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2007年5月19日(土)
ルート66をゆく アメリカの「保守」を訪ねて(松尾理也)

『五大湖のほとりシカゴから西海岸サンタモニカまで米国の真ん中を横断する「ルート66」。そこは米国内の典型的「保守」層が占める地であった―』

イラク戦争を引き起こした挙句、泥沼に苦しむブッシュ大統領を評価することはできない。そのブッシュ大統領を選んだのがアメリカの「保守」だと思っていた。もちろんブッシュ大統領も「保守」だろうと。

ところが、アメリカの「保守」から見れば、ブッシュは「リベラル」ということになるらしい。ブッシュは大統領選戦略で保守票の取り込みに成功しただけであって、決して保守層から全面的に支持されているわけではない。一時話題になったネオコンも保守の“傍流”のようだ。

それではアメリカの「保守」とは? ニューヨーク、ワシントン、ロサンゼルスではなく、中西部に住み、教会に通い、つつましい生活を送る人々こそ“本当のアメリカ”人だ。ちょっと内向き過ぎるのでは、と思えるほど。遠くアラブまで手を出すブッシュ政権とは相容れるはずもない。

読み始めてから気付いたのだが、筆者は産経新聞の記者。この本は新聞の連載に加筆したもの。登場人物の選び方も予備知識があってのものだろう。「ルート66旅行記」的なものを期待していたが、これはこれでアメリカの今を感じることが出来た。
(新潮文庫、700円+税)




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