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合唱組曲 「石橋の町」について

 男声合唱団豊声会の創立30周年記念行事の一つとして、大分の地に根ざした合唱
曲づくりに取り組みました。
 この合唱組曲「石橋の町」は、大分県宇佐郡院内町と男声合唱団豊声会からの委嘱
作品として、佐々木均太郎作詞、石井 歓作曲により制作され、初演は、’98年10月25
日、第13回国民文化祭協賛行事として院内町において混声合唱組曲で演奏されました。
 ’99年11月6日(土)14:00〜大分市の大分県立総合文化センター音の泉ホールで開
催された、男声合唱団豊声会創立30周年記念演奏会で、男声合唱組曲「石橋の町」を、
土谷正公指揮、上田圭子ピアノ伴奏で初演しました。
                        (写真は、混声合唱組曲「石橋の町」の楽譜)
  混声合唱組曲「石橋の町」 
                   作詞/佐々木均太郎  作曲/石井 歓
     第1章  飛沫(しぶき)の精
     第2章  龍女ときざはし
     第3章  石橋の故里
     第4章  石楠花を讃う

混声合唱組曲「石橋の町」発表演奏会

 第13回国民文化祭協賛
 混声合唱組曲「石橋の町」発表演奏会 

   日時 1998年10月25日 13:30
   場所 院内町文化交流ホール
   主催 院内町・院内町教育委員会

   指揮/土谷 正公  ピアノ/上田 圭子
   混声合唱組曲「石橋の町」初演合唱団

発表演奏会に寄せられたメッセージ  

 主催者  院内町長  川野 哲也
 
奈良時代、僧行基の開山とされる龍岩寺の仏教文化と天正の面影を残す数々。深山にこだまする小鳥の
さえずりと、渓谷に鳴くカジカたち。新緑に濡れる石楠花の花薫る谷間、そして大銀杏の色どり。石工たちの技が、
切石で結ばれた74基。男たちのロマンと思いが、愛と夢を運び花ひらいた幻の石造アーチが、恵良川に映る。
  命をかけた、鳥居橋、荒瀬橋、富士見の橋が美しい橋脚を見せる。これが私どもの大好きな故郷「石橋の町」
いんないであります。
  思いたって満3ケ年、佐々木均太郎先生、石井歓先生、土谷正公先生を始め、男声合唱団豊声会と院内ロー
ズベイコール及び、数多くの方々の温い出会いを戴き本日を迎えました事は感無量であります。
  この度の第13回国民文化祭おおいた98−21世紀へ文化をおこす豊の風−協賛行事として、混声合唱組曲「石
橋の町」発表演奏会が開かれますことは、誠に喜ばしく心からお慶び申し上げます。
  新しい時代は、ゆとりと楽しみを大切に、環境と健康を大事にする世の中と言われて参りました。歌声のひびく健
康な町に芸能、芸術文化をみなさんとともに、力強く引き継ぎ育て、千年のハーモニーとしてうたい続け、全国に友
情の輪を広げていきたいと思います。「みんなで歌おう、石橋の町」。
  作  曲  石 井  歓
 「石橋の町」。ロマンチックな名称である。
  橋をわたる姿には、明日の未来に向かってゆく人々の姿がある。
  美しく、希望に満ちている。
  これらの石橋を長い歳月にわたって支えてきた、院内の人々に敬意を表する。
  また、この作品は、町長の川野哲也さんの、石橋を「日本の橋」として多くの方々に知ってもらいたいという願いが
こもっている。
  この合唱組曲は、この地の詩人、佐々木均太郎先生の詩に触発されて作った。
  すばらしい曲に出来上がったのは、この詩のおかげであると思っている。
  この合唱組曲を最初に歌われる方々によって、日本中の人々が触発されて、声高らかに歌うことを祈っている。
  作  詞  佐々木 均太郎  −石橋の町よ永遠に−
  青い空間(エスパース)にかかる石橋。なんと美しくも懐かしい常寂光の姿でしょう。西椎屋の飛沫を浴び、岳切の
流れに濯ぎ、龍岩寺の紫の雲に心を鎮め、哲学の母なる川の上にかかっている石橋。
  体全身(五感)を、この実存にぶっつけてみて作詞のイメージが生成されてくるのです。急峻な断崖を滝壺に降って、
息をつめた時に石橋の源流になっている光・音・色が虚構化されて言葉にかえられるのです。岳切渓谷の静けさに浸
っていると遠い昔の歴史が今となってよみがえってきます。純粋時間の今なのです。
  こんな美しい石橋作りにも石匠たちの命がかけられた歴史があるのです。総ての私財を投げうって石橋再架に挑ん
だ名工松田新之助を語る川野町長さんの目に涙がきらりと光りました。歌詞の一語一語にそんな思い入れを籠めたつ
もりです。
  作曲は全国に著名な石井歓先生。悠々の大空に夢幻にひろがっていくような奏曲。深秋の一夕、コーラスの猛練習
ぶりを見学。詩心を発声にと容赦なく厳しい指揮。息つく暇もなく歌うメンバー。その度に洗練透徹されたアンサンブル
に高まっていく姿に幾度か涙したことか。院内町の合唱発表会を契機に、全国各地で「石橋の町」のノスタルジアが歌
い継がれていくことを夢みています。

