリ相当の畑中三応子審査員特別賞受賞

平成25年度より商業高校では、新学習要領の1つに「商品開発」が導入されました。
このコンテストは、出品を通じて継続的に流通・販売可能な商品の条件や課題を学ぶことで、商品の改良や、次の商品開発に生かすこと、地域食文化の活性に寄与することを趣旨としたものです。

日出総合高等高校の学生さん、先生も大変喜んでいらっしゃいます。
この度の受賞は、今後も、バイオサイクル研究所が、地域の活性および教育活動に貢献するための、大きな一歩となったと確信しております。
今後ともバイオサイクル研究所をよろしくお願いいたします。


フードグランプリ フードグランプリ2


日出総合高等高校様から、バイオサイクル研究所の乳酸菌を使った乳酸菌ゼリーが発売されました!
甘酒を乳酸発酵させた飲料(天酒美神)の技術を応用し、日出総合高等高校の高校生がユニークな商品をプロデュースしました。
黒田官兵衛は秀吉に天下を取らせた稀代の軍師であり、日出とも非常にゆかりの深い人物です。この、生涯無敗であったという官兵衛にあやかりこの飲料を「@官兵衛」と名づけたそうです。

乳酸菌&冬虫夏草&カボスのパワーで暑い夏を乗り切りましょう!


@官兵衛

商品案内

@官兵衛2

新聞・広報掲載
(大分合同新聞朝刊一面 2013年6月14日)

@官兵衛3

(日出町広報ひじ 7月号 2013年)

@官兵衛4


地域資源活用・蓄耕連携農業ー循環型農畜産システムの開発ー


徳島県名西郡石井町の石井養鶏様のご紹介です。
石井養鶏様の農場では、発生する鶏糞をこれまでも土壌に還元する取り組みをされていました。 しかし、農家ですべてを処理することは難しく、また、においの問題もありました。
平成18年からの試行錯誤の結果、BC菌処理した鶏糞ときのこの菌床を混合し、においがなく成分が向上した、良質たい肥「大地のサプリ」が出来ました。
石井養鶏様では、この堆肥を土壌改良、農薬と化成肥料を多用する農業からの脱却、また安心・安全な野菜作りのための取り組みに使用されています。
さらに下記の2点への取り組みを行い、循環型の持続可能な環境保全型農業の確立と事業ベースの仕組みづくりを目指しています。

・抗生物質・抗菌剤を使用しない高付加価値鶏への、「大地のサプリ」で育てた国産飼料米の給餌
・従来廃棄されていたおからなどの地域資源をたい肥化

イシイ1

たい肥の改良実験の様子

イシイ2

小松島のサンマッシュの廃菌床のたい肥場にて。
無投薬肉鳥の鶏舎からBC菌処理をかけた鶏糞を運搬。
まだ鶏の羽がたくさん入っている状態ですがアンモニアの強烈なにおいはしません。アーモンドのようなにおいがします

菌床は酸性が強く発酵がなかなかうまくいきませんが、アルカリ物質であるの鶏糞を用いることにより中和できます。
鶏糞は窒素・リン・カリがバランスよく含まれており肥料効果も上がります。鶏糞を用いる主たる目的は、発酵を促す菌の体を作るたんぱく質の元となる窒素の供給です。

鶏糞ときのこの菌床を混ぜると、アーモンド臭や鶏糞のすっぱいにおいが和らぎます。



八代の干拓地で30年以上ハウスでトマトを栽培している橘様からの依頼で下記の肥料成分の発酵肥料を300kg(社会福祉法人伍福会 BC菌たい肥)を出荷し、ハウス1棟で試験栽培を行いました。

肥料成分

今までの堆肥と化成肥料を利用したもの時より、果実の肥大が良く奇形・裂果が少なく秀品率が高いという結果がえられました。果実の大きさはM・L・LLが大半を占め、他の圃場よりも4㎏/200円ほど価格が高くなりました。
下写真は、栽培風景と収穫された生き生きとしたトマトの写真です。

はちべえトマト


平成22年4月に八女市にある知的障害者厚生施設「ふるさと」(社会福祉法人伍福会)の中島理事長が、バイオサイクル研究所を訪ねてこられ、福岡県立八女農業高等学校でBC菌を利用して、製造している発酵肥料を伍福会でも製造販売できないかというご相談がありました。
八女農業高等学校の発酵肥料は、平成8年に果樹担当の故長野先生が八女農業高等学校で栽培している桃、蜜柑、葡萄やなしの肥料として、肥料成分を決められ、先代の久米譲が発酵指導して開発したものです。

この技術を応用して、伍福会とバイオサイクル研究所でたい肥を共同開発し、「BC菌たい肥」の販売を開始いたしました。
この度のたい肥製造は、伍福会の施設利用者の方が製造に関わるということから、汚泥・畜糞などを含まないなどを考慮し、キノコ栽培残渣、油かす、米ぬか、籾殻を材料といたしました。

農産物直売所などにサンプルとして農作物栽培に使用してもらった結果、利用者の反応は花類の芽が大きく、生育や開花が早く、長く咲き続けるのど非常にいいものでした。現在(2012年)、袋を作って商品として販売して、販売数が伸びています。これまでの経緯などは、福祉関係の雑誌「ふくおかのふくし」で取材されて、2011年3月号に掲載されました。

伍福会

*九州大学農学博士とは九州大学で学位を取得したということです。



樫山農園様は、徳島県小松島市にあるビール粕をセラミックス状に加工した「モルトセラミックス」を利用したトマト農園です。
平成16年からBC菌を利用した循環系養液栽培を行っています。当初は、「ダルマ菌」を利用していましたが、BC菌と試験的に使用してもらった結果、ダルマ菌施用のハウスが病気で全滅したのに対して、BC菌施用のハウスは、病気がでても収穫量は減少しなかったことからBC菌を使用されるようになりました。
樫山農園様では、トマト収穫終了後の植物体の処理を田んぼに鋤きこんで緑肥として利用されていますが、散布しないときには1ヶ月以上かかるに比較して、BC菌を散布すると茎が2週間で分解され良質な米が取れるようになりました。

樫山農園


日出町藤原一北にある関口農園様では、BC菌を用いた「ぼかし」を使って蜜柑の栽培を続けています。
関口農園様では、堆肥や化成肥料は使わずに1.5ヘクタールの蜜柑園と0.5ヘクタールの畑に1アール当たり200kgのぼかしを施肥して、栽培を行っています。ぼかしを施肥する前は、1アール当たり3トンの堆肥と化成肥料を施肥していたのが、ぼかし200kgになり、農薬の使用量が1/3に減少し味もよくなりました。BC菌たい肥は果樹にも有効です。

関口農園

ホームへ戻る