「鶴見一気下山」の続編です。前回は別府市の鶴見岳頂上からロープウエイ駅まで歩いて下りたが、今回はロープウエイ駅からスパビーチまで。最初は頂上からスパビーチまで一気に歩こうかと考えながらロープウエイ駅までバスで行ったのだが、なんとロープウエイが整備中で運休。選択肢はなく歩き出す。
ロープウエイ駅から少し離れたレストランの横から下山道に入る。ちなみにレストランの中には九州各地の焼酎売り場があって、ちょっと寄ってみるのも面白い。
歩き出すとすぐ意外と本格的な山道に。大きな岩がごろごろ。鶴見岳が火山だからか。
杉の植林の中を、木の幹に付けられたマークを見ながら進む。迷うことはなさそう。空気が冷たい。横断道路を走る車の音が聞こえる。
30分位で横断道路にぶつかる。橋の下をくぐると、土を入れて整備された遊歩道。
朝見川の源流発見。「飲料可」と書かれていたので飲んでみる。普通のうまさ(笑)。少し川を遡ってみたが、湧水地はまだ上の方にあるのかも。
「旧太宰府官道」の道標。昔、大宰府に向かう道だったのでしょうか。
朝見川からあまり離れず歩いているよう。ちょっとした上り下りや、小さな木製の橋を渡って行く。
スタートから1時間ぐらいで、もう民家のある場所に到着。堀田地区。温泉の泉源があるのでしょう。硫黄の匂いがする。ここからは普通のアスファルトの道。
下って行くと一気に視界が開け、別府市街地から国東半島まで見渡せる。
仁王様?とお地蔵様が並んでいた。この先、たくさんのお地蔵様に出会う。別府の中でも、この辺りは特に多いのか。
路地。鶴見岳一気登山道の道標を探しながら進む。ここまでくれば道を見失ってもゴールのスパビーチには行けるのだけど、せっかくだから迷わないようにしよう。
市営北田位泉源。小さな泉源のようだが、近くの住宅に温泉を送っているのか。別府にはこれ位の泉源がどのくらいあるのだろう。
市街地に入って交通量の多い流川通りから続く県道52号を渡らないといけないのだが、ここで登山道が分からなくなる。辺りをうろうろしていると“沸騰する池”を発見。
なんだろうと思って入口を探す。するとまた新発見。「八幡地獄」。門が閉ざされている。表札があるので個人の持ち物?
一部が壊れた塀沿いに進むと「霊泉寺」という寺の入口。寂れた感じ。この寺の敷地内に“沸騰する池”はあるはず。入場料を払って入るようだが、誰もいないので、なんとなく躊躇してしまう。
後でネットで調べると、昭和初期に「八幡地獄」と「鶴見地獄」(沸騰する池のことだと思う)は観光地としてにぎわっていたらしい。いままで全く知らなかった。
県道52号に戻って「鶴見地獄北交差点」を渡る。この交差点も車でよく通るのにこんな名前だったとは。
南立石公園でトイレ休憩。公園内で登山道の標識を見つける。公園横から境川河川敷の歩道に降りる。後は海まで“一直線”。
河川敷には菜の花が咲いている。春を感じられて、気持ちいい。
10号線を渡ってスパビーチへ。スパビーチは別府市の温泉施設「テルマス」の横。スパビーチは初めて来たが、海は結構きれい。テルマスから女性の笑い声。植垣から施設の中が見えるのですね。まあ、水着を着て入る温泉のようなので問題ないのでしょうけど。
スタートからゴールまで3時間。写真を撮りながらゆっくり下ったので楽々。山道から別府路地裏まで歩けるので楽しい。交通費(別府駅からロープウエイ駅までバスで420円)を考えても、いいウオーキングコースですね。
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きょう撮った写真は「大分写真庫」に
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