 石 橋 の 町  詩/佐々木均太郎 


                        第一章 飛沫(しぶき)の精

  遙かなる 遙かなる 青い天より ここにそそぐ いかずちの いかずちの 光と音が ここにみちる
  白い激つ瀬よ 白い激つ瀬  ドォ ドォ ドォ ドォ……  白くここにそそぐ

  西椎屋の飛沫の精が  舞う 踊る 飛び散る  ああ 水のまぼろし  そそり立つ  たらちねの 大銀杏

  一枚岩を 流れて逝く  水の音 光の音 影の声  透きとおり ゆるやかに  流れ 流れる この静けさ
  とろとろと蛍火が 沢に映れば  遠い遠い 神代の懐かしき  光のさざ波が 素足にはねる

  新緑が濡れ 紅葉が散る  岳切の 岳切の 流れ
                    
                 第二章 龍女ときざはし


  むらさきの むらさきの  きざはし  むらさきの 雲たち渡る  きざはし  きりたてる巌の屋根に  
  流れくる 青い光 風 光
 
  仰ぎ見る みかたちは  いにしえびとの 結びし縁  祈りの思い 深くこめられし 一夜にして 刻みしという

  龍女の眉  静かな目  長い瞼  柔らかな唇  それだけでいい  あたりはただ 秋  あたりはただ 秋だけ
        第三章 石橋の故里     

  よみがえる よみがえる  巧の技  時を重ねて
  石を重ねた 石の造りの  石橋が 空にかかる   
  今に伝わる 込められた思い  美しい 石橋
 
  命をかけた アーチのむこうに 故里の 空がある

  鳥居橋 荒瀬橋 富士見の橋  さびさびと 群青をたたえる  
  愛と夢と文化を結ぶ  おお 石橋  幻の 石の橋
    

                 第四章 石楠花を讃う

     未来の風が吹く 未来の風が吹く  われらが ふるさとよ  こころの わがまちよ 
     風が立つ 風が立つ 風が 風が  ゆずの香りをのせて 
 
     安らぎの 安らぎの森を吹き抜ける  静かに 静かに 息づく  石楠花の花が ほのかに揺れる
     紅のにおい やさしく  やさしく咲き 咲き定まる 

     未来の風が吹く たくましい街づくり  さわやかな 微笑みを たたえ かわし  夢見やぐらに 登りたちて
     確かな明日を 見つめて  大いなる 大いなる 歌声が  山里に とよもし 空まで こだまする
 
     みんなで歌おうよ 美しい歌を歌おう   明日の すばらしい 夢をみよう
 

  男声合唱組曲「石橋の町」の楽譜が出版されました         99年11月1日 第1刷発行
  昨年出版された、混声合唱組曲「石橋の町」に続き、男声合唱組曲
 「石橋の町」の楽譜が出版されました。
  第1章 飛沫の精と、第3章 石橋の故里はアカペラとなり、第2章
 龍女ときざはしは、途中からピアノ伴奏が入ります。メロディーは、混声
 と同じですが、石井歓先生の度重なる加筆により、新しい「石橋の町」
 に生まれ変わりました。
  合唱組曲「石橋の町」は、男声合唱団豊声会が創立30周年を記念し
 て、大分県院内町とともに委嘱した合唱曲です。初演は、99年11月6日
 男声合唱団豊声会創立30周年記念演奏会において、石井歓先生と作
 詩をされた佐々木均太郎先生をお招きして行います。
  
  全国各地の男声合唱団のみなさん、合唱組曲「石橋の町」を是非唱い
 広めてください。
                                            

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