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『それにしても「これからわたしはどうするんだろう」というのが、四十三日目の朝日をみつめながら思ったことです。歩いているうちになにかみえてくるんじゃないか、といった友人もいましたが、なんにもみえてきませんでした。でも、とても元気で明るいのです。それで十分です。また今日も歩こう、前に進もう、それあるのみ』
信仰心があろうがなかろうが、遍路に対する知識を持ち合わせていようがいまいが、旅に出てしまえば関係ないのかも。小学校の先生を辞めて遍路に出た筆者。17年間働いたということは、それなりの年齢だっただろうし、遍路の後は作家などとしてやっていく勝算があったのだろうか。「遍路に出ますから2ヶ月休みを下さい」なんて簡単に出来ないし、まして会社を辞めるなんて… 筆者が今、何をしているのか、ちょっと気になる。
結局どうやって最初の一歩を踏み出すか、なのですね。この本は徳島から高知、愛媛、香川へと続く旅を順序通りに追っているので、歩き遍路がどんなものなのか、感じることができる。
(日文新書、705円+税)
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