『原料米の一部に古代米を使用した、ピンクの甘口です。ほのかな酸味を含む軽快な甘口は、飲みやすい新しい感覚の味わいです』
金沢市の福光屋の「風よ水よ人よ・甘口」。福光屋の日本酒は何度か呑んで旨いと思うことが多く、店先で見かけた時には気になってしまいます。この酒は近くのスーパーで720_gが860円。安いですね。古代米を使ったピンク色の酒。ますます気になります。
「風よ水よ人よ」は以前、呑んだことがある。ただ、あまり印象に残るものではなかったので、このHPには記録しませんでした。前回のものは、古代米などは使わない普通?の呑みやすいタイプ。スッキリしすぎて、個性が足りない感じでした。
今回の「風よ水よ人よ・甘口」もスッキリしています。ただ、日本酒度は−14。普通なら思いっきり「甘口」。でも、酸も感じられて、なかなかいいバランスです(笑)
実は2週間ぐらい前に一本目を買いました。常温で“熟成”したものは、「甘くて、スッキリ」とはちょっと違う。色がピンクから金色に、味わいも濃厚になり、酸がより強く前面に出てくる。この短い期間でこれだけの変化が起きるのは面白いですね。酒蔵はこの変化も想定しているのでしょうか。
熟成したものは私の好みにぴったり。この値段でたくさん造られているのなら、また呑んでみたい。
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