9時9分発のみやこ路快速で奈良に向け京都を出発。今日はこの旅最大の目的、古代の幹線道路「山の辺の道」を歩く。
10時に奈良到着。10時14分発の普通列車に乗り換えて天理市へ。天理駅前のアーケード入り口に観光案内所があったので、情報収集のため立ち寄る。一応ガイドブックを持っていたのだが、迷うことなく歩けるかちょっと不安だった。話を聞いてみると、天理から三輪までは4時間ぐらいらしい。これなら何とかなるな、と思いながら11時ごろ「山の辺の道歩き旅」をスタート。
長くて大きいけど、ちょっと寂しい感じもするアーケード商店街を抜けたところに天理教本部はある。巨大!びっくり!。大きなお堂では同じ法被を着た信者が振り付け?つきで祈っていた。
石上神社(11時30分ごろ)。参道にニワトリ。よく鳴いています。
山の辺の道の道標に従って歩き始める。のどかな山道。
永久寺跡(12時00分ごろ)、知らずに通り過ぎた。池が当時のもの。おじさんが釣りをしていた。禁止の看板があったけど。
歩き始めて1時間、峠の茶屋で「粟餅うどん」を食べる。雑穀の粟を使った餅が入っている。餅は粟の粒が残っているが、普通の餅と同じような味。なかなか美味いし、500円はリーズナブル。
田園風景が続く。柿がいっぱいなっている。田んぼには藁小積み。 夜都伎神社(12時50分ごろ)、竹之内環濠集落(13時10分ごろ)などに寄りながら進む。山の辺の道には道標がたくさんあるが、道が入り組んだ集落で、ちょっと道を見失う。少し後戻りして復帰。逆方向から歩いてくる人が多い。三輪の方から歩いてきた人でしょうか。
暑くなってきた、汗が出る。
畑の中に、衾田陵(13時40分ごろ)。継体天皇の皇后、手白香皇女を葬る。宮内庁の看板がある。
長岳寺(14時40分ごろ)。ここも空海が建てた寺。境内に遍路道。ちょっと歩いてみる。山門などは大きなものではないが、歴史を感じられる。
崇神天皇陵(15時分ごろ)と景行天皇陵(15時20分ごろ)。二つの大きな天皇陵。お堀の向こうに木が生い茂る小山。この辺りは古墳の宝庫ですね。
相撲神社。相撲発祥の地らしいのですが、山の辺の道から500bぐらい離れた場所なので、今回は諦めます。だんだん時間が厳しくなってきた。
桧原神社(16時ごろ)。境内はきれいに小石を敷き詰められている。暗くなり始めた山道をラストスパート。
狭井神社(16時40分ごろ)。ポリタンクを運ぶ人に出会う。何だろうと思っていたが、この神社では名水が出るらしい。私も空いたペットボトルに神水を頂きました。
大神神社(17時ごろ)に到着。日暮れまでに、と思っていたが、ぎりぎり間に合わなかった。本殿の前では巫女さんが片付けを始めていた。三輪山を御神体とする古代信仰を伝える神社。私の他にも参拝者がぽつり、ぽつり。
三輪駅近くの寿司屋?で本場のにゅうめんを食べる。700円の観光地価格だけど、疲れた体に優しい味。
17時40分ぐらい、出発から7時間弱で、やっと三輪駅にゴールイン。距離は十数`。今回、履いた靴が足に合わなくてマメが出来てしまった。途中から痛みはなくなったけど。適度に人に会う(全く人がいないと不安になる)気持ちいい道。舗装されたところが多いし、特別に「古代の道」を意識することはなかった(笑)。まあ、結構頑張って歩いたので、周りをゆっくり見る余裕がなかったからかもしれませんが。写真を撮りながら進んだので、思った以上に時間がかかったが、ほとんど迷うことはない。あまり下調べしなくても歩ける、いいハイキングコースです。
電車まで時間があったので、暗い中、10分くらい近くをブラブラ。三輪には古い町並みが残ってますね。 午後7時ごろ奈良に戻る。夕飯を食べたり土産を探したりして2時間滞在。京都のホテルに帰ったのは11時過ぎになった。さすがに疲れた。コンビニで買った京都限定の地ビール「平安神宮」で一杯。うーん、普通…
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今日撮った写真は「My写真庫」に
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