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豊声会創立35周年記念演奏会

創立35周年記念演奏会

〜 故 佐々木均太郎先生を偲んで 〜

 と き/2005年11月18日(金) 午後6時30分開演
         ところ/大分県立総合文化センター 音の泉ホール
 指揮:土谷 正公  ピアノ伴奏:橋本 詠子 
三原 聖香  ゲスト 薩摩琵琶:都 穂紅

  主催/男声合唱団 豊声会  共催/大分県民芸術文化祭実行委員会
  後援/大分県・大分県教育委員会・大分県芸術文化振興会議・大分県合唱連盟
       日本男声合唱協会・大分合同新聞社 ・NHK大分放送局 ・OBS大分放送 ・TOSテレビ大分
OAB大分朝日放送・エフエム大分

創立35周年記念 演 奏 会 プ ロ グ ラ ム
ステージ 演       奏       曲
第1ステージ  愛 唱 曲 集
  1.いざ起て戦人よ        作詩/藤井泰一郎 作曲/グラナハム
  2.あつい涙   作詩/岡田憲和  作曲/鈴木 淳 編曲/郡山 脩
  3.白百合  イギリス民謡 作詩/山口隆俊/ 編曲/エマーソン
  4.Aura lee       George R.Poulton 
  5.Soon-a Will be done 黒人霊歌 編曲/福永陽一郎
第2ステージ  男声合唱組曲「樅の樹の歌」   作詩/尾崎喜八 作曲/多田武彦
  1 春の牧場
  2 金峰山の思い出
  3 故地の花(妻に)
  4 音楽的な夜
  5 樅の樹の歌
 
第3ステージ  薩摩琵琶「扇の的」(那須与一)    田中 濤外  編曲/都 錦穂
     琵琶演奏/特別出演 都 穂紅
第4ステージ  男声合唱曲「永訣の朝」   作詩 宮沢賢治 /作曲 鈴木憲夫
第5ステージ  男声合唱組曲「石橋の町」      作詩 佐々木均太郎 /作曲 石井 歓
  第1章 飛沫の精
  第2章 龍女ときざはし           「中津メールハーモニー」との合同演奏
  第3章 石橋の故里
  第4章 石楠花を讃う

プログラムステージに寄せてより  
創立35周年記念年演奏会のチケットとプログラム 演奏にあたって 指揮者 土 谷 正 公
 佐々木均太郎先生は生前多くの詩や句を詠まれている。しかし、おそらく先生が 書かれた詩の中で、合唱組曲「石橋の町」のように4章からなっていて全国の合唱団に歌われている詩は他にないのではなかろうか 。

 「石橋の町」は、私たち豊声会が院内町の協力の下に完成した唯一の委嘱作品であり、作曲は日本を代表する作曲家のひとり石井歓先生による。

 佐々木先生に詩の作成をお願いしたところ快諾され、院内町を取材するときも私達の同行を許して下さった。先生は西椎屋の滝をはじめ岳切渓谷や龍岩寺、そして松田新之助が残した名だたる石橋、石橋。その石橋を隈なく渡り、精力的に取材された。「ひと息いれよう!」と腰をおろし、自然と対峙して、おいしそうに空気を吸っていた姿が目に焼き付いている。

 組曲の第4章「石楠花を讃う」では、花のかおりただよう私たちのふるさとを誇りに、みんなで美しい歌を歌おう、そして明日のすばらしい夢を見よう、と謳っている。

 先生は平穏無事な世界を望んでいたにちがいない。この大切な私たちへのメッセージを演奏をとおして皆様と共有したいと願っている。

 「石橋の町」の演奏に先だって、宮沢賢治の詩による「永訣の朝」を演奏させていただく。この詩は賢治がもっとも信頼し、良き理解者であった妹「トシ」を悼んで書いたものでトシの霊魂の安らかな行方を祈った詩である。いま私たちは、賢治のトシに対する鎮魂の想いをかりて、佐々木先生への追悼の気持ちを捧げさせていただく

 「永訣の朝」のおわりの節に

   わたしはいまこころからいのる
   どうかこれが兜卒の天の食に変って
   やがてはおまへとみんなとに
   聖い資糧をもたらすことを
   わたくしのすべてのさいはひをかけてねがふ
 と、ある。

創立35周年記念演奏会当日のアルバム




BGMは磯部俶作曲「遙かな友に」
MiDi音源入手先は、
まおの相談室からです
http://maotty.xrea.jp/

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