また福岡に来ています。きょうは玄界島に渡ります。前日は博多埠頭に近いマション形式?のホテル「アパマンショップ サービスレジデンス(楽天トラベル)」に泊まる。 キッチン、冷蔵庫、電子レンジ、乾燥機付き洗濯機などもある。部屋は広々、ビジネスホテルと一味違う。ゆったりしていて気分がいい。窓からは闇に浮かぶポートタワーが見える。
博多埠頭まで歩いて10分。ベイサイドプレイスに来るのは何年ぶりだろう。温泉施設が出来ていた。8時50分の船で玄界島へ。竿を持って乗船する釣り人がかなりいる。片道840円、30分の船旅。波で結構揺れる。時間が短いからいいけど、もう少し長いと船酔いしそう。
玄界到着。きれいな住宅が並ぶ。地震からの復興が進んでいるのか。
島を1周歩きます。山にはイノシンがいるみたい。渡船場の待合室に注意を促す張り紙。今回は海岸線を行くつもりなので大丈夫だろう。
住宅は島のほんの一部分にかたまっている。通り抜けると車1台ぎりぎり通れるような道。荒々しい玄界の海。波の音と鳥の鳴き声だけが聞こえる。
30分ぐらい歩いて、岩の島が見えてきた。柱島。海に浮かぶオブジェみたい。見とれてしまう。
この辺りには変わった形の岩が多い。荒波が造り上げたのでしょう。
餌になる魚が多いからか、鷹か鳶が悠々と空を舞っています。海に突っ込んで魚を捕っている鳥も見た。すごい、すごい。
久々に建物を見つけるが、何か分からない。看板も何もないし、人気もない。大きなサーチライトが付いていたので、灯台のような役割を果たしているのか。
島の“裏側”には何もないと思っていたが、小さな畑を発見。農作業をしている人もいた。狭い島の土地を有効に利用しているんだな。何を作っているのだろう。
新しい集合住宅が見えてきた。ゴールはすぐそこ。見上げると山の上に大きな建物が造られている。
ゆっくり歩いて2時間弱で島1周。お昼の船で福岡に戻るので、残り30分ぐらい住宅街を歩く。あまり人通りがない。休みなのに子供にも会わない。家に近づくのも悪いので、そそくさと通り過ぎる。
小鷹神社に到着。高い場所にあるので、そこから何枚か写真を撮って引き揚げることにする。急な石段を下り切った所で、突然、声を掛けられた。漁師さんのよう。現地の人と話せると思っていなかったので、うれしさと同時に戸惑いも。最初、私のことを何かの取材と思っていたよう。神社の鳥居が地震で落ちたことや被災時に避難所にいたことなど話してくれた。
山の上に作らていたのは小学校と中学校。40人ぐらいしか生徒はいないが離島だから国が立派な建物を作ってくれると話していた。見てくればいいと言われたが、船の時間を優先してしまった。方言なのか、聞き取れないところも多くあったが、最後に「いつでもおいで」と優しい言葉。
基本的に宿泊施設のない島。取材に来た人は特別に泊めるらしい。やはり小さな離島、私なんか余所者だろう。興味だけで被災地を訪れることに少し後ろめたさがある。わずか2時間島に居ただけで帰るのもそのため。次の船が2時50分。そこまで島を歩き回って写真を撮る勇気がなかった。地元の人の目がやはり気になってしまう。しょうがないことだろうけど。
おじさんと別れて急ぎ足で渡船場へ。そのまま12時5分の船で玄界島を離れた。
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▲きょう撮った写真は「My写真庫」に▲
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